JP3531997B2 - 形質転換体を用いたアミド化合物の製造法 - Google Patents

形質転換体を用いたアミド化合物の製造法

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JP3531997B2 JP07103295A JP7103295A JP3531997B2 JP 3531997 B2 JP3531997 B2 JP 3531997B2 JP 07103295 A JP07103295 A JP 07103295A JP 7103295 A JP7103295 A JP 7103295A JP 3531997 B2 JP3531997 B2 JP 3531997B2
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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトリルヒドラターゼ、
該酵素のα及びβサブユニットをコードする遺伝子、該
遺伝子を含有する組換えプラスミド及び該組換えプラス
ミドにより形質転換された形質転換体に関し、別の観点
から本願発明は上記形質転換体を用いてニトリルヒドラ
ターゼを製造する方法及び上記形質転換体を培養して得
られる培養液・分離菌体・菌体処理物を用いてニトリル
化合物から対応するアミド化合物を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ニトリル化合物のニトリル基を水和して
アミド基に変換し対応するアミド化合物を製造する技術
においては、該水和反応の触媒として酸又はアルカリの
存在下加熱処理する方法や銅触媒を用いて加熱処理する
方法が知られていた。
【0003】一方、近年該水和反応を触媒する機能を有
する酵素であるニトリルヒドラターゼを微生物を用いて
アミドを製造する方法が知られるようになった(特開昭5
9-2693号,同61-162193号,同62-91189号,同64-86889
号,特公昭56-17918号,同59-37951号,同62-21519号各
公報等)。この微生物を用いる製造方法は常温で水和反
応を行うことができ、ニトリルからアミドへの変換率も
高いため、他の化学的な方法に比較して優れている。し
かし微生物を水和反応の触媒とする場合、微生物本来の
ニトリル水和活性が十分とは言えないため、アミドの製
造コストに占める微生物触媒のコストが無視できないも
のとなり、工業的に利用可能なレベルにまで該コストを
引き下げることが重要となる。そのためには微生物菌体
重量当りのニトリル水和活性を向上させるためにはニト
リルヒドラターゼの菌体重量当りの発現量を向上させれ
ばよい。近年、ニトリルヒドラターゼの発現量を向上さ
せるためにニトリルヒドラターゼを遺伝子工学を用いて
菌体内に大量に発現させ、該菌体を利用してニトリル化
合物から対応するアミド化合物へ転換する方法が検討さ
れている。例えば、特公平3−54558号公報にはロ
ドコッカス(Rhodococcus)属に属する微生物由来の2
つのヘテロなサブユニットよりなるニトリルヒドラター
ゼが酵素レベルで記載され、特開平2−119778号
公報にはロドコッカス属に属する微生物由来の2つのヘ
テロなサブユニットよりなるニトリルヒドラターゼ遺伝
子が記載され、特開平3−251184号公報にはシュ
ードモナス(Pseudomonas)属に属する微生物由来の2
つのヘテロなサブユニットよりなるニトリルヒドラター
ゼ遺伝子が開示され、また欧州特許公開455646号
公報にはロドコッカス・ロドクロウス(Rhodococcus rh
odochrous)由来の2種のヘテロなサブユニットよりな
るニトリルヒドラターゼ遺伝子が開示されている。しか
し、これら公報に記載のニトリルヒドラターゼ遺伝子を
挿入断片として有する発現プラスミドによって形質転換
された大腸菌内に於けるニトリルヒドラターゼの活性発
現量は何れの場合も低く、形質転換体の菌体重量当りの
ニトリル水和活性は遺伝子の由来する元の微生物の活性
を下回っている(Ikehata,O., Nishiyama,M., Horinouch
i,S. and Beppu,T. ``Primary structure of nitrile
hydratase deduced from the nucleotide sequence of
a Rhodococcus speices N-774 and its expression in
Escherichia coli'' Eur. J. Biochem. 181(1989):563
-570、Nishiyama,M., Horinouchi,S., Kobayashi,M., N
agasawa,T., Yamada,H. and Beppu,T. ``Cloning and
Characterization of Genes Responsible for Metaboli
sm of Nitrile Compounds from Pseudomonas chlororap
his B23'' Journal of bacteriology 173(1991):2465-
2472、Kobayashi,M., Nishiyama,M., Nagasawa,T., Hor
inouchi,S., Beppu,T. and Yamada,H. ``Cloning nucl
eotide sequence andexpression in Escherichia coli
of two cobalt-containing nitrile hydratase genes f
rom Rhodococcus rhodochrous J1'' Biochimica et Bi
ophysica Acta. 1129(1991):23-33)。この様に大腸菌内
でのニトリルヒドラターゼの活性の発現自体は可能であ
るが、工業的なアミドの製造に利用し得るほど高いニト
リル水和活性を有する形質転換体を得るということは決
して容易でない。
【0004】また、ニトリルヒドラターゼのうち、α-
ヒドロキシイソブチロニトリルを基質とし得るものはあ
まり知られておらず、ニトリルヒドラターゼ遺伝子を挿
入断片として有する発現プラスミドによって形質転換さ
れた大腸菌を用いてα-ヒドロキシイソブチロニトリル
からα-ヒドロキシイソブチルアミドを製造する方法は
これまで全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、ニトリル
から対応するアミドを工業的に製造するに際しては、該
製造に使用し得る程度に菌体重量当たりのニトリルヒド
ラターゼ活性が高い微生物を得ることが必要であった
が、その様なものは知られていなかった。
【0006】本発明の目的は、高いニトリル水和活性を
持つニトリルヒドラターゼ、特にα-ヒドロキシイソブ
チロニトリルをも基質とし得るニトリルヒドラターゼを
提供することにあり、また本発明の他の目的は、高いニ
トリル水和活性を持つニトリルヒドラターゼをコードす
る遺伝子、該遺伝子を含有する組換えプラスミド、該組
換えプラスミドにより形質転換された形質転換体を提供
することにある。そしてまた、本発明の他の目的は、高
いニトリル水和活性を発現する形質転換体を用いてニト
リルから対応するアミドを製造することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる状況
のもと鋭意検討を重ねた結果、アクロモバクター・キセ
ロシス(Achromobacter xerosis IFO 12668)中に極め
て高いニトリル水和活性を有するニトリルヒドラターゼ
(以降AxNHと称することがある)を見出し、該酵素をコ
ードする遺伝子をDNA組換え技術によりクローニング
し、得られた遺伝子を発現ベクターに組み込んで得られ
る発現プラスミドを用いて大腸菌の形質転換を作製し、
得られた形質転換体によりAxNH蛋白質を大量に生産させ
ることに成功し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は配列表の配列番号:1記載
のアミノ酸配列或いは該アミノ酸配列の一部を削除、置
換、修飾又は挿入して得られたαサブユニット、及び配
列表の配列番号:2記載のアミノ酸配列或いは該アミノ
酸配列の一部を削除、置換、修飾又は挿入して得られた
βサブユニットよりなるニトリルヒドラターゼ、該酵素
のα、βサブユニットをコードする遺伝子、該遺伝子を
含む組換えプラスミド、該組換えプラスミドにより形質
転換された形質転換体、該形質転換体を用いたニトリル
ヒドラターゼの生産法、及び該形質転換体を用いたアミ
ドの製造方法を提供するものである。
【0009】本発明のニトリルヒドラターゼは、α、β
の二つのサブユニットからなる蛋白質であり、アクロモ
バクター・キセロシス(Achromobacter xerosis IFO 12
668)由来のニトリルヒドラターゼが第1に例示され
る。上記菌株は財団法人 発酵研究所(大阪府大阪市十
三本町2丁目17番85号)に番号IFO 12668として保
管され、何人にも請求により自由に分譲される。該酵素
はαサブユニットが193個、βサブユニットが220個のア
ミノ酸残基よりなるものである。そして本発明において
は該サブユニットのアミノ酸配列の一部を削除、置換、
修飾又は挿入して得られたものもニトリル水和活性を有
する限り本発明のニトリルヒドラターゼに含まれる。本
発明のニトリルヒドラターゼは、α、βサブユニットが
それぞれ1つずつ結合しているものと考えられる。本発
明のニトリルヒドラターゼを得るためには、アクロモバ
クター・キセロシスを培養し、通常の方法で菌体より分
離してもよいが、好ましくは以下に述べる方法により得
られた形質転換体より分離することができる。
【0010】本発明のニトリルヒドラターゼのα、βサ
ブユニットをコードする遺伝子としては、アクロモバク
ター・キセロシス(Achromobacter xerosis IFO 1266
8)由来のニトリルヒドラターゼ遺伝子が第1に例示さ
れる。そしてそのような遺伝子としては配列表の配列番
号:3或いは:4に示される塩基配列を有するものが挙
げられ、それらは各々全長582bp及び663bpの長さで
ある。また、該遺伝子の塩基配列の一部を削除、置換、
修飾又は挿入して得られたものもコードされる蛋白質が
ニトリル水和活性を有する限り本発明の遺伝子に含まれ
る。ニトリルヒドラターゼのα、βサブユニットをコー
ドする遺伝子を得るには、例えば以下のような方法が利
用できる。則ち、ニトリルヒドラターゼ活性を有する微
生物から染色体DNAを調製し、得られた染色体DNA
をT.Maniatisらの方法(Molecular Cloning 2nd Editio
n;Cold Spring Harbor Laboratory Press;1989)等に記
載の方法に従って大腸菌に導入してプラスミドライブラ
リーを作製する。得られた大腸菌を培養して、培養菌体
(或いは培養液)のニトリル水和活性を測定することに
よって大腸菌の陽性クローンを選択し、選別された陽性
クローンから常法に従いDNAを抽出することにより目
的とする遺伝子をコードするDNAを得る。プラスミド
ライブラリーを作製する際の染色体DNAの起源として
は、本発明の遺伝子をコードするものであればよく、そ
のようなものとしてアクロモバクター・キセロシス(Ac
hromobacter xerosis IFO 12668)が例示できる。以上
のようにして得られたニトリルヒドラターゼのα、βサ
ブユニットをコードする遺伝子の塩基配列を決定するた
めには、以下のような方法を用いればよい。則ち、目的
の遺伝子を含む陽性コロニーからT.Maniatisらの方法
(MolecularCloning 2nd Edition; Cold Spring Harbor
Laboratory Press;1989)によりDNAを調製し、適当
な制限酵素で切断後、pUC18(ファルマシア社製)等のベ
クタープラスミドにクローニングし、Sangerらのdideox
y法(Proceedings of National Academy Science USA;7
4,5463,1977)によって塩基配列を決定する。
【0011】本発明の組換えプラスミドは、上記ニトリ
ルヒドラターゼのα、βサブユニットをコードする遺伝
子を含むものであり、種々の発現ベクターに該遺伝子、
該遺伝子の発現を調節する領域及び/または選択マーカ
ーが含まれるものである。発現ベクターとして使用する
ものとしては、ColE1由来のori領域を有しているプラス
ミドが好ましい。選択マーカーとしてはampicillin,tet
racycline,kanamycin等といった抗生物質に対する薬剤
耐性遺伝子をコードしたものであれば取り扱いが容易で
ある。ニトリルヒドラターゼのα、βサブユニットをコ
ードする遺伝子発現を調節する領域とはプロモーター及
びリボゾーム結合部位(SD配列)が挙げられるが、組
換えプラスミドの宿主を大腸菌とする場合には、発現プ
ラスミドはプロモーターとしてlac,trp,tac,trcの何れ
かを有していることが好ましく、またリボゾーム結合部
位も大腸菌型であることが好ましい。プロモーターは本
発明の遺伝子が転写され得る位置に連結するべきであ
り、連結の順序は更にDNAの5’側から3’側に向か
ってプロモーター、リボゾーム結合部位、本発明の遺伝
子の順である。
【0012】上述のようにして構築された組換え発現プ
ラスミドは大腸菌,酵母,他の微生物,動物細胞等の宿
主細胞に公知の形質転換法によって導入される。得られ
た形質転換体の培養はMolecular Cloning 2nd Edition
(Cold Spring Harbor Laboratory Press;1989)に記載の
方法を参考にして行うことができる。培養温度は28〜42
℃が適当である。この様にして培養された細胞から本発
明のニトリルヒドラターゼを分離精製することができ
る。
【0013】本発明の形質転換体或いは上述のニトリル
ヒドラターゼを用いてニトリル化合物から対応するアミ
ドを製造するには、ニトリルヒドラターゼ、或いは形質
転換体の培養液、培養液から得られた分離細胞、該細胞
の処理物等の存在下、ニトリルを水性媒体中で反応すれ
ばよい。反応温度は特に限定されないが、ニトリルヒド
ラターゼが失活しない範囲でしかもニトリルヒドラター
ゼが充分発揮される温度である。
【0014】本発明の製造法に利用されるニトリル化合
物としては、アセトニトリル,プロピオニトリル,アク
リロニトリル,メタクリロニトリル,n-ブチロニトリ
ル,イソブチロニトリル,α-ヒドロキシイソブチロニ
トリル等といった炭素数2〜4のニトリル化合物が挙げら
れる。これら原料の反応液への添加量は、原料基質によ
る酵素の失活を考慮して決定される。
【0015】
【実施例】以下の実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例によって何等限定される
ものではない。
【0016】〔実施例1〕(1) アクロモバクター・キセロシスの染色体DNAの調製 アクロモバクター・キセロシス(Achromobacter xerosis
IFO 12668)の染色体DNAを常法に従って調製した。即
ち、アクロモバクター キセロシス(Achromobacter xero
sis:IFO12668)を1lのLB培地(バクトトリプトン 1
0g/l、酵母エキス 5g/l、NaCl 10g/
l、pH7.2)に植菌して培養した後、遠心分離によ
り集菌した。得られた菌体を50mM EDTAを含む
0.15M NaCl水溶液(pH8.0)160ml
に懸濁し、リゾチーム160mgを加えて37℃にて2
0分間緩やかに攪拌した後、20%SDS4mlを加
え、65℃にて20分保温した。更に8mgのProteina
se Kを加え、37℃にて1時間保温した。次にTE(1
0mM Tris−HCl,1mM EDTA, pH
8.0)により飽和したフェノール160mlを加え、
緩やかに攪拌した。遠心分離後の上層にクロロホルム1
60mlを加えて再抽出した。更にこれを遠心分離して
上層を回収し、エタノール320mlを加え、ガラス棒
でDNAを巻取り、回収したDNAを70%、80%、90%
のエタノールで順次脱水した。次にDNAをTE40ml
に溶解させ、10mg/ml RNase A水溶液を200μ
l加えて37℃で1.5時間保温した。その後フェノー
ル抽出,クロロホルム抽出を施し、エタノール沈殿によ
ってDNAを回収した。その結果、最終的に2mgのアク
ロモバクター・キセロシス染色体DNAが得られた。
【0017】(2) AxNH蛋白質遺伝子をその挿入断片に含
むクローンのスクリーニング 前述の染色体DNA標品の100μgを制限酵素XhoI(宝酒
造社製)によって消化し、ショ糖密度勾配遠心分離を行
って5kb以上のDNA断片を分離・回収した。回収され
たDNA断片約100ngとプラスミドベクターpBluescri
pt SK+(ストラタジーン社製)のDNAを制限酵素XhoIによ
って消化したものを、更にバクテリアル・アルカリフォ
スタファーゼ(宝酒造社製)(BAP)で5’末端を脱リ
ン酸化した後、フェノール/クロロホルム抽出,エタノ
ール沈殿することによって得たpBluescript SK+/XhoI
BAP約30ngとをDNAライゲーションキット(宝酒造社
製)を用いたライゲーション反応に供した。以上の様に
して得られたライゲーション産物によって大腸菌DH5コ
ンピテントセル(Competent High DH5:東洋紡績社製)を
形質転換し、直径14cmのアンピシリン含有(100
μg/ml)LB寒天培地入りシャーレに菌液を塗布し
た。シャーレを28℃にて一晩保温した結果、一枚当り
2000〜3000個のコロニーが出現した。この様に
して生じたコロニーをスクリーニングのライブラリーと
して用いた。ライブラリーのコロニーの一部を掻き採
り、2.5%のアクリロニトリルを含んだ50mM リ
ン酸カリウム緩衝液(pH7.0) 100μlに懸濁
し、10℃にて一晩保温した。遠心分離によって得られ
る上清を蒸留水にて10倍に希釈し、HPLC(High Perfor
mance Liquid Chromatography)によるアクリルアミドの
検出を行った。アクリルアミドの検出が見られた陽性コ
ロニーをLB培地に懸濁して直径8cmのアンピシリン含
有(100μg/ml)LB寒天培地入りシャーレに一
枚当たりコロニーが100個程度出現する様に塗布し、
再度同様なスクリーニングを行うことによって陽性クロ
ーンの純化を行った。
【0018】〔実施例2〕得られた陽性クローンの挿入DNA断片のサブクローニン
グ及び塩基配列の決定 純化した陽性クローンからプラスミドDNA pBAN-7(図
1)をアルカリ法を用いて調製し、必要なDNA領域を適
宜制限酵素で小断片化した後、プラスミドベクターpUC1
8及び19(ファルマシア社製)へのサブクローニングを行
った。得られたサブクローンからプラスミドDNAをQIApr
ep-spin(DIAGEN社製)により調製し、abi社製のシークエ
ンシングキットとオートシークエンサー373Aを用いて塩
基配列を決定した。この結果、配列表の配列番号:3及
び:4に示す塩基配列が得られた。
【0019】〔実施例3〕AxNH蛋白質発現用プラスミド及び形質転換体の構築 実施例2で得たAxNH蛋白質遺伝子DNAを含むプラスミドp
BAN-7DNA100ngを制限酵素KpnI(宝酒造社製)及びSacII
(宝酒造社製)で消化した後にアガロースゲル電気泳動に
より、AxNH蛋白質遺伝子を含む約3kbpのDNA断片及
びベクター(pBluescriptSK+)を含む約2.9kbpのDN
A断片を分離した後、エタノール沈殿により該DNA断片混
合物を濃縮し5μlのTE(10mM Tris−HC
l,1mMEDTA,pH8.0)に溶解した。この断
片同士をDNAライゲーションキット(宝酒造社製)を用い
たライゲーション反応に供した。この反応液を用いて大
腸菌DH5コンピテントセルの形質転換を行うことによ
り、AxNH蛋白質遺伝子を含むDNA断片が挿入された発現
用プラスミドであるpBAN-2(図2)を含有する形質転換
体MT10770を得た。MT10770は受託番号FERM P-14756とし
て茨城県つくば市東1丁目1番3号にある工業技術院生
命工学工業技術研究所に寄託されている。
【0020】〔実施例4〕MT10770を用いたAxNH蛋白質の産生及びニトリル化合物
からアミド化合物への変換 実施例3で得られた形質転換体MT10770を100μg/
mlのアンピシリン及び40μg/ml FeSO4・7
2O,10μg/ml CoCl2 2H2Oを含む10
mlのLB培地に接種し、28℃にて一晩(約15時
間)培養した。培養終了後、遠心分離により得られた集
菌体を生理食塩水にて洗浄した後、2mlの50mM
リン酸カリウム緩衝液(pH7.0)に懸濁した。この
懸濁液200μlを3%(w/v)アクリロニトリルを
含む50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)80
0μlに懸濁し、10℃にて1時間反応させた。反応終
了後、HPLCを用いて反応液の分析を行ったところ、反応
液中にはアクリルアミドのみが検出され、アクリロニト
リル及びアクリル酸の存在は認められなかった。転換効
率は100%であった。同様にして上にて得られたMT10
770の懸濁液200μlを4%(v/v)α−ヒドロキ
シイソブチロニトリル及び25%(v/v) アセトン
を含む50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)8
00μlに懸濁し、10℃にて1時間反応させた。反応
終了後、HPLCを用いて反応液の分析を行ったところ、反
応液中にはα−ヒドロキシイソブチルアミドのみが検出
され、α−ヒドロキシイソブチロニトリルの存在は認め
られなかった。転換効率は100%であった。これに対
し、上記発現プラスミドpBAN-2の代りにそのベクター部
分であるpBluescript SK+のみを含む形質転換体(DH5(pB
luescript SK+))を用いて同様な実験を行ったところ、
反応終了後の反応液中にアクリルアミド及びα−ヒドロ
キシイソブチルアミドを検出することはできなかった。
尚、培地への金属成分の添加は重要であり、添加を行わ
ない培地を用いてMT10770を培養して同様な実験を行っ
たところ、反応終了後の反応液中に於けるアクリルアミ
ド及びα−ヒドロキシイソブチルアミドの検出量は極め
て少量であった。
【0021】〔比較例1〕MT10770とアクロモバクター・キセロシスとのニトリル
水和活性の比較 実施例4で得られたMT10770の集菌体及び実施例1で得
られたアクロモバクター・キセロシス集菌体を各々用
い、アクリロニトリルの水和活性を比較する実験を行っ
た。2.7%(w/v) アクリロニトリルを含む50
mM リン酸カリウム緩衝液(pH7.0)10mlに
菌体2mgを懸濁し、10℃にて1時間反応させた。反
応終了後、HPLCを用いて反応液中に含まれるアクリルア
ミド量の定量を行った。その結果を図3に示した。この
結果よりMT10770はその元株であるアクロモバクター・
キセロシス IFO12668と比較して、菌体重量当り約20
倍のアクリロニトリル水和活性を有していることが示さ
れた。
【0022】
【発明の効果】本発明により、ニトリルヒドラターゼ活
性の高いニトリルヒドラターゼが得られる。また、本発
明により工業的にニトリルから対応するアミドを製造、
とりわけ、形質転換体を用いてイソブチロニトリルをア
ミドに変換する方法が提供される。ニトリルヒドラター
ゼ活性を有するαサブユニット,βサブユニットの二つ
のポリペプチドから成るAchromobacter xerosis IFO126
68由来のAxNH蛋白質をコードする新規なDNA断片が得ら
れた。さらに本発明で構築した発現プラスミドによって
形質転換を行った大腸菌を用いることでニトリル化合物
をその対応するアミド化合物に変換させることが可能と
なった。また、本発明の方法を用いることにより、ニト
リル化合物よりアミド化合物を効率良く製造することが
可能となる。
【0023】
【配列表】
【0024】配列番号:1 配列の長さ:193 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Protein 起源 生物名:Achromobacter xerosis 株名:IFO12668 直接の起源 クローン名:pBAN-2 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 他の情報:AxNH蛋白質αサブユニット
【0025】配列番号:2 配列の長さ:220 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Protein 起源 生物名:Achromobacter xerosis 株名:IFO12668 直接の起源 クローン名:pBAN-2 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 他の情報:AxNH蛋白質βサブユニット
【0026】配列番号:3 配列の長さ:582 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:Achromobacter xerosis IFO12668 直接の起源 クローン名:pBAN-2 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 他の情報:AxNH蛋白質αサブユニット 配列 ATGACGGCAA CTTCAACCCC TGGTGAGCGC GCACGCGCAC TGTTTGCAGT GCTCAAGCGC 60 AAAGACCTCA TCCCCGAGGG CTACATCGAA CAGCTCACCC AGCTGATGGA ACACGGCTGG 120 AGCCCGGAAA ACGGCGCGCG CATCGTCGCC AAGGCCTGGG TCGATCCGCA GTTTCGCGAG 180 CTGCTGCTCA AGGACGGTAC GGCCGCCTGC GCCCAGTTCG GCTTCACCGG CCCACAGGGT 240 GAATACATCG TCGCCCTGAA AAACACCCCG CAGTTGAAAA ACGTGATCGT CTGCAGCCTG 300 TGCTCCTGCA CGAACTGGAC GGTGATGGGA CTGCCGCCTG AGTGGTACAA GGGCTTCGAG 360 TTCCGTGAGC GGTTGGTCCG GAAGGGCCGC ACGGTATTGC GCGAGCTGGG CACCGAGTTG 420 CCCGGTGACA TGGTGGTCAA GGTCTGGGAT ACCAGCGCTG AAAGCCGCTA CCTGGTGCTG 480 CCGCAACGGC CAGCGGGATC AGAGCATATG AACGAAGAGC AGTTGCGGCA ACTGGTCACC 540 AAGGATGTGC TGATCGGCGT CGCCCTGCCC CGCGTTGGCT GA 582
【0027】配列番号:4 配列の長さ:663 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:Achromobacter xerosis 株名:IFO12668 直接の起源 クローン名:pBAN-2 配列の特徴 特徴を決定した方法:E 他の情報:AxNH蛋白質βサブユニット 配列 ATGGATGGCT TTCACGATCT CGGCGGTTTC CAGGGCTTTG GCAAAGTGTC CCACCGCATC 60 AACAGCCTGA GCTACAAGCA GGTGTTCAAG CAGGACTGGG AACACCTGGC CTACAGCCTG 120 ATGTTCATCG GCGTCGACCA CCTGAACAAG TTCAGCGTCG ATGAAATACG TCATGCCGTC 180 GAACGCATTG ACGTGCGCCA GCACGTCGGC ACCGAATACT ACGAACGTTA TGTGATCGCC 240 ACTGCCACGC TGCTGGTCGA AACAGGCGTC ATCACCCAGG CCGAACTGGA TGAAGCACTC 300 GGCTCGCACT TCAAGCTGGC CAACCCCGCC CATGCGCAAG GGCGTGCTGC AATTACCGGG 360 CGAGCGCCTT TTGAAGTGGG CGACCGGGTC ATCGTACGCG ATGAATACGT GGCCGGGCAT 420 GTGCGCATGC CTGCATATGT GCGCGGCAAG CAAGGCGTAG TGCTGCACCG GACCACTGAA 480 CAGTGGCCGT TTCCGGACGC GATTGGCCAT GGCGACCAGA ACGCTGCGCA TCAACCGACC 540 TACCATGTCG AGTTCCGCGT GCGGGACCTG TGGGGCGATG CCGCAGACGA CGGCCTGGTG 600 GTGGTAGACC TGTTTGAAAG CTATCTGGAC AGGGTCGAAA GCCCGCGAGT GGTGCGCGCA 660 TGA 663
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpBAN-7の制限酵素切断点地図を示
す。
【図2】プラスミドpBAN-2の制限酵素切断点地図を示
す。
【図3】MT10770とAchromobacter xerosis IFO 12668の
アクリロニトリルの水和活性を比較する実験結果を示す
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:19) C12N 15/00 ZNAA (C12N 9/88 C12R 1:025) (C12N 9/88 C12R 1:19) (C12P 13/02 C12R 1:19) (56)参考文献 特開 平3−251184(JP,A) R・W・オールド著、穴井 元昭訳, 遺伝子操作の原理,培風館,1987年 4 月 2日,第3版,p.115 T.Hasegawa et a l.,List of Culture s 1992 Microorganism s,Institute for Fe rmentation, Osaka (IFO),1992年 5月30日,9th Edition,p.97,166 H.Imai et al.,Lis t of Cultures 1996 M icroorganisms,Inst itute for Fermenta tion, Osaka (IFO), 1996年 3月 8日,10th Edit ion,p.178 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 9/88 C12N 15/60 JSTPlu WPI(DIALOG) SwissProt/PIR/GeneS eq GenBank/EMBL/DDBJ/G eneSeq PubMed

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号:1記載のアミノ酸配
    で表わされるαサブユニット、及び配列表の配列番
    号:2記載のアミノ酸配列で表わされるβサブユニット
    よりなるニトリルヒドラターゼ。
  2. 【請求項2】 アクロモバクター・キセロシス(Achromo
    bacter xerosis IFO 12668)由来である請求項1記載の
    ニトリルヒドラターゼ。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号:3に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼαサブユニットをコ
    ードする遺伝子。
  4. 【請求項4】 配列表の配列番号:4に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼβサブユニットをコ
    ードする遺伝子。
  5. 【請求項5】 配列表の配列番号:3に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼαサブユニットをコ
    ードする遺伝子と配列表の配列番号:4に記載の塩基配
    列で表わされるニトリルヒドラターゼβサブユニットを
    コードする遺伝子とを含む組換えプラスミド。
  6. 【請求項6】 配列表の配列番号:3に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼαサブユニットをコ
    ードする遺伝子と配列表の配列番号:4に記載の塩基配
    列で表わされるニトリルヒドラターゼβサブユニットを
    コードする遺伝子とを含む組換えプラスミドにより形質
    転換された形質転換体。
  7. 【請求項7】 配列表の配列番号:3に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼαサブユニットをコ
    ードする遺伝子と配列表の配列番号:4に記載の塩基配
    列で表わされるニトリルヒドラターゼβサブユニットを
    コードする遺伝子とを含む組換え発現プラスミドにより
    形質転換された形質転換体を培養してニトリルヒドラタ
    ーゼを生産する方法。
  8. 【請求項8】 配列表の配列番号:3に記載の塩基配列
    で表わされるニトリルヒドラターゼαサブユニットをコ
    ードする遺伝子と配列表の配列番号:4に記載の塩基配
    列で表わされるニトリルヒドラターゼβサブユニットを
    コードする遺伝子とを含む組換え発現プラスミドにより
    形質転換された形質転換体を培養して得られる培養液、
    該培養液から分離された菌体及び菌体処理物の存在下、
    ニトリル化合物から対応するアミド化合物を製造する方
    法。
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