JP3527253B2 - 無線呼出システム - Google Patents

無線呼出システム

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JP3527253B2
JP3527253B2 JP53752498A JP53752498A JP3527253B2 JP 3527253 B2 JP3527253 B2 JP 3527253B2 JP 53752498 A JP53752498 A JP 53752498A JP 53752498 A JP53752498 A JP 53752498A JP 3527253 B2 JP3527253 B2 JP 3527253B2
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正悟 伊藤
泰 山尾
信三 大久保
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/022One-way selective calling networks, e.g. wide area paging
    • H04W84/025One-way selective calling networks, e.g. wide area paging with acknowledge back capability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices
    • H04W88/185Selective call encoders for paging networks, e.g. paging centre devices

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、無線呼出用端末を携帯している利用者を無
線により呼び出すとともに、無線呼出用端末から基地局
への信号送信も可能な双方向無線呼出システムに関す
る。以下では、無線呼出用端末から基地局への信号を
「上り信号」という。
背景技術 図1は双方向無線呼出方式を示すブロック構成図であ
り、無線呼出用端末からの基地局への上り信号の送信に
直接拡散変調方式を適用した例を示す。この無線呼出方
式は、通信網2に接続された無線呼出の中央局3と、こ
の中央局3に接続された複数(n個)の基地局7−1〜
7−nと、これらの基地局7−1〜7−nとの間でそれ
ぞれ無線通信が可能な無線呼出用端末(ページヤ)8−
1、8−2とを備える。
中央局3には、受付部10、符号化部11、拡散符号割付
部12および回線終端部13を備える。受付部10は通信網2
に接続され、この通信網2からの呼出要求信号を受け付
けると、それを符号化部11に出力する。符号化部11は、
この呼出要求信号と、上り信号用の拡散符号を無線呼出
用端末に通知するために拡散符号割付部12より出力され
る符号通知信号とを呼出信号列に変換する。回線終端部
13は、この呼出信号列を各基地局毎に分配して送信す
る。回線終端部13はまた、基地局を介した無線呼出用端
末からの上り信号を受信するとともに、それらを集約し
て受付部10に出力する。これにより受付部10は、呼出し
た旨の応答情報を通信網2を介して電話端末1あるいは
コンピュータ端末9に報告する。
基地局7−1〜7−2にはそれぞれ、回線終端部20、
送信部21、拡散符号メモリ25および受信部24を備える。
回線終端部20は、中央局3より呼出信号列を受信する
と、その呼出信号列を送信部21に出力する。送信部21
は、この呼出信号列を無線信号(電波)に変換し、周波
数F1で送信する。基地局7−1〜7−nにおいて、自分
宛の呼出信号を検出した無線呼出用端末からの上り信号
は、受信部24により受信される。このとき受信部24は上
り信号を受信するための拡散符号として、拡散符号メモ
リ25にあらかじめ蓄積されている複数の拡散符号を用い
る。受信された上り信号は回線終端部20を介して中央局
3に送信され、通信網2を介して電話端末1あるいはコ
ンピュータ端末9に応答情報が報告される。
接続された電話端末1あるいはコンピュータ端末9か
ら無線呼出用端末8−1または8−2を呼び出すときの
動作を説明する。電話端末1あるいはコンピュータ端末
9から、無線呼出用端末8−1または8−2の番号と、
メッセージがある場合にはそのメッセージとを入力す
る。この入力された情報は、呼出要求信号として通信網
2を介して中央局3に入力される。中央局3では、受付
部10からの呼出要求信号と拡散符号割付部12からの呼出
先に拡散符号を通知するための符号通知信号とを符号化
部11において呼出信号列に変換し、基地局7−1〜7−
nに回線終端部13から送信する。基地局7−1〜7−n
は、この呼出信号列を無線信号(電波)に変換し、各基
地局毎の無線ゾーン5−1〜5−nに同一の周波数F1で
同時に送信部21から送信する。無線呼出用端末8−1、
8−2はそれぞれ、あらかじめ設定されている周波数F1
でその無線信号を受信し、自分宛の呼出信号を検出する
と、利用者に呼び出しがあったことを通知する。この
後、呼び出された無線呼出用端末8−1または8−2
は、呼出信号を受信した旨の応答を、その呼出信号に伴
って受信した符号通知信号により決定される拡散符号に
より直接拡散変調を行って、基地局に送信する。無線呼
出用端末が位置する無線ゾーンの基地局は、この上り信
号を拡散符号メモリ25にあらかじめ格納してある拡散符
号を用いて受信し(図1に示した例では、無線呼出用端
末8−1が送信した上り信号は基地局7−1が受信し、
無線呼出用端末8−2が送信した上り信号は基地局7−
2が受信する)、中央局3に送信する。これにより、中
央局3は呼び出した旨を通信網2を介して電話端末1あ
るいはコンピュータ端末9に報告する。
図2は基地局から送信される呼出信号列の構成例を示
す。この呼出信号列は、社団法人電波産業会が策定した
規格PCR STD−43に示された信号構成を基本としたもの
である。この信号構成では、呼出信号列が図2(a)に
示すように信号長Tfのフレームをm個接続した周期Tの
フレーム列から構成され、各フレームは、図2(b)に
i番目(1≦i≦m)のフレーム(これを「フレーム
i」という)の例を示すように、同期信号とp個のサブ
フレームとから構成される。ここでpは同一呼出信号の
送信回数である。フレームiの各サブフレームには、qj
i個(1≦j≦p)のアドレス信号からなるアドレス・
フィールドと、各アドレス信号に対応するqji個のベク
トル信号からなるベクトル・フィールドと各アドレス信
号に対応するqji個のメッセージ信号からなるメッセー
ジ・フィールドとを含む。図2(c)にj=p番目(1
≦j≦p)のサブフレームの例を示す。ベクトル信号k
はアドレス信号k(1≦k≦qji)に対するメッセージ
信号kの起点と終点を示す。このような信号構成におい
て、図2(c)に示すように、符号通知信号をメッセー
ジ・フィールド内の各メッセージ信号の前に付加する。
すなわち、呼出信号列中のフレームiにおけるサブフ
レームpにはqpi個の呼出信号が挿入され、k番目(1
≦k≦qpi)の呼出信号には、上り信号の直接拡散変調
用の拡散符号として、Cukを示す符号通知信号kを付加
する。フレームiを受信することを割り当てられている
無線呼出用端末が時刻t0からTfの期間送信されているフ
レームi中に自分宛の呼出信号を検出した場合に、その
呼出信号に対する応答の上り信号を送信する時刻は、少
なくともt0+Tf以降となる。図2(d)では、信号の送
受信に必要な処理遅延等を考慮して、時刻t0+2Tfからt
0+3Tfの間にその上り信号を送信する場合を示してい
る。
図3は無線呼出用端末の一例を示すブロック構成図で
ある。この無線呼出用端末は、受信部30、制御部31、ス
ピーカ32、駆動部33、表示部34および送信部35を備え、
送信部35として直接拡散変調用送信機が用いられる。受
信部30は、基地局から送信された呼出信号列のうちあら
かじめ割り当てられている一つまたは複数のフレームの
受信期間のみ受信状態となり、そのフレームを受信す
る。これは間欠受信方式と呼ばれるものであり、無線呼
出用端末における電池寿命の長時間化を図るものであ
る。制御部31は、受信部30の受信したフレーム中に自分
宛の呼出信号が存在するか否かを調べ、自分宛の呼出信
号を検出した場合には、スピーカ32から呼出音その他の
アラームを出力して利用者に呼出があったことを通知す
る。さらに制御部31は、その呼出信号にメッセージが付
加されている場合には、そのメッセージを駆動部33を介
して表示部34に表示する。また、制御部31は、自分宛の
呼出信号を検出した場合、これに対応する応答の上り信
号を送信部35へ出力するとともに、その呼出信号に含ま
れていた符号通知信号により一意に決定される符号を拡
散符号として送信部35へ出力する。送信部35は、制御部
31より入力された上り信号について、同じく制御部31よ
り入力された拡散符号を用いて直接拡散変調し、基地局
へ送信する。ここで、上り信号を送信する周波数号Fb
は、呼出信号を受信するF1からあらかじめ一意に決定さ
れるものである。
図4は上り信号の構成例を示す。この上り信号は、同
期信号、端末識別信号および呼出信号を受信した旨の応
答の情報から構成される。
ここで、同一の下り信号周波数F1を受信する二つの無
線呼出用端末に同じフレームでそれぞれ呼出信号を送信
した場合には、同一周波数Fbを用いてそれぞれの端末か
ら上り信号が同時に送信されることになる。図1に示す
ようにそれらの端末が互いに異なる無線ゾーンに存在す
るのであれば、両者の上り信号は衝突することなく受信
される。これに対し、図1に示した配置において、隣接
する無線ゾーン5−2に存在する無線呼出用端末8−2
の上り信号が基地局7−1に達した場合、または無線呼
出用端末8−2が呼出信号列を受信した後に無線ゾーン
5−1に移動してその端末の上り信号が基地局7−1に
達した場合には、無線呼出用端末8−1、8−2の上り
信号が衝突する可能性がある。しかし、その場合でも、
符号通知信号によって決定される拡散符号がそれぞれ異
なるとともに、基地局7−1のおいては使用する拡散符
号を拡散符号メモリ25にあらかじめ記憶しているおり全
て既知であるので、上り信号を個別に受信することがで
きる。
発明の開示 無線呼出用端末に上り信号を送信する機能をもたせた
ことで、呼出信号に対して応答を行う場合のみならず、
無線呼出用端末それ自身から他の無線呼出用端末または
通信網に接続されている電話端末あるいはコンピュータ
端末へ情報を送信することや、無線呼出用端末の位置登
録のための送信を行うような利用形態が考えられる。こ
のような応答の上り信号以外の上り信号の送信動作を以
下「無線呼出用端末主導」という。
本発明は、呼出信号を受信した旨の応答の上り信号と
無線呼出用端末主導の上り信号とを基地局で個別に受信
することのできる双方向無線呼出方式を提供することを
目的とする。
本発明は、呼出信号列を無線区間に送信する1以上の
基地局と、この1以上の基地局から送信された呼出信号
列の少なくとも一部の呼出信号を受信する1つ以上の無
線呼出用端末とを備える無線呼出システムにおいて、前
記無線呼出用端末は、受信した呼出信号列に自分宛のも
のが含まれていたときに、その呼出信号を受信した旨の
応答を表す信号を直接拡散変調して送信する応答手段
と、端末主導の信号を前記応答手段で使用した拡散符号
とは異なる拡散符号により直接拡散変調して送信する自
発送信手段とを備え、前記基地局は、前記無線呼出用端
末の前記応答手段および前記自発発信手段のそれぞれか
たの直接拡散変調された信号を受信する受信手段を備え
ることを特徴とする。
本発明によれば、呼出信号を受信した旨の応答として
の上り信号と、無線呼出用端末主導の上り信号とに、異
なる拡散符号が割り付けられる。したがって、基地局で
はこれらの上り信号が衝突して受信された場合でも各々
の個別に受信することができ、上り信号の伝送品質が向
上する。
前記の無線呼出システムにおいて、前記基地局から送
信される前記呼出信号列は、応答を表す信号の送信に使
用する拡散符号を指定する情報を含み、前記無線呼出用
端末は、前記呼出信号列から指定された拡散符号を検出
する符号検出手段をさらに備え、前記無線呼出用端末の
前記応答手段は、前記符号検出手段で検出した拡散符号
を用いて直接拡散変調するようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、前記無線呼出用端
末は、前記応答手段で使用する拡散符号が属する組とは
別の組の拡散符号を記憶した拡散符号メモリを有し、前
記自発送信手段は、前記拡散符号メモリから拡散符号を
選択して自発送信を行うようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、前記無線呼出用端
末は、拡散符号メモリを有し、前記自発信手段は、前記
符号検出手段で検出した拡散符号以外の拡散符号を前記
拡散符号メモリから選択して自発送信を行うようにして
もよい。
上記の無線呼出システムにおいて、前記基地局は、使
用する全ての拡散符号を格納した拡散符号メモリを有
し、前記受信手段は、前記拡散符号メモリを使用して前
記無線呼出用端末における前記応答手段および前記自発
送信手段からの信号を受信するようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、前記基地局は、前
記無線呼出用端末に対して指定した拡散符号を記憶する
メモリおよび前記別の組の拡散符号を格納した拡散符号
メモリを有し、前記受信手段は、前記メモリおよび該拡
散符号メモリを用いて、前記無線呼出用端末における前
記応答手段および前記自発送信手段からの信号を受信す
るようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、前記基地局は、前
記無線呼出用端末に対して指定した拡散符号を記憶する
メモリおよび使用する全ての拡散符号を格納した拡散符
号メモリを有し、前記受信手段は、前記メモリからの拡
散符号および該拡散符号メモリからの前記メモリに格納
されている拡散符号を除いた拡散符号を用いて、前記無
線呼出用端末における前記応答手段および前記自発送信
手段からの信号を受信するようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、無線呼出用端末の
前記自発送信手段で用いる拡散符号の選択は、ランダム
に行うようにしてもよい。
上記の無線呼出システムにおいて、無線呼出用端末の
前記自発送信手段が送信する信号として、少なくともユ
ーザからメッセージに対する返答または位置登録のため
の信号のうちの1つが含まれるようにしてもよい。
図面の簡単な説明 図1は従来例の双方向無線呼出方式を示すブロック
図。
図2は基地局から送信される呼出信号列の構成例を示
す図。
図3は無線呼出用端末の一例を示すブロック図。
図4は上り信号の構成例を示す図。
図5は本発明の無線呼出方式を示すブロック図。
図6は無線呼出用端末の構成例を示すブロック図。
図7は拡散符号の割付例を示す図。
図8は拡散符号割付部の動作フローを示す図。
図9は制御部の動作フローを示す図。
図10は無線呼出用端末主導の上り信号と呼出信号に対
する応答の旨を表す上り信号との送信タイミングを呼出
信号の受信タイミングと併せて示す図。
図11Aは基地局の他の構成を示すブロック図。
図11Bはメモリ23と拡散符号25中の拡散符号を示す
図。
図12は制御部による制御フローを示す図。
図13Aは基地局の他の構成を示すブロック図。
図13Bメモリ23と拡散符号25中の拡散符号を示す図。
図14は端末主導の上り信号を送信するときの送信フロ
ーを示す図。
図15は端末主導の上り信号を送信するときの他の送信
フローを示す図。
発明を実施するための最良の形態 (実施例1) 図5は本発明の無線呼出方式を示すブロック構成図で
あり、図6は無線呼出用端末の構成例を示すブロック構
成図である。この無線呼出方式は、呼出信号列を生成し
て分配する中央局3と、分配された呼出信号列を無線区
間に送信する1以上の基地局4−1〜4−nと、これら
の基地局4−1〜4−nから送信された呼出信号列の少
なくとも一部の呼出信号を受信する無線呼出用端末6−
1、6−2とを備える。
中央局3は受付部10、符号換部11、拡散符号割付部12
および回線終端部13を備えている。中央局3において、
拡散符号割付部12は後述する応答の上り信号を送信する
ための拡散符号の組から選択して拡散符号を割付ける。
基地局4は、図1に示した従来例と同様に回線終端部
20、送信部21、メモリ23および受信部24を備えている。
端末主導上り信号を受信部24で受信するため、拡散符号
メモリ25には、呼出信号に対する応答の上り信号用の拡
散符号および端末主導の上り信号用の拡散符号を記憶す
る。
図6に示した無線呼出用端末6−1、6−2は、図3
に示した従来例と同様に受信部30、制御部31、スピーカ
32、駆動部33、表示部34および送信部35を備え、さらに
応答の上り信号を送信するための拡散符号の組と端末主
導の上り信号を送信するための拡散符号の組とを分割し
て管理するため、拡散符号メモリ36を備える。またメッ
セージに対する返答等の送信を行うための入力部37およ
び入力部37からの入力を制御部31へ伝えるためのインタ
フェース部38を備える。
この構成により、無線呼出用端末6−1、6−2は、
受信した呼出信号に自分宛のものが含まれていたときに
その呼出信号を受信した旨を表す応答の上り信号を直接
拡散変調により送信することができるとともに、端末主
導の信号を応答の上り信号とは異なる拡散符号を用いて
直接拡散変調により送信することができる。具体的に
は、無線呼出用端末において拡散符号メモリ36により送
信部35が直接拡散変調に用いる拡散符号をあらかじめ二
つの組に分けて、管理している。制御部31では、応答の
上り信号の場合には基地局から送られてきた一方の組か
ら送信部35の用いる拡散符号を設定し、端末主導の上り
信号の場合には二つの組の拡散符号メモリ36が記憶して
いる他方から送信部35の用いる拡散符号を選択する。
図7は拡散符号の割付例を示す。この例では、直接拡
散変調に用いることが可能な拡散符号がr個存在すると
き、これらを二つの組S1、S2に分割する。S1の組にはh
個(0<h<r)の拡散符号が存在し、S2の組にはr−
h個の拡散符号が存在する。ここで、拡散符号としてGo
ld符号系列を適用することとすると、Gold符号を発生す
る基となっているM系列の周期が2k−1であるとき、2k
+1個の拡散符号が存在する(r=2k+1)ことになる
(山内著、「スペクトラム拡散通信一次世代高性能通信
に向けて−」、東京電機大学、1994年参照)。このと
き、無線呼出用端末が送信する呼出信号を受信した旨の
応答としての上り信号を直接拡散変調するための符号を
S1の組から選択し、無線呼出用端末主導で送信する上り
信号を直接拡散変調するための符号をS2の組から選択す
る。これにより、2種類の上り信号が同一の拡散符号を
使用することがなくなる。
この拡散符号の割付の実施を図8および図9のフロー
チャートで説明する。図5および図6に示した構成にお
いて、中央局3における拡散符号割付部12ではS1の組の
符号を割り付けることとし、基地局4−1〜4−nの拡
散符号メモリ25および無線呼出用端末6−1、6−2の
拡散符号メモリ36にはS2の組の符号をあらかじめ蓄えて
おいて、端末主導の上り信号の送受信に利用する。
すなわち、図8の中央局3における拡散符号割付部12
の動作を示すフローチャートにおいて、符号通知信号の
挿入する場合(S802のYES)は、通知する符号を図7のS
1の組から選択する(S804)。選択する符号は、送信対
象の端末のグループ(フレーム)内ではユニークとなる
ように(フレーム間ではユニークである必要はない)選
択する。そして、その選択した符号に対応した符号通知
信号を出力する(S806)。この符号通知信号はメッセー
ジとともに、符号化部11において符号化され、基地局4
−1〜4−nに送られる。
基地局4−1〜4−nでは、送られてきた符号化され
た信号を送信部21から無線呼出用端末に送信する。
図9の無線呼出用端末6−1、6−2の制御部31の動
作をフローチャートにおいて、呼出信号を受信し呼出信
号を受信した旨を表す応答の上り信号を送信するとき
(S902のYES)には、自分宛の呼出信号に対して付加さ
れた情報により求められる符号、すなわち中央局3にお
ける拡散符号割付部12が図7のS1の組から割り付けた符
号を送信部35に設定する(S904)。また、端末主導の上
り信号を送信するとき(S908のYES)には、拡散符号メ
モリ36に蓄えられた図7のS2の組から選択した符号を設
定する(S910)。そして、上り信号の送信を送信部35に
指令する(S912)。
基地局4−1〜4−nの受信部24では拡散符号メモリ
25に蓄えられた符号(S1の組の符号)により応答として
の上り信号を受信するとともに、拡散符号メモリ25に蓄
えられたS2の組の拡散符号により無線呼出用端末主導の
上り信号を受信する。
以上のように拡散符号を割り付けることにより、無線
呼出用端末6−1、6−2が送信する呼出信号を受信し
た旨の応答としての上り信号と、無線呼出用端末6−
1、6−2主導としての上り信号とで拡散符号が異なる
こととなり、受信部24はこれらの上り信号を個別に受信
することができ、上り信号の伝送品質が劣化することが
なく送信することができる。
図10は無線呼出用端末主導で送信された上り信号と呼
出信号に対する応答の旨を表す上り信号との送信タイミ
ングを、呼出信号の受信タイミングと併せて示す。ここ
で、図2と同様に、呼出信号列中のフレームiにおける
サブフレームpにはqpi個の呼出信号が挿入され、k番
目(1≦k≦qpi)の呼出信号には、上り信号の直接拡
散変調用の拡散符号として、Cukを示す符号通知信号k
が付加されているものとする。呼出信号に対する応答で
ある上り信号は図2と同様である。また、図10では、時
刻t0+2Tfからt0+3Tfの間にy個の無線呼出用端末主導
で上り信号が送信された場合を示している。これらの上
り信号に用いられた拡散符号は上述のように、Cukとは
異なる組であるS2の組から選択されたCgl(1≦l≦
y)である。
図10のように、無線呼出用端末主導で送信する上り信
号が同一のタイミングで複数存在するときには、その上
り信号の拡散符号が同一となる確率を低減させるため
に、各々の無線呼出用端末がランダム信号を発生させこ
れより求める拡散符号を割り付けるか、あるいはそのラ
ンダム信号と自分のアドレスとから求めた拡散符号を割
り付けることがよい。さらに、特願平8−167471に示さ
れたように、各基地局から基地局毎に異なる基地局識別
信号を呼出信号列中に挿入して送信している場合には、
その信号とランダム信号、あるいはその信号とランダム
信号と自分のアドレスとから求めた拡散符号を割り付け
ることがよい。
基地局4の実施例1における他の構成を図11に示す。
図11Aは、基地局4の構成を示すブロック図であり、図1
1Bは、図11Aにおけるメモリ23と拡散符号メモリ25に格
納されている拡散符号を示す図である。
さて、図11Aに示す基地局4においては、回線終端部2
0、送信部21、符号通知信号検出部22、メモリ23,拡散符
号メモリ25、および受信部24を備える。回線終端部20
は、中央局3より呼出信号列を受信すると、その呼出信
号列を送信部21に送信するとともに、符号通知信号検出
部22にも出力する。符号通知信号検出部22は、入力され
た呼出信号列から符号通知信号を検出し、メモリ23に蓄
積する。送信部21は、この呼出信号列を無線信号に変換
し、周波数F1で送信する。したがって、無線呼出用端末
からの応答信号に用いられる拡散符号は、メモリ23に蓄
えられる。また、拡散符号メモリ25には、上述の端末主
導による上り信号に使用される拡散符号の組S2が予め蓄
えられている。この様子を示したのが図11Bである。図1
1Bに示されているように、メモリ23には、符号通知信号
検出部22で検出したa個の拡散符号C'1〜C'a(1<a≦
h)が格納される。また、拡散符号メモリ25には、あら
かじめ端末主導による上り信号に使用される拡散符号の
組S2が格納されている。
基地局4において、無線呼出用端末からの上り信号を
受信部24で受信する。このとき、受信部24は、メモリ23
および拡散符号メモリ25を用いて、上り信号を受信す
る。応答の上り信号の受信には、メモリ23に蓄積された
拡散符号が用いられ、端末主導の上り信号の受信には、
拡散符号メモリ25に格納された格納符号が用いられるこ
とになる。
この例では、S1、S2中の拡散符号の割合が固定であ
り、拡散符号メモリ25、36は拡散符号割付部12により割
り付けられる拡散符号とは別の符号を蓄えるものとした
が、同じ符号も合わせて蓄えておき、S1、S2中の拡散符
号の割合を上り信号を送信するフレーム毎に異なるよう
に設定することもできる。
(実施例2) 上述した実施例では利用できる拡散符号をあらかじめ
二つの組に分割して使用するため、分割損が生じてしま
う。例えば、無線呼出用端末が送信する呼出信号を受信
した旨の応答としての上り信号のトラヒックが多く、無
線呼出用端末主導としての上り信号トラヒックが少ない
場合、応答としての上り信号に割り付ける拡散符号は足
りないにもかかわらず、無線呼出用端末主導で送信する
上り信号に割り付ける拡散符号は余るという場合が生
じ、符号が有効に利用されないことになる。
そこで、無線呼出用端末主導の上り信号に割り付ける
拡散符号として、受信した呼出信号に含まれている情報
により指定される拡散符号とは別の拡散符号を用いるこ
とがよい。すなわち、図5および図6に示した構成にお
いて、直接拡散変調に用いることが可能な拡散符号がr
個存在するとき、中央局3内の拡散符号割付部12は、こ
れらのr個の拡散符号のすべてについて、そのいずれか
を選択して割り付ける。また、基地局4−1〜4−nの
拡散符号メモリ25および無線呼出用端末6−1、6−2
の拡散符号メモリ36には、拡散符号割付部12が割り付け
ることのできるr個の拡散符号をすべて蓄えておき、端
末主導の上り信号の送受信には、そのフレームで拡散符
号割付部12により割り付けられていない符号を利用す
る。これを図10を参照して説明する。時刻t0+2Tfからt
0+3Tfの間に呼出信号を受信した旨の応答としての上り
信号に用いられる拡散符号は、Cu1、Cu2、...Cuqpiであ
る。このため、同じ期間に無線呼出用端末主導で上り信
号を送信しようとする端末は、時刻t0からt0+Tfの間の
呼出信号を受信して、応答の上り信号に用いられる拡散
符号(Cu1、Cu2、...Cuqpi)を認識し、直接拡散変調に
用いることが可能な拡散符号のうち、認識された符号を
除いた符号を割り付ける。この無線呼出用端末の制御部
31による制御フローを図12に示す。
図12において、自分宛の呼出信号を受信する(S1202
のYES)と、受信したメッセージに付加されている符号
通知信号に基づいて送信部35に拡散符号を設定し(S120
4)、設定した拡散符号で拡散変調した応答を表す上り
信号を送信部35から送信する(S1206)。この部分の動
作は図9と同様である。
さて、端末主導の上り信号を送信する場合(S1208のY
ES)は、まず、その上り信号を送信しようとする期間を
定め(例えば、図10のように、フレームi+2とす
る)、その期間に応答の上り信号を発生する呼出信号
(図10のフレームiの呼出信号)を受信する(S121
0)。この受信した呼出信号中の符号通知信号を認識す
る(S1212)。さらに認識した符号以外の符号をメモリ3
6から選択して、送信部35に設定する。端末主導の上り
信号の送信を送信部に指令する(S1216)と、送信部35
から先に設定された符号により拡散変調された送信信号
が送信される。
基地局では、送られてきた端末主導の上り信号を、拡
散符号メモリ25に格納されている符号で逆拡散すること
により受信することができる。
このような拡散符号の割付により、無線呼出用端末6
−1、6−2が送信する呼出信号を受信した旨の応答と
しての上り信号と、無線呼出用端末6−1、6−2主導
の上り信号とで拡散符号が異なることとなり、受信部24
はこれらの上り信号を個別に受信することができ、上り
信号の伝送品質が劣化することがなくなる。
このような符号の割付の場合にも、実施例1の場合と
同様に、無線呼出用端末主導で送信する上り信号が同一
のタイミングで複数存在するとき、その上り信号の拡散
符号が同一となる場合が存在する。この同一となる確率
を低減させるには、実施例1の場合と同様に、各々の無
線呼出用端末がランダムに信号を発生させこれより求め
る拡散符号を割り付けるか、あるいはそのランダム信号
と自分のアドレスとから求めた拡散符号を割り付けるこ
とがよい。さらに、特願平8−167471(本願出願時未公
開)に示されたように、各基地局から基地局毎に異なる
基地局識別信号を呼出信号列中に挿入して送信している
場合には、その信号とランダム信号、あるいはその信号
とランダム信号と自分のアドレスとから求めた拡散符号
を割り付けることがよい。
基地局4の実施例2における他の構成を図13に示す。
図13Aは、基地局4の構成を示すブロック図であり、図1
3Bは、図13Aにおけるメモリ23に格納されている拡散符
号を示す図である。
さて、図13Aに示す基地局4においては、回線終端部2
0、送信部21、符号通知信号検出部22、メモリ23,拡散符
号メモリ25、および受信部24を備える。回線終端部20
は、中央局3より呼出信号列を受信すると、その呼出信
号列を送信部21に送信するとともに、符号通知信号検出
部22にも出力する。符号通知信号検出部22は、入力され
た呼出信号列から符号通知信号を検出し、対応する拡散
符号がメモリ23に蓄積される。メモリ23に蓄積された拡
散符号は、受信部24に対して供給される。また、符号通
知信号検出部22の出力は、全拡散符号が格納されている
拡散符号メモリ25にも送られる。拡散符号メモリ25にお
いては、符号通知信号検出部22から送られた拡散符号を
チェックして、送られた拡散符号以外の拡散符号を受信
部24に対して供給することができる。送信部21は送られ
てきた呼出信号列を無線信号に変換し、周波数F1で送信
する。
メモリ23および拡散符号メモリ25から、受信部24に対
して供給される拡散符号を示したのが図13Bである。図1
3Bに示されているように、メモリ23には、符号通知信号
検出部22で検出したa個の拡散符号C'1〜C'aが格納さ
れ、これが受信部24に供給される。拡散符号メモリ25に
は使用されている全拡散符号が記憶されているが、受信
部24に供給されるのは、b個の拡散符号であり、a個の
拡散符号を除いた拡散符号C"1〜C"b(a+b=r)であ
る。
基地局4において、無線呼出用端末からの上り信号を
受信部24で受信する。このとき、受信部24は、メモリ23
および拡散符号メモリ25から供給される拡散符号を用い
て、上り信号を受信する。応答の上り信号の受信には、
メモリ23から供給される拡散符号が用いられる。メモリ
23には、図13Bに示したように、応答の上り信号を受信
するときに使用するa個の拡散符号が格納されている。
また、端末主導の上り信号を受信するときは、拡散符号
メモリ25を用いてb個の拡散符号を用いる。このよう
に、受信する際に別々に拡散符号を使用することができ
るので、受信する頻度の高い応答の上り信号を優先的に
復調することにより、応答の上り信号を確実に受信する
ことができる。
(無線呼出主導の上り信号) 無線呼出端末主導の上り信号の使用例としては、例え
ば、 (1)メッセージに対する返答メッセージ(端末発呼) (2)無線呼出用端末の位置登録 等がある。これについて、詳しく説明する。
メッセージに対する返答メッセージとは、送られてき
たメッセージに対して、無線呼出用端末のユーザから簡
単な返答のメッセージを送る場合である。例えば、ユー
ザがメッセージを読み終わったら、「読了」を送信する
場合や、「6時に東京国際空港で会いたい。」というメ
ッセージに対して「OK」と送信するような場合である。
次に無線呼出端末の位置登録のための送信について説
明する。図5において、例えば、エリアが複数の周波数
(例えばF1、F2)を有する無線ゾーンにより、構成され
ており、別々に運用されていることがある。この場合、
無線呼出用端末は、どのゾーンにいるかを受付部に対し
て位置登録する必要がある。この位置登録に無線呼出用
端末主導の上り信号を用いることができる。
さて、図5において、無線ゾーン5−2にいる無線呼
出用端末6−2が、別の周波数を有する無線ゾーン5−
nに移動した場合、無線呼出用端末6−2は、周波数F1
およびF2の双方を受信できる構成であり、どちらの周波
数が良好に受信できるかを測定する。無線ゾーン5−2
から無線ゾーン5−nに移動することにより、周波数F1
より周波数F2の方が良好に受信することができると無線
呼出用端末6−2が判断すると、基地局4−nに対し
て、位置登録要求を端末主導で送信する。基地局4−n
は、これに対して、位置登録要求を受信したことを応答
する。そして、今後、端末6−2への呼出に対しては、
中央局3は、無線ゾーン5−nを含むエリアに対して行
う。
(無線呼出用端末主導の上り信号の送信フロー) このような無線呼出用端末主導の上り信号の送信を行
う場合の送信フローを図14を用いて説明する。
図14において、無線呼出用端末から上述の上り信号を
送る場合、送るべき信号(メッセージまたは位置登録信
号等)を設定して、端末主導の送信を行う。すると、端
末の制御部31は送信制御を開始する。まず、無線呼出用
端末から受信したい旨を送信要求として基地局に送る
(S1402)。この送信要求の送信信号は、上述の選択に
より選択された拡散符号により変調されている。
基地局からは、通常のメッセージ送信と同様に、応答
する符号を通知する符号通知信号とともに、送信許可の
旨を表す呼出信号を無線呼出用端末に対して送信する
(S1404)。送信許可を受け取った無線呼出用端末は、
これに対する応答信号として、送信すべきメッセージ
(または位置登録信号等)を送信する(S1406)。この
ときの応答信号は、符号通知信号により通知された符号
を用いて拡散変調されている。この応答信号は、基地局
からの送信許可に対する確認信号(ACK)もかねてい
る。
(無線呼出用端末主導の上り信号の他の送信フロー) 他の無線呼出端末主導の上り信号の他の送信フロー
を、図15を用いて説明する。
無線呼出用端末は、どちらの周波数が良好に受信でき
るかを測定することで、ゾーンが移動したことを検知す
ると、位置登録要求を端末主導で送信する(S1502)。
この送信は、上述の符号選択による符号により拡散変調
されている。基地局は、これを受信すると、位置登録要
求を受信したことを意味する確認信号(ACK)としての
呼出信号を送信する(S1504)。そして、今後、端末へ
の呼出に対しては、中央局3は、位置登録を行った無線
ゾーンに対して行う。
同様に、無線呼出用端末主導によるメッセージの送信
も行うことができる。メッセージが用意されると、この
メッセージを含む信号を送信する(S1506)。この送信
は、上述の符号選択による符号により拡散変調されてい
る。これに対してメッセージを受信したことを意味する
確認信号(ACK)としての呼出信号を送信する(S150
8)。
このように、無線呼出用端末主導の送信を行うことに
より、図14に示した送信フローと比較すると、少ないス
テップで送信を行うことができる。
(無線呼出用端末からのメッセージの利用) さて、例えば「読了」のような端末ユーザからの応答
メッセージ送信ができると、メッセージを送ったユーザ
に対して、より確定的な応答ができることになる。例え
ば、メッセージを送ったユーザの問い合わせに対して、 (1)メッセージに対する応答がない場合、「送信中」 (2)メッセージに対する応答があり、端末ユーザから
の端末主導による対応する返答のメッセージ送信がない
場合、「未読」 (3)メッセージに対する応答があり、さらに、端末ユ
ーザからの「読了」等の対応する返答のメッセージ送信
がある場合、「既読」 と答えることができる。もちろん、端末に送信するべ
きメッセージの送信があれば、そのメッセージも同時に
伝えることができる。
なお、メッセージの伝達には、複数の方式が可能であ
る。例えば、単に問い合わせに答えるだけでなく、返答
のメッセージがあったときは、返答相手に対して直接伝
達することもできる。この直接伝達も、音声による伝
達、電子メール等のテキストデータとしての伝達等も可
能である。
以上説明したように本発明によれば、無線呼出用端末
が送信する呼出信号を受信した旨の応答としての上り信
号と、無線呼出用端末主導としての上り信号とで、直接
拡散変調のための拡散符号が異なるものとなる。このた
め、基地局においては、無線呼出用端末が送信する呼出
信号を受信した旨の応答としての上り信号と無線呼出用
端末主導としての上り信号とが衝突して受信された場合
でも、これらの信号をそれぞれ受信することが可能とな
り、上り信号の伝送品質が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−51820(JP,A) 特開 平10−13879(JP,A) 特開 平7−79477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04J 13/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼出信号列を無線区間に送信する1以上の
    基地局と、この1以上の基地局から送信された呼出信号
    列の少なくとも一部の呼出信号を受信する1つ以上の無
    線呼出用端末とを備える無線呼出システムにおいて、 前記無線呼出用端末は、受信した呼出信号列に自分宛の
    ものが含まれていたときに、その呼出信号を受信した旨
    の応答を表す信号を直接拡散変調して送信する応答手段
    と、 端末主導の信号を前記応答手段で使用した拡散符号とは
    異なる拡散符号により直接拡散変調して送信する自発送
    信手段とを備え、 前記基地局は、前記無線呼出用端末の前記応答手段およ
    び前記自発発信手段のそれぞれからの直接拡散変調され
    た信号を受信する受信手段を備える ことを特徴とする無線呼出システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線呼出システムにおい
    て、 前記基地局から送信される前記呼出信号列は、応答を表
    す信号の送信に使用する拡散符号を指定する情報を含
    み、 前記無線呼出用端末は、前記呼出信号列から指定された
    拡散符号を検出する符号検出手段をさらに備え、 前記無線呼出用端末の前記応答手段は、前記符号検出手
    段で検出した拡散符号を用いて直接拡散変調する ことを特徴とする無線呼出システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の無線呼出システム
    において、 前記無線呼出用端末は、前記応答手段で使用する拡散符
    号が属する組とは別の組の拡散符号を記憶した拡散符号
    メモリを有し、 前記自発送信手段は、前記拡散符号メモリから拡散符号
    を選択して自発送信を行う ことを特徴とする無線呼出システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載の無線呼出システムにおい
    て、 前記無線呼出用端末は、拡散符号メモリを有し、 前記自発送信手段は、前記符号検出手段で検出した拡散
    符号以外の拡散符号を前記拡散符号メモリから選択して
    自発送信を行う ことを特徴とする無線呼出システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の無線呼出シ
    ステムにおいて、 前記基地局は、使用する全ての拡散符号を格納した拡散
    符号メモリを有し、 前記受信手段は、前記拡散符号メモリを使用して、前記
    無線呼出用端末における前記応答手段および前記自発送
    信手段からの信号を受信する ことを特徴とする無線呼出システム。
  6. 【請求項6】請求項3記載の無線呼出システムにおい
    て、 前記基地局は、前記無線呼出用端末に対して指定した拡
    散符号を記憶するメモリおよび前記別の組の拡散符号を
    格納した拡散符号メモリを有し、 前記受信手段は、前記メモリおよび該拡散符号メモリを
    用いて、前記無線呼出用端末における前記応答手段およ
    び前記自発送信手段からの信号を受信する ことを特徴とする無線呼出システム。
  7. 【請求項7】請求項4記載の無線呼出システムにおい
    て、 前記基地局は、前記無線呼出用端末に対して指定した拡
    散符号を記憶するメモリおよび使用する全ての拡散符号
    を格納した拡散符号メモリを有し、 前記受信手段は、前記メモリからの拡散符号および該拡
    散符号メモリからの前記メモリに格納されている拡散符
    号を除いた拡散符号を用いて、前記無線呼出用端末にお
    ける前記応答手段および前記自発送信手段からの信号を
    受信する ことを特徴とする無線呼出システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7いずれか記載の無線呼出シス
    テムにおいて、前記自発送信手段で用いる拡散符号の選
    択は、ランダムに行うことを特徴とする無線呼出システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8いずれか記載の無線呼出シス
    テムにおいて、前記自発送信手段が送信する信号とし
    て、少なくともユーザからのメッセージに対する返答ま
    たは位置登録のための信号のうちの1つが含まれること
    を特徴とする無線呼出システム。
  10. 【請求項10】呼出信号列を無線区間に送信する1以上
    の基地局と、この1以上の基地局から送信された呼出信
    号列の少なくとも一部の呼出信号を受信する無線呼出用
    端末とを有する無線呼出システムにおける1つ以上の無
    線呼出用端末において、 受信した呼出信号列に自分宛のものが含まれていたとき
    に、その呼出信号を受信した旨の応答を表す信号を直接
    拡散変調して送信する応答手段と、 端末主導の信号を前記応答手段で使用した拡散符号とは
    異なる拡散符号により直接拡散変調して送信する自発送
    信手段と を備えることを特徴とする無線呼出用端末。
  11. 【請求項11】請求項10記載の無線呼出用端末におい
    て、 前記基地局から送信される前記呼出信号列は、前記応答
    を表す信号の送信に使用する拡散符号を指定する情報を
    含んでおり、 前記呼出信号列から指定された拡散符号を検出する符号
    検出手段をさらに備え、 前記応答手段は、前記符号検出手段で検出した拡散符号
    を用いて直接拡散変調する ことを特徴とする無線呼出用端末。
  12. 【請求項12】請求項10または11記載の無線呼出用端末
    において、 前記応答手段で使用する拡散符号が属する組とは別の組
    の拡散符号を記憶した拡散符号メモリを有し、 前記自発送信手段は、前記拡散符号メモリから拡散符号
    を選択して自発送信を行う ことを特徴とする無線呼出用端末。
  13. 【請求項13】請求項11記載の無線呼出システムにおい
    て、 前記無線呼出用端末は、拡散符号メモリを有し、 前記自発送信手段は、前記符号検出手段で検出した拡散
    符号以外の拡散符号を前記拡散符号メモリから選択して
    自発送信を行う ことを特徴とする無線呼出用端末。
  14. 【請求項14】請求項10〜13のいずれか記載の無線呼出
    用端末において、前記自発送信手段で用いる拡散符号の
    選択は、ランダムに行うことを特徴とする無線呼出用端
    末。
  15. 【請求項15】請求項10〜14のいずれか記載の無線呼出
    用端末において、前記自発送信手段が送信する信号とし
    て、少なくともユーザからのメッセージに対する返答ま
    たは位置登録のための信号のうちの1つが含まれること
    を特徴とする無線呼出用端末。
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