JP4712202B2 - 土地区画図等の測量図面作成システム - Google Patents

土地区画図等の測量図面作成システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測量現場において測定器を使用してデータ収集をするシステムと装置に関する。更に、本発明はその収集したデータを利用して土地境界線図を完成させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
土地の境界線測量は、国土調査事業として、精密な測量作業前に市町村役場の職員によって、土地の境界確定作業が行われる。この境界確定作業は、具体的には土地の所有者立会いの上で、筆界杭を境界に打ち、同時にその筆界杭の番号を記載したプレートを付ける。その上で、境界の杭番号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)を作成する。この調査図を測量業者(請負契約)に渡し、精密な測量を行う事で地籍調査の事業が完了する。
従来この調査図(見取図)の作成は、紙で表現された地形図や公図をコピーし、その図面を測量現場に持ち込み、調査図に筆界杭のポイントと、筆界杭の番号や名称を書き込んでいた。
また、測量業者が行う精密な測量においては、前述の紙の調査図に書き込まれた筆界杭を、トータルステーションなどの測量機器を使用して1本1本のデータを手作業で記録していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、国土調査事業における調査図作成および精密測量は、紙で表現された地形図や公図をコピーし、その図面を測量現場に持ち込み、調査図に筆界杭のポイント、筆界杭の番号、及び名称を書き込んでいたため、測量現場においては膨大な手作業が発生し、事務所での調査図の統合や同一の境界名称のチェック、清書などにも多大な労力と時間を費やしていた。
また、測量業者が行う精密な測量においては、同様に紙の調査図に書き込まれた筆界杭をトータルステーションなどの測量機器を使用して1本1本のデータを手作業で記録していたため、測量現場においては膨大な作業が発生し、その後事務所での重複チェックや、清書などにも多大な労力と時間を費やしていた。
【0004】
そこで本発明は、測量現場での作業時間を削減するために、測量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化した測量図面作成システムを提供することを目的とする。
また本発明は、測量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化するプログラムを提供することを目的とする。
また本発明は、測量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化するプログラムを格納した媒体を提供することを目的とする。
また本発明は、測量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化する測定器を提供することを目的とする。
また本発明は、測量現場での情報収集方法を簡素化し、自動化する測定器を使用するためのマニュアルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明による土地区画図等の測量図面作成システムは、測量現場において、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情報に座標データを付加するステップと、前記座標データと前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地図情報を前記測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、前記閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を前記測定器に表示した地図情報にマークするステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明による土地区画図等の測量図面作成システムは、測量現場において、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情報に座標データを付加するステップと、前記座標データと前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地図情報を、前記測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、前記閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を、GPSを使用して絶対座標を取得し、前記測定器に表示した地図情報にマークするステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ベクトル地図データとしたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ベクトル地図データとラスタ地図データとし、前記測定器の画面への表示切り替え手段、又は表示の組み合わせパターンの変更手段を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定する前記ステップでは、前記測定器の画面上に地図情報を表示させ、前記地図情報内の前記測量予定目的地物を結線によって囲むことで閉図形として認識し、前記測定器内に記憶されることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記閉図形を測定器の画面上で任意に変形する手段、複数の閉図形へ分離手段、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合する手段を備えたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定する前記ステップを、測量現場以外の場所で行い、地番、地目、所有者に関する情報を入力して記憶させることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、筆界杭の位置を測定器に表示した地図情報にマークする前記ステップを、複数の測定器を用いて行い、それぞれの前記測定器でマークした前記筆界杭の位置情報を1つの装置で受信して結線を生成することを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記筆界杭には、杭番号、杭名称に関する杭情報があらかじめ記憶されており、通信手段を用いて前記杭情報を前記測定器に送信することを特徴とする。
請求項10記載の本発明の記憶媒体は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の土地区画図等の測量図面作成システムをアシストするプログラムを格納したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムは、測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ地図情報に座標データを付加するステップと、座標データと地図情報を記憶するステップと、記憶した地図情報を測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を測定器の地図画面上に表示した地図情報にマークするステップと、マークした筆界杭の情報を測定器に入力するステップと、筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを実行することによって土地区画図等の測量図面作成するものである。
本実施の形態によれば、境界確定作業後に現場に番号を記載したプレートが付いた筆界杭さえあれば、後は現場に持ち込んだ地図情報を記憶した測定器の画面上で、測量予定目的地物を閉図形として作成し、その閉図形に名称を付け、順次この測定器の画面上の閉図形周辺に、実物の筆界杭を確認しながら、その筆界杭のプレートに記載されている番号等の情報を記録しながらマークを付けていくだけで、境界の杭番号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)の作成が完了する。よって、紙で表現された地形図や公図をコピーし、その図面を測量現場に持ち込み、1人又は複数人数で調査図に筆界杭のポイントと、筆界杭の番号や名称を書き込んでいくという膨大の手作業の簡略化と、事務所での調査図の統合や同一の境界名称のチェック、清書等の多大な労力と時間を節約できる。
【0007】
本発明の第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムは、測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ地図情報に座標データを付加するステップと、座標データと地図情報を記憶するステップと、記憶した地図情報を、測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を、GPSを使用して絶対座標を取得し、測定器に表示した地図情報にマークするステップと、マークした筆界杭の情報を測定器に入力するステップと、筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを実行することによって土地区画図等の測量図面作成するものである。
本実施の形態によれば、境界確定作業後に現場に番号を記載したプレートが付いた筆界杭さえあれば、後は現場に持ち込んだ地図情報を記憶した測定器の画面上で、測量予定目的地物を閉図形として作成し、その閉図形に名称を付け、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた目印となる筆界杭近傍で測量目的地物を確認しながら、GPSを使用して絶対座標を取得し、測定器の地図画面上に表示した測量目的地物(閉図形)の境界線上の筆界杭位置を、測定器の画面上の閉図形周辺に、実物の筆界杭を確認しながら、その筆界杭のプレートに記載されている番号等の情報を記録し、マークを付けていくだけで、境界の杭番号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)の作成が完了する。よって、山間部など目標となる地物が無く、筆界杭との位置関係が把握できない場合でも、境界の杭番号、境界線と地番を記入した調査図(見取図)を容易に作成することができる。
また、紙で表現された地形図や公図をコピーし、その図面を測量現場に持ち込み、1人又は複数人数で調査図に筆界杭のポイントと、筆界杭の番号や名称を書き込んでいくという膨大の手作業の簡略化と、事務所での調査図の統合や同一の境界名称のチェック、清書等の多大な労力と時間を節約できる。
【0008】
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量現場で使用する測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ラスタ地図(公図、都市計画図、森林基本図等)データをベクトル地図データとしたものである。本実施の形態によれば、あらかじめラスタ地図データを、イメージスキャナ等を用いて画像ファイルにしたものを更に座標データを付加した形式で測定器に入力しておくことで、測量現場へ、大きな紙に描かれた地形図や公図を持ち込まなくてよくなる。
【0009】
本発明の第4の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量現場で使用する測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報をベクトル地図データとラスタ地図データとし、測定器の画面への表示切り替え手段、又は表示の組み合わせパターンの変更手段を設けたものである。本実施の形態によれば、あらかじめ測定器に入力した地図データとラスタ地図データとを、測定器の画面で表示切り替えできるので、複数の地図情報を同時に持ち歩くことかできる。また、複数のベクトル地図(例えば、地形図と公図)データの表示の組み合わせパターンを任意に変更できるので、重ね合わせたベクトル地図データによって場所の認識が容易になる。
【0010】
本発明の第5の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定するステップでは、測定器の画面上に地図情報を表示させ、地図情報内の測量予定目的地物を結線によって囲むことで閉図形として認識し、測定器内に記憶される。本実施の形態によれば、測定器の画面上のラスタ地図データのイメージを結線で囲むことにより、簡単に測量目的地物を閉図形として認識させて測定器内に記録することができる。
【0011】
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、閉図形を測定器の画面上で任意に変形する手段、複数の閉図形へ分離手段、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合する手段を備えたものである。本実施の形態によれば、第5の実施の形態において認識させた閉図形に、任意に変形、複数の閉図形へ分離、複数の閉図形から単一の閉図形に結合するなどの図形処理をほどこすことが可能となり、測定器の画面上での修正が容易になる。
【0012】
本発明の第7の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定するステップを、測量現場以外の場所で行い、地番、地目、所有者に関する情報を入力して記憶させるものである。本実施の形態によれば、測量現場以外の場所、例えば事務所等であらかじめ複数のラスタ地図データを、イメージスキャナ等を用いて画像ファイルにし、更に座標データを付加した形式で測定器に入力しておくことで、測量現場へ、複数の大きな紙に描かれた地形図や公図を持ち込まなくてよくなる。また、前もって仮情報として地番、地目、所有者等を入力しておくことにより、現場での測量作業効率を高めることができる。
【0013】
本発明の第8の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、筆界杭の位置を測定器に表示した地図情報にマークするステップを、複数の測定器を用いて行い、それぞれの前記測定器でマークした前記筆界杭の位置情報を1つの装置で受信して結線を生成するものである。本実施の形態によれば、複数の人数で同じベクトル地図データを共有して、同時に測量を開始し、短時間で作業を終了し、最期に各人の測定データを1つの測定器あるいは1つの装置にデータベース化し結線を生成できるものであるので、現場での測量作業効率を高めることができる。
【0014】
本発明の第9の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムにおいて、前記筆界杭には、杭番号、杭名称に関する杭情報があらかじめ記憶されており、通信手段を用いて前記杭情報を前記測定器に送信するものである。本実施の形態によれば、容易に、測量ポイント数や場所等の筆界杭に関する正確な情報を測定器に記録できる。
【0015】
本発明の第10の実施の形態による記録媒体は、第1から第9のいずれかの実施の形態による土地区画図等の測量図面作成システムをアシストするプログラムを格納したものである。本実施の形態によれば、このプログラムをコンピュータにダウンロードして利用することができる。
【0016】
【実施例】
以下本発明の一実施例による土地区画図等の測量図面作成システムについて説明する。
図1は、本実施例による土地区画図等の測量図面作成システムの概略構成を説明するための概念図である。
まず、本発明の一実施例による調査図作成装置の構成とその方法について説明する。
同図に示すように、土地区画図等の測量図面作成システムは、測量現場において用いる測定器1と、GPS装置2と、トータルステーション3と、筆界杭8と、イメージスキャナ4と、パーソナルコンピュータ5と、表示装置6と、プリンター7とで構成される。
調査図を作成する際の最初の作業として、パーソナルコンピュータ5と、表示装置6と、イメージスキャナ4とを用いて、市販されているラスタ地図(公図、都市計画図、森林基本図等)データをパーソナルコンピュータ5内部のメモリに読み込み、その地図情報を測定器1に転送して、測量目的地物の確定を行う。
この際、パーソナルコンピュータ5や表示装置6を介在させないで、測定器1から直接イメージスキャナ4を制御してラスタ地図データを読み込む構成であってもよい。
上記ラスタ地図データに座標データを付加し、測定器1に保存して、測量現場に持ち込んで筆界杭情報収集作業をおこなう。なお、現在位置や地物が確認できない森林地区等が調査対象である場合は、GPS装置2を利用する。
【0017】
次に上記調査図を利用した詳細な境界線測量方法について説明する。
測量現場において、あらかじめ調査図が記憶されている測定器1とトータルステーション3を使用して、測量目的地物の境界線上に立てられた目印となる杭(以降筆界杭と称す)8を測量し、正確な境界線図を作成する。
この作業行程で使用するトータルステーション3は、モータードライブ型やノンプリズム型のトータルステーション等の付加機能を装備したものであってもよい。
プリンター7は、上記調査図と、正確な境界線図を印刷するのに使用する。
【0018】
次に、図2から図10を用いて本実施例による土地区画図等の測量図面作成システムの内、調査図作成システムの利用方法について説明する。
図2と図3は、事務所と測量現場における作業手順を示すフロー、図4は事務所ならびに測量現場で使用する測定器の具体的入力と画面操作を示す画面表示図、図5は測量現場で地物が確認できる場合の筆界杭情報の入力方法画面図、図6は測量現場で地物が確認できない場合(例えば山間部や森林地区)の筆界杭情報の入力方法画面、図7と図8は、複数人数で同時に筆界杭データを採取した際のデータ統合方法図、図9は筆界杭に電子的に情報が埋め込まれている場合のデータ採取方法図、図10は本実施例による測量図面作成システム用マニュアルの要部を示す構成図である。
図2において、ステップ1で市販されているラスタ地図(公図、都市計画図、森林基本図等)データを、イメージスキャナ4を用いて、測定器1内部のメモリに読み込み、ステップ2で読み込んだラスタ地図データに座標データを付加(ベクトル化)し、ステップ3でベクトル地図データを測定器1内部に記憶する。ここで、ラスタ地図データをイメージスキャナ4で読み取る際に、パーソナルコンピュータ5の制御操作によって行い、ラスタ地図データに座標データを付加する演算もパーソナルコンピュータ5で実行し、保存し、測定器1に転送する方法であってもよい。
次に、ステップ4で測定器1の画面上に、ベクトル地図データを図4で示すようにイメージ表示する。次に、ステップ5で測定器1を操作することによって、閉図形として測量目的地物を確定する。この、確定作業時にあらかじめ地番、地目、所有者等のデータを測量目的地物情報として入力しておくこともできる。ステップ6でその測量目的地物情報を測定器1内部メモリに記憶する。ここまでが、事務所での作業であるが、測量現場で作業をすることも可能である。
ステップ7で測量現場に持ち込んだ測定器1の画面上で、筆界杭8近傍で杭を確認しながらマークし、ステップ8で筆界杭8の杭番号、杭の種類などを入力していく。この、入力作業の際、図9のように筆界杭8に電子化情報51が埋め込まれている場合は有線又は無線通信手段を用いて情報採取することも可能である。
次に、ステップ9で続いて入力対象杭があれば、ステップ7とステップ8を繰り返し行う。全ての筆界杭8について情報採取して、ステップ10で結線を生成していき、ステップ11で測量目的地物を閉図形として生成する。ステップ12で、その閉図形に情報を入力するが、ステップ5の過程であらかじめ入力しておいた地番、地目、所有者等のデータを参照し、相違点を変更することができる。ステップ13で測量調査図が完成する。
【0019】
図3は、測量目的地物の場所、つまり筆界杭8の打たれている場所が、山間部や森林地区のように、周辺地物による目的地物の確認ができない場合、あるいは確認ができにくい場合に、ステップ21でGPS装置2を用いて筆界杭8の絶対座標を採取していくものである。この作業の場合はなるべく筆界杭8真上でGPS測量を行う。この作業が無理な場合は、オフセット観測を行う。このオフセット観測では、方位角と高度角と斜距離を入力する方法と、方位角と水平角と高低差とを入力する方法があるが、オフセット量の測り方や使用器具によっていずれかの方法で入力する。その他の作業手順は図2で説明したものと同様であるので詳細な説明を省略する。
【0020】
図4は、図2と図3に示す測量作業を行う測定器1の具体的入力と画面操作を示す画面表示図である。
画面21には、ラスタ地図データのイメージを背景にして、ベクトル地図データを表示している。背景に貼り付ける地図情報としては、ラスタ地図データとベクトル地図データとをそれぞれ一つずつ用いることが好ましいが、ベクトル地図データ又はラスタ地図データは複数種可能であり、ラスタ地図データだけ、又はベクトル地図データのみでもよい。このラスタ地図データのイメージは、複数重ね合わせ表示したものであってもよく、作業効率のいい組み合わせ選択ができる。機能アイコン郡22を操作することによって更に効率よく測量作業ができる。
単点作成アイコン22Aは、画面をクリックした場所に任意に単点を作成する機能を備えている。頂点作成アイコン22Bは、頂点をライン上に作成(画面をクリックした場所に任意に頂点を作成するが、同時に近接のラインを判断し、そのライン上に頂点を作成)する機能を備えている。指示するラインが2個のポリゴンの構成ラインであっても、1つのポリゴンの構成ラインであっても良い。頂点離れ作成アイコン22Cは、最初のクリックポイントと現在のマウスポイントがある場所との距離と方向角をリアルタイムに画面上に表示する機能を備えている。頂点同時ライン作成アイコン22Dは、すでに存在する頂点をクリック後、順次新頂点作成指示し頂点を作成する毎にラインを発生させる機能を備えている。頂点同時ライン作成アイコン22Eは、すでに存在する頂点をクリック後、すでに存在する頂点を連続してクリックする毎にラインを発生させる機能を備えている。頂点移動アイコン22Fは、すでに存在する頂点をクリックし、次に移動したい場所をクリックするとラインも同時に移動する機能を備えている。移動する頂点が同時に複数ポリゴン頂点であっても、1つのポリゴンの頂点であっても良い。自動ポリゴンアイコン22Gは、地図全体、もしくは囲まれた部分に存在する全ての閉図形を自動で生成し、ポリゴン名の入力を促す機能を備えている。線種変更アイコン22Hは、通常、実線で作成されている線を任意の線種に変更できる。サーチアイコン22Iは、名称入力ボックス23に表示されている物をサーチし、画面中央に色を変えて表示する機能である。複数候補がある場合はサーチボタンを押される毎に次候補を表示する。単点削除アイコン22Jは、すでに存在する頂点をクリックすると頂点が削除され、同時に結合しているラインも削除される機能を備えている。ライン削除アイコン22Kは、すでに存在するラインをクリックすると削除されるが、頂点は削除されない機能を備えている。アイコン22Lは未使用。その他、一般的に用いられているアンドゥアイコン22Mやリドゥアイコン22Nを有する。モード解除アイコン22Oは、作成モードは中止され、画面の縮小モードは解除され、指示待ちの状態になる機能を備えている。
測定器1は、その他下記の操作キーを備えている。
名称入力ボックス23は点名又はポリゴン名又はポリライン名を選択入力する機能、属性コードボックス24は使用者が定めた属性番号を入力する機能、属性名表示ボックス25は属性コードボックス24で入力した番号にリンクした名称を表示し、あるいは新たに入力する機能、属性付属項目表示ボックス26は名称入力ボックス23で入力した番号にリンクし、属性付属項目を表示し、あるいは新たに入力する機能である。
なお、測定器1画面上に表示する操作アイコンは、本実施例による測定器1で調査図作成時に使用頻度の高い操作を機能キーとして登録して使用する構成で説明したが、これ以外の操作を機能キーとして登録してもよく、また必ずしも全ての機能キーを備えている必要はない。他の操作アイコンとしては、閉図形を測定器の画面上で任意に変形する手段や、複数の閉図形へ分離手段や、複数の閉図形から単一の閉図形に結合する手段を備えていることが好ましい。このように一旦認識させた閉図形を、任意に変形し、複数の閉図形へ分離し、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合するなどの図形処理を施すことを可能とすることで、測定器1の画面上での修正が容易になる。
【0021】
図5は測量現場で地物が確認できる場合の筆界杭情報の入力方法を示している。測量現場で、測量目的地物31のライン上に打ってある筆界杭31Aから筆界杭31Kまでの全ての筆界杭31について、測定器1の画面上で、順番にあるいは順不同に、マークと情報採取を繰り返し実施する。例えば、場所31aで筆界杭31Aを確認して、筆界杭31Aの情報(杭番号、杭の種類等)を測定器1に入力する。次に、場所31bで筆界杭31Bを確認して、筆界杭31Bの情報を測定器1に入力する。これらの作業を順次行って、閉図形32を作成する。本実施例では、1つの測定器1を用いた作業を説明したが、複数人数で複数台の測定器1を測量現場に持ち込み、同じ地図情報を共有して、同時に筆界杭情報採取作業を行うことも可能である。
図7と図8は、複数人数で複数台の測定器1を測量現場に持ち込み、同じ地図情報を共有して、同時に筆界杭情報採取作業を行った場合の、データ統合方法の機器構成を示したものである。測定器1と測定器1Aと測定器1Bと測定器1Cとで採取したそれぞれのデータを測定器1Dに、有線又は無線通信手段を用いてデータ転送し、測定器1Dで重複測定の検査とデータベース化を行って、結線を生成する。
図8は、図7で示したデータ統合用測定器1Dの替わりに、パーソナルコンピュータ5を使用する場合の機器構成を示したものである。
この場合は、パーソナルコンピュータ5において、データベース化を行って、結線を生成するが、統合されたデータは、測定器1から測定器1Cのいずれの測定器にも、書き戻し転送可能である。また、パーソナルコンピュータ5から別の測定器に転送することも可能である。
【0022】
図6は測量現場で地物が確認できない場合(例えば山間部や森林地区)の筆界杭情報の入力方法をしめしている。
測量現場で、測量目的地物41のライン上に打ってある41Aから41Oまでの全ての筆界杭について、測定器1の画面上で、順番にあるいは順不同にマークと情報採取を繰り返し実施する。例えば、場所41aで筆界杭41Aを確認して、筆界杭41Aの絶対座標をGPS装置2で測量し、杭情報(杭番号、杭の種類等)を測定器1に入力する。この場合、GPS測量はなるべく筆界杭41A真上で行う。足場や地形等の事情によって筆界杭41Aの真上で測量できない場合は、オフセット観測を行う。このオフセット観測では、方位角と高度角と斜距離を入力する方法と、方位角と水平角と高低差とを入力する方法があるが、オフセット量の測り方や使用器具によっていずれかの方法で入力する。同様の方法で、筆界杭41OまでGPS測量と杭情報の採取を行い、閉図形42を作成する。本実施例では、1つの測定器1を用いた作業を説明したが、複数人数で複数台の測定器1を測量現場に持ち込み、同じ地図情報を共有して、同時に筆界杭情報採取作業を行うことも可能である。この場合のデータ統合方法は、上記図7又は図8の場合と同様であるため説明を省略する。
なお、GPS測定を行う場合には、測定地点での静止時間を一定時間確保するためのアシスト機能を備えていることが好ましい。このように静止時間をアシストする機能を備えることで、GPS測定する場合の測定誤りを防止できる。
また、GPS測定を行う場合には、測定中に測定データの異常を警告する機能を備えていることが好ましい。このように異常警告機能を備えることで、GPS測定する場合の測定誤りを更に防止できる。
【0023】
図10は、本発明の一実施例による測量図面(調査図)作成システム用マニュアルの要部を示す構成図である。
本実施例による測量図面作成システム用マニュアルは、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成方法を表示したものであり、測量予定目的地物を画面上で結線によって囲むことで確定した閉図形の線上の複数点を指定し、閉図形データと複数点データを地図情報とともに調査図として記憶する方法を表示したものである。本実施例によるマニュアルによれば、測定器に表示される画面イメージとともに、操作手順又はアイコン説明欄を設けたことにより、この表示された内容に基づいてデータを入力することで、土地区画図等の調査図を自動的に作成させることができる土地区画図等の測量図面作成装置を利用することができる。
【0024】
次に、図11から図14を用いて本実施例による土地区画図等の測量図面作成システムの内、詳細な境界線図作成システムの利用方法について説明する。
図11は、測量現場における作業手順を示すフロー、図12は測量現場で使用する測定器の具体的入力と画面操作を示す画面表示図、図13と図14は測量現場でのトータルステーションを使用した測量方法図である。
図11において、ステップ31で、測定器1の画面上に調査図を表示し、ステップ32で調査図上に表示された筆界杭のうち測定対象の筆界杭を決定する。このときステップ8で入力した杭番号、杭名称等の杭情報をデータ参照して自動入力する。ステップ33で、測定対象筆界杭近傍で筆界杭にトータルステーションの照準を合わせて、距離と角度を測定する。ステップ34で、ステップ5又はステップ12で入力した地番、地目、所有者等の情報を参照して自動入力する。ステップ35で、上記ステップ32からステップ34を測量目的地物の境界線上で順番にあるいは順不同に繰り返し実施することによって、ステップ36で結線を生成する。ステップ37で詳細な境界線図(閉図形)が完成する。
【0025】
図12は、図11に示す測量作業を行う測定器1の具体的入力と画面操作を示す画面表示図である。
画面61に調査図を表示し、機能アイコン郡62を操作することによって更に効率よく測量作業ができる。
ALLアイコン62Aは、距離と角度(水平角、高度角)を測り、観測終了と同時に記録する機能を備えている。測距アイコン62Bは、距離観測を行い、距離値(斜距離)と高度角をメモリ上に1時保管する機能を備えている。記録アイコン62Cは、現在の表示値を記録する機能を備えている。測角アイコン62Dは、角度(水平角、高度角)のみを記録する機能を備えている。
ALLアイコン62Aは、通常の場合で、測点にプリズムを設置できる場合に用いることができ、測距アイコン62Bと記録アイコン62Cは併用できる。観測点にプリズムが設置できないときには、プリズムを観測の左右にオフセットして、測距アイコン62Bを押す。距離に係る観測値(斜距離と高度角)を一時保管、トータルステーションの望遠鏡で観測点を視準し、記録アイコン62Cを押すと、正しい水平角を得ることができる。測角アイコン62Dは距離値無の角度(水平角、高度角)のみ記録することができる。
TP アイコン62Eは、ターニングポイントを意味し、ALLアイコン62A、測距アイコン62B、記録アイコン62Cの動作で得られた座標値は「境界点座標」となる。ターニングポイントは機械点(機械設置点)から直接視準が不可能な場合に、「ターニングポイントは境界点ではなく、後に機械を設置するポイント(機械設置点)にする」を意味する。
測点変更アイコン62Fは測点を変更できる機能、機械点アイコン62Gは機械点の変更を行う機能である。
BSアイコン 62Hは、バックステーションを意味し、機械点アイコン62Gで機械点を変更後、通常は「直前の機械点」を視準し、水平角を0°に設定し観測を行なう。機械点アイコン62Gで機械点の名称を入力後、作業者は直前の機械点に設置されたプリズムを視準し、BSアイコン62Hを押すことでTSが0°にセットされる。ここで、機械点アイコン62GとBSアイコン 62Hを分けたのは、「直前の機械点」を視準しない場合も有り得るためである。
角度変更アイコン62Iは、トータルステーションの水平角を任意の値にセットする機能を備えている。また解除アイコン62Lは、作業中の動作を解除し、何も指示されていない状態にする機能を備えている。
なお表示枠63は、トータルステーションによる測量結果を表示する窓である。
なお、測定器1画面上に表示する操作アイコンは、本実施例による測定器1でトータルステーションを使用して詳細な境界線図作成時に使用頻度の高い操作を機能キーとして登録して使用する構成で説明したが、これ以外の操作機能をキー登録してもよく、また必ずしも全ての機能キーを備えている必要はない。
また、測定器1は本実施例では、専用装置として説明しているが、汎用のモバイルコンピュータに、記憶媒体に格納されたプログラムをインストールすることによって、測定器1相当の機能を持たせて使用することもできる。
また、本実施例の測定器1に、ヘルプ画面機能や、音声アシスト機能を持たせることにより、より効率的に測量作業ができる。
【0026】
図13は測量現場で測定器1とトータルステーション3を使用して筆界杭31Aから31Dまでの精密測量をする方法を示す図である。設置点81aにトータルステーション3を設置し、杭31Aにトータルステーション3の照準を合わせ、測定器1の画面上で機械点をヒットする。次に画面上でBS点をヒットする。そして、トータルステーション3にて杭31Aを測量する。以上の作業を、順次杭31Dまで実施することにより、筆界杭31Aから筆界杭31Dまでの正確な結線を生成できる。なお、図14に示すように、現場での見通しがよく、トータルステーション3の設置点81aが、筆界杭31Aから筆界杭31Dまで、トータルステーションの照準合わせが可能であれば、設置点81aから順次照準を筆界杭31Aから筆界杭31Dまで移動させるだけでよく、トータルステーション3を移動しないで精密測量が可能になる。
なお、図示はしないが、測量図面作成システム用マニュアルに、図12に示す画面表示図とともに、操作手順又はアイコン説明欄を表示することで、同システムを用いた正確な境界線図を作成することができる。なお、測量図面作成システム用マニュアルには、図12に示す画面表示図の他に、図11に示すような測量現場における作業手順を示すフロー、図13や図14に示す測量現場でのトータルステーションを使用した測量方法図を表示することが好ましい。
なお、上記実施例で説明した土地区画図等の測量図面作成システムをアシストするプログラムや、調査図に基づいてトータルステーションを操作して測量図面を作成するプログラムを、磁気又は光を利用した記憶媒体に格納することで、これらのプログラムをコンピュータにダウンロードして利用することができる。また、記憶媒体に格納することなく、インターネット等の通信手段を用いてダウンロードすることで利用されるものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】
上記実施例の説明から明らかなように、本発明によれば、測量現場での作業時間を削減するために、測量現場での情報収集作業を簡素化した測量図面作成システムを提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で簡素化した情報収集作業によって測量図面を作成するプログラムを提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で簡素化した情報収集作業によって測量図面を作成するプログラムを格納した媒体を提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で簡素化した情報収集作業によって測量図面を作成するプログラムをコンピュータ上で使用するためのマニュアルを提供することができる。
また本発明によれば、測量現場で必要最低限のデータを正確かつ迅速に測定し記録する測定器を提供することができる。
また、本発明によれば、地物が確認できない森林地区や海上においても、情報収集作業を簡素化した測量図面作成システムを提供することができる。
また、本発明によれば、国家の代表的なGIS業務である、上下水道管理システム、農地管理システム、土地資産管理システム、都市計画管理システムを急速に構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による地形図等の測量図面作成システムの概略構成を説明するための概念図
【図2】 本実施例による測量現場での作業フローチャート
【図3】 本実施例による測量現場での作業フローチャート
【図4】 本実施例による事務所ならびに測量現場で使用する測定器の具体的入力と画面操作を示す画面表示図
【図5】 本実施例による測量現場で地物が確認できる場合の筆界杭情報の入力方法画面図
【図6】 本実施例による測量現場で地物が確認できない場合(例えば山間部や森林地区)の筆界杭情報の入力方法画面
【図7】 本実施例による複数人数で同時に筆界杭データを採取した際のデータ統合方法図
【図8】 本実施例による複数人数で同時に筆界杭データを採取した際のデータ統合方法図
【図9】 本実施例による、筆界杭に電子的に情報が埋め込まれている場合のデータ採取方法図
【図10】 本実施例による測量図面(調査図)作成システム用マニュアルの要部を示す構成図
【図11】 測量現場における作業手順を示すフロー
【図12】 本実施例による測量現場で使用する測定器の具体的入力と画面操作を示す画面表示図
【図13】 本実施例による、測量現場でのトータルステーションを使用した測量方法図
【図14】 本実施例による、測量現場でのトータルステーションを使用した測量方法図
【符号の説明】
1 測定器
1A、1B、1C、1D 測定器
2 GPS装置
3 トータルステーション
4 イメージスキャナ
5 パーソナルコンピュータ
6 表示装置
7 プリンター
8 筆界杭

Claims (10)

  1. 測量現場において、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情報に座標データを付加するステップと、前記座標データと前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地図情報を前記測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、前記閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を前記測定器に表示した地図情報にマークするステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを備えたことを特徴とする土地区画図等の測量図面作成システム。
  2. 測量現場において、あらかじめ地図情報が記憶された測定器を用いて、境界線測量を行う土地区画図等の測量図面作成システムであって、前記測定器に地図情報を読み込むステップと、読み込んだ前記地図情報に座標データを付加するステップと、前記座標データと前記地図情報を記憶するステップと、記憶した前記地図情報を、前記測定器の画面上に表示するステップと、現地での測量予定目的地物を前記測定器の画面上で閉図形として確定するステップと、前記閉図形に関する識別情報を記憶するステップと、現地の測量目的地物の境界線上に立てられた筆界杭の位置を、GPSを使用して絶対座標を取得し、前記測定器に表示した地図情報にマークするステップと、マークした前記筆界杭の情報を前記測定器に入力するステップと、前記筆界杭のマークによって結線を生成するステップとを備えたことを特徴とする土地区画図等の測量図面作成システム。
  3. 前記測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ベクトル地図データとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  4. 前記測定器内にあらかじめ記憶しておく地図情報を、ベクトル地図データとラスタ地図データとし、前記測定器の画面への表示切り替え手段、又は表示の組み合わせパターンの変更手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  5. 測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定する前記ステップでは、前記測定器の画面上に地図情報を表示させ、前記地図情報内の前記測量予定目的地物を結線によって囲むことで閉図形として認識し、前記測定器内に記憶されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  6. 前記閉図形を測定器の画面上で任意に変形する手段、複数の閉図形へ分離手段、又は複数の閉図形から単一の閉図形に結合する手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  7. 測量予定目的地物を測定器の画面上で閉図形として確定する前記ステップを、測量現場以外の場所で行い、地番、地目、所有者に関する情報を入力して記憶させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  8. 筆界杭の位置を測定器に表示した地図情報にマークする前記ステップを、複数の測定器を用いて行い、それぞれの前記測定器でマークした前記筆界杭の位置情報を1つの装置で受信して結線を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  9. 前記筆界杭には、杭番号、杭名称に関する杭情報があらかじめ記憶されており、通信手段を用いて前記杭情報を前記測定器に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の土地区画図等の測量図面作成システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の土地区画図等の測量図面作成システムをアシストするプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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