JP3534285B2 - 固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼 - Google Patents

固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体電解質型燃料電
池のセパレーターに用いられる鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、その発電効率が高いこと、
SOx、NOx、CO2の発生量が少ないこと、負荷の変
動に対する応答性が良いこと、コンパクトであること等
の優れた特徴を有するため、火力発電の代替としての大
規模集中型、都市近郊分散配置型、および自家発電用等
の巾広い発電システムへの適用が期待されている。燃料
電池の種類には用いる電解質により、りん酸型、溶融炭
酸塩型、固体電解質型、高分子固体電解質型に分類され
るが、なかでも固体電解質型燃料電池は電解質として安
定化ジルコニア等のセラミックスを用いて1000℃付
近で運転されるもので、電極反応に触媒を用いる必要が
ないこと、高温による化石燃料の内部改質が可能で石炭
ガス等の多様な燃料を用いることができること、高温排
熱を利用しガスタービンあるいは蒸気タービン等と組み
合わせいわゆるコンバインドサイクル発電とすることに
より高効率の発電が可能となること、構成物が全て固体
であるためコンパクトであること等の優れた特徴を有
し、次世代の電力供給源として非常に有望視されてい
る。
【0003】しかしながら固体電解質型燃料電池の実用
化のためには多くの検討課題が残されている。特に高出
力密度が可能な平板型燃料電池の場合、重要な構成要素
としてセパレーターが挙げられる。セパレーターは電解
質、燃料極、空気極の3層を支持し、ガス流路を形成す
るとともに電流を流す役目を有する。従ってセパレータ
ーには、高温での電気伝導性、耐酸化性、さらに電解質
との熱膨張差が小さいこと等の特性が要求される。この
ような要求特性を鑑み、従来は導電性セラミックスが多
く用いられてきた。しかしながらセラミックスは加工性
が悪くまた高価であることから、燃料電池の大型化、実
用化の面から問題を残している。そのため安価で信頼性
のある金属材料によるセパレーターの開発が要求されて
いる。しかし通常の金属材料を1000℃で使用する
と、表面が酸化され酸化被膜を生じるが、セパレーター
材として用いるためにはこの酸化被膜が安定で酸化が進
行しないこととともに酸化被膜が電気伝導性を有するこ
とが必要である。
【0004】このような要求特性を満足させるために、
特開平6−264193号には固体電解質型燃料電池用
金属材料として、C0.1%以下、Si0.5〜3.0
%、Mn3.0%以下、Cr15〜30%、Ni20〜
60%、Al2.5〜5.5%、残部Feからなるオー
ステナイト系ステンレス鋼が提案されている。また、特
開平7−166301号には固体電解質燃料電池のセパ
レーターとして、Fe60〜82%およびCr18〜4
0%に前記単電池の空気極との間の接触抵抗を低減する
添加元素(La、Y、CeまたはAlをそれぞれ単独で
含有させる)からなる合金を使用することが提案されて
いる。さらに、特開平7−145454号には、固体電
解質型燃料電池用金属材料としてCr5〜30%、Co
3〜45%、La1%以下、残部Feからなる材料が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平6−264
193号に開示された材料はAlとCrを相当量含むた
めに表面酸化被膜はAl系酸化物を主体とし、これにC
r系酸化物を含有したものである。しかしながら後述す
るようにAl系酸化物は、電気伝導率が低いために固体
電解質セパレーター用としては必ずしも十分といえない
面があり、またオーステナイト系ステンレス鋼は、電解
質の安定化ジルコニアに比較して熱膨張係数が大きいた
め電池の起動、停止に伴う熱サイクルによる電解質の割
れ等による電池の性能低下を起しやすく、長時間使用に
おける安定性に問題がある。さらに高価なNiを多く含
むために価格的にも高く、燃料電池の実用化のためには
不十分と考えられる。
【0006】これに対して、特開平7−166301号
および特開平7−145454号に開示された材料は、
オーステナイト系ステンレス鋼に比較して熱膨張係数が
低く、電解質の安定化ジルコニアの熱膨張係数に近いた
め長時間使用における安定性に有利であり、また電気伝
導率も良好である。しかし、長時間使用後の耐酸化性が
不十分であり、特に酸化層の増大に伴う剥離現象を助長
し、電池内のガス流路となるセパレーターに設けた溝を
狭めて、電池機能を低下させる問題がある。本発明の目
的は、1000℃付近において良好な電気伝導性を有す
る酸化被膜を形成するとともに、長時間の使用において
も良好な耐酸化性、特に耐剥離性を有し、かつ電解質と
の熱膨張差が小さい安価な固体電解質型燃料電池セパレ
ーター用鋼を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々検討の結
果、まず対象とする金属材料をフェライト系とした。こ
の理由の第1は、電解質である安定化ジルコニアの常温
から1000℃までの熱膨張係数が11〜12×10マ
イナス6乗/℃に対し、通常のオーステナイト系の金属
材料では16×10マイナス6乗以上であり、両者の熱
膨張差が大きいため長時間使用中の安定性に問題がある
と考えたためである。第2の理由は一般にオーステナイ
ト系は高価なNiを含むため高価であることに対し、フェ
ライト系はFeをベースとしNiを含まないか、または含ん
でも少量であるため安価であることである。
【0008】次に本発明者は、形成される酸化被膜の電
気伝導度について種々検討した。保護性を有する酸化被
膜の代表としてはAlの酸化物とCrの酸化物が知られ
ている。1000℃付近の高温になると一般にはAl2
3の方が保護作用が大きく有利であるが、Al23
膜形成材の電気抵抗を測定してみると非常に大きく、セ
パレーターとしては使用できないことがわかった。一方
Cr23被膜形成材の電気抵抗は、十分小さくセパレー
ターに使用可能であることがわかった。そこで本発明に
おいては表面にCr系酸化物を主体とする酸化被膜を形
成するフェライト系金属材料、すなわちFe−Cr系を
基本とした。
【0009】次に、長時間使用する場合に問題となる耐
酸化性であるが、前述のように1000℃付近において
は通常Cr系酸化被膜の耐酸化性はAl系酸化被膜より
劣る。またCr系酸化被膜を主体とする場合でもNiベ
ースの合金(例えばJISNCF600に代表されるN
i−Cr合金)よりもFeベースの合金(例えばSUS
430のようなFe−Cr合金)の方が耐酸化性は劣っ
ている。従って上記方針に従ってFe−Cr系を基本と
すると耐酸化性を満足させることは非常に困難になる。
本発明者はこれを解決するために種々検討した結果、F
e−Cr系にY、希土類元素、Zrの1種または2種以
上の添加に加え、さらにSi、Mnを一定量添加するこ
とにより、Cr系の酸化被膜を主体としながら良好な耐
酸化性、特に耐剥離性が得られ、長時間加熱後も被膜の
形成状態が安定することを見出した。特にYおよび/ま
たは希土類元素にZrを複合添加した場合に耐剥離性は
最も向上する。また上記各元素の添加を行っても、形成
される酸化被膜はCr系酸化被膜が主体なので電気抵抗
もさほど大きくなることはない。
【0010】すなわち本発明の第1発明は、重量%にて
C0.2%以下、Si0.2〜3.0%、Mn0.2〜
1.0%、Cr15〜30%、Zr0.05〜0.8%
およびY0.5%以下、希土類元素0.2%以下の1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不可避的不純物
からなることを特徴とする固体電解質型燃料電池セパレ
ーター用鋼である。また第2発明は、重量%にてC0.
2%以下、Si0.2〜3.0%、Mn0.2〜1.0
%、Cr15〜30%、Ni2%以下、Al1%以下、
Ti1%以下、MoとWの1種または2種をMo+1/
2Wで5%以下、Nb2%以下、Zr0.05〜0.8
を含有し、Y0.5%以下、希土類元素0.2%以
1種または2種以上を含み、残部Feおよび不可避的
不純物からなることを特徴とする固体電解質型燃料電池
セパレーター用鋼である。
【0011】さらに上記の第1発明または第2発明の組
成からなる鋼の特性は、1000℃で100Hr加熱し
た後の1000℃における酸化被膜の電気抵抗が100
mΩ・cm2以下であり、さらに1100℃で100H
r加熱後に表面酸化スケールの剥離が実質的に発生しな
いことが望ましい。
【0012】また上記鋼のより好ましい組成と特性は、
重量%にてC0.08%以下、Si0.2〜2.0%、
Mn0.2〜1.0%、Cr18〜25%、Ni0.9
%以下、Al0.5%以下、Ti0.8%以下、Moと
Wの1種または2種をMo+1/2Wで3%以下、Zr
0.05%〜0.8%を含有し、Y0.01〜0.3
%、希土類元素0.01〜0.12%の1種または2種
を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ
1000℃で100Hr加熱した後の1000℃におけ
る酸化被膜の電気抵抗が50mΩ・cm2以下であり、
さらに1100℃で100Hr加熱後に表面酸化スケー
ルの剥離が実質的に発生しないことを特徴とする固体電
解質型燃料電池セパレーター用鋼、または重量%にてC
0.08%以下、Si0.2〜2.0%、Mn0.2〜
1.0%、Cr18〜25%、Ni0.9%以下、Al
0.5%以下、希土類元素0.01〜0.10%、Zr
0.05〜0.50%、残部Feおよび不可避的不純物
からなり、かつ1000℃で100Hr加熱した後の1
000℃における酸化被膜の電気抵抗が50mΩ・cm
2以下であり、さらに1100℃で100Hr加熱後に
表面酸化スケールの剥離が実質的に発生しないことを特
徴とする固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明における成分限定理
由について述べる。Cは、炭化物を形成して高温強度を
増大させる作用を有するが、逆に加工性を劣化させまた
Crと結び付くことにより耐酸化性に有効なCr量を減
少させる。従って0.2%以下に限定する。望ましく
は、0.08%以下である。Siは、セパレーターに設
けた高温ガスの流路となる溝の内面に、Cr系酸化層を
主体とする被膜の形成に関与し、長時間の使用において
も形成した酸化被膜が必要以上に成長したり、また剥離
現象を誘発させない効果を有する重要な元素である。S
iの効果の一つには、おそらくCr23酸化被膜と母材
の界面付近に薄いSiO2被膜を形成して耐酸化性を向
上させるものと考えられる。したがって、一旦形成させ
たCr系の酸化被膜は、長時間使用しても、酸化の進行
が抑制されるため安定した状態で維持することができ
る。
【0014】また、上記SiO2被膜は母材とCr23
被膜の界面において母材、Cr23被膜、SiO2被膜
が細かくからみ合った状態を形成しており、これによっ
て母材との密着性を高め、Cr23被膜の剥離を阻止す
る効果がある。上記効果を得るため、Siは最低0.2
%が必要であるが、過度の添加は加工性、靭性の低下を
招くとともにSiO2被膜が厚くなりすぎて被膜の電気
伝導度が低下する問題が生じるので3.0%以下とす
る。望ましいSiの範囲は0.2〜2.0%であり、さ
らに望ましくは0.3〜1.5%である。
【0015】Mnは、Fe,Crとともに、スピネル型
酸化物を形成する。このスピネル型酸化物は、通常Cr
23程の保護作用はないので、耐酸化性そのものに対し
ては不利に働く。しかしながら本発明鋼の場合、適量の
添加は逆に耐剥離性に対して有利に働くことが見出され
た。この理由は、おそらくMnを含むスピネル型酸化物
が母材とCr23被膜の中間の熱膨張係数を有するた
め、緩衝材として働き、Cr23被膜の密着性を高める
ためと思われる。この効果を得るためにMnは最低0.
2%が必要であるが、過度に添加すると前述のようにM
n含有のスピネル型酸化物自体の耐酸化性不足のため耐
酸化性が悪くなる。従ってMnは1%以下に限定する。
【0016】Crは、本発明においてCr23被膜の生
成により、耐酸化性および電気伝導性を維持するために
重要な元素である。そのため最低限15%を必要とす
る。しかしながら過度の添加は耐酸化性向上にさほど効
果がないばかりか加工性の劣化を招くので15〜30%
に限定する。望ましいCrの範囲は18〜25%であ
る。
【0017】Y、希土類元素、Zrは、少量添加により
耐酸化性を大幅に改善する効果を有する。特に適量のS
i、Mn添加と組み合わせた場合の耐酸化性向上効果が
大きく、これは主に酸化被膜の密着性を改善することに
よると考えられる。本発明においてはCr系酸化被膜の
みで耐酸化性を持たせているが、このCr系酸化被膜の
密着性を向上させるためにZrを0.05〜0.8%の
範囲で必須添加とした上で、Y、希土類元素の単独また
は複合添加は不可欠である。しかしながら過度の添加は
熱間加工性を劣化させるので、Yは0.5%以下、希土
類元素は0.2%以下。望ましくは、Y0.01〜0.
3%、希土類元素0.01〜0.12%である。さら
に、Y0.01〜0.3%、希土類元素0.01〜0.
12%の1種または2種と、必須添加のZr0.05%
〜0.8%を複合で添加すると、酸化皮膜の密着性がよ
り向上し、長時間加熱後においても酸化被膜の剥離を防
止できる。さらに望ましくは、希土類元素0.01〜
0.10%と、必須添加のZr0.05〜0.50%の
複合添加である。また、Zrは後述のTi,Nbと同
様、Cと結びついて炭化物を形成し、C固定により加工
性を向上させ、また強度向上にも寄与する。したがっ
て、Zrを添加する場合には、Ti,Nbは無添加でも
よい。
【0018】Ni,Al,Ti,Nb,Mo,Wの各元
素は、本発明鋼には必ずしも添加する必要はないが、以
下に示す各元素の効果を有するため、必要に応じて規定
範囲内で単独または複合して添加することができる。N
iは、本発明鋼に少量添加することにより靭性の向上に
効果が有る。しかしNiはオーステナイト生成元素であ
り、過度の添加はフェライトーオーステナイトの2相組
織となり、熱膨張係数の増加およびコストアップを招
く。さらに過度のNiの添加は耐酸化性を悪くする。従
ってNiは2%以下に限定する。望ましくは0.9%以
下である。
【0019】Alは、通常脱酸剤として添加される。A
lを多く添加するとAl23被膜が形成されるが、前述
のようにAl23被膜は耐酸化性に対しては有効である
が、酸化被膜の電気抵抗を増大させる。従って、本発明
の場合Al23被膜の形成を避けるためにAlは1%以
下に限定する。望ましくは0.5%以下である。
【0020】Tiは、Cと結び付いて炭化物を形成し、
C固定により加工性を向上させる。また強度向上にも寄
与する。しかしながら、1000℃付近においてはあま
り保護性のないTiOまたはTiO2を形成し耐酸化性
を劣化させる。従ってTiは1%以下に限定する。望ま
しくは0.8%以下である。Nbは、Tiと同様Cと結
び付いて炭化物を形成し、Cを固定することにより加工
性を向上させるとともに高温強度も増大させる。しかし
ながら過度の添加は耐酸化性を劣化させるので2%以下
に限定する。MoおよびWは、特に高温強度を増加させ
る作用を有するので、高温強度を重視する場合には添加
してもよい。しかしながら、過度に添加すると耐酸化
性、加工性を劣化させるので、Mo+1/2Wで5%以
下に限定する。望ましくは3%以下である。
【0021】なお、以下の元素は下記の範囲内で本発明
鋼に含まれても良い。 P≦0.04% S≦0.03% Cu≦0.30% V≦0.5% Ta≦0.5% Mg≦0.02% Ca≦0.02% Co≦2%
【0022】ここで、従来の技術と比較する。上記特開
平6−264193号に開示された材料は、前述のよう
にAlを含むために表面酸化被膜はAl系酸化物を主体
とするため電気伝導度が十分でなく、さらにオーステナ
イト系の材料であるために熱膨張係数が大きいという問
題を有する。また、特開平7−166301号および特
開平7−145454号に開示された材料は、Fe−C
r系にLa等を含み電気伝導度は良好であるが、Si、
Mnが添加されていないかあるいは制御されていないた
めに長時間使用後の耐酸化性がまだ不十分である。さら
に特開平7−145454号に開示された材料は3〜2
0%のCoを含むが、本発明においてはCoの添加はN
iと同様むしろ耐酸化性を悪くする。
【0023】本発明の鋼が対象とする固体電解質型燃料
電池に用いるセパレーターは、良好な電気伝導性を評価
する評価手段として、1000℃で100Hr加熱した
後の1000℃における酸化被膜の電気抵抗が100m
Ω・cm2以下、望ましくは50mΩ・cm2以下である
ことが重要である。また、長期使用後において、形成さ
れたCr系酸化被膜の酸化が進行して、表面酸化スケー
ルとなって剥離する現象の評価手段として、1100℃
で100Hr加熱後に表面酸化スケールの剥離が実質的
に発生しないことが重要である。なお、「表面酸化スケ
ールの剥離が実質的に発生しない」とは、スケールの自
然剥離がないことを指し、外的衝撃が加わらない状態を
いう。
【0024】
【実施例】(実施例1) 表1に示す組成の鋼を真空誘導炉にて溶製し10kgの
インゴットを作製後、1100℃に加熱して30mm角
の棒材に鍛伸した。なお表1において、比較鋼No.4
1はJIS NCF600として知られているオーステ
ナイト系合金である。また比較鋼No.44は特開平6
−264193号に記載のものである。これらの試料の
製造工程において、比較鋼中で比較的Cr量が高いN
o.3,No.17鋼、さらに本発明鋼ではLa,Zr
量が比較的高いNo.23合金は鍛造により若干疵が発
生し、やや加工性が悪い傾向を示した。これらの素材か
ら試験片を切り出し各種試験を行った。
【0025】まず、直径10mm,長さ20mmの円柱
状試験片を用いて、大気中1000℃で100Hrの加
熱処理を行った後、表面に生成される酸化物の種類をX
線回折により調べた。さらに表面酸化スケールの剥離量
を測定した。また10mm×10mm×3mmの板状試
料を用いて、大気中1000℃で100Hr加熱を行っ
て表面に酸化被膜を形成させた後、1000℃における
電気抵抗を測定した。なお電気抵抗は面積抵抗(mΩ・
cm2)で表した。また1000℃で100Hr加熱後
に酸化スケールの剥離が見られなかった試料については
さらに加速試験として1100℃で100Hr加熱を行
った後の酸化スケールの剥離量を調べた。さらにいくつ
かの試料については30℃から1000℃までの熱膨張
係数を測定した。これらの試験結果をまとめて表2に示
す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】表2より本発明鋼は大気中1000℃×1
00Hrの加熱により主にCr23被膜を形成してお
り、電気抵抗の値は十分小さい。一方、比較鋼No.4
2、43、44はAlを2%以上含むためAl23被膜
を形成し、電気抵抗の値は本発明鋼の値よりはるかに大
きい。また比較鋼No.48はSiが高く、表面からの
X線回折では確認できなかったがおそらく厚いSiO2
被膜が形成されていると思われ、電気抵抗の値が高い。
大気中1000℃×100Hrの加熱後の表面スケール
剥離量を比較すると、本発明鋼はスケールの剥離は全く
観察されなかったが、比較鋼No.45はCr量が少な
いため剥離量が多く、長時間使用に耐えないことがわか
る。また比較鋼No.50もスケールの剥離が観察され
たがこれはMnが高く、Mn2FeO4の量が多くなった
ためと思われる。
【0029】さらに加速試験として行った大気中110
0℃×100Hrの加熱後の表面スケール剥離量を比較
すると、本発明鋼は1100℃という高温での加熱でも
スケールの剥離が観察されないが、比較鋼No.41
(JIS NCF600)、45,46,47、49、
50では、いずれも剥離が発生した。このうち、No.
45は前述のようにCr量が低いこと、No.46は
Y,希土類元素またはZrが無添加であること、No.
47はSi量が低いこと、No.49はMn量が低いこ
とによりスケールの密着性が不足したためと思われる。
No.50は前述のようにMnが高すぎたためと思われ
る。熱膨張係数の値は本発明鋼No.5が約13×10
マイナス6乗/℃であり、ジルコニアの値に近い。一方
比較鋼No.41、No.44はオーステナイト系であ
るために熱膨張係数の値が大きい。
【0030】(実施例2) 表3に示す組成の30mm角の棒材を、実施例1に示し
た方法と同様の方法で作製した。No.35は本発明
鋼、No.31〜34、36およびNo.51は比較鋼
で、No.51はNo.41と同様、JISNCF60
0として知られているオーステナイト系合金である。こ
れらの素材から直径10mm、長さ20mmの円柱状試
験片を切り出し、1000℃で500時間加熱した後に
試料を取り出し室温に冷却した後に、剥離したスケール
の量を測定した。さらにその後、再び1000℃に加熱
し、所定の時間経過後に再度取り出し、測定するという
サイクルを合計加熱時間が3000Hrになるまで繰り
返した。図1に、経過時間毎の剥離したスケールの量
(経過時間までの合計量)を示す。図1から、長時間保
持後にはわずかにスケールの剥離が発生するが、本発明
合金は比較合金より剥離量が小さく、また特にLaとZ
rを複合添加したNo.35合金は、3000Hr経過
後にも全く剥離を起していないことがわかる。
【0031】
【表3】
【0032】(実施例3) 実施例2と同様の試料を用い、1000℃で100Hr
加熱した後、常温、900℃、1000℃で引張試験を
行なって表4に示す機械的性質を評価した。比較鋼N
o.51はオーステナイト系合金であるので、900
℃、1000℃で高い強度を有しているが、Moを添加
したNo.36合金の強度が最も高く、次いでTiを添
加したNo.31合金とZrを添加したNo.35の強
度が高く、特に高温強度を重視する場合、Mo,Ti,
Zrの添加が有効であることがわかる。
【0033】
【表4】
【0034】(実施例4) o.2を1050℃×100Hr加熱し、その酸化被
膜を観察した。SEMによる断面観察結果を図2に示
す。Siを主体とする相が(図中B)表面のCr酸化物
と母材との界面に認められ、耐酸化性向上に寄与してい
ることを示している。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明鋼を固体電解質
型燃料電池のセパレーターに用いることにより、100
0℃付近において良好な電気伝導性を有する酸化被膜を
形成すると共に、長時間の使用においても良好な耐酸化
性、特に耐剥離性を有し、かつ電解質との熱膨張差が小
さく、燃料電池の低コスト化および高性能化を図ること
ができ、燃料電池の実用化、大型化に大きく寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鋼および比較鋼を大気中1000℃で所
定時間加熱した後に、剥離したスケールの量を示す図で
ある。
【図2】No.2を1050℃×100Hr加熱し、
その酸化被膜部の断面状況を示す金属組織のSEM写真
およびEDX分析によるX線写真である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%にてC0.2%以下、Si0.2
    〜3.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr15〜30
    %、Zr0.05〜0.8%およびY0.5%以下、希
    土類元素0.2%以下の1種または2種以上を含み、残
    部Feおよび不可避的不純物からなることを特徴とする
    固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼。
  2. 【請求項2】 重量%にてC0.2%以下、Si0.2
    〜3.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr15〜30
    %、Ni2%以下、Al1%以下、Ti1%以下、Mo
    とWの1種または2種をMo+1/2Wで5%以下、N
    b2%以下、Zr0.05〜0.8%を含有し、Y0.
    5%以下、希土類元素0.2%以下の1種または2種以
    上を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなること
    を特徴とする固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼。
  3. 【請求項3】 重量%にてC0.2%以下、Si0.2
    〜3.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr15〜30
    %、Zr0.05〜0.8%およびY0.5%以下、希
    土類元素0.2%以下の1種または2種以上を含み、残
    部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ1000℃
    で100Hr加熱した後の1000℃における酸化被膜
    の電気抵抗が100mΩ・cm2以下であり、さらに1
    100℃で100Hr加熱後に表面酸化スケールの剥離
    が実質的に発生しないことを特徴とする固体電解質型燃
    料電池セパレーター用鋼。
  4. 【請求項4】 重量%にてC0.2%以下、Si0.2
    〜3.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr15〜30
    %、Ni2%以下、Al1%以下、Ti1%以下、Mo
    とWの1種または2種をMo+1/2Wで5%以下、N
    b2%以下、Zr0.05〜0.8%を含有し、Y0.
    5%以下、希土類元素0.2%以下の1種または2種以
    上を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなり、か
    つ1000℃で100Hr加熱した後の1000℃にお
    ける酸化被膜の電気抵抗が100mΩ・cm2以下であ
    り、さらに1100℃で100Hr加熱後に表面酸化ス
    ケールの剥離が実質的に発生しないことを特徴とする固
    体電解質型燃料電池セパレーター用鋼。
  5. 【請求項5】 重量%にてC0.08%以下、Si0.
    2〜2.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr18〜25
    %、Ni0.9%以下、Al0.5%以下、Ti0.8
    %以下、MoとWの1種または2種をMo+1/2Wで
    3%以下、Zr0.05%〜0.8%を含有し、Y0.
    01〜0.3%、希土類元素0.01〜0.12%の1
    種または2種を含み、残部Feおよび不可避的不純物か
    らなり、かつ1000℃で100Hr加熱した後の10
    00℃における酸化被膜の電気抵抗が50mΩ・cm2
    以下であり、さらに1100℃で100Hr加熱後に表
    面酸化スケールの剥離が実質的に発生しないことを特徴
    とする固体電解質型燃料電池セパレーター用鋼。
  6. 【請求項6】 重量%にてC0.08%以下、Si0.
    2〜2.0%、Mn0.2〜1.0%、Cr18〜25
    %、Ni0.9%以下、Al0.5%以下、希土類元素
    0.01〜0.10%、Zr0.05〜0.50%、残
    部Feおよび不可避的不純物からなり、かつ1000℃
    で100Hr加熱した後の1000℃における酸化被膜
    の電気抵抗が50mΩ・cm2以下であり、さらに11
    00℃で100Hr加熱後に表面酸化スケールの剥離が
    実質的に発生しないことを特徴とする固体電解質型燃料
    電池セパレーター用鋼。
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