JP3327507B2 - 無線呼出方式 - Google Patents

無線呼出方式

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JP3327507B2
JP3327507B2 JP16747196A JP16747196A JP3327507B2 JP 3327507 B2 JP3327507 B2 JP 3327507B2 JP 16747196 A JP16747196 A JP 16747196A JP 16747196 A JP16747196 A JP 16747196A JP 3327507 B2 JP3327507 B2 JP 3327507B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線呼出用端末を携
帯している利用者を無線により呼び出す無線呼出方式に
関する。特に、無線呼出用端末が自分宛の呼出信号を受
信したときに、その受信機より応答信号をネットワーク
側に送信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来例の無線呼出方式を示すブロ
ック構成図である。電話端末51から無線呼出用受信機
56−1または56−2を呼び出すには、電話端末51
から、その無線呼出用受信機56−1または56−2の
番号と、メッセージがある場合にはそのメッセージとを
入力する。この入力された情報は、呼出要求信号として
一般電話網(PSTN)52を介して中央局53に入力
される。中央局53では、その呼出要求信号を呼出信号
列に変換し、複数(ここではnとする)の基地局54−
1〜54−nに送信する。基地局54−1〜54−n
は、その呼出信号列を回線終端器57を用いて受信し、
送信機58において無線信号(電波)に変換し、各基地
局毎の無線ゾーン55−1〜55−nに同一の周波数F
f で同時に送信する。無線呼出用受信機56−1、56
−2はそれぞれ、あらかじめ設定されている周波数Ff
でその無線信号を受信し、自分宛の呼出信号を検出した
場合には、利用者に呼び出されたことを通知する。
【0003】図10は無線呼出用受信機が受信する呼出
信号列の構成を示す。この呼出信号列は、図10(a)
に示すように、信号長αのフレームをm個接続した周期
Tのフレーム列から構成される。i番目のフレームは、
図10(b)に示すように、同期信号とki 個の呼出信
号とから構成される。各呼出信号は、図10(c)に示
すように、アドレス信号とメッセージ信号とから構成さ
れる。無線呼出用受信機は、m個のフレーム中のあらか
じめ割り当てられたひとつまたは複数のフレームの受信
期間のみ受信状態となり、そのフレームを受信する。こ
れは間欠受信方式と呼ばれるものであり、無線呼出用受
信機における電池寿命の長時間化を図るものである。例
えば、無線呼出用受信機56−1、56−2はフレーム
iでのみ受信状態となり、そのフレームi中の呼出信号
を受信する。また、無線呼出用受信機56−1、56−
2の双方を同時に呼び出すときには、例えば無線呼出用
受信機56−1へはその受信機のアドレス信号を有する
呼出信号i−1、無線呼出用受信機56−2へはその受
信機のアドレス信号を有する呼出信号i−2として送信
される。無線呼出用受信機は、受信したフレーム中に自
分宛の呼出信号を検出した場合、呼出音その他のアラー
ムを出力して、利用者に呼出があったことを通知する。
【0004】以上説明した無線呼出方式は一方向の通信
であるため、発呼者は発呼した呼出要求が所望の無線呼
出用受信機に届いたか否かを知ることができないという
問題がある。これを解決するため、受信専用の無線呼出
用受信機ではなく送信機能をもった無線呼出用端末を用
い、無線呼出用端末が自分宛への呼出信号を検出した場
合に、その端末から呼出信号を受信した旨の応答信号を
基地局へ送信する双方向無線呼出方式が提案されてい
る。
【0005】図11は従来例の双方向無線呼出方式を示
すブロック構成図である。この方式では、図9に示した
中央局53、基地局54−1〜54−nおよび無線呼出
用受信機56〜1−56−nに代えて、双方向通信が可
能な中央局61、基地局62−1〜62−nおよび無線
呼出用端末63−1、63−nを用いる。
【0006】電話端末51から無線呼出用端末64−1
または64−2を呼び出すには、図9に示した従来例と
同様に、呼出信号列を各基地局毎の無線ゾーン55−1
〜55−nに同一の周波数Ff で同時に送信する。無線
呼出用端末63−1、63−2はそれぞれ、その呼出信
号列を受信し、自分宛の呼出信号を検出すると、利用者
に呼出があったことを通知する。この後、呼び出された
無線呼出用端末63−1または63−2は、呼出信号を
受信した旨の応答信号を基地局に送信する。このとき、
短いメッセージ信号を付加することも可能である。無線
呼出用端末が位置する無線ゾーンの基地局は、受信機6
4においてその応答信号を受信し(無線呼出用端末63
−1が送信した応答信号は基地局62−1が受信し、無
線呼出用端末63−2が送信した応答信号は基地局62
−2が受信する)、応答信号を回線終端器57を介して
中央局61に送信する。これにより、中央局61は呼び
出した旨を電話網52を介して電話端末51に報告す
る。
【0007】ここで、無線呼出用端末が応答信号を送信
する上り信号の周波数は、自動車電話や携帯電話と同様
に、呼出信号を送信する下り信号の周波数に対して一意
に設定されているとする。すなわち、Ff に対してFb
が一意に設定されるとする。その一方で、無線呼出方式
では、一つの下り信号周波数をすべての無線ゾーンで使
用している。このため、下り信号で複数の呼出信号を送
信した場合には、すべての無線ゾーンにおいて、同一の
上り信号周波数を用いて複数の無線呼出用端末が同時に
応答することになる。このような応答信号の衝突を防
ぎ、上り信号の伝送品質を向上させるためには、少なく
とも同時に呼び出された無線呼出用端末が、異なるタイ
ミングで応答信号を返送する必要がある。例えば、上り
信号を複数のスロットに分割し、各スロットを同時に呼
び出された無線呼出用端末にそれぞれ割り当て、そのス
ロットに各無線呼出用端末からの応答信号を挿入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上り信号を複数のスロ
ットに分割して無線呼出用端末に割り当てる場合に、応
答信号を送出する無線呼出用端末の数が多くなると、ス
ロット数を増加させる必要が生じる。また、各無線呼出
用端末からの応答信号長が長くなると、スロットを構成
するビット数を増やす必要がある。このためには、上り
信号の伝送速度を速くし、上り信号の容量を増やす必要
がある。
【0009】しかし、上り信号の伝送速度が速くなる
と、基地局における所要受信電力が大きくなり、無線呼
出用端末の出力を大きくしなければならない。このた
め、無線呼出用端末における消費電力が増し、電池寿命
が短くなってしまう。
【0010】一方、上り信号の周波数を無線呼出用端末
毎に変える方法も考えられるが、周波数を有効に利用す
ることができず、また、無線呼出用端末への制御が複雑
になってしまう。
【0011】本発明は、このような課題を解決し、無線
呼出用端末の数が増加しても各無線呼出用端末からは応
答信号を低電力で送信でき、しかも周波数を有効利用す
ることのできる無線呼出方式を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は無
線呼出方式であり、呼出信号列を無線信号に変換して送
信する複数の基地局と、この複数の基地局から送信され
た呼出信号列の少なくとも一部を受信する無線呼出用端
末とを備え、無線呼出用端末は受信した信号に自分宛の
信号が含まれていたときに応答信号を返送する応答送信
手段を含み、基地局はこの応答信号を受信する応答受信
手段を含む無線呼出方式において、複数の基地局はそれ
ぞれ、送信する呼出信号列に基地局毎に異なる基地局識
別信号を挿入する手段を含み、応答送信手段は、受信し
た呼出信号列に挿入されていた基地局識別信号から求め
た符号により応答信号を直接拡散変調する手段を含み、
応答受信手段は、無線呼出用端末からの直接拡散変調さ
れた応答信号を受信する手段を含むことを特徴とする。
【0013】直接拡散変調のための符号(以下「拡散符
号」という)として、基地局識別信号のみから一意に求
められる符号を用いてもよいが、受信機についても識別
できるように、基地局識別信号と無線呼出用端末のアド
レスとから一意に求められる符号を用いることもでき
る。すなわち、直線拡散変調する手段は拡散符号を呼出
信号列に挿入された基地局識別信号と自分のアドレスと
から求める手段を含み、受信する手段は応答信号を受信
するための拡散符号を自局から送信した基地局識別信号
と呼び出した無線呼出用端末のアドレスとから求める手
段を含むことができる。
【0014】無線呼出用端末が基地局の無線ゾーン間を
移動した場合など、何らかの事情で、無線呼出用端末が
受信した呼出信号の送信元の基地局で応答信号を受信で
きない場合がある。そのような場合に他の基地局、特に
隣接の基地局で応答信号を受信できるように、受信する
手段に、他の基地局から送信される基地局識別信号があ
らかじめ登録される記憶手段と、自局から送信した基地
局識別信号に対する応答信号に加えて、他の基地局から
送信された基地局識別信号に対する応答信号も受信する
手段とを含むことが望ましい。
【0015】本発明の第二の観点はこのような無線呼出
方式で用いる無線呼出用端末であり、呼出信号列を受信
して自分宛の呼出信号を検出する手段と、自分宛の呼出
信号に対して応答信号を送信する手段と備えた無線呼出
用端末において、呼出信号列には送信元の基地局の基地
局識別信号が挿入され、応答信号を送信する手段は、受
信した基地局識別信号から求めた符号により応答信号を
直接拡散変調する手段を含むことを特徴とする。直接拡
散変調する手段は、受信した基地局識別信号と自分のア
ドレスとから拡散符号を求める手段を含むことができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一の実施形態を
示すブロック構成図であり、無線呼出方式の構成を示
す。この無線呼出方式は、電話端末11から電話網12
を経由して無線呼出用端末(ここでは二つの無線呼出用
端末16−1、16−2を示す)を呼び出すため、電話
網12から中央局13を経由して到来した呼出信号列を
無線信号に変換して送信する複数の基地局14−1〜1
4−nと、この複数の基地局14−1〜14−nからそ
れぞれの無線ゾーン15−1〜15−nに送信された呼
出信号列の少なくとも一部を受信する無線呼出用端末1
6−1、16−2とを備える。基地局14−1〜14−
nはそれぞれ、中央局13との間の回線を終端する回線
終端器21と、送信する呼出信号列に基地局毎に異なる
基地局識別信号を挿入する信号挿入回路22と、この基
地局識別信号を記憶するメモリ23と、基地局識別信号
が挿入された呼出信号列を送信する送信機24と、この
基地局識別信号により一意に決定される符号を用いて直
接拡散変調された信号を受信する受信機25とを備える
(図1には基地局14−1についてのみ示す)。
【0017】電話端末11から無線呼出用端末16−
1、16−2を呼び出すには、電話端末11から、その
無線呼出用端末16−1または16−2の番号と、メッ
セージがある場合にはそのメッセージとを入力する。こ
の入力された情報は、呼出要求信号として一般電話網1
2を介して中央局13に入力される。中央局13では、
その呼出要求信号を呼出信号列に変換し、複数(ここで
はnとする)の基地局14−1〜14−nに送信する。
基地局14−1〜14−nは、その呼出信号列を回線終
端器21を用いて受信し、信号挿入回路22によりその
基地局の基地局識別信号を挿入し、送信機24において
無線信号に変換し、各基地局毎の無線ゾーン15−1〜
15−nに同一の周波数Ff で送信する。各基地局の基
地局識別番号はメモリ23にあらかじめ蓄積されてお
り、信号挿入回路22はこの内容を読み出して呼出信号
列に挿入する。
【0018】図2は無線呼出用端末が受信する呼出信号
の構成例を示す。この呼出信号列は、図2(a)に示す
ように、信号長αのフレームをm個接続した周期Tのフ
レーム列から構成される。i番目のフレームは、図2
(b)に示すように、同期信号と、基地局識別信号と、
i 個の呼出信号とから構成される。この例では、基地
局識別信号が同期信号の後に挿入されるものとした。各
呼出信号は、図2(c)に示すように、アドレス信号と
メッセージ信号とから構成される。
【0019】図3は無線呼出用端末が送信する応答信号
の構成例を示す。無線呼出用端末16−1、16−2は
それぞれ、m個のフレーム中のあらかじめ割り当てられ
たひとつまたは複数のフレームの受信期間のみ受信状態
となり、そのフレームを受信する。そして、自分宛の呼
出信号を検出した場合には、利用者に呼び出されたこと
を通知するとともに、受信した呼出信号列に挿入されて
いた基地局識別信号から一意に決定される符号を拡散符
号として用いることにより直接拡散変調した応答信号を
返送する。応答信号そのものの構成は従来の双方向無線
呼出方式におけるものと同等であり、同期信号と応答情
報とから構成される。応答情報としては、呼出信号を受
信した旨の応答のみならず、短いメッセージを付加する
ことも可能である。
【0020】基地局14−1〜14−nでは、受信機2
5により、無線呼出用端末からの応答信号を受信する。
このとき、メモリ23に蓄積されている基地局識別信号
により決定される符号、すなわち無線呼出用端末が用い
たと同一の符号を拡散符号として用い、直接拡散変調波
を受信する。ここで、応答信号の周波数Fb は、送信し
た周波数Ff から一意に決定されるものとする。受信さ
れた応答信号は、回線終端器21を介して中央局13に
送信され、電話網12を介して呼び出し側の電話端末1
1に報告される。
【0021】図4は無線呼出用端末の一例を示すブロッ
ク構成図である。この無線呼出用端末の基本的な構成は
従来の双方向無線呼出方式におけるものと同等である
が、応答信号の送信に関する部分が異なる。
【0022】すなわち、この無線呼出用端末は、受信部
31、制御部32、スピーカ33、駆動部34、表示部
35および送信部36を備える。受信部31は基地局か
ら送信された呼出信号列を受信する。制御部32は、受
信部31の受信した呼出信号列に対し、同期信号に続い
て受信される基地局識別信号を検出してその信号を送信
した基地局を認識するとともに、受信した呼出信号列中
に自分宛の呼出信号があるか否かを調べる。自分宛の呼
出信号が検出された場合には、制御部32はスピーカ3
3から呼出音その他のアラームを出力して利用者に呼出
があったことを通知する。制御部32はまた、その呼出
信号にメッセージが付加されている場合には、そのメッ
セージを駆動部34を介して表示部35に表示する。さ
らに制御部32は、自分宛の呼出信号を検出した場合、
応答信号を送信部36へ出力するとともに、先に検出し
た基地局識別信号により一意に決定される符号を拡散符
号として送信部36へ出力する。送信部36は、制御部
32より入力された応答信号について、同じく制御部3
2より入力された拡散符号を用いて直接拡散変調し、基
地局へ送信する。この場合、複数の応答信号が衝突しな
いように他の無線呼出用端末と同期をとる必要はない。
【0023】ここで、同一の下り信号周波数Ff を受信
する二つの無線呼出用端末に同時に呼出信号を送信した
場合には、同一の上り信号周波数Fb を用いてそれぞれ
の受信機から応答信号が送信されることになる。しか
し、図1に示すようにそれらの受信機が互いに異なる無
線ゾーンにいる場合には、両者の応答信号は衝突するこ
となく受信される。もし、図1における無線呼出用端末
16−2の応答信号が隣接する無線ゾーン15−2から
基地局14−1に達した場合、または無線呼出信号を受
信後に無線呼出用端末16−2が無線ゾーン15−1に
移動して応答信号が基地局14−1に達した場合には、
両者の応答信号は衝突する。この場合、無線呼出用端末
16−1からの応答信号については、それを直接拡散変
調した符号が自局の基地局識別信号から求めたものであ
るので、基地局14−1で問題なく受信できる。しか
し、無線呼出用端末16−2からの応答信号について
は、それを直接拡散変調した符号(あるいは基地局14
−2の基地局識別信号)が不明のため、基地局14−1
で受信されることはない。
【0024】このように、直接拡散変調では、複数の信
号が衝突した場合であっても、衝突したそれぞれの信号
が異なる拡散符号で直接拡散変調されており、受信側で
その符号が既知であるならば、受信側はその既知の符号
で直接拡散変調された信号を受信できる。
【0025】このように、本実施形態では、上り信号の
伝送容量が増加しているにもかかわらず、無線呼出用端
末が送信する応答信号の伝送速度を低く抑えることがで
きる。このため、基地局における所要受信電力は増加せ
ず、無線呼出用端末からの出力を大きくする必要はな
い。したがって、無線呼出用端末において低消費電力化
を図ることができる。
【0026】以上の説明では、メモリ23の記憶する基
地局識別信号が自局のものだけとし、無線呼出用端末か
らの応答信号を受信するとき、自局からの呼出信号に対
する応答信号のみを受信することとした。このような構
成では、上述したように、同一の信号周波数Ff を受信
する複数の無線呼出用端末に対して同時に呼出信号を送
信した場合であって、ある無線呼出用端末の応答信号が
隣接する無線ゾーンにおける基地局で受信された場合、
または呼出信号を受信後に無線呼出用端末が隣接無線ゾ
ーンに移動してその無線ゾーンにおける基地局で受信さ
れた場合に、その無線呼出用端末からの応答信号は受信
しない。しかし、これでは応答信号の受信率が低下する
可能性がある。そこで、他の基地局の基地局識別信号に
ついてもメモリ23にあらかじめ登録しておき、無線呼
出用端末から出力された応答信号を受信するとき、自局
の基地局識別信号のみならず他局、特に隣接局の基地局
識別信号も用いて、自局から送信した基地局識別信号に
対する応答信号に加えて、他の基地局から送信された基
地局識別信号に対する応答信号も受信することがよい。
【0027】図5および図6はそれぞれ、他の基地局か
ら送信された呼出信号に対する応答信号についても受信
するための受信機25の構成例を示す。ここでは、ki
個の直接拡散変調された信号を受信する場合を例に説明
する。
【0028】図5に示す構成例は複数の直接拡散変調さ
れた信号を並列に受信するものであり、受信信号を分配
器101によりki 系列に分配し、それぞれを帯域通過
フィルタ102−1〜102−ki に通過させて不要な
帯域を取り除いた後に、乗算器103−1〜103−k
i においてそれぞれ各拡散符号を乗算し、帯域通過フィ
ルタ104−1〜104−ki により必要な帯域の信号
を取り出し、復調器105−1〜105−ki により復
調する。これらの復調出力から必要なものを選択器10
6により選択し、回線終端器21に出力する。
【0029】図6に示す構成例は複数の直接拡散変調さ
れた信号を時分割に受信するものであり、帯域通過フィ
ルタ111を通過した受信信号を標本化回路112にお
いて高速のサンプリング周期で標本化し、その結果をメ
モリ113に記憶する。この記憶された標本値に対し
て、乗算器114、帯域通過フィルタ115および復調
器116により時分割に処理し、その結果を選択器11
7により選択する。すなわち、乗算器114では順次k
i 個の拡散符号を乗算し、帯域通過フィルタ115によ
り必要な帯域の信号を取り出し、復調器116で順次復
調を行う。
【0030】図7は異なる符号で直接拡散変調された信
号が衝突した場合の受信動作を説明する図である。ここ
では、隣接する無線ゾーン15−2で呼出信号を受信し
た無線呼出用端末16−2からの応答信号が基地局14
−1に達して、無線呼出用端末16−1からの応答信号
と衝突したものとする。図7において、(a)はそれぞ
れ直接拡散変調された二つの応答信号が衝突した状態に
おけるスペクトラム、(b)は受信信号に無線呼出用端
末16−1が用いた拡散符号を乗算して得られるスペク
トラム、(c)は受信信号に無線呼出用端末16−2が
用いた拡散符号を乗算して得られるスペクトラムをそれ
ぞれ示す。このとき、無線呼出用端末16−1が用いた
拡散符号が既知であればその符号を用いて応答信号を受
信することができ、無線呼出用端末16−2が用いた拡
散符号が既知であればその符号を用いて応答信号を受信
することができる。また、複数の応答信号が衝突した場
合でも、それぞれが異なる符号で直接拡散変調されてい
れば、それらを別個に受信することができる。
【0031】以上説明した実施形態では、同一の下り信
号周波数Ff を受信する二つの無線呼出用端末16−
1、16−2がもともと同一の無線ゾーン15−1に存
在する場合、その二つの無線呼出用端末16−1、16
−2に対して同時に呼出信号を送出すると、それに対す
る応答信号が同一の符号により直接拡散変調され、基地
局14−1で衝突して応答信号の受信率が低下する可能
性がある。これを解決した実施形態について以下に説明
する。
【0032】図8は本発明の第二の実施形態を示すブロ
ック構成図である。この実施形態では、基地局41−1
〜41〜nでは呼び出した無線呼出用端末のアドレス信
号を記憶しておき、無線呼出用端末42−1、42−2
では基地局識別信号と自分のアドレスとから求めた符号
により応答信号を直接拡散変調し、基地局41−1〜4
1〜nではその応答信号を基地局識別信号と呼び出した
無線呼出用端末のアドレスとから求めた符号により受信
する。
【0033】すなわち、基地局41−1〜41−nはそ
れぞれ、回線終端器21により中央局13からの呼出信
号列を受信し、その呼出信号列をアドレス信号検出回路
43と信号挿入回路22とに出力する。アドレス信号検
出回路43は、呼出信号列中の各呼出信号におけるアド
レス信号、例えばフレームiについてはki 個のアドレ
ス信号を検出し、そのアドレス信号をメモリ44に蓄え
る。また、信号挿入回路22では、入力された呼出信号
列に、メモリ44にあらかじめ蓄積されている基地局毎
に異なる自局の基地局識別信号を挿入し、送信機24に
出力する。送信機24では、信号挿入回路22の出力を
無線信号に変換し、周波数Ff で送信する。送信機24
から出力される呼出信号列の構成は図2に示したものと
同様となる。
【0034】基地局41−1〜41−nはまた、無線呼
出用端末より送信された周波数Fbの応答信号を受信機
25により受信する。ここで、この応答信号は、呼出信
号を送信した基地局の基地局識別信号と、その応答信号
を送信した無線呼出用端末のアドレスとにより一意に決
定される符号を用いて直接拡散変調されている。そこ
で、演算回路45により、メモリ44に蓄積されている
基地局識別信号と送信した呼出信号から検出したアドレ
ス信号とから応答信号を受信するための符号を求め、そ
れを受信機25に出力する。ここで、フレームiのアド
レスはki 個あるため、フレームiに対してki 通りの
符号を用いる。受信機25では、それらの符号を用いて
応答信号を受信する。
【0035】無線呼出用端末42−1、42−2の構成
は、図4に示した第一の実施形態のものと同等である。
ただし、制御部32による符号の決定方法は異なる。す
なわち、制御部32は、受信した呼出信号中に自分宛の
呼出信号を検出した場合、呼出音その他のアラームによ
り利用者に通知し、応答信号を送信部36へ出力すると
ともに、先に検出した基地局識別信号と自分のアドレス
とにより一意に決定される符号を送信部36へ出力す
る。送信部36は、制御部32から入力された応答信号
を同じく制御部32から入力された符号を用いて直接拡
散変調を行い、基地局へ送信する。
【0036】これにより、無線呼出用端末毎に異なる符
号で応答信号が直接拡散変調されるため、同一の無線ゾ
ーンに存在する同一の下り信号周波数Ff を受信する複
数の無線呼出用端末に対して同時に呼出信号を送信した
場合であっても、基地局は複数の無線呼出用端末からそ
れぞれ送信される応答信号を受信することができる。
【0037】この実施形態でも第一の実施形態と同様
に、他の基地局の基地局識別信号についてもメモリ23
にあらかじめ登録しておき、無線呼出用端末から出力さ
れた応答信号を受信するとき、自局の基地局識別信号の
みなず他局の基地局識別信号も用いることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上り信号の伝送容量が増加しても、無線呼出用端末が送
信する応答信号の伝送速度を低く抑えることができるた
め、基地局における所要受信電力が増加せず、無線呼出
用端末からの出力を大きくする必要はない。したがっ
て、無線呼出用端末の低消費電力化を図ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック構成
図。
【図2】無線呼出用端末が受信する呼出信号の構成例を
示す図。
【図3】無線呼出用端末が送信する応答信号の構成例を
示す図。
【図4】無線呼出用端末の一例を示すブロック構成図。
【図5】複数の直接拡散変調された信号を並列に受信す
る受信機の構成例を示す図。
【図6】複数の直接拡散変調された信号を時分割に受信
する受信機の構成例を示す図。
【図7】異なる符号で直接拡散変調された信号が衝突し
た場合の受信動作を説明する図。
【図8】本発明の第二の実施形態を示すブロック構成
図。
【図9】従来例の無線呼出方式を示すブロック構成図。
【図10】無線呼出用受信機が受信する呼出信号列の構
成を示す図。
【図11】従来例の双方向無線呼出方式を示すブロック
構成図。
【符号の説明】
11、51 電話端末 12、52 電話網 13、53、61 中央局 14−1〜14−n、41−1〜41〜n、54−1〜
54−n、62−1〜62−n 基地局 15−1〜15−n、55−1〜55−n 無線ゾーン 16−1、16−2、42−1、42−2、63−1、
63−2 無線呼出用端末 21、57 回線終端器 22 信号挿入回路 23、44、113 メモリ 24、58 送信機 25、64 受信機 31 受信部 32 制御部 33 スピーカ 34 駆動部 35 表示部 36 送信部 43 アドレス信号検出回路 45 演算回路 56−1、56−2 無線呼出用受信機 101 分配器 102−1〜102−ki 、104−1〜104−
i 、111、115 帯域通過フィルタ 103−1〜103−ki 、114 乗算器 105−1〜105−ki 、116 復調器 106、117 選択器 112 標本化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117431(JP,A) 特表 平9−511890(JP,A) 国際公開96/16518(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出信号列を無線信号に変換して送信す
    る複数の基地局と、この複数の基地局から送信された呼
    出信号列の少なくとも一部を受信する無線呼出用端末と
    を備え、 前記無線呼出用端末は受信した信号に自分宛の信号が含
    まれていたときに応答信号を返送する応答送信手段を含
    み、 前記基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
    む無線呼出方式において、 前記複数の基地局はそれぞれ、送信する呼出信号列に基
    地局毎に異なる基地局識別信号を挿入する手段を含み、 前記応答送信手段は、受信した呼出信号列に挿入されて
    いた基地局識別信号から求めた符号により前記応答信号
    を直接拡散変調する手段を含み、 前記応答受信手段は、前記無線呼出用端末からの直接拡
    散変調された応答信号を自分の基地局識別信号から求め
    た符号により受信する手段を含むことを特徴とする無線
    呼出方式。
  2. 【請求項2】 前記直線拡散変調する手段は、前記符号
    を呼出信号列に挿入された基地局識別信号と自分のアド
    レスとから求める手段を含み、 前記受信する手段は、応答信号を受信するための符号を
    自局から送信した基地局識別信号と呼び出した無線呼出
    用端末のアドレスとから求める手段を含む請求項1記載
    の無線呼出方式。
  3. 【請求項3】 前記受信する手段は、他の基地局から送
    信される基地局識別信号があらかじめ登録される記憶手
    段と、自局から送信した基地局識別信号に対する応答信
    号に加えて、他の基地局から送信された基地局識別信号
    に対する応答信号も受信する手段とを含む請求項1また
    は2記載の無線呼出方式。
  4. 【請求項4】 呼出信号列を受信して自分宛の呼出信号
    を検出する手段と、自分宛の呼出信号に対して応答信号
    を送信する手段と備えた無線呼出用端末において、 前記呼出信号列には送信元の基地局の基地局識別信号が
    挿入され、 前記送信する手段は、受信した基地局識別信号から求め
    た符号により前記応答信号を直接拡散変調する手段を含
    むことを特徴とする無線呼出用端末。
  5. 【請求項5】 前記直接拡散変調する手段は、受信した
    基地局識別信号と自分のアドレスとから直接拡散変調の
    ための符号を求める手段を含む請求項4記載の無線呼出
    用端末。
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