JP3541430B2 - 瓦焼成用棚板 - Google Patents

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泰宏 篠田
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、桟瓦とのし瓦のいずれにも使用することができる瓦焼成用棚板に関するものでである。
【0002】
【従来の技術】
瓦の焼成には、従来から耐火物製の瓦焼成用棚板が使用されているが、このうち桟瓦焼成用棚板としては、例えば実公平4−34397号公報に示されるように、桟瓦の端部に設けられている一対の爪の部分を含む幅広い部分を面で受ける構造としたものが普通であり、一方、のし瓦焼成用棚板としては、独立した2本の突条のみによって両端部付近を支持するようにしたものが普通である。そして桟瓦とのし瓦は外寸が異なることもあり、共通の瓦焼成用棚板は使用されていないというのが現状である。従って、従来は桟瓦の焼成とのし瓦の焼成は焼成台車上における棚組を組み換えて行う必要があり、この結果、多くの手数を要するという問題点があった。
【0003】
更には、従来の瓦焼成用棚板によりいぶし桟瓦や陶器桟瓦等を焼成する場合には、桟瓦の端面が棚板と幅広い面において密着するため、桟瓦の棚板との接触部分へのガスのまわりが悪くなり、焼きむらが生じ易いという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点をなくし、棚組の組替えなしで桟瓦とのし瓦のいずれをも焼成することができ、しかも焼きむらの減少を図ることができる瓦焼成用棚板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の瓦焼成用棚板は、桟瓦のきき幅とほぼ等しい幅を持つ棚板に上面が平らな4本の突条を形成した瓦焼成用棚板であって、中央の2本の突条は桟瓦の2本の爪を支持することができる位置に設けられ、また片側から3本の突条はのし瓦の両端からやや内寄りの部分と中央部の3点を支持することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
この瓦焼成用棚板は、従来品と同様にその上面に多数枚の瓦を立てて焼成を行うものであるが、本発明の瓦焼成用棚板は桟瓦のきき幅とほぼ等しい幅を持ち、しかも中央の2本の突条は桟瓦の2本の爪を支持することができる位置に設けられているので、桟瓦を焼成するときには中央の2本の突条が桟瓦の2本の爪を支持し、両側の2本の突条が桟瓦の両端部を支持することとなり、これにより従来の広い支持面で受けていた棚板と同等以上の安定性を得ることができる。
【0007】
また、本発明の瓦焼成用棚板によりのし瓦を焼成する場合には、片側から3本の突条にのし瓦の両端からやや内寄りの部分と中央部の3点を支持させることができ、やはり安定性よくのし瓦の焼成を行うことができることとなる。なお、桟瓦とのし瓦のいずれについても、本発明の瓦焼成用棚板を使用すればガスのまわりがよく、焼きむらを生ずることなく焼成することができる。
【0008】
このように、本発明の瓦焼成用棚板は桟瓦とのし瓦のいずれをも焼成することができるので、台車の棚組の組み換えを必要とせず、自動化された製造ラインにおいて桟瓦とのし瓦の両方を生産する場合にきわめて有利なものである。
【0009】
【実施例】
次に、本発明を図示の実施例について詳細に説明する。
図1は実施例の瓦焼成用棚板の斜視図であり、全体は瓦の焼成温度に耐えるシリカ−アルミナ質や炭化珪素質等の耐火物により構成されている。
ここで棚板1の幅W1 は、図3に明示されるように桟瓦2のきき幅W2 とほぼ等しく形成されており、実施例ではJIS の五三A判に対応させて260mm に設定されている。なお、棚板1の寸法は瓦の判が変わればそれに応じて変わることは勿論である。
【0010】
前記の棚板1の上面には、上面が平らな4本の突条3、4、5、6が棚板1の全長にわたって平行に形成されており、それらの突条3、4、5、6の間は凹溝7、8、9とされている。そして、その間の段差Hはガスのまわりを良くするよう少なくとも5mm以上あり、実施例においてはその段差Hは10mmに設定されている。
【0011】
これらの4本の突条3、4、5、6の幅及び間隔は同一ではなく、次のように設定されている。まず中央の2本の突条4、5は、図3、図5に示されるように桟瓦2を載せたときに桟瓦2の裏面に突設された2本の爪10、10を支持することができる位置に設けられている。実施例では突条4の幅は35mm、突条5の幅は30mm、その間の凹溝8の幅は45mmである。この結果、桟瓦2は中央の2本の突条4、5に2本の爪10、10を支持され、またその両端部を両側の2本の突条3、6により支持された状態でこの棚板1の上に立てられることとなる。
【0012】
このような4点支持の状態は従来の広い面で受けていた場合よりも不安定であるかのように見えるが、本発明者が確認したところによれば、従来においても実際には桟瓦2と棚板との接触は面接触ではなく、爪10の部分と両端部において点接触で支えられていたのであり、本発明のような支持方法を採用しても従来と同等以上の安定性を得られることが確認できている。
【0013】
しかも、このように支持された桟瓦2の下面には凹溝7、8、9が形成されているため、ガスがまわり易く、桟瓦2の下面における焼きむらの発生を抑制することができる。
【0014】
また図2、図4に示されるように、片側から3本の突条3、4、5はのし瓦11の両端からやや内寄りの部分と中央部の3点を支持することができる位置に設けられている。このためには突条3と突条5の外側間の幅W3 をのし瓦11の幅W4 よりも30〜50mm程度狭く形成しておくことが好ましい。これによってのし瓦11は3点において安定に支持されるとともに、両端部は突条3、5よりも外側に突出した状態となり、焼きむらを防止することができる。なお、このような支持方法を可能とするため、実施例では突条5、6間の凹溝9の幅は50mmと他の凹溝よりも広くしてある。
【0015】
このように、本発明の瓦焼成用棚板は桟瓦2とのし瓦11のいずれをも焼成することができ、台車の棚組を換える必要がないため、自動化された瓦製造ラインにおいて、桟瓦2とのし瓦11を容易に製造することができることとなる。
なお、図4、図5に示すように、凹溝7、8、9の端部に孔12を設けておき、倒れ防止用の棒を差し込むことができるようにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の瓦焼成用棚板は突条の配置を工夫したことにより、棚組の組替えなしで桟瓦とのし瓦のいずれをも焼成することができ、しかも焼きむらをなくすることができるものであり、特に自動化された瓦製造ラインに適用するに適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の瓦焼成用棚板の斜視図である。
【図2】のし瓦を載せた状態の正面図である。
【図3】のし瓦を載せた状態の平面図である。
【図4】桟瓦を載せた状態の正面図である。
【図5】桟瓦を載せた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 棚板
2 桟瓦
3 突条
4 突条
5 突条
6 突条
7 凹溝
8 凹溝
9 凹溝
10 爪
11 のし瓦
12 孔

Claims (1)

  1. 桟瓦(2) のきき幅とほぼ等しい幅を持つ棚板(1) に上面が平らな4本の突条(3) 、(4) 、(5) 、(6) を形成した瓦焼成用棚板であって、中央の2本の突条(4) 、(5) は桟瓦(2) の2本の爪(10)、(10)を支持することができる位置に設けられ、また片側から3本の突条(3) 、(4) 、(5) はのし瓦(11)の両端からやや内寄りの部分と中央部の3点を支持することができる位置に設けられたことを特徴とする瓦焼成用棚板。
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