JP3533242B2 - 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法 - Google Patents
光ディスク再生装置、光ディスク再生方法Info
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- JP3533242B2 JP3533242B2 JP17640894A JP17640894A JP3533242B2 JP 3533242 B2 JP3533242 B2 JP 3533242B2 JP 17640894 A JP17640894 A JP 17640894A JP 17640894 A JP17640894 A JP 17640894A JP 3533242 B2 JP3533242 B2 JP 3533242B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生装置に
係り、とくに、サイズの異なる複数のCLV(constant lin
ear velocity)方式の光ディスクを再生することのでき
る光ディスク再生装置に関する。
係り、とくに、サイズの異なる複数のCLV(constant lin
ear velocity)方式の光ディスクを再生することのでき
る光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、とくにCD−ROM光ディ
スクの分野では光ディスクに記録された情報に対するア
クセスを速める努力が間断なく続けられている。
スクの分野では光ディスクに記録された情報に対するア
クセスを速める努力が間断なく続けられている。
【0003】光ディスクには信号の線速度を一定とする
CLV(constant linear velocity)と、ディスクの回転速
度を一定とするCAV(constant angular velocity)の二方
式がある。
CLV(constant linear velocity)と、ディスクの回転速
度を一定とするCAV(constant angular velocity)の二方
式がある。
【0004】CLV方式では、トラッキングの線速度を
一定とするために光ディスクの回転速度を光ディスクの
内周側ほど速くするように制御する。一方、CAV方式
では光ディスクの回転速度は常に一定に保たれるのでト
ラッキング位置に応じた回転速度制御は不要である。
一定とするために光ディスクの回転速度を光ディスクの
内周側ほど速くするように制御する。一方、CAV方式
では光ディスクの回転速度は常に一定に保たれるのでト
ラッキング位置に応じた回転速度制御は不要である。
【0005】CLV方式の光ディスクのアクセス時に
は、光ピックアップを行き先トラックに移動し、光ディ
スクの回転速度を行き先トラック位置の回転速度に合わ
せる必要がある。
は、光ピックアップを行き先トラックに移動し、光ディ
スクの回転速度を行き先トラック位置の回転速度に合わ
せる必要がある。
【0006】光ピックアップがトラックを横切る毎に再
生信号の振幅がS字カーブ状に変化するので、光ピック
アップの移動距離はS字カーブの出現回数により知るこ
とができる。
生信号の振幅がS字カーブ状に変化するので、光ピック
アップの移動距離はS字カーブの出現回数により知るこ
とができる。
【0007】アクセス時間を最短にするには、上記光ピ
ックアップの移動に合わせて光ディスクス回転の加速ま
たは減速を開始し、光ピックアップの移動終了時までに
光ディスクスの回転速度を所定値に設定したい。
ックアップの移動に合わせて光ディスクス回転の加速ま
たは減速を開始し、光ピックアップの移動終了時までに
光ディスクスの回転速度を所定値に設定したい。
【0008】しかし、通常は光ピックアップの移動時間
に較べて光ディスク回転速度の応答時間の方が長いの
で、アクセスの高速化には光ディスク回転速度の応答時
間を早める必要があった。
に較べて光ディスク回転速度の応答時間の方が長いの
で、アクセスの高速化には光ディスク回転速度の応答時
間を早める必要があった。
【0009】起動時には、光ピックアップを光ディスク
の最内周部に設けられたリードイン領域上に置いて、リ
ードイン領域に記録されたフレームアドレスやその他の
情報を読みだす。フレームアドレスは記録された情報の
位置を示すので、これよりアクセス時の光ピックアップ
移動距離や光ディスク回転速度の変化量を決定してい
る。
の最内周部に設けられたリードイン領域上に置いて、リ
ードイン領域に記録されたフレームアドレスやその他の
情報を読みだす。フレームアドレスは記録された情報の
位置を示すので、これよりアクセス時の光ピックアップ
移動距離や光ディスク回転速度の変化量を決定してい
る。
【0010】上記光ディスク回転速度の応答時間は光デ
ィスク回転系の慣性能率に比例する。この慣性能率は光
ディスクのサイズによって変化する。例えばCD−RO
M光ディスクには直径が80mmと120mmのものがあ
り、両者の慣性能率は2倍以上異なっている。
ィスク回転系の慣性能率に比例する。この慣性能率は光
ディスクのサイズによって変化する。例えばCD−RO
M光ディスクには直径が80mmと120mmのものがあ
り、両者の慣性能率は2倍以上異なっている。
【0011】アクセスの高速化にはこの慣性能率に応じ
てスピンドルモータの駆動電流や駆動時間等を最適に設
定する必要がある。上記駆動電流は駆動電圧にほぼ比例
するので、駆動電流の代わりに駆動電圧を用いることも
できる。
てスピンドルモータの駆動電流や駆動時間等を最適に設
定する必要がある。上記駆動電流は駆動電圧にほぼ比例
するので、駆動電流の代わりに駆動電圧を用いることも
できる。
【0012】駆動電圧が与えられている場合には上記駆
動時間は慣性能率に比例するので、駆動時間は慣性能率
に応じて設定する必要がある。この駆動時間が不足する
と、光ディスクが所要の回転速度に達しないので再駆動
する必要が生じ、アクセス時間を長引かせる。
動時間は慣性能率に比例するので、駆動時間は慣性能率
に応じて設定する必要がある。この駆動時間が不足する
と、光ディスクが所要の回転速度に達しないので再駆動
する必要が生じ、アクセス時間を長引かせる。
【0013】上記回転系の慣性能率は起動時間、すなわ
ち回転開始からリードイン領域が再生可能になるまでの
時間に関連するので、アクセス時の駆動時間は起動時間
を参照して求めることができる。
ち回転開始からリードイン領域が再生可能になるまでの
時間に関連するので、アクセス時の駆動時間は起動時間
を参照して求めることができる。
【0014】上記アクセスの終了時には再生信号波形が
識別できるようになるので、例えば再生信号中の特定の
パルスの幅等が検出された時点でスピンドルモータの回
転速度制御ループを閉じ、次いで再生信号内の同期信号
を内部の基準クロックと位相比較して回転速度を微調整
する位相制御ループを閉じて信号が正しく再生できる動
作に移行する。
識別できるようになるので、例えば再生信号中の特定の
パルスの幅等が検出された時点でスピンドルモータの回
転速度制御ループを閉じ、次いで再生信号内の同期信号
を内部の基準クロックと位相比較して回転速度を微調整
する位相制御ループを閉じて信号が正しく再生できる動
作に移行する。
【0015】また、このときピックアップの位置が正し
いアクセス先のトラック位置からずれている場合には、
1トラックジャンプ(密検索)を繰り返して所望のトラ
ックに移動する。
いアクセス先のトラック位置からずれている場合には、
1トラックジャンプ(密検索)を繰り返して所望のトラ
ックに移動する。
【0016】また、最近ではトラッキングの線速度を2
倍、4倍等に高速化した光ディスク装置が開発されてい
る。この場合、スピンドルモータの駆動電圧も回転速度
に合わせて増強されているが、アクセス時間は同様にし
て設定される。
倍、4倍等に高速化した光ディスク装置が開発されてい
る。この場合、スピンドルモータの駆動電圧も回転速度
に合わせて増強されているが、アクセス時間は同様にし
て設定される。
【0017】図5は従来のディスク再生装置のブロック
図の一例である。
図の一例である。
【0018】光ピックアップ2は光ディスク1のディジ
タル情報を検出し、プリアンプ3は検出されたディジタ
ル信号を増幅、波形等化して信号処理部4に伝える。
タル情報を検出し、プリアンプ3は検出されたディジタ
ル信号を増幅、波形等化して信号処理部4に伝える。
【0019】信号処理部4はディジタル信号より同期信
号を抽出してCD−ROMコントローラ5に送り、アク
セス制御部6はCD−ROMコントローラ5からの信号
よりピックアップ2の位置信号とスピンドルモータ9の
回転速度信号を生成し、それぞれをピックアップ送り装
置7とサーボ回路8に伝える。
号を抽出してCD−ROMコントローラ5に送り、アク
セス制御部6はCD−ROMコントローラ5からの信号
よりピックアップ2の位置信号とスピンドルモータ9の
回転速度信号を生成し、それぞれをピックアップ送り装
置7とサーボ回路8に伝える。
【0020】起動時にはCD−ROMコントローラ5か
らの指令に基づいて、ピックアップ送り装置7はピック
アップ2をディスク最内周の起動位置に送り、サーボ回
路8はスピンドルモータ9に起動信号を所定時間印加し
てスピンドルモータ9を強く加速する。
らの指令に基づいて、ピックアップ送り装置7はピック
アップ2をディスク最内周の起動位置に送り、サーボ回
路8はスピンドルモータ9に起動信号を所定時間印加し
てスピンドルモータ9を強く加速する。
【0021】光ディスクが所定の回転速度に近づくと再
生信号中のパルス幅が識別できるようになるので、これ
を機に再生信号より同期信号を抽出し、信号処理部4に
より同期信号を基準クロックと位相比較して光ディスク
の線速度が一定になるようにスピンドルモータ9の回転
を制御する。同時にピックアップ送り装置7およびピッ
クアップ2にトラッキング誤差信号を送って、トラッキ
ングサーボを実行する。
生信号中のパルス幅が識別できるようになるので、これ
を機に再生信号より同期信号を抽出し、信号処理部4に
より同期信号を基準クロックと位相比較して光ディスク
の線速度が一定になるようにスピンドルモータ9の回転
を制御する。同時にピックアップ送り装置7およびピッ
クアップ2にトラッキング誤差信号を送って、トラッキ
ングサーボを実行する。
【0022】また、離れたトラックをアクセスする場合
には、CD−ROMコントローラ5はホストシステム1
0から送られる移動量情報に基づきアクセス制御部6を
介してピックアップ2を所定距離だけ移動させ、同時に
スピンドルモータ9を送り先トラックの回転速度にまで
加速する。
には、CD−ROMコントローラ5はホストシステム1
0から送られる移動量情報に基づきアクセス制御部6を
介してピックアップ2を所定距離だけ移動させ、同時に
スピンドルモータ9を送り先トラックの回転速度にまで
加速する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、起動時間に誤差が伴うと以後のアクセスにおける光
ディスクの回転速度が狂い、回転数が整定するまでに余
分な時間がかかるのでアクセス時間が不必要に長引くと
いう問題があった。
は、起動時間に誤差が伴うと以後のアクセスにおける光
ディスクの回転速度が狂い、回転数が整定するまでに余
分な時間がかかるのでアクセス時間が不必要に長引くと
いう問題があった。
【0024】光ディスク装置では電源投入後およびディ
スクの装着後に起動時間を測定し、以後はこの起動時間
よりスピンドルモータのアクセス時間を設定する。
スクの装着後に起動時間を測定し、以後はこの起動時間
よりスピンドルモータのアクセス時間を設定する。
【0025】上記起動時間は光ディスクを静止状態から
回転させる場合には十分正確に測定することができる。
しかし、電源を遮断してから電源を再投入(起動)した
際に光ディスクが惰性で回転していると誤差が大きくな
り、この結果、アクセス時間の誤差も増大してアクセス
時間が不必要に長引くことになる。
回転させる場合には十分正確に測定することができる。
しかし、電源を遮断してから電源を再投入(起動)した
際に光ディスクが惰性で回転していると誤差が大きくな
り、この結果、アクセス時間の誤差も増大してアクセス
時間が不必要に長引くことになる。
【0026】本発明の目的は、上記起動時間の誤差を低
減してアクセスを高速化することのできる光ディスク再
生装置を提供することにある。
減してアクセスを高速化することのできる光ディスク再
生装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、CLV方式の光ディスク再生装置において、電源投入
(起動)に応じて光ディスクの回転手段に所定の起動電
圧、または起動電流を印加する手段と、起動中に光ディ
スク信号が検出された時刻t1とその次に検出された時
刻t2間の時間差(t2−t1)を計測する手段と、上記
時間差により起動後のアクセス時間を設定する手段とを
設ける。
に、CLV方式の光ディスク再生装置において、電源投入
(起動)に応じて光ディスクの回転手段に所定の起動電
圧、または起動電流を印加する手段と、起動中に光ディ
スク信号が検出された時刻t1とその次に検出された時
刻t2間の時間差(t2−t1)を計測する手段と、上記
時間差により起動後のアクセス時間を設定する手段とを
設ける。
【0028】さらに、上記時刻t2にて、上記起動電圧
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続する手段を設ける。
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続する手段を設ける。
【0029】また、電源投入(起動)に応じて光ディス
クの回転手段に所定の起動電圧、または起動電流を印加
する手段と、この起動により光ディスクが所定の回転速
度に達した時刻t3にて上記起動電圧、または起動電流
の極性を反転する手段と、時刻t3以降に光ディスク信
号が検出された時刻をt4として時間差(t4−t3)を
計測する手段と、上記時間差(t4−t3)により起動後
のアクセス時間を設定する手段とを設ける。
クの回転手段に所定の起動電圧、または起動電流を印加
する手段と、この起動により光ディスクが所定の回転速
度に達した時刻t3にて上記起動電圧、または起動電流
の極性を反転する手段と、時刻t3以降に光ディスク信
号が検出された時刻をt4として時間差(t4−t3)を
計測する手段と、上記時間差(t4−t3)により起動後
のアクセス時間を設定する手段とを設ける。
【0030】さらに、上記時刻t4にて、上記起動電圧
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続する手段を設ける。
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続する手段を設ける。
【0031】また、電源遮断時に、光ディスクの回転が
停止状態に達するまで所定の停動電圧、または停動電流
を光ディスクの回転手段に印加する手段を設け、さら
に、上記停動電圧の印加時間を、当該光ディスクの起動
時間より決定する手段を設ける。
停止状態に達するまで所定の停動電圧、または停動電流
を光ディスクの回転手段に印加する手段を設け、さら
に、上記停動電圧の印加時間を、当該光ディスクの起動
時間より決定する手段を設ける。
【0032】
【作用】上記時間差(t2−t1)より光ディスク回転系
の慣性能率に応じた起動時間が求まる。したがって、時
間差(t2−t1)より上記慣性能率に応じたアクセス時
間が設定される。
の慣性能率に応じた起動時間が求まる。したがって、時
間差(t2−t1)より上記慣性能率に応じたアクセス時
間が設定される。
【0033】さらに、上記時刻t2にて、上記起動電圧
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続することにより光ディスクの線速度が
時刻t2における線速度に設定される。
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続することにより光ディスクの線速度が
時刻t2における線速度に設定される。
【0034】また、他のアクセス時間の設定方法とし
て、上記時間差(t4−t3)より光ディスク回転系の慣
性能率に応じたアクセス時間が設定される。
て、上記時間差(t4−t3)より光ディスク回転系の慣
性能率に応じたアクセス時間が設定される。
【0035】さらに、上記時刻t4にて、上記起動電圧
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続することにより光ディスクの線速度が
時刻t4における線速度に設定される。
または起動電流の印加を停止して光ディスクの回転速度
制御ループを接続することにより光ディスクの線速度が
時刻t4における線速度に設定される。
【0036】また、上記電源遮断時に、光ディスクの回
転手段に上記停動電圧、または停動電流を印加すること
により光ディスクが迅速に停止する。
転手段に上記停動電圧、または停動電流を印加すること
により光ディスクが迅速に停止する。
【0037】上記停動電圧の印加時間は当該光ディスク
の起動時間より決定される。
の起動時間より決定される。
【0038】
【実施例】本発明は光ディスクの回転制御の手順に関わ
り、関連する制御指令は例えば図5に示した従来装置内
のホストシステム10、あるいはCD−ROMコントロ
ーラ5等により生成できるので再生装置の基本的構成は
従来装置と同様である。したがって、ハードウエアに関
しては原則的に図5を用いて説明する。
り、関連する制御指令は例えば図5に示した従来装置内
のホストシステム10、あるいはCD−ROMコントロ
ーラ5等により生成できるので再生装置の基本的構成は
従来装置と同様である。したがって、ハードウエアに関
しては原則的に図5を用いて説明する。
【0039】〔実施例〕本実施例ではトラッキング線速
度を2倍、4倍等に早めることのできる可変速型の光デ
ィスク再生装置を対象とする。
度を2倍、4倍等に早めることのできる可変速型の光デ
ィスク再生装置を対象とする。
【0040】図1は本発明による光ディスク再生装置に
おける起動時の回転速度特性図である。
おける起動時の回転速度特性図である。
【0041】図1において、時刻t=0にて光ディスク
再生装置の電源を投入し、スピンドルモータ9に2倍速
動作時の起動電圧を印加する。これに応じて光ディスク
1は回転を開始し、時刻t1にて略1倍速の回転速度に
到達する。
再生装置の電源を投入し、スピンドルモータ9に2倍速
動作時の起動電圧を印加する。これに応じて光ディスク
1は回転を開始し、時刻t1にて略1倍速の回転速度に
到達する。
【0042】通常、光ディスク再生装置はディスク回転
速度が略1倍速、2倍速、4倍速等に達した時に記録信
号が読みだせるようになっているので、回転開始後、最
初に記録信号が検出された時刻がt1である。
速度が略1倍速、2倍速、4倍速等に達した時に記録信
号が読みだせるようになっているので、回転開始後、最
初に記録信号が検出された時刻がt1である。
【0043】なお、上記倍速数は、基準クロックに関わ
る分周回路の都合により通常整数に設定されるのである
が、原理的には1.6倍等のさらに細かい倍速数を設定
することができるので、上記時刻t1、t2等をこのよう
な細かい倍速数に合わせることもできる。
る分周回路の都合により通常整数に設定されるのである
が、原理的には1.6倍等のさらに細かい倍速数を設定
することができるので、上記時刻t1、t2等をこのよう
な細かい倍速数に合わせることもできる。
【0044】この信号検出は例えば図5のプリアンプ
3、信号処理部4を介してCD−ROMコントローラ5
に伝えられ、CD−ROMコントローラ5あるいはホス
トシステム10内のタイマをリセットする。
3、信号処理部4を介してCD−ROMコントローラ5
に伝えられ、CD−ROMコントローラ5あるいはホス
トシステム10内のタイマをリセットする。
【0045】スピンドルモータ9の回転速度は時刻t1
以後も増えつづけ、時刻t2にて略2倍速の回転速度に
到達する。時刻t2における信号検出により上記タイマ
をセットして時間差T12=(t2−t1)を計測する。
以後も増えつづけ、時刻t2にて略2倍速の回転速度に
到達する。時刻t2における信号検出により上記タイマ
をセットして時間差T12=(t2−t1)を計測する。
【0046】上記時間差T12は光ディスクの慣性能率に
比例する。したがって、以後のアクセス時においてはこ
のT12の値に基づいてスピンドルモータ9の駆動電圧や
駆動時間等を決定することができる。
比例する。したがって、以後のアクセス時においてはこ
のT12の値に基づいてスピンドルモータ9の駆動電圧や
駆動時間等を決定することができる。
【0047】また、本実施例では光ディスクの回転速度
が1倍速以下の領域を用いないので、起動時に光ディス
クが1倍速以下で回転しているような場合にも時間差T
12を正確に測定することができる。
が1倍速以下の領域を用いないので、起動時に光ディス
クが1倍速以下で回転しているような場合にも時間差T
12を正確に測定することができる。
【0048】すなわち、電源を遮断して電源を再投入し
た際に、光ディスクが慣性により惰行している場合にお
いても、この惰行回転速度が1倍速の回転速度より低け
れば時間差T12の値は全く影響を受けないので、以後の
アクセスを誤差少なく設定して最小の時間で実行するこ
とができるのである。
た際に、光ディスクが慣性により惰行している場合にお
いても、この惰行回転速度が1倍速の回転速度より低け
れば時間差T12の値は全く影響を受けないので、以後の
アクセスを誤差少なく設定して最小の時間で実行するこ
とができるのである。
【0049】なお、図1においては、起動後、最初に再
生信号が検出される時刻をt1としたが、時刻t1を例え
ば2回目に再生信号が検出される時刻とし、その後に再
生信号が検出される時刻の一つをt2としてもよいこと
は勿論である。
生信号が検出される時刻をt1としたが、時刻t1を例え
ば2回目に再生信号が検出される時刻とし、その後に再
生信号が検出される時刻の一つをt2としてもよいこと
は勿論である。
【0050】また、時刻t2にて上記スピンドルモータ
9の起動電圧印加を停止して、回転速度制御ループを閉
じれば、以後の光ディスク回転速度は時刻t2に対応す
る値に維持される。図1の起動特性は2倍速再生に好適
である。
9の起動電圧印加を停止して、回転速度制御ループを閉
じれば、以後の光ディスク回転速度は時刻t2に対応す
る値に維持される。図1の起動特性は2倍速再生に好適
である。
【0051】図2は本発明による起動時間の他の測定方
法を説明する光ディスクの回転速度特性図である。
法を説明する光ディスクの回転速度特性図である。
【0052】図2において、時刻t=0にて光ディスク
再生装置の電源を投入し、スピンドルモータ9に2倍速
動作時の起動電圧を印加する。これに応じて光ディスク
1は回転を開始し、時刻t 2 にて略2倍速の回転速度に
到達する。
再生装置の電源を投入し、スピンドルモータ9に2倍速
動作時の起動電圧を印加する。これに応じて光ディスク
1は回転を開始し、時刻t 2 にて略2倍速の回転速度に
到達する。
【0053】記録信号は回転開始から1倍速と2倍速の
回転速度にて読みだされるので、二つ目の記録信号が検
出された時刻がt 2 である。
回転速度にて読みだされるので、二つ目の記録信号が検
出された時刻がt 2 である。
【0054】時刻t 2 における信号検出は例えば図5の
プリアンプ3、信号処理部4を介してCD−ROMコン
トローラ5に伝えられ、CD−ROMコントローラ5あ
るいはホストシステム10内のタイマをリセットする。
プリアンプ3、信号処理部4を介してCD−ROMコン
トローラ5に伝えられ、CD−ROMコントローラ5あ
るいはホストシステム10内のタイマをリセットする。
【0055】次いで、時刻t3にて上記2倍速動作時の
起動電圧の極性を反転してスピンドルモータ9の回転に
制動をかけ減速させる。この結果、光ディスクの回転速
度が減少して時刻t4にて略1倍速の回転速度に達し、
ここでの信号検出により上記タイマをセットして時間差
T34=(t4−t3)を計測する。
起動電圧の極性を反転してスピンドルモータ9の回転に
制動をかけ減速させる。この結果、光ディスクの回転速
度が減少して時刻t4にて略1倍速の回転速度に達し、
ここでの信号検出により上記タイマをセットして時間差
T34=(t4−t3)を計測する。
【0056】なお、上記時刻t3にて極性を反転する電
圧の大きさは必ずしも2倍速動作時の起動電圧と等しく
する必要はない。
圧の大きさは必ずしも2倍速動作時の起動電圧と等しく
する必要はない。
【0057】上記時間差T34は光ディスクの慣性能率に
比例するので、以後のアクセス時においてはこのT34の
値に基づいてスピンドルモータ9の駆動電圧や駆動時間
等を決定することができる。
比例するので、以後のアクセス時においてはこのT34の
値に基づいてスピンドルモータ9の駆動電圧や駆動時間
等を決定することができる。
【0058】また、本実施例では時刻0〜t3間の領域
を用いないので、起動時に光ディスクが2倍速以下で回
転しているような場合にも時間差T34を正確に測定する
ことができる。
を用いないので、起動時に光ディスクが2倍速以下で回
転しているような場合にも時間差T34を正確に測定する
ことができる。
【0059】すなわち、電源を遮断して電源を再投入し
た際に、光ディスクが慣性により惰行している場合にお
いても、この惰行回転速度が2倍速の回転速度より低け
れば時間差T12の値は全く影響を受けないので、以後の
アクセスを誤差少なく設定して最小の時間で実行するこ
とができるのである。
た際に、光ディスクが慣性により惰行している場合にお
いても、この惰行回転速度が2倍速の回転速度より低け
れば時間差T12の値は全く影響を受けないので、以後の
アクセスを誤差少なく設定して最小の時間で実行するこ
とができるのである。
【0060】また、上記図2に示した起動方法は、時刻
t4以降、線速度が1倍速に保たれるので、1倍速起動
に適している。
t4以降、線速度が1倍速に保たれるので、1倍速起動
に適している。
【0061】したがって、1倍速起動を行う場合には図
2の起動方法を用い、2倍速起動を行う場合には図1の
起動方法を用いるのがよい。例えばホストシステム10
が倍速数指定に応じてCD−ROMコントローラに図1
または図2に示したシーケンスを指令する。
2の起動方法を用い、2倍速起動を行う場合には図1の
起動方法を用いるのがよい。例えばホストシステム10
が倍速数指定に応じてCD−ROMコントローラに図1
または図2に示したシーケンスを指令する。
【0062】なお、図2においては、起動後、2回目に
再生信号が検出される時刻をt 2 としたが、時刻t3を例
えば3回目に再生信号が検出される時刻とし、その後に
再生信号が4回目に検出される時刻をt4としてもよい
ことは勿論である。
再生信号が検出される時刻をt 2 としたが、時刻t3を例
えば3回目に再生信号が検出される時刻とし、その後に
再生信号が4回目に検出される時刻をt4としてもよい
ことは勿論である。
【0063】また、時刻t4にて上記スピンドルモータ
9の起動電圧印加を停止して、回転速度制御ループを閉
じれば、以後の光ディスク回転速度は時刻t4に対応す
る値に維持される。
9の起動電圧印加を停止して、回転速度制御ループを閉
じれば、以後の光ディスク回転速度は時刻t4に対応す
る値に維持される。
【0064】図3は上記図1と図2に示したシーケンス
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【0065】ステップS1にて起動が指令されるとステ
ップS2にてスピンドルモータ9に2倍速対応の起動電
圧が印加され、ステップS3にて倍速数指定を判定し、
1倍速の場合には再生信号の出現を2回検出してタイマ
をリセットし(ステップS6)、ステップS7にて上記
起動電圧の極性を反転する。
ップS2にてスピンドルモータ9に2倍速対応の起動電
圧が印加され、ステップS3にて倍速数指定を判定し、
1倍速の場合には再生信号の出現を2回検出してタイマ
をリセットし(ステップS6)、ステップS7にて上記
起動電圧の極性を反転する。
【0066】次いで、再生信号を検出すると(ステップ
S8)、ステップS9にてタイマをセットして時間差T
34を求め、記憶する(ステップS10)。その後は上記
起動電圧の印加を停止して、速度制御動作を開始する
(ステップS16)。
S8)、ステップS9にてタイマをセットして時間差T
34を求め、記憶する(ステップS10)。その後は上記
起動電圧の印加を停止して、速度制御動作を開始する
(ステップS16)。
【0067】また、倍速数指定が2倍速の場合には、再
生信号の1回目の検出によりタイマをリセットし(ステ
ップS12)、2回目の検出によりセットして時間差T
12を求め、記憶する(ステップS15)。その後は上記
起動電圧の印加を停止して、速度制御動作を開始する
(ステップS16)。
生信号の1回目の検出によりタイマをリセットし(ステ
ップS12)、2回目の検出によりセットして時間差T
12を求め、記憶する(ステップS15)。その後は上記
起動電圧の印加を停止して、速度制御動作を開始する
(ステップS16)。
【0068】ステップS16以降、アクセス要求があっ
た場合には、上記時間差T34またはT12を用いて、スピ
ンドルモータ9に印加する起動電圧や駆動時間等を算出
してアクセス動作を行う。このアクセス動作は従来装置
と同様である。
た場合には、上記時間差T34またはT12を用いて、スピ
ンドルモータ9に印加する起動電圧や駆動時間等を算出
してアクセス動作を行う。このアクセス動作は従来装置
と同様である。
【0069】なお、上記図1〜3の動作においては、起
動時にスピンドルモータ9に印加する起動電圧を2倍速
対応の電圧としたが、これは2倍速対応の値に限られる
ものではなく、例えば、起動電圧を高めると上記各起動
時の動作時間を短縮することができる。
動時にスピンドルモータ9に印加する起動電圧を2倍速
対応の電圧としたが、これは2倍速対応の値に限られる
ものではなく、例えば、起動電圧を高めると上記各起動
時の動作時間を短縮することができる。
【0070】〔参考例〕実施例1では電源投入時に光デ
ィスクが惰性で回転していると起動時間の測定に誤差が
伴うという問題を、惰性回転速度を上回る回転速度領域
で起動時間を測定することにより解決した。また、この
ため可変速型の光ディスク再生装置が対象となった。
ィスクが惰性で回転していると起動時間の測定に誤差が
伴うという問題を、惰性回転速度を上回る回転速度領域
で起動時間を測定することにより解決した。また、この
ため可変速型の光ディスク再生装置が対象となった。
【0071】上記惰性回転による起動時間の誤差は、電
源遮断時に光ディスクの回転を停止させるようにすれば
発生しない。
源遮断時に光ディスクの回転を停止させるようにすれば
発生しない。
【0072】したがって、本参考例では電源遮断と同時
に光ディスクの回転を強制的に停止させるようにする。
この場合、光ディスクを惰性回転速度を余裕をもって上
回る速度で駆動する必要もないので、本参考例は可変速
型のみならず、すべての光ディスク再生装置に適用する
ことができる。
に光ディスクの回転を強制的に停止させるようにする。
この場合、光ディスクを惰性回転速度を余裕をもって上
回る速度で駆動する必要もないので、本参考例は可変速
型のみならず、すべての光ディスク再生装置に適用する
ことができる。
【0073】図4は本参考例における光ディスクの回転
速度特性図である。
速度特性図である。
【0074】図4において、時刻t5にて光ディスク再
生装置の電源を遮断し、スピンドルモータ9の印加電圧
の極性を反転する。これに応じて光ディスクの回転は減
速され、時刻t6にて回転速度はゼロになるので、スピ
ンドルモータ9の駆動を停止する。
生装置の電源を遮断し、スピンドルモータ9の印加電圧
の極性を反転する。これに応じて光ディスクの回転は減
速され、時刻t6にて回転速度はゼロになるので、スピ
ンドルモータ9の駆動を停止する。
【0075】以後、光ディスク再生装置の電源を投入す
ると光ディスクの回転速度はゼロから立ち上がるので、
従来技術と同様に回転速度がゼロから1倍速に達するま
での時間T1(=t1−t0)を求め、これより算定され
る光ディスクサイズに基づいて以後のアクセス条件を決
定することができる。
ると光ディスクの回転速度はゼロから立ち上がるので、
従来技術と同様に回転速度がゼロから1倍速に達するま
での時間T1(=t1−t0)を求め、これより算定され
る光ディスクサイズに基づいて以後のアクセス条件を決
定することができる。
【0076】本参考例では、時刻t6にてスピンドルモ
ータ9の駆動を停止させる必要上、極性反転後のスピン
ドルモータ電圧の印加時間(t6−t5)をできるだけ
正確に決定する必要がある。
ータ9の駆動を停止させる必要上、極性反転後のスピン
ドルモータ電圧の印加時間(t6−t5)をできるだけ
正確に決定する必要がある。
【0077】式(1)はスピンドルモータ9の出力トル
クTと回転速度nの関係を与える運動方程式である。な
お、Cは粘性抵抗、IMは光ディスク回転系の慣性能率
である。また、TLは負荷トルクであるが光ディスク再
生装置ではTL=0と見做せる。
クTと回転速度nの関係を与える運動方程式である。な
お、Cは粘性抵抗、IMは光ディスク回転系の慣性能率
である。また、TLは負荷トルクであるが光ディスク再
生装置ではTL=0と見做せる。
【0078】
T=TL+Cn+IM(dn/dt) (1)
式(2)は式(1)に対するインデシャル応答であり、
tは時間である。
tは時間である。
【0079】
n=(T/C)[1−exp(−Ct/IM)] (2)
ここでt≪(IM/C)とすると、式(2)は式(3)
のように近似でき、光ディスク再生装置の起動及び停止
時にはこのような近似が十分に成立する。
のように近似でき、光ディスク再生装置の起動及び停止
時にはこのような近似が十分に成立する。
【0080】n=(T/IM)t (2)
これより、図4に示した時刻(t6−t5)における減速
度は(−T/IM)で与えられるので、例えば時刻t5以
前の光ディスク回転速度をn0とすると、減速時間幅
(t6−t5)は式(3)のようになる。
度は(−T/IM)で与えられるので、例えば時刻t5以
前の光ディスク回転速度をn0とすると、減速時間幅
(t6−t5)は式(3)のようになる。
【0081】
(t6−t5)=n0(IM/T) (3)
したがって、回転速度n0、慣性能率IM、スピンドルモ
ータ9の出力トルクT等を知れば減速時間幅を算出する
ことができる。
ータ9の出力トルクT等を知れば減速時間幅を算出する
ことができる。
【0082】出力トルクTはスピンドルモータ9の駆動
電流に比例し、駆動電流は駆動電圧にほぼ比例するの
で、駆動電圧より求めることができる。また、慣性能率
IMは光ディスク装着時の起動時間T1に比例する。した
がって、減速時の回転速度n0と起動時間T1を知れば減
速時間幅(t6−t5)が一義的に求まるのである。
電流に比例し、駆動電流は駆動電圧にほぼ比例するの
で、駆動電圧より求めることができる。また、慣性能率
IMは光ディスク装着時の起動時間T1に比例する。した
がって、減速時の回転速度n0と起動時間T1を知れば減
速時間幅(t6−t5)が一義的に求まるのである。
【0083】ホストシステム10あるいはCD−ROM
コントローラ5は起動時間T1や換算係数等を記憶し、
回転速度n0(1倍速、2倍速等の指定値)や減速時の
駆動電圧(駆動電流)に応じて減速時間幅(t6−t5)
を算出する。
コントローラ5は起動時間T1や換算係数等を記憶し、
回転速度n0(1倍速、2倍速等の指定値)や減速時の
駆動電圧(駆動電流)に応じて減速時間幅(t6−t5)
を算出する。
【0084】また、これらの関係をテーブルの形で予め
記憶して索引することもできる。
記憶して索引することもできる。
【0085】実際問題として、このようにして求めた減
速時間幅(t6−t5)には誤差が伴うので時刻t6にて
光ディスクが完全に停止することは稀である。しかし、
光ディスクの回転速度はn0から大幅に減少しているの
で、次の電源投入時の起動時間測定に与える誤差を実用
上問題ない程度に低くなり、以後のアクセスを誤差少な
く設定して最小の時間で実行することができるのであ
る。
速時間幅(t6−t5)には誤差が伴うので時刻t6にて
光ディスクが完全に停止することは稀である。しかし、
光ディスクの回転速度はn0から大幅に減少しているの
で、次の電源投入時の起動時間測定に与える誤差を実用
上問題ない程度に低くなり、以後のアクセスを誤差少な
く設定して最小の時間で実行することができるのであ
る。
【0086】また、光ディスク再生装置に光ディスクの
逆転防止機構を設け、減速時間幅(t6−t5)を若干大
きめに設定することにより、光ディスクを完全に停止さ
せることもできる。
逆転防止機構を設け、減速時間幅(t6−t5)を若干大
きめに設定することにより、光ディスクを完全に停止さ
せることもできる。
【0087】
【発明の効果】本発明により、起動時間誤差の低減がで
き、これによりアクセス時間を短縮することができる。
き、これによりアクセス時間を短縮することができる。
【0088】
【0089】
【0090】
【図1】本発明による光ディスク再生装置の起動時の線
速度特性図である。
速度特性図である。
【図2】本発明による光ディスク再生装置の起動時の他
の線速度特性図である。
の線速度特性図である。
【図3】図1および図2のタイムチャートである。
【図4】本発明による光ディスク再生装置の電源遮断時
と再起動時の線速度特性図である。
と再起動時の線速度特性図である。
【図5】光ディスク再生装置のブロック図である。
1…光ディスク、
2…ピックアップ、
3…プリアンプ、
4…信号処理部、
5…CD−ROMコントローラ、
6…アクセス制御部、
7…ピックアップ送り装置、
8…サーボ回路、
9…スピンドルモータ、
10…ホストシステム。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 上松 幹尚
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株
式会社日立製作所情報映像メディア事業
部内
(72)発明者 中井 伸郎
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株
式会社日立製作所情報映像メディア事業
部内
(72)発明者 小池 隆一
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株
式会社日立製作所情報映像メディア事業
部内
(56)参考文献 特開 平6−89506(JP,A)
特開 昭61−196465(JP,A)
特開 昭57−210480(JP,A)
特開 昭63−34768(JP,A)
Claims (10)
- 【請求項1】CLV(constant linear velocity)方式の光
ディスク再生装置において、電源投入または光ディスク
の装着に応じて上記光ディスクの回転手段に電圧、また
は電流を印加する印加手段と、電圧または電流を印加し
た後に上記光ディスクが第1の線速度に対応する回転速
度に達して上記光ディスクに記録されている信号が検出
された時刻t1と時刻t1の後に上記光ディスクが第1の
線速度より速い第2の線速度に対応する回転速度に達し
て上記光ディスクに記録されている信号が検出された時
刻t2間の時間差(t2−t1)を算出する手段と、上記
時間差によりピックアップの目標トラックへのアクセス
の際における上記印加手段の印加電圧の値、印加電流の
値、又は印加電圧若しくは印加電流の印加時間を設定す
る手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装
置。 - 【請求項2】請求項1において、上記時刻t2にて、上
記電圧または電流の印加を停止して上記光ディスクの回
転速度制御ル−プを接続する手段を備えたことを特徴と
する光ディスク再生装置。 - 【請求項3】CLV(constant linear velocity)方式の光
ディスク再生装置において、電源投入または光ディスク
の装着に応じて上記光ディスクの回転手段に電圧、また
は電流を印加する印加手段と、電圧または電流を印加し
た後に上記光ディスクが第1の線速度に対応する回転速
度に達して上記光ディスクに記録されている信号が所定
回数検出された時刻t3にて上記電圧、または電流の極
性を反転する手段と、時刻t3以降に上記光ディスクが
第1の線速度より遅い第2の線速度に対応する回転速度
に達して上記光ディスクに記録されている信号が検出さ
れた時刻t4と時刻t3間の時間差(t4−t3)を算出す
る手段と、上記時間差(t4−t3)によりピックアップ
の目標トラックへのアクセスの際における上記印加手段
の印加電圧の値、印加電流の値、又は印加電圧若しくは
印加電流の印加時間を設定する手段とを備えたことを特
徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項4】請求項3において、上記時刻t4にて、上
記電圧または電流の印加を停止して上記光ディスクの回
転速度制御ループを接続する手段を備えたことを特徴と
する光ディスク再生装置。 - 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれか一項に記
載の光ディスク再生装置であって、 上記電流または電圧を印加する手段は、電源遮断に応じ
て上記光ディスクの回転手段に上記光ディスクの回転を
停止する電圧または電流を印加することを特徴とする光
ディスク再生装置。 - 【請求項6】CLV(constant linear velocity)方式の光
ディスク再生方法において、電源投入または光ディスク
の装着に応じて上記光ディスクの回転手段に電圧、また
は電流を印加し、電圧または電流を印加した後に上記光
ディスクが第1の線速度に対応する回転速度に達して上
記光ディスクに記録されている信号が検出された時刻t
1と時刻t1の後に上記光ディスクが第1の線速度より速
い第2の線速度に対応する回転速度に達して上記光ディ
スクに記録されている信号が検出された時刻t2間の時
間差(t2−t1)を算出し、上記時間差によりピックア
ップの目標トラックへのアクセスの際における上記光デ
ィスクを回転させるための印加電圧の値、印加電流の
値、又は印加電圧若しくは印加電流の印加時間を設定す
ることを特徴とする光ディスク再生方法。 - 【請求項7】請求項6において、上記時刻t2にて、上
記電圧または電流の印加を停止して上記光ディスクの回
転速度制御ル−プを接続することを特徴とする光ディス
ク再生方法。 - 【請求項8】CLV(constant linear velocity)方式の光
ディスク再生方法において、電源投入または光ディスク
の装着に応じて上記光ディスクの回転手段に電圧、また
は電流を印加し、電圧または電流を印加した後に上記光
ディスクが第1の線速度に対応する回転速度に達して上
記光ディスクに記録されている信号が所定回数検出され
た時刻t3にて上記電圧、または電流の極性を反転し、
時刻t3以降に上記光デ ィスクが第1の線速度より遅い
第2の線速度に対応する回転速度に達して上記光ディス
クに記録されている信号が検出された時刻t4と時刻t3
間の時間差(t4−t3)を算出し、上記時間差(t4−
t3)によりピックアップの目標トラックへのアクセス
の際における上記光ディスクを回転させるための印加電
圧の値、印加電流の値、又は印加電圧若しくは印加電流
の印加時間を設定することを特徴とする光ディスク再生
方法。 - 【請求項9】請求項8において、上記時刻t4にて、上
記電圧または電流の印加を停止して上記光ディスクの回
転速度制御ループを接続することを特徴とする光ディス
ク再生方法。 - 【請求項10】請求項6から請求項9のいずれか一項に
記載の光ディスク再生方法であって、 電源遮断に応じて上記光ディスクの回転手段に上記光デ
ィスクの回転を停止する電圧または電流を印加すること
を特徴とする光ディスク再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17640894A JP3533242B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17640894A JP3533242B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0845088A JPH0845088A (ja) | 1996-02-16 |
JP3533242B2 true JP3533242B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=16013160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17640894A Expired - Fee Related JP3533242B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533242B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP17640894A patent/JP3533242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0845088A (ja) | 1996-02-16 |
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