JP3527618B2 - 保温式ガス炊飯器 - Google Patents

保温式ガス炊飯器

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恵子 青柳
保男 纐纈
崇史 大宅
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Tokyo Gas Co Ltd
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Toho Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は保温式ガス炊飯器
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の保温式ガス炊飯器を示す全
体断面図である。図に示すように炊飯釜10が上部ケー
ス1の内胴12内に取り外し自在に収容され、この内胴
12の底部の開口から臨ませたガスバーナBの火力によ
って炊飯し、この炊飯時の燃焼排気を炊飯器の側部に開
放させた排気口部12b,12bから排出するようにし
たものである。炊飯後の保温のために、この炊飯釜10
の底部10bの下方でガスバーナBの炎孔部B1の外周
域に電熱ヒータH1を設けることに加え、炊飯釜10の
上部内周壁が結露しないように内胴12の上部外周部に
も電熱ヒータH2を設け、ガスバーナBによる炊飯加熱
終了後は、この電熱ヒータH1,H2によって保温加熱
する。
【0003】従って従来の保温式ガス炊飯器では、かか
る保温加熱の為に、炊飯釜10の下方に設けた電熱ヒー
タH1が直接に炊飯釜10を加熱する構成であり、この
ものでは炊飯釜10の全体が保温されるようにする為
に、内胴12の外周側に断熱材による保温層7を設ける
必要がある。加えて電熱ヒータH2を内胴12の上部外
周部に設けなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな保温式ガス炊飯器では、上記したように電熱ヒータ
H1で直接炊飯釜10を保温加熱する構成であるから、
保温層7を設けるための断熱材の装填作業や、内胴12
の上部外周部に設けられる電熱ヒータH2の取付作業
は、概して煩雑であり製造コストを押し上げ、加えてそ
の為の材料コストもかかる。また、両電熱ヒータH1で
直接炊飯釜10を加熱するため、炊飯釜10における底
部と上部との間で保温温度ムラも生じやすい。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、炊飯釜の保温温度ムラが無く、し
かも保温能力を低下させずに製造及び材料コストを可及
的に低減できる保温式ガス炊飯器を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた請求項1記載の保温式ガス炊飯器は、『ケース
内に設けた内胴の周壁から底部に至る内周全域との間に
間隙が形成されるように炊飯釜を前記内胴に対して取り
出し自在に収容し、前記ケース内に設けた電熱ヒータの
加熱によって前記炊飯釜を保温加熱するようにし、更
に、前記内胴の前記底部に開設された底部開口と前記炊
飯釜の底部との相互間にガスバーナの炎孔部が位置付け
られた保温式ガス炊飯器であって、前記電熱ヒータは熱
伝導性の支持板に配設されて前記内胴の前記底部から間
隙をもって下側に位置付けられ、前記ケース内における
前記内胴の外周側は、前記電熱ヒータの加熱による前記
電熱ヒータ及び前記支持板の熱気が前記内胴へ直接作用
するように、全周にわたって空隙が形成された』ことを
特徴とする。
【0007】この解決手段によれば、ケース内における
内胴の外周側は、全周にわたって空隙が形成され、この
空隙は電熱ヒータ及びその支持板からの熱気が内胴へ直
接作用する通気間隙である。電熱ヒータ及びその支持板
は内胴の下側に位置付けられているから、電熱ヒータが
加熱されると、前記熱気が内胴の底部に作用すると共に
前記空隙を介して内胴の周壁にも作用し、従って内胴が
全体にわたり加熱され、炊飯釜がムラ無く保温加熱され
る。しかも、その為に従来のような内胴の外周側に保温
層や電熱ヒータを設ける必要がなく、製造及び材料コス
トを低減することができる。
【0008】請求項2記載の保温式ガス炊飯器は、請求
項1記載の支持板を限定し、『前記支持板は前記内胴の
底部領域よりも広く設けられた』ことを特徴とする。こ
の解決手段によれば、電熱ヒータが配設される支持板を
内胴の底部領域よりも広くしたため、電熱ヒータ及び支
持板からの熱気が内胴をより一層包囲状に包み込んで加
熱するから、炊飯釜の保温加熱が向上すると共に保温温
度ムラもより一層解消される。また、保温加熱が向上す
る分、容量の小さい電熱ヒータにでき、製造コストを低
減することができる。
【0009】請求項3記載の保温式ガス炊飯器は、請求
項1又は請求項2記載を限定し、『前記電熱ヒータには
コードヒータが用いられ、前記支持板において所定に曲
げ形成されて配設された』ことを特徴とする。この解決
手段によれば、電熱ヒータに安価なコードヒータを用い
ると共に、これを支持板の大きさや形状或は電熱容量に
応じて、任意に曲げ形成して支持板に配設することがで
きるため、製造及び材料コストをより一層低減すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の保
温式ガス炊飯器によれば、電熱ヒータ及びその支持板か
らの熱気を内胴の全体にわたり直接作用させるようにし
たから、炊飯釜の保温温度ムラが解消でき、しかも内胴
の外周側に保温層や電熱ヒータを設ける必要がないので
製造及び材料コストを低減できる。請求項2記載の保温
式ガス炊飯器では、支持板を内胴の底部領域よりも広く
したから、請求項1記載に加えて、保温温度ムラがより
一層解消されると共に、内胴をより一層加熱させること
ができ、又その分電熱ヒータの容量を小さくできる。更
に請求項3記載の保温式ガス炊飯器では、安価なコード
ヒータを用い曲げ形成して支持板に配設するようにした
から、より一層製造及び材料コストを低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の保温式ガス炊飯器につい
て添付の図面を参照しつつ説明する。図1に示すように
本発明の炊飯器は、基本的に図4とほぼ同様の、炊飯釜
10がケース1内の内胴12へ取り外し自在に収容さ
れ、内胴12の底部開口にガスバーナBの炎孔部B1を
臨ませる構成とした。炊飯はガスバーナBの火力によっ
て炊飯し、ガスバーナBへはケース1内の側室11から
空気が取り込まれ、その燃焼排気が排気口部12b,1
2bから排出される。また炊飯釜10の保温加熱は、以
下に説明する電熱ヒータH3の加熱で行うようにしてい
る。
【0012】本発明の炊飯器は、ケース1内において内
胴12の外周壁12aの周囲が全周にわたって空隙とな
っており、従来例(図4)のような断熱材による保温層
がない。この空隙は、その下方のガスバーナB側とも連
通しており、従って内胴12の外表面がこの空隙に連通
している。また従来例の電熱ヒータH1,H2による構
成と相違して、電熱ヒータH3のみが用いられ、しかも
この電熱ヒータH3は炊飯釜10の下側ではなく、内胴
12の下側、即ち図1に示すように内胴底部12cとガ
スバーナ本体B2との間に設けられている。
【0013】電熱ヒータH3には例えばコードヒータが
用いられ、図2に示すように熱板2の上面へ螺旋状に配
設され、また熱板2は熱伝導性材料として例えば薄状の
銅板が用いられているので、電熱ヒータH3が通電され
て加熱すると、電熱ヒータH3及び熱板2の表面から熱
気が放射される。この熱気は、すぐ上方に位置する内胴
12の底部12cへ作用すると共に、内胴12の周壁1
2aにも前記空隙を介して直接的に作用するため、これ
ら底部12c及び周壁12aによる内胴12のほぼ全表
面を加熱し、これにより炊飯釜10が保温加熱される。
即ち内胴12を加熱することで、炊飯釜10全体を保温
するため、保温温度ムラができにくい構造となってい
る。また内胴12の周壁12aとケース1との間は、こ
の空隙により空気断熱される。従って本炊飯器は、従来
のような内胴12の周壁12aの周囲に保温層7や電熱
ヒータH2を設ける必要がないので、そのための手間や
材料を必要とせずコストダウンが図れる。
【0014】電熱ヒータH3が配設され、これと共に熱
気を放射する熱板2は、電熱ヒータH3を固定支持する
支持板としての機能と、放熱板としての機能とを併せ持
つものである。本実施の形態では、図2に示すように、
内胴12の底部12cの平面形状に沿った円形状に形成
されている。そして図1で明らかなように図例の熱板2
は、内胴12における底部12cの領域よりも広くして
いるので、電熱ヒータH3及び熱板2からの熱気が内胴
12を包み込み、より一層効果的に内胴12を加熱する
ことができると共に保温温度ムラのより一層の改善を図
っている。また熱板2の上面で電熱ヒータH3を螺旋状
に配設させるために、熱板2には放射状に配置された複
数の切起部22,22・・が設けられ、電熱ヒータH3
はこれら切起部22,22・・により位置決めされ、螺
旋状に設けられる。尚、熱板2自体の取り付けは、熱板
2の外周縁に設けられた一対の取付片21,21にネジ
止めすることによりケース1内へ固定される。
【0015】本実施の形態では、電熱ヒータH3にコー
ドヒータを用いたので、安価に入手できると共に、熱板
2の大きさや形状或は電熱容量に応じて、任意に曲げ形
成することができるので、組み立てが容易となって、や
はり材料及び製造コストを低減することができる。図例
の電熱ヒータH3では、熱板2の上面で螺旋状に配設さ
れたが、この他ジグザグ状や種々の形状に設けることが
できる。
【0016】図1及び図2で用いた電熱ヒータH3は、
熱板2の上面に配設されたものであるが、この他、図3
に示すように、二枚の熱板23,24により電熱ヒータ
H4を挟着して用いることもできる。また、図示しない
が、電熱ヒータを熱板の下側、即ち図1の逆の構成にし
て用いることもできる。以上、本発明にかかる保温式ガ
ス炊飯器の実施の形態について説明したが、上記に限定
されず、本発明の主旨の範囲で、種々の変更をすること
ができる。即ち電熱ヒータH3としてコードヒータを用
いたがその他種々のヒータ部材が使用できる。また図例
の炊飯器では、ケース1が内胴12側とガスバーナB側
とが一体形成されたものを用いたが、これらが分離した
ものでも適用できる。更に、熱板2の大きさは、底部1
2cよりも広くしているが、設計上の都合等により、必
ずしもこれに限定されず、そして支障のない範囲で熱板
2と底部12cとの相対位置にズレが生じても構わな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の全体断面図である。
【図2】図1に組み込まれる電熱ヒータの平面図であ
る。
【図3】本発明の別の実施の形態の電熱ヒータの部分断
面図である。
【図4】従来の炊飯器の全体断面図である。
【符号の説明】
1・・・ケース 2・・・熱板(支持板) 7・・・保温層 10・・炊飯釜 12・・内胴 22・・切起部 B・・・ガスバーナ H1,H2,H3・・電熱ヒータ 尚、各図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000115854 リンナイ株式会社 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 (74)上記1名の代理人 100111257 弁理士 宮崎 栄二 (外1名) (72)発明者 阿部 真千子 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 青柳 恵子 東京都豊島区巣鴨4−22−4 パーク・ ノヴァ巣鴨1103 (72)発明者 纐纈 保男 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦 斯株式会社内 (72)発明者 大宅 崇史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−94971(JP,A) 特開 平2−102611(JP,A) 特開 平3−224516(JP,A) 実開 昭49−20858(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に設けた内胴の周壁から底部に
    至る内周全域との間に間隙が形成されるように炊飯釜を
    前記内胴に対して取り出し自在に収容し、前記ケース内
    に設けた電熱ヒータの加熱によって前記炊飯釜を保温加
    熱するようにし、更に、前記内胴の前記底部に開設され
    た底部開口と前記炊飯釜の底部との相互間にガスバーナ
    の炎孔部が位置付けられた保温式ガス炊飯器であって、 前記電熱ヒータは熱伝導性の支持板に配設されて前記内
    胴の前記底部から間隙をもって下側に位置付けられ、 前記ケース内における前記内胴の外周側は、前記電熱ヒ
    ータの加熱による前記電熱ヒータ及び前記支持板の熱気
    が前記内胴へ直接作用するように、全周にわたって空隙
    が形成された、保温式ガス炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記支持板は前記内胴の底部領域よりも
    広く設けられた、請求項1記載の保温式ガス炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記電熱ヒータにはコードヒータが用い
    られ、前記支持板において所定に曲げ形成されて配設さ
    れた、請求項1又は請求項2記載の保温式ガス炊飯器。
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