JP3538782B2 - ヒドロキシアルキルグルコシドの製法 - Google Patents
ヒドロキシアルキルグルコシドの製法Info
- Publication number
- JP3538782B2 JP3538782B2 JP13504993A JP13504993A JP3538782B2 JP 3538782 B2 JP3538782 B2 JP 3538782B2 JP 13504993 A JP13504993 A JP 13504993A JP 13504993 A JP13504993 A JP 13504993A JP 3538782 B2 JP3538782 B2 JP 3538782B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxyalkyl
- glucoside
- engineering
- reaction
- ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/02—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
- C07H15/04—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/02—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
- C07H15/04—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
- C07H15/08—Polyoxyalkylene derivatives
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
コシドの製法に係る。
な発展が見られる。世界の市場の大部分は非イオン性界
面活性剤、特にポリエトキシ化アルコール及びポリエト
キシ化アルキルフェノールで占められている。
な洗浄性、各種の組成に関する柔軟性(イオン性界面活
性剤との適合性)及び低い製造コストのためかなりの重
要性を獲得している。
に、最近では、ポリエトキシ基とは異なる親水基部分に
よって特徴づけられる新たな種類のものが開発されてい
る。これらの中でも、単糖及びオリゴ糖のエステルはコ
ストが低いこと及び固有の生物分解性を有することによ
り特に注目を集めている。
とえばパルミチン酸から誘導されるもの)は、多くの処
方において要求されるpH8以上でのエステル基の安定性
が限られているため、実用性の点で満足できないもので
ある。
hem Augusta社名義のイタリー国特許出願MI−91A−0014
27号に開示された如く、エポキシドとヒドロキシアルキ
ルグルコシドとの反応によるエーテル結合の導入によっ
て解消される。
簡略化を達成すると共に、同時に良好な収率を得ること
ができた。
(I) (式中、Rは−CH2−、−CH2−CH2−又は−CH2−CH(OH)
−であり;R1及びR2はそれぞれ炭素数1−18のアルキ
ル基であるか、R1又はR2は水素原子であってもよい
が、同時に水素原子であることはなく、(R1+R2)の
炭素原子の合計は常に18個以下であり;Gは、通常「還
元糖」と称される単糖、代表的には式C6H12O6又はC5H10
O5で表されるヘキソース又はペントースからH2O 1分子
が除去された残基であり、nは1−5の整数である)で
表されるヒドロキシアルキルグルコシドの製法におい
て、該製法は、(a)触媒の存在下、炭素数8−20のオ
レフィンのエポキシドをジオール又はトリオールと反応
させて、グリコール−エーテル(II)を生成させる工
程;(b)前記グリコール−エーテル(II)と、還元糖
又は加水分解によって還元糖を提供しうる化合物との、
又は前記還元糖から誘導されるメチル−、エチル−又は
ブチル−グルコシドとのグリコシデーション反応を行う
工程を包含し、前記工程(b)の反応をKa値10-8−10-1
を有する強い有機酸及び弱い有機塩基でなる二元触媒の
存在下で行うことを特徴とするヒドロキシアルキルグル
コシドの製法にある。
ペントースの例としては、グルコース、マンノース、ガ
ラクトース、アラビノース、キシロース、リボース等が
ある。
な糖又は置換された糖も使用される。これらの中には、
デンプン、マルトース、サッカロース、ラクトース、マ
ルトトリオース、メチル−、エチル−又はブチル−グル
コシド等がある。コストが低いこと及び入手が容易であ
ることから、単糖としてはグルコースが好適である。
め、下記の反応スキームを想定する(これに限定されな
い)。
H、CH3、エチル、ブチルである。)グリコール−エー
テル(II)の調製(工程(a))は公知である。たとえ
ば、米国特許第3,758,410号には酸性触媒の存在下にお
けるエポキシドとエチレングリコールとの反応が開示さ
れている。
達成される。たとえば、α−エポキシドの場合、P.E.
Parker及びN.S.IsaacによるChem Rev.,1959,59,73
7の開示によれば末端炭素原子への求核攻撃による生成
物が絶対的に生成されなければならない。
ン反応に関して、通常、望ましくない反応が生ずるため
問題がある。
かかる望ましくない反応の1つがポリグルコース又はポ
リヒドロキシメチルフルフラールの生成であることが報
告されている。
物は界面活性剤溶液を過剰に発泡させ、後者の副生物は
望ましくない黄色−褐色の着色を生ずる。
生成は所望生成物の収量の損失を意味する。
するとの特殊な目的の達成を目標とするものである。た
とえば、WO特許第90/07516号は、この問題の解消に好
適な高い新油性を有する触媒の使用を開示している。
使用する場合と比較して低減するが、ポリグルコースの
生成が完全には抑制されない。
コースの如き副生物を含有しないグリコシデーション生
成物を得ることにあり、これに関連して、発明者らは、
工程(b)で使用する前記触媒系が上述の従来技術の欠
点を解消することを可能にするとの知見を得た。
(b))は、Ka値10-8−10-1を有する強い有機酸及び弱
い有機塩基でなる二元触媒の存在下で行われる。
アルキルベンゼンスルホン酸、ナフタレン−又はアルキ
ルナフタレンスルホン酸、第1級、第2級又は第3級ア
ルキルスルホン酸、モノアルキルスルフェート、モノ−
及びジアルキルホスフェート、アルキル−、アリール−
又はアルキルアリールジスルホン酸(いずれの脂肪族鎖
も炭素原子1−20個を含有するものであり、スルホン基
は陽イオン交換樹脂を含有する)がある。
ピコリン、ルチジン、コリジン、キノリン、イソキノリ
ン、キナルジン、ピラジン、プテリジン、テトラメチル
尿素等がある。
ことにより別個に又は「その場で」容易に調製される。
ンスルホン酸又は第2級アルキルスルホン酸(たとえば
特開平3−275663号の開示に従って調製される)との塩
である。
有する第2級アルキルスルホン酸(SASA)との塩が好適
である。
ち、加水分解して還元糖を放出する化合物)1モル当たり
0.001−0.1モル、好ましくは0.01−0.05モルの範囲内の量で
使用される。
に開示する比較テスト(p−トルエンスルホン酸の如き
一般的な酸の存在下でグリコシデーション反応が行われ
る)によって明らかになるであろう。
度、圧力及び反応系の撹拌速度)下で操作し、化学量論
量の水が留去された時点で上述の両反応を停止させる
際、実施例8ではかなりの量のポリグルコースが生成さ
れるが、実施例7の触媒を使用する場合には、グルコー
スが主に存在し、つづいて回収、再使用される。
を含有しておらず、この点は従来技術と比べて本発明の
代表的な特徴である。
の制御も容易であり、高いヒドロキシアルキル−モノグ
ルコシドレベルを有する一般式(I)の生成物(たとえ
ば、上記一般式(I)においてn=1の生成物70%以上
を含有する混合物)を容易に得ることができる。
より、反応終了時、たとえばp−トルエンスルホン酸の
如き従来の酸性触媒を使用して得られる相当の生成物よ
りも着色の程度の少ない生成物が得られる。
ル(II)を除去するために蒸留を利用する場合(温度19
0−200℃、減圧0.2−0.5mmHgが必要である)、特に蒸留
時間が1−2時間を越えると褐色に着色した生成物が得
られる。
の多くの反応体[たとえばH2O2(米国特許第3,450,690
号)、過ホウ酸ナトリウム(米国特許第3,839,318号)
又は他の同等の漂白剤(たとえば、次亜塩素酸アルカ
リ、アルカリペルスルフェート等)]を使用することに
よって界面活性剤水溶液が容易に許容範囲の色に調節さ
れるため問題とはならない。
ールをエポキシド(III)の化学量論量と同じ又はそれ
より大の量、すなわちエポキシド(III)1モル当たり1
−15モルの量で使用し、一方、工程(b)では、グリコー
ル−エーテル(II)を還元糖の化学量論量と同じ又はそ
れより大の量(詳細については後述する)で使用する。
てジオールは溶媒(すなわち反応混合物の液状媒体)と
しても機能する。工程(b)では、溶媒の機能はグリコ
ール−エーテル(II)によって達成される。
に、一般式(III)においてR1及びR2が前記と同意義
であるエポキシドの混合物を使用する。これらの混合物
自体は、たとえば英国特許第2,055,821号及び米国特許
第4,595,671号に開示された方法に従って、直鎖状オレ
フィンの相当する混合物を過酸化水素と反応させること
によって得られる。
は還元糖又は上述の等価物:グリコール−エーテル(I
I)のモル比は1:2−1:10、好ましくは1:3−
1:6の範囲内である。
(I)で表される最終生成物の特性を制御することが可
能となる。高度の重合度(n)を有する生成物が望まれ
る場合には、1:2の如きモル比を使用し、一方、主と
してヒドロキシアルキル−モノグリコシド(n=1)を
含有する生成物が望まれる場合には、1:6の如きモル
比を使用する。
は110−120℃である。
R3は前記と同意義である)が生成するが、これを窒素
の如き不活性なガス流と共に、又は反応が減圧下で行わ
れる場合には蒸留によって除去する。
ド(一般式(I)においてn=1)を得るためには、炭
水化物の変化が完了しないうちに反応を停止させる。
に回収するためには、反応系を炭水化物が不溶の溶媒
(たとえばヘキサン又はヘプタン)で希釈することが望
ましい。
状物とするため、従って濾過により炭水化物を容易に分
離できる点で有利である。
せることになり、つづいて(部分的に)再循環される。
なくとも1モルの強塩基と混合する。ここで、「強塩基」
は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物及び
アルカリ金属アルコキシドを意味する。好適な塩基は、
水酸化ナトリウム及びナトリウムメトキシドである。
150mmHg)下、回転エバポレーター内において浴温度30
−100℃で回収する。
−エーテルを減圧(0.1−0.5mmHg)下、浴温度190−200
℃で留去する。
薄膜エバポレーターを使用して行われる。
えば50%(重量/重量)の溶液を得るために残渣と同じ
容量の水を使用する)、上述の如き公知の方法によって
脱色する。
工程の間に完全に除去されなかった一般式(II)の反応
体及び/又はその減成による生成物でなる)を溶媒抽出
によって除去する。
及び酢酸エチル又は酢酸プロピルである。特に好適な溶
媒は酢酸プロピルである。
に例示するものであって、本発明を限定するものではな
い。
チレングリコール 3000gの混合物を80℃に加熱した。
合物を1時間撹拌し、薄層クロマトグラフィー(溶離
剤:石油エーテル/エチルエーテル=2/1)によって
エポキシドの消失を確認した。
し、減圧下で蒸留した。過剰のエチレングリコールを回
収した後、沸点135−160℃/0.2mmHgを有する無色の生
成物1022gを集めた。
る。 (式中、R1及びR2はいずれも直鎖状アルキル基であっ
て、Hではなく、(R1+R2)の炭素数は9−10であ
る。)エポキシドに対する収率は91%である。
ス 18gを、撹拌機、温度計、蒸留ヘッド及び窒素注入
用の浸漬チューブを具備するフラスコ(250cc)に充填
した。
し、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸(Py・p−TS
A)0.3gを添加した。
け、生成と同時に水を連続的に除去した。
100ccで希釈し、濾過した。沈殿物は、ヘプタンでの洗
浄及び乾燥後、重量2.75gを有し、主としてグルコース
でなるものであった。
し、得られた混合物を蒸留した。初めにRotavapor内に
おいて20mmHg、50−100℃でヘプタンを回収し、ついで
0.1mmHg、油浴で190℃に加熱することによってグリコー
ル−エーテル(IV)82.5gを回収した。
ン−ヨード試験紙との反応が陽性となるまで20−30℃に
おいて次亜塩素酸ナトリウム溶液で処理した。
での蒸発によって、界面活性剤を含有する水相から、固
状、ガラス状のわずかに黄色に着色した生成物28gを得
た。
れる。
光度0.12(E470=0.24)を示す。
トグラフィー)及びGC(ガスクロマトグラフィー)で分
析したところ、該生成物が次の組成を有することが確認
された。
%を含有する)105gとの混合物を90℃に加熱した。
反応混合物を1時間撹拌した。
でなる下層を分離し、上層を石油エーテルで希釈し、初
めに5%NaHCO3溶液で、ついでH2Oで中性となるまで洗
浄した。
(V)136.5gを濃厚かつほぼ無色の油状物として得
た。該生成物はつづくグルコースとの反応にそのままで
使用される。
70−190℃での蒸留によって生成物(V)を精製した。
て、Hではなく、(R1+R2)の炭素数は9−10であ
る。)
無水のグルコース 18gを実施例2のものと同一の反応
器に導入した。
し、ついでPy・p−TSA 0.3gを添加した。
け、その間に生成と同時に水を連続的に除去した。
釈し、濾過した。沈殿物は、ヘプタンでの洗浄及び乾燥
後、重量2.4gを有し、主としてグルコースで構成され
ていることが判明した。
れた混合物を蒸留した。初めにRotavapor内において20m
mHg、50−100℃でヘプタンが回収され、ついで0.1mmHg
において油浴で210℃に加熱することによりトリオール
(V)76gが回収された。
例2の如く処理したところ、該蒸留残渣から、水溶液の
蒸発後、固状、泡様のわずかに黄色の生成物29gを得
た。
光度0.175(E470=0.35)を示した。
ドロキシアルキル−ポリグルコシドの調製 n−ブタノール 100cc、無水のグルコース 18g及びPy
・p−TSA 0.3gを実施例2の装置に充填した。
物をMarcussonによって還流させ、無色透明の溶液を得
た。該溶液は、α−及びβ−ブチル−グルコシドの混合
物のN−ブタノール溶液でなる。
し、反応容器の内部温度を115℃に維持しながらブタノ
ールを減圧下で留去した。
剤:クロロホルム/メタノール=3/1)によってブチ
ル−グルコシドの消失が確認された。
種の不溶物を濾去し、得られた溶液をCH3ONa 65mgでア
ルカリ化し、ついで蒸留した。
色、抽出及び蒸発の各処理の後、固状、ガラス様のわず
かに黄色に着色した生成物25gを得た。
光度0.1(E470=0.2)を有する。
水のグルコース 90gを、撹拌機、温度計及び蒸留ヘッ
ドを具備するフラスコ(1リットル)に充填した。
ピリジンと平均鎖長15炭素原子を有する第2級アルキル
スルホン酸(単に「SASA」と表示する)との塩3gを添
加した。
ち、特開平2−275663号に開示の如く操作することによ
って得たSASA(平均分子量(MWave)293を有する第2級
アルキルスルホン酸68%、MWave373の第2級アルキルジ
スルホン酸8%、H2SO4 8%及び水残余でなる)25gを
過剰量のピリジンと反応させる。シロップ様の溶液が得
られ、これをRotavaporにおいて減圧下100℃で完全に脱
水させる。残渣をエチルエーテル 100ccで希釈する。得
られた沈殿物(ピリジニウムスルフェートでなる)を濾
去し、エーテル溶液を再び蒸発乾固させる。わずかに黄
色のペースト 23gが得られ、これをグルコシデーショ
ン反応にそのままで使用する。
プに接続し、系内の圧力を25mmHgに低下させた。反応中
に生成した水を−80℃に冷却したトラップ内で集めた。
減圧下での加熱を6時間続け、その間に水8.7gを集め
た。
ccで希釈し、不溶物を濾去した。
せたところ、白色の結晶性化合物15.1gを得た。HPLC分
析の結果、該化合物は実質的にグルコースでなるもので
あり、従って再利用される。
し、初めにRotavapor内において30−40mmHg、50−100℃
で減圧蒸留してヘキサンを回収し、ついで0.1mmHgにお
いて油浴で190℃に加熱することによってグリコール−
エーテル(IV)423g以上を回収した。
せ、10%(w/w)NaOH水溶液を添加することにより溶
液のpH値を8−9に維持しながら、60−70℃においてH2
O2で処理することによって脱色した。
2回抽出し、つづいて濃縮乾固させた。
生成物127gを得た。該生成物は実施例2で得られたも
のと同様の組成を示した。
−エーテル(IV)500g及び無水のグルコース 90gを充
填した。
−TSA 1.5gを添加した。
接続し、系の内部圧力を25mmHgに低下させた。反応中に
生成する水を−80℃に冷却したトラップ内で集めた。減
圧下での加熱を6時間続け、水9.0gを回収した。
により、ヘキサンでの希釈、濾過の後、グルコース 14.
5gを得た。
の希釈、脱色、抽出及び乾燥の各操作の後、実施例2で
得られた生成物と同一の特性を示す界面活性剤126gを
得た。
無水のp−トルエンスルホン酸 1.02g(実施例7のPy
・p−TSA 1.5gとモル数の上で同一)を使用して操作を
行った。
られるまで、反応混合物を圧力25mmHgにおいて119−120
℃で加熱した。加熱時間は2時間45分である。
は異なり、反応混合物は、非常に細かく、沈降が困難な
粒状物でなる固相の存在のため濁った外観を示した。
れた)も、フリットフィルターをつまらせる傾向にある
非常に細かく沈殿物の影響により、極めて煩雑であっ
た。
の後、重量18.2gを有しており、実施例7で得られたグ
ルコースとは異なり、フェーリング試薬によって還元さ
れなかった。
CNの100%から0%までのグラディエントで溶出するこ
とによって行ったHPLC分析では、保持時間約16分に相当
する弱いピークを示した(同じ条件下においてグルコー
スは保持時間約2.5分を有する)。
起因するものであり、実施例7で回収されたグルコース
の場合とは異なり、再使用及び再循環されない。
開環 撹拌機、温度計及び窒素注入用の浸漬チューブを具備す
るフラスコ(1リットル)にエチレングリコール 600gを充
填した。
完全に溶解するまで反応混合物を撹拌した。
(純度92%)200ccを添加し、混合物を110−120℃で1
時間加熱し、その間、エポキシドの消失を薄層クロマト
グラフィー(溶離剤:石油エーテル/エチルエーテル=
2/1)で監視した。
チレングリコールを回収し、ついで160−165℃/0.2mmH
gで蒸留されるフラクションを回収した。
(VI)で表される生成物210gで構成されていた。
0g及びグルコース 18gを充填した。
0.3gを添加した。
を25mmHgに低下させた。
た溶液が得られるまで(約45分間)同じ温度での加熱を
続けた。
蒸留した。グリコール−エーテル(VI)82.6gが回収さ
れた。
し、抽出したところ、残渣から、水溶液の蒸発後、白色
の固状生成物32.1gを得た。
Claims (11)
- 【請求項1】一般式(I) (式中、Rは−CH2−、−CH2−CH2−又は−CH2−CH(OH)
−であり;R1及びR2はそれぞれ炭素数1−18のアル
キル基であるか、R1又はR2は水素原子であってもよい
が、同時に水素原子であることはなく、(R1+R2)の
炭素原子の合計は常に18個以下であり;Gは、還元糖
からH2O 1分子が除去された残基であり、nは1−5の
整数である)で表されるヒドロキシアルキルグルコシド
の製法において、該製法は、(a)酸性触媒及び塩基性
触媒の中から選ばれる触媒の存在下、一般式( III ) (式中、R 1 及びR 2 は前記と同意義である)で表わされ
る炭素数8−20のオレフィンのエポキシド( III )を
ジオール又はトリオールと反応させて、一般式( II ) (式中、R、R 1 及びR 2 は前記と同意義である)で表わ
されるグリコール−エーテル(II)を生成させる工程;
(b)前記グリコール−エーテル(II)と、還元糖又は
加水分解によって還元糖を提供しうる化合物との、又は
前記還元糖から誘導されるメチル−、エチル−又はブチ
ル−グルコシドとのグリコシデーション反応を行う工程
を包含してなり、前記工程(b)の反応を、ベンゼン−
又はアルキルベンゼンスルホン酸、ナフタレン−又はア
ルキルナフタレンスルホン酸、第1級、第2級又は第3
級アルキルスルホン酸、モノアルキルスルフェート、モ
ノ−及びジアルキルホスフェート、アルキル−、アリー
ル−又はアルキルアリールジスルホン酸(いずれの脂肪
族鎖も炭素原子1−20個を含有するものであり、スル
ホン基は陽イオン交換樹脂を含有する)の中から選ばれ
る強い有機酸及びピロリジン、ピコリン、ルチジン、コ
リジン、キノリン、イソキノリン、キナルジン、ピラジ
ン、プテリジン、テトラメチル尿素の中から選ばれる弱
い有機塩基でなる二元触媒の存在下で行うことを特徴と
する、ヒドロキシアルキルグルコシドの製法。 - 【請求項2】工程(b)で使用する二元触媒が、ピリジ
ンとアルキルベンゼンスルホン酸又は第2級アルキルス
ルホン酸との塩の中から選ばれるものである、請求項1
記載のヒドロキシアルキルグルコシドの製法。 - 【請求項3】工程(b)で使用する二元触媒が、ピリジ
ンと炭素数14−17の第2級アルキルスルホン酸(SA
SA)との塩である、請求項1又は2記載のヒドロキシア
ルキルグルコシドの製法。 - 【請求項4】工程(b)で使用する二元触媒が、強い有
機酸と弱い有機塩基とを等量で混合することによって調
製されたものである、請求項1−3のいずれか1項記載
のヒドロキシアルキルグルコシドの製法。 - 【請求項5】工程(b)に当たり、二元触媒を還元糖又
はその等価物1モル当たり0.001−0.1モルの量で使用
する、請求項1−4のいずれか1項記載のヒドロキシア
ルキルグルコシドの製法。 - 【請求項6】工程(b)に当たり、二元触媒を、還元糖
又はその等価物1モル当たり0.01−0.05モルの量で使用
する、請求項5記載のヒドロキシアルキルグルコシドの
製法。 - 【請求項7】工程(b)に当たり、還元糖又はその等価
物:グリコール−エーテル(II)のモル比が1:2−
1:10である、請求項1記載のヒドロキシアルキルグ
ルコシドの製法。 - 【請求項8】還元糖又はその等価物:グリコール−エー
テル(II)のモル比が1:3−1:6である、請求項7
記載のヒドロキシアルキルグルコシドの製法。 - 【請求項9】工程(b)で使用する反応溶媒がグリコー
ル−エーテル(II)である、請求項1記載のヒドロキシ
アルキルグルコシドの製法。 - 【請求項10】工程(b)の反応を温度90−130℃で
行う、請求項1記載のヒドロキシアルキルグルコシドの
製法。 - 【請求項11】反応温度が110−120℃である、請求項1
0記載のヒドロキシアルキルグルコシドの製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT92A001156 | 1992-05-15 | ||
ITMI921156A IT1255753B (it) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Processo per la produzione di idrossialchil-glucosidi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641177A JPH0641177A (ja) | 1994-02-15 |
JP3538782B2 true JP3538782B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=11363285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13504993A Expired - Fee Related JP3538782B2 (ja) | 1992-05-15 | 1993-05-14 | ヒドロキシアルキルグルコシドの製法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5432268A (ja) |
EP (1) | EP0570047B1 (ja) |
JP (1) | JP3538782B2 (ja) |
AT (1) | ATE156831T1 (ja) |
CA (1) | CA2096309C (ja) |
CZ (1) | CZ282607B6 (ja) |
DE (1) | DE69313007T2 (ja) |
IT (1) | IT1255753B (ja) |
MX (1) | MX9302791A (ja) |
SK (1) | SK281635B6 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19728900A1 (de) * | 1997-07-07 | 1999-01-14 | Henkel Kgaa | Hydrophile Glykoside |
JP5207570B2 (ja) * | 2001-04-03 | 2013-06-12 | 株式会社ノエビア | 界面活性剤 |
CA2843605C (en) * | 2011-08-02 | 2017-07-04 | The Procter & Gamble Company | Liquid-liquid extraction composition useful in processing water-soluble surfactants |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2374236A (en) * | 1943-01-23 | 1945-04-24 | Du Pont | Surface active aldoside condensation products |
US2407001A (en) * | 1943-07-16 | 1946-09-03 | Atlas Powder Co | Sugar derivatives |
US2407002A (en) * | 1944-10-21 | 1946-09-03 | Atlas Powder Co | Glycol glucosides and derivatives thereof |
US2407003A (en) * | 1944-10-30 | 1946-09-03 | Atlas Powder Co | Emulsifying agents produced from glycol glucosides and process for their production |
FR1501916A (fr) * | 1966-09-28 | 1967-11-18 | Kuhlmann Ets | Nouveaux polyols-polyéthers dérivés des oses, leur procédé de fabrication et leurs applications |
US3758410A (en) * | 1968-03-05 | 1973-09-11 | Monsanto Co | Vicinal substituted alkanes |
US3585185A (en) * | 1968-05-13 | 1971-06-15 | Wyandotte Chemicals Corp | Ester-containing polyols |
US3565885A (en) * | 1968-10-10 | 1971-02-23 | Cpc International Inc | Preparation of color stable glycosides |
US3839318A (en) * | 1970-09-27 | 1974-10-01 | Rohm & Haas | Process for preparation of alkyl glucosides and alkyl oligosaccharides |
US4301089A (en) * | 1979-12-17 | 1981-11-17 | Standard Oil Company | Process for the hydroformylation of olefinically unsaturated compounds |
IT1205277B (it) * | 1982-11-10 | 1989-03-15 | Montedison Spa | Nuovo composizioni perossidiche a base di tungsteno e fosforo o arsenico |
IT1205284B (it) * | 1982-12-14 | 1989-03-15 | Montedison Spa | Procedimento per la preparazione di esteri o di sali di acidi aromatici o eteroaromatici |
USH619H (en) * | 1984-01-25 | 1989-04-04 | A. E. Staley Manufacturing Company | Preparation of alkyl glycosides |
US4612301A (en) * | 1985-04-17 | 1986-09-16 | The Standard Oil Company | Metal coordination complexes of heteropolyacids as catalysts for alcohol conversion |
DE3619796A1 (de) * | 1986-06-12 | 1987-12-17 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von alkyloligoglycosiden |
US4950743A (en) * | 1987-07-29 | 1990-08-21 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for preparation of alkylglycosides |
DE3729843A1 (de) * | 1987-09-05 | 1989-03-23 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von alkyloligoglycosiden |
DE3729842A1 (de) * | 1987-09-05 | 1989-03-23 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von alkyloligoglycosiden |
US5003057A (en) * | 1988-12-23 | 1991-03-26 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for production of glycosides |
IT1230155B (it) * | 1989-06-15 | 1991-10-14 | Enichem Augusta Spa | Procedimento migliorato per la preparazione di acidi paraffin-solfonici |
DE4006192A1 (de) * | 1990-02-28 | 1991-08-29 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von kohlenhydrattensiden |
DE4104640A1 (de) * | 1991-02-15 | 1992-08-20 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung hellfarbener alkylpolyglycoside |
-
1992
- 1992-05-15 IT ITMI921156A patent/IT1255753B/it active IP Right Grant
-
1993
- 1993-05-07 US US08/059,121 patent/US5432268A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-07 DE DE69313007T patent/DE69313007T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-07 EP EP93201241A patent/EP0570047B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-07 AT AT93201241T patent/ATE156831T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-05-12 CZ CZ93871A patent/CZ282607B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1993-05-13 SK SK475-93A patent/SK281635B6/sk not_active IP Right Cessation
- 1993-05-13 MX MX9302791A patent/MX9302791A/es unknown
- 1993-05-14 JP JP13504993A patent/JP3538782B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-14 CA CA002096309A patent/CA2096309C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SK47593A3 (en) | 1994-09-07 |
JPH0641177A (ja) | 1994-02-15 |
MX9302791A (es) | 1993-11-01 |
CA2096309A1 (en) | 1993-11-16 |
CZ87193A3 (en) | 1994-02-16 |
CZ282607B6 (cs) | 1997-08-13 |
US5432268A (en) | 1995-07-11 |
DE69313007D1 (de) | 1997-09-18 |
EP0570047B1 (en) | 1997-08-13 |
DE69313007T2 (de) | 1998-01-29 |
ITMI921156A0 (it) | 1992-05-15 |
EP0570047A1 (en) | 1993-11-18 |
ATE156831T1 (de) | 1997-08-15 |
CA2096309C (en) | 2004-01-13 |
SK281635B6 (sk) | 2001-06-11 |
IT1255753B (it) | 1995-11-15 |
ITMI921156A1 (it) | 1993-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5527892A (en) | Process for preparing APG's | |
US4898934A (en) | Process for manufacturing light-colored alkyloligogycosides and alkylglycosides | |
EP0306652B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von Alkyloligoglycosiden | |
Hanessian et al. | Assembly of the carbon skeletal framework of erythronolide A | |
US5432269A (en) | Process for producing alkyl glycosides | |
JP3538782B2 (ja) | ヒドロキシアルキルグルコシドの製法 | |
US6077945A (en) | Process for making alkylpolyglycosides | |
CA2419455C (en) | Methods of preparing disaccharide and trisaccharide c6-c12 fatty acid esters with high alpha content and materials therefrom | |
US20040063928A1 (en) | Preparation of aliphatic acid ester of carbohydrate | |
JPS62292789A (ja) | アルキルオリゴグリコシドの製造方法 | |
Kováč et al. | The reaction of methyl 3-O-benzyl-4, 6-O-benzylidene-α-D-mannopyranqside with diethylaminosulfur trifluoride (DAST) | |
IE61308B1 (en) | Novel anthracycline derivatives, a process for preparing same and their use as medicaments | |
DE4103681C2 (de) | Derivate von Disaccharidalkoholen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung | |
JPH04124196A (ja) | アルキルグリコシドの製造方法 | |
DE69830486T2 (de) | Aluminiumverbindungen und deren verwendung | |
JPH05301886A (ja) | グリコシドウロン酸の調製法 | |
JPH1072480A (ja) | 界面活性を有するグリコシド化合物の製造方法 | |
JPH08188567A (ja) | α−スルホ脂肪酸の糖エステルの製造方法 | |
KR840001672B1 (ko) | 안트라사이클린유도체의 신제조법 | |
Bogaert et al. | New coupling method without heavy metals for the synthesis of a new class of fatty acid methyl ester oligoglycoside ethers | |
Kefurt et al. | Alkylation of Partially Protected Xylofuranoses and Tetritols with (2, 2, 3, 3, 4, 4, 5, 5, 6, 6, 7, 7, 7-Tridecafluoroheptyl) oxirane and the Stability of Protecting Acetal Groups Towards Lewis Acid-Type Catalyst | |
JPH0193598A (ja) | マルチトールヒドロキシ脂肪族エーテル | |
JPH06157400A (ja) | 新規カルボン酸、その塩及びその製造方法、並びに洗浄剤組成物 | |
Leroux | The synthesis of 1-O-acyl-aldoses | |
JPH08246179A (ja) | グリコシル化合物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040312 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |