JP6450490B1 - 熱転写印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタ本体にリボンカセットを装着する際の作業性を更に向上させることができ、又は、複雑な機構や制御を省くことができる熱転写印刷装置を提供すること。【解決手段】熱転写印刷装置1は、プリンタ本体20に着脱可能なリボンカセット30と、第1リボン回転軸部24と、第1リボン回転軸部24に接続される第2リボン回転軸部35と、を有するリボン駆動軸部100と、を備え、第1リボン回転軸部24は、第1リボン回転軸部24の軸方向に延びる挿入開口244と、挿入開口244の内周面に沿って周方向に並んで形成される複数の案内溝245と、を有する案内部であって、第1リボン回転軸部24の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さない案内部243を備え、第2リボン回転軸部35は、挿入開口244に挿入される挿入軸部352と、挿入軸部352の周面から第2リボン回転軸部35の径方向に突出する突出部353と、を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、プリンタ本体と、プリンタ本体に着脱可能なリボンカセットと、を備える熱転写印刷装置に関する。
従来、プリンタ本体と、インクリボンが巻回されるリボンホルダと、リボンホルダを保持すると共にプリンタ本体に着脱可能なリボンカセットと、を備えるサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。リボンカセットは、インクリボンの交換などのメンテナンスの際に、プリンタ本体に対して着脱される。
特許文献1に記載のサーマルプリンタにおいては、リボンカセットに配置されるリボンホルダを回転させるための回転駆動力は、プリンタ本体側で発生されるように構成されており、プリンタ本体側で発生された回転駆動力を、リボンカセット側に伝達させている。
プリンタ本体側で発生された回転駆動力をリボンカセット側に伝達する機構として、リボンカセットに設けられるカセット側回転軸部と、プリンタ本体に設けられるカセット側回転軸部が接続される本体側回転軸部と、を備えるものがある。カセット側回転軸部には、リボンホルダが保持される。例えば、回転駆動力を伝達する機構として、プリンタ本体に対してリボンカセットを着脱する際に、カセット側回転軸部の凹部を本体側回転軸部の凸部に係合させ、又は、カセット側回転軸部の凹部と本体側回転軸部の凸部との係合を解除させるものがある。
特開2010−36426号公報
プリンタ本体に対してリボンカセットを着脱する際にカセット側回転軸部の凹部を本体側回転軸部の凸部に係合させ、又は、係合を解除させる構成において、凹部と凸部とを係合させる際に、凹部と凸部との向きを合わせて係合させる作業や機構が必要となる。そのため、プリンタ本体に対してリボンカセットを装着する際の作業性を更に向上させることが望まれている。
本発明は、プリンタ本体に着脱可能なリボンカセットを有し、プリンタ本体にリボンカセットを装着する際の作業性を更に向上させることができ、又は、プリンタ本体にリボンカセットを装着する機構について複雑な機構や制御を省くことができる熱転写印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、プリンタ本体と、インクリボンが巻回されるリボンホルダを保持すると共に前記プリンタ本体に着脱可能なリボンカセットと、前記リボンホルダを回転させるリボン駆動軸部であって、前記リボンカセット及び前記プリンタ本体のいずれか一方に設けられる第1リボン回転軸部と、前記リボンカセット及び前記プリンタ本体のいずれか他方に設けられ前記第1リボン回転軸部に接続される第2リボン回転軸部と、を有するリボン駆動軸部と、を備える熱転写印刷装置であって、前記第1リボン回転軸部は、前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる筒状に形成されており、前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる挿入開口と、前記挿入開口の内周面に沿って周方向に並んで形成され前記挿入開口から前記第1リボン回転軸部の径方向の外側に窪むと共に前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる複数の案内溝と、を有する案内部であって、前記第1リボン回転軸部の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さない案内部を備え、前記第2リボン回転軸部は、前記第2リボン回転軸部の軸方向に延びると共に前記挿入開口に挿入される挿入軸部と、前記挿入軸部の周面から前記第2リボン回転軸部の径方向に突出し前記複数の案内溝のいずれかに案内されることが可能に構成される突出部と、を有する熱転写印刷装置に関する。
また、前記第1リボン回転軸部は、前記複数の案内溝のうち前記第1リボン回転軸部の周方向において隣り合う案内溝の間に配置され前記第1リボン回転軸部の径方向に延びると共に前記第1リボン回転軸部の軸方向に突出する境界突出縁と、前記境界突出縁から前記隣り合う案内溝それぞれに向かうように形成され前記境界突出縁から前記隣り合う案内溝それぞれに向かうに従って前記第1リボン回転軸部の軸方向の内部側に窪むように傾斜する案内傾斜面部と、を有することが好ましい。
また、前記境界突出縁は、前記第1リボン回転軸部の径方向の内側に向かうに従って前記第1リボン回転軸部の軸方向の内部側に向かうように傾斜することが好ましい。
また、前記突出部は、円柱状又は円筒状に形成されることが好ましい。
本発明によれば、プリンタ本体に着脱可能なリボンカセットを有し、プリンタ本体にリボンカセットを装着する際の作業性を更に向上させることができ、又は、プリンタ本体にリボンカセットを装着する機構について複雑な機構や制御を省くことができる熱転写印刷装置を提供することができる。
本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を上方側から視た図である。 本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を前方側から視た図である。 本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を図2の矢視Aから視た図である。 リボンカセット30をプリンタ本体20側から視た図である。 リボンカセット30に配置される巻取回転シャフト35とプリンタ本体20に配置される駆動力伝達回転体24とが接続される直線の状態を示す斜視図である。 プリンタ本体20をリボンカセット30側から視た図である。 サーマルヘッド押圧機構8を示す図である。 サーマルヘッド押圧機構8を示す図であって、(a)はリボンカセット30側のカセット側押圧部81を示す図であり、(b)はプリンタ本体20側のプリンタ本体側押圧部82を示す図である。 サーマルヘッド押圧機構8を示す図であって、リボンカセット30側のカセット側押圧部81を示す斜視図である。 巻取回転シャフト35と駆動力伝達回転体24とを接続した状態のリボン駆動軸部100を示す斜視図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から取り外した状態のリボン駆動軸部100を示す斜視図である。 巻取回転シャフト35と駆動力伝達回転体24とを接続した状態のリボン駆動軸部100を示す断面図である。 図12におけるA−A線断面図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に挿入する前の状態を示す斜視図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が駆動力伝達回転体24に接触した状態を示す斜視図である。 図14Bを角度を変えた状態で視た拡大斜視図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が回転しながら案内傾斜面部247に誘導される状態を示す斜視図である。 図14Dを角度を変えた状態で視た拡大斜視図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が回転しながら巻取回転シャフト35の突出ピン353が駆動力伝達回転体24の案内溝245に誘導される状態を示す斜視図である。 巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35の突出ピン353の駆動力伝達回転体24の案内溝245に嵌り込んだ状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を上方側から視た図である。図2は、本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を前方側から視た図である。図3は、本実施形態に係るサーマルプリンタ装置1を図2の矢視Aから視た図である。図4は、リボンカセット30をプリンタ本体20側から視た図である。図5は、リボンカセット30に配置される巻取回転シャフト35とプリンタ本体20に配置される駆動力伝達回転体24とが接続される直前の状態を示す斜視図である。図6は、プリンタ本体20をリボンカセット30側から視た図である。図7は、サーマルヘッド押圧機構8を示す図である。図8は、サーマルヘッド押圧機構8を示す図であって、(a)はリボンカセット30側のカセット側押圧部81を示す図であり、(b)はプリンタ本体20側のプリンタ本体側押圧部82を示す図である。図9は、サーマルヘッド押圧機構8を示す図であって、リボンカセット30側のカセット側押圧部81を示す斜視図である。
図1に示すように、熱転写印刷装置としてのサーマルプリンタ装置1は、搬送方向P1に移動される被印刷物としての包装フィルムWに印刷パターン(印刷部)(例えば、図11等参照)を印刷する。
なお、本実施形態の説明においては、包装フィルムWの移動方向を「搬送方向P1」という。また、包装フィルムWの搬送方向P1に直交する方向である幅方向を「搬送幅方向P2」という。
また、サーマルプリンタ装置1の前後方向を前後方向Y(図1における包装フィルムWの搬送幅方向P2)という。前後方向Yにおいて、前側を前側Y1といい、奥側を奥側Y2という。また、サーマルプリンタ装置1の左右方向を左右方向X(図1における包装フィルムWの搬送方向P1)という。左右方向Xにおいて、包装フィルムWの搬送方向P1の上流側(図1、図2及び図6における左側、図4における右側)を第1側X1といい、包装フィルムWの搬送方向P1の下流側(図1、図2及び図6における右側、図4における左側)を第2側X2という。また、サーマルプリンタ装置1の上下方向を上下方向Z(図1を貫く方向、図2及び図3参照)という。上下方向Zにおいて、上方側を上方側Z1といい、下方側を下方側Z2という。上下方向Zは、前後方向Y及び左右方向Xに直交する。
図1〜図3に示すように、サーマルプリンタ装置1は、2台のプリントユニット10A,10B(上流側プリントユニット10A及び下流側プリントユニット10B)(印刷ユニット)と、2台のプリントユニット10A,10Bそれぞれを移動させるプリントユニット移動機構部5A,5Bと、2台のプリントユニット10A,10Bそれぞれに対向して配置されるプラテンローラ6A,6Bと、上流側搬送ガイドローラ71と、下流側搬送ガイドローラ72と、ロータリーエンコーダ73と、マーク検出センサ74と、2台のプリントユニット10A,10B及びプリントユニット移動機構部5A,5Bを制御する制御装置9と、を備える。なお、上流側プリントユニット10A及び下流側プリントユニット10B、プリントユニット移動機構部5A,5B、プラテンローラ6A,6Bを特に区別する必要が無い場合には、単に、「プリントユニット10(印刷ユニット)」、「プリントユニット移動機構部5」、「プラテンローラ6」という。
なお、上流側搬送ガイドローラ71、下流側搬送ガイドローラ72、ロータリーエンコーダ73、マーク検出センサ74及び制御装置9は、2台のプリントユニット10A,10Bのいずれが動作する場合にも共通に使用される構成である。そのため、サーマルプリンタ装置1は、プリントユニット10を何台備える構成であっても、上流側搬送ガイドローラ71、下流側搬送ガイドローラ72、ロータリーエンコーダ73、マーク検出センサ74及び制御装置9を、1セット備える。
一方、本実施形態では、プリントユニット移動機構部5及びプラテンローラ6は、プリントユニット10A,10Bそれぞれに対応する構成である。そのため、サーマルプリンタ装置1は、プリントユニット移動機構部5及びプラテンローラ6を、複数のプリントユニット10に対応するように、プリントユニット10の台数分備える。
2台のプリントユニット10A,10Bは、図1及び図2に示すように、包装フィルムWの搬送方向P1(移動方向)に直交する搬送幅方向P2に視た場合に、包装フィルムWの搬送方向P1に並んで配置されている。プリントユニット10Aは、プリントユニット10Bよりも上流側(左右方向Xの第1側X1)に配置される。また、2台のプリントユニット10A,10Bは、搬送幅方向P2の一方側及び他方側にずれて配置される。
2台のプリントユニット10A,10Bは、それぞれ、プリントユニット移動機構部5により、包装フィルムWの搬送幅方向P2に移動可能に構成される。プリントユニット移動機構部5は、2台のプリントユニット10A,10Bそれぞれに対応して設けられる。プリントユニット移動機構部5は、ガイドレール51と、移動部材52と、駆動機構53(図2参照)と、を有する。
ガイドレール51は、図1〜図3に示すように、サーマルプリンタ装置1の前後方向Y(包装フィルムWの搬送幅方向P2)に延びる直線状に形成される。ガイドレール51の前後方向Yの奥側Y2の一端部は、サーマルプリンタ装置1の上下方向Z及び左右方向Xに延びる移動機構支持部11に取り付けられている。移動機構支持部11は、サーマルプリンタ装置1の枠体(図示せず)等に取り付けられている。ガイドレール51は、後述する移動部材52を搬送幅方向P2(前後方向Y)に移動可能に保持する。
ガイドレール51には、図2に示すように、駆動機構53が設けられている。駆動機構53は、移動部材52を、ガイドレール51に沿って、搬送幅方向P2に移動させる。駆動機構53は、例えば、ボールねじ機構やベルト機構を有して構成される。駆動機構53は、後述する制御装置9に電気的に接続されている。制御装置9は、駆動機構53の駆動を制御することで、移動部材52の移動を制御する。
移動部材52は、図1及び図2に示すように、本実施形態では、L字状に形成される。移動部材52の側部は、ガイドレール51の側部に支持される。移動部材52は、ガイドレール51に支持された状態で、搬送幅方向P2に移動可能に、駆動機構53に取り付けられている。移動部材52の下部には、プリントユニット10の上部が取り付けられている。
以上のように構成されるプリントユニット移動機構部5は、駆動機構53を駆動することで、移動部材52をガイドレール51に沿って搬送幅方向P2に移動させる。これにより、移動部材52に取り付けられたプリントユニット10を、直線的に、搬送幅方向P2に移動させる。
移動されるプリントユニット10A,10Bは、それぞれ、プリントユニット移動機構部5A,5Bにより、包装フィルムWの搬送幅方向P2に移動可能である。プリントユニット10A,10Bは、それぞれ、後述する制御装置9に制御されて、搬送幅方向P2における任意の位置に移動可能である。例えば、プリントユニット10A,10Bは、包装フィルムWの搬送方向P1に視た場合に、一部又は全部が重なる位置に移動することが可能である。
プリントユニット10について説明する。プリントユニット10は、図1に示すように、それぞれ、プリンタ本体20と、サーマルヘッド33(図4参照、後述)及び巻取ホルダ348(図4参照、後述)を備えるリボンカセット30と、を主体に構成されている。リボンカセット30は、プリンタ本体20に対して着脱可能に構成されている。つまり、図5に示すように、本実施形態に係るプリントユニット10は、リボンカセット30(図4参照)がプリンタ本体20(図6参照)に対して着脱可能な、いわゆるカセット式の構造である。
まず、リボンカセット30について説明する。リボンカセット30は、制御装置9(後述)の制御によりプリントユニット10を前後方向Yに移動させて前側Y1(図1における搬送幅方向P2の手前側)に位置させた状態で、プリンタ本体20に対して着脱可能である。そのため、サーマルプリンタ装置1の前後方向Yの奥側Y2に配置される移動機構支持部11を邪魔とせずに、プリンタ本体20の前側Y1において、リボンカセット30を、プリンタ本体20に対して、容易に着脱することができる。
リボンカセット30は、図2に示すように、包装機(図示せず)から連続的に繰り出される被印刷物である包装フィルムWの移動と同期させながらインクリボンRを繰り出す。
リボンカセット30は、図3に示すように、カセット側ケース体31と、略矩形状のカセット側ベース板32と、を備えて構成される。
カセット側ケース体31は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、プリンタ本体20側が開口する箱状に形成される。カセット側ケース体31の前後方向Yの前側Y1の外側には、プリンタ本体20に対してリボンカセット30を着脱する際に人の手に把持される把持部311が設けられている。
カセット側ベース板32は、カセット側ケース体31の内部において、前後方向Yの前側Y1に配置される。
カセット側ベース板32の部品装着面32a側には、図4に示すように、プリントヘッドとしてのサーマルヘッド33、リボン搬送機構34、2つの着脱ガイドシャフト41,41、リボンカセット側基板としてのカセット側中継基板42、エア入力ポート43、サーマルヘッド押圧機構8におけるカセット側押圧部81が配設されている。なお、エア入力ポート43は、リボン搬送機構34のエア入力ポートシャフト431の先端部により構成されている。
サーマルヘッド33は、図4に示すように、カセット側ベース板32における上下方向Zの下方側Z2に取り付けられる(保持される)。サーマルヘッド33は、プリンタ本体20には取り付けられていない(保持されていない)。サーマルヘッド33は、先端部33aがインクリボンRに当接して配置される。サーマルヘッド33は、その先端部33aに複数の発熱素子を備える。サーマルヘッド33においては、サーマルヘッド33が通電されることにより、発熱素子が発熱する。サーマルヘッド33は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、搬送方向P1に移動される包装フィルムWに印刷パターン(印刷部)(図示せず)を印刷する。
サーマルヘッド33は、図2に示すように、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、搬送方向P1に所定の移動速度で搬送される包装フィルムWに対向して配置される。サーマルヘッド33は、インクリボンR及び包装フィルムWを挟んで、プラテンローラ6に対向して配置される。サーマルヘッド33は、先端部33a側がプラテンローラ6側に突出するように配置される。
また、サーマルヘッド33は、包装フィルムWの搬送方向P1に直交する幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y、包装フィルムWの搬送幅方向P2)に延びて形成される(図7参照)。
サーマルヘッド33は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、後述するサーマルヘッド押圧機構8(図7参照)により、上下方向Zに移動可能に構成される。サーマルヘッド33は、サーマルヘッド押圧機構8に押圧されることで、プラテンローラ6に対して、プラテンローラ6から離間する待機位置(図2の下流側プリントユニット10B参照)又はプラテンローラ6を押圧する押圧位置(図2の上流側プリントユニット10A参照)に移動可能に構成される。なお、サーマルヘッド押圧機構8の詳細については後述する。
インクリボンRは、図2に示すように、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、サーマルヘッド33と包装フィルムWの印刷面との間に配置される。インクリボンRからは、サーマルヘッド33により包装フィルムWに印刷を行う際にインクが包装フィルムWに転写される。インクリボンRは、図4に示すように、リボン搬送機構34により搬送(移動)される。
リボン搬送機構34は、図4に示すように、原反ホルダ341と、原反シャフト342と、第1ガイドローラ343と、第2ガイドローラ344と、第3ガイドローラ345と、エア入力ポートシャフト431と、センサガイドローラ346と、テンションアーム347と、リボンホルダとしての巻取ホルダ348と、巻取回転シャフト35と、ブレーキ機構36と、を有する。
原反ホルダ341は、巻回された未使用のインクリボンRを保持する。原反ホルダ341は、カセット側ベース板32における上下方向Zの上方側Z1において、原反シャフト342を介して、カセット側ベース板32に取り付けられる(保持される)。原反シャフト342は、第1回転軸J1を中心に回転可能に、カセット側ベース板32に取り付けられる。原反ホルダ341は、原反シャフト342が第1回転軸J1を中心に回転可能に構成されるため、原反シャフト342の回転に同期して、第1回転軸J1を中心に回転する。
巻取ホルダ348には、インクリボンRが巻回される。巻取ホルダ348は、インクリボンRを巻き取る。巻取ホルダ348は、カセット側ベース板32における原反ホルダ341よりも上下方向Zの下方側Z2において、第2リボン回転軸部としての巻取回転シャフト35を介して、カセット側ベース板32に取り付けられる(保持される)。巻取回転シャフト35は、第2回転軸J2を中心に回転可能に、カセット側ベース板32に取り付けられる。巻取ホルダ348は、巻取回転シャフト35を回転させる。巻取ホルダ348は、巻取回転シャフト35が第2回転軸J2を中心に回転可能に構成されるため、巻取回転シャフト35の回転に同期して、第2回転軸J2を中心に回転する。
巻取ホルダ348は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、プリンタ本体20側に設けられるリボン駆動モータ28(図5参照、後述)の駆動により、巻取回転シャフト35が回転駆動されることで回転する。巻取回転シャフト35は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、プリンタ本体20に設けられた駆動力伝達回転体24(第1リボン回転軸部)に接続される。巻取回転シャフト35及び駆動力伝達回転体24は、リボン駆動軸部100を構成する。リボン駆動軸部100の詳細については後述する。
巻取ホルダ348が回転することで、リボン搬送機構34は、サーマルヘッド33に使用されたインクリボンRを巻取ホルダ348に巻き取ると共に、原反ホルダ341に巻回された未使用のインクリボンRをサーマルヘッド33へ向けて巻き戻す。なお、リボン駆動モータ28は、プリンタ本体20に取り付けられている。
複数のガイドローラ343,344,345,346は、図4に示すように、それぞれ所定直径及び所定長さの円柱状で、カセット側ベース板32の部品装着面32aから立ち上がる姿勢で、ベアリング(図示せず)を介して回転自在に装着されている。
第1ガイドローラ343は、原反ホルダ341よりも下方側Z2で、且つ、原反ホルダ341よりも第1側X1に配置されている。
第2ガイドローラ344は、第1ガイドローラ343よりも上方側Z1で、且つ、左右方向Xにおける原反ホルダ341と第1ガイドローラ343との間に配置されている。第2ガイドローラ344は、原反ホルダ341に対して揺動可能に、カセット側ベース板32に支持されており、後述するテンションアーム347により原反シャフト342の回転中心である第1回転軸J1を中心に揺動可能に付勢されている。
第3ガイドローラ345は、第2ガイドローラ344よりも下方側Z2で、且つ、第2ガイドローラ344及び第1ガイドローラ343よりも第1側X1に配置されている。
エア入力ポートシャフト431は、カセット側ベース板32における上下方向Zの下方側Z2の端部側及び左右方向Xの第1側X1の端部側の角部に配置されている。エア入力ポートシャフト431は、インクリボンRをガイドする。
エア入力ポートシャフト431の先端部には、エア入力ポート43(エア入力部)が形成されている。エア入力ポート43は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、プリンタ本体20に設けられたエア出力ポート26(エア出力部)が接続される。エア入力ポート43は、後述するサーマルヘッド押圧機構8のカセット側押圧部81のカセット側エアシリンダ用エア入力機構部80の一部を構成する。エア入力ポート43を介してリボンカセット30に供給されたエアは、サーマルヘッド押圧機構8のカセット側押圧部81に供給される。
なお、カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80は、リボンカセット30側に配置される後述するカセット側エアシリンダ814(第1エア駆動部)に、プリンタ本体20側からエアを入力するために、プリンタ本体20及びリボンカセット30のエア供給路を接続する機構である。後述するように、カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80は、図8に示すように、プリンタ本体20側に配置されるエア出力ポート26と、リボンカセット30側に配置されるエア入力ポート43と、を有する。カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80のプリンタ本体20側に配置されるエア出力ポート26のエアの入力側には、プリンタ本体20に設けられるソレノイドバルブ(図示せず)において分岐されたエアが供給される。なお、後述するプリンタ本体側エアシリンダ824(第2エア駆動部)にエアを供給するプリンタ本体側エアシリンダ用エア入力機構部(図示せず)にも、プリンタ本体20に設けられるソレノイドバルブ(図示せず)において分岐されたエアが供給される。
センサガイドローラ346は、インクリボンRをガイドすると共に、インクリボンRの移動量に応じて回転するローラである。センサガイドローラ346は、カセット側ベース板32における上下方向Zの下方側Z2の端部側であって、左右方向Xの第2側X2の端部側に配置されている。
センサガイドローラ346の先端面346aには、カセット側センサ磁石部346bが設けられている。センサガイドローラ346は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、プリンタ本体20に取り付けられたセンサ検出シャフト25のプリンタ本体側センサ磁石部25b(図6参照)に磁力結合により結合される。
以上のように構成される第1ガイドローラ343、第2ガイドローラ344、第3ガイドローラ345、エア入力ポートシャフト431及びセンサガイドローラ346は、原反ホルダ341から巻取ホルダ348に向かって搬送されるインクリボンRをガイドし、又は、巻取ホルダ348から原反ホルダ341に向かって搬送されるインクリボンRをガイドする。
テンションアーム347は、第2ガイドローラ344を、原反ホルダ341の第1回転軸J1を中心に回転方向C1(図4における反時計回り)側に付勢して、第2ガイドローラ344を揺動可能に付勢して支持する。テンションアーム347の一端部は、原反ホルダ341の回転中心である第1回転軸J1を中心に揺動可能に支持される。テンションアーム347の他端部には、第2ガイドローラ344が取り付けられる。テンションアーム347は、第2ガイドローラ344を揺動可能に付勢することで、インクリボンRの張力を調整する。
ブレーキ機構36は、原反ホルダ341からのインクリボンRの繰り出しを規制する。ブレーキ機構36は、ブレーキアーム361と、ブレーキアーム361を付勢するブレーキスプリング362と、支持ブロック363と、を備えて構成されている。
ブレーキアーム361は、所定厚さの板状であって所定幅で所定長さに形成されている。ブレーキアーム361は、長手方向の略中央において、揺動軸J3を中心に揺動可能に、カセット側ベース板32に支持される。ブレーキアーム361の上端部は、原反ホルダ341に当接する。ブレーキアーム361の上端部には、摩擦係数が大きく耐摩耗性の高い素材によって形成された板状の原反ストッパ部としてのブレーキパッドが装着されている。
支持ブロック363は、原反ホルダ341の下方側Z2に配置される。支持ブロック363は、カセット側ベース板32に固定される。
ブレーキスプリング362は、支持ブロック363とブレーキアーム361との間に配置される。ブレーキスプリング362は、ブレーキアーム361を回転方向C3に付勢する。
上記のブレーキ機構36は、ブレーキアーム361に外力が作用しない状態では、ブレーキスプリング362におけるブレーキアーム361を回転方向C3に付勢する付勢力で、原反ホルダ341の回転を規制する。そして、ブレーキスプリング362の付勢力に抗してブレーキアーム361が回転方向C4に揺動操作されると、原反ホルダ341の回転規制が解除(ブレーキ解除)される。
上記のようなテンションアーム347及びブレーキ機構36の構成により、ブレーキ機構36のブレーキ操作によって原反ホルダ341からのインクリボンRの繰り出しが規制された状態で、インクリボンRが巻取ホルダ348側に引っ張られると、インクリボンRによってテンションアーム347が回転方向C2(図4における時計回り)側に揺動操作され、揺動するテンションアーム347によってブレーキ解除操作が行われる。
2つの着脱ガイドシャフト41,41は、カセット側ベース板32における上下方向Zの上方側Z1の端部側において、左右方向Xの両端部に配置される。
2つの着脱ガイドシャフト41,41は、リボンカセット30がプリンタ本体20に着脱される際に、プリンタ本体20に配置された一対のガイドシャフト挿入穴27,27(図6参照)にガイドされながら挿入される。
カセット側中継基板42は、カセット側ベース板32における左右方向Xの第1側X1側の端部に配置される。カセット側中継基板42は、接続ケーブル42aを介して、サーマルヘッド33に電気的に接続される。カセット側中継基板42は、複数の第2接点部421を有する。
複数の第2接点部421は、それぞれ、平面状の電極により形成され、且つ、表面の形状が円形状に形成される。カセット側中継基板42の複数の第2接点部421は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、本体側中継基板23(後述)の複数の第1接点部231に接触することで、複数の第1接点部231に電気的に接続される。
なお、本実施形態においては、カセット側中継基板42の複数の第2接点部421及び本体側中継基板23(後述)の複数の第1接点部231は、サーマルヘッド33への電源入力用の端子やサーマルヘッド33の各種信号用の接続に用いられる端子である。
カセット側押圧部81は、リボンカセット30側に配置される。カセット側押圧部81は、サーマルヘッド押圧機構8の一部を構成する。サーマルヘッド押圧機構8は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、印刷時に、リボンカセット30側において、サーマルヘッド33を下方側Z2に押圧して、サーマルヘッド33をインクリボンR側に押圧する機構である。サーマルヘッド押圧機構8の詳細については後述する。
次に、プリンタ本体20について説明する。図3に示すように、プリンタ本体20は、本体側ケース体21と、本体側ベース板22と、を備えて構成されている。本体側ケース体21は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30側が開口する箱状に形成される。本体側ベース板22は、本体側ケース体21の内部において、前後方向Yの略中央に配置される。
本体側ベース板22は、板状に形成され、図6に示すように、方形状切欠部22aと、第1開口22bと、第2開口22cと、第3開口22dと、を有する。
方形状切欠部22aは、本体側ベース板22における上下方向Zの下方側Z2の端部から上方側Z1に向かって長方形状に切り欠かれて形成される。
第1開口22bは、本体側ベース板22における方形状切欠部22aの上方側Z1において円形状に開口する。
第2開口22cは、本体側ベース板22における方形状切欠部22aの第2側X2において、円形状に開口する。
第3開口22dは、本体側ベース板22における下方側Z2の端部側で且つ第1側X1の端部側において、円形状に開口する。
本体側ベース板22の一面221(リボンカセット30側の面)には、本体側中継基板23(本体側基板)が取り付けられている。
本体側ベース板22の一面221とは反対側の他面(リボンカセット30と反対側の面)側には、図6に示すように、第1開口22bを介して一面221側に露出される駆動力伝達回転体24と、第2開口22cを介して一面221側に露出されるセンサ検出シャフト25と、第3開口22dを介して一面221側に露出されるエア出力ポート26(エア出力部)と、方形状切欠部22aを介して一面221側に露出されるサーマルヘッド押圧機構8のプリンタ本体側押圧部82と、が配置されている。
本体側中継基板23は、制御装置9に電気的に接続される。本体側中継基板23は、複数の第1接点部231を有する。複数の第1接点部231は、それぞれ、本体側中継基板23から突出するピン状に形成され、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、カセット側中継基板42の複数の第2接点部421と接触する際に、不図示の付勢スプリング(付勢部)により、複数の第2接点部421に向けて付勢力を発現する。これにより、本体側中継基板23の複数の第1接点部231とカセット側中継基板42の複数の第2接点部421とは、接触状態が確保された状態で電気的に接続される。
一対のガイドシャフト挿入穴27,27は、本体側ベース板22における上下方向Zの上方側Z1側の端部側において、左右方向Xの両端部に配置される。一対のガイドシャフト挿入穴27,27は、プリンタ本体20の本体側ベース板22の厚さ方向に延びる筒状に形成される。一対のガイドシャフト挿入穴27,27は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着される際に、リボンカセット30側に設けられた2つの着脱ガイドシャフト41,41が挿入される。一対のガイドシャフト挿入穴27,27に2つの着脱ガイドシャフト41,41が挿入されることで、プリンタ本体20にリボンカセット30が取り付けられると共に、プリンタ本体20に対するリボンカセット30の位置が位置決めされる。
エア出力ポート26は、本体側ベース板22における上下方向Zの下方側Z2の端部側であって、左右方向Xの第1側X1の端部側において、本体側ベース板22の第3開口22dを介して、本体側ベース板22の一面221側に露出している。
エア出力ポート26は、プリンタ本体20の外部にエアを出力する。エア出力ポート26は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30側に設けられるエア入力ポート43に接続される。エア出力ポート26は、後述するサーマルヘッド押圧機構8のカセット側押圧部81のカセット側エアシリンダ用エア入力機構部80の一部を構成する。
プリンタ本体側押圧部82は、図6に示すように、プリンタ本体20側に配置される。プリンタ本体側押圧部82は、サーマルヘッド押圧機構8の一部を構成する。サーマルヘッド押圧機構8のプリンタ本体側押圧部82は、図6に示すように、方形状切欠部22aを介して、本体側ベース板22の一面221側に露出する。プリンタ本体側押圧部82は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、サーマルヘッド33における印刷時に、プリンタ本体20側において、サーマルヘッド33を下方側Z2(インクリボンR側)に押圧する機構である。サーマルヘッド押圧機構8の詳細については後述する。
センサ検出シャフト25は、センサ検出シャフト25の回転数を検知する。センサ検出シャフト25の先端面25aには、プリンタ本体側センサ磁石部25bが設けられている。プリンタ本体側センサ磁石部25bは、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30に取り付けられたセンサガイドローラ346のカセット側センサ磁石部346bに、磁力結合により結合される。これにより、センサ検出シャフト25は、センサガイドローラ346に接続される。
プリンタ本体20側に設けられたセンサ検出シャフト25のプリンタ本体側センサ磁石部25bと、リボンカセット30に設けられたセンサガイドローラ346のカセット側センサ磁石部346bとは、磁力結合により接続される。そのため、センサガイドローラ346とセンサ検出シャフト25とが係合や嵌合で接続される場合よりも、接続部分の損傷や劣化を低減できる。また、磁石結合で接合されるため、簡単に、センサガイドローラ346とセンサ検出シャフト25とを接続できる。
リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、センサガイドローラ346に接続されているため、センサガイドローラ346がインクリボンRの移動により回転すると、センサ検出シャフト25は、連動して回転する。これにより、センサ検出シャフト25は、センサ検出シャフト25の回転数を検知して、センサ検出シャフト25の回転数に関する信号を制御装置9に送信する。制御装置9に送信されたセンサ検出シャフト25の回転数により、制御装置9は、インクリボンRの移動量を算出して、原反ホルダ341に巻回されたインクリボンRの残量を算出する。
駆動力伝達回転体24は、プリンタ本体20側に設けられ、リボン駆動モータ28(後述)により発生された駆動力を、プリンタ本体20側からリボンカセット30側に伝達する。駆動力伝達回転体24は、図6に示すように、第1開口22bを介して、本体側ベース板22の一面221側に露出している。
駆動力伝達回転体24は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30に設けられた巻取回転シャフト35に接続される。駆動力伝達回転体24及び巻取回転シャフト35は、リボン駆動軸部100を構成する。リボン駆動軸部100の詳細については後述する。
リボン駆動モータ28は、図5に示すように、プリンタ本体20に設けられる。リボン駆動モータ28は、駆動力伝達回転体24を回転駆動させるための回転駆動力を発生させて、伝達軸部241に回転駆動力を伝達する。リボン駆動モータ28は、駆動力伝達回転体24に接続される巻取ホルダ348(図4参照)を、インクリボンRを巻き戻す方向及びインクリボンRを巻き取る方向との両方の方向に回転駆動する。リボン駆動モータ28は、インクリボンRを、包装機等により連続的に移動される包装フィルムWと同じ移動速度になるように、サーマルヘッド33へ向けて搬送する。リボン駆動モータ28は、後述する制御装置9により制御される。
図1〜図3に示すように、上流側プラテンローラ6A、下流側プラテンローラ6B、上流側搬送ガイドローラ71及び下流側搬送ガイドローラ72は、プリントユニット10A,10Bの下方に配置される。上流側プラテンローラ6A、下流側プラテンローラ6B、上流側搬送ガイドローラ71及び下流側搬送ガイドローラ72は、包装フィルムWの搬送方向P1への移動をガイドする。
プラテンローラ6は、プラテンローラ6とサーマルヘッド33との間に包装フィルムWを配置した状態で、包装フィルムWの少なくとも一部を周面に巻き掛けながら回転可能である。上流側プラテンローラ6A及び下流側プラテンローラ6Bは、それぞれ、所定径の金属製芯金の周面にシリコーンゴム等の所定の弾性を有する素材による弾性層が形成され、所定外径の円柱状に形成されたローラである。
ロータリーエンコーダ73は、本実施形態では、包装フィルムWを挟んで、上流側プラテンローラ6Aに対向して配置される。ロータリーエンコーダ73は、包装フィルムWが移動することにより回転して、包装フィルムWの移動量を回転量として検出して、パルス信号として出力する。これにより、制御装置9(後述)は、基準位置からの包装フィルムWの搬送方向P1の位置を算出する。基準位置は、例えば、包装フィルムW上において所定間隔ごとに印刷された複数のマークM(図3参照)などである。
上流側搬送ガイドローラ71は、包装フィルムWの搬送方向P1において、上流側プラテンローラ6Aの上流側に配置されている。下流側搬送ガイドローラ72は、包装フィルムWの搬送方向P1において、下流側プラテンローラ6Bの下流側に配置されている。
マーク検出センサ74は、上流側搬送ガイドローラ71の上流側において、包装フィルムWの移動経路上に配置されている。マーク検出センサ74は、包装フィルムW上において所定間隔ごとに印刷された複数のマークM(基準位置)を検知した場合に、マークMを検出したことを示す検出信号を出力する。マーク検出センサ74から出力されたマークMを検出した検出信号は、制御装置9(後述)に入力される。
次に、サーマルヘッド押圧機構8について説明する。
サーマルヘッド押圧機構8は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、サーマルヘッド33を下方側Z2(インクリボンR側)に向けて押圧可能である。サーマルヘッド押圧機構8は、図7〜図9に示すように、カセット側押圧部81(第1押圧部)と、プリンタ本体側押圧部82(第2押圧部)と、を備える。
カセット側押圧部81について説明する。
カセット側押圧部81(第1押圧部)は、リボンカセット30側においてサーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の一端部側H1(前側Y1)を押圧する。
カセット側押圧部81は、図7〜図9に示すように、ヘッドブラケット811と、カセット側ヘッド押圧部材812と、カセット側スライド部材813と、カセット側エアシリンダ814(第1エア駆動部)と、カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80と、を有する。ヘッドブラケット811、カセット側ヘッド押圧部材812、カセット側スライド部材813、カセット側エアシリンダ814、及びカセット側エアシリンダ用エア入力機構部80のエア入力ポート43(後述)は、リボンカセット30に設けられる。なお、カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80のエア出力ポート26(後述)は、プリンタ本体に設けられる。
ヘッドブラケット811には、サーマルヘッド33が取り付けられている。本実施形態においては、サーマルヘッド33は、幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)に延びて形成され、先端部33aが下方側に位置するように傾斜した状態で、ヘッドブラケット811に取り付けられている。
カセット側ヘッド押圧部材812は、サーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)に延びて形成される。カセット側ヘッド押圧部材812には、ヘッドブラケット811を介してサーマルヘッド33が取り付けられている。カセット側ヘッド押圧部材812の前後方向Yの前側Y1の端部は、カセット側スライド部材813に接続されている。
カセット側エアシリンダ814は、リボンカセット30に設けられる。カセット側エアシリンダ814は、カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80のエア入力ポート43(後述)から入力されたエアにより駆動される。
カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80は、リボンカセット30側に配置されるカセット側エアシリンダ814(第1エア駆動部)に、プリンタ本体20側からエアを入力するために、プリンタ本体20及びリボンカセット30のエア供給路を接続する機構である。カセット側エアシリンダ用エア入力機構部80は、図8に示すように、プリンタ本体20側に配置されるエア出力ポート26と、リボンカセット30側に配置されるエア入力ポート43と、を有する。
エア出力ポート26は、プリンタ本体20に設けられる。エア出力ポート26は、プリンタ本体20の外部にエアを出力する。
エア入力ポート43は、リボンカセット30に設けられる。エア入力ポート43は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合にエア出力部26に接続される。エア入力ポート43は、リボンカセット30にエアを入力する。
以上のカセット側エアシリンダ用エア入力機構部80においては、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30に設けられるエア入力ポート43と、プリンタ本体20に設けられるエア出力ポート26と、が接続される。この接続された状態で、エア出力ポート26から出力されたエアは、エア入力ポート43を介して、リボンカセット30に供給される。リボンカセット30に供給されたエアにより、カセット側エアシリンダ814が駆動される。
カセット側スライド部材813は、カセット側エアシリンダ814に接続される。カセット側スライド部材813は、カセット側エアシリンダ814により、上下方向Zに移動可能である。これにより、カセット側エアシリンダ814が動作することで、カセット側スライド部材813が上下方向Zに移動する。カセット側スライド部材813が下方側Z2に移動することで、カセット側ヘッド押圧部材812及びヘッドブラケット811を介して、サーマルヘッド33は、下方側Z2に押圧される。なお、カセット側スライド部材813は、不図示の付勢部材により、上方側に向けて付勢されている。
カセット側スライド部材813には、カセット側ヘッド押圧部材812の前後方向Yの前側Y1の端部が接続されている。そのため、カセット側スライド部材813は、カセット側ヘッド押圧部材812の前後方向Yの前側Y1の端部側において、サーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の一端部側H1(前側Y1)を、リボンカセット30側において押圧する。
プリンタ本体側押圧部82について説明する。
プリンタ本体側押圧部82(第2押圧部)は、プリンタ本体20側においてサーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の他端部側H2(奥側Y2)を押圧する。
プリンタ本体側押圧部82は、図7及び図8に示すように、プリンタ本体側ヘッド押圧部材822と、プリンタ本体側スライド部材823と、プリンタ本体側エアシリンダ824(第2エア駆動部)と、プリンタ本体側エアシリンダ用エア入力機構部(図示せず)と、を有する。プリンタ本体側ヘッド押圧部材822、プリンタ本体側スライド部材823、プリンタ本体側エアシリンダ824及びプリンタ本体側エアシリンダ用エア入力機構部(図示せず)は、プリンタ本体20に設けられる。プリンタ本体側エアシリンダ用エア入力機構部(図示せず)には、前述した通り、プリンタ本体20に設けられるソレノイドバルブ(図示せず)において分岐されたエアが供給される。
プリンタ本体側ヘッド押圧部材822は、プリンタ本体側スライド部材823に接続されている。プリンタ本体側ヘッド押圧部材822は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、リボンカセット30側に突出して形成される。プリンタ本体側ヘッド押圧部材822は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、カセット側ヘッド押圧部材812の前後方向Yの奥側Y2の端部を押圧するように構成される。
プリンタ本体側エアシリンダ824は、プリンタ本体20に設けられる。プリンタ本体側エアシリンダ824は、プリンタ本体側エアシリンダ用エア入力機構部(図示せず)から供給されたエアにより駆動する。
プリンタ本体側スライド部材823は、プリンタ本体側エアシリンダ824に接続される。プリンタ本体側スライド部材823は、プリンタ本体側エアシリンダ824により、上下方向Zに移動可能である。これにより、プリンタ本体側エアシリンダ824が動作することで、プリンタ本体側スライド部材823が上下方向Zに移動し、プリンタ本体側ヘッド押圧部材822が下方側Z2に移動する。そして、ヘッドブラケット811を介して、サーマルヘッド33の前後方向Yの奥側Y2の端部は、下方側Z2に押圧される。なお、プリンタ本体側スライド部材823は、不図示の付勢部材により、上方側に向けて付勢されている。
プリンタ本体側スライド部材823は、プリンタ本体側ヘッド押圧部材822がカセット側ヘッド押圧部材812の他方側(前後方向Yの奥側Y2)の端部を押圧するため、サーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の他端部側H2(奥側Y2)をプリンタ本体20側において押圧する。
以上のように構成されるサーマルヘッド押圧機構8は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、カセット側押圧部81とプリンタ本体側押圧部82とにより、リボンカセット30に設けられたサーマルヘッド33を下方側Z2に押圧して、サーマルヘッド33をインクリボンR側に押圧することができる。ここでは、サーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の中央において、巻取ホルダ348(図4参照)を配置するスペースを確保しつつ、サーマルヘッド33の幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)の両側H1,H2(前側Y1及び奥側Y2)において、サーマルヘッド33は押圧される。これにより、サーマルヘッド33を幅方向H(サーマルプリンタ装置1の前後方向Y)において均等に下方に押圧できる。
次に、リボン駆動軸部100について説明する。図10は、巻取回転シャフト35と駆動力伝達回転体24とを接続した状態のリボン駆動軸部100を示す斜視図である。図11は、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から取り外した状態のリボン駆動軸部100を示す斜視図である。図12は、巻取回転シャフト35と駆動力伝達回転体24とを接続した状態のリボン駆動軸部100を示す断面図である。図13は、図12におけるA−A線断面図である。
リボン駆動軸部100は、図5に示すように、リボンカセット30に設けられる巻取回転シャフト35(第2リボン回転軸部)と、プリンタ本体20に設けられる駆動力伝達回転体24(第1リボン回転軸部)と、を有する。リボン駆動軸部100は、図10及び図11に示すように、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、巻取回転シャフト35が駆動力伝達回転体24に接続されることで構成される。リボン駆動軸部100の巻取回転シャフト35には、巻取ホルダ348が装着され、リボン駆動軸部100は、巻取ホルダ348を回転させるリボン回転軸部を構成する。
巻取回転シャフト35は、第2回転軸J2を中心に回転可能に構成される。巻取回転シャフト35は、図11〜図13に示すように、支持胴部351と、挿入軸部352と、突出ピン353(突出部)と、一対の係合金具354と、を有する。支持胴部351及び挿入軸部352は、この順に前後方向Yの前側Y1から奥側Y2に連続して形成される。
支持胴部351は、円柱状に形成され、カセット側ベース板32の部品装着面32a(図4参照)に回転可能に支持されている。支持胴部351は、前後方向Y(第2回転軸J2方向)に延びる。支持胴部251の外周面には、軸方向に延びる一対の窪み部351bが形成される。窪み部351bには、径方向に一対の係合金具354が取り付けられる。支持胴部351が巻取ホルダ348に挿入されることで、一対の係合金具354に巻取ホルダ348が係合して、図4に示すように、巻取ホルダ348は、支持胴部351に取り付けられる。
挿入軸部352は、図11〜図13に示すように、支持胴部351よりも径が小さい円柱状に形成される。挿入軸部352は、支持胴部351と同軸上に配置され、支持胴部351の端面351aから、前後方向Yの奥側Y2方向に突出して、前後方向Y(第2回転軸J2方向)に延びる。挿入軸部352は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着された場合に、駆動力伝達回転体24の挿入開口244に挿入される。挿入軸部352は、例えば、金属材料により形成される。
突出ピン353は、円柱状に形成され、挿入軸部352を径方向に貫通して配置される。突出ピン353は、挿入軸部352の外周面から挿入軸部352の径方向の両方に突出して形成され、第2回転軸J2に直交する方向に延びる。
突出ピン353は、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する場合に、駆動力伝達回転体24の案内部243の複数の案内溝245(後述)のいずれかに案内されることが可能な径の大きさや長さで構成される。
また、突出ピン353は、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着した状態において、駆動力伝達回転体24の案内部243の案内溝245に挿入されて係合して、駆動力伝達回転体24が回転された場合に、駆動力伝達回転体24からの回転駆動力を巻取回転シャフト35に伝達可能な径の大きさや長さで構成される。
突出ピン353は、例えば、金属材料により形成される。なお、突出ピン353は、円柱状に形成されることに限定されず、円筒状に形成されてもよい。
駆動力伝達回転体24は、第2回転軸J2を中心に回転可能に構成される。駆動力伝達回転体24は、図11〜図13に示すように、伝達軸部241と、接続筒部242と、を有する。
伝達軸部241は、第2回転軸J2を中心軸として前後方向Yに延びる円筒状に形成される。伝達軸部241の基端は、リボン駆動モータ28に接続されている。伝達軸部241の先端は、接続筒部242の端面に接続される(図5参照)。
接続筒部242は、リボンカセット30がプリンタ本体20に装着される際に、巻取回転シャフト35の挿入軸部352及び突出ピン353が接続される部分である。接続筒部242は、第2回転軸J2(駆動力伝達回転体24の軸)を中心軸として前後方向Y(第2回転軸J2方向)に延びる円筒状に形成され、伝達軸部241の前側Y1の端部に接続されている。接続筒部242は、例えば、樹脂材料で形成される。接続筒部242の前側Y1は、本体側ベース板22の第1開口22b(図6参照)を介して、本体側ベース板22の一面221側に露出している。
接続筒部242は、案内部243を備える。案内部243は、駆動力伝達回転体24の接続筒部242の前後方向Yの前側Y1(軸方向)の端部に形成される。案内部243は、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する際に、巻取回転シャフト35の挿入軸部352及び突出ピン353を案内する。
案内部243は、接続筒部242の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さないで形成される。案内部243は、接続筒部242の軸方向に延びる挿入開口244と、挿入開口244の内周面に並んで形成される複数の案内溝245と、隣り合う案内溝245の間に配置される複数の境界突出縁246と、境界突出縁246から隣り合う案内溝245それぞれに向かうように傾斜して形成される複数の案内傾斜面部247と、を有する。
挿入開口244は、接続筒部242の中心において前後方向Yの前側Y1の端部から奥側Y2に向かうように円柱状に窪んで形成される。なお、挿入開口244は、接続筒部242の中心において前後方向Yに貫通して形成されていてもよい。
複数の案内溝245は、挿入開口244の内周面において内周面に沿って周方向に並んで形成される。案内溝245は、挿入開口244の内周面から接続筒部242の径方向の外側に窪むと共に接続筒部242の軸方向に延びる。複数の案内溝245は、それぞれ、前後方向Yの前側Y1から奥側Y2に向かうに従って面積が小さくなるように傾斜するテーパ状に形成される。前述のように、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する場合に、複数の案内溝245のいずれかには、巻取回転シャフト35の突出ピン353が挿入される。ここで、案内溝245と巻取回転シャフト35の突出ピン353との間には、巻取回転シャフト35と他の軸部材との平行を保持するため隙間(ガタ)を設けている。隙間(ガタ)は、案内溝245が前後方向Yの前側Y1から奥側Y2に向かうに従って面積が小さくなるように傾斜するテーパ状に形成されるため、前側Y1から奥側Y2に向かうに従って小さくなる。複数の案内溝245は、巻取回転シャフト35と他の軸部材との平行を保持するための隙間(ガタ)を有した状態で、巻取回転シャフト35の突出ピン353に適切に嵌め合うことが可能な位置及び形状を有した構造に形成される。
境界突出縁246は、接続筒部242の周方向において隣り合う案内溝245の間に配置される。境界突出縁246は、接続筒部242の径方向に延びると共に接続筒部242の軸方向に突出する。本実施形態においては、境界突出縁246は、鋭角の山状に突出して形成される。なお、境界突出縁246は、丸みを帯びた山状の断面を有して突出して形成されていてもよい。境界突出縁246は、接続筒部242の径方向の内側に向かうに従って接続筒部242の軸方向の内部側に向かうように傾斜する。
案内傾斜面部247は、境界突出縁246から隣り合う案内溝245それぞれに向かうように形成される。案内傾斜面部247は、境界突出縁246から隣り合う案内溝245それぞれに向かうに従って接続筒部242の軸方向の内部側に窪むように傾斜する。
次に、リボン駆動軸部100において、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順について説明する。図14Aは、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に挿入する前の状態を示す斜視図である。図14Bは、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が駆動力伝達回転体24に接触した状態を示す斜視図である。図14Cは、図14Bを角度を変えた状態で視た拡大斜視図である。図14Dは、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が回転しながら案内傾斜面部247に誘導される状態を示す斜視図である。図14Eは、図14Dを角度を変えた状態で視た拡大斜視図である。図14Fは、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35が回転しながら巻取回転シャフト35の突出ピン353が駆動力伝達回転体24の案内溝245に誘導される状態を示す斜視図である。図14Gは、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に取り付ける手順を示す図であって、巻取回転シャフト35の突出ピン353の駆動力伝達回転体24の案内溝245に嵌り込んだ状態を示す斜視図である。
まず、図14Aに示すように、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する場合に、巻取回転シャフト35と駆動力伝達回転体24とを同軸上に配置して、巻取回転シャフト35を前後方向Yの奥側Y2側に移動させて駆動力伝達回転体24の案内部243に挿入するように近づけていく。巻取回転シャフト35の挿入軸部352を駆動力伝達回転体24の挿入開口244に挿入することで、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24の案内部243に装着する。この場合に、巻取回転シャフト35の突出ピン353が、案内部243において、駆動力伝達回転体24の境界突出縁246に接触したり、案内傾斜面部247に接触したり、案内溝245に直接挿入されたりする。
なお、本実施形態においては、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する場合には、巻取回転シャフト35を、ブレーキを作用させて回転しないように固定し、駆動力伝達回転体24を、第2回転軸J2を中心に自由に回転するように構成している。
図14Bに示すように、巻取回転シャフト35の突出ピン353が、駆動力伝達回転体24の案内部243の境界突出縁246に接触した場合には、図14Cに示すように、案内部243が駆動力伝達回転体24の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さずに、案内部243の境界突出縁246が駆動力伝達回転体24の径方向の内側に向かうに従って駆動力伝達回転体24の軸方向の内部側に向かうように傾斜しているため、巻取回転シャフト35の突出ピン353は、案内部243の境界突出縁246に点で接触する。
図14Cに示す駆動力伝達回転体24の案内部243の境界突出縁246に接触した状態から、巻取回転シャフト35を前後方向Yの奥側Y2側に移動させると、突出ピン353は、案内部243の境界突出縁246に点で接触しているため、突出ピン353が境界突出縁246に接触したままで保持される状態とはならずに、駆動力伝達回転体24が第2回転軸J2を中心に僅かに回転して、図14D及び図14Eに示すように、境界突出縁246の両側に連続して形成される案内傾斜面部247のいずれか一方側に向かうように回転移動する。そして、図14Fに示すように、突出ピン353は、案内傾斜面部247に沿って移動されて案内溝245に案内される。その結果、図14Gに示すように、突出ピン353は、案内溝245に挿入される。
また、巻取回転シャフト35の挿入軸部352を駆動力伝達回転体24の挿入開口244に挿入することで、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24の案内部243に装着する場合に、案内部243において、巻取回転シャフト35の突出ピン353が駆動力伝達回転体24の案内傾斜面部247に接触した場合には、図14Fに示すように、突出ピン353は、案内傾斜面部247に沿って移動されて案内溝245に案内される。そして、図14Gに示すように、突出ピン353は、案内溝245に挿入される。
また、巻取回転シャフト35の挿入軸部352を駆動力伝達回転体24の挿入開口244に挿入することで、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24の案内部243に装着する場合に、案内部243において、案内溝245に直接挿入された場合には、図14Gに示すように、突出ピン353は、そのまま、案内溝245に導入される。
次に、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から取り外す手順について説明する。巻取回転シャフト35が駆動力伝達回転体24に取り付けられている状態は、巻取回転シャフト35の突出ピン353が駆動力伝達回転体24の案内溝245に挿入されている。そのため、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から取り外す場合には、図14Gに示す状態から、巻取回転シャフト35を、前後方向Yの前側Y1に移動させて、駆動力伝達回転体24から離間させる。これにより、巻取回転シャフト35の突出ピン353を、駆動力伝達回転体24の案内溝245から抜き出して、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から取り外すことができる。このように、巻取回転シャフト35を前後方向Yの前側Y1に移動させるだけで、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24から容易に取り外すことができる。
次に、制御装置9について簡単に説明する。制御装置9は、プリントユニット10A,10B、駆動機構53に電気的に接続されている。制御装置9は、複数のプリントユニット10A,10Bを統括して制御する。
制御装置9は、複数のプリントユニット10A,10Bのそれぞれを搬送幅方向P2に移動させるように、駆動機構53の駆動を制御する。制御装置9は、プリントユニット10A,10Bそれぞれに設けられたサーマルヘッド33を制御し、インクリボンRの移動を制御する。
本実施形態のサーマルプリンタ装置1によれば、例えば、以下の効果が奏される。
本実施形態のサーマルプリンタ装置1は、プリンタ本体20と、プリンタ本体20に着脱可能なリボンカセット30と、巻取ホルダ348を回転させるリボン駆動軸部100であって、駆動力伝達回転体24と、駆動力伝達回転体24に接続される巻取回転シャフト35と、を有するリボン駆動軸部100と、を備え、駆動力伝達回転体24は、駆動力伝達回転体24の軸方向に延びる挿入開口244と、挿入開口244の内周面に沿って周方向に並んで形成される複数の案内溝245と、を有する案内部243であって、駆動力伝達回転体24の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さない案内部243を備え、巻取回転シャフト35は、巻取回転シャフト35の軸方向に延びると共に挿入開口244に挿入される挿入軸部352と、挿入軸部352の周面から巻取回転シャフト35の径方向に突出する突出ピン353と、を有する。
そのため、案内部243が駆動力伝達回転体24の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さないため、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に挿入する際に、突出ピン353が案内部243に接触したままで保持される状態とはならない。これにより、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24にスムーズに容易に案内することができる。よって、プリンタ本体20にリボンカセット30を装着する際の作業性を向上させることができる。また、プリンタ本体20にリボンカセット30を装着する機構について複雑な機構や制御を省くことができる。
また、本実施形態においては、駆動力伝達回転体24は、複数の案内溝245のうち駆動力伝達回転体24の周方向において隣り合う案内溝245の間に配置され駆動力伝達回転体24の径方向に延びると共に駆動力伝達回転体24の軸方向に突出する境界突出縁246と、境界突出縁246から隣り合う案内溝245それぞれに向かうように形成され境界突出縁246から隣り合う案内溝245それぞれに向かうに従って駆動力伝達回転体24の軸方向の内部側に窪むように傾斜する案内傾斜面部247と、を有する。
そのため、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に接続する際に、突出ピン353は、案内傾斜面部247に沿って移動されて案内溝245に導入される。これにより、突出ピン353を、案内傾斜面部247に沿って移動させて、案内溝245に容易に誘導することができる。よって、突出ピン533を案内傾斜面部247に沿って案内溝245に容易に誘導できるため、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に一層容易に案内することができる。
また、本実施形態においては、境界突出縁246は、駆動力伝達回転体24の径方向の内側に向かうに従って駆動力伝達回転体24の軸方向の内部側に向かうように傾斜する。そのため、境界突出縁246に接触する場合には、境界突出縁246に点接触で接触するため、突出ピン353が境界突出縁246に接触したままで保持される状態とはならずに、境界突出縁246の両側に連続して形成される案内傾斜面部247のいずれか一方側に移動する。これにより、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に挿入する際に、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に一層容易に案内することができる。
また、本実施形態においては、突出ピン353は、円柱状又は円筒状に形成される。これにより、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に接続する際に、突出ピン353の周面が駆動力伝達回転体24の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さない案内部243に接触しても、突出ピン353が案内部243に接触したままで保持される状態とはならない。これにより、巻取回転シャフト35を駆動力伝達回転体24に一層容易に案内することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、第1リボン回転軸部を駆動力伝達回転体24により構成してプリンタ本体20に設けると共に、第2リボン回転軸部を巻取回転シャフト35により構成してリボンカセット30に設けて構成したが、これに限定されない。これらを逆に構成してもよく、第2リボン回転軸部(巻取回転シャフト35)をプリンタ本体20に設けると共に、第1リボン回転軸部(駆動力伝達回転体24)をリボンカセット30に設けて構成してもよい。
また、前記実施形態においては、突出ピン353を挿入軸部352の外周面から径方向の両方に突出するように構成したが、これに限定されず、突出ピン353を挿入軸部352の外周面から径方向の片方に突出するように構成してもよい。
また、前記実施形態においては、リボンカセット30をプリンタ本体20に装着する場合に、巻取回転シャフト35を、ブレーキを作用させて回転しないように固定して構成し、駆動力伝達回転体24を、第2回転軸J2を中心に自由に回転するように構成したが、これに限定されない。これとは逆に、巻取回転シャフト35を、第2回転軸J2を中心に自由に回転するように構成し、駆動力伝達回転体24を、ブレーキを作用させて回転しないように固定して構成してもよい。また、巻取回転シャフト35及び駆動力伝達回転体24の両方を第2回転軸J2を中心に自由に回転するように構成してもよい。
また、前記実施形態においては、接続筒部242を樹脂材料で形成したが、これに限定されない。接続筒部242は、樹脂材料に限定されず、例えば、金属材料で形成してもよい。
1 サーマルプリンタ装置(熱転写印刷装置)
20 プリンタ本体
24 駆動力伝達回転体(第1リボン回転軸部)
30 リボンカセット
35 巻取回転シャフト(第2リボン回転軸部)
100 リボン駆動軸部
243 案内部
244 挿入開口
245 案内溝
246 境界突出縁
247 案内傾斜面部
352 挿入軸部
353 突出ピン(突出部)
348 巻取ホルダ(リボンホルダ)
R インクリボン

Claims (1)

  1. プリンタ本体と、
    インクリボンが巻回されるリボンホルダを保持すると共に前記プリンタ本体に着脱可能なリボンカセットと、
    前記リボンホルダを回転させるリボン駆動軸部であって、前記リボンカセット及び前記プリンタ本体のいずれか一方に設けられる第1リボン回転軸部と、前記リボンカセット及び前記プリンタ本体のいずれか他方に設けられ前記第1リボン回転軸部に接続される第2リボン回転軸部と、を有するリボン駆動軸部と、を備える熱転写印刷装置であって、
    前記第1リボン回転軸部は、前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる筒状に形成されており、前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる挿入開口と、前記挿入開口の内周面に沿って周方向に並んで形成され前記挿入開口から前記第1リボン回転軸部の径方向の外側に窪むと共に前記第1リボン回転軸部の軸方向に延びる複数の案内溝と、を有する案内部であって、前記第1リボン回転軸部の軸方向に直交する方向に拡がる面を有さない案内部を備え、
    前記第1リボン回転軸部は、前記複数の案内溝のうち前記第1リボン回転軸部の周方向において隣り合う案内溝の間に配置され前記第1リボン回転軸部の径方向に延びると共に前記第1リボン回転軸部の軸方向に突出する境界突出縁と、前記境界突出縁から前記隣り合う案内溝それぞれに向かうように形成され前記境界突出縁から前記隣り合う案内溝それぞれに向かうに従って前記第1リボン回転軸部の軸方向の内部側に窪むように傾斜する案内傾斜面部と、を有し、
    前記境界突出縁は、前記第2リボン回転軸部を前記第1リボン回転軸部に取り付ける際における前記第2リボン回転軸部の取付方向に進行するに従って前記第1リボン回転軸部の径方向の外側から内側に向かうように傾斜し、
    前記第2リボン回転軸部は、前記第2リボン回転軸部の軸方向に延びると共に前記挿入開口に挿入される挿入軸部と、前記挿入軸部の周面から前記第2リボン回転軸部の径方向に突出し前記複数の案内溝のいずれかに案内されることが可能に構成される円柱状又は円筒状の突出部と、を有し、
    前記第2リボン回転軸部を前記第1リボン回転軸部に装着する場合に、(i)前記突出ピンが前記境界突出縁に接触してから前記案内傾斜面部に案内されて前記案内溝に挿入されることが可能に構成され、かつ、(ii)前記突出ピンが前記案内傾斜面部に接触してから前記案内溝に挿入されることが可能に構成され、かつ、(iii)前記突出ピンが前記案内溝に直接挿入可能に構成され、
    前記第2リボン回転軸部を前記第1リボン回転軸部に装着する際に、前記突出部は、前記境界突出縁に接触してから前記案内傾斜面部に案内される場合に、前記境界突出縁に点接触で接触し、
    前記複数の案内溝は、それぞれ、前記第2リボン回転軸部を前記第1リボン回転軸部に取り付ける際における前記第2リボン回転軸部の取付方向に進行するに従って軸方向に視た場合の開口面積が小さくなるテーパ状に形成される熱転写印刷装置。
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