JP3534975B2 - 温風暖房器 - Google Patents

温風暖房器

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JP3534975B2
JP3534975B2 JP09171897A JP9171897A JP3534975B2 JP 3534975 B2 JP3534975 B2 JP 3534975B2 JP 09171897 A JP09171897 A JP 09171897A JP 9171897 A JP9171897 A JP 9171897A JP 3534975 B2 JP3534975 B2 JP 3534975B2
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heat
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力 内田
佐敏 南雲
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ガスや石油等の燃料
を燃焼させて暖房を行う温風暖房器に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、機器
本体内に設けられた燃焼部と熱交換気部とを遮熱板で覆
い、機器本体の背面板に固定された対流ファンにより送
風した空気が、前記背面板に形成した空気取入口から遮
熱板の背面部分に形成した背面開口部を通って燃焼部や
熱交換気部と熱交換した後、機器本体の前パネルの温風
吹出口から温風として吹き出して暖房運転を行うもの
で、機器本体内に設けたプリント基板によりその制御を
行っていた。 【0003】また、機器本体内に収納されるカートリッ
ジ式給油タンクと燃焼部及び熱交換気部との間にタンク
用遮熱板を設け、前記遮熱板とタンク用遮熱板及び機器
本体の側面板及び背面板との間に冷却路が形成されるよ
うに遮熱板を機器本体内に配設することにより、対流フ
ァンからの送風空気の一部がその冷却路に流れて、側面
板及び背面板及びタンク用遮熱板及び遮熱板とを冷却す
ると共に、エアーカーテンとして遮熱板から側面板や背
面板やタンク用遮熱板に熱が伝わらないようにしてい
た。 【0004】そこで、機器本体を小型化しようとする
と、機器本体の側面板及び背面板及びタンク用遮熱板と
遮熱板との間の間隔が狭くなって、冷却路に十分な量の
送風空気が流れなくなり、そのため側面板や背面板やタ
ンク用遮熱板を十分冷やすことが出来なくなり、また、
遮熱板との距離が近くなることにより、エアーカーテン
として遮熱板から側面板や背面板やタンク用遮熱板に熱
が伝わらないようするのも不十分となるために、機器本
体の側面板や背面板やタンク用遮熱板の温度が高くなっ
てしまった。 【0005】そのため側面板や背面板に触れて火傷をし
たり、カートリッジ式給油タンクの温度が上昇してタン
ク内の燃油が気化してタンク内の圧力が高くなり、燃油
が油受け皿に多量に給油されて油受け皿より燃油がこぼ
れだしてしまうという欠点があった。 【0006】また、機器本体内に設けられているプリン
ト基板の温度も上昇して、プリント基板が変形したり、
プリント基板上の電子部品が故障したり誤動作したりす
ることにより、機器本体の運転が正常に行われなくなる
という欠点があった。 【0007】また、機器本体小型化やデザイン性向上の
ため、温風吹出口を前パネルのより下方の位置に設ける
と、温風吹出口と床面が接近して温風吹出口から出る高
温の温風が直接床面に当たり、その床面が高温になって
しまうという欠点があった。 【0008】そこで本出願人は先に、遮熱板に形成した
背面開口部のタンク用遮熱板側周縁を背面板の空気取入
口より内側に位置させ、更に遮熱板の背面部分に空気案
内孔を形成すると共に、ユニット取付板の背面部分に流
入孔を形成し、底板の前方部分に下部吹出孔を複数設け
た温風暖房器を出願した。 【0009】これは、遮熱板に形成した背面開口部のタ
ンク用遮熱板側周縁を背面板の空気取入口より内側に位
置させて、対流ファンからの空気を積極的に冷却路、特
にカートリッジ式給油タンク側に空気が流れるようにし
て カートリッジ式給油タンクの温度上昇を防止し、ま
た、遮熱板の背面部分に空気案内孔を形成すると共にユ
ニット取付板の背面部分に流入孔を形成することによ
り、冷却路へ流れ込んだ送風空気の一部が、遮熱板の背
面部分に形成した空気案内孔からユニット取付板の流入
孔を通って、底板とユニット取付板との間の基板収納部
に流れ込み、該基板収納部内に配設されるプリント基板
の温度上昇を防止していた。 【0010】更に、底板の前方部分に下部吹出孔を複数
設けて、遮熱板やタンク用遮熱板を冷却した後の空気
を、その下部吹出孔を通って底板の下のスペースから機
器本体の前面下方に吹き出させることにより、温風吹出
口から出る高温の温風が温風吹出口付近の床面に直接当
たるのを防いで、床面が高温になるのを防止するもので
あった。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ものでは、機器本体を小型して更に暖房能力を大きくし
たり、また、最大燃焼火力で連続して運転させたりする
と、機器本体内の温度が上昇し、特にユニット取付板が
燃焼部と熱交換気部からの熱により直接加熱されて、基
板収納部に流れ込む空気だけでは冷却不足になって、基
板収納部内の温度が上昇し、その熱によりプリント基板
が壊れたり、誤動作してしまった。 【0012】また、温風吹出口から出る高温の温風の温
度及び風量とも大きくなって、底板の下部吹出孔を通っ
て底板の下のスペースから機器本体の前面下方に吹き出
る遮熱板やタンク用遮熱板を冷却した後の空気だけでは
冷却不足になって、底板の温度が上昇してしまった。 【0013】 【問題点を解決するための手段】本発明はこの点に着目
し上記欠点を解決する為、特にその構成を、略箱状の機
器本体前面の前パネルに温風吹出口を形成すると共に機
器本体背面の背面板に形成した空気取入口に対流ファン
を臨ませ、且つ前記機器本体底面の底板上に固定された
ユニット取付板の上部に燃焼部及び熱交換器部とを配設
し、該燃焼部及び熱交換器部とカートリッジ式給油タン
クとをタンク用遮熱板で区画し、前記燃焼部及び熱交換
器部の背面及び側面を覆い前面は開口すると共に背面部
分には背面開口部を設けた遮熱板を立設し、該遮熱板は
機器本体内側及びタンク用遮熱板との間に冷却路を形成
した温風暖房器に於いて、前記燃焼部及び熱交換器部と
ユニット取付板との間に対流ファンからの空気の一部を
温風吹出口の最下部まで案内する風向板を設けると共
に、前記機器本体の底面を構成する底板と、該底板上に
固定されその上部に燃焼部が取り付けられるユニット取
付板との間に、冷却路内の空気が流通する基板収納部を
設け、更に前記底板の前面側端部に、下部吹出孔を複数
形成したものである。 【0014】 【作用】運転スイッチ(図示せず)を押して運転動作に
入ると燃焼が開始され、燃焼が開始された後に対流ファ
ン24が動作し、送風空気が機器本体1背面から背面板
4の空気取入口3及び遮熱板26の背面開口部32を通
過して、熱交換器部22にて熱交換した後に、前パネル
9の温風吹出口8より温風として吹き出す。 【0015】この時、燃焼部16及び熱交換器部22と
ユニット取付板36との間に設けた風向板41が、燃焼
部16及び熱交換器部22からの熱がユニット取付板3
6に直接伝わらないように遮熱板の役目を果たし、ま
た、対流ファン24により背面板4の空気取入口3を通
過して機器本体1内に送られた空気の一部が、風向板4
1の背面板4側の空気案内片42により風向板41とユ
ニット取付板36との間の冷風路43に流れることによ
りユニット取付板36を冷却すると共に、燃焼部16及
び熱交換器部22からの熱がユニット取付板36に伝わ
らないようにエアーカーテンの役目を果たして、底板7
とユニット取付板36との間の基板収納部37内の温度
上昇を防止して、熱によるプリント基板46の損傷や誤
動作の発生を防止するものである。 【0016】更に、冷風路43を通過した空気は、風向
板41により温風吹出口8の一番下の部分に案内され、
温風吹出口8の一番下の部分から前方へ向かって吹き出
し、それにより温風吹出口8から出る高温の温風が床面
に直接当たるのを妨げて、床面の温度が上昇するのを防
止するものである。 【0017】 【実施例】次にこの発明に係る温風暖房器を図面に示す
一実施例で説明する。1は温風暖房器の機器本体で、各
種ボタンや表示部が設けられた天板2と、円形状の空気
取入口3を形成した背面板4と、左右の側面板5、6
と、底面の底板7と、温風吹出口8を設けた前パネル9
と、前記底板7の底面の隅に設けた脚部10よりなり、
置台11の上に置いて底板7と置台11との間にスペー
ス12を形成させた状態で室内に設置するものである。 【0018】13は断面略L字状のタンク用遮熱板で、
該タンク用遮熱板13と背面板4と右側の側面板6とで
着脱自在に収納されるカートリッジ式給油タンク14の
収納スペースを形成し、そのカートリッジ式給油タンク
14から供給される燃油を一定量貯めておく油受け皿1
5の上部に設けられているものである。 【0019】16は燃焼部で、ヒータ(図示せず)によ
り加熱され、前記油受け皿15から燃料ポンプ17によ
り送られた燃油を気化させ、それに燃焼用空気送風機1
8より送風された燃焼用空気を混合して燃焼させるバー
ナ部19と、燃焼炎を囲み、燃焼により発生した高温の
排気ガスを導く外筒20よりなり、バーナ部19の開口
部分をバーナ取付台21に固定し、更にそのバーナ取付
台21に外筒20の一端を固定することにより一体化さ
れているものである。 【0020】22は熱交換器部で、燃焼部16と連通し
て外筒20により導かれた高温の排気ガスを内部の蛇行
した排気ガス通路を通過させることにより、排気ガスの
熱を送風されてくる空気に効率よく熱交換し、排気ガス
を機器本体1の排気パイプ23を介して屋外に排気する
もので、前記燃焼部16と一体化された状態で機器本体
1内に着脱自在に固定されるものである。 【0021】24は対流ファンで、直径が背面板4の空
気取入口3の径より若干小さいプロペラファン25と、
それを回転させる送風用モータ(図示せず)よりなり、
前記プロペラファン25の中心が背面板4の空気取入口
3の中心と一致するようにして背面板4の外側に固定さ
れるものである。 【0022】26は断面が略コの字状の遮熱板で、機器
本体1内の燃焼部16と熱交換器部22の背面と両側面
を囲うと共に、機器本体1の背面板4及び側面板5及び
タンク用遮熱板13との間に隙間を形成するように配設
することにより冷却路27を形成するものである。 【0023】この冷却路27は、背面板4と遮熱板26
の背面部分とからなる背面冷却路28と、遮熱板26の
左側面部分と機器本体1の左側の側面板5にかけての部
分とで形成される左側面冷却路29と、遮熱板26の右
側面部分と機器本体1のタンク用遮熱板13の側面にか
けての部分とで形成される右側面冷却路30とからなる
ものである。 【0024】また、その遮熱板26の背面部分には、背
面板4の空気取入口3と中心を一致させたベルマウス3
1が形成された背面開口部32が設けられ、このベルマ
ウス31の形状は、背面板4に形成した円形状の空気取
入口3と同一ではなく、背面板4の空気取入口3と同じ
直径の円のタンク用遮熱板13側の一部を直線にして弦
をなすことにより、背面開口部32のタンク用遮熱板1
3側の周縁が、空気取入口3のタンク用遮熱板13側の
周縁より内側に位置し、それにより空気案内部33が形
成されて、送風空気の一部が熱交換器部22に向かって
流れるのをさえぎられ、背面板4と遮熱板26との間の
隙間から冷却路27へ流れ込み、背面冷却路28から主
に右側面冷却路30に向かって流れ込んでいくものであ
る。 【0025】更に、遮熱板26の背面部分の下方には、
左右に背面冷却路28に流入した送風空気の一部を通過
させるための空気案内孔34が形成されているものであ
る。 【0026】また、遮熱板26の右側面冷却路30を構
成しているカートリッジ式給油タンク14側の側面部分
は、排気パイプ23を覆うように上部から下部に向かう
途中で折り曲げられており、その折り曲げ部分に燃焼部
16の板状のバーナ取付台21が固定されて右側面冷却
路30の下部が形成されている。 【0027】35は通気用孔で、機器本体1の側面板
5、6の前面パネル9側の端部を折り曲げた面に複数形
成され、その側面板5、6の折り曲げた端部を遮熱板2
6の端部とねじ止めすることにより、側面板5,6及び
遮熱板26のガタを防止して組み付け強度を向上させる
ものである。 【0028】36はユニット取付板で、底板7の上面に
取り付けられて底板7とユニット取付板36との間に基
板収納部37を形成し、一体化した燃焼部16と熱交換
器部23とがそのユニット取付板36の上面の取付面3
8に着脱自在に固定されるもので、その取付面38に対
して略直角に折り曲げて遮熱板26の背面下方と接する
背面係合部39の左右に、底板7の上面にユニット取付
板36を取り付けた時に、遮熱板26の空気案内孔34
と位置が合うように流入孔40が設けられ、背面冷却路
28に流入した送風空気の一部が、遮熱板26の空気案
内孔34からユニット取付板36の流入孔40を通って
ユニット取付板36の下面側に流れていくものである。 【0029】41はユニット取付板の上面に固定される
風向板で、燃焼部16の外筒20とユニット取付板36
との間に位置し、その背面板4側には上方に向かって湾
曲した空気案内片42が形成され、また、ユニット取付
板36と風向板41との間に冷風路43を形成している
ものである。 【0030】44は下部吹出孔で、底板7の前パネル9
側に横方向に略等間隔に複数設けられ、左側面冷却路2
9と右側面冷却路30に位置する底板7の部分にも、そ
のすき間のほぼ真ん中の位置に下部吹出孔44が設けら
れているものである。 【0031】45は基板取付板で、底板7とユニット取
付板36との間に形成された基板収納部37内に着脱自
在に設けられ、機器の運転制御を行うプリント基板46
と、該プリント基板46及び機器本体1内の各電子部品
へ電源を供給する電源トランス47が着脱自在に取り付
けられて一体化しているものである。 【0032】48は柔らかいプラスチック材等からなる
基板保護部材で、基板取付板45を機器本体1内に取り
付けた時、プリント基板46と電源トランス47の上を
覆うようにして被せたもので、プリント基板46や電源
トランス47にゴミが付着するのを防止すると共に、ユ
ニット取付板36とこの基板保護部材48とにより、遮
熱板26の空気案内孔34からユニット取付板36の流
入孔40を通ってきた送風空気が通過していく空気通過
路49を形成するものである。 【0033】50は前パネル9の下方に設けられたグリ
ル用開口で、開口部分の周縁には四辺を内側に折り曲げ
て上下左右に各々突設片51が形成されている。 【0034】52はグリルで、両端が機器本体1正面の
左右の側面板5、6の下方に固定され、前パネル9を機
器本体1に取り付けた時、前パネル9のグリル用開口5
0内に位置して温風吹出口8を形成しているものであ
る。 【0035】また、前記グリル52には、背面板4に形
成した空気取入口3から機器本体1内に送風され熱交換
により高温となった空気を、温風吹出口8の前方へ案内
する案内板53を上下方向に複数設け、該案内板53の
上端及び下端の位置に、断面L字状の上部ガード54及
び下部ガード55が形成され、該上部ガード54及び下
部ガード55には、前パネル9を機器本体1に取り付け
た時、グリル用開口50の上下の突設片51の先端が当
接する部分に突起状の当接部56が複数設けられてい
る。 【0036】また、前パネル9を機器本体1に取り付け
た時、グリル用開口50の下の突設片51の先端は、下
部ガード55の曲げ位置よりも下の部分に当接するよう
に設けられているものである。 【0037】次にこの温風暖房器の燃焼動作について説
明する。まず、天板2に設けられた運転スイッチを押す
と運転動作に入り、バーナ部19のヒータに通電して温
度を上昇させ、バーナ部19の温度が予め設定している
温度まで上昇すると、燃料ポンプ17より燃油がバーナ
部19へ供給されると共に、燃焼用空気送風機18より
燃焼用空気がバーナ部19へ供給され、それによりバー
ナ部19内で燃油と燃焼用空気とが予混合されて混合気
となり、バーナ部19の上部で外筒20内に位置する炎
孔部(図示せず)から吹き出すその混合気を着火して燃
焼が開始される。 【0038】燃焼が開始された後に対流ファン24が動
作し、対流ファン24による送風空気が機器本体1背面
から背面板4の空気取入口3及び遮熱板26の背面開口
部32を通過して、熱交換器部22にて熱交換した後
に、前パネル9の温風吹出口8より温風として吹き出
す。 【0039】この時、送風空気の一部が遮熱板26の背
面開口部32のタンク用遮熱板13側に形成された空気
案内部33により、熱交換器部22に向かって流れるの
をさえぎられて、背面板4と遮熱板26との間の隙間か
ら冷却路27の背面冷却路28内に流入し、その大部分
が更に、右側面冷却路30に流入し、残りの一部が左側
面冷却路29に、また、左側面冷却路29及び右側面冷
却路30に流入した送風空気の一部が、遮熱板26の空
気案内孔34からユニット取付板36の流入孔40を通
って、ユニット取付板36の下面側に向かって流れ込ん
でいく。 【0040】そして、右側面冷却路30に流れた大部分
の送風空気は、タンク用遮熱板13が過熱されないよう
に、遮熱板26の右側面部分とタンク用遮熱板13の側
面部分とを冷やすと共に、燃焼部16や熱交換器部22
からの熱により加熱される遮熱板26の右側面部分から
タンク用遮熱板13の側面部分に熱が伝わらないように
エアーカーテンの役目を果たして、底板7の下部吹出孔
44から機器本体1の底板7の下のスペース12を通っ
て、機器本体1の前面下方に流れて吹き出していった
り、前パネル9の温風吹出口8や底板7と前パネル9と
の間などの隙間から機器本体1外に流れていくものであ
る。 【0041】また、左側面冷却路29に流れた送風空気
は、機器本体1の左側の側面板5が過熱されないよう
に、機器本体1の左側の側面板5と遮熱板26の左側面
部分とを冷やすと共に、燃焼部16や熱交換器部22か
らの熱により加熱される遮熱板26の左側面部分から機
器本体1の左側の側面板5に熱が伝わらないようにエア
ーカーテンの役目を果たして、左側面冷却路29を形成
している底板7の前パネル9側に形成した下部吹出孔4
4から、機器本体1の底板7の下のスペース12を通っ
て機器本体1の前面下方に流れて吹き出していったり、
機器本体1の側面板4の通気用孔35から前パネル9の
温風吹出口8や底板7と側面板5と前パネル9との間な
どの隙間を通って機器本体1外に流れていくものであ
る。 【0042】更に、右側面冷却路30の下方は、燃焼部
16のバーナ取付台21とタンク用遮熱板13の側面に
かけての部分とで形成されているので、右側面冷却路3
0に流れた送風空気により、燃焼用空気送風機18やバ
ーナ部19などが高温にならないように冷やしているも
のである。 【0043】また、遮熱板26の空気案内孔34からユ
ニット取付板36の流入孔40を通って、ユニット取付
板36の下面の基板収納部37に流れた送風空気は、ユ
ニット取付板36とこの基板保護部材48とにより形成
された空気通過路49を通過して、基板保護部材48上
にゴミが付着したりたまったりしないようにゴミを吹き
飛ばし、更に、ユニット取付板36を下面から冷やすと
共に、エアーカーテンの役目を果たしてユニット取付板
36からプリント基板46や電源トランス47に熱が伝
わらないようにしているものである。 【0044】そして、空気通過路49を通過した送風空
気は、その大部分が底板7の下部吹出孔44から機器本
体1の底板7の下のスペース12を通って、機器本体1
の前面下方に流れて吹き出していくものである。 【0045】また、運転動作に入り燃焼部16で燃焼が
開始されると、燃焼部16及び熱交換器部22とユニッ
ト取付板36との間に設けた風向板41が、燃焼部16
及び熱交換器部22からの熱がユニット取付板36に直
接伝わらないように遮熱板の役目を果たし、また、対流
ファン24により背面板4の空気取入口3を通過して機
器本体1内に送られた空気の一部が、風向板41の背面
板4側の空気案内片42により風向板41とユニット取
付板36との間の冷風路43に流れることによりユニッ
ト取付板36を冷却すると共に、燃焼部16及び熱交換
器部22からの熱がユニット取付板36に伝わらないよ
うにエアーカーテンの役目を果たして、底板7とユニッ
ト取付板36との間の基板収納部37内の温度上昇を防
止して、熱によるプリント基板46の損傷や誤動作の発
生を防止するものである。 【0046】更に、冷風路43を通過した空気は、風向
板41により燃焼部16及び熱交換器部22によりほと
んど加熱されずに温風吹出口8の一番下の部分に案内さ
れ、温風吹出口8の一番下の部分から前方へ向かって吹
き出し、それにより、温風吹出口8付近の床面には冷風
路43を通過した低温の空気が当たり、温風吹出口8か
ら吹き出す高温の温風が直接床面に当たるのを妨げ、床
面が高温になるのを防止するものである。 【0047】また、グリル用開口50の下の突設片51
の先端が、前パネル9の下部ガード55の曲げ位置より
も下の部分、つまり、下部ガード55の曲げ位置よりも
低い位置に当接して設けられているので、温風吹出口8
の一番下の部分から前方に吹き出す低温の空気の吹き出
しが抵抗なくスムーズに吹き出され、効率よく低温の空
気が床面に当たるものである。 【0048】また、グリル52の上部ガード54及び下
部ガード55の前パネル9のグリル用開口50の上下の
突設片51が当接する部分に、突起状の当接部56を複
数設けて、上部ガード54及び下部ガード55と上下の
突設片51とを点接触させた状態で前パネル9を機器本
体1に取り付けるため、吹き出す温風により加熱された
グリル52の熱が前パネル9に伝わりにくく、それによ
り前パネル9の温度上昇を防止できる。 【0049】更に、上下の突設片51で当接部56と点
接触していない部分が、突設片51と当接部56との点
接触したところを支点にしてピンと張った状態になるの
で、温風の吹き出しや燃焼用空気送風機18や対流モー
タ24などの振動による前パネル9のビビリの防止の発
生を防止できるものである。 【0050】このように、機器本体を小型化させて燃焼
部16や熱交換器部22に機器本体1の背面板4や側面
板5やタンク用遮熱板13を近づけて配置しても、背面
開口部32の空気案内部33が対流ファン24から送風
される空気の一部を冷却路27に確実に流入させるの
で、遮熱板26及び該遮熱板26と隙間を隔てて向かい
合っている機器本体1の背面板4や側面板5やタンク用
遮熱板13を冷やすと共に、遮熱板26から機器本体1
の背面板4や側面板5やタンク用遮熱板13に熱が伝わ
るのを妨ぐので、機器本体1の側面板5や背面板4が高
温になるのを防止できる。 【0051】それにより、背面板4や側面板5等に触れ
ることにより火傷をするのを防止でき、また、特にタン
ク用遮熱板13側の右側面冷却路30に、案内された送
風空気の大部分を流入させることにより、タンク用遮熱
板13に隣接しているカートリッジ式給油タンク14の
温度が上昇して、カートリッジ式給油タンク14内の燃
油が気化してタンク内の圧力が高くなり、燃油が油受け
皿15に多量に給油されて、油受け皿15より燃油がこ
ぼれだしてしまうのを確実に防止できるものである。 【0052】また、冷却路27に案内された送風空気の
一部が、遮熱板26の空気案内孔34からユニット取付
板36の流入孔40を通って、ユニット取付板36とこ
の基板保護部材48とにより形成された空気通過路49
を通過することにより、基板保護部材48上にゴミが付
着したりたまったりしないようにゴミを吹き飛ばし、更
に、ユニット取付板36を下面から冷やすと共に、エア
ーカーテンの役目を果たしてユニット取付板36からプ
リント基板46や電源トランス47に熱が伝わらないよ
うにするので、機器本体1を小型化して燃焼部16や熱
交換器部22を覆っている遮熱板26に、プリント基板
46や電源トランス47が接近しても、熱によりプリン
ト基板46や電源トランス47が破損するのを防止でき
るものである。 【0053】更に、左側面冷却路29及び右側面冷却路
30を通過して遮熱板26や機器本体1の背面板4や側
面板5やタンク用遮熱板13を冷やした送風空気や、空
気通過路49を通過してユニット取付板36を下面から
冷やすと共に、エアーカーテンの役目を果たしてユニッ
ト取付板36からプリント基板46や電源トランス47
に熱が伝わらないようにした送風空気が、底板7の下部
吹出孔44から機器本体1の底板7の下のスペース12
を通って、機器本体1の前面下方に流れて吹き出すこと
により、温風吹出口8から出る高温の温風が直接床面に
当たらないようにして床面が高温になるのを防止できる
ので、前パネル9の温風吹出口8の位置をより下方にで
きるものである。 【0054】また、燃焼部16及び熱交換器部22とユ
ニット取付板36との間に設けた風向板41が、燃焼部
16及び熱交換器部22からの熱がユニット取付板36
に直接伝わらないように遮熱板の役目を果たし、また、
対流ファン24により背面板4の空気取入口3を通過し
て機器本体1内に送られた空気の一部が、風向板41の
背面板4側の空気案内片42により風向板41とユニッ
ト取付板36との間の冷風路43に流れることによりユ
ニット取付板36を冷却すると共に、燃焼部16及び熱
交換器部22からの熱がユニット取付板36に伝わらな
いようにエアーカーテンの役目を果たして、底板7とユ
ニット取付板36との間の基板収納部37内の温度上昇
を防止して、熱によるプリント基板46の損傷や誤動作
の発生を防止するものである。 【0055】更に、冷風路43を通過した空気は、風向
板41により燃焼部16及び熱交換器部22によりほと
んど加熱されずに温風吹出口8の一番下の部分に案内さ
れ、温風吹出口8の一番下の部分から前方へ向かって吹
き出し、それにより、温風吹出口8付近の床面には冷風
路43を通過した低温の空気が当たるので、底板7の下
部吹出孔44から機器本体1の底板7の下のスペース1
2を通って、機器本体1の前面下方に流れて吹き出す空
気と一緒に、温風吹出口8から吹き出す高温の温風が直
接床面に当たるのを妨げ、床面が高温になるのを防止す
るものである。 【0056】 【発明の効果】以上のように、この発明は、略箱状の機
器本体前面の前パネルに温風吹出口を形成すると共に機
器本体背面の背面板に形成した空気取入口に対流ファン
を臨ませ、且つ前記機器本体底面の底板上に固定された
ユニット取付板の上部に燃焼部及び熱交換器部とを配設
し、該燃焼部及び熱交換器部とカートリッジ式給油タン
クとをタンク用遮熱板で区画し、前記燃焼部及び熱交換
器部の背面及び側面を覆い前面は開口すると共に背面部
分には背面開口部を設けた遮熱板を立設し、該遮熱板は
機器本体内側及びタンク用遮熱板との間に冷却路を形成
した温風暖房器に於いて、前記燃焼部及び熱交換器部と
ユニット取付板との間に対流ファンからの空気の一部を
温風吹出口の最下部まで案内する風向板を設けると共
に、前記機器本体の底面を構成する底板と、該底板上に
固定されその上部に燃焼部が取り付けられるユニット取
付板との間に、冷却路内の空気が流通する基板収納部を
設け、更に前記底板の前面側端部に、下部吹出孔を複数
形成したものであるから、燃焼部及び熱交換器部の下方
に位置するプリント基板の熱による損傷や誤動作を防止
し、また、機器本体内に着脱自在に配設されるカートリ
ッジ式給油タンクの温度上昇を防止でき、それらにより
機器本体をより小型化することができるものである。
に、冷風路を通過した空気は、風向板により燃焼部及び
熱交換器部によりほとんど加熱されずに温風吹出口の一
番下の部分に案内され、温風吹出口の一番下の部分から
前方へ向かって吹き出し、それにより、温風吹出口付近
の床面には冷風路を通過した低温の空気が当たるので、
底板の下部吹出孔から機器本体の底板の下のスペースを
通って、機器本体の前面下方に流れて吹き出す空気と一
緒に、温風吹出口から吹き出す高温の温風が直接床面に
当たるのを妨げ、床面が高温になるのを防止するもので
ある。 【0057】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例を付した温風暖房器を示す
斜視図。 【図2】同機器本体から前パネルとグリルを外した状態
を示す分解斜視図。 【図3】同機器本体内の内部を示す正面図。 【図4】同燃焼部と熱交換器部を取り外した状態を示す
正面図。 【図5】同風向板と底板との間の空気通過路の空気の流
れを示す要部断面図。 【図6】同対流ファンによる空気の流れを示す要部断面
図。 【図7】同グリル用開口の下の突設片とグリルの下部ガ
ードとの当接状態を示す要部拡大図。 【図8】同A部の要部拡大断面図。 【符号の説明】 1 機器本体 3 空気取入口 4 背面板 7 底板 8 温風吹出口 9 前パネル 13 タンク用遮熱板 14 カートリッジ式給油タンク 16 燃焼部 22 熱交換器部 24 対流ファン 26 遮熱板 27 冷却路 32 背面開口部 36 ユニット取付板 37 基板収納部 41 風向板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−3852(JP,A) 特開 平9−236323(JP,A) 実開 平6−40757(JP,U) 実開 昭60−48046(JP,U) 実開 昭60−65555(JP,U) 実開 昭59−84350(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/06 302

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 略箱状の機器本体前面の前パネルに温風
    吹出口を形成すると共に機器本体背面の背面板に形成し
    た空気取入口に対流ファンを臨ませ、且つ前記機器本体
    底面の底板上に固定されたユニット取付板の上部に燃焼
    部及び熱交換器部とを配設し、該燃焼部及び熱交換器部
    とカートリッジ式給油タンクとをタンク用遮熱板で区画
    し、前記燃焼部及び熱交換器部の背面及び側面を覆い前
    面は開口すると共に背面部分には背面開口部を設けた遮
    熱板を立設し、該遮熱板は機器本体内側及びタンク用遮
    熱板との間に冷却路を形成した温風暖房器に於いて、
    記燃焼部及び熱交換器部とユニット取付板との間に対流
    ファンからの空気の一部を温風吹出口の最下部まで案内
    する風向板を設けると共に、前記機器本体の底面を構成
    する底板と、該底板上に固定されその上部に燃焼部が取
    り付けられるユニット取付板との間に、冷却路内の空気
    が流通する基板収納部を設け、更に前記底板の前面側端
    部に、下部吹出孔を複数形成したことを特徴とする温風
    暖房器。
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