JP3538704B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/32Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変抵抗器などの電
子部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケース密閉構造型の可変抵抗器で
は、ケースにロータや摺動子、抵抗基板などを組み込
み、エポキシ樹脂などの封止樹脂をケースの底部開口部
に充填してシールしている。この組立作業やシール作業
はケースを基準にして行なわれるが、ケースは単体の樹
脂成形品であるため、ばらばらの状態にある。特に、自
動組立機での対応ができない品種での作業は、手作業に
よることになり、加工状態がばらばらの状態では作業能
率が悪く、生産性が低い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するため、従来では組立作業やシール作業を行なう間、
ケースを一定位置に整列保持するための整列用治具が使
用される。封止樹脂によってケース内部を密閉する構造
の電子部品の場合、樹脂をケースの底部開口部に充填し
た後、加熱して樹脂を硬化させようとすると、ケースの
内圧が上昇して内部の空気が排出され、封止樹脂に穴が
あく他、その穴の部分が外観不良となる場合がある。そ
のため、封止後室温硬化が一般に行なわれるが、室温硬
化には数時間の放置が必要であることから、相当数の整
列用治具が必要となり、投資額が製造コストに影響す
る。また、整列用治具の重量も大きく、シール作業その
ものも能率的ではなく、さらに保管や運搬にはそれ相応
の対策が必要であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、整列用治具を排
除あるいは削減し、製造コストを低減と作業効率の向上
を実現できる電子部品の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ケースの開口部に端子を
有する基板を嵌合してなる電子部品の製造方法におい
て、リードフレームと連結された状態の端子に基板を取
り付ける工程と、上記リードフレームを組立金型にセッ
トするとともに、基板に対して開口部が対向するように
ケースを組立金型にセットする工程と、組立金型を作動
させてリードフレームと端子との連結部をカットすると
ともに、ケースの開口部に基板を嵌合させる工程と、カ
ット方向と逆方向にケースを押し出し、リードフレーム
の一部でケースの外側面を仮保持する工程と、ケースを
仮保持したリードフレームを組立金型から取り出す工程
と、ケースをリードフレームから分離する工程と、を備
えた電子部品の製造方法を提供する。
【0006】まず、リードフレームと一部で連結された
状態の端子に基板を取り付ける。取り付け方法として
は、端子に基板を保持する部分を設けてもよいし、端子
を基板にインサート成形してもよい。次に、リードフレ
ームを組立金型にセットし、リードフレームに対向して
ケースをセットする。そして、組立金型をケースと反対
方向から作動させてリードフレームと端子との連結部を
カットするとともに、ケースの開口部に基板を嵌合させ
る。次に、カット方向と逆方向にケースを押し出し、リ
ードフレームの一部でケースの外側面を仮保持する。ケ
ースを安定に仮保持するには、ケースの外側面を圧接保
持できるばね片や係止爪などを予め形成しておくのが望
ましい。また、リードフレームと端子との連結部をカッ
トした後、このカット部を利用してケースの外側面を仮
保持してもよい。ケースをリードフレームに仮保持させ
た状態で、リードフレームを組立金型から取り出し、次
の工程へ搬送する。所定の工程が終了した後、ケースを
リードフレームから分離すれば、目的の電子部品が得ら
れる。
【0007】このように組立工程以後の搬送および作業
工程の間、リードフレームがケースの整列用治具を兼ね
るようにしたので、整列用治具を排除あるいは削減する
ことができる。しかも、リードフレームから端子を分離
し、基板をケースに嵌合させる工程に引き続いてリード
フレームでケースを仮保持するので、ケースはリードフ
レームに対して自動的に、かつ正確に位置決めされる。
そして、複数のケース(単品部品)が1枚のリードフレ
ームに連結状態で保持されるので、搬送およびシール作
業を自動化でき、ばらばらの状態に比べて作業効率が格
段に向上する。さらに、ケースはリードフレームに仮保
持されているに過ぎないので、ケースをリードフレーム
から簡単に取り外すことができ、ケースを最終段階まで
リードフレームに仮保持しておくことができる。
【0008】請求項2のように、ケースを仮保持したリ
ードフレームを組立金型から取り出す工程と、ケースを
リードフレームから分離する工程との間に、ケースをリ
ードフレームに仮保持させた状態で、ケースの開口部と
基板との間に封止樹脂を充填してシールする工程を設け
るのが望ましい。基板の組み込みが終了したケースをシ
ール工程へ搬送する場合や、封止樹脂を充填した後、室
温硬化を行なうために長時間放置する場合には、従来で
はケースを整列保持させるための整列用治具を用いてい
たが、本発明ではリードフレームが整列用治具を役割を
果たすので、整列用治具が不要になる。また、ケースを
整列用治具に整列させる作業も不要となり、作業時間を
短縮できる。
【0009】請求項3のように、リードフレームと端子
との連結部を容易にカットできるように、予め連結部に
ノッチなどの切断容易部を形成しておくのが望ましい。
これにより、組立金型にリードフレームの連結部をカッ
トするためのカット刃を形成することなく、簡単に連結
部をカットできる。
【0010】請求項4のように、リードフレームに、ケ
ースの対向する2つの外側面に弾性的に圧接する係止爪
を形成しておけば、係止爪によってケースの両側面が安
定に挟持され、リードフレームを搬送する間にケースが
位置ずれしたり脱落するのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明にかかる電子
部品の一例である可変抵抗器を示す。この可変抵抗器
は、ケース1、抵抗基板2、ロータ3、摺動子4、外部
操作用のシャフト5などで構成されている。
【0012】ケース1は、半田付けの熱に耐え、高温雰
囲気で安定動作を可能にするため、耐熱性熱可塑性樹脂
や熱硬化性樹脂などで底部が開口した角箱形状に一体成
形されたものである。ケース1の側面には円形の挿入穴
11が形成され、この挿入穴11にシャフト5が回転自
在に挿入されている。シャフト5には、挿入穴11に密
着して抜け止めとシールを兼ねる楔状リング51が形成
されている。ケース1の天井部には下方へ突出する軸部
12が突設され、この軸部12にロータ3の上部に設け
られた穴31が回転自在に嵌合されている。ロータ3の
外周面にはウオームギヤ32が形成され、このウオーム
ギヤ32はシャフト5に形成されたウオーム52と噛み
合っている。
【0013】ロータ3の下面には摺動子4が固定されて
いる。この実施例では、ロータ3の下面に突起部33を
突設し、この突起33に摺動子4を嵌合させ、突起33
を熱カシメすることで固定してある。
【0014】抵抗基板2は樹脂やセラミック材料などの
絶縁性基板よりなり、その上面には図5に示すように抵
抗体24が円弧状に形成されており、その中心部に中心
電極25が形成されている。摺動子4は抵抗体24と中
心電極25とに跨がるように接触しており、摺動子4が
回転することで、抵抗値を可変としてある。抵抗基板2
には、基板2の両側部を抱き込むように3個の端子21
〜23が固定されている。端子21には、抵抗基板2の
両側部を抱き込む抱持部21aと、抵抗基板2の他の一
側部の中心位置から突出して下方へU字形に折り返され
た外部接続部21bとが形成されている。また、端子2
2,23にも、抵抗基板2の側部を抱き込む抱持部22
a,23aと、抵抗基板2の他の一側部の中心位置から
突出して下方へU字形に折り返された外部接続部22
b,23bとが形成されている。そして、端子21の抱
持部21aは中心電極25と接続された電極26に、端
子22,23の抱持部22a,23aは抵抗体24の両
端に接続された電極27,28にそれぞれ溶接等で接続
されている。
【0015】抵抗基板2はケース1の底部開口部13に
嵌合され、ケース1の内部に形成された段差面14に当
たって位置決めされている。なお、外部接続部21b〜
23bの一部はケース1の底部開口部13から外側面へ
露出している。そして、ケース1の底部開口部13と抵
抗基板2とで構成される凹部に、エポキシ樹脂などの封
止樹脂6を充填・硬化させることにより、抵抗基板2が
ケース1に固定されるとともに、ケース1の底部開口部
13が完全にシールされる(図1参照)。また、同時
に、抵抗基板2に対して端子21〜23が確実に固定さ
れる。
【0016】上記構造よりなる可変抵抗器において、ド
ライバーなどでシャフト5を回転させると、ロータ3が
追随回転し、摺動子4と抵抗基板2上の抵抗体24との
接触位置が変化し、抵抗値を可変することができる。な
お、シャフト5とロータ3とはウオーム52とウオーム
ギヤ32とによって噛み合っているので、シャフト5を
回転させない限りロータ3が遊回転することがなく、抵
抗値が変動することはない。この可変抵抗器の底面には
端子21〜23が平面的に配置されており、しかもケー
ス1の底部は封止樹脂6によってシールされているの
で、可変抵抗器をプリント基板などに表面実装すること
ができる。なお、可変抵抗器は表面実装型に限るもので
はなく、端子に下方へ突出するリード部を形成すること
により、リード端子型の可変抵抗器とすることもでき
る。
【0017】次に、上記可変抵抗器の製造方法を図6〜
図8を参照して説明する。まず、図6に示すようなリー
ドフレーム7を準備する。このリードフレーム7は薄肉
な金属フープ材を所定形状にプレス加工したものであ
り、両側に送り穴71aを有する帯状のキャリヤ部71
が形成され、その間に端子21〜23となる部分が連結
状態で多数個形成されている。特に、端子21となる部
分は、細幅なタイバー72を介して仮保持部である係止
爪73と連結されている。この実施例では、係止爪73
はV字形に尖った一対の爪で形成されており、これら係
止爪73が端子部21を間にして対向方向に突設されて
いる。タイバー72には、後述する金型によって容易に
破断できるように、ノッチ72a(図8の(b)参照)
が形成されている。なお、この段階のリードフレーム7
には、各端子部21〜23の抱持部21a〜23aが既
にフォーミングされているが、外部接続部21b〜23
bはキャリヤ部71と連結状態のままである。
【0018】次に、図示しないプレス金型によって図7
のように各端子部21〜23をキャリヤ部71から分離
するとともに、外部接続部21b〜23bをフォーミン
グする。そして、抱持部21a〜23aに対して側方
(図7の上下方向)から抵抗基板2を挿入し、抵抗基板
2を端子部21〜23に取り付ける。なお、この段階で
は細幅なタイバー72は連結状態のまま維持される。
【0019】次に、上記のように抵抗基板2を取り付け
たリードフレーム7を図8に示す組立金型8にセットす
る。組立金型8には、ロータ3、摺動子4およびシャフ
ト5が収納されたケース1が予めセットされており、そ
の上に抵抗基板2を取り付けたリードフレーム7をセッ
トする。組立金型8は、図8(a)に示すように、基板
押え用のポンチ8aと端子押え用のポンチ8bとダイ8
cとで構成されており、基板押え用のポンチ8aと端子
押え用のポンチ8bは互いに独立して作動することがで
きる。また、ダイ8cは端子押え用のポンチ8bと対向
して設けられており、リードフレーム7の端子部21〜
23およびその周辺部を除く部位を支える。ダイ8cの
中間部には、ケース1がその底部開口部13を上向きに
してセットされている。次に、図8(b)のように、端
子押え用のポンチ8bを降下させてダイ8cとの間でリ
ードフレーム7を圧着保持する。次いで、基板押え用ポ
ンチ8aを降下させて抵抗基板2を下方へ押圧する。こ
の時、基板押え用ポンチ8aの縁部がタイバー72のノ
ッチ72aを背後から押すので、タイバー72は容易に
破断する。図8(c)は基板押え用ポンチ8aをさらに
降下させた状態を示し、抵抗基板2は端子21〜23と
共にケース1の内部に押し込まれる。この時、ノッチ7
2aで破断されたタイバー72が基板押え用ポンチ8a
によって下方へ押され、一方タイバー72の下面はケー
ス1の底部開口部13によって支えられるので、タイバ
ー72の先端部がやや下方へ折り曲げられる。なお、基
板押え用ポンチ8aを所定位置まで降下させると、抵抗
基板2がケース1の内部の段差面14に当たって停止す
る。次に、図8(d)は基板押え用ポンチ8aおよびケ
ース1を一定高さに保持した状態で、ポンチ8bとダイ
8cとを一体に降下させた状態を示す。ポンチ8bとダ
イ8cとを降下させると、ケース1がリードフレーム7
に対して相対的に押し上げられた形となり、ケース1の
底部開口部によってタイバー72および係止爪73が上
方へ撓められ、撓みに対するスプリングバックによって
その先端がケース1の外側面に圧接する。そのため、ケ
ース1はタイバー72と係止爪73とによって安定に保
持される。なお、図8(d)ではケース1を一定高さに
保持し、ポンチ8bとダイ8cとを一体に降下させた
が、ポンチ8bとダイ8cとを一定高さに保持し、ケー
ス1と基板押え用ポンチ8aを一体に上昇させてもよ
い。
【0020】図9(a),(b)はケース1をリードフ
レーム7に保持した状態で組立金型8から取り出した状
態を示す。図から明らかなように、タイバー72を間に
して一対の係止爪73がケース1の外側面に圧接してお
り、しかもこれらタイバー72および係止爪73はケー
ス1の対向する2側面に圧接しているので、ケース1を
安定して保持できる。なお、係止爪73の先端を先鋭と
すれば、係止爪73がケース1の外側面に食い込むの
で、一層保持力が増す利点がある。また、係止爪73の
間隔L2 はできるだけ広い方がよく、例えばケース1の
幅をL1 とした場合、L2 ≧1/2L1 とすれば、ケー
ス1の保持は一層安定する。
【0021】上記のようにケース1はリードフレーム7
に保持された状態でシール工程へ搬送され、ケース1の
底部開口部13に封止樹脂6が充填される。封止樹脂6
の充填後、封止樹脂6に空気排出穴が形成されるのを防
止するため、室温硬化させるのが望ましい。この場合、
数時間に亘って室温放置する必要があるが、ケース1は
端子加工用のリードフレーム7によって所定位置に整列
保持されているので、ケース1を別途整列用治具に整列
させる必要がない。そのため、設備コストを低減できる
ととも、整列させるための手間がかからない。
【0022】なお、リードフレーム7のキャリヤ部71
には送り穴71aが予め形成されているので、この送り
穴71aを利用してリードフレーム7をシール装置やそ
の他の装置に正確に位置決めでき、ひいてはケース1を
各装置に正確に位置決めできる。したがって、シールな
どの後工程を精度よく行なうことができる。
【0023】シールなどの一連の後工程が終了した後、
ケース1はリードフレーム7から分離される。この時、
ケース1の外側面にリードフレーム7のタイバー72お
よび係止爪73が圧接しているに過ぎないので、リード
フレーム7の一部をカットすることなく、タイバー72
および係止爪73を折り曲げればケース1をリードフレ
ーム7から簡単に分離できる。
【0024】上記実施例では可変抵抗器を例にとって説
明したが、本発明が対象とする電子部品は可変抵抗器に
限るものではない。図10,図11は本発明にかかる電
子部品の他の例を示す。100はケース、110は基板
であり、基板110には4本の端子111〜114がイ
ンサートモールドされている。基板110の表面には回
路が形成され、必要に応じて受動部品が取り付けられ
る。基板110はケース100の底部開口部101に嵌
合され、段差面102で位置決めされている。そして、
ケース100の底部開口部101と基板110とで構成
される凹部に封止樹脂120が充填され、硬化されてい
る。
【0025】このような電子部品の場合も、図8と同様
にして組み立てることが可能である。すなわち、端子1
11〜114を連結状態で形成したリードフレームに基
板110をインサート成形しておき、このリードフレー
ムとケース100とを図8に示すような組立金型にセッ
トする。そして、基板110をケース100に嵌合させ
るとともに、リードフレームのタイバーをカットし、タ
イバーと係止爪とでケースを保持すればよい。
【0026】上記実施例では、ケース1の底部開口部1
3をシールするため、ケース1の底部開口部全面に封止
樹脂6を充填してシールしたが、これに限るものではな
く、抵抗基板2とケース1との間に環状の溝を形成し、
この溝に封止樹脂6を充填・封止してもよい。この場合
には、封止後も抵抗基板2の一部がケース1の底面に露
出することになる。また、上記実施例では、ケース1の
側部からシャフト5を挿入し、このシャフト5とケース
1の内部に配置されたロータ3とをウオームおよびウオ
ームギヤを介して噛み合わせたが、これに限るものでは
なく、ケース1の上面に開口部を設け、この開口部から
ロータ3の一部を露出させたり、ロータ3と嵌合して一
体回転するシャフトを突出させてもよい。上記実施例で
は、ケースをリードフレームに仮保持した後、ケースの
底部開口部に封止樹脂を充填するシール工程を設け、そ
の後でケースをリードフレームから分離したが、シール
工程以外の如何なる工程を設けてもよい。したがって、
本発明の電子部品は、ケースの底部開口部が封止樹脂で
シールされているものに限らない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、基板をリードフレームから分離
し、ケースに組み込む際に、リードフレームの一部でケ
ースの外側面を仮保持するようにしたので、ばらばらの
状態にあるケースはリードフレームで整列保持される。
そのため、整列用治具が不要となり、基板の組み込み後
にシール工程のような長時間を要する工程があっても、
整列用治具にかかる設備コストを削減でき、製造コスト
を低減できる。また、ケースを整列用治具に一々整列さ
せる必要もなくなるので、整列作業を省略できるという
特徴がある。さらに、リードフレームは従来の整列用治
具に比べてはるかに軽量化できるので、作業を能率化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子部品の一例である可変抵抗
器の断面図である。
【図2】図1の可変抵抗器の封止前の底面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1の可変抵抗器の側面図である。
【図5】抵抗基板の斜視図である。
【図6】リードフレームの平面図である。
【図7】抵抗基板を取り付けたリードフレームの平面図
である。
【図8】抵抗基板をケースに組み込む動作を説明する断
面図である。
【図9】リードフレームにケースが保持された状態の平
面図および側面図である。
【図10】本発明にかかる電子部品の他の実施例の断面
図である。
【図11】図10の電子部品の封止前の底面図である。
【符号の説明】
1 ケース 13 開口部 2 抵抗基板 3 ロータ 4 摺動子 5 シャフト 6 封止樹脂 7 リードフレーム 72 連結部 73 係止爪 8 組立金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの開口部に端子を有する基板を嵌合
    してなる電子部品の製造方法において、リードフレーム
    と連結された状態の端子に基板を取り付ける工程と、上
    記リードフレームを組立金型にセットするとともに、基
    板に対して開口部が対向するようにケースを組立金型に
    セットする工程と、組立金型を作動させてリードフレー
    ムと端子との連結部をカットするとともに、ケースの開
    口部に基板を嵌合させる工程と、カット方向と逆方向に
    ケースを押し出し、リードフレームの一部でケースの外
    側面を仮保持する工程と、ケースを仮保持したリードフ
    レームを組立金型から取り出す工程と、ケースをリード
    フレームから分離する工程と、を備えた電子部品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】上記ケースを仮保持したリードフレームを
    組立金型から取り出す工程と、ケースをリードフレーム
    から分離する工程との間に、ケースをリードフレームに
    仮保持させた状態で、ケースの開口部と基板との間に封
    止樹脂を充填してシールする工程を有することを特徴と
    する請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】上記リードフレームと端子との連結部に
    は、組立金型によって容易にカットできるように、ノッ
    チなどの切断容易部が形成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】上記リードフレームには、ケースの対向す
    る2つの外側面に弾性的に圧接する係止爪が形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の電子部品の製造方法。
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