JP3530594B2 - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents

高電圧用可変抵抗器

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JP3530594B2
JP3530594B2 JP23001494A JP23001494A JP3530594B2 JP 3530594 B2 JP3530594 B2 JP 3530594B2 JP 23001494 A JP23001494 A JP 23001494A JP 23001494 A JP23001494 A JP 23001494A JP 3530594 B2 JP3530594 B2 JP 3530594B2
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弘暢 長谷部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧用可変抵抗器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォーカス電圧やスクリーン電圧等を調
整するために用いられるフォーカスパックと呼ばれる従
来の高電圧用可変抵抗器は、表面に可変抵抗体を含む回
路パターンを備えた回路基板を一端開口状の絶縁ケース
の基板収納室内に回路基板を収納している。そして回路
基板の裏面側には、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂が充填さ
れて絶縁樹脂層が形成されている。また回路基板の裏面
側には入力端子や出力端子等の端子が配置され、これら
の端子には抵抗体やコンデンサ等の電子部品が接続され
る。これらの電子部品を回路基板の裏面側に配置する場
合、従来はリード線を端子に接続した後、電子部品の本
体を絶縁樹脂層の上にそのまま浮かした状態で配置して
いた。このような状態で電子部品を配置すると、フライ
バックトランスのモールド樹脂をトランスケースに充填
する際等に、電子部品の本体が移動して、リード線が隣
接する端子と接触して短絡事故が発生する問題があっ
た。そこで回路基板の裏面に絶縁樹脂層を形成する前
に、電子部品のリード線を端子に接続した後、電子部品
の本体の一部が絶縁樹脂層中に埋設されるように絶縁樹
脂を回路基板の裏面に充填することにより電子部品を固
定する技術が開発された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら絶縁樹脂
層に電子部品の本体の一部を埋設した場合には、組み立
て後に電子部品に不良があることが発見された場合、高
電圧用可変抵抗器全体を廃棄しなければならず、歩留ま
りが悪くなる問題があった。特にコンデンサは保管環境
に応じて特性が変化するため、コンデンサを取付ける場
合には、歩留まりが非常に悪くなる問題があった。
【0004】本発明の目的は、絶縁樹脂層中に電子部品
の一部を埋設することなく、回路基板の裏面側に電子部
品をしっかりと位置決め固定することができる高電圧用
可変抵抗器を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、熱変形の少ない電子
部品ホルダを備えた高電圧用可変抵抗器を提供すること
にある。
【0006】本発明の更に他の目的は、電子部品ホルダ
を用いても、回路基板にクラックや割れが入るおそれの
ない高電圧用可変抵抗器を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、電子部品ホルダの一
部を絶縁樹脂層中に埋設しても確実に電子部品を電子部
品ホルダに保持させることができる高電圧用可変抵抗器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る高電圧用可変抵抗器は、基板収納室を有する一端開口
状の絶縁ケースと、表面に可変抵抗体を含む回路パター
ンを備え且つ基板収納室に収納される回路基板と、回路
基板と絶縁ケースとの間に配置されて絶縁ケースの外側
から操作されて可変抵抗体上を摺動する摺動子と、回路
基板の裏面上に絶縁樹脂が充填されて形成された絶縁樹
脂層とを具備する。本発明においては、後から電子部品
を保持させることができる電子部品ホルダの一部を絶縁
樹脂層中に埋設して、電子部品ホルダを固定している。
【0009】本願明細書において、「電子部品ホルダ」
とは、固定抵抗体やコンデンサ等の電子部品を、嵌合構
造、係合構造等の保持構造を用いて保持する部材であ
る。電子部品ホルダの材質は、絶縁材料が好ましい。そ
の場合、エポキシ樹脂等の熱硬化性絶縁樹脂を加熱硬化
させて絶縁樹脂層を形成する際や、フライバックトラン
スと組み合わされる高電圧用可抵抗器にあっては、フラ
イバックトランスのモールド樹脂(熱硬化性樹脂)を硬
化させる際の熱の影響を受け難い絶縁材料で電子部品ホ
ルダを形成するのが好ましい。現在入手できる絶縁材料
のうち、変性ポリフェニレンオキサイド(PPO),変
性ポリフェニレンエーテル(PPE)やポリカーボネー
ト(PC)等は、絶縁性を有し且つ弾力性を有する絶縁
材料として、品質及び価格の点からみて、利用しやすい
材料である。
【0010】電子部品ホルダにより保持する電子部品の
種類及び数は任意であるが、回路基板の大きさや、回路
基板の裏面に配置される端子の位置及び数によって自と
制限を受ける。複数の電子部品を保持する場合に、1つ
の電子部品ホルダにより複数の電子部品を保持するよう
にすると部品点数を減らすことができて、しかも組立が
容易になるが、各電子部品毎に電子部品ホルダを用意し
てもよいのは勿論である。
【0011】電子部品ホルダの一部を絶縁樹脂層に埋設
する前に、絶縁ケースの一部や回路基板に対して電子部
品ホルダを仮固定できるようにすると、絶縁樹脂層を形
成する際に電子部品ホルダが動くことがないため、製造
が容易になる上、歩留まりが高くなる。例えば、基板収
納室を囲む壁部に対して嵌合構造(ホルダ側に設けた嵌
合部と壁部に設けた被嵌合部とを嵌合させる構造)によ
り電子部品ホルダを仮り止めすると、接着剤を用いるこ
となく簡単に且つ確実に電子部品ホルダを仮止めするこ
とができる。
【0012】電子部品ホルダの構造は任意である。例え
ば、電子部品ホルダを、絶縁樹脂層中に埋設される基部
と、基部の回路基板の裏面と対向する対向面から突出し
て対向面と前記裏面との間に絶縁樹脂が入り込む隙間を
形成する複数の突起部と、回路基板の裏面から離れる方
向に延びて電子部品を保持する複数の保持片とから構成
する場合には、複数の突起部を、保持片の中心を通って
回路基板に延びる垂線と突起部の中心を通って回路基板
に延びる垂線とが一致しないように設けるのが好まし
い。基部の対向面から突出する複数の突起部は、回路基
板の裏面と基部との間に絶縁樹脂が入り込む間隙を形成
して、絶縁樹脂層の絶縁強度の低下を防止する。保持片
の中心を通って回路基板に延びる垂線と突起部の中心を
通って回路基板に延びる垂線とを一致させた場合には、
保持片に加わる力は突起部を通して直接的に回路基板に
加わることになる。特にフライバックトランスと組合わ
される高電圧用可変抵抗器のように、フライバックトラ
ンスのモールド樹脂中に電子部品ホルダが埋設されるも
のでは、モールド樹脂が硬化する際に、かなり大きな力
が保持片に加わる。本発明のように、保持片の中心を通
って回路基板に延びる垂線と突起部の中心を通って回路
基板に延びる垂線とが一致しないように複数の突起部を
設けると、保持片が設けられた基部の部分と回路基板の
裏面との間には、絶縁樹脂が入り込み、保持片に加えら
れた力を吸収する緩衝層を形成する。したがって回路基
板に直接加わる力が小さくなり、回路基板にクラックが
入ったり、回路基板が割れたりするのを防止できる。
【0013】電子部品ホルダの基部には、電子部品の外
表面が当接する複数の当接用突起部を設けることができ
る。これらの当接用突起部は絶縁樹脂層から突出する突
出長さにする。このようにすると、表面張力により絶縁
樹脂層の表面に凹凸が形成されても、絶縁樹脂層が邪魔
にならずに、電子部品を確実にホルダに保持させること
ができる。特に、当接用突起部の外表面に、先端に向う
に従って横断面積が小さくなるようにテーパを付ける
と、表面張力により絶縁樹脂が当接用突起部の上に上っ
ていくのを防止できる。したがって当接用突起部の先端
に絶縁樹脂が付着するのを確実に防止できる。
【0014】
【作用】電子部品ホルダの一部を絶縁樹脂層中に埋設し
て、後から電子部品を電子部品ホルダに保持させること
ができるようにすると、絶縁樹脂層中に電子部品を埋設
せずに、電子部品の移動を防止できる。したがって電子
部品に不良があった場合には、電子部品だけを交換する
ことができ、歩留まりが向上する。また電子部品が移動
しないため、短絡事故が発生するおそれがなくなる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の高電圧用可変
抵抗器の実施例を詳細に説明する。図1(A)〜(C)
は、スクリーン電圧と2つのフォーカス電圧を出力でき
る高電圧用可変抵抗器に本発明を適用した実施例の平面
図、側面図及び底面図である。この高電圧用可変抵抗器
は、フライバックトランスのトランスケースの可変抵抗
器装着用開口部を塞ぐようにしてトランスケースに装着
されるものである。装着後、トランスケースの絶縁樹脂
充填用開口端部からトランスケースの内部と高電圧用可
変抵抗器の裏面側の開口部にトランスモールド用のエポ
キシ樹脂等のモールド樹脂が充填される。変性ポリフェ
ニレンオキサイド(PPO),変性ポリフェニレンエー
テル(PPE),ポリカーボネートやポリブチレンテレ
フタレート樹脂等の絶縁樹脂製の絶縁ケース1は、底面
側に開口部を有する一端開口状の形状を有している。絶
縁ケース1の内部は仕切り壁部2によって第1の基板収
納室3と第2の基板収納室4a及びコンデンサ収納室4
bを含む付属部品収納室4とに区分けされている。そし
て絶縁ケース1の開口部の周囲には、トランスケースに
取り付けられた際にトランスケースの絶縁樹脂充填用開
口端部側に位置する一辺を除いて連続して延びる嵌合用
壁部5が設けられている。トランスケースの絶縁樹脂充
填用開口端部側に位置する絶縁ケース1の開口部の一辺
には、長手方向に延びる平板部6が一体に形成されてい
る。
【0016】平板部6の裏面側には、端子保持部材7と
2つのリード線接続用端子保持部材8及び9とが一体に
形成されている。端子保持部材7には、接地端子9が嵌
合されて保持されている。またリード線接続用端子保持
部材8には、後述する電子部品ホルダに保持される小形
のコンデンサの一方のリード線が接続される線状端子が
保持され、リード線接続用端子保持部材9にはコンデサ
ン収納室4bに収納される図示しない大形のコンデンサ
の一方のリード線が接続される線状端子が保持される。
平板部6には絶縁被覆された3本の高圧リード線が嵌合
されるC字状の貫通孔11〜13が形成されている。3
本の高圧リード線のうちスクリーン出力用の図示しない
高圧リード線は、端子14に接続され、貫通孔11を通
って平板部6の表面側に引き出さる。ダブルフォーカス
出力用の図示しない2本の高圧リード線は、端子15及
び16にそれぞれに接続され貫通孔12及び11を通っ
て平板部6の表面側に引き出される。端子14〜16
は、高圧リード線の芯線を挿入するだけで、半田付け無
しに芯線を保持できる構造を有している。平板部6の表
面側に引き出された3本の高圧リード線は、平板部6の
表面に沿って折り曲げられて、絶縁ケースの外壁と平板
部6に設けた挟持片19との間に圧入される。端子17
は可変抵抗器部への入力端子を構成するものである。
【0017】接地端子10並びに端子14〜17は、基
板収納室3内に形成されたリブ上に配置されたセラミッ
ク製の回路基板18[図2(A)参照]の裏面に固定さ
れている。回路基板18の表面には、ダブルフォーカス
用の2つの可変抵抗体VR1及びVR2とスクリーン用
の可変抵抗体VR3と、付属の固定抵抗体R1〜R3
と、電極E1〜E5を含む抵抗体パターンまたは回路パ
ターンが形成されている。回路パターンは、図2(A)
に示す通りであり、その回路図は図2(B)に示す通り
である。電極E1は入力電力、電極E2及びE3はフォ
ーカス電力出力電力、E4はスクリーン電圧出力電極、
E5は接地電極である。端子14は、回路基板18を貫
通して延びる接続端部を介してスクリーン電圧出力電極
E4に接続されており、端子15及び端子16は回路基
板18を貫通して延びる接続端部を介してフォーカス電
圧出力電極E2及びE3に接続されており、端子17は
回路基板18を貫通して延びる接続端部を介して電極E
1に接続されている。
【0018】絶縁ケース1の基板収納室3を囲む壁部の
うち開口部と対向する壁部と回路基板18の表面との間
には可変抵抗体VR1〜VR3と接触する摺動接点を備
えたダブルフォーカス用とスクリーン用の3つの摺動子
がそれぞれ収納されている。これらの摺動子は、絶縁ケ
ースの壁部を回動自在に貫通する操作軸20a,20
b,20cによって操作される。回路基板18の裏面側
には、絶縁強化と回路基板の保護用に軟質のエポキシ樹
脂が充填されて硬化されて絶縁樹脂層23が形成されて
いる。この絶縁樹脂層23中には、フォーカス電圧出力
用の端子15及び16に接続されるコンデンサC1及び
C2[図2(B)参照]が保持される電子部品ホルダ2
4の一部が埋設されている。図2(B)に示したコンデ
ンサC1はフィルタ用のコンデンサであり、コンデンサ
C2は直流分カット用のコンデンサである。図2(B)
に示した回路図から判るように、コンデンサC1は一方
のリード線が電極E2に端子15を介して接続され、他
方のリード線がアースされる。他方のリード線は、リー
ド線保持部材7に固定される図示しない線状端子に半田
付け接続される。またコンデンサC2は、一方のリード
線が端子16を介して電極E3に接続され、他方のリー
ド線が電子部品ホルダ24に設けられたリード線接続用
端子保持部材25に保持された図示しない線状端子に半
田付け接続される。このリード線接続用端子保持部材2
5に保持された図示しない線状端子には、パラボラ形の
信号が入力される。
【0019】次に端子14〜16の構造について説明す
る。端子14及び15は、リード線保持構造の数が相違
するだけで、基本的な構造は同じであるため、2つのリ
ード線保持構造を備えた端子15についてその構造を説
明する。図3(A)〜(E)は端子15の平面図、正面
図、底面図、左側面図及び右側面図をそれぞれ示してい
る。なお図3(C)の底面図においては、底面側(回路
基板側)の構造だけを示しており、その他の構造は図示
を省略してある。この端子15は、金属板にプレス加工
と折り曲げ加工等の機械加工を施して形成されている。
端子15は、図3(B)に想像線で示した回路基板18
の裏面に沿って(裏面と平行に)延び且つ回路基板18
に向かう方向からリード線が挿入されて保持される2つ
リード線保持構造15a,15bを備えたリード線保持
部15Aと、リード線保持部15Aの両端部から回路基
板18の裏面に向かって延びる一対の脚部15B及び1
5Cと、一方の脚部15Cから延びる半田付け部15D
とを備えている。半田付け部15Dは、回路基板18を
貫通して電極E2に半田付け接続される。
【0020】リード線保持部15Aに設けたリード線保
持構造15aには、芯線が絶縁被覆されたフォーカス電
圧出力用のリード線の芯線が挿入される。リード線保持
構造15aは、挿入されたリード線の芯線の外周部に食
い込む4つの三角形状の分割片またはエッジ部分15a
1 〜15a4 から構成される。これらのエッジ部分15
a1 〜15a4 はリード線の芯線が挿入される挿入方向
に傾斜している。この様にエッジ部分15a1 〜15a
4 を傾斜させておくと、リード線の芯線を中心に導くこ
とができる上、芯線の挿入作業が容易になる。エッジ部
分15a1 〜15a4 は、先端側即ち中心側の端部に尖
った部分を有しているため、挿入された芯線に引抜力が
加わると、芯線の外周部に容易にしかも深く食い込む。
したがって芯線が簡単に抜け出ることはない。
【0021】リード線保持部15Aに設けたリード線保
持構造15bには、コンデンサC1の一方のリード線が
挿入される。リード線保持構造15aとは形状が異なる
が、リード線保持構造15bも挿入されたリード線の芯
線の外周部に食い込む4つの三角形状の分割片またはエ
ッジ部分15ba1 〜15b4 から構成される。これら
のエッジ部分15b1 〜15b4 の作用または機能は、
リード線保持構造15aのエッジ部分15a1 〜15a
4 と同じである。
【0022】一方の脚部15Bは、リード線保持部15
Aの一端から延びる板状部15B1と、回路基板18側
に位置する湾曲した端部15B2 とから構成される。湾
曲した端部15B2 には、絶縁樹脂が流通する貫通孔1
5B3 が形成されている。端部15B2 が湾曲している
結果、リード線保持部15Aの端部から回路基板18の
裏面に向かって延びる仮想垂線Lと回路基板18の裏面
との交点CPから外れた位置で、脚部15Bは回路基板
18の裏面と接触することになる。その結果、脚部15
Bの端部15B2 と回路基板18の裏面との間に絶縁樹
脂が入り込むスペースが形成され、このスペースに入り
込んで硬化した絶縁樹脂が、脚部15Bに加わる力を吸
収または緩衝する緩衝層として作用する。本実施例のよ
うに、脚部15Bの端部15B2 を湾曲させると、脚部
の端部はバネ作用も発揮する。
【0023】他方の脚部15Cは、リード線保持部15
Aの一端から延びる板状部15C1と、回路基板18側
に位置する湾曲した端部15C2 と、端部15C2 から
延びる延長板状部15C3 とから構成される。また湾曲
した端部15C2 と延長板状部15C3 とに跨がるよう
に、両者にはスリット状の貫通孔15C4 が形成されて
いる。この脚部15Cでも、端部15C2 が湾曲してい
る結果、リード線保持部15Aの端部から回路基板18
の裏面に向かって延びる仮想垂線Lと回路基板18の裏
面との交点CPから外れた位置で、脚部15Bは回路基
板18の裏面と接触することになり、脚部15Cの端部
15C2 と回路基板18の裏面との間にも絶縁樹脂が入
り込むスペースが形成される。
【0024】端子14は、リード線保持構造15bに相
当するものを有していないだけで、その他の構造は端子
15と同じである。なお端子14として端子15と同じ
構造のものを用いてもよいのは勿論である。
【0025】端子16は、図4(A)及び(B)に示す
構造を有している。図3の端子と比べて、相違するのは
延長板状部16C4 の長さが長い点と、湾曲した端部1
6C2 には、貫通孔が形成されていない点である。その
他の点は、端子15の構造と同じである。よって符号を
付すだけで説明は省略する。なお半田付け部16Dは、
図2の電極E3に接続され、リード線保持構造16aに
は芯線が絶縁被覆されたフォーカス電圧出力用のリード
線の芯線が挿入される。またリード線保持構造16bに
は、コンデンサC2の一方のリード線が挿入される。
【0026】本実施例の電子部品ホルダ24は、ノリル
樹脂(商品名)によって一体成形されている。図5
(A)〜(C)は、電子部品ホルダ24の平面図、側面
図及び底面図を示している。電子部品ホルダ24は、ホ
ルダ本体24Aと第1及び第2の仮止め用嵌合部24B
及び24Cとから構成される。ホルダ本体24Aは、第
1のコンデンサC1を保持する第1の保持部24A1 と
第2のコンデンサC2を保持する第2の保持部24A2
とを有している。ホルダ本体24Aは、絶縁樹脂層23
中に埋設される基部24aを有している。この基部24
aには、厚み方向に貫通する3つの大きな孔24a1 〜
24a3 が形成されている。孔24a1 が形成された第
1の部分の表面(回路基板18の裏面と対向しない面)
側からは、4つの保持片24b1 〜24b4 が基部24
aから離れる方向に延びている。保持片24b1 と保持
片24b3 とが孔24a1 を間にして対向しており、ま
た保持片24b2 と24b4 が孔24a3 を間にして対
向している。コンデンサC1及びC2は、横断面形状が
ほぼ小判形で、一方の端面から2本のリード線が導出さ
れる構造を有している。図6(A)に示すように、4つ
の保持片24b1 〜24b4 は、それぞれ先端にフック
部Fを有しており、各フック部Fの顎部F1は、コンデ
ンサC1の外周面に添うような形状になっている。
【0027】また孔24a1 が形成された第1の部分の
表面側からは、4つの保持片24b1 〜24b4 が並ぶ
方向と直交する方向に、4つの突出部24c1 〜24c
4 が、基部24aから離れる方向に延びている。図6
(B)に示すように、これらの突出部24c1 〜24c
4 の内側には、基部24aから離れるに従って外側に広
がるテーパがそれぞれ付けられており、これらの突出部
24c1 〜24c4 はコンデンサC1の両端面の下側
(基部24a側)部分を挟んで、コンデンサC1の移動
を阻止している。
【0028】更に孔24a1 が形成された第1の部分の
表面側からは、4つの保持片24b1 〜24b4 と4つ
の突出部24c1 〜24c4 とによって囲まれる領域
に、4つの当接用突起部24d1 〜24d4 が基部24
aから離れる方向に延びている。こらの当接用突起部2
4d1 〜24d4 は絶縁樹脂層23から突出する突出長
さを有している。図6(A)及び(B)に示すように、
これらの当接用突起部24d1 〜24d4 の外表面には
先端に向うに従って横断面積が小さくなるようにテーパ
が付けられている。このテーパにより、絶縁樹脂が当接
用突起部24d1〜24d4 の先端部に残留するのを防
止している。
【0029】基部24aの4つの保持片24b1 〜24
b4 の根元部分に対応して設けられた4つの小孔24e
1 〜24e 4 は、型抜き用の孔である。
【0030】第1の保持部24A1 が構成された基部2
4aの裏面(回路基板18の裏面と対向する対向面)か
らは、回路基板18の裏面との間に絶縁樹脂が入り込む
隙間を形成する3つの突起部24f1 〜24f3 が形成
されている。これらの突起部24f1 〜24f3 は、保
持片24b1 ,24b2 及び24b4 の中心を通って回
路基板18に向って延びる垂線(または回路基板18の
面と直交する垂線)と、突起部24f1 〜24f3 の中
心を通って回路基板18に向って延びる垂線(または回
路基板18の面と直交する垂線)とが一致しないように
設けられている。
【0031】第1の保持部24A1 は、孔24a1 の周
囲に設けられた保持片24b1 〜24b4 と、突出部2
4c1 〜24c4 と当接用突起部24d1 〜24d4
と、突起部24f1 〜24f3 とによって構成されてい
る。
【0032】第2の保持部24A2 も、第1の保持部2
4A1 と同様に構成されている。第1の保持部24A1
と相違する点は、基部24aの裏面に、4つの突起部2
4f1 〜24f4 設けられている点で相違する。その他
の点は、第1の保持部24A1 の構造と同じであるの
で、第1の保持部24A1 に付した符号と同じ符号を付
して説明を省略する。
【0033】第1の仮止め用嵌合部24Bは、腕部24
B1 の先端に嵌合用構造部24B2を備えた構造を有し
ている。この嵌合用構造部24B2 の両側に設けられた
溝部24B3 が、絶縁ケース1内部の仕切り壁部2に設
けられた被嵌合部としての凹部2aに嵌合される。第2
の仮止め用嵌合部24Cは、腕部24C1 の先端に嵌合
用構造部24C2 を備えている。嵌合用構造部24C2
の表面部には、コンデンサC2の一方のリード線が接続
される線状端子[図2(B)の端子T]が嵌合されるリ
ード線接続用端子保持部材25が一体に設けられてい
る。このリード線接続用端子保持部材25は、クランク
状に曲った線状端子を保持するように構成されている。
また嵌合用構造部24C2 の裏面部には、絶縁ケース1
の平板部6に一体に設けた円柱状の突起(被嵌合部)2
6[図1(C)]に嵌合される筒状部24C3 が一体に
設けられている。更に嵌合用構造部24C2 の裏面部に
は、絶縁ケース1の平板部6の表面部に設けられた凹部
27[図1(A)]に係合されるフック部24C4 が一
体に設けられている。
【0034】電子部品ホルダ24を絶縁ケース1の内部
に配置した状態は、図7に示す通りである。なお図7は
主要部を概略的に図示したものであって、他の図面とは
完全には整合するものではない。また図7には、絶縁樹
脂23は図示していない。本実施例では、2つの仮止め
用嵌合部24B及び24Cにより、電子部品ホルダ24
を絶縁ケース1に対して仮止めするため、電子部品の位
置決めを正確に行える上、回路基板18の裏面に絶縁樹
脂を充填する際に、電子部品ホルダが移動することはな
く、回路基板18の裏面上の狭いスペースに電子部品ホ
ルダを配置しても、短絡事故を発生するおそれがない。
また本実施例によれば、図8(A)及び(B)に概略的
に示すように、絶縁樹脂層23が回路基板18の裏面に
充填されて電子部品ホルダ24の一部が絶縁樹脂層に埋
設された状態で、絶縁樹脂が当接用突起部24d1 〜2
4d4 の先端部に残留しないため、絶縁樹脂層23がコ
ンデンサの挿入及び位置決めの障害になることがない。
また第1の保持部24A1が構成された基部24aの裏
面から突出する突起部24f1 〜24f3 が、回路基板
18の裏面との間に絶縁樹脂が入り込む隙間を形成する
ため、基部24aと回路基板18との間の絶縁耐力を高
めることができる。またこれらの突起部24f1 〜24
f3 は、保持片24b1 ,24b2 及び24b4 の中心
を通って回路基板18に向って延びる垂線と突起部24
f1 〜24f3 の中心を通って回路基板18に向って延
びる垂線とが一致しないように設けられているので、保
持片24b1 ,24b2 及び24b4 から回路基板に直
接的に力が加わることががなく、また保持片24b1 ,
24b2 及び24b4 が設けられた基部24aの部分と
回路基板18の裏面との間には、絶縁樹脂が入り込んで
保持片に加えられた力を吸収する緩衝層を形成されるた
め、回路基板18にクラックが入るのを防止できる。
【0035】図1に示すように、絶縁ケース1の第2の
基板収納室4aには、回路基板18の表面に設けられた
回路パターンと直列に接続される固定抵抗体(ブリーダ
抵抗)が表面に形成された第2の回路基板28が配置さ
れている。回路基板28の一方の端部から延びるリード
線29は、端子17に接続されている。端子17は、リ
ード線が圧入される溝または孔を有しており、その孔に
圧入されたリード線29の端部は絶縁樹脂層23に埋設
されている。回路基板28は、第2の基板収納室4a内
に突設された支持用突起30〜32に支持されている。
回路基板28の他方の端部から延びるリード線33は、
コンデンサ収納室4b内に突設されたリード線係止部3
4に係止されている。コンデンサ収納室4b内には、図
2(B)に示した並列コンデンサCの一方のリード線が
保持されるリード線保持部35が突設されている。この
コンデンサCのリード線は、リード線33と電気的に接
続される。リード線33は、フライバックトランスと組
み合わされる際に、トランスの高圧端子と電気的に接続
される。
【0036】本実施例は、電子部品ホルダ24によりコ
ンデンサを保持しているが、電子部品ホルダにより固定
抵抗体等の他の電子部品を保持してもよいのは勿論であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品ホルダの一部
を絶縁樹脂層中に埋設して、後から電子部品を電子部品
ホルダに保持させることができるようにしたので、絶縁
樹脂層中に電子部品を埋設せずに、電子部品の移動を防
止できる利点がある。したがって電子部品に不良があっ
た場合には、電子部品だけを交換することができて、歩
留まりが向上する。また絶縁樹脂層中に電子部品を埋設
しなくても、電子部品が移動しないため、短絡事故が発
生するおそれがなくなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、スクリーン電圧と2つのフ
ォーカス電圧を出力できる高電圧用可変抵抗器に本発明
を適用した実施例の平面図、側面図及び底面図である。
【図2】(A)は回路基板18の表面の回路パターンを
示す図であり、(B)は本実施例の回路図である。
【図3】(A)〜(E)は端子15の平面図、正面図、
底面図、左側面図及び右側面図である。
【図4】(A)及び(B)は端子16の平面図及び正面
図である。
【図5】(A)〜(C)は電子部品ホルダの平面図、側
面図及び底面図である。
【図6】(A)及び(B)は図5(A)のVIA−VIA線
断面図及びVIB−VIB線断面図である。
【図7】電子部品ホルダを絶縁ケースの内部に配置した
状態を示す概略図である。
【図8】(A)及び(B)は、それぞれ電子部品ホルダ
にコンデンサを保持させた状態の概略断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 3 第1の基板収納室 6 平板部 7 端子保持部材 8,9 リード線接続用端子保持部材 10 接地端子 11〜13 貫通孔 14〜16 端子 14a,15a,15b,16a,16b リード線保
持構造 15A,16B リード線保持部 15B,15C,16B,16C 脚部 15B2 ,15C2 ,16B2 ,16C2 湾曲した端
部 17 挟持片 18 回路基板 19〜21 操作軸 23 絶縁樹脂層 24 電子部品ホルダ 24A ホルダ本体 24B,24C 仮止め用嵌合部 24a 基部 24b1 〜24b4 保持片 24c1 〜24c4 突出部 24d1 〜24d4 当接用突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 開 憲一 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番 地 北陸電気工業株式会社内 (72)発明者 久瀬 善一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−50305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 13/00 H01C 1/02 H01C 10/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板収納室を有する一端開口状の絶縁ケー
    スと、 表面に可変抵抗体を含む回路パターンを備え且つ前記基
    板収納室に収納される回路基板と、 前記回路基板と前記絶縁ケースとの間に配置されて前記
    絶縁ケースの外側から操作されて前記可変抵抗体上を摺
    動する摺動子と、 前記回路基板の裏面上に絶縁樹脂が充填されて形成され
    た絶縁樹脂層とを具備する高電圧用可変抵抗器であっ
    て、 後から電子部品を保持させることができる電子部品ホル
    ダの一部が前記絶縁樹脂層中に埋設されていることを特
    徴とする高電圧用可変抵抗器。
  2. 【請求項2】前記電子部品ホルダは、変性ポリフェニレ
    ンオキサイド,変性ポリフェニレンエーテル、ポリカー
    ボネートまたはポリブチレンテレフタレート等の絶縁性
    を有し且つ弾力性のある絶縁材料により形成されている
    請求項1に記載の高電圧用可変抵抗器。
  3. 【請求項3】前記電子部品ホルダは、前記絶縁樹脂層中
    に埋設される基部と、前記基部の前記回路基板の裏面と
    対向する対向面から突出して前記対向面と前記裏面との
    間に前記絶縁樹脂が入り込む隙間を形成する複数の突起
    部と、前記回路基板の前記裏面から離れる方向に延びて
    前記電子部品を保持する複数の保持片とを具備し、 前記複数の突起部は、前記保持片の中心を通って前記回
    路基板に向って延びる垂線と前記突起部の中心を通って
    前記回路基板に向って延びる垂線とが一致しないように
    設けられている請求項1に記載の高電圧用可変抵抗器。
  4. 【請求項4】前記基部には、前記電子部品の外表面が当
    接する複数の当接用突起部が設けられており、 前記当接用突起部は前記絶縁樹脂層から突出する突出長
    さを有しており、 前記当接用突起部の外表面には先端に向うに従って横断
    面積が小さくなるようにテーパが付けられている請求項
    3に記載の高電圧用可変抵抗器。
  5. 【請求項5】前記電子部品ホルダは、前記基板収納室を
    囲む壁部に対して嵌合構造により仮り止めされている請
    求項1に記載の高電圧用可変抵抗器。
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