JP3015141B2 - シート収納マガジン及びこれを有するシステム - Google Patents

シート収納マガジン及びこれを有するシステム

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JP3015141B2
JP3015141B2 JP3134204A JP13420491A JP3015141B2 JP 3015141 B2 JP3015141 B2 JP 3015141B2 JP 3134204 A JP3134204 A JP 3134204A JP 13420491 A JP13420491 A JP 13420491A JP 3015141 B2 JP3015141 B2 JP 3015141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置やフィルム
処理装置等に使用され、感光シートを多数枚積層して収
納するマガジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩フィルム等の感光シートフィ
ルムを多数枚積層して収納するマガジンは、例えば板金
を折り曲げて筐体を形成し、これを組み合わせて構成す
るのが一般的である。この際、内部に収納した感光シー
トが外部からの漏れ光で感光しないように、板金を複雑
に折り曲げたり溶接したりしてクランクを形成したり、
弾性の遮光部材をはさみ込んで光を遮断する構造をとっ
ていた。しかしこのような従来のマガジンは、部品が多
数必要であり組立の工程も複雑である。又、弾性の遮光
部材を使用した場合は、遮光部材の耐候性の問題やメン
テナンス上の都合で分解した時に再現性が良好でないと
いった問題がある。
【0003】そこでマガジンの材質をプラスチックと
し、プラスチックを型に流し込んで成型して作成すれ
ば、複雑な形状の部品を低コストに作成することができ
る。しかしながらプラスチックは一般的には導電性がな
く、マガジンにシートフィルムを出し入れする際に摩擦
によって静電気が発生蓄積し易いという性質を有する。
シート収納マガジンにおいてはこの静電気対策は非常に
重要な課題である。なぜならば静電気が発生すると、こ
れによってシートフィルムが貼り付いてしまい、サプラ
イマガジンにおいては、シートフィルムを1枚ずつ取り
出す分離作用に悪影響を及ぼし、又、レシーブマガジン
であればマガジン内に搬入されるシートが貼り付いてジ
ャミングを起こす原因となり、更には蓄積された静電気
がスパークしてシートフィルムが感光してかぶってしま
うという畏れがあるためである。
【0004】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
ので、その目的は静電気対策や遮光性や強度等に優れ、
信頼性が高くて取扱性が良好なシート収納マガジン及び
これを用いたシステムを低コストで提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の一つの形態は、多数枚の感光シートを内部に積層収
納するシート収納マガジンが、少なくとも一方が非導電
性の部材である底部と蓋部、及び該シート収納マガジン
外部に露出する位置に設けられた電極手段、更にシート
を収納した際に実質的にシートと接触し且つ前記電極手
段と導通する導電性の部材を有することを特徴とし、本
発明の他の一つの形態は、多数枚の感光シートを内部に
積層収納するシート収納マガジンが、蝶番で接続された
開閉自在な底部と蓋部を有し、前記底部と蓋部の少なく
とも一方の前記蝶番と対向する辺にマガジン搬送用又は
マガジン脱着用の把手を設けたことを特徴とし、本発明
の更に他の一つの形態は、多数枚の感光シートを積層収
納するシート収納マガジンが、蝶番で接続された開閉自
在な底部と蓋部を有し、開閉軸と直交する辺の底部と蓋
部とが分かれる部分近傍が前記底部と蓋部の両方におい
てその隣接部に比べてマガジンの外側に向かって膨出し
ており、底部と蓋部を閉じた際にかみ合う遮光段部を前
記膨出部に形成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例を用いて詳細に
説明する。図1は撮影装置や画像記録装置等で用いら
れ、多数枚の感光性シートフィルム(銀塩フィルム等)
を積層収納するシート収納マガジンの外観図であり、1
はマガジン底部であって底面には四隅に小突起部12、
13が設けられている。2はマガジン蓋部、4は蓋部に
形成された開口、3は蓋部2に設けられたスライド蓋で
図中Cの矢印方向にスライド可能である。5はスライド
蓋の一端に設けられた突起で、スライド蓋3を開閉する
際に装置の開閉機構と係合するためのものである。マガ
ジンが装置に装着された状態でスライド蓋3を開けて開
口4からマガジン内部に収納されるシートを取り出すこ
とができる。6はマガジンを持ち運びするための、更に
は操作者がマガジンを装置に脱着する際に用いる把手で
ある。該把手6は底部1と蓋部2の両方に同形状のもの
が設けられ、底部1と蓋部2を閉めた状態で一つの把手
を形成する。42は蝶番であって、把手6と対向する一
辺で底部1と蓋部2を接続して、蝶番42を支軸にして
図2のように開閉自在な構成とする。
【0007】装置に対するマガジンの出し入れ方向は蓋
部2が開閉する軸と直交する方向(A方向)である。よ
って把手6を蝶番42と同一の辺に取付ける形態もあり
得るが、この場合、蓋部2を開ける際に把手が邪魔にな
って開閉に支障を生じる。更にはマガジン持ち運びの際
に万一蓋部2が開いたら中のシートフィルムが落下して
しまう畏れがある。よって蝶番42と対向する辺に把手
6を設けた。なお把手6は底部1か蓋部2のどちらか一
方だけに設けても良いが、強度や安全性を考慮すれば実
施例のごとく両方に設けることが好ましい。このような
位置に把手6を設けることによってマガジンの取扱性が
良好になった。
【0008】図3は図1のAAの断面図であり、8、9
は底部1及び蓋部2の合わせ目近傍でマガジンの外側に
膨らんだ膨出部である。膨出部8には凹状の段部10、
膨出部9には凸状の段部11が形成され、両段部10、
11がかみ合って嵌合することで外部から光がマガジン
内部に進入するのを防止あるいは弱めるようになってい
る。すなわち段部10、11は遮光作用を有する遮光嵌
合段部としての機能を備える。このような膨出部8、9
及び段部10、11はマガジンの四周に渡って形成され
ている。
【0009】底部1と蓋部2はその材質は非導電性のプ
ラスチックであり、プラスチックを型に流し込んで成型
する所謂モールドによって作成する。これによって段部
付近の複雑な形状を有する部品を低コストで得ることが
できる。この時、プラスチックを型に流し込んで作成す
る際、図9のように肉圧が不均一であると、成型の際ヒ
ケが生じて外観が見苦しくなったり、湯が型の末端まで
流れずに所定の形状の部品が得られなくなる畏れがあ
る。そこで本実施例ではこのような不都合を避け肉圧が
均一になるように、第3図に示すような段部付近のみを
外側に膨出させた形状とした。これによって確実な成型
がなされ十分な強度と軽量化と低コスト化を同時に達成
した。更にはマガジンを装置に挿入する際に側面で接触
摺動する部分が膨出部だけなので摩擦が小さくキズがつ
きにくいという効果も得られた。なお、図8はこの部分
の形状の変形例であり、凸形状と凹形状の段部同士が嵌
合する。
【0010】又、図3において15は積層シートフィル
ムFを収納する箱状の導電性金属ケースである。ケース
15の表面には非導電性のメッキが施すことが好まし
い。この理由は表面が完全な導電性のケースであると、
静電気の溜ったシートフィルムが接触した際にスパーク
が発生する可能性があるためである。そこで表面に非導
電性のメッキを施せばこのような事態を防ぐことができ
る。非導電性のメッキは非常に薄いため後述するように
ケース15がアースと導通して状態では、非導電性の部
分に蓄積される静電気が非常に小さく静電気による障害
は起きにくい。これによってシートフィルムが静電気で
貼り付いてシートの分離性や収納性が損なわれる問題、
更には蓄積された静電気がスパークしてフィルムが感光
してしまう問題が著しく低減される。又、仮に段部1
0、11の継ぎ目から僅かな漏れ光が進入したとして
も、ケース15の四辺の側板によって完全な遮光が行な
われるため、外光によるシートフィルムFへの感光も非
常に効果的に防止できる。
【0011】図4は蓋部2を裏側から見た図であり、1
7は図中B方向に僅かに移動可能な板状部材、18は板
状部材17が移動する際にこれをガイドするガイド部材
である。板状部材17は2つの腕部19を有し、両腕部
19にはそれぞれ長孔20が形成される。21はスライ
ド蓋3の裏面に設けられた2つの突起で、各長孔20と
係合している。板状部材17の上端位置には金属製の押
しボタン22が設けられ、押しボタン22は蓋部2の側
面に設けられた凹部23に係合して、マガジン外部から
指又は棒状の部材で押せるようになっている。金属製の
押しボタン22は後述するように電極としの作用も兼ね
備えている。板状部材17と押しボタン22はバネ等の
付勢手段24によって、図4の上方向すなわちマガジン
外側に向けて付勢されている。25は金属の板バネ部で
あって、図3で示したマガジン底部に設けられた導電性
ケース15に対して付勢力をもって接触して導通してい
る。押しボタン22が押されると、その先端が板バネ2
5に接触し、押しボタンと板バネ25が導通することに
より、押しボタン22とケース15の導通がとれた状態
となる。すなわちシートフィルムを収納するケース15
から押しボタン22までが全て導電性の部材で接続され
導通した状態となる。
【0012】図4の状態では長孔20右端のカギ部が突
起21が係合し、スライド蓋3は図の左方への移動が防
止されロック状態にある。ここで押しボタン22が押さ
れると、これに伴って板状部材17が付勢手段24の付
勢力に逆らって図の下方方向へ移動し、突起21が長孔
20のカギ部から外れロックが解除された状態となる。
この状態でスライド蓋3を左方向にスライドさせること
ができる。逆にスライド蓋が3が開いた状態から図の右
方向にスライドさせると突起21は長孔20のカギ部と
係合してロック状態となる。
【0013】さて次に、以上説明した構成のシート収納
マガジンを撮影装置や画像記録装置に装填する際の装置
側のマガジン受入機構を説明する。図5は装置側のマガ
ジン受入機構の構成を示す斜視図であり、26は挿入し
たマガジンを受入れて保持するためのケース、27は不
図示の駆動手段によって図中E方向に往復運動するレバ
ーで先端には溝28が設けられ、マガジンをケース26
に挿入した際、マガジンのスライド蓋3に設けられた突
起5と係合するようになっている。レバー27の往復運
動(E方向)に伴ってマガジンのスライド蓋3の開閉が
行なわれる。29はケース26の後側の壁面に設けられ
た突起電極で、導電性のある金属で作られ装置本体のア
ースと導通がなされている。突起電極29はマガジンが
挿入された際、マガジンの外部に露出した金属の押しボ
タン22に当接する位置にある。30はケース26の後
端の両側に設けられたダンパーであり、マガジンが挿入
された際の衝撃を緩和するためのものである。31は板
バネでマガジンが挿入された時、図の矢印F方向にマガ
ジンを付勢し突起電極29がマガジンの押しボタン22
を押す力を略等しくする。
【0014】32はケース26の下面の両端に2枚取付
けられ、滑りの良い材料でできたガイドであって、マガ
ジンを脱着する際マガジンはこの上を滑るようになって
いる。それぞれのガイド32には溝33、36が形成さ
れる。マガジンをケース26に挿入した際には、溝3
3、36はマガジンの下面の突起12と係合するような
位置関係になっている。図6はその時の状態を説明する
ための部分拡大図で、マガジンを挿入すると、突起12
のテーパ部14が溝33と36の間の凸部35を乗り越
えて、突起部12と溝36が係合し、マガジンの底部1
が二点鎖線で示すような位置にセットされる。
【0015】図5に戻って、37は装置側に設けられた
開閉自在な蓋であり、マガジンを挿入する際に開けて挿
入したら閉じることによって、装置内を遮光すると共に
装置動作中に操作者が不注意にマガジンを引き抜くこと
を防止する。蓋37にはマガジン脱着の際にマガジン下
部を支えて滑らせるためガイド38が設けられている。
ガイド38には溝39が設けられ、マガジン底部の突起
13と位置が合うようになっている。操作者がマガジン
を抜き出す際には、マガジン下部の突起13が溝39の
端部40に当たって、マガジンがそれ以上抜けないよう
にする。これによりマガジンを急に抜いた際、マガジン
の後端(把手6と対向する側)が落下する事故を防ぐよ
うになっている。又、41は蓋37に設けられた突起
で、マガジンを挿入して蓋37を閉じた際、図7によう
にマガジンの把手6を押え込んでがたつきを抑えマガジ
ンが上方に持ち上がるのを防ぐようになっている。
【0016】マガジンをケース26に着脱する際、ケー
ス26の側面にマガジンの側面が接触摺動するが、マガ
ジン側面の膨出部8、9のみが接触するため、摩擦が少
なく傷がつきにくい。ここでケース26のこの部分を凹
状として、この凹状部分にマガジンの膨出部を係合させ
て、マガジンを挿入する際にガイドの作用を持たせるよ
うにしても良い、この場合、マガジンの上下のがたつき
を規制する効果も得られる。
【0017】上記実施例は未使用のシートフィルムを収
納して装置に供給するためのサプライマガジンとして使
用したものである。装置の外の暗室内で操作者が蓋部2
を開けて未使用のシートフィルムをケース15に装填し
て蓋部2を閉じた後、装置側の蓋37を開けてマガジン
を装置内に挿入する。奥まで差し込んで蓋37を閉める
と、不図示の機構によりレバー27が動いてスライド蓋
3が開けられる。同時に、マガジンをケース26の奥ま
で挿入した際に。突起電極29がマガジンの押しボタン
を22を押して、スライド蓋3のロックを解除しスライ
ド蓋3が開けられる状態にすると共に、突起電極29と
金属の押しボタン22が電気的に接続されることでマガ
ジン内のケース15と装置本体のアースと導通がとられ
るようにする。これによりシートフィルムに蓄積される
静電気がアースに流れ、静電気によるシートの貼り付き
やスパークによる感光などの悪影響を排除するようにな
っている。こうしてマガジンが装置内にセットされる
と、装置内に設けられた不図示のシート分離機構により
マガジン開口から一枚ずつシートフィルムを取り出し装
置内の撮影部や記録部へ搬送する。
【0018】なお、本発明はサプライマガジンには限ら
ず、記録済のシートを装置内で受け入れて収納するレシ
ーブマガジンとして使用することもできる。この場合、
装置内で不図示の搬送手段により撮影済あるいは記録済
のフィルムを開口4から搬入させる。上記説明したよう
に静電気が蓄積し難い構成となっているため、搬入され
るシートが静電気で貼り付いてジャミングを起こす不都
合は起きない。収納処理が終了してマガジンを装置から
抜き取る場合には、レバー27が動いてスライド蓋3を
閉じてから蓋37を開け、操作者が把手6を持って手前
に引き抜く。引き出す際にはマガジンを上方に持ち上げ
ながら抜くことによって、溝36とマガジンの突起12
との係合が外れ、マガジンを装置外に完全に引き出すこ
とができる。
【0019】さて、以上の機構はプリンタや複写機のよ
うな画像記録装置のシートフィルム供給機構を始め、画
像撮影装置や印刷機などで適用することができる。一例
として、レーザービームを用いて記録用の銀塩フィルム
上に画像を記録するレーザプリンタのシステムの具体的
な実施例を示す。図10はレーザプリタの内部の構成を
示す図である。110はレーザプリンタの装置本体を示
し、上記説明した構成を有するサプライマガジン111
が図中紙面垂直方向から挿入される。装置側には上記説
明した受入機構が設けられ、サプライマガジン111内
のシートフィルムが装置にアースされる。マガジンのセ
ットが完了すると吸盤112によってマガジン内のフィ
ルムの取り出しを行なう。なお、フィルムの残量が所定
枚数以下であれは操作者に警告を発する。吸盤112に
吸着され取り出されれた一枚のフィルムSの先端は搬送
ローラ113を有する搬送機構に取り込まれ、所定経路
に沿って搬送される。経路途中には副走査ローラ114
が設けられ、その近傍において光学ユニツト115から
のレーザビームにより主走査が行なわれる。光学ユニツ
ト115は、レーザ光源やレーザビームを走査するため
のポリゴンミラー、更には記録信号に応じてレーザビー
ムを変調する変調手段等を内蔵する。光学ユニット11
5から出射された変調レーザビームによって、副走査方
向に搬送されるフィルム上に主走査することで画像を露
光記録する。記録を終えたフィルムは、自重によって落
下してレシーブマガジン116内に収納される。117
は装置全体の制御を行なう制御回路や電源等を含むコン
トローラ部を示している。
【0020】次に他の例として、被検者の胸部をX線撮
影するシステムの実施例を説明する。図11は被検者の
胸部のX線撮影を行なうためのX線撮影システムの概要
を示す図であり、101は撮影用のX線を曝射するため
のX線管球、102は被検者、103はX線撮影装置、
104はX線撮影装置を支持する架台である。図12は
図13におけるX線撮影装置103の外観図である。1
05は未使用のX線フイルムを収納するマガジン、10
6は撮影の済んだフィルムを収納するマガジンであり、
各々のマガジンは上記説明した構成を有する。マガジン
のセットが完了すると、装置内に設けられた不図示の機
構によりマガジン105内に積層収納される未使用のX
線フィルムを一枚ずつ取り出す。108は被検者が胸部
を密着する胸当てであり、該胸当て108の内側には撮
影フィルムをセットする撮影ステージが設けられ、前記
取出し機構によってマガジン105から取り出された一
枚のフィルムが、不図示の搬送機構によって撮影ステー
ジに搬送される。そして該撮影ステージにX線フィルム
を保持した状態でX線を曝射することによって、フィル
ム上に被検者の胸部のX線像を写し込むことができる。
撮影の済んだフィルムは不図示の搬送機構によってマガ
ジン106に収納される。
【0021】
【発明の効果】以上本発明によれば、静電気対策や遮光
性や強度等に優れ、信頼性が高くて取扱性が良好なシー
ト収納マガジン及びこれを用いたシステムを低コストで
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシート収納マガジンの外観図で
ある。
【図2】マガジンを開けた状態を示す図である。
【図3】マガジンの断面図である。
【図4】蓋部2を裏側から見た図である。
【図5】装置側でマガジンを受入れる機構の斜視図であ
る。
【図6】マガジンを挿入した際の詳細図である。
【図7】マガジンを挿入した際の状態を示す図である。
【図8】変形例で底部と蓋部をかみ合わせた時の断面図
である。
【図9】変形例で底部と蓋部をかみ合わせた時の断面図
である。
【図10】レーザプリンタの構成図である。
【図11】X線撮影システムの全体システム図である。
【図12】X線撮影装置の外観図である。
【符号の説明】
1 マガジン底部 2 マガジン蓋部 3 スライド蓋 4 開口 6 把手 8,9 膨出部 10,11 嵌合段部 15 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 42/02 - 42/04 B65H 1/26 G65H 3/46

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の感光シートを内部に積層収納す
    るシート収納マガジンであって、少なくとも一方が非導
    電性の部材である底部と蓋部、及び該シート収納マガジ
    ン外部に露出する位置に設けられた電極手段、更にシー
    トを収納した際に実質的にシートと接触し且つ前記電極
    手段と導通する導電性の部材を有することを特徴とする
    シート収納マガジン。
  2. 【請求項2】 多数枚の感光シートを内部に積層収納す
    るシート収納マガジンであって、蝶番で接続された開閉
    自在な底部と蓋部を有し、前記底部と蓋部の少なくとも
    一方の前記蝶番と対向する辺にマガジン搬送用又はマガ
    ジン脱着用の把手を設けたことを特徴とするシート収納
    マガジン。
  3. 【請求項3】 多数枚の感光シートを積層収納するシー
    ト収納マガジンであって、蝶番で接続された開閉自在な
    底部と蓋部を有し、開閉軸と直交する辺の底部と蓋部と
    が分かれる部分近傍が前記底部と蓋部の両方においてそ
    の隣接部に比べてマガジンの外側に向かって膨出してお
    り、底部と蓋部を閉じた際にかみ合う遮光段部を前記膨
    出部に形成したことを特徴とするシート収納マガジン。
  4. 【請求項4】 感光性の積層シートを内部に収納する
    装置側へ脱着可能なシート収納マガジンと、前記装置側
    に設けられた、シート上に画像を形成する画像形成手段
    を有する画像形成システムにおいて、前記シート収納
    マガジンは、少なくとも一方が非導電性の部材である底
    部と蓋部、及び該シート収納マガジン外部に露出する位
    置に設けられた電極手段、更にシートを収納した際に実
    質的にシートと接触し且つ前記電極手段と導通する導電
    性の部材を有し、前記マガジンを前記装置側に装着した
    際に前記電極手段前記装置側に設けられたアース部分
    に接続されることを特徴とする画像形成システム。
  5. 【請求項5】 感光性の積層シートを内部に収納する
    装置側へ脱着可能なシート収納マガジンと、前記装置側
    に設けられた、シート上に画像を形成する画像形成手段
    を有する画像形成システムにおいて、前記シート収納
    マガジンは、蝶番で接続された開閉自在な底部と蓋部を
    有し、前記底部と蓋部の少なくとも一方の前記蝶番と対
    向する辺にマガジン搬送用又はマガジン脱着用の把手を
    設け、把手を設けた辺と直交する方向にマガジンが脱
    着されることを特徴とする画像形成システム。
  6. 【請求項6】 感光性の積層シートを内部に収納する
    装置側へ脱着可能なシート収納マガジンと、前記装置側
    に設けられた、シート上に画像を形成する画像形成手段
    を有する画像形成システムにおいて、前記シート収納
    マガジンは、蝶番で接続された開閉自在な底部と蓋部を
    有し、開閉軸と直交する辺の底部と蓋部とが分かれる部
    分近傍が前記底部と蓋部の両方においてその隣接部に比
    べてマガジンの外側に向かって膨出しており、底部と蓋
    部を閉じた際にかみ合う遮光段部を前記膨出部に形成し
    たことを特徴とする画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記底部と蓋部の少なくとも一方はプラ
    スチックによって作成される請求項1乃至6記載のシー
    ト収納マガジン又は画像形成システム。
  8. 【請求項8】 前記画像を形成する手段は、光源と走査
    光学系を有し、フィルム上に光走査を行なって画像を記
    録する請求項4乃至6記載の画像形成システム。
  9. 【請求項9】 前記画像を形成する手段は、撮影手段を
    有し、被写体の像をフィルム上に撮影する請求項4乃至
    6記載の画像形成システム。
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