JP3525455B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3525455B2
JP3525455B2 JP14438493A JP14438493A JP3525455B2 JP 3525455 B2 JP3525455 B2 JP 3525455B2 JP 14438493 A JP14438493 A JP 14438493A JP 14438493 A JP14438493 A JP 14438493A JP 3525455 B2 JP3525455 B2 JP 3525455B2
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rack
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swing arm
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCDプレーヤや
CD−ROMドライブ等に適用するのに最適なディスク
装置に関し、特に、ディスクトレーをディスク装置本体
に対してパワーローディング及び/又はパワーイジェク
トするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CD−ROMドライブにおい
て、CD−ROMであるディスクをディスクトレーによ
ってディスク装置本体に対してパワーローディング及び
/又はパワーイジェクトするものでは、パワーローディ
ング及び/又はパワーイジェクト用のギアモータと、デ
ィスクトレーをディスク装置本体内のローディング位置
でロックするためのロック機構とを別々に取り付けてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のCD−
ROMドライブでは、部品点数及び組立工数が多く、コ
スト高につく。
【0004】また、特に、ディスクトレーのイジェクト
時には、最初にロック機構によるディスクトレーのロッ
クを解除し、次に、ギアモータを駆動して、ディスクト
レーをイジェクトしなければならず、制御が面倒である
上に、ディスクトレーのイジェクトを素早く行えないと
言う問題があった。
【0005】なお、従来から、CDプレーヤでは、ディ
スクトレーをローディング駆動するギアモータによっ
て、ディスク装置本体内のローディング位置でディスク
トレーにロックをかけるようにしたものもあるが、停電
や電気系の故障等によって電源を入れられないような緊
急時に、ディスクトレーを手動操作でイジェクトするエ
マージェンシー・イジェクトを行えないと言う問題があ
った。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ディスクトレーをパワーローディ
ング及び/又はパワーイジェクトするためのギアモータ
を使って、ディスク装置本体内のローディング位置でデ
ィスクトレーにロックをかけることができる上に、エマ
ージェンシー・イジェクトも可能にしたディスク装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスク装置の請求項1は、記録及び/又
は再生用のディスクをディスク装置本体内に対してロー
ディング及びイジェクトするディスクトレーと、上記デ
ィスクトレーに設けられて、ローディング方向及びイジ
ェクト方向と平行なラックと、上記ディスク装置本体内
に取り付けられて上記ラックに対して噛合及び離脱自
在に構成されたピニオンと、上記ディスク装置本体内に
取り付けられて、上記ピニオンを回転駆動するギアモー
タとを備えたディスク装置において、上記ディスクトレ
ーのローディング位置でのロック用歯部を上記ラックの
イジェクト方向側の端部にほぼ直角状に回り込んだ状態
に形成し、上記ギアモータ及び上記ピニオンが取り付ら
れて摺動されるスライダーを設け、上記スライダーをラ
ックへの上記ピニオンの噛合方向へ摺動付勢する付勢手
段を設け、上記スライダーに形成され、上記ディスク装
置の外部から操作手段によって操作されることにより、
上記ピニオンを上記ラックから離脱させるべく、該スラ
イダ−を上記付勢手段に抗して摺動させるエマージェン
シー・イジェクト操作部を設けたものである。また、本
発明のディスク装置の請求項2は、記録及び/又は再生
用のディスクをディスク装置本体内に対してローディン
グ及びイジェクトするディスクトレーと、上記ディスク
トレーに設けられて、ローディング方向及びイジェクト
方向と平行なラックと、上記ディスク装置本体内に取り
付けられて、上記ラックに対して噛合及び離脱自在に構
成されたピニオンと、上記ディスク装置本体内に取り付
けられて、上記ピニオンを回転駆動するギアモータとを
備えたディスク装置において、上記ディスクトレーのロ
ーディング位置でのロック用歯部を上記ラックのイジェ
クト方向側の端部にほぼ直角状に回り込んだ状態に形成
し、上記ギヤモータによって回転駆動される上記ピニオ
ンが回転自在に取り付けられて揺動される首振アームを
設け、上記首振アームを上記ラックへの上記ピニオンの
噛合方向に回動付勢する付勢支手段を設け、上記首振ア
ームに形成され、上記ディスク装置の外部から操作手段
によって操作されることにより、上記ピニオンを上記ラ
ックから離脱させるべく、該首振アームを上記付勢手段
に抗して回動させるエマージェンシー・イジェクト操作
を備えたものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明のディスク装置
は、ディスクトレーに設けられたローディング方向及び
イジェクト方向と平行なラックに、そのラックのイジェ
クト方向側の端部にほぼ直角状に回り込んだロック用歯
部を設け、ディスク装置本体内に取り付けられたギアモ
ータによって駆動されるピニオンを付勢手段によってラ
ックへの噛合方向に移動付勢させたので、ピニオンによ
ってラックを駆動して、ディスクトレーをパワーローデ
ィングした時、ピニオンをラックのロック用歯部へ回り
込ませるようにして、ギアモータを使って、ディスク装
置本体内のローディング位置でディスクトレーにロック
をかけることができるディスク装置において、ギアモー
タ及びピニオンが取り付られて摺動されるスライダーを
付勢手段によって摺動付勢して、ピニオンをラックへの
噛合方向へ摺動付勢するか、ギヤモータによって回転駆
動されるピニオンが回転自在に取り付けられて揺動され
る首振アームを付勢手段によって回動付勢して、ピニオ
ンをラックへの噛合方向に回動付勢しているので、ディ
スク装置の外部から操作手段によってエマージェンシー
・イジェクト操作部が操作されると、スライダーや首振
アームが付勢手段に抗して摺動や回動操作されて、ピニ
オンをラックのロック用歯部から離脱させて、エマージ
ェンシー・イジェクトを行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をCDプレーヤやCD−ROM
ドライブ等のディスク装置に適用した実施例を図を参照
して説明する。
【0010】まず、図1〜図7によって、ディスク装置
の第1実施例を説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、このディスク
装置は、CDやCD−ROM等の光ディスクや光磁気デ
ィスク等のディスク1を記録及び/又は再生するもので
あり、そのディスク1には中心穴1aが形成されてい
る。
【0012】次に、扁平な箱型に形成されたディスク装
置本体2の前端に横長の開口2aが形成されていて、こ
の開口2aからディスクトレー3がガイド機構(図示せ
ず)によって案内されて、矢印a、b方向に水平にロー
ディング及びイジェクトされるように構成されている。
【0013】次に、ディスクトレー3の上面にはディス
ク1が装着されるほぼ円形の凹所4が形成されていて、
この凹所4内にディスク1が水平に載置されるように構
成されている。そして、凹所4の底面で中央部から矢印
a方向側の端部にかけて開口部5が設けられている。
【0014】そして、図1に示すように、ディスク装置
本体2内にローディングされたディスクトレー3の上下
に、スピンドルモータによって駆動されるディスクテー
ブル及びリニアボイスコイルモータによって駆動される
光学ピックアップと、ディスククランパー(何れも図示
せず)が上下方向に昇降自在に取り付けられている。
【0015】次に、ディスクトレー3の下部の一側部
に、ラック7がローディング方向及びイジェクト方向で
ある矢印a、b方向と平行に設けられている。
【0016】そして、このラック7のイジェクト方向で
ある矢印b方向側の端部に、このラック7から連続して
ほぼ直角状に回り込んだロック用歯部7aが形成されて
いる。
【0017】次に、ディスク装置本体2内の開口2a側
におけるラック7の近傍位置にスライダー8がラック7
の長さ方向である矢印a、b方向に対して直角な方向
(矢印c、d方向)に摺動自在に取り付けられている。
そして、このスライダー8が付勢手段である引張コイル
バネ9によってラック5側である矢印c方向に移動付勢
されている。
【0018】そして、このスライダー8上にギアモータ
10と、その出力ギアであるピニオン11が取り付けら
れていて、そのピニオン11がラック7に矢印c方向か
ら噛合されている。
【0019】即ち、スライダー8によってピニオン11
がラック7に対する噛合及び離脱方向である矢印c、d
方向に移動自在に構成されていて、引張コイルバネ9に
よって、ピニオン11がラック7に対する噛合方向であ
る矢印c方向に移動付勢されている。
【0020】なお、図3〜図7に詳細に示すように、デ
ィスク装置本体2内のシャーシ13上にスライダー8が
載置され、シャーシ13の平行ガイド14間でスライダ
ー8が矢印c、d方向に摺動自在に取り付けられてい
る。
【0021】そして、引張コイルバネ9の両端がスライ
ダー8とシャーシ13とに一体に形成された一対のバネ
係止部15、16間に架けられていて、この引張コイル
バネ9によってスライダー8が矢印c方向に移動付勢さ
れて、スライダー8のバネ係止部15がシャーシ13の
ストッパー17に矢印c方向から当接されて位置規制さ
れるように構成されている。
【0022】そして、スライダー8上にギアモータ10
の駆動源であるDCモータ18と、ピニオン11を正逆
回転駆動するギアトレイン19が取り付けられていて、
ギアトレイン19の初段にウォーム19aとウォームホ
イール19bを用いている。
【0023】そして、スライダー8がエマージェンシー
・イジェクト手段に構成されていて、このスライダー8
に矢印c、d方向に対してほぼ45°に傾斜されて一体
に立ち上げられたエマージェンシー・イジェクト操作部
8aが形成されている。
【0024】次に、以上のように構成されたディスク装
置の第1実施例の動作を説明する。
【0025】まず、図2に示すイジェクト状態で、ピニ
オン11が引張コイルバネ9によってラック7に矢印c
方向から噛合されているが、この時、図3に示したスラ
イダー8のバネ係止部15とストッパー17との間に十
分な隙間がある。
【0026】次に、ローディング時には、図2に示すイ
ジェクト状態で、ディスクトレー3の凹所4内にディス
ク1を水平に載置した後、ローディングスイッチ(図示
せず)をONする。
【0027】すると、ギアモータ10のDCモータ18
が正回転駆動されて、ギアトレイン19を介してピニオ
ン11が図2で矢印e方向に正回転駆動され、ピニオン
11によってラック7が矢印a方向に駆動される。そし
て、ディスクトレー3が図1に示すようにディスク装置
本体2内に矢印a方向からパワーローディングされる。
【0028】そして、ディスクトレー3がローディング
位置までローディングされた時に、図1及び図4に示す
ように、引張コイルバネ9の矢印c方向への移動付勢力
によって、スライダー8が矢印c方向に移動されて、ピ
ニオン11がラック7からロック用歯部7aまで矢印g
方向に回り込む。そして、この後、ローディング完了検
出スイッチ(図示せず)によってDCモータ18が停止
される。
【0029】そして、この時に、図3に示したスライダ
ー8のバネ係止部15がストッパー17に矢印c方向か
ら当接されてスライダー8の位置規制が行われる。
【0030】そして、ローディング位置まで矢印a方向
に引き込まれたディスクトレー3によって、図2に示し
たエマージェンシー・イジェクト用バネ20に、ディス
クトレー3のイジェクト力がチャージされる。
【0031】この際、ロック用歯部7aがラック7に対
してほぼ直角状に回り込んでいることや、ギアモータ1
0のギアトレイン19の初段にピニオン11の自転防止
用のウォーム19aとウォームホイール19bが組み込
まれていることによって、エマージェンシー・イジェク
ト用バネ20の矢印b方向のイジェクト力では、ピニオ
ン11がロック用歯部7aからラック7側へ図4で矢印
f方向に逃げることができず、ピニオン11のロック用
歯部7aとの噛合状態が保持されて、ディスクトレー3
がローディング位置にそのままロックされる。
【0032】従って、ギアモータ10を使って、ディス
クトレー3をディスク装置本体2内のローディング位置
にロックすることができる。
【0033】そして、ディスクトレー3のパワーローデ
ィング動作に同期して、ディスクテーブルがディスクト
レー3の開口部5内に下方から挿入されてディスク1の
中心穴1aに下方から嵌合され、ディスク1をディスク
トレー1の上方に浮かすと共に、ディスククランパーが
ディスク1を上方からディスクテーブル上にマグネット
チャッキングし、かつ、光学ピックアップがディスクト
レー3の開口部5内に下方から挿入されて、ディスク1
の下面に近接される。
【0034】そして、このローディング完了状態で、ホ
ストコンピュータのコマンド等によってスピンドルモー
タによってディスクテーブルを介してディスク1を回転
駆動すると共に、光学ピックアップがリニアボイスコイ
ルモータによって開口部14内で矢印a、b方向に移送
されて、ディスク1の記録及び/又は再生を行う。
【0035】次に、イジェクト時には、図1に示すロー
ディング状態で、イジェクトスイッチをONするか、又
は、ホストコンピュータからのコマンド等によってイジ
ェクトスイッチ(何れも図示せず)がONされると、ま
ず、ディスクテーブル及び光学ピックアップとディスク
クランパーがディスクトレー3の上下に開放されて、デ
ィスク1がディスクトレー3の凹所4内に再び載置され
る。
【0036】そして、引き続き、ギアモータ10のDC
モータ18が逆回転駆動されて、ピニオン11が図1及
び図4で矢印h方向に逆回転駆動される。
【0037】すると、図5に示すように、ピニオン11
の矢印h方向の回転力によって、スライダー8が引張コ
イルバネ9に抗して矢印d方向に移動されると共に、エ
マージェンシー・イジェクト用バネ20によってディス
クトレー3が矢印b方向に押し出されて、ピニオン11
がロック用歯部7aからラック7上に矢印f方向に引き
出される。
【0038】そして、図6に示すように、ピニオン11
が引き続き矢印h方向に逆回転駆動されることによっ
て、ラック7が矢印b方向に駆動されて、図2に示すよ
うに、ディスクトレー3がディスク装置本体2内から矢
印b方向にパワーイジェクトされる。そして、ディスク
トレー3がイジェクト位置まで押し出されると、イジェ
クト完了スイッチ(図示せず)によって、DCモータ1
8が停止される。
【0039】次に、エマージェンシー・イジェクト時に
は、図7に示すように、ディスク装置本体2のフロント
パネル2bに形成された貫通穴21から挿入したエマー
ジェンシー・イジェクト用の操作手段である操作棒22
によって、スライダー8のエマージェンシー・イジェク
ト操作部8aをディスク装置の外部から手動操作によっ
て矢印a方向に押す。
【0040】すると、エマージェンシー・イジェクト操
作部8aによる案内作用(押圧分力による移動力)によ
って、スライダー8が引張コイルバネ9に抗して矢印d
方向に移動されて、ピニオン11がロック用歯部7aか
ら矢印d方向に外れて、ディスクトレー3のローディン
グ位置でのロックが解除される。
【0041】すると、その瞬間に、図1に示すように、
エマージェンシー・イジェクト用バネ20にチャージさ
れているイジェクト力によって、ディスクトレー3をロ
ーディング位置から矢印b方向の所定位置まで排出され
る。そこで、後には、ディスクトレー3を手動操作によ
って矢印b方向に無理やり引き出すことができる。
【0042】次に、図8〜図11によって、ディスク装
置の第2実施例を説明する。
【0043】この第2実施例のギアモータ10はDCモ
ータ18をディスク装置本体2内に固定し、ギアトレイ
ン19の初段ギア24にフラットギアを用いている。そ
して、DCモータ18に固着されたギア取付板25に回
転自在に取り付けた次段ギアである出力ギア26の中心
軸27に第1首振アーム28と第2首振アーム29を矢
印i、j方向に回転自在に取り付けている。なお、ラッ
ク7がディスクトレー3の下面に下向きで水平に形成さ
れ、ロック用歯部7aがほぼ垂直状に形成されている。
【0044】そして、第1首振アーム28の先端と第2
首振アーム29の先端にピニオン11と中間ギア30を
それぞれ回転自在に取り付け、中間ギア30の小径ギア
30aを出力ギア26に常時噛合させると共に、ピニオ
ン11と中間ギア30の大径ギア30bとを相互に矢印
i、j方向に噛合、離脱自在に構成している。
【0045】そして、中心軸27の周りに巻装された捩
りコイルバネ31の両端31a、31bを可動部である
第2首振アーム29とDCモータ18やギア取付板25
等の固定部とに係止して、第2首振アーム29を中心軸
27の周りに矢印i方向に回転付勢している。
【0046】そして、第2首振アーム29がエマージェ
ンシー・イジェクト手段に構成されていて、この首振ア
ーム29にはエマージェンシー・イジェクト操作部29
aが形成されている。
【0047】次に、以上のように構成されたディスク装
置の第2実施例のギアモータ10の動作を説明する。
【0048】まず、図8は、ディスクトレー3のディス
ク装置本体2内へのローディング後におけるギアモータ
を使ったディスクトレー3のロック状態を示している。
【0049】この時には、ピニオン11がラック7のロ
ック用歯部7aに係合され、捩りコイルバネ31による
矢印i方向の回転付勢力によって、中間ギア30がピニ
オン11と出力ギア27との間に矢印i方向から挿入
(割り込むこと)されてピニオン11と出力ギア26の
両方に噛合されている。従って、ピニオン11がロック
用歯部7aとディスクトレー3の下面3aの両方に圧着
され、第1首振アーム28がディスクトレー3と中心軸
27との間で突っ張った状態に保たれている。
【0050】次に、エマージェンシー・イジェクト時に
は、まず、図9に示すように、ディスク装置本体2のフ
ロントパネル2bの貫通穴21から挿入した操作棒22
によって、第2首振アーム29のエマージェンシー・イ
ジェクト操作部29aを手動操作によって矢印a方向に
押す。
【0051】すると、第2首振アーム29が中心軸27
を中心に捩りコイルバネ31に抗して矢印j方向に回転
されて、中間ギア30がピニオン11から外れ、ピニオ
ン11の回転がフリーになる。
【0052】次に、図10に示すように、操作棒22に
よってエマージェンシー・イジェクト操作部29aを更
に矢印a方向に押すと、そのエマージェンシー・イジェ
クト操作部29aが第1首振アーム28の側面に矢印a
方向から当接され、第1首振アーム28が矢印j方向に
回転されて、ピニオン11が前述したエマージェンシー
・イジェクト用バネ20に抗してディスクトレー3を矢
印a方向に押し込みながら、ピニオン11がラック7の
ロック用段部7aから矢印d方向に外れようとする。
【0053】そして、図11に示すように、操作棒22
によってエマージェンシー・イジェクト操作部29aを
更に矢印a方向に押し続けると、そのエマージェンシー
・イジェクト操作部29aによって第1首振アーム28
が第2首振アーム29と一緒に中心軸27を中心に捩り
コイルバネ31に抗して矢印j方向に回転されて、ピニ
オン11がラック7のロック用歯部7aから矢印d方向
に外れる。
【0054】この際、ピニオン11の回転が既にフリー
となっており、しかも、ディスクトレー3はエマージェ
ンシー・イジェクト用バネ20に抗して矢印a方向に逃
げることができるので、ピニオン11はロック用歯部7
aから矢印d方向に簡単に外れることができる。
【0055】そして、図11に示すように、ピニオン1
1がラック7のロック用歯部7aから矢印d方向に外れ
た瞬間に、エマージェンシー・イジェクト用バネ20に
よってディスクトレー3が矢印b方向の所定位置まで排
出される。
【0056】そこで、この後に、ディスクトレー3を手
動操作によって矢印b方向に無理やり引き出すが、ディ
スクトレー3を矢印b方向に引き出し易いようにギア比
を小さめに設定してある。
【0057】なお、この第2実施例によれば、図8にお
いて、ピニオン11及び中間ギア30が捩りコイルバネ
31に抗して矢印j方向に自由に逃げることができるの
で、ディスクトレー3を矢印a方向に手動で無理やりロ
ーディングした場合、ラック7に対してピニオン11が
矢印j方向に逃げることができ、ピニオン11に対して
中間ギア30が矢印j方向に逃げることができるので、
丁度一方向クラッチのようにピニオン11を空転させる
ことができると共に、ピニオン11や中間ギア30にあ
まり負荷がかからず、耐久性が高い。
【0058】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
ク装置は次のような効果を奏する。
【0060】請求項1、2は、ディスクトレーに設けら
れたローディング方向及びイジェクト方向と平行なラッ
クに、そのラックのイジェクト方向側の端部にほぼ直角
状に回り込んだロック用歯部を設け、ディスク装置本体
内に取り付けられたギアモータによって駆動されるピニ
オンを付勢手段によってラックへの噛合方向に移動付勢
し、ピニオンによってラックを駆動して、ディスクトレ
ーをパワーローディングした時、ピニオンをラックのロ
ック用歯部へ回り込ませるようにして、ギアモータを使
って、ディスク装置本体内のローディング位置でディス
クトレーにロックをかけることができるディスク装置で
あるから、従来のように、ロック機構を別に設ける必要
がなくなり、部品点数及び組立工数を大巾に削減して、
低コスト化を図ることができる。そして、イジェクト時
の制御が簡単になり、ディスクトレーのイジェクトを素
早く行える。
【0061】請求項1、2は、ギアモータ及びピニオン
が取り付られて摺動されるスライダーを付勢手段によっ
て摺動付勢して、ピニオンをラックへの噛合方向へ摺動
付勢するか、ギヤモータによって回転駆動されるピニオ
ンが回転自在に取り付けられて揺動される首振アームを
付勢手段によって回動付勢して、ピニオンをラックへの
噛合方向に回動付勢しているので、ディスク装置の外部
から操作手段によってエマージェンシー・イジェクト操
作部が操作されると、スライダーや首振アームが付勢手
段に抗して摺動や回動操作されて、ピニオンをラックの
ロック用歯部から離脱させて、エマージェンシー・イジ
ェクトうことができる。
【0062】請求項は、ギアモータ及びピニオンを取
り付けたスライダーを摺動自在に構成し、このスライダ
ーを付勢手段によってラックへのピニオンの噛合方向に
移動付勢させたので、動作が確実であり、信頼性が高
い。
【0063】請求項2は、ギヤモータによって回転駆動
されるピニオンが回転自在に取り付けられて揺動される
首振アームを付勢手段によって回動付勢して、ピニオン
をラックへの噛合方向に回動付勢しているので、動作が
確実であり、信頼性が高い。
【0064】請求項、ギアモータの出力ギアを中心
に揺動自在に取り付けられた第1首振アームの先端にピ
ニオンを回転自在に取り付け、出力ギアを中心に揺動自
在に取り付けられた第2首振アームの先端に中間ギアを
回転自在に取り付け、第2首振アームを回転付勢する付
勢手段によって中間ギアを出力ギアとピニオンとの間に
噛合させると共に、ピニオンをラックへの噛合方向に移
動付勢させるように構成したので、ディスクトレーを手
動で無理やりローディングしても、ギア群にあまり負荷
がかからず、耐久性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の第1実施例を説明する
ディスク装置全体のローディング状態の平面図である。
【図2】同上のイジェクト状態の一部切欠き平面図であ
る。
【図3】第1実施例のギアモータを示す斜視図である。
【図4】同上のギアモータのディスクトレーロック状態
を示す平面図である。
【図5】同上のギアモータのロック開始を説明する平面
図である。
【図6】同上のギアモータのロック解除完了を説明する
平面図である。
【図7】同上のギアモータのエマージェンシー・イジェ
クト動作を説明する平面図である。
【図8】第2実施例のギアモータを示す側面図である。
【図9】同上のギアモータのエマージェンシー・イジェ
クト動作の開始を説明する側面図である。
【図10】同上のギアモータのエマージェンシー・イジ
ェクト動作の中間を説明する側面図である。
【図11】同上のギアモータのエマージェンシー・イジ
ェクト動作の終了を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ディスク装置本体 3 ディスクトレー 7 ラック 7a ラックのロック用歯部 8 スライダー(エマージェンシー・イジェクト手
段) 9 引張コイルバネ(付勢手段) 10 ギアモータ 11 ピニオン 20 エマージェンシー・イジェクト用バネ 26 出力ギア 28 第1首振アーム 29 第2首振アーム 30 中間ギア 31 捩りコイルバネ(付勢手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録及び/又は再生用のディスクをディス
    ク装置本体内に対してローディング及びイジェクトする
    ディスクトレーと、 上記ディスクトレーに設けられて、ローディング方向及
    びイジェクト方向と平行なラックと、 上記ディスク装置本体内に取り付けられて上記ラック
    に対して噛合及び離脱自在に構成されたピニオンと、 上記ディスク装置本体内に取り付けられて、上記ピニオ
    ンを回転駆動するギアモータとを備えたディスク装置に
    おいて、 上記ディスクトレーのローディング位置でのロック用歯
    部を 上記ラックのイジェクト方向側の端部にほぼ直角状
    に回り込んだ状態に形成し、 上記ギアモータ及び上記ピニオンが取り付られて摺動さ
    れるスライダーを設け、 上記スライダーをラックへの上記ピニオンの噛合方向へ
    摺動付勢する付勢手段を設け、 上記スライダーに形成され、上記ディスク装置の外部か
    ら操作手段によって操作されることにより、 上記ピニオ
    ンを上記ラックから離脱させるべく、該スライダ−を上
    記付勢手段に抗して摺動させるエマージェンシー・イジ
    ェクト操作部を設けたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】記録及び/又は再生用のディスクをディス
    ク装置本体内に対してローディング及びイジェクトする
    ディスクトレーと、 上記ディスクトレーに設けられて、ローディング方向及
    びイジェクト方向と平行なラックと、 上記ディスク装置本体内に取り付けられて、上記ラック
    に対して噛合及び離脱自在に構成されたピニオンと、 上記ディスク装置本体内に取り付けられて、上記ピニオ
    ンを回転駆動するギアモータとを備えたディスク装置に
    おいて、 上記ディスクトレーのローディング位置でのロック用歯
    部を 上記ラックのイジェクト方向側の端部にほぼ直角状
    に回り込んだ状態に形成し、 上記ギヤモータによって回転駆動される上記ピニオンが
    回転自在に取り付けられて揺動される首振アームを設
    け、 上記首振アームを上記ラックへの上記ピニオンの噛合方
    向に回動付勢する付勢支手段を設け、 上記首振アームに形成され、上記ディスク装置の外部か
    ら操作手段によって操作されることにより、 上記ピニオ
    ンを上記ラックから離脱させるべく、該首振アームを上
    記付勢手段に抗して回動させるエマージェンシー・イジ
    ェクト操作部を備えたことを特徴とするディスク装置
  3. 【請求項3】上記首振アームが、先端に上記ピニオンが
    回転自在に取り付けられて、上記ギアモータの上記出力
    ギヤを中心に揺動自在に構成された第1首振アームと、
    上記出力ギアと上記ピニオンとに噛合された中間ギアが
    回転自在に取り付けられて、上記出力ギアを中心に揺動
    自在に構成された第2首振アームとによって構成され、 上記第2首振アームを回転付勢する上記付勢手段によっ
    て上記中間ギアを上記出力ギアと上記ピニオンとの間に
    噛合させると共に、上記第1首振アームを介して上記ピ
    ニオンを上記ラックへの噛合方向に移動付勢させるよう
    に構成し、上記エマージェンシー・イジェクト操作部が上記第2首
    振アームに形成され、上記ディスク装置の外部から該エ
    マージェンシー・イジェクト操作部が操作されて該第2
    首振アームが回転操作されることにより、上記中間ギア
    が上記ピニオンから離脱されると共に、上記第1首振ア
    ームが回転操作されて、上記ピニオンが上記ラックから
    離脱されるように構成された ことを特徴とする請求項2
    記載のディスク装置。
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