JP3532519B2 - チップ型コンデンサの製造方法およびその製造装置 - Google Patents
チップ型コンデンサの製造方法およびその製造装置Info
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- JP3532519B2 JP3532519B2 JP2000356020A JP2000356020A JP3532519B2 JP 3532519 B2 JP3532519 B2 JP 3532519B2 JP 2000356020 A JP2000356020 A JP 2000356020A JP 2000356020 A JP2000356020 A JP 2000356020A JP 3532519 B2 JP3532519 B2 JP 3532519B2
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Description
サの製造方法およびその製造装置に関する。
関するものとして特許第3084895号公報に開示さ
れたものがある。このチップ型コンデンサの製造方法
は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極端子の前記
接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出する陽極リ
ード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極リード線を
載置させ、これら接続舌片と陽極リード線とをレーザ光
によって溶接するものである。
来のチップ型コンデンサの製造方法は、接続舌片に陽極
リード線を、圧力を加えることのない状態でレーザ光に
よって溶接するものであるため、溶接時に陽極リード線
が接続舌片に対し十分に接触できない状態が生じること
があり、このような状態で溶接を行うと、十分な接合強
度を得ることができず、その結果、品質が低下してしま
うという問題が生じた。
造方法では、レーザ光によって溶接する際に、レーザ光
が溶接部位から反射して無関係の部分にまで照射される
ことがあり、特に、コンデンサ素子の素子本体にレーザ
光の反射光が照射されると、該素子本体の品質、ひいて
はチップ型コンデンサの品質を低下させてしまうという
問題も生じた。
たもので、高品質のチップ型コンデンサを得ることがで
きるチップ型コンデンサの製造方法およびその製造装置
の提供を目的としている。
め、本発明の請求項1記載のチップ型コンデンサの製造
方法は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極端子の
前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出する陽
極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極リード
線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線とをレー
ザ光によって溶接する方法であって、前記レーザ光によ
って溶接される溶接部と前記素子本体との間に、凹状溝
部が形成されたレーザ光の反射光を反射させる反射板を
前記凹状溝部に前記陽極リード線をはめ込みつつ配置し
た状態で、前記レーザ光による溶接を行うことを特徴と
している。
と素子本体との間に、凹状溝部が形成されたレーザ光の
反射光を反射させる反射板を前記凹状溝部に陽極リード
線をはめ込みつつ配置した状態で、レーザ光による溶接
を行うため、該反射板が、コンデンサ素子の素子本体に
レーザ光の反射光が照射されることを防止し、その結
果、該素子本体の品質を低下させてしまうことがなくな
る。
を得ることができる。
サの製造方法は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽
極端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突
出する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽
極リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線
とをレーザ光によって溶接する方法であって、前記レー
ザ光によって溶接される溶接部と前記素子本体との間
に、凹状溝部が形成されたレーザ光の反射光を反射させ
る反射板を前記凹状溝部に前記陽極リード線をはめ込み
つつ配置するとともに該反射板で前記陽極リード線を前
記接続舌片に押し付けた状態で、前記レーザ光による溶
接を行うことを特徴としている。
溶接部と素子本体との間に、凹状溝部が形成されたレー
ザ光の反射光を反射させる反射板を前記凹状溝部に陽極
リード線をはめ込みつつ配置するとともに該反射板で陽
極リード線を接続舌片に押し付けた状態で、レーザ光に
よる溶接を行うため、陽極リード線を接続舌片に押し付
けることから、複数のコンデンサ素子がアルミニウム等
の金属板(以下、アルミホルダと称す)に接合した状態
で各製造工程を経てきたとき、陽極リード線は該アルミ
ホルダの接合部から曲がったり、反ったりして振れてい
る状態で同一水平線上に揃っていなく、陽極リード端子
の接続舌片に載置したとき接触状態が不安定である。こ
の陽極リード線の曲がったり、反ったりして振れている
状態を矯正でき、常に陽極リード線を接続舌片に十分に
接触させた状態で溶接を行うことができ、その結果、接
合強度が安定し低下してしまうことがなくなる。また、
反射板が、コンデンサ素子の素子本体にレーザ光の反射
光が照射されることを防止することから、該素子本体の
品質を低下させてしまうことがなくなる。
を得ることができる。
サの製造方法は、請求項1または2記載のものに関し、
前記接続舌片は前記陽極リード線が載置される溶接凹部
と該溶接凹部に隣り合う溶接凸部とを有しており、前記
溶接凸部のみにレーザ光を照射することを特徴としてい
る。
ーザ光を照射するため、接続舌片の溶接凸部が溶けて陽
極リード線を包むようにその周囲に回り込ませた溶接状
態になり溶接強度が安定して実用的価値が高まるととも
に、陽極リード線の温度上昇を必要最小限に抑えること
ができ、その結果、陽極リード線を介してのコンデンサ
素子の素子本体の温度上昇を最小限に抑えることがで
き、該素子本体の品質を低下させてしまうことがなくな
る。
ンサを得ることができる。
サの製造方法は、請求項1または2記載のものに関し、
前記接続舌片に低エネルギ密度のレーザ光を照射すると
ともに前記陽極リード線に高エネルギ密度のレーザ光を
照射することを特徴としている。
レーザ光を照射するとともに陽極リード線に高エネルギ
密度のレーザ光を照射するため、接続舌片と陽極リード
線との部材の融点が異なるこれらを良好に溶かして接合
させることができる。
ンサを得ることができる。
サの製造装置は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽
極端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突
出する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽
極リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線
とをレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接す
るものであって、前記レーザ光によって溶接される溶接
部と前記素子本体との間にて前記陽極リード線を押圧し
該陽極リード線を前記接続舌片に押し付ける押圧手段を
具備することを特徴としている。
を接続舌片に押し付けた状態で、レーザ光による溶接を
行うことができ、よって、常に陽極リード線を接続舌片
に十分に接触させた状態で溶接を行うことができるた
め、接合強度が安定し低下してしまうことがなくなる。
を得ることができる。
部と素子本体との間にて陽極リード線を押圧するため、
レーザ光の照射方向の自由度を高くできる。この場合、
陽極リード線の曲がり等を矯正できる程度の押圧力とす
れば、複数のコンデンサ素子がアルミニウム等の金属板
(以下、アルミホルダと称す)に接合した状態で各製造
工程を経てきたとき、陽極リード線は該アルミホルダの
接合部から曲がったり、反ったりして振れている状態で
同一水平線上に揃っていなく、陽極リード端子の接続舌
片に載置したとき接触状態が不安定である。この陽極リ
ード線の曲がったり、反ったりして振れている状態を矯
正でき、常に陽極リード線を接続舌片に十分に接触させ
た状態で溶接を行うことができることになる。
サの製造装置は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽
極端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突
出する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽
極リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線
とをレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接す
るものであって、前記レーザ溶接手段が照射するレーザ
光によって溶接される溶接部と前記素子本体との間に凹
状溝部が形成されたレーザ光の反射光を反射させる反射
板を前記凹状溝部に前記陽極リード線をはめ込みつつ配
置する反射板配置手段を具備することを特徴としてい
る。
接手段が照射するレーザ光によって溶接される溶接部と
素子本体との間に、凹状溝部が形成された反射板を前記
凹状溝部に陽極リード線をはめ込みつつ配置した状態
で、レーザ溶接手段による溶接を行うことができ、よっ
て、該反射板が、コンデンサ素子の素子本体にレーザ光
の反射光が照射されることを防止し、その結果、該素子
本体の品質を低下させてしまうことがなくなる。
を得ることができる。
サの製造装置は、一部が屈曲されて接続舌片とされた陽
極端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突
出する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽
極リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線
とをレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接す
るものであって、前記レーザ溶接手段が照射するレーザ
光によって溶接される溶接部と前記素子本体との間に凹
状溝部が形成されたレーザ光の反射光を反射させる反射
板を前記凹状溝部に前記陽極リード線をはめ込みつつ配
置する反射板配置手段を設け、該反射板配置手段は、前
記陽極リード線を前記反射板で前記接続舌片に押し付け
ることを特徴としている。
接手段が照射するレーザ光によって溶接される溶接部と
素子本体との間に、凹状溝部が形成された反射板を前記
凹状溝部に陽極リード線をはめ込みつつ配置するととも
に該反射板で陽極リード線を接続舌片に押し付けるた
め、この状態でレーザ溶接手段による溶接を行うと、陽
極リード線を接続舌片に押し付けることから、複数のコ
ンデンサ素子がアルミニウム等の金属板(以下、アルミ
ホルダと称す)に接合した状態で各製造工程を経てきた
とき、陽極リード線は該アルミホルダの接合部から曲が
ったり、反ったりして振れている状態で同一水平線上に
揃っていなく、陽極リード端子の接続舌片に載置したと
き接触状態が不安定である。この陽極リード線の曲がっ
たり、反ったりして振れている状態を矯正でき、常に陽
極リード線を接続舌片に十分に接触させた状態で溶接を
行うことができ、その結果、接合強度が安定し低下して
しまうことがなくなる。また、反射板が、コンデンサ素
子の素子本体にレーザ光の反射光が照射されることを防
止することから、該素子本体の品質を低下させてしまう
ことがなくなる。
を得ることができる。
サの製造装置は、請求項5乃至7のいずれか一項記載の
ものに関して、前記接続舌片は前記陽極リード線が載置
される溶接凹部と該溶接凹部に隣り合う溶接凸部とを有
しており、前記レーザ溶接手段は、前記溶接凸部のみに
レーザ光を照射することを特徴としている。
溶接凸部のみにレーザ光を照射するため、接続舌片の溶
接凸部が溶けて陽極リード線を包むようにその周囲に回
り込ませた溶接状態になり溶接強度が安定して実用的価
値が高まるとともに、陽極リード線の温度上昇を必要最
小限に抑えることができ、その結果、陽極リード線を介
してのコンデンサ素子の素子本体の温度上昇を最小限に
抑えることができ、該素子本体の品質を低下させてしま
うことがなくなる。
ンサを得ることができる。
サの製造装置は、請求項5乃至7のいずれか一項記載の
ものに関して、前記レーザ溶接手段は、前記接続舌片に
低エネルギ密度のレーザ光を照射するとともに前記陽極
リード線に高エネルギ密度のレーザ光を照射することを
特徴としている。
に低エネルギ密度のレーザ光を照射するとともに陽極リ
ード線に高エネルギ密度のレーザ光を照射するため、接
続舌片と陽極リード線との部材の融点が異なるこれらを
良好に溶かして接合させることができる。
ンサを得ることができる。
して以下に説明する。図1は、本実施形態で製造される
チップ型固体電解コンデンサ(チップ型コンデンサ)1
1を示す断面図である。このチップ型固体電解コンデン
サ11は、陽極端子12および陰極端子13の両方にコ
ンデンサ素子14を接続させ、これら陽極端子12、陰
極端子13およびコンデンサ素子14を樹脂外装15で
覆ってなるものである。
らなる丸棒状の陽極リード線17と、該陽極リード線1
7を中央から一方側に突出させるように埋設させた直方
体形状の素子本体18とを有するものである。
り、図1における下面である実装面15aにおいて図示
せぬ印刷回路基板に載置され実装される。
ッケル42%)にハンダメッキを施してなる均一厚さの
平板がプレス加工されてなるもので、樹脂外装15の実
装面15a側かつコンデンサ長さ方向(図1における左
右方向)における一方の外端面15b側に、これら実装
面15aおよび外端面15bのそれぞれに対し同一平面
をなして露出する底板部22と、コンデンサ幅方向(図
1における紙面直交方向)における該底板部22の中間
の一部を切り起こすように屈曲させることにより形成さ
れてコンデンサ素子14の陽極リード線17に接続され
る接続舌片21と、該接続舌片21が切り起こされるこ
とにより底板部22のコンデンサ幅方向における接続舌
片21の両外側位置から、接続舌片21よりも底板部2
2に対し反対方向に延出される一対の側片部20とを有
している。
の底板部22および側片部20に対し反対側となる上部
には、溶接前において、図2に示すように、コンデンサ
幅方向(図2における左右方向)における両端に、上方
に突出するように、一対の溶接凸部(溶接部)23aが
形成されており、その結果、これら溶接凸部23aの間
に溶接凹部23bが形成されている。
線17は、該溶接凹部23b内に載置された状態で接続
舌片21にレーザ溶接で接合される。なお、接続舌片2
1の形状は上記のような凹形状ではなく、溶接凸部23
aを一つのみ有するL字形状としてもよい。
ンダメッキが施された均一厚さの平板がプレス加工され
てなるもので、樹脂外装15の実装面15a側かつコン
デンサ長さ方向(図1における左右方向)における他方
の外端面15c側に、これら実装面15aおよび外端面
15cのそれぞれに対し同一平面をなして露出する底板
部30と、該底板部30よりも上側にこれと平行をなし
て延在する載置板部31とを有しており、該載置板部3
1においてコンデンサ素子14の素子本体18の外周面
を載置させる。なお、底板部30および載置板部31上
には銀ペースト等の図示せぬ導電性接着剤が塗布されて
おり、該導電性接着剤を介してコンデンサ素子14の素
子本体18は陰極端子13に接着される。
サ11を製造する本実施形態の製造方法およびその製造
装置について説明する。
が施された平板状のリードフレーム41に、図3に示す
ように、互いに対向するように一対の陽極リード端子4
2および陰極リード端子43を形成する。その際に、打
ち抜きおよび屈曲で陽極リード端子42の陰極リード端
子43側に、溶接凸部23aおよび溶接凹部23bを有
する接続舌片21を切り起こすとともに底板部22およ
び側片部20を形成する一方、陰極リード端子43の陽
極リード端子42側に、陰極端子13の底板部30およ
び載置板部31を形成する。なお、陽極端子13の底板
部22および陰極端子13の底板部30は、後に切断さ
れることで最終形状となる(切断線を図4等において二
点鎖線で示す)。
る一対の陽極リード端子42および陰極リード端子43
は、一つのチップ型固体電解コンデンサ11の陽極端子
12および陰極端子13を形成するためのものであり、
リードフレーム41には、図示は略すが、このような一
対の陽極リード端子42および陰極リード端子43が複
数対コンデンサ幅方向(図3におけるY方向)に並列配
置されている。
ードフレーム41の陽極リード端子42および陰極リー
ド端子43の対にコンデンサ素子14を接続させる。す
なわち、陰極リード端子43の底板部30および載置板
部31の上面に銀ペースト等の導電性接着剤を塗布し、
該導電性接着剤を介してコンデンサ素子14の素子本体
18を陰極リード端子43に接着させる。
続舌片21の溶接凹部23b内にコンデンサ素子14の
陽極リード線17を載置させ、これら接続舌片21と陽
極リード線17とをレーザ光によって溶接する。
本実施形態の製造装置およびこれを用いた製造方法につ
いて説明する。
口した略箱形状をなす反射体51と、該反射体51をコ
ンデンサ素子14の素子本体18を覆うようにその開口
側から被せたり、該反射体51をコンデンサ素子14か
ら離間させたりする図示せぬ昇降移動機構とを有する反
射体配置機(押圧手段、反射板配置手段)52を備えて
いる。
素子本体18を覆うように被せられる際に、レーザ溶接
される陽極リード端子42の接続舌片21の溶接凸部2
3aとコンデンサ素子14の素子本体18との間に配置
されてレーザ光の反射光を反射させる反射板53を有し
ている。該反射体51は、反射板53のみの構成であっ
ても差し支えない。
本体18との隙間に入り込んだ際にこれらにストレスを
与えない程度に薄くされており、該反射板53には、溶
接凸部23aと素子本体18との間に配置される際に、
これらにわたって延在配置される陽極リード線17をは
め込むための凹状溝部54が形成されている。
をその反射板53の凹状溝部54に陽極リード線17を
はめ込みつつ配置する際に、反射板53の凹状溝部54
の溝底部55で陽極リード線17を下方に押圧し、その
結果、該陽極リード線17を接続舌片21に押し付け
る。なお、このとき、反射板53による陽極リード線1
7への押圧力は、例えば、タンタル材からなる陽極リー
ド線17の直径が0.15〔mm〕で、ニッケルと鉄の
合金(ニッケル42%)からなる接続舌片21を含む陽
極リード端子42の板厚が0.08〔mm〕のとき、陽
極リード線17の曲がりおよび反り等を矯正する5〜5
0〔MPa〕とする。
つ反射率が高い銅板等から形成されている。なお、反射
板53の外側、すなわち配設時に溶接凸部23aに対向
する側は、反射率を上げるために鏡面仕上げ処理を施す
のが好ましい。
21と陽極リード線17とを溶接するレーザ溶接機(レ
ーザ溶接手段)57を有している。このレーザ溶接機5
7は、図7に示すように、レーザ光Bを発生させるレー
ザ発振器58と該レーザ発振器58で発生させたレーザ
光を集光する集光レンズ59とを有するレーザ光照射部
60を備えている。そして、このようなレーザ光照射部
60を、図6に示すように、所定の位置に位置決めされ
たリードフレーム41の上側に二つ、コンデンサ幅方向
に並列に配置している。そして、レーザ溶接機57は、
リードフレーム41の接続舌片21における溶接凹部2
3bの両外側の溶接凸部23aにそれぞれレーザ光を照
射することにより、これら溶接凸部23aを溶かして陽
極リード線17を包むようにその周囲に回り込ませる状
態で接合させる。なお、上記反射体51の反射板53
は、このレーザ光の溶接凸部23aにおける反射光の素
子本体18への照射を遮蔽する。
機57は、接続舌片21の溶接凸部23aのみにレーザ
光Bを照射するようになっており、両側の溶接凸部23
aにレーザ光Bを照射するために、上記のように二つの
レーザ光照射部60を有している。なお、レーザ溶接機
57は、スポット径0.15mmの照射部分において
0.2〜0.5(J)の出力エネルギが得られるように
レーザ光Bを発生させるのが好ましい。
ード端子42の接続舌片21の溶接凹部23b内に陽極
リード線17を載置させ、かつ陰極リード端子43の導
電性接着剤が塗布された底板部30および載置板部31
に素子本体18を接着させるようにしてコンデンサ素子
14をリードフレーム41上に載置させた状態から、図
5〜図6に示すように、反射体配置機52が、その反射
体51を反射板53がその凹状溝部54に陽極リード線
17をはめ込みつつ溶接凸部23aと素子本体18との
間に位置するように素子本体18に被せる。このとき、
反射体配置機52は、反射板53の溝底部55を介して
陽極リード線17を接続舌片21に押し付けた状態とす
る。
上方に配置されたレーザ溶接機57が、両レーザ光照射
部60から接続舌片21の両溶接凸部23aにレーザ光
Bを照射することにより、これら溶接凸部23aを溶融
させて、溶接凹部23bに配置された陽極リード線17
を包むようにその周囲に回り込ませる。そして、レーザ
光Bの照射を停止させることで、溶融した部分が固まっ
て陽極リード線17と一体化する。これにより、接続舌
片21と陽極リード線17とが溶接された状態となる。
2および陰極リード端子43の相互対向側、すなわち陽
極リード端子42の接続舌片21、側片部20および底
板部22を含む部分と、陰極リード端子43の底板部3
0および載置板部31を含む部分と、これら陰極リード
端子43および陽極リード端子42に接続されたコンデ
ンサ素子14とを樹脂外装15で一体化し、その後、切
断を行うことで、上記した構造のチップ型固体電解コン
デンサ11を得ることになる。
配置機52が、レーザ溶接機57によって溶接される溶
接凸部23aと素子本体18との間に、凹状溝部54が
形成された反射板53を前記凹状溝部54に陽極リード
線17をはめ込みつつ配置するとともに、該反射板53
で陽極リード線17を接続舌片21に押し付けるため、
この状態でレーザ溶接機57による溶接を行うと、陽極
リード線17を接続舌片21に押し付けることから、常
に陽極リード線17を接続舌片21に十分に接触させた
状態で溶接を行うことができ、その結果、接合強度が低
下してしまうことがなくなる。また、反射板53を含む
反射体51が、コンデンサ素子14の素子本体18にレ
ーザ光Bの反射光が照射されることを防止することか
ら、該素子本体18の品質を低下させてしまうことがな
くなる。さらに、陽極リード線17に接触する反射板5
3を含む反射体51が溶接時に該陽極リード線17を介
して伝わる熱を吸収するヒートシンク構造となっている
ため、該素子本体18の品質を低下させてしまうことを
さらに確実に防止できる。
ンデンサ11を得ることができることになる。
凸部23aと素子本体18との間にて陽極リード線17
を反射板53で押圧するため、レーザ光の照射方向の自
由度を高くできる。
線17の曲がり等を矯正できる程度の押圧力としている
ため、複数のコンデンサ素子14がアルミニウム等の金
属板(以下、アルミホルダと称す)に接合した状態で各
製造工程を経てきたとき、陽極リード線17は該アルミ
ホルダの接合部から曲がったり、反ったりして振れてい
る状態で同一水平線上に揃っていなく、陽極リード端子
42の接続舌片21に載置したとき接触状態が不安定で
ある。この陽極リード線17の曲がったり、反ったりし
て振れている状態を矯正でき、常に陽極リード線17を
接続舌片21に十分に接触させた状態で溶接を行うこと
ができることになる。
と用いない場合とで、LC不良の発生状況を調べたとこ
ろ、反射板53を用いない場合は、個体数15個中、L
C不良の発生数は7個で、ほぼ47%の不良率であった
のに対し、反射板53を用いた場合は、個体数12個
中、LC不良は1個で、ほぼ8%の不良率に低減されて
いることがわかった。
1の溶接凸部23aのみにレーザ光を照射することにな
るため、接続舌片21の溶接凸部23aが溶けて陽極リ
ード線17を包むようにその周囲に回り込ませた溶接状
態になり溶接強度が安定して実用的価値が高まるととも
に、陽極リード線17の温度上昇を必要最小限に抑える
ことができ、その結果、陽極リード線17を介してのコ
ンデンサ素子14の素子本体18の温度上昇を最小限に
抑えることができ、該素子本体18の品質を低下させて
しまうことがなくなる。
解コンデンサ11を得ることができることになる。
更が可能である。
側に配置して二カ所の溶接凸部23aに上側からレーザ
光Bを照射するのではなく、図8に示すように、二つの
レーザ光照射部60を、コンデンサ幅方向における両溶
接凸部23aの両外側(溶接凹部23bに対し反対側)
に対向配置して、両溶接凸部23aにそれぞれ側方から
レーザ光Bを溶接凹部23bの方向に照射して溶接を行
うのである。ここでも、接続舌片21の溶接凸部23a
のみにレーザ光を照射する。このように構成しても、上
記と同様の効果を奏することができる。しかも、溶接凸
部23aに側方からレーザ光Bを溶接凹部23bの方向
に照射して溶接を行うため、溶融した溶接凸部23a
を、良好に溶接凹部23bの陽極リード線17の周囲に
回り込ませることができる。なお、この場合、図9に示
すようにレーザ光Bの光軸の水平に対する角度αが30
度となるようにレーザ光Bを照射するのが好ましく、こ
のように両溶接凸部23aに側方からレーザ光Bを照射
して溶接を行うようにしたところ、LC不良数を0にす
ることができた。
配置して二カ所の溶接凸部23aに上側からレーザ光B
を照射するのではなく、図10に示すように、コンデン
サ長さ方向における溶接凸部23aの同じ外側(素子本
体18に対し反対側)に二つのレーザ光照射部60を並
列に配置して、両溶接凸部23aにそれぞれ正面からレ
ーザ光Bを照射して溶接を行うようにしてもよい。ここ
でも、接続舌片21の溶接凸部23aのみにレーザ光B
を照射する。このように構成しても、上記と同様の効果
を奏することができる。
された一つのレーザ光照射部60から、レーザ光Bを所
定の範囲で照射するようにすることで、一つのレーザ光
照射部60で、両側の溶接凸部23aにレーザ光Bを照
射しこれら溶接凸部23aを一度に溶融させて溶接する
ことも可能である。この場合、陽極リード線17にもレ
ーザ光Bが照射されるため、接続舌片21の溶接凸部2
3aのみにレーザ光Bを照射する上記場合に対し、陽極
リード線17に多少の温度上昇が生じるものの、レーザ
溶接機57のコストを低減できるという効果を奏するこ
とができる。これは、図10に示すようにしたものにつ
いても適用可能である。
機57が、一つのレーザ光照射部60によって接続舌片
21の溶接凸部23aに斜め上方から低エネルギ密度の
レーザ光Bを照射するとともに、他の一つのレーザ光照
射部60によって陽極リード線17に鉛直上方から高エ
ネルギ密度のレーザ光を照射するようにしてもよい。ま
た、二つのレーザ光照射部60によって接続舌片21の
両溶接凸部23aに斜め上方から低エネルギ密度のレー
ザ光Bを照射するとともに、他の一つのレーザ光照射部
60によって陽極リード線17に鉛直上方から高エネル
ギ密度のレーザ光を照射するようにしてもよい。
片21の溶接凸部23aに低エネルギ密度(具体的に
は、1670〜2500〔J/cm2〕)のレーザ光B
を照射するとともに陽極リード線17に高エネルギ密度
(具体的には、1700〜2800〔J/cm2〕)の
レーザ光Bを照射すれば、高融点(約3000℃)の材
料であるタンタルワイヤからなる陽極リード線17と、
低融点(約1500℃)の材料であるニッケル鉄合金か
らなる溶接凸部23aとを良好に溶かして接合させるこ
とができる。したがって、より高品質のチップ型固体電
解コンデンサ11を得ることができる。
反射板53について、凹状溝部54の内周面に、該内周
面を覆うように工業用ダイヤモンドやシリコンカーバイ
ドの層部62を蒸着やスパッタ等でつければ、レーザ溶
接時に陽極リード線17および反射体51の温度が上昇
しても、これらが融着してしまうことを、介在する層部
62によって防止できることになる。
記載のチップ型コンデンサの製造方法によれば、レーザ
光で溶接される溶接部と素子本体との間に、凹状溝部が
形成された反射板を前記凹状溝部に陽極リード線をはめ
込みつつ配置した状態で、レーザ光による溶接を行うた
め、該反射板が、コンデンサ素子の素子本体にレーザ光
の反射光が照射されることを防止し、その結果、該素子
本体の品質を低下させてしまうことがなくなる。
を得ることができる。
サの製造方法によれば、レーザ光によって溶接される溶
接部と素子本体との間に、凹状溝部が形成された反射板
を前記凹状溝部に陽極リード線をはめ込みつつ配置する
とともに該反射板で陽極リード線を接続舌片に押し付け
た状態で、レーザ光による溶接を行うため、陽極リード
線を接続舌片に押し付けることから、複数のコンデンサ
素子がアルミニウム等の金属板(以下、アルミホルダと
称す)に接合した状態で各製造工程を経てきたとき、陽
極リード線は該アルミホルダの接合部から曲がったり、
反ったりして振れている状態で同一水平線上に揃ってい
なく、陽極リード端子の接続舌片に載置したとき接触状
態が不安定である。この陽極リード線の曲がったり、反
ったりして振れている状態を矯正でき、常に陽極リード
線を接続舌片に十分に接触させた状態で溶接を行うこと
ができ、その結果、接合強度が安定し低下してしまうこ
とがなくなる。また、反射板が、コンデンサ素子の素子
本体にレーザ光の反射光が照射されることを防止するこ
とから、該素子本体の品質を低下させてしまうことがな
くなる。
を得ることができる。
サの製造方法によれば、接続舌片の溶接凸部のみにレー
ザ光を照射するため、接続舌片の溶接凸部が溶けて陽極
リード線を包むようにその周囲に回り込ませた溶接状態
になり溶接強度が安定して実用的価値が高まるととも
に、陽極リード線の温度上昇を必要最小限に抑えること
ができ、その結果、陽極リード線を介してのコンデンサ
素子の素子本体の温度上昇を最小限に抑えることがで
き、該素子本体の品質を低下させてしまうことがなくな
る。
ンサを得ることができる。
サの製造方法によれば、接続舌片に低エネルギ密度のレ
ーザ光を照射するとともに陽極リード線に高エネルギ密
度のレーザ光を照射するため、接続舌片と陽極リード線
との部材の融点が異なるこれらを良好に溶かして接合さ
せることができる。
ンサを得ることができる。
サの製造装置によれば、押圧手段により陽極リード線を
接続舌片に押し付けた状態で、レーザ光による溶接を行
うことができ、よって、常に陽極リード線を接続舌片に
十分に接触させた状態で溶接を行うことができるため、
接合強度が低下してしまうことがなくなる。
を得ることができる。
部と素子本体との間にて陽極リード線を押圧するため、
レーザ光の照射方向の自由度を高くできる。この場合、
陽極リード線の曲がり等を矯正できる程度の押圧力とす
れば、複数のコンデンサ素子がアルミニウム等の金属板
(以下、アルミホルダと称す)に接合した状態で各製造
工程を経てきたとき、陽極リード線は該アルミホルダの
接合部から曲がったり、反ったりして振れている状態で
同一水平線上に揃っていなく、陽極リード端子の接続舌
片に載置したとき接触状態が不安定である。この陽極リ
ード線の曲がったり、反ったりして振れている状態を矯
正でき、常に陽極リード線を接続舌片に十分に接触させ
た状態で溶接を行うことができることになる。
サの製造装置によれば、反射板配置手段が、レーザ溶接
手段が照射するレーザ光によって溶接される溶接部と素
子本体との間に、凹状溝部が形成された反射板を前記凹
状溝部に陽極リード線をはめ込みつつ配置した状態で、
レーザ溶接手段による溶接を行うことができ、よって、
該反射板が、コンデンサ素子の素子本体にレーザ光の反
射光が照射されることを防止し、その結果、該素子本体
の品質を低下させてしまうことがなくなる。
を得ることができる。
サの製造装置によれば、反射板配置手段が、レーザ溶接
手段が照射するレーザ光によって溶接される溶接部と素
子本体との間に、凹状溝部が形成された反射板を前記凹
状溝部に陽極リード線をはめ込みつつ配置するとともに
該反射板で陽極リード線を接続舌片に押し付けるため、
この状態でレーザ溶接手段による溶接を行うと、陽極リ
ード線を接続舌片に押し付けることから、複数のコンデ
ンサ素子がアルミニウム等の金属板(以下、アルミホル
ダと称す)に接合した状態で各製造工程を経てきたと
き、陽極リード線は該アルミホルダの接合部から曲がっ
たり、反ったりして振れている状態で同一水平線上に揃
っていなく、陽極リード端子の接続舌片に載置したとき
接触状態が不安定である。この陽極リード線の曲がった
り、反ったりして振れている状態を矯正でき、常に陽極
リード線を接続舌片に十分に接触させた状態で溶接を行
うことができ、その結果、接合強度が安定し低下してし
まうことがなくなる。また、反射板が、コンデンサ素子
の素子本体にレーザ光の反射光が照射されることを防止
することから、該素子本体の品質を低下させてしまうこ
とがなくなる。
を得ることができる。
サの製造装置によれば、レーザ溶接手段が接続舌片の溶
接凸部のみにレーザ光を照射するため、接続舌片の溶接
凸部が溶けて陽極リード線を包むようにその周囲に回り
込ませた溶接状態になり溶接強度が安定して実用的価値
が高まるとともに、陽極リード線の温度上昇を必要最小
限に抑えることができ、その結果、陽極リード線を介し
てのコンデンサ素子の素子本体の温度上昇を最小限に抑
えることができ、該素子本体の品質を低下させてしまう
ことがなくなる。
ンサを得ることができる。
サの製造装置によれば、レーザ溶接手段は、接続舌片に
低エネルギ密度のレーザ光を照射するとともに陽極リー
ド線に高エネルギ密度のレーザ光を照射するため、接続
舌片と陽極リード線との部材の融点が異なるこれらを良
好に溶かして接合させることができる。
ンサを得ることができる。
型コンデンサを示す正断面図である。
型コンデンサの陽極端子およびコンデンサ素子を示す正
面図である。
型コンデンサのリードフレームを示す斜視図である。
型コンデンサのリードフレームにコンデンサ素子を配置
した状態を示す斜視図である。
機、リードフレームおよびコンデンサ素子を示す斜視図
である。
機、レーザ溶接機、リードフレームおよびコンデンサ素
子を示す斜視図である。
機を概略的に示す正断面図である。
機の別の例を示す斜視図である。
機の別の例を示す正面図である。
接機のさらに別の例を示す斜視図である。
接機のさらに別の例を示す斜視図である。
接機のさらに別の例を示す正面図である。
別の例を示す正面図である。
サ) 12 陽極端子 14 コンデンサ素子 17 陽極リード線 18 素子本体 21 接続舌片 23a 溶接凸部(溶接部) 52 反射体配置機(押圧手段、反射板配置手段) 53 反射板 54 凹状溝部 57 レーザ溶接機(レーザ溶接手段) B レーザ光
Claims (9)
- 【請求項1】 一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極
端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出
する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極
リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線と
をレーザ光によって溶接するチップ型コンデンサの製造
方法において、 前記レーザ光によって溶接される溶接部と前記素子本体
との間に、凹状溝部が形成されたレーザ光の反射光を反
射させる反射板を前記凹状溝部に前記陽極リード線をは
め込みつつ配置した状態で、前記レーザ光による溶接を
行うことを特徴とするチップ型コンデンサの製造方法。 - 【請求項2】 一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極
端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出
する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極
リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線と
をレーザ光によって溶接するチップ型コンデンサの製造
方法において、 前記レーザ光によって溶接される溶接部と前記素子本体
との間に、凹状溝部が形成されたレーザ光の反射光を反
射させる反射板を前記凹状溝部に前記陽極リード線をは
め込みつつ配置するとともに該反射板で前記陽極リード
線を前記接続舌片に押し付けた状態で、前記レーザ光に
よる溶接を行うことを特徴とするチップ型コンデンサの
製造方法。 - 【請求項3】 前記接続舌片は前記陽極リード線が載置
される溶接凹部と該溶接凹部に隣り合う溶接凸部とを有
しており、前記溶接凸部のみにレーザ光を照射すること
を特徴とする請求項1または2記載のチップ型コンデン
サの製造方法。 - 【請求項4】 前記接続舌片に低エネルギ密度のレーザ
光を照射するとともに前記陽極リード線に高エネルギ密
度のレーザ光を照射することを特徴とする請求項1また
は2記載のチップ型コンデンサの製造方法。 - 【請求項5】 一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極
端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出
する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極
リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線と
をレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接する
チップ型コンデンサの製造装置において、 前記レーザ光によって溶接される溶接部と前記素子本体
との間にて前記陽極リード線を押圧し該陽極リード線を
前記接続舌片に押し付ける押圧手段を具備することを特
徴とするチップ型コンデンサの製造装置。 - 【請求項6】 一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極
端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出
する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極
リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線と
をレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接する
チップ型コンデンサの製造装置において、 前記レーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接さ
れる溶接部と前記素子本体との間に凹状溝部が形成され
たレーザ光の反射光を反射させる反射板を前記凹状溝部
に前記陽極リード線をはめ込みつつ配置する反射板配置
手段を具備することを特徴とするチップ型コンデンサの
製造装置。 - 【請求項7】 一部が屈曲されて接続舌片とされた陽極
端子の前記接続舌片に、素子本体と該素子本体から突出
する陽極リード線とを有するコンデンサ素子の前記陽極
リード線を載置させ、これら接続舌片と陽極リード線と
をレーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接する
チップ型コンデンサの製造装置において、 前記レーザ溶接手段が照射するレーザ光によって溶接さ
れる溶接部と前記素子本体との間に凹状溝部が形成され
たレーザ光の反射光を反射させる反射板を前記凹状溝部
に前記陽極リード線をはめ込みつつ配置する反射板配置
手段を設け、 該反射板配置手段は、前記陽極リード線を前記反射板で
前記接続舌片に押し付けることを特徴とするチップ型コ
ンデンサの製造装置。 - 【請求項8】 前記接続舌片は前記陽極リード線が載置
される溶接凹部と該溶接凹部に隣り合う溶接凸部とを有
しており、前記レーザ溶接手段は、前記溶接凸部のみに
レーザ光を照射することを特徴とする請求項5乃至7の
いずれか一項記載のチップ型コンデンサの製造装置。 - 【請求項9】 前記レーザ溶接手段は、前記接続舌片に
低エネルギ密度のレーザ光を照射するとともに前記陽極
リード線に高エネルギ密度のレーザ光を照射することを
特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項記載のチップ
型コンデンサの製造装置。
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