JP3532822B2 - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP3532822B2
JP3532822B2 JP2000088544A JP2000088544A JP3532822B2 JP 3532822 B2 JP3532822 B2 JP 3532822B2 JP 2000088544 A JP2000088544 A JP 2000088544A JP 2000088544 A JP2000088544 A JP 2000088544A JP 3532822 B2 JP3532822 B2 JP 3532822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体内に着脱自在
な給水タンクを備えた加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加湿器の一例を図7の概略断面図
及び図8のブロック図に示す。この加湿器は、本体13
0内に着脱可能に装着された給水タンク120から弁に
より開閉されるタンクキャップ121を介して受水槽1
22に導入される水を、更にゴムホース124を経由し
て蒸発皿123に移動させ、この蒸発皿123において
水をヒータ125で加熱することにより、水蒸気を発生
させる。この水蒸気は、蒸発皿123の上方に配した蒸
気案内筒128に沿って上昇し、蒸気放出口127から
室内に放出されて室内を加湿する。
【0003】マイクロコンピュータ117(以下「マイ
コン」という。)内の制御部116は、対震スイッチ1
12により本体に加わる振動や衝撃が検知されると、ヒ
ータ125への通電を断って水蒸気の発生を停止するよ
うに制御する。これにより、本体130が転倒したり、
本体に人や異物が衝突して本体に振動や衝撃が与えらた
場合、加湿運転が停止されるため、高温の水蒸気が放出
されることがなく、火傷等の不測の事故を防止できる安
全な加湿機となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加湿器を長
期間にわたって使用し続けると、給水タンク120内の
水が枯渇し、受水槽122に蓄えられる水量も減る。こ
のとき、受水槽122の水位を検知するフロートスイッ
チ114が動作して、制御部116は加湿器の運転を一
時停止するとともに、使用者に対し給水タンク120へ
の水の補給を促すメッセージを表示器111に報知す
る。
【0005】従って、使用者は給水タンク120を本体
130から脱して水を補給した後、再び本体130内に
装着するのであるが、特に、加湿能力の大きな加湿器の
場合、給水タンク120を水でいっぱいに満たすと、重
量が7〜8kgにも達し、本体130に装着する際に本体
130に衝突して振動が発生しやすい。
【0006】ところが、このような振動がたとえ微弱で
も、対震スイッチ112によって検知されることがあ
り、しばしば加湿器の運転が停止するといった誤動作の
問題があった。このため、加湿器の運転を再開するに
は、そのたびに使用者が運転条件等を操作スイッチ10
3で設定して電源を投入せねばならず、手間の掛かる煩
わしい作業を余儀なくされていた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、水を補給した給水タンクを本体に装着
する際に生ずる振動や衝撃によって対震装置が誤動作し
ない使い勝手のよい加湿器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、加湿用の水が収容され本体に着脱自在に
装着される給水タンクと、該給水タンクから導入される
水を一時的に蓄える受水槽と、該受水槽の水位を検知す
る水位検知手段と、前記受水槽から導かれる水を蒸発さ
せる蒸気発生手段と、本体に加わる振動や衝撃を検知す
る振動検知手段とを備えた加湿器において、前記水位検
知手段により前記受水槽の水位が所定の水位未満である
と検知されている間は、前記給水タンクを前記本体に装
着した際の振動を前記振動検知手段が検知しても、その
検知信号を無視するように制御する制御装置を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明は、加湿用の水が収容され本
体に着脱自在に装着される給水タンクと、該給水タンク
から導入される水を一時的に蓄える受水槽と、該受水槽
の水位を検知する水位検知手段と、前記受水槽から導か
れる水を蒸発させる蒸気発生手段と、本体に加わる振動
や衝撃を検知する振動検知手段とを備えた加湿器におい
て、前記水位検知手段により前記受水槽の水位が所定の
水位未満であると検知されている間は、前記給水タンク
を前記本体に装着した際の振動を前記振動検知手段が最
初に検知してから一定時間、前記振動検知手段による信
号を無視するように制御する制御装置を設けたことを特
徴とする。
【0010】これらの構成によると、給水タンクを本体
に装着した際の振動や衝撃による振動検知手段の誤作動
が防止される。
【0011】更に、前記給水タンクの前記本体との着脱
を検知する着脱検知手段を設け、該着脱検知手段により
前記給水タンクが本体から脱されたものと検知されたと
きは、前記制御装置は前記蒸気発生手段を作動させない
ように制御することを特徴とする。これによると、給水
タンクを本体から取り出すと、蒸気発生手段が停止され
るため、加湿器の安全性が向上する。
【0012】また本発明は、前記着脱検知手段により前
記給水タンクの前記本体内への装着が検知された場合に
おいて、前記水位検知手段により前記受水槽の水位が所
定の水位未満であると検知されている間は、前記給水タ
ンクを前記本体に装着した際の振動を前記振動検知手段
が検知しても、前記制御装置はその検知信号を無視する
ように制御することを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記着脱検知手段により前
記給水タンクの前記本体内への装着が検知された場合に
おいて、前記水位検知手段により前記受水槽の水位が所
定の水位未満であると検知されている間は、前記給水タ
ンクを前記本体に装着した際の振動を前記振動検知手段
が最初に検知してから一定時間、前記制御装置は前記振
動検知手段による信号を無視するように制御することを
特徴とする。
【0014】この構成によると、給水タンクを本体内に
確実に装着できるとともに、給水タンクを本体に装着し
た際の振動や衝撃による振動検知手段の誤動作が防止さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る加湿
器の正面断面図である。図2はその加湿器の制御装置の
ブロック図である。加湿器本体30の内部には、本体3
0に加わる振動や衝撃を感知する対震スイッチ12と、
着脱可能に配され加湿用の水を蓄える給水タンク20
と、給水タンク20の底部に配された開閉式の弁を有す
るタンクキャップ21と、給水タンク20からタンクキ
ャップ21を介して導入される水を一定水位に保持する
受水槽22と、受水槽22内の水がゴムホース24及び
補助タンク26を通って供給される蒸発皿23と、蒸発
皿23の側面に周設された加熱体からなる電気ヒータ2
5と、蒸発皿23に隣接する蒸気案内筒28によって案
内された蒸気を室内に放出する蒸気放出口27とが設け
られている。
【0016】補助タンク26には、加湿器の継続使用に
伴い水垢等のスケールが堆積・回収されるが、補助タン
ク26内のスケールを含んだ汚水を定期的に排水口から
排水することにより、補助タンク26内を清潔に維持で
きるようになっている。また、受水槽22内の所定の高
さの位置には、受水槽22内の水位を検知するフロート
スイッチ14が配されている。尚、このフロートスイッ
チ14は、蒸発皿23内の空焚き防止のため、少なくと
も電気ヒータ25の配設位置よりも高い位置に配されて
いる。
【0017】加湿器の制御装置をなすマイコン17内に
は、操作スイッチ3の操作により投入される電源のON
/OFFや設定した湿度等の入力情報を判定するスイッ
チ判定部6と、加湿器の動作を制御する制御部16が設
けられ、その入力側には、本体30に配され室内の湿度
を検知する湿度センサ1及び室内の温度を検出する温度
センサ2からの入力を得て、設定した湿度を考慮して室
温に適した相対湿度を算出する加湿湿度演算部4と、対
震スイッチ12が本体30の揺れを感知したかどうかを
判定する振動判定部13と、フロートスイッチ14から
の信号に基づき所定水位より受水槽22内の水量が多い
かどうかを判定する水位判定部15とが接続されてい
る。
【0018】一方、制御部16の出力側には、加湿湿度
演算部4からの入力に基づき適切な水蒸気発生量を算出
する水蒸気発生量演算部5と、使用者が設定した湿度情
報、現在の室内の温度や湿度情報、給水タンク20への
水補給のメッセージ等を本体30の外観部分に配した表
示器11に表示する表示制御部10と、フロートスイッ
チ14のOFF状態で対震スイッチ12が振動を検知し
てONにされた場合、その時点から一定時間は対震スイ
ッチ12からの検知信号を受け付けないように振動判定
部13に出力する計時部7とが接続されている。尚、水
蒸気発生量演算部5は、ヒータ25への通電のON/O
FF制御を行うリレー等からなる水蒸気発生回路8を介
してヒータ25の発熱量を定めて出力する。
【0019】次に、以上の構成を有する加湿器の動作に
ついて図1〜図3を参照して説明する。カートリッジ式
の給水タンク20を受水槽22の上方の適切な位置にセ
ットすると、給水タンク20内の水がタンクキャップ2
1を通って受水槽22に供給される。給水タンク20に
充分水があるときは、受水槽22の水位は一定水位に保
持されるようになっている。受水槽22内の水は、ゴム
ホース24、補助タンク26を経由して蒸発皿23内に
導かれる。これにより、蒸発皿23内の水位も受水槽2
2と同じ水位に保持されることとなる。
【0020】操作スイッチ3により使用者が希望する湿
度等を設定して電源を投入すると、マイコン17内のス
イッチ判定部6がこれを検知し、制御部16に出力して
加湿器の運転が開始される。そして、湿度センサ1及び
温度センサ2により検出された室内の湿度及び温度に基
づき加湿湿度演算部4は、その室温における相対湿度を
算出するとともに、使用者が希望する湿度との比較によ
り快適な湿度環境を作れる加湿湿度を定めて制御部16
に出力する。
【0021】この加湿湿度の入力を受けた制御部16
は、水蒸気発生量演算部5により蒸発させる水分量を算
出して、ヒータ25の発熱量を適切に調節すべく水蒸気
発生回路8に出力する。これにより、ヒータ25は蒸発
皿23内の水を加熱し、蒸発させて水蒸気を発生させ
る。蒸発皿23内で発生した水蒸気は、上昇する流れを
作るので、蒸気案内筒28を通って蒸気放出口27より
本体30の外部、即ち室内に放出される。また、制御部
16は、表示制御部10に出力して予め設定した湿度や
時々刻々と変化する室内の湿度等を表示器11に表示さ
せる。
【0022】加湿器の運転中に、本体30に振動や衝撃
が与えられると、本体30内に配された対震スイッチ1
2が作動し、マイコン17の振動判定部13が所定の閾
値以上の揺れを判定すると、制御部16からの指令によ
り、水蒸気発生回路8の駆動を停止し、ヒータ25への
通電を断って加湿器の運転を完全に停止させる。これに
より、人や物の衝突や地震等による振動や衝撃が本体3
0に加わり本体30が激しく揺れたり転倒しても、加湿
器の運転が自動停止するため、高い安全性を確保でき
る。
【0023】以下、加湿器の運転中に、給水タンク20
内に水を補給する場合の流れについて図2及び図3を参
照して説明する。加湿器を長期にわたり継続して使用す
ることにより、給水タンク20(図1)内の水が枯渇し
てくると、受水槽22内の水位も下がり、やがてステッ
プ#10でフロートスイッチ14がOFFにされ、水位
検知手段15がこの水位不足を判定する。そして、ステ
ップ#20に移行し、制御部16の指令により、水蒸気
発生回路8の駆動を停止し、ヒータ25への通電を断っ
て加湿器の運転を一時的に停止させる。同時に、表示制
御部11にも出力がなされ、表示器11に給水タンク2
0への水の補給を使用者に促すメッセージが表示される
(ステップ#30)。
【0024】そして、ステップ#40で給水タンク20
を本体30(図1)から取り出し水を補給した後、本体
30に装着すると、押し上げられて開いたタンクキャッ
プ21の弁から水が受水槽22内に導入されていく。給
水タンク20を装着する際、誤って本体30に給水タン
ク20をぶつけたり、手を滑らす等して落下させてしま
ったりすると、ステップ#50で本体30に衝撃が加わ
り対震スイッチ12が切れることがある。この場合、ス
テップ#60に移行して計時部7による時間のカウント
が開始され、制御部16からの指令により、一定時間は
対震スイッチ12の信号を受け付けないように振動判定
部13を制御するとともに、ヒータ25をOFF状態に
維持する(ステップ#70)。
【0025】一定時間が経過したとき、ステップ#90
に移行し、対震スイッチ12は振動の検知可能な状態に
復帰し、閾値以上の振動が依然としてある場合は、ステ
ップ#100に移行して加湿器の運転を完全に停止す
る。逆に、振動が減衰して微弱になっている、若しく
は、なくなっている場合は、ステップ#110に移行し
てフロートスイッチ14がONになるのを、ヒータ25
をOFFに維持して待機する状態になる。給水タンク2
0から受水槽22内に水が流れ込んで水位が上がり、や
がてフロートスイッチ14がONになると、ステップ#
130に移行して、ヒータ25に通電され加湿器の運転
が再開される。そして、図3中のの如く、加湿器を運
転し続ける間は、以上のような制御が繰り返されること
となる。
【0026】これにより、給水タンク20を本体30内
に装着した際の振動や衝撃による対震スイッチ12の誤
動作を防止して、受水槽22内に導入される水が所定水
位に達し次第、加湿器の一時停止状態を解除して即座に
加湿運転を再開できる使い勝手のよい加湿器を実現でき
る。尚、本実施形態では、マイコン17内に設けた計時
部7により、対震スイッチ12が揺れを感知してから一
定時間、加湿運転を一時停止させる場合について説明し
たが、この計時部7を省略し、フロートスイッチ14が
ONになるまでは対震スイッチ18の検知信号を一切受
けつけないようにさせてもよい。この場合は、制御装置
の構成が簡略化され、コストダウンが図られる。
【0027】本発明の第2の実施形態について図面を参
照して説明する。図4は本実施形態に係る加湿器の正面
断面図である。図5はその加湿器の制御装置のブロック
図である。加湿器本体30の内部には、本体30に加わ
る振動や衝撃を感知する対震スイッチ12と、着脱可能
に配され加湿用の水を蓄える給水タンク20と、給水タ
ンク20の着脱を検知するタンク装着スイッチ18と、
給水タンク20の底部に配され開閉式の弁を有するタン
クキャップ21と、給水タンク20からタンクキャップ
21を介して導入される水を一定水位に保持する受水槽
22と、受水槽22内の水がゴムホース24及び補助タ
ンク26を通って供給される蒸発皿23と、蒸発皿23
の側面に周設された加熱体からなる電気ヒータ25と、
蒸発皿23に隣接する蒸気案内筒28によって案内され
た蒸気を室内に放出する蒸気放出口27とが設けられて
いる。
【0028】補助タンク26には、加湿器の継続使用に
伴い水垢等のスケールが堆積・回収されるが、補助タン
ク26内のスケールを含んだ汚水を定期的に排水口から
排水することにより、補助タンク26内を清潔に維持で
きるようになっている。また、受水槽22内の所定の高
さの位置には、受水槽22内の水位を検知するフロート
スイッチ14が配されている。尚、このフロートスイッ
チ14は、蒸発皿23内の空焚き防止のため、少なくと
も電気ヒータ25の配設位置よりも高い位置に配されて
いる。
【0029】加湿器の制御装置をなすマイコン17内に
は、操作スイッチ3の操作により投入される電源のON
/OFFや設定した湿度等の入力情報を判定するスイッ
チ判定部6と、加湿器の動作を制御する制御部16が設
けられ、その入力側には、本体30に配され室内の湿度
を検知する湿度センサ1及び室内の温度を検出する温度
センサ2からの入力を得て、設定した湿度を考慮して室
温に適した湿度を算出する加湿湿度演算部4と、対震ス
イッチ12が本体30の揺れを感知したかどうかを判定
する振動判定部13と、フロートスイッチ14からの信
号に基づき所定水位より受水槽22内の水量が多いかど
うかを判定する水位判定部15と、タンク装着スイッチ
18からの信号に基づき給水タンクの着脱を判定するタ
ンク着脱判定部19とが接続されている。
【0030】一方、制御部16の出力側には、加湿湿度
演算部4からの入力に基づき適切な水蒸気発生量を算出
する水蒸気発生量演算部5と、使用者が設定した湿度情
報、現在の室内の温度や湿度情報、給水タンク20への
水補給のメッセージ等を本体30の外観部分に配した表
示器11に表示する表示制御部10と、フロートスイッ
チ14のOFF状態で対震スイッチ12が振動を検知し
てONにされた場合、その時点から一定時間は対震スイ
ッチ12からの検知信号を受け付けないように振動判定
部13に出力する計時部7とが接続されている。尚、水
蒸気発生量演算部5は、ヒータ25への通電のON/O
FF制御を行うリレー等からなる水蒸気発生回路8を介
してヒータ25の発熱量を定めて出力する。
【0031】次に、以上の構成を有する加湿器の動作に
ついて図4〜図6を参照して説明する。カートリッジ式
の給水タンク20を受水槽22の上方の適切な位置にセ
ットすると、給水タンク20内の水がタンクキャップ2
1を通って受水槽22に供給される。給水タンク20に
タンクに充分水があるとき、受水槽22の水位は一定水
位に保持されるようになっている。受水槽22内の水
は、ゴムホース24、補助タンク26を経由して蒸発皿
23内に導かれる。これにより、蒸発皿23内の水位も
受水槽22と同じ水位に保持されることとなる。
【0032】操作スイッチ3により使用者が希望する湿
度等を設定して電源を投入すると、マイコン17内のス
イッチ判定部6がこれを検知し、制御部16に出力して
加湿器の運転が開始される。そして、湿度センサ1及び
温度センサ2により検出された室内の湿度及び温度に基
づき加湿湿度演算部4は、その室温における相対湿度を
算出するとともに、使用者が希望する湿度との比較によ
り快適な湿度環境を作れる加湿湿度を定めて制御部16
に出力する。
【0033】この加湿湿度の入力を受けた制御部16は
水蒸気発生量演算部5により蒸発させる水分量を算出し
て、ヒータ25の発熱量を適切に調節すべく水蒸気発生
回路8に出力する。これにより、ヒータ25は蒸発皿2
3内の水を加熱し、蒸発させて水蒸気を発生させる。蒸
発皿23内で発生した水蒸気は、上昇する流れを作るの
で、蒸気案内筒28を通って蒸気放出口27より本体3
0の外部、即ち室内に放出される。また、制御部16
は、表示制御部10に出力して予め設定した湿度や時々
刻々と変化する室内の湿度等を表示器11に表示させ
る。
【0034】加湿器の運転中に、本体30に振動や衝撃
が与えられると、本体30内に配された対震スイッチ1
2が作動し、マイコン17の振動判定部13が所定の閾
値以上の揺れを判定すると、制御部16からの指令によ
り、水蒸気発生回路8の駆動を停止し、ヒータ25への
通電を断って加湿器の運転を完全に停止させる。これに
より、人や物の衝突や地震等による振動や衝撃が本体3
0に加わり本体30が激しく揺れたり転倒しても、加湿
器の運転が自動停止するため、高い安全性を確保でき
る。
【0035】以下、加湿器の運転中に、給水タンク20
内に水を補給する場合の流れについて図5及び図6を参
照して説明する。加湿器を長期にわたり継続して使用す
ることにより、給水タンク20(図4)内の水が枯渇し
てくると、受水槽22内の水位も下がり、やがてステッ
プS10でフロートスイッチ14がOFFにされ、水位
検知手段15がこの水位不足を判定する。そして、ステ
ップS20に移行し、制御部16の指令により、水蒸気
発生回路8の駆動を停止し、ヒータ25への通電を断っ
て加湿器の運転を一時的に停止させる。同時に、表示制
御部11にも出力がなされ、表示器11に給水タンク2
0への水の補給を使用者に促すメッセージが表示される
(ステップS30)。
【0036】そして、ステップS40で給水タンク20
を本体30(図4)から取り出し水を補給した後、本体
30に装着すると、ステップS50に移行し、タンク装
着スイッチ18がONになり、本体30内の適切な位置
に確実に給水タンク30が装着されたことをマイコン1
7のタンク着脱判定部19が検知する。すると、タンク
キャップ21に配設された弁が押し上げられて開き、水
が受水槽22内に導入されていく。万一、給水タンク2
0を本体30内に装着したにもかかわらず、タンク装着
スイッチ18がON作動しない場合は、正常な位置への
装着が不十分な状態であるので、ステップS40に戻り
再度給水タンク20の装着をやり直す。
【0037】給水タンク20を装着する際、誤って本体
30に給水タンク20をぶつけたり、手を滑らす等して
落下させてしまったりすると、ステップS60で本体3
0に衝撃が加わり対震スイッチ12が切れることがあ
る。この場合、ステップS70に移行して計時部7によ
る時間のカウントが開始され、制御部16からの指令に
より、一定時間は対震スイッチ12の信号を受け付けな
いように振動判定部13を制御するとともに、ヒータ2
5をOFF状態に維持する(ステップS80)。
【0038】一定時間が経過したとき、ステップS90
に移行し、対震スイッチ12は振動の検知可能な状態に
復帰し、閾値以上の振動が依然としてある場合は、ステ
ップS100に移行して加湿器の運転を完全に停止す
る。逆に、振動が減衰して微弱になっている、若しく
は、なくなっている場合は、ステップS110に移行し
てフロートスイッチ14がONになるのを、ヒータ25
をOFFに維持して待機する状態になる。給水タンク2
0から受水槽22内に水が流れ込んで水位が上がり、や
がてフロートスイッチ14がONになると、ステップS
130に移行して、ヒータ25に通電され加湿器の運転
が再開される。そして、図6中のの如く、加湿器を運
転し続ける間は、以上のような制御が繰り返されること
となる。
【0039】これにより、給水タンク20を本体30内
に装着した際の振動や衝撃による対震スイッチ12の誤
動作を防止して、受水槽22内に導入される水が所定水
位に達し次第、加湿器の一時停止状態を解除して即座に
加湿運転を再開できる使い勝手のよい加湿器を実現でき
る。しかも、給水タンク20の着脱を検知するタンク装
着スイッチ18でタンク20の装着が確実にされたこと
を認識させる段階を挟んでいるため、加湿器の安全性の
向上が図られる。
【0040】尚、本実施形態では、マイコン17内に設
けた計時部7により、対震スイッチ12が揺れを感知し
てから一定時間、加湿運転を一時停止させる場合につい
て説明したが、この計時部7を省略し、フロートスイッ
チ14がONになるまでは対震スイッチ12の検知信号
を一切受けつけないようにさせてもよい。この場合は、
制御装置の構成が簡略化され、コストダウンが図られ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、水
位検知手段により受水槽の水位が所定の水位未満である
と検知されている間は、給水タンクを前記本体に装着し
た際の振動を前記振動検知手段が最初に検知してから一
定時間、前記振動検知手段による信号を無視するように
制御する制御装置を設けたことにより、給水タンクを本
体内に装着した際の振動や衝撃による振動検知手段の誤
動作を防止して、受水槽内に導入される水が所定水位に
達し次第、加湿器の一時停止状態を解除して即座に加湿
運転を再開できる使い勝手のよい加湿器を実現できる。
【0042】また本発明によると、着脱検知手段により
給水タンクの本体内への装着が検知された場合におい
て、水位検知手段により受水槽の水位が所定の水位未満
であると検知されている間は、前記給水タンクを前記本
体に装着した際の振動を前記振動検知手段が最初に検知
してから一定時間、前記制御装置は前記振動検知手段に
よる信号を無視するように制御することにより、給水タ
ンクを本体内に確実に装着できるため、加湿器の安全性
の向上が図られるとともに、給水タンクを本体内に装着
した際の振動や衝撃による振動検知手段の誤動作を防止
して、受水槽内に導入される水が所定水位に達し次第、
加湿器の一時停止状態を解除して即座に加湿運転を再開
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る加湿器の正
面断面図である。
【図2】 その加湿器の制御装置のブロック図であ
る。
【図3】 その加湿器の給水タンクに水を補給して装
着する際の流れを説明するフローチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る加湿器の正
面断面図である。
【図5】 その加湿器の制御装置のブロック図であ
る。
【図6】 その加湿器の給水タンクに水を補給して装
着する際の流れを説明するフローチャートである。
【図7】 従来の加湿器の一例の概略断面図である。
【図8】 その加湿器の制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 湿度センサ 2 温度センサ 3 操作スイッチ 4 加湿湿度演算部 5 水蒸気発生量演算部 6 スイッチ判定部 7 計時部 8 水蒸気発生回路 10 表示制御部 11 表示器 12 対震スイッチ 13 振動判定部 14 フロートスイッチ 15 水位判定部 16 制御部 17 マイクロコンピュータ 18 タンク装着スイッチ 19 タンク着脱判定部 20 給水タンク 21 タンクキャップ 22 受水槽 23 蒸発皿 24 ゴムホース 25 電気ヒータ 26 補助タンク 27 蒸気放出口 28 蒸気案内筒
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−223366(JP,A) 特開2000−161663(JP,A) 特開 昭56−117033(JP,A) 実開 平6−46257(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 6/00 F24F 6/02 F24F 11/02 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿用の水が収容され本体に着脱自在に
    装着される給水タンクと、該給水タンクから導入される
    水を一時的に蓄える受水槽と、該受水槽の水位を検知す
    る水位検知手段と、前記受水槽から導かれる水を蒸発さ
    せる蒸気発生手段と、本体に加わる振動や衝撃を検知す
    る振動検知手段とを備えた加湿器において、 前記水位検知手段により前記受水槽の水位が所定の水位
    未満であると検知されている間は、前記給水タンクを前
    記本体に装着した際の振動を前記振動検知手段が検知し
    ても、その検知信号を無視するように制御する制御装置
    を設けたことを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 加湿用の水が収容され本体に着脱自在に
    装着されると、該給水タンクから導入される水を一時的
    に蓄える受水槽と、該受水槽の水位を検知する水位検知
    手段と、前記受水槽から導かれる水を蒸発させる蒸気発
    生手段と、本体に加わる振動や衝撃を検知する振動検知
    手段とを備えた加湿器において、 前記水位検知手段により前記受水槽の水位が所定の水位
    未満であると検知されている間は、前記給水タンクを前
    記本体に装着した際の振動を前記振動検知手段が最初に
    検知してから一定時間、前記振動検知手段による信号を
    無視するように制御する制御装置を設けたことを特徴と
    する加湿器。
  3. 【請求項3】 更に、前記給水タンクの前記本体との着
    脱を検知する着脱検知手段を設け、該着脱検知手段によ
    り前記給水タンクが本体から脱されたものと検知された
    ときは、前記制御装置は前記蒸気発生手段を作動させな
    いように制御することを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 前記着脱検知手段により前記給水タンク
    の前記本体内への装着が検知された場合において、前記
    水位検知手段により前記受水槽の水位が所定の水位未満
    であると検知されている間は、前記給水タンクを前記本
    体に装着した際の振動を前記振動検知手段が検知して
    も、前記制御装置はその検知信号を無視するように制御
    することを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  5. 【請求項5】 前記着脱検知手段により前記給水タンク
    の前記本体内への装着が検知された場合において、前記
    水位検知手段により前記受水槽の水位が所定の水位未満
    であると検知されている間は、前記給水タンクを前記本
    体に装着した際の振動を前記振動検知手段が最初に検知
    してから一定時間、前記制御装置は前記振動検知手段に
    よる信号を無視するように制御することを特徴とする請
    求項3に記載の加湿器。
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