JPH07248220A - 物体検出装置の自己診断方法 - Google Patents

物体検出装置の自己診断方法

Info

Publication number
JPH07248220A
JPH07248220A JP6790694A JP6790694A JPH07248220A JP H07248220 A JPH07248220 A JP H07248220A JP 6790694 A JP6790694 A JP 6790694A JP 6790694 A JP6790694 A JP 6790694A JP H07248220 A JPH07248220 A JP H07248220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
value
distance
sum
distribution data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6790694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
Harumasa Yamamoto
治正 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kiden Kogyo Ltd filed Critical Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Priority to JP6790694A priority Critical patent/JPH07248220A/ja
Publication of JPH07248220A publication Critical patent/JPH07248220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体検出装置の故障を早期に発見できるよう
にする。 【構成】 演算機能を有するレーザ距離計30を備えた
物体検出装置40において、レーザ距離計30によって
採取されたコイル10、11までの距離分布データの合
計値を算出し、この合計値が予め設定された条件又は一
定値と比較し、前記合計値が一定値以上の場合は物体検
出装置40が正常であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離れた位置にある物体を
光又は超音波を利用して検出する物体検出装置の自己診
断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の物体検出装置の一例として、製鋼
工場で生産される製鋼コイル(以下コイルという)を天
井クレーンで自動搬送する際に用いられるコイルの検出
装置を説明する。
【0003】台車によりコイルヤードに搬入されたコイ
ルを天井クレーンにより自動で吊り上げる場合、天井ク
レーンをコイルに正確に誘導するために、コイルの位置
及び大きさを正確に検出する必要がある。このためコイ
ル検出装置として、例えば特開平3−162395号公
報に記載の発明がある。前記発明の検出装置はレーザ光
源と、レーザ光源のスポット光をコイルの縦又は横方向
にスキャンする2台の走査ミラーと、コイルに照射した
スポット光を撮影する2台のTVカメラからなってお
り、これ等を天井クレーン上に設置している。そしてレ
ーザ光をコイルに向けて照射し、その反射光によりコイ
ル位置を三次元位置座標に変換し、コイル位置を計算す
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記物
体検出装置においてはレーザ光源の故障を自己診断する
手段については考慮されておらず、レーザ光源の故障等
物体検出装置の故障を検出するまでに時間がかかるとい
う問題点があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、物体検出装置の故障を早期に発見できるようにした
物体検出装置の自己診断方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物体検出装
置の自己診断方法は1個又は複数個の光又は超音波を検
出すべき物体に向けて照射しながら走査し、前記物体か
ら反射する反射光又は反射波を採取することにより前記
物体までの距離分布データを採取し、この距離分布デー
タに基づいて前記物体の位置を検出する物体検出装置に
おいて、前記距離分布データの四則演算結果が予め設定
した一定値以上であるか否かを比較することにより前記
物体検出装置が正常か否かを判断することを特徴として
いる。
【0007】また前記物体検出装置において、前記距離
分布データの合計値、もしくは絶対値の和又は二乗和の
値が予め設定した一定値以上であるか否かを比較するこ
とにより前記物体検出装置が正常か否かを判断するよう
にしたものを含んでいる。
【0008】
【作用】物体に向かって光又は超音波を照射し、反射し
た反射光又は反射波を採取して得た各物体までの距離分
布データの四則演算結果が予め設定した一定値以上であ
るか否かを比較し、物体検出装置か正常であると判断し
て物体位置を演算する。また前記演算結果が予め定めた
一定値より小さいときは、その結果を上位に報告し、物
体位置の演算を行わない。
【0009】また前記距離分布データの合計値もしくは
絶対値の和又は二乗和の値が予め設定した一定値以上で
あるか否かを比較し、前記に準じ物体検出装置を診断す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明方法を説明す
る。図1は本発明方法の動作を説明するフローチャー
ト、図2は物体検出装置を説明する正面図、図3は同側
面図、図4は物体検出装置の測定動作を説明する図面で
あって図4(A)は測定不能部分を説明する正面図、図
4(B)は同状態を示す距離分布データの例示図であ
る。
【0011】以下の説明において、検出対象とする物体
は前記と同様にコイルとし、物体検出装置は天井クレー
ンで前記コイルを自動搬送する際に用いる場合について
説明する。本発明方法に使用される物体検出装置40は
天井クレーン20に搭載され、距離計30、演算部35
を具備している。
【0012】図2、図3に示すように、コイル10、1
1はパレット12に載置されてコイルヤードに搬入さ
れ、天井クレーン20により自動的にパレット12上か
ら吊り上げられる。
【0013】天井クレーン20の横行方向をY、これに
垂直な走行方向をX、高さ方向をZとする。パレット1
2はY方向に搬入され、パレット12上のコイル10、
11は中心軸を略Y方向に向けた状態でパレット12の
中心軸線上に並置され、それぞれがパレット12上のス
キッド13によりに位置決め固定されている。天井クレ
ーン20はX方向に走行するガーダ21、Y方向に横行
するクラブ22、Z方向に上下するコイル吊り具23に
より構成されている。
【0014】距離計30は例えばレーザ距離計であっ
て、前記クラブ22に一体化して取り付けられている。
そして、複数個のレーザ光311、312、・・・31
5(以下総称する場合符号31とする)を下方に向けて
照射する複数個のレーザ光源321、322、・・・3
25(以下総称する場合符号32とする)と、前記レー
ザ光31がコイル10、11等に当たって反射する複数
個の反射光33を受光する1個又は複数個の受光部34
(いずれも総称した符号とする)とを備えている。
【0015】演算部35はマイコンを内蔵しており、前
記受光部34に電気的に接続されている。前記演算部3
5は前記レーザ光31と反射光33との交わる角度によ
り三角測量方式により各コイル10、11までの距離を
演算する機能を有している。そして、前記演算結果は図
外の上位コンピュータ又はクレーンコントローラの指令
に基づいて制御されるようになっている。
【0016】コイル10、11を検出するには、クラブ
22をY方向に横行移動せしめ、レーザ光31をパレッ
ト12上のコイル10、11の全体にわたって走査す
る。コイル10、11等に当たって反射した反射光33
は受光部34で受光され、演算部35は前記走査によっ
て得られた各コイルまでの距離分布データを一旦マイコ
ンのメモリにストアしておき、走査完了後メモリのデー
タを基にコイル位置を計算する。
【0017】まず最初に、前記メモリのデータに基づ
き、距離計30が正常に動作しているか否か自己診断す
るための計算を行う。この診断のための計算方法につい
ては後記する。
【0018】距離計30が正常に動作している場合に
は、演算部35は天井クレーン20による運搬に必要な
データ、即ち、コイルの数、各コイルの大きさ、各コイ
ルの幅、各コイルの正確な中心座標等を計算する。なお
前記診断のための計算は求めるデータの種類によって単
純な四則演算による合計のほか、絶対値の合計、二乗和
等が含まれる。
【0019】図4(B)は演算部35にストアされた距
離分布測定結果のうち、横軸に測定(走査)位置Pm、
を縦軸に測定距離Zmを示している。距離計30とパレ
ット12までの距離Lは一定であるので、図4(B)に
於ては縦軸を座標変換することにより、縦軸の原点Oを
パレット12の上面としている。
【0020】図4(B)に於て100、110はコイル
10、11に対応する高さ部分、120はパレット12
に対応する部分、121(図4(A)参照)はパレット
12の外側部分、130はスキッド13に対応する部
分、131は反射光がコイルの影となり、距離測定でき
ない部分をそれぞれ示している。
【0021】なお図4(B)に於て、符号121の部分
が負となり、符号131の部分は距離測定ができない
が、いずれも演算部35のメモリではそれぞれ零として
示している。
【0022】次に図1を参照して本発明に係る物体検出
装置の自己診断方法を説明する。以下S1、S2、・・
・はステップの番号を示す。 図外の上位コンピュータなどの指令に基づき、コイル
10、11を載置したパレット12がコイルヤードに進
入すると、距離計30が距離分布データ採取スタート位
置に来るように移動し、スタートする。
【0023】距離計30のレーザ光がオンし(S
1)、クラブ22がY方向に横行し、距離計30が走査
を開始する(S2)。 距離計30がパレット12、コイル10、11等の距
離を採取し、演算部35のマイコンメモリに前記距離デ
ータにストアする(S3)。 前記レーザ光の走査が完了すると(S4)、レーザ光
をオフする(S5)。
【0024】演算部35は得られた距離分布データを
基に以下の計算を行う。まず各レーザ光31毎に得られ
た距離分布データに対し、各レーザ光毎に距離分布デー
タの合計を四則演算する(S6)。
【0025】距離が計算できない部分のデータや、距離
測定結果即ち座標変換後の高さのデータが負の値となる
場合はすべて零に置き直して計算するものとする。前記
合計値の演算は単純なものであり、計算に要する時間は
極めて少ないものである。
【0026】前記合計値が予め設定された一定値と比
較し(S7)、YES即ち合計値が予め設定された一定
値以上である場合はすべてのレーザ光31は正常である
と判断し、演算部35は続いてコイル位置を計算し(S
8)、各コイルの大きさ、各コイルの幅、各コイルの中
心座標等を演算する。前記演算は求める計算値の種類に
よって単純和のほかに絶対値の合計、二乗和、等の計算
が含まれている。
【0027】前記演算結果は上位のコンピュータ又は
クレーンコントローラに入力し報告され(S9)、前記
報告により物体検出装置40の自己診断動作は完了し、
ストップする。上位コンピュータ又はクレーンコントロ
ーラは前記報告に基づいて天井クレーン20を制御し、
吊り具23を介して所望のコイルを吊り上げ搬出する。
【0028】ステップS7に於て、NO即ち合計値が
予め設定された一定値以下の場合には、物体検出装置4
0の故障、例えばレーザ光源の故障、内部配線の切れ、
レーザ光受光部の故障等が考えられるので、その結果を
上位コンピュータ又はクレーンコントローラに報告する
(S10)。
【0029】なおステップS7において、合計値が予め
設定された一定値より小さい場合は、パレット12が存
在しない、コイルが存在しない場合も考えられる。いず
れにせよ、前記したように何らかの異常があることを上
位に報告する(S10)。次にコイル位置の計算が可能
かどうかを判断し(S11)、YESすなわち可能の場
合は以下(S8)に続く。いずれのレーザも故障などで
(S11)がNOすなわち計算不能の場合は以後はスト
ップする。
【0030】さらに、前記実施例に於てステップS6に
おいて、座標変換後の高さデータが負の値となる場合は
すべて零に置き換えて計算するものとしたが、負の値の
場合でも零とせずそのままとしステップS7に示すよう
に距離データの値の絶対値をとり合計した合計値が予め
設定された一定値と比較し、その一定値以上であればよ
い。また距離データの二乗和をとって、この二乗和が前
記一定値以上であればよい。前記いずれの場合において
も同様にレーザ光源等の異常を検知することができる。
【0031】本実施例では図1、図2に示すように、レ
ーザ光源32を複数個設けており、複数個の距離分布デ
ータを基に計算して計算精度を上げるようにしている
が、これに限らずレーザ光源は1個であって、レーザ光
源をコイルの中心軸線上に沿って走査させるようにして
もよい。またレーザ光の替わりに他の光又は超音波等を
用いても同様の機能を有することは言うまでもない。
【0032】また本実施例では、距離計30をクラブ2
2に一体化して取り付けた例をしたが、これに限るもの
ではなく、ガーダ21の下面又は適宜位置に移動レール
を略ガーダ全長に亘ってY方向に取り付け、距離計を前
記移動レールに沿って移動させるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法は物体
検出時に距離計によって採取された物体までの距離分布
データの合計値を自動的に求め、予め設定された一定値
と比較することにより、物体検出装置又は検出対象物体
状況が正常か否かを極めて短時間で診断できるようにな
っている。
【0034】さらに、距離が計測できない場合とか計測
値が負となる場合には零に置き換えて計算するので、計
測条件がどのような場合にも対応できる。
【0035】従って、本発明方法は別途同装置の動作テ
ストをすることなく物体検出時に毎回自動的に瞬時に実
施されるので、レーザ光又は同装置の故障を早期に発見
できるので大変都合がよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る図面であって、物体検出装置の自
己診断方法の動作を説明するフローチャートである。
【図2】物体検出装置を説明する正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】物体検出装置の測定動作を説明する図面であっ
て、
【図4A】は測定不能部分を説明する正面図、
【図4B】は同状態を示す距離分布データの例示図であ
る。
【符号の説明】
10、11 コイル 20 天井クレーン 21 ガーダ 22 クラブ 30 距離計 31 レーザ光 32 レーザ光源 33 反射光 34 受光部 35 演算部 40 物体検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個又は複数個の光又は超音波を検出す
    べき物体に向けて照射しながら走査し、前記物体から反
    射する反射光又は反射波を採取することにより前記物体
    までの距離分布データを採取し、この距離分布データに
    基づいて前記物体の位置を検出する物体検出装置におい
    て、前記距離分布データの四則演算結果が予め設定した
    一定値以上であるか否かを比較することにより前記物体
    検出装置が正常か否かを判断することを特徴とする物体
    検出装置の自己診断方法。
  2. 【請求項2】 前記物体検出装置において、前記距離分
    布データの合計値、もしくは絶対値の和又は二乗和の値
    が予め設定した一定値以上であるか否かを比較すること
    により前記物体検出装置が正常か否かを判断する請求項
    1記載の物体検出装置の自己診断方法。
JP6790694A 1994-03-11 1994-03-11 物体検出装置の自己診断方法 Pending JPH07248220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6790694A JPH07248220A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 物体検出装置の自己診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6790694A JPH07248220A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 物体検出装置の自己診断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248220A true JPH07248220A (ja) 1995-09-26

Family

ID=13358418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6790694A Pending JPH07248220A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 物体検出装置の自己診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07248220A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250898A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Steel Corp コイルのセンター検出システム及び方法
JP2010190633A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Mitsutoyo Corp 測定システムおよび干渉計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250898A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Steel Corp コイルのセンター検出システム及び方法
JP2010190633A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Mitsutoyo Corp 測定システムおよび干渉計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111268530B (zh) 电梯井道测量、定位及电梯安装方法和设备
US6066845A (en) Laser scanning method and system
JPH11333770A (ja) 積荷位置姿勢認識装置
JP2004317507A (ja) 監視装置の軸調整方法
JPH07281753A (ja) 移動ロボット
TWI705230B (zh) 車輛尺寸測量裝置及車輛尺寸測量方法
JPH07248220A (ja) 物体検出装置の自己診断方法
JPH0783610A (ja) 円柱状物体の位置測定方法
JP2002156214A (ja) 車体の検査方法
JP3285786B2 (ja) 搬送車両の停止位置検出装置
US6205238B1 (en) Apparatus and method for inspecting leads of an IC
JP3421125B2 (ja) 物体位置検出装置
KR20240018627A (ko) 기계 비전 검측방법, 이의 검측장치 및 이의 검측시스템
JP2783031B2 (ja) 灯台式センサでの計測による仮想点位置推定方法
JPH09257414A (ja) 物体位置検出装置
JPH05193865A (ja) ガイドレールの据付位置測定装置
JP2000018914A (ja) 光学式丸孔測定方法
JPH0977470A (ja) 円柱状物体の位置検出方法及びその装置
JPH0912268A (ja) 円柱状物体の位置検出方法
JPH0814875A (ja) 物体位置検出装置における測定値補正方法
JPH0886610A (ja) 円柱状物体検出方法
JP2913253B2 (ja) 物体検出方法
JPH05180634A (ja) 灯台式センサでの計測による仮想点位置推定方法
JPH1077195A (ja) 円柱状物体の位置検出方法及びその装置
JP2000272873A (ja) 円柱状物体の位置検出方法