JP3530225B2 - インスタントフイルムパック及びカメラ - Google Patents
インスタントフイルムパック及びカメラInfo
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- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
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Description
適性に優れたローコストなインスタントフイルムパック
及びカメラに関するものである。
るカメラとしてインスタントカメラが広く知られてい
る。このインスタントカメラは、カメラ本体のフイルム
パック装填室にインスタントフイルムパックが装填され
使用される。インスタントフイルムパックには、自己処
理型のフイルムユニットが積層して収納されている。そ
して、1枚撮影する毎にフイルムユニットがカメラ本体
上面に設けられた取出し口から取り出される。このと
き、カメラ本体内の展開ローラがフイルムユニットの現
像液ポッドを裂開して現像液を露光面に展延して現像処
理を行う。これにより、取り出されたフイルムユニット
にはしばらくすると画像が現れる。
示すようなプラスチック製のケース2にフイルムユニッ
ト3を積層して収納したもので、ケース2は、露光開口
4を有する枠体2aと、底板2bとから構成されてい
る。また、枠体2aには、切欠き6が露光開口4に連続
するように形成されており、この切欠き6には撮影済み
のフイルムユニット3を排出するためのクロー部材5が
入り込む。更に、ケース2の一端部側には排出口7が形
成されており、撮影済みのフイルムユニット3を排出す
る。この排出口7を構成する枠体2aの上側部分には、
金属製のクリップ8が嵌め込まれており、排出口7を補
強している。また、ケース2内で金属製の圧板9が底板
2bに取り付けられており、この圧板9は複数の切欠き
と折り曲げ加工とによりバネ性が付与されている。圧板
9は、このバネ性により、フイルムユニット3を露光開
口4側へ押し付けて、フイルムユニット3に平面性を与
えている。
インスタントカメラに装填されて撮影が行われる。全て
のフイルムユニットの撮影が終了すると、空のフイルム
パックはインスタントカメラから取り出され、不燃物と
して廃棄処分される。
分されるフイルムパックは、プラスチック製のケース2
と、金属製の圧板9及び補強用のクリップ8というよう
に異なる種類の材料が用いられているため、そのまま捨
てることは環境保護の観点から好ましくない。これに対
し、これを分解して同一材料毎に廃棄したり、これらを
リサイクルしたりすることも考えられるが、この場合に
は、ケースを破壊して金属製の圧板9やクリップ8を取
り出す必要がある。したがって、大量に廃棄やリサイク
ル処理する場合にはコストがかかり過ぎるため、現実的
には各材料毎に分別処理することは困難である。また、
上記金属製の圧板9は加工費用が高く、インスタントフ
イルムパック自体のコストを高くしたり、フイルムパッ
クの重量を増加させてしまうという問題がある。
るいは実開昭63−150954号公報には、圧板の内
蔵を廃止したフイルムパックが示され、カメラの裏蓋に
設けた圧板によってフイルムユニットが露光開口側に押
しつけられるようになっている。しかしながら、このよ
うな圧板では、圧板が直接に接触する部分は確実に露光
開口側に押しつけられるが、フイルムパックの両端部側
の押しつけが不充分になる。したがって、撮影済みのフ
イルムユニットをフイルムパックから送り出そうとする
ときに、クロー部材とフイルムユニットとの係合が不安
定となる他に、送り出しの先端側がフイルムパックの排
出口に入り込みにくく、フイルムユニットの排出性能に
問題があった。
面の面積を大きくして、現像液ポッドやトラップ部があ
る両端部も含めてフイルムユニットを全面的に露光開口
側に押圧することが考えられる。しかしながら、この場
合には、押圧部材が大型化して、カメラの重量が増加し
てしまうという問題がある他に、フイルムユニットへの
当接面積の拡大化はフイルムユニットの押圧時に現像液
ポッドの破裂を招いたり、フイルムユニットの露光面に
圧力被りを発生させるおそれがある。また、押圧部材の
フイルムユニットへの当接面積の拡大化に伴い押圧用開
口が大きくなってしまう不都合があり、この場合には遮
光性確保の点で問題がある。
あり、従来のインスタントフイルムパックに必要であっ
た金属製の圧板を省略してフイルムパックの製造コスト
を低減し、また使用後には簡単に廃棄やリサイクル処理
することができるとともに、フイルムユニットのフイル
ムパックからの送り出しがスムーズに行えるようにした
インスタントフイルムパックを提供し、併せてこのよう
なフイルムパックが用いられるように改良したカメラを
提供することを目的とする。
めに、請求項1記載の発明は、押圧用開口をケースの底
板にフイルムユニットの排出方向で離して複数個形成
し、ケース内でフイルムユニットとケースの底板との間
に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮光シートを配
置し、この遮光シートの中央部に切り込みを入れて押圧
片を形成し、底板には押圧片に対面する位置に支持突起
を形成し、遮光シートを前記複数個の押圧用開口の中間
位置で底板に固定して、前記支持突起により押圧片をフ
イルムユニット側に押し付けて、フイルムユニットの中
央部を前記露光開口側に押圧するようにしたものであ
る。
をケースの底板にフイルムユニットの排出方向で離して
複数個形成し、ケース内でフイルムユニットとケースの
底板との間に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮光
シートを配置し、この遮光シートの中央部にコ字形の第
1の切り込みを入れて押圧片を形成するとともに、第1
の切り込みの向きと反対で第1の切欠きを囲む第2のコ
字形の切り込みを入れて前記押圧片を支持する支持片を
形成し、前記底板には支持片の先端部を係止する係止突
起と、押圧片に当接する支持突起とを形成し、前記遮光
シートを前記複数個の押圧用開口の中間位置で底板に固
定して、前記係止突起により支持片の先端を支持させる
とともに押圧部材が連続する位置で支持片を折り曲げ
て、押圧片を斜めに起立させるとともに、支持突起によ
り押圧片をフイルムユニット側に押し付けて、フイルム
ユニットの中央部を前記露光開口側に押圧するようにし
たものである。
載のインスタントフイルムパックを用いるカメラにおい
て、裏蓋に、裏蓋を閉じた状態でインスタントフイルム
パックの押圧用開口に対面する位置にフイルムユニット
の押圧部材を設けるとともに、インスタントフイルムパ
ックの押圧片用開口に対面する位置に支持部を設け、前
記押圧部材は、裏蓋を閉じる操作により、押圧用開口か
らインスタントフイルムパック内に進入して、前記遮光
シートを介してフイルムユニットを露光開口側に押圧す
るようにし、前記支持部は、裏蓋を閉じる操作により、
押圧片用開口からインスタントフイルムパック内に進入
して押圧片を支持し、押圧片の先端部によりフイルムユ
ニットを露光開口側に押圧するようにしたものである。
用開口をケースの底板にフイルムユニットの排出方向で
離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニットとケ
ースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐため
の遮光シートを弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮光
シートと、この遮光シートの上面にフイルムユニットを
排出方向の全長にわたって支持するフイルム支持部材を
配置し、前記切欠き側の一端で支持部材を遮光シートに
固定し、前記遮光シートを前記複数個の押圧用開口の中
間位置で底板に固定して、前記カメラ側の押圧部材で遮
光シートをフイルムユニット側に押し付けることによ
り、フイルム支持部材でフイルムユニットを前記露光開
口側に押圧するようにしたものである。
ム支持部材をフイルムユニット側に突出して折り曲げ、
排出方向に対して平行するフイルムユニットの両側端を
支持する一対のフイルム支持片としたものであり、請求
項6記載の発明は、請求項5記載のフイルム支持片を、
排出方向に対して平行する遮光シートの辺を中心にして
折り曲げときにフイルムユニット側に突出して折り曲げ
られた形状にして、遮光シートの排出方向に対して平行
する辺の外側に前記切欠き側の一端の一部を連結して遮
光シートと一体に射出成形し、前記遮光シートの辺を中
心にして折り曲げ後に前記切欠き側の一端が遮光シート
の上面に固定するようにしたものである。
ムパックを装填し、カメラの裏蓋を閉じる。この裏蓋の
閉じ操作により、裏蓋の内側に取り付けられた押圧部材
は、インスタントフイルムパックの底板に形成された押
圧用開口からケース内に進入する。遮光シートはその中
央部分が底板に固定されており、しかも、遮光シートの
両端部と中央固定部分との間を押圧部材が押圧するた
め、遮光シートは中央の固定部分を中心として変形し、
両端部での変形量が最大となる。これにより、フイルム
ユニットの両端部がケースの露光開口が形成された面に
確実に押しつけられる。したがって、フイルムユニット
の現像液ポッド側の端部はケースの排出口に対面した位
置にセットされるから、フイルムユニットの排出に際
し、ケースの排出口にフイルムユニットが確実に入り込
む。また、フイルムユニットの他端側もクロー部材が係
止する位置にセットされるから、フイルムユニットがク
ロー部材で確実に係止させられ、排出口から排出され
る。
より押圧片が形成されており、この押圧片が支持突起に
より露光開口側に押し付けられる。これにより、押圧片
がフイルムユニットの中央部を露光開口側に押圧するた
め、フイルムユニットの露光部の平面性が維持される。
また、遮光シートの中央部に押圧片と支持片とが形成さ
れる場合には、支持片の先端が係止突起により支持され
るとともに押圧片が連続する位置を折り曲げて、支持片
を側面から見て三角形状に隆起させて押圧片を支持す
る。また、支持突起により押圧片を露光開口側に押し付
けて、押圧片の先端部がフイルムユニットの中央部を露
光開口側に押圧する。したがって、フイルムユニットの
平面性が維持される。このように押圧片を支持片で支持
することで、フイルムユニットが順次排出されるに従
い、支持片と連続する位置が持ち上がることにより、フ
イルムユニットに対する押圧力が増していく。
に設けたフイルム支持部材もしくはフイルム支持片によ
って、排出方向のフイルムユニットの全長にわたって支
持しされる。したがって、露光開口側にフイルムユニッ
トを押圧するので最終のフイルムユニットに対しても露
光部の平面性が維持されるとともに、フイルムユニット
の現像液ポッド側の端部はケースの排出口に対面した位
置にセットされるから、フイルムユニットの排出に際
し、ケースの排出口にフイルムユニットが確実に入り込
む。また、フイルムユニットの他端側もクロー部材が係
止する位置にセットされるから、フイルムユニットがク
ロー部材で確実に係止させられ、排出口から排出され
る。
タントフイルムパック10は、プラスチックで形成され
た矩形体状のケース11に、フイルムユニット12を積
層して収納したものである。ケース11は、矩形枠状の
ケース本体11aと矩形状の底板11bとから構成され
ている。そして、フイルムユニット12や後に説明する
遮光カバー14,遮光シート30を内蔵した状態で、こ
れらケース本体11aと底板11bとが接着剤や超音波
溶着等により接合される。フイルムユニット12には、
露光部12aと、現像液を内包した現像液ポッド12b
と、現像時に余分な現像液を吸収するトラップ部12c
とが設けられている。これら現像液ポッド12bとトラ
ップ部12cとは露光部12aよりも少し膨らんでお
り、したがって、このフイルムユニット12を10枚程
度積層してケース11に収納すると、両端部の厚みが大
きく中央部の厚みが少なくなる。
ユニット12への露光範囲を決定する露光開口13が形
成されている。この露光開口13は、未使用時には最上
層のフイルムユニット12の上に重ねられている遮光カ
バー14により覆われている。露光開口13には、周知
のクロー部材5が入り込む切欠き15が連続して形成さ
れている。また、ケース本体11aの一端部の上側に
は、スリット状の排出口16(図5参照)が形成されて
いる。この排出口16からは、インスタントフイルムパ
ック10のセット直後に、後に説明するシャッタボタン
49が押されることで上側遮光カバー14が排出される
他に、撮影後にはフイルムユニット12が排出される。
また、排出口16側の露光開口13の角部は矩形に切り
かかれており、デート写し込み用の切欠き13aとされ
ている。そして、この切欠き13aに対応するインスタ
ントカメラのフイルムパック装填室には、デート写し込
み機構(図示せず)が配置される。デート写し込み機構
は、フイルムユニット12の排出時に、日付や時刻等を
写し込む。
の押圧用開口20と、1対のユニット支持板22とが設
けられている。1対の押圧用開口20は、フイルムユニ
ット12の排出方向に離して設けられており、排出方向
に直交する方向に長い矩形状に形成されている。この押
圧用開口20は、後に説明するカメラ側の押圧部材25
がインスタントフイルムパック10内に進入する際の入
口となる。なお、押圧用開口20は矩形状に形成する他
に、楕円や円、その他矩形の角を丸くしたもの等の適宜
形状に形成してもよい。
する方向で底板11bの両側端部に突出するように形成
されている。この突出した形状は、図1に示すように、
ケース11に規定枚数(本実施例では10枚)のフイル
ムユニット12と遮光カバー14とを収納したときに、
現像液ポッド12bやトラップ部12cを有する両端部
と中央部分の露光部12aとの厚みの相違からくる最下
部のフイルムユニット12の湾曲に対応した曲線とされ
ている。したがって、最上部のフイルムユニット12は
平坦とされて、露光開口13側に押しつけられる。しか
も、フイルムパック10をカメラへ装填する時に、誤っ
て露光開口13の上側遮光カバー14を押し下げるよう
に持ってしまった場合でも、フイルムユニット12はユ
ニット支持板22で支持されるため、露光開口13から
上側遮光カバー14が沈み込むことがなく、フイルムユ
ニット12への光の回り込みが防止される。
ルムユニット12よりも1まわり小さいサイズで形成さ
れた遮光シート30が設けられている。この遮光シート
30は、カシメ部31を介して1対のユニット支持板2
2の間で底板11bに取り付けられている。カシメ部3
1は、図2に示すように、遮光シート30の中央部付近
に設けた1対の取付孔32から、取付ピン31aを突き
出した後に、この突出したピン31aを溶着によりつぶ
して形成されている。また、遮光シート30の中央部に
は、フイルムユニット12の排出方向に直交する方向で
折り曲げ用切欠き32aが形成されており、この中央固
定部分で遮光シート30が容易に折り曲がるようにされ
ている。
部には接着剤が塗布されて接着層34が形成されてお
り、押圧用開口20を遮光シート30によりシールして
いる。接着剤は、弱い接着力のものが用いられ、これに
より、後に説明するように、カメラの裏蓋に設けた押圧
部材25が入り込む際に、この部分の接着が容易に剥が
される。また、接着剤は押圧用開口20の周縁部に塗布
する代わりに、遮光シート30の接着部分や、全面に塗
布してもよい。
ラスチックフイルムにより、厚みが0.15〜0.5m
m、より好ましくは0.2〜0.4mmで形成されてい
る。とくに、耐熱性に優れ高温でも変形が起きにくく、
しかも耐経時性に優れ負荷をかけておいても長時間形状
を保つ性質を有するため、高温で負荷をかけておいても
性能劣化が少ない、ポリカーボネートやポリアリレート
等のプラスチックフイルムが好ましい。
が好ましく、それによりインスタントカメラ側の押圧部
材25が接触して、この遮光シート30を押し上げて
も、押圧部材25に横方向などからの無理な力がかから
ず、押圧部材25の摺動性を損なうことが無く、耐久性
も向上する。
30との間の滑り抵抗μ1と、各フイルムユニット12
間の滑り抵抗μ2との関係を、μ1>μ2に設定するこ
とで、フイルムパック10内の最下層のフイルムユニッ
ト(10枚目のフイルムユニット)12と遮光シート3
0との間に、各フイルムユニット12間の滑り抵抗μ2
よりも大きい滑り抵抗μ1が発生する。これにより、9
枚目排出時に10枚目が引きずられて排出されることが
なく、しかも、滑り抵抗μ1も最後のフイルムユニット
12を円滑に排出することができる程度の小さな滑り抵
抗に設定するため、最後のフイルムユニット12の排出
時には、クロー部材5からフイルムユニット12が外れ
ることなく、これを確実に排出することができる。さら
には、クロー部材5にかかる負担を軽減することができ
る。前記滑り性の付与方法は、遮光シート30の表面に
しぼ面、艶消しなどを加工しても良いし、プラスチック
フイルムを製造する際に滑剤を加えてもよい。
12の現像液ポッド12b側とトラップ部12c側との
端縁が幅4〜7mm程度で、露光開口13側にくの字状に
折り曲げられており、この折り曲げ部30aの弾性によ
り、フイルムユニット12の両端部を露光開口13側に
確実に押しつけるようにしている。したがって、現像液
ポッド12b側のフイルムユニット12の端縁がユニッ
ト排出口16に臨む位置に確実にセットされ、フイルム
ユニット12を確実に排出することができる。また、ト
ラップ部12c側のフイルムユニット12の端縁がクロ
ー部材の切欠き15側に押しつけられることにより、ク
ロー部材5によるフイルムユニット12の係止が確実に
行えるようになり、フイルムユニット12の排出を確実
に行うことができる。
であって、クロー部材5が入り込む切欠き15に対応す
る部分は斜めに切り欠かれて、不干渉切欠き30bが形
成されている。この不干渉切欠き30bは、最後のフイ
ルムユニット12を撮影後に排出する際に、クロー部材
が遮光シート30に係止することのないようにするため
のものである。なお、このような不干渉切欠き30bに
代えて、折り曲げ部30aの角部を底板側に斜めに折り
曲げてもよい。
の折り曲げ部30aに対面する位置に、底板11bに
は、この折り曲げ部30aの変形を阻止するための受け
部37が突出して形成されている。この受け部37は底
板11bから突出するように形成されており、折り曲げ
部30aの折り曲げ角度に対応する支持面37aを備え
ている。なお、このような受け部37は、フイルムユニ
ット12の幅方向に連続して形成する他に、幅方向で分
断させて折り曲げ部を支持するようにしてもよい。ま
た、傾斜した支持面で折り曲げ部を受ける代わりに、折
り曲げ部の先端側自由端部近くを支持する複数個の突起
で折り曲げ部を受けるようにしてもよい。
付孔32の間には、コ字形の切り込み35により押圧片
36が形成されている。また、底板11bの中央部に
は、取付ピン31aの間で支持突起33が突出して形成
されており、図5に示すように、この支持突起33によ
り遮光シート30の押圧片36の中間部36aを露光開
口13側に押圧している。図2に示すように、押圧片3
6は、3辺の切り込み部35a,35b,35cによ
り、遮光シート30の一部を用いて構成されており、支
持突起33が押圧片36の中間部36aを押圧すること
で、1辺の折り曲げ部35dによって、遮光シート30
の平面部から緩い傾斜で起こされており、先端部36b
はフイルムユニット12の露光部12aの中央部を押圧
している。なお、折り曲げ部35dの両端部には折り曲
げ線上で切り込み35eが形成されており、折り曲げ部
35での折り曲げが容易になっている。
0を用いるインスタントカメラについて説明する。イン
スタントカメラの使用状態を示す図3において、このイ
ンスタントカメラ40は、薄型の箱状の輪郭を持った本
体部41と、この本体部41に一体に設けられたグリッ
プ42と、本体部41に対し起伏自在なレンズボード4
3と、このレンズボード43を下方から支持する支持ス
テー44,45と、前記支持ステー44と本体部41と
に係合された左手指支持体46とを備えている。さら
に、前記本体部41とレンズボード43との間には撮影
光路を覆う蛇腹47が設けられている。
タレリーズ操作を行うシャッタボタン49が設けられて
いる。また、本体部41には、撮影範囲を視認するため
のファインダ50及びストロボ装置51が設けられてい
る。さらに、上面には撮影済みのフイルムユニットが取
り出されるスリット状の取出し口52が設けられてい
る。
ズ54,前面内部にシャッタ及び絞り機構等が設けられ
ており、カメラの不使用時には取付軸部55を中心とし
て本体部41の前面に倒伏される。また、支持ステー4
5は、レンズボード43の起伏に連動するために、レン
ズボード43と本体部41とに係合しており、カメラ4
0の不使用時には取付軸56を中心にレンズボード43
に対して回動し、スリット57から本体部41内に収納
されるようになっている。また、左手指支持体46は、
取付軸58を介して本体部41に回動自在に取り付けら
れており、支持ステー44のスリット44aにピン46
aが係合している。したがって、レンズボード43が倒
伏されるときには、左手指支持体46は支持ステー44
に連動してレンズボード43と本体部41との間に収納
される。これにより、カメラ40は不使用状態において
図4に示すような薄型の箱状となり携帯性が向上する。
ード43と本体部41とを光密に連結するように取り付
けられている。この蛇腹47は伸縮自在となっており、
レンズボード43の倒伏に連動して本体部41内を遮光
したまま折り畳まれ、本体部41とレンズボード43と
の間に収納されるようになっている。
ある図5に示すように、本体部41の背面にはヒンジ6
0を介して裏蓋61が設けられており、この裏蓋61を
開くとフイルムパック装填室が露呈される。フイルムパ
ック装填室には、前記インスタントフイルムパック10
が装填される。なお、図5に示すフイルムパック10に
は5枚のフイルムユニット12が描かれているが、これ
はフイルムユニット12の厚みを強調したものであり、
実際には、図1に示すように10枚のフイルムユニット
12が積層して収納されている。
ムパック10から排出されたフイルムユニット12を前
記取出し口52に送るための排出口65が形成されてお
り、その上部には展開ローラ対66が設けられている。
この展開ローラ対66は、それぞれ矢印方向に回転する
ことによって露光されたフイルムユニット12を挟み込
み、フイルムユニット12の現像液ポッド12bを押圧
して裂開し、現像液を露光部12aに展延する。さら
に、展開ローラ対66の上部には排出通路67が形成さ
れており、フイルムユニット12は排出通路67を経て
前記取り出し口52から排出される。
圧部材25が設けられている。この押圧部材25は、突
出ブロック71と、板バネ72と、これらを保持する保
持部材73とから構成されている。図2に示すように、
保持部材73は、フイルムパック10の押圧用開口20
に対面する位置に裏蓋61から突出するように形成され
ており、図6に示すように、突出ブロック71及び板バ
ネ72を保持する保持穴73aを備えている。突出ブロ
ック71は、先端部71aが断面円弧形状に丸くされて
おり、フランジ71bを介して保持部材73の保持穴7
3aから脱落することのないようにされている。板バネ
72は、突出ブロック71を保持部材73から突出させ
るように付勢する。なお、板バネ72を用いる代わり
に、コイルバネで突出ブロック71を突出方向に付勢し
てもよい。この突出ブロック71は、板バネ72によ
り、最大突出位置と最小突出位置との間で変位する。最
大突出位置では、突出ブロック71により、最後のフイ
ルムユニット12が遮光シート30を介して露光開口1
3側に押しつけられる。また、最小突出位置では、突出
ブロック71は、規定枚数分のフイルムユニット12が
装填された状態で遮光カバー14を露光開口13側に押
しつける。
押圧用開口20からフイルムパック10内に進入し、遮
光シート30を押圧する。これにより、遮光シート30
は底板11bから浮き上がってフイルムユニット12を
露光開口13側に押しつける。また、遮光シート30自
身が有する弾性と押圧部材25の押圧とにより、フイル
ムユニット12の現像液ポッド12b側とトラップ部1
2c側の端部が押し付けられる。したがって、フイルム
ユニット12のトラップ部12c側はクロー部材5に確
実に引っ掛かり、ポッド部12b側は排出口65に確実
に入り込む。更に、露光部12aの中央部は押圧片36
により露光開口13側に押しつけられているため、露光
開口13にセットされるフイルムユニット12は平坦に
保持される。
時には、カシメ部31を中心として遮光シート30が折
り曲げられる。このとき、図1に示すようにカシメ部3
1に近接して折り曲げ線上に切欠き32aが形成されて
おり、遮光シート30の折り曲げ部分の幅が狭くなって
いるため、遮光シート30はこの部分で容易に折り曲げ
られる。
先ず、図5に2点鎖線で示すように、インスタントカメ
ラ40の裏蓋61を開放して、フイルムパック装填室に
インスタントフイルムパック10を装填する。インスタ
ントカメラ40は、非使用時には図4に示すような薄型
の箱状に折り畳まれている。使用するときにはレンズボ
ード43を引き起こして、これを支持ステー44,45
で支持し、図3に示す使用状態にする。
装填後に裏蓋61を閉じると、押圧部材25はフイルム
パック10の底板11bに形成された押圧用開口20か
らフイルムパック10内に進入する。進入した押圧部材
25の突出ブロック71により、遮光シート30を介し
てフイルムユニット12をケース本体11aの露光開口
13側に押し付ける。遮光シート30はその中央部分が
底板11bに固定されており、しかも、遮光シート30
の両端部と中央固定部分との間を押圧部材25が押圧す
るため、遮光シート30は中央の固定部分を中心として
変形し、両端部での変形量が最大となる。これにより、
フイルムユニット12の両端部が確実にケース本体11
aの露光開口13側に押しつけられる。しかも、フイル
ムユニット12の中央部は押圧片36により押圧される
ため、露光開口13にセットされたフイルムユニット1
2は全面が平坦にされる。さらに、折り曲げ部30aの
弾性変形による反発力でフイルムユニット12の現像液
ポッド12bは排出口16に臨む位置にセットされ、ト
ラップ部12c側も切欠き15に押しつけられるため、
クロー部材5に確実に係止され、撮影済みのフイルムユ
ニット12の排出を確実に行うことができる。
示すように、シャッタボタン49を一度押すことにより
シャッタレリーズが行われ、この直後に遮光カバー14
の排出が行われる。この排出は、クロー部材5が切欠き
15に進入して遮光カバー14に係止し、排出口16に
送りだすことにより行われる。送り出された遮光カバー
14は、フイルムパック装填室の排出口65を通り、展
開ローラ対66により排紙通路67を経て、取出し口5
2から排出される。以降、露光開口13に未露光のフイ
ルムユニット12がセットされ、撮影可能状態になる。
そして、レリーズ操作により撮影が行われる毎に、撮影
済みのフイルムユニット12が排出される。
0とによりフイルムユニット12の両端部が露光開口1
3側に押し付けられるとともに、露光部12aの中央付
近が押圧片36により露光開口13側に押し付けられる
ため、フイルムユニット12の平坦性が確保される。ま
た、撮影後のフイルムユニット12の排出時には、フイ
ルムユニット12の現像液ポッド12b側の端部が排出
口16に臨む位置にセットされ、トラップ部12c側の
端部が切欠き15側に押圧されるため、フイルムユニッ
ト12を確実に排出することができる。しかも、遮光シ
ート30と押圧片36との弾性変形による反発力によっ
てフイルムユニット12を露光開口13側に押圧してい
るため、フイルムユニット12が最後の一枚となっても
ケース本体11aの露光開口13側に確実に押し付けら
れ、排出を確実に行うことができる。
11bから突出させることにより、フイルムユニット1
2に、支持板22の円弧に応じた曲がり癖を経時変化に
よって積極的に発生させるようにしてもよい。この場合
には、遮光シート30の折り曲げ部30aによって、フ
イルムユニット12の両端部が露光開口13側に押しつ
けられると、曲がり癖によってフイルムユニット12の
中央部も露光開口13側に押圧されることになり、撮影
時にフイルムユニット12の露光部12aをより一層平
坦にすることができる。
いて説明する。なお、説明以外の構成の詳細については
上記第1実施例と同様であり、同一構成部材には同一符
号が付してある。図7に示すように、第2実施例は、遮
光シート90の押圧片91を支持片92で支持すること
により、フイルムユニット12の中央部の押し上げに対
し、後半の枚数目にいくにしたがい押し上げ力が増すよ
うにしたものである。このため、底板93の中央部に
は、2個の突起93a,93bが突出して形成されてい
る。この2個の突起93a,93bの内、一方の支持突
起93bは他方の係止突起93aよりも高く形成されて
おり、この突起93bによって押圧片91の中間部91
aを押圧している。また、係止突起93aは支持片92
と同じ幅で形成されており、この突起93aによって支
持片92の先端を係止する。
a,94b,94cと2辺の折り曲げ部94dとによっ
て、遮光シート90の中央部に形成されている。また、
支持片92内には、3辺の切り込み部95a,95b,
95cと折り曲げ部95dとによって、支持片92に連
なる押圧片91が形成されている。そして、図8に示す
ように、支持片92の先端が係止突起93aに係止する
とともに、折り曲げ部94d,95dで折り曲げられる
ことにより、支持片92は遮光シート90から斜めに起
こされ、これに連動して押圧片91も斜めに突出する。
そして、押圧片91の中間部91aは支持突起93bに
よって露光開口13側に押圧されるため、押圧片91の
先端91bは、フイルムユニット12の中央部を露光開
口13側に押圧する。
お、説明以外の構成の詳細については上記第1実施例と
同様であり、同一構成部材には同一符号が付してある。
この第3実施例は、図9に示すように、支持突起110
をカメラの裏蓋111側に設けるとともに、これに対面
させて、底板112には支持突起110をケース内に挿
入するための押圧片用開口113を形成したものであ
る。この実施例によれば、フイルムパックをカメラの装
填室にセットした後に裏蓋111を閉じると、押圧部材
25が押圧用開口20からケース内に進入するととも
に、押圧片用開口113から支持突起110がケース内
に進入する。したがって、押圧部材25により遮光シー
ト30が押し上げられ、これによりフイルムユニット1
2がケースの露光開口側に押圧される。また、支持突起
110が押圧片36を持ち上げるため、フイルムユニッ
ト12の中央部はケースの露光開口13側に押圧され
る。なお、本実施例では遮光シート30のバネ性により
押圧用開口20及び挿入用開口113を塞ぎ遮光してい
るが、これは接着剤により弱くシールしてもよい。
る。なお、説明以外の構成の詳細については上記第1実
施例と同様であり、同一の構成部材には同一符号が付し
てある。この第4実施例では、図10に示すように、遮
光シート120の上面にフイルム支持シート121を取
り付けて、フイルム支持シート121の剛性(弾性力)
でフイルムユニット12の全面を押し上げるようにした
ものである。
間には、矩形の開口123が形成され、底板124の中
央部で取り付けピン31aの間に形成された支持突起1
25がこの開口123からフイルムユニット12側に突
出する。この支持突起125は、遮光カバー14と規定
枚数のフイムユニット12がケース11に収められてい
る時には、遮光カバー14の中央部が誤って押し下げる
ようにされた場合でも、フイルムユニット12の中央部
分がフイルム支持シート121を介して支持突起125
で支持されるため、上側遮光カバー14の中央部が沈み
込むことがなく、中央部の沈み込みにより露光開口13
と上側遮光カバー14の周囲との間に隙間が発生し、フ
イルムユニット12へ光が回り込まないようにしてい
る。
シート120と同じ材質で成形され可撓性のシートにな
っており、シート自体の厚みで剛性を高く調整されてい
る。図11に示すように、フイルム支持シート121
は、フイルムユニット12の排出方向の長さが遮光シー
ト120よりも短くされており、トラップ部12c側の
折り曲げ部120aの近傍に一端が固定される。本実施
例では、2個の超音波溶着用の突起122を遮光シート
120に設け、この突起122と重なったフイルム支持
シート121の部分を超音波溶着して固定しているが、
接着剤等を用いて固定されるようにしてもよい。遮光シ
ート120に固定されたフイルム支持シート121を二
点鎖線で示すようにフイルム支持シート121の固定さ
れていない一端は、現像液ポッド12b側の折り曲げ部
12aに載った状態となっている。
だけを固定するのは、両端で固定してしまうと遮光シー
ト121が押圧ブロック25で押上られた時に現像液ポ
ッド12b,トラップ部12c側の端部間の距離が僅か
であるが縮まってフイルム支持シート121が弛んでし
まうからである。また、トラップ部12c側で固定する
のは、現像液ポッド12b側のフイルムユニット12の
端部を全体を支持して、この端部を排出口16に確実に
案内するためである。
は、上記第1実施例と同様にして、押圧部材25により
中央の固定部分を中心にして湾曲されて押し上げられ
る。これにともなって、フイルム支持シート121が押
し上げられる。フイルム支持シート121は、一端が固
定されいないため、それ自体の剛性で弛むことなく最下
層の最終のフイルムユニット12の裏面の全面に密着し
た状態で、積層されたフイルムユニット12を露光開口
13側に押し付ける。これにより、露光開口13にセッ
トされたフイルムユニット12の露光部12aの全面が
平坦にされる。
ポッド12b,トラップ部12c側の端部は、現像液ポ
ッド12b,トラップ部12cの厚みによって下に湾曲
しながら、最終のフイルムユニット12の端部全体に密
着した状態となっている。したがって、露光開口13に
セットされたフイルムユニット12の現像液ポッド12
a及びトラップ12c側の端部は下に積層されたフイル
ムユニット12を介してフイルム支持シート121の剛
性(弾性力)により、露光開口13方向に押圧される。
これにより、フイルムユニット12の現像液ポッド12
b側の端部が排出口16に臨む位置にセットされ、トラ
ップ部12c側の端部は切欠き15に押し付けられるた
め、クロー部材5に確実に係止され、撮影済のフイルム
ユニット12の排出が確実に行うことができる。
12が露光開口13にセットされた状態を示すように、
フイルム支持シート121は、露光開口13にセットさ
れた最終のフイルムユニット12の裏面に密着し、この
フイルムユニット12を全面を支持しながら露光開口1
3側に押し付ける。これにより、最終のフイルムユニッ
ト12についても露光部12aの全面が平坦にされる。
このようにして、全てのフイルムユニット12の露光部
12aを中弛みさせることなく、平坦にすることがき
る。
液ポッド12b及びトラップ部12c側の端部がフイル
ム支持シート121に面で支持され、露光開口13方向
に押圧されているから現像液ポッド12b側の端部が排
出口16に臨む位置にセットされ、トラップ部12側の
端部は切欠き15に押し付けられるため、撮影済の最終
のフイルムユニット12を確実に排出することができ
る。
121でフイルムユニット12の裏面の全面に密着し
て、積層されたフイルムユニット12を支持することに
より、長期に渡ってフイルムユニット12がケース11
に収納されていても、経年変化によって露光部12aの
中弛みが発生することがなく、露光画面12aの平面性
を良好な状態にしておくことができる。
る。なお、説明以外の構成の詳細については上記第1実
施例と同様であり、同一の構成部材には同一符号が付し
てある。この第5実施例では、第4実施例のフイルム支
持シート121に代えて、図14に示すように、遮光シ
ート120の側端に排出方向に長い帯状のフイルム支持
片131を取り付けたものである。フイルム支持片13
1は、例えば遮光シート120と同じ材質の成形品であ
り、短辺方向に折り曲げて成形されている。フイルム支
持片131は、フイルムユニット12を支持する剛性を
折り曲げによって高くしているため、フイルム支持片1
31の厚みを薄くすることができるので安価に所定の剛
性を得ることができる。フイルム支持片131は、トラ
ップ12c側の一端が遮光シート120に超音波溶着さ
れて固定されている。
に直交する断面を示すように、フイルム支持片131
は、遮光シート120の両端が押し上げられることにと
もなって、最下層に積層されたフイルムユニット12す
なわち最終のフイルムユニット12の両側を支持し、図
16に示すように最終のフイルムユニット12の排出方
向の全長にわたって支持しながら、積層されたフイルム
ユニット12を露光開口13側に押し付ける。露光開口
13にセットされたフイルムユニット12の露光部12
aは、下に積層されたフイルムユニット12に全面を支
持されて露光開口13側に押しつけられるので平坦性が
維持される。また、露光開口13にセットされたフイル
ムユニット12の現像液ポッド12b及びトラップ部1
2c側の端部も露光開口13側に押しつけられるので、
撮影済のフイルムユニット12が確実に排出される。
終のフイルムユニット12が露光開口13にセットされ
ている時には、最終のフイルムユニット12は、フイル
ム支持片131で両側を排出方向の全長にわたって支持
されて露光開口13側に押し付けているので、露光部1
2aの平坦性が維持される。また、現像液ポッド12b
及びトラップ部12c側の端部もフイルム支持片131
の端部によって露光開口13側に押しつけられるので、
撮影済の最終のフイルムユニット12が確実に排出され
る。
1を排出方向の全長にわたって折り曲げた形状として剛
性を高くしているが、図19に示すように、中央の一部
を折り曲げた形状のフイム支持片132としてもよい。
1と遮光シートを別々に成形しているが、以下に説明す
る第6実施例のようにフイルム支持片を遮光シートと一
体成形ししてもよい。図20(a)に示すように、シー
トユニット140は、遮光シート部141とフイルム支
持片部142とが射出成形により一体に形成されてい
る。遮光シート部141には、開口123,取付孔3
2,切欠き32a,折り曲げ部141aと超音波溶着用
の突起122が設けられている。遮光シート部141の
両側には、フイルム支持片部142が遮光シートのトラ
ップ部12c側の連結部143でつながった状態で形成
される。この連結部141以外の部分では、遮光シート
部141とフイルム支持片部142とは切り離されてい
る。フイルム支持片部142は、上記第5実施例と同様
に排出方向の全長にわたって折り曲げた形状に成形され
ることで、フイルムユニット12を支持するための剛性
を得るようにしている。なお、成形時には、このフイル
ム支持片部142の折り曲げ方向は、遮光シート部14
1の裏側方向に突出するように成形さている。シートユ
ニット140は、射出成形後に、フイルム支持片部14
2が内側に折り込まれ、トラップ部12c側のフイルム
支持片部142の一端が突起122と重ねられ、超音波
溶着で固定され、図7(b)に示す形状とされる。
の平坦性の維持,排出を確実にするといった作用につい
ては、第5実施例と同じなので説明を省略する。
ルム支持片部142を一体にして成形することにより、
別個に成形された遮光シートとフイルム支持片とを同一
場所に集め、フイルム支持片を遮光シートの所定に位置
に配置してから遮光シートにフイルム支持片を固定する
といった工程を、フイルム支持片135を内側に折り曲
げてから固定するといった簡単な工程にするとができ
る。これにより、製造コストを低くすることができる。
たフイルム支持片について説明しているが、中央部のみ
を折り曲げたフイルム支持片や、第5実施例で説明した
フイルム支持シートについても同様に一体に成形するよ
うにしてもよい。
0,120及び遮光シート部141の折り曲げ線上に折
り曲げ用切欠き32aを形成したが、これは省略しても
よく、更には、折り曲げ用切欠き32aに代えて、単に
切り込み線を入れたり、折り曲げ線に沿って薄肉部を形
成したりして、折り曲げ性を向上させてもよい、また、
遮光シート30,90,120及び遮光シート部141
の両端部に折り曲げ部30a,90a,120a,14
1aを形成して、この折り曲げ部30a,90a,12
0a,141aの弾性変形による反発力を利用して、フ
イルムユニット12の両端部をケース11の露光開口1
3を形成した側の面に確実に押しつけるようにしたが、
この折り曲げ部30a,90a,120a,141aも
省略してもよい。また、上記実施例では、ケース11を
矩形枠状のケース本体11aと矩形状の底板11bとか
ら構成したが、この他に、底板を一体的に設けたケース
本体と、これに被せて固着される蓋板とからケースを構
成し、底板に押圧用開口を形成するとともに、蓋板に露
光開口を形成してもよい。
12の周辺部分を押し付けるために押圧部材25に板バ
ネ72を設けたが、フイルムユニット12の枚数や押圧
力に応じてコイルバネやねじりバネを用いてもよい。ま
た、押圧部材25はフイルムユニット12の幅方向に長
く一体的に形成したが、これはフイルムユニットの幅方
向に複数個に分断してもよい。さらに、押圧部材25や
開口20の数量や形状は、フイルムユニット12の大き
さや剛性等により任意に変更可能である。また、フイル
ムパックの底板に形成した押圧用開口20を確実に遮光
するために、遮光シート30の周辺部を弱い接着力の接
着層34によりシールしたが、これに代えて、遮光シー
ト30自体の弾性のみで押圧用開口20を塞ぐようにし
てもよく、この場合には弱シールのための接着層34は
省略することができる。更には、押圧部材25により容
易に突き破ることができる程度の薄さの第2の遮光シー
トを底板側遮光シートとは別体で設け、この第2の遮光
シートを用いて押圧用開口を強くシールしてもよい。
フイルムパックの排出口7の上部には補強の目的で金属
製のクリップ8が嵌め込まれている。しかし、このクリ
ップ8は本発明の目的であるインスタントフイルムパッ
クの廃棄適性の向上にとって不適応なものであるため廃
止する必要があるが、これを単に廃止すると、排出口7
の強度が低下し、フイルムパック内からのフイルムユニ
ットの押圧で、図21に示すように排出口100が変形
してしまうことがある。排出口100が変形するとフイ
ルムユニットの平面性の維持が難しくなり、質のよい写
真が得られなくなることがある。また、現像済みのフイ
ルムユニットの排出が不安定になったり、排出口と展開
ローラとの位置関係が定まらず現像液の展延が不安定に
なることもある。
ように、インスタントカメラのフイルムパック装填室内
で突起101を突出させて排出口100に当接させ、変
形を防止するようにしてもよい。また、図23に示すよ
うに、突起102をさらに突出させて積極的に排出口1
00を変形させることもできる。通常フイルムユニット
の現像液を展開するときには現像液が中央部付近に集ま
り易いため、排出口100でこの中央部を押すことによ
り現像液の分布を均一に補正することができる。突起1
01は、図のような平面状の押圧部材を有するものの他
に、緩く湾曲した円弧状の押圧部材としてもよい。
ントフイルムパックは、ケースに押圧用開口を形成し、
この押圧用開口を弾性を有する遮光シートで遮蔽し、該
開口からケース内に進入する押圧部材をインスタントカ
メラの裏蓋に設けたので、フイルムパック内に金属製の
圧板を設ける必要がなくなる。したがって、使用済みフ
イルムパックの廃棄適性・リサイクル適性を向上するこ
とができる他に、フイルムパックの製造コストの削減や
軽量化が可能となる。
定したから、遮光シートの両端部と中央固定部分との間
を押圧部材が押圧すると、遮光シートは中央の固定部分
を中心として変形し、両端部での弾性変形量が最大とな
る。これにより、遮光シートの両端部の弾性変形による
反発力で、フイルムユニットの両端部がケースの露光開
口が形成された面に確実に押しつけられる。したがっ
て、フイルムユニットの現像液ポッド側の端部はケース
の排出口に対面した位置にセットされるから、フイルム
ユニットの排出に際し、ケースの排出口にフイルムユニ
ットが確実に入り込む。また、フイルムユニットの他端
側もクロー部材が係止する位置にセットされるから、フ
イルムユニットがクロー部材で確実に係止させられ、排
出口から排出される。
には押圧片に対面する位置に押圧片を押し付ける支持突
起を形成し、遮光シートを複数個の押圧用開口の中間位
置で底板に固定して、支持突起により押圧片の先端部を
フイルムユニット側に押し付けたから、押圧片の弾性変
形により反発力でフイルムユニットの中央部を露光開口
側に押し付けることができ、露光開口にセットされたフ
イルムユニットの全面を平坦に維持することができる。
しかも、押圧片は遮光シートに切り込みを入れて形成し
たから、部品点数が増えることがない。また、カメラの
裏蓋側にフイルムユニットの中央部を押圧するための押
圧部材を設ける必要がなく、カメラの裏蓋の構成を簡単
にすることができる。
成し、係止突起により支持片の先端を支持させるととも
に押圧部材が連続する位置で支持片を折り曲げて、押圧
片を斜めに起こすとともに、支持突起により押圧片をフ
イルムユニット側に押し付けたから、押圧片のみによっ
てフイルムユニットの中央部を押圧する場合に比べて、
フイルムユニットが排出されて後半の枚数目にいくにし
たがい押し上げ力が増すことができる。
でインスタントフイルムパックの押圧用開口に対面する
位置にフイルムユニットの押圧部材を設け、この押圧部
材は、裏蓋を閉じる操作により、押圧用開口からインス
タントフイルムパック内に進入して、前記遮光シートを
介してフイルムユニットを露光開口側に押圧するように
したから、廃棄及びリサイクルの適性に優れたローコス
トなインスタントフイルムパックを用いることができる
ようになる。特に、カメラの裏蓋側に、裏蓋を閉じた状
態でインスタントフイルムパックの押圧片用開口に対面
する位置に、支持部を設けることにより、インスタント
フイルムパックの使用開始時に、押圧片によりフイルム
ユニットを押し上げることができ、経時変化により押圧
片の押し上げ力が低下するおそれもなくなる。
端で固定したフイルム支持部材を設け、このフイルム支
持部材でフイルムユニットを排出方向の全長にわたって
支持するようにしたから、フイルム支持部材の剛性でフ
イルムユニットを露光開口側に押し付けることができ、
露光開口にセットされたフイルムユニットの露光画面の
全面を平坦に維持することができとともに、露光開口に
セットされた最終のフイルムユニットに対しても露光画
面の平坦性を維持することができる。また、フイルム支
持部材の両端部の弾性変形による反発力で、フイルムユ
ニットの両端部がケースの露光開口が形成された面に確
実に押しつけられるから、フイルムユニットの現像液ポ
ッド側の端部はケースの排出口に対面した位置にセット
され、フイルムユニットの排出に際し、ケースの排出口
にフイルムユニットが確実に入り込む。また、フイルム
ユニットの他端側もクロー部材が係止する位置にセット
されるから、フイルムユニットがクロー部材で確実に係
止させられ、排出口から排出される。
突出して折り曲げた形状とし、排出方向に対して平行す
るフイルムユニットの両側端を支持する一対のフイルム
支持片としたから、フイルム支持片の折り曲げによって
フイルムユニットを支持するための剛性を高くすること
ができるので、フイルム支持片の厚みを増加させる必要
がなく、安価にフイルムユニットを支持するための剛性
を得ることができる。また、フイルム支持片を剛性を得
るために折り曲げた形状で遮光シートの外側に遮光シー
トと一部を連結して一体に射出成形し、フイルム支持片
を遮光シートの上面に折り曲げ後に切欠き側の一端で遮
光シートに固定するようにしたので、製造工程が簡略化
することができる。
ックを分解して示す斜視図である。
ットと、底板側遮光シートと、底板と、カメラ側の蓋板
とを示す斜視図である。
タントカメラの使用状態の外観を示す斜視図である。
す斜視図である。
ムパックを示す要部断面図である。
光シートと底板とを示す分解斜視図である。
断面図である。
イルムユニットと、底板側遮光シートと、底板と、カメ
ラ側の蓋板とを示す斜視図である。
フイルムユニットと、底板側遮光シート及びフイルム支
持シートと、底板と、カメラ側の蓋板とを示す斜視図で
ある。
と、フイルム支持シートと、底板とを示す分解斜視図で
ある。
す断面図である。
トされた状態のインスタントフイルムパックと裏蓋とを
示す断面図である。
遮光シートと、フイルム支持片と、底板とを示す分解斜
視図である。
す排出方向に直交する面による断面図である。
す排出方向に排出方向に平行する面による断面図であ
る。
トされた状態のインスタントフイルムパックと裏蓋とを
示す排出方向に直交する面による断面図である。
トされた状態のインスタントフイルムパックと裏蓋とを
示す排出方向に平行する面による断面図である。
スタントフイルムパックの遮光シートとを示す分解斜視
図である。
支持片を示す斜視図である。
状態を示す説明図である。
ある。
面図である。
示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上面に露光開口が形成されたケースと、
このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
フイルムユニットとからなり、ケースには露光済みのフ
イルムユニットが一端側から排出される排出口と、この
排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー部
材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口側
に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧用
開口とが形成されたインスタントフイルムパックにおい
て、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
塞ぐための遮光シートを配置し、この遮光シートの中央
部に切り込みを入れて押圧片を形成し、前記底板には押
圧片に対面する位置に支持突起を形成し、前記遮光シー
トを前記複数個の押圧用開口の中間位置で底板に固定し
て、前記支持突起により押圧片をフイルムユニット側に
押し付けて、フイルムユニットの中央部を前記露光開口
側に押圧するようにしたことを特徴とするインスタント
フイルムパック。 - 【請求項2】 上面に露光開口が形成されたケースと、
このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
フイルムユニットとからなり、ケースには露光済みのフ
イルムユニットが一端側から排出される排出口と、この
排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー部
材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口側
に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧用
開口とが形成されたインスタントフイルムパックにおい
て、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
塞ぐための遮光シートを配置し、この遮光シートの中央
部にコ字形の第1の切り込みを入れて押圧片を形成する
とともに、第1の切り込みの向きと反対で第1の切欠き
を囲む第2のコ字形の切り込みを入れて、前記押圧片を
支持する支持片を形成し、前記底板には支持片の先端部
を係止する係止突起と、押圧片に当接する支持突起とを
形成し、前記遮光シートを前記複数個の押圧用開口の中
間位置で底板に固定して、前記係止突起により支持片の
先端を支持させるとともに押圧部材が連続する位置で支
持片を折り曲げて、押圧片を斜めに起立させるととも
に、支持突起により押圧片をフイルムユニット側に押し
付けて、フイルムユニットの中央部を前記露光開口側に
押圧するようにしたことを特徴とするインスタントフイ
ルムパック。 - 【請求項3】 上面に露光開口が形成されたケースと、
このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
フイルムユニットとからなり、ケースは、露光済みのフ
イルムユニットが一端側から排出される排出口と、この
排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー部
材が入り込む切欠きと、底板にフイルムユニットの排出
方向で離して形成された複数個の押圧用開口と、前記フ
イルムユニットとケースの底板との間で配置され、弾性
を有し押圧用開口を塞ぐための遮光シートと、この遮光
シートの中央部に切り込みを入れて形成された押圧片
と、この遮光シートを前記複数個の押圧用開口の中間位
置で底板に固定する固定部と、押圧片に対面する底板部
分に形成される押圧片用開口とを備えたインスタントフ
イルムパックを用い、このインスタントフイルムパック
をフイルムパック装填室に挿入した後に裏蓋を閉じて、
インスタントフイルムパックが光密に装填されるように
したカメラにおいて、 前記裏蓋に、裏蓋を閉じた状態でインスタントフイルム
パックの押圧用開口に対面する位置にフイルムユニット
の押圧部材を設けるとともに、インスタントフイルムパ
ックの押圧片用開口に対面する位置に支持部を設け、前
記押圧部材は、裏蓋を閉じる操作により、押圧用開口か
らインスタントフイルムパック内に進入して、前記遮光
シートを介してフイルムユニットを露光開口側に押圧す
るようにし、前記支持部は、裏蓋を閉じる操作により、
押圧片用開口からインスタントフイルムパック内に進入
して押圧片を支持し、押圧片の先端部によりフイルムユ
ニットを露光開口側に押圧するようにしたことを特徴と
するカメラ。 - 【請求項4】 上面に露光開口が形成されたケースと、
このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
フイルムユニットとからなり、ケースには露光済みのフ
イルムユニットが一端側から排出される排出口と、この
排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー部
材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口側
に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧用
開口とが形成されたインスタントフイルムパックにおい
て、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
塞ぐための遮光シートを弾性を有し押圧用開口を塞ぐた
めの遮光シートと、この遮光シートの上面にフイルムユ
ニットを排出方向の全長にわたって支持するフイルム支
持部材を配置し、前記切欠き側の一端で支持部材を遮光
シートに固定し、前記遮光シートを前記複数個の押圧用
開口の中間位置で底板に固定して、前記カメラ側の押圧
部材で遮光シートをフイルムユニット側に押し付けるこ
とにより、フイルム支持部材でフイルムユニットを前記
露光開口側に押圧するようにしたことを特徴とするイン
スタントフイルムパック。 - 【請求項5】 前記フイルム支持部材は、フイルムユニ
ット側に突出して折り曲げられ、排出方向に対して平行
するフイルムユニットの両側端を支持する一対のフイル
ム支持片であることを特徴とする請求項4記載のインス
タントフイルムパック。 - 【請求項6】前記フイルム支持片は、排出方向に対して
平行する遮光シートの辺を中心にして折り曲げるときに
フイルムユニット側に突出して折り曲げられた形状にし
て、遮光シートの排出方向に対して平行する辺の外側に
前記切欠き側の一端の一部を連結されて遮光シートと一
体に射出成形され、前記遮光シートの辺を中心にして折
り曲げ後に前記切欠き側の一端が遮光シートの上面に固
定されることを特徴とする請求項5記載のインスタント
フイルムパック。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-303109 | 1993-12-02 | ||
JP30310993 | 1993-12-02 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07209814A JPH07209814A (ja) | 1995-08-11 |
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Family
ID=26458003
Family Applications (1)
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JP12041094A Expired - Fee Related JP3530225B2 (ja) | 1993-12-02 | 1994-06-01 | インスタントフイルムパック及びカメラ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3530225B2 (ja) |
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US6195508B1 (en) | 1998-09-09 | 2001-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Photo film pack for self-developing photo film units with light-shielding cover sheet, and instant camera |
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CN108700800B (zh) | 2016-02-25 | 2021-08-13 | 富士胶片株式会社 | 即显胶片盒及图像记录装置 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12041094A patent/JP3530225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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