JP3528747B2 - 電子部品の半田付け方法 - Google Patents

電子部品の半田付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードを有する電
子部品の半田付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】QFP,SOPなどの電子部品の各辺か
ら複数のリードが延出し、電子部品を基板に半田付けし
て実装するに先立ち、これらのリードの形状の検査が行
われる。
【0003】QFPやSOPなどの電子部品は通常、予
め上面に半田(もしくはソルダーペースト)が供給され
た基板の電極にリードを着地させ、基板を加熱すること
により、このリードと電極を半田付けする。この場合一
列に並んだリードのうち1本でも上下方向へ過大に変形
していると、オープン不良が発生する。このため電子部
品を基板に搭載するに先立ち、このリードの上下方向の
変形(以下浮きと呼ぶ)の検査を行なってオープン不良
をまねくような電子部品を排除し、良品のみを基板に搭
載して半田付けする。
【0004】ここで従来のリード検査方法では、電子部
品のリードを代表する3本のリードの高さを求め、この
3点が存在する仮想平面を求め、この仮想平面に対する
各リードの浮きを算出し、この浮きと所定の許容値とを
比較し、許容値を越える浮きが存在したならば不良、存
在しなければ良としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のリ
ード検査方法において、仮想平面を規定する3つのリー
ドのうち、1本でも他のリードから大きくずれたリード
が含まれることがあり、このような場合、各リードの浮
きの基準となる仮想平面自体が理想的な仮想平面からか
なりずれてしまい、検査結果の信頼性が低下してしまう
という問題点があった。
【0006】また近年では、厚さが薄い電子部品が登場
しているが、このような電子部品は、それ自体が変形し
ている場合があり、たとえ1つのリード列の中に過大な
浮きを生じているリードがなくても、このリード列その
ものの位置に異常があるためにオープン不良を生じてし
まう。従来のリード検査方法ではこのようなリード列全
体の位置の不具合を検出できなかった。
【0007】そこで本発明は、信頼性の高い電子部品の
半田付け方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の半田
付け方法は、本体部より外方へ延出した複数のリードが
一列に並んだリード列を複数備えた電子部品を基板の電
極に半田付けする方法であって、リードの並び方向及び
高さ方向に関する位置を計測してこのリードの位置デー
タを取り込むステップと、前記位置データに基づいて、
前記リード列におけるリードの並びを近似する近似直線
を各リード列毎に求めるステップと、前記近似直線間の
相対的な位置関係が所定の範囲であるかどうか判定する
ステップと、前記ステップで所定の範囲であると判定さ
れた電子部品のリードを、予め半田が供給された基板の
電極に着地させるステップと、前記基板を加熱して半田
を溶融させて前記リードを前記電極に半田付けするステ
ップを含むものである。
【0009】上記構成により、各リード列毎のリードの
並びを近似直線で表わし、近似直線の相対的な位置関係
が所定の範囲であるか判断される。これにより、電子部
品の変形に起因するリード列の異常な変位を検出するこ
とができる。そして正常な電子部品のみ半田が予め供給
された基板の電極にそのリードを着地させ、半田を溶融
することによって、基板に確実に半田付けされる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら、本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態
におけるリード検査方法を実施するための検査装置のブ
ロック図である。図1中、1は図3、図4のフローチャ
ートに沿った制御プログラムを記憶しているROM(リ
ードオンリーメモリ)、2は検査装置を制御するCPU
(中央処理装置)、3は図6、図7、図8、図10、図
11の各データ構成図に示したデータの記憶領域が設け
られているRAM(ランダムアクセスメモリ)、4は検
査結果を作業者に表示するためのCRT(カソードレイ
チューブ)、5はCPU2に接続されるインターフェイ
ス、6は各種アクチュエータを備えメカニカルな移載ヘ
ッド移動機構7により移動する移載ヘッド8のXY方向
の位置を検出するXY位置検出部、8aは電子部品9を
吸着する移載ヘッド8のノズル、10は電子部品9から
延出するリードである。なお本実施の形態では、電子部
品9としてQFPを取扱うものであるから、複数のリー
ド10は電子部品9の4辺全部から外方へ一列に延出し
ている。
【0011】11はリード10にレーザ光12を照射
し、その反射光を受光してリード10の高さZを検出す
るレーザセンサ、13はレーザセンサ11の出力をディ
ジタル変換してインターフェイス5に出力するA/D変
換器である。
【0012】本実施の形態の検査装置は上記のような構
成よりなりその動作を説明すると、レーザセンサ11は
定位置においてレーザ光12を照射し、移載ヘッド移動
機構7は移載ヘッド8(即ちリード10)をレーザセン
サ11に対する一定高さのXY平面内において、XY方
向に移動させる。CPU2は、位置検出部6及びレーザ
センサ11より送られてくる信号をインターフェィス5
を介して読み取ってRAM3にこのデータすなわち複数
のリード10のXYZ座標を格納する。
【0013】図2は本発明の一実施の形態における電子
部品とレーザセンサの拡大斜視図である。レーザ光12
は下方から垂直に照射されてリード10の平坦部(リー
ド10が基板に半田付けされる部分)に当る。そして移
載ヘッド8が水平方向へ移動することにより、鎖線で示
す直線T1,T2,T3,T4に沿ってレーザ光12を
走査してリード10の位置を計測する。
【0014】本実施の形態では、リード10の位置を表
わす座標系を次のように定義する。第3辺(直線T3)
と第4辺(直線T4)が直交する交点を原点0とし第3
辺(直線T3)をX軸、第4辺(直線T4)をY軸とす
る。またX軸とY軸に直交し、原点0を通る軸をZ軸と
する。第1辺(直線T1)はXY平面内にあり、X軸と
平行である。第2辺(直線T2)はXY平面内にあり、
Y軸と平行である。さらに直線T1とT3は長さがW1
であり、直線T2とT4は長さがW2であるものとす
る。この長さW1,W2は、電子部品9の寸法データよ
り予めわかっている。
【0015】次に図3を参照しながら、本実施の形態の
検査装置における処理を説明する。図3は本発明の一実
施の形態における検査装置の動作フローチャートであ
る。電子部品9は、予め図外の供給部で供給され、移載
ヘッド8のノズル8aで吸引、保持されてレーザセンサ
11の上方へ移送されてきている。まずステップ1にて
第1辺〜第4辺の各辺に存在するリード10の平坦部の
下面のXYZ座標を取得し、RAM3に格納する。図6
にRAM3に格納されたリードの位置データすなわちX
YZ座標のデータの構成を示す。次にCPU2は、この
リードの位置データより電子部品の形状判定を行なう電
子部品検査処理(ステップ2)を行なう。尚このステッ
プ2の処理については後で詳しく説明する。次に、ステ
ップ2の処理で電子部品9の形状について不良判定がな
されたかどうかを調べ(ステップ3)、不良判定であれ
ばこの電子部品9を廃棄し(ステップ5)、そうでなけ
ればこの電子部品9を所定の位置に搭載する(ステップ
4)。
【0016】次に図4〜図13を参照しながら電子部品
検査処理(ステップ2)について説明する。
【0017】図4は本発明の一実施の形態におけるリー
ド検査方法を示すフローチャート、図5は本発明の一実
施の形態における近似直線の説明図である。図5におい
て、Xi-3〜Xi+2は各リード10のX座標、Zi-3〜Z
i+2は同Z座標である。なお図5に示すリード10は、
第1辺又は第3辺のものであり、第1辺ではY座標は全
てW2,第2辺では全て0である。
【0018】次に図4に沿って、本発明の一実施の形態
におけるリード検査方法の各過程を説明する。まず、ス
テップ10において第1辺〜第4辺の辺数を示す辺数カ
ウンタjに1を代入する。
【0019】なお辺数カウンタj=1ならば第1辺に位
置するリード列が処理の対象となっていることを意味す
る。以下第1辺のリード列を対象に処理を行う場合につ
いてステップ11〜ステップ16及びステップ19、ス
テップ20の説明を行う。
【0020】ステップ11では、第1辺の複数のリード
10の配列を近似する近似直線L1の式を、予め計測し
て得られたリード10のXYZ座標を基に、最小二乗法
を使用して算出する。具体的には次式による。
【0021】
【数1】
【0022】上式により求めた傾きa1、切片b1を図7
に示す形式でRAM3の所定の記憶領域に格納する。次
にCPU2は、ステップ12において零による除算など
に起因する計算エラーを生じたかどうかを調べる。エラ
ーがなければステップ13へ、エラーがあればステップ
19へ移る。
【0023】ステップ13では、ステップ11により求
めた近似直線L1に対する各リード10の第1のリード
浮きΔZi及びその最小値ΔZminを求める。図5に
おいて、L1は近似直線であり、リード10の下面は近
似直線L1の上下に分布して存在する。そして、図5に
おけるΔZi-3〜ΔZi+2が第1のリード浮き(上向き
正、下向き負)であり、CPU2は計算してRAM3の
所定の記憶領域に格納する。またこのとき第1のリード
浮きΔZiの最小値ΔZmin(必ず負の値をとる)を
求める。ここで図5において、第1のリード浮きΔZ
i+1が最小値ΔZminであったものとすると、近似直
線LをΔZminだけ下方にシフトした直線LSを考
え、この直線LSから各リード10の下面まで第2のリ
ード浮きSiを求めてRAM3の所定の記憶領域に格納
する(ステップ14)。第2のリード浮きSiはSi=
ΔZi−ΔZminから簡単に求めることができる。
【0024】次にステップ15にて、CPU2は近似直
線L1の端点R1,R2(図9参照)のZ座標Q1,Q
2を算出する。ここで、近似直線L1の定義域は、0≦
X≦W1であるからQ1=b1,Q2=a1・W1+b1
である。同様に、近似直線L2の場合はQ3=a2・W2
+b2,Q4=b2、近似直線L3の場合は、Q5=a3
W1+b3,Q6=b3、近似直線L4の場合はQ7=
4,Q8=a4・W2+b4である。この算出が済んだ
ら、CPU2は端点のXYZ座標とRAM3へ格納する
(図10参照)。
【0025】次にステップ16にて、CPU2は第2の
リード浮きSiと予め設定されたしきい値STとを比較
し、第2のリード浮きSiがしきい値ST以下であれば
適として図8のリード浮き判定フラグに”0”を格納す
る。第2のリード浮きSがしきい値STを越えていれば
不適と判断して、リード浮き判定フラグに”1”を格納
する。
【0026】ステップ16で行なう処理の目的は、1つ
の辺に1列に並んでいる複数リード10のうち、極端に
上下方向に変形したものがないかを調べることにある。
極端に上下方向に変形したリード10が1つのリード列
中で1本でも存在すると、リード10を基板の電極に搭
載して半田付けした場合に電極半田付けされずにオープ
ン不良となるリード10が発生する。従ってしきい値S
Tを越えた場合は、不良ということでこのリード10の
リード番号と対応するリード浮き判定フラグを不良を示
す”1”にする。
【0027】ステップ12で計算エラーが生じると、先
きに説明したステップ13〜ステップ16の処理が不可
能となる。しかしながら、ステップ16の処理の目的で
説明したようにリード列の中で極端に変形したリードの
存在は少なくとも調べる必要がある。そこでステップ1
3〜ステップ16の方法よりも簡単な処理を行なって、
極端に変形したリードの有無をステップ19,20で求
める。
【0028】ステップ12にて、計算エラーがあると、
CPU2はステップ19にて同一の辺において隣りあう
リード10の下面の高さの差Kiを算出し、RAM2に
格納する(図1参照)。リード高さのKiは、実測され
たZ座標を引き算することにより簡単に求めることがで
きる。そしてCPU2は、ステップ20において、リー
ド高さの差Kiと予め設定されたしきい値STとを比較
し、リード高さの差差Kiがしきい値ST以下であれば
適としてリード浮き判定フラグに”0”を格納する。ま
た1つでもしきい値STを越えていれば、不適としてリ
ード浮き判定フラグに”1”を格納する。この場合リー
ド高さの差Kiを、第2のリード浮きSiの代わりに代
用することでリード浮きの判定を行なう。
【0029】以上説明したように、ステップ11〜ステ
ップ16,ステップ19,ステップ20の処理が1つの
リード列について終わったら、残りのリード列について
の処理が完了したかどうかを辺数カウンタjの値で確認
し(ステップ17)、未処理のリード列があれば辺数カ
ウンタjの値を1つ加算して次のリード列の処理を行う
(ステップ18)。
【0030】次にCPU2は、リード浮きの判定フラグ
(ステップ16,20にて格納)をチェックし(ステッ
プ21)、1本でも不適を示すフラグが存在していれ
ば、異常ありとしてステップ27へ、なければステップ
23へ移る(ステップ22)。
【0031】さてステップ23〜26では、近似直線L
1〜L4の相対的な位置関係に基いて電子部品9の形状に
ついて良否検査が行われる。図9は本発明の一実施の形
態における近似直線の位置関係を示す斜視図である。ま
ずステップ23において、近似直線L1とL2,L2
3,L3とL4,L4とL1のように、CPU2は隣接す
る端点の高低差G(G1,G2,G3,G4)を算出す
る。図10に示した端点R1〜R8のZ座標Q1〜Q8
はステップ15にて既に求めてあるので、ステップ23
では、CPU2はG1=|Q3−Q2|,G2=|Q5
−Q4|,G3=|Q7−Q6|,G4=|Q1−Q8
|の引き算により各高低差G1〜G4を求める。そして
ステップ24にて、CPU2は各高低差G1〜G4と予
め設定されたしきい値GTとを比較し、1つでもしきい
値GTを越えたものがあればステップ27へ、なければ
ステップ25へ移る。
【0032】次にステップ25では、CPU2は近似直
線L1,L3をXZ平面に、近似直線L2,L4をYZ平面
に、それぞれ仮想的に投影し、近似直線L1,L3、回線
直線L2,L4の対向する近似直線同士の位置関係に基い
て検査を行う。図12、図13は本発明の一実施の形態
の電子部品の検査方法における対向する近似直線を示す
グラフである。図12ではXZ平面に近似直線L1を投
影した直線L1’と近似直線L3、図13ではYZ平面に
回帰直線L2を投影した直線L2’と近似直線L4が表わ
されている。そして図12において端点R2’が端点R
5と一致するように直線L1’を平行にシフトした破線
の開きH1を近似直線L1’と近似直線L3の高低差と定
義し、CPU2はこの高低差H1をH1=W1・tan
θ1=|a 1−a3|・W1により求める。なおθ1は近
似直線L1’と近似直線L3のなす角である。そしてCP
U2は、この高低差H1を予め設定されたしきい値HT
と比較し、高低差H1がしきい値を越えていれば、不適
としてステップ27へ移る(ステップ26)。またCP
U2は、近似直線L2’と近似直線L4についても、高低
差H2=W2・tanθ2=|a2−a4|・W2を求め
同様の判定を行う。
【0033】ステップ23〜ステップ26までの処理の
目的は、1つの辺のリード列が他の辺のリード列に対し
て異常な位置関係にないかどうかを調べることにある。
たとえば電子部品9が何らかの原因でねじれ等の変形を
生じていると隣接するリード列間で過大な高低差(浮
き)が生じ半田付けのときにオープン不良を生じてしま
う。そこでこのリード列を近似直線として数式化し、こ
の近似直線の相対的な位置関係が予め定めておいた範囲
内(しきい値内)であるかを判定して電子部品9の形状
を検査する。
【0034】なおステップ11で計算エラーを生じて近
似直線の式が求められなかった場合は、算出できた他の
近似直線のみを対象にステップ23〜ステップ26の処
理を行なう。
【0035】ステップ21からステップ26までの一連
の処理において不適が1つでもあれば、CPU2は不良
判定を行い(ステップ27)、不良箇所及びその諸元を
CRT4に出力する(ステップ28)。また、不適が1
つもなければ、良と判定し(ステップ29)、判定結果
をCRT4に出力する(ステップ28)。
【0036】本発明の一実施の形態の電子部品の検査方
法は以上の通りであるが本発明は種々の応用が可能であ
る。たとえば上述した電子部品の検査を電子部品9の半
田付けを行なう工程の途中で行なってもよい。具体的に
説明すると、図1に示す検査装置を電子部品を基板に搭
載する電子部品の搭載装置として考える。移載ヘッド8
の移動範囲内に、電極に予め半田が供給された基板を位
置決めしておき(図示せず)移載ヘッド8で電子部品9
を搭載する途中で電子部品の検査を前述した方法で行な
う。そして良判定となった電子部品9は、このリード1
0を基板の電極に着地させ、不良判定となった電子部品
は廃棄する。電子部品9が搭載された基板は加熱炉へ送
られ、半田の融点以上の温度に加熱されることにより電
子部品9のリード10は基板の電極に半田付けされる。
このように電子部品を搭載する直前にリードの浮きやリ
ード列の位置に異常がないかを検査し、良判定とされた
電子部品9だけを基板に搭載するのでオープン不良の発
生を未然に防止できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、リードが延出する各辺
についてリードの高さを近似した近似直線を求め、求め
た各近似直線間の位置関係に基いてリード形状の良否検
査を行い、リードを基板の電極に確実に半田付けでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるリード検査方法
を実施するための検査装置のブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における電子部品とレー
ザセンサの拡大斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における検査装置の動作
フローチャート
【図4】本発明の一実施の形態におけるリード検査方法
を示すフローチャート
【図5】本発明の一実施の形態における近似直線の説明
【図6】本発明の一実施の形態におけるリードのデータ
の構成図
【図7】本発明の一実施の形態における近似直線データ
の構成図
【図8】本発明の一実施の形態におけるリード浮きデー
タの構成図
【図9】本発明の一実施の形態における近似直線の位置
関係を示す斜視図
【図10】本発明の一実施の形態における近似直線の端
点のデータの構成図
【図11】本発明の一実施の形態におけるリード高さの
差のデータの構成図
【図12】本発明の一実施の形態における対向する近似
直線を示すグラフ
【図13】本発明の一実施の形態における対向する近似
直線を示すグラフ
【符号の説明】
10 リード L1 近似直線 L2 近似直線 L3 近似直線 L4 近似直線 R1 端点 R2 端点 R3 端点 R4 端点 R5 端点 R6 端点 R7 端点 R8 端点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−3953(JP,A) 特開 平4−99951(JP,A) 特開 平3−155700(JP,A) 特開 昭64−21372(JP,A) 特開 平1−272126(JP,A) 特開 平2−248054(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34 H01L 21/64 - 21/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部より外方へ延出した複数のリードが
    一列に並んだリード列を複数備えた電子部品を基板の電
    極に半田付けする方法であって、 リードの並び方向及び高さ方向に関する位置を計測して
    このリードの位置データを取り込むステップと、 前記位置データに基づいて、前記リード列におけるリー
    ドの並びを近似する近似直線を各リード列毎に求めるス
    テップと、 前記近似直線間の相対的な位置関係が所定の範囲である
    かどうか判定するステップと、 前記ステップで所定の範囲であると判定された電子部品
    のリードを、予め半田が供給された基板の電極に着地さ
    せるステップと、 前記基板を加熱して半田を溶融させて前記リードを前記
    電極に半田付けするステップを含むことを特徴とする電
    子部品の半田付け方法。
  2. 【請求項2】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、隣接する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判定を含むことを特徴とする請求項1記
    載の電子部品の半田付け方法。
  3. 【請求項3】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、対向する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断することを含むことを特徴とする請
    求項1記載の電子部品の半田付け方法。
  4. 【請求項4】本体部より外方へ延出した複数のリードが
    一列に並んだリード列を複数備えた電子部品を基板の電
    極に半田付けする方法であって、 リードの並び方向及び高さ方向に関する位置を計測して
    このリードの位置データを取り込むステップと、 前記位置データに基づいて前記リード列におけるリード
    の並びを近似する近似直線を各リード毎に求めるステッ
    プと、 前記位置データに基づいて、前記リード列内で過大に上
    下方向に変形したリードを検出するステップと、 前記近似直線間の相対的な位置関係が所定の範囲である
    かどうか判定するステップと、 過大に上下方向に変形したリードが検出されず、且つ前
    記近似直線間の相対的な位置関係が所定の範囲内である
    と判定した場合は、この電子部品のリードを予め半田が
    供給された基板の電極に着地させるステップと、 前記基板を加熱して半田を溶融させて前記リードを前記
    電極に半田付けするステップを含むことを特徴とする電
    子部品の半田付け方法。
  5. 【請求項5】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、隣接する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断を含むことを特徴とする請求項4記
    載の電子部品の半田付け方法。
  6. 【請求項6】近似直線間の相対的な位置関係が所定の範
    囲であるか判断するステップが、対向する近似直線の端
    点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定の範
    囲であるか判断することを含むことを特徴とする請求項
    4記載の電子部品の半田付け方法。
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