JP3542178B2 - 検眼装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、視標呈示装置を検眼テ−ブル上に搭載した検眼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視力検査装置は、裸眼または矯正された被検眼に検査用視標を呈示する装置であるが、検査用視標は被検眼から所定の検眼距離にあるように設計される。検眼距離には遠用距離・近用距離・中間距離があるが、この検眼距離は実際の直線距離または光学的距離として確保される。
被検眼が装置内部を覗き見る方式のものでは、同一の装置内に遠用距離・近用距離・中間距離と光学的に検眼距離を変えて検査用視標を被検眼に呈示する装置が知られている。
器械近視を避けるために自然視に近い状態で検査する装置では、遠用距離や近用距離の各検査用視標は通常別個な呈示機構により呈示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
被検眼が装置内部を覗き見る方式の装置は、コンパクトな装置であるという利点を持つが、器械近視の影響により測定精度に問題がある。
遠方や近方の各検査用視標を別個な呈示機構により呈示する装置は、日常的な視環境に近い状態での遠方視力検査ができる反面、操作が煩雑でかつ大型な装置になるという欠点がある。
【0004】
本発明の目的は、器械近視の影響を小さく抑えることができるとともに、使い勝手の良い検眼装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有することを特徴とする。
(1) 検眼テーブルを挟んで被検者と検者が対座して被検眼の検査を行う検眼装置において、1つの筐体内に検眼距離の異なる複数種の視標を配置し、各視標を各検眼距離に対応させてそれぞれ異なる光路で被検眼に向けて投影する視標呈示装置と、該視標呈示装置を遠用検査時の被検眼の視線方向に沿って移動可能に載置する視標テーブルと、コントロールユニットを載置する載置台を持ち、テーブルに固定された支持アームに対して移動可能に載置台を保持するコントロールユニット移動手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
(2) 検眼テーブルを挟んで被検者と検者が対座して被検眼の検査を行う検眼装置において、1つの筐体内に複数種の視標を配置し、視標を所定の検眼距離に対応させて被検眼に向けて投影する視標呈示装置と、コントロールユニットを載置し移動する載置台であって、テーブルに固定された支持アームに、コントロールユニットが載せられる保持板に取り付けられた保持板アームを移動可能に保持するとともに、保持板の下側にローラが設けられたコントロールユニット載置台と、を備えることを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は実施例の装置を上から見た図、図2は検者の左側から見た側面図、図3は被検者側からみた図である。
本実施例の検眼装置は、被検者と検者との間に配置される第1検眼テ−ブル1、自覚的な屈折力測定装置2、他覚的な自動屈折力測定装置3、視標呈示装置4、屈折力測定装置2及び視標呈示装置4を操作するためのコントロ−ルユニット5、視標呈示装置4搭載用の第2検眼テ−ブル6から構成される。
図において、10は被検者、10aは被検眼、11は検者をそれぞれ示す。被検者10と検者は検眼テ−ブル1を挟んで位置する。1aは検眼テ−ブル1の天板である。
【0009】
第1検眼テ−ブル1には被検眼10aの視線方向に伸びる天板6aを備えた第2検眼テ−ブル6が隣接し、図1のようにL字型に連結されている。第1検眼テ−ブル1と第2検眼テ−ブル6の連結は、第2検眼テ−ブル6側のベ−ス12から伸びる支柱13に固着された連結板14に第1検眼テ−ブル1の天板1aの端部を載せ、ビス等により連結固定する。検眼テ−ブル1と検眼テ−ブル6は一体型のものであっても良いが、運搬や移動には実施例のように分離型のほうが有利である。
【0010】
第1検眼テ−ブル1にはポ−ル20が固設され、ポ−ル20は軸21を軸方向に移動可能に支持する。軸21は屈折力測定装置2を吊り下げ保持するためのア−ム22を支持する。ア−ム22はポ−ル20の軸回りに回旋可能であり、これにより自覚的屈折力測定装置2は測定位置と退避位置との間を旋回する。
【0011】
第2検眼テ−ブル6には検眼レンズやその他検眼に使用する小物等を収納する多数の引き出し25が設けられている。引き出し25は検者の横に引き出されるように配置してあり、これにより検者は測定場所を移動することなく引き出し内部のものを取り出すことができる。
【0012】
第2検眼テ−ブル6の上には視標呈示装置4が配置されるが、視標呈示装置4の構造を次に説明する。視標呈示装置4は図4に示すように、その筐体内に検査用視標(遠方視標 5m、中間視標 50cm、近方視標 30cm)、光学素子(ミラ−、凹面鏡、ビ−ムスプリッタ)を持つ。視標板30aに描かれた遠方視用視標は視標ランプ31aにより照明され、この視標光束はミラ−32により上方に反射され、ビ−ムスプリッタ33を透過した後、凹面ミラ−34で反射する。凹面ミラ−34は検眼距離をほぼ無限遠に延長する。凹面ミラ−34で反射された光束はビ−ムスプリッタ33で反射され、窓35を介して被検眼に入射する。遠用検査では、被検者への圧迫感や機械近視の発生を抑えて精度良く検査するために、装置と被検眼は1mほどの距離離す。
【0013】
視標板30bに描かれた中間視標は視標ランプ31bに照明され、視標板30cに描かれた近方視標は視標ランプ31cに照明される。中間視用検査及び近用検査では、装置と被検眼は検眼距離がそれぞれ50cm及び30cmとなるように近付ける。なお、この視標呈示装置4の光学系は、本出願人による特願平6−29074に詳細に記載されているものと基本的には同じであるのでこれを援用し、ここではその説明を省略する。
【0014】
視標呈示装置4は被検眼の視線方向に沿って移動し、遠用検査と中間視用検査(及び近用検査)ではその位置を変える。視標呈示装置4を移動する構成は図5に示されている。36は視標呈示装置4を載置するトレイであり、トレイ36にはトレイア−ム36aが固着され、トレイア−ム36aは検眼テ−ブル6の天板6aの側面を回り込み、天板6aの裏側にある移動ガイド37に連結している。移動ガイド37は天板6aの案内溝38に沿って移動可能であり、またトレイ36の底部にはロ−ラ39が配置されているので、トレイ36は移動ガイド37及び案内溝38に案内され、天板6a及び天板1a上を被検眼の視線方向に沿って移動する。トレイア−ム36aの内側には送信ケ−ブルや電源ケ−ブルが保持されており、ケ−ブルを外部に露出しない。
【0015】
この構成により、視力検査装置4は遠方視用視標を呈示するときの最奥位置と、中間視及び近方視用視標を呈示するときの被検眼眼前近くの位置(図1上の点線で示す位置)との間を移動できる。なお、トレイ36は遠方視力測定位置と近方視力測定位置においては不図示のロック機構により固定される。
自動屈折力測定装置3もトレイ36と同じ移動機構を持つトレイ50に載置され、天板1a上を測定位置と退避位置との間で移動する。
【0016】
さらに、コントロ−ルユニット5は載置台40に載置され、天板1a及び天板6a上を移動する。図6は載置台40の機構を説明するための図である。41はコントロ−ルユニット5を保持する保持板であり、保持板41には保持板ア−ム42が伸びている。43は連結板19の下部に取り付けられた支持ア−ムであり、支持ア−ム43の突出部43aには保持板ア−ム42が回旋可能に支持されている。保持板41の下部にはロ−ラ44が設けられており、ロ−ラ44が転動することにより保持板41は突出部43aを中心にして天板1a及び天板6a上を移動する。
【0017】
以上のような構成の装置において、視標呈示装置4を使用した検眼動作を中心に説明する。
被検者の遠方視力検査を行う場合は、視標呈示装置4を第2検眼テ−ブル6の最奥に位置させる。検者がコントロ−ルユニット5を操作して視標板30a及び視標ランプ31aを駆動し遠方視用視標を呈示すると、被検眼は正面前方に視標を見ることができる。検者はコントロ−ルユニット5を操作して所望の視標を切換え呈示し、遠方視力の検査を行う。
自覚的屈折力測定装置2を使用した遠方視力の矯正検査は、自覚的屈折力測定装置2をア−ム22とともに回転させ、被検眼眼前にその検査窓を位置させる。検査は、コントロ−ルユニット5を操作して自覚的屈折力測定装置2及び視標呈示装置4を駆動して行う。
【0018】
次に、近方(または中間)視力検査を行う場合は、自覚的屈折力測定装置2を退避位置まで旋回する。検者は突出部43aを中心に保持板41を回旋させ、コントロ−ルユニット5を第1検眼テ−ブル1上に移動する。次に、トレイ30のロック機構を解除して視標呈示装置4を被検眼眼前の位置まで移動する。このときコントロ−ルユニット5が検眼テ−ブル6上に置かれている場合は、トレイ30の移動によりコントロ−ルユニット5の載置台40が押され、コントロ−ルユニット5は検眼テ−ブル1側に移動する。
【0019】
続いて、検者はコントロ−ルユニット5を操作して視標呈示装置4の視標を近方・中間視標に切換える。視標板30bに描かれた近方視標は視標ランプ31bに,視標板30cに描かれた近方視標は視標ランプ31cにそれぞれ照明され、被検眼に呈示される。被検者は視線を動かすだけで、視標呈示装置4の窓から近方・中間視標を見ることができる。
【0020】
なお、自動屈折力測定装置3による検査を行う場合は、視標呈示装置4は検眼テ−ブル6の最奥に位置させておき、自動屈折力測定装置3をトレイ50とともに被検者の前に移動させて他覚屈折検査を行う。このときコントロ−ルユニット5が検眼テ−ブル1に置かれていた場合でも、載置台40の移動機構によりコントロ−ルユニット5は検眼テ−ブル6側に押されて移動し、検査の邪魔になることはない。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の検眼装置によれば遠用視力検査において装置と被検眼の距離を十分確保できるので、器械近視の影響を小さく抑えることができるとともに検眼機器のコントロール部も移動可能としたので、操作性に優れた検眼装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置を上から見た図である。
【図2】実施例の装置を検者の左側から見た側面図である。
【図3】実施例の装置を被検者側からみた図である。
【図4】視標呈示装置4の構造を説明するための図である。
【図5】視標呈示装置4を移動する構成を示した図である。
【図6】載置台40の機構を説明するための図である。
【符号の説明】
1 第1検眼テ−ブル
4 視標呈示装置
5 コントロ−ルユニット
6 第2検眼テ−ブル
36 トレイ
Claims (2)
- 検眼テーブルを挟んで被検者と検者が対座して被検眼の検査を行う検眼装置において、1つの筐体内に検眼距離の異なる複数種の視標を配置し、各視標を各検眼距離に対応させてそれぞれ異なる光路で被検眼に向けて投影する視標呈示装置と、該視標呈示装置を遠用検査時の被検眼の視線方向に沿って移動可能に載置する視標テーブルと、コントロールユニットを載置する載置台を持ち、テーブルに固定された支持アームに対して移動可能に載置台を保持するコントロールユニット移動手段と、を備えることを特徴とする検眼装置。
- 検眼テーブルを挟んで被検者と検者が対座して被検眼の検査を行う検眼装置において、1つの筐体内に複数種の視標を配置し、視標を所定の検眼距離に対応させて被検眼に向けて投影する視標呈示装置と、コントロールユニットを載置し移動する載置台であって、テーブルに固定された支持アームに、コントロールユニットが載せられる保持板に取り付けられた保持板アームを移動可能に保持するとともに、保持板の下側にローラが設けられたコントロールユニット載置台と、を備えることを特徴とする検眼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26097794A JP3542178B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 検眼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP26097794A JP3542178B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 検眼装置 |
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JPH0898801A JPH0898801A (ja) | 1996-04-16 |
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JP26097794A Expired - Fee Related JP3542178B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 検眼装置 |
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JP7099855B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-07-12 | 株式会社トプコン | 視標呈示装置 |
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1994
- 1994-09-30 JP JP26097794A patent/JP3542178B2/ja not_active Expired - Fee Related
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