JP3529398B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電子的にカオス乱数を
発生する手段で発生したカオス乱数に基づいて、遊技の
内容に変化を与える遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にパチンコ球を使用して遊技をする
パチンコ遊技機がひろく普及し、いたるところにパチン
コホールが営業しており、ひろく庶民の娯楽として親し
まれている。パチンコ遊技とは遊技者が借入したパチン
コ球をパチンコ遊技機の発射装置から発射し、遊技盤面
上に設置された入賞口に入賞することにより、賞品球が
払い戻されるものである。近年のパチンコ遊技機の発射
装置は電気機械的に連続発射でき、遊技者はただ発射装
置のハンドルを操作するだけであるため、単調な遊技と
なる傾向がある。そのため、遊技者の興味を増進させ、
かつ多量の賞品球を誰でも公平に得ることができるよう
に、パチンコ遊技のなかに、ゲームの要素を取り入れた
ゲーム装置を具備するパチンコ遊技機が開発され、実際
に使用されている。 【0003】このゲーム装置を備えたパチンコ遊技機
は、所定の条件が揃った場合にゲーム装置を作動させ、
このゲーム装置の状況により、パチンコ遊技のとる対応
を決定し、遊技者により有利な遊技状態を提供するもの
であり、遊技者の熟練の度合いに関係なく、より多くの
賞品球を得る機械が得られるため、人気を集めている。 【0004】このような最近のパチンコ装置は、エレク
トロニクス技術の進歩により多数のCPU制御機構を有
している。すなわち、パチンコ遊技機に備えられたゲー
ム装置のほとんどはエレクトロニクス技術により動作さ
せられており、この動作を制御ならびに決定しているの
はCPU装置、いわゆるマイクロプロセッサーあるいは
コンピューターである。このようなコンピューターの役
割は、パチンコ遊技機ならびにパチンコ遊技機に設けら
れたゲーム装置から得られる各種の情報を演算し予め定
められた手順(プログラム)に従い、特定の動作指示を
パチンコ遊技機に与えるものである。しかしながらこれ
らは、装置側本位の電子化であり、遊技者はただコンピ
ューターの下す判断を待つのみしか仕方がない。 【0005】また、最近パチンコ遊技機とならんで、回
胴式の絵合わせ部を有する回胴式遊技機(一般にはスロ
ットマシンあるいはパチスロと呼ばれている)がパチン
コ遊技と同様に娯楽として親しまれてきている。この回
胴式遊技機はコインを入れ、スタートボタンを押し、回
胴式の絵柄を回転させて、その絵柄の組み合わせにより
賞品コインを獲得する遊技である。 【0006】この遊技機もパチンコ遊技と同様にエレク
トロニクス技術の進歩により多数のコンピューター制御
機構を有している。すなわち、この回胴式の絵柄合わせ
部のほとんどはエレクトロニクス技術により動作させら
れており、この動作を制御ならびに決定しているのはコ
ンピューター装置、いわゆるマイクロプロセッサーであ
る。このようなマイクロプロセッサーの役割は、遊技機
並びに絵柄合わせ部から得られる各種の情報を演算し予
め定められた手順(プログラム)に従い、特定の動作指
示を遊技機に与えるものであり、パチンコ遊技機と同様
に遊技が単調化する傾向がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前述のような、エレク
トロニクス化されたパチンコ遊技機、回胴式遊技機の場
合、従来の同様の遊技機に比較すると格段に遊技内容は
変化に富んだ内容となっている。しかしながら、しばら
く遊技しているうちに、ある特定の動作状況の時に遊技
機のとる対応が判明しるてくる。これは機械側の対応が
予め定められた、手順またはプログラムにしたがって、
画一的になるためと、コンピューターが使用している乱
数の発生手段が低級で、すぐにその規則性が判明するた
めである。一方、遊技者は人間であるので、学習効果に
より、すぐに機械側の対応、すなわち乱数の規則性を学
びとり、遊技に対する興味をなくしてしまう。逆に遊技
場としては、次々に新しい遊技機を導入しないといけな
くなる問題があった。 【0008】以上の様な欠点を解消するためには、基本
的には、良質の乱数を発生させれる手段を持つコンピュ
ータシステムを遊技機に設置すれば良い。良質な乱数と
しては、一般的には、線型合同法やM系列等が良く知ら
れている。しかしながら、汎用コンピュータのCPUに
比較して安価なシンプルなものを使用するパチンコ装置
ではこのような、良質の乱数を発生させることは難し
く、逆に良質の乱数を発生できるコンピュータのCPU
は高価で利用できなかった。そのため、通常のCPUで
あって、より容易に良質の乱数を発生させ、かつ、バラ
エティーにとんだ発生法が望まれている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題を
解決するために、遊技機の提供する遊技内容の規則性が
容易に遊技者に判明することのない遊技機を提供するこ
とを目的とする。 【0010】〔第1の発明〕乱数発生手段より発生され
たカオス乱数を利用することにより、遊技者が容易に遊
技の規則性を知ることができない遊技を提供する遊技
機。 【0011】〔第2の発明〕複数のパチンコ球入賞口と
前記入賞口のうち所定の入賞口に設けられたパチンコ球
の入賞状況を把握する把握手段とカオス乱数を発生でき
る乱数発生手段と特定の入賞口の入賞状況の制御を指示
できるコンピュータを少なくとも有するパチンコ遊技
機。 【0012】〔第3の発明〕回転式の表示部とカオス乱
数を発生できる乱数発生手段と前記表示部の表示の制御
を指示できるコンピュータを少なくとも有する回胴式遊
技機。 【0013】〔第4の発明〕非線形差分方程式を解くこ
とによって得られた数値を遊技内容の変化を決定する一
つの条件に利用することを特徴とする遊技機。 【0014】〔第5の発明〕請求項4に記載の遊技機で
あって、前記非線形方程式の変数を変更することによ
り、前記方程式より得られる解の規則性に変化をもたせ
ることを特徴とする遊技機。 【0015】 【作用】まず、カオスとは何かを説明することにする。
自然界や人工の世界では、予測可能な現象が多く見られ
る。ハレー彗星や人工衛星の位置を予測し、対応するこ
ともできる。原因と結果の関係が明瞭である決定論的予
測可能性こそ、科学の偉大成る力の一つである様に思わ
れる。しかし、天気予報は、物理の法則に従う大気の運
動の様に考えられるがしばしばはずれる。このような原
因と結果が不明瞭にみえる現象は、乱雑な要素をもつと
いわれ、基本的には、系を記述する完全なパラメータが
明らかであれば、言い換えれば、系についての情報を十
分収集可能であれば、正確な予測が可能であると信じら
れていた。 【0016】すなわち、乱雑性は、多自由度系に対する
情報不足のために生ずると考えられていたのである。し
かしながら、少数の自由度(3次元以上)しか持たない
簡単な系ですら、乱雑な挙動を示す事があるという発見
により、決定論的でありながら乱雑さが本質であるもの
が存在することが見出された。このような乱雑さをカオ
スと呼ぶ様になった。 【0017】しかし、カオスの概念は、未だ統一されて
いるわけではない。進化論と同様にその定義は、広域に
わたり、対象によってその概念は一人歩きしている感さ
えある。そのため、本明細書においては、あえて次のよ
うにまとめる。カオスとは、決定論的な規則をもつ系で
あるにもかかわらず、非常に複雑な振舞が非線型として
表れる結果、本質的にランダムになる現象を意味する。
そして、一見、規則性、予測性のない乱雑な無秩序に見
える現象の背後にも複雑な秩序や法則性が存在すること
を示している。 【0018】このような、カオスの考え方を数学的に応
用し、特定の非線形方程式を解くことによって、非常に
良質の乱数を発生させることができる。この乱数発生の
例としては、区間から区間への写像rで記される1次元
非線形差分方程式 【0019】 【数1】 【0020】は、カオスと呼ばれる不規則で乱雑な解を
有する場合がある。このような非線形写像で単純な例と
しては、ベルヌイシフト、ロジスティック写像、テント
写像、チェビチェフ写像等がある。例えば、ベルヌイシ
フトとは、 【0021】 【数2】 【0022】また、ロジスティック写像とは、 【0023】 【数3】 【0024】特に式4において、b=4.0の場合
は、”pure chaos”と称されている。また、テント写
像とは 【0025】 【数4】 【0026】チェビチェフ写像とは 【0027】 【数5】 【0028】であり、これらの各々の方程式の解のそれ
ぞれがカオス乱数であり、通常ではこの乱数の規則性は
判明しない。これらの写像以外にもカオス乱数発生する
ことは可能である。 【0029】例えば、ロジスティック写像において、方
程式中の変数bを変更してゆくと、得られる解は変化
し、bが4に近づくほど、得られる解は0.0から1.
0の範囲内での解を持ち、よりカオス的な乱数に近くな
ってゆく。逆に、この変数を変更すると、得られる解に
制限をつけることができ、例えば、bが2の時は得られ
る解は1つに収束し、bが3.5付近の時は解が4つに
収束する。さらにこのbが4に近づいてゆくに従い、こ
の制限はすくなくなり、解は一定の範囲内で、カオス的
な乱数をとるようになる。 【0030】この様子を図3に示す。図3はロジスティ
ック写像 【数3】において、初期値Xoを0.3とし、変数bを
0から4まで変更した時にn=500まで演算した時の
n=300から500の際に得られる解の値を示してい
る。図における黒い点の位置に対応する縦軸の値が解の
値である。前述のように、bが3付近より小さいときに
は解はいずれか1つに収束し、bが3.1〜3.4付近
では2つに収束している。さらに、bが大きくなると解
は4つ、8つというように、収束してゆく場所が増え、
段々とカオス的な乱数をとるようになる。ただし、例え
ばbが4に設定されている時に、計算を繰り返す途中、
演算処理を行なう際の有効数字の取り方で、ある繰り返
し回数以降に解が0.5となってしまう時があるそれ以
降の解はすべて0.5となるため、演算処理を行なう際
の有効数字の取り方および、解を利用する繰り返しの範
囲等に注意を行なわなければ、カオス適な乱数ではなく
なる場合がある。 【0031】このような発生方法で生成されたカオス乱
数を利用し、本発明の遊技機を構成する。この遊技機
は、上記カオス乱数を発生できる乱数発生部と、この乱
数発生部で発生された乱数によって、さまざまな指示を
出すコンピュータ部と、このコンピュータからの指示に
よって遊技の対応を変化させる部分を少なくとも有し、
これによって遊技の内容が容易に遊技者に判明しないよ
うにするものである。 【0032】例えば、パチンコ遊技機の場合では、先
ず、遊戯者がパチンコを開始し、セーフ玉が所定のセー
フ玉受部に入ると、セーフ玉検知手段は、そのセーフ玉
を検知して電子的カオス乱数を発生する。そして、電子
的に発生したカオス乱数に基づいて遊技機盤面のセーフ
玉受け部の入玉状況等を制御する。 【0033】一方、前述のように、方程式の変数を変更
することにより、解に制限を加えることができるので、
これを利用して乱数の発生を制御することができる。す
なわち、この変数を遊技の条件の一部とし、この条件下
で前述の方程式の解を求め、その解によって、遊技の内
容に変化をつける。このようにすると、方程式の解に従
い、遊技の内容を変化させてゆく時に、特定の数の変数
の時の遊技の対応と、別の変数の時の遊技の対応とが異
なることになり、より一層複雑な遊技を構成できる。 【0034】また、逆に、方程式を解いて得られる解を
乱数ではなくすことも可能てあるので、初心者向けある
いは、遊技者に特に有利な状況を実現するために、変数
を特定の値に変更し、方程式の解が特定の数値を出しや
すい状況に設定し、この数値により遊技者に有利な遊技
内容を設定することで、簡単に遊技の難易度の変更また
は内容の複雑化、簡略化を実現することができる。 【実施例】 『実施例1』 本実施例では、パチンコ遊技に応用した
例を示す。 以下の図面に従って、本発明の実施例を説
明する。図1はパチンコ遊技機の前面の盤面1を示す。
1はパチンコ球発射ハンドル、2は遊技盤面であり、こ
の盤面2上に入賞口46、7、8、ゲーム装置の表示盤
5、ゲーム装置の始動チャッカー機能を持つ入賞口3お
よび大入賞口9が設けられている。発射装置から発射さ
れたパチンコ球は遊技盤面場に設けられた釘によって、
様々な方向にはねて盤面2上を下方向へ移動して行く。 【0035】この時、入賞口3、4、6、7、8にパチ
ンコ球がはいった場合には賞品球が遊技者のパチンコ球
受皿部12に払いだされる。特に入賞口3にパチンコ球
が入った場合には賞品球の払出し以外にゲーム装置が始
動する。この装置はゲーム装置表示部5の三桁の表示を
変化させて、所定の時間経過後にこの表示の変化を停
止、停止した際の特定の表示の組み合わせの際に、大入
賞口9の開閉弁の開閉を行うように指令する。これによ
り、特定の条件の際には大当たりとして、パチンコ遊技
機は大入賞口9の開閉弁を開けて、パチンコ球が入り易
くなるような遊技者の有利な状況を提供する。 【0036】今、発射装置1から発射されたパチンコ球
は盤面上を落ちてゆき、入賞口3に入ったとすると入賞
口3に設けられたセンサーによって入賞が検知され電気
信号に変換されてコンピューターに送られる。この信号
によりコンピューターはゲーム装置5を作動させ、カオ
ス乱数発生手段により発生されたカオス乱数にしたがっ
て、このゲーム装置の表示を行なう。 【0037】本実施例では、非線形差分方程式に対しロ
ジスティック写像を使用した下記の式 【0038】 【数6】 【0039】の解をカオス乱数として、使用した。例え
ばn=301、302、303、304、305のとき
のこの式の解の例としては、『0.8721』『0.4
462』、『0.9884』、『00458』、『0.
1747』があげられる。なお、この場合の初期値は
0.1、変数は4.0000とした。 【0040】このカオス乱数が予め設定されていた条件
と一致した場合、コンピューターの指示により、遊技盤
面上の大入賞口9の開閉弁の開閉を行なう。この弁の開
閉の様子は発生された乱数によってことなり、この乱数
にしたがって、コンピューターより、開閉の時間間隔あ
るいは開閉の程度など入賞状況に関する指示がなされそ
の指示にしたがって、開閉状態を変更する。 【0041】図2は、コンピュータを付けたパチンコ遊
技機のブロック図である。センサーにより入賞口でのセ
ーフ玉の把握20を行い、その信号を受けてコンピュー
タ21部ではカオス乱数を発生25させ、この乱数によ
り大入賞口の制御23を行う。また、その他のセンサー
手段等により、遊技情報22をコンピュータに連動させ
て、この情報とパチンコ球のセーフ玉の把握20とを連
動させて、より複雑な遊技内容とすることができる。 【0042】『実施例2』 本実施例では回胴式の遊技
機について説明する。遊技者が挿入したコインあるいは
スタートボタンの始動により遊技開始の信号がコンピュ
ータに与えられ、コンピュータ部ではその内部あるい
は、連動して設けられた乱数発生部にて、カオス乱数を
発生させる。この発生した乱数に従って、回胴式の表示
部の表示を行ない、この表示の組合せによって、挿入さ
れたコインに対し、所定の倍数のコインを払い出す。本
実施例のように、カオス乱数を使用することで、乱数発
生の際の規則性が分からず、すべての遊技者に対して、
公平に同じ確率で賞品コインが支払われることができ
る。 【0043】『実施例3』 本実施例では、実施例1と
同様のパチンコ遊技機に対して、遊技の中で使用される
数値の発生を遊技条件によって、変化させることを説明
する。使用する遊技機等の構成は実施例1とほぼ同様で
ある。ただし、ゲームの始動のきっかけをつくる入賞口
3のセーフ玉把握のためのセンサーに接続して、その入
賞回数を勘定できる手段を付加しておき、その入賞回数
はコンピュータに信号として送られる構成となってい
る。別にこの入賞回数を勘定する手段はコンピュータ内
に設けられていてもよい。 【0044】今、発射装置1から発射されたパチンコ球
は盤面上を落ちてゆき、入賞口3に入ったとすると入賞
口3に設けられたセンサーによって入賞が検知され電気
信号に変換されてコンピューターに送られる。この信号
によりコンピューターはゲーム装置5を作動させ、カオ
ス乱数発生手段により発生されたカオス乱数にしたがっ
て、このゲーム装置の表示を行なう。 【0045】本実施例では、非線形差分方程式に対しロ
ジスティック写像を使用した下記の数式 【0046】 【数6】 【0047】の解をカオス乱数として、使用した。な
お、この場合の初期値は0.1、変数は4とした。 【0048】このカオス乱数が予め設定されていた条件
に合致した場合、コンピューターの指示により、遊技盤
面上の大入賞口9の開閉弁の開閉を行なわれ、いわゆる
大当たり状態となる。 逆に条件に合致しない場合が、
入賞口3への入賞回数が例えば10回続いた場合、コン
ピュータは発生させる数値を制限するために、変数bの
値を変更し、乱数の発生に規則性を与える方向に条件を
セットする。 【0049】例えば、変数bの値を3.50とした場
合、次に入賞口3にセーフ玉が入賞した際に得られる、
方程式の解は繰り返しを100回以上行なった場合、8
つの値に収束する。この8つのうち何れかを大当たり条
件に設定すれば、大当たりの確率は8分の1まで高くな
る。次にこの状態で例えば5回入賞しても大当たり条件
と合致しなかった場合は、ふたたび、変数の値を4付近
にまでもどし、カオス乱数の状態にもどす。このように
して、方程式を解いて得る数値を制御して、遊技者が不
利な状況の場合に、より有利な状況に変化させたり、再
び初期状態に戻したりを簡単な変数を変更することによ
り、実現でき、これにより、遊技内容を変化に富んだ内
容とすることが簡単にできた。 【0050】以上の説明においては、パチンコ遊技機と
回胴式の遊技機について説明を行なったが、特にこれら
に限定されることはなく、乱数あるいは簡単な不規則の
数値を利用して行なう遊技機であればあらゆる遊技機に
適用することができる。 【0051】 【発明の効果】本発明の構成により、遊技しに容易に規
則性が分からない、遊技を安価な、簡単なCPUを利用
して提供することができた。また、遊技に必要とする数
値を比較的簡単な非線形方程式を解くだけで得られ、そ
の解もカオス的な乱数から2値、1値まで、方程式中の
その変数を変更することにより、得られるため、遊技の
内容にあわせて、様々な数値を得ることが簡単にできる
ようになった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用したパチンコ遊技機の概略平面図 【図2】本発明のブロック図 【図3】ロジスティック写像の解の変数依存性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−52493(JP,A) 特開 平4−22378(JP,A) 特開 平2−109586(JP,A) 特開 平4−109721(JP,A) 合原一幸編著、「Informati on & Computing:49 カ オス カオス理論の基礎と応用」、株式 会社サイエンス社,1990年9月10日、 p.1−19 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 - 7/02 355 A63F 5/04 512 - 516

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】遊技球が入賞する第1の入賞口及び第2の
    入賞口と、 前記第1の入賞口に設けられた遊技球が前記第1の入
    賞口に入賞した回数を把握する把握手段と、遊技球が前記第1の入賞口に入賞したときに、非線形差
    分方程式r(X n )=bX n (1―X n )(bは変数)を
    解くことによって得られる 乱数を発生する乱数発生手段
    と、遊技球が前記第1の入賞口に入賞したときに表示の変化
    が開始し、所定の時間経過後に停止し、表示が更新され
    る表示部と、 前記表示部の更新された表示に従って、 前記第2の入賞
    口の開閉を制御する制御手段とを有する遊技機であっ
    て、前記乱数発生手段において、前記非線形差分方程式r
    (X n )=bX n (1―X n )の解がa(aは2以上の整
    数)個の値に収束するように前記変数bの値を設定し、 前記表示部の表示は、前記非線形差分方程式r(X n
    =bX n (1―X n )の収束した解の個数の逆数に比例し
    た確率で特定の表示となるように更新され、 前記表示部の更新された表示が前記特定の表示のとき
    に、前記制御手段により 前記第2の入賞口を所定の時間
    けて、遊技球が前記第2の入賞口に入賞し易くし、 前記表示部の更新された表示が特定の表示ではないとき
    で、且つ 前記把握手段により把握された前記回数所定
    の回数に合致したとき、前記非線形差分方程式r
    (X n )=bX n (1―X n )の収束した解の個数が前記
    aより少なくなるように前記変数bの値を変更すること
    を特徴とする遊技機。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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合原一幸編著、「Information & Computing:49 カオス カオス理論の基礎と応用」、株式会社サイエンス社,1990年9月10日、p.1−19

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