JP3525287B2 - 地下構造物用蓋の転落防止中蓋および転落防止中蓋を備えた受枠 - Google Patents

地下構造物用蓋の転落防止中蓋および転落防止中蓋を備えた受枠

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JP3525287B2
JP3525287B2 JP09792099A JP9792099A JP3525287B2 JP 3525287 B2 JP3525287 B2 JP 3525287B2 JP 09792099 A JP09792099 A JP 09792099A JP 9792099 A JP9792099 A JP 9792099A JP 3525287 B2 JP3525287 B2 JP 3525287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール内部を
点検するために地下構造物用蓋の蓋本体を開蓋した際、
開口部への作業者や通行人の転落あるいは物品の落下を
防止する地下構造物用蓋の転落防止中蓋および転落防止
中蓋を備えた受枠に関する。なお、本願明細書でいう
「地下構造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物、
地下構造施設等と地上とを通じる開口部を閉塞する大型
鉄蓋,マンホール蓋,汚水桝蓋、電力・通信における地
下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同
溝用鉄蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管
における路面下の埋設導管およびその付属機器と地上と
を結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁
蓋,仕切弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を
総称する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地下構造物用蓋の転落防止中
蓋として、例えば、実開平4−138441号公報に受
枠の開口部内周面に設けた取付座に着脱可能な転落防止
中蓋が記載されており、その構造は、網状の本体と受枠
の取付座に係止させる係止具とから成るもので、係止具
に設けた蝶ボルトを取付座下方の受枠内周面に係合させ
ることによって本体のグラつきを防止するようにしたも
のである。
【0003】上記構成の転落防止中蓋は、蝶ボルトを取
付座下方の受枠内周面に当接させているため、偏った荷
重が加わっても本体がグラつかないし、地下構造物(マ
ンホール)内で発生した揚圧で万が一蓋本体が開蓋した
場合でも転落防止中蓋は外れないため、通行者が地下構
造物内に転落することを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が地下構造物内に入る際に蝶ボルトを緩めて転落防止中
蓋を外し、作業後転落防止中蓋を装着して再び蝶ボルト
を締め付けるという操作は、煩わしく、また、通過車両
等の振動によって蝶ボルトが緩んでしまい、蝶ボルトが
取付座下方の受枠内周面に当接しなくなったり、蝶ボル
トを締め付けるのを忘れてしまうおそれもある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、受枠への装着が容易で蓋本体が揚圧によって万が一
開蓋した場合でも、装着状態を維持できる地下構造物用
蓋の転落防止中蓋および転落防止中蓋を備えた受枠を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周面に張出
部を張り出させた受枠に着脱可能な地下構造物用蓋の転
落防止中蓋であって、前記転落防止中蓋は、前記張出部
に載置する複数の係止具と、前記張出部の下面に係合す
るように設けられた固定部材と、前記張出部の下面に係
合する係合位置と係合が解除される解除位置とに変位可
能な係止部材と、前記係止部材を係合位置に位置させる
保持部材とを備え、前記固定部材と係止部材とは、前記
転落防止中蓋を受枠に装着した状態において、前記係止
部材が係合位置に位置しているときに前記転落防止中蓋
が前記受枠から離脱しないように配置されていることを
特徴とする。
【0007】また、内周面に張り出させた張出部と内周
面に開口させた凹状取付座とが形成された受枠に着脱可
能な地下構造物用蓋の転落防止中蓋であって、前記転落
防止中蓋は、前記張出部に載置する係止具と、前記張出
部の下面に係合する固定部材または前記張出部の下面に
係合する係合位置と係合が解除される解除位置とに変位
可能な第1の係止部材と、前記凹状取付座の底面部に載
置可能であるとともに前記凹状取付座の上面部に係合す
る係合位置と係合が解除される解除位置とに変位可能な
第2の係止部材と、前記第1および第2の係止部材をそ
れぞれ係合位置に位置させる保持部材とを備え、前記固
定部材または第1の係止部材と、第2の係止部材とは、
前記転落防止中蓋を受枠に装着した状態において、前記
各係止部材が係合位置に位置しているときに前記転落防
止中蓋が前記受枠から離脱しないように配置されている
ことを特徴とする。
【0008】また、内周面に張り出させた張出部と内周
面に開口させた凹状取付座とが形成された受枠に着脱可
能な地下構造物用蓋の転落防止中蓋であって、前記転落
防止中蓋は、前記張出部に載置する係止具と、前記張出
部の下面に係合する係合位置と係合が解除される解除位
置とに変位可能な第1の係止部材と、前記凹状取付座の
底面部に載置可能であるとともに前記凹状取付座の上面
部に係合可能な係合部材または凹状取付座の底面部に載
置可能であるとともに凹状取付座の上面部に係合する係
合位置と係合が解除される解除位置とに変位可能な第2
の係止部材と、前記第1および第2の係止部材をそれぞ
れ係合位置に位置させる保持部材とを備え、前記第1の
係止部材と、係合部材または第2の係止部材とは、前記
転落防止中蓋を受枠に装着した状態において、前記各係
止部材が係合位置に位置しているときに前記転落防止中
蓋が前記受枠から離脱しないように配置されていること
を特徴とする。
【0009】さらに、内周面に開口させた凹状取付座を
形成した受枠に着脱可能な地下構造物用蓋の転落防止中
蓋であって、前記転落防止中蓋は、前記凹状取付座の底
面部に載置可能であるとともに前記凹状取付座の上面部
に係合する係合位置と係合が解除される解除位置とに変
位可能な複数の係止部材、または前記凹状取付座の底面
部に載置可能であるとともに前記凹状取付座の上面部に
係合する係合位置と係合が解除される解除位置とに変位
可能な係止部材および前記凹状取付座の底面部に載置可
能であるとともに凹状取付座の上面部に係合可能な係合
部材と、前記係止部材を係合位置に位置させる保持部材
とを備え、前記係止部材、または係止部材および係合部
材は、前記転落防止中蓋を受枠に装着した状態におい
て、前記係止部材が係合位置に位置しているときに前記
転落防止中蓋が前記受枠から離脱しないように配置され
ていることを特徴とする。
【0010】以上の各構成において、受枠に転落防止中
蓋を装着した状態では、係止具が張出部に載置され、固
定部材または係止部材が張出部の下面に係合したり、ま
た、係合部材または係止部材が凹状取付座の底面部に載
置され、係合部材または係止部材が凹状取付座の上面部
に係合することになる。これにより転落防止中蓋は、地
下構造物内に揚圧が発生して万が一蓋本体が開蓋した場
合でも、受枠から離脱しないため、受枠に転落防止中蓋
が装着された状態を保持することができる。一方、地下
構造物内の点検等の際に受枠から転落防止中蓋を外すと
きには、係止部材と、張出部または凹状取付座との係合
を解いて外す。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、保持部材を弾
性部材によって構成するとともに、係止部材を回動可能
に軸支し、前記弾性部材により前記係止部材が係合位置
に付勢されている構成とすることもできる。また、保持
部材を弾性部材によって構成し、係止部材を設置状態の
転落防止中蓋に対して水平に摺動可能とし、前記弾性部
材により前記係止部材が係合位置に付勢されている構成
とすることもできる。
【0012】このような構成とすることで、転落防止中
蓋が受枠に装着されているときに係止部材が常に係合位
置に位置することになるので、係止部材の掛け忘れを防
止することができる。また、保持部材を締結部材によっ
て構成するとともに、係止部材が前記締結部材により係
合位置に保持されている構成とすることもできる。
【0013】このような構成とすることで、転落防止中
蓋を確実に装着状態に保持することができるとともに、
作業者以外の者が転落防止中蓋を開けることを確実に防
止することができる。さらに、転落防止中蓋を備えた受
枠を、内周面に張り出させた張出部および/または内周
面に開口させた凹状取付座を形成した受枠に請求項1乃
至7の何れか1項に記載の地下構造物用蓋の転落防止中
蓋を装着した構成としている。
【0014】このような構成とすることで、地下構造物
内部に揚圧が発生して、万が一、蓋本体が開蓋した場合
でも、転落防止中蓋は受枠に保持されて外れないため、
通行者等が地下構造物内に転落することを確実に防止す
ることができる。 (実施例1)図1は本発明に係る地下構造物用蓋の転落
防止中蓋とこれを備えた受枠の平面図、図2は図1の矢
線II−IIに沿う断面図、図3は、図1の転落防止中蓋の
平面図、図4は図3の矢線IV−IVに沿う断面図、図5は
図2の転落防止中蓋の一端に固定されている係止具の平
面図、図6は図5の係止具の下方に設けた係止機構の分
解斜視図である。
【0015】図1において地下構造物用蓋1は、受枠2
とこの受枠2に開閉可能に装着される蓋本体(図示せ
ず)とにより構成された平面視円形状をなし、前記蓋本
体が地表面と面一をなすように設置される。そして、前
記蓋本体は、開蓋時には受枠2の外方に引き出され、受
枠2に設けた蝶番座15および蓋本体に設けた蝶番(図
示せず)とからなる蝶番機構を介して水平旋回、または
垂直反転によって開蓋される。
【0016】受枠2には、内周面2aに張出部としての
取付座3が周方向に沿って複数例えば、等間隔で6箇所
に弓形状に張り出して形成され、その上面縁に突起部3
aが形成されている。また、受枠2に設けた蝶番座15
の左右には、作業者がマンホール内に出入りする際に把
持する張出部としての手握り16、16を形成してい
る。
【0017】転落防止中蓋4は、図3および図4に示す
ように梯子状をなし、左右の側杆5、5と、これら側杆
5、5を連結する複数の横杆6と、各側杆5の一端に固
定されて取付座3に載置される係止具7と、各側杆5の
他端に固定されて手握り16に載置される係止具8およ
び手握り16の下面に係合させる固定部材9と、各側杆
5の略中央位置に側方に張り出した張出枠10等により
構成されている。
【0018】図4に示すように係止具8と固定部材9と
は、上下に略平行な二股状をなして一体に形成されてお
り、上側の係止具8と下側の固定部材9との間に手握り
16が位置するようにしている。係止具8は、基端部が
手握り16に載置され、先端部が取付座3の突起部3a
の側方まで延設されており、転落防止中蓋4が横ずれし
た際に突起部3aに係止されて、転落防止中蓋4が外れ
るのを防止してる。固定部材9は、係止具8よりも短く
形成され、手握り16の下面と僅かな間隙を存して対向
させ、転落防止中蓋4が浮上した際に手握り16の下面
に係合して転落防止中蓋4が離脱することを防止する。
【0019】なお、転落防止中蓋4が横ずれするおそれ
がない場合には、係止具8を固定部材9と同じ長さに形
成してもよい。また、手握り16が設けられていないタ
イプの受枠に装着する転落防止中蓋は、取付座3に載置
する係止具8と同じ長さに形成した固定部材9が取付座
3の下面に係合するように構成すればよい。転落防止中
蓋4の側杆5の一端に固定されている係止具7は、図6
に示すように上板7aおよび側板7cとからなり、上板
7aの基端は側板7cの上端略中央に位置し、上板7a
の先端は側板7cから突出させてフック7bを形成して
いる。これらのフック7bは、上板7aの先端部が取付
座3に載置された状態において、突起部3aの側方まで
延設されており、転落防止中蓋4が左右に横ずれした際
に突起部3aに係止されて、転落防止中蓋4が外れるこ
とを防止している。
【0020】また、側板7cは、ボルト21とナット2
2とにより側杆5の先端に固定されるとともに、横杆6
にナット23により側杆5および張出枠10の先端部と
共締めされて固定される。また、一方の係止具7には側
板7cの下端から底板7dを上板7aと対向させて形成
し、前記上板7aの略中央にねじ孔7eを形成し、前記
底板7dには前記ねじ孔7eと同軸となる位置に孔7f
を形成している。そして、前記上板7aと底板7dとの
間に図5および図6に示すように係止機構25が設けら
れている。
【0021】係止機構25は、図6に示すように係止部
材としてのロックプレート26と、弾性部材としてのね
じりコイルバネ27と、ボルト28とにより構成されて
いる。ロックプレート26は、平面視略く字状をなし、
一側がロック部26a、他側が操作部26bとされ、略
中央位置の上下両端にロック部26aに対して内側に略
直角に折曲されて略コ字状をなす支持片26c、26d
が形成されている。ロック部26aは、上端部26eが
水平面をなし、下端面が先端から下部の支持片26dに
向かって斜め下方に傾斜する傾斜部26fとされてい
る。また、ロック部26aの上端部26eは、上部の支
持片26cの上面よりも所定高さhだけ低く設定されて
いる。この高さhは、取付座3の肉厚よりも僅かに大き
く設定されている。また、ロック部26aの略中央に小
孔26gが設けられている。
【0022】操作部26bは、先端部26hが支持片2
6c、26dと同じ側に略直角に折曲されており、上端
隅部に切欠部26iが設けられている。この切欠部26
iは、ロックプレート26を回動させる際に作業者が指
を掛けるためのものである。なお、切欠部26iは、必
ずしも必要ではない。上下の支持片26c、26dは、
係止具7の上板7aと底板7dとの間に嵌装可能とさ
れ、ねじ孔7e、孔7fと連通する孔26j、26kが
穿設されている。ねじりコイルバネ27は、ボルト28
が遊嵌可能とされ、一端27aが軸方向外方に折曲さ
れ、他端27bが側方に略直角に折曲されている。
【0023】ロックプレート26は、係止具7の上板7
aと底板7dとの間に嵌装され、ねじりコイルバネ27
は、支持片26cと26dとの間に収納されて一端27
aが係止具7の底板7dに形成された係止部7gに係止
され、他端27bがロックプレート26の小孔26gに
挿入係止される。ボルト28は、係止具7の底板7dの
下方から孔7f、ロックプレート26の支持片26dの
孔26k、ねじりコイルパネ27、ロックプレート26
の支持片26cの孔26jを挿通されて先端のねじ部2
8aが係止具7の上板7aのねじ孔7eに螺合される。
このようにして係止具7にロックプレート26とねじり
コイルバネ27を組み付ける。
【0024】ロックプレート26は、一方の係止具7に
組み付けられた状態において、ボルト28を回転軸とし
て水平面内で回転可能とされ、図5に示すようにねじり
コイルバネ27のばね力により反時計方向に付勢され、
操作部26bの先端部26hの端面26h’が張出枠1
0の先端部に当接して係止される。この状態においてロ
ックプレート26は、ロック部26aが係止具7の上板
7aの先端部下方に位置し、上端部26eが図8に示す
ように上板7aの下面と略間隔hを存して対向してい
る。また、操作部26bは、上板7aの基端よりも後方
に位置しており、上板7aとの間が上下に開口されてい
る。ロックプレート26は、この位置が取付座3の下面
に係合するロック位置(係合位置)とされ、操作部26
bの切欠部26iに指を掛けてねじりコイルバネ27の
ばね力に抗して時計方向に回動させることで、ロック位
置からロック解除位置(解除位置)に操作される。
【0025】ロックプレート26の操作部26bの上方
が開口していることで、マンホール内の揚圧が下方から
上板7aに当たった場合でも操作部26bに作用するこ
とを無くして、ロックプレート26がロック解除位置に
位置するのを防止している。次に、転落防止中蓋4の受
枠2への装着状態および着脱方法について説明する。
【0026】図1および図2に示すように受枠2に転落
防止中蓋4を装着した状態では、係止具8の基端部が手
握り16に載置されるとともに先端部が取付座3の突起
部3aの側方まで延設され、固定部材9が手握り16の
下面に係合するように手握り16の下側に位置してい
る。一方、図5、図7および図9に示すように側杆5の
係止具7は、上板7aの略中央から先端部が取付座3に
載置され、一方の係止具7に設けられているロックプレ
ート26がねじりコイルバネ27のばね力によりロック
位置に回動付勢されており、ロック部26aの先端が受
枠2の取付座3の下側に入り込んでいる。このときロッ
ク部26aの上端部26eが取付座3の下面と僅かな間
隙dを存して対向している。
【0027】この状態において転落防止中蓋4が例え
ば、マンホール内の揚圧により押し上げられた場合、係
止具8側は、固定部材9が手握り16に係合し、係止具
7側は、ロックプレート26が取付座3に係合する。し
たがって、一時的な降雨量の増大によってマンホール内
に揚圧が発生し、万が一、受枠2に装着されている蓋本
体に設けられている錠(ともに図示せず)が受枠2から
外れて開蓋した場合でも、転落防止中蓋4の離脱が防止
され、通行人等がマンホール内へ転落することを防止す
ることができる。
【0028】転落防止中蓋4を受枠2から取り外す場
合、作業者は、係止具7のロックプレート26の操作部
26bに指を差し込み、切欠部26i(図6、図7)に
指先を引っかけ、ねじりコイルバネ27のばね力に抗し
て図5に2点鎖線で示すロック解除位置まで時計方向に
回動させてロック部26aを取付座3の下方から外す。
これによりロックプレート26によるロックが解除され
る。次いで、作業者は、ロックプレート26をロック解
除状態に保持したまま係止具7を持ち上げ、手前に引き
出して手握り16と固定部材9との係合を解除して、受
枠2から転落防止中蓋4を取り外す。ロックプレート2
6は、作業者が切欠部26iから指先を離すとねじりコ
イルバネ27のばね力によりロック位置に復帰する。
【0029】転落防止中蓋4を受枠2に装着するときに
は、作業者が係止具8の基端部を手握り16に載置し、
固定部材9を手握り16の下側に入れ、次いで、転落防
止中蓋4を徐々に下ろして係止具7を取付座3に載置す
る。図8に示すようにロックプレート26は、ロック部
26aの下端面が傾斜部26fとされおり、かつ図5お
よび図7に示すようにロック位置において受枠2の取付
座3の縁に対して斜めに対向することで、転落防止中蓋
4の下降に伴いロック部26aの傾斜部26fが受枠2
の取付座3の上縁に当たると、ねじりコイルバネ27の
ばね力に抗して図5の2点鎖線で示すロック解除位置ま
で時計方向に漸次回動され、係止具7の上板7aが取付
座3の上面に載置される寸前にロック部26aが取付座
3を乗り越えてねじりコイルバネ27のばね力により図
5の点線で示すロック位置に復帰する。これによりロッ
クプレート26が受枠2の取付座3の下面に係合して転
落防止中蓋4の浮き上がりを防止する。
【0030】なお、係止具7を手握り16に載置すると
ともにロックプレート26を手握り16の下面に係合可
能とし、係止具8を取付座3に載置するとともに固定部
材9を取付座3の下面に係合可能となるように構成して
もよい。また、ロックプレート26の下端部26fは、
必ずしも傾斜面にする必要はない。勿論、この場合に
は、作業者がロックプレート26をロック解除位置に回
動させた状態で取付座3に装着する。
【0031】(実施例2)図10乃至図12は、本発明
の第2実施例を示す。なお、図1乃至図9に示す実施例
1の部材と同一または相当する部材には、同一の符号を
付して説明を省略する。図10および図12に示すよう
に係止機構30は、係止部材としてのロックプレート3
1と弾性部材としてのスプリング32とにより構成され
ている。ロックプレート31は、略中央部が係止具7の
側板7cにボルト33により垂直面内で回動可能に軸支
されており、先端がロック部31aとされている。ロッ
ク部31aの上面には指を掛けるための操作部31bが
外側に向かって水平に張り出して形成されている。ま
た、ロック部31aの下面は、先端側から中央部下面側
に向かって斜めに傾斜する傾斜面31cとされている。
【0032】スプリング32は、一端がロックプレート
31の基端側に固定されたピン34に係止され、他端が
係止具7の側板7cに固定されたピン35に係止されて
おり、ロックプレート31を引っ張って係止具7の上板
7aと平行をなすロック位置に保持する。係止具7の上
板7aにはロックレート31の基端側の上面に対向し
てストッパボルト36が螺合されており、ロックプレー
ト31の基端側を当接させることによってロックプレー
ト31がロック位置より反時計方向に回動するのを防止
している。ロックプレート31は、転落防止中蓋4が装
着されて係止具7の上板7aが受枠2の取付座3に載置
された図11に示す状態において、ロック部31aが取
付座3の下面に係合するロック位置にあり、転落防止中
蓋4がマンホール内の揚圧等によって押し上げられても
離脱が防止される。
【0033】転落防止中蓋4を受枠2から取り外すとき
には作業者がロックプレート31の操作部31bの下方
に指を差し込み、図12に矢印で示すようにスプリング
32のばね力に抗してロックプレート31を上方に回転
させ、ロック部31aを受枠2の取付座3の下方から外
してロックを解除する。なお、ロックプレート31のロ
ック部31aは、ロック位置からロック解除位置まで回
転し得る間隔を存して取付座3の下面と対向している。
作業者は、この状態で転落防止中蓋4を持ち上げながら
手前に引き出し、前述したように受枠2から取り外す。
ロックプレート31は、作業者が操作部31bから指先
を離すとスプリング32のばね力によりロック位置に復
帰する。
【0034】転落防止中蓋4を受枠2に装着するときに
は、実施例1の場合と同様に操作する。図11に示すよ
うにロックプレート31は、ロック部31aの下端面が
傾斜面31cとされていることで、転落防止中蓋4を下
ろして傾斜面31cが受枠2の取付座3の上縁に当たる
と、スプリング32のばね力に抗して図12の矢印で示
す方向に回動し、係止具7の上板7aが取付座3の上面
に載置される寸前にロック部31aが取付座3を乗り越
え、スプリング32のばね力により図11で示すロック
位置に復帰する。これによりロックプレート31が受枠
2の取付座3の下面に係合して転落防止中蓋4の離脱を
防止する。
【0035】(実施例3)図13乃至図15は、本発明
の第3実施例を示す。なお、図1乃至図9に示す実施例
1の部材と同一または相当する部材には、同一符号を付
して説明を省略する。図13に示すように転落防止中蓋
4の左右の側杆5の一端にはこれらの側杆5の内側に、
かつ側杆5に沿って摺動可能な係止機構40が設けられ
ており、他端には係止具8および固定部材9が固定され
ている。係止機構40は、図13および図14に示すよ
うに係止部材(第2の係止部材)としての左右のロック
プレート41、41と、これらを連結する連結部材4
2、および弾牲部材としてのスプリング43とにより構
成されている。ロックプレート41は、下方に開口する
端面視略コ字状をなす棒状体で、両側板41a、41a
には先端寄りに長手方向に沿う長孔41c、41cが、
後端に孔41d、41dが穿設されている。一方、側杆
5にはロックプレート41の長孔41cと対応する位置
に孔5bが、孔41dと対応する位置に長手方向に沿う
長孔5dが穿設されている。この長孔5dは、ロックプ
レート41の長孔41cと同じ長さとされている。
【0036】側杆5の一側を連結する横杆6は、端部6
aがロックプレート41の両側板41a、41aの各長
孔41c、41cを挿通し、ねじ部6bが側杆5の孔5
bを挿通してナット44により側杆5に固定される。連
結部材42は、端部42aがロックプレート41の孔4
1d、41dに嵌合固定され、先端のねじ部42bが側
杆5の長孔5d内を摺動可能となるようにナット45に
より側杆5に固定される。これにより、ロックプレート
41は、側杆5に沿って長孔41cの長さ分だけ矢印で
示すように前後方向に水平に摺動可能とされる。
【0037】スプリング43は、ロックプレート41内
に収納され、一端43aが前記横杆6の端部6aに係止
され、他端43bが連結部材42の端部42aに係止さ
れてロックプレート41を突出する方向(係合位置方
向)に引っ張る。また、図13に示すように転落防止中
蓋4の中央には支持板46が長手方向に沿って、かつ各
横杆6の上面に固定するように架橋して配設されてい
る。この支持板46は、横杆6の本数を少なくした場合
における補強部材、および側杆5、5間の仕切を狭くす
る機能を有している。
【0038】一方、図13および図15に示すように受
枠2は、各ロックプレート41の先端と対応して内周面
に開口する凹状取付座17が設けられている。図15に
示すように転落防止中蓋4が受枠2に装着された状態に
おいて、ロックプレート41は、スプリング43により
引っ張られて先端部が凹状取付座17内に入り込み、ロ
ックプレート41の下面が底面部17aに載置される。
また、転落防止中蓋4が押し上げられると、ロックプレ
ート41の上面部41bの先端が凹状取付座17の上面
部17bに係合して離脱が防止される。
【0039】転落防止中蓋4を受枠2から取り外すとき
には、作業者が連結部材42を握り図15に矢印で示す
ようにスプリング43のばねに抗してロックプレート
41を引っ張り、凹状取付座17の上面部17bとの係
合を解除する。作業者は、この状態で転落防止中蓋4を
持ち上げながら手前側に引き出して取り出す。ロックプ
レート41は、作業者が連結部材42から手を離すとス
プリング43のばね力によりロック位置に復帰する。
【0040】転落防止中蓋4の構成としては、この第3
実施例における固定部材9に替えて係止部材(例えば、
第1実施例に記載したロックプレート26)を第1の係
止部材として採用し、前記ロックプレート41を第2の
係止部材としたものでもよい。また、上記構成において
第1の係止部材を採用した場合には、第2の係止部材
(ロックプレート41)を採用せずに、側杆5の端部を
単に延長させて係合部材としてもよい。
【0041】(実施例4)図16乃至図18は、本発明
の第4実施例を示す。なお、図1乃至図9に示す実施例
1の部材と同一または相当する部材には、同一符号を付
して説明を省略する。図16に示すように転落防止中蓋
4の側杆5の一端には係止具7が固定されており、係止
具7の下方には、係止機構50が設けられている。係止
機構50は、係止部材としてのロックプレート51と、
係止具7とロックプレート51とを締結する締結部材と
しての錠前例えば、南京錠52とにより構成されてい
る。
【0042】ロックプレート51は、先端がロック部5
1aとされ、基端部51bがボルト53により係止具7
の側板7cに回動可能に軸支されてナット54により固
定されている。このロックプレート51は、水平に支持
された状態においてロック部51aが受枠2の取付座3
の下方に位置するようになっている。ロックプレート5
1のロック部51aには指を掛けるための操作部51c
が外方に略水平に張り出して設けられており、ロック部
51aの下部には孔51dが穿設されている。一方、係
止具7の側板7cには、ロックプレート51を係止具7
の上板7aと平行に保特した状態で孔51dと対応する
位置に孔7iが穿設されている。そして、これらの孔5
1d、7iには、南京錠52のフック52aが挿通可能
とされている。
【0043】図17に示すように転落防止中蓋4が装着
されて係止具7が受枠2の取付座3に載置された状態に
おいて、ロックプレート51は、水平位置に回動され、
孔51dおよび係止具7の孔7iに南京錠52のフック
52aが挿通されてロックされている。ロックプレート
51は、水平に保持された状態においてロック部51a
が取付座3の下方に入り込んで取付座3に係合可能とし
ている。転落防止中蓋4が押し上げられると、ロックプ
レート51のロック部51aが受枠2の取付座3の下面
に係合して離脱が防止される。また、南京錠52でロッ
クプレート51と係止具7とを締結しているため、作業
者以外の者が転落防止中蓋4を取り外すことを確実に防
止することができる。
【0044】転落防止中蓋4を受枠2から取り外すとき
には作業者が南京錠52を鍵(図示せず)で解錠してフ
ック52aを係止具7およびロックプレート51の各孔
7i、51dから引き抜くと、図18に示すようにロッ
クプレート51は、自重によりロック部51aが下方に
回動して取付座3との係合が解除される。これにより転
落防止中蓋4の取り外しが可能となる。
【0045】転落防止中蓋4を受枠2に装着するときに
は、作業者は、ロックプレート51の操作部51cを指
先で持ち上げて図18の矢印で示すように上方に略水平
位置まで回動させる。次いで、南京錠52のフック52
aをロックプレート51の孔51d、係止具7の孔7i
に挿通して施錠する。これによりロックプレート51が
受枠2の取付座3に係合して転落防止中蓋4の離脱を防
止する。
【0046】(実施例5) 本発明の第5実施例では、図を省略し、上記各実施例で
説明した構成を引用して説明する。この実施例では、受
枠2の弓形に張り出させた取付座3を全て取り除き、第
3実施例で説明した凹状取付座17を4箇所に形成した
受枠に装着する転落防止中蓋4について説明する。この
転落防止中蓋4は、左右の側杆5の一端に形成した係止
具8を延長させて凹状取付座17内に挿入する係合部材
とし、他端の内側に凹状取付座17内に挿入させる摺動
可能なロックプレート41を係止部材として形成してい
る。この場合、係合部材としては側杆5の端部を延長さ
せて凹状取付座17の底面部17aに載置可能とすると
ともに上面部17bに係合させるようにしてもよい。
【0047】また、全ての凹状取付座17の底面部17
aに、摺動可能な係止部材(ロックプレート41)を載
置可能とするとともに上面部17bに係合させるように
してもよい。この場合、全てがロックプレート41であ
るため、作業者は、転落防止中蓋4を外しやすい箇所の
ロックプレート41をロック解除位置に位置させて取り
外すことができる。
【0048】以上、5つの実施例に基づいて本発明を説
明したが、本発明は実施例に限定されるものではない。
例えば、第1実施例においては、係止具7を取付座3
に、係止具8を手握り16に、合計4箇所載置したが、
その数に限定されるものではない。また、ロックプレー
ト26を係止具7の上板7aの下方に形成して1箇所の
取付座3の下面に係合させるようにし、固定部材9を係
止具8の下方に形成して左右の手握り16、16の下面
に係合させるようにしているが、その数および形成する
箇所についても限定されるものではない。また、転落防
止中蓋の全体形状は、受枠2の開口よりも小径の円形状
の主枠にエキスパンダ等の網体を設けて円形状に形成
し、主枠を周方向に等間隔で複数例えば、3箇所で取付
座3または凹状取付座17に載置し係合させるようにし
てもよい。また、凹状取付座17は、蓋本体の裏面周縁
に設けた錠(図示せず)と係合する錠係合部18(図
2)を兼用させるようにしてもよい。
【0049】また、図11に示す係止機構30のロック
プレート31を、凹状取付座17の上面部17bに係合
する位置と係合が解除される位置とに変位可能な係止部
材として使用してもよい。ただし、この場合は、ロック
プレート31を凹状取付座17の底面部17aに載置し
た状態では、転落防止中蓋4に上方から荷重がかかると
ロックプレート31がロック解除位置に回動してしまう
ため、ロックプレート31と側杆5とに孔を穿設し、こ
れらの孔に南京錠52のフックを挿通させて、凹状取付
座17の底面部17aに確実に載置可能としておく。
【0050】また、第1および第2実施例では、係止部
材を係止具7、7のうち一方の係止具7の下方に設ける
こととしたが、これを両方の係止具7、7の下方に設け
てもよく、また、作業者以外の者が地下構造物の内部に
侵入するのを防止するのに、第1および第3の実施例に
南京錠等の締結部材を付加してもよい。具体的には、第
1実施例では、ロックプレート26と係止具7の上板7
aとに孔を形成し、この孔に南京錠のフックを挿通させ
てロックプレート31を操作できないようにする。ま
た、第3実施例では、ロック位置に保持されたロックプ
レート41の長孔41cに南京錠のフックを挿通させて
ロックプレート41を操作できないようにする。
【0051】
【発明の効果】本発明の地下構造物用蓋の転落防止中蓋
によれば、転落防止中蓋を受枠に装着した状態におい
て、係止具が張出部に載置され、固定部材または係止部
材が張出部の下面に係合したり、また、係合部材または
係止部材が凹状取付座の底面部に載置され、係合部材ま
たは係止部材が凹状取付座の上面部に係合可能となって
いる。これにより転落防止中蓋は、受枠に載置可能であ
るとともに受枠から離脱しないため、一時的な降雨量の
増大等により地下構造物内に揚圧が発生し、万が一蓋本
体が開蓋した場合でも受枠に転落防止中蓋が装着された
状態を保持することができ、通行者等が地下構造物内に
転落するのを防止することができる。また、地下構造物
内の点検等の際に受枠から転落防止中蓋を外す場合に
は、係止部材と張出部または係止部材と凹状取付座との
係合を解除すれば外すことができる。
【0052】また、保持部材を弾性部材によって構成
し、係止部材を前記弾性部材により係合位置に付勢する
ことで、受枠に転落防止中蓋を装着した際に係止部材の
掛け忘れを防止することができる。さらに、保持部材を
締結部材によって構成し、係止部材を前記締結部材によ
り係合位置に保持することで転落防止中蓋を受枠に装着
した状態に確実に保持することができるとともに、作業
者以外の者が開蓋することを防止することができる。
【0053】また、上記転落防止中蓋を備えた受枠にお
いても、上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地下構造物用蓋の転落防止中蓋を
備えた受枠の平面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の転落防止中蓋の平面図である。
【図4】図3の転落防止中蓋の矢線IV−IVに沿う断面図
である。
【図5】図1の転落防止中蓋の先端部の係止具の拡大図
である。
【図6】図5の係止具および係止機構の分解斜視図であ
る。
【図7】図5の係止具の上板を取り除いた状態における
係止機構の平面図である。
【図8】図6の係止機構を組み立てた状態の側面図であ
る。
【図9】図5の矢線IX−IXに沿う断面図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す一部切欠平面図で
ある。
【図11】図10の係止部材の側面図である。
【図12】図11の係止機構の解除操作を示す説明図で
ある。
【図13】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図14】図13の係止機構の分解斜視図である。
【図15】図13の矢線XV−XVに沿う断面図である。
【図16】本発明の第4実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図17】図16の係止機構の係合状態(ロック状態)
を示す図である。
【図18】図17の係止機構の解錠状熊を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 地下構造物用蓋 2 受枠 3 取付座(張出部) 4 転落防止中蓋 5 側杆 6 横杆 7、8 係止具 9 固定部材 16 手握り(張出部) 17 凹状取付座 17a 底面部 17b 上面部 25、30、40、50 係止機構 26、31、41、51 ロックプレート(係止部材) 27 ねじりコイルバネ(保持部材としての弾性部材) 28、33、53 ボルト 43 スプリング(保持部材としての弾性部材) 52 南京錠(保持部材としての締結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 誠 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 (72)発明者 長谷川 智一 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 (72)発明者 広滝 隆行 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出水道機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−81356(JP,A) 特開 平8−27825(JP,A) 特開 平11−148142(JP,A) 実開 平4−138441(JP,U) 実公 平8−6113(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12 E04G 21/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に張出部を張り出させた受枠に着
    脱可能な地下構造物用蓋の転落防止中蓋であって、 前記転落防止中蓋は、 前記張出部に載置する複数の係止具と、 前記張出部の下面に係合するように設けられた固定部材
    と、 前記張出部の下面に係合する係合位置と係合が解除され
    る解除位置とに変位可能な係止部材と、 前記係止部材を係合位置に位置させる保持部材とを備
    え、 前記固定部材と係止部材とは、前記転落防止中蓋を受枠
    に装着した状態において、前記係止部材が係合位置に位
    置しているときに前記転落防止中蓋が前記受枠から離脱
    しないように配置されていることを特徴とする地下構造
    物用蓋の転落防止中蓋。
  2. 【請求項2】 内周面に張り出させた張出部と内周面に
    開口させた凹状取付座とが形成された受枠に着脱可能な
    地下構造物用蓋の転落防止中蓋であって、 前記転落防止中蓋は、 前記張出部に載置する係止具と、 前記張出部の下面に係合する固定部材または前記張出部
    の下面に係合する係合位置と係合が解除される解除位置
    とに変位可能な第1の係止部材と、 前記凹状取付座の底面部に載置可能であるとともに前記
    凹状取付座の上面部に係合する係合位置と係合が解除さ
    れる解除位置とに変位可能な第2の係止部材と、 前記第1および第2の係止部材をそれぞれ係合位置に位
    置させる保持部材とを備え、 前記固定部材または第1の係止部材と、第2の係止部材
    とは、前記転落防止中蓋を受枠に装着した状態におい
    て、前記各係止部材が係合位置に位置しているときに前
    記転落防止中蓋が前記受枠から離脱しないように配置さ
    れていることを特徴とする地下構造物用蓋の転落防止中
    蓋。
  3. 【請求項3】 内周面に張り出させた張出部と内周面に
    開口させた凹状取付座とが形成された受枠に着脱可能な
    地下構造物用蓋の転落防止中蓋であって、 前記転落防止中蓋は、 前記張出部に載置する係止具と、 前記張出部の下面に係合する係合位置と係合が解除され
    る解除位置とに変位可能な第1の係止部材と、 前記凹状取付座の底面部に載置可能であるとともに前記
    凹状取付座の上面部に係合可能な係合部材または凹状取
    付座の底面部に載置可能であるとともに凹状取付座の上
    面部に係合する係合位置と係合が解除される解除位置と
    に変位可能な第2の係止部材と、 前記第1および第2の係止部材をそれぞれ係合位置に位
    置させる保持部材とを備え、 前記第1の係止部材と、係合部材または第2の係止部材
    とは、前記転落防止中蓋を受枠に装着した状態におい
    て、前記各係止部材が係合位置に位置しているときに前
    記転落防止中蓋が前記受枠から離脱しないように配置さ
    れていることを特徴とする地下構造物用蓋の転落防止中
    蓋。
  4. 【請求項4】 内周面に開口させた凹状取付座を形成し
    た受枠に着脱可能な地下構造物用蓋の転落防止中蓋であ
    って、 前記転落防止中蓋は、 前記凹状取付座の底面部に載置可能であるとともに前記
    凹状取付座の上面部に係合する係合位置と係合が解除さ
    れる解除位置とに変位可能な複数の係止部材、または前
    記凹状取付座の底面部に載置可能であるとともに前記凹
    状取付座の上面部に係合する係合位置と係合が解除され
    る解除位置とに変位可能な係止部材および前記凹状取付
    座の底面部に載置可能であるとともに凹状取付座の上面
    部に係合可能な係合部材と、 前記係止部材を係合位置に位置させる保持部材とを備
    え、 前記係止部材、または係止部材および係合部材は、前記
    転落防止中蓋を受枠に装着した状態において、前記係止
    部材が係合位置に位置しているときに前記転落防止中蓋
    が前記受枠から離脱しないように配置されていることを
    特徴とする地下構造物用蓋の転落防止中蓋。
  5. 【請求項5】 前記保持部材を弾性部材によって構成す
    るとともに、前記係止部材は回動可能に軸支され前記弾
    性部材により係合位置に付勢されている請求項1乃至4
    の何れか1項に記載の地下構造物用蓋の転落防止中蓋。
  6. 【請求項6】 前記保持部材を弾性部材によって構成す
    るとともに、前記係止部材が装着状態の転落防止中蓋に
    対して水平に摺動可能とされ前記弾性部材により係合位
    置に付勢されている請求項1乃至4の何れか1項に記載
    の地下構造物用蓋の転落防止中蓋。
  7. 【請求項7】 前記保持部材を締結部材によって構成す
    るとともに、前記係止部材が前記締結部材により係合位
    置に保持されている請求項1乃至4の何れか1項に記載
    の地下構造物用蓋の転落防止中蓋。
  8. 【請求項8】 内周面に張り出させた張出部および/ま
    たは内周面に開口させた凹状取付座を形成した受枠に、
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の地下構造物用蓋の
    転落防止中蓋を装着したことを特徴とする転落防止中蓋
    を備えた受枠。
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