JPH06504860A - 偏心供給構造の円盤型硬貨選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 偏心供給構造の円盤型硬貨選別装置 発明の背景 発明の分野 本発明は、全体として、硬貨選別装置、特に、弾性的な回転円盤及び静止選別ヘ ッドを利用して、金種の混じり合った硬貨を選別する型式の硬貨選別装置に関す る。

関連技術の説明 円盤型硬貨選別装置の一つの利点は、その処理速度が速い点である。しかし、か かる選別装置の処理速度をその可能な速度以下に制限する制約が存する。これら 制約の一つは、回転円盤と静止選別ヘッドとの間の狭小なスペース内に硬貨を供 給する速度である。

発明の概要 本発明の主な目的は、選別装置により硬貨を処理する速度を増すための改良に係 る硬貨供給機構を備える、改良された円盤型硬貨選別装置を提供することである 。

本発明の別の重要な目的は、供給ホッパから下方に回転円盤まで硬貨を供給し、 次に、回転円盤と静止選別ヘッドとの間の狭小なスペース内に供給することをよ り効率的に行う、改良に係る円盤型硬貨選別装置を提供することである。

本発明の更に別の目的は、選別される最大径の硬貨用の出口通路の直ぐ内側に硬 貨整列通路用の追加的な領域を許容する、改良に係る円盤型硬貨選別装置を提供 することである。

本発明の更に別の目的は、硬貨が詰まって、回転円盤と静止選別ヘッドとの間゛ のスペースに硬貨が入るのを遅らせる作用を軽減する、改良に係る円盤型硬貨選 別装置を提供することである。この点に関して、本発明の一つの具体例な目的は 、硬貨が選別ヘッドの供給開口部内で立った状態で滞留するのを防止する硬貨選 別装置を提供することである。

本発明の更に別の目的は、硬貨に作用して、これら硬貨を回転円盤と静止選別ヘ ッドとの間のスペース内に付勢する力を太き（する、改良に係る円盤型硬貨選別 装置を提供することである。

本発明の更に別の目的は、例えば、積み重ね又は重ね合わせた硬貨を分離させ且 つずれた硬貨を整列させ、硬貨が選別ヘッドの下面に沿って半径方向外方に移動 し始める箇所付近に配置されるように硬貨を整列する特徴を許容する、改良に係 る円盤型硬貨選別装置を提供することである。

本発明のその他の目的及び利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明らかに なるであろう。

本発明によれば、上記の目的は、弾性上面を有する回転円盤と、該円盤を回転さ せる手段と、回転円盤の上面に対して平行で且つ該上面から僅かに離間された下 面を有する静止選別ヘッドと、を備え、該静止選別ヘッドが、円盤及び選別ヘッ ドの対向面の間に硬貨を供給すべく、その中央領域に形成された開口部を有し、 該供給開口部が円盤の回転中心からオフセットされた中心を有し、円盤の中心か ら離れて離間された開口部の側で円盤上に置かれた硬貨が円盤の回転により、選 別ヘッドの下方を運ばれるようにした硬貨選別装置を提供することにより達成さ れる。

図面の簡単な説明 第１図は、内部構造体を示すため、その一部を切り欠いた、本発明を具体化する 硬貨選別装置の斜視図、 第２図は、第１図の硬貨選別装置内における選別ヘッド又は案内板の拡大底面図 、 第３図は、ある寸法を有し、その上に硬貨が積み重ねられた回転円盤と同心状の 供給開口部を有する選別ヘッドの一部を示す概略図、第４図は、ある寸法を有し 、その上に硬貨が積み重ねられた回転円盤に対して偏心状の供給開口部を有する 選別ヘッドの一部を示す概略図である。

好適な実施例の説明 本発明は、各種の変形例及び応用例が可能であるが、−例として、その特定の実 施例を図面に示し且つこれについて詳細に説明する。しかし、これは、本発明の 範囲を記載した特定の形態にのみ限定することを意図するものではなく、本発明 は、請求の範囲により定められた本発明の精神及び範囲に属する全ての変形例、 均等物及び選択例を包含するものである。

図面に関して、最初に第１図を参照すると、ホッパ１０は、金種の混じり合った 硬貨を受け取り、その硬貨を環状選別ヘッド又は案内板１２に形成された供給開 口部１１を通じて供給する。硬貨がこの供給開口部１１を通過すると、硬貨は、 回転円盤１３の上面の上に置かれる。この円盤１３は、副軸（図示せＶ）上に回 転可能に取り付けられ、基部板１５に取り付けられた電気モータ１４により駆動 される。円盤１３は、一体の金属円盤１７の上面に接着された弾性パッド１６を 備えている。

円盤１３が回転すると、その上面に置かれた硬貨は、遠心力によってパッドの表 面上を外方に摺動する傾向となる。この案内板の内周の下側が、最も薄い硬貨の 厚さよりも僅かに短かい、例えば、０．２５４ｍｍ　（０，０１０インチ）の距 離だけ、パッド１６の上方に離間されていることを理由として、硬貨が外方に移 動すると、パッド上に平らに置かれたこれら硬貨は、パッド面と選別ヘッド１２ との間の空隙に入る。以下に更に説明するように、これらの硬貨は、そのそれぞ れの金種に選別され、各金種の硬貨は、スロット２０．２１．２２．２３．２４ ．２５のようなそれぞれの出口スロットから放出される。第２図に図示したこの 特別な実施例は、オーストラリアの六種の硬貨、即ち、１セント及び２セント硬 貨を除く全てのオーストラリア硬貨を取り扱い得るように特に設計したものであ る。

一般に、所定の通貨の硬貨は、各種の金種の直径の差によって選別される。選別 前、硬貨は、選別ヘッドと回転円盤との間で操作され、硬貨を単一の縦列、単一 の層の硬貨の流れに整列させる。この硬貨の流れ中の全ての硬貨の外縁端は、通 常、共通の半径で整合され、このため、硬貨の内縁端に係合して、直径の異なる 硬貨を識別し、硬貨をそれぞれの金種用の出口スロットに向ける。

次に、第２図を参照すると、各種の通路と、硬貨を確実に制御して、高速度で選 別し得るように特に設計されたその他の手段と、を備える好適な選別ヘッド１２ の底面図が示しである。第２図は底面図であるから、第１図で時計方向に行われ る硬貨の循環は、第２図では、反時計方向となることに留意する必要がある。

硬貨に作用する各種の手段には、入口領域３０、ら旋状通路４１及び重なり合い 又は積み重ねた硬貨を分離する手段を有する整列領域４０、適正に整列されなか った硬貨を再循環させる再循環領域５０、ゲージ通路６０、六種の異なる金種の 硬貨用の出口通路２０−２５が含まれる。

先ず、入口領域３０について説明すると、供給開口部１１の真下で回転円盤１３ 上に置かれただ硬貨は、選別ヘッド１２の内周に沿うて形成された半環状凹所３ １の下方を運ばれる。硬貨は、半径方向に移動して、最も厚い金種の硬貨の厚さ に略等しい距離だけ、パッド１６の上面から上方に離間された凹所３１内に入る ことが出来る。

本発明によれば、入口領域３０内への硬貨の供給は、供給開口部１１の中心を円 盤１３の回転中心からオフセットさせることで促進される。このオフセットは、 第２図に斜線領域で示してあり、この斜線領域は、供給開口部１１．が円盤１３ と同心状であるときの位置を示す。網状の斜線領域は、偏心状供給開口部と最大 直径の硬貨用の出口通路との間に最大径の硬貨用に形成することの出来る追加的 な領域を示す。

硬貨が最初に選別ヘッドの下方の領域に入る箇所である入口領域から離れる方向 に向けて硬貨供給開口部の中心を円盤の回転中心からオフセットさせることによ り、本発明は、硬貨供給開口部が円盤と同心状である選別装置で実現可能な速度 を著しく上層る速度にて、硬貨をこの選別ヘッドの下側の領域に供給することを 可能にするものである。この構成において、同心状の供給開口部について実現可 能な場合よりも、既に、円盤の回転中心から大きい半径の領域内で多くの硬貨は 、回転円盤上に落下する。その結果、かかる硬貨は、その他の場合よりも速い直 線速度で回転する円盤により搬送され始め、硬貨が最初に選別ヘッドの下側の領 域に入るとき迄に、これら硬貨は、既に、移動しつつあり、これら硬貨は、選別 領域に達する外方にら旋状に伸びる通路４１内にこの直線速度で迅速に供給され る。硬貨のこの速い初期の直線速度のため、オーストラリア通貨の５０セント硬 貨のようなより厚い硬貨は、選別ヘッドの下側をより容易に且つ迅速に通り、こ れにより、硬貨の処理速度を更に速める。又、第２図に硬貨Ｃ１の経路で図示す るように、硬貨が回転円盤の表面上を円周方向に移動するため、硬貨を入口領域 ３０内に運ぶことが出来る。

この偏心状の供給機構は、任意の所定の寸法の選別装置の硬貨処理速度を著しく 速くすることを許容する。選択例において、この硬貨選別装置の寸法は、任意の 所定の硬貨処理速度に対して著しく小さくすることも可能である。勿論、これら 二つの改良点の各種の組み合わせも可能である。

偏心状の供給開口部の更なる利点は、該供給開口部の外周と大径の硬貨用の出口 通路との間における選別ヘッドの整列領域に追加的な領域を利用可能にすること が出来る点である。この追加的な領域は、第２図に斜線部分として示してあり、 該第２図は、大径の硬貨Ｃ１を受け入れるのに十分な幅のら旋状通路を最大径の 硬貨用の出口通路２５に極（近接させて配設することが出来ることを示す。この 利点を実現するためには、この供給開口部は、第２図の出口通路２４．２５のよ うな、より幅の広い出口通路の内縁端から離れる方向にオフセットさせることが 望ましい。

選別ヘッドの整列部分用に提供される追加的な領域は、第３図及び第４図に図示 するように、外方ら旋状通路の長さを長くすることを許容する。これら図面は、 一方が同心状の供給開口部（第３図）を有し、もう一方が偏心状の供給開口部（ 第４図）を有する二つの選別ヘッドの概略図的な平面図である。選別ヘッドの裏 側の湾曲面の一部は、破線で示してあり、硬貨は、時計方向に移動する状態で示 しである。第３図において、ら旋状通路の内縁端は、水平の基準線から角度α１ で開始する。第４図において、供給開口部をオフセットさせることにより、ら旋 状通路に対して追加的な領域が提供され、該ら旋状通路の内縁端は、水平の基準 線から反対方向に向けて角度α２で開始する。このように、ら旋状通路は、角度 α１、α２の合計値に等しい距離だけ長くなる。

一般に、円盤の中心から供給開口部の外周に至る最大の半径方向距離が、円盤の 中心からら旋状通路の内壁の開始部分に隣接するら旋状通路の外壁に至るまでの 半径方向距離に等しい程度だけ、供給開口部の中心が回転円盤の中心からオフセ ットされるようにすることが望ましい。第４図に図示するように、オフセットさ れた供給開口部とら旋状通路への入口との間のこの幾何学的関係は、円盤の回転 動作によって、円盤の中心からその最大の半径方向距離に位置する供給開口部の 外周に接する硬貨がら旋状通路の内に直接、回転されることを許容する。実際上 、硬貨が回転円盤の弾性面に押し込まれる場合であっても、硬貨は、選別ヘッド の内縁端の下方を通ると直ちに、ら旋状通路の入口に供給される。

偏心状の供給開口部の更なる利点は、硬貨がホッパ１０を通って供給開口部に供 給されるときに、その硬貨の回転速度を速め、これにより、硬貨が供給開口部か ら選別ヘッドと回転円盤との間のスペース内に供給される速度が一層、速くなる ことである。この回転動作の速度が増す理由は、第３図及び第４図を比較するこ とにより明らかである。第３図において、円盤の回転中心と供給開口部の外周と の間の半径方向距離は、一定の値Ｒ８であり、供給開口部の壁に接するように配 置された硬貨の内縁端は、一定の半径Ｒ１に従う。他方、第４図において、円盤 の回転中心と供給開口部の壁との間の半径方向距離は、最大値Ｒ□８から最小値 Ｒ１，に変化する。又、回転円盤の中心は、通常、小さい円錐形の偏向器１３ａ を支持しており、該偏向器１３ａは、硬貨が供給開口部１１を通ってホッパ１０ から下方に進むときに、硬貨を供給開口部の壁に向けることが理解されよう。

第４図の偏心状の供給開口部のため、回転する硬貨が円錐形の偏向器１３ａと供 給開口部１１の壁との間で横断する環状スペースの半径方向寸法は、最小寸法Ｒ １、から最大寸法Ｒ□、に連続的に変化する。従って、硬貨が最大の半径寸法の 領域から最小の半径寸法の領域に移動するに伴ない、これらの硬貨は、互いに押 し付けられ、これによって、回転動作を増す。この回転動作の一つの特別な利点 は、供給開口部の壁に接して立つ傾向となる硬貨が倒れ、回転円盤の弾性面上に 平らに置かれるようにすることであり、硬貨のこの姿勢は、硬貨が選別ヘッドと 回転円盤との間の狭小な空隙に入るのに必要とされる姿勢である。

硬貨は、円盤１３の回転動作によって壁３２に沿って外周方向への動きを続ける が、凹所３１内で外方に移動する硬貨の動きは、硬貨が外壁３２に係合したとき に終了する。凹所３１の外壁３２は、選別ヘッド１２の最下面まで下方に伸長し 、該最下面は、最も薄い硬貨の厚さよりも僅かに短かい、例えば０．２５４ｍｍ （０，０１０インチ）の距離だけ、パッド１６の上面から離間されることが望ま しい。

円盤１３の回転に伴ない、壁３２の隣の凹所３１内の薄い硬貨は、傾斜面３３に 係合し、この傾斜面３３が硬貨をパッド１６内に押し込む。その後、硬貨の半径 方向位置は、パッド１６と面３４との間の圧力により設定される。最初に傾斜面 ３３に係合し損ねた厚い硬貨は、傾斜面３３及び面３４の内縁端に沿った壁に係 合し、選別ヘッドの供給開口部内に再循環して戻される。これは、非整合状態の 厚い硬貨がら旋状通路４１への硬貨の流れを妨害するのを防止する効果がある。

凹所３１に直接開放しない選別ヘッド１２の供給開口部の一部には、選別ヘッド の最下面よりも僅かに上方の位置に下面があるランド３５が位置している。ラン ド３５の上流端は、傾斜面３５ａ（第２図）を形成する。硬貨の一部が該凹所３ １に入ったとき、該硬貨は、ランド３５の前縁の傾斜面３５ａに係合する。該傾 斜面３５ａは、硬貨を下方に弾性パッド１６内に押し込み、これにより硬貨は再 循環される。

傾斜面３５ａを通過した硬貨は、ら旋状通路４１に入り、該ら旋状通路４１は、 硬貨をゲージ通路６０に案内する。全ての金種の硬貨は、共通の縁端（全ての硬 貨の外縁端）が同−又は略同−の半径方向位置に整合された状態でら旋状通路４ １から出て、このため、硬貨の反対側（内側）縁端を利用して選別することが出 来る。再循環通路５０がら旋状通路４１の出口に配置されており、その外縁端が それぞれの通路の外壁に近接していない硬貨を再循環させる。

又、図示したら旋状通路４１は、積み重ね又は重なり合った硬貨を分離させる。

このため、ら旋状通路内の領域４２は、該ら旋状通路の他の部分、例えば、面４ ５よりも下方の位置にある。一般に、積み重ね又は重なり合った一対の硬貨の合 計厚さは、その対の硬貨が領域４２を横断し、又傾斜面４３．４４にそれぞれ出 入りするときに、その対の下側の硬貨を弾性パッド１６内に押し込むのに十分な 厚さである。その結果、上側の硬貨が内壁４６に係合し、下側の硬貨がランド３ ５の下方を通過する迄、該対の硬貨は、円盤と同心状に回転する。下側の硬貨は 、選別ヘッドの導入領域に再循環されて戻り、後で、このら旋状通路に再度入る 。

正確に整合されて、再循環通路５１の下方を通る硬貨がその半径方向位置に僅か に変位されることが起こり得る。これを解消するためには、再循環通路５１を通 過した硬貨はゲージ通路６０に入り、このゲージ通路６０は、半径方向外壁６１ に対して硬貨を再整合させることを許容する。通路６０及び壁４１は、正確に選 別することを必要をされる半径方向位置にて、選別経路内の硬貨がその外縁端を 再整合させる機会を許容する。各硬貨が壁６１に係合するのを確実にするため、 円盤の中心からの壁６１の半径は、通路６０の長さに沿って漸進的に短くする。

選別ヘッド１２は、ゲージ通路５０を越えて、選別ヘッドの外周の周りで外周方 向に離間された一連の出口通路２０−２５を形成し、連続する通路の最内側縁端 は、全ての硬貨の外縁の共通の半径方向位置から漸進的に離れる位置に配置さ゛ 　れ、硬貨を径の大きい順に受け取り且つ放出する。各出口通路の幅は、その特 定の凹所が受け取り且つ放出すべき硬貨の直径よりも小さく、各出口通路の半径 方向外縁端に隣接する選別ヘッドの表面がその通路により受け取られた硬貨の外 側部分を弾性パッド１６に押し込み、これにより、これら硬貨の内縁端をその通 路内まで上方に傾動させるようにすることが望ましい。該出口通路は、選別ヘッ ドの外周まで外方に伸長し、このため、これら通路の内縁端が傾動した硬貨を外 方に案内し、これら硬貨を最終的に、選別ヘッド１２と弾性パッド１６との間か ら放出する。

出口通路２０−２５の最内縁端は、一つの特定の金種の硬貨の内縁端のみが各通 路に入ることが出来るように位置決めする。その他の全ての金種の硬貨は、その 特定の通路の最内縁端を越えて内方に延びており、このため、これら硬貨の内縁 端は、その通路に入ることが出来ない。

例えば、最初の出口通路２０は、オーストラリア５セント硬貨のみを放出するこ とを目的としており、このため、この通路の最内側縁端２０ａは、５セント硬貨 の直径を僅かに上層る距離だけ、ゲージ壁６１の最後の半径から内方に離間され た半径位置に配置されている。従って、５セント硬貨しかその通路２０に入るこ とが出来ない。全ての金種の硬貨の外縁端は、それらの硬貨がゲージ通路６０を 去るとき、同一の半径方向位置に配置されるため、５セント硬貨以外の全ての金 種の内縁端は、出口通路２０の最内縁端を越えて内方に伸長し、これにより、こ れらの硬貨がその特定の通路に入るのを阻止する。

出口通路２１にて、オーストラリアの２ドル硬貨内縁端のみが、出口通路に入る のに十分、選別ヘッド１２の外周に近接して配置される。より大きい全ての硬貨 の内縁端は、通路２１の最内縁端２１ａを越えて内方に伸長しており、これらの 硬貨は、選別ヘッド１２と弾性パッド１６との間に把持されたままである。従っ て、２ドル硬貨を除く全ての硬貨は、出口通路２１を経て回転が続けられる。

同様に、出口通路２２には、オーストラリアの１０セント硬貨しか入ることが出 来ず、又、通路２３には、オーストラリアの１ドル硬貨、通路２４には、オース トラリアの２０セント硬貨、及び通路２５には、オーストラリアの５０セント硬 貨しかそれぞれ入ることが出来ない。

国際調査報告

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．硬貨選別装置にして、 弾性上面を有する回転円盤と、 前記円盤を回転させる手段と、 中央領域に開口部を有する静止選別ヘッドにして、前記開口部を通して前記円盤 と該選別ヘッドとの対向面間に硬貨が供給されるようになされている選別ヘッド と、 を備えており、前記開口部が、前記円盤の回転中心からオフセットされた中心を 有しており、それによって、前記円盤の回転中心から最も離れて離間した前記開 口部の側にて前記円盤上に置かれた硬貨が、前記円盤の回転によって前記選別ヘ ッドの下方を運ばれるようになされており、前記選別ヘッドが、回転可能な前記 円盤の弾性面から僅かに離間され且つ該弾性面に対して略平行な形状形成面を有 しており、前記選別ヘッドが、該選別ヘッドの周縁に沿った複数の異なる出口に てそれぞれ金種の異なる前記硬貨の選別及び放出を行う手段を有しており、前記 選別ヘッドが、硬質が前記円盤により周方向に運ばれるときに該硬貨を前記選別 ヘッドの下面に沿って半径方向外方に案内するためのら旋状通路を形成しており 、該ら旋状通路の入口端が、前記選別ヘッドの内周縁と前記円盤の回転中心との 間で最大の半径方向間隔をとる位置から、硬貨の移動方向に沿って少なくとも９ ０°離れた位置に配置されていることを特徴とする硬貨選別装置。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の硬貨選別装置にして、前記円盤の回転中心から前 記ら旋状通路の入口端における該ら旋状通路の外縁端までの半径方向距離が、前 記円盤の回転中心と前記選別ヘッドの内周縁との間の最大の半径方向距離と少な くとも等しい距離であることを特徴とする硬貨選別装置。
3. ３．請求の範囲第２項に記載の硬貨選別装置にして、前記選別ヘッドの内周縁と 前記円盤の回転中心との間の半径方向距離が、前記最大の半径方向間隔をとる位 置から前記ら旋状通路の入口端まで漸進的に短くなることを特徴とする硬貨選別 装置。
4. ４．硬貨選別装置にして、 弾性上面を有する回転円盤と、 前記円盤を回転させる手段と、 中央領域に開口部を有する静止選別ヘッドにして、前記開口部を通して前記円盤 と該選別ヘッドとの対向面間に硬貨が供給されるようになされている選別ヘッド と、 を備えており、前記選別ヘッドが、硬貨が前記円盤により周方向に運ばれるとき に該硬貨を前記選別ヘッドの下面に沿って半径方向外方に案内するためのら旋状 通路を形成しており、前記開口部の周縁の一部が前記ら旋状通路の内縁の入口端 に近接する前記開口部の周縁よりも前記円盤の中心から離れて配置されており、 前記選別ヘッドが、回転可能な前記円盤の弾性面から僅かに離間され且つ該弾性 面に対して略平行な形状形成面を有しており、前記選別ヘッドが、該選別ヘッド の周縁に沿った複数の異なる出口にてそれぞれ金種の異なる前記硬貨の選別及び 排出を行う手段を有しており、前記選別ヘッドが、硬貨が前記円盤により周方向 に運ばれるときに該硬貨を前記選別ヘッドの下面に沿って半径方向外方に案内す るためのら旋状通路を形成しており、該ら旋状通路の入口端が、前記選別ヘッド の内周縁と前記円盤の回転中心との間で最大の半径方向間隔をとる位置から、硬 貨の移動方向に沿って少なくとも９０°離れた位置に配置されていることを特徴 とする硬貨選別装置。
5. ５．請求の範囲第４項に記載の硬貨選別装置にして、前記開口部が略円形であり 、前記開口部の中心が前記円盤の回転中心からオフセットされていることを特徴 とする硬貨選別装置。
6. ６．硬貨選別装置にして、 弾性上面を有する回転円盤と、 前記円盤を回転させる手段と、 中央領域に開口部を有する静止選別ヘッドにして、前記開口部を通して前記円盤 と前記選別ヘッドとの対向面間に硬貨が供給されるようになされている選別ヘッ ドと、 前記選別ヘッドの周縁に沿った複数の異なる位置でそれぞれ異なる直径の硬貨を 排出し得るように前記選別ヘッドに形成された複数の出口通路と、を備えており 、 前記円盤の回転中心よりも、前記開口部の中心の方が、前記出口通路の少なくと も一部から遠くに離間されており、前記選別ヘッドが、回転可能な前記円盤の前 記弾性面から僅かに離間され且つ該弾性面に対して略平行な形状形成面を有して おり、前記選別ヘッドが、該選別ヘッドの周縁に沿った複数の異なる出口にてそ れぞれ金種の異なる前記硬貨の選別及び放出を行う手段を有しており、前記選別 ヘッドが、硬貨が前記円盤により周方向に運ばれるときに該硬質を前記選別ヘッ ドの下面に沿って半径方向外方に案内するためのら旋状通路を形成しており、該 ら旋状通路の入口端が、前記選別ヘッドの内周縁と前記円盤の回転中心との間で 最大の半径方向間隔をとる位置から、硬貨の移動方向に沿って少なくとも９０° 離れた位置に配置されることを特徴とする硬貨選別装置。
7. ７．請求の範囲第６項に記載の硬貨選別装置にして、前記出口通路の内縁端が前 記円盤の回転中心から異なる半径方向位置に配置され、前記円盤の回転中心より も、前記開口部の中心の方が、最内側縁端を有する出口通路から遠くに離間され ていることを特徴とする硬貨選別装置。