JP3527174B2 - 有機質物の発酵処理方法及び装置 - Google Patents
有機質物の発酵処理方法及び装置Info
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- JP3527174B2 JP3527174B2 JP2000172270A JP2000172270A JP3527174B2 JP 3527174 B2 JP3527174 B2 JP 3527174B2 JP 2000172270 A JP2000172270 A JP 2000172270A JP 2000172270 A JP2000172270 A JP 2000172270A JP 3527174 B2 JP3527174 B2 JP 3527174B2
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- organic matter
- chamber
- rotary cylinder
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ、家畜糞、
食品加工残さ、汚泥などの有機質物を好気的に発酵処理
して土壌改良材や有機質肥料として回収、減容化処理す
る有機質物の発酵処理方法及び処理装置に関するもので
ある。
食品加工残さ、汚泥などの有機質物を好気的に発酵処理
して土壌改良材や有機質肥料として回収、減容化処理す
る有機質物の発酵処理方法及び処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】有機質物材料を発酵処理してコンポスト
化する際に、含水率が高い有機質物を使用する場合は、
一般に材料を事前に乾燥処理して発酵に適切な含水率に
調整した後、発酵処理に供している。本願出願人は、こ
れらの処理を同一の装置内で行うことを可能にした新規
な装置および方法を以前に提案している(特開平9−2
76824号)。この装置では、内面にかき板を有する
筒体内に材料を収容するとともに、筒体の軸心に沿って
該筒体内を貫く回転軸心を配置し、該軸心に攪拌羽根を
設けて、筒体の回転と攪拌羽根の回転を組み合わせて材
料を攪拌しつつ軸方向に移動させて発酵処理する。さら
に、筒体内を軸方向に複数の仕切室に区分し、各室毎に
発酵環境を制御しながら順次処理する。
化する際に、含水率が高い有機質物を使用する場合は、
一般に材料を事前に乾燥処理して発酵に適切な含水率に
調整した後、発酵処理に供している。本願出願人は、こ
れらの処理を同一の装置内で行うことを可能にした新規
な装置および方法を以前に提案している(特開平9−2
76824号)。この装置では、内面にかき板を有する
筒体内に材料を収容するとともに、筒体の軸心に沿って
該筒体内を貫く回転軸心を配置し、該軸心に攪拌羽根を
設けて、筒体の回転と攪拌羽根の回転を組み合わせて材
料を攪拌しつつ軸方向に移動させて発酵処理する。さら
に、筒体内を軸方向に複数の仕切室に区分し、各室毎に
発酵環境を制御しながら順次処理する。
【0003】上記装置において例えば筒体を3つの仕切
室に区分した場合について説明すると、第1室では、筒
体の一端側固定側壁に材料の投入シュートが設けられ、
第3室では他端側固定側壁に製品の排出シュートが設け
られており、第1室と第2室および第2室と第3室との
間には材料が溢流可能な切り欠き構造の仕切板が設けら
れている。さらに、収容された材料の低部位置に、第1
室では加熱通気管、第2、第3室では通気管が配置さ
れ、さらに第2、第3室では上部空間に散水管が配置さ
れている。また、各室を貫通する上記回転軸心には、各
室における材料の攪拌に適した攪拌羽根がそれぞれ設け
られている。
室に区分した場合について説明すると、第1室では、筒
体の一端側固定側壁に材料の投入シュートが設けられ、
第3室では他端側固定側壁に製品の排出シュートが設け
られており、第1室と第2室および第2室と第3室との
間には材料が溢流可能な切り欠き構造の仕切板が設けら
れている。さらに、収容された材料の低部位置に、第1
室では加熱通気管、第2、第3室では通気管が配置さ
れ、さらに第2、第3室では上部空間に散水管が配置さ
れている。また、各室を貫通する上記回転軸心には、各
室における材料の攪拌に適した攪拌羽根がそれぞれ設け
られている。
【0004】次に、上記装置を用いて含水率の高い有機
質物材料(例えば含水率80%程度以上の汚泥原料)を
発酵処理する場合について説明する。原料は投入シュー
トより第1室に投入され、乾燥中の既投入材料に添加さ
れる。第1室では、加熱通気管から熱風(約200℃)
が通気され、回転する筒体と攪拌軸により約1日間、攪
拌混合され、含水率約40%程度にまで乾燥処理され
る。次いで、この材料は増加分が仕切り板を溢流して第
2室に移動し、第2室で発酵中の材料に混合添加され
る。第2室では、第1室と同様に筒体と攪拌軸による攪
拌混合(完全混合)がされ、さらに有機質物の状態に合
わせて必要に応じた散水による水分調整と通気管からの
通気操作によって約7日間の発酵処理がなされる。次い
でこの材料は、増加分が仕切り板を溢流して第3室に移
動し、第1室、第2室と同様に筒体と攪拌軸により移送
攪拌され、有機質物の状態に合わせて必要に応じた散水
による水分調整と通気操作により約10日間の発酵処理
がなされ、その後、排出シュートより抜き出される。
質物材料(例えば含水率80%程度以上の汚泥原料)を
発酵処理する場合について説明する。原料は投入シュー
トより第1室に投入され、乾燥中の既投入材料に添加さ
れる。第1室では、加熱通気管から熱風(約200℃)
が通気され、回転する筒体と攪拌軸により約1日間、攪
拌混合され、含水率約40%程度にまで乾燥処理され
る。次いで、この材料は増加分が仕切り板を溢流して第
2室に移動し、第2室で発酵中の材料に混合添加され
る。第2室では、第1室と同様に筒体と攪拌軸による攪
拌混合(完全混合)がされ、さらに有機質物の状態に合
わせて必要に応じた散水による水分調整と通気管からの
通気操作によって約7日間の発酵処理がなされる。次い
でこの材料は、増加分が仕切り板を溢流して第3室に移
動し、第1室、第2室と同様に筒体と攪拌軸により移送
攪拌され、有機質物の状態に合わせて必要に応じた散水
による水分調整と通気操作により約10日間の発酵処理
がなされ、その後、排出シュートより抜き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、筒体内
を複数のゾーンに見立てることによって有機質物の状態
の変化に応じて環境制御を行い発酵が効率的になされる
ように工夫されている。しかし、その後の発明者らの研
究によれば、上記装置では攪拌羽根の構造や回転軸心へ
の設置においてはそれぞれの仕切室に適したものとする
ことができるが、各室の撹拌羽根の回転は一体になされ
ており、筒体と攪拌軸の回転数の組み合わせが発酵槽の
各仕切室を通して同一になるため、次のような問題点が
あることが判明した。
を複数のゾーンに見立てることによって有機質物の状態
の変化に応じて環境制御を行い発酵が効率的になされる
ように工夫されている。しかし、その後の発明者らの研
究によれば、上記装置では攪拌羽根の構造や回転軸心へ
の設置においてはそれぞれの仕切室に適したものとする
ことができるが、各室の撹拌羽根の回転は一体になされ
ており、筒体と攪拌軸の回転数の組み合わせが発酵槽の
各仕切室を通して同一になるため、次のような問題点が
あることが判明した。
【0006】すなわち、第1室は乾燥処理の機能を有す
るが、その条件として、(a)材料は常に熱風と出来る
だけ接触させて材料と空気との間の伝熱効果を高めるこ
と、(b)発生蒸気の揮散効果を高めることが必要であ
り、そのためには、(A)攪拌操作は常時行うことと、
(B)材料の混合移動操作を強めていくことがポイント
となる。
るが、その条件として、(a)材料は常に熱風と出来る
だけ接触させて材料と空気との間の伝熱効果を高めるこ
と、(b)発生蒸気の揮散効果を高めることが必要であ
り、そのためには、(A)攪拌操作は常時行うことと、
(B)材料の混合移動操作を強めていくことがポイント
となる。
【0007】一方、第2室、3室では高速かつ省動力に
よる発酵処理の機能が必要となるが、その条件として 〈a〉均一な通気操作により材料と空気の接触を好気的
発酵に要する酸素濃度の保持できる程度に適度に保持す
ること(過度な接触が生じると材料が冷却し発酵による
昇温保持が困難となる)、〈b〉材料中の分解性物質の
分散と分解生成物(炭酸ガス、水等)及び水分の拡散及
び揮散を高めることが必要となり、このためには 〈A〉余分で過度な攪拌操作をしないで低速かつ間欠的
な攪拌処理操作を行うことが重要となる。
よる発酵処理の機能が必要となるが、その条件として 〈a〉均一な通気操作により材料と空気の接触を好気的
発酵に要する酸素濃度の保持できる程度に適度に保持す
ること(過度な接触が生じると材料が冷却し発酵による
昇温保持が困難となる)、〈b〉材料中の分解性物質の
分散と分解生成物(炭酸ガス、水等)及び水分の拡散及
び揮散を高めることが必要となり、このためには 〈A〉余分で過度な攪拌操作をしないで低速かつ間欠的
な攪拌処理操作を行うことが重要となる。
【0008】このように、第1室では、比較的に強度か
つ連続的な攪拌操作を行うことにより熱風と材料の伝熱
効率及び材料からの水蒸気の揮散、乾燥効率を高め、第
2、3室においては、過度な攪拌操作を避け低速かつ間
欠的な攪拌操作を行うことにより、材料と空気の接触を
適度とし材料の昇温保持と発酵分解の効率を高めること
が必要になり、第1室での乾燥処理操作と、第2、第3
室での発酵処理操作において一部矛盾する攪拌操作が要
求されることになる。しかし、従来の撹拌機構ではこれ
らの要求を満たすことができず、最適な条件で攪拌操作
をすることができないため、これが発酵効率を低下させ
る原因になっている。
つ連続的な攪拌操作を行うことにより熱風と材料の伝熱
効率及び材料からの水蒸気の揮散、乾燥効率を高め、第
2、3室においては、過度な攪拌操作を避け低速かつ間
欠的な攪拌操作を行うことにより、材料と空気の接触を
適度とし材料の昇温保持と発酵分解の効率を高めること
が必要になり、第1室での乾燥処理操作と、第2、第3
室での発酵処理操作において一部矛盾する攪拌操作が要
求されることになる。しかし、従来の撹拌機構ではこれ
らの要求を満たすことができず、最適な条件で攪拌操作
をすることができないため、これが発酵効率を低下させ
る原因になっている。
【0009】本発明は上記事情を背景としてなされたも
のであり、各処理ゾーンに合わせて適切な撹拌操作を行
うことによって発酵処理における処理効率を大幅に改善
することができる発酵処理方法及び装置を提供すること
を目的としている。
のであり、各処理ゾーンに合わせて適切な撹拌操作を行
うことによって発酵処理における処理効率を大幅に改善
することができる発酵処理方法及び装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の有機質物の発酵処理装置のうち、第1の発
明は、有機質物を収容して発酵させる回転筒体と、該回
転筒体内に位置し、筒体の軸方向に沿う回転軸心により
回転して前記有機質物を攪拌する攪拌羽根とを有する有
機質物の発酵処理装置において、前記回転筒体の内空間
が軸方向に順次有機質物材料が移動可能な複数の処理ゾ
ーンに区分されているとともに、前記回転軸心が軸方向
において一部または全部の処理ゾーンに合わせて分断さ
れており、分断された回転軸心毎に異なる回転制御が可
能とされていることを特徴とする。
め、本発明の有機質物の発酵処理装置のうち、第1の発
明は、有機質物を収容して発酵させる回転筒体と、該回
転筒体内に位置し、筒体の軸方向に沿う回転軸心により
回転して前記有機質物を攪拌する攪拌羽根とを有する有
機質物の発酵処理装置において、前記回転筒体の内空間
が軸方向に順次有機質物材料が移動可能な複数の処理ゾ
ーンに区分されているとともに、前記回転軸心が軸方向
において一部または全部の処理ゾーンに合わせて分断さ
れており、分断された回転軸心毎に異なる回転制御が可
能とされていることを特徴とする。
【0011】第2の発明の有機質物の発酵処理装置は、
第1の発明において、前記回転筒体が、前記回転軸心の
分断に合わせて軸方向において分断されており、分断さ
れた該回転筒体毎に異なる回転制御が可能とされている
ことを特徴とする。
第1の発明において、前記回転筒体が、前記回転軸心の
分断に合わせて軸方向において分断されており、分断さ
れた該回転筒体毎に異なる回転制御が可能とされている
ことを特徴とする。
【0012】第3の発明の有機質物の発酵処理装置は、
第1または第2の発明において、処理ゾーンとして、前
段の乾燥室と後段の発酵室とを有しており、該乾燥室と
発酵室とは有機質物材料が溢流し移動可能な仕切壁で仕
切られていることを特徴とする。
第1または第2の発明において、処理ゾーンとして、前
段の乾燥室と後段の発酵室とを有しており、該乾燥室と
発酵室とは有機質物材料が溢流し移動可能な仕切壁で仕
切られていることを特徴とする。
【0013】第4の発明の有機質物の発酵処理装置は、
第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記発酵室に対
応する回転筒体および回転軸心の回転を間欠運転可能と
する間欠運転手段を有することを特徴とする。
第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記発酵室に対
応する回転筒体および回転軸心の回転を間欠運転可能と
する間欠運転手段を有することを特徴とする。
【0014】第5の発明の有機質物の発酵処理方法は、
第4の発明の発酵処理装置を使用して、前段の乾燥室内
で前記回転筒体および回転軸心を連続的に回転させて有
機質物の乾燥を促し、この有機質物を仕切壁を通して後
段の発酵室内に溢流し移動させ、該発酵室内で前記回転
筒体と回転軸心を必要に応じて間欠回転させて有機質物
と空気との接触を調整して有機質物を効率的に発酵させ
ることを特徴とする。
第4の発明の発酵処理装置を使用して、前段の乾燥室内
で前記回転筒体および回転軸心を連続的に回転させて有
機質物の乾燥を促し、この有機質物を仕切壁を通して後
段の発酵室内に溢流し移動させ、該発酵室内で前記回転
筒体と回転軸心を必要に応じて間欠回転させて有機質物
と空気との接触を調整して有機質物を効率的に発酵させ
ることを特徴とする。
【0015】本発明では、発酵槽となる回転筒体を有し
ており、該筒体には、断面円形状、断面楕円状、多角形
状等の適宜形状の筒体を用いることができる。該筒体
は、適宜の駆動装置によって回転されるものであり、該
駆動装置は、筒体に収容される有機質物の種類や量等に
基づいて回転数、運転状態(連続、間欠運転等)等を制
御可能なものが望ましい。また、該回転筒体は、後述す
る複数の処理ゾーンに合わせて分断したものとするのが
望ましく、この場合には分断した回転筒体毎に回転制御
できるものとする。この制御は、分断した回転筒体毎に
駆動装置を設けたり、分断した回転筒体毎に異なる駆動
力伝達装置を設けることにより行うことができる。回転
制御は回転数、回転時期等を制御内容として行うことが
できる。なお、回転筒体の分断は必ずしも処理ゾーン毎
に行うことが要求されるものではなく、所望の処理ゾー
ンに合わせて分断されたものであってもよい。
ており、該筒体には、断面円形状、断面楕円状、多角形
状等の適宜形状の筒体を用いることができる。該筒体
は、適宜の駆動装置によって回転されるものであり、該
駆動装置は、筒体に収容される有機質物の種類や量等に
基づいて回転数、運転状態(連続、間欠運転等)等を制
御可能なものが望ましい。また、該回転筒体は、後述す
る複数の処理ゾーンに合わせて分断したものとするのが
望ましく、この場合には分断した回転筒体毎に回転制御
できるものとする。この制御は、分断した回転筒体毎に
駆動装置を設けたり、分断した回転筒体毎に異なる駆動
力伝達装置を設けることにより行うことができる。回転
制御は回転数、回転時期等を制御内容として行うことが
できる。なお、回転筒体の分断は必ずしも処理ゾーン毎
に行うことが要求されるものではなく、所望の処理ゾー
ンに合わせて分断されたものであってもよい。
【0016】さらに、上記回転筒体の内面には、処理す
る有機質物の撹拌を効果的に行うためにかき板を設ける
のが望ましい。これにより後述する撹拌羽根と協同して
有機質物材料を内外周から撹拌することができる。この
かき板の形状、数も特に限定されるものではなく、処理
対象となる材料の種別等に対応して適宜変更することが
できる。また後述する処理ゾーンに対応させて発酵槽の
軸方向位置によってかき板の形状や配置位置を変えるこ
ともできる。
る有機質物の撹拌を効果的に行うためにかき板を設ける
のが望ましい。これにより後述する撹拌羽根と協同して
有機質物材料を内外周から撹拌することができる。この
かき板の形状、数も特に限定されるものではなく、処理
対象となる材料の種別等に対応して適宜変更することが
できる。また後述する処理ゾーンに対応させて発酵槽の
軸方向位置によってかき板の形状や配置位置を変えるこ
ともできる。
【0017】上記回転筒体内は、軸方向において複数の
処理ゾーンに区分されており、各処理ゾーンにおいて、
必要に応じて個別に通気、水分調整、温度調整等を行う
ことができる。異なる処理ゾーンは、有機質物の性状や
発酵の進行状況を考慮して選定することができる。この
区分の位置や区分の数は有機質物の種別やその発酵の進
行程度等を考慮して定めることができる。各処理ゾーン
における発酵環境としては発酵材料の温度、含水率、雰
囲気中の酸素量、攪拌状況等が示される。上記制御で
は、これらの要素の一つ以上を制御する。本発明法とし
てその制御手段は特に限定されないが、給気や、排気、
散水、給気や散水、材料の加熱、攪拌羽根の変更等によ
り行うことができる。これらは処理ゾーンに対応して配
置する際には、多くの場合には各処理ゾーン毎にそれぞ
れ制御してもよいが、本発明としては、一部においては
複数の処理ゾーンで共通する当該手段を設けることも可
能である。
処理ゾーンに区分されており、各処理ゾーンにおいて、
必要に応じて個別に通気、水分調整、温度調整等を行う
ことができる。異なる処理ゾーンは、有機質物の性状や
発酵の進行状況を考慮して選定することができる。この
区分の位置や区分の数は有機質物の種別やその発酵の進
行程度等を考慮して定めることができる。各処理ゾーン
における発酵環境としては発酵材料の温度、含水率、雰
囲気中の酸素量、攪拌状況等が示される。上記制御で
は、これらの要素の一つ以上を制御する。本発明法とし
てその制御手段は特に限定されないが、給気や、排気、
散水、給気や散水、材料の加熱、攪拌羽根の変更等によ
り行うことができる。これらは処理ゾーンに対応して配
置する際には、多くの場合には各処理ゾーン毎にそれぞ
れ制御してもよいが、本発明としては、一部においては
複数の処理ゾーンで共通する当該手段を設けることも可
能である。
【0018】回転筒体を複数の処理ゾーンに区分するこ
の方式は、特に、本発明が課題としている、乾燥を回転
筒体内で積極的に行う装置および方法において有効であ
る。この場合の処理ゾーンとしては前段を乾燥ゾーン、
後段で発酵ゾーンとするものを代表的に挙げることがで
き、さらに、発酵ゾーンを複数に区分したものを挙げる
こともできる。各処理ゾーンは仮想的に回転筒体内を仕
切るものであってもよいが、各ゾーンの環境を適切に制
御する上で、処理ゾーン間に仕切部を設けて各処理ゾー
ンを仕切室とすることが望ましい。仕切部は、仕切室間
の有機質物材料の移動を円滑に行うために有機質物材料
が溢流し移動可能な仕切壁で構成するのが望ましい。ま
た、この他に、仕切部に設けた開口の開閉動作や開口量
の調整によって有機質物材料の移動を調整することもで
きる。
の方式は、特に、本発明が課題としている、乾燥を回転
筒体内で積極的に行う装置および方法において有効であ
る。この場合の処理ゾーンとしては前段を乾燥ゾーン、
後段で発酵ゾーンとするものを代表的に挙げることがで
き、さらに、発酵ゾーンを複数に区分したものを挙げる
こともできる。各処理ゾーンは仮想的に回転筒体内を仕
切るものであってもよいが、各ゾーンの環境を適切に制
御する上で、処理ゾーン間に仕切部を設けて各処理ゾー
ンを仕切室とすることが望ましい。仕切部は、仕切室間
の有機質物材料の移動を円滑に行うために有機質物材料
が溢流し移動可能な仕切壁で構成するのが望ましい。ま
た、この他に、仕切部に設けた開口の開閉動作や開口量
の調整によって有機質物材料の移動を調整することもで
きる。
【0019】本発明に係る回転筒体には、回転筒体の軸
方向に沿って回転軸心が配置され、この回転軸心によっ
て回転される撹拌羽根が設けられている。この攪拌羽根
は、原料の種類、特性及び発酵過程における特性変化に
応じて、カッター型、スキ型、パドル型、リボン型、ス
クリュ型等を単独または組み合わせた形で適用すること
ができ、この攪拌羽根による材料の攪拌の動力を節減す
るために、局部的な付設、省略、及び直径も含めて適切
な組み合わせを選定設定することができる。これらの変
更は、発酵槽を複数の処理ゾーンに区分する場合に、各
ゾーンに対応させて部分的に行うことも可能である。
方向に沿って回転軸心が配置され、この回転軸心によっ
て回転される撹拌羽根が設けられている。この攪拌羽根
は、原料の種類、特性及び発酵過程における特性変化に
応じて、カッター型、スキ型、パドル型、リボン型、ス
クリュ型等を単独または組み合わせた形で適用すること
ができ、この攪拌羽根による材料の攪拌の動力を節減す
るために、局部的な付設、省略、及び直径も含めて適切
な組み合わせを選定設定することができる。これらの変
更は、発酵槽を複数の処理ゾーンに区分する場合に、各
ゾーンに対応させて部分的に行うことも可能である。
【0020】さらに、本発明では、前述した上記撹拌羽
根を回転させる回転軸心が、処理ゾーンに合わせて分断
され、分断された回転軸心毎に異なる回転制御が可能と
されている。分断位置は、個別に回転制御したい部分を
考慮して定めればよく、通常は、処理ゾーンの境界部
分、仕切部を有する場合には仕切部に設定する。また、
分断は、処理ゾーンに合わせて各処理ゾーンの境界部分
毎に分断してもよいが、独立制御したい所望の一または
複数の処理ゾーンに合わせて分断するものであってもよ
い。したがって、この場合には、一部で、複数の処理ゾ
ーンで一体となった回転軸心を有するものであってもよ
い。例えば処理ゾーンを2または3以上有する場合、い
ずれかの処理ゾーンの境界、例えば乾燥ゾーンと発酵ゾ
ーンとの境界で回転軸心を分断し、分断された回転軸心
をそれぞれ回転筒体の軸方向両端側にある駆動装置で回
転制御するものが挙げられる。なお、分断された回転軸
心は、通常は、回転筒体の中心軸に沿って同一軸上に存
在するが、本発明としてはこれが要求されるものではな
く、分断された回転軸心同士が縦方向にずれた状態にあ
るものであってもよい。なお、上記各軸心は実際に軸体
を有するものの他、仮想的な軸心として存在するするも
のであってもよい。
根を回転させる回転軸心が、処理ゾーンに合わせて分断
され、分断された回転軸心毎に異なる回転制御が可能と
されている。分断位置は、個別に回転制御したい部分を
考慮して定めればよく、通常は、処理ゾーンの境界部
分、仕切部を有する場合には仕切部に設定する。また、
分断は、処理ゾーンに合わせて各処理ゾーンの境界部分
毎に分断してもよいが、独立制御したい所望の一または
複数の処理ゾーンに合わせて分断するものであってもよ
い。したがって、この場合には、一部で、複数の処理ゾ
ーンで一体となった回転軸心を有するものであってもよ
い。例えば処理ゾーンを2または3以上有する場合、い
ずれかの処理ゾーンの境界、例えば乾燥ゾーンと発酵ゾ
ーンとの境界で回転軸心を分断し、分断された回転軸心
をそれぞれ回転筒体の軸方向両端側にある駆動装置で回
転制御するものが挙げられる。なお、分断された回転軸
心は、通常は、回転筒体の中心軸に沿って同一軸上に存
在するが、本発明としてはこれが要求されるものではな
く、分断された回転軸心同士が縦方向にずれた状態にあ
るものであってもよい。なお、上記各軸心は実際に軸体
を有するものの他、仮想的な軸心として存在するするも
のであってもよい。
【0021】上記に説明した回転筒体と回転軸心は、発
酵ゾーンに対応して分断されたものでは発酵効率を良好
とするために間欠的な回転が可能となっているのが望ま
しい。間欠的な運転は、発酵処理装置に間欠運転手段を
設けることによって達成される。間欠運転手段は、上記
回転筒体、回転軸心を回転駆動する駆動装置を制御する
ものや、駆動装置と回転筒体、回転軸心との間に介設さ
れる駆動力伝達機構を制御するものが例示される。その
制御方法としては、機械的な構造を利用したものや、制
御回路によって電気的に行うものが挙げられる。
酵ゾーンに対応して分断されたものでは発酵効率を良好
とするために間欠的な回転が可能となっているのが望ま
しい。間欠的な運転は、発酵処理装置に間欠運転手段を
設けることによって達成される。間欠運転手段は、上記
回転筒体、回転軸心を回転駆動する駆動装置を制御する
ものや、駆動装置と回転筒体、回転軸心との間に介設さ
れる駆動力伝達機構を制御するものが例示される。その
制御方法としては、機械的な構造を利用したものや、制
御回路によって電気的に行うものが挙げられる。
【0022】(作用)本発明によれば、複数の処理ゾー
ンに仕切られた発酵筒体内では、各ゾーンで材料の性状
や発酵の進行状況に適した環境で発酵がなされ、さら
に、その攪拌においても該状況に適した回転制御を行う
ことができる。例えば、処理ゾーンとして乾燥室と発酵
室を有する場合、乾燥室では乾燥用に加熱空気が送入さ
れているとともに、回転筒体とリボン、パドル、スキ型
等の羽根を有し筒体と逆方向に回転する回転軸心の働き
により、有機質物が連続的に混合攪拌され、材料と加熱
空気との接触および発生蒸気の揮散が促されて効率的に
有機質物の乾燥がなされる。
ンに仕切られた発酵筒体内では、各ゾーンで材料の性状
や発酵の進行状況に適した環境で発酵がなされ、さら
に、その攪拌においても該状況に適した回転制御を行う
ことができる。例えば、処理ゾーンとして乾燥室と発酵
室を有する場合、乾燥室では乾燥用に加熱空気が送入さ
れているとともに、回転筒体とリボン、パドル、スキ型
等の羽根を有し筒体と逆方向に回転する回転軸心の働き
により、有機質物が連続的に混合攪拌され、材料と加熱
空気との接触および発生蒸気の揮散が促されて効率的に
有機質物の乾燥がなされる。
【0023】次いで発酵室では、乾燥室から溢流する乾
燥後材料が流入して収容され、乾燥室とは独立して回転
する筒体とリボン、パドル型等の攪拌羽根を有し該筒体
と逆方向に回転する回転軸心の働きにより、既収容の発
酵中の材料と混合均一化される。また、該発酵室では、
適宜の通気手段によって空気が強制的に送入され、必要
に応じて散水手段から散水されて発酵室に適した環境に
調整され、有機質物は良好に発酵する。この操作におい
て、筒体および回転軸心の回転を間欠的に行うことによ
り、有機質物材料が過度に空気と接触して水分の揮散が
高まることで適正な発酵分解温度が保持できなくなるの
を防ぎ、良好な発酵状態を確保する。これら一連の処理
により有機質物は効率的に発酵処理されることになる。
燥後材料が流入して収容され、乾燥室とは独立して回転
する筒体とリボン、パドル型等の攪拌羽根を有し該筒体
と逆方向に回転する回転軸心の働きにより、既収容の発
酵中の材料と混合均一化される。また、該発酵室では、
適宜の通気手段によって空気が強制的に送入され、必要
に応じて散水手段から散水されて発酵室に適した環境に
調整され、有機質物は良好に発酵する。この操作におい
て、筒体および回転軸心の回転を間欠的に行うことによ
り、有機質物材料が過度に空気と接触して水分の揮散が
高まることで適正な発酵分解温度が保持できなくなるの
を防ぎ、良好な発酵状態を確保する。これら一連の処理
により有機質物は効率的に発酵処理されることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て添付図をもとに説明する。断面円形状の回転筒体1
は、軸方向に分断されて回転筒体1a、1bに分割され
ており、回転筒体1bは、回転筒体1aの約2倍の長さ
を有している。これら回転筒体1a、1bでは、その内
周面に、軸方向に伸び、かつ周方向に一定間隔で並んだ
多数のかき板2a…2a、2b…2bがそれぞれ設けら
れている。また、回転筒体1a、1bは、その外周面に
おいて、回転筒体1aは受けロール3a、回転筒体1b
は受けロール3b、3cによって回転可能に支持されて
おり、さらに、回転筒体1aは駆動装置5、回転筒体1
bは駆動装置6に接続されてそれぞれが独立して回転制
御することができる。また、駆動装置6には回転筒体1
bの回転を間欠運転可能とする制御回路(図示しない)
が間欠運転手段として組み込まれている。
て添付図をもとに説明する。断面円形状の回転筒体1
は、軸方向に分断されて回転筒体1a、1bに分割され
ており、回転筒体1bは、回転筒体1aの約2倍の長さ
を有している。これら回転筒体1a、1bでは、その内
周面に、軸方向に伸び、かつ周方向に一定間隔で並んだ
多数のかき板2a…2a、2b…2bがそれぞれ設けら
れている。また、回転筒体1a、1bは、その外周面に
おいて、回転筒体1aは受けロール3a、回転筒体1b
は受けロール3b、3cによって回転可能に支持されて
おり、さらに、回転筒体1aは駆動装置5、回転筒体1
bは駆動装置6に接続されてそれぞれが独立して回転制
御することができる。また、駆動装置6には回転筒体1
bの回転を間欠運転可能とする制御回路(図示しない)
が間欠運転手段として組み込まれている。
【0025】また筒体1a、1bの両端部開口側には、
該開口を遮閉する回転しない固定側壁7、8がそれぞれ
配置されており、これら側壁は、接地面に固定されてい
る。なお、上記筒体1aと側壁7、筒体1bと側壁8と
の間には、筒体1a、1bが回転可能な状態でそれぞれ
リング状シール9、10が配置されている。なお前記側
壁7には、発酵原料を発酵槽内に収容するための投入シ
ュート11が接続されており、該投入シュート11の上
端部には投入量を調整する投入バルブ12が設けられて
いる。一方、排出側の側壁8には排出部13が設けられ
ており、該排出部8の下端部には排出量を調整する排出
バルブ14が設けられている。
該開口を遮閉する回転しない固定側壁7、8がそれぞれ
配置されており、これら側壁は、接地面に固定されてい
る。なお、上記筒体1aと側壁7、筒体1bと側壁8と
の間には、筒体1a、1bが回転可能な状態でそれぞれ
リング状シール9、10が配置されている。なお前記側
壁7には、発酵原料を発酵槽内に収容するための投入シ
ュート11が接続されており、該投入シュート11の上
端部には投入量を調整する投入バルブ12が設けられて
いる。一方、排出側の側壁8には排出部13が設けられ
ており、該排出部8の下端部には排出量を調整する排出
バルブ14が設けられている。
【0026】また、回転筒体1aと回転筒体1bとの間
には、両筒体の内側開口を遮蔽する大きさの乾燥・発酵
仕切壁15が配置されて接地面に固定されており、該仕
切壁15と回転筒体1aおよび回転筒体1bとの間に
は、回転筒体1a、1bが回転可能な状態でリング状シ
ール17、18が配置されている。上記乾燥・発酵仕切
壁15によって回転筒体1a側と回転筒体1b側とが異
なる処理ゾーンとして区分されており、回転筒体1a側
が乾燥室A、回転筒体1bが発酵室に割り当てられてい
る。なお、上記仕切壁15には、図2に示すように回転
筒体1a側の有機質物が回転筒体1b側に移動できるよ
うに溢出口20が設けられており、該溢出口20は、有
機質物の移動量や移動時期等を考慮して適切な高さ及び
大きさで形成されている。
には、両筒体の内側開口を遮蔽する大きさの乾燥・発酵
仕切壁15が配置されて接地面に固定されており、該仕
切壁15と回転筒体1aおよび回転筒体1bとの間に
は、回転筒体1a、1bが回転可能な状態でリング状シ
ール17、18が配置されている。上記乾燥・発酵仕切
壁15によって回転筒体1a側と回転筒体1b側とが異
なる処理ゾーンとして区分されており、回転筒体1a側
が乾燥室A、回転筒体1bが発酵室に割り当てられてい
る。なお、上記仕切壁15には、図2に示すように回転
筒体1a側の有機質物が回転筒体1b側に移動できるよ
うに溢出口20が設けられており、該溢出口20は、有
機質物の移動量や移動時期等を考慮して適切な高さ及び
大きさで形成されている。
【0027】さらに回転筒体1bの軸方向中央部には、
回転筒体1bを軸方向において仕切る発酵室仕切壁21
が設けられており、該仕切壁21は、回転筒体1bの下
方側に位置して前記仕切壁15と側壁8との間に架設・
固定されたタイロッド22によって固定されている。こ
の仕切壁21によって発酵室は前段発酵室B1と後段発
酵室B2とに区分されている。なお仕切壁21は有機質
物が前段発酵室B1から後段発酵室B2に溢出ることが
できるように切り欠かれて上端が回転筒体1bを塞がな
い位置にあり、該上端位置は回転筒体1bに収容される
有機質物を想定して定められている。
回転筒体1bを軸方向において仕切る発酵室仕切壁21
が設けられており、該仕切壁21は、回転筒体1bの下
方側に位置して前記仕切壁15と側壁8との間に架設・
固定されたタイロッド22によって固定されている。こ
の仕切壁21によって発酵室は前段発酵室B1と後段発
酵室B2とに区分されている。なお仕切壁21は有機質
物が前段発酵室B1から後段発酵室B2に溢出ることが
できるように切り欠かれて上端が回転筒体1bを塞がな
い位置にあり、該上端位置は回転筒体1bに収容される
有機質物を想定して定められている。
【0028】さらに、上記回転筒体1a、1b内には、
その軸中心に沿って回転軸心を構成する軸体が配置され
ており、該軸体は仕切壁15部分で軸体25aと軸体2
5bとに分断されている。軸体25aは、側壁7と仕切
壁15との間に軸受26、27を介して架設されてお
り、その一端は側壁7の外方に伸張して前記駆動装置5
に接続されている。一方、軸体25bは、仕切壁15と
側壁8との間に軸受28、29を介して架設されてお
り、その一端は側壁8の外方に伸張して駆動装置30に
接続されており、分断された回転軸心、すなわち軸体2
5aと軸体25bとは独立して回転制御することができ
る。また、駆動装置30には軸体25bの回転を間欠運
転可能とする制御回路(図示しない)が間欠運転手段と
して組み込まれている。
その軸中心に沿って回転軸心を構成する軸体が配置され
ており、該軸体は仕切壁15部分で軸体25aと軸体2
5bとに分断されている。軸体25aは、側壁7と仕切
壁15との間に軸受26、27を介して架設されてお
り、その一端は側壁7の外方に伸張して前記駆動装置5
に接続されている。一方、軸体25bは、仕切壁15と
側壁8との間に軸受28、29を介して架設されてお
り、その一端は側壁8の外方に伸張して駆動装置30に
接続されており、分断された回転軸心、すなわち軸体2
5aと軸体25bとは独立して回転制御することができ
る。また、駆動装置30には軸体25bの回転を間欠運
転可能とする制御回路(図示しない)が間欠運転手段と
して組み込まれている。
【0029】なお、上記軸体25aには、リボン型の乾
燥用攪拌羽根31が装着されており、軸体25bのう
ち、前段発酵室B1に在る部分には、リボン型32aと
パドル型32bを組み合わせた撹拌羽根が装着されてお
り、軸体25bのうち、後段発酵室B2に在る部分に
は、パドル型の撹拌羽根33が装着されている。
燥用攪拌羽根31が装着されており、軸体25bのう
ち、前段発酵室B1に在る部分には、リボン型32aと
パドル型32bを組み合わせた撹拌羽根が装着されてお
り、軸体25bのうち、後段発酵室B2に在る部分に
は、パドル型の撹拌羽根33が装着されている。
【0030】さらに、回転筒体1aの下方部には加熱通
気管40が配置されており、該通気管40には、回転筒
体1aの外部に設置した空気加熱器41が接続されてお
り、該空気加熱器41は、流量計42を介してブロワ4
3に接続されている。また、回転筒体1bの下方部に
は、収容される有機質物材料の低位に位置するように前
段発酵室用に通気管44、後段発酵室用に通気管45が
配設されており、これら通気管44、45は側壁8を外
方に貫通して、流量計46、47およびバルブ48、4
9を介して共通するブロワ50に接続されている。ま
た、回転筒体1bの上方側空間には前段の発酵室用に散
水管51、後段の発酵室用に散水管52が配設されてお
り、これら散水管51、52は、側壁8を外方に貫通し
て流量計53、54およびバルブ55、56を介して共
通する散水ポンプ57に接続されており、該散水ポンプ
57は、汚水貯槽58に接続されている。
気管40が配置されており、該通気管40には、回転筒
体1aの外部に設置した空気加熱器41が接続されてお
り、該空気加熱器41は、流量計42を介してブロワ4
3に接続されている。また、回転筒体1bの下方部に
は、収容される有機質物材料の低位に位置するように前
段発酵室用に通気管44、後段発酵室用に通気管45が
配設されており、これら通気管44、45は側壁8を外
方に貫通して、流量計46、47およびバルブ48、4
9を介して共通するブロワ50に接続されている。ま
た、回転筒体1bの上方側空間には前段の発酵室用に散
水管51、後段の発酵室用に散水管52が配設されてお
り、これら散水管51、52は、側壁8を外方に貫通し
て流量計53、54およびバルブ55、56を介して共
通する散水ポンプ57に接続されており、該散水ポンプ
57は、汚水貯槽58に接続されている。
【0031】また、回転筒体1a、1bの外部には、原
料となる有機質物を貯留する汚泥調整槽60が設置され
ており、該汚泥調整槽60には、汚泥ポンプ61を介し
て脱水装置62が接続されており、該脱水装置62は、
脱水した材料が前記投入シュート11に供給され、脱水
分が上記汚水貯槽58に供給されるように構成されてい
る。また、排出部13の近傍には、排出部13から排出
された発酵材料を貯留する製品貯留槽63が設置されて
おり、該製品貯留槽63の搬出側には計量袋詰機64が
配置されている。また、回転筒体1aには、排気管65
が接続されており、該排気管65の他端側は脱臭ブロワ
66を介して脱臭装置67に接続されている。
料となる有機質物を貯留する汚泥調整槽60が設置され
ており、該汚泥調整槽60には、汚泥ポンプ61を介し
て脱水装置62が接続されており、該脱水装置62は、
脱水した材料が前記投入シュート11に供給され、脱水
分が上記汚水貯槽58に供給されるように構成されてい
る。また、排出部13の近傍には、排出部13から排出
された発酵材料を貯留する製品貯留槽63が設置されて
おり、該製品貯留槽63の搬出側には計量袋詰機64が
配置されている。また、回転筒体1aには、排気管65
が接続されており、該排気管65の他端側は脱臭ブロワ
66を介して脱臭装置67に接続されている。
【0032】以下に、上記装置を用いた発酵処理方法に
ついて説明する。発酵処理の対象となる有機質物材料
(この実施形態では汚泥)は汚泥調整槽60で凝集剤と
ともに混合され、汚泥ポンプ61によって脱水装置62
に移送される。該脱水装置62では有機質物材料の含水
量が約85%にまで脱水され、投入シュート11を経て
乾燥室A(第1室)に投入される。ここで内面にかき板
2aを有し、0.05〜1rpmの範囲で連続的に回転
する筒体1aとリボン型の攪拌羽根31を有し、0.1
〜1rpmの範囲で筒体1aと逆方向に同じく連続的に
回転する軸体25aによる撹拌操作によって既に乾燥室
Aに収容処理されている材料と混合均質化される。この
際には、材料は、ブロワ43、流量計42、空気加熱器
41及び数ミリ径の多孔を有する加熱通気管40を経て
分散供給される約200℃の空気と接触し、約3日間で
含水率約40%にまで乾燥処理される。この時、原料汚
泥の投入は、通常、1日数時間の連続操作となるが、乾
燥処理後、材料は投入汚泥による増量分が仕切壁15の
溢出口20を通して溢流し発酵室B1へと送られる。ま
た、乾燥に使用された加熱空気は蒸発水分とともに発酵
室B1の上部空間に上昇し、排気管65よりブロワ66
で吸引されて脱臭装置67にて脱臭処理され大気へ放出
される。
ついて説明する。発酵処理の対象となる有機質物材料
(この実施形態では汚泥)は汚泥調整槽60で凝集剤と
ともに混合され、汚泥ポンプ61によって脱水装置62
に移送される。該脱水装置62では有機質物材料の含水
量が約85%にまで脱水され、投入シュート11を経て
乾燥室A(第1室)に投入される。ここで内面にかき板
2aを有し、0.05〜1rpmの範囲で連続的に回転
する筒体1aとリボン型の攪拌羽根31を有し、0.1
〜1rpmの範囲で筒体1aと逆方向に同じく連続的に
回転する軸体25aによる撹拌操作によって既に乾燥室
Aに収容処理されている材料と混合均質化される。この
際には、材料は、ブロワ43、流量計42、空気加熱器
41及び数ミリ径の多孔を有する加熱通気管40を経て
分散供給される約200℃の空気と接触し、約3日間で
含水率約40%にまで乾燥処理される。この時、原料汚
泥の投入は、通常、1日数時間の連続操作となるが、乾
燥処理後、材料は投入汚泥による増量分が仕切壁15の
溢出口20を通して溢流し発酵室B1へと送られる。ま
た、乾燥に使用された加熱空気は蒸発水分とともに発酵
室B1の上部空間に上昇し、排気管65よりブロワ66
で吸引されて脱臭装置67にて脱臭処理され大気へ放出
される。
【0033】発酵室は、前述したように仕切板21によ
り第2、3室に区分されているが、乾燥室Aからの材料
は、まず、第2室の発酵室B1に入る。ここで、内面に
かき板2bを有し0.02〜0.5rpmの範囲で約3
0分ごとに数分間、間欠的に回転する筒体1bとリボン
型32a及びパドル型32bを組み合わせた攪拌羽根を
有し0.05〜1rpmの範囲で筒体1bと逆方向に、
かつ筒体1bに合わせて間欠的に回転する軸体25bに
よる撹拌操作にて、既に発酵中の材料と混合均質化され
る。この際には、ブロワ50、バルブ48、流量計46
より数ミリ径の多孔を有する通気管44を経て材料中に
空気が分散供給され、該材料は空気と接触しつつ撹拌さ
れ、約6日間、好気的な発酵分解により処理される。こ
のとき、通気量は0.05〜0.5m3/minの範囲
に調整し、また材料の含水率を40〜35%に保持する
ように汚水貯留槽58から汚水をポンプ57、バルブ5
5,流量計53を経て材料に供給散水する。この処理に
よって常に材料の60℃以上の昇温保持が可能であり、
投入原料の有機分の約32%が分解される。この分解割
合からは、汚泥を通常の発酵処理で長期間処理しても原
料中の有機分が約50%程度しか分解しないことから、
分解性の有機分の大部分が分解がなされたといえる。
り第2、3室に区分されているが、乾燥室Aからの材料
は、まず、第2室の発酵室B1に入る。ここで、内面に
かき板2bを有し0.02〜0.5rpmの範囲で約3
0分ごとに数分間、間欠的に回転する筒体1bとリボン
型32a及びパドル型32bを組み合わせた攪拌羽根を
有し0.05〜1rpmの範囲で筒体1bと逆方向に、
かつ筒体1bに合わせて間欠的に回転する軸体25bに
よる撹拌操作にて、既に発酵中の材料と混合均質化され
る。この際には、ブロワ50、バルブ48、流量計46
より数ミリ径の多孔を有する通気管44を経て材料中に
空気が分散供給され、該材料は空気と接触しつつ撹拌さ
れ、約6日間、好気的な発酵分解により処理される。こ
のとき、通気量は0.05〜0.5m3/minの範囲
に調整し、また材料の含水率を40〜35%に保持する
ように汚水貯留槽58から汚水をポンプ57、バルブ5
5,流量計53を経て材料に供給散水する。この処理に
よって常に材料の60℃以上の昇温保持が可能であり、
投入原料の有機分の約32%が分解される。この分解割
合からは、汚泥を通常の発酵処理で長期間処理しても原
料中の有機分が約50%程度しか分解しないことから、
分解性の有機分の大部分が分解がなされたといえる。
【0034】次いでこの材料は仕切板21を溢流し第3
室の発酵室B2に入り、ここで内面にかき板2cを有し
第2室と一体に回転する筒体1bと、第2室と同一の軸
体25bによって回転するパドル型攪拌羽根33による
撹拌操作によって混合移送される。この際には、材料
は、ブロワ50、バルブ49、流量計47を通して数ミ
リ径の多孔を有する通気管45を経て分散供給される空
気と接触し、約11日間、好気的に発酵処理されて投入
原料中有機分の約8%が分解し、第2室と合わせた全体
では投入原料中有機分の約40%が分解し安定化した材
料となる。この材料は発酵室側壁8の排出シュート13
より取り出される。このとき、通気量は、0.01〜
0.2m3/minの範囲に調整し、また材料の含水率
は35〜30%に保持するように汚水貯留槽58から汚
水をポンプ57、バルブ56、流量計54を経て供給散
水し調整される。このようにして発酵室B2において発
酵が進行した材料は、排出部13から排出された後、製
品貯留槽63に一次貯留され、計量袋詰機64にて処理
し製品コンポストとなる。
室の発酵室B2に入り、ここで内面にかき板2cを有し
第2室と一体に回転する筒体1bと、第2室と同一の軸
体25bによって回転するパドル型攪拌羽根33による
撹拌操作によって混合移送される。この際には、材料
は、ブロワ50、バルブ49、流量計47を通して数ミ
リ径の多孔を有する通気管45を経て分散供給される空
気と接触し、約11日間、好気的に発酵処理されて投入
原料中有機分の約8%が分解し、第2室と合わせた全体
では投入原料中有機分の約40%が分解し安定化した材
料となる。この材料は発酵室側壁8の排出シュート13
より取り出される。このとき、通気量は、0.01〜
0.2m3/minの範囲に調整し、また材料の含水率
は35〜30%に保持するように汚水貯留槽58から汚
水をポンプ57、バルブ56、流量計54を経て供給散
水し調整される。このようにして発酵室B2において発
酵が進行した材料は、排出部13から排出された後、製
品貯留槽63に一次貯留され、計量袋詰機64にて処理
し製品コンポストとなる。
【0035】この実施形態における乾燥および発酵デー
タの経時変化のパターンを図4に示す。この図から分か
るように材料の含水率は乾燥室Aにおいて適正に調整さ
れており、また、材料の発酵は、第2、第3室において
高い効率で進行しており、本発明の装置および処理方法
によって有機質物が効率的に処理されている。なお、上
記実施形態では、異なる回転制御の対象となる処理ゾー
ンとして乾燥室と発酵室とを示したが、本発明として
は、異なる回転制御の対象が上記2室に限定されないこ
とは詳述するまでもない。
タの経時変化のパターンを図4に示す。この図から分か
るように材料の含水率は乾燥室Aにおいて適正に調整さ
れており、また、材料の発酵は、第2、第3室において
高い効率で進行しており、本発明の装置および処理方法
によって有機質物が効率的に処理されている。なお、上
記実施形態では、異なる回転制御の対象となる処理ゾー
ンとして乾燥室と発酵室とを示したが、本発明として
は、異なる回転制御の対象が上記2室に限定されないこ
とは詳述するまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、有機質物
を収容して発酵させる回転筒体と、該回転筒体内に位置
し、筒体の軸方向に沿う回転軸心により回転して前記有
機質物を攪拌する攪拌羽根とを有する有機質物の発酵処
理装置において、前記回転筒体の内空間が軸方向に順次
有機質物材料が移動可能な複数の処理ゾーンに区分され
ているとともに前記回転軸心が、軸方向において一部ま
たは全部の処理ゾーンに合わせて分断されており、分断
された回転軸心毎に異なる回転制御が可能とされている
ので、各処理ゾーンで各々適切な攪拌混合操作にて材料
の処理を行うことができるので高速かつ高度な発酵分解
処理が可能となる。
を収容して発酵させる回転筒体と、該回転筒体内に位置
し、筒体の軸方向に沿う回転軸心により回転して前記有
機質物を攪拌する攪拌羽根とを有する有機質物の発酵処
理装置において、前記回転筒体の内空間が軸方向に順次
有機質物材料が移動可能な複数の処理ゾーンに区分され
ているとともに前記回転軸心が、軸方向において一部ま
たは全部の処理ゾーンに合わせて分断されており、分断
された回転軸心毎に異なる回転制御が可能とされている
ので、各処理ゾーンで各々適切な攪拌混合操作にて材料
の処理を行うことができるので高速かつ高度な発酵分解
処理が可能となる。
【0037】また、処理ゾーンとして乾燥室と発酵室を
設けて、これらに合わせて回転軸心を分断して独立に運
転制御可能とすれば、乾燥処理と発酵処理を同一装置の
中で高速かつ効率的に処理できるのでコンパクト化を図
ることが可能となる。しかも、乾燥室における材料と加
熱空気の伝熱効果が高まることによる乾燥効率の向上及
び発酵室における材料と空気の適度な接触保持の確保に
よる通気効率の向上により供給空気量の少量化が可能で
省エネルギ化がはかれる効果がある。
設けて、これらに合わせて回転軸心を分断して独立に運
転制御可能とすれば、乾燥処理と発酵処理を同一装置の
中で高速かつ効率的に処理できるのでコンパクト化を図
ることが可能となる。しかも、乾燥室における材料と加
熱空気の伝熱効果が高まることによる乾燥効率の向上及
び発酵室における材料と空気の適度な接触保持の確保に
よる通気効率の向上により供給空気量の少量化が可能で
省エネルギ化がはかれる効果がある。
【図1】 本発明による発酵処理装置の正面断面図であ
る。
る。
【図2】 同処理装置における乾燥室と発酵室の仕切壁
の概略図である。
の概略図である。
【図3】 同処理装置を組み込んだ発酵処理システムの
概略図である。
概略図である。
【図4】 同じく実施形態における乾燥発酵処理パター
ンを示すグラフ
ンを示すグラフ
1a 回転筒体
1b 回転筒体
5 駆動装置
6 駆動装置
15 乾燥・発酵仕切壁
20 溢出口
21 発酵室仕切壁
25a 軸体
25b 軸体
31 乾燥用攪拌羽根
32 撹拌羽根
33 撹拌羽根
40 加熱通気管
41 空気加熱器
43 ブロワ
44 通気管
45 通気管
50 ブロワ
51 散水管
52 散水管
57 散水ポンプ
58 汚水貯槽
60 汚泥調整槽
61 汚泥ポンプ
62 脱水装置
63 製品貯留槽
65 排気管
66 脱臭ブロワ
67 脱臭装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平9−276824(JP,A)
特開 昭48−13158(JP,A)
特開 平2−229587(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B09B 3/00
Claims (5)
- 【請求項1】 有機質物を収容して発酵させる回転筒体
と、該回転筒体内に位置し、筒体の軸方向に沿う回転軸
心により回転して前記有機質物を攪拌する攪拌羽根とを
有する有機質物の発酵処理装置において、前記回転筒体
の内空間が軸方向に順次有機質物材料が移動可能な複数
の処理ゾーンに区分されているとともに、前記回転軸心
が軸方向において一部または全部の処理ゾーンに合わせ
て分断されており、分断された回転軸心毎に異なる回転
制御が可能とされていることを特徴とする有機質物の発
酵処理装置 - 【請求項2】 前記回転筒体は、前記回転軸心の分断に
合わせて軸方向において分断されており、分断された回
転筒体毎に異なる回転制御が可能とされていることを特
徴とする請求項1記載の有機質物の発酵処理装置 - 【請求項3】 処理ゾーンとして、前段側に乾燥室、後
段側に発酵室を有しており、該乾燥室と発酵室とは有機
質物材料が溢流し移動可能な仕切壁で仕切られているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の有機質物の発
酵処理装置 - 【請求項4】 前記発酵室に対応する回転筒体および回
転軸心の回転を間欠運転可能とする間欠運転手段を有す
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発
酵処理装置 - 【請求項5】 請求項4記載の発酵処理装置を使用し
て、前段の乾燥室内で前記回転筒体および回転軸心を連
続的に回転させて有機質物の乾燥を促し、この有機質物
を仕切壁を通して後段の発酵室内に溢流し移動させ、該
発酵室内で前記回転筒体と回転軸心を必要に応じて間欠
回転させて有機質物と空気との接触を調整して有機質物
を効率的に発酵させることを特徴とする有機質物の発酵
処理方法
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JP2000172270A JP3527174B2 (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | 有機質物の発酵処理方法及び装置 |
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JP2001347248A JP2001347248A (ja) | 2001-12-18 |
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-
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