JP3525787B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP3525787B2
JP3525787B2 JP04609299A JP4609299A JP3525787B2 JP 3525787 B2 JP3525787 B2 JP 3525787B2 JP 04609299 A JP04609299 A JP 04609299A JP 4609299 A JP4609299 A JP 4609299A JP 3525787 B2 JP3525787 B2 JP 3525787B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気浄化
装置に関し、詳細には流入する排気空燃比がリーンのと
きに排気中のNOX を吸収し、流入する排気中の酸素濃
度が低下したときに吸収したNOX を放出するNOX
蔵還元触媒を備えた内燃機関の排気浄化装置に関する。 【0002】 【従来の技術】流入する排気空燃比がリーンのときに排
気中のNOX を吸収し、流入する排気中の酸素濃度が低
下したときに吸収したNOX を放出するNOX 吸蔵還元
触媒が知られている。NOX 吸蔵還元触媒はリーン空燃
比雰囲気下で排気中のNOX を吸収するが、吸収したN
X 量が増大し飽和量に到達するとそれ以上NOX を吸
収できなくなる。このため、NOX 吸蔵還元触媒を用い
た排気浄化装置では定期的にNOX 吸蔵還元触媒に流入
する排気の酸素濃度を低下させてNOX 吸蔵還元触媒か
ら吸収したNOX を放出させる必要がある。NOX 吸蔵
還元触媒をガソリン機関の排気浄化装置として使用した
場合には、機関の運転空燃比を低下させると(すなわち
機関をリッチ空燃比で運転すると)排気中の酸素濃度が
低下するとともに排気中の未燃HC、CO成分が増大す
るため、上記NOX 吸蔵還元触媒からNOX が放出さ
れ、放出されたNOX がNOX 吸蔵還元触媒上でHC、
COにより還元される。 【0003】ところが、ディーゼル機関はリッチ空燃比
で運転することが困難であるため、NOX 吸蔵還元触媒
をディーゼル機関の排気浄化装置として使用した場合に
は、他の手段を用いて排気中の酸素濃度を低下させるこ
とが必要となる。NOX 吸蔵還元触媒をディーゼル機関
の排気浄化装置として使用した場合にNOX 吸蔵還元触
媒から吸収したNOX を放出させる方法としては、通常
NOX 吸蔵還元触媒の上流側の排気通路に液体炭化水素
等の還元剤を供給する方法が用いられる。上流側の排気
通路に還元剤が供給されると、還元剤は排気中に分散し
て排気とともにNOX 吸蔵還元触媒に流入する。この還
元剤はNOX 吸蔵還元触媒上で排気中の酸素と反応し酸
化されるため、NOX 吸蔵還元触媒の雰囲気酸素濃度が
低下し、NOX 吸蔵還元触媒から吸収したNOX が放出
される。更に、放出されたNOX はNOX 吸蔵還元触媒
上で排気中の還元剤により還元浄化されるようになる。 【0004】NOX 吸蔵還元触媒に関するものではない
が、排気通路に配置した触媒の上流側の排気通路に還元
剤を供給する装置の例としては特開平7−102950
号公報に記載されたものがある。同公報の装置は、内燃
機関の排気通路に排気中のすすを除去するスートトラッ
プと、このスートトラップ下流側の排気通路に脱硝触媒
とを配置したものであり、NOX の還元に必要とされる
還元剤をスートトラップ上流側排気通路に噴射する噴射
ノズルを備えている。同公報の装置は、排気と接触して
高温になる噴射ノズル内で還元剤が気化することにより
ノズルのベーパーロックが生じることを防止するため
に、ノズル近傍の配管周囲に冷却水を流通する冷却通路
を設け、ノズルに供給される還元剤を冷却するようにし
ている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】NOX 吸蔵還元触媒上
流側の排気通路に還元剤を噴射するノズルと、加圧還元
剤供給源とノズルとを接続する配管上に配置した制御弁
とを備え、この制御弁を開閉することによりノズルから
の還元剤噴射を制御するようにした内燃機関の排気浄化
装置では、制御弁の熱による動作不良や破損が生じやす
くなる問題がある。通常、ノズルからの還元剤噴射を制
御する制御弁としては、電磁弁等の応答速度の早いアク
チュエータを有する弁が使用される。ところが、このよ
うな制御弁は許容作動温度が比較的低いものが多く、高
温になる排気通路に近接して配置すると排気通路の熱影
響により動作不良や破損が生じやすくなる問題がある。
この、制御弁の作動信頼性低下を防止するためには、制
御弁が排気通路からの熱の影響を受けないように、制御
弁を排気通路から充分な距離をおいて設置すれば良い
が、この場合には制御弁とノズルとを接続する配管長が
長くなり別の問題を生じることがある。 【0006】すなわち、ノズルからの還元剤噴射を行う
時には制御弁は開弁し、制御弁とノズルとを接続する接
続配管を介してノズルに加圧還元剤を供給し、ノズルか
らの還元剤噴射を終了するときには制御弁は閉弁してノ
ズルへの還元剤供給を停止する。ところが、制御弁とノ
ズルとを接続する接続配管の長さが長くなると制御弁閉
弁時に制御弁とノズルとの間に高圧の還元剤が多量に残
留するようになる。このため、噴射終了後も配管中に残
留した還元剤がノズルから排気通路内に洩出してしまう
場合が生じる。 【0007】特に、噴射した還元剤の霧化を良好にする
ためにスワールノズルを使用した場合には、後述するよ
うにノズル噴孔を閉鎖する弁体が存在しないため制御弁
閉弁後に配管中の還元剤がノズルから洩出しやすくな
る。このため、制御弁とノズルとの間の配管容積(デッ
ドボリューム)が大きいと洩出する還元剤の量も多くな
る。NOX 吸蔵還元触媒に還元剤を供給する場合に噴射
終了後にノズルから多量の還元剤が洩出すると、NOX
吸蔵還元触媒には吸収したNOX の還元に必要な量以上
の還元剤が供給されるようになる。この場合、過剰な還
元剤はNOX の還元に使用されないまま触媒下流側に流
出するようになり、排気性状が悪化する問題が生じる問
題がある。 【0008】すなわち、ノズルからの還元剤噴射を制御
する制御弁については、作動の信頼性を確保するために
は制御弁を排気通路からできるだけ遠い距離に設置する
必要があり、還元剤の洩出による排気性状の悪化を防止
するためには制御弁は排気通路(ノズル)にできるだけ
近い距離に設置する必要がある、という相反した設置場
所の条件が要求されることになる。 【0009】前述の特開平7−102950号公報の装
置は、ノズルのベーパーロックを防止するためにノズル
の近傍に還元剤を冷却する冷却通路を設けている。しか
し、同公報の装置では還元剤を冷却するためにに冷却水
を循環させる手段が必要となり冷却装置の構成が複雑に
なる問題がある。更に、仮に複雑な構成の冷却装置を設
けたとしても、上記公報の装置のように還元剤を冷却す
るだけでは制御弁に対する熱影響を排除して制御弁を排
気通路近傍に配置可能とすることはできない。 【0010】すなわち、NOX 吸蔵還元触媒からのNO
X の放出と還元浄化のための操作(以下、「NOX 吸蔵
還元触媒の再生操作」と呼ぶ)は、ある期間毎に短時間
だけ実行される操作である。このため、ノズルからの還
元剤噴射もある期間毎に短時間行われることになり、そ
れ以外の比較的長い期間は制御弁は制御弁中を通る還元
剤の流れが停止した状態に保持される。このため、上記
公報の装置のように還元剤を冷却しても還元剤の流れが
ない状態では制御弁は還元剤によっては冷却されず、制
御弁の温度が上昇してしまい制御弁の作動の信頼性を充
分に確保することは困難である。 【0011】本発明は上記問題に鑑み、制御弁への排気
通路の熱影響を排除して排気通路に近い位置に制御弁を
配置可能とすることにより、制御弁の作動信頼性を高く
維持しながら排気性状の悪化を簡易に防止可能な内燃機
関の排気浄化装置を提供することを目的としている。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、内燃機
関の排気通路に配置され、流入する排気の空燃比がリー
ンのときに排気中のNOXを吸収し流入する排気の酸素
濃度が低下したときに吸収したNOXを放出するNOX
蔵還元触媒と、該NOX吸蔵還元触媒の上流側の排気通
路に還元剤を噴射するノズルと、該ノズルに加圧還元剤
を供給する還元剤供給源と、該還元剤供給源から前記ノ
ズルへの加圧還元剤の供給を制御する制御弁と、前記制
御弁周囲に形成された冷却通路と、前記還元剤供給源か
らの加圧還元剤を制御弁冷却用の冷却剤として前記冷却
通路に供給し、前記冷却通路通過後の還元剤を前記還元
剤供給源に循環させる還元剤循環手段と、を備えた内燃
機関の排気浄化装置において、前記還元剤循環手段は、
前記ノズルからの還元剤噴射時に前記還元剤供給源から
前記冷却通路を経て還元剤供給源に循環する還元剤流路
の流路抵抗を前記還元剤供給源から前記ノズルに至る還
元剤流路の流路抵抗より大きくする流量制御手段を備え
た内燃機関の排気浄化装置が提供される。 【0013】すなわち、本発明では、制御弁周囲に冷却
通路が形成されており、この冷却通路には還元剤供給源
から供給される還元剤が常時循環している。このため、
ノズルから噴射を行っていないときにも制御弁は還元剤
により効果的に冷却されるようになり、制御弁を排気通
路近傍に配置した場合でも排気通路の熱影響による制御
弁の作動信頼性の低下が生じない。また、冷却剤として
ノズルから噴射するために還元剤供給源から供給される
還元剤を使用するため冷却水を別途導入する必要がなく
なり、装置全体の構成が簡素化される。 【0014】 【0015】更に、本発明ではノズルからの還元剤噴射
時(すなわち制御弁開弁時)には冷却通路を流れる還元
剤の流路抵抗を、制御弁を通ってノズルに流れる還元剤
の流動抵抗より大きくする流量制御手段が設けられてい
るため、還元剤噴射時には還元剤供給源からノズルに還
元剤が優先的に流れるようになる。このため、冷却通路
に還元剤を循環させたことによりノズルから噴射される
還元剤の圧力が低下してノズルでの還元剤の霧化状態が
悪化することが防止される。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
一実施形態について説明する。図1は、本発明の排気浄
化装置を自動車用ディーゼル機関に適用した場合の実施
形態の概略構成を示す図である。図1において、1は自
動車用ディーゼル機関を示す。機関1の各気筒排気ポー
トは排気マニホルド31を介して共通の排気通路3に接
続され、排気通路3上には後述するNOX 吸蔵還元触媒
7が配置されている。図1に9で示すのはNOX吸蔵還
元触媒7再生操作時にNOX 吸蔵還元触媒7に還元剤を
供給する還元剤供給装置である。還元剤供給装置9は、
NOX 吸蔵還元触媒7の排気入口近傍に配置された還元
剤噴射弁91に加圧還元剤を供給しNOX 吸蔵還元触媒
7に流入する排気中に還元剤を噴射することによりNO
X 吸蔵還元触媒7に流入する排気中の酸素濃度を低下さ
せ、触媒7から吸収したNOX を放出させるとともに、
放出されたNOX を還元浄化する。後述するように、本
実施形態では還元剤として機関1の燃料(軽油)が使用
される。還元剤供給装置9は、図示しない機関燃料系統
から供給された燃料を加圧する燃料ポンプ92を備え、
機関1の燃料を加圧して還元剤噴射弁91から排気通路
3内に噴射する。 【0017】図1に30で示すのは、機関1の電子制御
ユニット(ECU)である。本実施形態では、ECU3
0はRAM、ROM、CPUを備えた公知の構成のマイ
クロコンピュータとして構成され、機関1の燃料噴射
量、燃料噴射時期等の基本制御を行う他、還元剤供給装
置9を制御して後述するNOX 吸蔵還元触媒7からのN
X の放出及び還元浄化操作(NOX 吸蔵還元触媒の再
生操作)時に噴射弁91を制御して排気通路3に燃料を
噴射する。 【0018】NOX 吸蔵還元触媒7の再生操作を行うた
め、ECU30の入力ポートには、機関のアクセルペダ
ル近傍に配置されたアクセル開度センサ33から運転者
のアクセルペダル踏込み量(アクセル開度、ACCP)
に応じた電圧信号が、また、機関クランク軸近傍に配置
されたクランク回転角センサ35からクランク軸一定回
転角度毎に回転パルス信号が入力されている。ECU3
0は、クランク回転角センサ35から入力するパルス信
号の時間間隔に基づいて一定時間毎に機関1の回転数N
Eを算出する。 【0019】また、ECU30の出力ポートは、図示し
ない駆動回路を介して還元剤噴射弁91に接続され、噴
射弁91の開弁時間(噴射量)を制御している。本実施
形態のNOX 吸蔵還元触媒7は、アルミナ等の担体上に
例えばカリウムK、ナトリウムNa 、リチウムLi 、セ
シウムCs のようなアルカリ金属、バリウムBa 、カル
シウムCa のようなアルカリ土類、ランタンLa 、セリ
ウムCe、イットリウムYのような希土類から選ばれた
少なくとも一つの成分と、白金Ptのような貴金属とを
担持したものである。NOX 吸蔵還元触媒は流入する排
気ガスの空燃比がリーンのときに、排気中のNOX (N
2 、NO)を硝酸イオンNO3 - の形で吸収し、流入
排気ガスの酸素濃度が低下すると吸収したNOX を放出
するNOX の吸放出作用を行う。 【0020】この吸放出のメカニズムについて、以下に
白金PtおよびバリウムBaを使用した場合を例にとっ
て説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ土
類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。流入排
気中の酸素濃度が増大すると(すなわち排気の空燃比が
リーン空燃比になると)、これら酸素は白金Pt上にO
2 - またはO2-の形で付着し、排気中のNOX は白金P
t上のO2 - またはO2-と反応し、これによりNO2
生成される。また、流入排気中のNO2 及び上記により
生成したNO2 は白金Pt上で更に酸化されつつ触媒中
に吸収されて吸収剤として機能する酸化バリウムBaO
と結合しながら硝酸イオンNO3 - の形で触媒内に拡散
する。このため、リーン雰囲気下では排気中のNOX
NOX 吸蔵還元触媒内に硝酸塩の形で吸収されるように
なる。 【0021】また、流入排気中の酸素濃度が低下すると
(すなわち、排気の空燃比が低下すると)、白金Pt上
でのNO2 生成量が減少するため反応が逆方向に進むよ
うになり、触媒内の硝酸イオンNO3 - はNO2 の形で
NOX 吸蔵還元触媒から放出されるようになる。この場
合、排気中にHC、CO等の成分が存在すると白金Pt
上でこれらの成分によりNO2 が還元される。 【0022】本実施形態では、機関1としてディーゼル
機関が使用されているため機関の排気空燃比はリーンで
あり、通常運転中は排気通路3のNOX 吸蔵還元触媒7
にはリーン空燃比の排気が流入し排気中のNOX がNO
X 吸蔵還元触媒7に吸収される。また、NOX 吸蔵還元
触媒7上流側の排気通路3に還元剤が供給されるとNO
X 吸蔵還元触媒7には還元剤を含んだ排気が流入し、還
元剤の一部はNOX 吸蔵還元触媒7の白金Pt上で酸素
と反応する。これにより、NOX 吸蔵還元触媒7の雰囲
気中の酸素濃度が低下するとともに、還元剤の酸化によ
り未燃HC、CO等の成分が発生する。還元剤の酸化に
よりNOX 吸蔵還元触媒7の雰囲気酸素濃度が低下する
と、上述したメカニズムによりNOX 吸蔵還元触媒7か
らNOXが放出され排気中のHC、CO成分により還元
される。 【0023】上記NOX 吸蔵還元触媒からのNOX の放
出、還元浄化操作(NOX 吸蔵還元触媒の再生操作)に
使用される還元剤としては、排気中でH2 等の還元成分
やHC、CO成分を生成するものが使用され、例えば水
素、一酸化炭素等の気体、プロパン、プロピレン、ブタ
ン等の液体又は気体の炭化水素、ガソリン、軽油、灯油
等の液体燃料等が使用できる。本実施形態では、内燃機
関1としてディーゼル機関が使用されているため、補
給、貯蔵の便を考慮して還元剤として機関1の燃料(軽
油)を使用するようにしている。 【0024】本実施形態ではECU30は、例えば機関
負荷状態(アクセル開度ACCPと回転数NE)とに基
づいて単位時間あたりに機関1から排出されるNOX
を算出する。そして、この単位時間あたりの排出量に所
定の吸収率を乗じた量のNO X をNOX 吸蔵還元触媒7
の単位時間あたりのNOX 吸収量として算出する。EC
U30は、この単位時間あたりのNOX 吸収量を積算す
ることによりNOX 吸蔵還元触媒7に吸蔵されたNOX
量を算出するとともに、算出された吸蔵NOX量が所定
値に到達する毎に還元剤供給装置9からNOX 吸蔵還元
触媒7上流側の排気通路に還元剤(燃料)を供給してN
X 吸蔵還元触媒7の再生操作を行う。これにより、N
X 吸蔵還元触媒7が吸収したNOX で飽和して、それ
以上排気中のNOX を吸収できなくなることが防止され
る。 【0025】図2は、本実施形態の還元剤噴射弁91の
概略構造を説明する図である。図2において、噴射弁9
1はノズル91a、制御弁91b及びこれらを接続する
接続配管91cを備えている。ノズル91aはNOX
蔵還元触媒7上流側の排気通路3の管壁を貫通して設置
される。制御弁91b入口ポートは燃料ポンプ92吐出
口に供給配管93を介して接続され、制御弁91b出口
ポートは接続配管91cを介してノズル91aに接続さ
れている。制御弁91bが開弁すると燃料ポンプ92か
ら圧送される加圧燃料は接続配管91cに流入し、ノズ
ル91aから排気通路3に噴射される。また、制御弁9
1bが閉弁すると、加圧燃料の供給は遮断され、ノズル
91aからの燃料噴射は停止する。 【0026】本実施形態では、制御弁91周囲には制御
弁冷却用の燃料が流れる冷却ジャケット95が設けられ
ている。冷却ジャケット95の一端には制御弁入口ポー
ト側の供給配管93から分岐した冷却用燃料入口配管9
5aが接続され、他端には冷却用燃料出口配管95bが
接続されている。出口配管95bは、燃料系統の低圧部
分(例えば燃料ポンプ92の吸入配管または燃料タン
ク)に接続されている。このため、冷却ジャケット95
には制御弁91cの開閉にかかわらず常時燃料が流入
し、出口配管95bから流出している。すなわち、冷却
ジャケット95内には燃料が常時流通している。 【0027】図3はノズル91aの概略構造を説明する
断面図である。本実施形態では、燃料のNOX 吸蔵還元
触媒7上での反応性を高めるためノズル91aとして噴
射燃料の微粒化向上が可能なスワールノズルが使用され
ている。図3(A) は、スワールノズル91aの軸線に沿
った断面を示す。図3(A) において、911はノズルボ
ディ、913はノズルボディ911に嵌挿、固定された
略円筒状のノズルピースを示している。ノズルピース9
13中心には軸線方向に燃料通路913aが設けられて
いる。この燃料通路913aは接続配管91cを介して
制御弁91bに接続されており、制御弁91開弁時には
燃料ポンプ92から燃料通路913aに加圧燃料が供給
される。 【0028】図3(A) に913bで示すのは、スプリン
グ913cにより、燃料通路913aを閉鎖する方向に
押圧付勢されるチェックボール、913dはチェックボ
ール913bの下側で燃料通路913aに接続するよう
に半径方向に穿設された燃料通路である。図3(B) はノ
ズルピース913の図3(A) のB−B線方向矢視図であ
る。図3(B) に示すように、ノズルピース913は両側
面に平面状の切り欠きが形成されており、ノズルボディ
911の内周とノズルピース913外周との間にこの平
面状の切欠き部により、半径方向燃料通路913dに接
続する燃料通路913eが形成されている。 【0029】また、ノズルピース913下部はその外周
部がノズルボディ911内周と密接するように装着され
ている。ノズルピース913下面には図3(B) に示すよ
うに、スワール生成溝913fが形成されており、燃料
通路913eとノズルボディ911中心の噴射孔915
とを接続する噴射通路として機能している。図3(B)に
示すように、噴射通路913fはノズルピース913下
面外周から、ノズルピース913中心軸線に対してやや
偏心した位置を指向するように設けられており、噴射通
路913fから噴射された燃料は噴射孔915の内周面
接線方向に入射するようになっている。 【0030】制御弁91bが開弁すると、燃料ポンプ9
2から加圧燃料が配管91cを介してノズルピース91
3の燃料通路913aに流入する。配管91c内の燃料
圧力によりチェックボール913bに作用する力がスプ
リング913cの付勢力を越えるとチェックボール91
3bは下方に移動し、燃料が燃料通路913aから半径
方向燃料通路913dに流入する。これにより、加圧燃
料は半径方向燃料通路913dからノズルピース両側の
平面状切欠により形成される燃料通路913eに流入
し、噴射通路913fから噴射孔915を通って排気通
路3に噴射される。前述したように、ノズルピース91
3の噴射通路913fは、ノズルピース913の噴射孔
915中心軸線に対して偏心した方向を指向しているた
め、噴射通路913を通る燃料は噴射孔915内周接線
方向の速度を付与される。このため、噴射燃料は噴射孔
915内で旋回流(スワール)を生成しながら噴射孔9
15接線方向に噴射されるようになり、排気通路3内に
噴射された燃料は極めて微細な粒子となる。これによ
り、噴射された燃料は排気熱で直ちに蒸発、気化して下
流側のNOX 吸蔵還元触媒7に到達するようになり、N
X 吸蔵還元触媒7上での還元剤としての燃料の反応性
が向上する。 【0031】上記のように、ノズル91aに供給される
燃料を制御弁91bを開閉して制御することによりノズ
ル91からの燃料噴射を制御する場合には、制御弁91
bとノズル91aとを接続する接続配管の長さが長いと
前述した燃料噴射終了後のノズル91からの燃料洩出の
問題が生じる可能性がある。特に、本実施形態のように
燃料の霧化を良好にするためにスワールノズル91aを
使用した場合には他の形式の燃料噴射弁を使用した場合
に較べて燃料の洩出の問題が生じやすくなる。すなわ
ち、通常の燃料噴射弁では燃料噴射停止時にはニードル
等の弁体が噴射孔を閉塞する構造とされているため、噴
射弁上流側に多少の高圧燃料が残留していた場合でも噴
射停止後の燃料洩出は生じにくくなっている。これに対
して、スワールノズルでは図3(A) に示したようにニー
ドル等の弁体を備えておらず、燃料噴射終了後も噴射孔
915は開放されたままになってしまう。このため、接
続配管91c内に残留した燃料が噴射終了後も噴射孔9
15から洩出しやすくなっている。このため、スワール
ノズルを使用した場合には特に、制御弁91bをできる
だけ排気通路3(ノズル91a)に近接して配置し、接
続配管91cの容積を少なくすることが好ましい。 【0032】一方、制御弁91bを排気通路3に近接し
て配置すると、前述したように高温の排気通路からの入
熱により作動不良、破損等が生じやすくなり、作動の信
頼性が低下する問題がある。本実施形態では、この制御
弁91bの熱による作動信頼性の低下を防止し、制御弁
91bを排気通路3に近接して配置することを可能とす
るために冷却ジャケット95を設け、燃料により常時制
御弁91bを冷却している。 【0033】前述したように、冷却ジャケット95には
常時低温の燃料が流通しているため、排気通路3からの
入熱は燃料により運び去られ制御弁91bの温度は上昇
しない。このため、排気通路3に近接して制御弁91b
を配置しても制御弁91bは比較的低い温度に維持され
るようになり、高温による作動不良や破損が生じること
が防止される。 【0034】ところで、図2に示したように冷却ジャケ
ット95に制御弁91b入口側の供給配管93から冷却
剤としての燃料を供給していると、制御弁91bが開弁
しノズル91aからの燃料噴射が行われる時には、供給
配管93からは冷却ジャケット95とノズル91aとの
両方に燃料が供給されることになり、ノズル91aに供
給される燃料の圧力が低下してしまう可能性がある。ノ
ズル91aに供給される燃料圧力が低下すると、ノズル
91から噴射された燃料の霧化が悪化し噴射された燃料
が気化しにくくなる問題が生じる。そこで、本実施形態
では制御弁91b開弁時に供給配管93内の燃料が優先
的に制御弁91bを通って流れるように、冷却ジャケッ
ト出口配管95bの径を小さく設定している。出口配管
95bの径を小さく設定することにより、供給配管93
から冷却ジャケット95と出口配管95bとを通って燃
料系統に循環する燃料の流路抵抗が、制御弁91bから
ノズル91aに流れる燃料の流路抵抗より大きくなる。
これにより、制御弁91b開弁時には供給配管93内の
燃料は制御弁91b側に優先的に供給されるようにな
り、燃料圧力の低下が生じることが防止される。なお、
本実施形態では、出口配管95bの径を小さく設定する
ようにしているが、出口配管95bの配管径を小さくす
る代わりに入口配管95aの径を小さく設定する、或い
は流路抵抗調節用のオリフィスを入口配管95aまたは
出口配管95bに挿入する等により循環する冷却用燃料
の流路抵抗を増大させるようにしても良い。また、配管
95a、95bの径や挿入するオリフィス径は、実際の
燃料系統の構成に合わせて制御弁91b開弁時に充分に
高い燃料圧力が維持されるように実験により決定するこ
とが好ましい。 【0035】次に、本発明の別の実施形態について説明
する。前述の実施形態では制御弁91bの冷却ジャケッ
ト95の出口配管95bの径を小さく設定することによ
り冷却用燃料の流路抵抗を大きく設定しているが、本実
施形態では、出口配管径を小さく設定する代わりに、冷
却ジャケット95の入口配管95aまたは出口配管95
bにレリーフ弁を設けた点が相違している。 【0036】図4は、冷却ジャケット95の入口配管に
レリーフ弁95cを設けた場合を示す図2と同様な図で
ある。図4において、図2と同じ参照符号は同一の要素
を示すものとする。図4のレリーフ弁95cは、例えば
図3(A) に示したスワールノズルのチェックボール91
3bと同様な形式とされ、チェックボール951と、こ
のチェックボールを入口配管95aに流入する燃料圧力
に抗して配管95aを閉塞する方向に付勢するスプリン
グ953とを備えている。また、レリーフ弁95cの開
弁圧力(チェックボール951がスプリング953の付
勢力に抗して移動し、配管95aを開放する燃料圧力)
は、スワールノズル91aのチェックボール913bの
開弁圧力より高く設定されている。これにより、制御弁
91bの開弁により供給配管95内の燃料圧力が低下す
るとレリーフ弁95cは閉弁し燃料は制御弁91bにの
み供給されるようになる。また、レリーフ弁95cの開
弁圧力はノズル91aのチェックボール913bの開弁
圧力より高く設定されているため、レリーフ弁95cが
閉弁する燃料圧力でもノズル91aからは燃料が正常に
噴射され噴射燃料の霧化は良好に維持される。 【0037】本実施形態では、制御弁開弁時に冷却ジャ
ケット95を通って循環する燃料を完全に停止(すなわ
ち流路抵抗を無限大に)することによりノズル91aに
供給される燃料の圧力を確実に充分な高圧に維持するこ
とが可能となっている。なお、本実施形態においてもレ
リーフ弁95cは出口配管95b上に設けても良いこと
は言うまでもない。 【0038】 【発明の効果】本発明によれば、ノズルからの還元剤の
噴射を制御する制御弁への排気通路からの熱影響を防止
して排気通路に近い位置に制御弁を配置可能とすること
により、制御弁の作動信頼性を高く維持しながら簡易に
排気性状の悪化を防止することを可能とする効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を自動車用ディーゼル機関に適用した実
施形態の概略構成を説明する図である。 【図2】図1の還元剤噴射弁の構成例を説明する図であ
る。 【図3】スワールノズルの構成を説明する図である。 【図4】還元剤噴射弁の図1とは異なる構成例を説明す
る図である。 【符号の説明】 1…ディーゼル機関 3…排気通路 7…NOX 吸蔵還元触媒 9…還元剤供給装置 30…電子制御ユニット(ECU) 91…還元剤噴射弁 91a…ノズル 91b…制御弁 95…冷却ジャケット 95a…入口配管 95b…出口配管 95c…レリーフ弁
フロントページの続き (72)発明者 田原 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特表2002−525491(JP,A) 特表2002−503783(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 - 3/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関の排気通路に配置され、流入す
    る排気の空燃比がリーンのときに排気中のNOXを吸収
    し流入する排気の酸素濃度が低下したときに吸収したN
    Xを放出するNOX吸蔵還元触媒と、該NOX吸蔵還元
    触媒の上流側の排気通路に還元剤を噴射するノズルと、
    該ノズルに加圧還元剤を供給する還元剤供給源と、該還
    元剤供給源から前記ノズルへの加圧還元剤の供給を制御
    する制御弁と、前記制御弁周囲に形成された冷却通路
    と、前記還元剤供給源からの加圧還元剤を制御弁冷却用
    の冷却剤として前記冷却通路に供給し、前記冷却通路通
    過後の還元剤を前記還元剤供給源に循環させる還元剤循
    環手段と、を備えた内燃機関の排気浄化装置において、 前記還元剤循環手段は、前記ノズルからの還元剤噴射時
    に前記還元剤供給源から前記冷却通路を経て還元剤供給
    源に循環する還元剤流路の流路抵抗を前記還元剤供給源
    から前記ノズルに至る還元剤流路の流路抵抗より大きく
    する流量制御手段を備えた内燃機関の排気浄化装置。
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