JP3530796B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3530796B2
JP3530796B2 JP2000041906A JP2000041906A JP3530796B2 JP 3530796 B2 JP3530796 B2 JP 3530796B2 JP 2000041906 A JP2000041906 A JP 2000041906A JP 2000041906 A JP2000041906 A JP 2000041906A JP 3530796 B2 JP3530796 B2 JP 3530796B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • H01J31/125Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection
    • H01J31/127Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、電子放出素子を用いた平面型の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子を利用した画像形成
装置として、冷陰極電子放出素子を多数形成した電子源
基板と、電極および蛍光体を具備した陽極基板とを平行
に対向させ、真空に排気した平面型の電子線表示パネル
が知られている。
【0003】このような画像形成装置において、電界放
出型電子放出素子を用いたものは、例えば、I. Brodie,
“Advanced technology:flat cold-cathode CRTs”; ,
Information Display , 1/89 , 17 (1989)
やUSP5695378等に開示されたものがある。
【0004】また、表面伝導型電子放出素子を用いたも
のは、例えば、米国特許公報5066883号等に開示
されている。平面型の電子線表示パネルは、現在広く用
いられている陰極線管(cathode ray tube : CRT)表示
装置に比べ、軽量化、大画面化を図ることができ、ま
た、液晶を利用した平面型表示パネルやプラズマ・ディ
スプレイ、エレクトロルミネッセント・ディスプレイ等
の他の平面型表示パネルに比べて、より高輝度、高品質
な画像を提供することができる。
【0005】特に、表面伝導型電子放出素子は構成が単
純で製造も容易であり、電界放出型電子放出素子のよう
にフォトリソグラフィ技術を駆使した複雑な製造工程を
経ることなく、大面積にわたって多数素子を配列形成し
た電子源基板を作製できる利点がある。
【0006】図12、図13は、本出願人によって、特
開平6−342636号公報において開示された、表面
伝導型電子放出素子を用いた電子源基板の一例を示した
ものである。
【0007】図12は電子源の一部の平面図を示してい
る。ここで、6は下配線、7は上配線、81は表面伝導
型電子放出素子、8は層間絶縁層である。図13は、図
12における表面伝導形電子放出素子81周辺を取り出
した斜視図である。図13中、91は基板、2、3は素
子電極、4は電子放出部を有する導電性薄膜、95は電
子放出部であり、素子電極2、3はそれぞれ下配線6、
上配線7に接続され、下配線6と上配線7は層間絶縁層
8によって電気的に絶縁されている。ここで、マトリッ
クス状に配置された上配線7と下配線6にそれぞれ走査
信号、情報信号として所定の電圧を順次印加すること
で、マトリックスの交点に位置する所定の電子放出素子
を選択的に駆動できる。
【0008】このようなマトリクス配置された電子源基
板は、比較的簡単なフォトリソグラフィ技術を用いるこ
とによって作製できるが、より大きな基板を形成する場
合は、印刷技術を用いるのが好ましい。特に、走査信号
を印加する上配線については、1ラインに接続された素
子数が多くなるほど配線を流れる電流量が増加するた
め、配線抵抗による電圧降下が生じるので、配線は厚膜
で形成して抵抗をできるだけ小さくするのが好ましい。
【0009】特開平8−180797号公報等には、配
線及び層間絶縁層をスクリーン印刷法により形成する製
造方法が開示されている。また、その他の部材について
も、例えば、特開平9−17333号公報等には、素子
電極をオフセット印刷法等により形成する製造方法が開
示されており、導電性薄膜においては、インクジェット
法により形成する製造方法が特開平9−69334号公
報等に開示されている。これらの印刷技術を用いること
で、大面積の電子源基板を容易に製造することができ
る。
【0010】次に、表面伝導型電子放出素子について説
明する。表面伝導型電子放出素子は基板上に形成された
小面積の導電性薄膜に、膜面に並行に電流を流すことに
より、電子放出が生ずる現象を利用するものである。
【0011】この表面伝導型電子放出素子としては、Sn
O2薄膜を用いたもの〔M. I. Elinson、Radio Eng. Ele
ctron Phys. 、10, 1290,(1965)〕、Au薄
膜によるもの〔G. Ditmmer, Thin Solid Films, 9, 3
17(1972)〕, In2O3/SnO2薄膜によるもの〔 M. Ha
rtwell and C. G. Fonsted, IEEE Trans. ED Conf.,5
19(1975)〕, カーボン薄膜によるもの〔荒木久
他:真空、第26巻、第1号、22頁(1983)〕等
が報告されているが、本出願人は、例えば、特開平2−
56822号公報において、酸化パラジウム等の金属微
粒子膜を用いた表面伝導型電子放出素子を開示してい
る。
【0012】表面伝導型電子放出素子を作製するにあた
っては、通常、導電性薄膜にフォーミングと呼ばれる通
電処理によって電子放出部を形成するのが一般的であ
る。フォーミングとは導電性薄膜の両端に直流電圧ある
いは非常にゆっくりとした昇電圧、例えば1V/分程度を
印加通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしくは
変質せしめ、間隙を形成する処理である。なお、フォー
ミング処理を施した後、導電性薄膜に電圧を印加し、素
子に電流を流すことにより、間隙近傍から電子を放出せ
しめるものである。このとき、電子の放出する部位を電
子放出部と呼ぶ。
【0013】さらに本出願人によって、例えば、特開平
7−235255号公報に開示されているように、フォ
ーミングを終えた素子に対して活性化処理と呼ばれる処
理を施し、より良好な電子放出を得ることができる。活
性化工程は、有機物質のガスを含有する雰囲気下で、フ
ォーミング処理同様、素子にパルス電圧の印加を繰り返
すことで行うことができ、雰囲気中に存在する有機物質
から、炭素あるいは炭素化合物が素子上に堆積し、素子
電流If, 放出電流Ieが、著しく増加するようになる。
【0014】このような処理を経て作製された表面伝導
型電子放出素子は、例えば、フラットパネルディスプレ
イ等の画像形成装置に適用可能な電子源として十分な電
子放出特性を有する。
【0015】従って、上述のように、印刷技術を用い
て、表面伝導型電子放出素子からなる大面積の電子源基
板を作製することによって、大面積の画像形成装置、例
えば大画面フラットパネルディスプレイを実現すること
ができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
表面伝導型電子放出素子に限らず、電子放出素子を利用
した画像形成装置にあっては、高輝度な画像を得るため
には、放出電子を十分加速して蛍光体に照射させるのが
好ましく、上記電子源基板と陽極基板の間に高い電圧
(数kV以上)を印加して用いること、その高い電圧にお
いても放電が起こらないように、上記電子源基板と陽極
基板が間隔(約1mm以上)をあけて配置されること、さ
らに、電子源基板と陽極基板との間隔以上に電子の飛程
を長くするために、画像形成装置内部を排気して十分な
真空状態とすること、等が必要であった。このため、電
子放出素子の近傍に、電気抵抗の高い表面が露出してい
ると、その表面が帯電することがあり、特に、その帯電
面の面積が大きい場合、電子放出素子からの放出電子の
軌道に影響し、高品質な画像が損なわれることがあっ
た。
【0017】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、高品位な画像の得られる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、互いに
電気的に絶縁されたm本のX方向配線とn本のY方向配
線とに接続された複数の電子放出素子をマトリクス状に
配列した電子源基板と、該電子源基板に対向して配置し
た、蛍光膜とアノード電極を有するフェースプレート
と、からなる気密容器を有する画像形成装置であって、
前記気密容器内において、画像形成領域の外側に配置さ
れた前記XおよびY方向配線の幅は、前記画像形成領域
内に配置された前記XおよびY方向配線の幅よりも、そ
の幅が広い領域を有することを特徴とする。
【0019】また、第2の本発明は、互いに電気的に絶
縁されたm本のX方向配線とn本のY方向配線とに接続
された複数の電子放出素子をマトリクス状に配列した電
子源基板と、該電子源基板に対向して配置した、蛍光膜
とアノード電極を有するフェースプレートと、からなる
気密容器を有する画像形成装置であって、前記気密容器
において、実質的に4角形状の画像形成領域の4角に
近接した前記画像形成領域の外側に、前記X方向配線な
いしはY方向配線の幅が、全輝画像形成領域内に比較し
て広く形成された領域を有することを特徴とする。
【0020】また、第3の本発明の画像形成装置は、互
いに電気的に絶縁されたm本のX方向配線とn本のY方
向配線とに、電子放出素子を接続し、該電子放出素子を
マトリックス状に配列した電子源基板と、該電子源基板
とほぼ一定の間隔を置いて対向して配置した、蛍光膜を
配したアノード電極を有するフェースプレートと、から
なる、ほぼ四角形の画像形成領域を有する画像形成装置
において、該画像形成領域に近接する画像形成領域の外
側の4角に、上記配線の少なくともひとつと電気的に接
続された導電部材を、各々配したことを特徴とする。
【0021】また、上記導電部材は、上記配線のうち、
最も近接した配線以外の少なくともひとつと電気的に接
続されるのが好ましい。さらに、本発明の画像形成装置
における電子放出素子としては、冷陰極電子放出素子を
好ましく用いることができ、さらに好ましくは、表面伝
導型電子放出素子を用いることができる。
【0022】第1の本発明の画像形成装置においては、
画像形成領域に近接する画像形成領域の外側の4角に、
配線の少なくともひとつと電気的に接続された導電部材
を、各々配することで、基板表面の露出した面積を減じ
ることができ、その領域での帯電を最小限に抑えること
ができる。さらに、上記導電部材は、上記配線のうち、
最も近接した配線以外の少なくともひとつと電気的に接
続することで、該導電部材に最も近い素子の駆動時に、
該導電部材の電位を規定することができる。
【0023】第2の本発明の画像形成装置においては、
画像形成領域内よりも該画像形成領域に近接する画像形
成領域の外側で、配線の幅を広く形成することで、基板
表面の露出した面積を減じることができ、その領域での
帯電を最小限に抑えることができる。
【0024】第3の本発明の画像形成装置においては、
画像形成領域に近接する画像形成領域の外側の4角で、
配線の幅を広く形成することで、基板表面の露出した面
積を減じることができ、その領域での帯電を最小限に抑
えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の態
様について説明する。まず、図1および図2は、電子放
出素子がマトリックス状に配置された電子源基板を用い
た、第1の本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略
構成図(平面図)で、図1は画像形成領域の左端の周辺
部分、図2は画像形成領域の上端の周辺部分を拡大して
示したものである。なお、画像形成領域の右端、および
画像形成領域の下端も、それぞれ図1、図2と対称の形
態を有している。上記電子源(電子放出素子)の配置領
域は、実質的に四角形の領域である。
【0026】ここで、本発明における「画像形成領域」
とは、電子放出素子が配置された領域、すなわち最も端
に位置する素子を結んだ線の内側の領域、および、その
領域が対向するフェースプレート上の領域を基本的には
意味する。しかしながら、実際には、ビームの広がりが
あるため、最も端に位置する素子から放出されるビーム
の広がりを考慮した領域までを含む。換言すると、「画
像形成領域」とは、最も端に位置する素子から放出され
るビームが、アノード(フェースプレート)上に形成す
るスポットを結んだ内側の領域、および、その領域が対
向するリアプレート上の領域を意味する。
【0027】また、ここでは、電子放出素子として表面
伝導型電子放出素子を用いた例を示しているが、他の種
類の冷陰極電子放出素子、例えば、金属/絶縁体/金属
(MIM)型電子放出素子、電界放出型電子放出素子等
を用いることができる。
【0028】図1、図2において、1は基体、2、3は
素子電極、4は導電性膜、5は間隙部、6、7はそれぞ
れ素子電極2、3に接続された配線、8は配線6と7を
電気的に絶縁するための層間絶縁層である。
【0029】また、図中、破線で示したのは、対向して
配された不図示のフェースプレート上に形成されたアノ
ード電極の位置に対応する。なお、配線6、7はそれぞ
れ、図1および図2中の座標に照らして、Y方向配線、
X方向配線と呼び、また絶縁層8との位置関係により、
それぞれ下配線、上配線と呼ぶことがある。
【0030】基体1は、後述するように、製造工程にお
いて熱処理が行われること、および真空雰囲気を形成す
る必要があることから、安価で加工性の良いガラス基体
が好ましく用いられる。
【0031】また、対向する素子電極2、3は、例え
ば、Au、Pt、Pd等の貴金属からなる金属薄膜であ
り、数十nm程度の膜厚を有する。また、導電性膜4
は、例えば、通電フォーミングにより間隙部形成が容易
であるように、数nm程度のPd微粒子で構成された、
膜厚が数nm〜数十nm程度のPd微粒子膜が好ましく
用いられる。
【0032】また、間隙部5は、導電性膜4の一部に形
成された間隙部の内部に、炭素を有する膜が対向して配
置することでさらに狭く形成され、この間隙部5近傍よ
り電子が放出される。
【0033】また、配線6、7は、図1、図2に示すよ
うに、複数の電子放出素子に給電するためのものであ
る。また、m本のX方向配線7はDX1、DX2、・
・、DXm、n本のY方向配線6は、DY1、DY2、
・・、DYn からなり,それぞれ、多数の電子放出素
子にほぼ均等な電圧が供給されるように、材料、膜厚、
配線幅等が設計される。これらm本のX方向配線7とn
本のY方向配線6の間には、層間絶縁層8が設置され、
電気的に分離されて、マトリックス配線を構成する(こ
のm,nは,共に正の整数)。
【0034】また、配線6、7は、それぞれ、画像形成
領域の外側、すなわち電子放出素子の形成されていない
場所まで引き出されており、その場所においてその幅を
太く形成している。これは、画像形成領域の外側におい
て基板表面の露出面積を減じるためで、この部位におけ
る帯電を生じにくくしている。
【0035】図1、図2に示した構成、すなわちマトリ
クス配置の構成において、X方向配線7には、X方向に
配列した電子放出素子の行を選択するための走査信号を
印加する不図示の走査信号印加手段が接続され、Y方向
配線6には、Y方向に配列した電子放出素子の各列を入
力信号に応じて、変調するための不図示の変調信号発生
手段が接続される。
【0036】各電子放出素子に印加される駆動電圧は、
当該素子に印加される走査信号と変調信号の差電圧とし
て供給され、単純なマトリクス配線を用いて、個別の素
子を選択し、独立に駆動可能とすることができる。
【0037】次に、図3は、図1および図2に示した本
発明の第1の画像形成装置の断面方向から見た図であ
る。図3において、31は電子源を形成した基体である
リアプレート、32は透明な基体の内面に蛍光膜33と
メタルバック(アノード電極)34等が形成されたフェ
ースプレートである。
【0038】ここで、リアプレート31とフェースプレ
ート32に用いられる基体は、同じ熱膨張率、すなわち
同一の材料を用いるのが好ましく、ガラス基体が好まし
く用いられる。
【0039】また、蛍光膜33は、電子放出素子から放
出された電子が入射することで発光する蛍光体を有す
る。ここで、蛍光膜33として、それぞれ赤、青、緑に
発光する蛍光体を順次配列させ、それぞれの境界にブラ
ックストライプを設けたカラー表示用のもの、一種類の
蛍光体を配したモノクロームのもの、等を用いることが
できる。
【0040】また、メタルバック34は、蛍光体の発光
のうち内面側への光をフェースプレート32側へ鏡面反
射させることにより輝度を向上させること、真空容器内
で発生したイオンの衝突によるダメージから蛍光体を保
護すること、等の目的で配され、アルミニウムの薄膜が
用いられる。また、メタルバック34は導体であるの
で、電子放出素子から放出された電子を加速して蛍光体
に照射させるための電圧を印加する電極、すなわちアノ
ード電極として機能させることができる。
【0041】また、35は、支持枠であり、リアプレー
ト31、支持枠35及びフェースプレート32をフリッ
トガラス等を塗布し、加熱焼成することで、封着して、
気密容器36を構成する。ここで、フリットガラスは、
基板の熱膨張率にあわせたものを用いると、剥がれや基
板の変形、割れ等を生じにくくなるため好ましい。ま
た、フェースープレート32、リアプレート31間に、
スペーサーとよばれる不図示の支持体を設置することに
より、大気圧に対して十分な強度をもつ外囲器36を構
成することもできる。
【0042】気密容器36の内部100は、電子放出素
子からの放出電子の飛程を確保するだけでなく、素子の
特性を安定にするために、真空に排気されている。ここ
で、好ましい真空度は使用する電子放出素子の形態等に
より異なるが、例えば、上述の表面伝導型電子放出素子
では、1×10-7Torr程度以下の真空度に保つのが
好ましい。
【0043】また、気密容器36の真空度を維持するた
めに、気密容器36の内部にゲッターを配置する場合も
ある。これは、気密容器36の封止を行う直前あるいは
封止後に、抵抗加熱あるいは高周波加熱等の加熱法によ
り、気密容器36内の所定の位置(不図示)に配置され
たゲッターを加熱し、蒸着膜を形成する処理である。ゲ
ッターは通常Ba等が主成分であり、該蒸着膜の吸着作
用により、上記の真空度を維持するものである。
【0044】また、当然のことではあるが、上記本発明
における「画像形成領域」は、上記気密容器内部100
に収まっている。また、上記気密容器内部には、画像形
成に直接寄与しない領域も存在する。
【0045】なお、本発明に係る画像形成装置におい
て、蛍光膜33に用いられる蛍光体としては、一般的な
陰極線管(CRT)で使用されている、光変換効率の高
い高加速蛍光体を用いるのが、輝度、色純度の良好な画
像を形成するのに好ましい。そのためには、高加速蛍光
体を良好な状態で使用するのに、上述のアノード電極、
すなわちメタルバック34に印加するアノード電圧とし
て数kV〜十数kVを必要とする。従って、リアプレー
ト31とフェースプレート32の距離は、真空が絶縁破
壊しないように、1mm程度以上に離すのが良い。その
ために、支持枠35の高さを1mm程度以上とするのが
好ましい。
【0046】以上の様な構成の画像形成装置において、
アノード電圧を印加した状態で、所望の電子放出素子
を、気密容器の外側から、配線6、7を通じ、電圧を印
加することにより、電子放出させ、蛍光膜33に衝突さ
せ、励起・発光させることで画像を表示する。しかしな
がら、気密容器内において、アノード電極(ここではメ
タルバック34)に対向したリアプレート34の表面に
電気抵抗の高い面が広く露出していると、その部分が帯
電する場合があり、電子放出素子からの放出電子の軌道
を変化させてしまうことがある。従って、このような場
合、蛍光膜33上の所望の位置に放出電子が照射しなく
なり、画像が乱れてしまうことになる。
【0047】画像形成領域内は、電子放出素子と配線が
形成されており、できるかぎり電気抵抗の高い面の露出
面積を減じるように、素子と配線を密に配することで、
上記問題は回避可能である。しかしながら、画像形成領
域の周辺部、特に、最も端に位置する素子に対しては、
画像形成領域の外側に電気抵抗の高い面が露出してしま
うので、画像形成領域端部における画像の乱れが生じ易
い。
【0048】第1の本発明に係る画像形成装置において
は、上述したように、配線6、7が、それぞれ、画像形
成領域の外側、すなわち電子放出素子の形成されていな
い場所まで引き出されており、かつ、その場所において
その幅を太く形成しており、画像形成領域外側の電気抵
抗の高い面の露出面積を減じたため、画像形成領域端部
における画像の乱れを防止できる。
【0049】さらに、第2の本発明に係る画像形成装置
の構成について、図4を用いて説明する。図4、図5、
図6は、それぞれ、電子放出素子がマトリックス状に配
置された電子源基板を用いた、第2の本発明に係る画像
形成装置の構成を示す概略構成図(平面図)で、画像表
示領域の4角のうち、左上端部分を拡大して示したもの
であるが、他の3つの角も同様の形態を有する。なお、
図4〜図6において、図中の番号は、それぞれ図1、図
2中の同じ番号で示したものと同一である。
【0050】まず、配線6、7は、前述したように、m
本のX方向配線7は,DX1、DX2、・・、DXm、
n本のY方向配線6は、DY1、DY2、・・、DYn
からなるが、左上端の角において、DX1とDY1の形
状を図4に示したように、広く変形させている。これ
は、画像形成領域の外側の角の部分で基板表面の露出面
積を減じるためで、この部位における帯電を生じにくく
している。なお、同様に、不図示の、左下端ではDXm
とDY1、右上端ではDX1とDYn、右下端ではDX
mとDYnをそれぞれ広く変形させて、画像形成領域の
外側の角の部分で基板表面の露出面積を減じている。
【0051】ここで、本発明では、画像形成領域の外側
の角の部分で基板表面の露出面積を減じることが目的で
あるため、図5の様に、X方向配線(左上端ではDX
1)のみを広く変形させても良く、また、図6の様に、
Y方向配線(左上端ではDY1)のみを広く変形させて
も良い。
【0052】第2の本発明に係る画像形成装置において
も、配線の形状以外は、図3を用いて説明した画像形成
装置と同様の構成が用いられる。画像形成領域の4角に
位置する素子に対しては、画像形成領域の外側の電気抵
抗の高い面が最も広く露出してしまうため、画像の乱れ
が生じ易いので、第2の本発明に係る画像形成装置にお
いては、上述したように、画像形成領域の外側の4角
で、配線6、7を変形して広く形成することで画像形成
領域外側の電気抵抗の高い面の露出面積を減じたため、
画像形成領域角部における画像の乱れを防止できる。
【0053】さらに、第3の本発明に係る画像形成装置
の構成について、図7を用いて説明する。図7は、それ
ぞれ、電子放出素子がマトリックス状に配置された電子
源基板を用いた、第3の本発明に係る画像形成装置の構
成を示す概略構成図(平面図)で、画像表示領域の4角
のうち、左上端部分を拡大して示したものであるが、他
の3つの角も同様の形態を有する。なお、図7におい
て、図中の番号は、それぞれ図1、図2、図4中の同じ
番号で示したものと同一である。
【0054】図7中、9は画像形成領域の外側の角部に
配された導電部材である。導電部材9は、画像形成領域
の角の部分の基板表面の露出面積を減じるために配され
たものであり、配線6、7と同じ材料を用いることがで
きる。ここで、導電部材9は、配線6、7のいずれか一
本と電気的にほぼ等電位となるよう接続することで、電
位を規定することができる。
【0055】図7に示した構成、すなわちマトリクス配
置の構成において、X方向配線7には、X方向に配列し
た電子放出素子の行を選択するための走査信号を印加す
る不図示の走査信号印加手段が接続され、Y方向配線6
には、Y方向に配列した電子放出素子の各列を入力信号
に応じて、変調するための不図示の変調信号発生手段が
接続される。
【0056】各電子放出素子に印加される駆動電圧は、
当該素子に印加される走査信号と変調信号の差電圧とし
て供給され、単純なマトリクス配線を用いて、個別の素
子を選択し、独立に駆動可能とすることができる。
【0057】ここで、非選択時に電位が0である通常の
単純マトリックス駆動を例に取ると、X方向配線に印加
する走査信号(例えば−Vop/2)は、DX1から順
にDXmまで一定の間隔で順次印加され、選択すべき素
子に走査信号が印加されるタイミングに合わせて、Y方
向配線には、入力信号(例えば+Vop/2)が印加さ
れることになる。ここで、Vopは選択時に素子にかか
る駆動電圧である。
【0058】第3の本発明に係る画像形成装置におい
て、画像形成領域の角の部分の基板表面が帯電した場合
に最も影響される素子は、角に位置する素子、すなわち
左上端においては図7のように、DX1とDY1の交点
に位置する素子である。
【0059】この素子が選択され電子放出しているとき
は、DX1、DY1ともに電圧が印加されているため、
導電部材9をDX1ないしDY1と電気的に接続する
と、DX1とDY1の交点に位置する素子からの放出電
子の軌道は、導電部材9の電位により影響を受けてしま
う。また、DY1以外のY方向配線は、ある任意の瞬間
の電圧印加状態が、その時表示される画像によって異な
るため電位が規定できない。
【0060】従って、左上端の角部における導電部材9
を電位規定するために、電気的に接続するのに好ましい
配線は、DX1以外のX方向配線である。同様に、右上
端部もDX1以外のX方向配線、左下端部および右下端
部では、DXm以外のX方向配線に接続するのが好まし
い。実際には、左上端部、右上端部ではDX2、左下端
部、右下端部ではDXm−1の配線と接続すればよい。
【0061】なお、駆動方法によっては、上記のように
導電部材9を接続する配線を特に考慮しなくとも良い場
合もあるので、駆動方法に鑑みて好適な電位規定を行な
えばよい。
【0062】第3の本発明に係る画像形成装置において
も、配線の形状以外は、図3を用いて説明した画像形成
装置と同様の構成が用いられる。画像形成領域の4角に
位置する素子に対しては、画像形成領域の外側の電気抵
抗の高い面が最も広く露出してしまうため、画像の乱れ
が生じ易いので、第1の本発明に係る画像形成装置にお
いては、上述したように、画像形成領域の外側の4角
に、導電部材9を形成することで画像形成領域外側の電
気抵抗の高い面の露出面積を減じたため、画像形成領域
角部における画像の乱れを防止できる。
【0063】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を更に
詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各
要素の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
【0064】(実施例1)本実施例にかかわる基本的な
画像形成装置の構成は、図1、図2、図3と同様であ
る。
【0065】本実施例における画像形成装置の製造法
は、図8及び図9に示している。以下、図1〜図3、図
8及び図9を用いて、本実施例の画像形成装置の基本的
な構成及び製造法を説明する。
【0066】図8及び図9は簡便のため、画像形成装置
の一部を拡大して示しているが、本実施例は、多数の電
子放出素子を単純マトリクス配置した画像形成装置の例
である。
【0067】(工程−a)清浄化したガラス基体1上
に、スパッタ法により厚さ5nmのTi、厚さ50nm
のPtを順次堆積する。その後、素子電極2、3のパタ
ーンをフォトレジストで形成し、ドライエッチング処理
によって素子電極2、3のパターン以外のPt/Ti堆
積層を除去し、最後にフォトレジストパターンを除去し
て、素子電極2、3を形成する(図8の(a))。
【0068】(工程−b)素子電極2、3を形成した基
体1上に、スクリーン印刷により、配線6のパターンを
Agペーストを用いて形成し、乾燥後、500℃で焼成
し、Agからなる所望の形状の配線6を形成する(図8
の(b))。
【0069】なお、ここで、配線6の幅は画像形成領域
内部で約70μmとし、配線6間の距離は約220μm
とした。また、画像形成領域の外側、すなわち、最も端
に位置する素子電極の外側の領域において、配線6の幅
を150μmに広げ、配線6間の距離、すなわち基板表
面の露出する幅は約140μmとした。なお、配線6
は、そのまま引き出し電極となるよう、基体1の端まで
形成する。
【0070】(工程−c)次に層間絶縁層8のパターン
を、スクリーン印刷により、ガラスペーストを用いて形
成し、乾燥後、500℃で焼成する。十分な絶縁性を得
るために、再度、ガラスペーストを印刷、乾燥、焼成を
繰り返して、ガラスからなる所望の形状の層間絶縁層8
を形成する(図8の(c))。
【0071】(工程−d)層間絶縁層8を形成した部位
において下配線6と交差するように、上配線7のパター
ンを、スクリーン印刷により、Agペーストを用いて形
成し、乾燥後、500℃で焼成し、Agからなる所望の
形状の上配線7を形成する(図9の(a))。
【0072】なお、ここで、配線7の幅は画像形成領域
内部で約280μmとし、配線7間の距離は約340μ
mとした。また、画像形成領域の外側、すなわち、最も
端に位置する素子電極の外側の領域において、配線7の
幅を440μmに広げ、配線7間の距離、すなわち基板
表面の露出する幅は約180μmとした。なお、配線7
は、そのまま引き出し電極となるよう、基体1の端まで
形成する。
【0073】以上の工程により、素子電極2、3が配線
6、7によってマトリックス状に結線された、基板が形
成できる。 (工程−e)次に、導電性膜4を素子電極2、3のギャ
ップ間にまたがるように形成する(図9の(b))。
【0074】導電性膜4の形成は、有機パラジウム溶液
をインクジェット法により所望の位置に塗布し、350
℃で30分間の加熱焼成処理をする。こうして得られた
導電性膜4はPdOを主成分とする微粒子からなり、膜
厚は約10nmであった。
【0075】以上の工程により基体1上に下配線6、層
間絶縁層8、上配線7、素子電極2及び3、導電性膜4
を形成しリアプレートを作製した。次に、図3に示すよ
うに、上記のように作製したリアプレート31の2mm
上方に、フェースプレート32(ガラス基体の内面に蛍
光膜33とメタルバック34が形成されて構成される)
を支持枠35を介し配置し、フェースプレート32、支
持枠35、リアプレート31の接合部にフリットガラス
を塗布し、大気中で400℃ で30分焼成することで
封着した。尚、この時点では気密容器として完成しては
いない。
【0076】以上のようにして完成したガラス容器内の
雰囲気を排気管(図示せず)を通じ真空ポンプにて排気
し、十分な真空度に達した後、配線6、7を通じ素子電
極2、3間に電圧を印加し、導電性膜4をフォーミング
処理した。
【0077】その後、パネル内の圧力が10-8Torr
台に達するまで排気を続けた後、パネルの排気管より、
全圧が1×10-6Torrとなるように有機物質をパネ
ル内に導入し維持した。さらに、配線6、7を通じ素子
電極2、3間に、15Vの波高値のパルス電圧を印加
し、活性化処理を行った。
【0078】このように、フォーミング、活性化処理を
行ない、導電性膜4に間隙部5を形成した。次に10-7
Torr程度の圧力まで排気し、不図示の排気管をガス
バーナーで熱することで溶着し容器の封止を行い気密容
器36を完成した。最後に封止後の圧力を維持するため
に、高周波加熱法でゲッター処理を行った。
【0079】以上のように完成した気密容器に不図示の
駆動回路を取り付けた本発明の画像表示装置において、
各電子放出素子には、配線7、6を通じ、走査信号及び
変調信号を不図示の信号発生手段よりそれぞれ、印加す
ることにより、電子放出させ、メタルバック34に5k
V以上の高圧を印加し、電子ビームを加速し、蛍光膜3
3に衝突させ、励起・発光させることで画像を表示し
た。
【0080】本実施例における画像形成装置は、テレビ
ジョンとして十分満足できる輝度(約150fL)で良
好な画像を長時間にわたって安定に表示でき、周辺部に
おいても、画像の乱れの無い高品質な画像が得られた。
【0081】(実施例2〜4)本実施例2にかかわる基
本的な画像形成装置の構成は、図3、図4〜図6と同様
である。また、本実施例における電子源基板の製造法
は、図8及び図9と同様の工程にしたがった。
【0082】以下、図4〜図6を用いて、本実施例の画
像形成装置の基本的な構成及び製造法を説明する。 (工程−a)実施例1と同様に、清浄化したガラス基体
1上に素子電極2、3を形成する。
【0083】(工程−b)実施例1と同様に、配線6を
形成する。なお、ここで、配線6のうち、DY1とDY
nは、画像形成領域の外側の4角において、図4と同様
になるように、形を広げて形成した。
【0084】(工程−c)次に、実施例1と同様に、層
間絶縁層8を形成する。 (工程−d)実施例1と同様に、上配線7を形成する。
【0085】なお、ここで、配線7のうち、DX1とD
Xmは、画像形成領域の外側の4角において、図4と同
様になるように、形を広げて形成した。ここで、形を広
げて形成した領域でのDY1とDX1との距離は、約2
00μm以下となるように形成した。
【0086】以上の工程により、素子電極2、3が配線
6、7によってマトリックス状に結線された、基板が形
成できる。工程−e以降は、実施例1と同じ工程によ
り、本実施例における画像形成装置を作製し、画像表示
を行なった。
【0087】その結果、テレビジョンとして十分満足で
きる輝度(約150fL)で良好な画像を長時間にわた
って安定に表示でき、4角の部分においても、画像の乱
れの無い高品質な画像が得られた。
【0088】さらに、配線7を図5の様に形成した実施
例3、配線6を図6の様に形成した実施例4において
も、同様に4角の部分においても、画像の乱れの無い、
長時間にわたって安定な高品質な画像が得られた。
【0089】(参考例)本参考例にかかわる基本的な画
像形成装置の構成は、図3、図7と同様である。また、
本実施例における画像形成装置の製造法は、図10及び
図11に示している。以下、図7、図10及び図11を
用いて、本発明に関わる画像形成装置の基本的な構成及
び製造法を説明する。
【0090】(工程−a)実施例1と同様に、清浄化し
たガラス基体1上に、素子電極2、3を形成する(図1
0の(a))。
【0091】(工程−b)実施例1と同様に、配線6を
形成する。ここで、導電部材9を所定の位置、すなわ
ち、画像形成領域の外側の4角の位置に同時に形成する
(図10の(b))。なお、導電部材9と配線6との間
の距離は、約200μm以下とした。
【0092】(工程−c)次に、実施例1と同様に、層
間絶縁層8を形成する。ここで、導電部材9が、次の上
配線形成時に、最近接の上配線と接続しないように、導
電部材9の上にも層間絶縁層8を形成する(図10の
(c))。
【0093】(工程−d)実施例1と同様に、上配線7
を形成する。ここで、導電部材9が、最近接の次の配線
7と接続するように形成される(図11の(a))。な
お、導電部材9と配線7の最近接の配線との間の距離は
約200μm以下とした。
【0094】以上の工程により、素子電極2、3が配線
6、7によってマトリックス状に結線された、基板が形
成できる。工程−e以降は、実施例1と同じ工程によ
り、本実施例における画像形成装置を作製し、画像表示
を行なった。
【0095】その結果、テレビジョンとして十分満足で
きる輝度(約150fL)で良好な画像を長時間にわた
って安定に表示でき、4角の部分においても、画像の乱
れの無い高品質な画像が得られた。
【0096】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、電
子源基板表面に露出した、電気抵抗の高い表面における
帯電を抑制し、電子放出素子からの放出電子の軌道に対
する影響を排除したので、良好な画像を長時間にわたり
保持し得る大画面の平面型の画像形成装置、例えば、カ
ラーフラットテレビが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の画像形成領域左端周辺
部分の一例を示す平面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の画像形成領域上端周辺
部分の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の画像形成装置を示す断面図である。
【図4】本発明の画像形成装置の画像形成領域左上端周
辺部分の一例を示す平面図である。
【図5】本発明の画像形成装置の画像形成領域左上端周
辺部分の別の例を示す平面図である。
【図6】本発明の画像形成装置の画像形成領域左上端周
辺部分の更に別の例を示す平面図である。
【図7】本発明の画像形成装置の画像形成領域左上端周
辺部分の更に別の例を示す平面図である。
【図8】実施例1における電子源基板の作製方法を説明
するための平面図である。
【図9】実施例における電子源基板の作製方法を説明す
るための平面図である。
【図10】別の実施例における電子源基板の作製方法を
説明するための平面図である。
【図11】電子源基板の作製方法を説明するための平面
図である。
【図12】従来の電子源の一部を示す平面図である。
【図13】図12における表面伝導形電子放出素子周辺
を取り出した斜視図である。
【符号の説明】
1、91 基体 2、3 素子電極 4 導電性膜 5、95 間隙 6、7 配線 8 層間絶縁層 9 導電部材 31 リアプレート 32 フェースプレート 33 蛍光膜 34 メタルバック 35 支持枠 36 気密容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/12 - 31/15 H01J 29/04 H01J 29/90 H01J 1/316 H01J 9/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに電気的に絶縁されたm本のX方向配
    線とn本のY方向配線とに接続された複数の電子放出素
    子をマトリクス状に配列した電子源基板と、該電子源基
    板に対向して配置した、蛍光膜とアノード電極を有する
    フェースプレートと、からなる気密容器を有する画像形
    成装置であって、前記気密容器内において、画像形成領
    域の外側に配置された前記XおよびY方向配線の幅は、
    前記画像形成領域内に配置された前記XおよびY方向配
    線の幅よりも、その幅が広い領域を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】互いに電気的に絶縁されたm本のX方向配
    線とn本のY方向配線とに接続された複数の電子放出素
    子をマトリクス状に配列した電子源基板と、該電子源基
    板に対向して配置した、蛍光膜とアノード電極を有する
    フェースプレートと、からなる気密容器を有する画像形
    成装置であって、前記気密容器内において、実質的に4
    角形状の画像形成領域の4角に近接した前記画像形成領
    域の外側に、前記X方向配線ないしはY方向配線の幅
    が、前記画像形成領域内に比較して広く形成された領域
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記電子放出素子は、冷陰極電子放出素子
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】上記電子放出素子は、表面伝導型電子放出
    素子であることを特徴とする請求項に記載の画像形成
    装置。
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