JP3400252B2 - 無線呼出方式 - Google Patents

無線呼出方式

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JP3400252B2
JP3400252B2 JP20500596A JP20500596A JP3400252B2 JP 3400252 B2 JP3400252 B2 JP 3400252B2 JP 20500596 A JP20500596 A JP 20500596A JP 20500596 A JP20500596 A JP 20500596A JP 3400252 B2 JP3400252 B2 JP 3400252B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線呼出用端末を携
帯している利用者を無線により呼び出す無線呼出方式に
関する。特に、無線呼出用端末が自分宛の呼出信号を受
信したときに、その端末より応答信号を基地局側に送信
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図23は従来例の無線呼出方式を示すブ
ロック構成図である。電話端末51から無線呼出用受信
機56−1または56−2を呼び出すには、電話端末5
1から、その無線呼出用受信機56−1または56−2
の番号と、メッセージがある場合にはそのメッセージと
を入力する。この入力された情報は、呼出要求信号とし
て一般電話網(PSTN)52を介して中央局53に入
力される。中央局53では、その呼出要求信号を呼出信
号列に変換し、複数(ここではnとする)の基地局54
−1〜54−nに送信する。基地局54−1〜54−n
は、その呼出信号列を回線終端器57を用いて受信し、
送信機58において無線信号(電波)に変換し、各基地
局毎の無線ゾーン55−1〜55−nに同一の周波数F
f で同時に送信する。無線呼出用受信機56−1、56
−2はそれぞれ、あらかじめ設定されている周波数Ff
でその無線信号を受信し、自分宛の呼出信号を検出した
場合には、利用者に呼び出されたことを通知する。
【0003】図24は無線呼出用受信機が受信する呼出
信号列の構成例を示す。この呼出信号列は、図24
(a)に示すように、信号長αのフレームをm個接続し
た周期Tのフレーム列から構成される。i番目のフレー
ムは、図24(b)に示すように、同期信号とki 個の
呼出信号とから構成される。各呼出信号は、図24
(c)に示すように、アドレス信号とメッセージ信号と
から構成される。無線呼出用受信機は、m個のフレーム
中のあらかじめ割り当てられたひとつまたは複数のフレ
ームの受信期間のみ受信状態となり、そのフレームを受
信する。これは間欠受信方式と呼ばれるものであり、無
線呼出用受信機における電池寿命の長時間化を図るもの
である。例えば、無線呼出用受信機56−1、56−2
が同一のフレームiに割り当てられているとすると、こ
れらの無線呼出用受信機56−1、56−2はフレーム
iでのみ受信状態となり、そのフレームi中の呼出信号
を受信する。また、無線呼出用受信機56−1、56−
2の双方を同時に呼び出すときには、例えば無線呼出用
受信機56−1へはその受信機のアドレス信号を有する
呼出信号i−1、無線呼出用受信機56−2へはその受
信機のアドレス信号を有する呼出信号i−2として送信
される。無線呼出用受信機は、受信したフレーム中に自
分宛の呼出信号を検出した場合、呼出音その他のアラー
ムを出力して、利用者に呼出があったことを通知する。
【0004】以上説明した無線呼出方式は片方向の通信
であるため、発呼者は発呼した呼出要求が所望の無線呼
出用受信機に届いたか否かを知ることができないという
問題がある。これを解決するため、受信専用の無線呼出
用受信機ではなく送信機能をもった無線呼出用端末を用
い、無線呼出用端末が自分宛への呼出信号を検出した場
合に、その端末から呼出信号を受信した旨の応答信号を
基地局へ送信する双方向無線呼出方式が提案されてい
る。
【0005】図25は従来例の双方向無線呼出方式を示
すブロック構成図である。この方式では、図23に示し
た中央局53、基地局54−1〜54−nおよび無線呼
出用受信機56〜1、56−2に代えて、双方向通信が
可能な中央局61、基地局62−1〜62−nおよび無
線呼出用端末63−1、63−2を用いる。
【0006】電話端末51から無線呼出用端末63−1
または63−2を呼び出すには、図23に示した従来例
と同様に、呼出信号列を各基地局毎の無線ゾーン55−
1〜55−nに同一の周波数Ff で同時に送信する。無
線呼出用端末63−1、63−2はそれぞれ、その呼出
信号列を受信し、自分宛の呼出信号を検出すると、利用
者に呼出があったことを通知する。この後、呼び出され
た無線呼出用端末63−1または63−2は、呼出信号
を受信した旨の応答信号を基地局に送信する。このと
き、短いメッセージ信号を付加することも可能である。
無線呼出用端末が位置する無線ゾーンの基地局は、受信
機64においてその応答信号を受信し(無線呼出用端末
63−1が送信した応答信号は基地局62−1が受信
し、無線呼出用端末63−2が送信した応答信号は基地
局62−2が受信する)、応答信号を回線終端器57を
介して中央局61に送信する。これにより、中央局61
は呼び出した旨を電話網52を介して電話端末51に報
告する。
【0007】図26は無線呼出用端末が送信する応答信
号の構成例を示す。この応答信号は、同期信号と応答情
報とから構成される。応答情報としては、呼出信号を受
信した旨の応答のみならず、短いメッセージを付加する
ことも可能である。
【0008】ここで、無線呼出用端末が応答信号を送信
する上り信号の周波数は、自動車電話や携帯電話と同様
に、呼出信号を送信する下り信号の周波数に対して一意
に設定されているとする。すなわち、Ff に対してFb
が一意に設定されるとする。その一方で、無線呼出方式
では、一つの下り信号周波数をすべての無線ゾーンで使
用している。このため、下り信号で複数の呼出信号を送
信した場合には、すべての無線ゾーンにおいて、同一の
上り信号周波数を用いて複数の無線呼出用端末が同時に
応答することになる。このような応答信号の衝突を防
ぎ、上り信号の伝送品質を向上させるためには、少なく
とも同時に呼び出された無線呼出用端末が、異なるタイ
ミングで応答信号を返送する必要がある。例えば、上り
信号を複数のスロットに分割し、各スロットを同時に呼
び出された無線呼出用端末にそれぞれ割り当て、そのス
ロットに各無線呼出用端末からの応答信号を挿入する。
【0009】図27および図28は中央局の二つの構成
例を示すブロック構成図である。図27は図23に示し
た片方向無線呼出方式で用いられる中央局53の構成例
であり、図28は図25に示した双方向無線呼出方式で
用いられる中央局61の構成例である。
【0010】片方向無線呼出方式に用いられる中央局5
3は、交換機71、符号化部72、分配部73および複
数の回線終端器75を備える。交換機71は電話網に接
続され、この電話網からの呼出要求信号を符号化部72
に出力する。符号化部72はこの呼出要求信号を呼出信
号列に変換する。分配部73はこの呼出信号列を各基地
局へ分配する。回線終端器75はそれぞれ基地局との間
の回線を終端し、分配部73からの呼出信号列を基地局
に送出する。
【0011】これに対して双方向無線呼出方式に用いら
れる中央局61は、交換機71、符号化部72、分配・
集約部74および複数の回線終端器76を備える。交換
機71および符号化部72の動作は図27に示した中央
局53のものと同等である。分配・集約部73は、符号
化部72の出力した呼出信号列を各基地局へ分配すると
ともに、回線終端器74の受信した応答信号を集約して
交換機71を介して呼出要求元に応答情報を返送する。
回線終端器74は、それぞれ基地局との間の回線を終端
し、分配・集約部73からの呼出信号列を基地局に送出
するとともに、基地局を経由した無線呼出用端末からの
応答信号を受信して分配・集約部74に出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上り信号を複数のスロ
ットに分割して無線呼出用端末に割り当てる場合に、応
答信号を送出する無線呼出用端末の数が多くなると、ス
ロット数を増加させる必要が生じる。また、各無線呼出
用端末からの応答信号長が長くなると、スロットを構成
するビット数を増やす必要がある。このためには、上り
信号の伝送速度を速くし、上り信号の容量を増やす必要
がある。
【0013】しかし、上り信号の伝送速度が速くなる
と、基地局における所要受信電力が大きくなり、無線呼
出用端末の出力を大きくしなければならない。このた
め、無線呼出用端末における消費電力が増し、電池寿命
が短くなってしまう。
【0014】一方、上り信号の周波数を無線呼出用端末
毎に変える方法も考えられるが、周波数を有効に利用す
ることができず、また、無線呼出用端末への制御が複雑
になってしまう。
【0015】本願発明者らは、このような課題を解決す
るため、基地局から無線呼出用端末基地局識別信号を通
知し、無線呼出用端末ではその基地局識別信号から求め
た符号、あるいはその基地局識別信号と自端末のアドレ
スとから求めた符号により応答信号を直接拡散変調して
基地局に返送する無線呼出方式を発明し、すでに特許出
願した(特願平8−167471)。
【0016】本発明は、この先の出願で解決しようとし
た課題を別の手段により解決することを目的とし、さら
に、拡散符号を無線呼出用端末間で同一の符号とならな
いように割り当てるとともに、基地局側でもその符号を
容易に知ることのできる無線呼出方式を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、自分宛の呼出
信号を受信した無線呼出用端末が呼出信号を受信した旨
の応答信号を直接拡散変調して基地局へ送信する場合
に、その直接拡散変調のための符号(以下「拡散符号」
という)を無線呼出用端末間で同一の符号とならないよ
うに割り当てるとともに、基地局側でもその拡散符号を
容易に知ることができることを特徴とする。具体的に
は、基地局より通知される信号、または呼出信号列中の
呼出信号の送信位置により一意に決定される符号を用い
て、応答信号の直接拡散変調を行う。
【0018】すなわち、本発明の第一の観点によると、
呼出信号列を無線信号に変換して送信する複数の基地局
と、この複数の基地局から送信された呼出信号列の少な
くとも一部の呼出信号を受信する無線呼出用端末とを備
え、無線呼出用端末は受信した呼出信号に自分宛のもの
が含まれるときに応答信号を返送する応答送信手段を含
み、基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
む無線呼出方式において、呼出信号列の個々の呼出信号
には符号通知信号が付加され、応答送信手段は、自分宛
の呼出信号に付加されていた符号通知信号により表され
る符号を用いて、応答信号を直接拡散変調する手段を含
み、応答受信手段は、送信した呼出信号列の個々の呼出
信号に付加されていた符号通知信号により表される符号
を用いて、無線呼出用端末からの直接拡散変調された応
答信号を受信する手段を含むことを特徴とする無線呼出
方式が提供される。
【0019】本発明の第二の観点によると、呼出信号列
を無線信号に変換して送信する複数の基地局と、この複
数の基地局から送信された呼出信号列の少なくとも一部
の呼出信号を受信する無線呼出用端末とを備え、無線呼
出用端末は受信した呼出信号に自分宛のものが含まれる
ときに応答信号を返送する応答送信手段を含み、基地局
はこの応答信号を受信する応答受信手段を含む無線呼出
方式において、応答送信手段は、送信された呼出信号列
中における自分宛の呼出信号の位置により求められる符
号を用いて、前記応答信号を直接拡散変調する手段を含
み、応答受信手段は、送信した呼出信号列中の個々の呼
出信号の位置により求められる符号を用いて、前記無線
呼出用端末からの直接拡散変調された応答信号を受信す
る手段を含むことを特徴とする無線呼出方式が提供され
る。
【0020】応答送信手段は、自分宛の呼出信号があら
かじめ定められた時点から何番目の呼出信号であるかに
より直接拡散変調のための符号を求める手段を含み、応
答受信手段は、あらかじめ定められた時点から送信した
呼出信号の順番により応答信号を受信するための符号を
求める手段を含むことができる。
【0021】また、呼出信号列はあらかじめ定められた
信号長のフレームが複数m個接続されたフレーム列を単
位とする信号であり、各フレームには複数の呼出信号が
含まれ、無線呼出用端末は各フレーム列のうちのあらか
じめ割り当てられた少なくとも一部のフレームを受信す
るように設定され、応答送信手段および応答受信手段は
それぞれ、呼出信号のフレーム内での位置(その呼出信
号がフレーム内で何番目の呼出信号であるか)、呼出信
号のフレーム内での位置とそのフレームのフレーム列内
での位置(何番目のフレームであるか)、あるいは呼出
信号のフレーム内での位置とそのフレームのフレーム列
内での位置とそのフレームまたはフレーム列の送信時刻
とにより、直接拡散変調のための符号を求める手段を含
むことが望ましい。呼出信号のフレーム内の位置により
符号を求める場合には、各フレームでの位置により求め
てもよく、あらかじめ定められた時点以降のフレーム列
の同じフレーム位置の呼出信号の順番から求めてもよ
い。
【0022】本発明の第三の観点によると、呼出信号列
を受信して自分宛の呼出信号を検出する手段と、自分宛
の呼出信号に対して応答信号を送信する手段とを備えた
無線呼出用端末において、呼出信号には符号通知信号が
付加され、送信する手段は、自分宛の呼出信号に付加さ
れていた符号通知信号により表される符号により応答信
号を直接拡散変調する手段を含むことを特徴とする無線
呼出用端末が提供される。
【0023】本発明の第四の観点によると、基地局から
送信された呼出信号列中における自分宛の呼出信号の位
置により求められる符号により応答信号を直接拡散変調
する手段を含むことを特徴とする無線呼出用端末が提供
される。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一の実施形態を
示すブロック構成図であり、無線呼出方式の構成を示
す。この無線呼出方式は、電話端末11から電話網12
を経由して無線呼出用端末(ここでは二つの無線呼出用
端末16−1、16−2を示す)を呼び出すため、電話
端末11からの呼出要求信号を電話網12を経由して受
け取り呼出信号列に変換する中央局13と、この中央局
13からの呼出信号列を無線信号に変換して送信する複
数の基地局14−1〜14−nと、この複数の基地局1
4−1〜14−nからそれぞれの無線ゾーン15−1〜
15−nに送信された呼出信号列の少なくとも一部の呼
出信号を受信する無線呼出用端末16−1、16−2と
を備える。基地局14−1〜14−nはそれぞれ、中央
局13との間の回線を終端する回線終端器21と、呼出
信号列を送信する送信機22と、呼出信号列に含まれる
符号通知信号を検出する符号通知信号検出回路23と、
検出された符号通知信号を記憶するメモリ24と、この
メモリ24に記憶された符号通知信号により表される符
号を用いて無線呼出用端末からの応答信号を受信する直
接拡散変調信号受信機25とを備える(図1には基地局
14−1についてのみ示す)。
【0025】電話端末11から無線呼出用端末16−
1、16−2を呼び出すには、電話端末11から、その
無線呼出用端末16−1または16−2の番号と、メッ
セージがある場合にはそのメッセージとを入力する。こ
の入力された情報は、呼出要求信号として一般電話網1
2を介して中央局13に入力される。中央局13では、
その呼出要求信号を呼出信号列に変換する際に各呼出信
号に符号通知信号を付加し、複数(ここではnとする)
の基地局14−1〜14−nに送信する。基地局14−
1〜14−nは、その呼出信号列を回線終端器21を用
いて受信し、その呼出信号列を送信機22に供給すると
ともに、符号通知信号検出回路23にも供給する。送信
機22は、その呼出信号列を無線信号(電波)に変換
し、周波数Ff で送信する。一方、符号通知信号検出回
路23は、入力された呼出信号列から符号通知信号を検
出し、メモリ24に蓄える。
【0026】送信機22から基地局から送信された呼出
信号列から自分宛の呼出信号を受信した無線呼出用端末
16−1、16−2は、その呼出信号に付加されていた
符号通知信号により表される符号を用いて、直接拡散変
調した応答信号を返送する。この応答信号の信号構成自
体は図14に示した従来の双方向無線呼出方式のものと
同等である。
【0027】この応答信号は、基地局14−1〜14−
nの直接拡散変調信号受信機25により受信される。こ
のとき、直接拡散変調信号受信機25は、応答信号を受
信するための拡散符号として、メモリ24に蓄えられた
複数の符号通知信号よりそれぞれ決定される符号を用い
る。ここで、応答信号の周波数Fb は、送信した周波数
f から一意に決定されるものとする。受信された応答
信号は、回線終端器21を介して中央局13に送信さ
れ、電話網12を介して呼び出し側の電話端末11に報
告される。
【0028】図2は中央局13の一例を示すブロック構
成図である。この中央局13は、図24に示した従来例
と同様に交換機26、符号化部28、分配・集約部29
および複数の回線終端器30を備え、さらに、拡散符号
割付回路27を備える。交換機26は電話網に接続さ
れ、この電話網からの呼出要求信号を符号化部28に出
力する。符号化部28は、この呼出要求信号を呼出信号
列に変換するとともに、その呼出信号列に、拡散符号割
付回路27により割り付けられた拡散符号を無線呼出用
端末に通知するための符号通知信号を付加する。分配・
集約部29はこの符号通知信号が付加された呼出信号列
を基地局毎の信号に分配する。回線終端器30はそれぞ
れ基地局との間の回線を終端し、分配・集約部29から
の呼出信号列を基地局に送出する。回線終端器30はま
た、基地局を経由した無線呼出用端末からの応答信号を
受信し、分配・集約部73は、この応答信号を集約し
て、交換機71を介して呼出要求元に応答情報を返送す
る。
【0029】図3は送信機22から出力される呼出信号
列の構成例を示す図であり、図22に示した信号構成を
本実施形態に適するように修正した例を示す。送信機2
2から出力される呼出信号列は、図3(a)に示すよう
に信号長αのフレームをm個接続した周期Tのフレーム
列から構成され、そのi番目のフレームには、図3
(b)に示すように、同期信号と、ki 個の呼出信号と
を含む。以上の信号構成は従来からのものと同等であ
る。図3に示した信号構成の特徴は、図3(c)に示す
ように、各呼出信号に、アドレス信号とメッセージ信号
とに加えて符号通知信号が付加されたことである。各呼
出信号に付加される符号通知信号は、フレーム内で互い
に異なる符号を表わすことが望ましい。
【0030】図4は送信機22から出力される呼出信号
構成の別の例を示す図であり、財団法人電波システム開
発センターの策定した規格RCR STD−43に示さ
れた信号構成を本実施形態に適するように修正した例を
示す。RCR STD−43の信号構成は、呼出信号列
が図4(a)に示すように信号長αのフレームをm個接
続した周期Tのフレーム列から構成され、そのi番目の
フレームには、図4(b)に示すように、同期信号と、
同一の呼出信号を繰り返すp個(同一の呼出信号の送信
回数)のサブフレームとを含む。各サブフレームには、
i 個のアドレス信号からなるアドレス信号フィールド
と、各アドレス信号に対応するベクトル信号からなるベ
クトル信号フィールドと、各アドレス信号に対応するメ
ッセージ信号からなるメッセージ信号フィールドとを含
む。個々の呼出信号は、一つのアドレス信号と、それに
対応する一つのベクトル信号と、これらに対応する一つ
のメッセージ信号とからある。ベクトル信号はアドレス
信号とメッセージ信号とを結び付ける信号であり、ベク
トル信号iはアドレス信号i(i=1〜ki )に対する
メッセージ信号iの起点と終点を示す。このような信号
構成において、図4(c)に示すように、メッセージ信
号フィールド内の各メッセージ信号の前に符号通知信号
を付加する。また、アドレス信号フィールドまたはベク
トル信号フィールドに符号通知信号を挿入することもで
きる。
【0031】図5は無線呼出用端末の一例を示すブロッ
ク構成図であり、図6はその動作フローを示す。この無
線呼出用端末の基本的な構成は従来の双方向無線呼出方
式におけるものと同等であるが、応答信号の送信に関す
る部分が異なる。
【0032】すなわち、この無線呼出用端末は、受信部
31、制御部32、スピーカ33、駆動部34、表示部
35および送信部36を備え、送信部36として直接拡
散変調用送信機が用いられる。受信部31は基地局から
送信された呼出信号列のうち自分に割り当てられたフレ
ームを受信する。制御部32は、受信部31の受信した
呼出信号列中に自分宛の呼出信号があるか否かを調べ、
自分宛の呼出信号が検出された場合には、スピーカ33
から呼出音その他のアラームを出力して利用者に呼出が
あったことを通知する。制御部32はまた、その呼出信
号にメッセージが付加されている場合には、そのメッセ
ージを駆動部34を介して表示部35に表示する。さら
に制御部32は、自分宛の呼出信号を検出した場合、応
答信号を送信部36へ出力するとともに、その呼出信号
に含まれていた符号通知信号により一意に決定される符
号を拡散符号として送信部36へ出力する。送信部36
は、制御部32より入力された応答信号について、同じ
く制御部32より入力された符号を用いて直接拡散変調
し、基地局へ送信する。この場合、複数の応答信号が衝
突しないように他の無線呼出用端末と同期をとる必要は
ない。
【0033】ここで、同一の下り信号周波数Ff を受信
する二つの無線呼出用端末に同じフレームで呼出信号を
送信した場合には、同一の上り信号周波数Fb を用いて
それぞれの受信機から応答信号が送信されることにな
る。しかし、図1に示すようにそれらの受信機が互いに
異なる無線ゾーンにいる場合には、両者の応答信号は衝
突することなく受信される。これに対し、図1における
無線呼出用端末16−2の応答信号が隣接する無線ゾー
ン15−2から基地局14−1に達した場合、または無
線呼出信号を受信後に無線呼出用端末16−2が無線ゾ
ーン15−1に移動して応答信号が基地局14−1に達
した場合には、互いに同期を取っていないので両者の応
答信号が衝突する可能性がある。しかし、その場合で
も、それぞれが異なる符号により直接拡散変調されてい
れば、基地局14−1でそれぞれを問題なく受信でき
る。
【0034】図7は異なる符号で直接拡散変調された信
号が衝突した場合の受信動作を説明する図である。ここ
では、同一フレーム内の異なる位置の呼出信号を受信し
た無線呼出用端末16−1、16−2からの応答信号が
衝突したものとする。図7において、(a)はそれぞれ
直接拡散変調された二つの応答信号が衝突した状態にお
けるスペクトラム、(b)は受信信号に無線呼出用端末
16−1が用いた拡散符号を乗算して得られるスペクト
ラム、(c)は受信信号に無線呼出用端末16−2が用
いた拡散符号を乗算して得られるスペクトラムをそれぞ
れ示す。このとき、無線呼出用端末16−1が用いた拡
散符号が既知であればその符号を用いて応答信号を受信
することができ、無線呼出用端末16−2が用いた拡散
符号が既知であればその符号を用いて応答信号を受信す
ることができる。また、複数の応答信号が衝突した場合
でも、それぞれが異なる符号で直接拡散変調され、かつ
それらの符号が既知であれば、それらを別個に受信する
ことができる。
【0035】図8および図9はそれぞれ、直接拡散変調
信号受信機25の構成例を示す。ここではk個の異なる
符号を用いて直接拡散変調信号を受信する場合を例に説
明する。
【0036】図8に示す構成例は複数の直接拡散変調信
号を並列に受信するものであり、受信信号を帯域通過フ
ィルタ101に通過させて不要な帯域を取り除いた後
に、分配器102によりk系列に分配し、それぞれを乗
算器103−1〜103−kにおいてそれぞれ各拡散符
号を乗算し、帯域通過フィルタ104−1〜104−k
により必要な帯域の信号を取り出し、復調器105−1
〜105−kにより復調する。これらの復調出力から必
要なものを選択器106により選択し、回線終端器21
に出力する。
【0037】図9に示す構成例は複数の直接拡散変調信
号を同時に受信して蓄積した後に一つずつ処理するもの
であり、帯域通過フィルタ111を通過した受信信号を
標本化回路112において高速のサンプリング周期で標
本化し、その結果をメモリ113に記憶する。この記憶
された標本値に対して、乗算器114、帯域通過フィル
タ115および復調器116により時分割に処理し、そ
の結果を選択器117により選択する。すなわち、乗算
器114では順次k個の拡散符号を乗算し、帯域通過フ
ィルタ115により必要な帯域の信号を取り出し、復調
器116で順次復調を行う。
【0038】このように、個々の呼出信号に互いに異な
る符号通知信号を付加し、無線呼出用端末ではその符号
通知信号により表される符号を用いて応答信号を直接拡
散変調することで、上り信号の伝送容量が増加している
にもかかわらず、無線呼出用端末が送信する応答信号の
伝送速度を低く抑えることができる。このため、基地局
における所要受信電力は増加せず、無線呼出用端末から
の出力を大きくする必要はない。したがって、無線呼出
用端末において低消費電力化を図ることができる。
【0039】以上の説明では、各呼出信号中に符号通知
信号を付加して送信しているため、伝送効率が低下する
という欠点がある。これを解決し、符号通知信号を用い
ることなく基地局側と端末側とで同一の拡散符号を決定
することができる実施形態について以下に説明する。
【0040】図10は本発明の第二の実施形態を示すブ
ロック構成図である。この実施形態の無線呼出方式は、
無線呼出用端末が、基地局から送信された呼出信号列中
における自分宛の呼出信号の位置、すなわちその呼出信
号が呼出信号列中の何番目の呼出信号であるか、により
求められる符号を用いて応答信号を直接拡散変調する。
一方、基地局では、送信した呼出信号列中の個々の呼出
信号の位置により求められる符号を用いて、無線呼出用
端末からの直接拡散変調された応答信号を受信する。こ
のため、図1に示した実施形態における中央局13、基
地局14−1〜14−n、無線呼出用端末16−1、1
6−nに代えて、中央局41、基地局42−1〜42−
n、無線呼出用端末43−1、43−2を備える。基地
局42−1〜42−nはそれぞれ、図1に示した実施形
態と同様に回線終端器21、送信器22および直接拡散
変調信号受信機25を備え、さらに、アドレス信号検出
回路44、メモリ45および演算回路46を備える。
【0041】中央局41は、従来からのものと同等に、
電話端末11からの呼出要求信号を電話網12を経由し
て受け取って呼出信号列に変換するが、図1に示した実
施形態における中央局13とは異なり、各呼出信号に符
号通知信号を付加することはしない。
【0042】基地局42−1〜42−nではそれぞれ、
回線終端器21を用いて中央局41からの呼出信号列を
受信し、その呼出信号列を送信機22に供給するととも
に、アドレス信号検出回路44にも供給する。送信機2
2は、その呼出信号列を無線信号(電波)に変換し、周
波数Ff で送信する。送信される呼出信号の構成として
は、図22に示したもの、あるいはRCR STD−4
3に示されたものを用いる。一方、アドレス信号検出回
路44は、入力された呼出信号列から各呼出信号のアド
レス信号を検出するとともに、そのアドレス信号が付与
された呼出信号が挿入されているフレームの呼出信号列
(フレーム列)内での位置(送信順序)、およびそのフ
レーム中でのその呼出信号の位置(送信順序)を検出
し、メモリ45に蓄える。
【0043】送信機22から送信された呼出信号列より
自分宛の呼出信号を受信した無線呼出用端末43−1、
43−2は、その呼出信号が挿入されているフレームの
フレーム列内での位置、およびそのフレーム中でのその
呼出信号の位置により直接拡散変調のための符号を求
め、その符号を用いて直接拡散変調した応答信号を返送
する。
【0044】この応答信号は、基地局14−1〜14−
nの直接拡散変調信号受信機25により受信される。こ
のとき、直接拡散変調信号受信機25が応答信号を受信
するための拡散符号は、演算回路46により求められ
る。すなわち、演算回路46は、メモリ45に蓄積され
た各アドレス信号の送信位置により、それに対応する応
答信号を受信するためのそれぞれの符号を決定する。受
信された応答信号は、回線終端器21を介して中央局4
1に送信され、電話網12を介して呼び出し側の電話端
末11に報告される。
【0045】図11は無線呼出用端末43−1、43−
2の動作フローの一例を示す。無線呼出用端末43−
1、43−2の構成は図5に示したものと同等である
が、制御部32による動作が少し異なる。
【0046】すなわち、受信部31は基地局から送信さ
れた呼出信号列を受信する。制御部32は、受信部31
の受信した呼出信号列中に自分宛の呼出信号があるか否
かを調べ、自分宛の呼出信号が検出された場合には、ス
ピーカ33から呼出音その他のアラームを出力して利用
者に呼出があったことを通知する。制御部32はまた、
その呼出信号にメッセージが付加されている場合には、
そのメッセージを駆動部34を介して表示部35に表示
する。さらに制御部32は、自分宛の呼出信号を検出し
た場合、応答信号を送信部36へ出力するとともに、そ
の呼出信号の送信位置により一意に決定される符号を拡
散符号として送信部36へ出力する。送信部36は、制
御部32より入力された応答信号について、同じく制御
部32より入力された符号を用いて直接拡散変調し、基
地局へ送信する。
【0047】呼出信号の位置を決定するには、基地局と
無線呼出用端末とで初期位置を決める必要がある。この
ためには、ある時点で符号の割り当てにリセットをかけ
る。例えば、午前零時のように一日のうちのある特定の
時刻、1時間毎、あるいはフレームをm回繰り返すフレ
ーム列のM回毎にリセットをかける。これにより、無線
呼出用端末では、呼出信号がリセット後の何番目の呼出
信号であるかにより直接拡散変調のための符号を求め、
基地局では、リセット後に送信した呼出信号の順番によ
り、応答信号を受信するための符号を求める。
【0048】図12は無線呼出用端末43−1、43−
2の動作フローの別の例を示す。図11に示した動作フ
ローでは、呼出信号列のすべてのフレームを受信して呼
出信号の送信位置を決定していた。しかし、一般に無線
呼出用端末は、間欠受信を行って低消費電力化を行って
いる。すなわち、呼出信号列を構成するあらかじめ定め
られた信号長のフレームが複数m個接続されたフレーム
列のうち、あらかじめ割り当てられた少なくとも一部の
フレームのみを受信する。このような場合、フレーム毎
に、あるいは間欠受信した一連のフレーム内で、呼出信
号の位置に基づいて拡散符号を求めることができる。
【0049】図13および図14はこの動作フローに対
するフレーム毎の拡散符号の割り当て例を示す。図13
に示す拡散符号の割り当て例は、図24に示した信号構
成を用いた場合の例である。すなわち、フレームi内の
呼出信号i−1、i−2、…、i−ki に対し、その送
信順序に対応して、拡散符号C1 、C2 、…、Ckiを割
り当てる。したがって、フレームiを間欠受信した無線
呼出用端末は、j番目(j=1、2、…、ki )の呼出
信号i−jが自分宛であるとき、拡散符号Cjを用いて
応答信号を直接拡散変調する。図14に示す拡散符号の
割り当て例は、RCR STD−43の信号構成を用い
た場合の例である。この場合には、アドレス信号フィー
ルド内のアドレス信号の順序に対応して拡散符号C1
2 、…、Ckiを割り当てる。
【0050】図15および図16は一連の間欠受信フレ
ーム内での拡散符号の割り当て例を示す。図15に示す
拡散符号の割り当て例は、図24に示した信号構成を用
いた場合の例である。この例では、以前のフレームiの
呼出信号に対して、拡散符号Cq-1 までが割り当てられ
ているものとする。このとき、新たなフレーム列におけ
るフレームi内の呼出信号i−1、i−2、…、i−k
i に対し、その送信順序に対応して、拡散符号Cq 、C
q+1 、…、Cq+ki-1を割り当てる。さらに、次のフレー
ム列におけるフレームiでは、呼出信号i−1、i−
2、…、i−riに対し、拡散符号Cq+ki、Cq+ki+1
…、Cq+ki+ri-1 を割り当てる。図16に示す拡散符号
の割り当て例はRCR STD−43の信号構成を用い
た場合の例である。この場合には、アドレス信号フィー
ルド内のアドレス信号の順序に対応して拡散符号Cq
q+1 、…、Cq+ki-1を割り当てる。
【0051】この割り当て例を利用するには、図11を
参照して説明した場合と同様に、呼出信号の位置を決定
するためにある時点で符号の割り当てにリセットをかけ
る。そして、無線呼出用端末では、このリセット以降に
受信した複数のフレーム内で自分宛の呼出信号が何番目
の呼出信号であるかにより直接拡散変調のための符号を
求め、基地局では、リセット以降に送信したフレーム列
の同じフレーム番号毎の呼出信号の順番により応答信号
を受信するための符号を求める。
【0052】図17は無線呼出用端末43−1、43−
2の動作フローのさらに別の例を示し、図18および図
19はこの動作フローに対する拡散符号の割り当て例を
示す。
【0053】この動作フローでは、拡散符号を求めるた
めに、フレーム内での呼出信号の位置だけでなく、その
フレームのフレーム列内での位置も用いる。受信するフ
レームのフレーム列内での位置はあらかじめ定まってお
り、呼出信号のフレーム内での送信位置を検出すること
で、フレーム列内でのその呼出信号の送信位置を知るこ
とができる。したがって、フレーム内の呼出信号に対し
て異なる拡散符号を割り当てるだけでなく、フレーム列
内でも異なる拡散符号を割り当てることができる。
【0054】信号構成として図24に示したものを用い
る場合には、フレームi内の呼出信号i−1、i−2、
…、i−ki に対しては、その送信位置に対応して、拡
散符号Ci,1 、Ci,2 、…、Ci,kiを割り当てる。ま
た、フレームj内の呼出信号j−1、j−2、…に対し
ては、拡散符号Cj,1 、Cj,2 、…を割り当てる。した
がって、フレームiを間欠受信する無線呼出用受信機
は、そのフレームi内のq番目(q=1、2、…、
i )の呼出信号i−qが自分宛であるとき、拡散符号
i,q を用いて応答信号を直接拡散変調する。
【0055】信号構成としてRCR STD−43に示
されたものを用いる場合には、アドレス信号フィールド
内のアドレス信号の順序に対応して拡散符号を割り当て
る。
【0056】図20は無線呼出用端末43−1、43−
2の動作フローのさらに別の例を示し、図21および図
22はこの動作フローに対する拡散符号の割り当て例を
示す。
【0057】この動作フローでは、拡散符号を求めるた
めに、フレーム内での呼出信号の位置およびそのフレー
ムのフレーム列内での位置だけでなく、そのフレーム列
の送信時刻も用いる。これにより、時刻t0 に送信され
たフレーム列のフレームiと、時刻t0 +Tに送信され
たフレーム列のフレームiとで、異なる拡散符号を用い
ることができる。
【0058】信号構成として図24に示したものを用い
る場合には、時刻t0 に送信されたフレーム列のフレー
ムi内の呼出信号i−1、i−2、…、i−ki に対
し、その送信順序に対応して、拡散符号Ct0,i,1、C
t0,i,2、…、Ct0,i,ki を割り当てる。また、時刻t0
+Tに送信されたフレーム列のフレームi内の呼出信号
i−1、i−2、…、i−ri に対しては、拡散符号C
t0+T,i,1、Ct0+T,i,2、…、Ct0+T,i,ri を割り当て
る。
【0059】信号構成としてRCR STD−43に示
されたものを用いる場合には、アドレス信号フィールド
内のアドレス信号の順序に対応して、拡散符号
t0,i,1、Ct0,i,2、…、Ct0,i,ki 、Ct0+T,i,1、C
t0+T,i,2、…、Ct0+T,i,ki を割り当てる。
【0060】図12、図17および図20にそれぞれ示
した動作例では、無線呼出用端末が割り当てられたフレ
ームを受信するのみで、基地局側および端末側の双方で
同一の拡散符号を決定することが可能である。したがっ
て、端末は間欠受信を行って低消費電力化を図ることが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上り信号に適用する拡散符号を無線呼出用端末間で同一
の符号となることがないように割り当てることができる
とともに、基地局側でもその符号を容易に知ることがで
きる。このため、上り信号の伝送容量が増加しているに
もかかわらず、無線呼出用端末が送信する応答信号の伝
送速度を低く抑えることができ、基地局における所要受
信電力が増加せず、無線呼出用端末からの出力を大きく
する必要はない。したがって、無線呼出用端末の低消費
電力化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック構成
図。
【図2】中央局の一例を示すブロック構成図。
【図3】基地局から送信される呼出信号列の構成例を示
す図。
【図4】基地局から送信される呼出信号列の別の構成例
を示す図。
【図5】無線呼出用端末の一例を示すブロック構成図。
【図6】無線呼出用端末の動作フローを示す図。
【図7】異なる符号で直接拡散変調された信号が衝突し
た場合の受信動作を説明する図。
【図8】複数の直接拡散変調された信号を並列に受信す
る受信機の構成例を示す図。
【図9】複数の直接拡散変調された信号を時分割に受信
する受信機の構成例を示す図。
【図10】本発明の第二の実施形態を示すブロック構成
図。
【図11】無線呼出用端末の動作フローの一例を示す
図。
【図12】無線呼出用端末の動作フローの別の例を示す
【図13】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図14】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図15】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図16】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図17】無線呼出用端末の動作フローの別の例を示す
【図18】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図19】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図20】無線呼出用端末の動作フローのさらに別の例
を示す図
【図21】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図22】拡散符号の割り当て例を示す図。
【図23】従来例の無線呼出方式を示すブロック構成
図。
【図24】無線呼出用受信機が受信する呼出信号列の構
成を示す図。
【図25】従来例の双方向無線呼出方式を示すブロック
構成図。
【図26】無線呼出用端末が送信する応答信号の構成例
を示す図。
【図27】片方向無線呼出方式で用いられる中央局を示
すブロック構成図。
【図28】双方向無線呼出方式で用いられる中央局を示
すブロック構成図。
【符号の説明】
11、51 電話端末 12、52 電話網 13、41、53、61 中央局 14−1〜14−n、42−1〜42〜n、54−1〜
54−n、62−1〜62−n 基地局 15−1〜15−n、55−1〜55−n 無線ゾーン 16−1、16−2、43−1、43−2、63−1、
63−2 無線呼出用端末 21、30、57、75、76 回線終端器 22、58 送信機 24、45、113 メモリ 25 直接拡散変調信号受信機 26、71 交換機 27 拡散符号割付回路 28、72 符号化部 29、74 分配・集約部 31 受信部 32 制御部 33 スピーカ 34 駆動部 35 表示部 36 送信部 44 アドレス信号検出回路 46 演算回路 56−1、56−2 無線呼出用受信機 64 受信機 73 分配部 101、104−1〜104−k、111、115 帯
域通過フィルタ 102 分配器 103−1〜103−k、114 乗算器 105−1〜105−k、116 復調器 106、117 選択器 112 標本化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117431(JP,A) 特表 平9−512673(JP,A) 特表 平2−503051(JP,A) 国際公開第95/29547(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の呼出信号を含むフレームにより
    構成された呼出信号列を無線信号に変換して送信する複
    数の基地局と、この複数の基地局から送信された呼出信
    号列の少なくとも一部のフレームを受信する無線呼出用
    端末とを備え、 個々の呼出信号には呼び出そうとする無線呼出用端末の
    アドレス信号が付加され、 前記無線呼出用端末は受信したフレームに自分宛のアド
    レス信号が付加された呼出信号が含まれるときに応答信
    号を返送する応答送信手段を含み、 前記基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
    む無線呼出方式において、 前記応答送信手段は、自分宛の呼出信号にアドレス信号
    とは別に付加されていた符号通知信号により表される符
    号を用いて、前記応答信号を直接拡散変調する手段を含
    み、 前記応答受信手段は、送信した呼出信号列の個々の呼出
    信号に付加されていた符号通知信号により表される符号
    を用いて、前記無線呼出用端末からの直接拡散変調され
    た応答信号を受信する手段を含むことを特徴とする無線
    呼出方式。
  2. 【請求項2】 呼出信号列を無線信号に変換して送信す
    る複数の基地局と、この複数の基地局から送信された呼
    出信号列の少なくとも一部の呼出信号を受信する無線呼
    出用端末とを備え、 前記無線呼出用端末は受信した呼出信号に自分宛のもの
    が含まれるときに応答信号を返送する応答送信手段を含
    み、 前記基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
    む無線呼出方式において、前記呼出信号列はあらかじめ定められた信号長のフレー
    ムが複数m個接続されたフレーム列を単位とする信号で
    あり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記無線呼出用端末は各フレーム列のうちあらかじめ割
    り当てられた少なくとも一つのフレームを受信するよう
    に設定され、 前記応答送信手段は、受信したフレーム中おける自分宛
    の呼出信号の位置により求められる符号を用いて前記応
    答信号を直接拡散変調する手段を含み、 前記応答受信手段は、送信したフレーム中の個々の呼出
    信号の位置により求められる符号を用いて、前記無線呼
    出用端末からの直接拡散変調された応答信号を受信する
    手段を含むことを特徴とする無線呼出方式。
  3. 【請求項3】 前記応答送信手段は、あらかじめ定めら
    れた時点以降に受信した複数のフレームについて呼出信
    号の数を積算し、そのうち自分宛の呼出信号が何番目の
    呼出信号であるかにより直接拡散変調のための符号を求
    める手段を含み、前記応答受信手段は、前記あらかじめ
    定められた時点以降に送信したフレーム列の同じフレー
    ム番号毎の呼出信号の数を積算して何番目になるかによ
    り応答信号を受信するための符号を求める手段を含む請
    求項2記載の無線呼出方式。
  4. 【請求項4】 呼出信号列を無線信号に変換して送信す
    る複数の基地局と、この複数の基地局から送信された呼
    出信号列の少なくとも一部の呼出信号を受信する無線呼
    出用端末とを備え、 前記無線呼出用端末は受信した呼出信号に自分宛のもの
    が含まれるときに応答信号を返送する応答送信手段を含
    み、 前記基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
    無線呼出方式において、 前記呼出信号列はあらかじめ定められた信号長のフレー
    ムが複数m個接続されたフレーム列を単位とする信号で
    あり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記無線呼出用端末は各フレーム列のうちあらかじめ割
    り当てられた少なくとも一つのフレームを受信するよう
    に設定され、 前記応答送信手段は、受信したフレーム中おける自分宛
    の呼出信号の位置およびそのフレームのフレーム列内で
    の位置により求められる符号を用いて前記応答信号を直
    接拡散変調する手段を含み、 前記応答受信手段は、送信したフレーム中の個々の呼出
    信号の位置およびそのフレームのフレーム列内での位置
    により求められる符号を用いて、前記無線呼出 用端末か
    らの直接拡散変調された応答信号を受信する手段を含む
    ことを特徴とする無線呼出方式。
  5. 【請求項5】 呼出信号列を無線信号に変換して送信す
    る複数の基地局と、この複数の基地局から送信された呼
    出信号列の少なくとも一部の呼出信号を受信する無線呼
    出用端末とを備え、 前記無線呼出用端末は受信した呼出信号に自分宛のもの
    が含まれるときに応答信号を返送する応答送信手段を含
    み、 前記基地局はこの応答信号を受信する応答受信手段を含
    無線呼出方式において、 前記呼出信号列はあらかじめ定められた信号長のフレー
    ムが複数m個接続されたフレーム列を単位とする信号で
    あり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記無線呼出用端末は各フレーム列のうちあらかじめ割
    り当てられた少なくとも一つのフレームを受信するよう
    に設定され、 前記応答送信手段は、受信したフレーム中における自分
    宛の呼出信号の位置と、そのフレームのフレーム列内で
    の位置と、そのフレームの送信時刻とにより求められる
    符号を用いて前記応答信号を直接拡散変調する手段を含
    み、 前記応答受信手段は、送信したフレーム中の個々の呼出
    信号の位置と、そのフレームのフレーム列内での位置
    と、そのフレームの送信時刻とにより求められる符号を
    用いて、前記無線呼出用端末からの直接拡散変調された
    応答信号を受信する手段を含む ことを特徴とする無線呼
    出方式。
  6. 【請求項6】 2以上の呼出信号を含むフレームにより
    構成された基地局から送信された呼出信号列の少なくと
    も一部のフレームを受信して自分宛の呼出信号を検出す
    る手段と、自分宛の呼出信号に対して応答信号を送信す
    る手段とを備えた無線呼出用端末において、 前記呼出信号には呼び出そうとする無線呼出用端末のア
    ドレス信号とは別に符号通知信号が付加され、 前記送信する手段は、自分宛の呼出信号に付加されてい
    た符号通知信号により表される符号により前記応答信号
    を直接拡散変調する手段を含むことを特徴とする無線呼
    出用端末。
  7. 【請求項7】 基地局から送信された呼出信号列の少な
    くとも一部を受信して自分宛の呼出信号を検出する手段
    と、自分宛の呼出信号に対して応答信号を送信する手段
    とを備えた無線呼出用端末において、 基地局から送信される呼出信号列はあらかじめ定められ
    た信号長のフレームが複数m個接続されたフレーム列を
    単位とする信号であり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記検出する手段は各フレーム列のうちあらかじめ割り
    当てられた少なくとも一つのフレームを受信する間欠受
    信手段を含み、 前記送信する手段は、受信したフレーム中における自分
    宛の呼出信号の位置により求められる符号を用いて前記
    応答信号を直接拡散変調する手段を含む ことを特徴とす
    る無線呼出用端末。
  8. 【請求項8】 前記直接拡散変調する手段は、あらかじ
    め定められた時点以降に間欠受信した複数のフレームに
    ついて呼出信号の数を積算し、そのうち自分宛の呼出信
    号が何番目の呼出信号であるかにより前記符号を決定す
    る手段を含む請求項7記載の無線呼出用端末。
  9. 【請求項9】 基地局から送信された呼出信号列の少な
    くとも一部を受信して自分宛の呼出信号を検出する手段
    と、自分宛の呼出信号に対して応答信号を送信する手段
    とを備えた無線呼出用端末において、 基地局から送信される呼出信号列はあらかじめ定められ
    た信号長のフレームが複数m個接続されたフレーム列を
    単位とする信号であり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記検出する手段は各フレーム列のうちあらかじめ割り
    当てられた少なくとも一つのフレームを受信する間欠受
    信手段を含み、 前記送信する手段は、受信したフレーム中における自分
    宛の呼出信号の位置およびそのフレームのフレーム列内
    での位置により求められる符号を用いて前記応答信号を
    直接拡散変調する手段を含む ことを特徴とする無線呼出
    用端末。
  10. 【請求項10】 基地局から送信された呼出信号列の少
    なくとも一部を受信 して自分宛の呼出信号を検出する手
    段と、自分宛の呼出信号に対して応答信号を送信する手
    段とを備えた無線呼出用端末において、 基地局から送信される呼出信号列はあらかじめ定められ
    た信号長のフレームが複数m個接続されたフレーム列を
    単位とする信号であり、 各フレームには複数の呼出信号が含まれ、 前記検出する手段は各フレーム列のうちあらかじめ割り
    当てられた少なくとも一つのフレームを受信する間欠受
    信手段を含み、 前記送信する手段は、受信したフレーム中における自分
    宛の呼出信号の位置と、そのフレームのフレーム列内で
    の位置と、そのフレームの送信時刻とにより求められる
    符号を用いて前記応答信号を直接拡散変調する手段を含
    ことを特徴とする無線呼出用端末。
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