JPH09274894A - ランプ - Google Patents

ランプ

Info

Publication number
JPH09274894A
JPH09274894A JP10859696A JP10859696A JPH09274894A JP H09274894 A JPH09274894 A JP H09274894A JP 10859696 A JP10859696 A JP 10859696A JP 10859696 A JP10859696 A JP 10859696A JP H09274894 A JPH09274894 A JP H09274894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molybdenum
gold
metal foil
external lead
lead rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10859696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3334484B2 (ja
Inventor
Katsumi Nakamori
克己 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP10859696A priority Critical patent/JP3334484B2/ja
Publication of JPH09274894A publication Critical patent/JPH09274894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3334484B2 publication Critical patent/JP3334484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部リード棒と金属箔の溶接不良がなく、外
部リード棒と金属箔の溶接時に金属箔の箔切れが起こら
ないランプを提供することにある。 【解決手段】 発光管1の端部に金属箔2が圧着封止さ
れ、この金属箔2に溶接されて発光管1の外部に突出す
る外部リード棒3を有するランプにおいて、前記外部リ
ード棒3が、モリブデン部材Mと、略全体に金メッキK
が施され、前記モリブデン部材Mの端部に接合された給
電端子Nとからなり、前記外部リード棒3のモリブデン
部材Mが前記金属箔2に溶接されていることを特徴とす
るランプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封止部に金属箔を
使用するランプであって、特に、ランプの外部リード棒
と給電部材との電気抵抗を小さくするために、外部リー
ド棒の給電部材と接触する部分に金メッキが施されたラ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプの外部リード棒と給電部材
との電気抵抗による発熱を防止するために、給電部材と
接触する外部リード棒の一部に金メッキが施されたラン
プが知られている。図5は従来のランプの説明図であ
る。発光管1の圧着封止部11にモリブデン製の金属箔
2が埋設されており、外部リード棒30の一部がこの金
属箔2に溶接された状態で、圧着封止部11から外部に
突出している。
【0003】次に、従来のランプの外部リード棒につい
て詳細に説明する。図6(イ)に示す外部リード棒31
は、モリブデン部材Mの表面全域にニッケルメッキnが
施されており、さらに、ニッケルメッキnの表面全域に
金Kがメッキされている。そして、図中Aで示されてい
る部分で、外部リード棒31が金属箔2にスポット溶接
される。
【0004】このような外部リード棒31の製造方法
は、モリブデン部材Mを数百本から数千本まとめて、そ
れぞれのモリブデン部材Mの表面全域に電解メッキによ
ってニッケルメッキnを施す。その後、このモリブデン
部材Mを再び数百本から数千本まとめて、再び電解メッ
キよって金Kをメッキするものである。このような製造
方法をとる理由は、モリブデン部材に金を電解メッキす
る場合、モリブデン部材の表面に不動態である酸化被膜
ができるので、モリブデン部材には直接金がメッキでき
ないという理由からである。
【0005】図6(ロ)に示す外部リード棒32は、モ
リブデン部材Mとニッケル部材Nがバット溶接されてお
り、ニッケル部材Nの表面に金Kがメッキされている。
そして、図中Aで示されている部分で、外部リード棒3
2が金属箔2にスポット溶接される。
【0006】このような外部リード棒32の製造方法
は、ニッケル部材Nとモリブデン部材Mを1本づつバッ
ト溶接して一体物に成形し、その後、この一体物を数百
本から数千本まとめて電解メッキによって金Kをこの一
体物にメッキするものである。このような製造方法をと
る理由は、前述したとおりモリブデン部材には直接金が
メッキされないという性質を利用して、ニッケル部材の
み金をメッキすることができるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た外部リード棒31をモリブデン製の金属箔2にスポッ
ト溶接する場合、外部リード棒31の表面の金がモリブ
デン製の金属箔2のモリブデンの粒界に拡散して、この
溶接部近傍の金属箔2が金により脆化してしまい、金属
箔2が切れるという問題があった。
【0008】また、前述した外部リード棒32のモリブ
デン部材Mの表面には金がメッキされていないが、製造
上モリブデン部材Mとニッケル部材Nを溶接して一体物
にした後、電解メッキによって金をその一体物のニッケ
ル部材Nのみにメッキすることにより外見上はモリブデ
ン部材Mの表面には金が存在しないように見える。しか
し、このような製造方法をとれば、モリブデン部材Mの
表面の微小な凹凸の部分に金の粉末が、若干ではある
が、存在してしまうことになる。従って、外部リード棒
32をモリブデン製の金属箔2にスポット溶接する場
合、モリブデン部材Mの表面に存在する金がモリブデン
製の金属箔2のモリブデンの粒界に拡散して、この溶接
部近傍の金属箔2が金により脆化していまい、金属箔2
が切れるという問題があった。
【0009】また、外部リード棒31,32を金属箔2
にスポット溶接する際、溶接に必要な熱が溶接部に存在
する金を溶かすためにも使われ、結果的に、外部リード
棒31,32と金属箔2が十分に溶接されないという問
題もあった。
【0010】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、その目的は、外部リード棒と金属箔の溶接不
良がなく、外部リード棒と金属箔の溶接時に金属箔の箔
切れが起こらないランプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載のランプは、発光管の端部に金属箔
が圧着封止され、この金属箔に溶接されて発光管の外部
に突出する外部リード棒を有するランプにおいて、前記
外部リード棒が、モリブデン部材と、略全体に金メッキ
が施され前記モリブデン部材の端部に接合された給電端
子とからなり、前記外部リード棒のモリブデン部材が前
記金属箔に溶接されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、全体構成について説明す
る。図1は一端封止型の本発明のランプの構成を示す説
明図であり、図2は両端封止型の本発明のランプの構成
を示す説明図である。発光管1の端部に圧着封止部11
が形成されており、この圧着封止部11にモリブデン製
の金属箔2が埋設されている。そして、外部リード棒3
の一部がこの金属箔2に溶接された状態で、圧着封止部
11から外部に突出している。外部リード棒3は、便宜
上斜線で示した部分に金Kがメッキされており、この金
Kがメッキされた部分に不図示の給電部材が接触する。
【0013】次に外部リード棒について詳細に説明す
る。図3は、図1及び図2におけるランプの外部リード
棒のみを取り出した説明図である。外部リード棒3は、
外径0.6mm,長さ6mmのモリブデン部材Mと、外
径1.0mm,長さ7mmの給電端子であるニッケル部
材Nがバット溶接されており、ニッケル部材Nの表面に
厚さ0.1〜0.2μmの金Kがメッキされている。そ
して、図中Aで示されているモリブデン部材Mの一部分
で、外部リード3が図1,図2で示されている金属箔2
にスポット溶接される。なお、この実施例において、給
電端子としてニッケル部材を用いたが、ニッケル合金部
材、銅合金部材であっても良い。
【0014】この外部リード棒3の製造方法について説
明する。予め、電解メッキによりニッケル部材Nの表面
全域に金Kをメッキする。次に、このニッケル部材Nの
一端部とモリブデン部材Mの一端部を接触させ、バット
溶接により1本の外部リード棒にする。この場合、金K
を介在してニッケル部材Nとモリブデン部材Mを溶接す
ることになるが、ニッケル部材Nが溶けるほどの高温に
なるまでには、既にニッケル部材Nと比較して融点の低
い金Kは溶けだし蒸発してしまうので、金Kによるニッ
ケル部材Nとモリブデン部材Mの溶接不良は起こらな
い。また、ニッケル部材Nとモリブデン部材Mをバット
溶接するので、モリブデン部材M側のニッケル部材Nの
表面の金Kが一部焼き飛ばされる。このようなことは、
給電端子をニッケル合金部材、銅合金部材にしても同様
である。
【0015】また、この実施例において、モリブデン部
材Mとニッケル部材Nはバット溶接されているが、銀ロ
ウ付けでも良い。この場合も、金Kを介在してニッケル
部材Nとモリブデン部材Mが銀ロウ付けされることにな
るが、バーナ等で加熱して銀ロウが溶けるほどの高温に
なるまでには、既に銀ロウと比較して融点の低い金Kは
溶けだし蒸発してしまうので、金Kによるニッケル部材
Nとモリブデン部材Mの溶接不良は起こらない。
【0016】つまり、上記のような方法で外部リード棒
3が製造されることにより、図3中Aで示される金属箔
2に溶接される部分の外部リード棒3には、金が存在し
ないことになる。従って、外部リード棒3をモリブデン
製の金属箔2にスポット溶接する際、金が金属箔2のモ
リブデンの粒界に拡散することがないので、溶接部近傍
の金属箔2の脆化が起こらず、よって箔切れが発生しな
い。また、外部リード棒3を金属箔2にスポット溶接す
る際、発生する熱が全て外部リード棒3と金属箔2の溶
接のためにのみ使われるので、十分な溶接強度を得るこ
とができる。
【0017】次に、完成したランプを用いて、金属箔に
溶接される部分の外部リード棒表面に存在する金の量と
溶接不良発生率の関係を調べる実験を行った。その結果
を図4に示す。この実験において、完成したランプの外
部リード棒間に電流を流し、その電気抵抗値を測定し、
基準抵抗値より5%以上抵抗値が大きいランプを不良と
判定した。その理由は、金属箔と外部リード棒との溶接
が完全でない場合、接触面積が小さくなり、その結果、
抵抗値が上がるからである。図4から明らかなように、
外部リード棒表面に存在する金の量が増えれば、それに
伴い溶接不良発生率が大きくなることが分かる。つま
り、外部リード棒表面に存在する金が11.4wt%で
あれば溶接不良発生率が30%と非常に高い値を示して
いるが、外部リード棒表面に存在する金が2.2wt%
であれば溶接不良発生率が0.04%と非常に小さい値
になる。そして、最終的に外部リード棒表面に存在する
金が0wt%であれば溶接不良が発生しないことが分か
る。
【0018】以上の結果より、モリブデン部材と、全体
に金メッキが施され前記モリブデンン部材の端部に接合
された給電端子からなる外部リード棒であって、この外
部リード棒のモリブデン部材と金属箔が溶接された本願
発明のランプによれば、外部リード棒と金属箔の溶接不
良がなくなり、外部リード棒と金属箔の溶接時に金属箔
の箔切れが起こらないランプとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一端封止型の本発明のランプの構成を示す説明
図である。
【図2】両端封止型の本発明のランプの構成を示す説明
図である。
【図3】本発明のランプの外部リード棒の説明図であ
る。
【図4】金属箔に溶接される部分の外部リード棒表面に
存在する金の量と溶接不良発生率の関係を調べた実験デ
ータ説明図である。
【図5】従来のランプの構成を示す説明図である。
【図6】従来のランプの外部リード棒の説明図である。
【符号の説明】
1 発光管 11 圧着封止部 2 金属箔 3 外部リード棒 30 外部リード棒 M モリブデン部材 N ニッケル部材 K 金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光管の端部に金属箔が圧着封止され、
    この金属箔に溶接されて発光管の外部に突出する外部リ
    ード棒を有するランプにおいて、 前記外部リード棒が、モリブデン部材と、全体に金メ
    ッキが施され前記モリブデン部材の端部に接合された給
    電端子とからなり、 前記外部リード棒のモリブデン部材が前記金属箔に溶接
    されていることを特徴とするランプ。
JP10859696A 1996-04-05 1996-04-05 ランプの製造方法 Expired - Fee Related JP3334484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859696A JP3334484B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 ランプの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10859696A JP3334484B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 ランプの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09274894A true JPH09274894A (ja) 1997-10-21
JP3334484B2 JP3334484B2 (ja) 2002-10-15

Family

ID=14488821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10859696A Expired - Fee Related JP3334484B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 ランプの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3334484B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515421B2 (en) 1999-09-02 2003-02-04 General Electric Company Control of leachable mercury in fluorescent lamps
WO2003079399A1 (en) * 2002-03-18 2003-09-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Lamp and method for producing a lamp
JP2009537064A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ランプ用箔接続体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515421B2 (en) 1999-09-02 2003-02-04 General Electric Company Control of leachable mercury in fluorescent lamps
WO2003079399A1 (en) * 2002-03-18 2003-09-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Lamp and method for producing a lamp
JP2009537064A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ランプ用箔接続体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3334484B2 (ja) 2002-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105452818B (zh) 热式质量流量计和质量流量控制装置
JP2992765B2 (ja) 電 灯
JP4401678B2 (ja) 電子部品用端子およびその製造方法
JPH09274894A (ja) ランプ
JP4224050B2 (ja) ヒーターチップの熱電対取付構造および熱電対取付方法
US6652604B1 (en) Aluminum electrolytic capacitor and its manufacturing method
JP2814985B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
US3621111A (en) Lead-in conductor for electrical devices
US6995332B2 (en) Resistance welding method and structure of resistance welding part, and method for manufacturing electronic component and electronic component
US4827189A (en) Solder connection for an electrode of the gas discharge lamp and the method for manufacture
US3751624A (en) Butt brazing apparatus and method
JP2004039759A (ja) コイルボビンの端子と被覆導線の接合方法
JP4767469B2 (ja) ランプのリードワイヤとアイレットとの接続方法
JPH08186061A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPS5890389A (ja) 異種金属のレ−ザ溶接法
US6011233A (en) Welding method of a connection terminal piece for a deflection yoke coil and the structure thereof
JP2003178668A (ja) 管球用導入線および管球
JPH09265963A (ja) ランプ装置および照明装置
JP2528571B2 (ja) 異種金属部材の溶接工法
JPH0340474B2 (ja)
JPH07302579A (ja) ハロゲンランプ
KR20220069480A (ko) 선단부에 커넥터 전극이 접합되는 금속섬유 발열체 전극의 제조방법 및 이에 의해 제조되는 금속섬유 발열체 전극
JPS6127893B2 (ja)
JP2005025990A (ja) 電子部品とリード線の接続方法
GB2086286A (en) Brazed tungsten filament to lead joint

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120802

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130802

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140802

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees