JP3533439B2 - 高伝導度を有するジルコニア系固体電解質およびその製造方法 - Google Patents

高伝導度を有するジルコニア系固体電解質およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒界抵抗が小さ
く、かつ焼結体全体の導電率が高い、各種ガスセンサお
よび燃料電池用ジルコニア系固体電解質に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ホタル石型酸化物であるジルコニ
ア(ZrO2 )は、構造材料、センサおよび固体電解質
として応用が検討されてきた。ZrO2 は、2価または
3価元素の置換固溶により酸素欠陥が生成するため、酸
化物イオン伝導性を示すことが知られていた。しかし、
その導電率は1000℃付近の高温では、高い値を示す
ものの、燃料電池などの長寿命化などの観点から望まれ
る800℃付近の中温領域における導電率が低いことか
ら、中・低温発電用固体電解質としての応用は難しいも
のと考えられてきた。
【0003】中温領域の導電率を向上させるには、Zr
2 粒内の抵抗を低下させる他に、粒界抵抗を低下させ
ることも重要である。従来のZrO2 における粒界抵抗
の低下方法としては、粒界の抵抗が主として原料である
ジルコン(ZrSiO4 ) サンド由来のSiO2 である
ことから、原料不純物の低減や不可避の不純物の影響を
最小化するために、アルミナ微粒子を1モル%前後分散
させることで、アルミナ粒子近傍にSiO2 を集める方
法(一般的には、アルミナスカベンジグ法と称する)が
検討されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アルミナをスカベンジ
ャーに用いる方法では、粒界の抵抗は低減するが、同時
に僅かにアルミナがZrO2 粒内に固溶するため、粒内
抵抗が増加し、全体の導電率はあまり向上せず、未だ実
用化には至っていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した。その結果、アルミナ
スカベンジャーを用いる代わりに、ジルコニア粒子内部
に固溶せず、スカベンジグ効果を発揮する新たなジルコ
ン(ZrSiO4 )スカベンジャーをジルコニア系固体
電解質内部に分散させることにより、従来のジルコニア
系化合物に比して、粒界の抵抗が1/4から1/10以
下に低下している上に、ZrSiO4 またはZrSiO
4 前駆体とZrO2 の界面を通って新たな導電経路が生
まれることにより全体の導電率向上を可能にすることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、第一の発明は、組成がMx Zr
1-x 2 (0.04≦x≦0.30、MはY,Sc,C
a,またはこれらから選ばれた2種類以上の組み合わせ
からなる元素) であるジルコニア系酸化物において、5
モル%以下のZrSiO4 またはZrSiO4 前駆体を
含有することを特徴とするジルコニア系固体電解質であ
る。
【0007】上記の組成式中、xは0.04≦x≦0.
30であり、この範囲を下回ると、酸素欠陥の量が少な
いことから、酸化物イオンがジルコニア内部を拡散する
ことが難しく、導電率は低い値となるために好ましくな
い。一方、この範囲を上回ると、酸素欠陥量が多くなり
すぎて、反って酸化物イオンのジルコニア内部での拡散
を難しくするために、全体の導電率を低下させるので好
ましくない。
【0008】ZrSiO4 前駆体とはZrSiO4 の結
晶構造を作る上で必要なZrとSiの結合を有する物質
を指し、完全なZrSiO4 結晶でなくとも非晶質固体
の中にこうしたZrとSiの結合を有する物質を含めて
ZrSiO4 前駆体という。このZrSiO4 またはZ
rSiO4 前駆体がZrO2 (ジルコニア)表面で形成
されることにより、粒界などに存在するSiO2 (シリ
カ)が取り除かれ、酸化物イオンの通り道ができるため
にイオン伝導度が向上する。
【0009】ZrSiO4 前駆体の特徴は、アルミナな
どと異なり、ZrO2 粒子内部に固溶することがないた
め、ジルコニア粒子内部のイオン伝導度を低下させるこ
となく、粒界の不純物を取り除けることにあり、このこ
とにより全導電率(粒内導電率+粒界導電率)の向上が
可能になると考えられる。
【0010】また、新しいスカベンジャーであるZrS
iO4 またはZrSiO4 前駆体は、1ppm以上から
効果を発揮し、あまり多すぎても、反って酸化物イオン
伝導の妨げとなることから、5モル%以下であることが
好ましい。また、スカベンジャーであるZrSiO
4 は、完全に結晶化して正方晶ZrSiO4 であるかま
たは、ZrSiO4 組成の非晶質でも良い。ただし、完
全な非晶質では、必ずしも十分な効果は現れないので、
非晶質の中に、ZrとSiの結合を有する状態であるこ
とが好ましい。
【0011】スカベンジャーであるZrSiO4 を分散
したZrO2 系固体電解質の製造方法は、以下の2つの
方法によることが望ましい。
【0012】第一の方法は、固体電解質の原料粉末の粒
界に不純物として既に存在する微量なシリカを利用し、
製造過程でスカベンジャーであるZrSiO4 またはZ
rSiO4 前駆体をIn−situに固体電解質内部で
合成する方法である。すなわち、第二の発明は、組成式
においてMx Zr1-x 2 (0.04≦x≦0.30、
MはY,Sc,Ca,またはこれらから選ばれた2種類
以上の組み合わせからなる元素) と表されるジルコニア
系酸化物を1000℃以上1400℃以下の温度領域に
おいて、1時間以上、100時間以下の時間範囲内にお
いて、熱処理を施し、ジルコニア系酸化物中に不純物と
して含まれるシリカ(SiO2 ,通常は1000ppm
以下) をZrSiO4 またはZrSiO4 前駆体とした
後、1450℃以上1750℃以下の温度で焼結するこ
とを特徴とする高伝導度を有するジルコニア系固体電解
質の製造法である。
【0013】焼結工程に至る前の熱処理は、1000℃
以上1400℃以下の温度領域において行わなければな
らず、この温度より低いとZrSiO4 の核生成が進行
せず、ZrSiO4 の生成が起こらないので好ましくな
く、この温度以上では、ZrSiO4 の核生成よりもZ
rSiO4 の粒成長が優先し、成長したZrSiO4
子が僅かしか固体電解質内部に生成しないために、導電
率向上に十分寄与せず好ましくない。
【0014】熱処理後の焼結温度は、1450℃以上1
750℃以下の温度でなければならず、この温度の下限
以下では固体電解質の中に空隙が多数残り、この空隙が
電気的抵抗となり、固体電解質の導電率を低下させるの
で好ましくない。またこの温度の上限以上でもそれなり
の効果は発現するが、大きな効果は期待できないので、
この上限温度以下で焼結を行うことが望ましい。
【0015】焼結は、一般に酸素分圧を低下させた場合
にその駆動力が増加することから、さらに好ましくは、
焼結時の酸素分圧を低下させる目的で、水素中または水
素とヘリウムなどの混合ガス中、あるいは真空中で焼結
することが、焼結体密度を向上させる上では有効であ
る。また、この場合も、極めて微量に焼成粉末中に、原
料物質が残存していると、空気中での焼結の際に、粒界
に炭酸塩を形成し、電気的特性を低下させる恐れがある
ので、炭酸ガスを遮断した環境中で焼結すると一層効果
的である。その例としては、還元雰囲気、不活性ガス
(窒素、アルゴン、ヘリウム雰囲気)流通下または酸化
物粉末中で成形体を覆って焼結する方法が挙げられ、こ
うした方法により、成形体と炭酸ガスの接触を断てるの
で効果的である。焼結時間も焼結温度に到達した後、4
時間程度、焼結温度で保持すれば十分であり、あまり短
かすぎても、焼結が不十分なものとなり、焼結体内部に
空孔が多量に残存し、電気的特性を低下させるので好ま
しくなく、あまり長すぎてもそれなりの効果しか見込め
ないことから、4時間前後が好ましい。
【0016】第二の方法は、ZrSiO4 粉末またはZ
rSiO4 を形成する粉末を固体電解質原料粉末に混合
し焼結する方法である。すなわち、第三の発明は、組成
式においてMx Zr1-x 2 (0.04≦x≦0.3
0、MはY,Sc,Ca,またはこれらから選ばれた2
種類以上の組み合わせからなる元素) と表されるジルコ
ニア系酸化物に5モル%以下のZrSiO4 を加える
か、または5モル%以下のZrSiO4 組成となるよう
にZrO2 とSiO2 を加えた後、1450℃以上17
50℃以下の温度で焼結することを特徴とする高伝導度
を有するジルコニア系固体電解質の製造法である。
【0017】5モル%以下のZrSiO4 を加えるか、
または5モル%以下のZrSiO4組成となるようにZ
rO2 とSiO2 を加える場合、加える物質の純度は、
固体電解質の特性発現に大きく影響するので、不純物の
少ないものを用いる必要がある。特に、市販のZrSi
4 は、鉄やアルミニウムを多く含んでいるので、塩酸
などの酸で洗浄し、粉砕した後に用いることが望まし
い。また、添加量は、1ppm以上であれば、効果は発
現するが、あまり多すぎても、反って酸化物イオン伝導
の妨げとなることから、5モル%以下であることが好ま
しい。
【0018】また、ZrSiO4 を加えるか、ZrSi
4 組成となるようにZrO2 とSiO2 を加える場合
は、添加した粒子が種結晶として、ZrSiO4 核生成
反応を促進するので、添加しない場合に比して、短時間
の熱処理で効果が発現されるが、すでに本明細書におい
て説明したと同じ理由から、1000℃以上1400℃
以下の温度領域において、1時間以上、100時間以下
の時間範囲内において、熱処理を施し、ジルコニア系酸
化物中に不純物として含まれるシリカ(SiO 2 ,通常
は1000ppm以下) をZrSiO4 またはZrSi
4 前駆体とした後、1450℃以上1750℃以下の
温度で焼結することがより望ましい。
【0019】なお、ジルコニア系固体電解質の原料粉末
は種々の方法により合成できることが知られているが、
本発明のジルコニア系固体電解質粉末の製造方法も、特
に限定されるものではない。
【0020】例えば、固相合成法としては、ジルコニウ
ムおよびイットリウム(またはスカンジウムおよびカル
シウム)の酸化物を混合する方法、液相法としては、ジ
ルコニウムおよびイットリウム(またはスカンジウムお
よびカルシウム)の硝酸塩などの無機塩水溶液を用い
て、この混合溶液にアンモニア水またはアンモニア水と
炭酸アンモニウム(または硫酸アンモニウム)水溶液を
滴下し、沈殿を得て、その沈殿を熟成、水洗、ろ過、乾
燥した後、500℃以上1000℃以下の温度で焼成す
る共沈法や、ジルコニウムおよびイットリウム(または
スカンジウムおよびカルシウム)のメトキシド、エトキ
シド、ブトキシドなどのアルコキシドを非水溶液中で混
合し、加水分解、乾燥した後、600℃以上1000℃
以下の温度で焼成して試料を得るアルコキシド法などが
ある。
【0021】ただし、焼成は空気中において行うことも
可能であるが、2価および3価元素などを粒界に析出さ
せることなく、完全にZrO2 結晶構造中に置換固溶さ
せるには、炭酸ガスを除いた環境下で焼成を行うことが
好ましい。空気中で焼成すると、2価および3価元素は
炭酸塩を作りやすく、こうした不純物が製品の中に残る
可能性があるからである。
【0022】以上説明したように、本発明により、ジル
コニア系酸化物において現れる粒界抵抗を低減し、固体
電解質の導電率を向上させることができ、この作用によ
り高性能な各種ガスセンサや燃料電池用固体電解質を得
ることが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により、
さらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によっ
て限定されるものではない。
【0024】実施例1 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。なお、ZrSiO4 は、ZrO2 とSi
2 の1対1の量論比でできる化合物であるから、焼結
体の中のZrSiO4 は80ppmである。得られた焼
結体は、両面に白金電極を塗布して、1000℃におい
て1時間焼き付け処理を行い、導電率測定用試料とし
た。導電率の測定は交流3端子法により、400℃の温
度において行い、複素インピーダンス解析を行い、結果
をCole-Cole プロットし、試料の持つ全抵抗を粒内およ
び粒界抵抗に分離し、粒界抵抗の低減効果を見積もるこ
ととした。
【0025】表1に測定結果をまとめて示した。この結
果から、本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体
電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い
(導電率は高い)ジルコニア系固体電解質が得られたこ
とが確認された。
【0026】実施例2 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、5時間保持し
た後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は80ppm
である。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布し
て、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、導
電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0027】実施例3 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1100℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は80ppm
である。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布し
て、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、導
電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0028】実施例4 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1300℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1600℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は80ppm
である。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布し
て、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、導
電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0029】実施例5 組成がCa0.20Zr0.802 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:100ppm)を用いて、この
粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmの
ペレット状試験片に成形した。成形体は、空気中100
℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保
持した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇
温し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温
速度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は100p
pmである。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布
して、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、
導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0030】実施例6 組成がSc0.20Zr0.802 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:100ppm)を用いて、この
粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmの
ペレット状試験片に成形した。成形体は、空気中100
℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保
持した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇
温し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温
速度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は100p
pmである。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布
して、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、
導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0031】実施例7 組成がY0.24Zr0.762 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:70ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。焼結体の中のZrSiO4 は70ppm
である。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布し
て、1000℃において1時間焼き付け処理を行い、導
電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準拠し
た。表1に測定結果をまとめて示した。この結果から、
本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解質内
部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電率は
高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確認さ
れた。
【0032】実施例8 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末に0.1%のZrSiO4 粉末を添加し、混合した
後、この混合粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、
φ15mmのペレット状試験片に成形した。成形体は、
空気中100℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温
し、40時間保持した後、100℃/hの昇温速度で1
500℃まで昇温し、4時間焼結を行い、室温まで10
0℃/hの降温速度で冷却した。焼結体の中のZrSi
4 は80ppmである。得られた焼結体は、両面に白
金電極を塗布して、1000℃において1時間焼き付け
処理を行い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施
例1に準拠した。表1に測定結果をまとめて示した。こ
の結果から、本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、
固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低
い(導電率は高い)ジルコニア系固体電解質が得られた
ことが確認された。
【0033】実施例9 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末に1 モル%のZrSiO4 粉末を添加し、混合した
後、この混合粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、
φ15mmのペレット状試験片に成形した。成形体は、
空気中100℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温
し、40時間保持した後、100℃/hの昇温速度で1
500℃まで昇温し、4時間焼結を行い、室温まで10
0℃/hの降温速度で冷却した。焼結体の中のZrSi
4 は、ZrSiO4 の添加量1モル%と不純物として
存在するSiO2 と同量のZrSiO4 の量80ppm
の合計量である。得られた焼結体は、両面に白金電極を
塗布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、固体電解
質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低い(導電
率は高い)ジルコニア系固体電解質が得られたことが確
認された。
【0034】実施例10 組成が( Y0.5 Sc0.5 ) 0.16Zr0.842 で表される
ジルコニア粉末(不純物シリカ含有量:80ppm)を
用いて、この粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、
φ15mmのペレット状試験片に成形した。成形体は、
空気中100℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温
し、40時間保持した後、100℃/hの昇温速度で1
500℃まで昇温し、4時間焼結を行い、室温まで10
0℃/hの降温速度で冷却した。焼結体の中のZrSi
4 は80ppmである。得られた焼結体は、両面に白
金電極を塗布して、1000℃において1時間焼き付け
処理を行い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施
例1に準拠した。表1に測定結果をまとめて示した。こ
の結果から、本発明の製造法により、粒界抵抗が低く、
固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も低
い(導電率は高い)ジルコニア系固体電解質が得られた
ことが確認された。
【0035】
【表1】
【0036】比較例1 組成がY0.03Zr0.972 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:70ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗
布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗は低いが、
粒内抵抗が非常に大きく、固体電解質内部の全抵抗(=
粒内抵抗+粒界抵抗)も大きい(導電率は低い)。
【0037】比較例2 組成がY0.40Zr0.602 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:90ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗
布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗は低いが、
粒内抵抗が非常に大きく、固体電解質内部の全抵抗(=
粒内抵抗+粒界抵抗)も大きい(導電率は低い)。
【0038】比較例3 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1500℃まで昇温し、4時間焼結を
行い、室温まで100℃/hの降温速度で冷却した。得
られた焼結体は、両面に白金電極を塗布して、1000
℃において1時間焼き付け処理を行い、導電率測定用試
料とした。測定方法は実施例1に準拠した。表1に測定
結果をまとめて示した。この結果から、本比較例による
固体電解質は、粒界抵抗が大きく、固体電解質内部の全
抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も大きい(導電率は低
い)。
【0039】比較例4 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で900℃まで昇温し、40時間保持し
た後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗
布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗が大きく、
固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も大
きい(導電率は低い)。
【0040】比較例5 組成がY0.16Zr0.842 で表される立方晶ジルコニア
粉末(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、こ
の粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mm
のペレット状試験片に成形した。成形体は、空気中10
0℃/hの昇温速度で1450℃まで昇温し、40時間
保持した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで
昇温し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降
温速度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極
を塗布して、1000℃において1時間焼き付け処理を
行い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に
準拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果
から、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗が大き
く、固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)
も大きい(導電率は低い)。
【0041】比較例6 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、20分間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗
布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗が大きく、
固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も大
きい(導電率は低い)。
【0042】比較例7 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末に20%のZrSiO4 粉末を添加し、混合した後、
この混合粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ1
5mmのペレット状試験片に成形した。成形体は、空気
中100℃/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、4
0時間保持した後、100℃/hの昇温速度で1500
℃まで昇温し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/
hの降温速度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白
金電極を塗布して、1000℃において1時間焼き付け
処理を行い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施
例1に準拠した。表1に測定結果をまとめて示した。こ
の結果から、本比較例による固体電解質は、粒界抵抗が
大きく、固体電解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵
抗)も低い(導電率は高い)。
【0043】比較例8 組成がCa0.20Zr0.802 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:100ppm)を用いて、この
粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmの
ペレット状試験片に成形した。成形体は、空気中100
℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温し、4時間焼結
を行い、室温まで100℃/hの降温速度で冷却した。
得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布して、100
0℃において1時間焼き付け処理を行い、導電率測定用
試料とした。測定方法は実施例1に準拠した。表1に測
定結果をまとめて示した。この結果から、本比較例によ
る固体電解質は、粒内および粒界抵抗が大きく、固体電
解質内部の全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も大きい
(導電率は低い)。
【0044】比較例9 組成がSc0.20Zr0.802 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:100ppm)を用いて、この
粉末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmの
ペレット状試験片に成形した。成形体は、空気中100
℃/hの昇温速度で1500℃まで昇温し、4時間焼結
を行い、室温まで100℃/hの降温速度で冷却した。
得られた焼結体は、両面に白金電極を塗布して、100
0℃において1時間焼き付け処理を行い、導電率測定用
試料とした。測定方法は実施例1に準拠した。表1に測
定結果をまとめて示した。この結果から、本比較例によ
る固体電解質は、粒界抵抗が大きく、固体電解質内部の
全抵抗(=粒内抵抗+粒界抵抗)も大きい(導電率は低
い)。
【0045】比較例10 組成がY0.16Zr0.842 で表されるジルコニア粉末
(不純物シリカ含有量:80ppm)を用いて、この粉
末を2トン/cm2 の静水圧を用いて、φ15mmのペ
レット状試験片に成形した。成形体は、空気中100℃
/hの昇温速度で1200℃まで昇温し、40時間保持
した後、100℃/hの昇温速度で1350℃まで昇温
し、4時間焼結を行い、室温まで100℃/hの降温速
度で冷却した。得られた焼結体は、両面に白金電極を塗
布して、1000℃において1時間焼き付け処理を行
い、導電率測定用試料とした。測定方法は実施例1に準
拠した。表1に測定結果をまとめて示した。この結果か
ら、本比較例による固体電解質は、粒界および粒内抵抗
が大きく、結果として固体電解質内部の全抵抗(=粒内
抵抗+粒界抵抗)も大きい(導電率は低い)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成がMx Zr1-x 2 (0.04≦x
    ≦0.30、MはY,Sc,Ca,またはこれらから選
    ばれた2種類以上の組み合わせからなる元素)であるジ
    ルコニア系酸化物において、5モル%以下のジルコン
    (ZrSiO4)またはジルコン前駆体を含有すること
    を特徴とするジルコニア系固体電解質。
  2. 【請求項2】 組成式においてMx Zr1-x 2 (0.
    04≦x≦0.30、MはY,Sc,Ca,またはこれ
    らから選ばれた2種類以上の組み合わせからなる元素)
    と表されるジルコニア系酸化物を1000℃以上140
    0℃以下の温度領域において、1時間以上、100時間
    以下の時間範囲内において、熱処理を施し、ジルコニア
    系酸化物中に不純物として含まれるシリカをZrSiO
    4 またはZrSiO4 前駆体とした後、1450℃以上
    1750℃以下の温度で焼結することを特徴とする高伝
    導度を有するジルコニア系固体電解質の製造法。
  3. 【請求項3】 組成式においてMx Zr1-x 2 (0.
    04≦x≦0.30、MはY,Sc,Ca,またはこれ
    らから選ばれた2種類以上の組み合わせからなる元素)
    と表されるジルコニア系酸化物に5モル%以下のZrS
    iO4 を加えるか、または5モル% 以下のZrSiO4
    組成となるようにZrO2 とSiO2を加えた後、14
    50℃以上1750℃以下の温度で焼結することを特徴
    とする高伝導度を有するジルコニア系固体電解質の製造
    法。
  4. 【請求項4】 組成式においてMx Zr1-x 2 (0.
    04≦x≦0.30、MはY,Sc,Ca, またはこれ
    らから選ばれた2種類以上の組み合わせからなる元素)
    と表されるジルコニア系酸化物に5モル%以下のZrS
    iO4 または5モル%以下のZrSiO4 組成となるよ
    うにZrO2 とSiO2 を加えた後、1000℃以上1
    400℃以下の温度領域において、1時間以上、100
    時間以下の時間範囲内において、熱処理を施し、ジルコ
    ニア系酸化物中に不純物として含まれるシリカをZrS
    iO4 またはZrSiO4 前駆体とした後、1450℃
    以上1750℃以下の温度で焼結することを特徴とする
    高伝導度を有するジルコニア系固体電解質の製造法。
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