JP3525503B2 - 車両用熱交換器の支持構造 - Google Patents

車両用熱交換器の支持構造

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JP3525503B2
JP3525503B2 JP19727694A JP19727694A JP3525503B2 JP 3525503 B2 JP3525503 B2 JP 3525503B2 JP 19727694 A JP19727694 A JP 19727694A JP 19727694 A JP19727694 A JP 19727694A JP 3525503 B2 JP3525503 B2 JP 3525503B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用熱交換器の支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば実開平5−41927
号公報に記載されているように、ラジエータやコンデン
サ等の熱交換器を車体のアッパレイルとロアマウントの
間に取り付ける場合に、熱交換器の上部に、取り付け用
のブラケットに加えて、掛止部を設け、取り付け時に、
掛止部によって正規の取り付け状態に対して傾いた状態
で一旦掛止することにより、取り付けを容易にし作業性
を高めるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両には、エンジン冷
却水の放熱器であるラジエータが搭載され、そのほか
に、過給エア冷却用の放熱器であるインタークーラ、エ
アコン用コンデンサー、自動変速機用オイルクーラ等の
各種熱交換器が搭載される。これら熱交換器は、いずれ
も車両走行風の流れが確保できる車体前部位置に設置す
る必要がある。そこで、例えば、ワンボックスタイプの
車両の場合には、車体前部は、車両室内のフロアパネル
が車体フレームの下部近傍まで下がった構造となってい
るため、ラジエータは例えば座席シート下方でフロアパ
ネルが立ち上がった位置に設置し、そのラジエータの後
方にパワーユニットを配置して、インタークーラ等の比
較的容量の小さい熱交換器を走行風を確保できるよう前
端側に配置することが考えられる。その場合に、例えば
インタークーラとパワーユニットをつなぐ配管は、ラジ
エータを迂回して配設する必要がある。しかし、例えば
ワンボックスタイプの車両の車体前部は、上方がフロア
パネルによって制限されるとともに、両サイドも車体フ
レームによって制限されるため、ラジエータの側端と車
体フレームとの間隙は狭くて、ここにあまり大きな配管
等は通せない。
【0004】そこで、例えばこのように車体前部の狭い
空間において、ラジエータを挟んでパワーユニットとは
反対側にインタークーラ等を設置する場合には、ラジエ
ータの上方に配管を通すことが考えられる。しかし、上
述のようにラジエータの上方にフロアパネルが迫ってい
る場合には、この部分に配管を通すことも簡単ではな
い。例えばワンボックスタイプの車両で、フロアパネル
の下方にラジエータを設置するものでは、ラジエータは
車体に対し下方から挿入し、掛止部に対し上方に一旦持
ち上げた後で落とし込み、その後でラジエータ側の支持
部を車体側の支持部に固定するという取り付け方をする
のが普通であり、ラジエータを正規の取り付け位置より
も高い位置まで一旦持ち上げることができるようラジエ
ータ上方にスペースが必要であるが、先にインタークー
ラ用配管等を設置してしまうと、上方のスペースになく
なって、ラジエータを取り付けることができなくなる場
合がある。また、ラジエータをこのようにフロアパネル
の立ち上がり部に設置する場合には、ラジエータの上方
を迂回する配管部分は曲管となるので、配管が剛体管で
あると、ラジエータを正規の位置に固定した後では、上
方に配管を通すことができなくなることが多い。この場
合でも、ラジエータを一旦掛止部に仮掛けした後、正規
の固定位置から傾けるようにすれば、配管を通すスペー
スができる場合がある。しかし、ラジエータを上方から
挿入することのできる車両については上記公報記載のよ
うなラジエータ等を正規の取り付け状態に対して傾いた
状態で一旦掛止する方法が利用できるが、フロアパネル
によって上方が制限されることにより下方からラジエー
タを挿入しなければならないような車両の場合には、こ
の方法を直ちに利用するというわけにはいかないし、利
用するとしても構成が複雑になってしまう。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めのものであって、ラジエータ等の熱交換器を仮掛けの
状態で正規の固定位置に対し傾斜させることのできる、
構造簡単でかつ汎用性のある車両用熱交換器の支持構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用熱交換器
の支持構造は、組付け時に熱交換器を下方から掛止する
車体側下方掛止部と、前記熱交換器の下方部位にあって
前記車体側下方掛止部に対し上方から嵌め込み所定の遊
びをもって係合可能な熱交換器側の下方係合部と、前記
下方掛止部より上方で前記熱交換器を支持する車体側支
持部と、前記熱交換器の前記下方係合部より上方にあっ
て前記車体側支持部と協動し前記熱交換器を前記下方掛
止部を支点にして所定方向に傾動可能に支持する熱交換
器側支持部と、前記熱交換器側支持部を前記車体側支持
部に対し任意の傾動位置で固定可能な固定手段と、前記
熱交換器側支持部および前記固定手段と協動して前記熱
交換器の傾動を制限し前記熱交換器の固定位置を規制す
る位置規制手段とからなるものである。
【0007】好ましくは、前記車体側支持部は、車体側
に固定されたボルトとし、前記熱交換器側支持部は、熱
交換器の前後の方向に長いボルト挿通孔を有する支持ブ
ラケットとし、前記固定手段は、前記支持ブラケットの
ボルト挿通孔に前記ボルトを挿通した状態で該ボルトに
装着し締め付けるナットとし、前記位置規制手段は、前
記支持ブラケットのボルト挿通孔に前記ボルトを挿通し
た状態で、前記ナットを装着する前に前記支持ブラケッ
トに嵌合し、その嵌合状態において前記ボルトの挿通範
囲を前記ボルト挿通孔の一端側に規制することによって
前記熱交換器の固定位置を規制するスペーサとする。
【0008】また、好ましくは、前記支持ブラケットは
前記熱交換器の側方部位に固定する。なお、支持ブラケ
ットは熱交換器の他の部位、例えば上方部位に固定する
こともできる。
【0009】また、好ましくは、前記車体側支持部を構
成するボルトは、ラバーマウントを介して車体に固定す
る。
【0010】また、好ましくは、前記支持ブラケット
は、前記ボルト挿通孔の長軸方向に切った断面が上方に
開いた略コの字状の形状を有するものとし、前記スペー
サは、前記支持ブラケットのボルト挿通孔の前記一端側
に重なる位置に、前記ボルト挿通孔の短軸方向に長く該
ボルト挿通孔の長軸方向に短くて、それ自身の長軸方向
の長さが前記ボルト挿通孔の短軸方向の幅と略同寸法の
ボルト挿通孔を有するとともに、該スペーサのボルト挿
通孔が前記支持ブラケットのボルト挿通孔に重なる状態
で前記支持ブラケットの略コの字状の断面の内側に密着
嵌合する略コの字状の断面を有し、かつ、該スペーサの
ボルト挿通孔が前記支持ブラケットのボルト挿通孔に重
なる状態で前記支持ブラケットの側端面に係止されるよ
う一側方端部から垂直下方に立ち下がるストッパー部を
有するものとする。
【0011】本発明の上記支持構造は、前記熱交換器
が、車体に対し下方から挿入し、前方および上方が他の
熱交換器のための配管接続部を間に挟んで車体の一部に
近接する位置に配置するものであって、前記車体側下方
掛止部に掛止した状態で、前記支持ブラケットのボルト
挿通孔の範囲で前記車体側下方掛止部を支点として正規
の固定位置に対し、近接する前記車体の一部から離れる
方向に傾動することにより前記配管接続部を挿入可能と
するよう構成することができる。
【0012】また、本発明の上記支持構造は、前記熱交
換器がラジエータである場合に適用できる。
【0013】本発明の上記支持構造は、また、前記熱交
換器がラジエータであり、前記他の熱交換器がインター
クーラである場合に適用できる。
【0014】また、本発明の上記支持構造は、当該車両
が、ワンボックスタイプで、車体前部は上方が車両室内
のフロアパネルによって空間を制限された構造で、該車
体前部の座席シート下方位置にエンジンおよび前記ラジ
エータを設置し、該ラジエータの車両進行方向前方にイ
ンタークーラを設置し、該インタークーラと前記ラジエ
ータの車両進行方向後方に配置された前記エンジンとの
間の配管を前記ラジエータと前記フロアパネルとの間隙
を通して行うものである場合に有利である。
【0015】
【作用】本発明の車両用熱交換器の支持構造において、
例えば下方から車体に挿入された熱交換器は、一旦持ち
上げられて、下方係合部が上方から車体側下方掛止部に
嵌め込まれ、その位置に仮掛けされる。この時、熱交換
器側の下方係合部は車体側下方掛止部に対し所定の遊び
をもって係合する。この状態で、熱交換器側の下方係合
部より上方に設けられた支持部は、車体側の支持部によ
って支持される位置にあり、熱交換器は車体側下方掛止
部を支点にして所定方向に傾動させることができるの
で、例えば該熱交換器の上方に配管等を通す作業を行う
ことが可能である。そして、最終的には、位置規制手段
を用いることによって熱交換器側支持部の車体側支持部
に対する傾動を制限し、その制限された範囲で固定手段
により支持部を固定するようにできる。また、その際
に、位置規制手段による制限に若干の余裕を設けること
により、エンジン側に連結されたラジエータ用ファンと
の位置調整等を行うことも可能である。
【0016】車体側支持部が、車体側に固定されたボル
トであり、熱交換器側支持部が、熱交換器の前後の方向
に長いボルト挿通孔を有する支持ブラケットであり、固
定手段が、支持ブラケットのボルト挿通孔にボルトを挿
通した状態でボルトに装着し締め付けるナットであり、
位置規制手段が、支持ブラケットのボルト挿通孔にボル
トを挿通した状態で、ナットを装着する前に支持ブラケ
ットに嵌合し、その嵌合状態においてボルトの挿通範囲
をボルト挿通孔の一端側に規制することによって熱交換
器の固定位置を規制するスペーサである場合には、例え
ば下方から車体に挿入された熱交換器は、一旦持ち上げ
られて、下方係合部が上方から車体側下方掛止部に嵌め
込まれて仮掛けされ、この状態で、熱交換器側の下方係
合部より上方に設けられた支持ブラケットのボルト挿通
孔に車体側に固定されたボルトを通すことにより熱交換
器が仮支持される。そして、この状態で、熱交換器は車
体側下方掛止部を支点にして所定方向に傾動可能であ
り、最終的には、支持ブラケットにスペーサを嵌合した
状態でボルトを通し直すことにより、熱交換器の固定位
置が規制され、次いで、ナットを締め付けることにより
所定位置に固定される。
【0017】上記作用は、支持ブラケットが熱交換器の
側方部位に固定されたものである場合に得られる。ま
た、この場合は、熱交換器上方への配管設置等の作業性
が確保しやすい。また、上記作用は、支持ブラケットが
熱交換器の他の部位、例えば上方部位に固定されたもの
である場合にも得ることができる。
【0018】また、車体側支持部を構成するボルトが、
ラバーマウントを介在させたものである場合にも同様に
上記作用が得られる。
【0019】また、支持ブラケットが、ボルト挿通孔の
長軸方向に切った断面が上方に開いた略コの字状の形状
を有するものであり、スペーサは、支持ブラケットのボ
ルト挿通孔の一端側に重なる位置に、ボルト挿通孔の短
軸方向に長く該ボルト挿通孔の長軸方向に短くて、それ
自身の長軸方向の長さが前記ボルト挿通孔の短軸方向の
幅と略同寸法のボルト挿通孔を有するとともに、そのボ
ルト挿通孔が支持ブラケットのボルト挿通孔に重なる状
態で支持ブラケットの略コの字状の断面の内側に密着嵌
合する略コの字状の断面を有し、かつ、そのボルト挿通
孔が支持ブラケットのボルト挿通孔に重なる状態で支持
ブラケットの側端面に係止されるよう一側方端部から垂
直下方に立ち下がるストッパー部を有するものである場
合に、支持ブラケットのコの字断面部とスペーサのコの
字断面部とが嵌合することによりナット締め付時のスペ
ーサの回転が防止され、また、ストッパー部が支持ブラ
ケットの側端面に係止されることにより、熱交換器側方
方向における支持ブラット側挿入孔位置のばらつきを吸
収する範囲でのボルト挿通範囲の規制が確実なものとな
る。
【0020】そして、本発明の支持構造は、熱交換器が
車体に対し下方から挿入されて、その前方および上方が
車体の一部に近接する位置に配置され、その間隙に配管
接続部を通すものである場合に、熱交換器は、車体側下
方掛止部に掛止した状態で、支持ブラケットのボルト挿
通孔の範囲で車体側下方掛止部を支点として正規の固定
位置に対し、近接する車体の一部から離れる方向に傾動
させることができ、そのように傾動させた状態で配管接
続部を挿入することが可能となる。
【0021】上記作用は、前記熱交換器が例えばラジエ
ータである場合に得ることができる。
【0022】また、上記作用は、前記熱交換器がラジエ
ータであり、前記他の熱交換器がインタークーラである
場合に得ることができる。
【0023】また、上記作用は、例えば、ワンボックス
タイプの車両で、車体前部の上方が車両室内のフロアパ
ネルによって空間を制限され、車体前部の座席シート下
方位置にエンジンおよび前記ラジエータが設置され、ラ
ジエータの車両進行方向前方にインタークーラが設置さ
れ、インタークーラとラジエータの車両進行方向後方に
配置されたエンジンとの間の配管がラジエータとフロア
パネルとの間隙を通る場合に顕著である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】図1は本発明の一実施例を示す車体前部の
平面図、図2は同実施例の車体前部側面図、図3は同実
施例の車体前部の正面図、図4は同実施例のラジエータ
支持部の拡大側面図、図5は同実施例のラジエータ支持
構造における支持ブラケット部の拡大平面図、図6は同
実施例のラジエータ支持構造におけるスペーサの平面図
(図6の(a))および正面図(図6の(b))、図7
は同実施例のラジエータ支持構造の動作説明図である。
【0026】この実施例の車両はワンボックスタイプで
あって、車体前部は、左右方向(すなわち車幅方向)の
両サイドに、前後方向(すなわち車両進行方向)に向け
て車体フレーム1があり、車両室内のフロアパネル2が
シート位置の前方で車体フレーム1の近傍まで下げられ
た構造となっている。また、車体前端部には車幅方向に
クロスメンバー(No.1クロスメンバー)3が設けら
れ、その前方にバンパー4が設けられている。
【0027】上記フロアパネル2は、座席シートの位置
で立ち上がり、その立ち上がり部分のフロアパネル2の
下方にラジエータ5が設置されている。そして、エンジ
ンと自動変速機とからなるパワーユニットがラジエータ
5の後方に配置されている。図2において、6は、エン
ジン側に設けられたラジエータ用ファンである。
【0028】車体前部の中央部分には、フロアパネル2
から一定の距離をおいた下方位置に、エアコン用コンデ
ンサー7が後方に寝かせた状態で設置されている。ま
た、このエアコン用コンデンサー7には、下部に、該コ
ンデンサー7の上方から下方へ送風する送風ファン8が
連結されている。そして、車体前部の左右両サイド部分
には、車両進行方向において上記エアコン用コンデンサ
ー7の前方で、かつ、車高方向において該エアコン用コ
ンデンサー7と重ならない位置に自動変速機用空冷オイ
ルクーラ9とインタークーラ10が設置されている。こ
れら空冷オイルクーラ9およびインタークーラ10は、
バンパー4の内方空間に一部入り込むように配置された
ものである。また、バンパー4の上部には、これら空冷
オイルクーラ9およびインタークーラ10の前方に位置
する部分にそれぞれ走行風導入用の開口11,12が設
けられている。また、バンパー4の下部には、上記エア
コン用コンデンサー7の前方に位置する部分に走行風導
入用の開口13が設けられている。
【0029】インタークーラ10とエンジンとをつなぐ
導入側および導入側の一対の配管14,15は、エアコ
ン用コンデンサー7の上方をフロアパネル2に沿って延
び、ラジエータ5の上端とフロアパネル2との間隙を通
してラジエータ後方に延設されている。これら配管1
4,15は、それぞれインタークーラ10への接続部を
構成する第1の部分14a,15aと、エンジン側ラバ
ーホース16,17への接続部を構成する第2の部分1
4b,15bと、それら第1および第2の部分を接続す
る第3の部分からなるもので、いずれも鋼管にて形成さ
れている。
【0030】ラジエータ5は、車体に対し下方から挿入
し、左右車体フレーム1に固定された支持ブラケット1
8A,18Bで支持するものであって、この車体側の支
持ブラケット18A,18Bに対応して左右側端部の中
央より若干上方の位置に支持ブラケット19A,19B
を備えている。ラジエータ5は、その左右の支持ブラケ
ット19A,19Bがそれぞれラバーマウント20を介
して車体側の支持ブラケット18A,18Bに取り付け
られ、2点で支持されるよう構成されている。また、ラ
ジエータ5は、設置時に、下方から足回り部品と共に持
ち上げられる車体側の掛止ブラケット21によって下端
が掛止される。
【0031】また、車体前部には、パワーユニット側か
ら該空冷オイルクーラ9へオイルを送る第1の配管22
と、空冷オイルクーラ9からパワーユニット側へオイル
を送る第2の配管23が配置されている。これら配管2
2,23は、それぞれ鋼管部22a,22b;23a,
23bとラバーホース部22c,22d,22e;23
c,23d,23eを連結したるもので、ラジエータ5
の一方(車両正面から見て右側)の側端と、車体フレー
ム1との間をラジエータ5の後方に延設されている。な
お、ラジエータ5には自動変速機用水冷オイルクーラが
内蔵され、空冷オイルクーラ9からの上記第2の配管2
3は、このラジエータ5に内蔵された水冷オイルクーラ
を経由してパワーユニットへ接続されている。
【0032】上記クロスメンバー3には、空冷オイルク
ーラ9の後方に位置する部分に走行風を通過させるため
の開口24が設けられ、インタークーラ10の後方に位
置する部分にも同様に開口25が設けられている。
【0033】図1および図2には、バンパー4の各開口
11,12,13から導入された走行風の流れを矢印で
示している。
【0034】ラジエータ5の左右支持ブラケット19
A,19Bは、図4および図5に示すように(図4およ
び図5には一方の支持ブラケット19Aのみを示す。他
方の支持ブラケット19Bは、この一方の支持ブラケッ
ト19Aに対し対称形である。)、平面視略矩形で、中
央部に熱交換器5の前後(図4および図5の左右方向)
に長いボルト挿通孔31がを有し、そのボルト挿通孔3
1の長軸方向に切った断面が上方に開いた略コの字状の
形状のものである。この支持ブラケット19A,19B
は、ラジエータ5の側方部位に例えば溶接で固定され
る。また、ラジエータ5の下端には、車体側の掛止ブラ
ケット21の掛止穴32に遊びをもって係合する掛止ピ
ン33が設けられている。
【0035】熱交換器5は下方から車体に挿入される。
また、上記掛止ブラケット21は、図示しない足回り部
品に固定されてものであって、熱交換器5挿入後にこの
足回り部品とともに図4に示す位置まで持ち上げられ
る。そして、熱交換器5は上記掛止ピン33がこの掛止
ブラケット21に嵌め込まれ、仮掛け状態とされる。そ
して、この状態で、熱交換器5が若干持ち上げられて、
左右支持ブラケット19A,19Bのボルト挿通孔31
がラバーマウント20のスタッドボルト34に嵌挿され
る。これで熱交換器5は左右支持ブラケット19A,1
9Bにより仮支持された状態となる。この状態で、ラジ
エータ5は車体側の上記掛止ブラケット21を支点にし
て、図4に一点鎖線で示すように後方へ傾けることがで
き、こうして傾けた状態で、ラジエータ5の上方に前方
からインタークーラ用の配管14,15の上記第2の部
分14b,15bが挿入される。これら第2の部分14
b,15bは挿入後に上記第3の部分14c,15cと
接続され、また、エンジン側ラバーホース16,17と
接続される。
【0036】こうしてインタークーラ用配管14,15
を設置した後、ラジエータ5は再び若干持ち上げられ
て、支持ブラケット19A,19Bにスペーサ35が嵌
合される。このスペーサ35は、支持ブラケット19
A,19Bのボルト挿通孔31の一端側に重なる位置
に、該ボルト挿通孔31の短軸方向に長く該ボルト挿通
孔31の長軸方向に短くて、それ自身の長軸方向の長さ
が支持ブラケット19A,19Bのボルト挿通孔31の
短軸方向の幅と略同寸法のボルト挿通孔36を有するも
のであって、このスペーサ35のボルト挿通孔36が支
持ブラケット19A,19Bのボルト挿通孔31に重な
る状態で、支持ブラケット19A,19Bの略コの字状
の断面の内側に密着嵌合する略コの字状の断面に形成さ
れている。また、このスペーサ35には、そのボルト挿
通孔36が支持ブラケット19A,19Bのボルト挿通
孔31に重なる状態で、支持ブラケット19A,19B
の側端面に係止されるよう、一側方端部から垂直下方に
立ち下がるストッパー部37を有している。
【0037】こうしてスペーサ35が嵌合された状態
で、支持ブラケット19A,19Bは再びラバーマウン
ト20のスタッドボルト34に嵌挿される。図5の二点
鎖線はこの時の状態を示している。また、図7はこの時
の組み付け状態を模式的に示している(二点鎖線は、仮
掛け時の傾動状態)。この状態で、支持ブラケット19
A,19Bのボルト挿通孔31は、ボルト挿通範囲が、
スペーサ35のボルト挿通孔36と重なる部分に限定さ
れる。ただし、スタッドボルト34は、これらボルト挿
通孔31,36の重なり部に限定される挿通範囲に対し
若干の余裕があり、ラジエータ5の位置を左右前後に調
整可能であって、支持ブラケット19A,19Bのボル
ト挿通孔31のばらつきに対しラジエータ5の左右位置
が調整され、また、ラジエータ用ファン6との間隙を合
わせるようラジエータ5の前後位置が調整される。そし
て、スタッドボルト34にナット38が装着され、締め
付けらる。
【0038】なお、上記実施例では、ラジエータを組み
付ける時に傾動可能に仮保持するものを説明したが、本
発明の支持構造はラジエータ以外の熱交換器の支持構造
に対しても適用することができる。
【0039】また、上記実施例はワンボックスタイプの
車両において配管を設置するための作業スペースを確保
するために本願発明の支持構造を適用した例であるが、
本願発明は、それ以外の目的で熱交換器を傾動支持する
場合にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、簡単な構造で、かつ容易に、ラジエータ等の熱交換
器を仮掛けの状態で正規の固定位置に対し傾斜させるこ
とができ、該熱交換器の周辺に設置する他の部品の組み
付け作業性を向上させることができる。
【0041】そして、とくに、熱交換器を車体側の下方
掛止部を支点にして所定方向に傾動させることができ、
それにより、例えば熱交換器の上方に配管等を通す作業
を可能とするなど、他の部品の組み付け作業性を向上さ
せることができる。また、最終的には位置規制手段を用
いることによって傾動を制限し、その制限された範囲で
固定手段により支持部を固定するようにできる。また、
位置規制手段による制限に若干の余裕を設けることによ
り、支持部のばらつきを吸収したり、エンジン側のラジ
エータ用ファンとの位置調整等を行うようにできる。
【0042】また、前記車体側支持部を、車体側に固定
されたボルトとし、前記熱交換器側支持部を、熱交換器
の前後の方向に長いボルト挿通孔を有する支持ブラケッ
トとし、固定手段を、支持ブラケットのボルト挿通孔に
ボルトを挿通した状態でボルトに装着し締め付けるナッ
トとし、位置規制手段を、支持ブラケットのボルト挿通
孔にボルトを挿通した状態で、ナットを装着する前に支
持ブラケットに嵌合し、その嵌合状態においてボルトの
挿通範囲をボルト挿通孔の一端側に規制することによっ
て熱交換器の固定位置を規制するスペーサとすることに
より、熱交換器を仮掛けおよび仮支持した状態で車体側
下方掛止部を支点にして所定方向に傾動させるようにで
き、最終的には、支持ブラケットにスペーサを嵌合する
という簡単の構成によって、固定位置を規制し、ナット
を締めて熱交換器を正規の位置に固定するようにでき
る。
【0043】また、支持ブラケットを熱交換器の側方部
位に固定されたものとすることにより、熱交換器上方へ
の配管設置等の作業性を向上させることができる。
【0044】また、車体側支持部を構成するボルトをラ
バーマウントを介して車体に固定させた場合に上記効果
を得るようにできる。
【0045】また、支持ブラケットを、ボルト挿通孔の
長軸方向に切った断面が上方に開いた略コの字状の形状
を有するものとし、スペーサを、支持ブラケットのボル
ト挿通孔の一端側に重なる位置に、ボルト挿通孔の短軸
方向に長く該ボルト挿通孔の長軸方向に短くて、それ自
身の長軸方向の長さが前記ボルト挿通孔の短軸方向の幅
と略同寸法のボルト挿通孔を有するとともに、そのボル
ト挿通孔が支持ブラケットのボルト挿通孔に重なる状態
で支持ブラケットの略コの字状の断面の内側に密着嵌合
する略コの字状の断面を有し、かつ、そのボルト挿通孔
が支持ブラケットのボルト挿通孔に重なる状態で支持ブ
ラケットの側端面に係止されるよう一側方端部から垂直
下方に立ち下がるストッパー部を有するものとし、支持
ブラケットのコの字断面部とスペーサのコの字断面部と
を嵌合させることによって、ナット締め付時のスペーサ
の回転を防止することができ、また、簡単な構成で、熱
交換器側方方向における支持ブラット側挿入孔位置のば
らつきを吸収しつつボルト挿通範囲にボルトを挿通する
ようにできる。
【0046】そして、熱交換器が車体に対し下方から挿
入されて、その前方および上方が車体の一部に近接する
位置に配置され、その間隙に配管接続部を通すものであ
る場合に、熱交換器を、車体側下方掛止部に掛止した状
態で、支持ブラケットのボルト挿通孔の範囲で車体側下
方掛止部を支点として正規の固定位置に対し、近接する
車体の一部から離れる方向に傾動させることができ、そ
れによって拡がったスペースを利用して配管接続部等の
挿入を行うことが可能となる。
【0047】これらの効果は、当該熱交換器が例えばラ
ジエータである場合に得られる。
【0048】また、上記効果は、当該熱交換器がラジエ
ータであり、他にインタークーラ等の熱交換器を備えた
ものおいて得ることができる。
【0049】また、例えば、ワンボックスタイプの車両
で、車体前部の上方が車両室内のフロアパネルによって
空間を制限され、車体前部の座席シート下方位置にエン
ジンおよび前記ラジエータが設置され、ラジエータの車
両進行方向前方にインタークーラが設置され、インター
クーラとラジエータの車両進行方向後方に配置されたエ
ンジンとの間の配管がラジエータとフロアパネルとの間
隙を通る場合に、以上の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車体前部の平面図。
【図2】本発明の一実施例に係る車体前部の側面図。
【図3】本発明の一実施例に係る車体前部の正面図。
【図4】本発明の一実施例のラジエータ支持部の拡大側
面図。
【図5】本発明の一実施例のラジエータ支持構造におけ
る支持ブラケット部の拡大平面図
【図6】本発明の一実施例のラジエータ支持構造におけ
るスペーサの平面図および正面図。
【図7】本発明の一実施例のラジエータ支持構造におけ
る動作説明図
【符号の説明】
2 フロアパネル 5 ラジエータ 10 インタークーラ 14,15 配管(インタークーラ用) 18A,18B 支持ブラケット(車体側) 19A,19B 支持ブラケット(ラジエータ側) 20 ラバーマウント 31 ボルト挿通孔(支持ブラケット側) 34 スタッドボルト 35 スペーサ 36 ボルト挿通孔(スペーサ側) 37 ストッパー部 38 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−233128(JP,A) 特開 平2−270638(JP,A) 実開 昭59−127813(JP,U) 実開 昭63−180423(JP,U) 実開 平1−157022(JP,U) 実開 昭64−51527(JP,U) 実開 昭62−143531(JP,U) 実開 昭61−106432(JP,U) 実開 昭59−167918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 11/04 F01P 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対し下方から挿入し、前方および
    上方が他の熱交換器のための配管接続部を間に挟んで車
    体の一部に近接する位置に配置する車両用熱交換器の支
    持構造であって、 組付け時に当該熱交換器を下方から掛止する車体側下方
    掛止部と、当該 熱交換器の下方部位にあって前記車体側下方掛止部
    に対し上方から嵌め込み所定の遊びをもって係合可能な
    熱交換器側の下方係合部と、 前記下方掛止部より上方で当該熱交換器を支持する、車
    体側に固定されたボルトと、当該 熱交換器の前記下方係合部より上方にあって当該熱
    交換器の側方部位に固定され、前記ボルトと協動し当該
    熱交換器を前記下方掛止部を支点にして所定方向に傾動
    可能に支持する、熱交換器の前後の方向に長いボルト挿
    通孔を有する支持ブラケットと、 前記支持ブラケットを前記ボルトに対し任意の傾動位置
    で固定可能な、前記支持ブラケットのボルト挿通孔に前
    記ボルトを挿通した状態で該ボルトに装着し締め付ける
    ナットと、 前記支持ブラケットのボルト挿通孔に前記ボルトを挿通
    した状態で、前記ナットを装着する前に前記支持ブラケ
    ットに嵌合し、その嵌合状態において前記ボルトの挿通
    範囲を前記ボルト挿通孔の一端側に規制することによっ
    て当該熱交換器の傾動を制限し当該熱交換器の固定位置
    を規制するスペーサとからなり、 当該熱交換器を前記車体側下方掛止部に掛止した状態
    で、前記支持ブラケットのボルト挿通孔の範囲で前記車
    体側下方掛止部を支点として正規の固定位置に対し、近
    接する前記車体の一部から離れる方向に傾動することに
    より前記配管接続部を挿入可能とする ことを特徴とする
    車両用熱交換器の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記車体側支持部を構成するボルトは、
    ラバーマウントを介して車体に固定されたものである
    求項1記載の車体用熱交換器の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記支持ブラケットは、前記ボルト挿通
    孔の長軸方向に切った断面が上方に開いた略コの字状の
    形状を有し、前記スペーサは、前記支持ブラケットのボ
    ルト挿通孔の前記一端側に重なる位置に、前記ボルト挿
    通孔の短軸方向に長く該ボルト挿通孔の長軸方向に短く
    て、それ自身の長軸方向の長さが前記ボルト挿通孔の短
    軸方向の幅と略同寸法のボルト挿通孔を有するととも
    に、該スペーサのボルト挿通孔が前記支持ブラケットの
    ボルト挿通孔に重なる状態で前記支持ブラケットの略コ
    の字状の断面の内側に密着嵌合する略コの字状の断面を
    有し、かつ、該スペーサのボルト挿通孔が前記支持ブラ
    ケットのボルト挿通孔に重なる状態で前記支持ブラケッ
    トの側端面に係止されるよう一側方端部から垂直下方に
    立ち下がるストッパー部を有する請求項1または2記載
    の車両用熱交換器の支持構造。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器がラジエータであり、前記
    他の熱交換器がインタークーラである請求項1,2また
    は3記載の車両用熱交換器の支持構造。
  5. 【請求項5】 当該車両は、ワンボックスタイプであっ
    て、車体前部は上方が車両室内のフロアパネルによって
    空間を制限された構造で、該車体前部の座席シート下方
    位置にエンジンおよび前記ラジエータを設置し、該ラジ
    エータの車両進行方向前方にインタークーラを設置し、
    該インタークーラと前記ラジエータの車両進行方向後方
    に配置された前記エンジンとの間の配管を前記ラジエー
    タと前記フロアパネルとの間隙を通しエンジン側に導出
    するものである請求項4記載の車両用熱交換器の支持構
    造。
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