JP3528022B2 - 含水廃棄物の処理方法 - Google Patents
含水廃棄物の処理方法Info
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Description
嫌気性処理汚泥、下水汚泥などの汚泥類;生活廃水、食
品工場などからの廃水、生物学的処理が困難な成分を含
む産業廃水などの廃水;厨芥、紙、プラスチック、木
片、竹片、草片、藁、繊維、野菜片、ゴム、皮などの固
形状有機物を含む含水性の廃棄物(本明細書において
は、この様な汚泥、廃水および固形状廃棄物を含水性の
廃棄物を含水廃棄物と総称する)の処理方法に関する。
有機物を含む含水性の廃棄物は、それぞれの特性に応じ
た別個の技術により処理されている。
いは埋め立て処理されている。有機物含有廃水は、活性
汚泥処理された後、生成する汚泥は、上記の様に焼却或
いは埋め立て処理されている。有機物を含む含水性の廃
棄物は、そのまま乾燥後焼却されている。
増大して、上記の様な従来技術により個別的に処理する
方法では、次第に対処し難くなっている。
水廃棄物を一括して高い分解効率で処理しうるととも
に、電力、熱エネルギーなどを回収しうる新たな技術を
提供することを主な目的とする。
技術の現状に鑑みて、汚泥類、各種廃水、有機物を含む
含水性の廃棄物などの含水廃棄物を処理する技術につい
て研究を開始した。その過程において、これらの含水廃
棄物が、高濃度の懸濁物質を含有し且つ含水状態にある
という共通した性状を有していることに着目して、さら
に研究を重ねた結果、この様な含水廃棄物を特定の条件
下に湿式酸化処理および触媒湿式酸化処理する場合に
は、上記の課題をほぼ達成し得ることを見出した。
処理方法を提供する; I.(1)第一の反応器内において、予め加熱した含水
廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維持する圧力に保
ちつつ、廃棄物中のシアン化合物、窒素化合物、有機性
物質および無機性物質を分解するに必要な理論酸素量以
上の酸素の存在下に湿式酸化処理する工程、(2)上記
(1)の工程で生成したスラッジおよび/または金属成
分を第一の反応器から除去する工程、および(3)第二
の反応器内において、上記(1)の工程で得られた高温
高圧の処理液を金属および金属化合物の少なくとも1種
を活性成分とする触媒の存在下に、液線速度(送入液量
/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100℃以上で第一の反
応器よりも低い温度且つ処理液が液相を維持する圧力に
保ちつつ、触媒湿式酸化処理する工程を備えたことを特
徴とする含水廃棄物の処理方法。
め加熱した含水廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維
持する圧力に保ちつつ、液線速度(送入液量/反応器断
面積)を0.1cm/sec未満で廃棄物中のシアン化合物、窒
素化合物、有機性物質および無機性物質を分解するに必
要な理論酸素量以上の酸素の存在下に湿式酸化処理する
工程、(2)上記(1)の工程で生成したスラッジおよ
び/または金属成分を第一の反応器から除去する工程、
および(3)第二の反応器内において、上記(1)の工
程で得られた高温高圧の処理液を金属および金属化合物
の少なくとも1種を活性成分とする触媒の存在下に、液
線速度(送入液量/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100
℃以上の温度且つ処理液が液相を維持する圧力に保ちつ
つ、触媒湿式酸化処理する工程を備えたことを特徴とす
る含水廃棄物の処理方法。
め加熱した含水廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維
持する圧力に保ちつつ、液線速度(送入液量/反応器断
面積)を0.1cm/sec未満で廃棄物中のシアン化合物、窒
素化合物、有機性物質および無機性物質を分解するに必
要な理論酸素量以上の酸素の存在下に湿式酸化処理する
工程、(2)上記(1)の工程で生成したスラッジおよ
び/または金属成分を第一の反応器から除去する工程、
および(3)第二の反応器内において、上記(1)の工
程で得られた高温高圧の処理液を金属および金属化合物
の少なくとも1種を活性成分とする触媒の存在下に、液
線速度(送入液量/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100
℃以上で第一の反応器よりも低い温度且つ処理液が液相
を維持する圧力に保ちつつ、触媒湿式酸化処理する工程
を備えたことを特徴とする含水廃棄物の処理方法。
よびIIIの発明をそれぞれ本願第1発明、本願第2発明
および本願第3発明といい、全ての発明を総括する場合
には、単に本発明という。
に限定されず、好気性処理汚泥、嫌気性処理汚泥、下水
汚泥などの汚泥類;厨芥、紙、プラスチックなどを含む
生活廃水、し尿、メッキ廃水、食品工場廃水、製紙工場
廃水、製薬工場廃水、写真廃水、印刷廃水、農薬関連廃
水、染色廃水、半導体製造工場廃水、石炭の液化或いは
ガス化に伴い発生する廃水、都市ゴミの熱分解に伴い発
生する廃水などの有機物を含有する廃水;草木、竹、
草、藁、繊維類、野菜くず、ゴム、皮などの固形状有機
物などが例示される。これらの廃棄物は、必要に応じ
て、2種以上を混合して、処理しても良い。紙、プラス
チック、草木、竹、草、藁、繊維類、ゴム、皮などのそ
れ自体固体状の廃棄物も、これらを例えば下水、生活廃
水などに加えることにより、含水廃棄物とすることがで
きるので、本願発明にいう含水廃棄物に含める。
らに、Mg、Al、Si、P、Ca、Ti、Cr、M
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Cdなどの金属成
分の1種または2種以上を含んでいても、良い。
発明について詳細に説明する。
る。
所定の圧力まで昇圧され、さらに圧縮機により予め昇圧
された空気などの酸素含有ガスを混合され、次いで熱交
換器により150℃以上の温度に加熱された後、第一の反
応器(以下においては、後記の触媒を充填した第二の反
応器と区別するために、空塔反応器という)に供給され
る。熱交換器の熱源としては、第二の触媒充填反応器
(以下においては、第一の空塔反応器と区別するため
に、触媒反応器という)からの高温の処理液を循環させ
て使用しても良く、或いは他の加熱手段を使用しても良
い。汚濁物の濃度が低く、冬季などにおいて反応時に所
定の反応温度を維持できない場合或いは所定の温度まで
の昇温を必要とする場合などには、さらに加熱器(図示
せず)により加熱したり、或いは蒸気発生器(図示せ
ず)から空塔反応器に蒸気を供給することもできる。ま
た、スタートアップに際して空塔反応器内温度を所定温
度とするためにも、空塔反応器内に直接蒸気を送入して
昇温したり、或いは熱交換器と空塔反応器との間に加熱
器(図示せず)を設けて昇温することもできる。
る温度は、通常150℃程度以上、より好ましくは150〜37
0℃程度である。反応時の温度が高い程、有機物などの
分解率が高まり、また空塔反応器内での含水廃棄物の滞
留時間も短縮されるが、反面において設備費が増大する
ので、第一次反応温度は、含水廃棄物中の汚濁物質濃
度、要求される処理の程度、運転費、建設費などを総合
的に考慮して、定めれば良い。反応時の圧力は、所定温
度において含水廃棄物が液相を保持し得る圧力以上であ
れば良い。
化合物、窒素化合物、有機性物質および無機性物質を無
害の生成物にまで分解するに必要な理論酸素量以上、よ
り好ましくは理論酸素量の1.05から1.5倍量程度であ
る。
施態様を挙げたが、酸素源としては、特に限定されず、
その他に酸素富化空気、酸素、不純物としてシアン化水
素、硫化水素、アンモニア、硫黄酸化物、有機硫黄化合
物、窒素酸化物、炭化水素などの1種または2種以上を
含有する酸素含有廃ガスなどが例示される。
廃棄物中のシアン化合物、窒素化合物、有機性物質およ
び無機性物質(被処理成分)をN2、H2OおよびCO2
にまで分解するに必要な酸素量」を意味する。理論酸素
量は、処理対象とする含水廃棄物中の被処理成分を分析
し、それらの分解に必要な理論酸素量を算出することに
より、容易に決定しうる。実用的には、経験と若干の実
験とに基づいて、いくつかのパラメーターを用いて、高
い精度で理論酸素量を算出できる関係式を見出すことが
できる。この様な関係式は、例えば、特公昭58−27
999号公報に開示されている。
応器に投入する場合の装置の概要を図2に示す。投入操
作開始前には、バルブ1、2および3は、閉じられてお
り、空塔反応器内は高圧で、投入装置内は常圧である。
投入操作開始とともに、バルブ1を開け、固体廃棄物を
投入装置に入れた後、バルブ1を閉じ、バルブ3を開け
て、高圧空気により投入装置内を空塔反応器と同圧とな
るまで昇圧する。次いで、バルブ3を閉じ、バルブ2を
開けて、投入装置内の固体廃棄物を空塔反応器内に投入
した後、バルブ2を閉じる。この際、固体廃棄物の寸法
が大きすぎる場合には、投入装置への供給に先立って予
め粉砕乃至破砕しておく。また、固体廃棄物としての含
水量が低すぎる場合には、廃水を加えて、処理する。
に、無機化合物を主とするスラッジが沈降し、堆積す
る。堆積したスラッジは、図2の下方に示す様に、空塔
反応器下方のバルブ4を開けて、反応器内のスラッジ液
をスラッジ排出装置に移送した後、バルブ4を閉じ且つ
バルブ5を開けることにより、除去することが出来る。
スラッジ排出装置には、必要に応じて(原水の種類に応
じて、原水がメッキ廃水であって、シアンが生成される
場合には)、蒸気を供給し、スラッジ中のシアンを完全
に分解することが出来る。スラッジ排出装置には、スラ
ッジおよび/または金属成分が次第に堆積してくるの
で、その下方に設けたバルブ5を開けて、スラッジ液を
排出した後、バルブ5を閉じる。スラッジ液は、公知の
固液分離処理に供し、分離液は原水とともに、再度空塔
反応器に循環し、処理する。空塔反応器内で生成したス
ラッジは、この様なロックホッパ方式により、半連続的
に抜き出し、排出することが出来る。このスラッジおよ
び/または金属成分の除去により、後続の触媒反応器に
おける触媒への付着を抑制し、長期にわたり高い触媒活
性を維持することができる。
1或いは後出の図3の空塔反応器においても使用可能で
あることは、いうまでもない。
触媒反応器に供給され、第二次反応に供される。第一次
処理液中に廃水に由来する多量のアルカリ金属化合物が
含まれている場合には、第一次処理液中のアルカリ金属
合計量1モル当り0.25〜0.55倍量程度の硫酸を添加する
ことにより、そのpH調整を行なうことが好ましい。こ
の硫酸添加により、触媒反応器における窒素化合物(特
にNO2態窒素およびNO3態窒素)の生成を抑制するこ
ともできる。なお、硫酸に代えて或いは硫酸とともに、
触媒反応器における反応条件下に硫酸を生成し得る物質
(例えば、硫黄、チオ硫酸アンモニウムなどの硫黄化合
物)を添加しても良い。本発明においては、特に明示し
ない限り、“硫酸”という用語は、これらの「硫酸形成
物質」をも包含するものとする。
く、冬季などにおいて反応時に所定の反応温度を維持で
きない場合には、加熱器(図示せず)により加熱を行っ
たり或いは蒸気発生器(図示せず)から触媒反応器に蒸
気を供給することもできる。また、スタートアップに際
して触媒反応器の内部を所定温度とするために、空塔反
応器からの高温の第一次処理液を循環して昇温を行った
り、触媒反応器に蒸気を直接送入して昇温を行ったり、
或いは加熱器(図示せず)により昇温を行うこともでき
る。
においては担体に担持された触媒が充填されている点、
後者における反応温度が100℃以上で且つ前者における
反応温度よりも低い(好ましくは10℃以上低い)点およ
び後者における液線速度が0.1cm/sec以上である点にあ
る。
ッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウ
ム、白金、銅、金およびタングステン、ならびにこれら
金属の水不溶性乃至水難溶性の化合物が挙げられる。こ
の様な化合物のより具体的な例としては、酸化物(酸化
コバルト、酸化鉄など)、塩化物(二塩化ルテニウム、
二塩化白金など)、硫化物(硫化ルテニウム、硫化ロジ
ウムなど)などが挙げられる。これら金属およびその化
合物は、単独で使用しても良く或いは2種以上を併用し
ても良い。これらの触媒活性成分は、常法に従って、公
知の金属酸化物担体および金属担体に担持した状態で使
用される。金属酸化物担体および金属担体としては、特
に限定されず、公知の触媒担体として使用されているも
のを使用することができる。金属酸化物担体としては、
アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、これら金属
酸化物を含む複合金属酸化物(アルミナ−シリカ、アル
ミナ−シリカ−ジルコニア、チタニア−ジルコニアな
ど)、これら金属酸化物または複合金属酸化物を主成分
とする金属酸化物系担体などが挙げられ、金属担体とし
ては、鉄、アルミニウムなどが挙げれる。これらの担体
中では、耐久性に優れたジルコニア、チタニアおよびチ
タニア−ジルコニアがより好ましい。
状、ペレット状、円柱状、破砕片状、粉末状、ハニカム
状などが挙げられる。この様な担持触媒を充填使用する
場合の反応器容積は、固定床の場合には、液の空間速度
が0.5〜10hr-1程度、より好ましくは1〜5hr-1程度とな
る様にするのが良い。固定床で使用する担持触媒の大き
さは、球状、ペレット状、円柱状、破砕片状、粉末状な
どの場合には、通常3〜50mm程度、より好ましくは5〜25
mm程度である。また、触媒をハニカム状担体に担持して
使用する場合のハニカム構造体としては、開口部が四角
形、六角形、円形などの任意の形状のものが使用され
る。単位容積当たりの面積、開口率なども特に限定され
るものではないが、通常単位容積当りの面積として200
〜800m2/m3 、開口率40〜80%程度のものを使用する。
ハニカム構造体の材質としても、上記と同様の金属酸化
物および金属が例示され、耐久性に優れたジルコニア、
チタニアおよびチタニア−ジルコニアがより好ましい。
は、反応器内で担持触媒が流動床を形成し得る量、即ち
通常含水廃棄物の重量を基準として、0.01〜20%程度、
より好ましくは0.05〜10%程度を第一次処理液にスラリ
ー状に懸濁させ、使用する。流動床を採用する場合に
は、担持触媒を第一次処理液中にスラリー状に懸濁させ
た状態で触媒反応器に供給し、反応終了後に塔外に排出
された第二次処理液から触媒を沈降、遠心分離などの適
当な方法により分離回収し、再使用する。従って、第二
次処理液からの触媒の分離回収の容易さを考慮すれば、
流動床において使用する担持触媒の粒径は、0.15〜0.5m
m程度とすることがより好ましい。触媒活性金属の担持
量は、特に限定されるものではないが、通常担体重量の
0.01〜25%程度、より好ましくは0.1〜3%程度の範囲内
にある。
水中の有機物が可溶化され、反応性が高まっているの
で、触媒反応器における反応温度は、100℃以上で且つ
空塔反応器における反応温度よりも10℃以上低くするこ
とができる。また、触媒反応器よりも反応温度が10℃以
上高い空塔反応器において、原水中に含まれていたスラ
ッジおよび/または金属成分が効率的に除去されている
ので、触媒反応器に充填された触媒の活性が阻害される
ことも防止される。
は、熱交換器における原水の加熱源として利用された
後、残余の熱エネルギーを蒸気および/または温水とし
て回収するための熱回収器を経て気液分離器に送られ
て、気相(排ガス)と液相(処理水)とに分離される。
た液相は、必要ならば、常法に従って、さらに固液分離
器に送られ、液相中に含まれる金属および/またはスラ
ッジ成分を除去された後、最終処理液となる。固液分離
器における分離方法としては、重力沈降による分離、磁
石による分離、フィルタープレスによる分離、凝集沈殿
による分離などの公知の方法を採用することが出来る。
物、硫黄酸化物、ダイオキシンなどを実質的に含まない
ので、そのまま大気に放散することができる。
す様に、触媒反応器上部で液から分離された蒸気と排ガ
スとの混合ガスをそのまま膨張タービンなどの動力回収
装置に導いて、動力回収を行うことができる。この場合
には、回収された動力により、空気圧縮機、ポンプなど
での消費電力を上回る動力を回収することができる。な
お、図3において、図1と同じ構成要素(例えば、空塔
反応器など)については、その名称を省いてある。
反応器での反応温度より低くすることを必須とはしない
点、および(ロ)空塔反応器での第一次処理に際して、
液線速度(送入液量/反応器断面積)を0.1cm/sec未満
に維持する以外の点では、実質的に本願第1発明と異な
るところはない。
処理における液線速度を0.1cm/sec未満(より好ましく
は、0.01cm/sec以上0.1cm/sec未満)とすることによ
り、スラッジおよび/または金属成分をより効率的に除
去しうるのみならず、原水中の有機物などの可溶化をよ
り一層促進し、反応性を高めて、触媒反応器における有
機物などの分解処理効率を改善することができる。その
際、触媒反応器における液線速度は、やはり0.1cm/sec
以上とする。
液線速度(送入液量/反応器断面積)を0.1cm/sec未満
に維持する以外の点では、実質的に本願第1発明と異な
るところはない。
線速度を0.1cm/sec未満とするとともに、触媒反応器の
温度を空塔反応器の温度よりも低くすることにより相乗
的な効果が発揮され、空塔反応器内において、スラッジ
および/または金属成分をより一層効率的に除去するこ
とができる。
水、含水性の有機固形状廃棄物などの含水廃棄物を効率
的に処理することができる。
化物、有機性物質および無機性物質も、実質的に完全に
分解されるので、安定した処理効果が達成される。
終処理液)のいずれにも、有害成分の存在は実質的に認
められない。
合にも、気相および液相のいずれにも、廃ガスに由来す
る有害成分の存在は実質的に認められない。
れており、取扱が容易である。
施され、処理フローが極めて簡単なので、処理コスト
(設備費、運転費など)が著しく低下するとともに、工
程管理が容易となる。
から効率的に電力および/または熱を回収することがで
きる。
特徴とするところをより一層明確にする。
スポーザーにより破砕した厨芥と汚泥との混合物からな
る原水(表1に組成を示す)を処理した。
基準)で空塔反応器に供給しつつ、圧縮機から理論酸素
量(16.1Nm3/kl)の1.1倍量に相当する空気を供給し
た。
器の入口側に導入するとともに、熱交換器の出口側(空
塔反応器の入口側)での気液混合物の温度が270℃とな
る様に、触媒反応器からの第二次処理液を熱交換器に送
り、気液混合物と熱交換させて、温度調節を行なった。
空塔反応器内は、原水含有有機物の湿式酸化分解によ
り、温度270℃、圧力86Kg・cm-2に保持した。空塔反応
器内での液線速度は、0.20cm/secであった。
/または金属成分は、反応器の下部に設けた第一のバル
ブを開き、空塔反応器内のスラッジ液をスラッジ排出装
置に移送した後、第一のバルブを閉じ、冷却した後、ス
ラッジ排出装置の下部に設けた第二のバルブを開いてス
ラッジ液を排出することにより、行った。
示す。
(空塔基準)で触媒反応器に供給し、触媒湿式酸化し
た。なお、触媒反応器内には、チタニア担体に担体重量
の2%のルテニウムを担持させた球形触媒(直径4〜6m
m)を充填するとともに、その内部の温度および圧力を
空塔反応器とほぼ同一に保持した。触媒反応器内での液
線速度は、0.40cm/secであった。
を表3に示す。
ム、鉛、水銀およびこれらの化合物などは、検出されな
かった。また、排ガスは、アンモニア、NOx、SOx、
ダイオキシンなどを含まず、実質的にO2、N2およびC
O2からなっていた。
度を表4に示す通りとした以外は実施例1と同様にして
前記表1に示す組成の厨芥と汚泥との混合物からなる含
水廃棄物の処理を行なった。
反応器からの第二次処理液の組成などを表5の各項目の
上下段にそれぞれ示す。例えば、実施例2において、
「SS=290」とあるのは、第一次処理液の値を示し、「S
S=2」とあるのは、第二次処理液の値を示す。以下の実
施例の結果を示す表においても、第一次処理液と第二次
処理液についての結果を同様にして示す。
媒反応器内に蓄積された金属量は、実施例1、2、3、
4および5において、それぞれ503mg/l、105mg/l、605m
g/l、302mg/lおよび13mg/lに相当する量であることが判
る。すなわち、実施例2、3、4および5における触媒
反応器内の金属蓄積量は、実施例1のそれに比して、そ
れぞれ20.9%、120%、60.0%および2.6%となった。
ら、本願第1発明により、触媒反応器内の金属蓄積量を
低減させ得ることが明らかである。同様に、実施例1、
3および4の対比ならびに実施例1と5との対比から、
本願第2発明および本願第3発明による触媒反応器内の
金属蓄積量の低減も明らかである。
の壁或いは触媒に付着することが予測され、この付着金
属により触媒の活性が低下するものと考えられる。従っ
て、本願第1、第2および第3発明により、触媒表面上
の付着金属量を低減させ、安定した触媒活性を維持する
ことが可能となった。
水からなる原水(表6に組成を示す)を処理した。
基準)で空塔反応器に供給しつつ、圧縮機から理論酸素
量(30.2Nm3/kl)の1.1倍量に相当する空気を供給し
た。
器の入口側に導入するとともに、熱交換器の出口側(空
塔反応器の入口側)での気液混合物の温度が230℃とな
る様に、触媒反応器からの第二次処理液を熱交換器に送
り、気液混合物と熱交換させて、温度調節を行なった。
空塔反応器内は、原水含有有機物の湿式酸化分解によ
り、温度230℃、圧力40Kg・cm-2に保持した。空塔反応
器内での液線速度は、0.20cm/secであった。
/または金属成分は、反応器の下部に設けた第1のバル
ブを開き、空塔反応器内のスラッジ液をスラッジ排出装
置に移送した後、第1のバルブを閉じることにより、除
去した。スラッジ排出装置内に堆積するスラッジの除去
は、蒸気発生器からスラッジ排出装置に蒸気を導入して
約220℃に30分間保持した後、冷却し、次いでスラッジ
排出装置の下部に設けた第2のバルブを開いてスラッジ
液を取り出すことにより、行った。
示す。
(空塔基準)で触媒反応器に供給し、触媒湿式酸化し
た。なお、触媒反応器内には、チタニア担体に担体重量
の2%のルテニウムを担持させた球形触媒(直径4〜6m
m)を充填するとともに、その内部の温度および圧力を
空塔反応器とほぼ同一に保持した。触媒反応器内での液
線速度は、0.40cm/secであった。
を表8に示す。
に相当する量の金属が触媒反応器内に蓄積されたことが
判る。
おいて温度25℃で常圧下に凝集沈殿処理に供すること
により、最終処理液と排ガスとを得た。
鉛、水銀およびこれらの化合物などは、検出されなかっ
た。また、排ガスは、シアンおよびアンモニアを含ま
ず、実質的にO2、N2およびCO2からなっていた。
度を表9に示す通りとした以外は実施例6と同様にして
前記表6に示す組成のメッキ廃水の処理を行なった。
を表10に示す。
器内に蓄積された金属量は、実施例7、8および9にお
いて、それぞれ196mg/l、494mg/lおよび25mg/lに相当す
る量であることが判る。すなわち、実施例7、8および
9における触媒反応器内の金属蓄積量は、実施例6のそ
れに比して、それぞれ21.9%、53.4%および2.7%にまで
減少している。
いては、実施例6に比して、触媒表面上の付着金属量を
低減させ、安定した触媒活性を維持することが可能であ
ることが明らかである。
スポーザーにより破砕した厨芥、破砕機により破砕した
紙・プラスチックおよび汚泥の混合物からなる原水(表
11に組成を示す)を処理した。
基準)で空塔反応器に供給しつつ、圧縮機から理論酸素
量(31.5Nm3/kl)の1.1倍量に相当する空気を供給し
た。
器の入口側に導入するとともに、熱交換器の出口側(空
塔反応器の入口側)での気液混合物の温度が270℃とな
る様に、触媒反応器からの第二次処理液を熱交換器に送
り、気液混合物と熱交換させて、温度調節を行なった。
空塔反応器内は、原水含有有機物の湿式酸化分解によ
り、温度270℃、圧力86Kg・cm-2に保持した。空塔反応
器内での液線速度は、0.20cm/secであった。
/または金属成分は、実施例1と同様にして排出した。
に示す。
(空塔基準)で触媒反応器に供給し、触媒湿式酸化し
た。なお、触媒反応器内には、チタニア担体に担体重量
の2%のルテニウムを担持させた球形触媒(直径4〜6m
m)を充填するとともに、その内部の温度および圧力を
空塔反応器とほぼ同一に保持した。触媒反応器内での液
線速度は、0.40cm/secであった。
を表13に示す。
する量の金属が触媒反応塔内に蓄積されたことが判る。
ム、鉛、水銀およびこれらの化合物などは、検出されな
かった。また、排ガスは、アンモニア、NOx、SOx、
ダイオキシンなどを含まず、実質的にO2、N2およびC
O2からなっていた。
度を表14に示す通りとした以外は実施例10と同様に
して前記表11に示す組成の厨芥、汚泥および固形状有
機廃棄物の混合物からなる含水廃棄物の処理を行なっ
た。
を表15に示す。
反応器内に蓄積された金属量は、実施例11、12およ
び13において、それぞれ156mg/l、355mg/lおよび20mg
/lに相当する量であることが判る。すなわち、実施例1
1、12および13における触媒反応器内の金属蓄積量
は、実施例10のそれに比して、それぞれ26.7%、60.7
%よび3.4%にまで減少している。
3においては、実施例10に比して、触媒表面上の付着
金属量を低減させ、安定した触媒活性を維持することが
可能であることが明らかである。
せを種々変更する以外は実施例5と同様にして、厨芥・
汚泥混合物の処理を行った。結果を表16に示す。
担体の組合せを変えた場合にも、厨芥・汚泥混合物の湿
式酸化処理において、優れた効果が達成されていること
が明らかである。
せを種々変更する以外は実施例9と同様にして、メッキ
廃水の処理を行った。結果を表17に示す。
担体の組合せを変えた場合にも、メッキ廃水の触媒湿式
酸化処理において、優れた効果が達成されていることが
明らかである。
せを種々変更する以外は実施例13と同様にして、厨芥
・汚泥・固形状有機廃棄物混合物の処理を行った。結果
を表18に示す。
担体の組合せを変えた場合にも、厨芥・汚泥・固形状有
機廃棄物混合物の触媒湿式酸化処理において、優れた効
果が達成されていることが明らかである。
%となるように予め調整した後、図3に示すフローに従
い且つ実施例13と同様の反応条件で、厨芥・汚泥・固
形状有機廃棄物混合物の処理を行った。
汚泥・固形状有機廃棄物の混合物の湿式酸化を行った
後、触媒反応塔上部で処理液から分離された蒸気と排ガ
スとの混合ガスを膨張タービンに導いて、動力回収を行
ったところ、空気圧縮機、昇圧ポンプなどでの消費電力
を上回る動力を回収することができた。
廃棄物の供給機構およびスラッジ排出機構の概要を示す
フローシートである。
示すフローシートである。
Claims (9)
- 【請求項1】(1)第一の反応器内において、予め加熱
した含水廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維持する
圧力に保ちつつ、廃棄物中のシアン化合物、窒素化合
物、有機性物質および無機性物質を分解するに必要な理
論酸素量以上の酸素の存在下に湿式酸化処理する工程、
(2)上記(1)の工程で生成したスラッジおよび/ま
たは金属成分を第一の反応器から除去する工程、および
(3)第二の反応器内において、上記(1)の工程で得
られた高温高圧の処理液を金属および金属化合物の少な
くとも1種を活性成分とする触媒の存在下に、液線速度
(送入液量/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100℃以上
で第一の反応器よりも低い温度且つ処理液が液相を維持
する圧力に保ちつつ、触媒湿式酸化処理する工程を備え
たことを特徴とする含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項2】工程(3)の反応器内温度が、工程(1)
の反応器内温度よりも10℃以上低い請求項1に記載の含
水廃棄物の処理方法。 - 【請求項3】工程(3)における触媒活性成分が、鉄、
コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、イリジウム、白金、銅、金およびタングステンなら
びにこれら金属の水に不溶性乃至難溶性の化合物からな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載
の含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項4】(1)第一の反応器内において、予め加熱
した含水廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維持する
圧力に保ちつつ、液線速度(送入液量/反応器断面積)
を0.1cm/sec未満で廃棄物中のシアン化合物、窒素化合
物、有機性物質および無機性物質を分解するに必要な理
論酸素量以上の酸素の存在下に湿式酸化処理する工程、
(2)上記(1)の工程で生成したスラッジおよび/ま
たは金属成分を第一の反応器から除去する工程、および
(3)第二の反応器内において、上記(1)の工程で得
られた高温高圧の処理液を金属および金属化合物の少な
くとも1種を活性成分とする触媒の存在下に、液線速度
(送入液量/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100℃
以上の温度且つ処理液が液相を維持する圧力に保ちつ
つ、触媒湿式酸化処理する工程を備えたことを特徴とす
る含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項5】工程(1)の反応器内の液線速度が0.01cm
/sec以上0.1cm/sec未満である請求項4に記載の含水廃
棄物の処理方法。 - 【請求項6】工程(3)における触媒活性成分が、鉄、
コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、イリジウム、白金、銅、金およびタングステンなら
びにこれら金属の水に不溶性乃至難溶性の化合物からな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項4に記載
の含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項7】(1)第一の反応器内において、予め加熱
した含水廃棄物を150℃以上の温度且つ液相を維持する
圧力に保ちつつ、液線速度(送入液量/反応器断面積)
を0.1cm/sec未満で廃棄物中のシアン化合物、窒素化合
物、有機性物質および無機性物質を分解するに必要な理
論酸素量以上の酸素の存在下に湿式酸化処理する工程、
(2)上記(1)の工程で生成したスラッジおよび/ま
たは金属成分を第一の反応器から除去する工程、および
(3)第二の反応器内において、上記(1)の工程で得
られた高温高圧の処理液を金属および金属化合物の少な
くとも1種を活性成分とする触媒の存在下に、液線速度
(送入液量/反応器断面積)0.1cm/sec以上、100℃以上
で第一の反応器よりも低い温度且つ処理液が液相を維持
する圧力に保ちつつ、触媒湿式酸化処理する工程を備え
たことを特徴とする含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項8】工程(1)の反応器内の液線速度が0.01cm
/sec以上0.1cm/sec未満であり、且つ工程(3)の反応
器内温度が、工程(1)の反応器内温度よりも10℃以上
低い請求項7に記載の含水廃棄物の処理方法。 - 【請求項9】工程(3)における触媒活性成分が、鉄、
コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、イリジウム、白金、銅、金およびタングステンなら
びにこれら金属の水に不溶性乃至難溶性の化合物からな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項7に記載
の含水廃棄物の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34058895A JP3528022B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 含水廃棄物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34058895A JP3528022B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 含水廃棄物の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09174069A JPH09174069A (ja) | 1997-07-08 |
JP3528022B2 true JP3528022B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=18338436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34058895A Expired - Lifetime JP3528022B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 含水廃棄物の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528022B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020036884A (ko) * | 2000-11-11 | 2002-05-17 | 김완모 | 캐비테이팅 워터젯을 이용한 오폐수 처리 시스템 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34058895A patent/JP3528022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09174069A (ja) | 1997-07-08 |
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