JP3535595B2 - 図形処理方法 - Google Patents

図形処理方法

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JP3535595B2
JP3535595B2 JP33874794A JP33874794A JP3535595B2 JP 3535595 B2 JP3535595 B2 JP 3535595B2 JP 33874794 A JP33874794 A JP 33874794A JP 33874794 A JP33874794 A JP 33874794A JP 3535595 B2 JP3535595 B2 JP 3535595B2
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潔 米山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類の地図のデータ
を統合してデータベース化して利用するマッピングシス
テムに用いられる図形処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にマッピングシステムでは、地図デ
ータベースとして国家基準点を利用して作成した地図を
用いることが望まれる。
【0003】しかしながら、任意図郭で測量した国道台
帳図等は精度の高い測量方法に基づいて作成されてお
り、部分的には国家基準点を利用して作成した地図より
も高い精度を有している。そのため、このような部分的
に高い精度を有する地図を、マッピングシステムに取り
入れることが考えられる。しかしながら、国道台帳図は
道路に沿って細長い形態であり、長手方向が必ずしも北
を指しておらず、かかる国道台帳図を国家基準点を利用
して作成した地図と整合させて、地図データベース化す
るためには、磁北を合わせた後、道路管理境界で地図同
志の整合を図る必要がある。
【0004】また、一般に、地理情報システム、マッピ
ングシステム等を構築する場合には、1種類の地図を用
いて地図データベースを作成する他に、それぞれ異なっ
た基準点、測量時期、測量方法、精度、情報選択基準、
投影方法および表現方法等で作成された複数の地図の地
図情報を統合した地図データベースを作成することが行
なわれている。複数の地図の間では、測量から各地図を
完成させる複数の工程において各種の誤差が生じて集積
されるため、同一の地形情報や地理情報等の地図情報の
対象物が、異なった位置、大きさ、方向、表現で記載さ
れている場合が多い。
【0005】複数の地図データを整合させて相互の地図
データ間でデータを補足的に使用するために、「図形処
理装置(特開平5−61407)」、「図形処理装置
(特開平5−62926)」、「図形処理装置(特開平
5−62927)」、「地図データベース検定方法(特
開平5−62928)」、「図形精度検定方法(特開平
5−98799)」、「図形処理方法(特開平6−25
1120)」、「図形処理方法(特開平6−25112
1)」が、本出願人により出願されている。これらの方
法では、まず2つの地図のデータを重ねて比較し、
(a)各地図に含まれる互いに対応する線分の、ずれの
距離と方向、(b)各地図に含まれる互いに対応する点
の、ずれの距離と方向、(c)一方の地図に含まれる線
分と他方の地図に含まれる対応する線分上の点の、ずれ
の距離と方向を求める。こうして(a)、(b)、
(c)の、いずれかの、ずれの距離と方向を多数の組に
ついて求め、そのデータを用いてアフィン変換用パラメ
ータを求めていた。
【0006】また、2つの図面の対応する点の間の、X
方向およびY方向のずれ量の値を用いてアフィン変換用
パラメータを求める方法を含んだ「出図装置の精度調整
方法(特開平5−174127)」が、本出願人により
出願されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アフィン変換用パラメータを求める方法では、各データ
間の幾何学的関係とアフィン変換との関係が複雑とな
り、理解が得られにくく、合意を得るのに苦労するとい
う問題があった。また、2つの地図の対応する線分の間
の、ずれの角度を求める場合には、垂線の方向によって
求められる角度の正負が変わり、これを考慮してプログ
ラム化および入力の際に非常な注意力を要するという問
題があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、一方の地図を高精
度でかつ効率よく他の地図に整合させることができる図
形処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 前述した目的を達成す
るために、本発明は、デジタイザと、ディスプレイと、
記憶装置とを備えたシステムにおいて、(a)第1の地
図を前記デジタイザから入力して、前記記憶装置に記憶
させる工程と、(b)記憶された前記第1の地図を方位
変換し、前記記憶装置に記憶させる工程と、(c)前記
記憶装置に記憶された方位変換された前記第1の地図を
前記ディスプレイ上に表示させる工程と、(d)前記デ
ィスプレイ上の第1の線分と第2の線分とを指定する工
程と、(e)前記第1の線分と前記第2の線分との第1
の交点を求める工程と、(f)前記記憶装置に記憶さ
れ、前記第1の地図に対応する部分を有する第2の地図
のデータを前記ディスプレイに表示する工程と、(g)
前記ディスプレイに表示された、前記第1の地図上の第
1の線分に対応する第2の地図上の第3の線分と、前記
第1の地図上の第2の線分に対応する前記第2の地図上
の第4の線分とを指定する工程と、(h)前記第3の線
分と前記第4の線分との第2の交点を求める工程と、
(i)前記第1の交点と前記第2の交点の差分データか
ら、前記第1の交点と前記第2の交点との、ずれ量を算
出する工程と、(j)工程(d)〜(i)を繰り返し
て、複数組の第1の交点と第2の交点との、ずれ量を用
いて、アフィン変換用パラメータを算出する工程と、
(k)前記記憶装置に記憶された前記第1の地図のデー
タを前記アフィン変換用パラメータを用いてアフィン変
換する工程と、を具備することを特徴とする図形処理方
法である。
【0010】
【作用】本発明では、デジタイザ11に貼られた国道台
帳図21は横長であり、磁北が上になるように縦にして
デジタイザ11に貼ると、図面の端部が、はみ出してし
まう。このため、国道台帳図21をデジタイザ11で入
力した後、北向きの方位ベクトルを入力し、この方位ベ
クトルに従って国道台帳図21のデータを変換し、磁北
が上に来るようにディスプレイ9上に表示させる。ディ
スプレイ9上では、地図データベース3内の市・区道台
帳図に係る第2の地図データ22と国道台帳図21にか
かる地図データが重畳されて色違いで表示される。
【0011】そして、この2つの地図データの整合を図
るために、両方の地図から対応する2本1組の線分を複
数組選んで指定し、両方の地図の対応する2本1組の線
分の交点の位置座標のX方向およびY方向の差分からア
フィン変換用パラメータが算出され、このパラメータを
用いてワーク領域7内の国道台帳図21にかかる地図デ
ータがアフィン変換される。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明の原理説明図である。図
1において、1はホストコンピュータ、2は内部記憶装
置、3は地図データベース、5はアプリケーションプロ
グラム、7はワークファイル、9はディスプレイ、11
はデジタイザ、13は指示具、21は国道台帳図であ
る。
【0013】ホストコンピュータ1はアプリケーション
プログラム5にしたがって各種処理を行う。地図データ
ベース3には、第2の地図22のデータとして例えば国
家基準点を利用して作成された市・区道台帳図データが
格納される。地図データベース3内の第2の地図データ
22から所定の範囲のデータが抽出され、内部記憶装置
2内のワーク領域7に格納される。ディスプレイ9に
は、ワーク領域7に格納されている第2の地図22のデ
ータと、デジタイザ11に貼られ指示具13で入力され
た第1の地図たとえば国道台帳図21とが重畳されて表
示される。このとき、両方の地図が識別できるように色
が変えられて表示される。図1においては、第2の地図
22のデータが実線として表示され、国道台帳図21の
データが破線で表示される。
【0014】デジタイザ11には、第1の地図たとえば
国道台帳図21が貼られる。この地図はディスプレイ9
に表示された第2の地図に記載された領域に含まれる。
デジタイザ11において指示具13により地図データを
入力することができる。指示具13を動かすと、この動
きにつれて、ディスプレイ9上でカーソルが動き、この
指示具13をクリックすることによりディスプレイ9上
の点、あるいは線分を指定することができる。
【0015】AAはアプリケーションプログラム5の内
容およびオペレータの操作を示すフローチャートであ
る。まずオペレータは国道台帳図21をデジタイザ11
から入力し、ワーク領域7に保管する(ステップ10
1)。そして国道台帳図21の方位を入力する(ステッ
プ102)。オペレータが、国道台帳図21に対応する
地図データベース3内の国土基本図にかかる第2の地図
22をディスプレイ9に表示させる旨の指示を行うと
(ステップ103)、ディスプレイ9には実線で示され
るような地図が表示される。
【0016】ホストコンピュータ1はステップ102で
入力された方位に基づいて、ワーク領域7内の国道台帳
図21のデータの方位変換を行う(ステップ104)。
そして変換されたデータを、ディスプレイ9上に色を変
えて表示する(ステップ105)。図1の場合、このデ
ータは破線で示してある。すなわちデジタイザ11に貼
られた国道台帳図21の磁北が上を指すように変換され
てディスプレイ9上に色を変えて表示される。
【0017】オペレータはディスプレイ9を見ながら指
示具13を動かし、ディスプレイ9の第2の地図22上
の例えば点Gai にカーソルを合わせ、指示具13をク
リックする。すると、点Gai を通る線分gai が抽出
される。次に、オペレータが、点Gbi にカーソルを合
わせて、指示具13をクリックすると、点Gbi を通る
線分gbi が抽出される。このように2本の線分を指定
することで、線分gai と線分gbi との交点Gi が算
出される(ステップ106)。
【0018】次にオペレータはデジタイザ11上に貼ら
れた国道台帳図21を見て、ディスプレイ9上の線分g
i 、gbi に対応する線分fai 、fbi を、線分f
i、fbi 上の点Fai 、Fbi を指示具13で指定
する。すると、交点Gi に対応する、線分fai とfb
i との交点Fi が求められる(ステップ107)。この
とき一般に、線分gai 、gbi と、対応する線分fa
i 、fbi とは一致せず、図1のディスプレイ9の画面
上に示すように、交点Gi と、交点Gi に対応する点F
i とには、ずれが生じている。この、ずれ量のX方向と
Y方向との差分を、それぞれ算出する(ステップ10
8)。
【0019】このステップ106からステップ108ま
でを繰り返して、2つの交点Gi 、F2i の組を、その
位置を異ならしめて指定していき、あらかじめ定めた所
定の組数、例えばN組までの指定が完了したか否かを判
定する(ステップ109)。ステップ109で指定が完
了した場合には、N組の2つの交点Gi 、Fi の座標に
ついて算出したX方向とY方向との各差分のデータか
ら、アフィン変換用パラメータを算出する(ステップ1
10)。次に、ワーク領域7内の地図データを、求めた
アフィン変換用パラメータを用いてアフィン変換する
(ステップ111)。アフィン変換された地図データは
地図データベース3に格納される。
【0020】図2は、本発明の1実施例に係る図形処理
方法に用いられる装置の構成を示す図である。1はホス
トコンピュータ、2は内部記憶装置、3は地図データベ
ース、5はアプリケーションプログラム、9はディスプ
レイ、11はデジタイザ、13は指示具、15はキーボ
ード、17はプリンタ(またはプロッタ)である。
【0021】図3、図4は本実施例の処理を示すフロー
チャートである。まずオペレータは国道台帳図21をデ
ジタイザ11に貼りつけ国道部分の道路、歩道、道路施
設を入力してワーク領域7内の所定の領域に、ワークフ
ァイルW1として保管する(ステップ301)。
【0022】図6は、このときのディスプレイ9および
デジタイザ11を示す。デジタイザ11には横長の国道
台帳図21が貼り付けられている。国道台帳図21は横
長であり、その磁北が上になるように縦にしてデジタイ
ザ11上に貼り付けると、端部がはみ出してしまうの
で、このように横長の状態でデジタイザ11に貼り付け
られる。
【0023】さらにオペレータは仮基準位置Aおよび方
位ベクトルB、Cを入力し、ワークファイルW2に保管
する(ステップ302)。すなわちオペレータは指示具
13を用いて、国道台帳図21上の点A、B、Cを指定
する。そしてこれらの点の座標(xA ,yA )、
(xB ,yB )、(xC ,yC )がワークファイルW2
に保管される。
【0024】つぎにオペレータはこの国道台帳図21に
相当する第2の地図22たとえば区道台帳図のメッシュ
番号をキーボード15から入力して、地図データベース
3内の第2の地図のデータから指示した分についてのデ
ータを抽出してワーク領域7内にワークファイルW3と
して保管し、ディスプレイ9上に表示させる(ステップ
303)。図7は、このとき指定される地図データベー
ス3内の地図データ41を示す。そして図6に示される
ように、この地図データ41がディスプレイ9上に表示
される。
【0025】オペレータはディスプレイ9上で点Aに相
当する点A´を入力する(ステップ304)。すなわち
指示具13を動かしてディスプレイ9上のカーソルを動
かし、カーソルが点A´上に位置した状態で指示具13
をクリックして点A´の座標(XA ´,YA ´)を入力
する。
【0026】ホストコンピュータ1はワークファイルW
2に格納されたデータおよび点A´のデータを用いて、
ワークファイルW1のデータの変換係数を次式に従って
求める(ステップ305)。
【0027】θ=π/2−tan -1[(yB −yC )/
(xB −xC )] ここで、θは直線B、Cの傾きを表わしている。
【0028】つぎにホストコンピュータ1はワークファ
イルW1に格納された座標値(x,y)を次式に従って
方位変換し、ワークファイルW4に保管する(ステップ
306)。
【0029】X´=cos θ・(x−xA )+sin θ・
(y−yA )+XA ´ Y´=−sin θ・(x−xA )+cos θ・(y−yA
+YA ´ ここでX´、Y´は方位変換された座標である。
【0030】つぎにワークファイルW4のデータをステ
ップ303の表示内容と異なる色でディスプレイ9上に
表示させる(ステップ307)。
【0031】図8は、このときのディスプレイ9上の表
示内容の一部を拡大して示したものである。すなわち図
7の領域43に該当する部分を拡大して示したものであ
る。図8において実線47はステップ307で表示され
るワークファイルW4のデータを示し、破線49はステ
ップ303で表示される地図データベース3に格納され
た地図データである。また図8において45は国道、5
1は計画線を示す。
【0032】このようにディスプレイ9上に国道台帳図
21が磁北を上にして変換された状態で第2の地図22
と重畳されて色違いで表示される。しかしながら、2つ
の地図データは細部で整合していないので以下に示す方
法によりアフィン変換により整合される。
【0033】ホストコンピュータ1は、まず組数を示す
パラメータiを初期化して「0」としてから(ステップ
308)、iを1だけ増加させて(ステップ309)、
ステップ310からステップ311においては、1番目
の組から順に、指示具13を用いて対応する線分g
i 、gbi 、線分fai 、fbi を指定し、この作業
により、線分gai とgbi との交点Gi 、線分fai
とfbi との交点Fi を求める。ここで、線分gai
gbi は国道台帳図21上の線分であり、線分fai
fbi は、第2の地図22上の線分であり、両者は同一
の街区線等を表わしている。
【0034】線分gai 、gbi 、fai 、fbi の指
定は次のようにして行う。図8においてオペレータはデ
ィスプレイ9を見ながらデジタイザ11の指示具13を
動かす。指示具13の動きにつれてディスプレイ9上で
カーソルが移動し、たとえば国道台帳図21上の点Ga
i にカーソルを合わせて、指示具13をクリックする。
すると、ホストコンピュータ1は指定された点Gai
通るか、または点Gai の最も近傍にある線分gai
抽出し、抽出された線分gai を、例えば赤色でディス
プレイ9上に表示する。
【0035】なお、指定した点Gai の位置によって
は、等距離に複数の線分が存在することがあるが、その
場合には、複数の線分が太線で表示されるので、オペレ
ータは、それら複数の線分の中から目的の線分を選択す
る。この方法では、オペレータが特定の線分を指定する
ために指示具13をクリックする位置の許容範囲が広い
ため、オペレータの負担が軽減される。
【0036】同様にして、オペレータがディスプレイ9
上の点Gbi にカーソルを合わせて指示具13をクリッ
クすると、点Gbi を通るか、または点Gbi から最も
近傍にある線分gbi が抽出される。こうして点Gbi
にカーソルを合わせることで、線分gbi を指定する
と、線分gai 、gbi の交点Gi の座標が算出され
る。したがって、ここで点Gai に引き続いて点Gbi
を指定することで、結局は交点Gi を指定することにな
る(ステップ310)。
【0037】次にオペレータは第2の地図22の表示内
容に注目し、国道台帳図21上の線分gai 、gbi
対応する、第2の地図22上の線分fai 、fbi 上の
点または近傍の点Fai 、Fbi を指示具13で指定す
る。すると、ホストコンピュータ1は、線分fai 、f
i を指定し、線分fai 、fbi の交点Fi の座標
(xFi ,yFi )を求める(ステップ311)。
【0038】次にステップ312においてホストコンピ
ュータ1は、点Gi (Xi ,Yi )を基準とした場合
の、2つの交点Gi 、Fi の座標のX方向の差分δXi
およびY方向の差分δYi を算出する。図9は、交点G
i 、Fi の位置関係およびアフィン変換を説明する図で
ある。図9(a)は、交点Gi と、交点Fi との位置関
係を示し、図9(b)は、X方向の差分δXi およびY
方向の差分δYi 、ずれδLi を示している。つまり、
ディスプレイ9上のFi の座標は(Xi +δXi,Yi
+δYi )となる。
【0039】なお、これまでは、算定された交点が地図
上の交点と一致する場合についてのみ説明したが、図9
(c)に示すように交差点の隅切り等がなされている場
合には、2本の線分の延長線の交点を計算して求める。
このように、2つの地図において対応する点を正確に認
識することが困難な場合にも、より認識の容易な対応す
る線分を指定することにより対応する点を算定すること
ができるためオペレータの指定作業が容易になり、また
対応する点の組を多数求めることができるため的確なア
フィン変換用パラメータを算出することができる。
【0040】また、図9(b)、(c)に示したずれδ
i の大きさは、X方向の差分δXi およびY方向の差
分δYi のデータから次式により求められる。
【0041】
【数1】 次にオペレータが指示具13を用いて行なう位置の指示
作業が、全て終了したか否かを判定する(ステップ31
3)。このとき、あらかじめ定めた所定のN組までデー
タの指定を終えたか否かによって判定してもよいし、な
んらかの基準で選択したデータの指定が完了したか等に
よって判定してもよい。
【0042】ステップ313でデータの指定が完了した
と判定された場合は、ホストコンピュータ1は、このと
きのデータの組数iをアフィン変換用パラメータを算出
するためのデータNに設定する(ステップ314)。そ
して、N組のX方向の差分δXi およびY方向の差分δ
i のデータを用いて、X方向とY方向につき別々に最
小二乗法によりアフィン変換用パラメータを算出する
(ステップ315)。
【0043】つまり、ステップ315では、一般に第1
の地図である国道台帳図21の地図の座標データ(X,
Y)を、第2の地図22の座標に適合する座標(x*
*)に補正するアフィン変換の式を、 x* =−(aX+bY+c)+X y* =−(dX+eY+f)+Y とするための、第1の地図全体に対して統一して用いる
アフィン変換用パラメータa、b、c、d、e、fを決
定する必要がある。
【0044】個々のデータの組については、第1の地図
のi番目の点Gi の座標(Xi 、Yi )を第2の地図の
座標に適合する座標(x* i ,y* i )に補正するため
のアフィン変換を、 x* i =−(aXi +bYi +c)+Xi* i =−(dXi +eYi +f)+Yi とすると、第2の地図から求めた、第1の地図の点Gi
に対応する点Fi の座標(xi ,yi )と、アフィン変
換後の点Gi の座標(x* i ,y* i )との、X方向の
誤差εxi、Y方向の誤差εyiは、各々、次式で表され
る。
【0045】εxi=xi −x* i =δxi −(aXi +bYi +c) εyi=yi −y* i =δyi −(dXi +eYi +f) なお、このとき、X方向の誤差εxi、Y方向の誤差εyi
から、アフィン変換後の誤差の大きさδli は、
【0046】
【数2】 により求めることができる。図10は、アフィン変換前
後の各点の位置関係等を説明する図であり、点Gi の座
標(Xi 、Yi )、点Gi に対応する点Fi の座標(x
i ,yi )、点Gi と点Fi との距離δLi 、X方向の
差分δXi およびY方向の差分δYi 、アフィン変換に
より点Gi を第2の地図の座標に適合させた後の座標
(x* i ,y* i )、アフィン変換後の誤差の大きさδ
i 、X方向の誤差εxi、Y方向の誤差εyiの関係を示
す。
【0047】このアフィン変換後のX方向、Y方向の誤
差εxiおよびεyiの二乗和をそれぞれ最小とするために
満足すべき条件は、
【0048】
【数3】 である。したがって、誤差εxiおよびεyiの二乗和をそ
れぞれ最小とするアフィン変換用パラメータa、b、
c、d、e、fを求めるには、
【0049】
【数4】 の連立方程式を解けばよい。この連立方程式を解くに
は、たとえば「FORTRAN77による科学計算サブ
ルーチンライブラリ」(啓学出版P84〜86)をプロ
グラムに準備しておけば、ホストコンピュータ1により
計算することができる。なお、アフィン変換用パラメー
タの内、aはX方向の伸縮率、b+dは偏平率、cはX
方向の移動量、eはY方向の伸縮率、fはY方向の移動
量に関するものである。
【0050】ステップ316では、ディスプレイ9上か
ら、ワークファイルW4の表示を消去する(ステップ3
16)。
【0051】次にワーク領域7内にある変換すべき全て
の第1の地図すなわち国道台帳図21のデータを、ステ
ップ317で求められたアフィン変換用パラメータを用
いて変換し、ディスプレイ9上に表示する(ステップ3
17)。
【0052】そして不要な線等を消去し、線データ等の
追加、補正等の編集を行い、編集されたデータを地図デ
ータベース3に格納する(ステップ318)。
【0053】このように本実施例では、目視によって2
つの地図を重ね合わせて写し替えた場合と比較すると、
明らかに効率的かつ高精度に、1方の図形データを高精
度で変換することのできるアフィン変換用パラメータを
求めて変換し、他方の図形データと相互に補足的に使用
することができる。
【0054】このように本実施例では、部分的に高い精
度を有する国道台帳図の方位を変換した後、アフィン変
換を用いて区道台帳図に整合するように変換することが
できる。アフィン変換を用いて変換された地図は部分的
に高い精度を有するので、地図データベースとしては好
適である。
【0055】すなわち、本実施例では、目視によって2
つの地図を重ね合わせて写し替えた場合と比較すると、
明らかに効率的かつ高精度に、1方の図形データを高精
度で変換することのできるアフィン変換用パラメータを
求めて変換し、他方の図形データと相互に補足的に使用
することができる。
【0056】なお本実施例では、国道台帳図21を入力
しながら修正したが、この国道台帳図21が既に入力さ
れていて、データベース化されているような場合、また
は第1の地図についてもデータベース化されていないデ
ータを入力する場合にも適応される。にも適応される。
【0057】また、本実施例では、第1の地図データを
アフィン変換して第2の地図データに整合させたが、逆
に第2の地図データをアフィン変換して第1の地図デー
タに整合させることも可能である。
【0058】なお、本実施例の説明に用いた図では、第
2の地図22の指定範囲全体をディスプレイ9に表示す
るものとしたが、一部分のみを拡大して表示して、オペ
レータの線分指定作業を容易にすることもできる。
【0059】また、本実施例で扱うデータは地図データ
であるものとしたが、対応する線分を多数含む複数の図
面またはデータベースについても、同様に処理すること
ができる。 [第2実施例]本発明の第2実施例は、現地データの変
化やデータ入力のミス等によって生ずる、ずれ量が所定
の閾値を越えるデータを、アフィン変換用パラメータ算
出要素から自動的または半自動的に除外するようにした
ものである。図11は、道路の拡幅が行なわれた場合
の、ずれ量を説明する図、図12は、ずれ量が閾値を越
えるデータを自動的に除外する場合を説明するフローチ
ャート、図13は、ずれ量が閾値を越えるデータを半自
動的に除外する場合を説明するフローチャートである。
【0060】図11において、交点Pは第1の地図たと
えば国道台帳図21上の道路拡幅後の点、交点Qは第1
の地図上の道路拡幅前の旧交点に相当する点、交点Rは
第2の地図22の道路拡幅前の旧交点に相当する点を示
す。この条件で算定される、ずれは、pは道路拡幅を考
慮しない場合、qは道路拡幅の影響を考慮した場合、t
は経年変化による現地データの変化によるものとなる。
このように、1方の地図データを測量してから他方の地
図データを測量するまでの間に、道路の拡幅等が行われ
て街区が経年変化している場合等に生じる、ずれは、地
図どうしの、ずれと、経年変化とを加えたものとなる。
【0061】このように図11の例では、ずれ量が大き
くなっているが、場合によっては、かえって、ずれ量が
相殺されたり、ずれ量ベクトルの方向が変化したりする
場合もある。したがって、オペレータが、その事実に気
付かずに経年変化に係る街区線をデータとして入力指定
すると、アフィン変換用パラメータの精度が悪くなる恐
れがあるので、ずれ量が閾値を越えるデータを除外して
アフィン変換用パラメータを求めるようにしたものであ
る。
【0062】すなわちホストコンピュータ1は図5のス
テップ315において、つぎのような処理を行う。
【0063】まず、格納されている第1の地図のi番目
の点Gi の座標(X、Yi )、第2の地図から求めた
のi番目の点F2i の座標(x、yi )、点Gi と点
iのX方向の差分δXi およびY方向の差分δYi
データの組を全て取り出す(ステップ1201)。
【0064】次に、取り出したN組のデータ全てについ
て、
【0065】
【数5】 に従って、アフィン変換後の誤差δli を求め(ステッ
プ1202)、求めた各δli の標準偏差Sを計算する
(ステップ1203)。
【0066】つぎに閾値をα(たとえば2や3)として
|δli |>Sαを満足するすべてのδli を経年変化
した街区線データ等に対応するものとみなして消去する
(ステップ1204)。
【0067】そして消去したδli の数がnであれば、
(N−n)組を正規の入力数Nとし(ステップ120
5)、新しい正規の入力数N組分のδli に基づいて、
最小二乗法によりアフィン変換用パラメータa、b、
c、d、e、fを求める(ステップ1206)。
【0068】図13は、このようなデータを半自動的に
除外する処理を示すフローチャートである。この処理は
図12に示す処理と共通する部分が多いので、異なる点
のみを簡単に説明する。
【0069】各δli の標準偏差Sを計算した後は、閾
値をα(たとえば2や3)として|δli |>Sαを満
足するすべてのδli に対して、これらδli は経年変
化した街区線データに対応するものとみなしてフラグを
たてる(ステップ1204a)。そして各組について座
標X、Yi を起点とする長さδli 、角度θi のベク
トルをディスプレイ9上に表示する(ステップ1204
b)。このとき、ベクトルの角度θi は、次式により求
める。
【0070】
【数6】 なお、δli は小さな値であるため、そのままの値では
なく数十倍等に拡大して表示する。また、フラグがたっ
ているものについては、経年変化した街区線データ等に
関するものである可能性が高いことであることをオペレ
ータに示すため、他のものとは別の色等で区別して表示
する。
【0071】そこでオペレータは除外対象のベクトルを
選択して指定する(ステップ1204c)。つぎに図1
3の場合と同様に、ステップ1204cで除外したn組
のデータの残りの(N−n)組のデータについて、X方
向の差分δXi およびY方向の差分δYi のデータを用
いて、X方向とY方向について別々に最小二乗法により
アフィン変換用パラメータa、b、c、d、e、fを求
める(ステップ1205、1306)。
【0072】このように不適切なデータを自動的または
半自動的に除外して、アフィン変換用パラメータを決定
することにより、オペレータの負担を重くすることな
く、変換結果の信頼性を向上させることができる。
【0073】[第3実施例]つぎに第3実施例を図14
のフローチャートに従って説明する。この第3実施例の
趣旨はつぎのとおりである。たとえば最近、広い地域に
わたり下水道工事が行われた面的区域について道路を測
量し直しており、地図データを一部ではあるが広範囲に
補正している場合、補正した区域と補正しない区域とで
は国道台帳図21の街区線と第2の地図22すなわち国
土基本図等の街区線との間の誤差が大きく相違している
場合がある。
【0074】一般に、測量し直す等して第1の地図デー
タが部分的に補正されている場合や、長期間にわたって
断続的に区域毎の測量を行なった場合等は、同一時期に
同一方法で測量して地図データを作成した区域毎に、ず
れの傾向が異なることが多い。この場合、第1の地図全
体にわたって同じアフィン変換用パラメータを用いてデ
ータを変換すると精度が悪くなり、各区域において第2
の地図のデータとアフィン変換後の第1の地図のデータ
との誤差が大きくなってしまう。また、一般に完成した
地図や地図データには、こうした区域の境界は記されて
いない。
【0075】したがって、第3実施例では、ずれの傾向
が異なる区域の有無や境界を判定するための視覚的デー
タを自動的に表示し、分別した区域毎にアフィン変換用
パラメータを決定するものである。
【0076】すなわち第3実施例では、ホストコンピュ
ータ1は図5のステップ315において、格納されてい
る第1の地図のi番目の点Gi の座標X、Yi 、第2
の地図から求めたi番目の点F2i の座標x、yi
点Gi と点Fi のX方向の差分δXi およびY方向の差
分δYi のデータの組を全て取り出す(ステップ140
1)。
【0077】次に、取り出したN組のデータ全てについ
て、
【0078】
【数5】に従って、アフィン変換後の誤差δli を求め
る(ステップ1402)。
【0079】また、ベクトルの角度θi を、次式により
求める。
【0080】
【数6】そして各組について座標X、Yi を起点とす
る長さδli 、角度θi のベクトルを数十倍に拡大して
ディスプレイ9上に表示する(ステップ1403)。
【0081】そこでオペレータはベクトルの分布状況を
見ながら、同一傾向にあるベクトルの範囲を入力するこ
とにより表示画面上の区域を区分する(ステップ140
4)。 すると、ホストコンピュータ1は区分された1
つの区域に関する全ての必要なデータδxi 、δxi
読み出して、その区域についてのアフィン変換用パラメ
ータを最小二乗法により決定する(ステップ140
5)。そして決定したアフィン変換用パラメータによ
り、その区域のすべての座標データをアフィン変換する
(ステップ1406)。
【0082】つぎに残りの区域についてステップ140
5、1406と全く同様の処理を行う(ステップ140
7)。そして最後にオペレータは各区域間の境界部分の
座標データについて接合編集を行い(ステップ140
8)、処理を終了する。
【0083】[第4実施例]つぎに第4実施例について
説明する。第4実施例は道路管理区域線の種別、たとえ
ば国道、都道、区道、市道、私道、歩道等に応じて重み
付けをしてアフィン変換用パラメータを決定するように
する。たとえば国道、都道、区道、市道、私道、歩道に
ついてそれぞれ6、5、4、3、2、1が指定されたと
すると、それらが各々6個、5個、4個、3個、2個、
1個ずつ指定されたものとしてアフィン変換用パラメー
タを決定する。このようにすれば重要度の高い道路管理
区域線に沿った座標データほど高精度にアフィン変換さ
れる。
【0084】[第5実施例]つぎに第5実施例について
説明する。第5実施例は、国道台帳図14をデジタイザ
11に貼り付けて、図郭の4隅の位置を入力して得た座
標データについても、その座標値をアフィン変換用パラ
メータを用いて変換し、4隅のデータを他の地図データ
(国土基本図)と識別できるようにして保管し、出図の
さいにはオペレータのコマンド指示により、4隅の座標
およびその座標で結ばれる直線を表示するものである。
【0085】[第6実施例]つぎに第6実施例を図1
5、16、17のフローチャートに従って説明する。こ
の第6実施例は第1実施例の国道台帳図21の代わりに
道路の出来型図を対象としたものである。道路の出来型
図の場合、国道台帳図21と同様に任意図郭であり、方
位が記載されるともに、修正された箇所およびその付近
のみの無修正部分が記載されているので、無修正部分を
基にしてアフィン変換用パラメータを求め、修正部分を
アフィン変換するようにしたものである。
【0086】まずオペレータは道路の出来型図をデジタ
イザ11に貼りつけ、出来型図の修正部分を入力してワ
ークファイルW11に保管し、無修正部分を入力してワ
ークファイルW11´に保管する(ステップ150
1)。
【0087】さらにオペレータは無修正部分にある仮基
準位置Eおよび方位ベクトルF、Gを入力し、ワークフ
ァイルW12に保管する(ステップ1502)。
【0088】つぎにオペレータはこの道路の出来型図に
相当する区道台帳図のメッシュ番号をキーボード15か
ら入力して、地図データベース3内の地図データから必
要なものを検索し、抽出してワークファイルW13に保
管するとともに、ディスプレイ9上に表示させる(ステ
ップ1503)。
【0089】オペレータはディスプレイ9上で点Eに相
当する点E´を入力する(ステップ1504)。すなわ
ち指示具13を動かしてディスプレイ9上のカーソルを
動かし、カーソルが点E´上に位置した状態で指示具1
3をクリックして点E´の座標(XE ´,YE ´)を入
力する。
【0090】ホストコンピュータ1はワークファイルW
12に格納されたデータおよび点A´のデータを用い
て、ワークファイルW11、W11´のデータの変換係
数を次式に従って求める(ステップ1505)。
【0091】θ=π/2−tan -1[(yB −yC )/
(xB −xC )] すなわちθは直線B、Cの傾きを表わしている。
【0092】つぎにホストコンピュータ1はワークファ
イルW11、W11´に格納された座標値(x,y)を
次式に従って変換し、ワークファイルW14、W14´
に保管する(ステップ1506)。
【0093】X´=cos θ・(x−xA )+sin θ・
(y−yA )+XA ´ Y´=−sin θ・(x−xA )+cos θ・(y−yA
+YA ´ ここでX´、Y´は変換された座標である。
【0094】つぎにワークファイルW14、W14´の
データをステップ1503の表示内容と異なる色でディ
スプレイ9上に表示させる(ステップ1507)。
【0095】ホストコンピュータは組数を示すパラメー
タiを初期化し(ステップ1508)、次にiに(i+
1)を設定し(ステップ1509)、1番目の組から順
に、指示具13を用いてワークファイルW14´の線分
gai 、gbi を指定して、2つの線分の交点Gi を求
める(ステップ1510)。次に、線分gai 、gbi
に対応する線分fai 、fbi を指定して、Gi に対応
する道路データ地図上の交点Fi を求める(ステップ1
511)。このように対応する線分を指定する際、ワー
クファイルW14´のデータを用いることにより、無修
正部分のデータを用いて、以下に述べるアフィン変換用
パラメータを求める。
【0096】次に、道路データ地図上で求めた交点Gi
の座標と、出来型図の無修正部分における交点Gi に対
応する交点Fi の座標との、X方向およびY方向の差分
を算出する(ステップ1512)。
【0097】つぎにホストコンピュータ1は、線分g1
と線分g2との距離Li と角度θiを計算し、線分g2
上の点Hの座標(Xi ,Yi )と共に格納する(ステッ
プ1510)。
【0098】オペレータが終了の指示を行うまでステッ
プ1509からステップ1512までの処理が繰り返さ
れる(ステップ1513)。すなわち異なる交点Gi
iの組が複数組指定され、各組ごとに、差分が計算さ
れる。
【0099】指定が終了したら、このときの組数iをN
に代入し(ステップ1514)、アフィン変換用パラメ
ータを計算する(ステップ1515)。
【0100】つぎにオペレータはディスプレイ9上から
ワークファイルW14、W14´のデータを消去し(ス
テップ1516)、ワークファイルW14、W14´内
のデータをステップ1515で求められたアフィン変換
用パラメータを用いて変換し、ワークファイルW15、
W15´に格納すると共にディスプレイ9上に表示する
(ステップ1517)。
【0101】すなわちワークファイルW14、W14´
内のデータの座標をX、Yとし、アフィン変換用パラメ
ータを用いて変換した座標をX、Yとすると、 X=X+(AX+BY+C) Y=Y+(DX+EY+F) となる。この座標変換をワークファイルW14、W14
´内にある地図データについて行う。
【0102】そしてワークファイルW15と地図データ
ベース3の道路データ地図について不要な線等を消去
し、線データ等の追加、補正等の編集を行い、編集され
たデータを地図データベース3に格納する(ステップ1
518)。
【0103】なお第6実施例では道路の出来型図を対象
にしたが、ガス管、水道管等の設備データの出来型図を
第6実施例と同様に処理することができる。また、この
第6実施例についても、第2実施例から第5実施例を応
用することができる。
【0104】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、一方の地図を高精度でかつ効率よく他の地図に整
合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 図形処理方法を実行するための装置の1例を
示す構成図
【図3】 実施例の動作を示すフローチャート
【図4】 実施例の動作を示すフローチャート
【図5】 実施例の動作を示すフローチャート
【図6】 ディスプレイ9の表示内容とデジタイザ11
上に貼られた国道台帳図を示す図
【図7】 区道台帳図41を示す図
【図8】 区道台帳図41の領域43を示す図
【図9】 線分gai 、gbi 、fgi 、fbi の位置
関係を示す図
【図10】 アフィン変換を説明する図
【図11】 道路の拡幅が行なわれた場合の、ずれ量を
説明する図
【図12】 アフィン変換用パラメータの決定要素を自
動的に除外する場合の動作を示すフローチャート
【図13】 アフィン変換用パラメータの決定要素を半
自動的に除外する場合の動作を示すフローチャート
【図14】 区域別にアフィン変換用パラメータを決定
する場合の動作を示すフローチャート
【図15】 第6実施例の動作を示すフローチャート
【図16】 第6実施例の動作を示すフローチャート
【図17】 第6実施例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1………ホストコンピュータ 2………内部記憶領域 3………地図データベース 5………アプリケーションプログラム 7………ワーク領域 9………ディスプレイ 11………デジタイザ 15………キーボード 17………プリンタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 - 11/80 G06F 17/50

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタイザと、ディスプレイと、記憶装
    置とを備えたシステムにおいて、 (a)第1の地図を前記デジタイザから入力して、前記
    記憶装置に記憶させる工程と、 (b)記憶された前記第1の地図を方位変換し、前記記
    憶装置に記憶させる工程と、 (c)前記記憶装置に記憶された方位変換された前記第
    1の地図を前記ディスプレイ上に表示させる工程と、 (d)前記ディスプレイ上の第1の線分と第2の線分と
    を指定する工程と、 (e)前記第1の線分と前記第2の線分との第1の交点
    を求める工程と、 (f)前記記憶装置に記憶され、前記第1の地図に対応
    する部分を有する第2の地図のデータを前記ディスプレ
    イに表示する工程と、 (g)前記ディスプレイに表示された、前記第1の地図
    上の第1の線分に対応する第2の地図上の第3の線分
    と、前記第1の地図上の第2の線分に対応する前記第2
    の地図上の第4の線分とを指定する工程と、 (h)前記第3の線分と前記第4の線分との第2の交点
    を求める工程と、 (i)前記第1の交点と前記第2の交点の差分データか
    ら、前記第1の交点と前記第2の交点との、ずれ量を算
    出する工程と、 (j)工程(d)〜(i)を繰り返して、複数組の第1
    の交点と第2の交点との、ずれ量を用いて、アフィン変
    換用パラメータを算出する工程と、 (k)前記記憶装置に記憶された前記第1の地図のデー
    タを前記アフィン変換用パラメータを用いてアフィン変
    換する工程と、 を具備することを特徴とする図形処理方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(e)または前記工程(i)
    は、算定する交点が当該地図上の交点と一致しない場
    合、2本の線分の延長線の交点を求めることを特徴とす
    る請求項1に記載された図形処理方法
  3. 【請求項3】 前記工程(j)は、指定された区域別に
    アフィン変換用パラメータを算出することを特徴とする
    請求項1に記載された図形処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の地図は任意図郭の道路台帳図
    であり、前記第2の地図は国家基準点を基準として作成
    された道路台帳図であることを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載された図形処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の地図は道路の出来型図であ
    り、修正部分と無修正部分とを有しており、無修正部分
    を基にして、アフィン変換用パラメータを求めることを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載され
    た図形処理方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の地図は設備の出来型図であ
    り、道路データを基にして、アフィン変換用パラメータ
    を求めることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載された図形処理方法。
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