JP3149737B2 - 電子部品の検査方法 - Google Patents

電子部品の検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体部より外方へ延出
した複数のリードが一列に並んだリード列を複数備えた
電子部品の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】QFP,SOPなどの電子部品のよう
に、各辺から複数のリードが延出した電子部品を基板に
実装するに先立ち、これらのリードの形状の検査が行わ
れる。
【0003】QFPやSOPなどの電子部品は通常、予
め上面に半田(もしくはソルダーペースト)が供給され
た基板の電極にリードを着地させ、基板を加熱すること
により、このリードと電極を半田付けする。この場合一
列に並んだリードのうち1本でも上下方向へ過大に変形
していると、オープン不良が発生する。このため電子部
品を基板に搭載するに先立ち、このリードの上下方向の
変形(以下浮きと呼ぶ)の検査を行なってオープン不良
をまねくような電子部品を排除し、良品のみを基板に搭
載して半田付けする。
【0004】ここで従来のリード検査方法では、電子部
品のリードを代表する3本のリードの高さを求め、この
3点が存在する仮想平面を求め、この仮想平面に対する
各リードの浮きを算出し、この浮きと所定の許容値とを
比較し、許容値を越える浮きが存在したならば不良、存
在しなければ良としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のリ
ード検査方法において、仮想平面を規定する3つのリー
ドのうち、1本でも他のリードから大きくずれたリード
が含まれることがあり、このような場合、各リードの浮
きの基準となる仮想平面自体が理想的な仮想平面からか
なりずれてしまい、検査結果の信頼性が低下してしまう
という問題点があった。
【0006】また近年では、厚さが薄い電子部品が登場
しているが、このような電子部品は、それ自体が変形し
ている場合があり、たとえ1つのリード列の中に過大な
浮きを生じているリードがなくても、このリード列その
ものの位置に異常があるためにオープン不良を生じてし
まう。従来のリード検査方法ではこのようなリード列全
体の位置の不具合を検出できなかった。
【0007】そこで本発明は、信頼性の高い電子部品の
検査方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の検査
方法は、リードの並び方向及び高さ方向に関する位置を
計測して位置データを取り込むステップと、この位置デ
ータに基づいてリード列におけるリードの並びを近似す
る近似直線を各リード列毎に求めるステップと、この近
似直線どうしの相対的な位置関係が所定の範囲であるか
判断する工程より構成されている。
【0009】
【0010】
【作用】上記方法により、各リード列毎のリードの並び
を近似直線で表わし、近似直線の相対的な位置関係が所
定の範囲であるか判断される。これにより、電子部品の
変形に起因するリード列の異常な変位を検出することが
できる。
【0011】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例における電子部品の
検査方法を実施するための検査装置のブロック図であ
る。図1中、1は図3、図4のフローチャートに沿った
制御プログラムを記憶しているROM(リードオンリー
メモリ)、2は検査装置を制御するCPU(中央処理装
置)、3は図6、図7、図8、図10、図11の各デー
タ構成図に示したデータの記憶領域が設けられているR
AM(ランダムアクセスメモリ)、4は検査結果を作業
者に表示するためのCRT(カソードレイチューブ)、
5はCPU2に接続されるインターフェィス、8は、移
載ヘッドであり電子部品9を吸引して保持するためのノ
ズル8aを備えている。7は、移載ヘッド8を水平方向
移動させる移載ヘッド移動機構であり、例えば2つの直
交した移動軸を備えた直交座標型テーブルより構成され
ている。6は、移載ヘッド8の現在位置を検出する位置
検出部であり、移載ヘッド移動機構7に内蔵されたエン
コーダ及びこのエンコーダから送られてくるパルス信号
をカウントして移載ヘッド8の現在位置を算出する信号
処理部(図示せず)より構成されている。9は、本体部
より外方へ延出した複数のリード10を備えた電子部品
である。この電子部品は、4つの辺からリードが突出し
たQFPであり、1つの辺には、複数のリード10が一
列に並んでいる。また11はリード10にレーザ光12
を照射し、その反射光を受光してリード10の高さZを
検出するレーザセンサ、13はレーザセンサ11の出力
をディジタル変換してインターフェィス5に出力するA
/D変換器である。本実施例の検査装置は上記のような
構成よりなりその動作を説明すると、レーザセンサ11
は定位置においてレーザ光12を照射し、電子部品搬送
部7は移載ヘッド8(即ちリード10)をレーザセンサ
11に対する一定高さのXY平面内において、一列に並
んだリード10にレーザ光12が照射されるようにXY
方向に移動させる。CPU2は、位置検出部6及びレー
ザセンサ11より送られてくる信号をインターフェィス
5を介して読み取ってRAM3にこのデータすなわち複
数のリード10のXYZ座標を格納する。
【0012】図2は本発明の一実施例における電子部品
とレーザセンサの拡大斜視図である。レーザ光12は下
方から垂直に照射されてリード10の平坦部(リード1
0が基板に半田付けされる部分)に当る。そして移載ヘ
ッド8が水平方向へ移動することにより、鎖線で示す直
線T1,T2,T3,T4に沿ってレーザ光12を走査
してリード10の位置を計測する。
【0013】本実施例では、リード10の位置を表わす
座標系を次のように定義する。第3辺(直線T3)と第
4辺(直線T4)が直交する交点を原点Oとし第3辺
(直線T3)をX軸,第4辺(直線T4)をY軸とす
る。またX軸とY軸に直交し、原点Oを通る軸をZ軸と
する。第1辺(直線T1)はXY平面内にあり、X軸と
平行である。第2辺(直線T2)はXY平面内にあり、
Y軸と平行である。さらに直線T1とT3は長さがW1
であり、直線T2とT4は長さがW2であるものとす
る。この長さW1,W2は、電子部品9の寸法データよ
り予めわかっている。
【0014】次に図3を参照しながら、本実施例の検査
装置における処理を説明する。図3は本発明の一実施例
における検査装置の動作フローチャートである。
【0015】電子部品9は、予め図外の供給部で供給さ
れ、移載ヘッド8のノズル8aで吸引,保持されてレー
ザセンサ11の上方へ移送されてきている。まずステッ
プ1にて第1辺〜第4辺の各辺に存在するリード10の
平坦部の下面のXYZ座標を取得し、RAM3に格納す
る。図6にRAM3に格納されたリードの位置データす
なわちXYZ座標のデータの構成を示す。次にCPU2
は、このリードの位置データより電子部品の形状判定を
行なう電子部品検査処理(ステップ2)を行なう。尚こ
のステップ2の処理については後で詳しく説明する。次
に、ステップ2の処理で電子部品9の形状について不良
判定がなされたかどうかを調べ(ステップ3)、不良判
定であればこの電子部品9を廃棄し(ステップ5)、そ
うでなければこの電子部品9を所定の位置に搭載する
(ステップ4)。
【0016】次に図4〜図13を参照しながら電子部品
検査処理(ステップ2)について説明する。
【0017】図5は本発明の一実施例の電子部品の検査
方法における近似直線の説明図、図4は本発明の一実施
例における電子部品検査方法を示すフローチャートであ
る。図5において、Xi-3〜Xi+2は各リード10のX座
標、Zi-3〜Zi+2は同Z座標である。なお図5に示すリ
ード10は、第1辺又は第3辺のものであり、第1辺で
はY座標は全てW2、第2辺では全て0である。
【0018】次に図4に沿って、本発明の一実施例にお
けるリード検査方法の各過程を説明する。まず、ステッ
プ10において第1辺〜第4辺の辺数を示す辺数カウン
タjに1を代入する。
【0019】なお辺数カウンタj=1ならば第1辺に位
置するリード列が処理の対象となっていることを意味す
る。以下第1辺のリード列を対象に処理を行なう場合に
ついてステップ11〜ステップ16及びステップ19,
ステップ20の説明を行なう。
【0020】ステップ11では、第1辺の複数のリード
10の配列を近似する近似直線L1の式と、予め計測し
て得られたリード10のXYZ座標を基に、最小二乗法
を使用して算出する。具体的には次式による。
【0021】
【数1】
【0022】上式により求めた傾きa1、切片b1を図7
に示す形式でRAM3の所定の記憶領域に格納する。次
にCPU2は、ステップ12において零による除算など
に起因する計算エラーを生じたかどうかを調べる。エラ
ーがなければステップ13へ、エラーがあればステップ
19へ移る。
【0023】ステップ13では、ステップ11により求
めた近似直線L1に対する各リード10の第1のリード
浮きΔZi及びその最小値ΔZminを求める。図5に
おいて、L1は近似直線であり、リード10の下面は近
似直線L1の上下に分布して存在する。そして、図5に
おけるΔZi-3〜ΔZi+2が第1のリード浮き(上向き
正、下向き負)であり、CPU2は計算してRAM3の
所定の記憶領域に格納する。またこのとき第1のリード
浮きΔZiの最小値Δmin(必ず負の値をとる)を求
める。ここで図5において、第1のリード浮きΔZi+1
が最小値ΔZminであったものとすると、近似直線L
をΔZminだけ下方にシフトした直線LSを考え、こ
の直線LSから各リード10の下面までの第2のリード
浮きSiを求めてRAM3の所定の記憶領域に格納する
(ステップ14)。第2のリード浮きSiはSi=ΔZ
i−ΔZminから簡単に求めることができる。
【0024】次にステップ15にて、CPU2は近似直
線L1の端点R1,R2(図9参照)のZ座標Q1,Q
2を算出する。ここで、近似直線L1の定義域は、0≦
X≦W1であるからQ1=b1,Q2=a1・W1+b1
である。同様に、近似直線L2の場合はQ3=a2・W2
+b2,Q4=b2、近似直線L3の場合は、Q5=a3
W1+b3,Q6=b3、近似直線L4の場合はQ7=
4,Q8=a4・W2+b4である。この算出が済んだ
ら、CPU2は端点のXYZ座標とRAM3へ格納する
(図10参照)。
【0025】次にステップ16にて、CPU2は第2の
リード浮きSiと予め設定されたしきい値STとを比較
し、第2のリード浮きSiがしきい値ST以下であれば
適として図8のリード浮き判定フラグに”0”を格納す
る。第2のリード浮きSがしきい値STを越えていれば
不適と判定して、リード浮き判定フラグに”1”を格納
する。
【0026】ステップ16で行なう処理の目的は、1つ
の辺に一列に並んでいる複数リード10のうち、極端に
上下方向に変形したものがないかを調べることにある。
極端に上下方向に変形したリード10が1つのリード列
中で1本でも存在すると、リード10を基板の電極に搭
載して半田付けした場合に電極半田付けされずにオープ
ン不良となるリード10が発生する。従ってしきい値S
Tを越えた場合は、不良ということでこのリード10の
リード番号と対応するリード浮き判定フラグを不良を示
す”1”にする。
【0027】ステップ12で計算エラーが生じると、先
に説明したステップ13〜ステップ16の処理が不可能
となる。しかしながら、ステップ16の処理の目的で説
明したようにリード列の中で極端に変形したリードの存
在は少なくとも調べる必要がある。そこでステップ13
〜ステップ16の方法よりも簡単な処理を行なって、極
端に変形したリードの有無をステップ19,20で求め
る。
【0028】ステップ12にて、計算エラーがあると、
CPU2はステップ19にて同一の辺において隣りあう
リード10の下面の高さの差Kiを算出し、RAM2に
格納する(図1参照)。リード高さのKiは、実測され
たZ座標を引き算することにより簡単に求めることがで
きる。そしてCPU2は、ステップ20において、リー
ド高さの差Kiと予め設定されたしきい値STとを比較
し、リード高さの差差Kiがしきい値ST以下であれば
適としてリード浮き判定フラグに”0”を格納する。ま
た1つでもしきい値STを越えていれば、不適としてリ
ード浮き判定フラグに”1”を格納する。この場合リー
ド高さの差Kiを、第2のリード浮きSiの代わりに代
用することでリード浮きの判定を行なう。
【0029】以上説明したように、ステップ11〜ステ
ップ16,ステップ19,ステップ20の処理が1つの
リード列について終わったら、残りのリード列について
の処理が完了したかどうかを辺数カウンタjの値で確認
し(ステップ17)、未処理のリード列があれば辺数カ
ウンタjの値を1つ加算して次のリード列の処理を行な
う(ステップ18)。
【0030】次にCPU2は、リード浮きの判定フラグ
(ステップ16,20にて格納)をチェックし(ステッ
プ21)、1本でも不適を示すフラグが存在していれ
ば、異常ありとしてステップ27へ、なければステップ
23へ移る(ステップ22)。
【0031】さてステップ23〜26では、近似直線L
1〜L4の相対的な位置関係に基いて電子部品9の形状に
ついて良否検査が行われる。図9は本発明の一実施例に
おける近似直線の位置関係を示す斜視図である。まずス
テップ23において、近似直線L1とL2,L2とL3,L
3とL4,L4とL1のように、CPU2は隣接する端点の
高低差G(G1,G2,G3,G4)を算出する。図1
0に示した端点R1〜R8のZ座標Q1〜Q8はステッ
プ15にて既に求めてあるので、ステップ23では、C
PU2はG1=|Q3−Q2|,G2=|Q5−Q4
|,G3=|Q7−Q6|,G4=|Q1−Q8|の引
き算により各高低差G1〜G4を求める。そしてステッ
プ24にて、CPU2は各高低差G1〜G4と予め設定
されたしきい値GTとを比較し、1つでもしきい値GT
を越えたものがあればステップ27へ、なければステッ
プ25へ移る。
【0032】次にステップ25では、CPU2は近似直
線L1,L3をXZ平面に、近似直線L2,L4をYZ平面
に、それぞれ仮想的に投影し、近似直線L1,L3、回線
直線L2,L4の対向する近似直線同士の位置関係に基い
て検査を行う。図12、図13は本発明の一実施例の電
子部品の検査方法における対向する近似直線を示すグラ
フである。図12ではXZ平面に近似直線L1を投影し
た直線L1’と近似直線L3、図13ではYZ平面に近似
直線L2を投影した直線L2’と近似直線L4が表わされ
ている。そして図12において端点R2’が端点R5と
一致するように直線L1’を平行にシフトした破線の開
きH1を近似直線L1’と近似直線L3の高低差と定義
し、CPU2はこの高低差H1をH1=W1・tanθ
1≒|a1−a3|・W1により求める。なおθ1は近似
直線L1’と近似直線L3のなす角である。そしてCPU
2は、この高低差H1を予め設定されたしきい値HTと
比較し、高低差H1がしきい値を越えていれば、不適と
してステップ27へ移る(ステップ26)。またCPU
2は、近似直線L2’と近似直線L4についても、高低差
H2=W2・tanθ2≒|a2−a4|・W2を求め同
様の判定を行う。
【0033】ステップ23〜ステップ26までの処理の
目的は、1つの辺のリード列が他の辺のリード列に対し
て異常な位置関係にないかどうかを調べることにある。
たとえば電子部品9が何らかの原因でねじれ等の変形を
生じていると隣接するリード列間で過大な高低差(浮
き)が生じ半田付けのときにオープン不良を生じてしま
う。そこでこのリード列を近似直線として数式化し、こ
の近似直線の相対的な位置関係が予め定めておいた範囲
内(しきい値内)であるかを判定して電子部品9の形状
を検査する。
【0034】なおステップ11で計算エラーを生じて近
似直線の式が求められなかった場合は、算出できた他の
近似直線のみを対象にステップ23〜ステップ26の処
理を行なう。
【0035】ステップ21からステップ26までの一連
の処理において不適が1つでもあれば、CPU2は不良
判定を行い(ステップ27)、不良箇所及びその諸元を
CRT4に出力する(ステップ28)。また、不適が1
つもなければ、良と判定し(ステップ29)、判定結果
をCRT4に出力する(ステップ28)。
【0036】本発明の一実施例の電子部品の検査方法は
以上の通りであるが本発明は種々の応用が可能である。
たとえば上述した電子部品の検査を電子部品9の半田付
けを行なう工程の途中で行なってもよい。具体的に説明
すると、図1に示す検査装置を電子部品を基板に搭載す
る電子部品の搭載装置として考える。移載ヘッド8の移
動範囲内に、電極に予め半田が供給された基板を位置決
めしておき(図示せず)移載ヘッド8で電子部品9を搭
載する途中で電子部品の検査を前述した方法で行なう。
そして良判定となった電子部品9は、このリード10を
基板の電極に着地させ、不良判定となった電子部品は廃
棄する。電子部品9が搭載された基板は加熱炉へ送ら
れ、半田の融点以上の温度に加熱されることにより電子
部品9のリード10は基板の電極に半田付けされる。こ
のように電子部品を搭載する直前にリードの浮きやリー
ド列の位置に異常がないかを検査し、良判定とされた電
子部品9だけを基板に搭載するのでオープン不良の発生
を未然に防止できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の電子部品検査方法によれば電子
部品自身の変形に起因するリード列の位置の異常を検出
できるので信頼性の高い電子部品の検査が可能である。
また本発明の電子部品の検査を電子部品を基板に搭載す
る直前に行なうことにより、半田付けの際に生じるオー
プン不良の発生をより一層防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子部品の検査方法を実施
するための検査装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
る電子部品とレーザセンサの拡大斜視図
【図3】本発明の一実施例における検査装置の動作フロ
ーチャート
【図4】本発明の一実施例の電子部品の検査方法を示す
フローチャート
【図5】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
る近似直線の説明図
【図6】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
るリードの位置データの構成図
【図7】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
る近似直線データの構成図
【図8】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
るリード浮きデータの構成図
【図9】本発明の一実施例の電子部品の検査方法におけ
る近似直線の位置関係を示す斜視図
【図10】本発明の一実施例の電子部品の検査方法にお
ける近似直線の端点のデータの構成図
【図11】本発明の一実施例の電子部品の検査方法にお
けるリード高さの差のデータ構成図
【図12】本発明の一実施例の電子部品の検査方法にお
ける対向する近似直線の相対的な位置関係を示す図
【図13】本発明の一実施例の電子部品の検査方法にお
ける対向する近似直線の相対的な位置関係を示す図
【符号の説明】
10 リード L1 近似直線 L2 近似直線 L3 近似直線 L4 近似直線 R1 端点 R2 端点 R3 端点 R4 端点 R5 端点 R6 端点 R7 端点 R8 端点
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/956 H01L 21/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部より、外方へ延出した複数のリード
    が一列に並んだリード列を複数備えた電子部品の検査方
    法であって、 リードの並び方向及び高さ方向に関する位置を計測して
    このリード位置データを取り込むステップと、 前記位置データに基づいて前記リード列におけるリード
    の並びを近似する近似線を各リード列毎に求めるステッ
    プと、 前記近似直線間の相対的な位置関係が所定の範囲である
    か判断するステップを含むことを特徴とする電子部品の
    検査方法。
  2. 【請求項2】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、隣接する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断を含むことを特徴とする請求項1記
    載の電子部品の検査方法。
  3. 【請求項3】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、対向する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断することを含むことを特徴とする請
    求項1記載の電子部品の検査方法。
  4. 【請求項4】本体部より外方へ延出した複数のリードが
    一列に並んだリード列を複数備えた電子部品の検査方法
    であって、 リードの並び方向及び高さ方向に関する位置を計測して
    このリードの位置データを取り込むステップと、 前記位置データに基づいて、前記リード列におけるリー
    ドの並びを近似する近似直線を各リード列毎に求めるス
    テップと、 前記位置データに基づいて、前記リード列内で過大に上
    下方向に変形したリードを検出するステップと、 前記近似直線間の相対的な位置関係が所定の範囲である
    かどうか判定するステップを含むことを特徴とする電子
    部品の検査方法。
  5. 【請求項5】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、隣接する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断を含むことを特徴とする請求項4記
    載の電子部品の検査方法。
  6. 【請求項6】近似直線どうしの相対的な位置関係が所定
    の範囲であるか判断するステップが、対向する近似直線
    の端点間の上下方向の高低差を求め、この高低差が所定
    の範囲であるか判断することを含むことを特徴とする請
    求項4記載の電子部品の検査方法。
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