JP2987285B2 - インスタントフイルムパック及びカメラ - Google Patents

インスタントフイルムパック及びカメラ

Info

Publication number
JP2987285B2
JP2987285B2 JP5303108A JP30310893A JP2987285B2 JP 2987285 B2 JP2987285 B2 JP 2987285B2 JP 5303108 A JP5303108 A JP 5303108A JP 30310893 A JP30310893 A JP 30310893A JP 2987285 B2 JP2987285 B2 JP 2987285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
pressing
film
film unit
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5303108A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07159934A (ja
Inventor
実 小野
憲史 小林
紘 大村
英文 於保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP5303108A priority Critical patent/JP2987285B2/ja
Publication of JPH07159934A publication Critical patent/JPH07159934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2987285B2 publication Critical patent/JP2987285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄及びリサイクルの
適性に優れたローコストなインスタントフイルムパック
及びカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影したその場で、すぐに写真が見られ
るカメラとしてインスタントカメラが広く知られてい
る。このインスタントカメラは、カメラ本体のフイルム
パック装填室にインスタントフイルムパックを装填して
使用される。インスタントフイルムパックには、自己処
理型のフイルムユニットが積層して収納されている。そ
して、1枚撮影する毎にフイルムユニットがカメラ本体
上面に設けられた取出し口から取り出される。このと
き、カメラ本体内の展開ローラがフイルムユニットの現
像液ポッドを裂開して現像液を露光面に展延して現像処
理を行う。これにより、取り出されたフイルムユニット
にはしばらくすると画像が現れる。
【0003】インスタントフイルムパックは、図16に
示すようなプラスチック製のケース2にフイルムユニッ
ト3を積層して収納したもので、ケース2は、露光開口
4を有する枠体2aと、底板2bとから構成されてい
る。また、枠体2aには、切欠き6が露光開口4に連続
するように形成されており、この切欠き6には撮影済み
のフイルムユニット3を排出するためのクロー部材5が
入り込む。更に、ケース2の一端部側には排出口7が形
成されており、撮影済みのフイルムユニット3を排出す
る。この排出口7を構成する枠体2aの上側部分には、
金属製のクリップ8が嵌め込まれており、排出口7を補
強している。また、ケース2内で金属製の圧板9が底板
2bに取り付けられており、この圧板9は複数の切欠き
と折り曲げ加工とによりバネ性が付与されている。圧板
9は、このバネ性により、フイルムユニット3を露光開
口4側へ押し付けて、フイルムユニット3に平面性を与
えている。
【0004】このようなインスタントフイルムパックは
インスタントカメラに装填されて、収納した全てのフイ
ルムユニットの撮影が終了するとインスタントカメラか
ら取り出され、不燃物として廃棄処分される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄処
分されるフイルムパックは、プラスチック製のケース2
と、金属製の圧板9及び補強用のクリップ8というよう
に異なる種類の材料が用いられているため、そのまま捨
てることは環境保護の観点から好ましくない。これに対
し、これを分解して同一材料毎に廃棄したり、これらを
リサイクルしたりすることも考えられるが、この場合に
は、ケースを破壊して金属製の圧板9やクリップ8を取
り出す必要がある。したがって、大量に廃棄やリサイク
ル処理する場合にはコストがかかり過ぎるため、現実的
には各材料毎に分別処理することは困難である。また、
上記金属製の圧板9は加工費用が高く、フイルムパック
自体のコストを高くしたり、フイルムパックの重量を増
加させてしまうという問題がある。
【0006】また、実開昭63−150939号公報あ
るいは実開昭63−150954号公報には、圧板の内
蔵を廃止したフイルムパックが示され、カメラの裏蓋に
設けた圧板によってフイルムユニットが露光開口側に押
しつけられるようになっている。しかしながら、このよ
うな圧板では、圧板が直接に接触する中央部分は確実に
露光開口側に押しつけられるが、フイルムユニットの両
端部側の押しつけが不充分になる。したがって、フイル
ムユニットを均一に押圧しようとする場合にカメラ側に
設ける圧板が大型化してしまい、これにより、カメラの
重量増加を招いてしまう問題がある。また、圧板が挿入
されるフイルムパック側の開口を大きくとる必要がある
ため、フイルムパックの遮光性が低下するとともに、ケ
ースの強度も低下するという問題もある。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
従来のインスタントフイルムパックに必要であった金属
製の圧板を省略して、フイルムパックの製造コストを低
減し、また使用後には簡単に廃棄やリサイクル処理する
ことができるとともに、フイルムパックの遮光性及び強
度が低下することのないようにしたインスタントフイル
ムパックを提供し、併せてこのようなフイルムパックが
用いられるように改良したカメラを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、押圧用開口をケースの底
板にフイルムユニットの排出方向で離して複数個形成
し、ケース内でフイルムユニットとケースの底板との間
に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮光シートを配
置し、この遮光シートを底板に部分的に又は全面的にシ
ールしたものである。
【0009】また、請求項2記載の発明では、押圧用開
口をケースの底板にフイルムユニットの排出方向で離し
て複数個形成し、ケース内でフイルムユニットとケース
の底板との間に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮
光シートを配置し、この遮光シートを底板に部分的に又
は全面的に弱くシールし、カメラへの装填時に前記押圧
部材によりシール部分が剥がされて、押圧部材により遮
光シートを露光開口側に押して、フイルムユニットを露
光開口に向けて押圧するようにしたものである。
【0010】また、請求項3記載の発明では、押圧用開
口をケースの底板にフイルムユニットの排出方向で離し
て複数個形成し、ケース内でフイルムユニットとケース
の底板との間に、押圧用開口を塞ぐための遮光シートを
配置し、この遮光シートとフイルムユニットの間に、弾
性を有しフイルムユニットを露光開口側に押圧するため
の押さえシートを配置し、前記遮光シートを底板に部分
的に又は全面的に強くシールして、カメラへの装填時に
前記押圧部材により遮光シートを突き破り、押圧用開口
から進入した押圧部材により押さえシートを押して、フ
イルムユニットを露光開口に向けて押すようにしたもの
である。
【0011】また、請求項4記載の発明は、押圧用開口
をケースの底板にフイルムユニットの排出方向で離して
複数個形成し、ケース内でフイルムユニットとケースの
底板との間に、弾性を有し押圧用開口を塞ぐための遮光
シートを配置し、この遮光シートをケースに積層して収
納される規定枚数分のフイルムユニットからの圧力によ
り底板に密着させ、カメラへの装填時に前記押圧部材に
より遮光シートを露光開口側に押してフイルムユニット
を露光開口側に押圧するようにしたものである。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし4のいずれか記載のインスタントフイルムパックを
用いるカメラにおいて、裏蓋に、裏蓋を閉じた状態でイ
ンスタントフイルムパックの押圧用開口に対面する位置
にフイルムユニットの押圧部材を設け、この押圧部材
は、裏蓋を閉じる操作により、押圧用開口からインスタ
ントフイルムパック内に進入して、前記遮光シートを介
してフイルムユニットを露光開口側に押圧するようにし
たものである。
【0013】
【作用】インスタントカメラの装填室に未使用のインス
タントフイルムパックを装填し、カメラの裏蓋を閉じ
る。この裏蓋の閉じ操作により、裏蓋の内側に取り付け
られた複数個の押圧部材は、フイルムパックの底板に形
成された押圧用開口からケース内に進入する。このと
き、遮光シートが底板に弱くシールされている場合や、
フイルムユニットからの圧力により遮光シートが底板に
密着されている場合には、遮光シートが底板から剥がさ
れて、遮光シートを介して押圧部材によりフイルムユニ
ットが露光開口側に押しつけられる。また、遮光シート
が底板に強くシールされている場合には、遮光シートが
押圧部材により突き破られて、押さえシートを介して押
圧部材によりフイルムユニットが露光開口側に押しつけ
られる。
【0014】フイルムユニットはフイルムユニットの排
出方向に離れた複数箇所で押圧部材により押され、しか
も間に弾性を有する遮光シートが介在した状態で押され
るため、押圧部材の押圧力と遮光シートの弾性変形によ
る反発力とにより、フイルムユニットは露光開口側に確
実に押しつけられる。これにより、フイルムユニットの
現像液が内包されたポッド側の端部はケースの排出口に
対面した位置にセットされるから、ケースの排出口にフ
イルムユニットが確実に入り込む。また、フイルムユニ
ットのトラップ部側の端部はクロー部材が係止する位置
にセットされるから、フイルムユニットがクロー部材で
確実に係止させられ、排出口から排出される。
【0015】
【実施例】図1に示すように、本発明を実施したインス
タントフイルムパック10は、プラスチックで形成され
た矩形体状のケース11に、フイルムユニット12を積
層して収納したものである。ケース11は、矩形枠状の
ケース本体11aと矩形状の底板11bとから構成され
ている。そして、フイルムユニット12や後に説明する
遮光カバー14,遮光シート30を内蔵した状態で、こ
れらケース本体11aと底板11bとが接着剤や超音波
溶着等により接合される。フイルムユニット12には、
露光部12aと、現像液を内包した現像液ポッド12b
と、現像時に余分な現像液を吸収するトラップ部12c
とが設けられている。これら現像液ポッド12bとトラ
ップ部12cとは露光部12aよりも少し膨らんでお
り、したがって、このフイルムユニット12を10枚程
度積層してケース11に収納すると、両端部の厚みが大
きく中央部の厚みが少なくなる。
【0016】ケース本体11aの上面側にはフイルムユ
ニット12への露光範囲を決定する露光開口13が形成
されている。この露光開口13は、未使用時には最上層
のフイルムユニット12の上に重ねられている上側遮光
カバー14により覆われている。露光開口13には、周
知のクロー部材5が入り込む切欠き15が連続して形成
されている。また、ケース本体11aの一端部の上側に
は、スリット状の排出口16(図5参照)が形成されて
いる。この排出口16からは、フイルムパック10のセ
ット直後に、後に説明するシャッタボタン49が押され
ることで上側遮光カバー14が排出される他に、撮影後
にはフイルムユニット12が排出される。また、排出口
16側の露光開口13の角部は矩形に切りかかれてお
り、デート写し込み用の切欠き13aとされている。そ
して、この切欠き13aに対応するインスタントカメラ
のフイルムパック装填室には、デート写し込み機構(図
示せず)が配置される。デート写し込み機構は、フイル
ムユニット12の排出時に、日付や時刻等を写し込む。
【0017】図2に示すように、底板11bには、1対
の押圧用開口20と、1対のユニット支持突起22とが
設けられている。1対の押圧用開口20は、フイルムユ
ニット12の排出方向に離して設けられており、排出方
向に直交する方向に長い矩形状に形成されている。この
押圧用開口20は、フイルムユニット12を露光開口1
3側に押圧するカメラ側の押圧部材25がフイルムパッ
ク10内に進入する際の入口となる。なお、押圧用開口
20は矩形状に形成する他に、楕円や円、その他矩形の
角を丸くしたもの等の適宜形状に形成してもよい。
【0018】1対のユニット支持突起22は、ユニット
排出口16と直交する方向で底板11bの両側端部に突
出するように形成されている。この突出した形状は、図
1に示すように、ケース11に規定枚数(本実施例では
10枚)のフイルムユニット12と上側遮光カバー14
とを収納したときに、現像液ポッド12bやトラップ部
12cを有する両端部と中央部分の露光部12aとの厚
みの相違からくる最下部のフイルムユニット12の湾曲
に対応した曲線とされている。したがって、最上部のフ
イルムユニット12は平坦とされて、露光開口13側に
押しつけられる。しかも、フイルムパック10をカメラ
へ装填する時に、誤って露光開口13の上側遮光カバー
14を押し下げるように持ってしまった場合でも、フイ
ルムユニット12はユニット支持突起で支持されるた
め、露光開口13から上側遮光シートが沈み込むことが
なく、フイルムユニットへの光の回り込みが防止され
る。
【0019】図1に示すように、底板11bには、フイ
ルムユニット12よりも1まわり小さいサイズで形成さ
れた底板側遮光シート30が設けられている。この底板
側遮光シート30は、カシメ部31を介して1対のユニ
ット支持突起22の間で底板11bに取り付けられてい
る。カシメ部31は、図2に示すように、遮光シート3
0の中央部付近に設けた1対の取付孔32から、取付ピ
ン31aを突き出した後に、この突出したピン31aを
溶着によりつぶして形成されている。また、底板11b
の押圧用開口20の周縁部には接着剤が塗布された接着
層33が形成されている。これにより、押圧用開口20
を遮光シート30によりシールしている。接着剤は、弱
い接着力のものが用いられ、これにより、後に説明する
ように、カメラの裏蓋に設けた押圧部材25が入り込む
際に、この部分の接着が簡単に剥がされる。また、接着
剤は押圧用開口20の周縁部に塗布する代わりに、遮光
シート30の該当部分に塗布してもよいし、遮光シート
の全面に塗布してもよい。
【0020】底板側遮光シート30は腰が強く、弾性が
あるプラスチックフイルムにより、厚みが0.15〜
0.5mm、より好ましくは0.2〜0.4mmで形成され
ている。とくに、耐熱性に優れ高温でも変形が起きにく
く、しかも耐経時性に優れ負荷をかけておいても長時間
形状を保つ性質を有するため、高温で負荷をかけておい
ても性能劣化が少ない、ポリカーボネートやポリアリレ
ート等のプラスチックフイルムが好ましい。
【0021】遮光シート30の表面は滑り性が良いこと
が好ましく、それによりインスタントカメラ側の押圧部
材25が接触して、この遮光シート30を押し上げて
も、押圧部材25に横方向などからの無理な力がかから
ず、押圧部材25の摺動性を損なうことが無く、耐久性
も向上する。
【0022】また、フイルムユニット12と遮光シート
30との間の滑り抵抗μ1と、各フイルムユニット12
間の滑り抵抗μ2との関係を、μ1>μ2に設定するこ
とで、フイルムパック10内の最下層のフイルムユニッ
ト(10枚目のフイルムユニット)12と遮光シート3
0との間に、各フイルムユニット12間の滑り抵抗μ2
よりも大きい滑り抵抗μ1が発生する。これにより、9
枚目排出時に10枚目が引きずられて排出されることが
なく、しかも、滑り抵抗μ1も最後のフイルムユニット
12を円滑に排出することができる程度の小さな滑り抵
抗に設定するため、最後のフイルムユニット12の排出
時には、クロー部材からフイルムユニット12が外れる
ことなく、これを確実に排出することができる。さらに
は、クロー部材にかかる負担を軽減することができる。
前記滑り性の付与方法は、遮光シート30の表面にしぼ
面、艶消しなどを加工しても良いし、プラスチックフイ
ルムを製造する際に滑剤を加えてもよい。
【0023】この底板側遮光シート30は、フイルムユ
ニット12の現像液ポッド12a側とトラップ側12c
との端縁が幅4〜7mm程度で、露光開口13側にくの字
状に折り曲げられており、この折り曲げ部30aの弾性
により、フイルムユニット12の両端部を露光開口13
側に確実に押しつけるようにしている。したがって、現
像液ポッド12b側のフイルムユニット12の端縁がユ
ニット排出口16に臨む位置に確実にセットされ、フイ
ルムユニット12を確実に排出することができる。ま
た、トラップ部12c側のフイルムユニット12の端縁
がクロー部材の切欠き15側に押しつけられることによ
り、クロー部材によるフイルムユニット12の係止が確
実に行えるようになり、フイルムユニット12の排出を
確実に行うことができる。
【0024】次に、上記インスタントフイルムパック1
0を用いるインスタントカメラについて説明する。イン
スタントカメラの使用状態を示す図3において、このイ
ンスタントカメラ40は、薄型の箱状の輪郭を持った本
体部41と、この本体部41に一体に設けられたグリッ
プ42と、本体部41に対し起伏自在なレンズボード4
3と、このレンズボード43を下方から支持する支持ス
テー44,45と、前記支持ステー44と本体部41と
に係合された左手指支持体46とを備えている。さら
に、前記本体部41とレンズボード43との間には撮影
光路を覆う蛇腹47が設けられている。
【0025】前記グリップ42には、前面上部にシャッ
タレリーズ操作を行うシャッタボタン49が設けられて
いる。また、本体部41には、撮影範囲を視認するため
のファインダ50及びストロボ装置51が設けられてい
る。さらに、上面には撮影済みのフイルムユニットが取
り出されるスリット状の取出し口52が設けられてい
る。
【0026】前記レンズボード43は、前面に撮影レン
ズ54,前面内部にシャッタ及び絞り機構等が設けられ
ており、カメラの不使用時には取付軸部55を中心とし
て本体部41の前面に倒伏される。また、前記支持ステ
ー45は、レンズボード43の起伏に連動するために、
レンズボード43と本体部41とに係合しており、カメ
ラ40の不使用時には取付軸56を中心にレンズボード
43に対して回動し、スリット57から本体部41内に
収納されるようになっている。また、左手指支持体46
は、取付軸58を介して本体部41に回動自在に取り付
けられており、支持ステー44のスリット44aにピン
46aが係合している。したがって、レンズボード43
が倒伏されときには支持ステー44に連動してレンズボ
ード43と本体部41との間に収納される。これによ
り、カメラ40は不使用状態において図4に示すような
薄型の箱状となり携帯性が向上する。
【0027】図3に示すように、蛇腹47は、レンズボ
ード43と本体部41とを光密に連結するように取り付
けられている。この蛇腹47は伸縮自在となっており、
レンズボード43の倒伏に連動して本体部41内を遮光
したまま折り畳まれ、本体部41とレンズボード43と
の間に収納されるようになっている。
【0028】また、インスタントカメラ40の断面図で
ある図5に示すように、本体部41の背面にはヒンジ6
0を介して裏蓋61が設けられており、この裏蓋61を
開くとフイルムパック装填室が露呈される。フイルムパ
ック装填室には、前記インスタントフイルムパック10
が装填される。なお、図5に示すフイルムパック10に
は5枚のフイルムユニット12が描かれているが、これ
はフイルムユニット12の厚みを強調したものであり、
実際には、図1に示すように10枚のフイルムユニット
12が積層して収納されている。
【0029】フイルムパック装填室の上壁には、フイル
ムパック10から排出されたフイルムユニット12を前
述した取出し口52に送るための排出口65が形成され
ており、その上部には展開ローラ対66が設けられてい
る。この展開ローラ対66は、それぞれ矢印方向に回転
することによって露光されたフイルムユニット12を挟
み込み、フイルムユニット12の現像液ポッド12bを
押圧して裂開し、現像液を露光部12aに展延する。さ
らに、展開ローラ対66の上部には排出通路67が形成
されており、フイルムユニット12は排出通路67を経
て前記取り出し口52から排出される。
【0030】図5に示すように、裏蓋61の内側には押
圧部材25が設けられている。この押圧部材25は、突
出ブロック71と、板バネ72と、これらを保持する保
持部材73とから構成されている。図2に示すように、
保持部材73は、フイルムパック10の押圧用開口20
に対面する位置で裏蓋61から突出するように形成され
ており、図6に示すように、突出ブロック71及び板バ
ネ72を保持する保持穴73aを備えている。突出ブロ
ック71は、先端部71aが断面円弧形状に丸くされて
おり、フランジ71bを介して保持部材73の保持穴7
3aから脱落することのないようにされている。板バネ
72は、突出ブロック71を保持部材73から突出させ
るように付勢する。なお、板バネ72を用いる代わり
に、コイルバネで突出ブロック71を突出方向に付勢す
るようにしてもよい。この突出ブロック71は、板バネ
72により、最大突出位置と最小突出位置との間で変位
する。最大突出位置では、突出ブロック71により、最
後のフイルムユニット12が遮光シート30を介して露
光開口13に押しつけられる。また、最小突出位置で
は、突出ブロック71は、規定枚数分のフイルムユニッ
ト12が装填された状態で上側遮光カバー14を露光開
口13に押しつける。
【0031】図5に示すように、押圧部材25は、前記
押圧用開口20からフイルムパック10内に進入し、底
板側遮光シート30を押圧する。これにより、遮光シー
ト30は底板11bから浮き上がってフイルムユニット
12が露光開口13側に押しつけられる。また、遮光シ
ート30自身が有する弾性と押圧部材25の押圧とによ
りフイルムユニット12の現像液ポッド12b側とトラ
ップ部12c側の端部が押し付けられる。したがって、
フイルムユニット12のトラップ部12c側はクロー部
材に確実に引っ掛かり、ポッド部12b側は排出口65
に確実に入り込む。
【0032】次に上記実施例の作用について説明する。
先ず、図5に2点鎖線で示すように、インスタントカメ
ラ40の裏蓋61を開放して、フイルムパック装填室に
フイルムパック10を装填する。インスタントカメラ4
0は、非使用時には図4に示すような薄型の箱状に折り
畳まれている。使用するときにはレンズボード43を引
き起こして、これを支持ステー44,45で支持し、図
3に示す使用状態にする。
【0033】図5に示すように、フイルムパック10の
装填後に裏蓋61を閉じると、押圧部材25はフイルム
パック10の底板11bに形成された押圧用開口20か
らフイルムパック10内に進入して、遮光シート30と
底板11bとの接着層33(図2参照)によるシールを
剥がす。進入した押圧部材25の突出ブロック71によ
り、遮光シート30を介してフイルムユニット12及び
上側遮光カバー14をケース本体11aの露光開口13
側に押し付ける。
【0034】フイルムパック10の装填後には、図3に
示すように、シャッタボタン49を一度押すことにより
シャッタレリーズが行われ、この直後に遮光カバー14
の排出が行われる。この排出は、クロー部材が切欠き1
5に進入して遮光カバー14に係止し、排出口16に送
りだすことにより行われる。送り出された遮光カバー1
4は、フイルムパック装填室の排出口65を通り、展開
ローラ対66により排紙通路67を経て、取出し口52
から排出される。以降、露光開口13に未露光のフイル
ムユニット12がセットされ、撮影可能状態になる。そ
して、レリーズ操作により撮影が行われる毎に、撮影済
みのフイルムユニット12が排出される。なお、遮光シ
ート30の折り曲げ部30aにより、フイルムユニット
12の両端部はケース本体11a側に確実に押しつけら
れるため、露光開口13にセットされたフイルムユニッ
ト12が平坦にされる。しかも、フイルムユニット12
の現像液ポッド12bは排出口16に臨む位置にセット
され、トラップ部32c側も切欠き15に押しつけられ
るため、クロー部材に確実に係止され、撮影済みのフイ
ルムユニット12の排出を確実に行うことができる。し
たがって、フイルムユニット12の平面性と排出の確実
性とが維持される。
【0035】なお、上記実施例では、フイルムユニット
12を押し付けるために押圧部材25に板バネ72を設
けたが、これの代わりに、フイルムユニット12の枚数
や押圧力に対応してコイルバネやねじりバネを用いても
よい。また、押圧部材25はフイルムユニット12の幅
方向に長く一体的に形成したが、これは図7に示すよう
に、フイルムユニットの幅方向に分断させた4個の押圧
部材75を裏蓋74に形成してもよい。さらには、押圧
部材25,75の数量及び形状は、フイルムユニット1
2の大きさや剛性等により任意に変更可能である。
【0036】また、押圧用開口20を確実に遮光するた
めに、上記第1実施例では、遮光シート30の周辺部を
弱い接着力の接着層33によりシールしたが、これに代
えて、図8に示す第2実施例のように、強い接着力を有
する接着層34を押圧用開口20の周縁部に形成し、こ
の押圧用開口20を遮光シート35により強くシールし
て遮光するようにしてもよい。なお、説明以外の構成の
詳細については上記第1実施例と同様であり、同一構成
部材には同一符号が付してある。接着層34は、押圧用
開口20の周縁部に塗布する代わりに、遮光シート30
の該当する部分や全面に塗布してもよい。
【0037】前記遮光シート35は薄いものが用いら
れ、インスタントフイルムパックをカメラのフイルムパ
ック装填室にセットした後に裏蓋を閉じると、押圧部材
25により遮光シート35が容易に突き破られるように
なっている。この遮光シート35には取付ピン31aが
貫通するための孔35aが形成されている。また、遮光
シート35とフイルムユニット12との間には、弾性を
有する押さえシート36が配置されている。押さえシー
ト36は、上記第1実施例の遮光シート30と同じよう
に構成されており、両端部に折り曲げ部36a、中央部
に取付孔36bが形成されているが、これ自身は遮光性
を備える必要はない。
【0038】また、図2に示す第1実施例において、接
着層33を省略してもよい。この場合には、規定枚数の
フイルムユニット12を積層したときのフイルムユニッ
ト12からの圧力により、遮光シート30を底板11b
に密着させるようにする。
【0039】更には、図9に示す第3実施例のように、
遮光シート76をフイルムユニット12と底板11bと
の間に単に配置するようにして、中央部におけるカシメ
部による固定は省略してもよい。このように構成するこ
とで、取付ピン31aの先端をつぶしてカシメたりする
必要がなく、フイルムパックの生産が簡単になる。
【0040】また、図10及び図11に示す第4実施例
のように、第1実施例と同じような遮光シート30の他
に、副遮光シート80を押圧用開口30毎に接着テープ
81により開閉自在に取り付けて、遮光性を持たせても
よい。なお、説明以外の構成の詳細については上記第1
実施例と同様であり、同一構成部材には同一符号が付し
てある。この場合には、副遮光シート80の外側端部側
を接着テープ81により底板11bに接着する。したが
って、押圧部材25の突出ブロック71の進入により、
副遮光シート80は接着テープ81による接着部を中心
にして、押し開かれる。このとき、裏蓋61が完全に閉
じられる前に、突出ブロック71はフイルムパック10
内に進入するが、この進入時に、遮光シート30と副遮
光シート80とユニット支持突起22とにより、外光が
フイルムパック内に進入することが確実に防止される。
なお、副遮光シート80は、接着テープ81による他
に、カシメ部や接着剤により底板11bに取り付けても
よい。
【0041】なお、上記各実施例では、底板側遮光シー
ト30や押さえシート36の両端部を露光開口側に折り
曲げて、この折り曲げ部30a,36aにより、フイル
ムユニット12の両端部をケース本体の露光開口20側
に確実に押しつけるようにしたが、この折り曲げ部30
a,36aを形成することなく、平板状の遮光シートや
押さえシートを用いるようにしてもよい。
【0042】図16を参照して説明したように、従来の
フイルムパックの排出口7には補強の目的で金属製のク
リップ8が嵌め込まれている。しかし、このクリップ8
は本発明の目的であるフイルムパックの廃棄適性やリサ
イクル適性の向上にとって不適応なものであるため廃止
する必要があるが、これを単に廃止すると、排出口7の
強度が低下し、フイルムパック内からのフイルムユニッ
トの押圧で、図12に示すように排出口100が変形し
てしまうことがある。排出口100が変形するとフイル
ムユニットの平面性の維持が難しくなり、質のよい写真
が得られなくなることがある。また、現像済みのフイル
ムユニットの排出が不安定になったり、排出口と展開ロ
ーラとの位置関係が定まらず現像液の展延が不安定にな
ることもある。
【0043】上記問題を解決するために、図13に示す
ように、インスタントカメラのフイルムパック装填室内
で突起101を突出させて排出口100の変形を抑える
ように矯正してもよい。また、図14に示すように、突
起102をさらに突出させて積極的に排出口100を変
形させることもできる。通常フイルムユニットの現像液
を展開するときには、現像液が中央部付近に集まり易い
ため、排出口100でこの中央部を押すことにより現像
液の分布を均一に補正することができる。突起101
は、図のような平面状の押圧部材を有するものの他に、
緩く湾曲した円弧状の押圧部材としてもよい。
【0044】また、上記各実施例では、押圧用開口20
は矩形状に形成したが、図15に示す第5実施例のよう
に、1対の押圧用開口105の一方に、指掛け用の突片
106を形成して、フイルムパック107を構成しても
よい。この場合には、この突片106に指を掛けること
で、撮影済みの空のパックをカメラのフイルムパック装
填室から容易に取り出すことができる。なお、突片10
6は円弧状に突出させる他に、矩形状や三角形状に突出
させてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフイルム
パックは、ケースに押圧用開口を形成し、この押圧用開
口を遮光シートで遮蔽し、該開口からケース内に進入す
る押圧部材をインスタントカメラの裏蓋に設けたので、
フイルムパック内に金属製の圧板を設ける必要がなくな
る。したがって、使用済みフイルムパックの廃棄適性や
リサイクル適性の向上とフイルムパックのコストの減少
や軽量化が可能となる。
【0046】また、押圧用開口をケースの底板にフイル
ムユニットの排出方向で離して複数個形成したから、フ
イルムユニットをフイルムユニットの排出方向に離れた
複数箇所で押圧部材により押すことができ、しかも間に
弾性を有する遮光シートが介在した状態で押すことがで
きる。特に、遮光シートの中央部付近を底板に固定し
て、遮光シートの両端部と中央固定部分との間を押圧部
材が押圧するように構成することにより、遮光シートは
中央の固定部分を中心として変形し、両端部での弾性変
形量が最大となる。これにより、遮光シートの両端部の
弾性変形による反発力で、フイルムユニットの両端部を
露光開口側に確実に押しつけることができる。したがっ
て、フイルムユニットの現像液が内包されたポッド側の
端部はケースの排出口に対面した位置にセットされるか
ら、ケースの排出口にフイルムユニットが確実に入り込
む。また、フイルムユニットのトラップ部側の端部はク
ロー部材が係止する位置にセットされるから、フイルム
ユニットがクロー部材で確実に係止させられ、排出口か
ら排出される。
【0047】また、押圧用開口をケースの底板にフイル
ムユニットの排出方向で離して複数個形成したから、カ
メラ側に設ける押圧部材が分散されるため、押圧部材を
小さくすることができる。したがって、カメラの重量軽
減とコンパクト化とを図ることができる。また、押圧用
開口も分散して配置されるため、ケースの強度低下を抑
えることができる。
【0048】また、遮光シートを底板に弱くシールする
ことで、フイルムパックの遮光を確実に行うことができ
る他に、フイルムパックのカメラへの装填時の、押圧部
材のフイルムパック内への進入抵抗を小さくすることが
できる。これにより、押圧部材のバネが大型化すること
がなく、カメラの軽量化及びコンパクト化を図ることが
できる。また、遮光シートを底板に強くシールするとと
もに、薄い遮光シートを用いることにより、上記同様に
フイルムパックの遮光性を高めるととにも、遮光シート
が押圧部材により簡単に破られるため、押圧部材のフイ
ルムパック内への進入抵抗を小さくすることができる。
【0049】また、カメラの裏蓋に、裏蓋を閉じた状態
でインスタントフイルムパックの押圧用開口に1面する
位置にフイルムユニットの押圧部材を設け、この押圧部
材は、裏蓋を閉じる操作により、押圧用開口からインス
タントフイルムパック内に進入して、前記遮光シートを
介してフイルムユニットを露光開口側に押圧するように
したから、廃棄及びリサイクルの適性に優れたインスタ
ントフイルムパックを用いることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のフイルムパックを分解し
て示す斜視図である。
【図2】同フイルムパックのフイルムユニットと、底板
側遮光シートと、底板と、カメラ側の蓋板とを示す斜視
図である。
【図3】同フイルムパックを用いるインスタントカメラ
の使用状態の外観を示す斜視図である。
【図4】同インスタントカメラの非使用状態の外観を示
す斜視図である。
【図5】同インスタントカメラ及びフイルムパックを示
す要部断面図である。
【図6】押圧部材を切り欠いて示す斜視図である。
【図7】他の押圧部材を示す斜視図である。
【図8】第2実施例のフイルムパックの遮光シートと副
遮光シートと底板とを示す分解斜視図である。
【図9】第3実施例のフイルムパックと裏蓋とを示す断
面図である。
【図10】第4実施例のフイルムパックの遮光シートと
底板とを示す分解斜視図である。
【図11】同フイルムパックと裏蓋とを示す断面図であ
る。
【図12】フイルムパックの排出口の変形状態を示す説
明図である。
【図13】排出口の変形を防止する突起を示す正面図で
ある。
【図14】排出口を積極的に変形させる実施例を示す正
面図である。
【図15】第5実施例のフイルムパックの押圧用開口を
示す斜視図である。
【図16】従来のフイルムパックの外観を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 フイルムパック 11 ケース 11a ケース本体 11b 底板 12 フイルムユニット 13 露光開口 20 押圧用開口 22 ユニット支持突起 25,75 押圧部材 30 遮光シート 30a 折り曲げ部 33,34 接着層 36 押さえシート 36a 折り曲げ部 40 インスタントカメラ 61 裏蓋 80 副遮光シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 於保 英文 埼玉県朝霞市泉水3ー13ー45 富士写真 フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−415(JP,A) 実開 平2−3533(JP,U) 実開 昭63−150939(JP,U) 特公 昭40−9948(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00 G03B 17/52 G03B 17/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に露光開口が形成されたケースと、
    このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
    フイルムユニットとからなり、ケースには、露光済みの
    フイルムユニットが一端側から排出される排出口と、こ
    の排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー
    部材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口
    側に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧
    用開口とが形成されたインスタントフイルムパックにお
    いて、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
    出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
    ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
    塞ぐための遮光シートを配置し、この遮光シートを底板
    に部分的に又は全面的にシールしたことを特徴とするイ
    ンスタントフイルムパック。
  2. 【請求項2】 上面に露光開口が形成されたケースと、
    このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
    フイルムユニットとからなり、ケースには、露光済みの
    フイルムユニットが一端側から排出される排出口と、こ
    の排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー
    部材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口
    側に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧
    用開口とが形成されたインスタントフイルムパックにお
    いて、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
    出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
    ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
    塞ぐための遮光シートを配置し、この遮光シートを底板
    に部分的に又は全面的に弱くシールし、カメラへの装填
    時に前記押圧部材によりシール部分が剥がされて、押圧
    部材により遮光シートを露光開口側に押して、フイルム
    ユニットを露光開口に向けて押圧するようにしたことを
    特徴とするインスタントフイルムパック。
  3. 【請求項3】 上面に露光開口が形成されたケースと、
    このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
    フイルムユニットとからなり、ケースには、露光済みの
    フイルムユニットが一端側から排出される排出口と、こ
    の排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー
    部材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口
    側に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧
    用開口とが形成されたインスタントフイルムパックにお
    いて、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
    出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
    ットとケースの底板との間に、押圧用開口を塞ぐための
    遮光シートを配置し、この遮光シートとフイルムユニッ
    トの間に、弾性を有しフイルムユニットを露光開口側に
    押圧するための押さえシートを配置し、前記遮光シート
    を底板に部分的に又は全面的に強くシールして、カメラ
    への装填時に前記押圧部材により遮光シートを突き破
    り、押圧用開口から進入した押圧部材により押さえシー
    トを押して、フイルムユニットを露光開口に向けて押圧
    するようにしたことを特徴とするインスタントフイルム
    パック。
  4. 【請求項4】 上面に露光開口が形成されたケースと、
    このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
    フイルムユニットとからなり、ケースには、露光済みの
    フイルムユニットが一端側から排出される排出口と、こ
    の排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー
    部材が入り込む切欠きと、フイルムユニットを露光開口
    側に押圧するためにカメラ側の押圧部材が入り込む押圧
    用開口とが形成されたインスタントフイルムパックにお
    いて、 前記押圧用開口をケースの底板にフイルムユニットの排
    出方向で離して複数個形成し、ケース内でフイルムユニ
    ットとケースの底板との間に、弾性を有し押圧用開口を
    塞ぐための遮光シートを配置し、この遮光シートをケー
    スに積層して収納される規定枚数分のフイルムユニット
    からの圧力により底板に密着させ、カメラへの装填時に
    前記押圧部材により遮光シートを露光開口側に押してフ
    イルムユニットを露光開口側に押圧するようにしたこと
    を特徴とするインスタントフイルムパック。
  5. 【請求項5】 上面に露光開口が形成されたケースと、
    このケースに積層して収納される複数の矩形シート状の
    フイルムユニットとからなり、ケースは、露光済みのフ
    イルムユニットが一端側から排出される排出口と、この
    排出口に向かってフイルムユニットを送り出すクロー部
    材が入り込む切欠きと、底板にフイルムユニットの排出
    方向で離して形成された複数個の押圧用開口と、前記フ
    イルムユニットとケースの底板との間で配置され、弾性
    を有し押圧用開口を塞ぐための遮光シートと、この遮光
    シートを底板に部分的に又は全面的にシールするシール
    部とを備えたインスタントフイルムパックを用い、この
    インスタントフイルムパックをフイルムパック装填室に
    挿入した後に裏蓋を閉じて、インスタントフイルムパッ
    クが光密に装填されるようにしたカメラにおいて、 前記裏蓋に、裏蓋を閉じた状態でインスタントフイルム
    パックの押圧用開口に対面する位置にフイルムユニット
    の押圧部材を設け、この押圧部材は、裏蓋を閉じる操作
    により、押圧用開口からインスタントフイルムパック内
    に進入して、前記遮光シートを介してフイルムユニット
    を露光開口側に押圧するようにしたことを特徴とするカ
    メラ。
JP5303108A 1993-12-02 1993-12-02 インスタントフイルムパック及びカメラ Expired - Fee Related JP2987285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303108A JP2987285B2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 インスタントフイルムパック及びカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5303108A JP2987285B2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 インスタントフイルムパック及びカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07159934A JPH07159934A (ja) 1995-06-23
JP2987285B2 true JP2987285B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=17916988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5303108A Expired - Fee Related JP2987285B2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 インスタントフイルムパック及びカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2987285B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3653397B2 (ja) * 1998-09-09 2005-05-25 富士写真フイルム株式会社 インスタントフイルムパック用遮光カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07159934A (ja) 1995-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2875102B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
US6195508B1 (en) Photo film pack for self-developing photo film units with light-shielding cover sheet, and instant camera
JP3530225B2 (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2987285B2 (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2000081665A (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2987283B2 (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2987284B2 (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2987282B2 (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
US5541683A (en) Instant film pack and instant camera
US4903063A (en) Instant film pack
JP3473980B2 (ja) インスタントカメラ
JP2000089354A (ja) インスタントフイルムパック用遮光カバー
JPH07244334A (ja) インスタントカメラ
JP3558362B2 (ja) インスタントフイルムパック
JPH0241621Y2 (ja)
JP2000089351A (ja) インスタントフイルムパック及びカメラ
JP2000089353A (ja) インスタントフイルムパック
JP2000010183A (ja) インスタントカメラ
JP3589728B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2004157167A (ja) インスタントフイルムパック
JP2004144772A (ja) インスタントフイルムパック
JP2000081689A (ja) インスタントフイルムパック
JP3614983B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2980494B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP2967064B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees