JP3526823B2 - オイル交換装置 - Google Patents

オイル交換装置

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JP3526823B2 JP2000274057A JP2000274057A JP3526823B2 JP 3526823 B2 JP3526823 B2 JP 3526823B2 JP 2000274057 A JP2000274057 A JP 2000274057A JP 2000274057 A JP2000274057 A JP 2000274057A JP 3526823 B2 JP3526823 B2 JP 3526823B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はオイル交換装置に関
するものである。更に詳しくは、自動車のブレーキなど
の油圧系のエア抜きの際のオイル抜き取りと注入あるい
はミッション、エンジンなどの潤滑系のオイル抜き取り
と注入が容易にできるようにしたオイル交換装置に関す
る。 【0002】 【従来技術】自動車は、ブレーキ装置を始めとして、油
圧により作動する機器を多数備えている。油圧機器の作
動部のオイル内には、作動時のオイルの圧力変動などに
よって気泡が発生する。オイルに気泡がたまると、気泡
が圧力で縮小するため力が伝わりにくくなり、油圧機器
の作動に支障を来たすことになる。このため、気泡がた
まっている部分のオイルを抜いて、いわゆるエア抜きを
する必要がある。 【0003】例えば、ブレーキオイルの抜き取り(エア
抜き)は、二人がかりで行っている。まず、一人が運転
席に座り、他の一人が車輪に設けてあるブレーキ装置に
付く。ブレーキ装置のエア抜きネジの蓋を外し、オイル
抜き用の排出管をつなぐ。そして、ブレーキペダルの操
作とオイル抜き用のネジの開閉操作を二人が声を掛け合
いタイミングをとりながら行う。この作業は、排出され
るオイルに気泡が混入しなくなるまで行う。なお、油圧
機器のオイルを抜くには、専用の加圧装置によって油圧
系のオイルを加圧して、作動部側からオイルを排出する
方法もある。 【0004】また、ミッション、エンジンなどの駆動部
分にも潤滑のためのオイルが使用されている。潤滑系の
オイルは劣化するのが特に速いので、一定期間ごとに交
換する必要がある。例えば潤滑系のオイルであるエンジ
ンオイルを抜き取る作業はドレンから行われている。ま
た、エンジンオイルの注入は、注入口から自然落下によ
って注ぎ入れることにより行われている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のオイルの抜き取り及び注入の方法には、次のよ
うな課題があった。ブレーキオイルの抜き取りにおいて
は、作業者二人のタイミングを合わせるのが難しく、例
えばネジが開いていないときにブレーキペダルを踏んで
しまってオイルが排出されなかったり、ネジが開いてい
るときにペダルから足を離してオイルが戻ってしまった
り、作業がスムーズにできなかった。このため、車輪が
4輪ある自動車の場合、すべての車輪のブレーキオイル
を抜くには、通常は数時間を要していた。 【0006】また、加圧装置によって油圧系のオイルを
加圧して、作動部側からオイルを排出する方法では、そ
の圧力によって様々な油圧機器のバルブが破損するなど
の不具合を生じさせる可能性があった。更に、オイルの
自然落下により潤滑系のオイルを注入する場合では、オ
イルが少量であればそれほど問題はないが、大型機関な
どでは大量に注入する必要があるため、注入に時間がか
かりすぎる。 【0007】(本発明の目的) 本発明の目的は、自動車のブレーキなどの油圧系のエア
抜きの際のオイル抜き取り作業あるいはミッション、エ
ンジンなどの潤滑系のオイルの抜き取りを容易、迅速
に、かつ油圧機器の場合は不具合を生じることなく行う
ことができ、更に自動車のミッション、エンジンなどの
潤滑系のオイルの注入を容易かつ迅速に行うことができ
オイル交換装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。すなわち本
発明は、台フレーム( F )に並べて取り付けてある吸引
装置と注入装置からなるオイル交換装置であって、吸引
装置は、オイルタンクと、圧縮空気が導入されて通過す
る走気路と、一端部が上記走気路の途中に開口し、他端
側は上記オイルタンクに通じている吸気路と、上記オイ
ルタンクの上部に接続された吸引管と、を備えており、
走気路の排出側は大気に直接開放されており、吸気路の
うちオイルタンクに通じている部分はオイルタンクの上
部の中心部に設けてあり、オイルタンクの側部には、吸
引管が接続される接続具が取り付けてあり、注入装置
は、オイルタンクと、当該オイルタンクに通じており、
圧縮空気が導入される導気路と、上記オイルタンク内に
導入される圧縮空気の流量を調整する流量調整手段と、
上記オイルタンクの底部に接続された注入管とを備えて
いることを特徴とする、オイル交換装置である。 【0009】吸引装置の走気路と吸気路の構造は、例え
ば、自動車のキャブレターと同様のベンチュリー部を有
する構造であるが、これに限定するものではない。すな
わち、ベンチュリー部のように走気路に径小部を設けて
もよいし、径小部を設けずに同じ内径としてもよい。
「走気路」の用語は、圧縮空気が高速で通る部分を表す
用語として使用している。また、走気路と吸気路は塊体
をくり抜いて形成してもよいし、管状のものを組み合わ
せて使用してもよい。 【0010】(作用) 本発明に係るオイル交換装置を構成する吸引装置は、次
のように作用する。走気路に圧縮空気を通過させると、
走気路と交わっている吸気路に負圧を生じる。吸気路
は、オイルタンクに通じているので、オイルタンク内の
空気が吸気路から走気路を通り外部へ排出される。これ
によって、オイルタンク内部が負圧になり、吸引管を通
じてオイルをオイルタンク内に吸引することができる。
圧縮空気は、コンプレッサから送られるが、コンプレッ
サはタイヤの空気圧の調整などのために自動車修理工場
にはごく一般に備えてあるものであり、オイル交換装置
は、吸引装置と注入装置のいずれもこのコンプレッサを
利用することができる。なお、コンプレッサはこのよう
な工場に備え付けのものでなく、他の機器に設けられて
いるものを使用することもできる。 【0011】本発明に係るオイル交換装置を構成する注
入装置は、次のように作用する。導気路に圧縮空気を導
入すると、オイルタンク内に圧縮空気が送られる。これ
により、オイルタンク内の圧力が高くなり、オイルタン
ク内に貯溜されているオイルが注入管を通り外部へ送り
出される。オイルの送り出し量の調整は、流量調整手段
により圧縮空気の流量を調整することにより行う。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係るオイ
ル交換装置の一実施の形態を示す斜視図、図2はオイル
交換装置を構成する吸引装置の一実施の形態を示す要部
を断面した説明図、図3はオイル交換装置を構成する注
入装置の一実施の形態を示す要部を断面した説明図であ
る。 【0013】符号Aはオイル交換装置で、台フレーム
F、吸引装置B及び注入装置Cを備えている。なお、コ
ンプレッサをオイル交換装置に設けることもできる。台
フレームFは、四角形の底板と、底板の後部に立設され
ている門形のハンドル枠と、両側に設けられた側板によ
り構成されている。台フレームFには、上記吸引装置B
と注入装置Cが取り付けられている。吸引装置Bと注入
装置Cは、オイルタンクの外形に沿って形成された挟持
金具7(表裏両側にあり、裏側のものはハンドル枠に設
けられた横枠に固着されている)をボルト70と蝶ナッ
ト71で締め付けて、台フレームFに固定されている。 【0014】(吸引装置B) 図2を主に参照する。吸引装置Bは金属製のオイルタン
ク1を備えている。オイルタンク1の上部の中心部に
は、ネジ管10が突出して設けてある。オイルタンク1
の側部の上部側には、L字状の接続具12が螺合して取
り付けてある。接続具12には、変形性を有し、かつ負
圧でも容易に潰れない強度を有するプラスチック製の吸
引管120が接続されている。吸引管120の他方側は
油圧機器やエンジンなどのオイル抜き取り部に接続する
ことができる。 【0015】吸引管120の途中には、逆止弁V1(図
4、図6に図示)が設けてある。逆止弁V1は、油圧機
器等側から吸引装置A方向へはオイルを流通させ、吸引
装置Aから油圧機器等方向へはオイルを流通させない機
能を有するものである。 【0016】オイルタンク1の側部には、内部のオイル
の液位を表示する容量ゲージ14(図1、図4、図5に
図示)が設けてある。容量ゲージ14は、上下端部を接
続具11、11aを介しオイルタンク1内に連通させた
垂直な液管140と、容量を示す目盛り141を備えて
いる。液管140は、透明なプラスチックで形成されて
おり、内部に入ったオイルの液位を視認できる。オイル
タンク1の底部には、汚れたオイルを抜くためのドレン
コック13(図4、図5に図示)が設けられている。 【0017】ネジ管10には、外形が本質的に円柱形状
の空気制御体2が袋ナット25をネジ管10に螺合して
締め付けることにより取り付けてある。なお、符号20
1は袋ナット25で押さえられるフランジ部であり、符
号202は気密性を高めるためのパッキンである。 【0018】空気制御体2は金属製で、下面側中心部に
は吸気口20が設けてある。吸気口20の内天部には、
後述する取着ネジ孔21に連通する吸気路200が垂直
に設けてある。なお、吸気口20には、圧力ゲージ29
(図2では見えない:図1、図4、図5に図示)を取り
付ける取着孔(図示省略)に通じる通気孔(図示省略)
が設けられている。これにより、圧力ゲージ(真空計)
29によって、オイルタンク1内の圧力を計ることがで
きる。 【0019】空気制御体2には、側面間を直径線上で水
平に貫通する取着ネジ孔21及び取着孔22が設けてあ
る。取着ネジ孔21と取着孔22は挿通孔220により
連通させてある。取着孔22には、金属製で円管状の排
気管24が接続されている。取着ネジ孔21には、ノズ
ル部材23が螺合して取り付けられている。 【0020】ノズル部材23は、六角棒状のヘッド部2
30と、ヘッド部230より径小のネジ部231と、ネ
ジ部231より更に径小のノズル部232を有してい
る。そして、ノズル部230の中心部には奥先部側が窄
まった取着ネジ孔233が設けられている。取着ネジ孔
233の奥先部からノズル部232へ向けてノズル孔2
34が設けてある。ノズル孔234先端部には、ノズル
部232先端部にやや拡がって開口したノズル口235
が設けられている。なお、ノズル孔234と排気管24
内は走気路を構成する。 【0021】ノズル部232の先端部は、挿通孔220
を貫通して排気管24内に位置している。ノズル部23
2の直径(外径)は、挿通孔220の内径及び排気管2
4の内径よりやや小さく設定されている。これにより、
ノズル部232の外周面と、挿通孔220及び排気管2
4の内周面の間には、若干の隙間が形成されており、空
気の流通が可能である。 【0022】ノズル部材23の取着ネジ孔233には弁
管3が一端側のネジ部30を螺合して取り付けられてい
る。弁管3の他端側には、コンプレッサ4からの圧縮空
気を送給する送気管40を接続する接続管31が螺合し
て取り付けられている。なお、符号32は操作レバーで
ある。操作レバー32を水平方向に回して操作すること
により、圧縮空気の流通及び遮断の切り替えを行うこと
ができる。 【0023】空気制御体2の上面部には、中心部に取着
ネジ孔21に通じるネジ孔210が形成されている。ネ
ジ孔210には空気圧調整ネジ211が螺合されてネジ
孔210を塞いでいる。なお、空気圧調整ネジ211を
外して通気できるようにすれば、オイルタンク1内の圧
力がやや高くなるので、吸気管120からの吸引力を弱
めることができる。また、空気制御体2の上面部には、
ネジ孔210を挟んでネジ孔212、213が設けてあ
る。空気制御体2の上面部には、ネジ孔212、213
にボルト214、215を螺合することによりハンドル
26が固定されている。 【0024】(注入装置C) 図3を主に参照する。注入装置Cは、上記吸引装置Bと
構造的に共通する部分があるので、その部分は吸引装置
Bと同じ符号を付して示し、重複する説明は省略する。
注入装置Cのオイルタンク1の底部には接続具15によ
りプラスチック製の注入管150(図4、図5に図示)
が接続されている。注入管150は変形性を有し、かつ
圧縮空気の圧力でも容易には破損しない十分な強度を備
えている。なお、注入管150の途中には、オイルの流
通と遮断の切り替えを行う弁V2が設けてある。また、
弁V2より先側の注入管150aは、接続部で着脱可能
である。 【0025】空気制御体2aには、側面間を直径線上で
水平に貫通する取着ネジ孔27、28が設けてある。符
号200aは導気路、29aは圧力ゲージ(圧力計)で
ある。取着ネジ孔28には弁管3aが一端側のネジ部3
0を螺合して取り付けられている。取着ネジ孔27に
は、流量制御手段であるレギュレータ6が通気管61先
端部のネジ部62を螺合して取り付けられている。レギ
ュレータ6の他端側には、コンプレッサ4からの圧縮空
気を送給する送気管40を接続する接続管63が螺合し
て取り付けられている。レギュレータ6のツマミ60を
操作することにより、オイルタンク1内へ送られる圧縮
空気の流量を調整することができる。なお、圧縮空気を
オイルタンク1内へ送るときは、弁管3aの通気が遮断
される。 【0026】(作 用) 図4は吸引装置を使用してエンジンオイルを吸引する方
法を示す説明図、図5は注入装置を使用してエンジンオ
イルを注入する方法を示す説明図である。図1ないし図
5を参照して、本発明に係るオイル交換装置の作用をエ
ンジンオイルの交換作業を例にとり説明する。 【0027】(エンジンオイルの抜き取り) 吸引装置Bの弁管3の接続管31に、コンプレッサ4の
送気管40を接続する。コンプレッサ4は、自動車修理
工場にはごく一般に備えてあるものであり、本発明に係
るオイル交換装置Aは、吸引装置Bと注入装置Cのいず
れもこのコンプレッサ4を利用することができる。エン
ジン5のオイルゲージ装着口50から吸引管120を差
し込み、先端部をオイル51内に入れる。操作レバー3
2を操作してノズル孔234、ノズル口235、排気管
24に圧縮空気を通過させると、これらと交わっている
吸気路200に負圧を生じる。吸気路200は、オイル
タンク1に通じているので、オイルタンク1内の空気が
吸気路200から排気管24を通り外部へ排出される。 【0028】これによって、オイルタンク1内が負圧に
なり、吸引管120を通じてエンジン5内のオイル51
がオイルタンク1内に吸引される。オイルの吸引はごく
短時間(数秒程度)で行われる。また、この方法では、
ドレンコックを備えていないエンジンでも簡単にオイル
の抜き取りができる。なお、オイルタンク1内に溜まっ
た汚れたオイルは、ドレンコック13によって排出す
る。 【0029】また、エンジンオイルの抜き取りにおいて
は吸引はスムーズに行われるので特に問題はないが、ブ
レーキ装置などの油圧機器のオイル抜き取りを行う場
合、オイルライン内での流動抵抗の影響で、例えば吸引
装置による吸引を停止したときに、オイルが逆流して戻
ってしまう場合がある。吸引装置Bでは、吸引管120
に設けてある逆止弁V1の作用により、このような逆流
も防止することができ、確実で効率のよい作業を行うこ
とができる。 【0030】(エンジンオイルの注入) 注入装置Cの弁管3の32を操作して弁管3における空
気の流通を遮断しておく。また、注入管150に設けて
ある弁V2も流通を遮断しておく。そして、オイルタン
ク1には、注入する新しいオイルをネジ管10から必要
量入れておく。 【0031】レギュレータ6の接続管63に送気管40
を接続し、ツマミ60を回して圧縮空気の流量を調整
し、導気路200aに圧縮空気を導入してオイルタンク
1内に圧縮空気が送られる。これにより、オイルタンク
1内の圧力が高くなる。上記弁V2の遮断を解除する
と、オイルタンク1内に貯溜されているオイルが注入管
150、150aを通りエンジン5内部へ送り出され
る。オイルの送り出し量(単位時間当たりの)の調整
は、レギュレータ6により圧縮空気の流量を調整するこ
とにより行う。 【0032】また、容量ゲージ14によって、減ったオ
イルの量を確認することにより、注入するオイルの量を
正確に計ることができる。なお、弁V2より先側の注入
管150aは交換が可能であるので、特に油圧機器の場
合、注入管150aの先端部をつなぐ接続口に応じて口
径の異なる管と交換できる。また、シリコンなどを含む
柔軟性の高い管をつないでおけば、接続口の口径の異な
る多くの油圧機器に対応できるので便利である。 【0033】図6は吸引装置を使用してブレーキオイル
のエア抜きをする方法を示す説明図である。ブレーキオ
イルのエア抜きは次のようにして行われる。ブレーキ8
のエア抜き部80の蓋(図示省略)を外し、エア抜き部
80に吸引管120を接続する。上記エンジンオイルの
抜き取りの場合と同様にして、吸引装置Bによりブレー
キ8内のオイル(気泡を含んでいる)をエア抜き部80
から吸引管120を通じてオイルタンク1内に吸引する
ことができる。 【0034】なお、圧力ゲージ29を備えているので、
オイルタンク1内の圧力を確認しながら吸引することが
できる。これにより、過度の負圧によって、例えば同じ
油圧系の他の油圧機器等に不具合を生じさせるおそれは
なく、リスクが少ない確実な作業ができる。また、吸引
管120には逆止弁V1が設けてあるので、吸引装置B
による吸引を停止したときに、オイルがブレーキ6内に
逆流してしまうことがない。 【0035】このようにして、ブレーキ8のオイルのエ
ア抜きを簡単に行うことができる。エア抜き後はマスタ
ーシリンダ9のオイル溜め90の液位が下がるので、オ
イルを補充するようにする。符号Pはマスターシリンダ
9を作動させるブレーキペダルである。 【0036】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。 【0037】 【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係るオイル交換装置によれば、走気路に
圧縮空気を通過させることにより、オイルタンク内の圧
力を負圧にして、吸引管を通じてオイルをオイルタンク
内に吸引することができる。これにより、自動車のブレ
ーキなどの油圧系のエア抜きの際のオイル抜き取りある
いはミッション、エンジンなどの潤滑系のオイル抜き取
りを行えば、作業が容易かつ迅速にできる。また、油圧
系のオイル抜き取りを行う際、オイルを加圧するのでは
なく減圧するので、油圧系に多数ある油圧機器にバルブ
などの不具合を生じさせることはない。 【0038】(b)コンプレッサは自動車修理工場には
ごく一般に備えてあるものであり、オイル交換装置は、
吸引装置と注入装置のいずれもこのコンプレッサを利用
することができる。従って、オイル交換装置はそれ自体
にコンプレッサを備える必要がなく、装置が小型軽量化
できる。また、構造が簡易化できるので安価に製造する
ことができる。 【0039】(c)本発明に係るオイル交換装置によれ
ば、導気路に圧縮空気を導入することにより、オイルタ
ンク内の圧力を高めて、オイルタンク内に貯溜されてい
るオイルを注入管から外部へ送り出すことができる。そ
して、オイルの送り出し量の調整は、流量調整手段によ
り圧縮空気の流量を調整することにより行うことができ
る。これにより、自動車の油圧機器のオイル注入あるい
はミッション、エンジンなどの潤滑系のオイル注入作業
が容易かつ迅速にできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るオイル交換装置の一実施の形態を
示す斜視図。 【図2】オイル交換装置を構成する吸引装置の一実施の
形態を示す要部を断面した説明図。 【図3】オイル交換装置を構成する注入装置の一実施の
形態を示す要部を断面した説明図。 【図4】吸引装置を使用してエンジンオイルを吸引する
方法を示す説明図。 【図5】注入装置を使用してエンジンオイルを注入する
方法を示す説明図。 【図6】吸引装置を使用してブレーキオイルのエア抜き
をする方法を示す説明図。 【符号の説明】 A オイル交換装置 F 台フレーム 7 挟持金具 70 ボルト 71 蝶ナット B 吸引装置 1 オイルタンク 10 ネジ管 11、11a 接続具 12 接続具 120 吸引管 V1 逆止弁 13 ドレンコック 14 容量ゲージ 140 液管 141 目盛り 2 空気制御体 201 フランジ部 202 パッキン 20 吸気口 21 取着ネジ孔 200 吸気路 29、29a 圧力ゲージ 21 取着ネジ孔 210 ネジ孔 211 空気圧調整ネジ 212、213 ネジ孔 214、215 ボルト 22 取着孔 220 挿通孔 23 ノズル部材 230 ヘッド部 231 ネジ部 232 ノズル部 233 取着ネジ孔 234 ノズル孔 235 ノズル口 24 排気管 25 袋ナット 26 ハンドル 3 弁管 30 ネジ部 31 接続管 32 操作レバー 4 コンプレッサ 40 送気管 C 注入装置 15 接続具 150、150a 注入管 V2 弁 2a 空気制御体 27、28 取着ネジ孔 200a 導気路 3a 弁管 6 レギュレータ 61 通気管 62 ネジ部 63 接続管 60 ツマミ 5 エンジン 50 オイルゲージ装着口 51 オイル 8 ブレーキ 80 エア抜き部 9 マスターシリンダ 90 オイル溜め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−79485(JP,A) 特開 昭53−51372(JP,A) 特開2000−103498(JP,A) 特開 平6−239396(JP,A) 特開 平3−289491(JP,A) 特開 昭53−145110(JP,A) 特開 平6−179495(JP,A) 特開 平3−89096(JP,A) 実開 昭53−157427(JP,U) 実開 平4−106298(JP,U) 実開 平6−35199(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/04 B67D 5/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 台フレーム( F )に並べて取り付けてあ
    る吸引装置と注入装置からなるオイル交換装置であっ
    て、 吸引装置 (B) は、 オイルタンク(1)と、 圧縮空気が導入されて通過する走気路(23,24)と、 一端部が上記走気路(23,24)の途中に開口し、他端側は
    上記オイルタンク(1)に通じている吸気路(200)と、 上記オイルタンク(1)の上部に接続された吸引管(120)
    と、 を備えており、走気路 (23,24) の排出側は大気に直接開放されており、
    吸気路 (200) のうちオイルタンク (1) に通じている部分は
    オイルタンク (1) の上部の中心部に設けてあり、オイル
    タンク (1) の側部には、吸引管 (120) が接続される接続具
    (12) が取り付けてあり、 注入装置 (C) は、 オイルタンク(1)と、 当該オイルタンク(1)に通じており、圧縮空気が導入さ
    れる導気路(200a)と、 上記オイルタンク(1)内に導入される圧縮空気の流量を
    調整する流量調整手段(6,60)と、 上記オイルタンク(1)の底部に接続された注入管(150)
    を備えていることを特徴とする、オイル交換装置。
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