JP3529765B2 - 点火プラグガード及び内燃エンジン - Google Patents

点火プラグガード及び内燃エンジン

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JP3529765B2
JP3529765B2 JP2001399189A JP2001399189A JP3529765B2 JP 3529765 B2 JP3529765 B2 JP 3529765B2 JP 2001399189 A JP2001399189 A JP 2001399189A JP 2001399189 A JP2001399189 A JP 2001399189A JP 3529765 B2 JP3529765 B2 JP 3529765B2
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Kyoritsu Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/06Covers forming a part of the plug and protecting it against adverse environment

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの点
火プラグを保護するための点火プラグガードに関するも
のである。本発明はまた、前記点火プラグガードを有す
るエンジンカバーおよび内燃エンジンに関するものであ
る。さらに、本発明は、前記点火プラグの保護機能を有
する部品固定具および内燃エンジンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、刈払機やヘッジトリマー等の携
帯式作業機の中には、作業部材としての刈刃を駆動する
ための原動機として、小型空冷二サイクルガソリンエン
ジン等の内燃エンジンを搭載したものがある。該内燃エ
ンジンは、そのエンジン本体を構成するシリンダのヘッ
ドに点火プラグを備え、前記シリンダヘッドから外方へ
突出している前記点火プラグの端子側は、点火用高電圧
コードが接続された着脱自在なプラグキャップで覆われ
て保護されている。
【0003】さらに、前記点火プラグの保護を完全なも
のにするため、前記プラグキャップの上方を覆う点火プ
ラグガードを設けることが望ましい。これは、前記携帯
式作業機のトラック等での運搬時、倉庫等への収納時、
又は、前記内燃エンジン部を天地逆にして地面に置いて
行う前記刈刃の交換作業時等に、前記プラグキャップに
物が当たって、前記点火プラグが破損してしまうことを
防止したり、刈り払い作業時に、前記点火プラグ部の高
電圧から作業者を保護したりする必要があるためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記点火プラ
グガードを、ねじ等で前記エンジン本体側に固着してし
まうと、前記点火プラグのメンテナンス作業時に、前記
点火プラグガードの面倒な取り外し作業を強いられるこ
とになるので、作業性が悪い。
【0005】また、前記点火プラグの保護のみを目的と
して、それ専用の部品を前記エンジン本体側に取着する
と、その分だけ機体が重くなってしまうので、携帯式作
業機の小型軽量化の要請に反することになるほか、コス
ト上も不利である。
【0006】本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされ
たもので、点火プラグのメンテナンス作業性の向上と、
内燃エンジン全体としての軽量化と、コスト低減と、に
共に貢献することができる、点火プラグガードおよびエ
ンジンカバーを提供しようとするものである。
【0007】本発明はまた、前記点火プラグガードを有
する内燃エンジンを提供しようとするものである。
【0008】さらに、本発明は、点火プラグのメンテナ
ンス作業性の向上と、内燃エンジン全体としての軽量化
と、コスト低減と、に共に貢献することができる、前記
点火プラグの保護機能を有する部品固定具および内燃エ
ンジンを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る点火プラグガードは、内燃エンジンの
点火プラグを覆って保護する点火プラグ覆い姿勢と、前
記点火プラグから離れて該点火プラグへのアクセスを容
易にする点火プラグ開放姿勢と、に変位操作自在な点火
プラグガードであって、前記点火プラグ覆い姿勢で前記
内燃エンジンのエンジン本体側に所定の部品を固定する
部品固定機能を有することを特徴としている(請求項
1)。
【0010】本発明によれば、前記点火プラグのメンテ
ナンス作業時には、作業者は、前記点火プラグガード
を、前記点火プラグ覆い姿勢から前記点火プラグ開放姿
勢へと変位操作する。これにより、前記点火プラグガー
ドによる前記点火プラグの覆い状態が簡単に解除されて
広い作業スペースが得られ、点火プラグの保守点検作業
を効率的に行うことができる。
【0011】また、前記点火プラグガードは、前記点火
プラグの保護機能に加えて、前記所定の部品の固定機能
をも有している。このため、該所定の部品を前記エンジ
ン本体側に固定するために従来必要とされていた部品固
定具が不要となり、前記内燃エンジン全体としての軽量
化や、コスト低減にも資することになる。
【0012】なお、前記点火プラグガードは、前記エン
ジン本体側と、前記所定の部品側との、いずれの側に配
設しても良い。
【0013】また、前記点火プラグガードの変位操作の
態様としては、例えば、スライド操作式、回動操作式、
揺動操作式、引張移動操作式等、種種の形式のものを採
用することができる。
【0014】本発明の好適な実施の一形態として、前記
エンジン本体と前記所定の部品のいずれか一方側への取
付部と、前記エンジン本体と前記所定の部品のいずれか
他方側への係脱自在な係合部と、を有するものとするこ
ともできる(請求項2)。
【0015】本発明の好適な実施の一形態として、前記
所定の部品が、トグル機構を介して前記エンジン本体側
に固定されるようにすることもできる(請求項3)。こ
のようにすれば、前記点火プラグガードによる前記所定
の部品の固定操作がし易いほか、その固定状態もしっか
りとしたものになるので、好適である。
【0016】本発明の好適な実施の一形態として、前記
所定の部品は、前記内燃エンジンのエアクリーナを覆う
クリーナカバーとすることができる(請求項4)。この
ようにすれば、比較的頻度の高い該クリーナカバーの開
閉作業を、少ない労力で迅速に行えるので、前記エアク
リーナの保守点検作業も効率的に行える利点がある。
【0017】本発明の好適な実施の一形態として、前記
点火プラグ覆い姿勢から前記点火プラグ開放姿勢への変
位操作時に操作者が指を掛けるための指掛け孔を備えた
ものとすることもできる(請求項5)。このようにすれ
ば、前記操作者(作業者)が、前記点火プラグガードの
姿勢変更操作をし易くなるほか、該点火プラグガード自
体も軽量となるので、一層好適である。
【0018】本発明の好適な実施の一形態として、前記
指掛け孔が、前記点火プラグ覆い姿勢において、前記点
火プラグに被せられたプラグキャップに臨んだものとす
ることもできる(請求項6)。この場合、前記指掛け孔
が、前記プラグキャップへ向かっての空気の流通路とな
るので、前記点火プラグ部の冷却効果が奏されて、尚一
層好適である。
【0019】本発明の好適な実施の一形態として、前記
指掛け孔を、前記点火プラグ覆い姿勢において、前記指
掛け孔に挿通した工具が前記内燃エンジンの気化器の調
整部に到達可能な位置に配設したものとすることもでき
る(請求項7)。このようにすれば、前記点火プラグガ
ードが、前記気化器の燃料流量調整等の障害になること
がなく、好適である。
【0020】次に、本発明に係るエンジンカバーは、互
いに結合される第一のカバー部材および第二のカバー部
材を有するエンジンカバーであって、前記第一のカバー
部材は、内燃エンジンの点火プラグを覆って保護する点
火プラグ覆い姿勢と、前記点火プラグから離れて該点火
プラグへのアクセスを容易にする点火プラグ開放姿勢
と、に変位操作自在な点火プラグガードを備え、該点火
プラグガードは、前記第二のカバー部材側への係合部を
備え、該係合部を前記第二のカバー部材側に係合させる
とともに、前記点火プラグガードを前記点火プラグ覆い
姿勢へと変位操作することにより、前記第一のカバー部
材と前記第二のカバー部材とが互いに結合されることを
特徴としている(請求項8)。
【0021】前記エンジンカバーにおいて、前記点火プ
ラグガードの前記係合部を、前記第二のカバー部材に係
合させるとともに、前記点火プラグガードを、前記点火
プラグ覆い姿勢へと変位操作すると、前記第一のカバー
部材と前記第二のカバー部材とが互いに結合される。そ
して、前記点火プラグガードは、前記点火プラグ覆い姿
勢で、前記点火プラグを保護する。
【0022】該点火プラグのメンテナンス作業時には、
作業者は、前記点火プラグガードを、前記点火プラグ覆
い姿勢から前記点火プラグ開放姿勢へと変位操作する。
これにより、前記点火プラグガードによる前記点火プラ
グの覆い状態が簡単に解除されるとともに、広い作業ス
ペースが得られるので、前記点火プラグの保守点検を効
率的に行うことができる。
【0023】また、前記点火プラグガードは、前記点火
プラグの保護機能に加えて、前記第一のカバー部材と前
記第二のカバー部材とを互いに結合させる機能をも有し
ている。このため、前記カバー部材同士を互いに結合さ
せるための他の部品は不要となり、前記内燃エンジン全
体としての軽量化や、コスト低減にも資することにな
る。
【0024】前記エンジンカバーにおいて、前記点火プ
ラグガードのトグル機構によって前記第一のカバー部材
と前記第二のカバー部材とが互いに結合されるようにす
ることもできる(請求項9)。このようにすれば、前記
点火プラグガードによる前記カバー部材同士の結合操作
がし易いほか、その結合状態もしっかりとしたものにな
るので、好適である。
【0025】また、前記エンジンカバーにおいて、前記
第一および第二のカバー部材のいずれかを、前記内燃エ
ンジンのエアクリーナを覆うクリーナカバーとすること
もできる(請求項10)。このようにすれば、比較的頻
度の高い該クリーナカバーの開閉作業を、少ない労力で
迅速に行えるので、前記エアクリーナの保守点検作業も
効率的に行える利点がある。
【0026】さらに、前記エンジンカバーにおいて、前
記カバー部材のいずれかが、前記点火プラグ覆い姿勢で
の前記点火プラグガードと協働して前記点火プラグを保
護する固定ガード部を備えたものとすることもできる
(請求項11)。
【0027】本発明の他の実施の一形態として、前記エ
ンジンカバーにおいて、前記カバー部材の少なくともい
ずれかに、前記点火プラグ覆い姿勢の前記点火プラグガ
ードを受け入れる点火プラグガード受入開口部を備えた
ものとすることもできる(請求項12)。このようにす
れば、前記点火プラグ覆い姿勢における前記点火プラグ
ガードの、前記カバー部材の外方への突出量が極力抑え
られるので、全体の輪郭がコンパクトになり、好適であ
る。
【0028】次に、本発明に係る内燃エンジンは、エン
ジン本体に点火プラグを有する内燃エンジンであって、
前記点火プラグを覆って保護する点火プラグ覆い姿勢
と、前記点火プラグから離れて該点火プラグへのアクセ
スを容易にする点火プラグ開放姿勢と、に変位操作自在
な点火プラグガードを備え、該点火プラグガードは、前
記点火プラグ覆い姿勢で前記エンジン本体側に所定の部
品を固定する部品固定機能を有することを特徴としてい
る(請求項13)。
【0029】前記内燃エンジンにおいて、前記点火プラ
グのメンテナンス作業時には、作業者は、前記点火プラ
グガードを、前記点火プラグ覆い姿勢から前記点火プラ
グ開放姿勢へと変位操作する。これにより、前記点火プ
ラグガードによる前記点火プラグの覆い状態が簡単に解
除され、広い作業スペースが得られるので、該点火プラ
グの保守点検作業を効率的に行うことができる。
【0030】また、前記点火プラグガードは、前記点火
プラグの保護機能に加えて、前記所定の部品の固定機能
をも有している。このため、該所定の部品を前記エンジ
ン本体側に固定するために従来必要とされていた部品固
定具が不要となり、前記内燃エンジン全体としての軽量
化や、コスト低減にも資することになる。
【0031】本発明に係る部品固定具は、内燃エンジン
のエンジン本体側に対して所定の部品を固定する部品固
定姿勢と、前記エンジン本体側への前記所定の部品の固
定状態を解除する部品解放姿勢と、に変位操作自在な部
品固定具であって、前記部品固定姿勢において前記エン
ジン本体の点火プラグを覆って保護するとともに前記部
品解放姿勢において前記点火プラグから離れて該点火プ
ラグへのアクセスを容易にするガード部を備えたことを
特徴としている(請求項14)。
【0032】前記部品固定具で前記所定の部品を前記エ
ンジン本体側に固定すると、その前記部品固定姿勢にお
いて、前記ガード部によって、前記点火プラグが覆われ
て保護される。すなわち、前記部品固定具は、前記所定
の部品の固定機能に加えて、前記点火プラグの保護機能
をも有している。このため、前記点火プラグを保護する
ための専用の部品が不要となり、前記内燃エンジン全体
としての軽量化や、コスト低減に資することができる。
【0033】前記点火プラグのメンテナンス作業時に
は、作業者は、前記部品固定具を、前記部品固定姿勢か
ら前記部品解放姿勢へと変位操作する。これにより、前
記ガード部による前記点火プラグの覆い状態が簡単に解
除されるので、該点火プラグの保守点検作業を効率的に
行うことができる。
【0034】実施の一形態として、前記部品固定具にお
いて、前記エンジン本体と前記所定の部品のいずれか一
方側への取付部と、前記エンジン本体と前記所定の部品
のいずれか他方側への係脱自在な係合部と、を有するも
のとすることもできる(請求項15)。
【0035】前記内燃エンジンまたは前記部品固定具に
おいて、前記所定の部品が、トグル機構を介して前記エ
ンジン本体側に固定されるようにすることもできる(請
求項16)。このようにすれば、前記点火プラグガード
または前記部品固定具による前記所定の部品の固定操作
がし易いほか、その固定状態もしっかりとしたものにな
るので、好適である。
【0036】また、前記内燃エンジンまたは前記部品固
定具において、前記所定の部品は、前記エンジン本体の
エアクリーナを覆うクリーナカバーとすることもできる
(請求項17)。このようにすれば、該クリーナカバー
の開閉作業を、少ない労力で迅速に行えるので、前記エ
アクリーナの保守点検作業も効率的に行える利点があ
る。
【0037】本発明の他の実施の形態に係る内燃エンジ
ンは、エンジン本体の少なくとも一部がカバー部材で覆
われている内燃エンジンであって、前記エンジン本体側
に対して前記カバー部材を固定するカバー部材固定姿勢
と、前記エンジン本体側への前記カバー部材の固定状態
を解除するカバー部材解放姿勢と、に変位操作自在なカ
バー部材固定手段を備え、該カバー部材固定手段が、前
記カバー部材固定姿勢において前記エンジン本体の点火
プラグを覆って保護するとともに前記カバー部材解放姿
勢において前記点火プラグから離れて該点火プラグへの
アクセスを容易にするガード部を備えたことを特徴とし
ている(請求項18)。
【0038】前記内燃エンジンにおいて、前記カバー部
材固定手段で前記カバー部材を前記エンジン本体側に固
定すると、その前記カバー部材固定姿勢において、前記
ガード部によって、前記点火プラグが覆われて保護され
る。すなわち、前記カバー部材固定手段は、前記カバー
部材の固定機能に加えて、前記点火プラグの保護機能を
も有している。このため、前記点火プラグを保護するた
めの専用の部品が不要となり、前記内燃エンジン全体と
しての軽量化や、コスト低減に資することができる。
【0039】前記点火プラグのメンテナンス作業時に
は、作業者は、前記カバー部材固定手段を、前記カバー
部材固定姿勢から前記カバー部材解放姿勢へと変位操作
する。これにより、前記ガード部による前記点火プラグ
の覆い状態が簡単に解除されるので、該点火プラグの保
守点検作業を効率的に行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な一実施の形態について説明する。
【0041】図1は、本発明の一実施の形態に係る点火
プラグガードおよび内燃エンジンを有する作業機の一例
としての、刈払機の全体斜視図、図2は、内燃エンジン
の要部を示す図1のII矢視一部切欠拡大図、図3は、
図2中の点火プラグガードの全体斜視図である。
【0042】図1において、刈払機1は、前後方向に延
びた操作桿2の前端部2aに、動力作業部材としての回
転刈刃3を有するとともに、前記操作桿2の後端部2b
に、内燃エンジンとして、例えば、小型空冷二サイクル
ガソリンエンジン4を備えている。該内燃エンジン4に
よる駆動力は、前記操作桿2内に挿通された伝動軸5を
介して、前記刈刃3に伝達される。前記内燃エンジン4
と前記伝動軸5との間には、適当な形式の遠心クラッチ
6が介装されていて、前記内燃エンジン4の回転速度が
所定値を超えたときに、その回転駆動力が前記刈刃3へ
と出力されるようになっている。
【0043】前記操作桿2の前記後端部2b寄りの部分
には、吊金具7が取り付けてある。該吊金具7に図示し
ない肩掛ベルトを掛けることによって、作業者は、前記
刈払機1を肩掛けでバランス良く保持することができ
る。
【0044】前記作業者は、前記操作桿2上に取着され
たゴム製等の前後二つのグリップ部8,9をそれぞれの
手で握って、該後グリップ部9の前方に配設されたスロ
ットルレバー10を指で操作しながら、かつ、前記操作
桿2の前記前端部2a側を左右に揺動させながら、草刈
り作業を行う。
【0045】図2に示すように、前記内燃エンジン4
は、シリンダ11、気化器12、エアクリーナ13、図
示しないクランクケース等、を含むエンジン本体14
と、該エンジン本体14の回りを覆うエンジンカバー1
5と、を備えている。前記シリンダ11のヘッド11a
には、点火プラグ16が取着されている。該点火プラグ
16の端子側の端部17は、前記シリンダ11から外方
斜め上方へと延び出していて、該端子側端部17には、
図示しない点火用高電圧コードが接続されたゴム製等の
プラグキャップ18が嵌め込まれている。
【0046】前記エアクリーナ13で浄化された空気
は、前記気化器12で霧化された潤滑油入り燃料と混合
され、前記シリンダ11内に嵌挿された図示しないピス
トンの往復摺動により、規則的に前記シリンダ11内に
供給される。
【0047】前記エンジンカバー15は、それぞれが適
宜の耐熱性及び強度を有する合成樹脂材料で一体成形さ
れたいくつかのカバー部材の結合により形成されてい
て、例えば、前記エンジンカバー15の主体として前記
シリンダ11およびその周辺部を覆う本体カバー19
と、主として前記気化器12を覆う気化器カバー20
と、該気化器カバー20に保持された前記エアクリーナ
13を覆うクリーナカバー21と、を備えている。本実
施の形態では、前記気化器カバー20は、前記エンジン
本体14に対して直接取着された第一のカバー部材であ
る前記本体カバー19に対して結合され、第二のカバー
部材である前記クリーナカバー21は、前記気化器カバ
ー20に対して結合されている。
【0048】前記本体カバー19は、前記プラグキャッ
プ18の一部、すなわち、該プラグキャップ18の開口
部側半部18aを覆う固定ガード部23を備えている。
該固定ガード部23は、可動ガード部24を有する点火
プラグガード25とともに、前記プラグキャップ18の
上方を覆い、前記点火プラグガード25と協働して、前
記点火プラグ16を保護する。
【0049】前記点火プラグガード25は、前記点火プ
ラグ16の保護機能と、前記内燃エンジン4の所定の部
品、例えば、前記クリーナカバー21を前記エンジン本
体14側へ固定する部品固定機能と、を備えている。前
記点火プラグガード25は、前記点火プラグ16を覆っ
て保護する点火プラグ覆い姿勢P1と、前記点火プラグ
16から離れて該点火プラグ16へのアクセスを容易に
する点火プラグ開放姿勢P2と、に変位操作自在となっ
ていて、前記点火プラグ覆い姿勢P1で、前記エンジン
本体14側に前記クリーナカバー21を固定する。
【0050】すなわち、前記点火プラグガード25は、
点火プラグ保護部材であるとともに、部品固定具でもあ
る。したがって、部品固定具としての前記点火プラグガ
ード25は、前記エンジン本体14側に対して前記クリ
ーナカバー21を固定するクリーナカバー固定姿勢P1
と、前記エンジン本体14側への前記クリーナカバー2
1の固定状態を解除するクリーナカバー解放姿勢P2
と、に変位操作自在である。そして、前記点火プラグガ
ード25の前記可動ガード部24は、前記クリーナカバ
ー固定姿勢P1において前記点火プラグ16を覆って保
護するとともに、前記クリーナカバー解放姿勢P2にお
いて、前記点火プラグ16から離れて位置して広い作業
スペースを確保し、該点火プラグ16へのアクセスを容
易にする。
【0051】本実施の形態では、前記点火プラグガード
25は、前記本体カバー19とともに第一のカバー部材
を構成する前記気化器カバー20に取着されて支持され
ている。その取着の態様は、揺動自在な取着である。
【0052】すなわち、図2及び図3に示すように、前
記点火プラグガード25は、熱伝導の少ない適宜の合成
樹脂材料で一体成形され、その長さ方向の中央部に互い
に平行に対向する一対の軸受腕26,26を有する本体
部27と、該本体部27の一端部側に形成された前記可
動ガード部24と、前記本体部27の他端部側に形成さ
れた、前記クリーナカバー21への係脱自在な係合部と
なる係合爪28と、を備えている。前記一対の軸受腕2
6,26のそれぞれの先端部には、水平な第一枢支軸2
9を相対回動自在に受け入れる軸受孔30が形成されて
いる。
【0053】図2に示すように、前記第一枢支軸29
は、連結片部31を介して、前記第一枢支軸29と平行
に延びる第二枢支軸32に一体的に連結されている。該
第二枢支軸32は、前記気化器カバー20に形成された
軸受部33に嵌挿されて、相対回動自在に支持されてい
る。前記第一枢支軸29は、前記第二枢支軸32を中心
として、該第二枢支軸32との相対距離を一定に保った
ままで、所定角度範囲内を揺動自在である。このため、
取付部としての前記一対の軸受腕26,26において前
記第一枢支軸29に対して相対回動自在に支持された前
記点火プラグガード25は、前記第一枢支軸29を中心
として揺動自在であるとともに、前記第二枢支軸32を
中心としても揺動自在となっている。
【0054】前記点火プラグガード25は、前記点火プ
ラグ16を保護するのに十分な剛性と、後述するトグル
ラッチとして作用するのに必要な弾性と、を備えた、前
記合成樹脂材料等の適宜の材料を用いて成形することが
できる。
【0055】一方、第二のカバー部材としての前記クリ
ーナカバー21は、その上部に、前記点火プラグガード
25の前記係合爪28が係脱自在な係合受部34を備え
ている。前記クリーナカバー21は、その下端部にフッ
ク状に形成された係合部35を、前記気化器カバー20
の下部に形成されたクリーナカバー枢支軸36に掛止さ
れ、該クリーナカバー枢支軸36を中心として、その上
部側が回動自在となっている。
【0056】前記クリーナカバー21を、前記エンジン
本体14側の前記気化器カバー20に密着状に結合固定
させるには、前記クリーナカバー21を閉じた状態で、
前記第一枢支軸29および前記第二枢支軸32を中心と
して前記点火プラグガード25を適宜に揺動させて、そ
の前記係合爪28を、前記クリーナカバー21の前記係
合受部34に係合させる。そして、その係合状態を維持
したままで、前記点火プラグガード25の前記可動ガー
ド部24側を、下方へ揺動操作する。これにより、前記
点火プラグガード25は、前記第一枢支軸29および第
二枢支軸32を中心として、図2で見て右回りに揺動
し、前記第一枢支軸29が、前記第二枢支軸32と前記
クリーナカバー21の前記係合受部34とを結ぶ直線L
(死点)を下方へ越えると同時に、その反力の方向が逆
になるので、図2に仮想線で示す前記点火プラグ覆い姿
勢P1へとセルフロックされる(トグル機構)。そし
て、前記点火プラグガード25は、前記点火プラグ覆い
姿勢P1において、前記クリーナカバー21を前記気化
器カバー20に結合固定せしめている。すなわち、前記
点火プラグガード25は、トグルラッチとして、それら
同士の間で前記エアクリーナ13が挟持されるように、
前記クリーナカバー21を前記気化器カバー20に固定
せしめる。
【0057】前記点火プラグガード25が前記点火プラ
グ覆い姿勢P1にある時、前記可動カード部24は、前
記プラグキャップ18の閉塞部側半部18bの上方に位
置している。すなわち、前記可動ガード部24は、前記
本体カバー19の上部に形成された前記固定ガード部2
3とともに前記プラグキャップ18の上方を覆い、前記
固定カード部23と協働して、前記点火プラグ16を保
護する。このため、例えば、刈払い作業時や、前記刈払
機1の運搬時や収納時等に、前記プラグキャップ18に
床や他の機材等の物Mが直接衝突することが阻止され、
前記点火プラグ16の破損が防止されるほか、前記内燃
エンジン4の作動中に、前記点火プラグ16へ供給され
る高電圧や熱から作業者が保護される。
【0058】前記点火プラグ16のメンテナンス作業時
には、前記作業者は、前記点火プラグガード25を、前
記点火プラグ覆い姿勢P1から前記点火プラグ開放姿勢
P2へと変位操作する。これにより、前記可動ガード部
24が前記点火プラグ16から大きく離れ、前記点火プ
ラグガード25による前記点火プラグ16の覆い状態が
簡単に解除されるので、それにより確保された広い作業
スペースを利用して、前記プラグキャップ18を外す
等、前記点火プラグ16の保守点検作業を容易に行うこ
とができる。
【0059】また、前記点火プラグガード25は、前記
点火プラグ16の保護機能に加えて、前記気化器カバー
20に対する前記クリーナカバー21の結合固定機能を
も有している。このため、前記クリーナカバー21を前
記エンジン本体14側に固定するための、ねじ等の専用
部品が不要となる。よって、前記内燃エンジン4全体と
しての軽量化や、コスト低減にも資することができる。
【0060】さらに、本実施の形態のものによれば、部
品固定具としての前記点火プラグガード25の姿勢変更
操作が簡単なので、ねじ等を用いた従来の固定方法を採
用した場合に比べて、前記クリーナカバー21の開閉作
業を、少ない労力で迅速に行える。よって、前記エアク
リーナ13の保守点検作業も効率的に行える利点があ
る。
【0061】さらにまた、前記クリーナカバー21は、
前記点火プラグガード25とトグル機構を介して前記気
化器カバー20側に固定されるので、その固定状態がし
っかりとしたものとなり、一層好適である。
【0062】本実施の形態では、図2に示すように、前
記気化器カバー20の上部に、点火プラグガード受入開
口部40を切欠状に開口形成し、前記点火プラグガード
25が、前記点火プラグ覆い姿勢P1へと変位すること
により、前記点火プラグガード25の輪郭のほとんど
が、前記点火プラグガード受入開口部40内に没入する
ようになっている。このため、図1および図2に示すよ
うに、前記内燃エンジン4全体としての輪郭がコンパク
トにまとまり、携帯での作業に適するものとなってい
る。
【0063】図2および図3に示すように、前記点火プ
ラグガード25には、その揺動変位操作時に使用するの
に好適な指掛け孔37が形成されている。該指掛け孔3
7により、特に、前記点火プラグガード25を、セルフ
ロック状態の前記点火プラグ覆い姿勢P1から、前記点
火プラグ開放姿勢P2へと揺動変位せしめる操作がし易
くなる。また、前記指掛け孔37を切欠形成した分だ
け、前記点火プラグガード25自体も軽量となるので、
一層好適である。
【0064】図2に示すように、本実施の形態では、前
記指掛け孔37を、前記点火プラグ覆い姿勢P1におい
て、前記プラグキャップ18に臨む位置に形成してい
る。このため、前記指掛け孔37が、前記プラグキャッ
プ18へ向かっての空気の流通路となり、前記点火プラ
グ16部の冷却効果が奏される。
【0065】しかも、本実施の形態では、図2に示すよ
うに、前記指掛け孔37に挿通したドライバー38等の
工具が、前記気化器12の調整部39に到達可能な位置
に、前記指掛け孔37を配設している。このため、前記
点火プラグガード25を前記点火プラグ覆い姿勢P1に
閉じたままでも、前記気化器12の燃料流量調整作業等
の障害になることがなく、好適である。
【0066】なお、前記点火プラグガード25は、前記
構成には限定されず、それ自体周知の他の具体的態様の
トグルラッチ式のものを採用することもできる。
【0067】また、前記点火プラグガード25は、必ず
しもトグルラッチ式のものには限定されず、例えば、前
記気化器ケース20側への取付部を有する可動ガード部
と、該可動カード部に連結されたばねやゴム等の伸縮自
在な弾性部材と、該弾性部材に取着された、前記クリー
ナカバー21への係脱自在な係合部と、を備えたものと
することもできる。この場合、前記弾性部材のばね力に
抗して前記気化器カバー20側と前記クリーナカバー2
1側との間に前記点火プラグガードを張設すると、前記
弾性部材の収縮力により前記クリーナカバー21が前記
気化器カバー20に対して固定されるとともに、前記可
動ガード部が前記点火プラグ16の上方を覆ってこれを
保護する。
【0068】さらに、本実施の形態のものとは逆に、前
記クリーナケース21側に、トグルラッチ式等の点火プ
ラグガードを取着した構成とすることもできる。この場
合、該点火プラグガードは、例えば、前記気化器ケース
20側に形成された係合受部への係合部を有し、該係合
部が前記係合受部に係合することにより、前記クリーナ
ケース21が前記気化器ケース20側に固定されること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る点火プラグガード
および内燃エンジンを有する作業機の一例としての、刈
払機の全体斜視図である。
【図2】内燃エンジンの要部を示す図1のII矢視一部
切欠拡大図である。
【図3】図2中の点火プラグガードの全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
4 内燃エンジン 12 気化器 13 エアクリーナ(エンジン本体の一部) 14 エンジン本体 15 エンジンカバー 16 点火プラグ 18 プラグキャップ 19 第一のカバー部材(本体カバー) 20 第一のカバー部材(気化器カバー) 21 所定の部品(クリーナカバー/第二のカバー部
材) 23 固定ガード部 24 ガード部(可動ガード部) 25 点火プラグガード(部品固定具) 26 取付部(軸受腕) 28 係合部(係合爪) 29,31,32 トグル機構 37 指掛け孔 38 工具(ドライバー) 39 調整部(燃料流量調整部) 40 点火プラグガード受入開口部 P1 点火プラグ覆い姿勢(部品固定姿勢) P2 点火プラグ開放姿勢(部品解放姿勢)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 63/00 F02B 67/00 F02P 13/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃エンジン(4)の点火プラグ(1
    6)を覆って保護する点火プラグ覆い姿勢(P1)と、
    前記点火プラグ(16)から離れて該点火プラグ(1
    6)へのアクセスを容易にする点火プラグ開放姿勢(P
    2)と、に変位操作自在な点火プラグガード(25)で
    あって、前記点火プラグ覆い姿勢(P1)で前記内燃エ
    ンジン(4)のエンジン本体(14)側に所定の部品
    (21)を固定する部品固定機能を有する、点火プラグ
    ガード。
  2. 【請求項2】 前記エンジン本体(14)と前記所定の
    部品(21)のいずれか一方(14)側への取付部(2
    6)と、前記エンジン本体(14)と前記所定の部品
    (21)のいずれか他方(21)側への係脱自在な係合
    部(28)と、を有する、請求項1に記載の点火プラグ
    ガード。
  3. 【請求項3】 前記所定の部品(21)が、トグル機構
    (29,31,32)を介して前記エンジン本体(1
    4)側に固定される、請求項1または2に記載の点火プ
    ラグガード。
  4. 【請求項4】 前記所定の部品が、前記内燃エンジン
    (4)のエアクリーナ(13)を覆うクリーナカバー
    (21)である、請求項1,2または3に記載の点火プ
    ラグガード。
  5. 【請求項5】 前記点火プラグ覆い姿勢(P1)から前
    記点火プラグ開放姿勢(P2)への変位操作時に操作者
    が指を掛けるための指掛け孔(37)を備えている、請
    求項1,2,3または4に記載の点火プラグガード。
  6. 【請求項6】 前記指掛け孔(37)が、前記点火プラ
    グ覆い姿勢(P1)において、前記点火プラグ(16)
    に被せられたプラグキャップ(18)に臨んでいる、請
    求項5に記載の点火プラグガード。
  7. 【請求項7】 前記点火プラグ覆い姿勢(P1)におい
    て、前記指掛け孔(37)が、該指掛け孔(37)に挿
    通した工具(38)が前記内燃エンジン(4)の気化器
    (12)の調整部(39)に到達可能な位置に配設され
    ている、請求項5に記載の点火プラグガード。
  8. 【請求項8】 互いに結合される第一のカバー部材(1
    9,20)および第二のカバー部材(21)を有するエ
    ンジンカバー(15)であって、前記第一のカバー部材
    (19,20)は、内燃エンジン(4)の点火プラグ
    (16)を覆って保護する点火プラグ覆い姿勢(P1)
    と、前記点火プラグ(16)から離れて該点火プラグ
    (16)へのアクセスを容易にする点火プラグ開放姿勢
    (P2)と、に変位操作自在な点火プラグガード(2
    5)を備え、該点火プラグガード(25)は、前記第二
    のカバー部材(21)側への係合部(28)を備え、該
    係合部(28)を前記第二のカバー部材(21)側に係
    合させるとともに前記点火プラグガード(25)を前記
    点火プラグ覆い姿勢(P1)へと変位操作することによ
    り、前記第一のカバー部材(19,20)と前記第二の
    カバー部材(21)とが互いに結合されることを特徴と
    する、エンジンカバー。
  9. 【請求項9】 前記点火プラグガード(25)のトグル
    機構(29,31,32)によって前記第一のカバー部
    材(19,20)と前記第二のカバー部材(21)とが
    互いに結合されることを特徴とする、請求項8に記載の
    エンジンカバー。
  10. 【請求項10】 前記第一および第二のカバー部材(1
    9,20),(21)のいずれかが、前記内燃エンジン
    (4)のエアクリーナ(13)を覆うクリーナカバー
    (21)である、請求項8または9に記載のエンジンカ
    バー。
  11. 【請求項11】 前記カバー部材(19,20,21)
    のいずれか(19)が、前記点火プラグ覆い姿勢(P
    1)での前記点火プラグガード(25)と協働して前記
    点火プラグ(16)を保護する固定ガード部(23)を
    備えている、請求項8,9または10に記載のエンジン
    カバー。
  12. 【請求項12】 前記カバー部材(19,20,21)
    の少なくともいずれか(20)に、前記点火プラグ覆い
    姿勢(P1)の前記点火プラグガード(25)を受け入
    れる点火プラグガード受入開口部(40)を備えてい
    る、請求項8,9,10または11に記載のエンジンカ
    バー。
  13. 【請求項13】 エンジン本体(14)に点火プラグ
    (16)を有する内燃エンジン(4)であって、前記点
    火プラグ(16)を覆って保護する点火プラグ覆い姿勢
    (P1)と、前記点火プラグ(16)から離れて該点火
    プラグ(16)へのアクセスを容易にする点火プラグ開
    放姿勢(P2)と、に変位操作自在な点火プラグガード
    (25)を備え、該点火プラグガード(25)は、前記
    点火プラグ覆い姿勢(P1)で前記エンジン本体(1
    4)側に所定の部品(21)を固定する部品固定機能を
    有する、内燃エンジン。
  14. 【請求項14】 内燃エンジン(4)のエンジン本体
    (14)側に対して所定の部品(21)を固定する部品
    固定姿勢(P1)と、前記エンジン本体(14)側への
    前記所定の部品(21)の固定状態を解除する部品解放
    姿勢(P2)と、に変位操作自在な部品固定具(25)
    であって、前記部品固定姿勢(P1)において前記エン
    ジン本体(14)の点火プラグ(16)を覆って保護す
    るとともに前記部品解放姿勢(P2)において前記点火
    プラグ(16)から離れて該点火プラグ(16)へのア
    クセスを容易にするガード部(24)を備えている、部
    品固定具。
  15. 【請求項15】 前記エンジン本体(14)と前記所定
    の部品(21)のいずれか一方(14)側への取付部
    (26)と、前記エンジン本体(14)と前記所定の部
    品(21)のいずれか他方(21)側への係脱自在な係
    合部(28)と、を有する、請求項14に記載の部品固
    定具。
  16. 【請求項16】 前記所定の部品(21)が、トグル機
    構(29,31,32)を介して前記エンジン本体(1
    4)側に固定される、請求項12に記載の内燃エンジン
    または請求項14若しくは15に記載の部品固定具。
  17. 【請求項17】 前記所定の部品が、前記エンジン本体
    (14)のエアクリーナ(13)を覆うクリーナカバー
    (21)である、請求項13,14,15または16に
    記載の内燃エンジンまたは部品固定具。
  18. 【請求項18】 エンジン本体(14)の少なくとも一
    部(13)がカバー部材(21)で覆われている内燃エ
    ンジン(4)であって、前記エンジン本体(14)側に
    対して前記カバー部材(21)を固定するカバー部材固
    定姿勢(P1)と、前記エンジン本体(14)側への前
    記カバー部材(21)の固定状態を解除するカバー部材
    解放姿勢(P2)と、に変位操作自在なカバー部材固定
    手段(25)を備え、該カバー部材固定手段(25)
    が、前記カバー部材固定姿勢(P1)において前記エン
    ジン本体(14)の点火プラグ(16)を覆って保護す
    るとともに前記カバー部材解放姿勢(P2)において前
    記点火プラグ(16)から離れて該点火プラグ(16)
    へのアクセスを容易にするガード部(24)を備えてい
    る、内燃エンジン。
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