JP3533380B2 - 露光機の除塵装置及び除塵方法 - Google Patents

露光機の除塵装置及び除塵方法

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JP3533380B2
JP3533380B2 JP2001174199A JP2001174199A JP3533380B2 JP 3533380 B2 JP3533380 B2 JP 3533380B2 JP 2001174199 A JP2001174199 A JP 2001174199A JP 2001174199 A JP2001174199 A JP 2001174199A JP 3533380 B2 JP3533380 B2 JP 3533380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板と原版とを密
着してパターンを露光する露光機において、基板及び原
版に付着した塵埃等を除塵する露光機の除塵装置及び除
塵方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板を製造する場合、感光性を
有する基板と予めパターンを付した原板とを密着した状
態で紫外線等を露光機を用いて露光して、露光部又は露
光部位外の部分の導体を除去することにより、所望の導
体パターンを基板上に形成している。この場合に、原版
と基板との間にゴミやほこり等の塵埃が存在すると、そ
の部分が未露光となり、導通不良又は短絡等が生じてし
まう。これらの塵埃を手作業で取り除くのは、大変な作
業であり、また、生産性が著しく低下する。そこで、こ
れらの露光機における除塵装置について、従来から、多
くの提案がなされている。
【0003】例えば、特許第2810911号及び特許
第2852332号では、両面同時露光を行う露光機に
おいて、2つの粘着ローラを用いて2枚の原版の除塵を
自動で行う手法が開示されている。
【0004】また、特許第2847808号では、基板
を搬送するキャリアに原版除塵用の粘着ローラを設け、
更に露光部への搬送路途中に、基板除塵用の粘着ローラ
を設け、これら2つの粘着ローラを除塵対象物方向へ突
出動作させた状態でキャリアによって基板を搬入し、搬
入と同時に除塵を行う手法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特許
第2810911号及び特許第2852332号の手法
では、原版の除塵しか行えず、また、除塵動作を基板の
搬入前に行うため、除塵動作中は、露光及び搬送動作が
中断してしまい、作業効率が悪いという問題があった。
【0006】また、特許第2847808号の手法で
は、基板と原版それぞれのために専用の除塵装置が必要
な上に、これらの駆動源が更に各々に対して必要であ
り、装置が複雑となり、装置の単価が高くなると共に、
装置が大型となるという問題があった。
【0007】本発明の課題は、簡単かつ確実に効率よく
基板及び原版の除塵を行うことができ、しかも小型で低
価格な露光機の除塵装置及び除塵方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、感光性を有する基板(11)
と予めパターンを付した原板(12)とを密着して前記
基板の少なくとも片面を露光する露光部(21)と、前
記基板を保持及び保持解除可能であって、前記露光部と
外部との間を往復するキャリア(14,15)を有し、
前記基板を前記露光部に搬入及び/又は搬出する搬送部
(20,22)と、を備える露光機に設けられ、前記基
板及び/又は前記原板を除塵する露光機の除塵装置であ
って、前記キャリアの搬入及び搬出動作と一体となって
動く除塵部(16)により前記キャリアの往路中に前記
基板及び前記原板の内の一方を除塵し、前記キャリアの
復路中に残る一方を前記除塵部と同一の除塵部により除
塵すること、を特徴とする露光機の除塵装置である。
【0009】請求項2の発明は、感光性を有する基板と
予めパターンを付した上面用及び下面用の原板とを密着
して前記基板の両面を露光する露光部と、前記基板を保
持及び保持解除可能であって、前記露光部と外部との間
を往復するキャリアを有し、前記基板を前記露光部に搬
入及び/又は搬出する搬送部と、を備える露光機に設け
られ、前記原板を除塵する露光機の除塵装置であって、
前記キャリアの搬入及び搬出動作と一体となって動く除
塵部により前記キャリアの往路中に下面用及び/又は上
面用の前記原板を除塵し、前記キャリアの復路中に上面
用及び/又は下面用の前記原版を前記除塵部と同一の除
塵部により除塵すること、を特徴とする露光機の除塵装
置である。
【0010】
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の露光機の除塵装置において、前記除塵部(1
6)は、前記基板(11)の搬入時に除塵を行うこと、
を特徴とする露光機の除塵装置である。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の露光機の除塵装置におい
て、前記除塵部(16)は、前記基板(11)と前記原
板(12)との間を移動すること、を特徴とする露光機
の除塵装置である。
【0013】請求項5の発明は、請求項4に記載の露光
機の除塵装置において、前記除塵部(16)は、少なく
とも前記キャリア(14)の往路と復路とで前記基板
(11)及び前記原板(12)との距離が変化するこ
と、を特徴とする露光機の除塵装置である。
【0014】請求項6の発明は、請求項5に記載の露光
機の除塵装置において、前記除塵部(16)と前記基板
(11)及び/又は前記原板(12)との相対位置に応
じて、前記除塵部(16)を前記基板(11)及び/又
は前記原板(12)との距離が変化する方向に移動させ
る駆動部(31,32,34,35,36,37,4
1,42,43,44)を有していること、を特徴とす
る露光機の除塵装置である。
【0015】請求項7の発明は、請求項6に記載の露光
機の除塵装置において、前記駆動部(31,32,3
4,35,36,37)は、前記搬送動作の往路と復路
とで異なる経路を通るガイド部材(33)によりガイド
されることにより、前記除塵部(16)を前記基板(1
1)及び/又は前記原板(12)との距離が変化する方
向に移動させること、を特徴とする露光機の除塵装置で
ある。
【0016】請求項8の発明は、請求項5から請求項7
までのいずれか1項に記載の露光機の除塵装置におい
て、前記除塵部(16)は、前記搬送動作の往路と復路
における前記除塵部の位置とは別に、それらの中間位置
に停止又は移動可能であること、を特徴とする露光機の
除塵装置である。
【0017】請求項9の発明は、請求項6に記載の露光
機の除塵装置において、前記駆動部(41,42,4
3,44)は、前記キャリア(14)に設けられたトグ
ル機構を有し、前記除塵部(16)は、前記トグル機構
によって、前記基板(11)及び前記原板(12)との
距離が変化する方向に移動すること、を特徴とする露光
機の除塵装置である。
【0018】請求項10の発明は、請求項6から請求項
までのいずれか1項に記載の露光機の除塵装置におい
て、前記駆動部(31,32,34,35,36,3
7,41,42,43,44)は、前記搬送部(14)
の搬送動作によって駆動されていること、を特徴とする
露光機の除塵装置である。
【0019】
【0020】請求項11の発明は、請求項1から請求項
10までのいずれか1項に記載の露光機の除塵装置にお
いて、前記除塵部(16)は、粘着性を付与したローラ
を有すること、を特徴とする露光機の除塵装置である。
【0021】請求項12の発明は、請求項1から請求項
11までのいずれか1項に記載の露光機の除塵装置にお
いて、前記除塵部(160)は、除塵する部位の帯電を
除去するイオンエアーブロアー(162),塵埃を除去
する除塵ブラシ(161),塵埃を吸引する集塵吸引手
段(163)のうち、少なくともひとつを有すること、
を特徴とする露光機の除塵装置である。
【0022】請求項13の発明は、キャリアの搬入及び
搬出動作と一体となって動く同一の除塵部を用いて、
板(11)を露光部(21)に搬入するときのキャリア
往路において原板(12)の除塵を行い、前記キャ
リアの復路において前記基板の除塵を行うこと、を特
徴とする露光機の除塵方法である。
【0023】請求項14の発明は、キャリアの搬入及び
搬出動作と一体となって動く同一の除塵部を用いて、
板(11)を露光部(21)から搬出するときのキャリ
アの往路及び/又は復路において前記原板(12)
の除塵を行い、前記基板を露光部に搬入するときの前記
キャリアの復路において前記基板(11)の除塵を行
うこと、を特徴とする露光機の除塵方法である。
【0024】請求項15の発明は、キャリアの搬入及び
搬出動作と一体となって動く同一の除塵部を用いて、
板を露光部に搬入するときのキャリアの往路において
下面用の原板の除塵を行い、前記基板を前記露光部に搬
入するときの前記キャリアの復路において上面用の
の除塵を行うこと、を特徴とする露光機の除塵方法で
ある。
【0025】請求項16の発明は、キャリアの搬入及び
搬出動作と一体となって動く同一の除塵部を用いて、
板を露光部から搬出するときのキャリアの往路におい
て上面用の原板の除塵を行い、前記基板を前記露光部か
ら搬出するときの前記キャリアの復路において下面用
原板の除塵を行うこと、を特徴とする露光機の除塵方
法である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による露光機の除塵装
置の第1実施形態の概要を示す図である。尚、以下に示
す図面は、機構、動作等の理解を容易にするために、各
要素を適宜簡略化して示しているので、同一部品であっ
ても、各図面で図面上の形状を異ならせてある。基板1
1を露光する露光機及び除塵装置は、搬入部20,露光
部21,搬出部22に分かれており、原版12,透明板
13,搬入キャリア14,搬出キャリア15,除塵ロー
ラ16,転写ローラ17,露光テーブル18,光源19
等を有している。
【0027】基板11は、感光性を有しており、感光し
た後に所定の処理を行うことにより、感光部又は非感光
部の導体を除去することにより、配線パターンを形成す
る基板である。
【0028】原版12は、パターンを付したフィルムで
あり、透明板13に貼り付けられている。
【0029】透明板13は、アクリル樹脂製の、透明な
平板であり、光源19と、露光テーブル16との間にあ
って、上下方向に移動可能に設けられている。
【0030】搬入キャリア14は、基板11を吸着し
て、搬入部20から露光部21に搬入する部分であり、
上下方向及び搬入方向に移動可能に設けられている。
【0031】搬出キャリア15は、搬入キャリア14と
同様な構成をしており、基板11を露光部21から搬出
部22に搬出する部分である。
【0032】除塵ローラ16は、粘着性を有するローラ
であり、搬入キャリア14の搬入方向の移動に伴い移動
すると共に、上下方向にも移動可能に設けられている。
【0033】転写ローラ17は、搬入キャリア14が搬
入部20に位置するときに除塵ローラ16と接触した状
態で図示しない駆動源により回転し、除塵ローラ16に
付着した塵埃を写し取るローラであり、除塵ローラ16
の粘着性よりも強力な粘着性を有している。
【0034】露光テーブル18は、基板11が搬入キャ
リア14によって搬入されて載置されるテーブルであ
り、この上に基板11があるときに露光が行われる。露
光テーブル18は、露光時に基板11と原版12との相
対位置の微調整を行うために、面内方向に移動可能に設
けられている。
【0035】光源19は、紫外線を照射する光源であ
る。
【0036】図2は、除塵装置の動作の流れを示す図で
ある。外部から運ばれてきた基板11が搬入部20にあ
り、これを露光部21に搬入するために、搬入キャリア
14が搬入部に移動してくる(図2(a))。このと
き、除塵ローラ16は、転写ローラ17と接触し、転写
ローラ17が図示しない駆動源より駆動力を得て回転
し、除塵ローラ16に付着している塵埃を除去する。搬
入部には、図示しない粗位置決め装置が設けられてお
り、基板11の位置を搬入キャリア14に対して大まか
に合わせ、その後、搬入キャリア14は、基板11を吸
着する。
【0037】次に、搬入キャリア14は、基板11を吸
着したまま露光部21へ搬入する(図2(b))。この
とき、除塵ローラ16が上昇し、原版12に接触して回
転し、原版12に付着している塵埃の除去を行う。尚、
除塵ローラ16の上下駆動については、後述する。
【0038】搬入キャリア14は、基板11を所定の位
置まで搬入すると、下降して、基板11を露光テーブル
18に載置し、基板11の吸着を解除する(図2
(c))。このとき、除塵ローラ16は、下降してお
り、露光テーブル18と接触している。また、基板11
は、露光テーブル18に吸着して固定される。
【0039】搬入キャリア14は、基板11の吸着を解
除した後、露光部21から搬入部20へ移動を開始する
(図2(d))。このとき、除塵ローラ16は、基板1
1の露光面に接触して回転し、基板11の露光面に付着
している塵埃の除去を行う。
【0040】図3は、除塵ローラ16の駆動部を示す模
式図であり、図4は、除塵ローラ16の駆動部を図3
(a)に対応した状態で走行方向から見た模式図であ
る。駆動部は、基部31,ガイドローラ32,ガイド軸
34,圧縮ばね35,第1移動台36,第2移動台37
等を有し、ガイドレール33によってガイドされてい
る。
【0041】基部31は、搬入キャリア14に接続さ
れ、搬入キャリア14と一体で移動するベース部分であ
る。
【0042】ガイドローラ32は、第1移動台36に回
転自在に設けられると共に、ガイドレール33によって
上下方向の位置を規制され、第2移動台37を上下方向
に移動させるローラである。
【0043】ガイドレール33は、図示しないベースに
固定されたレールであり、ガイドローラ32をガイドす
るガイド部材である。
【0044】ガイド軸34は、第1移動台36及び第2
移動台37の上下方向の移動をガイドする軸であり、基
部31に固定されている。
【0045】圧縮ばね35は、第1移動台36及び第2
移動台37に挟まれる位置であって、ガイド軸34回り
に設けられた圧縮コイルばねである。
【0046】第1移動台36は、上下方向の移動が自在
となるようにガイド軸34にガイドされており、ガイド
ローラ32がガイドレール33によって上下方向の位置
を規制されることによって、上下位置が決まる部材であ
る。
【0047】第2移動台37は、上下方向の移動が自在
となるようにガイド軸34にガイドされており、圧縮ば
ね35を介して第1移動台36の上下方向の移動に伴い
上下方向に移動する部材である。また、第2移動台37
には、除塵ローラ16が回転自在に設けられている。
【0048】図5は、搬入動作中の、ガイドローラ32
とガイドレール33との関係及び除塵ローラ16と基板
11,原版12との関係を示す図である。ガイドレール
33は、搬入キャリア14の搬入動作の往路と復路と
で、ガイドローラ32がガイドされる経路が異なり、往
路ガイドレール33a,復路ガイドレール33b,中間
位置ガイドレール33c,斜面ガイドレール33d,3
3eを有している。
【0049】搬入動作開始時には、ガイドローラ32
は、中間位置ガイドレール33cにガイドされるので、
上下方向の位置は、中間位置にある(図3(a))。搬
入キャリア14が移動し、ガイドローラ32が、往路ガ
イドレール33aにさしかかると、斜面ガイドレール3
3dによって、第1移動台36及び第2移動台37が上
昇する。第2移動台が所定量以上上昇すると、除塵ロー
ラ16が原版12又は透明板13に接触し、除塵ローラ
16を含む第2移動台37は、それ以上の上昇ができな
くなる。この状態になっても更に搬入キャリア14は、
露光部21の方向に前進し、ガイドローラ32を含む第
1移動台36は、上昇を続けるので、圧縮ばね35がチ
ャージされる。
【0050】ガイドローラ32が完全に往路ガイドレー
ル33aに乗り上げると、圧縮ばね35は、所定量チャ
ージされ、第2移動台37を上昇方向へ所定力量で付勢
する(図3(b))。したがって、除塵ローラ16は、
原版12に対して所定力量で圧接されながら回転して、
原版12に付着した塵埃を完全に除去する。
【0051】搬入キャリア14が更に進み、基板11を
載置する位置に到達すると、ガイドローラ32は、斜面
ガイドレール33eにしたがい、下降するので、第1移
動台36及び第2移動台37も下降を行う。斜面ガイド
レール33eによってガイドローラ32は、先の中間位
置を越えて下降するので、第1移動台36及び第2移動
台37も中間位置を越えて下降する。第1移動台36及
び第2移動台37が所定量下降すると、除塵ローラ16
が露光テーブル18に接触し、第2移動台37がそれ以
上下降できなくなると共に、第1移動台36も位置規制
部36aが第2移動台37に当接し、それ以上の下降が
できなくなる。よって、第1移動台36及び第2移動台
37の上下方向の位置は、除塵ローラ16が露光テーブ
ル18によって支えられることにより決まる。
【0052】尚、斜面ガイドレール33eは、回転可能
に設けられており、図示しないばねにより図5中の実線
で示した位置に付勢されており、ガイドローラ32が通
過する際に、除塵ローラ16,第1移動台36及び第2
移動台37等の自重によって押し下げられて図5中の破
線で示した位置(斜面)となり、ガイドローラ32の通
過後は、再び元の位置に復帰する。
【0053】搬入キャリア14は、基板11を露光テー
ブル18に載置し吸着を解除した後、進行方向を反対に
して復路の動作に移行する。この場合斜面ガイドレール
33eは、既に跳ね上がっており、ガイドローラ32
は、何ら規制を受けないので、復路では、除塵ローラ1
6が露光テーブル18及び基板11に接触したまま回転
移動して、基板11上の塵埃を除去する。このとき、除
塵ローラ16には、ガイドローラ32,第1移動台36
及び第2移動台37等の自重が掛かっているので、除塵
ローラ16が適度な押圧力を受けて基板11に接触し、
除塵を効果的に行うことができる。
【0054】基板11の除塵が完了した後、ガイドロー
ラ32は、斜面ガイドレール33bにさしかかると斜面
に沿って上昇するので、第1移動台36及び第2移動台
37も上昇し、除塵ローラ16は、基板11及び露光テ
ーブル18から離れる。このとき、斜面ガイドレール3
3dがガイドローラ32の進路上にあるが、斜面ガイド
レール33dは、回転可能に取り付けられており、ガイ
ドローラ32は、斜面ガイドレール33dを押し上げて
進むことができる。
【0055】本実施形態によれば、一つの除塵ローラ1
6を用いて、搬入キャリア14の往路において原版12
の除塵を行い、復路において基板11の除塵を行うの
で、除塵のために工程時間を設ける必要がなく、効率よ
く除塵及び露光工程を行うことができる上、装置を小型
で低価格にすることができる。また、除塵ローラ16の
駆動は、搬入キャリア14の駆動力を利用して行うの
で、新たにアクチュエータを設ける必要がなく、装置を
更に小型で低価格にすることができる。
【0056】(第2実施形態)図6は、第2実施形態に
おける除塵ローラ16の駆動部の概要と動作を説明する
図である。第2実施形態は、除塵ローラ16の駆動部の
みが異なるので、第1実施形態と共通する部分の説明は
省略する。除塵ローラ16の駆動部は、ローラ支持腕4
1,引張ばね42,第1ストライカ43,第2ストライ
カ44等を備えている。
【0057】ローラ支持腕41は、搬入キャリア14に
回転可能に取り付けられ、先端に除塵ローラ16を配置
している。また、ローラ支持腕41は、切替レバー41
a,41bを有している。
【0058】引張ばね42は、一端が搬入キャリア14
に掛けられ、他端がローラ支持腕41に掛けられた引張
コイルばねであり、除塵ローラ16が原版12と露光テ
ーブル18とのほぼ中間位置にあるときに最も引き延ば
されるように設けられており、この中間位置を切替ポイ
ントとして、除塵ローラ16を原版12側又は露光テー
ブル18側に付勢する方向を切り替えるトグル切替機構
をローラ支持腕41と共に構成している。
【0059】第1ストライカ43は、搬入部20近辺に
設けられ、搬入部20側から切替レバー41aに当接す
るときには、除塵ローラ16の位置を切り替えると共
に、逆方向から(露光部21側から)切替レバー41a
に当接するときには、自らが回転移動して退避する部材
である。
【0060】第2ストライカ44は、搬出部22付近に
設けられ、搬出部20側から切替レバー41bに当接す
るときには、除塵ローラ16の位置を切り替えると共
に、逆方向から(露光部21側から)切替レバー41b
に当接するときには、自らが回転移動して退避する部材
である。
【0061】次に、本実施形態における除塵ローラ16
及び駆動部の動作について説明する。搬入部20におい
て、搬入キャリア14が基板11を吸着し、露光部21
方向に移動を開始すると(図6(a))、切替レバー4
1aがストライカ43に当接する。この方向で切替レバ
ー41aがストライカ43に当接すると、ストライカ4
3の回転移動は、規制部45によって規制される。した
がって、ストライカ43によって、切替レバー41aを
介して支持腕41が回転させられ、トグル機構の作用に
よって、除塵ローラ16の位置が切り替わり、除塵ロー
ラ16は、原版12側に付勢される。
【0062】搬入キャリア14が搬入部20から露光部
21へ移動中には、除塵ローラ16は、原版12上に付
着している塵埃の除去を行う(図6(b))。
【0063】搬入キャリア14が露光部21に到達する
ときに(図6(b)〜図6(c))、切替レバー41b
がストライカ44に当接するが、この方向で当接した場
合には、ストライカ44は、自らが回転移動して退避す
るので、除塵ローラ16の上下方向の位置はそのままで
ある。
【0064】搬入キャリア14が露光部21に到着し
(図6(c))、基板11を露光テーブル18上に載置
して吸着を解除した後、搬入キャリア14は、進行方向
を逆にして搬入部20方向へ移動を開始する(図6
(c)〜図6(d))。このとき、切替レバー41bが
ストライカ44に当接するが、今度は、ストライカ44
の回転移動が規制部46によって規制されている。した
がって、ストライカ44によって、切替レバー41bを
介して支持腕41が回転させられ、トグル機構の作用に
よって、除塵ローラ16の位置が切り替わり、除塵ロー
ラ16は、基板11側に付勢される。
【0065】搬入キャリア14が露光部21から搬入部
20へ移動中には、除塵ローラ16は、基板11上に付
着している塵埃の除去を行う(図6(d))。
【0066】最後に、搬入キャリア14が搬入部20に
到着するとき(図6(d)〜図6(a))は、切替レバ
ー41aがストライカ43に当接するが、この場合に
は、ストライカ43が退避するので、除塵ローラ16の
上下方向の位置は、そのままである。
【0067】本実施形態によれば、トグル機構を利用し
て、除塵ローラ16の駆動を行うので、駆動部が更に簡
単になり、一層小型で低価格な露光機の除塵装置を得る
ことができる。
【0068】(第3実施形態)図8は、第3実施形態に
おける除塵ユニット160を示す図であり、図8(a)
は、露光機上方から除塵ユニット160を見た図であ
り、図8(b)は、搬入キャリア14の往路における露
光部21付近の除塵ユニット160を側面から見た図で
ある。本実施形態における露光機は、第1実施形態にお
ける露光機の除塵部である除塵ローラ16を除塵ユニッ
ト160に置き換えたものであるので、第1実施形態と
共通する部分の説明は省略する。
【0069】除塵ユニット160は、除塵ブラシ16
1,イオンエアーブロアー162,集塵吸引ダクト16
3,モータ164等を備えた除塵部である。除塵ユニッ
ト160は、第1実施形態における除塵ローラ16と同
様に、搬入キャリア14の搬入方向の移動に伴い移動す
ると共に、上下方向にも移動可能に設けられている。
尚、第1実施形態における除塵ローラ16の代わりに除
塵ユニット160を使用するので、第1実施形態におけ
る転写ローラ17は、本実施形態では、設けていない。
【0070】除塵ブラシ161は、モータ164により
回転駆動力を得て回転し、基板11及び原版12の除塵
を行うブラシである。
【0071】イオンエアーブロアー162は、イオン化
したエアーを基板11,原版12及び除塵ブラシ161
に吹きつけて、これらの帯電を除去し、帯電を防止する
役割を果たしている。
【0072】集塵吸引ダクト163は、エアー吸引する
ことにより、基板11,原版12及び除塵ブラシ161
から塵埃を除去し、図示しない集塵部部分へ塵埃を送る
集塵吸引手段である。
【0073】モータ164は、除塵ブラシ161の回転
軸線上に設けられ、除塵ブラシ161を駆動するモータ
である。尚、モータ164は、単体のモータでなくても
よく、歯車などを組合わせて適宜減速等を行うようにし
てもよい。
【0074】除塵ブラシ161は、搬入キャリア14の
往路又は復路において原版12又は基板11に接すると
きに、原版12又は基板11の除塵を行う。このとき
に、イオンエアーブロアー162及び集塵吸引ダクト1
63も除塵ブラシ161と共に原版12又は基板11に
接近して、除塵を確実に行えるようになっている。
【0075】本実施形態によれば、一つの除塵ユニット
160を用いて、搬入キャリア14の往路において原版
12の除塵を行い、復路において基板11の除塵を行う
ので、除塵のために工程時間を設ける必要がなく、効率
よく除塵及び露光工程を行うことができる上、装置を小
型で低価格にすることができる。また、除塵ブラシ16
1の駆動は、除塵ブラシ161の回転軸線上に設けられ
たモータ164によって行うので、装置を小型にするこ
とができる。更に、除塵ブラシ161に加えて、イオン
エアーブロアー162及び集塵吸引ダクト163を備え
るので、除塵を確実に行うことができる。
【0076】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1)第1実施形態において、ガイドレール33は、固
定されており、搬入キャリア14の往路と復路で経路が
異なることにより、除塵ローラ16を上下させる例を示
したが、これに限らず、例えば、図7(a)に示すよう
な、エアシリンダ又は油圧シリンダ等のアクチュエータ
50と、リンク51,52等とを組み合わせて、ガイド
レール33自身を上下駆動させてもよい。
【0077】また、この場合に、搬入キャリア14の往
路と復路とのレール位置の他に、これらの中間の位置に
も止まるようにしてもよい。このようにすることで、除
塵ローラ16が基板11及び原版12に接触しない状態
とすることができ、露光機のメンテナンス等の作業を容
易に行うことができる。この場合の具体的な例を、図7
(b)に示す。図7(b)のように、アクチュエータ5
0の代わりに2つのアクチュエータ50a,50bを背
中合わせで設ければ、各々のアクチュエータのON,O
FFの組合せによって、中間位置を設けることができ、
位置センサなどを使用したフィードバック制御等を行う
必要がなくなる。尚、図7(a)に示したアクチュエータ
50を使用して、中間位置で停止可能なように制御を行
ってもよい。更に、リンクを用いずに、アクチュエータ
でガイドレール33を直接駆動するようにしてもよい。
【0078】(2)各実施形態において、搬入キャリア
14が基板11を搬入するときに除塵を行う例を示した
が、これに限らず、例えば、搬出キャリア15が基板1
1を露光部21から搬出するときの往路及び/又は復路
において原板12の除塵を行い、搬入キャリア14が基
板11を露光部21に搬入するときの復路において基板
11の除塵を行うようにしてもよい。
【0079】(3)各実施形態において、片面露光機に
本発明を適用した例を示したが、これに限らず、例え
ば、両面露光機に本発明を適用してもよい。この場合、
例えば、一つの除塵部を用いて上面用の原版と下面用の
原版の除塵を行い、基板は、従来の方法によって、搬入
前に除塵すれば、各実施形態と同様な構成によって、除
塵装置を設けることができる。
【0080】(4)第3実施形態において、除塵ユニッ
ト160は、除塵ブラシ161,イオンエアーブロアー
162,集塵吸引ダクト163を備えた例を示したが、
これに限らず、例えば、イオンエアーブロアー162を
除く除塵ブラシ161と集塵吸引ダクト163としても
よいし、除塵ブラシ161を除くイオンエアーブロアー
162と集塵吸引ダクト163としてもよく、除塵を行
う手段は、除塵ローラ16も含めて、単独で又は適宜選
択して組合わせて使用してもよいし、他の除塵手段を用
いてもよい。
【0081】(5)第3実施形態において、除塵ユニッ
ト160を駆動する機構は、第1実施形態と同様な機構
によって行う例を示したが、これに限らず、例えば、第
2実施形態と同様な機構としてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、以下の効果を奏することができる。 (1) キャリアの往路中に基板及び原板の内の一方を除
塵し、キャリアの復路中に残る一方を除塵するので、搬
送と除塵とを同時に行うことができ、一枚の基板の露光
に要する時間を短縮することができる。
【0083】(2)両面露光機において、キャリアの往
路中に下面用及び/又は上面用の原板を除塵し、キャリ
アの復路中に上面用及び/又は下面用の原版を除塵する
ので、搬送と同時に原版の除塵をすることができ、一枚
の基板の露光に要する時間を短縮することができる。
【0084】(3)基板及び原版の除塵は、同一の除塵
部によって行われるので、除塵装置を小型で低価格にす
ることができる。
【0085】(4)除塵部は、基板の搬入時に除塵を行
うので、露光の直前に除塵を行うことができ、露光時に
塵埃を基板又は原版に残さずに露光をすることができ
る。
【0086】(5)除塵部は、基板と原板との間を移動
するので、確実に塵埃を除去することができ、かつ、ス
ペースを有効に利用するので、除塵装置を小型にするこ
とができる。
【0087】(6)除塵部は、少なくともキャリアの往
路と復路とで基板及び原板との距離が変化するので、基
板及び原版を往路と復路とで別々に除塵することを容易
に行うことができる。
【0088】(7)除塵部と基板及び/又は原板との相
対位置に応じて、除塵部を基板及び原板との距離が変化
する方向に移動させる駆動部を有しているので、基板及
び原版を往路と復路とで別々に除塵することを確実に行
うことができる。
【0089】(8)駆動部は、搬送動作の往路と復路と
で異なる経路を通るガイド部材によりガイドされるの
で、除塵部を基板及び原板との距離が変化する方向に移
動させることを、簡単な構成で行うことができる。
【0090】(9)前記除塵部は、中間位置に停止又は
移動可能であるので、露光機のメンテナンスを行うとき
等に作業を容易に行うことができる。
【0091】(10)駆動部は、キャリアに設けられた
トグル機構を有するので、除塵部を基板及び原板との距
離が変化する方向に移動させることを、簡単な構成で行
うことができる。
【0092】(11)駆動部は、搬送部の搬送動作によ
って駆動されているので、除塵部を基板及び原板との距
離が変化する方向に移動させることを、新たなアクチュ
エータを用いずに行うことができる。
【0093】(12)除塵部は、キャリアに設けられて
いるので、容易に除塵部の移動を搬送部の動作と同期さ
せることができる。
【0094】(13)除塵部は、粘着性を付与したロー
ラを有するので、安価な構成で確実に除塵を行うことが
できる。
【0095】(14)除塵部は、イオンエアーブロア
ー,除塵ブラシ,集塵吸引手段のうち、少なくともひと
つを有するので、確実に除塵を行うことができる。
【0096】(15)基板を露光部に搬入するときの往
路において原板の除塵を行い、復路において基板の除塵
を行うので、搬送と除塵とを同時に行うことができ、一
枚の基板の露光に要する時間を短縮することができる。
【0097】(16)基板を露光部から搬出するときの
往路及び/又は復路において原板の除塵を行い、基板を
露光部に搬入するときの復路において基板の除塵を行う
ので、搬送と除塵とを同時に行うことができ、一枚の基
板の露光に要する時間を短縮することができる。また、
基板と原版とを異なる除塵部で除塵するようにしても、
除塵装置を小型にすることができる。
【0098】(17)基板を露光部に搬入するときの往
路において下面用の前記原板の除塵を行い、前記基板を
露光部に搬入するときの復路において上面用の前記基板
の除塵を行うので、両面露光機において、搬入と同時に
原版の除塵を行うことができ、一枚の基板の露光に要す
る時間を短縮することができる。
【0099】(18)基板を露光部から搬出するときの
往路において上面用の前記原板の除塵を行い、前記基板
を露光部から搬出するときの復路において下面用の前記
基板の除塵を行うので、両面露光機において、搬出と同
時に原版の除塵を行うことができ、一枚の基板の露光に
要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光機の除塵装置の第1実施形態
の概要を示す図である。
【図2】除塵装置の動作の流れを示す図である。
【図3】除塵ローラ16の駆動部を示す模式図である。
【図4】除塵ローラ16の駆動部を図3(a)に対応し
た状態で走行方向から見た模式図である。
【図5】搬入動作中の、ガイドローラ32とガイドレー
ル33との関係及び除塵ローラ16と基板11,原版1
2との関係を示す図である。
【図6】第2実施形態における除塵ローラ16及び駆動
部の動作を説明する図である。
【図7】ガイドレール33の変形形態を示す図である。
【図8】第3実施形態における除塵ユニット160を示
す図である。
【符号の説明】
11 基板 12 原版 14 搬入キャリア 15 搬出キャリア 16 除塵ローラ 17 転写ローラ 18 露光テーブル 19 光源 20 搬入部 21 露光部 22 搬出部 32 ガイドローラ 33 ガイドレール 41 ローラ支持腕 41a,41b 切替レバー 42 引張ばね 43 第1ストライカ 44 第2ストライカ 160 除塵ユニット 161 除塵ブラシ 162 イオンエアーブロアー 163 集塵吸引ダクト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性を有する基板と予めパターンを付
    した原板とを密着して前記基板の少なくとも片面を露光
    する露光部と、 前記基板を保持及び保持解除可能であって、前記露光部
    と外部との間を往復するキャリアを有し、前記基板を前
    記露光部に搬入及び/又は搬出する搬送部と、 を備える露光機に設けられ、前記基板及び/又は前記原
    板を除塵する露光機の除塵装置であって、前記キャリアの搬入及び搬出動作と一体となって動く除
    塵部により 前記キャリアの往路中に前記基板及び前記原
    板の内の一方を除塵し、前記キャリアの復路中に残る一
    方を前記除塵部と同一の除塵部により除塵すること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  2. 【請求項2】 感光性を有する基板と予めパターンを付
    した上面用及び下面用の原板とを密着して前記基板の両
    面を露光する露光部と、 前記基板を保持及び保持解除可能であって、前記露光部
    と外部との間を往復するキャリアを有し、前記基板を前
    記露光部に搬入及び/又は搬出する搬送部と、 を備える露光機に設けられ、前記原板を除塵する露光機
    の除塵装置であって、前記キャリアの搬入及び搬出動作と一体となって動く除
    塵部により 前記キャリアの往路中に下面用及び/又は上
    面用の前記原板を除塵し、前記キャリアの復路中に上面
    用及び/又は下面用の前記原版を前記除塵部と同一の除
    塵部により除塵すること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の露光機の
    除塵装置において、 前記除塵部は、前記基板の搬入時に除塵を行うこと、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の露光機の除塵装置において、 前記除塵部は、前記基板と前記原板との間を移動するこ
    と、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の露光機の除塵装置にお
    いて、 前記除塵部は、少なくとも前記キャリアの往路と復路と
    で前記基板及び前記原板との距離が変化すること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の露光機の除塵装置にお
    いて、 前記除塵部と前記基板及び/又は前記原板との相対位置
    に応じて、前記除塵部を前記基板及び/又は前記原板と
    の距離が変化する方向に移動させる駆動部を有している
    こと、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の露光機の除塵装置にお
    いて、 前記駆動部は、前記搬送動作の往路と復路とで異なる経
    路を通るガイド部材によりガイドされることにより、前
    記除塵部を前記基板及び/又は前記原板との距離が変化
    する方向に移動させること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7までのいずれか1
    項に記載の露光機の除塵装置において、 前記除塵部は、前記搬送動作の往路と復路における前記
    除塵部の位置とは別に、それらの中間位置に停止又は移
    動可能であること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の露光機の除塵装置にお
    いて、 前記駆動部は、前記キャリアに設けられたトグル機構を
    有し、 前記除塵部は、前記トグル機構によって、前記基板及び
    前記原板との距離が変化する方向に移動すること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9までのいずれか
    1項に記載の露光機の除塵装置において、 前記駆動部は、前記搬送部の搬送動作によって駆動され
    ていること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
    か1項に記載の露光機の除塵装置において、 前記除塵部は、粘着性を付与したローラを有すること、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11までのいずれ
    か1項に記載の露光機の除塵装置において、 前記除塵部は、除塵する部位の帯電を除去するイオンエ
    アーブロアー,塵埃を除去する除塵ブラシ,塵埃を吸引
    する集塵吸引手段のうち、少なくともひとつを有するこ
    と、 を特徴とする露光機の除塵装置。
  13. 【請求項13】 キャリアの搬入及び搬出動作と一体と
    なって動く同一の除塵部を用いて、基板を露光部に搬入
    するときのキャリアの往路において原板の除塵を行
    い、前記キャリアの復路において前記基板の除塵を行
    うこと、 を特徴とする露光機の除塵方法。
  14. 【請求項14】 キャリアの搬入及び搬出動作と一体と
    なって動く同一の除塵部を用いて、基板を露光部から搬
    出するときのキャリアの往路及び/又は復路におい
    て原板の除塵を行い、 前記基板を前記露光部に搬入するときの前記キャリアの
    復路において前記基板の除塵を行うこと、 を特徴とする露光機の除塵方法。
  15. 【請求項15】 キャリアの搬入及び搬出動作と一体と
    なって動く同一の除塵部を用いて、基板を露光部に搬入
    するときのキャリアの往路において下面用の原板の除
    塵を行い、 前記基板を前記露光部に搬入するときの前記キャリアの
    復路において上面用の原板の除塵を行うこと、 を特徴とする露光機の除塵方法。
  16. 【請求項16】 キャリアの搬入及び搬出動作と一体と
    なって動く同一の除塵部を用いて、基板を露光部から搬
    出するときのキャリアの往路において上面用の原板の
    除塵を行い、 前記基板を前記露光部から搬出するときの前記キャリア
    復路において下面用の原板の除塵を行うこと、 を特徴とする露光機の除塵方法。
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