JP3527873B2 - 誤り訂正装置 - Google Patents

誤り訂正装置

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JP3527873B2 JP2000034648A JP2000034648A JP3527873B2 JP 3527873 B2 JP3527873 B2 JP 3527873B2 JP 2000034648 A JP2000034648 A JP 2000034648A JP 2000034648 A JP2000034648 A JP 2000034648A JP 3527873 B2 JP3527873 B2 JP 3527873B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誤り訂正に関し、特
にメインデータ部とパリティ部からなるデータ構造を有
する光ディスク等の誤り訂正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル情報を高密度で記録す
るDVD(digital versatile di
sc)やCD(compact disc)−ROM
(read only memory)が広く使用され
出して来ている。ところで、これらの記録媒体に記録さ
れている情報は、レーザを使用して記録、読み出し等が
なされるだけに、個々のディジタル情報は寸法的に非常
に小さい。さて、記録媒体はどのように注意して製造
し、取り扱われても、指紋等による汚れや、小さな傷の
発生を完全に防止するのは困難である。
【0003】このため、誤り訂正技術が必要不可欠とな
る。しかしながら、例えば、本来の情報7ビット毎にパ
リティ1ビットを加える如き単なる偶奇パリティでは、
誤りが発生した場合、誤りの存在そのものは判ったとし
ても、どこに誤りが存在するのか、正しいデータはどう
なのかは不明である。また、誤りが2つ発生すれば誤り
の発生そのものが判らなくなる。そこで、例えば図1と
図2に示すように、縦方向と横方向に複雑な構造のパリ
ティを付して、誤り訂正を行うことがなされている。そ
して、このもとで、2重、3重どころか、多重の誤りが
発生したとしても、リアルタイムで誤りを発見し、その
訂正を行うものである。
【0004】なお、この際のパリティの付し方として
は、誤り訂正を数式を解くという問題に帰着させるRS
符号訂正等種々の技術が開発されている。ただし、RS
符号訂正等は、例えば岩垂著 「符号理論入門」 昭星
堂刊、その他「実線誤り訂正技術」 トリケップス刊等
に記載されている周知技術であるため、これ以上の説明
は省略する。
【0005】さて、DVD(ディジタルビデオディス
ク)やCD−ROM等の光ディスク装置においては、デ
ータの誤り訂正は各々のデータフォーマットに従って行
われる。
【0006】以下にDVDの誤り訂正に関して説明す
る。DVDの1セクタのデータフォーマットを図1に、
誤り訂正コード(ECC,error correct
ingcode)を含んだ1ブロックのデータフォーマ
ットを図2に示す。図1に示すように、1セクタはヘッ
ダ、メインデータ、誤り検出コード(EDC,erro
r detecting code)からなる。また、
図2に示すように、DVDの誤り訂正コードを含んだ1
ブロックは図1に示すセクタを含んでなり、横方向誤り
訂正用の内符号パリティ、縦方向誤り訂正用の外符号パ
リティが付与された積符号となっている。(なお、本明
細書では、原則として図1に示すセクタ+図2に示すそ
の右側の内符号パリティを、特に誤解が生じないこと、
一々区分けするのは煩雑なことのためセクタというもの
とする。) ところでDVDの誤り訂正装置においては、リアルタイ
ムでの誤り訂正と言ったところで、人の感覚でなく電子
機器の処理の面からは時間がかかること、誤りが無くな
るまで何度も訂正を行うこと等のため復調後のデータを
一旦バッファメモリに書き込んだ後、再度読み出してバ
ッファメモリ上のデータに対して誤り訂正を行うのが一
般的である。この際の誤り訂正であるが、これは内符号
パリティを使った横方向誤り訂正と、外符号パリティを
使った縦方向誤り訂正がある。
【0007】映像等本来のデータが連続する横方向
(列)誤り訂正の場合は、1符号列(データ172バイ
トと内符号パリティ10バイト)毎にシンドローム計算
を行い誤り符号を検出し、その情報を元に誤り位置、誤
り数値を計算して誤り訂正を行う。また、縦方向誤り訂
正の場合は、1符号列(データ192バイトと外符号パ
リティ16バイト)毎にシンドローム計算を行い誤り符
号を検出し、その情報を元に誤り位置、誤り数値を計算
して誤り訂正を行う。そして、誤り訂正終了後に、誤り
検出コードを利用して、データに誤りが残っていないか
(誤り訂正が正しく実行されたかどうか)を確認する為
に、誤り検出を行う。誤りが検出されなければ、誤り訂
正が完了したことになる。
【0008】更にこのもとで、誤りの訂正されたバッフ
ァメモリ内のデータを下流側へ流し、上流側より得た次
のセクタのデータをバッファメモリへ新たに書き込む。
【0009】次に、従来の誤り訂正装置の一例を図3に
示す。本図に示すように、この誤り訂正装置は、システ
ム全体を制御するシステム制御装置1、後述のバッファ
メモリと各ブロック間とのDMA(直接記憶アクセス,
direct memoryaccess)転送を司る
DMA制御装置2、バス制御装置3、復調後のデータを
格納するバッファメモリ4、誤り訂正のため解くべき方
程式たるシンドロームを生成するシンドローム計算器
5、シンドローム計算器で生成されたシンドロームを元
に、誤り位置及び誤り数値計算を行い、誤り訂正を実行
する誤り訂正器6、誤り訂正後のデータに誤りが含まれ
ていないかを検出するあるいは誤りが完全に訂正されて
しまったか否かを検査する誤り検出器7等よりなる。そ
して、これらバス制御装置3、バッファメモリ4、シン
ドローム計算器5、誤り訂正器6、誤り検出器7はデー
タバス11により接続されている。
【0010】また、12は、システム制御装置1からD
MA制御装置2に対してDMAの実行を指示するDMA
コマンド(図に示しているのは、正確にはその信号線。
ただし、これも一々正確に記すのは煩雑となること、誤
解の恐れもないことよりこのように記す。そしてこれ
は、他の信号線でも同様である。)である。13は、D
MA制御装置2からバス制御装置3に対してDMAの要
求を行うDMAリクエストである。14は、バッファメ
モリ4に対するデータの読出しや書込みを実行するバッ
ファメモリアクセス信号である。15は、シンドローム
計算器5にバッファメモリ4のデータを供給することを
示すシンドロームデータ供給信号である。16は、シン
ドローム計算器5で生成されたシンドロームである。
【0011】17は、誤り訂正器6がバス制御装置3に
対してバッファメモリのアクセスを要求するアクセス要
求信号である。18は、誤り訂正器6に対するデータの
読出しや書込みを実行する誤り訂正器アクセス信号であ
る。19は、誤り訂正器6で誤り訂正が完了したことを
示す誤り訂正完了信号である。20は、誤り検出器7に
バッファメモリ4のデータを供給することを示す誤り検
出データ供給信号である。21は、誤り検出器7で誤り
が検出されたか否かを示す誤り検出信号である。
【0012】次にまた、図4に1セクタにおける横方向
誤り訂正の手順を示す。
【0013】以下、図3及び図4を参照しつつ、この従
来の誤り訂正装置の1セクタにおける横方向の誤り訂正
の手順を説明する。
【0014】(a−1)システム制御装置1は、DMA
制御装置2に対しDMAコマンド12を出力し、バッフ
ァメモリ4からシンドローム計算器5への1符号列×1
3回のデータ転送を指示する。
【0015】(a−2)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5へのデータ転送を要
求する。
【0016】(a−3)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停(調整)を行った後、バッファメモリ4
及びシンドローム計算器5に対して、アドレス及び読出
し/書込み等を指示するバッファメモリアクセス信号1
4、シンドロームデータ供給信号15を出力し、バッフ
ァメモリ4からシンドローム計算器5へデータを転送す
る。
【0017】(a−4)シンドローム計算器5では、転
送された1符号列毎に誤り符号検出を行い、誤りがあれ
ばシンドローム16を誤り訂正器6に出力する。
【0018】(a−5)誤り訂正器6では、シンドロー
ム16を元に誤り位置、誤り数値を計算する。そして、
バッファメモリ4上の誤りデータの訂正を行う為、バス
制御装置3に対してアクセス要求信号17を出力し、誤
りデータの読出しを要求する。
【0019】(a−6)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリアクセス信
号14、誤り訂正器アクセス信号18を各バッファメモ
リ4と誤り訂正器6に出力し、バッファメモリ4から誤
りデータを読出して誤り訂正器6に供給する。
【0020】(a−7)誤り訂正器6では、誤ったデー
タを訂正した後、再びバス制御装置3に対して、アクセ
ス要求信号17により訂正終了データのバッファメモリ
4への書込みを要求する。
【0021】(a−8)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、誤り訂正器6から訂正終了
データを読出して、バッファメモリ4への上書きによる
書込みを実行する。同時に、誤り訂正器6は、システム
制御装置1に訂正完了信号19を出力する。
【0022】(a−9)システム制御装置1は、データ
に誤りが残っていないのを確認する為、DMA制御装置
2に対しDMAコマンド12を出力し、バッファメモリ
4から誤り検出器7へのデータ転送を指示する。
【0023】(a−10)DMA制御装置2は、バス制
御装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッフ
ァメモリ4から誤り検出器7へのデータ転送を要求す
る。
【0024】(a−11)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、バッファメモリ4及び誤
り検出器7に対して、アドレス及び読出し/書込み等を
指示するバッファメモリアクセス信号14、誤り検出デ
ータ供給信号20を出力し、バッファメモリ4から誤り
検出器7へのデータ転送を実行する。
【0025】(a−12)誤り検出器7は、転送された
データに対して誤り検出を実行し、誤り検出信号21に
よりシステム制御装置1に誤りが検出されたか否かを通
知する。
【0026】以上の手順により、1セクタ分の横方向誤
り訂正が完了する。
【0027】以降、同様に外符号パリティ部も含めて1
5セクタ分の横方向誤り訂正を実行し、1ブロックの横
方向誤り訂正を完了する。そして、全セクタで誤りが検
出されなければ誤り訂正動作を完了し、1セクタでも誤
りが検出されれば、縦方向誤り訂正等、次の処理を実行
する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のやり方では、シンドローム計算器でシンドローム
を計算し、その後誤り訂正器での訂正終了後に、更に誤
り検出器で誤り検出を行う為、一連の処理に時間がかか
ってしまう。特に、記憶手段としてのバッファメモリへ
のアクセスそして再度の読み出しは、電気回路的になさ
れるのではなく、読出し手段とバッファメモリとの相対
的な移動という機械的な作用がなされることも多く、こ
の面からも余計に時間がかかる。
【0029】また、近年CD−R等へのディジタルデー
タの書き込み、CD−R等からのディジタルデータの読
み出しの精度が大きく向上しているが、この場合誤り訂
正器での誤り訂正がほとんどないのにもかかわらず、誤
りのない事を確認後の先頭部のデータについても更に誤
り検出器で誤り検出を行うこととなることが多い。ひい
ては、誤り訂正と誤り検出は本来平行処理が可能なこと
が多い、あるいはほとんどであるのに、わざわざ相前後
してなされることとなる。このため、この面からも処理
に時間がかかる。
【0030】そしてこれらは、特に将来のDVD等の高
密度化、高速読出し化等を考慮した場合、必ずしも満足
のいくものではない。
【0031】また、特定の画像データの記録されている
位置の確認や画像データの内容の検査等のための高倍速
再生では、必ずしも完全な画像データの再生は必要でな
く、この一方CPUのプログラム関連データ等では多少
時間がかかっても完全な再生が必要なことが多い等誤り
訂正に要求される性能の内容が相違するが、これへの対
応も満足がいくとは言いがたい。
【0032】このため、誤り訂正処理をそれについて要
求される性能に応じて、より正確、迅速に行える誤り訂
正装置の開発が望まれていた。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決することを目的としてなされたものであり、誤り訂
正がなされる列までの列のデータは誤り訂正器による誤
り訂正によって変化しないこと、このため当該列までの
データの誤り検出機器への転送を改善しうること、誤り
発生率と1列当たりのデータ数等に着目したものであ
る。具体的には、以下のようにしている。
【0034】請求項1に記載の発明は、一つの誤り訂正
符号が本来の映像、音響等のデータ部と内符号パリティ
部から構成されるN列の誤り訂正符号で一つの誤り検出
コード(EDC)を有する構造(上述の如く1セクタと
呼ぶ)のデータを少なくとも1セクタ(ただし、実際の
各部間のデータの転送等はECC単位でなされることが
多いが、ともかく本請求項の発明の処理では、1セクタ
分で充分である。)格納する(読出しや上書きが可能な
態様で記憶する。)バッファメモリと、バッファメモリ
から読出されたデータに対して誤りがある場合には所定
の手順でシンドロームを生成するシンドローム計算手段
と、シンドローム計算手段で生成されたシンドロームか
ら誤り位置の検出及び誤り数値計算を実行してバッファ
メモリ内の誤りデータの訂正を行なう誤り訂正手段と、
誤り訂正手段によって訂正されたデータに対して他に誤
りがないかを検査する、すなわち誤り検出を行う誤り検
出手段と、誤り検出手段における誤り検出処理の途中結
果を格納する高速で書き込みと読み出しが可能なレジス
タ等からなる記憶手段と、バッファメモリとシンドロー
ム計算手段と誤り訂正手段と誤り検出手段との間のデー
タ転送を司る(読出し、上書き等に際して各部の衝突等
が生じないよう制御する。)バス制御手段と、誤り訂正
のための各種の処理を所定の手順で行いまた必要な回数
なさしめる等の制御をするシステム制御手段とを有する
誤り訂正装置において更に以下のような構成としてい
る。
【0035】バス制御手段は、シンドローム計算手段で
誤り符号が検出されるまでは、バッファメモリに記憶さ
れているデータを、シンドローム計算手段と誤り検出手
段とに列単位で、そして同時に誤り訂正するために転送
する(ここに転送とは、物の転送でなくデータの転送で
あるため、バッファメモリにもデータが残されている状
態をも含む。そして本請求項のみならず、他の請求項の
発明では原則として残っている。)。そして、シンドロ
ーム計算手段で誤り符号が検出されると、後続の列のデ
ータはシンドローム計算手段のみに転送する。そして、
シンドローム計算手段により誤り符号の検出された列の
みならず当該セクタの全ての列の誤り訂正後に、当該セ
クタのデータにつき誤り符号が検出されたデータを含む
符号列から最後の符号列までに発見された誤り訂正後の
データを前記バッファメモリから新たに読み出して、誤
り検出手段に転送する。
【0036】誤り検出手段は、シンドローム計算手段で
誤り符号が検出されるまでは、バッファメモリから送ら
れてくるデータに対する誤り検出の途中結果を符号列毎
に記憶手段に格納しながら、シンドローム計算手段での
シンドローム計算と並行して誤り検出を実行する。シン
ドローム計算手段で一旦誤り符号が検出されると、その
並行しての誤り検出処理を中止する。更にその誤りが検
出された列以降の誤り検出は、誤り訂正手段による誤り
訂正が終了した後、バッファメモリからこの訂正後のデ
ータを転送され、この下で記憶手段に記憶されたデータ
に続行する列から誤り検出を実行する。
【0037】これにより、誤り訂正後の誤り検出手段に
よる誤り検出は、誤り符号が検出されるまでの列につい
ては記憶手段に格納しているデータを使用することとな
る。ひいては、誤り検出の途中結果を使用することとな
る。この為、誤りが一度検出され、訂正された後の誤り
検出処理が途中から実行でき、誤り訂正に必要な時間を
大幅に短縮できる。
【0038】ひいては、将来の高速読み出しに対しても
充分対応可能な誤り訂正装置となる。
【0039】なお、以上の他、誤り訂正手段による誤り
訂正後のデータのバッファメモリへの書き込みのための
バス制御手段による各種の調整がなされ、また誤り訂正
が1回で終了しない場合には、システム制御手段の作用
の下で横方向、縦方向、横方向、縦方向と繰り返しての
訂正がなされたり、更にまた装置によっては読み出し速
度を変更してのレーザディスク等からの再度の読み出し
がなされたりたりもする。そのため、これらの機能発揮
のための構成をも有しているが、それらは自明、かつ周
知技術であるため、わざわざの説明は省略する。
【0040】請求項2記載の発明においては、バッファ
メモリからのメモリの読み出し、バッファメモリへの書
き込み、更にはデータのバスによる転送はDMA転送と
している。このため、処理速度が大きく向上する。
【0041】更に、高密度、高性能のIC、CPUの開
発された今日、システム制御装置を有しているため、単
なる回路、結線による処理等に比較して各部の処理、調
停(調整、制御)も円滑になしうる。
【0042】請求項3記載の発明においては、一つの誤
り訂正符号がデータ部とパリティ部から構成されるN列
の誤り訂正符号で一つの誤り検出コードを有するデータ
構造のデータを少なくとも1セクタ格納するバッファメ
モリと、該バッファメモリから読出されたデータに対し
て誤り訂正についての方程式たるシンドロームを生成す
るシンドローム計算手段と、シンドローム計算手段で生
成されたシンドロームから誤り位置の検出及び誤り数値
計算を行ってバッファメモリ内の誤りデータの訂正を行
なう誤り訂正手段と、誤り訂正手段によって訂正された
データに対して1セクタ毎に再度の、あるいはケースに
よっては3度目、4度目の誤り検出を行う誤り検出手段
と、バッファメモリとシンドローム計算手段と誤り訂正
手段と誤り検出手段との間のデータ転送を司るバス制御
手段と、誤り訂正のための各種の処理を所定の手順で行
いまた必要な回数なさしめる等の制御をするシステム制
御手段とを有する誤り訂正装置において更に以下のよう
な構成としている。
【0043】バス制御手段は、シンドローム計算手段で
誤り符号が検出されるまではシンドローム計算手段と誤
り検出手段とに対してバッファメモリから同時に誤り訂
正すべきデータを転送し、シンドローム計算手段で誤り
符号が検出された場合のみ、誤り訂正手段により当該誤
りのみならず以降の列についても誤りが訂正された後
に、誤り符号が検出されたデータを含むセクタの誤り訂
正後のデータをバッファメモリから誤り検出手段に転送
するよう制御する。
【0044】誤り検出手段は、シンドローム計算手段で
のシンドローム計算と並行して誤り検出を実行し、シン
ドローム計算手段で誤り符号が検出された場合のみ、誤
り訂正手段による誤り訂正後のデータに対して再度誤り
検出を実行する。
【0045】これにより、シンドローム計算で1セクタ
内に誤り符号が1つも検出されなかった場合には、以降
の誤り処理を全く必要としなくなる(済んでしまってい
る。)為、誤り訂正に必要な時間を大幅に短縮できる。
特に、近年のCD−ROMの製造や材料等における技術
の向上のもと、製造ミス、製造後のユーザ等の不適切な
取扱い等による微小な傷の発生も僅少となり、ひいては
誤り訂正なされない列がほとんどである。このため、以
降の列の処理を全く必要としなくなることがほとんどで
あり、発明の効果が大きくなる。
【0046】請求項4記載の発明においては、請求項1
の発明に対する請求項2の発明と同様の作用、効果が請
求項3の発明に対して得られる。
【0047】請求項5記載の発明においては、一つの誤
り訂正符号がデータ部とパリティ部から構成されるN列
の誤り訂正符号で一つの誤り検出コードを有するデータ
構造のデータを少なくとも1セクタ格納するバッファメ
モリと、該バッファメモリから読出されたデータに対し
てシンドロームを生成するシンドローム計算手段と、シ
ンドローム計算手段で生成されたシンドロームから誤り
位置及び誤り数値計算を実行してバッファメモリ内の誤
りデータの誤り訂正を実行する誤り訂正手段と、誤り訂
正手段によって訂正されたデータに対して1セクタ毎に
誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り検出手段における
誤り検出処理の途中結果を格納する記憶手段と、バッフ
ァメモリとシンドローム計算手段と誤り訂正手段と誤り
検出手段との間のデータ転送を司るバス制御手段と、誤
り訂正のための各種の処理を所定の手順で行いまた必要
な回数なさしめる等の制御をするシステム制御手段とを
有する誤り訂正装置において更に以下の構成としてい
る。
【0048】バス制御手段は、シンドローム計算手段で
誤り符号が検出されるまでは、シンドローム計算手段と
誤り検出手段とに列単位で同時に誤り訂正すべきデータ
をバッファメモリから転送する第1の転送を実行する。
そして、シンドローム計算手段で誤り符号が検出される
と第1の転送を中断し、誤り符号を含む符号列の誤り訂
正手段による誤り訂正後に、訂正された符号列をバッフ
ァメモリから誤り検出手段に転送する第2の転送を実行
する。更に、この第2の転送の完了後に、後続の列に対
して第1の転送を再開する。そして、この処理を誤り符
号が検出される毎に実行することとなる。
【0049】誤り検出手段は、シンドローム計算手段で
誤り符号が検出されるまでは、バッファメモリから送ら
れてくるデータに対しての誤り検出の途中結果を符号列
毎に記憶手段に順に格納しながら、シンドローム計算手
段でのシンドローム計算と並行して誤り検出を行う第1
の誤り検出を実行する。シンドローム計算手段で誤り符
号が検出されると、当該符号列については誤り訂正手段
による誤り訂正後のものにつき誤り検出を行いまた記憶
手段の次の位置に格納する。そして、当該符号列の誤り
検出が完了後に、先の第1の誤り検出を再開する。更に
また、シンドローム計算手段で誤り符号が検出される毎
に以上の処理を繰り返す。
【0050】そしてこれにより、誤りが検出された符号
列の訂正後のデータのみを誤り検出器に再転送すること
により、誤り符号検出、誤り訂正、誤り検出の一連の誤
り訂正処理が並列に実行可能となり、誤り訂正に必要な
時間を大幅に短縮できる。
【0051】請求項6記載の発明においては、請求項1
の発明に対する請求項2の発明と同様の作用、効果が請
求項5の発明に対して得られる。
【0052】請求項7記載の発明においては、複数回誤
り訂正が可能となるようデータ部とパリティ部からなる
誤り訂正符号列を縦方向と横方向とに複数配置し、縦若
しくは横方向の所定数の列からなる所定のデータ、例え
ばセクタを単位として誤り訂正を行うデータ構造たるE
CCデータを少なくとも1ECCブロック格納する(な
お本請求項の発明に限るならば、1ECCブロックで充
分である。)バッファメモリと、該バッファメモリから
読み出されたデータに対してシンドロームを生成するシ
ンドローム計算手段と、シンドローム計算手段で生成さ
れたシンドロームから誤り位置及び誤り数値計算を行っ
てバッファメモリ内の誤りデータを訂正する誤り訂正手
段と、バッファメモリから読み出されたデータに対して
誤り検出を行う誤り検出手段と、バッファメモリと前記
シンドローム計算手段と誤り訂正手段と誤り検出手段と
の間のデータ転送を司るバス制御手段と、誤り訂正のた
めの各種の処理を所定の手順で行いまた必要な回数なさ
しめる等の制御をする(従って、不必要ならば、唯1回
の誤り訂正のみのことも有りうる)システム制御手段を
有する誤り訂正装置において、以下の作用がなされる。
【0053】システム制御手段内の第1回誤り訂正制御
小手段は、第1回目の誤り訂正として、バッファメモリ
から誤り検出コードの計算と同じ方向にデータを読み出
して、シンドローム計算手段が誤り符号を検出するまで
はシンドローム計算手段と誤り検出手段とに同時に転送
し、前者にはシンドローム計算を後者には誤り検出を並
行して実行させる。更に、シンドローム計算手段が誤り
符号を検出するとシンドローム計算手段に後続するデー
タを送り続け、また誤り訂正手段に対して誤り訂正を実
行させ、併せて当該誤り符号を含む符号列を特定する情
報をシンドローム計算手段若しくは誤り訂正手段から
(含む、両方から)システム制御装置に対して出力させ
る。
【0054】同じく(システム制御手段内の)偶数回誤
り訂正制御小手段は、偶数回目の誤り訂正として、先の
奇数回目の誤り訂正で行った方向と異なる方向の符号列
についてバッファメモリから読み出して、シンドローム
計算手段が誤り符号を検出するまではシンドローム計算
手段と誤り検出手段とに同時に転送し、前者にはシンド
ローム計算を後者には誤り検出を並行して実行させる。
更に、シンドローム計算手段が誤り符号を検出すると誤
り訂正手段に対して誤り訂正を実行させ、併せてその誤
り訂正時に誤り訂正手段から得られる誤り訂正符号列内
の誤り符号の位置を特定する情報をシステム制御装置に
対して出力させる。
【0055】同じく誤り不存在範囲特定小手段は、誤り
符号を含む符号列を特定する情報と誤り訂正符号列内の
誤り符号の位置を特定する情報とから、奇数回目及びそ
れに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が検出されなか
った範囲をセクタ単位で特定する。
【0056】同じく奇数回誤り訂正制御小手段は、第3
回以降の奇数回目の誤り訂正として、1ECCブロック
内で誤り不存在範囲特定小手段が先の偶数回までの誤り
訂正で誤り符号の検出されなかった範囲としたセクタを
除き先の奇数回目の誤り訂正で行ったのと同じ方向の符
号について、シンドローム計算手段が誤り符号を検出す
るまではシンドローム計算手段と誤り検出手段とに同時
に転送し、前回までの誤り検出、誤り訂正の結果訂正が
なされたセクタについての処理結果を流用させつつ前者
にはシンドローム計算を後者には誤り検出を並行して実
行させる。更に、シンドローム計算手段が誤り符号を検
出すると誤り訂正手段に対して誤り訂正を実行させ、併
せて当該誤り符号を含む符号列を特定する情報をシンド
ローム計算手段若しくは上記誤り訂正手段からシステム
制御装置に対して出力させる。
【0057】同じく回数制御小手段は、奇数回と偶数回
の誤り訂正を予め定めれた回数を上限とする等の所定回
繰り返させる。
【0058】請求項8記載の発明においては、回数制御
小手段は、近年の技術の発達の下同じ内容の処理を何回
も繰り返してもあまり意味がないので、誤り訂正を最大
3度繰り返させるだけにしている。このため、万が一3
回の処理で完全な誤り訂正がなされなければ、再度の速
度を換えてのディスクからの読出し、訂正アルゴリズム
の変更、映像データならば多少のノイズがあっても多く
の場合差し障りが少ないためそのまま後流側に流す、あ
るいは前のシーンの同一位置のデータを流用する等の他
の処理がなされる。なお、念のため記載するならば、他
の請求項の発明においても、何度かの訂正後に完全な訂
正がなされなければ、同様の処理がなされる。
【0059】請求項9記載の発明においては、請求項7
若しくは請求項8記載の発明の誤り訂正装置が更に、シ
ンドローム計算手段による誤り符号の検出の有るまで
は、誤りの検出されなかった各符号列についての誤り検
出手段における誤り検出処理の途中結果を符号列単位で
順に格納する記憶手段を有し、この下で以下の作用がな
される。
【0060】誤り不存在範囲特定小手段は誤り不存在セ
クタの符号列範囲特定小手段であり、処理対象のECC
内での誤り符号を含む符号列を特定する情報と誤り訂正
符号列内の誤り符号の位置を特定する情報とから、奇数
回目及びそれに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が検
出されなかった範囲をセクタの符号列単位で特定する。
【0061】奇数回誤り訂正制御小手段は途中結果利用
奇数回誤り訂正制御小手段であり、第3回目以降の奇数
回の誤り訂正時には、誤り不存在セクタの符号列範囲特
定小手段の特定した情報を基に、バス制御手段に誤り符
号の検出されたセクタの先頭からではなく誤り符号が検
出されたセクタの符号列から以降のデータの同時転送を
開始させ、併せてシンドローム計算手段には当該符号列
からシンドローム計算をなさせ、上記誤り検出手段には
前記記憶手段に記憶された内容を初期値としてセクタの
途中の符号列から誤り検出を実行させる。
【0062】請求項10記載の発明においては、請求項
若しくは請求項記載の誤り訂正装置において、シン
ドローム計算手段による誤り符号の検出の有るまでは、
誤りの検出されなかった各符号列についての誤り検出手
段における誤り検出処理の途中結果を各セクタ毎に符号
列単位で順に格納する各セクタ用記憶手段を有してお
り、このため請求項9記載の発明と同様の作用が、各セ
クタの各符号列単位でなされる。
【0063】請求項11記載の発明においては、請求項
若しくは請求項記載の誤り訂正装置において、シン
ドローム計算手段による誤り符号の検出の有るまでは、
誤りの検出されなかった各符号列についての誤り検出手
段における誤り検出処理の途中結果を各セクタ群毎に符
号列単位で順に格納する各セクタ群用記憶手段を有して
おり、このため請求項9記載の発明と同様の作用が、各
セクタ群の各符号列単位でなされる。
【0064】請求項12記載の発明においては、複数回
誤り訂正が可能となるようデータ部とパリティ部からな
る誤り訂正符号列を縦方向と横方向とに複数配置し、縦
若しくは横方向の所定数の列からなる所定のデータ、例
えばセクタを単位として誤り訂正を行うデータ構造たる
ECCデータを複数対象にしてその誤り訂正を並列に行
う(所謂パイプライン処理)ため、請求項1、請求項
2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
9、請求項10若しくは請求項11記載の誤り訂正装置
において、更に以下の作用がなされる。
【0065】バッファメモリは複数ECCブロック区分
け記憶可能型バッファメモリであり、並列に処理する複
数のECCブロックをパイプライン処理に相応して、順
にあるいは概念的にはドーナツ型なら輪番的にアドレス
を割り当てる等の区分け等をして記憶し、またこれに応
じての読出し等がなされる。
【0066】誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途
中結果を格納する記憶手段は、処理対象ECCブロック
区分型記憶手段であり、これまた各処理対象のECCブ
ロック毎に所定の手順で区分けして途中結果を格納す
る。
【0067】前記システム制御手段内の各手段用ECC
ブロックパイプライン処理認識制御小手段は、誤り訂正
処理の終了した1つ若しくは複数のECCブロック(そ
して原則として先に誤り訂正のためバッファメモリに格
納されたECCブロック)を後流側へ流し、それに換え
て新しく処理対象になった1つ若しくは複数のECCブ
ロックを複数ECCブロック区分け記憶可能型バッファ
メモリの所定のアドレス、例えば後流側へ流したECC
ブロックのアドレスへ上書き等により格納し、併せてこ
の事をバス制御手段、シンドローム計算手段、誤り検出
手段、誤り訂正手段に認識させる。具体的には、それら
各手段が作用を発揮する際参照する処理対象テーブルを
書き換えたりする。なお、以上の他、後流側の機器で
は、必要に応じて送られてきた各ECCブロックを本来
の順にならべかえる等の処理もなされる。
【0068】同じく、各手段用各ECCブロック認識制
御小手段は、バス制御手段によるシンドローム計算手段
と誤り検出手段と誤り訂正手段への誤り検出や誤り訂正
のためのデータの転送の制御、誤り訂正手段による誤り
訂正、バス制御手段による該訂正後のデータの前記バッ
ファメモリへの書き込みに際しての制御、誤り検出手段
が記憶手段へ途中結果を格納する際に目下処理対象とし
ているECCブロックを認識し、必要な処理対象のEC
Cブロックの選定を行わせる。
【0069】同じく、自手段内各小手段用のパイプライ
ン処理における各ECCブロック認識制御小手段は、自
システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手段、偶数
回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小手段、回
数制御小手段その他若し有しているならばDMA転送指
示小手段等に誤り訂正処理の終了したECCブロックを
後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象になったEC
Cブロックを前記複数ECCブロック区分け記憶可能型
バッファメモリへ格納したことと、各小手段が目下処理
対象としているECCブロックとを認識させる。
【0070】請求項13記載の発明においても、請求項
1、請求項2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
8、請求項9、請求項10若しくは請求項11記載の誤
り訂正装置において更に、複数のECCブロックの誤り
訂正を並列に行う所謂パイプライン処理を行うため、以
下の作用がなされる。
【0071】バッファメモリは、各ECCブロック区分
け記憶可能型バッファメモリであり並列に処理する各E
CCブロックを区分けして格納し、読出しが可能であ
る。
【0072】誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途
中結果を格納する記憶手段は、処理対象ECCブロック
と符号列等区分け可能型記憶手段であり、目下処理対象
としている各ECCブロック毎に区分けし、更に各EC
Cブロック毎の符号列、各ECCブロックの各セクタ群
毎の符号列若しくは各ECCブロックの各セクタ毎の符
号列を区分けして格納する。
【0073】システム制御手段内の各手段用ECCブロ
ックパイプライン処理認識制御小手段は、誤り訂正処理
の終了したECCブロックを後流側へ流し、それに換え
て新しく処理対象になったECCブロックを複数ECC
ブロック区分け記憶可能型バッファメモリへ格納し、併
せてこの事をバス制御手段、シンドローム演算手段、誤
り検出手段、誤り訂正手段に認識させる。
【0074】同じく各手段用各ECCブロック符号列等
認識制御小手段は、バス制御手段によるシンドローム計
算手段と誤り検出手段と誤り訂正手段への誤り検出や誤
り訂正のためのデータの転送の制御、誤り訂正手段によ
る誤り訂正、バス制御手段による該訂正後のデータのバ
ッファメモリへの書き込みに際しての制御、誤り検出手
段が記憶手段へ途中結果を格納する際に、目下処理対象
としているECCブロックについて、処理対象ECCブ
ロックと符号列等区分け可能型記憶手段の記憶する内容
に相応して、必要な処理対象のECCブロックの符号列
等の選定を行わせる。
【0075】同じく自手段内各小手段用のパイプライン
処理における各ECCブロック符号列等認識制御小手段
は、自システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手
段、偶数回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小
手段、回数制御小手段その他若し有しているならばDM
A転送指示小手段等に誤り訂正処理の終了したECCブ
ロックを後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象にな
ったECCブロックを前記複数ECCブロック区分け記
憶可能型バッファメモリへ格納したことと、処理対象E
CCブロックと符号列等区分け可能型記憶手段の記憶す
る内容に相応して各小手段が目下処理対象としているE
CCブロックの符号列等とを認識させる。
【0076】またこれらのパイプライン処理、誤り検出
の途中結果の利用の効率化、円滑化のため、システム制
御手段は概念的には、各処理対象のECCブロック、各
ECCブロックの各セクタ、各符号列毎の処理対象の一
覧表を有している。
【0077】請求項14記載の発明では、請求項12記
載の発明のパイプライン処理が原則として先のECCブ
ロックから順に個々に処理対象としてバッファメモリに
格納され、原則として誤り訂正は先になされ、更に個々
に後流側へ送られるのに対して、先から順ではあるが幾
つかのECCブロックが一括してバッファメモリに格納
され、誤り訂正後は一括して後流側へ送られるのが相違
する。
【0078】このため、例えばビデオーオンーデマンド
システムにおいてはできる限り多数の視聴者に同一タイ
トルの映画等を略同一時刻に送信するため、映像データ
を極短い時間分ずつ区切って配信したりするが、この際
便利である。すなわち、例えば1シーン分のデータずつ
誤り訂正し、完全な訂正が不能の場合にはCPUが前後
のシーンのデータから外挿訂正したりするのに都合が良
い。
【0079】また、検索のための高倍速再生で、飛び飛
びの1シーン分のデータを取り入れて誤り訂正する際に
も都合が良い。なおこの場合には、CPU等の記録や通
信の規約(EOP信号等)による1シーンのデータの認
識等が別途なされるのは勿論である。
【0080】請求項15記載の発明では、請求項14記
載の発明が第2回目以降の誤り訂正に際して前の誤り計
算の途中結果を利用するのはECC単位であるのに対し
て、セクタあるいはセクタ群等一定のデータ単位で途中
結果を利用する。このため、請求項13記載の発明が請
求項12記載の発明に対して持つ利点、効果を請求項1
4記載の発明に対して持つ。
【0081】請求項16記載の発明においては、複数回
誤り訂正が可能となるようデータ部とパリティ部からな
る誤り訂正符号列を縦方向と横方向とに複数配置し、縦
若しくは横方向の所定数の列からなる所定のデータ(横
方向ならセクタ)を単位として誤り訂正を行うデータ構
造たるECCデータを複数対象にしてその誤り訂正を行
うだけでなく、復調した符号をバッファメモリに格納す
る際にもこれと並列にシンドローム計算と誤り検出を行
う誤り訂正装置誤り訂正装置である。このため、以下の
作用がなされる。
【0082】第1のシンドローム計算手段は、バッファ
メモリを介して(のデータを対象として)シンドローム
計算を行う。
【0083】第1の誤り検出手段は、第1のシンドロー
ム計算手段と組であり、同時に誤り検出を行う。
【0084】第2のシンドローム計算手段は、復調した
符号を対象としてバッファメモリを介さず(直接)シン
ドローム計算を行う。
【0085】第2の誤り検出手段は、第2のシンドロー
ム計算手段と組であり、同時に誤り検出を行う。
【0086】記憶手段は、第1の誤り検出手段と第2の
誤り検出手段の演算の途中結果の内、正しい部分を符号
列、セクタ順に格納する。
【0087】バッファメモリ並行転送手段は、上流から
送られてきたデータを、第2のシンドローム計算手段が
誤り符号を検出するまではバッファメモリに格納するの
に並行して第2のシンドローム計算手段と第2の誤り検
出手段とにも同時に送る。
【0088】誤り検出手段切換えスイッチは、第2のシ
ンドローム計算手段が誤り符号を検出した後は、当該誤
り符号が検出されるまでの符号列に対する第2の誤り検
出手段の演算の途中結果を記憶手段に送る。
【0089】誤り訂正手段は、第1の誤り検出手段若し
くは第2の誤り検出手段が誤り符号列を検出した後は誤
り訂正を行い、直接あるいは間接にバッファメモリのデ
ータの訂正等もなす。
【0090】並行転送制御手段は、同じ方向の第2回目
以降の誤り訂正においては、第1のシンドローム計算手
段が誤り符号を検出するまではバッファメモリに格納さ
れているデータのうち、記憶手段に格納されている以降
の符号列から第1のシンドローム計算手段と第1の誤り
検出手段とに送る。
【0091】第2回目以降検出処理済データ流用制御手
段が、同じ方向の第2回目以降の誤り検出手段による誤
り検出においては、記憶手段に記憶されている途中結果
を利用して以降の符号列の誤り検出を行わせる。シンド
ローム計算手段も、以降のデータから計算を再開する。
【0092】請求項17記載の発明においては、請求項
16記載の発明が第2回目以降の誤り訂正でECC単位
で前の計算結果を利用するのに対して、セクタ、セクタ
群等の一定のデータ単位で前の計算結果を利用する。こ
のため、丁度請求項15記載の発明が請求項14記載の
発明に対して有する利点を有することとなる。
【0093】請求項18記載の発明は、請求項14ある
いは請求項15記載の発明と請求項16あるいは請求項
17記載の発明とを組み合わせたものである。このた
め、復調されたデータはバッファメモリに格納される際
も誤り訂正がなされ、更にバッファメモリに格納された
後のデータの誤り訂正はいわゆるパイプライン処理でな
され、更にまた前回の誤り計算の途中結果はECC単位
あるいはセクタやセクタ群単位で利用されることとな
る。
【0094】またこのため、復調されたデータのシンド
ローム計算等を直接行うシンドローム計算手段や誤り計
算手段は、復調された所定の全データをバッファメモリ
に格納後はバッファメモリのデータを対象にシンドロー
ム計算等を行うこととなる。従って、更に誤り計算の高
速化がなされる。従って、例えば旧く保存状態も悪い、
このため誤り訂正が多くなされることが多い記憶媒体の
データの高倍速処理等に便利である。
【0095】請求項19記載の発明においては、バッフ
ァメモリが2個あり、1方のバッファメモリのデータが
誤り訂正の対象になっている場合に、他方のバッファメ
モリに続行するセクタやECCブロック等の所定容量の
データが書き込まれ、1方のバッファメモリから誤り訂
正の終了したデータが後流側に送るため読み出されてい
る間に他方のバッファメモリの続行するセクタ等のデー
タが既に誤り訂正の対象になっている。またこのため、
アクセス対象バッファメモリ切換え制御手段は、バス制
御手段やシステム制御手段に必要に応じてのアクセス対
象のバッファメモリを指示する。従って、本発明の途中
結果を利用して高速での誤り訂正をなすと言う効果が一
層発揮される。
【0096】なお、通常時の速度で読出し復調されたデ
ータの誤り訂正が困難な場合には、速度を変更しての再
度の読み出しが成される装置の場合には、再度の読み出
しが成された同一セクタのデータが続行するセクタのデ
ータに換えて若しくはその次に格納され、続行するセク
タのデータは更にその後訂正対象とされる(前者の場
合)あるいは先に訂正された後に順番を入れ換える(後
者の場合)等の必要な処理が成されるようになっている
のは勿論である。
【0097】ただし、2個のバッファメモリの交互の切
換え、再度の読み出し時の1セクタのデータのずらし等
は、プログラム的にも回路やハード的にも今日では特に
困難な技術でない。このため、これらについての説明は
省略する。
【0098】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
基づいて説明する。
【0099】(第1の実施の形態)本実施の形態は、途
中結果レジスタを有し、シンドローム計算機からシステ
ム制御装置へ誤り符号検出信号と誤り符号列信号が入力
される等のことが従来のものと異なる。
【0100】図5に本実施の形態の誤り訂正装置の構成
を示す。本図において、システム制御装置1、DMA制
御装置2、バス制御装置3、バッファメモリ4、シンド
ローム計算器5、誤り訂正器6、誤り検出器7は、基本
的には従来技術に示すものと同じであり、このため同一
の符号を付してある(なお、以降の実施の形態でも基本
的には同じ作用をなす構成部には、個数が増加したため
区別する等のため特に必要がある場合を除き、同一の符
号を付すものとする。)。
【0101】そしてこれら各部は従来技術のものと同じ
く、バス制御装置3、バッファメモリ4、シンドローム
計算器5、誤り訂正器6及び誤り検出器7はデータバス
11により接続されている。
【0102】DMAコマンド12、DMAリクエスト1
3、バッファメモリアクセス信号14、シンドローム供
給信号15、シンドローム16、アクセス要求信号1
7、誤り訂正器アクセス信号18、訂正完了信号19、
誤り検出データ供給信号20、誤り検出信号21も基本
的には従来技術に示すものと同じであり、このため、機
器と同じく従来技術の欄と同一の符号を付し、その内容
の一般的な説明は省略する。そしてこれらのことは、他
の実施の形態でも同様である。
【0103】8は、誤り検出器7における誤り検出処理
の途中結果を格納する途中結果レジスタである。なお、
この途中結果レジスタ8は、誤り検出器に接続されてい
る。22は、シンドローム計算器5で誤りを含む符号列
が検出されたことを示す誤り符号検出信号であり、シス
テム制御装置1と誤り検出機7へ入力される。23は、
シンドローム計算器5でどの符号列で誤りが検出された
かを示す誤り符号列信号であり、システム制御装置1へ
入力される。
【0104】以下、以上の構成の誤り訂正装置の動作を
図6を参照しつつ説明する。
【0105】ここに、図6は1セクタにおける横方向誤
り訂正の手順を示したものである。
【0106】(b−1)誤り検出器への転送も指示され
る他は、従来技術の(a−1)と同じ処理がなされる。
【0107】(b−2)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検出器7へ
のデータ転送を要求する。
【0108】(b−3)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを行
う。そして、シンドローム計算器5及び誤り検出器7に
対し、それぞれシンドロームデータ供給信号15、誤り
検出データ供給信号20を出力し、バッファメモリ4か
ら読出したデータをシンドローム計算器5及び誤り検出
器7に供給する。
【0109】(b−4)シンドローム計算器5では、転
送された1符号列毎に誤り符号検出を行い、シンドロー
ム16を誤り訂正器6に出力する。また、シンドローム
計算器5では、誤った符号列が検出されると、誤り符号
検出信号22を誤り検出器7及びシステム制御装置1に
出力し、更にどの符号列で誤りが検出されたかを示す誤
り符号列信号23をシステム制御装置1に出力する。一
方、誤り検出器7でも1符号列毎に誤り検出処理を実行
する。そして、誤り符号検出信号22によって誤り符号
の検出が通知がされない場合だけ、1符号列毎の誤り検
出の途中結果をメモリに比較して応答性の早い途中結果
レジスタ8に格納する。なお、誤り符号の検出が通知さ
れた場合には、誤り検出器7は当該列を含めてそれ以降
の誤り検出は行なわない。
【0110】(b−5)従来技術の(a−5)と同じ処
理がなされる。
【0111】(b−6)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを行
う。そして、誤り訂正器6に誤り訂正器アクセス信号1
8を出力し、バッファメモリ4から読出したデータを誤
り訂正器6に供給する。
【0112】(b−7)従来技術の(a−6)と同じ処
理がなされる。
【0113】(b−8)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、誤り訂正器6から訂正終了
データを読出して、バッファメモリ4への書込みを実行
する。1セクタ分の誤り訂正が完了すると、誤り訂正器
6は、システム制御装置1に訂正完了信号19を出力す
る。
【0114】なお、ステップ(b−4)とステップ(b
−5)から(b−8)まではパイプライン的に並行して
実行される。
【0115】(b−9)システム制御装置1は、訂正処
理完了後のデータに誤りが含まれていないことを確認す
る為に、DMA制御装置2に対しDMAコマンド12を
出力し、バッファメモリ4から誤り検出器7へのデータ
転送を指示する。この際、ステップ(b−4)でシンド
ローム計算器5から最初に出力された誤り符号検出信号
22と同時に出力された誤り符号列信号23で示された
符号列からのデータ転送を指示する。
【0116】(b−10)従来技術の(a−10)と同
じ処理がなされる。
【0117】(b−11)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッ
ファメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを
行う。そして、誤り検出器7に対し誤り検出データ供給
信号20を出力し、バッファメモリ4から読出したデー
タを誤り検出器7に供給する。
【0118】(b−12)誤り検出器7は、途中結果レ
ジスタ8に格納されている誤り検出途中結果を初期値と
して使い、引き続き転送されたデータに対して誤り検出
を実行し、誤り検出信号21によりシステム制御装置1
に誤りが検出されたか否かを通知する。
【0119】なお、ステップ(b−4)でシンドローム
計算器5において誤り符号が検出されなかった場合に
は、ステップ(b−5)から(b−8)の誤り訂正動作
は、上流側の列から順にステップ(b−4)と並行して
実行されるが、誤り符号が検出されていないのでバッフ
ァメモリ上のデータの誤り訂正動作は行われない。そし
て、ステップ(b−4)で誤り検出器7による誤り検出
処理は完了し、誤り検出信号21によりシステム制御装
置1に誤りが検出されたか否かを通知する。この場合、
ステップ(b−9)から(b−12)は実行されない。
【0120】以上の動作により、1セクタ分の横方向誤
り訂正が完了する。以降、同様に15セクタ分の横方向
誤り訂正を実行し、1ブロックの横方向誤り訂正を完了
する。そして、全セクタで誤りが検出されなければ誤り
訂正動作を完了し、1セクタでも誤りが検出されれば、
縦方向誤り訂正等、次の処理を実行する。
【0121】以上のように本実施の形態によれば、バッ
ファメモリからシンドローム計算器へのデータ転送と同
時に誤り検出器にもデータの転送を行い、シンドローム
計算器で誤り符号が検出されるまでは、シンドローム計
算と並行して誤り検出を実行する。そして、誤り訂正器
による誤り訂正後の誤り検出は、既に送られ、そして途
中結果レジスタに入っている誤り符号が検出されるまで
の誤り検出途中結果を使用する為、誤り検出器に全デー
タをバッファメモリから転送する必要がない。更に、こ
れと共に、誤り検出処理も途中から実行できることとな
る。この為、誤り訂正処理時間を大幅に短縮できる。
【0122】具体的には、誤りの発生を0.05%とし
た場合、2048バイト中に存在する誤りの個数は、平
均1個であり、平均して横方向12列の中央列当りに発
生することとなる。このため、途中結果レジスタには最
初の6列が格納されており、誤り訂正後の転送は、後の
6列のみで済むこととなる。従って、誤り検出処理時間
もほぼ半分となる。
【0123】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、シンドローム計算器から、誤りを含む符号列が検
出されたセクタであることを示す誤り符号セクタ検出信
号がシステム制御装置へ出力されるのが、従来技術のも
のと相違する。
【0124】図7に、本実施の形態の誤り訂正装置の構
成を示す。本図においても、従来技術や先の第1の実施
の形態における各部と同一あるいは同様の作用、効果を
有する構成部分及び信号(線)には同一の符号を付すこ
とにより、その説明は省略する。
【0125】以下、図8に示す1セクタにおける横方向
誤り訂正の手順を参照しつつ本実施の形態の誤り訂正装
置の動作を説明する。以下、本図を参照しつつ1セクタ
分の横方向誤り訂正を説明する。
【0126】(c−1)先の実施の形態の(b−1)と
同じ処理がなされる。
【0127】(c−2)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検出器7へ
のデータ転送を要求する。
【0128】(c−3)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを行
う。そして、シンドローム計算器5及び誤り検出器7に
対し、それぞれシンドロームデータ供給信号15、誤り
検出データ供給信号20を出力し、バッファメモリ4か
ら読出したデータをシンドローム計算器5及び誤り検出
器7に供給する(第1の実施の形態の(b−3)を同じ
である)。
【0129】(c−4)シンドローム計算器5では、転
送された1符号列毎に誤り符号検出を行い、シンドロー
ム16を誤り訂正器6に出力する。また、シンドローム
計算器5では、1セクタ内に誤った符号列が検出される
と、誤り符号セクタ検出信号22をシステム制御装置1
に出力する。一方、誤り検出器7でも転送データに対し
て誤り検出処理を実行する。
【0130】(c−5)従来技術の(a−5)と同じ処
理がなされる。
【0131】(c−6)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを行
う。そして、誤り訂正器6に誤り訂正器アクセス信号1
8を出力し、バッファメモリ4から読出したデータを誤
り訂正器6に供給する。
【0132】(c−7)従来技術の(a−7)と同じ処
理がなされる。
【0133】(c−8)第1の実施の形態の(b−8)
と同じ処理がなされる。
【0134】なお、ステップ(c−4)とステップ(c
−5)から(c−8)まではパイプライン的に並行して
実行される。
【0135】(c−9)従来技術の(a−9)と同じ処
理がなされる。
【0136】(c−10)同じく(a−10)と同じ処
理がなされる。
【0137】(c−11)第1の実施の形態の(b−1
1)と同じ処理がなされる。
【0138】(c−12)従来技術の(a−12)と同
じ処理がなされる。
【0139】なお、ステップ(c−4)でシンドローム
計算器5において1セクタ内に誤った符号列が検出され
なかった場合には、ステップ(c−5)から(c−8)
の誤り訂正動作は、ステップ(c−4)と並行して実行
されるが、誤り符号が検出されていないのでバッファメ
モリ上のデータの誤り訂正動作は行われない。
【0140】そして、ステップ(c−4)で誤り検出器
7による誤り検出処理は完了し、誤り検出信号111に
よりシステム制御装置1に誤りが検出されたか否かを通
知する。この場合、ステップ(c−9)から(c−1
2)は実行されない。
【0141】以上の動作により、1セクタ分の横方向誤
り訂正が完了する。以降同様に15セクタ分の横方向誤
り訂正を実行し、1ブロックの横方向誤り訂正を完了す
る。そして、全セクタで誤りが検出されなければ誤り訂
正動作を完了し、1セクタでも誤りが検出されれば、縦
方向誤り訂正等、次の処理を実行する。
【0142】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、バッファメモリからシンドローム計算器へのデータ
転送と同時に誤り検出器にもデータ転送を行い、シンド
ローム計算と並行して誤り検出を実行する。そして、シ
ンドローム計算で1セクタ内に誤り符号が1つも検出さ
れなかった場合には、以降の処理を全く必要としない
為、誤り訂正処理時間を大幅に短縮できる。このため、
将来の技術発達のもと、誤りの発生率が更に低下した場
合に、より本発明の効果は大きくなる。
【0143】更に、先の実施の形態と比較した場合、メ
モリに比較して高価な途中結果レジスタも不必要とな
る。
【0144】(第3の実施の形態)本実施の形態におい
ては、シンドローム計算器で誤りを含む符号列が検出さ
れたことを示す誤り符号検出信号がDMA制御装置と誤
り検出器へ出力され、また誤り検出器からもDMA制御
装置と誤り検出器へ誤り符号列信号が出力され、更に途
中結果レジスタがあるのが従来技術のものと異なる。
【0145】図9に、本実施の形態の誤り訂正装置の構
成を示す。本図においても、従来技術や先の各実施の形
態と同一若しくは同様の作用、効果をなす構成部分等に
ついては同一の符号を付し、これによりその説明は省略
する。
【0146】本図において、22は誤り符号検出信号で
あり、これが出力されると誤り検出器7では誤り検出処
理を停止するとともに、DMA制御装置2ではバッファ
メモリ4からシンドローム計算器5へのデータ転送を中
断する。更に、23は、誤り訂正器6が1符号列の誤り
訂正が終了すると、出力する1符号列誤り訂正終了信号
である。
【0147】図10に、この装置の1セクタにおける横
方向誤り訂正の手順を示す。以下、本図を参照しつつ本
実施の形態の誤り訂正装の動作を説明する。
【0148】(d−1)先の実施の形態の(c−1)と
同じ処理がなされる。
【0149】(d−2)同じく(a−2)と同じ処理が
なされる。
【0150】(d−3)第1の実施の形態の(a−3)
と同じ処理がなされる。
【0151】(d−4)シンドローム計算器5では、転
送された1符号列毎に誤り符号検出を行い、シンドロー
ム16を誤り訂正器6に出力する。また、シンドローム
計算器5では、誤った符号列が検出されると、誤り符号
検出信号22を誤り検出器7及びDMA制御装置2に出
力する。一方、誤り検出器7でも1符号列毎に誤り検出
処理を実行する。そして、誤り符号検出信号22によっ
て誤り符号の検出が通知がされない場合だけ、1符号列
毎の誤り検出の途中結果を途中結果レジスタ8に格納す
る。誤り符号検出信号22によって誤り符号の検出が通
知された場合には、誤り検出器7では誤り検出処理を中
断する。同時に、DMA制御装置2にも誤り符号の検出
が通知され、DMA制御装置2ではバス制御装置3に対
しDMAリクエスト23の出力を停止する。そして、バ
ス制御装置3ではバッファメモリ4からシンドローム計
算器5へのデータ転送を中断する。
【0152】(d−5)従来技術の(a−5)と同じ処
理がなされる。
【0153】(d−6)第1の実施の形態の(b−6)
と同じ処理がなされる。
【0154】(d−7)従来技術の(a−7)と同じ処
理がなされる。
【0155】(d−8)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、誤り訂正器6から訂正終了
データを読出して、バッファメモリ4への書込みを実行
する。誤り訂正器6は、1符号列の誤り訂正が完了する
と、DMA制御装置2及び誤り検出器7に対して1符号
列誤り訂正終了信号23を出力する。
【0156】(d−9)1符号列誤り訂正終了信号23
が出力されると、DMA制御装置2は、誤り訂正が終了
した符号列を、バッファメモリ4から誤り検出器7に転
送するDMAリクエストをバス制御装置3に出力する。
【0157】(d−10)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッ
ファメモリアクセス信号14を出力しデータの読出しを
行う。そして、誤り検出データ供給信号20を出力し、
バッファメモリ4から読出したデータを誤り検出器7に
供給する。
【0158】(d−11)誤り検出器7は、途中結果レ
ジスタ8に格納されている誤り検出途中結果を使い、引
き続き転送されたデータに対しての最後の列までの誤り
検出を実行する。
【0159】(d−12)誤り検出器7へのDMA転送
が完了すると、DMA制御装置2は、後続の符号列をシ
ンドローム計算器5及び誤り検出器7に転送するDMA
リクエスト13の出力を再開する。そして、バス制御装
置3ではバッファメモリ4からシンドローム計算器5及
び誤り検出器7へのデータ転送を実行する。
【0160】以上のステップ(d−4)から(d−1
2)の動作を1セクタ分の誤り訂正が完了するまで繰り
返す。
【0161】1セクタ分の誤り訂正が完了すると、誤り
訂正器6はシステム制御装置1に訂正完了信号19を出
力し、誤り検出器7は誤り検出信号21によりシステム
制御装置1に誤りが検出されたか否かを通知する。
【0162】なお、ステップ(d−4)でシンドローム
計算器5において誤り符号が検出されなかった場合に
は、ステップ(d−5)から(d−8)の誤り訂正動作
は、ステップ(d−4)と並行して実行されるが、誤り
符号が検出されていないのでバッファメモリ上のデータ
の誤り訂正動作及びDMA転送の中断は行われない。そ
して、ステップ(d−4)で誤り検出器7による誤り検
出処理は完了し、誤り検出信号21によりシステム制御
装置1に誤りが検出されなかったことを通知する。この
場合、ステップ(d−9)から(d−12)は実行され
ない。
【0163】以上の動作により、1セクタ分の横方向誤
り訂正が完了する。以降同様に15セクタ分の横方向誤
り訂正を実行し、1ブロックの横方向誤り訂正を完了す
る。そして、全セクタで誤りが検出されなければ誤り訂
正動作を完了し、1セクタでも誤りが検出されれば、縦
方向誤り訂正等、次の処理を実行する。
【0164】以上の説明で判るように、本実施の形態に
よれば、バッファメモリからシンドローム計算器へのデ
ータ転送と同時に誤り検出器にもデータ転送を行い、シ
ンドローム計算器で誤り符号が検出されるまでは、シン
ドローム計算と並行して誤り検出を実行する。そして、
シンドローム計算器で誤り符号が検出された場合には、
シンドローム計算を中断し、誤り訂正器による誤り訂正
後のデータを誤り検出器に転送し誤り検出処理を実行す
る。誤り検出処理終了後、再び後続の符号列をシンドロ
ーム計算器及び誤り検出器に転送し、シンドローム計算
と誤り検出を並列に実行する。
【0165】この結果、誤りが検出された符号列につい
ては、その訂正後のデータのみを誤り検出器に再転送す
ることにより、誤り符号検出、誤り訂正、誤り検出の一
連の誤り訂正処理が並列に実行可能となり、誤り訂正処
理時間を大幅に短縮できる。
【0166】(第4の実施の形態)本実施の形態は、第
1から第3の実施の形態において、データの取込み、読
出しに時間のかかるひいては処理のネックになるバッフ
ァメモリを2つ装備し、一方のバッファメモリへのデー
タの書込みや読出し時間中に、他方のバッファメモリに
取り込まれているデータを対象に誤り訂正を行うもので
ある。
【0167】本実施の形態の誤り訂正装置の要部の構成
を図11に示す。本図において9は転送制御装置等から
なる下部側処理である。10は、復調回路等からなる上
流側処理部である。41は、上書き部や読出し部を備え
た第1のバッファメモリである。42は、同じく第2の
バッファメモリである。101は、システム制御装置内
のバッファ切換え制御部である。102は、同じくバッ
ファデータ転送制御部である。103は、初期設定部で
ある。また、実線はティジタルテータが流れる線を示
し、点線は制御信号が流れる線を示す。
【0168】以下、各部の作用を説明する。
【0169】初期設定部103は、誤り訂正開始に伴
い、第1バッファメモリに最初のセクタのデータを、第
2バッファメモリに2番目のセクタのデータを書き込ま
せ、更にバッファ切換え制御部101内のフラグを1に
設定する。またこのため、バッファ切換え制御部とバッ
ファデータ転送制御部102に必要な指示を行なう。
【0170】バッファ切換え制御部101は、誤り訂正
開始に伴い、フラグを参照して第1バッファメモリ41
とシンドローム計算器5、誤り検出器7等を接続する。
更に、誤り訂正の進行に伴い、バッファデータ転送制御
部102からの転送信号を受ける毎にフラグを参照して
必要なバッファ切換えを行い、またフラグの切換え毎に
上流側処理部10からのデータを対応するバッファに書
込ませる。
【0171】バッファデータ転送制御部102は、1セ
クタの誤り訂正が終了する毎に、第1若しくは第2のバ
ッファメモリ内のデータを下流側処理部9へ転送するよ
う必要な回路切換え等の制御を行い、またこれに併せて
バッファ切換え制御部に転送信号を送り、更にフラグ切
換え部よりバッファ切換え制御部101内のフラグを、
1から2へ、2から1へと順次交互に切換えさせる。
【0172】これにより1セクタの誤り訂正が終了すれ
ば、その処理の対象とされていたバッファ内のデータは
下流側処理部へ流される。一方、次に誤り訂正の対象と
されるデータはバッファ切換え制御部101の作用のも
と既に他方のバッファに書き込まれているため、迅速に
誤り訂正がなされることとなる。
【0173】(第5の実施の形態)本実施の形態は、先
の第1及び第3の実施の形態が各セクタを対象として途
中結果レジスタを設けているのに対して、現実の誤り訂
正では縦方向の誤り訂正等も有りうるためECC単位で
データの転送等がなされることが多いことを考慮の上、
1ECC単位の16のセクタ全てに専用の途中結果レジ
スタを設けたものである。
【0174】図12は、本実施の形態における誤り訂正
装置の構成図てある。本図において201は光ディスク
であり、スピンドルモータ202により回転駆動され
る。203は光学ヘッドであり、光ディスク201に記
録された情報が読み出され、アンプ204に出力され
る。受信符号29は、横方向(内符号)の誤り訂正と同
じ方向に読み出され、誤り訂正装置101に入力され
る。誤り訂正装置100では、受信符号29を復調回路
10に入力し、バス制御装置3の出力する復調符号入力
信号25により復調後の符号をバッファメモリ4に格納
する。
【0175】パーソナルコンピュータ等の外部装置20
5には、バッファメモリ4から読み出した誤り訂正完了
後の符号30が転送制御装置9を介して出力される。な
お、この外部装置205へのデータ転送は、バス制御装
置3の出力するバッファメモリアクセス信号14と復調
符号入力信号25とにより行われる。
【0176】本実施の形態においては、図に示す如く1
6セクタからなるECCブロックに合わせて、図5の誤
り検出器に16個の途中結果レジスタ801,802,
…,816を持たせてある。
【0177】次に、図13は本実施の形態の各セクタで
の誤り符号と誤り検出時のデータ転送範囲を示した図で
ある。
【0178】以上の構成の本実施の形態の誤り訂正装置
について、以下図12と図13を参照しつつその動作を
説明する。
【0179】(e─1)誤り訂正を行うために、システ
ム制御装置1はDMA制御装置2に対しDMAコマンド
12を出力し、バッファメモリ4からシンドローム計算
器5及び誤り検出器7に対し横方向1符号列×13回、
即ち1セクタ分のデータ転送を指示する。
【0180】(e─2)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検出器71
へのデータ転送を要求する。
【0181】(e─3)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出しを
行う。そして、シンドローム計算器5及び誤り検出器7
に対し、それぞれシンドロームデータ供給信号15、誤
り検出データ供給信号20を出力し、バッファメモリ4
から読み出したデータをシンドローム計算器5及び誤り
検出器7に供給する。
【0182】(e─4)シンドローム計算器5では、転
送された横方向の符号列についてシンドロームを計算
し、求めたシンドローム16を誤り訂正器6に出力す
る。また、シンドローム計算器5では、符号列に誤り符
号がある、即ちシンドロームがゼロでない場合には、誤
り符号検出信号22を誤り検出器7及びシステム制御装
置1に出力する。また、どの符号列で誤りが検出された
かを示す誤り符号列信号23をシステム制御装置1に出
力する。
【0183】これと並列に、誤り検出器7でも誤り検出
処理を実行する。誤り検出処理は、予め処理中のセクタ
に割り当てられた途中結果レジスタ(例えば第1セクタ
であれば第1セクタ用途中結果レジスタ801)に格納
された前の符号列までのEDCの途中演算結果をリロー
ドしてから誤り検出計算を行い、各符号列の転送が終わ
ったところでシンドロームがゼロであればEDCの途中
演算結果を処理中のセクタに割り当てられた途中結果レ
ジスタに再び格納し、シンドロームがゼロでなければ処
理中のセクタに割り当てられた途中結果レジスタの内容
を更新せず前の符号列までのEDCの途中演算結果を保
持する。
【0184】ただし、第1符号列(横符号の第1行目)
の場合には、当然途中結果レジスタには途中結果は格納
されていないため初期化される。誤り符号検出信号22
により処理中のセクタにおける最初の誤り符号の検出が
通知された場合には、処理中のセクタに割り当てられた
途中結果レジスタの内容を更新せず、それ以降の符号列
については誤り検出処理を行わない。
【0185】(e−5)誤り訂正器6では、バス制御装
置3の出力する誤り訂正器アクセス信号18によりバッ
ファメモリ4から読み出したデータの供給を受け、誤っ
た符号を訂正した後、再びバス制御装置3に対して、ア
クセス要求信号17により訂正終了データのバッファメ
モリへの書き込みを要求する。
【0186】(e−6)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、誤り訂正器6から訂正終了
データを読み出して、バッファメモリ4への書き込みを
行なう。1セクタ分の誤り訂正が完了すると、誤り訂正
器6は、システム制御装置1に訂正完了信号19を出力
する。
【0187】(e−7)システム制御装置1は、処理中
のセクタにおいて訂正処理完了後のデータに誤りが含ま
れていないか否かを確認するため、DMA制御装置2に
対しDMAコマンド12を出力し、バッファメモリ4か
ら誤り検出器7へのデータ転送を指示する。この際、ス
テップ(−4)でシンドローム計算器5から処理中の
セクタで最初に出力された誤り符号検出信号22と同時
に出力された誤り符号列信号23で示された符号列から
セクタ最終の符号列までのデータ転送を指示する。これ
は、図13で示した、EDCの再計算範囲であり、各セ
クタ毎にEDCの途中結果が有効な範囲のデータの転送
が不必要となる。
【0188】(e−8)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4から誤り検出器7へのデータ転送を要求する。
【0189】(e−9)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出しを
行う。そして、誤り検出器7に対し誤り検出データ供給
信号2を出力し、バッファメモリ4から読み出した符号
を誤り検出器7に供給する。
【0190】(e−10)誤り検出器7は、処理中のセ
クタに割り当てられた途中結果レジスタに格納されてい
る誤り検出途中結果を用いて引き続き転送されたデータ
に対して誤り検出を実行し、誤り検出信号21によりシ
ステム制御装置1に誤りを検出したか否かを通知する。
【0191】以上で、1セクタ分の誤り訂正と誤り検出
とが終了する。この一連の処理を16セクタ分繰り返す
ことで、1ECCブロックの横方向の誤り訂正が終了す
る。
【0192】さて、誤り検出時のデータの再転送の指示
であるが、上述の如く第1及び第3の実施の形態では途
中結果レジスタを1つしか持っていないため、1ECC
ブロック内で最初に検出された誤り符号列からであっ
た。しかし、本実施の形態では、16セクタそれぞれに
対する途中結果レジスタを備えているため、各セクタ毎
にその中で最初に検出された誤り符号列からとすること
が可能となり、更に誤り訂正処理時間の短縮と共に低電
力化が図れる。
【0193】なお、本実施の形態では1ECCブロック
のセクタ数に合わせて16個の途中結果レジスタを備え
るものとしたが、1ECCブロックを複数のセクタから
なる領域に分割し、そのそれぞれの領域に対応した数の
レジスタを例えば4個の途中結果レジスタを設けても良
い。この場合には、途中結果レジスタの増加を抑えつ
つ、誤り検出時のデータ転送の指示を分割した領域の最
初に検出された誤り符号列からとすることができ、本実
施の形態と同様に誤り訂正処理時間の短縮と共に低電力
化が図れる。
【0194】(第6の実施の形態)本実施の形態は、い
わゆるパイプライン処理により3つの異なるECCブロ
ックの誤り訂正を同時に行うものである。
【0195】図14は、本実施の形態における誤り訂正
装置の構成図である。誤り訂正のパイプライン処理にお
いて、3つの異なるECCブロックが同時に処理され、
その内の2つのECCブロックにおいて横方向の誤り訂
正が、残りの1つのECCブロックにおいて縦方向の誤
り訂正が行われる。よって、本実施の形態における誤り
訂正装置100は、それに合わせて誤り検出器に3つの
途中結果レジスタ81,82,83を持たせ、かつ誤り
訂正器より新たに誤り訂正位置信号24を出力するよう
にしたものである。
【0196】以上の構成の本実施の形態の誤り訂正装置
について、以下その動作を説明する。さて、今までの各
実施の形態では、横方向による唯1回の誤り訂正のみの
場合であったが、本実施の形態では、横方向の誤り訂
正、続いて縦方向の誤り訂正、更に横方向の誤り訂正に
よる3回の誤り訂正の場合である。
【0197】この3回の誤り訂正の場合のパイプライン
処理の様子を図15に示す。第1のステージでは、第1
のECCブロックのみについて横方向の誤り訂正(第1
回目の誤り訂正)が開始される。次に、第2のステージ
では、第1のECCブロックについて縦方向の誤り訂正
(第2回目の誤り訂正)が行われると共に、第2のEC
Cブロックについて横方向の誤り訂正(第1回目の誤り
訂正)が開始される。更に第3のステージでは、第1の
ECCブロックについて再び横方向の誤り訂正(第3回
目の誤り訂正)が行われると共に、第2のECCブロッ
クについて縦方向の誤り訂正(第2回目の誤り訂正)が
行われ、第3のECCブロックについて横方向の誤り訂
正(第1回目の誤り訂正)が開始される。
【0198】このようにして、同じステージで最大3つ
の異なるECCブロックの誤り訂正が並行して行われ、
更に各ステージでは複数のステップに細分化されて実行
されている。なおDVDの場合には、EDC計算のため
のデータ読み出し方向は横方向のシンドローム計算と同
じであり、横方向の誤り訂正を行う第1回目の誤り訂正
時と第3回目の誤り訂正時とにシンドローム計算と並列
にEDC計算を行うことが可能である。
【0199】以降、第3のステージでの、シンドローム
計算と並行して行われるEDC計算の処理の流れを図1
4と図15を用いて説明する。
【0200】最初に、第3のECCブロックについての
第1回目の誤り訂正について説明する。
【0201】(f−1)第3のECCブロックについて
第1回目の誤り訂正を行うため、システム制御装置1は
DMA制御装置2に対しDMAコマンド12を出力し、
バッファメモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検
出器7に対し第3のECCブロック内における横方向1
符号列分のデータ転送を指示する。
【0202】(f−2)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検出器7へ
のデータ転送を要求する。
【0203】(f−3)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出しを
行う。そして、シンドローム計算器5及び誤り検出器7
に対し、それぞれシンドロームデータ供給信号15、誤
り検出データ供給信号20を出力し、バッファメモリ4
から読み出したデータをシンドローム計算器5及び誤り
検出器7に供給する。
【0204】(f−4)シンドローム計算器5では、転
送された横方向の符号列についてシンドロームを計算
し、求めたシンドローム16を誤り訂正器6に出力す
る。また、シンドローム計算器5では、符号列に誤り符
号がある、即ちシンドロームがゼロでない場合には、誤
り符号検出信号22を誤り検出器7及びシステム制御装
置1に出力する。また、第3回目の誤り訂正の際にシン
ドローム計算開始符号列とEDCの有効範囲とを判断す
るのに使用するため、どの符号列で誤りが検出されたか
を示す誤り符号列信号23をシステム制御装置1に出力
する。
【0205】誤り検出器7でも、シンドローム計算器5
と並列に転送されてきたデータに対して誤り検出処理を
実行する。誤り検出処理は、予め第1の途中結果レジス
タ81に格納された前の符号列までのEDCの途中演算
結果をリロードしてから誤り検出処理を行い、符号列の
転送が終わったところでシンドロームがゼロであれば再
びEDCの途中演算結果を第1の途中結果レジスタ81
に格納し、シンドロームがゼロでなければ第1の途中結
果レジスタ81の内容を更新せず前のシンドロームがゼ
ロであった符号列までのEDCの途中演算結果を保持す
る。ただし、第1符号列(横符号の第1行目)の場合に
は、当然第1の途中結果レジスタ81には途中結果は格
納されていないため初期化されることとなる。
【0206】更に、第1の実施の形態と同じく誤り符号
検出信号22により誤り符号の検出が通知された場合に
は、第1の途中結果レジスタ81の内容を更新せず、そ
れ以降の符号列については誤り検出処理を実行しない。
【0207】(f−5)誤り訂正器6では、誤った符号
を訂正した後、再びバス制御装置3に対して、アクセス
要求信号17により訂正終了データのバッファメモリへ
の書き込みを要求する。
【0208】(f−6)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、誤り訂正器6から訂正終了
データを読み出して、バッファメモリ4への書き込みを
実行する。
【0209】(f−1)から(f−6)の処理を13回
繰り返すことにより1セクタの誤り訂正が終了し、1セ
クタ分の誤り訂正を完了すると、誤り訂正器16はシス
テム制御装置1に訂正完了信号19を出力する。
【0210】これを16セクタ分繰り返すことで、1E
CCブロックの横方向の誤り訂正が終了する。全ての符
号列でシンドロームがゼロかつ全てのセクタでのEDC
の結果もゼロ、即ち1ECCブロックに誤りが全くなけ
れば、この1回目の誤り訂正のみで処理を終了すること
ができる。
【0211】しかしながら、現実には誤り符号が存在す
ることがある。すなわち、例えば図16に示すように第
2セクタ目の5行目(横方向の第5符号列)に誤り符号
があったとする。この場合には、第5符号列で求めた途
中演算結果を破棄し、第1の途中結果レジスタ81の内
容を更新しない。これにより、第4符号列までのEDC
の途中演算結果が第3回目の誤り訂正まで第1の途中結
果レジスタ81に保持される。
【0212】また、システム制御装置1は誤り符号列信
号23として2セクタ目の第5符号列を示す「18」
(13+5)を入力しこれを格納する。2セクタ目の第
6符号列以降は誤り検出処理を中止し、シンドローム計
算のみを実行する。
【0213】続いて、第2のECCブロックについての
第2回目の誤り訂正について説明する。
【0214】誤りが検出された場合、あるいは誤りが検
出されなかったにも拘わらずEDCの結果がゼロ以外の
場合には、本第2のECCブロックを対象にして、その
横方向の誤り訂正に続き、縦方向の誤り訂正(第2回目
の誤り訂正)を実行する。
【0215】(f−7)第2のECCブロックについて
第2回目の誤り訂正を行うために、システム制御装置1
はDMA制御装置2に対しDMAコマンド12を出力
し、バッファメモリ4からシンドローム計算器5のみに
第2のECCブロック内における縦方向1符号列分のデ
ータ転送を指示する。縦方向のシンドローム計算時に
は、誤り検出は実行せず、第2の途中結果レジスタ82
に格納された、第2のステージで求めた第1回目の誤り
訂正での途中演算結果を保持する。
【0216】(f−8)DMA制御装置2は、バス制御
装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッファ
メモリ4からシンドローム計算器5へのデータ転送を要
求する。
【0217】(f−9)バス制御装置3は、データバス
11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッフ
ァメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出しを
行う。そして、シンドローム計算器5に対しシンドロー
ムデータ供給信号15を出力し、バッファメモリ4から
読み出したデータをシンドローム計算器5に供給する。
【0218】(f−10)シンドローム計算器5では、
転送された第2のECCブロック内における縦方向の符
号列のシンドロームを計算し、求められたシンドローム
16を誤り訂正器6に出力する。また、シンドローム計
算器5ではシステム制御装置1に対し、符号列に誤りの
ある、即ちシンドロームがゼロでない場合には誤り符号
検出信号22を出力する。
【0219】(f−11)誤り訂正器6では、誤った符
号を訂正した後、再びバス制御装置3に対して、アクセ
ス要求信号17により訂正終了データのバッファメモリ
への書き込みを要求する。また誤り訂正器6では、シス
テム制御装置1に対し訂正したデータの位置を示す誤り
訂正位置信号24を出力する。この誤り訂正位置信号2
4と第1回目の誤り訂正において得られた誤り符号列信
号23とを用いて第3回目の誤り訂正において1ECC
ブロックの途中から誤り訂正と誤り検出とを行うか最初
から行うかの判定を行う。
【0220】(f−12)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、誤り訂正器61から訂正
終了データを読み出して、バッファメモリ4への書き込
みを実行する。
【0221】縦方向の誤り訂正については、(f−7)
から(f−12)の処理を図2に示す縦列数、すなわち
182回繰り返すことにより1ECCブロック分の誤り
訂正が終了する。
【0222】例えば、縦方向の第1符号列(第1列目)
において第2セクタ目の6行目に誤り符号があったとす
る。この場合には、システム制御装置1は誤り訂正位置
信号24として縦方向の符号列の先頭からの位置を示す
「19」を入力しこれを格納する。
【0223】このように、横方向の誤り訂正と縦方向の
誤り訂正では、 (1)データの読み出し方向 (2)シンドロームと並列にEDCの計算を行うか否か (3)誤り符号列信号を出力するか誤り訂正位置信号を
出力するか を除き、ほぼ同様の処理を行っている。
【0224】最後に第1のECCブロックにおける第3
回目の誤り訂正について説明する。
【0225】第3回目の誤り訂正に際しては、システム
制御装置1は、第1回目の誤り訂正において求めた誤り
符号列信号23と第2回目の誤り訂正で求めた誤り訂正
位置信号24とを用いて第2回目の誤り訂正でEDCの
途中演算結果有効範囲内で誤り符号が検出され、誤り訂
をしたか否か、即ちEDCの途中演算結果が有効か否
かを判断する。
【0226】EDCの途中結果有効範囲内で誤り訂正
していなければ、第1回目の誤り訂正で求めたEDCの
途中結果は有効である。この場合には、第1回目の誤り
訂正において求めた誤り符号列信号23で示されるn行
目の符号列よりデータ転送を開始し、シンドローム計算
を行うと共にこれと並列に第3の途中結果レジスタ83
に保持されたEDCの途中結果を用いて誤り検出を行
う。一方、EDCの途中演算結果有効範囲内でデータの
誤りを訂正していれば、EDCの途中演算結果は無効で
あり、誤り符号の検出されたセクタの先頭符号列よりデ
ータの転送を開始する。
【0227】(f−13)第1のECCブロックについ
て第3回目の誤り訂正を行うために、システム制御装置
1はDMA制御装置2に対しDMAコマンド12を出力
し、バッファメモリ4からシンドローム計算器5及び誤
り検出器72への第3のECCブロック内における横方
向1符号列分のデータ転送を指示する。
【0228】(f−14)DMA制御装置2は、バス制
御装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッフ
ァメモリ4からシンドローム計算器5及び誤り検出器7
2へのデータ転送を要求する。
【0229】(f−15)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッ
ファメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出し
を行う。そして、シンドローム計算器5及び誤り検出器
72に対し、それぞれシンドロームデータ供給信号1
5、誤り検出データ供給信号20を出力し、バッファメ
モリ4から読み出したデータをシンドローム計算器5及
び誤り検出器72に供給する。
【0230】(f−16)シンドローム計算器5では、
転送された横方向の符号列のシンドロームを計算し、求
められたシンドローム16を誤り訂正器61に出力す
る。また、シンドローム計算器5では、符号列に誤りの
ある、即ちシンドロームがゼロでない場合には、誤り符
号検出信号22を誤り検出器72及びシステム制御装置
1に出力し、またどの符号列で誤りが検出されたかを示
す誤り符号列信号23をシステム制御装置1に出力す
る。
【0231】これと並列に、誤り検出器72でも誤り検
出処理を実行する。誤り検出処理は、予め第3の途中結
果レジスタ83に格納された前の符号列までのEDCの
途中演算結果をリロードしてから誤り検出処理を行い、
符号列の転送が終わったところでシンドロームがゼロで
あれば再びEDCの途中演算結果を第3の途中結果レジ
スタ83に格納し、シンドロームがゼロでなければ第3
の途中結果レジスタ83の内容を更新せず前の符号列ま
でのEDCの途中演算結果を保持する。ただし、第1の
横符号の場合には、第3の途中結果レジスタ83には第
1回目の誤り訂正で求めた途中結果が保持されている。
誤り符号検出信号22により誤り検出が通知された場合
には、それ以降の誤り検出処理は実行しない。
【0232】(f−17)誤り訂正器61では、誤った
符号を訂正した後、再びバス制御装置3に対して、アク
セス要求信号17により訂正終了データのバッファメモ
リへの書き込みを要求する。
【0233】(f−18)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、誤り訂正器61から訂正
終了データを読み出して、バッファメモリ4への書き込
みを実行する。
【0234】(f−19)システム制御装置1は、訂正
処理完了後のデータに誤りが含まれていないことを確認
するため、DMA制御装置2に対しDMAコマンド12
を出力し、バッファメモリ4から誤り検出器72へのデ
ータ転送を指示する。この際、ステップ(a−4)でシ
ンドローム計算器5から最初に出力された誤り符号検出
信号22と同時に出力された誤り符号列信号23で示さ
れた符号列からのデータ転送を指示する。
【0235】(f−20)DMA制御装置2は、バス制
御装置3に対しDMAリクエスト13を出力し、バッフ
ァメモリ4から誤り検出器72へのデータ転送を要求す
る。
【0236】(f−21)バス制御装置3は、データバ
ス11の使用調停を行った後、バッファメモリ4にバッ
ファメモリアクセス信号14を出力しデータの読み出し
を行う。そして、誤り検出器72に対し誤り検出データ
供給信号20を出力し、バッファメモリ4から読み出し
たデータを誤り検出器72に供給する。
【0237】(f−22)誤り検出器72は、途中結果
レジスタ83に格納されている誤り検出途中結果を使
い、引き続き転送されたデータに対して誤り検出を実行
し、誤り検出信号21によりシステム制御装置1に誤り
が検出されたか否かを通知する。
【0238】(f−13)から(f−22)の処理を1
3回繰り返すことにより1セクタの誤り訂正が終了し、
これを16セクタ分繰り返すことで、1ECCブロック
分の横方向の誤り訂正が終了する。ただし、第3回目の
誤り訂正の場合、第1回目に求め途中結果レジスタに格
納されている誤り検出途中結果が有効であれば、第1回
目の誤り訂正で誤り符号を検出した符号列の位置に応じ
て繰り返し回数を減少させることができる。これが、本
実施の形態の新たな効果である。
【0239】例えば、図16に示すように2回目の誤り
訂正において、誤り符号のあった行が全て第2セクタ目
の6行目以降であった場合には、途中結果レジスタ1に
保持したEDCの途中演算結果は有効である。この途中
演算結果を用いて誤り訂正を行うべく、第2セクタの第
5符号列以降の列よりシンドローム計算と誤り検出を行
うためのデータ転送を行う。
【0240】しかし、第2セクタの5行目以前、例えば
第2セクタの2行目に誤り符号があった場合には、ED
Cの途中演算結果は無効となる。この場合には、第2回
目の誤り訂正で訂正のなかったセクタ(この場合は第1
セクタ)の次のセクタである第2セクタの先頭からデー
タ転送を開始する。
【0241】なお、EDC計算はセクタ単位であるた
め、誤り符号列信号及び誤り訂正位置信号を誤り符号の
あるセクタを示す情報としてデータ転送の開始をセクタ
先頭に限定すれば、データ転送の開始を符号列単位で指
示するのに比べ再度の訂正のために転送するデータ量は
増えるものの、第1回目の途中演算結果を格納・保持す
るレジスタを削減することが可能となる。
【0242】最後に(f−19)から(f−22)の処
理を1回実行することで、1ECCブロックの誤り検出
を終了する。この際、バッファメモリ14から誤り検出
器7へのデータ転送として第3回目の誤り訂正において
シンドローム計算器5から最初に出力された誤り符号列
信号23で示された符号列からのデータ転送を指示して
いる。これは、第1から第3の実施の形態の効果であ
り、本実施の形態では、この効果も併せて有することが
分かる。
【0243】以上の説明で判るように、本発明の実施の
形態によれば、単一の誤り訂正器を用いて3回誤り訂正
処理をバッファメモリからシンドローム計算器へのデー
タ転送と同時に誤り検出器にもデータ転送を行う。そし
てシンドローム計算器で誤り符号が検出されるまでは、
シンドローム計算と並行して誤り検出を実行する。その
結果、誤り訂正器による誤り訂正後の誤り検出は、誤り
符号が検出されるまでに求めた誤り検出途中演算結果を
使用することとなる。このために、誤り検出器に1EC
Cブロック全データをバッファメモリから転送する必要
がなくなり、誤り検出処理も途中から実行可能となる。
その結果、誤り訂正処理時間が大幅に短縮されると共に
低電力化が図られる。
【0244】なお、本実施の形態では、3回誤り訂正の
場合について述べたが、それ以上の多数回誤り訂正にも
適用可能である。将来の技術の発達のもと、通常のDV
D等において実際にこのような場合が生じるか否かは別
にして、例えば5回訂正の場合には、途中結果レジスタ
を5個持つことで対応可能であり、誤りの程度に応じて
EDC処理を大幅に短縮・削減できることはいうまでも
ない。
【0245】なお、図15に示す様に、本実施の形態の
パイプライン処理では、処理のスループットを向上させ
るべく、データを1ECCブロックずつ先から順に対象
としてバッファメモリへ格納し、誤り訂正後は同じく先
の方から順に後流側へ送ることにより、パイプライン処
理単位時間毎に後流へデータを流しているが、これは幾
つかのECCブロックを纏めてバッファメモリへ格納
し、誤り訂正後は同じく先の方から順に一括して後流側
へ送る様にしていても良い。この方式は、データを記憶
している媒体へのアクセスが混雑するあるいは混雑する
ことが多いと考えられるシステムの場合に便利である。
【0246】また、録画した映画における特定の画像の
検索のため、予め定められた手順にのっとて高速で飛び
飛びのシーンを再生する場合にも便利である。ただし、
この場合には、規則、規格に定められた各シーンや飛び
飛びのシーンを認識する手段が別途必要なのは言うまで
もない。
【0247】その他、将来の技術発達のもとで、誤り訂
正は少なくなるが、ユーザの過誤等により一旦ディスク
に傷が付いたり、大きな汚れが付いたりした場合には幾
つものECCブロックにまたがって誤り訂正が必要とな
ることが考えられるが、この際誤り訂正に便利であろ
う。すなわち、誤り訂正の少ない殆どのECCブロック
はそのまま後流側へ流すこととなるが、極僅かの訂正の
必要なECCブロック群はまとめて誤り訂正をなし、訂
正が困難な場合にはまとめて別の処理を成すようなシス
テムとなる。
【0248】(第7の実施の形態)先の第6の実施の形
態では、第1回目の誤り訂正で一旦バッファメモリに格
納された符号列に対して誤り訂正と誤り検出をするが、
本実施の形態では復調と並行して第1回目の誤り訂正と
誤り検出を行うものである。またこのため、先の実施の
形態と異なり、本実施の形態の構成図たる図17に示す
ように、シンドローム計算器と誤り検出器を各2個装備
している。以下、本図を参照しつつ本実施の形態を説明
する。
【0249】先ず、51は第1のシンドローム計算器で
あり、52は第2のシンドローム計算器である。また、
71は第1の誤り検出器であり、72は第2の誤り検出
器である。更にまた、上流側と下流側の機器の図示は省
略してある。
【0250】本装置においては、光ディスクに記録され
た情報がアンプから受信符号として誤り訂正装置100
に入力される。更に誤り訂正装置100では、受信符号
29を復調回路10に入力し、バス制御装置3の出力す
る復調符号入力信号25により復調後の符号をバッファ
メモリ4に格納すると共に、新たに設けた第2のシンド
ローム計算器52と第2の誤り検出器72とに供給す
る。
【0251】さて、バッファメモリ4から符号列を読み
出して誤り訂正と誤り検出をするため、第1のシンドロ
ーム計算器51と第1の誤り検出器71とが別に設けら
れており、更に誤り訂正器61は第1のシンドローム計
算器51と第2のシンドローム計算器52の出力するシ
ンドロームを選択できるよう、その入力側に選択回路6
0が接続されている。
【0252】以上の構成の下で、先の実施の形態と同様
に、先ず最初に第2のシンドローム計算器52では、転
送されてきた横方向の符号列についてシンドロームを計
算し、求めたシンドローム162を誤り訂正器61に出
力する。また、第2のシンドローム計算器52では、符
号列に誤り符号がある、即ちシンドロームがゼロでない
場合には、誤り符号検出信号222を第2の誤り検出器
72及びシステム制御装置1に出力する。また、どの符
号列で誤りが検出されたかを示す誤り符号列信号232
をシステム制御装置1に出力する。
【0253】これと並列に、第2の誤り検出器72は誤
り検出計算を実行する。
【0254】さて、誤り符号列が第2のシンドローム計
算器52で検出されると誤り訂正器が誤り訂正を行い、
勿論その結果がバッファメモリに上書きされる。次い
で、第1のシンドローム計算器51と第1の誤り検出器
71とを使用しての縦方向の誤り検出と誤り訂正及び第
2回目以降の横方向の誤り検出と誤り訂正がなされる。
【0255】なお、この際の誤り検出処理は、予めパイ
プライン処理に従って割り当てられたいずれかの途中結
果レジスタに格納された前の符号列までのEDCの途中
演算結果をリロードしてから誤り検出処理を行い、符号
列の転送が終わったところでシンドロームがゼロであれ
ば再びEDCの途中演算結果を途中結果レジスタに格納
し、シンドロームがゼロでなければ途中結果レジスタの
内容を更新せず前の符号列までのEDCの途中演算結果
を保持する。
【0256】図18に、この第2のシンドローム計算器
を備えたことによるパイプライン処理の内容(処理の構
成)の変化、すなわち処理が高速化される様子を概念的
に示す。本図において、処理が1ステップ分高速化され
ているのが判る。
【0257】(第8の実施の形態)本実施の形態は、先
の第7の実施の形態の改良である。
【0258】さて、先の第7の実施の形態では、第2の
シンドローム計算器及び誤り検出器は復調後のデータの
みに対して処理をなしている。この場合、第2のシンド
ローム計算器が復調されたデータ(符号列)を対象とし
て1回シンドローム計算をしている間に、第2のシンド
ローム計算器がバッファメモリのデータを対象として2
回シンドローム計算をすることとなり、両シンドローム
計算器の能力が同じならば第2のシンドローム計算器は
遊んでいる時間が生じることとなる。
【0259】また、CPUのプログラム関連のデータ等
は極めて正確な誤り訂正が要求されるし、古くかつ保存
状態も悪い記録媒体のデータも何度も誤り訂正をなす必
要があることが多い。これらの場合は特にそうである
が、第1のシンドローム計算器等のみがバッファメモリ
内のデータを処理するのは、第2のシンドローム計算器
等が遊ぶこととなる。そこで、復調されたデータをバッ
ファメモリへ格納後は、第2のシンドローム計算器等も
誤り訂正等を行う様にしている。
【0260】図19に、本実施の形態の誤り訂正装置の
要部の構成を示す。
【0261】この誤り訂正装置の基本は、図17に示す
のと同じである。ただし、両方のシンドローム計算器5
1、52及び両方の誤り検出器71、72はバッファメ
モリ4へも接続され、更にセレクタ301、302がこ
れらが処理対象として復調直後のデータとバッファメモ
リのデータのいずれを処理対象とするかを選択する。
【0262】また、制御部300が、目下処理対象とし
ているECCブロックやセクタやセクタ群やその列の数
や更には訂正回数を装置の各構成部(手段)毎に言わば
一覧表を作成して管理、確認している。そしてこのもと
で、例えば誤り計算の途中結果を途中結果レジスタのど
のアドレスに格納するか等の必要な制御、スイッチの切
換え等をおこなう。図20に、この参照テーブル303
の内容を概念的に示す。本図の(a)は、各構成部毎の
目下処理対象としているECCブロック、セレクタ等の
一覧表である。また(b)は、目下処理対象とされてい
る各ECCブロック毎の処理をされているデータの位置
及び訂正回数の一覧表である。
【0263】制御部300は、クロック信号等に同期し
つつこれらの一覧表を参照し、またこれらを更新し、更
に各部に必要な処理をなさせることとなる。但し、本発
明を想到すれば、ハード的であれソフト的であれこれら
の一覧表の作成やその参照、更新を行う様にすること等
は、今日ではそう困難ではない。このため、それらの具
体的内容についての説明は省略する。
【0264】以上、本発明を幾つかのその実施の形態に
基づき説明してきたが、本発明は何もこれらに限定され
ないのは勿論である。すなわち、例えば以下のようにし
てもよい。
【0265】1)バッファメモリ上の誤り訂正は、誤り
データを一旦誤り訂正器に読み込みしかる後、誤り訂正
器内で訂正してからバッファメモリに書戻すのでなく、
誤り訂正器からバス制御装置に対してはバッファメモリ
上のアドレスのみを渡し、当該アドレスをもとにバス制
御装置内でバッファメモリから読込んだデータを訂正し
て書戻すようにしている。
【0266】2)請求項2、同4、同6の発明等で、シ
ステム制御装置が転送データを制御するのでなく、誤り
符号が検出されたのがどの符号列であるかという検出手
段をシンドローム計算器内に持たせ、この検出手段によ
り当該符号列をシステム制御装置に通知するようにして
いる。これにより、例えばシンドローム計算器へのデー
タ転送をDMA制御装置とシンドローム計算器で1符号
列毎にハンドシェークしながら転送するようにする。そ
して、シンドローム計算器からは誤りが検出されたか否
かの情報のみをDMA制御装置に通知する。このため、
DMA制御装置内で転送データを制御するようにしてい
る。
【0267】なお、特にわざわざは記載していないが、
他の請求項の発明においても、DMA転送を採用しても
よい(あるいはその方が好ましいため採用してい
る。)。
【0268】3)規格の相違のもと、DVD等での本来
のデータとパリティのビット数が他の値となっている。
あるいはまた縦方向、横方向が逆となっていたり、誤り
検出の順序が逆となっている(実質本発明と同じとなっ
ている。)。
【0269】4)請求項11等の発明において、DVD
上での端部、中心部等の位置や製造方法の相違のもと、
誤りの発生しやすい部分とそうでない部分とでセクタ群
の個数等を変更している。
【0270】5)シンドローム計算手段によるシンドロ
ーム検出後も誤り検出手段にデータの転送は行うが、誤
り検出手段が誤り検出を行わない等実質本発明と同じ作
用、効果が発揮されるようにしている。
【0271】6)いわゆるパイプライン処理において、
処理対象のECCブロック数はデータの種類や更には経
験にもとずき誤り訂正の繰り返し数を変更可能としてい
る。
【0272】7)誤り訂正の回数も、ユーザによるデー
タの利用態様に応じて変更可能とされている。具体的に
は、検索のため画像を高速再生するのならば、少ない等
である。なおこの場合には、ユーザのスイッチ操作を機
械側が検知し、それに応じた処理をなすこととなる。ま
たこのため、製造時より必要な回路構成とされ、プログ
ラムが組み込まれている。
【0273】8)第8の実施の形態では、何れのシンド
ローム計算器等も復調された符号列に対してシンドロー
ム計算等をなすものとしたが、これは何れか一方の組の
みがなすものとしている。
【0274】9)第7の実施の形態において、復調され
た符号列用のシンドローム計算器は、他方のシンドロー
ム計算器より処理速度は遅いが安価な物としている。
【0275】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明によれ
ば、シンドローム計算器で誤り符号が検出されるまでの
データは、シンドローム計算と並行して誤り検出処理が
実行できるため、誤り訂正後に全データをバッファメモ
リから誤り検出器に転送する必要がなく、一連の誤り訂
正処理時間を短縮できる。
【0276】また、複数のECCブロックを対象にして
いわゆるパイプライン処理を行うため、一連の誤り訂正
処理時間を短縮できる。
【0277】また、復調したデータのバッファメモリへ
の書き込みに併せてシンドローム計算と誤り検出を行う
ので、一連の誤り訂正処理時間を短縮できる。
【0278】また、データの種類に応じては、バッファ
メモリへの後続のデータの書き込みと誤り訂正済のデー
タの下流側への転送を同時に行うので、一連の誤り訂正
処理時間を短縮できる。
【0279】また、データの内容や状態に応じた誤り訂
正をなすので、一連の誤り訂正処理時間を短縮できる。
【0280】更にまた、以上の処理を組み合わせるの
で、一連の誤り訂正処理時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVDの1セクタのデータフォーマットを示
す図である。
【図2】 DVDの誤り訂正コードを含んだ1ブロック
のデータフォーマットを示す図である。
【図3】 従来の誤り訂正装置の構成図である。
【図4】 上記誤り訂正装置の処理の手順を示した図で
ある。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の誤り訂正装置の
構成図である。
【図6】 上記誤り訂正装置の処理の手順を示した図で
ある。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の誤り訂正装置の
構成図である。
【図8】 上記誤り訂正装置の処理の手順を示した図で
ある。
【図9】 本発明の第3の実施の形態の誤り訂正装置の
構成図である。
【図10】 上記誤り訂正装置の処理の手順を示した図
である。
【図11】 本発明の第4の実施の形態の誤り訂正装置
の構成図である。
【図12】 本発明の第5の実施の形態の誤り訂正装置
の構成図である。
【図13】 上記実施の形態の誤り訂正装置の誤り符号
とデータ転送範囲を説明する図である。
【図14】 本発明の第6の実施の形態の誤り訂正装置
の構成図である。
【図15】 上記実施の形態の誤り訂正装置の動作を説
明するタイミング図である。
【図16】 上記実施の形態の誤り訂正装置の誤り符号
とデータ転送範囲を説明する図である。
【図17】 本発明の第7の実施の形態の誤り訂正装置
の構成図である。
【図18】 上記実施の形態の誤り訂正装置でのパイプ
ライン処理の効果を概念的に示す図である。
【図19】 本発明の第8の実施の形態の誤り訂正装置
の構成図である。
【図20】 上記実施の形態の誤り訂正装置でパイプラ
イン処理を円滑に行うために制御部が保持し、管理して
いる参照表を概念的に示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御装置 2 DMA制御装置 3 バス制御装置 4 バッファメモリ 41 第1バッファメモリ 42 第2バッファメモリ 5 シンドローム計算器 51 第1のシンドローム計算器 52 第2のシンドローム計算器 60 選択回路 6 誤り訂正器 7 誤り検出器 71 第1の誤り検出器 72 第2の誤り検出器 8,80,801〜806 途中結果レジスタ 81〜86 同上 9 転送制御装置(下流側処理部) 10 復調回路(上流側処理部) 11 データバス 12 DMAコマンド 13 DMAリクエスト 14 バッファメモリアクセス信号 15 シンドロームデータ供給信号 16 シンドローム 161、162 シンドローム 17 アクセス要求信号 18 誤り訂正器アクセス信号 19 誤り訂正完了信号 20 誤り検出データ供給信号 21 誤り検出信号 211、212 誤り検出信号 22 誤り符号検出信号 221、222 誤り符号検出信号 23 誤り符号列信号 231、232 誤り符号列信号 24 誤り訂正位置信号 25 復調符号入力信号 29 受信符号 30 誤り訂正完了後の符号 100 誤り訂正装置 101 バッファ切換え制御部 102 バッファデータ転送制御部 103 初期設定部 201 光ディスク 202 スピンドルモータ 203 光学ヘッド 204 アンプ 205 外部装置 300 制御部 301,302 セレクタ 303 参照テーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−107648(JP,A) 特開 平10−79677(JP,A) 特開2000−106530(JP,A) 特開2000−114983(JP,A) 特開2000−113607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 - 13/53 G06F 11/10

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各列がデータ部と内符号パリティ部から
    構成されるN列の誤り訂正符号で一つの誤り検出コード
    を有する構造のデータを少なくとも1セクタ格納するバ
    ッファメモリと、該バッファメモリから読出されたデー
    タに対してシンドロームを生成するシンドローム計算手
    段と、シンドローム計算手段で生成されたシンドローム
    から誤り位置の検出及び誤り数値計算を行ってバッファ
    メモリ内の誤りデータを訂正する誤り訂正手段と、誤り
    訂正手段によって訂正されたデータに対して1セクタ毎
    に誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り検出手段におけ
    る誤り検出処理の途中結果を列単位で格納する記憶手段
    と、バッファメモリとシンドローム計算手段と誤り訂正
    手段と誤り検出手段との間のデータ転送を司るバス制御
    手段と、誤り訂正のための各種の処理を所定の手順で行
    いまた必要な回数なさしめる等の制御をするシステム制
    御手段とを有する誤り訂正装置において、 上記バス制御手段は、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されるまで
    は、上記バッファメモリから上記シンドローム計算手段
    と上記誤り検出手段とに誤り訂正すべきデータを列単位
    で同時に転送するシンドローム発生前同時転送小手段
    と、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されると、
    バッファメモリの後続のデータは列単位で上記シンドロ
    ーム計算手段のみに転送するシンドローム発生後一方転
    送小手段と、 上記シンドローム計算手段からのシンドロームを基に上
    記誤り訂正手段によるバッファメモリ内のデータの誤り
    訂正後に、上記誤り符号が検出されたデータを含む符号
    列から最後の符号列までの訂正後のデータを誤り検出の
    ため上記バッファメモリから上記誤り検出手段に列単位
    で転送する誤り検出用データ転送小手段を有し、 上記誤り検出手段は、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されるまで
    は、誤り検出の途中結果を符号列毎に上記記憶手段に格
    納しながら、上記シンドローム計算手段でのシンドロー
    ム計算と並行して上記バッファメモリから送られてくる
    符号列の誤り検出を実行する平行処理小手段と、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出された以降
    の符号列の誤り検出は、上記誤り訂正手段による誤り訂
    正後バッファメモリから転送されてくるデータに対し
    て、上記記憶手段に既に記憶されている誤り発生前の内
    容の符号列から引き続いて誤り検出を実行する訂正後誤
    り検出小手段とを有していることを特徴とする誤り訂正
    装置。
  2. 【請求項2】 誤り訂正装置は、更にバッファメモリに
    対するDMA転送を制御するDMA制御手段を備え、 上記システム制御手段は、 誤り訂正処理の開始にあたって上記DMA制御手段に上
    記バッファメモリから誤り訂正すべきデータを上記シン
    ドローム計算手段と上記誤り検出手段とに転送する第1
    のDMA転送指示を与える第1のDMA転送指示小手段
    と、 上記誤り訂正装置から誤り訂正の完了が通知されると、
    上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出された場合
    のみ上記シンドローム計算手段からの誤り符号列情報を
    元に上記誤り符号が検出された符号列を含むそれ以降の
    データを上記バッファメモリから上記誤り検出手段に転
    送する第2のDMA転送指示を与える第2のDMA転送
    指示小手段とを有し、 上記DMA制御手段は、 上記システム制御手段からの第1のDMA転送指示及び
    第2のDMA転送指示に従って上記バス制御手段にDM
    A転送の要求を行うバス制御手段用転送制御小手段を有
    していることを特徴とする請求項1記載の誤り訂正装
    置。
  3. 【請求項3】 各列がデータ部と内符号パリティ部から
    構成されるN列の誤り訂正符号で一つの誤り検出コード
    を有する構造のデータを少なくとも1セクタ格納するバ
    ッファメモリと、該バッファメモリから読出されたデー
    タに対してシンドロームを生成するシンドローム計算手
    段と、シンドローム計算手段で生成されたシンドローム
    から誤り位置の検出及び誤り数値計算を行ってバッファ
    メモリ内の誤りデータを訂正する誤り訂正手段と、誤り
    訂正手段によって訂正されたデータに対して1セクタ毎
    に誤り検出を行う誤り検出手段と、バッファメモリとシ
    ンドローム計算手段と誤り訂正手段と誤り検出手段との
    間のデータ転送を司るバス制御手段と、誤り訂正のため
    の各種の処理を所定の手順で行いまた必要な回数なさし
    める等の制御をするシステム制御手段とを有する誤り訂
    正装置において、 上記バス制御手段は、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されるまで
    は、上記バッファメモリから上記シンドローム計算手段
    と上記誤り検出手段とに列単位で同時に誤り訂正すべき
    データを転送する同時転送小手段と、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出された場合
    のみ、上記誤り訂正手段による誤り訂正後に、誤り符号
    が検出された列以降の誤りを訂正されたデータを含む当
    該セクタのデータを誤り検出のため上記バッファメモリ
    から上記誤り検出手段にデータ転送するよう制御する誤
    り検出用データ転送小手段を有し、 上記誤り検出手段は、 上記シンドローム計算手段でのシンドローム計算と並行
    して上記バッファメモリから送られてくる符号列との誤
    り検出を実行する並行誤り検出小手段と、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出された場合
    のみ、上記誤り訂正手段による誤り訂正後のデータに対
    して再度誤り検出を実行する誤り検出後誤り検出小手段
    とを有していることを特徴とする誤り訂正装置。
  4. 【請求項4】 誤り訂正装置は、更に上記バッファメモ
    リに対するDMA転送を制御するDMA制御手段を備
    え、 上記システム制御手段は、 誤り訂正処理の開始にあたって上記DMA制御手段に上
    記バッファメモリから誤り訂正すべきデータを上記シン
    ドローム計算手段と上記誤り検出手段とに転送する第1
    のDMA転送指示を与える第1のDMA転送小手段と、 上記誤り訂正装置から誤り訂正の完了が通知されると、
    上記シンドローム計算手段上で誤り符号が検出された場
    合のみ当該誤り符号が検出されたデータを含むセクタを
    上記バッファメモリから上記誤り検出手段に転送する第
    2のDMA転送指示を与える第2のDMA転送小手段と
    を有し、 上記DMA制御手段は、 上記システム制御手段からの第1のDMA転送指示及び
    第2のDMA転送指示に従って上記バス制御手段にDM
    A転送の要求を行うバス制御手段用転送制御小手段を有
    していることを特徴とする請求項3記載の誤り訂正装
    置。
  5. 【請求項5】 各列がデータ部と内符号パリティ部から
    構成されるN列の誤り訂正符号で一つの誤り検出コード
    を有する構造のデータを少なくとも1セクタ格納するバ
    ッファメモリと、該バッファメモリから読出されたデー
    タに対してシンドロームを生成するシンドローム計算手
    段と、シンドローム計算手段で生成されたシンドローム
    から誤り位置の検出及び誤り数値計算を実行してバッフ
    ァメモリ内の誤りデータを訂正する誤り訂正手段と、誤
    り訂正手段によって訂正されたデータに対して1セクタ
    毎に誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り検出手段にお
    ける誤り検出処理の途中結果を列単位で格納する記憶手
    段と、バッファメモリとシンドローム計算手段と誤り訂
    正手段と誤り検出手段との間のデータ転送を司るバス制
    御手段と、誤り訂正のための各種の処理を所定の手順で
    行いまた必要な回数なさしめる等の制御をするシステム
    制御手段とを有する誤り訂正装置において、 上記バス制御手段は、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されるまで
    は、上記バッファメモリから上記シンドローム計算手段
    と上記誤り検出手段とに誤り訂正すべきデータを列単位
    で同時に転送する第1の転送を実行し、上記シンドロー
    ム計算手段で誤り符号が検出されると上記第1の転送を
    中断する第1の転送小手段と、 上記シンドローム計算手段からのシンドロームを基に上
    記誤り訂正手段による誤り訂正後に、上記誤りが検出さ
    れ、訂正された符号列を上記バッファメモリから上記誤
    り検出手段に転送する第2の転送を実行する第2の転送
    小手段と、 上記第2の転送の完了後に、上記第2の転送のなされた
    符号列以降の符号列について前記第1の転送小手段に第
    1の転送を再開させる第1の転送再開制御小手段を有
    し、 上記誤り検出手段は、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されるまで
    は、誤り検出の途中結果を符号列毎に上記記憶手段に格
    納しながら、上記シンドローム計算手段でのシンドロー
    ム計算と並行して上記バッファメモリから送られてくる
    符号列の誤り検出を行う第1の誤り検出を実行する第1
    の誤り検出小手段と、 上記シンドローム計算手段で誤り符号が検出されると上
    記誤り訂正手段により検出され誤りが訂正された当該符
    号列に対しては、上記記憶手段に既に記憶されている誤
    り発生前の内容の符号列から引き続いて誤り検出を行う
    第2の誤り検出を実行する第2の誤り検出小手段と、 当該訂正済の符号列へ対しての第2の誤り検出が完了
    後、後続の符号列に対しては、前記第1の誤り検出小手
    段による誤り検出を再開させる第1の誤り検出再開制御
    小手段とを有していることを特徴とする誤り訂正装置。
  6. 【請求項6】 上記誤り訂正装置は、更にバッファメモ
    リに対するDMA転送を制御するDMA制御手段を備
    え、 上記システム制御手段は、 誤り訂正処理の開始にあたって上記DMA制御手段に上
    記バッファメモリから誤り訂正すべきデータを上記シン
    ドローム計算手段と上記誤り検出手段とに転送するDM
    A転送指示を与るDMA転送指示小手段を有し、 上記DMA制御手段は、 上記システム制御手段からのDMA転送指示に従って上
    記バス制御手段にDMA転送の要求を行うバス制御手段
    用転送制御小手段を有していることを特徴とする請求項
    5記載の誤り訂正装置。
  7. 【請求項7】 複数回誤り訂正が可能となるようデータ
    部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横方
    向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列から
    なる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位とし
    て誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを少なく
    とも1ECCブロック格納するバッファメモリと、該バ
    ッファメモリから読み出されたデータに対してシンドロ
    ームを生成するシンドローム計算手段と、シンドローム
    計算手段で生成されたシンドロームから誤り位置及び誤
    り数値計算を行ってバッファメモリ内の誤りデータを訂
    正する誤り訂正手段と、バッファメモリから読み出され
    たデータに対して誤り検出を行う誤り検出手段と、バッ
    ファメモリと前記シンドローム計算手段と誤り訂正手段
    と誤り検出手段との間のデータ転送を司るバス制御手段
    と、誤り訂正のための各種の処理を所定の手順で行いま
    た必要な回数なさしめる等の制御をするシステム制御手
    段を有する誤り訂正装置において、 上記システム制御手段は、 第1回目の誤り訂正として、バッファメモリから誤り検
    出コードの計算と同じ方向にデータを読み出して、上記
    シンドローム計算手段が誤り符号を検出するまでは上記
    シンドローム計算手段と上記誤り検出手段とに同時に転
    送し、前者にはシンドローム計算を後者には誤り検出を
    並行して実行させ、更に上記シンドローム計算手段が誤
    り符号を検出すると上記誤り訂正手段に対して誤り訂正
    を実行させ、併せて当該誤り符号を含む符号列を特定す
    る情報を上記シンドローム計算手段若しくは上記誤り訂
    正手段からシステム制御装置に対して出力させる第1回
    誤り訂正制御小手段と、 偶数回目の誤り訂正として、先の奇数回目の誤り訂正で
    行った方向と異なる方向の符号列についてバッファメモ
    リから読み出して、上記シンドローム計算手段が誤り符
    号を検出するまでは上記シンドローム計算手段と上記誤
    り検出手段とに同時に転送し、前者にはシンドローム計
    算を後者には誤り検出を並行して実行させ、更に上記シ
    ンドローム計算手段が誤り符号を検出すると上記誤り訂
    正手段に対して誤り訂正を実行させ、併せてその誤り訂
    正時に上記誤り訂正手段から得られる誤り訂正符号列内
    の誤り符号の位置を特定する情報をシステム制御装置に
    対して出力させる偶数回誤り訂正制御小手段と、 上記誤り符号を含む符号列を特定する情報と上記誤り訂
    正符号列内の誤り符号の位置を特定する情報とから、奇
    数回目及びそれに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が
    検出されなかった範囲をセクタ単位で特定する誤り不存
    在範囲特定小手段と、 第3回以降の奇数回目の誤り訂正として、1ECCブロ
    ック内で上記誤り不存在範囲特定小手段が先の偶数回ま
    での誤り訂正で誤り符号の検出されなかった範囲とした
    セクタを除き先の奇数回目の誤り訂正で行ったのと同じ
    方向の符号について、上記シンドローム計算手段が誤り
    符号を検出するまでは上記シンドローム計算手段と上記
    誤り検出手段とに同時に転送し、前者にはシンドローム
    計算を後者には誤り検出を並行して実行させ、更に上記
    シンドローム計算手段が誤り符号を検出すると上記誤り
    訂正手段に対して誤り訂正を実行させ、併せて当該誤り
    符号を含む符号列を特定する情報を上記シンドローム計
    算手段若しくは上記誤り訂正手段からシステム制御装置
    に対して出力させる奇数回誤り訂正制御小手段と、 上記奇数回と偶数回の誤り訂正を所定回繰り返させる回
    数制御小手段とを有していることを特徴とする誤り訂正
    装置。
  8. 【請求項8】 前記回数制御小手段は、 誤り訂正を最大3度繰り返させる3回繰り返し制御小手
    段であることを特徴とする請求項7記載の誤り訂正装
    置。
  9. 【請求項9】 上記シンドローム計算手段による誤り符
    号の検出の有るまでは、誤りの検出されなかった各符号
    列についての上記誤り検出手段における誤り検出処理の
    途中結果を符号列単位で順に格納する記憶手段を有し、 前記誤り不存在範囲特定小手段は、 上記誤り符号を含む符号列を特定する情報と上記誤り訂
    正符号列内の誤り符号の位置を特定する情報とから、奇
    数回目及びそれに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が
    検出されなかった範囲をセクタの符号列単位で特定する
    誤り不存在セクタの符号列範囲特定小手段であり、 前記奇数回誤り訂正制御小手段は、 第3回目以降の奇数回の誤り訂正時には、上記誤り不存
    在セクタの符号列範囲特定小手段の特定した情報を基
    に、上記バス制御手段に誤り符号の検出されたセクタの
    先頭からではなく誤り符号が検出されたセクタの符号列
    からのデータの同時転送を開始させ、併せて上記シンド
    ローム計算手段には当該符号列からシンドローム計算を
    なさせ、上記誤り検出手段には前記記憶手段に記憶され
    た内容を初期値としてセクタの途中の符号列から誤り検
    出を実行させる途中結果利用奇数回誤り訂正制御小手段
    であることを特徴とする請求項7若しくは請求項8記載
    の誤り訂正装置。
  10. 【請求項10】 上記シンドローム計算手段による誤り
    符号の検出の有るまでは、誤りの検出されなかった各符
    号列についての上記誤り検出手段における誤り検出処理
    の途中結果を各セクタ毎に符号列単位で順に格納する各
    セクタ用記憶手段を有し、 前記誤り不存在範囲特定小手段は、 上記誤り符号を含む符号列を特定する情報と上記誤り訂
    正符号列内の誤り符号の位置を特定する情報とから、奇
    数回目及びそれに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が
    検出されなかった範囲を各セクタの各符号列単位で特定
    する各セクタ用誤り不存在符号列範囲特定小手段であ
    り、 前記奇数回誤り訂正制御小手段は、 第3回目以降の奇数回の誤り訂正時には、上記各セクタ
    用誤り不存在符号列範囲特定小手段の特定した情報を基
    に、上記バス制御手段に誤り符号の検出されたセクタの
    先頭からではなく誤り符号が検出された各セクタ毎にそ
    の誤り符号が検出された符号列からのデータの同時転送
    を開始させ、併せて上記シンドローム計算手段には当該
    符号列からシンドローム計算をなさせ、上記誤り検出手
    段には前記記憶手段に記憶された内容を初期値としてセ
    クタの途中の符号列から誤り検出を実行させる途中結果
    利用奇数回誤り訂正制御小手段であることを特徴とする
    請求項7若しくは請求項8記載の誤り訂正装置。
  11. 【請求項11】 上記シンドローム計算手段による誤り
    符号の検出の有るまでは、誤りの検出されなかった各符
    号列についての上記誤り検出手段における誤り検出処理
    の途中結果を各セクタ群毎に符号列単位で順に格納する
    各セクタ群用記憶手段を有し、 前記誤り不存在範囲特定小手段は、 上記誤り符号を含む符号列を特定する情報と上記誤り訂
    正符号列内の誤り符号の位置を特定する情報とから、奇
    数回目及びそれに続く偶数回目の誤り訂正で誤り符号が
    検出されなかった範囲を各セクタ群の各符号列単位で特
    定する各セクタ群用誤り不存在符号列範囲特定小手段で
    あり、 前記奇数回誤り訂正制御小手段は、 第3回目以降の奇数回の誤り訂正時には、上記各セクタ
    用誤り不存在符号列範囲特定小手段の特定した情報を基
    に、上記バス制御手段に誤り符号の検出されたセクタの
    先頭からではなく誤り符号が検出された各セクタ群毎に
    その誤り符号が検出された符号列からのデータの同時転
    送を開始させ、併せて上記シンドローム計算手段には当
    該符号列からシンドローム計算をなさせ、上記誤り検出
    手段には前記記憶手段に記憶された内容を初期値として
    セクタの途中の符号列から誤り検出を実行させる途中結
    果利用奇数回誤り訂正制御小手段であることを特徴とす
    る請求項7若しくは請求項8記載の誤り訂正装置。
  12. 【請求項12】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを複数
    対象にしてその誤り訂正を並列に行うため、請求項1、
    請求項2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10若しくは請求項11記載の誤り訂
    正装置において更に、 上記バッファメモリは、 並列に処理するECCブロックに相応した複数ECCブ
    ロック区分け記憶可能型バッファメモリであり、 前記誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途中結果を
    格納する記憶手段は、 各処理対象のECCブロック毎に区分けして格納する処
    理対象ECCブロック区分型記憶手段であり、 前記システム制御手段は、 誤り訂正処理の終了したECCブロックを後流側へ流
    し、それに換えて新しく処理対象になったECCブロッ
    クを前記複数ECCブロック区分け記憶可能型バッファ
    メモリへ格納し、併せてこの事を上記バス制御手段、上
    記シンドローム計算手段、上記誤り検出手段、上記誤り
    訂正手段に認識させる各手段用ECCブロックパイプラ
    イン処理認識制御小手段と、 上記バス制御手段による上記シンドローム計算手段と上
    記誤り検出手段と上記誤り訂正手段への誤り検出や誤り
    訂正のためのデータの転送の制御、上記誤り訂正手段に
    よる誤り訂正、上記バス制御手段による該訂正後のデー
    タの前記バッファメモリへの書き込みに際しての制御、
    上記誤り検出手段が上記記憶手段へ途中結果を格納する
    際に目下処理対象としているECCブロックを認識し、
    必要な処理対象のECCブロックの選定を行わせる各手
    段用各ECCブロック認識制御小手段と、 自システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手段、偶
    数回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小手段、
    回数制御小手段その他若し有しているならばDMA転送
    指示小手段等に、誤り訂正処理の終了したECCブロッ
    クを後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象になった
    ECCブロックを前記複数ECCブロック区分け記憶可
    能型バッファメモリへ格納したことと、前記各小手段が
    目下処理対象としているECCブロックとを認識させる
    自手段内各小手段用のパイプライン処理における各EC
    Cブロック認識制御小手段とを有していることを特徴と
    する誤り訂正装置。
  13. 【請求項13】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを複数
    対象にしてその誤り訂正を並列に行うため、請求項1、
    請求項2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10若しくは請求項11記載の誤り訂
    正装置において更に、 上記バッファメモリは、 並列に処理する各ECCブロックを区分けして格納する
    各ECCブロック区分け記憶可能型バッファメモリであ
    り、 前記誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途中結果を
    格納する記憶手段は、 目下処理対象としている各ECCブロック毎に区分け
    し、更に各ECCブロック毎の符号列、各ECCブロッ
    クの各セクタ群毎の符号列若しくは各ECCブロックの
    各セクタ毎の符号列を区分けして格納する処理対象EC
    Cブロックと符号列等区分け可能型記憶手段であり、 前記システム制御手段は、 誤り訂正処理の終了したECCブロックを後流側へ流
    し、それに換えて新しく処理対象になったECCブロッ
    クを前記複数ECCブロック区分け記憶可能型バッファ
    メモリへ格納し、併せてこの事を上記バス制御手段、上
    記シンドローム演算手段、上記誤り検出手段、上記誤り
    訂正手段に認識させる各手段用ECCブロックパイプラ
    イン処理認識制御小手段と、 上記バス制御手段による上記シンドローム計算手段と上
    記誤り検出手段と上記誤り訂正手段への誤り検出や誤り
    訂正のためのデータの転送の制御、上記誤り訂正手段に
    よる誤り訂正、上記バス制御手段による該訂正後のデー
    タの前記バッファメモリへの書き込みに際しての制御、
    上記誤り検出手段が上記記憶手段へ途中結果を格納する
    際に、目下処理対象としているECCブロックについ
    て、前記処理対象ECCブロックと符号列等区分け可能
    型記憶手段の記憶する内容に相応して、必要な処理対象
    のECCブロックの符号列等の選定を行わせる各手段用
    各ECCブロック符号列等認識制御小手段と、 自システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手段、偶
    数回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小手段、
    回数制御小手段その他若し有しているならばDMA転送
    指示小手段等に、誤り訂正処理の終了したECCブロッ
    クを後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象になった
    ECCブロックを前記各ECCブロック区分け記憶可能
    型バッファメモリへ格納したことと、前記処理対象EC
    Cブロックと符号列等区分け可能型記憶手段の記憶する
    内容に相応して前記各小手段が目下処理対象としている
    ECCブロックやその符号列等とを認識させる自手段内
    各小手段用のパイプライン処理における各ECCブロッ
    ク符号列等認識制御小手段と有していることを特徴とす
    る誤り訂正装置。
  14. 【請求項14】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを複数
    対象にしてその誤り訂正を並列に行うため、請求項1、
    請求項2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10若しくは請求項11記載の誤り訂
    正装置において更に、 上記バッファメモリは、 並列に処理するECCブロックに相応した複数ECCブ
    ロック区分け記憶可能型バッファメモリであり、 前記誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途中結果を
    格納する記憶手段は、 各処理対象のECCブロック毎に区分けして格納する処
    理対象ECCブロック区分型記憶手段であり、 前記システム制御手段は、 誤り訂正処理の終了したECCブロックを一括して後流
    側へ流し、それに換えて新しく処理対象になったECC
    ブロックを一括して前記複数ECCブロック区分け記憶
    可能型バッファメモリへ格納し、併せてこの事を上記バ
    ス制御手段、上記シンドローム計算手段、上記誤り検出
    手段、上記誤り訂正手段に認識させる一括型手段用EC
    Cブロックパイプライン処理認識制御小手段と、 上記バス制御手段による上記シンドローム計算手段と上
    記誤り検出手段と上記誤り訂正手段への誤り検出や誤り
    訂正のためのデータの転送の制御、上記誤り訂正手段に
    よる誤り訂正、上記バス制御手段による該訂正後のデー
    タの前記バッファメモリへの書き込みに際しての制御、
    上記誤り検出手段が上記記憶手段へ途中結果を格納する
    際に目下処理対象としているECCブロックを認識し、
    必要な処理対象のECCブロックの選定を行わせる一括
    型各手段用各ECCブロック認識制御小手段と、 自システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手段、偶
    数回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小手段、
    回数制御小手段その他若し有しているならばDMA転送
    指示小手段等に誤り訂正処理の終了したECCブロック
    を一括して後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象に
    なったECCブロックを一括して前記複数ECCブロッ
    ク区分け記憶可能型バッファメモリへ格納したことと、
    前記各小手段が目下処理対象としているECCブロック
    とを認識させる自手段内各小手段用のパイプライン処理
    における一括型各ECCブロック認識制御小手段と有し
    ていることを特徴とする誤り訂正装置。
  15. 【請求項15】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを複数
    対象にしてその誤り訂正を並列に行うため、請求項1、
    請求項2、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10若しくは請求項11記載の誤り訂
    正装置において更に、 上記バッファメモリは、 並列に処理する各ECCブロックを区分けして格納する
    各ECCブロック区分け記憶可能型バッファメモリであ
    り、 前記誤り検出手段の生成する誤り検出処理の途中結果を
    格納する記憶手段は、 目下処理対象としている各ECCブロック毎に区分け
    し、更に各ECCブロック毎の符号列、各ECCブロッ
    クの各セクタ群毎の符号列若しくは各ECCブロックの
    各セクタ毎の符号列を区分けして格納する処理対象EC
    Cブロックと符号列等区分け可能型記憶手段であり、 前記システム制御手段は、 誤り訂正処理の終了したECCブロックを一括して後流
    側へ流し、それに換えて新しく処理対象になったECC
    ブロックを一括して前記複数ECCブロック区分け記憶
    可能型バッファメモリへ格納し、併せてこの事を上記バ
    ス制御手段、上記シンドローム演算手段、上記誤り検出
    手段、上記誤り訂正手段に認識させる一括型各手段用E
    CCブロックパイプライン処理認識制御小手段と、 上記バス制御手段による上記シンドローム計算手段と上
    記誤り検出手段と上記誤り訂正手段への誤り検出や誤り
    訂正のためのデータの転送の制御、上記誤り訂正手段に
    よる誤り訂正、上記バス制御手段による該訂正後のデー
    タの前記バッファメモリへの書き込みに際しての制御、
    上記誤り検出手段が上記記憶手段へ途中結果を格納する
    際に、目下処理対象としているECCブロックについ
    て、前記処理対象ECCブロックと符号列等区分け可能
    型記憶手段の記憶する内容に相応して、必要な処理対象
    のECCブロックの符号列等の選定を行わせる一括型各
    手段用各ECCブロック符号列等認識制御小手段と、 自システム制御手段内の第1回誤り訂正制御小手段、偶
    数回誤り訂正制御小手段、奇数回誤り訂正制御小手段、
    回数制御小手段その他若し有しているならばDMA転送
    指示小手段等に、誤り訂正処理の終了したECCブロッ
    クを一括して後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象
    になったECCブロックを一括して前記各ECCブロッ
    ク区分け記憶可能型バッファメモリへ格納したことと、
    前記処理対象ECCブロックと符号列等区分け可能型記
    憶手段の記憶する内容に相応して前記各小手段が目下処
    理対象としているECCブロックやその符号列等とを認
    識させる自手段内各小手段用のパイプライン処理におけ
    る一括型各ECCブロック符号列等認識制御小手段と有
    していることを特徴とする誤り訂正装置。
  16. 【請求項16】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを対象
    にしてその誤り訂正を行うだけでなく、復調した符号を
    バッファメモリに格納する際にもこれと並列にシンドロ
    ーム計算と誤り検出を行う誤り訂正装置であって、 バッファメモリを介してシンドローム計算を行う第1の
    シンドローム計算手段と、 前記第1のシンドローム計算手段と組の第1の誤り検出
    手段と、 復調した符号をバッファメモリを介さずシンドローム計
    算を行う第2のシンドローム計算手段と、 前記第2のシンドローム計算手段と組の第2の誤り検出
    手段と、 前記第1の誤り検出手段と前記第2の誤り検出手段の演
    算の途中結果を格納する記憶手段と、 上流から送られてきたデータを、前記第2のシンドロー
    ム計算手段が誤り符号を検出するまではバッファメモリ
    に格納するのに並行して前記第2のシンドローム計算手
    段と第2の誤り検出手段とに送るバッファメモリ並行転
    送手段と、 前記第2のシンドローム計算手段が誤り符号を検出した
    後は、当該誤り符号が検出されるまでの符号列に対する
    前記第2の誤り検出手段の演算の途中結果を前記記憶手
    段に送り、更に同じ方向の第2回目以降の誤り訂正にお
    いては前記第2のシンドローム計算手段が誤り符号を検
    出した後は、当該誤り符号が検出されるまでの符号列に
    対する前記第2の誤り検出手段の演算の途中結果を前記
    記憶手段に送る様に切換えを行う検出手段切換え手段
    と、 前記第1の誤り検出手段若しくは前記第2の誤り検出手
    段が誤り符号列を検出した後は誤り訂正を行う誤り訂正
    手段と、 同じ方向の第2回目以降の誤り訂正においては、前記第
    1のシンドローム計算手段が誤り符号を検出するまでは
    バッファメモリに格納されているデータのうち、前記記
    憶手段に格納されている以降の符号列から前記第1のシ
    ンドローム計算手段と第1の誤り検出手段とに送る並行
    転送制御手段と、 同じ方向の第2回目以降の前記第2の誤り検出手段によ
    る誤り検出においては、前記記憶手段に記憶されている
    途中結果を利用して以降の符号列の誤り検出を行わせる
    第2回目以降検出処理済データ流用制御手段とを有して
    いることを特徴とする誤り訂正装置。
  17. 【請求項17】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを対象
    にしてその誤り訂正を行うだけでなく、復調した符号を
    バッファメモリに格納する際にもこれと並列にシンドロ
    ーム計算と誤り検出を行う誤り訂正装置であって、 バッファメモリを介してシンドローム計算を行う第1の
    シンドローム計算手段と、 前記第1のシンドローム計算手段と組の第1の誤り検出
    手段と、 復調した符号をバッファメモリを介さずシンドローム計
    算を行う第2のシンドローム計算手段と、 前記第2のシンドローム計算手段と組の第2の誤り検出
    手段と、 前記第1の誤り検出手段と前記第2の誤り検出手段の、
    ECCブロック、各セクタ、各セクタ群等毎の予め定め
    られたデータ単位毎における演算の途中結果を当該デー
    タ単位毎に区分けして格納する記憶手段と、 上流から送られてきたデータを、上記データ単位毎に前
    記第2のシンドローム計算手段が誤り符号を検出するま
    ではバッファメモリに格納するのに並行して前記第2の
    シンドローム計算手段と第2の誤り検出手段とに順に送
    るバッファメモリ並行転送手段と、 上記データ単位毎に、前記第2のシンドローム計算手段
    が誤り符号を検出した後は、当該誤り符号が検出される
    までの符号列に対する前記第2の誤り検出手段の演算の
    途中結果を前記記憶手段に送り、更に同じ方向の第2回
    目以降の誤り訂正においては前記第2のシンドローム計
    算手段が誤り符号を検出した後は、当該誤り符号が検出
    されるまでの符号列に対する前記第2の誤り検出手段の
    演算の途中結果を前記記憶手段に送る様に切換えを行う
    検出手段切換え手段と、 前記第1の誤り検出手段若しくは前記第2の誤り検出手
    段が誤り符号列を検出した後は誤り訂正を行う誤り訂正
    手段と、 同じ方向の第2回目以降の誤り訂正においては、上記デ
    ータ単位毎に前記第1のシンドローム計算手段が誤り符
    号を検出するまではバッファメモリに格納されているデ
    ータのうち、前記記憶手段に格納されている以降の符号
    列から前記第1のシンドローム計算手段と第1の誤り検
    出手段とに送る並行転送制御手段と、 前記第1の誤り検出手段若しくは前記第2の誤り検出手
    段が誤り符号列を検出した後は誤り訂正を行う誤り訂正
    手段と、 上記データ単位毎に、前記第2の誤り検出手段による同
    じ方向の第2回目以降の誤り検出においては、前記記憶
    手段に記憶されている途中結果を利用して以降の符号列
    の誤り検出を行わせる第2回目以降検出処理済データ流
    用制御手段とを有していることを特徴とする誤り訂正装
    置。
  18. 【請求項18】 複数回誤り訂正が可能となるようデー
    タ部とパリティ部からなる誤り訂正符号列を縦方向と横
    方向とに複数配置し、縦若しくは横方向の所定数の列か
    らなる所定のデータ(横方向はセクタと言う)を単位と
    して誤り訂正を行うデータ構造たるECCデータを複数
    対象にして、いわゆるパイプライン処理によりそれらの
    誤り訂正を同時あるいは並列的に行うだけでなく、復調
    したデータをバッファメモリに格納する際にもこれと並
    列に当該復調したデータに対してシンドローム計算と誤
    り検出を行う誤り訂正装置であって、 パイプラインで処理する各ECCブロックを区分けして
    格納するバッファメモリと、 シンドローム計算を行う第1のシンドローム計算手段
    と、 前記第1のシンドローム計算手段と組の第1の誤り検出
    手段と、 シンドローム計算を行う第2のシンドローム計算手段
    と、 前記第2のシンドローム計算手段と組の第2の誤り検出
    手段と、 前記第1の誤り検出手段と前記第2の誤り検出手段の、
    ECCブロック、各セクタ、各セクタ群等毎の予め定め
    られたデータ単位毎における演算の途中結果を目下処理
    している各ECCブロックの当該データ単位毎に区分け
    して格納する記憶手段と、 上流側から送られてくる復調されたデータに対してのシ
    ンドローム計算を上記2個のシンドローム計算手段のい
    ずれか一方に行わせ、また前記バッファメモリに格納さ
    れているデータが有れば他方のシンドローム計算手段に
    シンドローム計算を行わせる復調符号用計算選択手段
    と、 上流から送られてきたデータを、上記データ単位毎に前
    記復調符号用計算選択手段に選択されたシンドローム計
    算手段が誤り符号を検出するまでは、前記バッファメモ
    リに格納するのに並行して該シンドローム計算手段とこ
    れと組の誤り検出手段とに順に送るバッファメモリ並行
    転送手段と、 上記データ単位毎に、前記復調符号用計算選択手段に選
    択されたシンドローム計算手段が上流から送られてきた
    データに対して誤り符号を検出した後は、当該誤り符号
    が検出されるまでの符号列に対する組の誤り検出手段の
    演算の途中結果を前記記憶手段に送り、更に同じ方向の
    第2回目以降の誤り訂正においては担当するシンドロー
    ム計算手段が誤り符号を検出した後は、当該誤り符号が
    検出されるまでの符号列に対する対応する組の誤り検出
    手段の演算の途中結果を前記記憶手段に送る様に切換え
    を行う検出手段切換え手段と、 前記第1の誤り検出手段若しくは前記第2の誤り検出手
    段が誤り符号列を検出した後は誤り訂正を行う誤り訂正
    手段と、 前記バッファメモリに格納されたデータに対してのシン
    ドローム計算を上記2個のシンドローム計算手段のいず
    れに行わせるかを、上記各ECCブロック、データ単位
    毎に決定する格納符号用計算選択手段と、 同じ方向の第2回目以降の誤り訂正においては、上記デ
    ータ単位毎に前記第1のシンドローム計算手段が誤り符
    号を検出するまでは前記バッファメモリに格納されてい
    るデータのうち、前記記憶手段に格納されている以降の
    符号列から前記第1のシンドローム計算手段と第1の誤
    り検出手段うち担当する方に送る並行転送制御手段と、 上記データ単位毎に、前記いずれかの誤り検出手段によ
    る同じ方向の第2回目以降の誤り検出においては、前記
    記憶手段に記憶されている途中結果を利用して以降の符
    号列の誤り検出を行わせる第2回目以降検出処理済デー
    タ流用制御手段と、 誤り訂正処理の終了したECCブロックを所定の手順で
    後流側へ流し、それに換えて新しく処理対象になったE
    CCブロックを所定の手順で前記バッファメモリへ格納
    し、併せてこの事を前記符号用計算選択手段、前記バッ
    ファメモリ並行転送手段、前記検出手段切換え手段、前
    記2個のシンドローム演算手段、前記誤り検出手段、前
    記誤り訂正手段、前記並行転送制御手段、前記第2回目
    以降検出処理済データ流用制御手段とに認識させる各手
    段用パイプライン処理認識制御手段と、 上記各手段による各種処理に際しての目下処理対象とし
    ているECCブロックやデータ単位の転送や書き換えの
    制御、誤り訂正処理の終了したECCブロックを所定の
    手順で後流側へ流しそれに換えて新しく処理対象になっ
    たECCブロックを所定の手順で前記バッファメモリへ
    格納させる際の他部との調整等を行うシステム制御手段
    とを有していることを特徴とする誤り訂正装置。
  19. 【請求項19】 上記バッファメモリは、1セクタ分、
    1ECC分等所定の容量のものを2個有し、 更に、DVDやCDーROMから読み出した等の誤り訂
    正の対象となる相連続する1セクタ分、1ECC分等所
    定の容量のデータを上記2個のバッファメモリに誤り訂
    正速度に合わせて交互に格納するバッファメモリ格納制
    御手段と、 誤り訂正の対象となるデータの読み出しや書き込みがな
    されるバッファメモリを、相連続する1セクタ、1EC
    C分等所定の容量毎に交互に切り換えるアクセス対象バ
    ッファメモリ切換え制御手段とを有していることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求
    項10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項
    14、請求項15、請求項16、請求項17若しくは請
    求項18記載の誤り訂正装置。
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