JP3537227B2 - キー装置及びこれを用いた鍵管理装置 - Google Patents

キー装置及びこれを用いた鍵管理装置

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JP3537227B2
JP3537227B2 JP20707895A JP20707895A JP3537227B2 JP 3537227 B2 JP3537227 B2 JP 3537227B2 JP 20707895 A JP20707895 A JP 20707895A JP 20707895 A JP20707895 A JP 20707895A JP 3537227 B2 JP3537227 B2 JP 3537227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、多数のテ
ナント等を擁するビル等で利用され、各テナント毎に使
用されるキーを管理するためのキー装置及びこれを用い
た鍵管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のテナント等を擁するビルで
は、利用者が各テナントの鍵を持ち帰る必要がないよう
に、ビルに鍵管理装置を備え、各テナントへ最初に入室
する者が該当するテナントのキーを該鍵管理装置から取
り出して、該当するテナントの出入口を解錠し、最後に
退室する者が出入口を施錠してテナントのキーを該鍵管
理装置へ収納するようにしたものが各種実用化されてい
る。
【0003】このような従来の鍵管理装置では、各テナ
ントキーの保管状況により、テナントの有人・無人状態
を判断しているものがある。例えば、鍵管理装置内にあ
る各テナント毎のキー収納ボックスに、キースイッチ装
置を設け、テナントキーを収納するときは、キースイッ
チ装置にテナントキーを挿入し、更に、このテナントキ
ーを回してスイッチをオン状態にしていた。そして、テ
ナントキーの収納中(キースイッチがオン状態)は、テ
ナントが無人状態であると、テナントキーが収納されて
いない時(キースイッチがオフ状態)は、テナントが有
人状態と判断していた。
【0004】そして、テナントが無人である場合(キー
収納ボックスにキーが収納され、かつ、キーを回してス
イッチをオン状態にしている場合)には、該当するテナ
ントの空気調和機の停止,照明の消灯,警備機器の警備
開始などを自動制御することで、省エネルギー化や警備
機器の操作の簡易化を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の鍵管理装置では、キースイッチ装置に対する各
テナントキーの挿着状態が不完全であると、このキース
イッチ装置が働かず、警備が開始されなかったり、照明
や空気調和機の切り忘れなどの不都合が生じてしまうと
いう欠点がある。
【0006】すなわち、このような不都合は、キースイ
ッチ装置にキーを挿着したがキーを回し忘れたり、ま
た、このキーの回し具合が不完全でキースイッチ装置の
スイッチがオン状態とならない、等種々考えられ、キー
スイッチ装置の本来の保安管理性能を十分に発揮できな
い点で問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、キーの挿着状態を検知することが可能なキー装
置、及びこのキー装置を用いて保安管理性能を向上させ
る鍵管理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。キーが挿入される受容部を有するキー装置
において、前記受容部に対して進退自在に設けられると
ともに、前記キーが前記受容部内の最奥部まで挿入され
ると進出した状態となり、前記キーを前記受容部から抜
き去ると後退した状態となり、前記キーの回転に伴い回
動した状態となる作動片と、前記作動片の前記受容部に
する進退状態を検知するとともに、該作動片の回動を
検知する検知手段と、前記キーの状態を報知する報知手
段と、前記作動片が進出した状態を前記検知手段にて検
知したときに前記報知手段の作動を開始させ、前記作動
片が所定角度回動した状態を前記検知手段にて検知した
ときに前記報知手段の作動を停止させる制御手段と、
具備したことを特徴としている。
【0009】前記報知手段は、前記作動片が前記進出し
た状態にあることを検知してオン状態となり、前記作動
片が前記後退した状態および前記回動した状態にあるこ
とを検知してオフ状態となる1つのマイクロスイッチを
具備することを特徴としている。
【0010】また、本発明に係わるキー装置を用いた鍵
管理装置は、請求項1または2に記載のキー装置と、I
Dを示す情報を読み取るID読取手段と、前記ID読取
手段が読み取ったIDを照合する照合手段と、開閉自在
な扉を有するとともに、内部に前記受容部が備えられ、
前記キーが収納される収納ボックスと、前記収納ボック
スの扉の施解錠を行う施解錠手段と、前記照合手段によ
り前記施解錠手段を制御する開閉制御手段と、前記制御
手段による前記報知手段の作動停止と同時に、前記開閉
制御手段の検知信号に基づいて前記キーの管理状態を監
視制御する管理制御手段と、を具備したことを特徴とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるキー装置の実
施の形態を示す分解斜視図、図2は同キー装置を用いた
鍵管理装置のブロック構成図である。
【0012】始めに、鍵管理装置に用いられるキー装置
の構成について説明する。
【0013】本発明のキー装置は、シリンダ部1と、作
動片2と、検知手段3と、回転検知手段4と、そしてキ
ー5とで大略構成されている。
【0014】まず、シリンダ部1は、外筒6と、この外
筒6に対して回動自在な内筒7とで構成され、内筒7に
はキー5が挿入される受容部8が内装されている。
【0015】受容部8は、所定の形状のキー挿通孔8a
が形成されるとともに、内部にタンブラー等(図示せ
ず)が構成されており、キー挿通孔8aに合致した断面
形状のキー5が挿入された際に、そのキー5の側縁に形
成される複数の溝等の組み合わせと、タンブラー等の組
み合わせが合致した合鍵である場合に、内筒7とともに
回動が可能なようになっている。なお、この受容部8は
回動位置の1か所のみでキー5の挿脱を行えるように設
定されている。
【0016】また、このシリンダ部1の最奥部となる内
筒7の後端面7aには、回動規制板9が固設されてい
る。
【0017】この回動規制板9は、図1に示すように、
受容部8のキー挿通孔8aに連通される貫通孔9aが中
央に穿設された略円板状に形成されるとともに、外周縁
部の一部に貫通孔9aに対して放射方向に突出する突出
片9bと、この突出片9bと対向する外周縁部に設けら
れる筒状壁9cとを有している。
【0018】また、この回動規制板9の突出片9bと筒
状壁9cとのそれぞれの間に位置する対向する外周縁に
は、矩形状の一対のガイド溝9d,9dが凹状に切欠形
成されている。すなわち、突出片9bと各ガイド溝9
d,9d及び筒状壁9cとは、それぞれこの回動規制板
9の外周縁に90°間隔で設けられている。
【0019】突出片9bには、図1に示すように、軸1
0を介してクランクバー11が回動自在に連結されてい
る。このクランクバー11は、一端がキー装置の筐体と
なる天板12に穿設されたガイド孔12aに挿通され、
天板12とクランクバー11の他端との間に圧縮コイル
ばね13が巻装されている。
【0020】また、筒状壁9cは、この回動規制板9の
1/4円部分、すなわち中心角90°の扇状部分に形成
され、両端縁が突出片9bから等距離となって、それぞ
れ当接面9ca,9cbとされており、キー装置の筐体
となる左側板14及び右側板15にそれぞれ穿設された
矩形状の逃げ孔16,17の上端縁である規制面16
a,17aと衝合するようになっている。なお、この筒
状壁9cの一方の当接面9ca側は、三角形状に延設さ
れており、後述する回転検知手段4を構成する回動片2
6となっている。
【0021】すなわち、この筒状壁9cによって、受容
部8の回動範囲は90°以内とされ、その範囲内の一端
側のみが、キー5の抜き差しが可能な箇所とされ、キー
5を回して、外筒6に対して受容部8を回動させた場合
の他の箇所ではこのキー5の抜脱が不可能な構造となっ
ている。このキー装置では、受容部8の回動範囲内の一
端側であるキー5の挿脱の行える箇所を、図4に示すよ
うに、キー5が水平な状態と設定している。
【0022】次に、作動片2は、短冊状の板部材で、裏
面の中央に軸状に形成された突片2aが板面に対して垂
直に突設されるとともに、長手方向両端には突片2aと
同方向に延出する一対のガイド片2b,2bが設けら
れ、略山字状に形成されている。
【0023】突片2aは、前記回動規制板9の貫通孔9
aに挿入され、また、各ガイド片2b,2bは回動規制
板9の外周縁の各ガイド溝9d,9dに嵌入するように
なっており、この回動規制板9の板面に対して垂直な方
向に摺動し進退自在となっているとともに、この回動規
制板9とともに回動するようになっている。なお、突片
2aの先端はやや細径に形成され、前述した受容部8の
キー挿通孔8aの最奥部内に突出する(図3参照)。
【0024】次に検知手段3は、マイクロスイッチ18
と検知レバー19とで構成されている。マイクロスイッ
チ18は、図1に示すように、作動子18aがシリンダ
部1と反対の方向となるように筐体の右側板15に固設
されており、この作動子18aが縮退した状態でオフの
状態、すなわちプッシュオフスイッチとされている。
【0025】また、検知レバー19は、検知片19aの
中途に連結部19bを介して押圧片19cが連結された
略コ字形状に形成されており、それぞれ短冊板状に形成
されている検知片19aと押圧片19bとが互いに略平
行となっている。
【0026】検知片19aの基端には、軸受部20が設
けられており、筐体の左右側板14,15間に渡設され
ている枢軸21に揺動自在に枢着されている。また検知
片19aの先端は、検知片19aの板面に対して直交す
る方向に延出する三角形状の接触子22が形成され、前
述した回動規制板9及び作動片2と対向するようになっ
ている。
【0027】また、押圧片19cは、その先端が前記マ
イクロスイッチ18の作動子18aに臨むように位置
し、この作動子18aを押圧するようになっている。
【0028】すなわち、この検知レバー19は、図3に
示すように、マイクロスイッチ18を囲むように検知片
19a,連結部19b,押圧片19cが配設されてお
り、図1に示すように、枢軸21に巻装される捩じりコ
イルバネ23の一端が検知片19a基端に係合して、常
に、シリンダ部1の方向に付勢されるようになってい
る。
【0029】次に、回転検知手段4は、マイクロスイッ
チ24と感知レバー25と回動片26とで構成されてい
る。マイクロスイッチ24は、図1に示すように、作動
子24aがシリンダ部1と対向するように、筐体の右側
板15に固設された前記検知手段3のマイクロスイッチ
18に重合するように固設されている。
【0030】感知レバー25は、アーム部25aと、ア
ーム部25aより長幅な当接片25bとで略L字状に形
成された板状部材で、アーム部25aの基端に、軸受部
27が設けられており、前記検知レバー19が枢着され
ている枢軸21に、この検知レバー19と並列して揺動
自在に枢着されている。
【0031】また感知レバー25の先端となる当接片2
5bは、前記マイクロスイッチ24の作動子24aと回
動規制板9の筒状壁9cとの間に位置し、枢軸21に巻
装される捩じりコイルバネ28の一端がアーム部25a
基端に係合して、常に、筒状壁9cの方向に付勢される
ようになっている。なお、この当接片25bの一側縁に
は、回動規制板9と対向する板面に連続するガイド斜面
29が形成されている。
【0032】次に、回動片26は、前述したシリンダ部
1の回動規制板9に形成されている筒状壁9cの一方の
当接面9ca側に延設された三角形状の片状部で、斜縁
26aが筒状壁9cの上縁に連続して形成され、先端が
前記マイクロスイッチ24と略対向するようになってい
る。
【0033】また、このキー装置は報知手段30と制御
手段31を備えている。報知手段30は、例えば信号音
発生器や表示灯などよりなり、制御手段31を介して検
知手段3のマイクロスイッチ18と接続され、このマイ
クロスイッチ18のオン・オフ動作に基づく制御手段3
1からの制御信号により、ブザー音や光の出力が制御さ
れるようになっている。
【0034】また、制御手段31は、検知手段3と報知
手段30の間に接続されており、前記作動片2の状態を
検知する検知手段3のマイクロスイッチ18からの検知
信号が入力しており、この検知信号に基づいて、前記報
知手段30の作動を制御するようになっている。
【0035】すなわち、制御手段31は、検知レバー1
9の押圧片19cが作動子18aから離脱しているとき
のマイクロスイッチ18の検知信号により、報知手段3
0のブザー音や光を発するように制御している。これに
対し、検知レバー19の押圧片19cが作動子18aを
押しているときのマイクロスイッチ18の検知信号によ
り報知手段30の作動を停止制御している。
【0036】次に、上述したキー装置が用いられ、この
キー装置が具備される鍵管理装置について説明する。
【0037】この鍵管理装置は、装置本体が複数のテナ
ントを擁するビル等の玄関部分等に設置され、格子状に
縦横に並設された複数の収納ボックス32を具備してい
るとともに、図2に示すように、各収納ボックス32に
共用されるID読取手段としてのカードリーダ33が配
設されている。また、各収納ボックス32毎に、上述し
たキー装置,施解錠手段35,照合手段37,開閉制御
手段38,管理制御手段39を備えている。
【0038】各収納ボックス32内には、それぞれ前述
したキー装置が配設され、このキー装置のシリンダ部1
側のみが収納ボックス内の正面奥部に表出するように設
けられているとともに、報知手段30に具備される表示
灯としてのLEDなどが配設されている。
【0039】また、これら収納ボックス32には、それ
ぞれ扉34が蝶番等を介して開閉自在に設けられてい
る。この扉34の開閉、及びこの扉34の施解錠は、施
解錠手段35により制御される。
【0040】施解錠手段35は、図示しないが、例え
ば、励磁回路を具備するインターロックマグネットと、
これにより作動するインターロックピンなどにて構成さ
れ、開閉制御手段38からの信号によりインターロック
ピンが進退し、扉34の開閉・施解錠を行っている。ま
た、施解錠手段35は、この扉34の開・解錠状態,閉
・施錠状態を検知する検知部35aを具備しており、こ
の検知部35aによる検知信号は開閉制御手段38に出
力される。
【0041】ID読取手段としてのカードリーダ33
は、図2に示すように、スリット状のカード挿入口33
aが収納ボックス32の扉34に併設されている。カー
ドリーダ33は、IDとしての暗証番号などが記録され
た磁気カード36がカード挿入口33aより挿入された
際に、この磁気カード36を取り込み、そのカード36
の記録部分に予め記録された磁気情報を読み取り、その
磁気情報を照合手段37に出力している。
【0042】照合手段37は、予め登録される居室の番
号や暗証番号などの情報を記憶する記憶手段37aを具
備している。照合手段37は、この記憶手段37aの番
号などの情報と、ID読取手段33にて読み取られた暗
証番号などの磁気情報とを比較して、その内容が適合す
るか否かを照合しており、その照合結果を開閉制御手段
38に出力している。
【0043】開閉制御手段38は、扉34の状態を検知
する検知部35aからの信号及び照合手段37からの照
合結果に基づいて施解錠手段35を作動させるべく、施
解錠手段35に対して解錠・開扉信号または閉扉・施錠
信号を出力している。
【0044】すなわち、検知部35aより閉・施錠状態
を示す検知信号が入力していて、照合手段37からの照
合結果が照合一致を示していれば、開閉制御手段38よ
り施解錠手段35に解錠・開扉信号を出力し、これによ
り、扉34が解錠して開扉される。また、検知部35a
より開・解錠状態を示す検知信号が入力していて、照合
手段37からの照合結果が照合一致を示していれば、開
閉制御手段38より施解錠手段35に閉扉・施錠信号を
出力し、これにより閉扉された扉34が施錠される。
【0045】管理制御手段39は、報知手段30の制御
を行う制御手段31より入力される信号と、回転検知手
段4のマイクロスイッチ24より出力される検知信号を
基に、キー装置に挿着されるキー5の状態の監視を行う
ようになっている。
【0046】また、この管理制御手段39は、前記開閉
制御手段38からの信号を受けて、収納ボックス32の
扉34の開閉状態及び施解錠状態を監視している。この
扉34の状態及び回転検知手段4からの信号により、監
視状態に応じてテナントの空気調和機,照明,警備装置
などを制御することができる。
【0047】次に、以上の構成によるキー装置を用いた
鍵管理装置の動作について説明する。
【0048】はじめに、ビルのテナント利用者が、この
鍵管理装置にキー5を預ける場合について説明する。
【0049】まず、利用者は、自室の扉をキー5にて施
錠後、鍵管理装置のカードリーダ33のカード挿入口3
3aに、暗証番号などの情報が記録された磁気カード3
6を挿入する。
【0050】磁気カード36より読み取られた暗証番号
などの情報は、照合手段37にて予め記憶手段37aに
登録されている暗証番号などの情報と照合される。
【0051】ここで、照合された暗証番号などと情報内
容が一致すると、その照合結果が磁気カード36のカー
ド番号と一致する収納ボックス32の開閉制御手段38
に入力される。そして、開閉制御手段38は、検知部3
5aより閉扉・施錠状態を示す検知信号が入力していれ
ば、対応する収納ボックス32の施解錠手段35に解錠
・開扉信号を送出する。
【0052】解錠・開扉信号を受けた施解錠手段35
は、該当する収納ボックス32の扉34の施錠を解き開
扉を行う(図2参照)。
【0053】次に、利用者は、扉34が開いた収納ボッ
クス32内のキー装置の受容部8にキー5を最奥部まで
挿入する。
【0054】受容部8に挿入されたキー5は、図4に示
すように、この受容部8の最奥部に突出している作動片
2の突片2aを押圧し、作動片2を受容部8から進出さ
せる。このキー装置によれば、キー5の挿入方向に進出
する。
【0055】このとき、作動片2は、その板面に対向し
ている検知片19aの接触子22を押圧し検知レバー1
9を枢軸21を中心に揺動させる。すると、検知レバー
19の押圧片19cが検知手段3のマイクロスイッチ1
8の作動子18aから離脱してオン状態となる。そし
て、このオン状態の検知信号を受けた制御手段31が、
報知手段30の回路を閉じて、ブザー音を発生させる。
【0056】次に、利用者は、キー5を右へ回転させ
る。回転動作中はブザー音は発生している。キー5は9
0°回転した位置で、回動規制板9の当接面9cbが右
側板15の規制面17aに当接することで停止する(図
1,5参照)。
【0057】この停止位置にて、キー5の回転とともに
受容部8を介して回動する作動片2に押圧されていた検
知レバー19は、接触子22の位置から作動片2が回転
移動してしまい互いに対向する位置(図4中A部分)、
すなわち作動片2の進退を検知する位置から外れること
から、接触子22への押圧が解除される。これにより、
検知レバー19は捩じりコイルバネ23の付勢力にて初
期の状態に戻る。すなわち、検知レバー19は、押圧片
19cがマイクロスイッチ18の作動子18aを再び押
圧し縮退させてオフ状態となる。そして、このオフ状態
の検知信号を受けた制御手段31が報知手段30のブザ
ー音を停止させる。
【0058】同時に、回動規制板9に突設されている回
動片26が回転移動するので、図5に示すように、この
回動片26の斜縁26aと感知レバー25の当接片25
bの一側縁とが互いに当接して、感知レバー25を枢軸
21を中心に揺動させる。
【0059】すると感知レバー25の当接片25bは、
マイクロスイッチ24の作動子24aに当接し、これを
押圧して縮退させる。これにより、回転検知手段4はオ
ン状態となり、このオン状態の検知信号を管理制御手段
39に出力する。
【0060】そして、このオン状態の検知信号を管理制
御手段39が受けた状態で、収納ボックス32の扉34
が閉鎖されると、開閉制御手段38は検知部35aより
開・解錠状態を示す検知信号が入力していれば、対応す
る収納ボックス32の施解錠手段35に閉扉・施錠信号
を出力する。また、閉扉・施錠信号を受けた施解錠手段
35は、該当する収納ボックス32の扉34の施錠を行
う。
【0061】そして、回転検知手段4よりオン状態の検
知信号を受けた管理制御手段39により、キー5の状態
の監視が開始される。また、このキー5の居室の制御、
例えば電源を切り忘れた電気機器の電源のオフや、室内
照明の電源オフ、また警備システムのオンなどが、この
管理制御手段39にて行われる。
【0062】次に、ビルのテナント利用者が、自室に入
るためにこの鍵管理装置からキー5を受け取る場合につ
いて説明する。
【0063】まず、利用者は、鍵管理装置のカードリー
ダ33のカード挿入口33aに、暗証番号などが記録さ
れた磁気カード36を挿入する。
【0064】カードリーダ33にて磁気カード36から
読み取られた暗証番号などの情報は、照合手段37にて
予め記憶手段37aに登録されている暗証番号などの情
報と照合される。
【0065】ここで、照合された暗証番号などと情報内
容が一致すると、その照合結果が磁気カード36のカー
ド番号と一致した収納ボックス32の開閉制御手段38
に入力される。そして、開閉制御手段38は、検知部3
5aより閉扉・施錠状態を示す検知信号が入力していれ
ば、対応する収納ボックス32の施解錠手段35に解錠
・開扉信号を送出する。
【0066】解錠・開扉信号を受けた施解錠手段35
は、該当する収納ボックス32の扉34の施錠を解き開
扉を行う。
【0067】次に、利用者は、扉34が開いた収納ボッ
クス32内のキー装置の受容部8に挿着されているキー
5を左に回動させる。
【0068】キー5の回動により、受容部8とともに作
動片2は回動し、検知レバー19の検知片19aの接触
子22に係合する(図4中A部分)。これにより、検知
レバー19が押圧され、揺動されて押圧片19cがマイ
クロスイッチ18の作動子18aより離脱する。する
と、このマイクロスイッチ18はオン状態となる。そし
て、このオン状態の検知信号を受けた制御手段31が報
知手段30の回路を閉じて、ブザー音を発生させる。
【0069】同時に回動規制板9が回動することで、感
知レバー25は回動片26による押圧状態を解かれ、図
4に示すように、コイルバネ28の付勢力にて揺動しマ
イクロスイッチ24から離脱する。
【0070】すると、このマイクロスイッチ24はオフ
状態となる。
【0071】そして、キー5が90°回転させた位置に
て回動規制板9が左側板14の規制面16aに当接して
停止する。この停止位置は、キー5の抜脱が行える位置
である。
【0072】キー5を受容部8から抜脱すると、作動片
2を進出させることがなくなるので、検知レバー19に
ある捩じりコイルバネ23の付勢力にて、検知レバー1
9が揺動し、これにより、図3に示すように、この検知
レバー19の接触子22と接触している作動片2を後退
させる。
【0073】これにより、検知レバー19の押圧片19
cはマイクロスイッチ18の作動子18aを押圧する。
すると、このマイクロスイッチ18はオフ状態となる。
そして、このオフ状態の検知信号を受けた制御手段31
が報知手段30の回路を開いてブザー音の発生を停止さ
せる。
【0074】その後、収納ボックス32の扉34が閉じ
られ、そして、利用者はこのキー5にて居室ドアの解錠
を行う。
【0075】従ってこのように構成されたキー装置で
は、受容部8にキー5が最奥部まで挿入されると突片2
aによって作動片2が進出し、キー5を受容部8から抜
き去ると作動片2は後退し、また、受容部8にキー5を
最奥部に挿入した状態でこの受容部8とともに作動片2
は進出状態のまま回動を行うこととなる。すなわち、受
容部8に対する、キー5が挿入されていない状態、キー
5が挿入されている状態、キー5が回されている状態、
の3状態をそれぞれ機構的に表すことが可能となってい
る。
【0076】そして、キー5の挿入・未挿入状態を、受
容部8の最奥部に突出する突片2aを押圧するか否かで
機械的に検出し、その動作を作動片2の進退状態として
検知手段3にて検知を行っている。また、キー5の挿着
時におけるキー5の回動・未回動を、受容部8から進出
しこの受容部8と連動する作動片2の機械的回動にて表
し、検知手段3がこの回動状態も検知を行っている。し
たがって、これらキー5の未挿入,挿入,回動の3状態
を別個にマイクロスイッチを備えた複数の検知手段3に
て検知せずに、各状態を表す作動片2を1つのマイクロ
スイッチ18と検知レバー19よりなる検知手段3のみ
で検知することが可能となっている。
【0077】また、このキー装置によれば、報知手段3
0と制御手段31とが、検知手段3に接続されており、
この検知手段3によるキー5の状態の検知を、例えばブ
ザー音などにて報知することが可能となる。
【0078】これにより、このキー装置に挿入や回動を
行う際のキー5の利用者が、キー5の状態及び、キー装
置の状態を認識でき、キー5の挿着時におけるキー5の
回転忘れや、回転が不完全な状態を防ぐことが可能とな
る。
【0079】さらに、このキー装置によれば、機構的に
キー5の挿着状態や回動状態を検知できるように構成さ
れているので、従来より使用されている鍵管理装置にこ
のキー装置を利用することも可能であり、すなわち検知
を機構的な構成としているので、従来の鍵管理装置のソ
フトウェアを変更することなく、性能の向上した鍵管理
装置を構成することが可能となる。
【0080】また、このキー装置を用いた鍵管理装置で
は、上記のことから、キー装置に対するキー5の状態が
確実になるので、このキー5の管理状態を確実なものと
することが可能であり、収納ボックス内に配設されるキ
ー装置にキー5を挿着させることで、テナントの電気機
器の電源の制御を行うなど、建物の保安管理性能向上さ
せることができる。また、このことから、テナントなど
を多数擁したビルの管理及び警備に適用でき、この管理
体制を確実に行うことが可能となる。
【0081】なお、上述した実施の形態では、キー装置
の作動片2を、キー5の挿入方向と同方向に進退させる
構成の例について述べたが、この作動片2の進退方向
は、キー5の挿入方向に対して直交する方向としてもよ
い。
【0082】また、上記実施の形態では、検知手段3
を、検知レバー19とマイクロスイッチ18とで構成し
て、作動片2の状態を検知レバー19にて検出し、この
検知レバー19を介してマイクロスイッチ18の作動子
18aの押圧等を行う構成とした例について述べたが、
検知レバー19を介せず、マイクロスイッチ18の作動
子18aを作動片2の板面と対向させ、作動片2に当接
させる構成としてもよい。
【0083】さらに、上述した実施の形態では、照合手
段37が居室の番号や暗証番号などの情報を記憶する記
憶手段37aを備え、この記憶手段37aの情報とカー
ドリーダ33で読み取った情報とを照合する構成として
説明したが、ID読取手段33をカードリーダとテンキ
ーで構成し、テンキーの操作による情報を記憶手段37
aに代わる情報として用いてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるキー装
置では、受容部にキーが最奥部まで挿入されると突片に
よって作動片が進出し、キーを受容部から抜き去ると作
動片は後退し、また、受容部にキーを最奥部に挿入した
状態でこの受容部とともに作動片は進出状態のまま回動
を行うこととなる。すなわち、受容部に対する、キーが
挿入されていない状態、キーが挿入されている状態、キ
ーが回されている状態、の3状態をそれぞれ機構的に表
すことが可能となるという効果がある。
【0085】そして、このキーの挿入・未挿入状態を、
受容部の最奥部に突出する突片を押圧するか否かで機械
的に検出し、その動作を作動片の進退状態として検知手
段にて検知を行っており、また、キー挿着時におけるキ
ーの回動・未回動を、受容部から進出しこの受容部と連
動する作動片の機械的回動にて表し、検知手段がこの回
動状態も検知を行っている。したがって、これらキーの
未挿入,挿入,回動の3状態を表す作動片を1つの検知
手段のみで検知することが可能となるという効果があ
る。
【0086】また、このキー装置によれば、報知手段と
制御手段とが、検知手段に接続されており、この検知手
段によるキーの状態の検知を、例えばブザー音などにて
報知することができるという効果がある。
【0087】これにより、このキー装置に挿入や回動を
行う際のキーの利用者が、キーの状態及び、キー装置の
状態を認識でき、キーの挿着時におけるキーの回転忘れ
や、回転が不完全な状態を防ぐことが可能となるという
効果がある。
【0088】また、このキー装置を用いた鍵管理装置で
は、上記のことから、キー装置に対するキーの状態が確
実になるので、このキーの管理状態を確実なものとする
ことが可能であり、収納ボックス内に配設されるキー装
置にキーを挿着させることで、例えばテナントの電気機
器の電源の制御を行うなど、建物の保安管理性能向上さ
せることができるという効果がある。また、このことか
ら、テナントなどを多数擁したビルの管理及び警備に適
用でき、この管理体制を確実に行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキー装置の実施の形態を示す分解
斜視図
【図2】同キー装置を用いた鍵管理装置のブロック構成
【図3】同キー装置のキー未挿入状態を示す側断面図
【図4】(a)同キー装置のキー挿入状態を示す側断面
図 (b)同キー装置のキー挿入状態を示す背面図
【図5】(a)同キー装置のキー回動状態を示す側断面
図 (b)同キー装置のキー回動状態を示す背面図
【符号の説明】
1…シリンダ部 2…作動片 2a…突片 3…検知手段 4…回転検知手段 5…キー 6…外筒 7…内筒 8…受容部 30…報知手段 31…制御手段 32…収納ボックス 33…ID読取手段(カードリーダ) 34…扉 35…施解錠手段 37…照合手段 38…開閉制御手段 39…管理制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 雅裕 東京都港区芝3丁目1番12号 美和ロッ ク株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−248126(JP,A) 特開 昭54−161499(JP,A) 特開 昭63−32070(JP,A) 特開 昭55−105919(JP,A) 実開 昭63−45351(JP,U) 実開 昭61−66839(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 17/22 E05B 19/00 E05B 45/08 H01H 27/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーが挿入される受容部を有するキー装
    置において、前記受容部に対して進退自在に設けられるとともに、
    記キーが前記受容部内の最奥部まで挿入されると進出し
    た状態となり、前記キーを前記受容部から抜き去ると後
    退した状態となり、前記キーの回転に伴い回動した状態
    となる作動片と、 前記作動片の前記受容部に対する進退状態を検知する
    ともに、該作動片の回動を検知する検知手段と、前記キーの状態を報知する報知手段と、 前記作動片が進出した状態を前記検知手段にて検知した
    ときに前記報知手段の作動を開始させ、前記作動片が所
    定角度回動した状態を前記検知手段にて検知したときに
    前記報知手段の作動を停止させる制御手段と、 を具備したことを特徴とするキー装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記作動片が前記進出
    した状態にあることを検知してオン状態となり、前記作
    動片が前記後退した状態および前記回動した状態にある
    ことを検知してオフ状態となる1つのマイクロスイッチ
    を具備する請求項1記載のキー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のキー装置と、 IDを示す情報を読み取るID読取手段と、 前記ID読取手段が読み取ったIDを照合する照合手段
    と、 開閉自在な扉を有するとともに、内部に前記受容部が備
    えられ、前記キーが収納される収納ボックスと、 前記収納ボックスの扉の施解錠を行う施解錠手段と、 前記照合手段により前記施解錠手段を制御する開閉制御
    手段と、 前記制御手段による前記報知手段の作動停止と同時に、
    前記開閉制御手段の検知信号に基づいて前記キーの管理
    状態を監視制御する管理制御手段と、 を具備したことを特徴とするキー装置を用いた鍵管理装
    置。
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