JP3532015B2 - 食品包装用ストレツチフイルム - Google Patents
食品包装用ストレツチフイルムInfo
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Description
られるストレツチフイルム、特に塩素を含まない材料か
らなるストレツチフイルムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から青果物、精肉、惣菜などを軽量
トレーに載せてフイルムでオーバーラツプする、いわゆ
るプリパツケージ用のストレツチフイルムとしては、主
にポリ塩化ビニル系のものが使用されてきた。これは包
装効率がよく、包装仕上がりも綺麗であるなどの包装適
性の他、パツク後のフイルムを指で押すなどの変形を加
えても元に戻る弾性回復力に優れ、また底シール性も良
好であり、輸送陳列中にフイルム剥がれが発生しにくい
など、商品価値が低下しないという販売者、消費者の双
方に認められた品質の優位性を持っているためである。 【0003】 【本発明が解決しようとする課題】しかし近年、ポリ塩
化ビニルのフイルムに対し焼却時に発生する塩化水素ガ
スや、多量に含有する可塑剤の溶出などが問題視されて
きた。このためポリ塩化ビニル系フイルムに代わる材料
が種々検討されてきており、特にポリオレフイン系樹脂
を用いた構成のストレツチフイルムが各種提案されてい
る。例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、
EVA/ポリブテン−1/EVA、EVA/直鎖状エチ
レン−α−オレフイン共重合体/EVAなどの構成のス
トレツチフイルムが提案されている。 【0004】しかしながら、包装作業性、包装仕上が
り、弾性回復力、底シール性といった特性をすべて満足
することは難しい。また、スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体水素添加物層の両面にEVAを積層した非塩
ビ系ストレツチフイルムも提案されているが(特公平5
−59822)、変形に対する弾性回復性が良いという
利点はあるものの、包装作業性、包装仕上がり、底シー
ル性などの点で未だ十分とはいえない。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、上記諸特性に優れた非塩ビ系ストレツチフイルム
を得ることに成功したものであり、その要旨は、ビニル
芳香族化合物と共役ジエンとの共重合体またはその水素
添加誘導体であって、ガラス転移温度が−20℃以上で
ある樹脂に、下記(B)および/または(C)成分を混
合した混合樹脂層を少なくとも一層有し、動的粘弾性測
定により周波数10Hz、温度20℃で測定した貯蔵弾
性率(E´)が5.0×108 〜5.0×109 dyn
/cm2 、損失正接(tanδ)が0.2〜0.8の範
囲にあることを特徴と食品包装用ストレツチフイルムに
ある。 (B)プロピレン系樹脂 (C)石油樹脂、テルペン樹脂、クマロン−インデン樹
脂、ロジン系樹脂、またはそれらの水素添加誘導体 【0006】このビニル芳香族化合物と共役ジエンとの
共重合体またはその水素添加誘導体としては、スチレン
−イソプレン−スチレンのトリブロツク共重合体または
その水素添加誘導体であって、イソプレンブロツクの
3,4−結合の割合が40%以上の樹脂を好適に用いる
ことができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明ストレツチフイルムは、ビニル芳香族化合物と共
役ジエンとの共重合体またはその水素添加誘導体を含有
する層を少なくとも一層有している。 【0008】ここで、ビニル芳香族化合物と共役ジエン
との共重合体またはその水素添加誘導体(以下、(A)
成分ということがある)は、一般的にゴム弾性を有し柔
軟で破れにくく、透明性も良好であるという特性を有し
ており、またその重合形態などによりビニル芳香族化合
物のもつ剛直性と共役ジエンのもつエラストマー性とを
バランスさせることにより、本発明の目的を達成するの
に適している。 【0009】ここでビニル芳香族化合物としては、スチ
レンが代表的なものであるが、o−スチレン、p−スチ
レン、α−メチルスチレンなども用い得る。また共役ジ
エンとしては、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペン
タジエンなどがある。 【0010】ただ、従来のこの種の共重合体としてスチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体やスチレン−イソプ
レンブロツク共重合体が知られており、一部フイルム用
途にも用いられているが、これら従来用いられている共
重合体は、0℃よりもはるかに低温側、通常−50℃近
辺にガラス転移温度を有しており、常温では後述する損
失正接(tanδ)が極めて小さい。 【0011】本発明に適用するのは、後述する粘弾性特
性を満たし得るものであって、ガラス転移温度を常温に
近付けることにより、常温におけるtanδを高めたも
のである。具体的には、ガラス転移温度が−20℃以
上、好適には0℃以上のものを用いる。ここでいうガラ
ス転移温度は、共役ジエンに基づくものである。 【0012】このような共重合体としては、共役ジエン
としてブタジエンを用いた共重合体でもよいが、一般に
ガラス転移温度がより高いイソプレンを用いた共重合体
が好ましく、スチレンとイソプレンの重量比が40/6
0〜10/90の範囲にあるブロツク共重合体であっ
て、イソプレンブロツクのガラス転移温度を通常よりも
高めたものが挙げられる。 【0013】具体的には、イソプレンブロツクにスチレ
ンをランダム共重合したブロツクを有するもの、あるい
はイソプレンブロツクがある濃度勾配を持ってスチレン
を共重合したテーパードブロツクとなったものなどがあ
る。 【0014】また特に好ましいのは、共役ジエンブロツ
クとして、3,4−結合比率が高いイソプレンブロツク
を使用したものがある。イソプレンブロツク部分の3,
4−結合(ビニル結合)割合が高いほどガラス転移温度
が高くなることが知られており、その意味で本発明のフ
イルムには3,4−結合割合が40%以上、特に50%
以上のものが有効である。 【0015】また本発明においては、その粘弾性特性が
適合するものであれば、ビニル芳香族化合物と共役ジエ
ン、特にイソプレンとのランダム共重合体を用いること
もできる。その場合、一般的にはビニル芳香族化合物と
共役ジエンとの重量比は30/70〜60/40の範囲
とする。さらにこれら共重合体として、共役ジエンに水
素添加したものが特に好適に使用できる。水素添加によ
り、溶融押出などの成形過程における架橋反応を抑制す
ることができ、その面から見て好適な水素添加率は50
%以上、好ましくは60%以上である。 【0016】本発明フイルムは、動的粘弾性測定により
周波数10Hz、温度20℃で測定した貯蔵弾性率(E
´)が5.0×108 〜5.0×109 (dyn/cm
2 )の範囲にあり、かつ損失正接(tanδ)が0.2
〜0.8の範囲にあるものである。ここでE´が5.0
×108 dyn/cm2 未満であると、柔らかくて変形
に対し応力が小さすぎるため、作業性が悪く、パツク品
のフイルムの張りもなく、ストレツチフイルムとして適
さない。また、E´が5.0×109 dyn/cm2 を
越えると、硬くて伸びにくいフイルムになり、トレーの
変形やつぶれが生じやすい。 【0017】またtanδが0.2未満であると、フイ
ルムの伸びに対する復元挙動が瞬間的であるため、フイ
ルムをトレーの底に折り込むまでのわずかな間にフイル
ムが復元してしまい、フイルムがうまく張れずにしわが
発生しやすい。また底部のヒートシール状態も、ストレ
ツチ包装の場合は熱による十分な融着がなされにくいの
で、包装後、輸送中ないし陳列中に次第に底シールの剥
がれを生じやすくなる。 また、tanδが0.8を越
えると、包装仕上がりは良好であるものの、塑性的な変
形を示し、パツク品の外力に対する張りが弱すぎて、輸
送中ないし陳列中の積み重ねなどにより、トレー上面の
フイルムがたるみ易く、商品価値が低下しやすい。また
自動包装の場合には縦に伸びやすいためチヤツク不良な
どの問題が生じやすい。tanδの特に好適な範囲は、
0.30〜0.60である。 【0018】またストレツチフイルムは低温時に使用さ
れることもあり、低温特性(特に伸び)が優れているこ
とが望ましいが、そのためには動的粘弾性測定により周
波数10Hz、温度0℃で測定したフイルムの貯蔵弾性
率(E´)が1.5×1010dyn/cm2 以下の範囲
にあることが好ましい。本発明に適合するビニル芳香族
化合物/共役ジエン共重合体は、通常のものよりもガラ
ス転移温度が高いので、低温伸びなどの柔軟性を確保す
るために上記特性を満たすよう配慮するのが好ましい。
そのためには、ビニル芳香族化合物と共役ジエンとの共
重合割合や、それに混合する他の樹脂の材質などを調整
すればよい。 【0019】本発明フイルムの粘弾性特性を上記範囲内
とするには、前記(A)成分として適切なものを選ぶ必
要があるが、(A)成分のみでは、E´とtanδとを
両立させるのが困難な場合もあるので、他の材料の層を
積層したり、あるいは他の材料を混合するなどしてその
特性を調整するのが実用的である。 【0020】積層の場合には、他の樹脂層としてはポリ
オレフイン系重合体や柔軟なスチレン−ブタジエンエラ
ストマなど非塩ビ材料層が挙げられ、これらと積層する
ことにより、フイルムの粘弾性特性を調整するととも
に、フイルムの引張特性が改良されて適度の強度と伸び
を示すようになり、また低温における伸びが改良され
る。ここで積層材料としてのポリオレフイン系重合体と
しては、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン
(エチレンとα−オレフインとの共重合体)、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アルキル
アクリレート共重合体、エチレン−アルキルメタクリレ
ート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体、低密度ポリエチレンなどの
アイオノマ、プロピレン系エラストマ材料などが好適で
ある。 【0021】実用上は例えばEVAを好適に使用するこ
とができ、このEVAとしては、酢酸ビニル含量が5〜
25重量%、好ましくは10〜20重量%、メルトフロ
ーレイシヨ(MFR)が0.2〜2g/10分(190
℃、2.16kg荷重)のものが強度や柔軟性、フイル
ム成形加工性などの面で好適である。 【0022】また他の材料を混合する場合には、(B)
プロピレン系樹脂および/または(C)石油樹脂、テル
ペン樹脂、クマロン−インデン樹脂、ロジン系樹脂、ま
たはそれらの水素添加誘導体を混合するのが好ましい。
(B)成分のプロピレン系樹脂は、フイルムの粘弾性特
性を調整するとともに、フイルムに適度の強度と伸びを
付与し、また低温における伸びを改良するものであっ
て、(A)成分に混合しても透明性を大きく損なうこと
がない。また(C)成分は組成物のガラス転移温度を高
めるとともに、(B)成分のプロピレン系樹脂と併用す
る場合にはその結晶性を低下させて、混合樹脂層全体と
して前述の粘弾性特性を達成するのに有効である。 【0023】ここで(B)成分のプロピレン系重合体と
は、プロピレンを70モル%以上含有する樹脂であっ
て、ポリプロピレン(単独重合体)、プロピレンとエチ
レンまたは炭素数4〜12のα−オレフインとの共重合
体、またはこれらの混合物を例示することができる。プ
ロピレン含量が70%未満であると結晶性が低すぎて、
フイルム全体としての粘弾性特性調整や強度アツプを達
し得ない。また製膜時の安定性にも欠ける。 【0024】プロピレン系重合体は一般に、高結晶性で
強度も高く、ポリオレフイン系重合体の中では比較的高
融点で耐熱性も良好であるが、高結晶性のため伸展時に
は大きな力を要し、また不均一な伸びしか示さず、これ
らの特性は混合物になっても残存する。そのため本発明
においては、伸びの良いフイルムを得るために、プロピ
レン系重合体の少なくとも一部に、比較的低結晶性のプ
ロピレン系共重合体を使用するのが好ましい。この場合
の共重合体としては、プロピレンにエチレンまたは炭素
数4〜12のα−オレフインを3〜30モル%程度共重
合指せたものが好適である。 【0025】また(C)成分のうち、石油樹脂としては
シクロペンタジエンまたはその二量体からの脂環式石油
樹脂やC9 成分からの芳香族石油樹脂があり、テルペン
樹脂としてはβ−ピネンからのテルペン樹脂やテルペン
−フエノール樹脂が、またロジン系樹脂としては、ガム
ロジン、ウツドロジンなどのロジン樹脂、グリセリンや
ペンタエリスリトールで変性したエステル化ロジン樹脂
などが例示できる。 【0026】この(C)成分は主に分子量により種々の
ガラス転移温度を有するものが得られるが、本発明に適
合し得るのはガラス転移温度が50〜100℃、好まし
くは70〜90℃のものである。ガラス転移温度が50
℃未満であると、前述の(A)成分、(B)成分と混合
した場合に後述の粘弾性特性を得るためには(C)成分
を多量に含有する必要があり、表面へのブリードによる
材料やフイルムのブロツキングを招きやすい。また、フ
イルム全体としての機械的強度が不足して破れやすく実
用上問題になることがある。 一方ガラス転移温度が1
00℃を超えるものでは、(A)成分や(B)成分との
相溶性が悪化し、経時的にフイルム表面にブリードし、
ブロツキングや透明度低下を招くことがある。 【0027】上記(C)成分は前述の(A)成分などに
混合した場合、比較的良好な相溶性を示すが、色調や熱
安定性、相溶性といった面から水素添加誘導体を用いる
ことが好ましい。 【0028】本発明フイルムのE´、tanδを上記範
囲とするには、(A)、(B)および(C)成分の混合
比率を調整するのが最も効果的である。(A)成分に
(C)成分を適量混合したものは、一般に常温付近で
0.7〜1.5の範囲のtanδを有している。また
(B)成分のプロピレン系重合体は一般に0.01〜
0.10の範囲のtanδを有しているから、混合物と
して0.2〜0.8の範囲のtanδを有するようにす
るには、(A)、(B)、(C)各成分の混合比率を、 (A)成分 30〜60重量% (B)成分 20〜50重量% (C)各成分 10〜40重量% とすればよい。 【0029】なお一般に本発明フイルムの厚さは、通常
のストレツチ包装用として用いられる範囲、すなわち8
〜30μm程度、代表的には10〜20μm程度の範囲
にある。 【0030】本発明フイルムは、押出機から材料を溶融
押出し、インフレーシヨン成形またはTダイ成形により
フイルム状に成形することにより得られる。積層フイル
ムとする場合には多層ダイにより共押出するのが有利で
ある。実用的には、環状ダイから材料樹脂を溶融押出し
てインフレーシヨン成形するのが好ましく、その際のブ
ローアツプ比(バブル径/ダイ径)は4以上が好まし
く、特に5〜7の範囲が好適である。 【0031】本発明フイルムには、防曇性、帯電防止
性、滑り性などの性能を付与するために各種添加剤を添
加することができる。例えば、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、エチレンオキサイド付加物などの界面活性剤
を適宜添加することができる。 【0032】 【実施例】以下実施例により、本発明の効果を明らかに
する。なおフイルムの特性・性能は、次の方法により測
定、評価した。 1)E´、tanδ 岩本製作所(株)製粘弾性スペクトロメーターVES−
F3を用い、振動周波数10Hz、温度20℃および0
℃でフイルムの横方向について測定した。 【0033】2)ガラス転移温度 上記方法で温度をかえて測定した損失弾性率(E´)の
ピーク温度をガラス転移温度とした。 【0034】3)ストレツチ包装適性 幅350mmのストレツチフイルムを用い、自動包装機
(石田衡器(株)社製ISHIDA・Wmin MK−
II)により発泡ポリスチレントレー(長さ200m
m、幅130mm、高さ30mm)を包装し、表3に示
す項目について評価した。また同じフイルムおよびトレ
ーを用いて、手包装機(三菱樹脂(株)社製ダイアラッ
パーA−105)により包装試験を行った。 4)製膜の安定性 インフレーシヨン製膜設備によりフイルムを成形する際
のバブルの安定性を評価した。 【0035】◎ 極めて安定している ○ 安定している △ やや不安定である × 製膜不可 (参考例1) スチレン20重量%、3,4−結合比率70%のポリイ
ソプレン80重量%からなるスチレン−イソプレン−ス
チレンのトリブロツク共重合体(ガラス転移温度 8
℃、以下「SIS」と略す)を中間層として厚さ7μ
m、その両面にEVA(酢酸ビニル含量15重量%、1
90℃MFR=2.0g/10分)100重量部に防曇
剤としてジグリセリンモノオレ−トを3.0重量部混練
した組成物の層を各々4μmとなるように共押出インフ
レーシヨン成形して、総厚み15μm(4μm/7μm
/4μm)のフイルムを得た。 【0036】なお、SIS単体で測定した特性は、 0℃における貯蔵弾性率E´ 1.8×1010dyn/cm2 20℃における貯蔵弾性率E´ 1.0×109 dyn/cm2 20℃における損失正接tanδ 1.30 であった。 【0037】(参考例2)参考例1 の各層の厚さを、EVA/SIS/EVA=6
μm/3μm/6μmとした以外は参考例1と同様にし
て総厚み15μmのフイルムを得た。 【0038】(参考例3) (A)成分 スチレン20重量%、3,4−結合比率55%のポリイ
ソプレン80重量%からなるスチレン−イソプレン−ス
チレンのトリブロツク共重合体の水素添加誘導体(ガラ
ス転移温度 −19℃、以下「HSIS」と略す):7
0重量% (C)成分 シクロペンタジエン系石油樹脂の水素添加誘導体(ガラ
ス転移温度81℃、軟化温度125℃) :30重量% 以上2成分からなる混合樹脂組成物を中間層として3μ
m、その両面に参考例1と同じEVA層を各々6μmと
なるように共押出インフレーシヨン成形して、総厚み1
5μm(6μm/3μm/6μm)のフイルムを得た。 【0039】なお、HSIS単体で測定した特性は、 0℃における貯蔵弾性率E´ 2.0×109 dyn/cm2 20℃における貯蔵弾性率E´ 2.1×108 dyn/cm2 20℃における損失正接tanδ 0.44 であった。またHSISと水素添加石油樹脂の混合物の
みで測定した特性は、 0℃における貯蔵弾性率E´ 1.4×109 dyn/cm2 20℃における貯蔵弾性率E´ 6.0×108 dyn/cm2 20℃における損失正接tanδ 1.20 ガラス転移温度 5℃ であった。 【0040】(実施例1)参考例3 の中間層として使用した混合樹脂70重量%
に、プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン
含量4モル%、230℃におけるMFR=0.5g/1
0分)を30重量%、および防曇剤としてジグリセリン
モノオレ−ト3.0重量部を混合した組成物をインフレ
ーシヨン成形して、厚み15μmのフイルムを得た。 【0041】(実施例2) 実施例1で使用した組成物を中間層として厚さ11μm
に、その両面に参考例1で使用したEVA層を各々2μ
mとなるように共押出インフレーシヨン成形して、総厚
み15μm(2μm/11μm/2μm)のフイルムを
得た。 【0042】(比較例1)参考例1 における各層の厚さを2μm/11μm/2μ
mに変更した以外は参考例1と同様にして総厚み15μ
mのフイルムを得た。 【0043】(比較例2) 実施例2における各層の厚さを6μm/3μm/6μm
に変更した以外は実施例2と同様にして総厚み15μm
のフイルムを得た。 【0044】(比較例3) スチレン13重量%、ポリブタジエン87重量%のスチ
レン−ブタジエン−スチレンのトリブロツク共重合体の
水素添加誘導体(シエル化学社製KRATONG165
7、ガラス転移温度 −42℃)を中間層として3μm
とした以外は参考例2と同様にして、総厚み15μm
(6μm/3μm/6μm)のフイルムを得た。 【0045】中間層のみで測定した特性は、 0℃における貯蔵弾性率E´ 4.0×107 dyn/cm2 20℃における貯蔵弾性率E´ 3.5×107 dyn/cm2 20℃における損失正接tanδ 0.05 であった。 【0046】(比較例4) スチレン30重量%、3,4−結合比率がほぼ0%のポ
リイソプレン70重量%からなるスチレン−イソプレン
−スチレンのトリブロツク共重合体の水素添加誘導体
(クラレ社製セプトン2007、ガラス転移温度 −5
5℃)を中間層として3μmとした以外は参考例2と同
様にして、総厚み15μm(6μm/3μm/6μm)
のフイルムを得た。)中間層のみで測定した特性は、 0℃における貯蔵弾性率E´ 1.2×10
8 dyn/cm2 20℃における貯蔵弾性率E´ 1.0×108
dyn/cm2 20℃における損失正接tanδ 0.06であ
った。 【0047】(比較例5) 中間層を、直鎖状エチレン−ブテン−1共重合体(ブテ
ン−1含量14重量%、密度0.905g/cm3 )と
した以外は参考例1と同様にして、総厚み15μm(4
μm/7μm/4μm)のフイルムを得た。 【0048】(比較例6)市販のポリ塩化ビニルストレ
ツチフイルム(厚さ15μm)について評価を行った。 【0049】これらのフイルムについての特性、性能の
測定評価結果を表1〜2に示す。 【0050】 【表1】【表2】【表3】【0051】実施例のフイルムは、ガラス転移温度が−
20℃以上のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体
を少なくとも一部として含有することにより、粘弾性特
性が本発明で規定する範囲内にあり、諸特性に優れてい
た。 【0052】ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体
を含有するものでもガラス転移温度が−20℃よりも低
い比較例3〜4のフイルムでは、良好な包装適性は得ら
れなかった。 【0053】 【発明の効果】本発明ストレツチフイルムによれば、自
動包装機などに使用した場合にフイルムのカツト・搬送
やラツピングを問題なく行うことができ、底シール性が
良好で、またフイルムの張りがよい包装体を得ることが
でき、非塩ビ系ストレツチフイルムとして従来にない特
徴を有している。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ビニル芳香族化合物と共役ジエンとの共
重合体またはその水素添加誘導体であって、ガラス転移
温度が−20℃以上である樹脂に、下記(B)および
(C)成分を混合した混合樹脂層を少なくとも一層有
し、動的粘弾性測定により周波数10Hz、温度20℃
で測定した貯蔵弾性率(E´)が5.0×108 〜5.
0×109dyn/cm2、損失正接(tanδ)が0.
2〜0.8の範囲にあることを特徴とする食品包装用ス
トレツチフイルム。 (B)プロピレン系樹脂 (C)石油樹脂、テルペン樹脂、クマロン−インデン樹
脂、ロジン系樹脂、またはそれらの水素添加誘導体
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|---|---|---|---|
| JP32752195A JP3532015B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食品包装用ストレツチフイルム |
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1995
- 1995-12-15 JP JP32752195A patent/JP3532015B2/ja not_active Expired - Lifetime
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