JP3530366B2 - 円板状体送出装置 - Google Patents

円板状体送出装置

Info

Publication number
JP3530366B2
JP3530366B2 JP33602097A JP33602097A JP3530366B2 JP 3530366 B2 JP3530366 B2 JP 3530366B2 JP 33602097 A JP33602097 A JP 33602097A JP 33602097 A JP33602097 A JP 33602097A JP 3530366 B2 JP3530366 B2 JP 3530366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped body
disc
shaped
rotating body
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33602097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11175789A (ja
Inventor
秀之 三和
三郎 立附
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP33602097A priority Critical patent/JP3530366B2/ja
Publication of JPH11175789A publication Critical patent/JPH11175789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3530366B2 publication Critical patent/JP3530366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貯留されている
硬貨、遊技用メダルなどの円板状体を個別に仕分けなが
ら送出する構成をもつ円板状体送出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】こうした円板状体送出装置には、円板状
体として硬貨を用いる硬貨払出装置、円板状としてメダ
ルを用いるメダル払出装置などが含まれ、硬貨払出装置
の場合には、小型の販売機、例えば、バスの車内におけ
るつり銭用の硬貨の払出、パチンコ遊技装置に付設した
遊技球の貸出装置におけるつり銭用の硬貨の払出などに
用いられ、また、メダル払出装置の場合には、遊技場で
の遊技用メダルの貸出装置におけるメダルの払出などに
用いられている。
【0003】また、使用する送出路の都合などで円板状
体を跳ね飛ばして送出するようにした跳飛機構部分をも
つものを、その動作上からホッパー(hopper)と
も呼んでおり、上記の硬貨払出装置の場合にはコインホ
ッパー、上記のメダル払出装置の場合にはメダルホッパ
ーとも呼んでいる。しかし、送出路が下降方向の場合に
は、そうした跳ね飛ばし構成を設けていないものもあ
る。この発明では、上記のような種々の構成のものを総
称して円板状体送出装置という。
【0004】そして、図11〜図13ような構成(以
下、第1従来技術という)をもつ円板状体送出装置50
0が実開平3−70678号公報などによって開示され
ている。なお、以下の概略構成を説明する図において、
太線で画いた部分は、その部分を構成する材料の厚みの
断面または端面を示すものである。また、図11〜図1
6において、同一符号で示す部分は、図11〜図16の
いずれかにおいて説明する同一符号の部分と同一の機能
をもつ部分である。そして、図11の〔縦断正面〕で
は、仕分送出部200と駆動部300の部分は、図を見
易くするために、断面図形にせずに、透視図形で示して
ある。
【0005】図11において、貯留部100は、円板状
体110を貯留する部分であって、円板状体110が種
々の方向を向いた姿勢で無造作に入れ込まれて堆積して
おり、貯留量が多いときには、例えば、鎖線による格子
状のハッチングで示した部分程度の量の円板状体110
が貯留され、貯留量が少ないときには、貯留部100の
底部に僅かに残る程度にしか貯留されてないものであ
る。また、必要に応じて、貯留量が少ないことを警報し
たり、空運転させないようにしたりするための検出器、
例えば、堆積した円板状体110の重みを検出する検出
器(図示せず)を、貯留部100の底部側面などに設け
ている。
【0006】貯留部100の下方には、仕分送出部20
0と駆動部300とを設けてあり、仕分送出部200の
内部に設けた仕分送出用の回転体210が駆動部300
によって回転させられている。駆動部300は、例え
ば、電動機310の回転を減速歯車機構320で減速し
た回転軸321によって、回転体210を所要の回転速
度で回転しており、その回転を制御処理器330、例え
ば、マイクロコンピュータ335を主体にした制御処理
器によって制御している。
【0007】回転体210は、円板状体110を個々に
仕分けて入れ込むための仕分穴211を回転方向に沿っ
て、所定の間隔で配置(この発明において間隔配置とい
う)するとともに、中心部分に円板状体110の流れを
分流するための山形部分212を設けてあり、貯留部1
00の内部に堆積された円板状体110を山形部分21
2で分流させながら仕分穴211に入れ込んだ後に、回
転体210の下方に設けた送出機構部分220によっ
て、円板状体110を1個ずつ矢印の方向に送出するよ
うに動作する。
【0008】送出された円板状体110は、例えば、送
出路400の末端に配置された取出口411付きの受皿
410に入れ込むようにしてある。なお、送出路400
は使用目的によって種々の構成があり、例えば、受皿4
10の部分を円板状体送出装置500よりも下方に配置
しておき、送出路400と受皿410との間に設けた案
内導管(図示せず)を経由させるなどの構成に変更され
る。
【0009】さらに、具体的には、仕分送出部200で
の仕分けと送出とを行う部分は、例えば、図12・図1
3のように構成してある。図12において、回転体21
0には、複数、例えば、5個の仕分穴211を間隔配置
してあり、山形部分212はその複数に対応する角数を
もつ多角錐、例えば、五角錐の形をしていて、五角錐の
側面部分212Aをそれぞれ仕分穴211に沿った円弧
の曲面をもつ凹曲面212aに形成するとともに、側面
の角の部分の裾、すなわち、稜線部分212Bの裾を、
各仕分穴211の間の仕切壁213の上面部分213a
にまで張り出させて鋭角部分211Cを形成してある。
そして、山形部分212の底面側に入れ込ませた回転軸
321によって、回転体210全体を回転している。
【0010】したがって、貯留部100の底部に堆積さ
れた円板状体110(図示せず)は、回転体210の回
転によって撹拌されながら、山形部分212の稜線部分
212Bによって各仕分穴211の方向に分流されて、
各仕分穴211の中に入れ込まれるように流動する。そ
して、各仕分穴211に入れ込まれた円板状体110
は、仕分穴211から、その下側、すなわち、回転体2
10の底面側に設けた図13のような送出機構部分22
0に入れ込まれる。
【0011】図13の構成は、図12の回転体210と
その周辺の部分を底面側から見た構成であって、送出機
構部分220は、回転体210の底面側に設けたカム2
21の案内面221A・221Bと、外殻部分250の
底部(図示せず)に設けた2つの案内ピン222A・2
22Bとで構成してあり、また、図12の〔イ−イ縦
断〕のように、仕分穴211の底面から突出させたカム
221の高さと、外殻部分250の底部250Bの上表
面から突出させた案内ピン222の高さとを、それぞ
れ、円板状体110の厚みの1/2よりも少し低い高さ
にしてあって、案内ピン222の上をカム221が通過
できるようになっている。
【0012】そして、案内面221Aは、仕分穴211
の回転軸321側の内周面から回転体210の外周に向
けて連続する放物線状の曲面をもつ形状に、また、案内
面221Bは、案内面221Aを設けた側と対向する側
の仕分穴211の内周面から回転体210の外周に向け
て連続する放物線状の曲面をもつ形状に形成してあり、
さらに、回転軸321側の案内ピン222Aを送出路4
00の中心の延長線付近に配置し、また、外側の案内ピ
ン222Bを送出路400の中心の延長線から回転体2
10の回転方向に円板状体110の半径程度ずらせた位
置に配置してある。
【0013】したがって、回転体210の仕分穴211
から送出機構部分220に入れ込まれた円板状体110
は、図13の〔仕分回転〕に、格子状の鎖線によるハッ
チングで示した円板状体110のように、円板状体11
0の上半部分をカム面221A・221Bに挟まれなが
ら回転してゆき、円板状体110が案内ピン222の箇
所まで運ばれると、円板状体110の下半部分が、ま
ず、案内ピン222Aによって止められながら案内面2
21Aによって回転体210の外側に向けて押し出し、
次いで、図13の〔送出途中〕に、格子状の鎖線による
ハッチングで示した円板状体110のように、案内ピン
222Bによって止められながら案内面222Aによっ
て、さらに、外側に押してゆくが、これらの押し出しの
動作は、仕分送出部200の出口部分、すなわち、送出
路400の入口部分に設けた跳飛機構230の押ローラ
231A・231Bによって弾力的に押えられており、
円板状体110をその弾力に抗して押し出すように動作
することになる。
【0014】跳飛機構部分230は、押ローラ231A
・231Bの位置よりも外側に配置した軸231a・2
31bを支点にして回転可能な腕体231C・231D
の一端側に押ローラ231A・231Bを回転可能に支
持しておき、押ローラ231A・231Bを引張ばね2
31Eで相互に弾力的に引っ張るとともに、一方の腕体
231Cを支点231aから反対側に延ばした「てこ」
部分231Gに設けた引張ばね231Fを外殻部分25
0の張出部分251に取り付けて弾力的に引っ張ること
により押ローラ231A・231Bを回転体210の内
側に向けて押すように構成してある。
【0015】したがって、図13の〔送出途中〕のよう
に、押し出されてきた円板状体110は、送出方向の前
側の側面を押ローラ231A・231Bで弾力的に押え
られているが、円板状体110が、さらに、押し出され
ると、押ローラ231A・231Bの間が、円板状体1
10の直径に等しい距離まで広げられた後に、引張ばね
231E・231Fの弾力により、円板状体110の後
半分の外周に沿って、急激に縮小するので、その縮小の
際に、円板状体110は送出路410に、矢印のよう
に、跳ね飛ばされることになるものである。
【0016】そして、「てこ」部分231Dの揺動位置
に対向させて、円板状体110の送出数量を検出するた
めの検出器240、例えば、ホール効果によって検出す
るホール素子またはマイクロスイッチのアクチェータな
どを配置することにより、検出器240の検出信号を制
御処理器330に与えて、送出数量を制御するように構
成している。なお、上記の跳ね飛ばし動作を、効率的に
行わせるために、例えば、電動機310をパルスモータ
にするとともに所要数のパルスを間欠的に与える構成、
または、歯車減速機構320にゼネバ歯車構成、すなわ
ち、マルタクロス構成を設けることにより、円板状体1
10を1個ずつ間欠的に送出する構成が用いられてい
る。
【0017】ところで、上記の第1従来技術の構成で
は、送出路400の送出方向が上り坂の傾斜をもつ構成
になっているので、その傾斜に対応するように、貯留部
100の底部、仕分送出部200、駆動部300などの
配置を構成しているが、送出路400の送出方向を傾斜
のない水平方向にした構成(以下、第2従来技術とい
う)のものと、送出路400の送出方向を下り坂の傾斜
または真下にした構成(以下、第3従来技術という)の
ものとが周知であり、これら第2従来技術・第3従来技
術の構成では、それぞれ、貯留部100の底部、仕分送
出部200、駆動部300などの配置を送出路400の
送出方向に対応させるように変更して構成していること
は言うまでもない。さらに、第3従来技術の場合には、
跳飛機構部分230を設けずに、仕分送出部200の出
口部分を送出路400に直接的に接続した構成(以下、
第4従来技術という)のものも周知である。
【0018】また、回転体210の部分は、形状が複雑
なうえに、回転時における撹拌と分流とによって、円板
状体110が摩耗しまたは傷付くことを避ける必要があ
るために、比較的に耐衝撃性のある合成樹脂材、例え
ば、ABS樹脂材、エポキシ樹脂材などを用いて成形加
工により製作している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術〜
第4従来技術の構成のものでは、回転体210の外周部
分全体を堤状に突起させた環状突起部分215を設けて
あるので、上記の撹拌と分流とを行っているときには、
円板状体110は、図14のように、仕分穴211の部
分では仕分穴に入れ込まれるが、山形部分212では、
一端側が環状突起部分215で止められて他端側が稜線
部分212Bの上に乗り上げた状態にされ、その上に他
の円板状体110が堆積さたれた状態で撹拌させられる
ため、まず、稜線部分212Bが摩耗して摩耗部分21
2Dができてしまい、図15のように、回転軸321の
軸心方向と直交する平面内に平面が位置付けられた円板
状体110Aと、その円板状体110Aの回転軸321
側の側面と摩耗部分212Dとの間にできた隙間に、平
面が回転軸321の軸心方向と同一方向に位置付けられ
た円板状体110Bが入り込んだ状態になることが生ず
る。
【0020】そして、この状態では、円板状体110B
の揺動が円板状体110Aを外側に押すような「てこ」
動作を行うため、環状突起部分215を、無理に押し
て、破損させ、その破損くずが、回転体210と外殻部
分250との間、または、回転体210と貯留部100
の底部側の外殻部分130との間に入り込んで、回転体
210が回転不能になり、装置の運転を停止させてしま
うという停止事故が生ずる。
【0021】こうした停止事故を未然に防止するため
に、図16のように、環状突起部分215を除去した回
転体210を用いる構成(以下、第5従来技術という)
が用いられているが、この構成でも、上記の撹拌によっ
て、稜線部分212Bが摩耗して摩耗部分212Dがで
きてしまい、図16のように、回転軸321の軸心方向
と直交する平面内に平面が位置付けられた円板状体11
0Aと、その円板状体110Aの回転軸321側の側面
と摩耗部分212Dと間の隙間に、平面が回転軸321
の軸心方向と同一方向に位置付けられた円板状体110
Bが入り込んだ状態になって、円板状体110A・11
0Bが、摩耗部分212Dと外殻部分250との間、ま
たは、摩耗部分212Dと貯留部100の底部側の外殻
部分130との間に噛み込んで、回転体210を回転停
止させてしまい、装置の運転が停止するという停止事故
が生ずる。
【0022】上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成
のものでは、回転体210の山形部分212の頂上部分
212Eが比較的に尖った形状に形成されているので、
この頂上部分212Eが、上記の撹拌によって摩耗して
低くなってしまうために、円板状体110の分流が阻害
されて、円板状体110を仕分穴211に入れ込ませる
能率が低下してしまい、円板状体110が多量に貯留さ
れているにもかかわらず、円板状体110の送出が間引
かれてしまうという不都合が生ずる。このため、こうし
た不都合を解消した円板状体送出装置の提供が望まれて
いるという課題がある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
円板状体を貯留する貯留部の下方に、上記の円板状体を
分流するための山形部分と上記の円板状体を個別に仕分
けて入れ込むための仕分穴とを有する回転体と、送出機
構部分とを設けた仕分送出部を配置して構成した円板状
体送出装置において、
【0024】上記の回転体の上記の山形部分における稜
線部分の形状を円錐状凸曲面にして形成し、各上記の仕
分穴の間の仕切壁の上面部分における上記の円錐状凸曲
面の裾から外側の上記の回転体の半径方向の幅を上記の
円板状体の外径よりも大きくするとともに、外側に突起
をもつ溝を上記の裾に沿って設けることにより、上記の
円錐状凸曲面に沿って傾斜した内側の上記の円板状体の
側面の一方が上記の溝に入れ込まれるとともに、上記の
上面部分に乗った外側の上記の円板状体の平面が上記の
突起の上に乗って上記の回転体の回転軸心と直交する平
面に対して傾斜した姿勢にされる形状に形成することに
より上記の円板状体の噛み込みによる上記の回転体の回
転停止を防止する回転停止防止手段を設ける第1の構成
と、
【0025】この第1の構成における円板状体送出装置
と同様の円板状体送出装置において、上記の回転体の上
記の山形部分における頂上部分に円柱状の突出部分を
けて、上記の突出部分の先端の一部を斜めに切り欠いた
切欠面を形成するとともに上記の先端に平坦面を残した
形状に形成することにより、上記の切欠面と上記の平坦
面とを円軌道状に回転させて上記の分流の阻害を防止す
る分流阻害防止手段を設ける第2の構成と、
【0026】上記の第1の構成における円板状体送出装
置と同様の円板状体送出装置において、上記の第1の構
成における回転停止防止手段と、上記の第2の構成にお
ける分流阻害防止手段とを設ける第3の構成とによっ
て、上記の課題を解決したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、こ
の発明を上記の第1従来技術の構成に適用した実施例を
説明する。なお、実施例以外の参考例についても説明す
る。
【0028】
【実施例】以下、図1〜図10により実施例を説明す
る。図1〜図10において、図11〜図16の符号と同
一符号で示す部分は、図11〜図16によって説明した
同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、
図1〜図10に同一符号で示す部分は図1〜図10のい
ずれかにおいて説明する同一符号の部分と同一の機能を
もつ部分である。そして、図1の〔縦断正面〕では、図
11の場合と同様に、仕分送出部200と駆動部300
の部分は、図を見易くするために、断面図形でなく透視
図形で示してある。また、図1〜図10では、図11の
場合と同様に、跳飛機構部分230を省略して画いてあ
る。
【0029】〔第1実施例〕 以下、図1〜図6により第1実施例を説明する。この第
1実施例の構成が、上記の第1従来技術の構成と異なる
箇所は、図1・図6のように、第1には、回転体210
の山形部分212の稜線部分212Bの形状を円錐状凸
曲面212bにして形成した箇所である。第2には、各
仕分穴211の間の仕切壁213の上面部分213aに
おける円錐状凸曲面212bの裾212dから外側の回
転体210の半径方向の幅B1を円板状体110の外径
D1よりも大きくした箇所である。第3には、上面部分
213aの形状を、外側に突起212yをもつ溝212
xを裾212dに沿って設けることにより、図6のよう
に、円錐状凸曲面212bに沿って傾斜した内側の円板
状体110、すなわち、円板状体110Eの側面の一方
が溝212xに入れ込まれるとともに、上面部分213
aに乗った外側の円板状体110、すなわち、円板状体
110Dの平面110aが突起212yの上に乗って、
円板状体110Dの平面110aの姿勢が、回転体21
0の回転軸心321aと直交する平面、すなわち、直交
平面210xに対して傾斜した姿勢にされる形状、例え
ば、山形部分212の裾212d側を低くして、回転体
210の外周側を高くする形状に形成した箇所である。
第4には、山形部分212の頂上部分212Eに円柱状
の突出部分212eを設けるとともに、突出部分212
eの先端の一部を斜めに切り欠いて傾斜した切欠面、
えば、切欠面212fを形成するとともに、突出部分2
12eの先端に平坦面212gを残して形成した箇所で
ある。第5には、上記の第4のように構成したことによ
って、突出部分212eの先端側から見た場合に、回転
体210の回転に伴って、切欠面212gと平坦面21
2gとが、突出部分212eの先端側から見た場合に回
転中心321aの周りを円軌道を描いて回転(この発明
において、「円軌道状に回転」という)するように構成
した箇所である。
【0030】そして、概括的には、第1には、円板状体
110を貯留する貯留部100の下方に、上記の円板状
体110を分流するための山形部分212と上記の円板
状体110を個別に仕分けて入れ込むための仕分穴21
1とを有する回転体210と、送出機構部分220とを
設けた仕分送出部200を配置して構成した円板状体送
出装置500において、
【0031】上記の回転体210の上記の山形部分21
2における稜線部分212Bの形状を円錐状凸曲面21
2bにして形成し、各上記の仕分穴211の間の仕切壁
213の上面部分213aにおける上記の円錐状凸曲面
212bの裾212dから外側の上記の回転体210の
半径方向の幅B1を上記の円板状体110の外径D1よ
りも大きくするとともに、外側に突起212yをもつ溝
212xを上記の裾212dに沿って設けることによ
り、上記の円錐状凸曲面212bに沿って傾斜した内側
の上記の円板状体110、すなわち、円板状体110E
の側面の一方が上記の溝212xに入れ込まれるととも
に、上記の上面部分213aに乗った外側の上記の円板
状体110、すなわち、円板状体110Dの平面110
aが上記の突起212yの上に乗って上記の回転体21
0の回転軸心321aと直交する平面、すなわち、直交
平面210xに対して傾斜した姿勢にされる形状に形成
することにより上記の円板状体110の噛み込みによる
上記の回転体210の回転停止を防止する回転停止防止
手段を設けた上記の第1の構成を構成しているものであ
る。
【0032】また、第2には、上記の第1の構成におけ
る円板状体送出装置500と同様の円板状体送出装置に
おいて、上記の回転体210の上記の山形部分212に
おける頂上部分212Eに円柱状の突出部分212eを
設けて、上記の突出部分212eの先端の一部を斜めに
切り欠いた切欠面212fを形成するとともに上記の先
端に平坦面212gを残した形状に形成することによ
り、上記の切欠面212fと上記の平坦面212gとを
円軌道状に回転させて上記の分流の阻害を防止する分流
阻害防止手段を設けた上記の第2の構成を構成している
ものである。
【0033】さらに、第3には、上記の第1の構成にお
ける円板状体送出装置500と同様の円板状体送出装置
において、上記の第1の構成における回転停止防止手段
と、上記の第2の構成における分流阻害防止手段とを設
けた上記の第3の構成を構成しているものである。
【0034】つまり、図1の構成において、図11の構
成と異なる箇所は、主として、回転体210の部分と送
出機構部分220とであって、具体的には、回転体21
0の部分と送出構造部分220との構成を図2〜図6の
〔要部構成〕のように構成しているものである。
【0035】図2の〔平面〕において、回転体210
は、複数の仕分穴211、例えば、5個の仕分穴211
を、配置円211c上を仕分穴211の中心P1にして
角度θ1の配置間隔で間隔配置してあり、仕分穴211
の内径d1を円板状体110の外径D1よりも、僅かに
大きく、例えば、0.1〜0.2mm程度大きくして、
円板状体110が入れ込めるようにしてある。
【0036】また、仕分穴211の内壁面211aの上
隅角には、面取部分211bを設けてあって、この面取
部分211bは、回転方向の先順側の隣接する仕分穴2
11の中心P1と回転体210の中心P0とを結ぶ線L
1と平行な方向の線L2を中心線とした楕円状の面取に
してあり、仮に、周辺の部分を平坦な平面210aとし
てみた場合には、図3の〔ハ−ハ断面〕のように、上隅
角を平面210aに対して角度θ2の傾斜をもたせると
ともに、図3の〔仮定平面〕のように、半径R1と半径
R2との各中心を間隔B2にして画いたような面取を行
っている。
【0037】この面取部分211bにおける狭い面取部
分は211b1の箇所は、円板状体110を入れ込みや
すくするためのものであり、また、後順側の広い面取部
分211b2は、仕分穴211に入れ込んだ円板状体1
10の上に重なった円板状体110が後順側の隣接する
仕分穴211の方に移動し易くするためのものである。
【0038】そして、山形部分212の稜線部分212
Bの箇所は、図2の〔平面〕〔ロ−ロ縦断面〕のよう
に、第1従来技術のような鋭角部分を除去して、半径R
3の底面をもつ円錐の円錐状凸曲面212b、すなわ
ち、円錐形の側面の一部と同様の形状をもつ凸曲面にし
て形成するとともに、この円錐状凸曲面212bの裾2
12dから外側の回転体210の半径方向の幅B1を円
板状体110の外径D1よりも大きく、例えば、外径D
1に、円板状体110の厚みt1の1〜2倍程度を加算
した大きさにしてある。
【0039】したがって、回転体210によって円板状
体110が撹拌されているときでも、図1のように、幅
B1の間に円板状体110が余裕をもって入り込めるよ
うになるので、稜線部分212Bと円板状体110との
接触による摩耗量をごく少なくすることができる。
【0040】さらに、円錐状凸曲面212Bの裾212
dの部分を回転体210の上面210aからみて円板状
体110の厚みt1よりも深い深さH3、例えば、円板
状体110の厚みt1の2〜3倍の深さの溝212xに
するとともに、この溝212xの外側に配置した突起2
12yの頂点部分の深さも円板状体110の厚みt1程
度以上に深い深さH4、例えば、円板状体110の厚み
t1の1〜2倍程度の深さにすることによって、各仕分
穴211の間の仕切壁213に乗った円板状体110の
平面110aが、回転体210の回転軸心321a、す
なわち、回転軸321の回転中心と直交する平面210
xに対して傾斜した姿勢、例えば、図6のように、傾斜
角θ3、例えば、5〜15°の傾斜角度をもった姿勢に
されるように、仕切壁213の上面部分213aの形状
を形成してある。
【0041】したがって、回転体210によって円板状
体110が撹拌されているときに、図1の〔回転状態
A〕と図6のように、上面部分213aに円板状体11
0が乗って、例えば、円板状体110Dのように平面1
10aが横になり、その円板状体110Dの内側と山形
部分212Bの外周との間に縦方向の円板状体110が
入り込んで、例えば、円板状体110Eのような状態に
なった場合でも、上面部分213aに乗った円板状体1
10Dの平面110aが傾斜角θ3で傾斜しており、ま
た、縦方向の円板状体110Eが山形部分212の稜線
部分212Bが円錐状凸曲面212bに接触した状態に
なっているので、円板状体110Dの外周面が、外殻部
分250の内面部分250Aまたは外殻部分130の内
面部分130Aに沿って回転するとともに、円板状体1
10Eの平面110aが円錐状凸曲面212bに沿って
回転するために、円板状体110D・110Eの噛み込
みが解除されることになり、回転体210の回転停止を
未然に防止することができることなり、円板状体送出装
置500の運転不能にするような事故を回避することが
できる。なお、図1の〔回転状態A〕と図6の状態か
ら、回転体210が180°だけ回転して、上面部分2
13aが反対側の位置にきたときには、円板状体110
の姿勢が図1の〔回転状態B〕のように変化するが、こ
の状態の場合でも、図1の〔回転状態A〕と図6の状態
と同様に動作し得ることは、容易に理解し得ることであ
ろう。
【0042】そして、突起212yを設けてあるため、
図6から容易に理解し得るように、円錐状凸曲面212
bに沿って傾斜した円板状体110Eの側面の一方が溝
212xに入り込むとともに、その入り込んだ部分が突
起212yの箇所で外側に移動させられないので、円板
状体110D・110Eの姿勢を図6の状態に維持する
ことができる。
【0043】また、図2の〔平面〕〔ロ−ロ縦断面〕の
ように、山形部分212の頂上部分212Eに、円柱状
の突出部分212e、例えば、直径D4が円板状体11
0の厚みt1の3〜4倍程度で、高さH6が円板状体1
10の厚みt1の2〜3倍程度の円柱状の突出部分21
2eを設けるとともに、この突出部分212eの先端
一部、例えば、直径D4の1/2程度と高さH6の3/
4程度を斜めに切り欠いて切欠面212fとし、突出部
分212eの先端に平坦面212gを残した形状に形成
してある。
【0044】したがって、回転体210によって円板状
体110が撹拌されているときには、円板状体110
が、まず、突出部分212eで分流され、次いで、円錐
状凸曲面212bと凹曲面212aとに沿って分流さ
れ、また、図6から容易に理解し得るように、突出部分
212eの先端部分に円板状体110が乗った場合で
も、切欠面212fと平坦面212gとが円軌道状に回
転することによって円板状体110の姿勢が崩される
めに、分流が円滑に行われるとともに、突出部分21
eの先端が平坦面212gになっているので、摩耗によ
る変形が少なく、同様の動作を続けることができる。
【0045】さらに、送出機構部分220を図4〜図5
の〔要部構成〕ように構成することによって、円板状体
110の厚みt1が多少薄いものであっても、送出を確
実に行い得るようにしてあり、具体的には、図5の〔要
部構成〕ように、カム221の高さH2を円板状体11
0の厚みt1と同一程度の高さにしておき、案内ピン2
22A・222Bの高さH11を円板状体110の厚み
t1の80〜90%程度の高さにするとともに、カム2
21の底面221eが外殻部分250の底部250Bの
上表面250B1を摺動して回転し得るようにするため
に、カム221に溝221a・221bを設けて、この
溝221a・221bの中を案内案内ピン222A・2
22Bが通過できるように構成してある。
【0046】したがって、円板状体110は、側面の高
さの殆どの部分、すなわち、厚みt1の殆どの部分に、
カム221と案内ピン222A・222Bとが掛られ
て、送出動作が行われるようになる。したがって、円板
状体110がカム221から外れて、カム221と案内
ピン222A・222Bと間に噛み込み、回転体210
を停止させてしまうことを未然に防止できるので、円板
状体送出装置500を運転不能にするような事故を回避
し得る。
【0047】なお、この第1実施例において、円板状体
110を500円硬貨にした場合における図2〜図5の
各部の具体的な寸法例は、例えば、図10の〔各部寸法
例〕のようになっている。また、埋金210Aは、回転
軸321を入れ込む部分を補強するためのブッシュ(b
ush)であって、金属材、例えば、黄銅材を筒状に形
成したものであり、回転体210を成形する際に挿入し
て一体に埋め込んだものである。
【0048】〔第1参考例〕 以下、図6・図7によって第1参考例を説明する。図7
第1参考例の構成が上記の第1実施例の構成と異なる
箇所は、図6における突起212yを除去して構成した
箇所である。なお、溝212xの下の底部分の厚みH2
1を強度上からみて所要の厚みにした場合でも、傾斜角
θ3を上記の第1実施例で述べた角度範囲程度に維持し
形成するものである。しかし、図7から容易に理解し
得るように、図6における突起212yが無いので、円
板状体110Eが図7の姿勢を維持しにくいことにな
る。
【0049】〔第2実施例〕 以下、図6・図8によって第2実施例を説明する。この
第2実施例の構成が上記の第1実施例の構成と異なる箇
所は、図6における溝212xと突起212yとの部分
を、第1実施例の構成の場合とは逆に、上面部分213
aよりも高い位置に形成して構成することにより、上面
部分213aの形状を、上面部分213aの上に横たわ
った円板状体110の平面110aが、直交平面210
xに対して、回転体210の中心側では高く、回転体2
10の外側では低くなるようにした傾斜角θ4で傾斜す
る姿勢にされるように箇所である。なお、傾斜角θ4は
上記の第1実施例における傾斜角θ3と同様の角度範囲
にして構成したものである。なお、突起212Xが摩滅
した場合にも、上記の第1実施例で述べた傾斜角θ3の
角度範囲が維持されるようにしてある。
【0050】〔第2参考例〕 以下、図8・図9によって第2参考例を説明する。この
第2参考例の構成が上記の第2実施例の構成と異なる箇
所は、図8における溝212xを除去して突起212y
の部分を山形部分212の円錐状凸曲面212bのとこ
ろまで平坦、または、上り坂になるような台面状に形成
した箇所であり、傾斜角θ4の部分は第1実施例の構成
の場合とは逆に、上面部分213aよりも高い位置に形
成して構成することにより、上面部分213aの形状
を、上面部分213aの上に横たわった円板状体110
の平面110aが、直交平面210xに対して、回転体
210の中心側では高く、回転体210の外側では低く
なるようにした傾斜角θ4で傾斜する姿勢にされるよう
に箇所である。なお、傾斜角θ4は上記の第1実施例に
おける傾斜角θ3と同様の角度範囲にして構成するもの
である。しかし、図9から容易に理解し得るように、図
6における突起212yの部分が平坦で溝が無いので、
円板状体110Eが図9の姿勢を維持しにくいことにな
る。
【0051】したがって、上記の第2実施例における構
成の場合も、上記の第1実施例の構成の場合と同様に、
上記の第1の構成と、第2の構成と、第3の構成とを構
成していることになるものであり、また、上記の第1実
施例の場合と同様に、上記の回転停止の未然防止と、円
板状体送出装置500の運転不能事故の回避と、分流動
作の阻害の未然防止とを行い得るものである。
【0052】〔変形実施〕 この発明は次のように変形して実施することを含むもの
である。 (1)上記の第2従来技術・第3従来技術の構成に適用
して構成する。
【0053】(2)回転体210の外周部分と、外殻部
分250と、外殻部分130との部分の構成を次のよう
に構成する。すなわち、図5の〔周縁覆付構成〕のよう
に、外殻部分250の底部250Bを金属板、例えば、
厚さ3mm程度のステンレス鋼板で構成する。外殻部分
250の筒状部分250Cを合成樹脂財、例えば、厚さ
3mm程度のポリアセタール樹脂で形成して、この筒状
部分250Cの下方には外側に張り出した外張出部分2
50C1を、また、回転体210の外周の上面側に位置
する部分には内側に張り出した内張出部分250C2を
設けて構成するとともに、外張出部分250C1をねじ
250Dによって底部250Bに固定して構成する。
【0054】外殻部分130を合成樹脂材、例えば、ポ
リカーボネート樹脂で形成して、この外殻部分130の
下端を内張出部分250C2の上側に入れ込ませるとと
もに、外殻部分130の外周の適宜の箇所から下方に張
り出した脚状部分(図示せず)を適宜の固定具(図示せ
ず)、例えば、ねじによって底部250Bに固定して構
成する。そして、内張出部分250C2の内径d3を回
転体210の外径D2よりも少し小さすることにより、
幅B4、例えば、円板状体110の厚みt1の1/2〜
1/1程度の幅で、回転体210の外周部分を覆うこと
により、堆積した円板状体110の重さが回転体210
の外周の隅角に直接的に加わらないようにするととも
に、回転体210を回転軸321にねじなどで固定しな
くとも、単に差し込んでおくだけで、上方に抜け出さな
いように幅B4の部分で抜け止めを行うように構成す
る。なお、回転体210の外周と筒状部分250Cの間
の間隙は、例えば、0.5mm程度にしてあり、また、
幅B4・内径d3の具体的な寸法例は、図10の各部寸
法例のようにしてある。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、回転
体の山形部分の側面を円錐状凸曲面にして形成し、円錐
状凸曲面の裾から外側の幅を円板状体の外径よりも大き
くするとともに、外側に突起をもつ溝を円錐状凸曲面の
裾に沿って設けてあるので、この溝に円錐状凸曲面に沿
って傾斜した内側の円板状体の側面の一方が入れ込ま
れ、また、円板状体を入れ込む仕分穴の間の仕切壁の上
面部分に乗った外側の円板状体の平面が突起の上に乗っ
て回転体の回転軸心と直交する平面に対して傾斜した姿
勢にされるように形成してあるので、円板状体が山形部
分と外殻部分との間に挟まった場合でも、挟まれた円板
状体が外殻部分の内面側と円錐状凸曲面とに沿って逸脱
するように回転するので、円板状体の噛み込みが解除さ
れることになり、回転体の回転停止を未然に防止するこ
とが可能になり、円板状体送出装置の運転不能事故を回
避し得る円板状体送出装置を提供することができる。
【0056】また、回転体の山形部分の先端に円柱状の
突出部分を設け、この突出部分の先端の一部を斜めに切
り欠いて形成した切欠面と先端の平坦面とが、回転体の
回転に伴って、円軌道状に回転するようにしてあるた
め、この円軌道状の回転によって円板状体の平衡が崩さ
れるので、分流動作の阻害を未然に防止し得るほか、
出部分の先端を平坦面にしてあるので、摩耗による変形
を少なくして安定した動作を行い得るようにした円板状
体送出装置を提供することができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図6・図8はこの発明の実施例を、ま
た、図7・図8は参考例を、そして、図11〜図16は
従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体概略構成縦断正面・平面図
【図2】要部構成平面・縦断面図
【図3】要部構成仮定平面・縦断面図
【図4】要部構成底面・横断面図
【図5】要部構成縦断面図
【図6】要部構成縦断面図
【図7】要部構成縦断面図
【図8】要部構成縦断面図
【図9】要部構成縦断面図
【図10】要部構成各部寸法例図
【図11】全体概略構成平面・縦断正面図
【図12】要部構成平面・縦断面図
【図13】要部構成平面・底面図
【図14】要部構成縦断面図
【図15】要部構成縦断面図
【図16】要部構成縦断面図
【符号の説明】
100 貯留部 110 円板状体 110A 円板状体 110B 円板状体 110a 平面 130 外殻部分 130A 内面部分 200 仕分送出部 210 回転体 210a 上面 210x 直交平面 210A 埋金 211 仕分穴 211a 内壁面 211b 面取部分 211b1 面取部分 211b2 面取部分 211c 配置円 212 山形部分 212A 側面 212a 凹曲面 212d 裾 212B 稜線部分 212b 円錐状凸曲面 212C 鋭角部分 212D 摩耗部分 212E 頂上部分 212e 突出部分 212f 切欠面 212x 溝 212y 突起 213 仕切壁 213a 上面部分 215 環状突起部分 250 外殻部分 250A 内面部分 250B 底部 250C 筒状部分 250C1 外張出部分 250C2 内張出部分 250D ねじ 251 張出部分 220 送出機構部分 221 カム 221A 案内面 221B 案内面 221a 溝 221b 溝 221e 底面 222 案内ピン 222A 案内ピン 222B 案内ピン 230 跳飛機構部分 231A 押ローラ 231B 押ローラ 231a 軸 231b 軸 231C 腕体 231D 腕体 231E 引張ばね 231F 引張ばね 231G てこ部分 240 検出器 300 駆動部 310 電動機 320 減速歯車機構 321 回転軸 330 制御処理器 335 マイクロコンピュータ 400 送出路 411 取出口 410 受皿 500 円板状体送出装置 B1 幅 B2 間隔 B3 幅 B4 幅 D1 外径 D2 外径 D3 外径 D4 外径 d1 内径 d2 内径 d3 内径 H1 高さ H2 高さ H4 高さ H5 高さ H6 高さ H7 高さ H11 高さ R1 半径 R2 半径 R3 半径 R4 半径 θ1 角度 θ2 角度
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−6243(JP,A) 特開 昭62−67690(JP,A) 実開 平4−67775(JP,U) 実開 平3−104271(JP,U) 実開 平2−67468(JP,U) 実開 平6−70055(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状体を貯留する貯留部の下方に、前
    記円板状体を分流するための山形部分と前記円板状体を
    個別に仕分けて入れ込むための仕分穴とを有する回転体
    と、送出機構部分とを設けた仕分送出部を配置して構成
    した円板状体送出装置であって、 前記回転体の前記山形部分における稜線部分の形状を円
    錐状凸曲面にして形成し、各前記仕分穴の間の仕切壁の
    上面部分における前記円錐状凸曲面の裾から外側の前記
    回転体の半径方向の幅を前記円板状体の外径よりも大き
    くするとともに、外側に突起をもつ溝を前記裾に沿って
    設けることにより、前記円錐状凸曲面に沿って傾斜した
    内側の前記円板状体の側面の一方が前記溝に入れ込まれ
    るとともに、前記上面部分に乗った外側の前記円板状体
    の平面が前記突起の上に乗って前記回転体の回転軸心と
    直交する平面に対して傾斜した姿勢にされる形状に形成
    することにより前記円板状体の噛み込みによる前記回転
    体の回転停止を防止する回転停止防止手段を具備するこ
    とを特徴とする円板状体送出装置。
  2. 【請求項2】 円板状体を貯留する貯留部の下方に、前
    記円板状体を分流するための山形部分と前記円板状体を
    個別に仕分けて入れ込むための仕分穴とを有する回転体
    と、送出機構部分とを設けた仕分送出部を配置して構成
    した円板状体送出装置であって、 前記回転体の前記山形部分における頂上部分に円柱状の
    突出部分を設けて、前記突出部分の先端の一部を斜めに
    切り欠いた切欠面を形成するとともに前記先端に平坦面
    を残した形状に形成することにより、前記切欠面と前記
    平坦面とを円軌道状に回転させて前記分流の阻害を防止
    する分流阻害防止手段を具備することを特徴とする円板
    状体送出装置。
  3. 【請求項3】 円板状体を貯留する貯留部の下方に、前
    記円板状体を分流するための山形部分と前記円板状体を
    個別に仕分けて入れ込むための仕分穴とを有する回転体
    と、送出機構部分とを設けた仕分送出部を配置して構成
    した円板状体送出装置であって、 前記回転体の前記山形部分における稜線部分の形状を円
    錐状凸曲面にして形成し、各前記仕分穴の間の仕切壁の
    上面部分における前記円錐状凸曲面の裾から外側の前記
    回転体の半径方向の幅を前記円板状体の外径よりも大き
    くするとともに、外側に突起をもつ溝を前記裾に沿って
    設けることにより、前記円錐状凸曲面に沿って傾斜した
    内側の前記円板状体の側面の一方が前記溝に入れ込まれ
    るとともに、前記上面部分に乗った外側の前記円板状体
    の平面が前記突起の上に乗って前記回転体の回転軸心と
    直交する平面に対して傾斜した姿勢にされる形状に形成
    することにより前記円板状体の噛み込みによる前記回転
    体の回転停止を防止する回転停止防止手段と、 前記回転体の前記山形部分における頂上部分に円柱状の
    突出部分を設けて、前記突出部分の先端の一部を斜めに
    切り欠いた切欠面を形成するとともに前記先端に平坦面
    を残した形状に形成することにより、前記切欠面と前記
    平坦面とを円軌道状に回転させて前記分流の阻害を防止
    する分流阻害防止手段と、 を具備することを特徴とする円板状体送出装置。
JP33602097A 1997-12-05 1997-12-05 円板状体送出装置 Expired - Fee Related JP3530366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33602097A JP3530366B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 円板状体送出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33602097A JP3530366B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 円板状体送出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11175789A JPH11175789A (ja) 1999-07-02
JP3530366B2 true JP3530366B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=18294872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33602097A Expired - Fee Related JP3530366B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 円板状体送出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3530366B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11175789A (ja) 1999-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU609145B2 (en) Coin lifting device
US4589433A (en) Coin dispensing apparatus
US5662520A (en) Coin handling apparatus with coin filter and improved coin interlock
EP0461889B1 (en) Coin dispensing apparatus
JPH06504860A (ja) 偏心供給構造の円盤型硬貨選別装置
CN102568083B (zh) 圆盘输送装置及圆盘支出装置
EP2383706B1 (en) Coin hopper
US6168513B1 (en) Apparatus and method for gaming device coin payout
US5074824A (en) Coin hopper
JP5076154B2 (ja) コインホッパ
JP3530366B2 (ja) 円板状体送出装置
US5435778A (en) Rotary coin counter
EP1544805B1 (en) Coin hopper
AU2003241630B8 (en) A method of dispensing tokens
JPS6129038B2 (ja)
JP3766130B2 (ja) 硬貨払出装置
JP3303666B2 (ja) 硬貨取扱機
JPH0248452B2 (ja)
AU636658B2 (en) Coin dispensing apparatus
JP3158270B2 (ja) 硬貨送出装置
JP2500697Y2 (ja) 硬貨払出装置
JP4348060B2 (ja) メダル移送通路
JP2669491B2 (ja) 玉払出機
JP2974477B2 (ja) パチンコ球の払出装置
JPH0330931Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080606

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees