JP3532276B2 - 基板バイアス回路 - Google Patents

基板バイアス回路

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JP3532276B2
JP3532276B2 JP00067495A JP67495A JP3532276B2 JP 3532276 B2 JP3532276 B2 JP 3532276B2 JP 00067495 A JP00067495 A JP 00067495A JP 67495 A JP67495 A JP 67495A JP 3532276 B2 JP3532276 B2 JP 3532276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に用い
る基板バイアス回路に関し、特にDRAMに用いられる
基板バイアス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について説明する。従来の基
板バイアス回路は、例えば、特開昭57−39566に
示されているように、接地電位端と半導体基板の基板電
位端との間に所定数のMOSトランジスタよりなるクラ
ンプ回路を接続して、基板電位を常に一定値にクランプ
することによって基板電位の安定化を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
クランプ回路では、基板電位が負方向に下降する場合
は、基板電位をクランプして、基板電位が負電圧方向に
深くなるになることを防止できるが、基板電位が正方向
に上昇する場合は、基板電位をクランプできず、基板電
位が正電圧になるという問題がある。
【0004】基板電位が正方向に上昇する場合の例とし
て、特開昭61−49456に示されているように、電
源投入時に基板電圧が正方向に上昇するために、突入電
流が生じ、場合によっては、永久破壊を引き起こす。
【0005】この発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたものであり、電源電圧の立上り時に基板
電位が正電圧になることを防止する基板バイアス回路を
得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、接地電位端と基板電位端との間に接続
され、基板電位が負方向に深くなることを防止する負電
圧バイアスクランプ回路を備えた基板バイアス回路であ
って、前記負電圧バイアスクランプ回路は、前記基板電
位端側と前記接地電位端側とを導通状態にすることが可
能な導通回路と、電源電圧の立上りに応答して、前記導
通回路に前記基板電位端側と前記接地電位端側とを導通
状態にさせるための導通制御信号である第1制御信号を
生成する導通制御信号生成回路とを備え、前記基板バイ
アス回路は、前記電源電圧の立ち上がりから所定の所要
時間の間は第1レベルになり、その後は前記第1レベル
とは異なる第2レベルになる第2制御信号を生成するパ
ワーオンリセット回路を備え、前記導通回路は、前記第
1制御信号を制御電極に受けると、前記基板電位端側に
接続する第1電流電極と前記接地電位端側に接続する第
2電流電極との間を導通状態にする第1のトランジスタ
と、前記第2制御信号を受ける制御電極、前記第1のト
ランジスタの制御電極に接続する第1電流電極、並びに
前記第1のトランジスタの第2電流電極に接続する第2
電流電極を有する第2のトランジスタとを備え、前記第
2のトランジスタは、前記第2制御信号が前記第1レベ
ルの間は、前記第1のトランジスタの制御端子と第2電
流電極間を非導通状態することによって、前記第1のト
ランジスタの制御電極が前記第1制御信号を受けるよう
にし、前記第2制御信号が前記第2レベルになると、前
記第1のトランジスタの制御端子と第2電流電極間を導
通状態にすることによって、前記第1のトランジスタに
前記基板電位の負電圧バイアスをクランプさせる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記導通制御信号生成回路は、一端が電源電位端
に接続された容量を備え、前記容量の他端から前記第1
制御信号を出力する。
【0012】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記導通制御信号生成回路は、第1電流電極が電
源電位端に接続され、第2電流電極から前記第1制御信
を出力し、制御電極に前記第2制御信号を受ける第3
のトランジスタを備える。
【0013】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記パワーオンリセット回路は、前記電源電圧の
立上りの緩急に依存せず、前記第2制御信号を出力する
ことを特徴とする。また、本発明の請求項5に係る課題
解決手段において、前記負電圧バイアスクランプ回路
は、前記導通回路および前記導通制御信号生成回路の組
を複数有し、前記複数の導通回路それぞれの前記第1の
トランジスタは、前記接地電位端と前記基板電位端との
間に互いに直列に接続される。
【0014】
【作用】本発明請求項1に係る基板バイアス回路では、
第2のトランジスタは、第2制御信号が第1レベルの間
は、第1のトランジスタの制御電極が第1制御信号を受
けるようにし、第2制御信号が第2レベルになると、第
1のトランジスタに基板電位の負電圧バイアスをクラン
プさせる。つまり、当該基板バイアス回路は、基板電位
が負方向に深くなることを防止し、電源電圧の立上り状
態の期間においては、負電圧バイアスクランプ回路が基
板電位端と接地電位端を導通状態にする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】本発明請求項2に係る基板バイアス回路で
は、容量は交流に対しては、その両端が導通状態になる
ため、電源の立上り状態に対しては、その電源電圧が容
量を介して、第1制御信号として、出力される。また、
電源が安定状態に対しては、容量は非導通状態になるた
め、第1制御信号を出力しない。
【0020】本発明請求項3に係る基板バイアス回路で
は、パワーオンリセット回路が出力する第2制御信号
第1レベルの場合、第3のトランジスタは導通状態にな
り、電源電圧が第3のトランジスタを介して、第1制御
信号として、出力される。また、第2制御信号が第2レ
ベルの場合、第3のトランジスタは非導通状態になるた
め、第1制御信号を出力しない。
【0021】本発明請求項4に係る基板バイアス回路で
は、前記パワーオンリセット回路は、電源電圧の立上り
の緩急に依存せずに、第2制御信号を出力するため、そ
の制御信号を受ける負電圧バイアスクランプ回路は、実
の電源の立上り時において、正確にその制御信号に基づ
いて電源の立上り状態を知ることができ、負電圧バイア
スクランプ回路が果たすべき電源電圧の立上り状態にお
ける基板電位端と接地電位端とを導通にすることを正確
に行なう。また、本発明請求項5に係る基板バイアス回
路では、接地電位端と基板電位端との間に互いに直列に
接続された複数の第1トランジスタを介して、基板電位
が負方向に深くなることを防止し、電源電圧の立上り状
態の期間においては、負電圧バイアスクランプ回路が基
板電位端と接地電位端を導通状態にする。
【0022】
【実施例】
{第1の実施例}本発明の第1の実施例について説明す
る。図1は本発明の第1の実施例における基板バイアス
回路の構成を示す図である。図1中の1はリング発振
器、2はバッファ回路、3はポンプ回路、11、12、
13及び14はnチャンネルのMOS型のFET、1
5、16はコンデンサ、10は基板バイアス発生回路、
30はシャント機能付負電圧バイアスクランプ回路、4
0はパワーオンリセット回路、VBBは基板電位端、オー
バーラインが付されているPORはPORB信号出力端
子(他の図面においても以下同様)、VCCは電源電位
端、GNDは接地電位端である。
【0023】まず図1に示す基板バイアス回路の構成に
ついて説明する。リング発振器1の出力端子はバッファ
回路2に入力され、バッファ回路2の出力端子はポンプ
回路3の入力端子に接続され、ポンプ回路3が生成する
出力信号は基板電位端VBBに出力される。リング発振器
1、バッファ回路2及びポンプ回路3より基板バイアス
発生回路10を構成する。パワーオンリセット回路40
が生成するPORB信号はPORB信号出力端子に出力
される。
【0024】FET11のソースは基板電位端VBBに接
続され、FET11のドレインはFET12のソース及
びFET13のドレインに接続され、FET11のゲー
トはFET13のソース及びコンデンサ15の一端に接
続されている。FET12のドレインはFET14のド
レイン及び接地電位端GNDに接続され、FET12の
ゲートは、FET14のソース及びコンデンサ16の一
端に接続されている。FET13のゲートはPORB信
号出力端子及びFET14のゲートに接続されている。
コンデンサ15及びコンデンサ16の他端は電源電位端
VCCに接続されている。
【0025】FET11、FET12、FET13、F
ET14、コンデンサ15及びコンデンサ16よりシャ
ント機能付負電圧バイアスクランプ回路30を構成す
る。FET11及びFET13により一つの導通回路を
構成する。FET12及びFET14により一つの導通
回路を構成する。コンデンサ15のみより一つの導通制
御信号生成回路を構成する。コンデンサ16のみより一
つの導通制御信号生成回路を構成する。また図示してい
ないが基板電位端VBBはDRAMメモリセル等が配置さ
れた基板電位端に接続されている。
【0026】次に基板バイアス発生回路10について図
2を参照して詳細に説明する。図2は基板バイアス発生
回路10の構成を詳細に示した図である。図2中の1
a、1b及び1cはインバータ回路、2aはバッファ、
3aはコンデンサ、3b及び3cはnチャンネルのMO
S型のFET、その他の各符号は図1に示す各符号に対
応している。
【0027】図2に示すように、インバータ回路1aの
出力端子をインバータ回路1bの入力端子に接続し、イ
ンバータ回路1bの出力端子をインバータ回路1cの入
力端子に接続し、インバータ回路1cの出力端子をイン
バータ回路1aの入力端子に接続する。このようにリン
グ発振器1はインバータ回路1a、インバータ回路1b
及びインバータ回路1cをリング状に接続した回路であ
るが、インバータ回路が奇数個リング状に接続してあれ
ばよい。リング発振器1の接続ノードのうちの一つをバ
ッファ2aの入力端子に接続する。バッファ2aのみよ
りバッファ回路2を構成する。
【0028】バッファ2aの出力端子はコンデンサ3a
の一端に接続され、コンデンサ3aの他端はFET3b
のドレイン、FET3bのゲート及びFET3cのドレ
インに接続されている。FET3bのソースは接地電位
端GNDに接続されている。FET3cのゲートはFE
T3cのソースと基板電位端VBBに接続されている。コ
ンデンサ3a、FET3b及びFET3cからポンプ回
路3を構成する。
【0029】次に基板バイアス発生回路10の動作につ
いて説明する。インバータ回路1cの出力端子から発振
信号を取り出して、バッファ回路2に入力する。発振信
号は、通常、”H”レベルと”L”レベルとの電位差が
小さいため、バッファ回路2に入力して、増幅し、その
増幅した発振信号をポンプ回路3に入力する。ポンプ回
路3はコンデンサ3aの一端に増幅された発振信号を受
けることにより、基板電位端VBBに接地電位端GNDよ
り低い負電圧を基板電位端VBBに出力する。
【0030】次にパワーオンリセット回路40について
説明する。一般にパワーオンリセット回路40は半導体
集積回路の初期設定に使用されており、電源の立上りに
応答し、電源の立上げから電源電圧が安定が安定した
後、所定の所要時間の経過し、所定レベルの信号を生成
して出力し、その信号に基づいて、初期設定を行うもの
である。
【0031】パワーオンリセット回路40の一例として
図3にパワーオンリセット回路40の内部の構成を示
す。図3中の40aは抵抗器、40bはコンデンサ、4
0c及び40dはインバータ回路、aは抵抗器40aと
コンデンサ40bとの接続点、その他の各符号は図1中
の各符号に対応している。抵抗器40aの一端は電源電
位端VCCに接続され、抵抗器40aの他端はコンデンサ
40bの一端及びインバータ回路40cの入力端子に接
続されている。コンデンサ40bの他端は接地電位端G
NDに接続されている。インバータ回路40cの出力端
子はインバータ回路40dの入力端子に接続され、イン
バータ回路40dの出力端子はPORB信号出力端子に
接続されている。
【0032】電源電位端VCCに電源電圧が立ち上がると
接続点aに発生する過渡反応による過渡電圧が発生し、
その過渡電圧をインバータ回路40c及びインバータ回
路40dを介してPORB信号を生成しPORB信号出
力端子に出力する。図4は基板バイアス回路の電源電位
端VCC、PORB信号出力端子、FET11のゲート及
びFET12のゲートの動作波形を示す図である。図4
に示すように、PORB信号は電源の立上りから所定時
間経過前までは、”L”レベルの電圧を出力し、所定時
間が経過すると”H”レベルの電圧を出力する。
【0033】次にシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路30の動作について図1及び図4を参照して説明
する。まず電源電位端VCCの電圧値が電源の立上りから
の電源電圧(b点)に達するまでの電源電圧の立上り状
態の場合を説明する。パワーオンリセット回路40のP
ORB出力は”L”レベルのため、FET13及びFE
T14はソース・ドレイン間が非導通状態であり、FE
T11及びFET12のゲート電圧に影響を与えない。
一方、電源電位端VCCの電圧が立上り状態の場合はコン
デンサ15及びコンデンサ16のインピーダンスが低い
ため、コンデンサ15を介してFET11のゲート電圧
が、コンデンサ16を介してFET12のゲート電圧が
電源電位端VCCの電圧値に伴い上昇する。このFET1
1、FET12に印加されるゲート電圧をそれぞれ導通
制御信号と称す。FET11及びFET12に上記ゲー
ト電圧が圧が印加されるため、FET11及びFET1
2のソース・ドレイン間とが導通し、基板電位端VBBと
接地電位端GNDとが導通状態になる。このように、電
源電圧の立上り状態において、シャント機能付負電圧バ
イアスクランプ回路30には基板電位端VBBと接地電位
端GNDとを導通状態し、基板電圧が正電圧になること
を防止するシャント機能が働く。
【0034】次に電源電位端VCCの電圧値が一定値に達
した後の定常状態について説明する。電源電位端VCCの
電圧が安定すると、コンデンサ15及びコンデンサ16
のインピーダンスが高くなるため、電源電位端VCCの電
圧のFET11及びFET12のゲート電圧に対する影
響はなくなる。一方、パワーオンリセット回路40は電
源電位端VCCの電圧が電源電圧に達して、所定時間が経
過すると、図4に示すようにPORB信号が”H”レベ
ルレベルの信号に変化し、FET13及びFET14の
ゲート電圧に印加されるため、FET13及びFET1
4のソース・ドレイン間が導通状態になって、FET1
1はFET13を介してゲート・ドレイン間が導通し、
FET11のソース電位はFET11のドレイン電位よ
り下がり、それと共に、FET12もFET14を介し
てゲート・ドレイン間が導通し、FET12のソース電
位もFET12のドレイン電位より下がる。従って、基
板電位端VBBの電圧は、FET11及びFET12によ
るバイアス電圧がかかり、基板電位が負方向に深くなる
ことを防止する。この状態は特開昭57−39566に
示される接地電位端GNDと基板電位端VBB間に設けら
れ基板電位が負方向に深くなることを防止するクランプ
回路と等価である。
【0035】このように、電源電圧の立上り時におい
て、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回路30は
基板電位端VBBと接地電位端GNDを導通状態にするシ
ャント機能が働くことで、基板電位が正電圧になること
を防止し、電源電圧の安定状態においては、基板電位が
負方向に深くなることを防止する。
【0036】{第2の実施例}次に本発明の第2の実施
例について説明する。図5は本発明の第2の実施例にお
ける基板バイアス回路の構成を示す図である。図5中の
17及び18はnチャンネルのMOS型のFET、31
はシャント機能付き負電圧バイアスクランプ回路、41
はPORB信号とその相補信号であるPORB信号を生
成し出力するパワーオンリセット回路、PORはPOR
信号出力端子であり、その他の各符号は図1中の各符号
に対応している。
【0037】図5に示す基板バイアス回路の構成につい
て説明する。基板バイアス発生回路10が生成する出力
信号は基板電位端VBBに出力される。FET11のソー
スは基板電位端VBBに接続され、FET11のドレイン
はFET12のソース及びFET13のドレインに接続
され、FET11のゲートはFET13のソース及びF
ET17のドレインに接続されている。FET12のド
レインは接地電位端GND及びFET14のドレインに
接続され、FET12のゲートはFET14のソース及
びFET18のドレインに接続されている。FET13
のゲートはFET14のゲート及びPOR信号出力端子
に接続されている。FET17のソースは電源電位端V
CCに接続され、FET17のゲートはFET18のゲー
ト及びPOR信号出力端子に接続されている。FET1
8のソースは電源電位端VCCに接続されている。パワー
オンリセット回路が生成するPOR信号はPOR信号出
力端子に出力され、PORB信号はPORB信号出力端
子に出力される。
【0038】FET11、FET12、FET13、F
ET14、FET17及びFET18によりシャント機
能付負電圧バイアスクランプ回路31を構成する。FE
T11及びFET13により一つの導通回路を構成す
る。FET12及びFET14により一つの導通回路を
構成する。FET17のみより一つの導通制御信号生成
回路を構成する。FET18のみより一つの導通制御信
号生成回路を構成する。また図示していないが基板電位
端VBBはDRAMメモリセル等が配置された基板電位端
に接続されている。
【0039】基板バイアス発生回路10の内部の構成及
び動作は第1の実施例の説明した内容と同様である。パ
ワーオンリセット回路41の動作は、電源の立上りから
所定時間経過前までは、”L”レベルの電圧であり、所
定時間が経過すると”H”レベルの電圧に変化するPO
RB信号を生成してPORB信号出力端子に出力し、P
ORB信号の相補信号、すなわち電源の立上りから上記
の所定時間経過前までは”H”レベルの電圧であり、所
定時間経過後は”L”レベルの電圧に変化するPOR信
号を生成してPOR信号出力端子に出力する。なお電源
電圧が電源の立上りから安定状態に達した後、上記所定
時間が経過する。
【0040】次にシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路31の動作について説明する。まず電源電位端V
CCの電圧値が電源の立上りからの電源電圧に達するまで
の電源電圧の立上り状態の場合を説明する。パワーオン
リセット回路のPORB出力は”L”レベルのため、F
ET13及びFET14はソース・ドレイン間が非導通
状態であり、FET11及びFET12のゲート電圧に
影響を与えない。一方、POR信号は”H”レベルのた
め、FET17及びFET18のソース・ドレイン間が
導通状態となり、FET17を介してFET11のゲー
ト電圧が、FET18を介してFET12のゲート電圧
が電源電位端VCCの電圧値に伴い上昇する。このFET
11、FET12に印加されるゲート電圧をそれぞれ導
通制御信号と称す。FET11及びFET12に上記ゲ
ート電圧が圧が印加されるため、FET11及びFET
12のソース・ドレイン間とが導通し、基板電位端VBB
と接地電位端GNDとが導通状態になる。このように、
電源電圧の立上り状態において、シャント機能付負電圧
バイアスクランプ回路31には基板電位端VBBと接地電
位端GNDとを導通状態し、基板電圧が正電圧になるこ
とを防止するシャント機能が働く。
【0041】次に電源電位端VCCの電圧値が一定値に達
した後の定常状態について説明する。電源電位端VCCの
電圧が安定した後、上述した所定時間経過前までは、依
然POR信号は”H”レベル、PORB信号は”L”レ
ベルのため、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回
路31にはシャント機能が働く。上記所定時間が経過す
ると、POR信号は”L”レベルレに変化し、PORB
信号は”H”レベルに変化する。このため、FET17
及びFET18のソース・ドレイン間が非導通状態とな
り、電源電位端VCCの電圧のFET11及びFET12
のゲート電圧に対する影響はなくなる。一方、PORB
信号がFET13及びFET14のゲートに印加される
ため、FET13及びFET14のソース・ドレイン間
が導通状態になって、FET11はFET13を介して
ゲート・ドレイン間が導通し、FET11のソース電位
はFET11のドレイン電位より下がり、それと共に、
FET12もFET14を介してゲート・ドレイン間が
導通し、FET12のソース電位もFET12のドレイ
ン電位より下がる。従って、基板電位端VBBの電圧は、
FET11及びFET12によるバイアス電圧がかか
り、基板電位が負方向に深くなることを防止する。この
状態は特開昭57−39566に示される接地電位端G
NDと基板電位端VBB間に設けられ基板電位が負方向に
深くなることを防止するクランプ回路と等価である。
【0042】このように、電源電圧の立上り時におい
て、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回路31は
基板電位端VBBと接地電位端GNDを導通状態にするシ
ャント機能が働くことで、基板電位が正電圧になること
を防止し、電源電圧の安定状態においては、基板電位が
負方向に深くなることを防止する。
【0043】なお、シャント機能付負電圧バイアスクラ
ンプ回路31のシャント機能を電源電圧の立上り時に機
能させるためには、電源電圧の立上り時に”H”レベル
のPOR信号を出力する応答性のよいパワーオンリセッ
ト回路41が必要となる。POR信号とPORB信号を
出力する回路を構成するために、POR信号がPORB
信号の相補信号であることを利用して、パワーオンリセ
ット回路40の回路に基づき、POR信号を生成して出
力する回路を付加して得られる回路が考えられるが、そ
の場合、作成された回路は、電源の立上りが遅い場合、
立上り時に出力されるべきPOR信号の”H”レベルの
信号が出力されないことが起こり得る。
【0044】図6に応答性のよいパワーオンリセット回
路41の一具体例を示す。図6中の41a、41b及び
41cはコンデンサ、41d、41e、41f及び41
gはインバータ回路、41h、41i、41j及び41
kはFET、その他の各符号は図5中の各符号に対応し
ている。
【0045】このパワーオンリセット回路41はUSP
4、818、904に記載されているものであり、特徴
として、電源電圧の緩急、つまり早い立上りにも遅い立
上りにも応答し、電源電圧の立上り時が”H”レベルで
あるPOR信号が提供できることが示されいる。図7に
図6に示すパワーオンリセット回路41の電源電圧の立
上りが遅い場合の電源電位端VCCの電圧とPOR信号と
PORB信号の動作波形を示す。図7によると電源電圧
の遅い立上り時に応答してPOR信号が”H”レベルに
なることが示されている。従って、図6に示すパワーオ
ンリセット回路41を用いれば、パワーオンリセット回
路40と比較して、電源電圧VCCの立上りの影響をあま
り受けずにシャント機能を働かせることができる。
【0046】{第3の実施例}次に本発明の第3の実施
例について説明する。図8は第3の実施例における基板
バイアス回路を示す図である。図8中の各符号は図5中
の各符号に対応している。基板バイアス発生回路10が
生成する出力信号は基板電位端VBBに出力される。FE
T11のソースは基板電位端VBBに接続され、FET1
1のドレインはFET12及びFET13のドレインに
接続され、FET11のゲートはFET13のソース及
びFET17のドレインに接続されている。FET12
のドレインは接地電位端GNDに接続され、FET12
のゲートはFET17のゲート及びPOR信号出力端子
に接続されている。FET13のゲートはPORB信号
出力端子に接続されている。FET17のソースは電源
電位端VCCに接続されている。パワーオンリセット回路
が生成するPOR信号はPOR信号出力端子に出力さ
れ、PORB信号はPORB信号出力端子に出力され
る。
【0047】FET11、FET12、FET13及び
FET17よりシャント機能付負電圧バイアスクランプ
回路32を構成する。FET11及びFET13により
一つの導通回路を構成する。FET12のみより一つの
導通回路を構成する。FET17のみより一つの導通制
御信号生成回路を構成する。また図示していないが基板
電位端VBBはDRAMメモリセル等が配置された基板電
位端に接続されている。
【0048】以上のようにシャント機能付負電圧バイア
スクランプ回路32の構成は、図5に示すシャント機能
付負電圧バイアスクランプ回路31のFET14及びF
ET18を省略し、FET12のゲートに直接パワーオ
ンリセット回路のPOR信号を受けるようにしたもので
ある。
【0049】基板バイアス発生回路10の構成及び動作
は第1の実施例の説明と同様である。パワーオンリセッ
ト回路41の構成及び動作は第2の実施例の説明と同様
である。
【0050】次にシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路32の動作について説明する。まず電源電位端V
CCの電圧値が電源の立上りからの電源電圧に達するまで
の電源電圧の立上り状態の場合を説明する。パワーオン
リセット回路41のPORB出力は”L”レベルのた
め、FET13はソース・ドレイン間が非導通状態であ
り、FET11のゲート電圧に影響を与えない。一方、
POR信号は”H”レベルのため、FET17のソース
・ドレイン間が導通状態となり、FET11のゲート電
圧が電源電位端VCCの電圧値に伴い上昇する。このFE
T11及びFET12に印加されるゲート電圧を導通制
御信号と称す。FET11に上記ゲート電圧が印加され
るため、FET11のソース・ドレイン間とが導通する
と共にFET12も”H”レベルのPOR信号がゲート
に印加されているためにFET12のソース・ドレイン
間も導通し、基板電位端VBBと接地電位端GNDとが導
通状態になる。このように、電源電圧の立上り状態にお
いて、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回路32
には基板電位端VBBと接地電位端GNDとを導通状態
し、基板電圧が正電圧になることを防止するシャント機
能が働く。
【0051】次に電源電位端VCCの電圧値が一定値に達
した後の定常状態について説明する。電源電位端VCCの
電圧が安定した後、所定時間経過前までは、依然POR
信号は”H”レベル、PORB信号は”L”レベルのた
め、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回路32に
はシャント機能が働く。所定時間が経過すると、POR
信号は”L”レベルレに変化し、PORB信号は”H”
レベルに変化する。このため、FET17のソース・ド
レイン間は非導通状態となり、電源電位端VCCの電圧の
FET11のゲート電圧に対する影響はなくなる。一
方、PORB信号がFET13のゲートに印加されるた
め、FET13のソース・ドレイン間が導通状態になっ
て、FET11はFET13を介してゲート・ドレイン
間が導通し、FET11のソース電位はFET11のド
レイン電位より下がる。それと共に、FET12のゲー
トに”L”レベルのPOR信号が印加されていること
は、実質的に第2の実施例と同様にFET12のゲート
・ドレイン間がFET14を介して導通しているのと同
じ状態になるため、FET12のソース電位もFET1
2のドレイン電位より下がる。従って、基板電位端VBB
の電圧は、FET11及びFET12によるバイアス電
圧がかかり、基板電位が負方向に深くなることを防止す
る。
【0052】このように、電源電圧の立上り時におい
て、シャント機能付負電圧バイアスクランプ回路32は
基板電位端VBBと接地電位端GNDを導通状態にするシ
ャント機能が働くことで、基板電位が正電圧になること
を防止し、電源電圧の安定状態においては、基板電位が
負方向に深くなることを防止する。さらに、シャント機
能付負電圧バイアスクランプ回路32は図1に示すシャ
ント機能付負電圧バイアスクランプ回路30及び図5に
示すシャント機能付負電圧バイアスクランプ回路31に
比べ、少ない素子数で、シャント機能付負電圧バイアス
クランプ回路32が得られる。
【0053】{第4の実施例}次に本発明の第4の実施
例について説明する。図9は第4の実施例における基板
バイアス回路を示す図である。図9中のFET19はp
チャンネルのMOS型のFET、33はシャント機能付
負電圧バイアス発生回路、その他の各符号は図8中の各
符号に対応している。図9の基板バイアス回路の構成
は、図8に示す基板バイアス回路と主たる構成は同じで
あり、図8のFET17のゲートとPOR信号出力端子
との接続状態をFET17のゲートとPORB信号出力
端子との接続状態に変更し、それからFET17をFE
T19に置き換えて得られる。FET11、FET1
2、FET13及びFET19よりシャント機能付負電
圧バイアスクランプ回路33を構成する。またFET1
9のみにより導通制御信号生成回路を構成する。
【0054】基板バイアス発生回路10の構成及び動作
は第1の実施例の説明と同様である。パワーオンリセッ
ト回路41の構成及び動作はは第2の実施例の説明と同
様である。
【0055】次にシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路33の動作について説明する。主たる動作は第3
の実施例で説明したシャント機能付負電圧バイアスクラ
ンプ回路32の動作と同様であり、異なる動作は、FE
T17に相当するFET19の動作に対する制御をPO
RB信号よりしていることであが、PORB信号が”
H”レベル、即ち、POR信号が”L”レベルの場合
は、FET19のソース・ドレイン間は非導通状態であ
り、PORB信号が”L”レベル、即ち、POR信号
が”H”レベルの場合は、FET19のソース・ドレイ
ン間は導通状態であるので、実質的な動作は、第3の実
施例で説明したシャント機能付負電圧バイアスクランプ
回路32の動作と同じである。
【0056】このシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路33によると、電源電圧の立上り時において、シ
ャント機能付負電圧バイアスクランプ回路33は基板電
位端VBBと接地電位端GNDを導通状態にするシャント
機能が働くことで、基板電位が正電圧になることを防止
し、電源電圧の安定状態においては、基板電位が負方向
に深くなることを防止する。また、シャント機能付負電
圧バイアスクランプ回路33は図1に示すシャント機能
付負電圧バイアスクランプ回路30及び図5に示すシャ
ント機能付負電圧バイアスクランプ回路31に比べ、少
ない素子数で、シャント機能付の負電圧バイアスクラン
プ回路が得られる。さらに、第3の実施例の場合は、F
ET17を動作させてFET11を応答させる為には、
少なくともFET11とFET12のスレッショルドレ
ベルの合計された電圧がFET17のゲートに印加され
ないと動作を開始しない。一方、実施例4の場合は、F
ET19を動作させてFET11を応答させる為には、
少なくともFET11のスレッショルドレベルの電圧の
みの電圧がFET19のゲートに印加されれば動作を開
始するため、実施例4の方が実施例3より、FET11
に対する応答性が優れている。
【0057】{第5の実施例}次に本発明の第5の実施
例について説明する。図10は第5の実施例における基
板バイアス回路を示す図である。図10中の19及び2
0はpチャンネルのMOS型のFET、34はシャント
機能付負電圧バイアス発生回路、40はパワーオンリセ
ット回路、その他の各符号は図5中の各符号に対応して
いる。図10の基板バイアス回路の構成は、図5に示す
基板バイアス回路と主たる構成は同じであり、図5のF
ET17のゲートとPOR信号出力端子との接続状態を
FET17のゲートとPORB信号出力端子との接続状
態に変更し、FET18のゲートとPOR信号出力端子
との接続状態をFET18のゲートとPORB信号出力
端子との接続状態に変更し、それからFET17をFE
T19に、FET18をFET20に、パワーオンリセ
ット回路41をパワーオンリセット回路40に置き換え
て得られる。
【0058】FET11、FET12、FET13、F
ET14、FET19及びFET20よりシャント機能
付負電圧バイアスクランプ回路34を構成する。FET
19のみより一つの導通制御信号生成回路を構成する。
FET20のみより一つの導通制御信号生成回路を構成
する。なおパワーオンリセット回路40をパワーオンリ
セット回路41に置き換えて、PORB信号のみを使用
した構成にしても良い。
【0059】基板バイアス発生回路10の構成及び動作
は第1の実施例の説明と同様である。パワーオンリセッ
ト回路の構成及び動作はは第2の実施例の説明と同様で
ある。
【0060】次にシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路34の動作について説明する。主たる動作は第2
の実施例で説明したシャント機能付負電圧バイアスクラ
ンプ回路31の動作と同様であり、異なる動作は、FE
T17に相当するFET19の動作に対する制御をPO
RB信号よりしていることであが、PORB信号が”
H”レベル、即ち、POR信号が”L”レベルの場合
は、FET19のソース・ドレイン間は非導通状態であ
り、PORB信号が”L”レベル、即ち、POR信号
が”H”レベルの場合は、FET19のソース・ドレイ
ン間は導通状態である。同様に、FET18に相当する
FET20の動作に対する制御をPORB信号よりして
いることであが、PORB信号が”H”レベル、即ち、
POR信号が”L”レベルの場合は、FET20のソー
ス・ドレイン間は非導通状態であり、PORB信号が”
L”レベル、即ち、POR信号が”H”レベルの場合
は、FET20のソース・ドレイン間は導通状態であ
る。以上のように実質的な動作は、第2の実施例で説明
したシャント機能付負電圧バイアスクランプ回路31の
動作と同じである。
【0061】このシャント機能付負電圧バイアスクラン
プ回路34によると、電源電圧の立上り時において、シ
ャント機能付負電圧バイアスクランプ回路31は基板電
位端VBBと接地電位端GNDを導通状態にするシャント
機能が働くことで、基板電位が正電圧になることを防止
し、電源電圧の安定状態においては、基板電位が負方向
に深くなることを防止する。
【0062】また、第2乃至第4の実施例のシャント機
能付負電圧バイアスクランプ回路31、32及び33で
は、POR信号を入力しているために、電源電圧の立上
りの影響を受ける。しかし第5の実施例のシャント機能
付負電圧バイアスクランプ回路34は、POR信号の入
力を必要としないために、電源の立上りの影響を受けず
に、シャント機能を働かせることができる。
【0063】また、第1の実施例では、電源電圧の立上
りの速さに応じて、コンデンサ15及びコンデンサ16
のインピーダンスが変化する為、電源電圧の立上りの速
さが電源の立上げ毎に違う場合、インピーダンスも立上
り毎に変化する。電源電圧をそのインピーダンスにより
変化させて得られる電圧をFET11及びFET12の
ゲートに印加するため、FET11及びFET12の応
答も変化する。即ち、第1の実施例では、FET11及
びFET12の応答は電源電圧の立上りの影響を受け
る。一方、第5の実施例では、FET19及びFET2
0は電源電圧の立上り開始からそれらのソース・ドレイ
ン間が導通状態であるため、電源電圧がFET19を介
してFET11に、及びFET20を介してFET12
のゲートに印加される。従って、FET11及びFET
12の電源電圧の立上りの影響を受ずにシャント機能を
働かせることができる。
【0064】{変形例}なお、第1乃至第5の実施例に
おけるシャント機能付負電圧バイアスクランプ回路に含
まれているクランプ回路は、FET11及びFET12
のように、2個の導通回路を接地電位端GNDと基板電
位端VBBとの間に直列に接続して構成したものである
が、1個の導通回路をFETを接地電位端GNDと基板
電位端VBBとの間に接続して構成してもよく、3個以上
の導通回路を接地電位端GNDと基板電位端VBBとの間
に直列に接続して構成してもよい。また、その接地電位
端GNDと基板電位端VBBとの間に接続されるFET
は、pチャンネルのMOS型のFETでも同様に構成で
きる。
【0065】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、第2のトラ
ンジスタは、第2制御信号が第1レベルの間は、第1の
トランジスタの制御電極が第1制御信号を受けるように
し、第2制御信号が第2レベルになると、第1のトラン
ジスタに基板電位の負電圧バイアスをクランプさせる。
それにより、基板電位が負方向に深くなることを防止
し、電源電圧の立上り状態の期間においては、基板電位
端と接地電位端とが導通することで、基板電位が正電圧
になることを防止できるという効果がある。
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】即ち、第1及び第2のトランジスタによ
り、電源電圧の立上り状態の期間、基板電位端側と接地
電位端側とを導通状態にすることが実現でき、第1のト
ランジスタの第2電流電極の電位より第1のトランジス
タの第1電流電極の電位が下がることで、基板電位が負
方向に深くなることを防止する負電圧バイアスクランプ
回路を実現できるという効果がある。
【0070】本発明の請求項2によると、コンデンサを
使用することにより、電源電圧が立上り状態の場合に第
1制御信号を出力できる導通制御信号生成回路を実現で
きるという効果がある。
【0071】本発明の請求項3によると、トランジスタ
を使用することにより、電源電圧が立上り状態の場合
第1制御信号を出力できる導通制御信号生成回路を実現
できるという効果がある。
【0072】本発明の請求項4によると、負電圧バイア
スクランプ回路が果たすべき電源電圧の立上り状態にお
ける基板電位端と接地電位端とを導通にすることを正確
に行なえ、信頼性の高い基板バイアス回路が得られると
いう効果がある。また、本発明の請求項5によると、接
地電位端と基板電位端との間に互いに直列に接続された
複数の第1トランジスタを介して基板電位が負方向に深
くなることを防止する負電圧バイアスクランプ回路を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における基板バイアス
回路の構成を示す図である。
【図2】 図1に示す基板バイアス発生回路の構成を詳
細に示した図である。
【図3】 図1に示すパワーオンリセット回路の構成を
詳細に示した図である。
【図4】 図1に示す基板バイアス回路の動作波形を示
す図である。
【図5】 本発明の第2の実施例における基板バイアス
回路の構成を示す図である。
【図6】 電源の立上り時の応答性のよいパワーオンリ
セット回路の一具体例をを示す図である。
【図7】 図6に示すパワーオンリセット回路の電源電
圧の立上りが遅い場合の動作波形を示す図である。
【図8】 本発明の第3の実施例における基板バイアス
回路の構成を示す図である。
【図9】 本発明の第4の実施例における基板バイアス
回路の構成を示す図である。
【図10】 本発明の第5の実施例における基板バイア
ス回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 リング発振器、1a,1b,1c インバータ回
路、2 バッファ回路、2a バッファ、3 ポンプ回
路、3a コンデンサ、3b,3c FET、10 基
板バイアス発生回路、11,12,13,14,17,
18 FET、15,16 コンデンサ、19,20
FET、30,31,32,33,34シャント機能付
負電圧バイアスクランプ回路、40 パワーオンリセッ
ト回路、40a 抵抗器、40b コンデンサ、40
c,40d インバータ回路、41パワーオンリセット
回路、41a,41b,41c コンデンサ、41d,
41e,41f,41g インバータ回路、41h、4
1i、41j、41k FET。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−186672(JP,A) 特開 昭64−13757(JP,A) 特開 平4−247652(JP,A) 特開 昭60−117655(JP,A) 特開 昭62−16556(JP,A) 特開 昭63−246919(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 G11C 11/407 H01L 27/04 H02M 3/07

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地電位端と基板電位端との間に接続さ
    れ、基板電位が負方向に深くなることを防止する負電圧
    バイアスクランプ回路を備えた基板バイアス回路であっ
    て、 前記負電圧バイアスクランプ回路は、前記基板電位端側と前記接地電位端側とを導通状態にす
    ることが可能な導通回路と、 電源電圧の立上りに応答して、前記導通回路に前記基板
    電位端側と前記接地電位端側とを導通状態にさせるため
    の導通制御信号である第1制御信号を生成する導通制御
    信号生成回路とを備え、 前記基板バイアス回路は、 前記電源電圧の立ち上がりから所定の所要時間の間は第
    1レベルになり、その後は前記第1レベルとは異なる第
    2レベルになる第2制御信号を生成するパワーオンリセ
    ット回路を備え、 前記導通回路は、 前記第1制御信号を制御電極に受けると、前記基板電位
    端側に接続する第1電流電極と前記接地電位端側に接続
    する第2電流電極との間を導通状態にする第1のトラン
    ジスタと、 前記第2制御信号を受ける制御電極、前記第1のトラン
    ジスタの制御電極に接続する第1電流電極、並びに前記
    第1のトランジスタの第2電流電極に接続する第2電流
    電極を有する第2のトランジスタとを備え、 前記第2のトランジスタは、 前記第2制御信号が前記第1レベルの間は、前記第1の
    トランジスタの制御端子と第2電流電極間を非導通状態
    することによって、前記第1のトランジスタの制御電極
    が前記第1制御信号を受けるようにし、 前記第2制御信号が前記第2レベルになると、前記第1
    のトランジスタの制御端子と第2電流電極間を導通状態
    にすることによって、前記第1のトランジスタに前記基
    板電位の負電圧バイアスをクランプさせることを特徴と
    する 基板バイアス回路。
  2. 【請求項2】 前記導通制御信号生成回路は、 一端が電源電位端に接続された容量を備え、前記容量の
    他端から前記第1制御信号を出力する請求項1記載の基
    板バイアス回路。
  3. 【請求項3】 前記導通制御信号生成回路は、 第1電流電極が電源電位端に接続され、第2電流電極か
    ら前記第1制御信号を出力し、制御電極に前記第2制御
    信号を受ける第3のトランジスタを備える請求項1記載
    の基板バイアス回路。
  4. 【請求項4】 前記パワーオンリセット回路は、前記 電源電圧の立上りの緩急に依存せず、前記第2制御
    信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか記載の基板バイアス回路。
  5. 【請求項5】 前記負電圧バイアスクランプ回路は、前
    記導通回路および前記導通制御信号生成回路の組を複数
    有し、 前記複数の導通回路それぞれの前記第1のトランジスタ
    は、前記接地電位端と前記基板電位端との間に互いに直
    列に接続される請求項1から請求項4のいずれか記載の
    基板バイアス回路。
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