JP3538654B2 - ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体

Info

Publication number
JP3538654B2
JP3538654B2 JP21178195A JP21178195A JP3538654B2 JP 3538654 B2 JP3538654 B2 JP 3538654B2 JP 21178195 A JP21178195 A JP 21178195A JP 21178195 A JP21178195 A JP 21178195A JP 3538654 B2 JP3538654 B2 JP 3538654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
phosphor
elastomer
intensifying screen
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21178195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0961971A (ja
Inventor
成明 高橋
貴文 柳多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP21178195A priority Critical patent/JP3538654B2/ja
Publication of JPH0961971A publication Critical patent/JPH0961971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3538654B2 publication Critical patent/JP3538654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用X線診断等に使
用されるハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリ
ーンとの組体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料の迅速処理への要望は年々
高まっている。なかでも医療用X線感光材料において
は、検査項目の増加による写真撮影枚数の増加や救急医
療での診断の迅速性等の面から、迅速処理への要望はか
なり高い。
【0003】しかし、処理の迅速化のためには、現像、
定着、水洗、乾燥等の各処理工程の処理時間の短縮化が
必要であり、それぞれの工程での負荷が大きくなる。例
えば、単に現像時間を短くすると、従来の感材では、画
像濃度の低下即ち感度の低下や階調の低化を伴う。ま
た、定着時間を短くすると、ハロゲン化銀の定着が不完
全になり残色の劣化を来してしまう。従って、このよう
な問題を解決するためには、現像速度や定着速度を上げ
る事が必要となる。
【0004】現像速度や定着速度を上げるためには、ハ
ロゲン化銀粒子の沃化銀含有率を低下させたり、塩化銀
の含有率を上げることが好ましい。しかし、平均沃化銀
含有率を低下させたり、塩化銀含有率を上げるとハロゲ
ン化銀の固有感度が低下してしまう。
【0005】ところで、近年、平板状ハロゲン化銀粒子
を使用した高感度化及び高画質化の技術が多く開示され
ている。これら平板状ハロゲン化銀粒子は六面体、八面
体等のいわゆる正常晶ハロゲン化銀粒子と比較すると、
同一体積で表面積が大きいため、粒子表面への増感色素
の吸着量を増加させることが可能であり、この結果高感
度化が図れる利点がある。
【0006】一方、感材の取扱い時や処理時に受ける圧
力によるカブリが発生しやすくなる場合があることも知
られている。特に、撮影枚数が多く高速での連続撮影を
続ける場合、増感紙との摩擦により発生するスリキズ状
のカブリ故障が問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現像
速度及び定着速度が速く、高感度で、かつ圧力によるカ
ブリが発生しにくいハロゲン化銀写真感光材料と放射線
増感スクリーンとの組体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明の構成は下記(1)ないし(5)である。 (1)下記及びからなることを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体。
【0009】支持体上に沃化銀含有率1.0モル%以
下でアスペクト比が3以上の平板状ハロゲン化銀粒子を
含有するハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有するハ
ロゲン化銀写真感光材料。
【0010】支持体上に蛍光体粒子を結合剤中に分散
含有する蛍光体層を有する放射線増感スクリーンにおい
て、該結合剤としてガラス転移点が30℃以上かつ13
0℃以下の熱可塑性エラストマー(A)と、ガラス転移
点が−20℃以上かつ30℃未満の熱可塑性エラストマ
ー(B)を含有し、かつ該エラストマー(A)と該エラ
ストマー(B)とのガラス転移点が10゜C以上の温度差
を有し、かつ該エラストマー(A)と該エラストマー
(B)の混合比が95:5から10:90の範囲にある
放射線増感スクリーン。
【0011】(2)エラストマー(B)が熱可塑性ポリ
ウレタンであることを特徴とする上記(1)に記載の組
体。
【0012】(3)蛍光体層の膜密度が蛍光体密度の6
0%以上であることを特徴とする上記(1)に記載の組
体。
【0013】(4)蛍光体層の膜密度が蛍光体密度の6
0%以上であることを特徴とする上記(2)に記載の組
体。
【0014】(5)ハロゲン化銀乳剤の塩化銀含有率が
50モル%以上であることを特徴とする上記(1)に記
載の組体。
【0015】以下、本発明について詳述する。
【0016】本発明において、平板状ハロゲン化銀粒子
とは、2つの対向する平行な主平面を有する粒子であっ
て、かつ粒子厚さに対する粒径の比(アスペクト比)が
1.3より大きい粒子をいう。ここで、粒径とは、平均
投影面積径(以下「粒径」と記す)を意味し、該平板状
ハロゲン化銀粒子の投影面積の円相当直径(該ハロゲン
化銀粒子と同じ投影面積を有する円の直径)で示され、
厚さとは平板状ハロゲン化銀粒子を形成する2つの平行
な主平面間の距離を示す。
【0017】本発明において、沃化銀含有率が1.0モ
ル%以下で平均アスペクト比が3以上の平板状ハロゲン
化銀粒子(以下「本発明の平板状ハロゲン化銀粒子」と
略すこともある。)を含有するハロゲン化銀乳剤層(以
下「本発明の乳剤層」という)において、該ハロゲン化
銀乳剤層中に含まれるハロゲン化銀粒子の全投影面積の
50%以上が本発明の平板状ハロゲン化銀粒子であるこ
とが好ましく、全投影面積の70%以上が本発明の平板
状ハロゲン化銀粒子であることが更に好ましい。
【0018】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の平均ア
スペクト比は3以上であるが、好ましくは3.0以上2
0.0未満であり、特に3.0以上15未満であること
が好ましい。また、本発明の乳剤層が含有するハロゲン
化銀粒子が平板状粒子であることが好ましい。ここで平
均アスペクト比とは、個々の平板状ハロゲン化銀粒子の
アスペクト比の平均値である。
【0019】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は(10
0)面を主平面としても、(111)面を主平面として
もよい。
【0020】(100)面を主平面とする本発明の平板
状ハロゲン化銀粒子の主平面の形状は直角平行四辺形又
は直角平行四辺形の角が丸まった形状である。該直角平
行四辺形の隣接辺比は10未満であるが、好ましくは5
未満、更に好ましくは2未満である。また、角が丸みを
帯びている場合の辺の長さは、その辺の直線部分を延長
し、隣接する辺の直線部分を延長した線との交点との間
の距離で表される。
【0021】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒
径は0.15〜5.0μmであることが好ましく、0.
4〜3.0μmであることが更に好ましく、最も好まし
くは0.4〜2.0μmである。
【0022】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の平均厚
さは0.01〜1.0μmであることが好ましく、より
好ましくは0.02〜0.40μm、更に好ましくは
0.02〜0.30μmである。
【0023】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の粒径及
び厚さは、感度、その他写真特性を最良にするように最
適化することができる。感度、その他写真特性に影響す
る感光材料を構成する他の因子(親水性コロイド層の厚
さ、硬膜度、化学熟成条件、感光材料の設定感度、銀付
量等)によって最適粒径、最適厚さは異なる。
【0024】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は粒径分
布の狭い単分散乳剤が好ましく、具体的には(粒径の標
準偏差/平均粒径)×100=粒径分布の広さ(%)に
よって分布の広さを定義したとき、粒径分布の広さが2
5%以下のものが好ましく、更に好ましくは20%以下
のものであり、特に好ましくは15%以下である。
【0025】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は厚さの
分布が小さいことが好ましい。具体的には、(厚さの標
準偏差/平均厚さ)×100=厚さ分布の広さ(%)に
よって分布の広さを定義したとき、厚さ分布の広さが2
5%以下のものが好ましく、更に好ましくは20%以下
のものであり、特に好ましくは15%以下である。
【0026】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子はハロゲ
ン化銀として沃塩化銀、塩沃臭化銀、沃臭化銀等を用い
ることができるが、好ましくは沃塩化及び塩沃臭化銀で
ある。沃塩化銀又は塩沃臭化銀を用いる場合、ハロゲン
化銀粒子全体での平均塩化銀含有率として50モル%以
上が好ましく、70モル%以上がさらに好ましい。沃化
銀の含有量は、ハロゲン化銀粒子全体での平均沃化銀含
有率として1.0モル%以下であることが必要である
が、0.5モル%以下が好ましい。又、本発明において
沃化銀含有量の下限は、特に制限がなく、該含有量0モ
ル%でもよく、好ましくは0.5〜0モル%である。
【0027】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子を含めて
本発明に用いられ得るハロゲン化銀粒子は転位を有して
いてもよい。転位は例えばJ.F.Hamilton,
Phot.Sci.Eng, 57(1967)や、
T.Shiozawa, J.Soc.Phot.Sc
i.Japan, 35,213(1972)に記載の
低温での透過型電子顕微鏡を用いた直接的な方法により
観察することができる。即ち、乳剤から粒子に転位が発
生する程の圧力をかけないよう注意して取りだしたハロ
ゲン化銀粒子を電子顕微鏡観察用のメッシュに載せ、電
子線による損傷(プリントアウト等)を防ぐように試料を
冷却した状態で透過法により観察を行う。このとき、粒
子の厚みが厚いほど電子線が透過しにくくなるので、高
圧型(0.25μmの厚さの粒子に対して200kV以
上)の電子顕微鏡を用いた方がより鮮明に観察すること
ができる。
【0028】本発明において、個々のハロゲン化銀粒子
の沃化銀含有率及び平均沃化銀含有率はEPMA法(E
lectron Probe Micro Analy
zer法)を用いることにより求めることができる。こ
の方法は、乳剤粒子を互いに接触しないようによく分散
したサンプルを作製し、電子ビームを照射し、電子線励
起によるX線分析を行うもので、極微小な部分の元素分
析を行える。この方法により、各粒子から放射される銀
及び沃度の特性X線強度を求めることにより、個々の粒
子のハロゲン化銀組成を決定できる。少なくとも50個
の粒子についてEPMA法により沃化銀含有率を求めれ
ば、それらの平均から平均沃化銀含有率が求められる。
【0029】本発明のハロゲン化銀乳剤層に含まれる本
発明の平板状ハロゲン化銀粒子は粒子間の沃度含有量が
より均一になっていることが好ましい。EPMA法によ
り粒子間の沃度含有量の分布を測定したとき、相対標準
偏差が35%以下であることが好ましく、20%以下で
あることが更に好ましい。
【0030】本発明に用いられ得るハロゲン化銀粒子の
保護コロイド用分散媒としては、ゼラチンを用いること
が好ましく、ゼラチンとしてはアルカリ処理ゼラチン、
酸処理ゼラチン、低分子量ゼラチン(分子量が2万〜1
0万)、フタル化ゼラチン等の修飾ゼラチンが用いられ
る。また、これ以外の親水性コロイドも使用できる。具
体的にはリサーチ・ディスクロージャー誌(Resea
rch Disclosure、以下「RD」と略
す。)第176巻No.17643(1978年12
月)のIX項に記載されているものが挙げられる。
【0031】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子を含めて
本発明に用いられ得るハロゲン化銀粒子は化学熟成を行
うことができる。化学熟成の工程の条件、例えばpH、
pAg、温度、時間等については特に制限がなく、当業
界で一般に行われている条件で行うことができる。化学
増感のためには、銀イオンと反応しうる硫黄を含む化合
物や活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、セレン化合物を
用いるセレン増感法、テルル化合物を用いるテルル増感
法、還元性物質を用いる還元増感法、金その他、貴金属
を用いる貴金属増感法等を単独又は組み合わせて用いる
ことができるが、なかでも、硫黄増感法、セレン増感
法、テルル増感法、還元増感法等が好ましく用いられ
る。
【0032】セレン増感の場合、使用するセレン増感剤
は広範な種類のセレン化合物を含む有用なセレン増感剤
としては、コロイドセレン金属、イソセレノシアネート
類(例えば、アリルイソセレノシアネート等)、セレノ
尿素類(例えば、N,N−ジメチルセレノ尿素、N,
N,N’−トリエチルセレノ尿素、N,N,N’−トリ
メチル−N’−ヘプタフルオロセレノ尿素、N,N,
N’−トリメチル−N’−ヘプタフルオロプロピルカル
ボニルセレノ尿素、N,N,N’−トリメチル−N’−
4−ニトロフェニルカルボニルセレノ尿素等)、セレノ
ケトン類(例えば、セレノアセトン、セレノアセトフェ
ノン等)、セレノアミド類(例えば、セレノアセトアミ
ド、N,N−ジメチルセレノベンズアミド等)、セレノ
カルボン酸類及びセレノエステル類(例えば、2−セレ
ノプロピオン酸、メチル−3−セレノブチレート等)、
セレノフォスフェート類(例えば、トリ−p−トリセレ
ノフォスフェート等)、セレナイド類(トリフェニルフ
ォスフィンセレナイド、ジエチルセレナイド、ジエチル
ジセレナイド等)が挙げられる。特に、好ましいセレン
増感剤は、セレノ尿素類、セレノアミド類、及びセレノ
ケトン類、セレナイド類が挙げられる。
【0033】これらのセレン増感剤の使用技術は公知で
あり、具体例は公知の各種文献に開示されている。
【0034】テルル増感も公知であり、有用なテルル増
感剤の例としては、テルロ尿素類(例えば、N,N−ジ
メチルテルロ尿素、テトラメチルテルロ尿素、N−カル
ボキシエチル−N,N’−ジメチルテルロ尿素、N,
N’−ジメチル−N’フェニルテルロ尿素)、ホスフィ
ンテルリド類(例えば、トリブチルホスフィンテルリ
ド、トリシクロヘキシルホスフィンテルリド、トリイソ
プロピルホスフィンテルリド、ブチル−ジイソプロピル
ホスフィンテルリド、ジブチルフェニルホスフィンテル
リド)、テルロアミド類(例えば、テルロアセトアミ
ド、N,N−ジメチルテルロベンズアミド)、テルロケ
トン類、テルロエステル類、イソテルロシアナート類な
どが挙げられる。テルル増感剤の使用技術は、セレン増
感剤の使用技術に準じる。
【0035】また、適当な還元的雰囲気におくことによ
り、粒子表面にいわゆる還元増感を行うことも好まし
い。還元剤の好ましい例としては、二酸化チオ尿素及び
アスコルビン酸及びそれらの誘導体が挙げられる。また
別の好ましい還元剤としては、ヒドラジン, ジエチレン
トリアミンのごときポリアミン類、ジメチルアミンボラ
ン類、亜硫酸塩類等が挙げられる。
【0036】尚、 本発明のハロゲン化銀写真感光材料
は、乳剤層又はその他の層のある層に現像薬、例えばア
ミノフェノール、アスコルビン酸、ピロカテコール、ハ
イドロキノン、フェニレンジアミン又は3−ピラゾリド
ンを含んでもよい。
【0037】本発明のハロゲン化銀写真感光材料のハロ
ゲン化銀乳剤層及び非感光性の親水性コロイド層には無
機又は有機の硬膜剤を含有することが好ましい。例え
ば、クロム塩(クロムみょうばん、酢酸クロムなど)、
アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサール、グ
ルタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物(ジ
メチロール尿素、メチロールジメチルヒダントインな
ど)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキ
サンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアク
リロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニ
ルスルホニル)メチルエーテル、N,N’−メチレンビ
ス(β−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド)な
ど、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロロ−6−ヒド
ロキシ−s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ム
コクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、イソオキ
サゾール類、2−クロロ−6−ヒドロキシトリアジニル
化ゼラチンなどを、単独又は組み合わせて用いることが
できる。なかでも、特開昭53−41221号、同53
−57257号、同59−162456号、同60−8
0846号に記載の活性ビニル化合物及び米国特許第
3,325,287号に記載の活性ハロゲン化合物が好
ましい。
【0038】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
硬膜剤として高分子硬膜剤も有効に利用しうる。例え
ば、ジアルデヒド澱粉、ポリアクロレイン、アクロレイ
ン共重合体のようなアルデヒド基を有するポリマー、エ
ポキシ基を有するポリマー、ジクロロトリアジン基を有
するポリマー、活性エステル基を有するポリマー、活性
ビニル基、或いはその前駆体となる基を有するポリマー
が好ましく、中でも特開昭56−142524号に記載
されているような長いスペーサーによって活性ビニル
基、或いはその前駆体となる基がポリマー主鎖に結合さ
れているようなポリマーが特に好ましい。
【0039】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、全
処理時間が15秒から90秒で処理することが好まし
い。
【0040】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、迅
速処理に適するように、該感材の塗布工程において、予
め適量の硬膜剤を添加しておき、現像、定着及び水洗工
程での水膨潤率を調整することで乾燥開始前の感材中の
含水量を少なくしておくことが好ましい。尚、本発明の
ハロゲン化銀写真感光材料は、現像処理中の膨潤率が1
50〜250%であることが好ましく、また、膨張後の
膜厚が70μm以下であることが好ましい。水膨潤率が
250%を越えると乾燥不良を生じ、例えば自動現像機
処理、特に迅速処理において搬送不良も併発する。ま
た、水膨潤率が150%未満では現像した際に現像ムラ
及び残色が劣化する傾向がある。ここで、水膨潤率とは
各処理液中で膨潤した後の膜厚と、現像処理前の膜厚と
の差を求め、これを処理前の膜厚で除して100倍した
ものを言う。
【0041】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には任
意の水溶性染料を用いることができる。
【0042】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に染料
の固体微粒子状分散物を用いる場合、該分散物を製造す
る方法としては、具体的には、界面活性剤を使用して例
えばボールミル、振動ミル、遊星ミル、サンドミル、ロ
ーラミル、ジェットミル、ディスクインペラーミル等の
微分散機を用いて調製することができる。また、染料を
弱アルカリ性水溶液に溶解した後、pHを下げて弱酸性
とすることによって微粒子状固体を析出させる方法や染
料の弱アルカリ性溶解液と酸性水溶液を、pHを調整し
ながら同時に混合して微粒子状固体を作製する方法によ
って染料の分散物を得ることができる。染料は単独で用
いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。
2種以上を混合して用いる場合には、それぞれ単独に分
散した後混合してもよく、また、同時に分散することも
できる。
【0043】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
ることのできる固体微粒子状に分散された染料は、平均
粒子径が0.01〜5μmとなるように分散することが
好ましく、さらに好ましくは0.01〜1μmであり、
特に好ましくは0.01μm〜0.5μmである。ま
た、固体微粒子分散物の粒子サイズ分布の変動係数は好
ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下、特
に好ましくは30%以下である。ここで、粒子サイズ分
布の変動係数は下記の式で表される値である。
【0044】 {(粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)}×100 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いることのでき
る界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤
のいずれでも使用できるが、好ましくは、例えばアルキ
ルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
類、スルホ琥珀酸エステル類、スルホアルキルポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類、N−アシル−
N−アルキルタウリン類などのアニオン性界面活性剤及
び例えばサポニン、アルキレンオキサイド誘導体、糖の
アルキルエステル類などのノニオン界面活性剤である。
【0045】アニオン界面活性剤及び/又はノニオン界
面活性剤の使用量は、界面活性剤の種類あるいは前記染
料の分散液条件などによって一様ではないが、通常、染
料1g当たり0.1〜2000mgでよく、好ましくは
0.5〜1000mgでよく、さらに好ましくは1から
500mgでよい。染料の分散液での濃度は0.01〜
10重量%が適当であり、好ましくは0.1〜5重量%
である。界面活性剤の添加位置は、染料の分散開始前に
添加するのがよく、また、必要によっては分散終了後
に、さらに染料分散液に添加してもよい。これらアニオ
ン界面活性剤及び/又はノニオン界面活性剤は、それぞ
れ単独で使用してもよく、またそれぞれ2種以上を組合
わせてもよく、さらに両者の活性剤を組合わせて用いて
もよい。
【0046】本発明にハロゲン化銀写真感光材料に染料
を用いる場合、染料を添加含有せしめる構成層は、ハロ
ゲン化銀乳剤層若しくはそれより支持体に近い層又はそ
の両方であることが好ましく、更に好ましくは、透明支
持体に隣接した塗設層中に添加するのが効果的である。
染料は支持体に近い側でその濃度が高いことが好まし
い。
【0047】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
ることのできる支持体としては、例えば前述のRD17
643の28頁及びRD308119の1009頁に記
載されているものが挙げられる。適当な支持体としては
プラスチックフィルムなどが挙げられ、これら支持体の
表面は塗布層の接着をよくするために下塗層を設けた
り、コロナ放電、紫外線照射などを施してもよい。
【0048】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、ハ
ロゲン化銀乳剤に、更に目的に応じて種々の添加剤を添
加することができる。使用される添加剤その他として
は、例えばRD17643(1978年12月)、同1
8716(1979年11月)及び同308119(1
989年12月)に記載されたものが挙げられる。それ
らの記載箇所を以下に掲載する。
【0049】 添加剤 RD17643 RD18716 RD308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IV 減感色素 23 IV 998 IV 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7 XI 650右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明の放射線増感スクリーンは、支持体上に蛍光体粒
子を結合剤中に分散含有する蛍光体層を有する放射線増
感スクリーンであって、該結合剤としてガラス転移点が
30℃以上かつ130℃以下の熱可塑性エラストマー
(A)と、ガラス転移点が−20℃以上かつ30℃未満
の熱可塑性エラストマー(B)を含有し、かつ該エラス
トマー(A)と該エラストマー(B)とのガラス転移点
が10℃以上の温度差を有し、かつ該エラストマー
(A)と該エラストマー(B)の混合比が重量比で9
5:5から10:90の範囲にある放射線増感スクリー
ンである。
【0050】熱可塑性エラストマーのガラス転移点(T
g)は、ブランドラップらによる“ポリマーハンドブッ
ク”III−139頁からIII−179頁(1966年)
(ワイリーアンドサンズ社版)に記載されており、コポ
リマーのTg(℃)は下記の式で表される。
【0051】Tg(コポリマー)=v1Tg1+v2Tg2
+…+vWTgW 但し上式中v1,v2・・・・vWはコポリマー中の単量
体の重量分率を表し、Tg1,Tg2・・・・TgWはコ
ポリマー中の各単量体のホモポリマーのTg(℃)を表
す。
【0052】上式に従って計算されたTgは±5℃の精
度である。
【0053】また、本発明において、熱可塑性エラスト
マー(A)と(B)のTgは10℃以上の温度差を有す
るのであるが、該温度差はさらに好ましくは15℃以上
である。
【0054】熱可塑性エラストマーの例としては、ポリ
スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱
可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラスト
マー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミ
ド系熱可塑性エラストマー、ポリブタジエン系熱可塑性
エラストマー、エチレン酢酸ビニル系熱可塑性エラスト
マー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴ
ム系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラ
ストマー、ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー、塩
素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、スチレン-
ブタジェンゴム及びシリコンゴム系熱可塑性エラストマ
ー等が挙げられるが、本発明においてはポリウレタン系
熱可塑性エラストマーを好ましく採用できる。
【0055】本発明において熱可塑性エラストマー
(A)と(B)の混合比としては80:20ないし2
0:80が最も圧縮に対する効果が高く好ましい。
【0056】本発明の放射線増感スクリーンにおいて、
蛍光体層の膜密度は蛍光体密度に対して、好ましくは6
5%以上、85%以下である。
【0057】ここで蛍光体層の膜密度とは、蛍光体層の
膜厚がAμmの場合104/Acm2(蛍光体層として1
cm3、例えば蛍光体層が100μmの場合104/10
0=100cm2)の放射線増感スクリーン又は放射線
画像変換パネルを切り出し、そこから保護層を除去した
重量(a)、さらに有機溶剤、若しくは研磨テープを用
いて蛍光体層を除去した支持体、若しくは支持体と下引
き層の重量(b)を測定すれば、この(a)と(b)の
差(a−b)g/cm3によって求められる。
【0058】本発明において、放射線増感スクリーンに
使用する蛍光体密度は蛍光体単位体積当たりの質量(g
/cm3)であり、比重と一致する。蛍光体の比重は各種
の比重測定法によって求めることができる。各種蛍光体
の比重(密度)の例を下記に示す。
【0059】 Gd22S:Tb 7.3g/cm322S:Tb 4.9g/cm3 CaWO4 6.1g/cm3 BaFBr:Eu 5.0g/cm3 “蛍光体ハンドブック”蛍光体同学会編(オーム社刊)
289頁 本発明において、放射線増感スクリーンに用いられる好
ましい蛍光体としては、以下に示すものが挙げられる。
【0060】タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4
MgWO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土
類酸硫化物系蛍光体〔Y22S:Tb、Gd22S:T
b、La22S:Tb、(Y.Gd)22S:Tb、
(Y.Gd)O2S:Tb、Tm等〕、テルビウム賦活
希土類燐酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdPO4:T
b、LaPO4:Tb等)、テルビウム賦活希土類オキ
シハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、LaOB
r:Tb、Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:T
b、Tm、LaOCl:Tb、Tm、LaOBr:Tb
GdOBr:TbGdOCl:Tb等)、ツリウム賦
活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:T
m、LaOCl:Tm等)、硫酸バリウム系蛍光体〔B
aSO4:Pb、 BaSO4:Eu2+、(Ba.Sr)
SO4:Eu2+等〕、2価のユーロビウム賦活アルカリ
土類金属燐酸塩系蛍光体〔(Ba2PO42:Eu2+
(Ba2PO42:Eu2+等〕、2価のユーロビウム賦
活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体〔BaF
Cl:Eu2+、BaFBr:Eu2+、BaFCl:Eu
2+.Tb、BaFBr:Eu2+.Tb、BaF2・Ba
Cl・KCl:Eu2+、(Ba・Mg)F2・BaCl・KCl:
Eu2+等〕、沃化物系蛍光体(CsI:Na、 Cs
I:Tl、NaI、KI:Tl等)、硫化物系蛍光体
〔ZnS:Ag(Zn.Cd)S:Ag、(Zn.C
d)S:Cu、(Zn.Cd)S:Cu.Al等〕、燐
酸ハフニウム系蛍光体(HfP27:Cu等)、タンタ
ル酸塩系蛍光体(YTaO4、YTaO4:Tm、YTa
4:Nb、[Y,Sr]TaO4:Nb、GdTa
4:Tm、Gd23・Ta25・B23:Tb等)、
ただし本発明に用いられる蛍光体はこれらに限定される
ものではなく、放射線の照射によって可視又は近紫外領
域の発光を示す蛍光体であれば使用できる。
【0061】放射線増感スクリーンの製造法は、第1の
製造法として、 結合剤と蛍光体とからなる蛍光体層を支持体上に形成
する工程と、蛍光体層を前記結合剤の軟化温度もしく
は融点以上の温度で圧縮する工程で製造する方法。
【0062】また、第2の製造法として、 結合剤と蛍光体とからなる蛍光体シートを形成する工
程、前記蛍光体シートを支持体上に載せ、前記結合剤
の軟化温度もしくは融点以上の温度で、圧縮しながら前
記蛍光体シートを支持体に接着する工程で製造する。
【0063】第1の製造法の蛍光体層は、結合剤溶液中
に蛍光体を均一に分散せしめた塗布液(以下、蛍光体塗
料)を支持体上に塗布、乾燥することにより製造でき
る。
【0064】また、第2の製造法の蛍光体層となる蛍光
体シートは、蛍光体塗料を蛍光体シート形成用仮支持体
上に塗布し、乾燥した後、仮支持体から剥離することで
製造できる。
【0065】すなわち、まず適当な有機溶媒中に、結合
剤と蛍光体粒子を添加し、ディスパーやボールミルを使
用し撹拌混合して結合剤中に蛍光体が均一に分散した塗
布液を調製する。塗布液調製用の溶剤の例としては、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノ
ールなどの低級アルコール、メチレンクロライド、エチ
レンクロライドなどの塩素原子含有炭化水素、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの
低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサ
ン、エチレングリコールモノエチルエステル、エチレン
グリコールモノメチルエステルなどのエーテル及びそれ
らの混合物を挙げることができる。
【0066】蛍光体塗料における結合剤と蛍光体の混合
比は、目的とする特性、蛍光体の種類などにより異なる
が、一般には結合剤と蛍光体の混合比は1:1乃至1:
100(重量比)の範囲から選ばれ、特に1:8乃至
1:40(重量比)の範囲から選ぶのが好ましい。
【0067】なお、蛍光体塗料には塗料中における蛍光
体の分散性を向上させるための分散剤、又は形成後の蛍
光体層中における結合剤と蛍光体との間の結合力を向上
させるための可塑剤など種々の添加剤が混合されてもよ
い。
【0068】分散剤の例としては、フタル酸、ステアリ
ン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤などを挙げること
ができる。
【0069】可塑剤の例としては、燐酸トリフェニー
ル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニルなどの燐酸エス
テル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチルな
どのフタル酸エステル、グリコール酸エチルフタリルエ
チル、グリコール酸ブチルフタルブチルなどのグリコー
ル酸エステル、トリエチレングリコールとアジピン酸と
のポリエステル、ジエチレングリコールと琥珀酸とのポ
リエステルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩
基酸とのポリエステルなどを挙げることができる。
【0070】上記のようにして調製された蛍光体と結合
剤とを含有する蛍光体塗料を、支持体若しくはシート形
成用の仮支持体の表面に均一に塗布することにより塗料
の塗膜を形成する。この塗布手段としては、例えばドク
ターブレード、ロールコータ、ナイフコータ、押し出し
コータなどを用いることにより行うことができる。
【0071】支持体及び仮支持体としては、例えばガラ
ス、ウール、コットン、紙、金属などの種々の素材から
作られたものが使用され得るが、情報記録材料としての
取り扱い上可撓性のあるシートあるいはロールに加工で
きるものが好ましい。この点から、例えばセルロースア
セテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
イミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム等のプラスティックフィルム、アルミニ
ウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙
及び例えば写真用原紙、コート紙、もしくはアート紙の
ような印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベル
ギー特許784,615号明細書に記載されているよう
なポリサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チ
タンなどの顔料を含むピグメント紙、ポリビニールアル
コールでサイジングした紙等の加工紙が特に好ましい。
【0072】第2の製造法では、仮支持体上に蛍光体塗
料を塗布し乾燥した後、仮支持体から剥離して蛍光体層
となる蛍光体シートとする。従って仮支持体の表面は、
予め剥離剤を塗布しておき、形成された蛍光体シートが
仮支持体から剥離し易い状態にしておくのが好ましい。
【0073】支持体と蛍光体層の結合を強化するため支
持体表面にゼラチンなどの高分子物質を塗布して接着性
を付与する下塗り層を設けたり、感度、画質(鮮鋭性、
粒状性)を向上せしめるために二酸化チタンなどの光反
射性物質からなる光反射層、もしくはカーボンブラック
などの光吸収物質からなる光吸収層などが設けられてよ
い。それらの構成は目的、用途などに応じて任意に選択
することができる。
【0074】第1の製造法の場合、蛍光体及び支持体を
そのまま圧縮する。
【0075】第2の製造法の場合、前記によって得ら
れた蛍光体シートを支持体上に載せ、結合剤の軟化温度
または融点以上の温度で圧縮しながら蛍光体シートとを
支持体上に接着する。このようにして、蛍光体シート支
持体上に予め固定することなく圧着する方法を利用する
ことによりシートを薄く押し広げることができる。
【0076】上記圧縮処理のために用いられる圧縮装置
の例としては、カレンダーロール、ホットプレスなど一
般的に知られているものを挙げることができる。例えば
カレンダーロールによる圧縮処理は、第1の製造法では
前記によって得た支持体と蛍光体シートを、また第2
の製造法では支持体上にによって得た蛍光体シートを
載せ、結合剤の軟化温度近く、又は融点以上に加熱した
ローラの間を一定の速度で通過させることにより行われ
る。ただし圧縮装置はこれらのものに限定されるもので
はなく、上記シートを加熱しながら圧縮することのでき
るものであればいかなるものであってもよい。圧縮の際
の圧力はプレス機使用の場合は30kg/cm2以上で
あるのが好ましく、ロールで圧する際は30kg/cm
2以上であるのが好ましい。
【0077】通常、放射線増感スクリーンには、前述し
た支持体に接する側と反対側の蛍光体層の表面に、蛍光
体層を物理的、化学的に保護するための透明な保護膜が
設けられる。このような透明保護膜は、本発明について
も設置することが好ましい。保護膜の膜厚は一般に2〜
20μmの範囲にある。
【0078】透明保護層は例えば酢酸セルロース、ニト
ロセルロースなどのセルロース誘導体、或いはポリメチ
ールメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリカー
ボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニルコ
ポリマーなどの合成高分子物質を適当な溶剤に溶解して
調製した溶液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形
成することができる。これらの高分子物質は、単独でも
混合しても使用できる。また、保護層を塗布で形成する
場合は塗布の直前に架橋剤を添加することが望ましい。
【0079】或いはポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアミドなどからなるプラスチックシート、及
び透明なガラス板などの保護膜形成用シートを別に調製
して蛍光体層の表面に適当な接着剤を用いて接着するな
どの方法で形成することができる。
【0080】本発明において、保護層としては、特に有
機溶媒に可溶性の弗素系樹脂を含む塗布膜により形成さ
れることが好ましい。弗素系樹脂とは、弗素を含むオレ
フィン(フルオロオレフィン)の重合体、もしくは弗素
を含むオレフィンを共重合体成分として含む共重合体を
いう。弗素系樹脂の塗布膜により形成された保護層は架
橋されていてもよい。弗素系樹脂による保護層は、触手
や感光材料などとの接触で脂肪分、感光材料などから出
る可塑剤などの汚れが保護層内部に染み込みにくいの
で、拭き取りなどによって容易に汚れを除去することが
できる利点がある。また、膜強度の改良等の目的で、弗
素系樹脂と他の高分子物質を混合してもよい。
【0081】また、保護層は蛍光体層上に形成された厚
さ10μm以下の透明な合成樹脂層であることが好まし
い。このような薄い保護層を用いることにより、特に放
射線増感スクリーンの場合は蛍光体からハロゲン化銀乳
剤までの距離が短くなるため、得られる放射線画像の鮮
鋭度の向上に寄与することになる。
【0082】
【実施例】
実施例1 放射線増感スクリーンの製造 蛍光層用塗料の処方(単位は重量部) Gd22S:Tb(平均粒径5μmの蛍光体) 200 結合剤(表1記載の組成) 10 メチルエチルケトン 50 上記、処方の蛍光体及び表1に示す結合剤a乃至kをボ
ールミルにて6時間混合分散し、また塗布の前にイソシ
アネート1重量部を添加した。そしてエラストマー種と
その混合比が表2に示されるような蛍光体塗料(1)〜
(17)を得た。次にガラス板上に水平にセットした厚
さ250μmの二酸化チタンを練り込んだポリエチレン
テレフタレート支持体上に上記の蛍光体塗料をナイフコ
ーターを用いて膜厚130μmになるように塗布、乾燥
して蛍光体層を得た。該蛍光体層は100℃でカレンダ
ーロールを用いて線圧100kg/cmで圧縮を行っ
た。圧縮後、片面にポリエステル系接着剤が塗布されて
いる厚さ8μmの透明のポリエチレンテレフタレートシ
ートを接着剤面を蛍光層面に接着して保護層を設け、放
射線増感スクリーン1〜17を得た。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】密度比率の測定 密度比率は蛍光体層の膜密度と蛍光体密度との比であ
り、(蛍光体層の膜密度/蛍光体密度)×100で示
す。
【0086】蛍光体層の膜密度の測定は以下のように行
う。
【0087】単位面積(1cm2)の放射線増感スクリ
ーンを切り出し、保護層を除去し、そのときの質量をx
(g)、膜厚をa(cm)とする。有機溶剤若しくは研
磨テープで蛍光体層を除去し、そのときの質量をy
(g)、膜厚をb(cm)とするとき、放射線増感スク
リーン単位面積当たりの蛍光体層の質量はx−y
(g)、蛍光体層の膜厚はa−b(cm) 蛍光体層の密度は(x−y)/{1×(a−b)}=
(x−y)/(a−b)である。
【0088】比較例乳剤Em−1の調製 水1リットルにゼラチン16gを溶解し、50℃に加温
された容器に臭化カリウム0.4g、塩化ナトリウム6
g、及びポリイソプロピレン−ポリオキシエチレン−ジ
コハクサンナトリウム塩の10%エタノール溶液0.8
ミリリットルを加えた後、200gの硝酸銀を含む水溶
液1リットルと塩化ナトリウム69.3gを含む水溶液
1リットルとを、ダブルジェット法により約55分かけ
て添加した。限外ろ過を用いて脱塩処理後、ゼラチン2
0gを加え50℃で30分間撹拌し再分散を行った。得
られたEm−1を電子顕微鏡で観察したところ、平均粒
径0.40μm、塩化銀含有率99.7モル%の塩臭化
銀立方体粒子であった。
【0089】Em−2の調製 以下に示す5種の溶液を用い、平板状沃塩化銀乳剤Em
−2を調製した。
【0090】 A 低メチオニンゼラチン 214.37g 塩化ナトリウム 1.995g 沃化カリウム 149.6mg 水で 6090mlに仕上げる B 塩化ナトリウム 10.48g 沃化カリウム 149.4mg 水で 90mlに仕上げる C 硝酸銀 30.58g 水で 90mlに仕上げる D 塩化ナトリウム 41.5g 水で 1418mlに仕上げる E 硝酸銀 120.4g 水で 1418mlに仕上げる 反応容器内で溶液Aを40℃に保ちながら激しく撹拌
し、そこに溶液Bと溶液Cの全量を毎分180mlの流
量で30秒かけて同時混合法にて添加した。
【0091】次に、この混合溶液を40℃で10分間保
った後、溶液Dと溶液Eを毎分24mlの流量で59分
かけて同時混合法にて添加した。この間、pClは2.
35に終始保った。その後、塩化ナトリウムで1.30
に調整し、限外濾過膜を用いてpClを2.0とし、更
に塩化ナトリウムを添加してpClを1.65に調整し
た。
【0092】得られたハロゲン化銀乳剤は塩化銀含有率
99.8モル%で、電子顕微鏡観察したところ平均粒径
(円直径換算)0.967μm、平均厚さ0.09μ
m、平均アスペクト比10.7の直角平行四辺形平板状
ハロゲン化銀粒子であった。
【0093】(化学増感)得られたEm−1及びEm−
2をそれぞれ60℃にした後に、下記増感色素(I)及
び(II)を下記の量、固体微粒子状の分散物として添加
後にアデニン、チオシアン酸アンモニウム、塩化金酸及
びチオ硫酸ナトリウムの混合水溶液並びにトリフェニル
ホスフィンセレナイドの分散液を加え、30分後に沃化
銀微粒子乳剤を添加し、総計2時間の熟成を施した。熟
成終了時に安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン(以下「TAI」
という)の適量を添加した。
【0094】上記の添加剤とその添加量(銀1モル当た
り)を下記に示す。
【0095】
【化1】
【0096】 増感色素(I) 400mg 増感色素(II) 4.0mg アデニン 15mg チオシアン酸カリウム 95mg 塩化金酸 2.5mg チオ硫酸ナトリウム 2.0mg トリフェニルホスフィンセレナイド 0.2mg 安定剤(TAI) 280mg 分光増感色素の固体微粒子状分散物は特願平4−994
37号に記載の方法に準ずる方法によって調製した。即
ち分光増感色素の所定量を予め27℃に調温した水に加
え高速撹拌機(ディゾルバー)で3.500rpmにて
30〜120分間にわたって撹拌することによって得
た。
【0097】上記のトリフェニルホスフィンセレナイド
の分散液は次のように調製した。即ち、トリフェニルフ
ォスフィンセレナイド120gを50℃の酢酸エチル3
0kg中に添加、撹拌し、完全に溶解した。他方で写真
用ゼラチン3.8kgを純水38kgに溶解し、これに
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム25wt%水
溶液93gを添加した。次いでこれらの2液を混合して
直径10cmのディゾルバーを有する高速撹拌型分散機
により50℃下において分散翼周速40m/秒で30分
間分散を行った。その後速やかに減圧下で、酢酸エチル
の残留濃度が0.3wt%以下になるまで撹拌を行いつ
つ、酢酸エチルを除去した。その後、この分散液を純水
で希釈して80kgに仕上げた。このようにして得られ
た分散液の一部を分取して上記実験に使用した。
【0098】乳剤層塗布液の調製 得られた各乳剤に下記の添加剤を加えて乳剤層塗布液と
した。添加量はハロゲン化銀1モル当たりの量で示す。
【0099】 1,1−ジメチロール-1-ブロモ-1-ニトロメタン 70mg t−ブチルカテコール 400mg 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ− 1,3,5−トリアジン 0.15mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 1.0g スチレン−無水マレイン酸共重合体 2.5g ニトロフェニル−トリフェニルホスホニウムクロリド 50mg 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 2g
【0100】
【化2】
【0101】 C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 1g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 15mg 保護層塗布液の調製 次に保護層用塗布液として下記の添加剤を加えて調製し
た。添加剤は塗布液1l当たりの量で示す。
【0102】 石灰処理イナートゼラチン 68g 酸処理ゼラチン 2g ソジウム−i−アミル−n−デシルスルホサクシネート 1g ポリメチルメタクリレート(面積平均粒径3.5μmのマット剤)1.1g 二酸化ケイ素粒子(面積平均粒径1.2μmのマット剤) 0.5g (CH2=CHSO2CH22O(硬膜剤) 500mg C49SO3K 2mg C1225CONH(CH2CH2O)5H 2.0g
【0103】
【化3】
【0104】クロスオーバーカット層の作成 ブルーに着色した厚さ175μmのポリエチレンテレフ
タレート支持体の両面に、片面当たりの塗布量が下記組
成になるように、クロスオーバーカット層を塗布し支持
体試料を作成した。
【0105】
【化4】
【0106】 染料 0.030g/m2 ゼラチン 0.2g/m2 ノニエルフェノキシポリエチレノキサイド(重合度=10) 0.006g/m2 アンヒドロ−1−(モルフォリ−N−カルボニル)−4− (2−スルホエチル)−ピリジニウム・ヒドロキシド 0.08g/m2 ポリメタクリル酸メチル(平均粒径2.5μmのマット剤) 0.002g/m2 これらの塗布液を用いて、塗布量が、片面当たり銀量が
1.6g/m2、ゼラチン付き量が2.5g/m2となる
ように2台のスライドホッパー型コーターを用い毎分1
20mのスピードで上記支持体試料上に下記表3に示す
層構成で両面同時塗布を行い、2分20秒で乾燥し試料
No.1〜No.22を得た。
【0107】
【表3】
【0108】試料の評価 (1)感度の再現性の評価 得られた試料No.1〜No.22の写真特性を評価し
た。まず、試料を2枚の増感紙(KO−250)で挟
み、アルミウエッジを介して管電圧80kVp、管電流
100mAで0.05秒間のX線を照射し露光した。次
いで自動現像機(SRX−503)を用い、下記処方の
現像液及び定着液で処理した。これを各試料について5
0回ずつ行った。
【0109】 現像液処方 Part−A(12 l仕上げ用) 水酸化カリウム 450g 亜硫酸カリウム(50%溶液) 2280g ジエチレンテトラアミン5酢酸 120g 重炭酸水素ナトリウム 132g ホウ酸 40g 5−メチルベンゾトリアゾール 1.4g 5−ニトロベンゾイミダゾール 0.4g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 0.25g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニルピラゾリドン 120g ハイドロキノン 400g 水を加えて 6000mlに仕上げる。
【0110】 Part−B(12 l仕上げ用) 氷酢酸 70g 5−ニトロインダゾール 0.6g N−アセチル−DL−ペニシラミン 1.2g スターター 氷酢酸 120g 臭化カリウム 225g H0(CH22S(CH22S(CH22OH 1.0g CH3N(C36NHCONHC2HSC252 1.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 1.5g 水を加えて 1.0 lに仕上げる。
【0111】 定着液処方 Part−A(18.3 l仕上げ用) チオ硫酸アンモニウム(70wt/vol%) 4500g 亜硫酸ナトリウム 450g 酢酸ナトリウム・3水塩 450g ホウ酸 110g 酒石酸 60g クエン酸ナトリウム 10g グルコン酸 70g 1−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル−5−メルカプトテトラゾール 18g 氷酢酸 330g 硫酸アルミニウム 62g 水を加えて 7200mlに仕上げる。
【0112】現像液の調製は水約5lにPartA、P
artBを同時添加し、撹拌溶解しながら水を加え12
lに仕上げ氷酢酸でpHを10.53に調整した。これ
を現像補充液とする。
【0113】この現像補充液1lに対して前記のスター
ターを20ml/l添加しpHを10.30に調整し使
用液とする。
【0114】定着液の調製は水約5lにPartAを同
時添加し、撹拌溶解しながら水を加え18.3lに仕上
げ、硫酸とNaOHを用いてpHを4.6に調整した。
これを定着補充液とする。
【0115】なお、処理温度はそれぞれ現像35℃、定
着33℃、水洗20℃、乾燥50℃、処理時間はdry
to dryで25秒である。補充量はフイルム1m
2あたり現像、定着ともに65mlとした。
【0116】処理後、感度の測定を行なった。感度はカ
ブリ+1.0の濃度を与える露光量の逆数で表し、試料
No.1の感度測定値を100とする相対感度を各試料
の感度測定値に対して求めた。
【0117】(2)フィルム交換時のスリキズの評価 スリキズ評価用として未露光の各試料を、コニカ(株)
製のフィルムチェンジャー C−14を用いてフィルム
1枚あたり4秒の速度でカセッテに装填し、未露光のま
ま自動現像機に搬送し、(1)と同様の処理を行った。
【0118】スリキズ判定は以下の基準で目視評価し
た。
【0119】A:黒い筋故障が全然発生していないかな
いし黒い筋故障は少し発生しているが視覚に耐えられ、
実技上許容レベルである。
【0120】B:黒い筋故障が発生している。
【0121】C:黒い筋故障がかなり発生している。
【0122】以上の評価結果を表4に示す。
【0123】
【表4】
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、現像速度及び定着速度
が速く迅速処理が可能で、改善された感度が得られ、か
つ圧力によるカブリが発生しにくいハロゲン化銀写真感
光材料と放射線増感スクリーンとの組体が提供される。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−75097(JP,A) 特開 平3−21899(JP,A) 特開 平7−219101(JP,A) 特開 平7−152102(JP,A) 特開 平9−113699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 5/17 G03C 1/00 G21K 4/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記及びからなることを特徴とする
    ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの
    組体。 支持体上に沃化銀含有率1.0モル%以下で平均アス
    ペクト比が3以上の平板状ハロゲン化銀粒子を含有する
    ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有するハロゲン化
    銀写真感光材料。 支持体上に蛍光体粒子を結合剤中に分散含有する蛍光
    体層を有する放射線増感スクリーンにおいて、該結合剤
    としてガラス転移点が30℃以上かつ130℃以下の熱
    可塑性エラストマー(A)と、ガラス転移点が−20℃
    以上かつ30℃未満の熱可塑性エラストマー(B)を含
    有し、かつ該エラストマー(A)と該エラストマー
    (B)とのガラス転移点が10℃以上の温度差を有し、
    かつ該エラストマー(A)と該エラストマー(B)の混
    合比が重量比で95:5から10:90の範囲にある放
    射線増感スクリーン。
  2. 【請求項2】エラストマー(B)が熱可塑性ポリウレタ
    ンであることを特徴とする請求項1記載の組体。
  3. 【請求項3】蛍光体層の膜密度が蛍光体密度の60%以
    上であることを特徴とする請求項1記載の組体。
  4. 【請求項4】蛍光体層の膜密度が蛍光体密度の60%以
    上であることを特徴とする請求項2記載の組体。
  5. 【請求項5】ハロゲン化銀乳剤の塩化銀含有率が50モ
    ル%以上であることを特徴とする請求項1記載の組体。
JP21178195A 1995-08-21 1995-08-21 ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体 Expired - Fee Related JP3538654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21178195A JP3538654B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21178195A JP3538654B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0961971A JPH0961971A (ja) 1997-03-07
JP3538654B2 true JP3538654B2 (ja) 2004-06-14

Family

ID=16611499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21178195A Expired - Fee Related JP3538654B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3538654B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0961971A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2828833B2 (ja) 検出量子効率が改良されたラジオグラフィ要素
JPH09106018A (ja) 工業用放射線写真要素および工業用放射線写真画像の形成方法
US5482813A (en) Radiological image forming method
EP0692735B1 (en) A composite of silver halide photographic light-sensitive material and radiation fluorescent screen
JPH09146228A (ja) 放射線画像形成方法
JP3538654B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体
US6127109A (en) Silver halide light sensitive photographic material
JP3427287B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法
JPH11174197A (ja) 放射線増感スクリーン及び放射線画像形成組体
JPH0815827A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体
JP2001194738A (ja) X線撮影用写真組体及びx線画像撮影方法
JPH0876322A (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料の撮影方法
JPH09114029A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びx線画像形成方法
JPH0990533A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料、それを用いるx線画像形成方法及び処理方法
JP3635380B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体及び処理方法
JPH0934048A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びx線画像形成方法
JPH10232467A (ja) 放射線画像形成組体
JP4020176B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及びx線画像形成方法
JPH02193141A (ja) 放射線画像形成方法
JPH0934049A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料およびx線画像形成方法
JPH09106049A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の放射線画像形成方法
JPH09114027A (ja) ハロゲン化銀乳剤の製造方法、ハロゲン化銀写真感光材料及びx線画像形成方法
JP3427281B2 (ja) 撮影材料及び撮影方法
JPH09244169A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料、その処理方法および写真乳剤の製造方法並びにx線画像形成方法
JPH1010685A (ja) 放射線画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees