JPH0240693Y2 - - Google Patents

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JPH0240693Y2
JPH0240693Y2 JP10346283U JP10346283U JPH0240693Y2 JP H0240693 Y2 JPH0240693 Y2 JP H0240693Y2 JP 10346283 U JP10346283 U JP 10346283U JP 10346283 U JP10346283 U JP 10346283U JP H0240693 Y2 JPH0240693 Y2 JP H0240693Y2
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arm
key
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lock
solenoid
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JP10346283U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、制御部によつて作動せしめられるソ
レノイドによつて、手動式のキーの解錠を制限し
ている構造のロツク装置に関するものである。
〔考案の背景〕
機器類のロツク装置として一般に用いられてい
るものを大別すると、(a)電気的なスイツチキー
と、(b)機械的なロツクキーとが有つて、それぞれ
長短を有している。
例えば自動車のキースイツチは電気的なスイツ
チキーであつて、このキースイツチを操作しない
と自動車の電気系統が作動しない。従つて、この
キースイツチを操作しないと電気火花が飛ばず、
ヘツドランプも点灯せず、カーラジオも鳴らない
というように制御系をロツクすることができる。
しかし、このスイツチキーのみによつては(例
えばモータや電磁石などを用いて駆動力を発生さ
せない限り)、ドアが開かないようにするとか、
トランクが開かないようにするとかいつた機械的
なロツクが出来ない。
また、例えば南京錠は機械的なロツクキーであ
つて、扉が開かないようにしたり鎖が外れないよ
うにしたりするロツク機能を有しているが、その
ままでは電気的制御を併用できない。
上記の電気的スイツチキーと機械的ロツクキー
との長短を相補わしめるための工夫として、電気
的なロツク機構を副錠とし、又は隠しキーとして
併設した例(例えば特開昭57−29766号)も有り、
こうした電気的なキーを制御部によつて遠隔制御
することも可能である。
しかしながら、該制御部のメーンスイツチが開
かれて休止しているときは、併設された電気的な
ロツク機構がその機能を失い、単なる機械的ロツ
クキーになつてしまう。
〔考案の目的〕
いま仮に、ある化学反応装置の温度を制御部に
よつて自動制御しているものとする。
この化学装置を勝手に操作できないよう、その
扉に機械的ロツクキーを設けた場合を考える。
もちろん、キーを持つていなければ扉を開くこ
とが出来ないが、たとえキーを持つている者によ
つても扉を開かれては困る場合が有る(例えば扉
を開いて触れると危険であるなどの場合)。
こうした問題を解決するため、機械的なロツク
のキーを使用しても、制御部が開錠を禁じている
ときは解錠されないようなロツク装置は既に開発
されている(第1図の従来例として、後に詳述す
る)。
前記の制御部のメーンスイツチが開かれて、該
制御部が休止しているとき、機械的なロツクのキ
ーさえ持つていれば(若しくは合鍵を作つて用い
れば)解錠されて扉が開く状態となることはやむ
を得ないが、誰かが扉を開いたという経歴が存在
したか否かを知りたい場合が有る。扉を開かれた
ということは、装置の状態を故意に変化せしめら
れた可能性が有ることを意味するからである。
さらに望ましくは、休止していた制御部の作動
を再開したとき、解錠された経歴の有無が直ちに
制御部に読みこまれ、これを電磁的記録に変換で
きれば便利である。
本考案の目的は、第1図について後に詳詳する
従来例のロツク装置、すなわちキー1aにより、
シリンダ錠1を介して回動されるキーレバー2を
有しており、 制御部からの指示によつて作動するソレノイド
5により回動せしめられるフツク4が上記キーレ
バー2の回動を拘束したり解放したりする構造で
あつて、前記の制御部が休止しているときは前記
ソレノイド5の通電が停止されて前記キーレバー
2の拘束を解放するように構成されたインタロツ
クを備えたロツク装置を改良して、 制御部が休止している間に誰かが解錠したか否
かを機械的に記憶しておいて、該制御部が作動を
再開したときに、上記の機械的な記憶を電磁的記
録として制御部に取りこむことのできるロツク装
置を提供するにある。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成するために創作した本考案の
基本的な原理を略述すると次のごとくである。
即ち、機械的ロツクの解錠、施錠を妨げること
なく、解錠操作の際の押動されて回動せしめられ
る部材(例えばアーム6)を設けるとともに、 上記の部材(アーム6)が回動せしめられたと
きに、これをキヤツチして復元回動を係止するフ
ツク8を設け、かつ、 上記のアーム6がフツク8によつてキヤツチさ
れていることを検出するリミツトスイツチ10を
設ける。
上記の原理に基づく具体的な構成として、本考
案に係るロツク装置は、 前記のキーレバー2の解錠方向の回動に伴い、
これに押動されて回動せしめられるアーム6と、 上記のアーム6が押動されて回動したとき、こ
のアームをキヤツチして復元回動を係止するフツ
ク8と、 上記のアームがフツクによつてキヤツチされた
ことを検知するスイツチ手段10と、を設けた。
これにより、制御部が休止しているとき、誰か
が解錠するとアーム6が押動されて回動し、か
つ、該アーム6はフツク8にキヤツチされ、キヤ
ツチされたことによりスイツチ手段10が作動す
る。
制御部が作動を再開したとき、上記のスイツチ
10が開いているか閉じているかによつて解錠さ
れた経歴の有無を、電気信号として取りこむこと
ができる。
〔考案の実施例〕
第1図は従来用いられている電磁制御式のロツ
ク装置の1例を示す。
1はシリンダ錠部分で、キー1を挿入して回す
と軸1bが回動し、これに固着したキーレバー2
が回されてロツクブラケツト3に対する係合を解
かれる。
一方、上記のキーレバー2に設けた折曲舌片2
aに係合するフツク4がソレノイド5によつて支
承されている。第2図は前記のキーレバー2とフ
ツク4とソレノイド5とを抽出して描いた作動説
明図である。ソレノイド5が制御部Cによつて通
電されているとフツク4は実線で示した位置とな
り、キーレバー2の折曲舌片2aに係合してその
回動を係止している。制御部Cが解錠を許可した
ときはソレノイド5の通電を停止する。これによ
りフツク4が仮想線で示した姿勢に回動してキー
レバー2の回動をフリーにする。しかし、上述の
構成を有する従来のロツク装置においては、制御
部Cの電源スイツチ(図示せず)が開かれて休止
するとソレノイド5の通電が断たれ、キー1aさ
え有れば解錠し得る状態となり、解錠されたか否
かの経歴が残らなくなる。
第3図は上述の従来形ロツク装置に本考案を適
用して改良した機械的記憶機構付きロツク装置の
1実施例を示す斜視図である。
第1図と同一の図面参照番号を付したシリンダ
錠部分1、キーレバー2、ロツクブラケツト3、
フツク4、及びソレノイド5は従来のロツク装置
におけると同一の構成部材である。
前記のキーレバー2が矢印Rの如く解錠方向に
回動される際これに押動されて回動せしめられる
アーム6を設け、キーレバー2の枢支軸1bによ
り回動自在に支承するとともに、スプリング7を
設けて前記の矢印Rと反対の方向の回動力を付勢
する。6aはアーム6に形成した被動用の折曲舌
片、6bは同じく係止用の折曲舌片である。
上記の係止用折曲舌片6bに係合するフツク8
を設け、これをソレノイド9により回転方向の弾
性を持たせて支承する。
第4図は前述のキーレバー2とアーム6との関
係を示す説明図であり、第5図Aはアーム6とフ
ツク8との関係を示す説明図である。
前記のフツク8の頂部がアーム6の当接を受け
る個所には斜面8aを形成してあり、第5図Aの
状態からアーム6が矢印Rの如く右回り方向に回
動すると同図Bのようにフツク8が押されて回動
するようになつている。この場合、フツク8はソ
レノイド9によつてその回動を弾性的に支承され
ているので、該ソレノイド9の内部の復元バネ
(図示せず)を撓ませて回動する。第5図Bの状
態からアーム6が更に右回り方向に回動するとフ
ツク8は上記の復元バネの作用で弾性的に左回り
に復元回動し、第5図Cの如く係止溝8bをアー
ム6の係止用折曲舌片6bに係合させて該アーム
6の回動を係止する。
10は上記アーム6の回動を検出するために設
けたリミツトスイツチで、フツク8がアーム6を
係止した状態において該アーム6の当接を受け、
アーム6が解錠方向に回されたこと、及び該アー
ム6がフツク8にキヤツチされていることを示す
開閉状態となる。
ソレノイド9に通電されるとフツク8は右回り
方向に駆動されてアーム6の係止を解くので、該
アーム6はスプリング7の付勢力によつて左回り
方向に復元回動して、第3図、第4図に示した姿
勢に復帰する。
以上のように構成したロツク装置においては、
(第3図参照)制御部Cが作動している状態では
通常ソレノイド5に通電してキーレバー2を係止
している。このため、キー1aを挿入してもキー
レバー2を回して解錠することができない。制御
部Cが解錠を許可してソレノイド5の通電を遮断
したときのみ解錠が可能になる。
制御部Cが休止しているときは、ソレノイド5
の通電も停止されるのでキー1aを挿入して回せ
ばキーレバー2が回されて解錠される。この際、
キーレバー2と共にアーム6が矢印R方向に回さ
れ、第5図A〜Cについて説明した作用によりア
ーム6が回動された状態すなわち第5図Cの状態
が保持される。これにより、リミツトスイツチ1
0が当接を受け“解錠経歴有り”を意味する開閉
状態となる。
その後、制御部Cの作動が再開されると直ちに
該制御部Cはリミツトスイツチ10が押動されて
いることによつて休止中に解錠されたことを認識
し、電気的記憶手段若しくはプリント手段(共に
図示せず)によつて解錠経歴を記憶するととも
に、ソレノイド9に通電してアーム6を復元させ
て通常の作動状態(第3図)となる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の機械的記憶機構
付きロツク装置によれば、制御部が作動している
ときは該制御部の指令(許可)が無ければキーを
持つていても解錠できないという従来例の装置の
機能を損うことが無く、 また、制御部が休止しているときはキーを用い
て解錠することを妨げ得ないが、休止中に解錠さ
れたか否かを機械的に記憶することができる。
機械的記憶であるから長時間の停電が有つて
も、また、不用意に強い磁石が接近せしめられて
も、記憶状態が変化しない。
そして、制御部が作動を再開したとき、解錠経
歴の有無を直ちに電気信号として制御部に取り込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁制御式ロツク装置の1例の
斜視図、第2図は同じくロツク作用の説明図であ
る。第3図乃至第5図は本考案の1実施例を示
し、第3図は斜視図、第4図はキーレバーとアー
ムとを抽出して描いた説明図、第5図A〜Cは機
械的記憶機構の作動説明図である。 1……シリンダ錠部分、1a…キー、1b……
軸、2……キーレバー、2a……折曲舌片、3…
…ロツクブラケツト、4……フツク、5……ソレ
ノイド、6……アーム、6a,6b……折曲舌
片、7……スプリング、8……フツク、8a……
斜面、8b……係止溝、9……ソレノイド、10
……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キー1aにより、シリンダ錠1を介して回動さ
    れるキーレバー2を有しており、 制御部からの指示によつて作動するソレノイド
    5により回動せしめられるフツク4が上記キーレ
    バー2の回動を拘束したり解放したりする構造で
    あつて、前記の制御部が休止しているときは前記
    ソレノイド5の通電が停止されて前記キーレバー
    2の拘束を解放するように構成されたインタロツ
    クを備えたロツク装置において、 前記のキーレバー2の回動に伴い、これに押動
    されて回動せしめられるアーム6と、 上記のアーム6が回動したとき、このアームを
    キヤツチして復元回動を係止するフツク8と、 上記のアームがフツクによつてキヤツチされた
    ことを検知するスイツチ手段10とを有している
    ことを特徴とする機械的記憶機構付きロツク装
    置。
JP10346283U 1983-07-05 1983-07-05 機械的記憶機構付きロック装置 Granted JPS6011969U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346283U JPS6011969U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 機械的記憶機構付きロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346283U JPS6011969U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 機械的記憶機構付きロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6011969U JPS6011969U (ja) 1985-01-26
JPH0240693Y2 true JPH0240693Y2 (ja) 1990-10-30

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ID=30243388

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JP10346283U Granted JPS6011969U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 機械的記憶機構付きロック装置

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JP (1) JPS6011969U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791833B2 (ja) * 1991-11-30 1995-10-09 日本植生株式会社 緑化用植生袋

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JPS6011969U (ja) 1985-01-26

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