JP3540700B2 - 両面兼用印刷機の反転胴装置 - Google Patents

両面兼用印刷機の反転胴装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面兼用印刷機に装備された反転胴装置に関し、特に、裏爪装置の使用・不使用を検知するための検知器及び非接触センサを有する両面兼用印刷機の反転胴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4,図5は、従来の両面兼用印刷機の反転胴装置を示す図であり、図4は反転胴装置を示す模式図、図5は反転胴装置の爪装置を説明する図である。なお、これらの図中において、破断状態を示すハッチングは省略する。
図4に示すように、反転胴装置は、反転胴1,反転倍胴51,中間胴25をそなえ、2つの印刷ユニット100A,100Bの間に装備される。各印刷ユニット100A,100Bは圧胴71,ゴム胴81,版胴82によって構成され〔図4中では図4(a)に下流側の印刷ユニット100Bについてのみ詳細を示すが、図4(b)中では、ゴム胴81,版胴82の図示を省略している〕、枚葉印刷機等においてインキ色毎に印刷用紙4の進行方向に並設されている。
【0003】
反転胴装置は、両面印刷時には上流側の印刷ユニット(二点鎖線でその圧胴71の一部のみ図示)100Aから下流側の印刷ユニット100Bへ印刷用紙4の表裏を反転させながら受け渡し、片面印刷時には上流側の印刷ユニット100Aから下流側の印刷ユニット100Bへ印刷用紙4の表裏を反転せずに受け渡すように機能する。
【0004】
なお、ゴム胴81,版胴82,反転胴1,中間胴25はすべて同一の径の胴であり、圧胴71,反転倍胴51はゴム胴81,版胴82,反転胴1,中間胴25の2倍の径を有する。
版胴82は、その外周面に印刷用の版(刷版)83が装着され、ゴム胴81と接線50Aにおいて接し、ゴム胴81に印刷絵柄を転写するように配設されている。このゴム胴81は、胴周上の接線50Aとは別の接線50Bにおいて圧胴71と接し、この接線50Bにおいて、上流側から圧胴71の外周面に沿って移送される印刷用紙4に所定の色の印刷が施される。
【0005】
胴周上の別の接線50Fにおいてこの上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71には、中間胴25が接している。そして、反転胴装置の反転胴1と反転倍胴51とは接線50Cにおいて互いに接するように配置され、反転倍胴51は、胴周上の別の接線50Dにおいて中間胴25と接している。また、反転胴1は、反転倍胴51とは反対側の接線50Eにおいて下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71とも接するように配設されている。
【0006】
上述したすべての胴、すなわち、圧胴71,ゴム胴81,版胴82,反転胴1,反転倍胴51,中間胴25はいずれも回転軸が互いに平行になるように配置され、図示しない印刷機本体のフレームに軸支されており、例えば隣接する胴同士が図示しないギヤを介してそれぞれ接続されることにより、各胴が互いに等しい周速で同期回転するように連結されている。
【0007】
ところで、圧胴71,反転胴1,反転倍胴51,中間胴25の外周上にはそれぞれ、上流側から搬送されてきた印刷用紙4を下流側に受け渡すための爪装置78,110,58,68が、各胴のフレームに配設されたそれぞれの爪軸に軸支されている。
すなわち、圧胴71の外周上には、一対のくわえ爪78aと爪座78bとからなる爪装置78が、圧胴71外周上で互いに等間隔となる2箇所に配設されている(ただし、図4中では、一方の爪装置78のみ図示する)。これらの爪装置78では、くわえ爪78aおよび爪座78bが圧胴71の回転軸と平行な爪軸78cによってそれぞれ軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪78aと爪座78bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸78cは圧胴71のフレームに支持されている。
【0008】
また、反転倍胴51の外周上には、一対のくわえ爪58aと爪座58bとからなる爪装置58が、反転倍胴51外周上で互いに等間隔となる2箇所に配設されている。これらの爪装置58では、くわえ爪58aと爪座58bは反転倍胴51の回転軸と平行な爪軸58cによってそれぞれ軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪58aと爪座58bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸58cは、反転倍胴51のフレームに支持されている。
【0009】
さらに、中間胴25の外周上には、一対のくわえ爪68aと爪座68bとからなる爪装置68が配置されている。この爪装置68では、くわえ爪68aと爪座68bは、中間胴25の回転軸と平行な爪軸68cによって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪68aと爪座68bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。この爪軸68cは、中間胴25のフレームに支持されている。
【0010】
また、図4,図5に示すように反転胴1の外周上には一対の表爪装置2と裏爪装置3とからなる爪装置110が配設されている。表爪装置2は、一対のくわえ爪2aと爪座2bとで構成され、裏爪装置3は、一対のくわえ爪3aと爪座3bとで構成されている。表爪装置2は反転胴1の回転軸と平行な爪軸21によって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪2aと爪座2bとが印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。また、裏爪装置3は反転胴1の回転軸と平行な爪軸22によって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪3aと爪座3bが印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸21および爪軸22は、反転胴1のフレームに支持されている。
【0011】
これらの表爪装置2と裏爪装置3とは、図5(a)に示すように両者が互いに外向する姿勢(外向姿勢)と、図5(b)に示すように両者が互いに内向する姿勢(内向姿勢)との間で回動可能に構成されている。このとき、表爪装置2は爪軸21を中心に、裏爪装置3は爪軸22を中心にそれぞれ回動するようになっている。
【0012】
なお、裏爪装置3は両面印刷時においてのみ使用され、片面印刷時には外向姿勢で格納状態(不使用状態)となるように構成されている。
そして、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に設けられた爪装置78(図示略)が接線50Fの位置に来ると、中間胴25の爪装置68もこの接線50Fの位置に来るように設定されている。また、中間胴25の爪装置68が接線50Dの位置に来ると、反転倍胴51の爪装置58もこの接線50Dの位置に来るように設定されている。
【0013】
さらに、反転倍胴51の爪装置58が接線50Cの位置に来ると、反転胴1の表爪装置2もこの接線50Cの位置に来るように設定されている。また、反転胴1の表爪装置2が接線50Eの位置に来ると、下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に設けられた爪装置78もこの接線50Eの位置に来るように設定されている。さらに、反転倍胴51の爪装置58がくわえた印刷用紙4の末端部4bが接線50Cの位置に達したときに、反転胴1の裏爪装置3もこの接線50Cの位置に来るように設定されている。
【0014】
ところで、表爪装置2を支持する爪軸21には、表爪装置2を外向姿勢と内向姿勢の間で回動させたり、外姿勢のままの状態を保持するための、図示しない回動装置が接続されている。この回動装置は、カムなどの機構により表爪装置2の使用,不使用状態に対応するような爪軸21の状態を作り出している。同様に、裏爪装置3を支持する爪軸22には、裏爪装置3を外向姿勢と内向姿勢の間で回動させたり(使用状態)、外姿勢のまま不使用状態(格納状態)としたりするための、図示しない回動装置が接続されている。
【0015】
これによって、両面印刷時には、表爪装置2及び裏爪装置3に作用し、いずれも外向姿勢と内向姿勢との間で回動して、表爪装置2と裏爪装置3との間で印刷用紙4の受け渡しができるようになっている。また、片面印刷時には、表爪装置2及び裏爪装置3がいずれも外向姿勢の状態に保持され、裏爪装置3は使用せず表爪装置2のみを作動させて上流側の胴(即ち、反転倍胴)51と下流側の胴(即ち、圧胴)71との間で印刷用紙4の受け渡しを行なうようになっている。
【0016】
従って、図示しない給紙装置から1枚ずつ送り込まれた印刷用紙4は、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71で印刷を施された後この圧胴71と中間胴25との接線50Fにおいて圧胴71外周の爪装置(図示省略)78が把持している印刷用紙4の先端部4aを中間胴25の爪装置68が把持する。これと連動して圧胴71の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は先端部4aを爪装置68に把持されて中間胴25の周上に巻き付きながら搬送される。この受け渡しにより印刷用紙4の表裏が反転する。反転倍胴51との接線50Dにおいて、中間胴25外周の爪装置68が把持している印刷用紙4の先端部4aを反転倍胴51の爪装置58が把持する。これと連動して中間胴25の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は先端部4aを爪装置58に把持されて反転倍胴51の周上に巻き付きながら搬送される。この反転倍胴51への受け渡しによって印刷用紙4は表裏が反転される。
【0017】
ここで、印刷用紙4を両面印刷する場合には、裏爪装置3が外向姿勢と内向姿勢との間で回動するとともに、表爪装置2が裏爪装置3と連動して外向姿勢と内向姿勢との間で回動して、印刷用紙4が裏爪装置3から表爪装置2に受け渡される。
このため、接線50Cにおいて図4(a)に示すように反転胴1の裏爪装置3が印刷用紙4の末端部4bを把持し、これと連動して反転倍胴51の爪装置58が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4が反転倍胴51から反転胴1に受け渡される。その後、表爪装置2と印刷用紙4の末端部4bを把持した裏爪装置3とが、図5(a)に示す外向姿勢から、図5(b)に示す内向姿勢となって、表爪装置2が印刷用紙4の末端部4bを把持するとともに裏爪装置3が印刷用紙4の末端部4bを解放して、印刷用紙4を裏爪装置3から表爪装置2に受け渡す。
【0018】
その後、印刷用紙4の末端部4bを把持した表爪装置2と印刷用紙4の末端部4bを解放した裏爪装置3とは、再び外向姿勢となる。この動作によって印刷用紙4は、前後が反転される。すなわち、裏爪装置3が把持していた印刷用紙4の末端部4bは、進行方向先端部4aとして表爪装置2に把持されて反転胴1に巻き付きながら搬送されていく。この時、印刷用紙4の表裏は反転しない。
【0019】
また、印刷用紙4を片面印刷する場合には、裏爪装置3は外向姿勢の不使用状態(格納状態)に保持され、表爪装置2も外向姿勢に保持されて、表爪装置2により上流側の胴(即ち、反転倍胴)51から下流側の胴(即ち、圧胴)71へ印刷用紙4の受け渡しを行なう。そして、接線50Cにおいて反転倍胴51の爪装置58が把持する印刷用紙4の先端部4aを表爪装置2により把持し、これと連動して爪装置58が印刷用紙4の先端部4aを解放し、印刷用紙4が反転倍胴51から反転胴1に受け渡される。この時、印刷用紙4の表裏は反転する。
【0020】
その後、両面印刷,片面印刷ともに、反転胴1の表爪装置2に把持された印刷用紙4の先端部4aが圧胴71との接線50Eに到達すると圧胴71の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを把持し、これと連動して表爪装置2が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は反転胴1から圧胴71に受け渡される。この時、印刷用紙4の表裏は反転する。したがって、両面印刷時には、接線50F,50D,50Eにおける3回の反転により、下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に巻き付いた時には、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に巻き付いた時とは表裏が反転し、片面印刷時には、接線50F,50D,50C,50Eにおける4回の反転により下流側の下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に巻き付いた時には、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に巻き付いた時と表裏が同じになる。
【0021】
こうして、圧胴71の表面上に巻き付きながら搬送された印刷用紙4は、接線50Bにおいてゴム胴81から所定の印刷が施され次の印刷ユニットへ送られていく。このようにして、複数の印刷ユニットを経て、印刷用紙4に多色両面印刷あるいは、多色片面印刷が施されていく。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような両面印刷機の反転胴装置を適切に管理するためには、反転胴1の裏爪装置3が使用状態か不使用状態かを反転胴装置の外部にて監視することが必要になる。そこで、裏爪装置3の稼働停止状況を確認するための技術として、図6に示すような近接片29a,29bと近接スイッチ31a,31bとからなる検知装置30が考えられる。近接片29a,29bは互いに所定の角度をなして裏爪装置3の爪軸22に連動した軸10aに固設される。
【0023】
従って、これらの近接片29a,29bは、軸10aに連動した姿勢をとり、軸10aが時計回りに回転すると図6(a)に示すように、一方の近接片29aと近接スイッチ31aとが接近して対向し、軸10aが反時計回りに回転すると、図6(b)に示すように、他方の近接片29bと近接スイッチ31bとが接近して対向しうるように設定されている。もちろん、近接片29a,29bは反転胴1の内側に装備し、近接スイッチ31a,31bは近接片29a,29bに対して反転胴1の半径方向で反転胴1からわずかに外側に離れた位置に、ブラケット31cを介して装置フレーム部へ固設する。
【0024】
そして、反転胴装置の外部にある制御装置19へ配線42を介して近接スイッチ31a,31bからの信号が伝送されるようになっている。軸10aの回転によって、例えば近接片29aと近接スイッチ31aとが対向した時は裏爪装置3が使用状態であると検知することができ、近接片29bと近接スイッチ31bとが対向した時は裏爪装置3が不使用状態であると検知することができる。
【0025】
しかし、このような構成の検知装置30では、近接片29a,29bを回転する反転胴1内に設け、近接スイッチ31a,31bを反転胴1の外部に設け、しかも、これらの近接片29aと近接スイッチ31a,近接片29bと近接スイッチ31bとがそれぞれ微少な距離に接近しうるように配置することが必要になる。このため、近接片29a,29bが反転胴外周面1aから外側に出てしまう位相が発生してしまったり、検知装置30や反転胴1の構成要素を異常操作した場合、近接片29a,29b等が隣接する胴と干渉してしまい、胴の破損を招くおそれもある。また、検知装置30を正確に機能させるためには、近接片29a,29bと近接スイッチ31a,31bとを精度良く対向させる必要があり、反転胴1の停止精度を正確に設定しなければならず、調整に労力と時間を要するという課題もある。
【0026】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、反転胴の作動に支障を来たすことなく反転胴に装備された裏爪装置の状態を容易にかつ確実に確認できるようにして、品質精度及び生産性を向上させることができるようにした、両面兼用印刷機の反転胴装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、両面兼用印刷機に装備された反転胴と、該反転胴の外周に互いに対をなして装備された表爪装置及び裏爪装置からなる爪装置とをそなえ、両面印刷時には上記の表爪装置及び裏爪装置により印刷用紙を互いに受け渡すことによって該印刷用紙の表裏を反転させるための処理を行なう反転胴装置であって、該印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には該裏爪装置を使用状態とし該印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には該裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、該裏爪装置の使用・不使用を検出するために、該切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、該反転胴内に装備するとともに、該反転胴の内部に設置されて該動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、該反転胴の外部に設置され該送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、該動作検知器による検知信号を該反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備され、さらに、該非接触センサが、該反転胴の端部の軸心線上に配設されていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、両面兼用印刷機に装備された反転胴と、該反転胴の外周に互いに対をなして装備された表爪装置及び裏爪装置からなる爪装置とをそなえ、両面印刷時には上記の表爪装置及び裏爪装置により印刷用紙を互いに受け渡すことによって該印刷用紙の表裏を反転させるための処理を行なう反転胴装置であって、該印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には該裏爪装置を使用状態とし該印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には該裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、該裏爪装置の使用・不使用を検出するために、該切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、該反転胴内に装備するとともに、該反転胴の内部に設置されて該動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、該反転胴の外部に設置され該送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、該動作検知器による検知信号を該反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備され、さらに、一端を該切換機構に接続され他端をモータにより回転する軸に枢支されたリンク機構をそなえ、該作動片は該軸に固設されていることを特徴としている。
【0028】
請求項3記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、請求項2記載の装置において、該非接触センサが、該反転胴の端部に、該反転胴の軸心線方向に沿って配設されていることを特徴としている。
請求項4記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、請求項2記載の装置において、該非接触センサが、該反転胴の外周部に、該反転胴の半径方向に沿って配設されていることを特徴としている。
請求項5記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、請求項2〜4の何れか1項に記載の装置において、該リンク機構は、該軸と一体回転する第1レバーと、L字型に形成され該軸と該切換機構との中間部に該L字型の屈曲部を揺動自在に枢支された第2レバーと、一端部を該第1レバーの先端部に枢着され他端部を該第2レバーの両端部のうち該第1レバーに近い側の一端部に枢着されたリンク部材とをそなえ、該第2レバーの他端部に該切換機構が接続されていることを特徴としている。
請求項6記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置は、請求項5記載の装置において、該作動片がカムとして形成されるとともに、該動作検知器が、該カムに当接するリミットスイッチをそなえ、該カムと該リミットスイッチとの当接状態に基づいて該裏爪装置の使用・不使用を検知することを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態にかかる両面兼用印刷機について説明するもので、図1は本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置に設けられた動作検知器と非接触センサの概要を説明するための模式図、図2は本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置にかかるストッパ検知信号の伝送方法の一例を説明する模式図、図3は本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置に設けられたストッパ装置を説明するための模式図である。
【0030】
本実施形態の両面兼用印刷機の反転胴装置は、従来技術として説明した両面兼用印刷機の反転胴装置に裏爪装置の動作を検知するための動作検知器と、検知信号を反転胴装置の外部に伝送する手段としての非接触センサとを装備したものであり、それ以外の部分は従来技術と同様に構成されている。このため、ここでは、従来技術の説明で用いた図4,図5を流用して、本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置の全体構成について簡単に説明する。
【0031】
図4に示すように、反転胴装置は、反転胴1,反転倍胴51,中間胴25をそなえ、2つの印刷ユニット100A,100Bの間に装備される。各印刷ユニット100A,100Bは圧胴71,ゴム胴81,版胴82によって構成され〔図4において、図4(a)中に下流側の印刷ユニット100Bについてのみ詳細を示すが、図4(b)ではゴム胴81,版胴82についての図示は省略している〕、枚葉印刷機等においてインキ色毎に印刷用紙4の進行方向に並設されている。反転胴装置は、両面印刷時には上流側の印刷ユニット(二点鎖線でその圧胴71の一部のみ図示)100Aから下流側の印刷ユニット100Bへ印刷用紙4の表裏を反転させながら受け渡し、片面印刷時には上流側の印刷ユニット100Aから下流側の印刷ユニット100Bへ印刷用紙4の表裏を反転せずに受け渡すように機能する。
【0032】
なお、ゴム胴81,版胴82,反転胴1,中間胴25はすべて同一の径の胴であり、圧胴71,反転倍胴51はゴム胴81,版胴82,反転胴1,中間胴25の2倍の径を有する。
版胴82は、その外周面に印刷用の版(刷版)83が装着され、ゴム胴81と接線50Aにおいて接し、ゴム胴81に印刷絵柄を転写するように配設されている。このゴム胴81は、胴周上の接線50Aとは別の接線50Bにおいて圧胴71と接し、この接線50Bにおいて、上流側から圧胴71の外周面に沿って移送される印刷用紙4に所定の色の印刷が施される。胴周上の別の接線50Fにおいてこの上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71には、中間胴25が接している。そして、反転胴装置の反転胴1と反転倍胴51とは接線50Cにおいて互いに接するように配置され、反転倍胴51は、胴周上の別の接線50Dにおいて中間胴25と接している。また、反転胴1は、反転倍胴51とは反対側の接線50Eにおいて下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71とも接するように配設されている。
【0033】
上述したすべての胴、すなわち、圧胴71,ゴム胴81,版胴82,反転胴1,反転倍胴51,中間胴25はいずれも回転軸が互いに平行になるように配置され、図示しない印刷機本体のフレームに軸支されており、例えば隣接する胴同士が図示しないギヤを介してそれぞれ接続されることにより、各胴が互いに等しい周速で同期回転するように連結されている。
【0034】
ところで、圧胴71,反転胴1,反転倍胴51,中間胴25の外周上にはそれぞれ、上流側から搬送されてきた印刷用紙4を下流側に受け渡すための爪装置78,110,58,68が、各胴のフレームに配設されたそれぞれの爪軸に軸支されている。
すなわち、圧胴71の外周上には、一対のくわえ爪78aと爪座78bとからなる爪装置78が、圧胴71外周上で互いに等間隔となる2箇所に配設されている(ただし、図4中では、一方の爪装置78のみ図示する)。これらの爪装置78では、くわえ爪78aおよび爪座78bが圧胴71の回転軸と平行な爪軸78cによってそれぞれ軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪78aと爪座78bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸78cは圧胴71のフレームに支持されている。
【0035】
また、反転倍胴51の外周上には、一対のくわえ爪58aと爪座58bとからなる爪装置58が、反転倍胴51外周上で互いに等間隔となる2箇所に配設されている。これらの爪装置58では、くわえ爪58aと爪座58bは反転倍胴51の回転軸と平行な爪軸58cによってそれぞれ軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪58aと爪座58bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸58cは、反転倍胴51のフレームに支持されている。
【0036】
さらに、中間胴25の外周上には、一対のくわえ爪68aと爪座68bとからなる爪装置68が配置されている。この爪装置68では、くわえ爪68aと爪座68bは、中間胴25の回転軸と平行な爪軸68cによって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪68aと爪座68bとによって印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。この爪軸68cは、中間胴25のフレームに支持されている。
【0037】
また、図4,図5に示すように反転胴1の外周上には一対の表爪装置2と裏爪装置3とからなる爪装置110が配設されている。表爪装置2は、一対のくわえ爪2aと爪座2bとで構成され、裏爪装置3は、一対のくわえ爪3aと爪座3bとで構成されている。表爪装置2は反転胴1の回転軸と平行な爪軸21によって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪2aと爪座2bとが印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。また、裏爪装置3は反転胴1の回転軸と平行な爪軸22によって軸支され、図示しない駆動装置によって、くわえ爪3aと爪座3bが印刷用紙4を把持したり解放したりできるようになっている。これら2つの爪軸21および爪軸22は、反転胴1のフレームに支持されている。
【0038】
これらの表爪装置2と裏爪装置3とは、図5(a)に示すように両者が互いに外向する姿勢(外向姿勢)と、図5(b)に示すように両者が互いに内向する姿勢(内向姿勢)との間で回動可能に構成されている。このとき、表爪装置2は爪軸21を中心に、裏爪装置3は爪軸22を中心にそれぞれ回動するようになっている。
【0039】
なお、裏爪装置3は両面印刷時においてのみ使用され、片面印刷時には外向姿勢で格納状態(不使用状態)となるように構成されている。
そして、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に設けられた爪装置78(図示略)が接線50Fの位置に来ると、中間胴25の爪装置68もこの接線50Fの位置に来るように設定されている。また、中間胴25の爪装置68が接線50Dの位置に来ると、反転倍胴51の爪装置58もこの接線50Dの位置に来るように設定されている。さらに、反転倍胴51の爪装置58が接線50Cの位置に来ると、反転胴1の表爪装置2もこの接線50Cの位置に来るように設定されている。また、反転胴1の表爪装置2が接線50Eの位置に来ると、下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に設けられた爪装置78もこの接線50Eの位置に来るように設定されている。さらに、反転倍胴51の爪装置58がくわえた印刷用紙4の末端部4bが接線50Cの位置に達したときに、反転胴1の裏爪装置3もこの接線50Cの位置に来るように設定されている。
【0040】
ところで、表爪装置2を支持する爪軸21の一端には、表爪装置2を外向姿勢と内向姿勢との間で回動させたり、外姿勢のままの状態を保持するための、図示しない回動装置が固設されている。この回動装置は、例えば、カムなどの機構により表爪装置2の使用,不使用状態に対応するように爪軸21を回転駆動するようになっている。また、裏爪装置3を支持する爪軸22の一端には、裏爪装置3を外向姿勢と内向姿勢との間で回動させたり(使用状態)、外姿勢のまま不使用状態(格納状態)としたりするための、図示しない回動装置が固設されている。
【0041】
これらの回動装置によって、両面印刷時には、表爪装置2及び裏爪装置3は、それぞれ外向姿勢と内向姿勢との間で回動し、表爪装置2と裏爪装置3との間で印刷用紙4の受け渡しができるようになっている。また、片面印刷時には、裏爪装置3は回動装置により不使用状態とされ、表爪装置2は回動装置により外向姿勢とされて、この姿勢のまま上流側の胴(即ち、反転倍胴)51と下流側の胴(即ち、圧胴)71との間で印刷用紙4の受け渡しを行なうようになっている。
【0042】
また、本実施形態では、裏爪装置3の使用,不使用状態を確実に設定するために、図3に示すようなストッパ装置120を反転胴1内に装備している。この反転胴1に装備されたストッパ装置120は、片面印刷時に裏爪装置3を格納状態(外向姿勢)に固定して不使用とするためのものであり、具体的にはエアモータ9を駆動して軸10を図3(a)に矢印で示すように時計回りに回転させると、リンク機構140、即ち、第1レバー11,リンク14を介して第2レバー13が回転駆動され、溝13aとピン16とを通じてストッパ5が前方の回転板20の方に押し出される。
【0043】
これによって、ストッパ5の先端が格納状態位置にある回転板20の当接面20aに当接して回転板20の回転を規制して、回転板20と一体化した裏爪装置3の軸22を固定し、裏爪装置3を可動範囲の一端側である外向姿勢の不使用状態(格納状態)に固定させるように機能する。
又、エアモータ9を駆動して軸10を図3(b)に矢印で示すように反時計回りに回転させると、リンク機構140、即ち、第1レバー11,リンク14,第2レバー13に動力が伝搬しストッパ5が回転板20から引き戻される。これによって回転板20の固定状態が解除され、回転板20と一体化した裏爪装置3の軸22を自由に回転させる事が出来るようになる。
【0044】
なお、これらストッパ装置120の構成要素はすべて反転胴1外周面の内側にて作動するため、印刷用紙4の搬送には支障を来たさない。
本装置では、ストッパ装置120が軸10の回転をリンク機構140を介してストッパ5の直線運動に変換してストッパ5を進退駆動するので、ストッパ5により回転板20を強固に固定し易くなる。特に、固定時〔図3(a)参照〕には、リンク14が第2レバー13の回転方向に対して略直角な方向を向き、しかも、第1レバー11とリンク14とが略直線状になるので、リンク14により第2レバー13を回転させることが困難になって、リンク機構140は、ほぼロック状態となり、エアモータ9の力が弱くても、あるいは、エアモータ9の力を除去しても回転板20を確実に固定状態に保持しうる利点もある。なお、エアモータ9に代えて他の種類のモータ(例えば電動モータ)を使用することもできるが、この場合も上記同様の作用,効果が得られる。
【0045】
もちろん、ストッパ5,軸10,第1レバー11,ピン12,第2レバー13,リンク14,ブラケット15等のストッパ装置120関係の部材は、反転胴1の外周面上に突出しないように反転胴1の外周面の内側にて作動するように配設されている。
そして、このように構成されたストッパ装置120が裏爪装置3を使用状態、不使用状態にしている状況を検知するために、図1に示すような動作検知器7及び電磁結合方式の非接触センサ8が設けられており、動作検知器7にて検出し、非接触センサ8を介して反転胴装置の外部にて監視できるようになっている。
【0046】
動作検知器7は、リミットスイッチ7a,7bとカム6a,6bとから構成されており、ストッパ装置120の軸10の一端にカム6a,6bが固設されている。この軸10が回転することによってカム6aがリミットスイッチ7aを作動させ、または、カム6bがリミットスイッチ7bを作動させてON状態にできるようになっている。これらのリミットスイッチ7a,7bの信号は配線42Aを介して反転胴1の内側に装備された送信部8aに伝送されるようになっており、さらに、この送信部8aから反転胴1の外側に非接触で配設された受信部8bに伝送され、そして、配線42Bを介して反転胴装置の外部にある制御装置19に検知信号が送られるようになっており、制御装置19において裏爪装置3の使用,不使用状態が監視できるようになっている。
【0047】
この動作検知器7についてさらに説明する。なお、本実施形態の場合、裏爪装置3が使用状態の時にカム6aとリミットスイッチ7aが当接し、裏爪装置3が不使用状態の時にカム6bとリミットスイッチ7bが当接するように予め設定されているものとする。
エアモータ9により軸10を回転させて、裏爪装置3の爪軸22を使用状態とすると、軸10に固設されたカム6a,6bも同期回転し、カム6aの外周の凹所6cがリミットスイッチ7aの係合突起7cと係合して、リミットスイッチ7aがON状態となる。このON信号は配線42Aを介して非接触センサ8の送信部8aに伝送され、配線42Bを介して制御装置19にて裏爪装置3が使用状態であることが監視できるようになっている。
【0048】
また、エアモータ9により軸10を回転させて、裏爪装置3の爪軸22を不使用状態とすると、軸10に固設されたカム6a,6bも軸10と同期回転し、カム6bの外周の凹所6cがリミットスイッチ7bの係合突起7cと係合して、リミットスイッチ7bがON状態となる。このON信号は配線42Aを介して非接触センサ8の送信部8aに伝送され、配線42Bを介して制御装置19にて裏爪装置3が不使用状態であることが監視できるようになっている。
【0049】
なお、本実施形態において、非接触センサ8は、図2(a)に示すように、反転胴1の軸心線上に配設される。即ち、送信部8aは、反転胴回転軸1bの端部に反転胴1の軸心線上にブラケット17を介して固設され、受信部8bは、送信部8aからわずかに離れた反転胴回転軸1bの外側に送信部8aと対向するように配設させる。この受信部8bはブラケット18,23を介して、反転胴装置のフレーム35に固設されている。
【0050】
このような構成によって、本実施形態の非接触センサ8は、反転胴1が回転している間も常時、信号を検出できるようになっている。
上記の非接触センサ8は、一般的に複数の検出スイッチが接続でき、かつ、検出した信号を非接触で送受信できる機能を有している。この非接触センサ8は、種々の形式が製造販売されており、例えば、日本バルーフなどの製品がある。
【0051】
非接触センサ8の場合、従来の検知装置30を構成する近接片29a,29bと近接スイッチ31a,31bとの位置合わせに比べて、反転胴1の正確な停止精度が要求されない特性がある。
【0052】
本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置は、上述のように構成されているので、以下のように動作する。
図4に示すように、図示しない給紙装置から1枚ずつ送り込まれた印刷用紙4は、図示しない給紙装置から1枚ずつ送り込まれた印刷用紙4は、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71で印刷を施された後この圧胴71と中間胴25との接線50Fにおいて圧胴71外周の爪装置(図示省略)78が把持している印刷用紙4の先端部4aを中間胴25の爪装置68が把持する。これと連動して圧胴71の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は先端部4aを爪装置68に把持されて中間胴25の周上に巻き付きながら搬送される。この受け渡しにより印刷用紙4の表裏が反転する。反転倍胴51との接線50Dにおいて、中間胴25外周の爪装置68が把持している印刷用紙4の先端部4aを反転倍胴51の爪装置58が把持する。これと連動して中間胴25の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は先端部4aを爪装置58に把持されて反転倍胴51の周上に巻き付きながら搬送される。この反転倍胴51への受け渡しによって印刷用紙4は表裏が反転される。
【0053】
ここで、印刷用紙4を両面印刷する場合には、ストッパ装置120が爪軸22を解放し、裏爪装置3が外向姿勢と内向姿勢との間で回動するとともに、表爪装置2が裏爪装置3と連動して外向姿勢と内向姿勢との間で回動しながら、印刷用紙4が裏爪装置3から表爪装置2に受け渡される。そして、接線50Cにおいて図4(a)に示すように反転胴1の裏爪装置3が印刷用紙4の末端部4bを把持し、これと連動して反転倍胴51の爪装置58が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4が反転倍胴51から反転胴1に受け渡される。
【0054】
その後、表爪装置2と印刷用紙4の末端部4bを把持した裏爪装置3とが、図5(a)に示す外向姿勢から、図5(b)に示す内向姿勢となって、表爪装置2が印刷用紙4の末端部4bを把持するとともに裏爪装置3が印刷用紙4の末端部4bを解放して、印刷用紙4を裏爪装置3から表爪装置2に受け渡す。さらにその後、印刷用紙4の末端部4bを把持した表爪装置2と印刷用紙4の末端部4bを解放した裏爪装置3とは、再び外向姿勢となる。この動作によって印刷用紙4は、前後が反転される。すなわち、裏爪装置3が把持していた印刷用紙4の末端部4bは、進行方向先端部4aとして表爪装置2に把持されて反転胴1に巻き付きながら搬送されていく。この時、印刷用紙4の表裏は反転しない。
【0055】
また、印刷用紙4を片面印刷する場合には、接線50Cにおいて反転倍胴51の爪装置58が把持する印刷用紙4の先端部4aを表爪装置2により把持し、これと連動して爪装置58が印刷用紙4の先端部4aを解放し、印刷用紙4が反転倍胴51から反転胴1に受け渡される。この時、印刷用紙4の表裏は反転する。その後、両面印刷,片面印刷ともに、反転胴1の表爪装置2に把持された印刷用紙4の先端部4aが圧胴71との接線50Eに到達すると圧胴71の爪装置78が印刷用紙4の先端部4aを把持し、これと連動して表爪装置2が印刷用紙4の先端部4aを解放して、印刷用紙4は反転胴1から圧胴71に受け渡される。この時、印刷用紙4の表裏は反転する。したがって、両面印刷時には、接線50F,50D,50Eにおける3回の反転により、下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に巻き付いた時には、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に巻き付いた時とは表裏が反転し、片面印刷時には、接線50F,50D,50C,50Eにおける4回の反転により下流側の下流側の印刷ユニット100Bの圧胴71に巻き付いた時には、上流側の印刷ユニット100Aの圧胴71に巻き付いた時と表裏が同じになる。
【0056】
こうして、圧胴71の表面上に巻き付きながら搬送された印刷用紙4は、接線50Bにおいてゴム胴81から所定の印刷が施され次の印刷ユニットへ送られていく。このようにして、複数の印刷ユニットを経て、印刷用紙4に多色両面印刷あるいは、多色片面印刷が施されていく。
このようにして、印刷用紙4に両面又は片面への印刷が施されるが、この時、本反転胴装置に装備された動作検知器7と非接触センサ8とは以下のように動作する。
【0057】
印刷用紙4を両面印刷する時は、エアモータ9により軸10を図3(b)中で反時計回りに回転させてストッパ5を当接面20aに対して後退させると、裏爪装置3の爪軸22に固設された回転板20を回転できるように解放して爪軸22は使用状態となり、裏爪装置3が図示しない駆動機構によって外向姿勢と内向姿勢の間を回転できる。これによって、軸10に固設されたカム6a,6b(図1参照)も軸10と同期回転し、カム6aの外周の凹所6cがリミットスイッチ7aの係合突起7cと係合して、リミットスイッチ7aがON状態となる。このON信号は配線42Aを介して非接触センサ8の送信部8aに伝送され、配線42Bを介して制御装置19にて裏爪装置3が使用状態であることが監視できる。
【0058】
また、印刷用紙4を片面印刷する時は、エアモータ9により軸10を図3(a)中で反時計回りに回転させてストッパ5を当接面20aに対して前進させると、ストッパ5が裏爪装置3の爪軸22に固設された回転板20を固定し、裏爪装置3の爪軸22は不使用状態(格納状態)となる。これによって、軸10に固設されたカム6a,6bも軸10と同期回転し、カム6bの外周の凹所6cがリミットスイッチ7bの係合突起7cと係合して、リミットスイッチ7bがON状態となる。このON信号は配線42Aを介して非接触センサ8の送信部8aに伝送され、配線42Bを介して制御装置19にて裏爪装置3が不使用状態であることが監視できる。
【0059】
しかも、裏爪装置3の使用,不使用に応じて移動するカム6a,6bや係合突起7cは、反転胴外周面1aや端部よりも十分に内部に配置され、反転胴1の表面(反転胴1の端部等)に配置される非接触センサ8は単に信号を伝達するだけで、前述の検知装置30のように変位することはないので、裏爪装置3の動作検知のための装置が、反転胴1の外表面に突出して他の胴に干渉したりして反転胴1の作動に支障を来たすようなこともない。また、非接触センサ8は、1対の送受信部8a,8bのみが対向しうるように配置すればよく、容易に配置できる。本実施形態の非接触センサ8は、図2(a)に示すように、反転胴1の軸心線上に配置されるので、非接触センサ8における検知データの送受信は反転胴1の回転位相に関係なく、常時行なうことができる。
このようにして、本反転胴装置では、動作検知器7と非接触センサ8を通じて、裏爪装置3の使用,不使用状態を常時、監視することができるのである。
【0060】
ところで、非接触センサ8は、反転胴1の軸心線上に限らず、反転胴1の端部の他の個所に反転胴1の軸心線方向に沿って配設してもよく、また、この非接触センサ8を、図2(b)に示すように配置してもよい。つまり、図2(b)に示すように、裏爪装置3の使用状態、不使用状態を外部で検知するための電磁結合方式の非接触センサ8を反転胴1の半径方向に設けるようにする。この非接触センサ8は上記実施形態と同様に、送信部8aと受信部8bから構成されるが、この例では、送信部8aは、反転胴外周面1aの内側にてブラケット24を介して反転胴1の外周面の内側に固設され、受信部8bは、反転胴外周面1aの外側にてブラケット25を介して反転胴装置のフレーム35に固設されている。また、非接触センサ8は、送信面8cと受信面8dとが反転胴外周面1aをはさんで非接触で対向するように配設される。
【0061】
このように配置された非接触センサ8や反転胴1の軸心線からずれた端部に配置された非接触センサ8の場合は、反転胴1の回転周期に合わせて、周期的に信号を検知することができるという利点がある。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でかかる実施形態を種々変更して実施しうるものである。
例えば、上述の実施形態では、動作検知器7のカム6a,6bをストッパ装置120を駆動する軸10に装着しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば動作検知器7を裏爪装置3の軸22に直接固定したり、軸22と連動する軸が軸10以外にあれば、動作検知器7をその軸に固定するように構成してもよい。
【0062】
また、動作検知器7の代わりに、前述のような検知装置30(図6参照)を反転胴1内に装備し、検知した信号を非接触センサ8によって反転胴装置の外部に送信するように構成することも考えられる。
さらに、本発明の非接触センサ8の送信部8aと受信部8bは、裏爪装置3の使用,不使用状態の検知信号の送受信のみに限定されるものではなく、裏爪装置3の使用,不使用状態の検知信号とともに他の信号や電力の伝達などあらゆる用途に併用することもできる。
【0063】
また、非接触センサ8の送信部8aは送信機能の他に受信機能などを有してもよいし、受信部8bは受信機能の他に送信機能などを有してもよい。
さらに、反転胴装置においては、上述とは逆に、カム6aによりリミットスイッチ7aが作動(ON状態となる)した場合を裏爪装置3の不使用状態とし、カム6bによりリミットスイッチ7bが作動(ON状態となる)した場合を裏爪装置3の使用状態とするように構成してもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置によれば、印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には裏爪装置を使用状態とし印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、裏爪装置の使用・不使用を検出するために、切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、反転胴内に装備するとともに、反転胴の内部に設置されて動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、反転胴の外部に設置され送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、動作検知器による検知信号を反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備されているので、裏爪装置の使用、不使用を検知する動作検知器と、検知した信号を反転胴装置の外部に伝送する非接触センサとに分離して構造を単純化することができるため、反転胴装置の作動に支障を来たしにくくなり故障も少なくなる。また、非接触センサを用いることにより、裏爪装置の使用、不使用状態を信号伝送することに加えて、種々の信号や電力なども送受信することができる。さらに、非接触センサが反転胴の端部に、反転胴の軸心線方向に沿って配設されていることにより、反転胴が回転状態であっても、常時、裏爪装置の使用、不使用状態を反転胴装置の外部において確認することが可能になる。
【0065】
また、請求項2記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置によれば、印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には裏爪装置を使用状態とし印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、裏爪装置の使用・不使用を検出するために、切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、反転胴内に装備するとともに、反転胴の内部に設置されて動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、反転胴の外部に設置され送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、動作検知器による検知信号を反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備されているので、裏爪装置の使用、不使用を検知する動作検知器と、検知した信号を反転胴装置の外部に伝送する非接触センサとに分離して構造を単純化することができるため、反転胴装置の作動に支障を来たしにくくなり故障も少なくなる。また、非接触センサを用いることにより、裏爪装置の使用、不使用状態を信号伝送することに加えて、種々の信号や電力なども送受信することができる。
また、請求項記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置によれば、非接触センサが反転胴の端部に、反転胴の軸心線方向に沿って配設されていることにより、反転胴が回転状態であっても、常時、裏爪装置の使用、不使用状態を反転胴装置の外部において確認することが可能になる。
さらに、請求項記載の本発明の両面兼用印刷機の反転胴装置によれば、非接触センサが反転胴の外周部に、反転胴の半径方向に沿って配設されていることにより、受信部と送信部が非接触で対向するように設置されるため、裏爪装置の使用、不使用状態を検知が容易にできる。また、反転胴の回転周期に合わせて、周期的に信号を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置に設けられた動作検知器と非接触センサの概要を説明するための模式図であり、(a)は反転胴の断面図を示し、(b)は動作検知器周辺を拡大した図1(a)のA矢視図を示す。
【図2】本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置にかかるストッパ検知信号の伝送方法の一例を説明する模式図であり、(a)はその第1例を、(b)はその第2例を示す。
【図3】本発明の一実施形態としての両面兼用印刷機の反転胴装置に設けられたストッパ装置を説明するための模式図であり、(a)はストッパ作動時の状態を示し、(b)はストッパ解放時の状態を示す。
【図4】従来の両面兼用印刷機の反転胴装置を示す模式図であり、(a)は両面印刷時の状態を示し、(b)は片面印刷時の状態を示す。
【図5】従来の両面兼用印刷機の反転胴装置の爪装置を説明する図であり、(a)は外向姿勢を示し、(b)は内向姿勢を示す。
【図6】本発明の案出過程で考えられた両面兼用印刷機の反転胴装置にかかるストッパ検知装置の一例を示す模式図であり、(a)はストッパ作動時の状態を示し、(b)はストッパ解放時の状態を示す。
【符号の説明】
1 反転胴
1a 反転胴外周面
1b 反転胴回転軸(軸心線)
2 表爪装置
2a,3a,58a,78a くわえ爪
2b,3b,58b,78b 爪座
3 裏爪装置
4 印刷用紙
4a 先端部
4b 末端部
5 ストッパ
6a,6b カム(作動片)
6c 凹所
7 動作検知器
7a,7b リミットスイッチ
7c 係合突起
8 非接触センサ
8a 送信部
8b 受信部
8c 送信面
8d 受信面
9 エアモータ
10,10a 軸
11 第1レバー
11a キー
12,14a,14b,16,36c ピン
13 第2レバー
13a 溝
14 リンク
15,17,18,23,30 ブラケット
15a ガイド穴
19 制御装置
20 回転板
20a 当接面
21,22,58c,78c 爪軸
29a,29b 近接片
30 検知装置
31a,31b 近接スイッチ
32,33 ギヤ
35 フレーム
36,37 セクタギヤ
36a,37a 支柱
36b ギヤ部
38a,38b カムフォロア
39a,39b,40a,40b カム
41a バネ
42,42A,42B 配線
50A,50B,50C,50D,50E,50F 接線
51 反転倍胴
58,78,110 爪装置
71 圧胴
81 ゴム胴
82 版胴
83 版
100A,100B 印刷ユニット
120 ストッパ装置(切換機構)
130 駆動機構
140 リンク機構

Claims (6)

  1. 両面兼用印刷機に装備された反転胴と、該反転胴の外周に互いに対をなして装備された表爪装置及び裏爪装置からなる爪装置とをそなえ、両面印刷時には上記の表爪装置及び裏爪装置により印刷用紙を互いに受け渡すことによって該印刷用紙の表裏を反転させるための処理を行なう反転胴装置であって、
    該印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には該裏爪装置を使用状態とし該印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には該裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、
    該裏爪装置の使用・不使用を検出するために、該切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、該反転胴内に装備するとともに、
    該反転胴の内部に設置されて該動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、該反転胴の外部に設置され該送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、該動作検知器による検知信号を該反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備され、さらに、
    該非接触センサが、該反転胴の端部の軸心線上に配設されている
    ことを特徴とする、両面兼用印刷機の反転胴装置。
  2. 両面兼用印刷機に装備された反転胴と、該反転胴の外周に互いに対をなして装備された表爪装置及び裏爪装置からなる爪装置とをそなえ、両面印刷時には上記の表爪装置及び裏爪装置により印刷用紙を互いに受け渡すことによって該印刷用紙の表裏を反転させるための処理を行なう反転胴装置であって、
    該印刷用紙の反転が必要な両面印刷時には該裏爪装置を使用状態とし該印刷用紙の反転が不要な片面印刷時には該裏爪装置を不使用状態とする切換機構と、
    該裏爪装置の使用・不使用を検出するために、該切換機構と連動する作動片の状態を検知する動作検知器とを、該反転胴内に装備するとともに、
    該反転胴の内部に設置されて該動作検知器からの検出信号を送信する送信部と、該反転胴の外部に設置され該送信部から送信された信号を受信する受信部とをそなえ、該動作検知器による検知信号を該反転胴の外部に出力する電磁結合方式の非接触センサが装備され、さらに、
    一端を該切換機構に接続され他端をモータにより回転する軸に枢支されたリンク機構をそなえ、該作動片は該軸に固設されている
    ことを特徴とする、両面兼用印刷機の反転胴装置。
  3. 該非接触センサが、該反転胴の端部に、該反転胴の軸心線方向に沿って配設されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の両面兼用印刷機の反転胴装置。
  4. 該非接触センサが、該反転胴の外周部に、該反転胴の半径方向に沿って配設されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の両面兼用印刷機の反転胴装置。
  5. 該リンク機構は、該軸と一体回転する第1レバーと、L字型に形成され該軸と該切換機構との中間部に該L字型の屈曲部を揺動自在に枢支された第2レバーと、一端部を該第1レバーの先端部に枢着され他端部を該第2レバーの両端部のうち該第1レバーに近い側の一端部に枢着されたリンク部材とをそなえ、該第2レバーの他端部に該切換機構が接続されている
    ことを特徴とする、請求項2〜4の何れか1項に記載の両面兼用印刷機の反転胴装置。
  6. 該作動片がカムとして形成されるとともに、該動作検知器が、該カムに当接するリミットスイッチをそなえ、該カムと該リミットスイッチとの当接状態に基づいて該裏爪装置の使用・不使用を検知する
    ことを特徴とする、請求項5記載の両面兼用印刷機の反転胴装置。
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