JP3535878B2 - アクティブマトリクスパネル - Google Patents

アクティブマトリクスパネル

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JP3535878B2
JP3535878B2 JP11132392A JP11132392A JP3535878B2 JP 3535878 B2 JP3535878 B2 JP 3535878B2 JP 11132392 A JP11132392 A JP 11132392A JP 11132392 A JP11132392 A JP 11132392A JP 3535878 B2 JP3535878 B2 JP 3535878B2
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徳郎 小澤
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示パネルなどのア
クティブマトリクスパネルに関し、特に、その信号線に
対する検査回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の配向状態などを利用して情報を表
示するフラット型表示パネルのうち、アクティブマトリ
クス方式の液晶表示パネルにおいて、その全体構成を図
4にブロック図で示すように、ソース線X1 ,X2 ・・
・XN (信号線)とゲート線Y1 ,Y2 ・・・YM (走
査線)とが格子状に配置されて、その交点に画素が形成
された画素マトリクス51を有しており、いずれの画素
にも、薄膜トランジスタ(TFT)と液晶セルとを有す
る。ここで、ソース線X1 ,X2 ・・・XN は画素マト
リクス51と同一基板上のソース線駆動回路52の側に
導電接続し、このソース線駆動回路52の側にはシフト
レジスタ部53,サンプルホールド回路54およびビデ
オ信号線Videoを有する。一方、ゲート線Y1 ,Y
2 ・・・YM は画素マトリクス51と同一基板上のゲー
ト線駆動回路55の側に導電接続し、このゲート線駆動
回路55の側にはシフトレジスタおよび必要に応じてバ
ッファ回路を有する。さらに、ソース線駆動回路52の
側には、そのシフトレジスタ部53にクロック信号CK
Aを入力すべきクロック信号線56および開始信号DX
を供給すべき開始信号線57が配置されている一方、ゲ
ート線駆動回路55の側にも、そのシフトレジスタにク
ロック信号を入力すべきクロック信号線58および開始
信号を供給すべき開始信号線59が配置されている。こ
こで、シフトレジスタ部、たとえば、ソース線駆動回路
52の側のシフトレジスタ部53は、1ビット当たり、
図3に示すように、クロック信号CKAのうちのクロッ
ク信号φおよびクロック信号φと逆相のクロック信号φ
*(φバー)で駆動される単位シフトレジスタ部53
a,53bで構成され、いずれの単位シフトレジスタ部
53a,53bも、1つのインバータ531と、2つの
クロックドインバータ532a,533aもしくは2つ
のクロックドインバータ532b,533bで構成され
て、クロック信号φまたはクロック信号φ*で駆動可能
になっている。
【0003】このような構成のアクティブマトリクスパ
ネルにおいて、その基板上にはソース線X1 ,X2 ・・
・XN に対する検査回路60も形成されている。この検
査回路60は、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対して
TFT61a1 ,61a2 ・・・61aN (スイッチン
グ回路)を介して導電接続する2つの検査用信号線62
a,62bと、TFT61a1 ,61a2 ・・・61a
N のゲートに導電接続する2つのTFT制御用信号線6
3a,63bとを有し、そのうち、TFT制御用信号線
63aは奇数番目のTFT61a1 ,61a3 ・・・6
1aN-1 を駆動可能に、また、TFT制御用信号線63
bは偶数番目のTFT61a2 ,61a4 ・・・61a
N を駆動可能になっていると共に、それぞれの端部には
TFT制御用信号入力端子TX1 ,TX2 を備える。ま
た、検査用信号線62a,62bは、端部に検査用信号
出力端子CX1 ,CX2 を備える。
【0004】このような検査回路60において、ソース
線X1 ,X2 ・・・XN の断線を検出するための検査工
程においては、図2に示す波形図のうちの左側の波形図
に示すように、TFT制御用信号入力端子TX1 ,TX
2 のうち、TFT制御用信号入力端子TX1 からハイレ
ベル(Hレベル)のゲート電位101aを奇数番目のT
FT61a1 ,61a3 ・・・61aN-1 のゲートに供
給してそれらをON状態として、ソース線X1 ,X3
・・XN-1 と検査用信号線62aとを導通状態(スイッ
チング回路が低インピーダンス状態)とする一方、TF
T制御用信号入力端子TX2 からはローレベル(Lレベ
ル)のゲート電位101bを偶数番目のTFT61
2 ,61a4 ・・・61aN のゲートに供給して、そ
れらをOFF状態(スイッチング回路が高インピーダン
ス状態)にしておく。この状態で、ビデオ信号線Vid
eoから所定の検査用電流を供給すると共に、シフトレ
ジスタ部53にクロック信号φ,φ*を供給して、シフ
トレジスタ部53からサンプルホールド回路54にビッ
ト信号102a,102bを送出すると、ビット信号1
02a,102bに対応して、サンプルホールド回路5
4の各アナログスイッチが動作して、ビデオ信号線Vi
deoの検査用電流をソース線X1 ,X3 ・・・XN-1
に導く。ここで、ソース線X1 ,X2 ・・・XN のう
ち、奇数番目のソース線X1 ,X3 ・・・XN-1 と検査
用信号線62bとの間に配置された奇数番目のTFT6
1a1 ,61a3 ・・・61aN-1 のみがON状態にあ
るため、奇数番目のソース線X1 ,X3 ・・・XN-1
通して、検査用電流が検査用信号出力端子CX1 から検
査出力電流信号103aとして時系列的に出力される。
これに対して、ソース線X2 ,X4 ・・・XN の側から
の検査出力電流信号103bは流れない。逆に、図2に
示す波形図のうちの右側の波形図に示すように、TFT
制御用信号入力端子TX2 からHレベルのゲート電位1
01bを偶数番目のTFT61a2 ,61a4 ・・・6
1aN に供給すると、ソース線X2 ,X4 ・・・XN
側からの検査出力電流信号103bが検査用信号出力端
子CX2 から出力される。このため、図4に示すよう
に、ソース線X2 に断線が生じていると、検査出力電流
信号103bには、ソース線X2 に対応するタイミング
で電流が流れないことを示す信号104が出現して、ソ
ース線X2 に断線が生じていることが確認できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブマトリクスパネルの検査回路60において、
ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対する検査工程は、そ
の製造工程の途中に行われ、検査工程に用いたTFT制
御用信号線63a,63bをアクティブマトリクスパネ
ルの完成後もフロート状態のままにしておくと、ソース
線X1 ,X2 ・・・XN とが完全に絶縁分離されていな
いことなどに起因して、TFT制御用信号線63a,6
3bや検査回路60の側からのノイズがソース線X1
2 ・・・XN に伝わって、画面の表示品位が低下す
る。このため、検査工程の後に、再び配線工程を行っ
て、TFT制御用信号線63a,63bと、たとえばゲ
ート線駆動回路55の負側の電源線Vssy とを導電接続
する工程を必要とするので、アクティブマトリクスパネ
ルの製造工程が複雑になって、その生産性の向上の妨げ
になっているという問題点がある。また、ソース線
1 ,X2 ・・・XN の検査工程の後に配線工程を行う
ため、この工程において、ソース線X1 ,X2 ・・・X
N に断線が生じやすいことに加えて、この工程において
発生した断線は検査されずに最終工程にまで残り、歩留
りを低下させてしまうという問題点がある。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
検査回路を搭載することによる表示品質の劣化を招か
ず、検査工程後に検査回路に対する配線形成を不要化
きるアクティブマトリクスパネルを実現することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明に係るアクティブマトリクスパネルは、複数
の第1配線と複数の第2配線とが格子状に配置された画
素マトリクスと、第2配線側の駆動回路が電源付勢のな
い状態で使用される第1配線用検査回路とを有し、第1
配線用検査回路は、第1配線に接続したスイッチング回
路と、第1配線から入来する検査用信号をスイッチング
回路を介して出力する検査用信号線と、検査期間中、ス
イッチング回路に外部から閉成制御信号を入力するため
の制御信号線とを備えて成るアクティブマトリクスパネ
ルにおいて、駆動回路に印加される電源電圧に基づき、
スイッチング回路に対し開成制御信号を送出し続ける検
査回路切り離し用能動手段を有して成ることを特徴とす
る。検査回路切り離し用能動手段としては、制御信号線
のフローティング電位を開成制御信号の電圧レベルに引
き合わせるTFTトランジスタとすることができる
【0008】第1配線は信号線であり、第2配線は走査
線であり、第1配線用検査回路は信号線用検査回路とす
ることもでき、また、第1配線は走査線であり、第2配
線は信号線であり、第1配線用検査回路は走査線用検査
回路とすることもできる
【0009】
【作用】検査工程では、第2配線側の駆動回路が電源付
勢のない状態で使用されるため、その電源電圧が検査回
路切り離し用能動手段に印加せず、検査回路は画素マト
リクスから電気的に切り離されていないので、制御信号
線に外部から閉成制御信号を送り込むことによってスイ
ッチング回路が閉成し、第1配線からの検査信号を検査
信号線に取り出すことができ、第1配線の断線等を検査
することができる。他方、検査工程後の画素マトリクス
の表示状態の期間は、必ず、第2配線側の駆動回路が電
源付勢されることになるため、その電源電圧に基づき、
検査回路切り離し用能動手段がスイッチング回路に対し
開成制御信号を送出し続けるので、スイッチング回路が
開成持続し、検査回路は画素マトリクスから電気的に完
全に切り離される。このため、画素マトリクスの表示期
間に亘り、検査回路は確実に切り離されているので、検
査回路の寄生容量が第1配線側に結合せず、第1配線毎
の寄生容量のバラツキを抑制でき、表示品質の劣化を防
止できる。また、表示期間に亘り検査回路は確実に切り
離される保証があるため、検査精度の向上及び検査工程
の容易化に資する。更に、第1配線の検査工程では付勢
する必要のない第2配線側の電源電圧を検査回路切り離
し用能動手段に対し交差的に利用しているため、第1配
線の検査工程でその検査回路が切り離されてしまうとい
う自殺的不都合も起こらない。そして、検査工程後に検
査回路に対する配線形成も不要化できることは言う迄も
ない
【0010】
【実施例】つぎに、添付図面を参照して、本発明の実施
例について説明する。
【0011】図1は本発明の実施例に係るアクティブマ
トリクスパネル(液晶表示パネル)の構成を示すブロッ
ク図である。ここで、本例のアクティブマトリクスパネ
ルの構成のうち、ソース線(信号線),ゲート線(走査
線),画素マトリクス,ソース線駆動回路およびゲート
線駆動回路については、従来のアクティブマトリクスパ
ネルと同様な構成になっているため、対応する部分同
士、たとえばソース線およびゲート線などについては同
符号を付してある。
【0012】この図において、本例のアクティブマトリ
クスパネル1は、ソース線,ゲート線,画素マトリク
ス,ソース線駆動回路,ゲート線駆動回路およびソース
線の断線の有無を検査する検査回路が同一の基板上に形
成されており、その基板上において、ソース線X1 ,X
2 ・・・XN (信号線)とゲート線Y1 ,Y2 ・・・Y
M (走査線)とが格子状に配置されて、その交点に画素
を備える画素マトリクス11を有する。また、いずれの
画素にも、薄膜トランジスタ(TFT)と液晶セルとを
有し、薄膜トランジスタの動作に対応して、液晶セルに
所定の電位が印加されて、各画素の液晶の配向状態に対
応する画面が表示される。ここで、ソース線X1 ,X2
・・・XN は、画素マトリクス11と同一基板上に形成
されたソース線駆動回路12に導電接続しており、この
ソース線駆動回路12の側にはシフトレジスタ部13,
サンプルホールド回路14およびビデオ信号線Vide
oを有する。そして、ソース線X1 ,X2 ・・・X
N は、サンプルホールド回路14の各アナログスイッチ
を介してシフトレジスタ部13の1ビット毎の単位シフ
トレジタ部に対応している。このため、シフトレジスタ
部13から出力されたビット信号に基づいて、TFT1
4a1 ,14a2 ・・・14aN はON状態またはOF
F状態に制御されて、ソース線X1 ,X2 ・・・XN
ビデオ信号線Videoからのビデオ信号をホールド可
能になっている。一方、ゲート線Y1 ,Y2・・・YM
は、同一基板上の画素マトリクス11の両側に配置され
たゲート線駆動回路15の側に導電接続し、このゲート
線駆動回路15の側にはシフトレジスタおよび必要に応
じてバッファ回路を有する。ここで、ゲート線駆動回路
15のシフトレジスタ部も複数のTFTで構成され、そ
れらを駆動するために、ゲート線駆動回路15の側にも
負側の電源線Vssy および正側の電源線Vddy が配置さ
れている。さらに、ソース線駆動回路12の側には、そ
のシフトレジスタ部13にクロック信号CKAを入力す
べきクロック信号線16および開始信号DX を供給すべ
き開始信号線17が配置されている一方、ゲート線駆動
回路15の側にも、そのシフトレジスタ部にクロック信
号を入力すべきクロック信号線18および開始信号を供
給すべき開始信号線19が配置されている。ここで、シ
フトレジスタ部、たとえば、ソース線駆動回路12の側
のシフトレジスタ部13は、1ビット当たり、図3を用
いて説明した従来のアクティブマトリクスのシフトレジ
スタ部と同様に、クロック信号CKAのうちのクロック
信号φおよびクロック信号φと逆相のクロック信号φ*
(φバー)で駆動される単位シフトレジスタ部13a,
13bで構成され、いずれの単位シフトレジスタ部13
a,13bも、1つのインバータ531と、2つのクロ
ックドインバータ532a,533aもしくは2つのク
ロックドインバータ532b,533bで構成されて、
クロック信号φまたはクロック信号φ*で駆動可能にな
っている。
【0013】このような構成のアクティブマトリクスパ
ネル1において、ソース線X1 ,X2 ・・・XN はゲー
ト線Y1 ,Y2 ・・・YM に層間絶縁膜を介して上層側
に形成されているため、ゲート線Y1 ,Y2 ・・・YM
に比較して段差切れなどの断線が発生しやすい。そこ
で、ソース線X1 ,X2 ・・・XN の断線の有無を確認
可能なように、基板上には、ソース線X1 ,X2 ・・・
N に対する検査回路20が形成されている。この検査
回路20は、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対してT
FT21a1 ,21a2 ・・・21aN (スイッチング
回路)を介して導電接続する2つの検査用信号線22
a,22bと、画素マトリクス11の辺方向に沿って配
置されてTFT21a1 ,21a2 ・・・21aN のゲ
ートに導電接続する2つのTFT制御用信号線23a,
23b(制御用信号線)とを有し、そのうち、TFT制
御用信号線23aは奇数番目のTFT21a1 ,21a
3 ・・・21aN-1 を駆動可能に、また、TFT制御用
信号線23bは偶数番目のTFT21a2 ,21a4
・・21aN を駆動可能になっている。また、検査用信
号線22a,22bは端部に検査用信号出力端子C
1 ,CX2 を備え、TFT制御用信号線23a,23
bは端部にTFT制御用信号入力端子TX1 ,TX2
備える。
【0014】このような検査回路20において、TFT
制御用信号線23a,23bをアクティブマトリクスパ
ネル1の完成後もフロート状態のままにしておくと、ソ
ース線X1 ,X2 ・・・XN と検査回路20とが完全に
絶縁分離されていないことに起因して、TFT制御用信
号線23a,23bや検査回路20の側からのノイズが
ソース線X1 ,X2 ・・・XN に伝わって、画面の表示
品位が低下する。そこで、本例のアクティブマトリクス
パネル1においては、アクティブマトリクスパネル1に
画面表示するとき、すなわち検査が終了した後におい
て、TFT制御用信号線23a,23bを自動的にアー
ス電位などの低い電位レベルに固定するための制御用信
号線電位切換回路30を有する。この制御用信号線電位
切換回路30には、TFT制御用信号線23a,23b
に対応する2つのn型のTFT30a,30bを有し、
これらのTFT30a,30bのいずれのゲートも、ア
クティブマトリクスパネル1の画面が表示状態および非
表示状態に変化するのに対応して電位が変化する配線と
して、ゲート線駆動回路15の正側の電源線Vddy に導
電接続している。すなわち、ゲート線駆動回路15の正
側の電源線Vddy には、画面の表示状態においては、正
の駆動電位が供給されるが、画面の非表示状態において
は、駆動電位が印加されないかもしくは低電位が印加さ
れる。このため、断線を検査するときには、正側の電源
線Vddy にはハイレベルの電位が印加されないため、い
ずれのTFT30a,30bもOFF状態であるので、
TFT21a1 ,21a2 ・・・21aN のゲート電位
はTFT制御用信号入力端子TX1 ,TX2 に印加され
た電位に規定可能になっている。一方、検査が終了、す
なわち画面を表示するときには、正側の電源線Vddy
ハイレベルの電位が印加されるので、いずれのTFT3
0a,30bもON状態になって、TFT制御用信号線
23a,23bの電位、すなわち、TFT21a1 ,2
1a2 ・・・21aN のゲート電位は低レベルになっ
て、それらは高インピーダンス状態になる。このため、
検査回路20と画素マトリクス11とを絶縁状態に切換
可能になっていると共に、TFT制御用信号線23a,
23bの電位を低レベル(アース電位)に固定した状態
に保持可能になっている。
【0015】このような構成のアクティブマトリクス1
の検査回路20において、ソース線X1 ,X2 ・・・X
N に対する検査工程を、図2に示す各信号の波形図を参
照して説明する。ここで、画面を表示する必要がないた
め、正側の電源線Vddy には電位が印加されておらず、
TFT30a,30bはOFF状態であるので、TFT
制御用信号線23a,23bはフロート状態にある。
【0016】この状態から検査工程を行うには、まず、
図2に示す波形図のうちの左側の波形図に示すように、
TFT制御用信号入力端子TX1 ,TX2 のうち、TF
T制御用信号入力端子TX1 からHレベルのゲート電位
101aを奇数番目のTFT21a1 ,21a3 ・・・
21aN-1 のゲート電位に供給して、それらをON状態
とし、ソース線X1 ,X3 ・・・XN-1 と検査用信号線
12aとを導通状態(スイッチング回路が低インピーダ
ンス状態)とする。一方、TFT制御用信号入力端子T
2 からはLレベル(低い電位レベル)のゲート電位1
01bを偶数番目のTFT21a2 ,21a4 ・・・2
1aN のゲートに供給して、それらをOFF状態とす
る。この状態で、ビデオ信号線Videoから所定の検
査用電流を供給すると共に、シフトレジスタ部13にク
ロック信号φ,φ*を供給して、シフトレジスタ部13
からサンプルホールド回路14にビット信号102a,
102bを送出すると、ビット信号102a,102b
に対応して、サンプルホールド回路14の各アナログス
イッチが動作し、ビデオ信号線Videoの検査用電流
をソース線X1 ,X2 ・・・XN に導く。ここで、ソー
ス線X1 ,X2 ・・・XN のうち、奇数番目のソース線
1 ,X3 ・・・XN-1 と検査用信号線12bとの間に
配置された奇数番目のTFT21a1 ,21a3 ・・・
21aN-1 のみがON状態にあるため、奇数番目のソー
ス線X1 ,X3 ・・・XN-1 を通して、検査用電流が検
査用信号出力端子CX1 から検査出力電流信号103a
として時系列的に出力される。これに対して、偶数番目
のソース線X2 ,X4 ・・・XNの側からの検査出力電
流信号103bは流れない。逆に、図2に示す波形図の
うちの右側の波形図に示すように、TFT制御用信号入
力端子TX2 からHレベルのゲート電位101bを偶数
番目のTFT21a2 ,21a4 ・・・21aN に供給
して、それらをON状態とすることによって、偶数番目
のソース線X2 ,X4 ・・・XN の側からの検査用電流
が検査用信号出力端子CX2 を介して検査出力電流信号
103bとして出力される。このため、図1に示すよう
に、ソース線X2 に断線が生じていると、検査出力電流
信号103bには、ソース線X2 に対応するタイミング
で電流が流れないことを示す信号104が出現している
ことを開始信号Dxとの対比から識別して、ソース線X
2 に断線が生じていることが確認できる。
【0017】以上の検査工程が終了した後に、アクティ
ブマトリクスパネル1の全製造工程を完了して、アクテ
ィブマトリクスパネル1に画面を表示するときには、ゲ
ート線駆動回路15の正側の電源線Vddy に高い電位レ
ベルの駆動電位が印加される。このため、TFT30
a,30bがいずれもON状態になって、TFT制御用
信号線23a,23bの電位、すなわち、全てのTFT
21a1 ,21a2 ・・・21aN のゲート電位は低い
電位レベルになって、それらは自動的に高インピーダン
ス状態となり、検査回路20と画素マトリクス11とが
絶縁状態に自動的に切換される。また、TFT制御用信
号線23a,23bの電位はアース電位(低い電位レベ
ル)に自動的に固定される。
【0018】このように、本例のアクティブマトリクス
パネル1においては、画面を表示するときにハイレベル
の電位が印加されるゲート線駆動回路15の正側の電源
線Vddy を利用して、画面を表示するときには、検査回
路20を画素マトリクス11の側から確実にかつ自動的
に絶縁分離すると共に、TFT制御用信号線23a,2
3bの電位レベルを確実にかつ自動的にアース電位に固
定した状態とする。このため、配線工程が完了した後
に、ソース線X1 ,X2 ・・・XN に対する断線の有
無の検査工程を行なえ、検査工程の後に再度配線工程を
行う必要がない。
【0019】それ故、アクティブマトリクスパネル1の
生産性および信頼性のいずれもを向上することができ
る。
【0020】なお、検査時に、TFT制御用信号入力端
子TX1 ,TX2 にハイレベルの電位を印加する電源と
しては、外部からの定電圧電源または定電圧発生回路を
用いることができるが、その他にも、ゲート線駆動回路
15の正側の電源線Vddy とTFT制御用信号入力端子
TX1 ,TX2 と導電接続しておき、検査時には、電源
線Vddy に対して、TFT11a1 ,11a2 ・・・1
1aN をオン状態、かつ、TFT30a,30bをオフ
状態とする電位を供給してもよい。また、上記の検査回
路の構成に部分的な変更を加えて、本例の検査回路をゲ
ート線の検査回路側に採用することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るアクティブ
マトリクスパネルは、第1配線の検査工程では付勢する
必要のない第2配線側の電源電圧を検査回路切り離し用
能動手段に対し交差的に利用していることを特徴とす
る。画素マトリクスの表示期間に亘り、検査回路は確実
に切り離されているので、検査回路の寄生容量が第1配
線側に結合せず、第1配線毎の寄生容量のバラツキを抑
制でき、表示品質の劣化を防止できる。また、表示期間
に亘り検査回路は確実に切り離される保証があるため、
検査精度の向上及び検査工程の容易化に資する。更に、
第1配線の検査工程でその検査回路が切り離されてしま
うという自殺的不都合も起こらない。そして、検査工程
後に検査回路に対する配線形成も不要化できることは言
う迄もない
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るアクティブマトリクス
パネルの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係るアクティブマトリクスパ
ネルおよび従来のアクティブマトリクスパネルに対する
ソース線の断線検査工程において、各部位に入出力され
る信号の波形図である。
【図3】本発明の実施例に係るアクティブマトリクスパ
ネルおよび従来のアクティブマトリクスパネルのソース
線駆動回路のシフトレジスタの回路図である。
【図4】従来のアクティブマトリクスパネルの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・アクティブマトリクスパネル 11,51・・・画素マトリクス 12,52・・・ソース線駆動回路 13,53・・・シフトレジスタ部 14,54・・・サンプルホールド回路 15,55・・・ゲート線駆動回路 16,18,56,58・・・クロック信号線 20,60・・・検査回路 21a1 〜21aN ,61a1 〜61aN ・・・TFT
(スイッチング回路) 22a,22b,62a,62b・・・検査用信号線 23a,23b,23a,23b・・・TFT制御用信
号線(制御用信号線) 30・・・制御用信号線電位切換回路 30a,30b・・・TFT CX1 ,CX2 ・・・検査用信号出力端子 TX1 ,TX2 ・・・TFT制御用信号入力端子 Vssy ・・・ゲート線駆動回路の負側の電源線 Vddy ・・・ゲート線駆動回路の正側の電源線 Video・・・ビデオ信号線 X1 〜XN ・・・ソース線(信号線) Y1 〜YM ・・・ゲート線(走査線)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1配線と複数の第2配線とが格
    子状に配置された画素マトリクスと、前記第2配線側の
    駆動回路が電源付勢のない状態で使用される第1配線用
    検査回路とを有し、前記第1配線用検査回路は、前記第
    1配線に接続したスイッチング回路と、前記第1配線か
    ら入来する検査用信号を前記スイッチング回路を介して
    出力する検査用信号線と、検査期間中、前記スイッチン
    グ回路に外部から閉成制御信号を入力するための制御信
    号線とを備えて成るアクティブマトリクスパネルにおい
    て、 前記駆動回路に印加される電源電圧に基づき、前記スイ
    ッチング回路に対し開成制御信号を送出し続ける検査回
    路切り離し用能動手段を有して成る ことを特徴とするア
    クティブマトリクスパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクティブマトリクス
    パネルにおいて、前記検査回路切り離し用能動手段は、
    前記制御信号線のフローティング電位を前記開成制御信
    号の電圧レベルに引き合わせるTFTトランジスタであ
    ことを特徴とするアクティブマトリクスパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のアクティ
    ブマトリクスパネルにおいて、前記第1配線は信号線で
    あり、前記第2配線は走査線であり、前記第1配線用検
    査回路は信号線用検査回路であることを特徴とするアク
    ティブマトリクスパネル。
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