JP3524502B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3524502B2
JP3524502B2 JP2001016644A JP2001016644A JP3524502B2 JP 3524502 B2 JP3524502 B2 JP 3524502B2 JP 2001016644 A JP2001016644 A JP 2001016644A JP 2001016644 A JP2001016644 A JP 2001016644A JP 3524502 B2 JP3524502 B2 JP 3524502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親水性高分子化合
物とエステル系油剤にて被覆処理した複合処理粉体を配
合した化粧料に関する。さらに詳しくは、水を含んだと
きに粘着性を示す寒天、デオキシリボ核酸等の親水性高
分子化合物と、親水性高分子化合物の高次構造に作用し
て、複合処理粉体の凝集強度を緩くする効果と複合処理
粉体を化粧料処方中で均一に分散させる効果を併せ持っ
たエステル系油剤にて被覆処理して得られる複合処理粉
体を配合した、感触、肌への付着性・親和性、保湿効
果、化粧膜の均一性、化粧持ち改善効果に優れた化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開昭
63−30313号公報、特開昭63−50311号公
報、特開平1−47706号公報、特開平1−4771
1号公報にはスプレードライヤーを用いて水膨潤性粘土
鉱物よりなる複合粉末を得る方法と、その配合化粧料に
関する技術が開示されている。また、特開昭63−13
5325号公報や特開平5−201830号公報には、
スプレードライヤーを用いて粉体を水和酸化チタンや高
分子化合物等で被覆する技術が開示されている。このよ
うに、スプレードライヤーでの粉体改質技術を用いて化
粧料を製造することはほぼ公知の技術であった。
【0003】一方、特開昭61−286310号公報、
特開昭62−169712号公報、特開昭63−199
273号公報等には、親水性の高分子化合物にて粉体を
処理し、それを化粧料に配合する技術が開示されてい
る。このように、親水性高分子で粉体を処理した複合粉
体を化粧料に配合することはほぼ公知の技術であったと
言えるが、被覆物の種類や改質の条件が得られる粉体の
性能を大きく左右することが知られており、その被覆条
件(製造条件)により、得られる感触、風合いが大きく
変化する問題があった。特に、本発明で用いる親水性高
分子化合物のような処理剤の場合には、粉砕が困難な堅
い凝集体として得られ、感触が著しく悪化する問題があ
った。
【0004】前述のスプレードライヤーを用いて粉体の
改質を行う方法は、一般的に、凝集の少ない、感触の優
れた改質粉体が得られる点で有効な方法であると言える
が、特開平5−201830号公報の段落番号0013
に記載されているごとく、目的の品質、感触を得るため
には種々の条件を適宜選択する必要があり、目的の品質
を備えた処理粉体を安定的に得ることは非常に難しいの
が実情であり、実際に、親水性高分子化合物で粉体を処
理する場合には、特開2000−159634号公報に
記載のように厳密な噴霧条件の設定が必要であった。
【0005】また、特開2000−169341号公報
では親水性高分子で被覆処理(噴霧乾燥法、凍結乾燥
法、加熱乾燥法)する際に天然由来三糖類のラフィノー
スを併用することにより、粉砕が容易で、品質的に安定
した粉体が得られることが報告されている。
【0006】以上のような方法の組み合わせ等により、
噴霧乾燥法の一種であるスプレードライヤーを利用して
粉体に親水性高分子化合物を被覆処理する場合には、凝
集が緩和され、感触的に改善されたものが得られるが、
親水性高分子化合物に起因する凝集から生じる感触問題
の改善はまだまだ不十分であり、特に化粧料に配合した
場合に、化粧料処方中の油性成分との相性が悪く、親水
性高分子化合物処理粉体が均一に分散せず、凝集してし
まう例があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの実情に鑑み、本
発明人等は鋭意検討した結果、スプレードライヤーを用
いて親水性高分子化合物を被覆処理した複合処理粉体を
製造する際、被覆処理の過程で併用する添加剤の検討を
系統的に実施することにより、エステル系油剤を併用す
ると、複合処理粉体の凝集強度を緩和し、感触を格段に
向上させると共に化粧料処方中での分散性に優れた複合
処理粉体が得られることを見い出した。そして、この複
合処理粉体を化粧料に配合したところ、感触、肌への付
着性・親和性、保湿効果、化粧膜の均一性、化粧持ち改
善効果に優れた化粧料が得られることを見い出した。
【0008】すなわち、本発明は、親水性高分子化合物
2〜10質量部とエステル系油剤0.5〜7質量部と粉
体100質量部と溶媒300〜1000質量部とを含有
するスラリーをスプレードライヤーにより噴霧乾燥して
得られる複合処理粉体を配合してなる化粧料にある。
【0009】第2の本発明は、親水性高分子化合物が寒
天、デオキシリボ核酸およびその塩の1種以上から選ば
れる複合処理粉体を配合してなる上記記載の化粧料にあ
る。
【0010】第3の本発明は、化粧料が油性化粧料であ
ることを特徴とする上記記載の化粧料にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いる親水性高分子化合
物としては、例えばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸
やそれらの塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン由来の骨格を有する合成高
分子、寒天、ゼラチン、アルギン酸、デオキシリボ核
酸、カラギーナン、ガーガム、ジェランガム、タマリン
ドガムやこれらの塩等の天然系高分子化合物等が挙げら
れる。この中で特に寒天、デオキシリボ核酸およびその
塩の1種以上から選ぶことが好ましい。本発明で用いる
親水性高分子化合物は、一度精製水やアルコール等の溶
媒に溶解してから使用することが好ましい。事前溶解を
しないと、均一な被覆処理ができない場合が多い。溶解
方法としては加熱溶解が最も好ましい。加熱溶解の方法
としては、熱水を用いる方法や、電子レンジ等を用いる
方法等が挙げられる。
【0012】本発明で用いるエステル系油剤としては、
アジピン酸ジデシル、(アジピン酸・2−エチルへキサ
ン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、イソ
ステアリン酸エチル、イソステアリン酸セチル、イソス
テアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチル、
イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸グ
リセリル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステア
リン酸コレステリル、イソステアリン酸バチル、イソス
テアリン酸フィトステリル、イソステアリン酸ヘキシ
ル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、
イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イ
ソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、
イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソペラルゴン
酸2−エチルヘキシル、2−エチルヘキサン酸セチル、
2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキ
サン酸ステアリル、エルカ酸オクチルドデシル、オキシ
ステアリン酸オクチル、オクタン酸イソセチル、オクタ
ン酸イソステアリル、オレイン酸イソデシル、オレイン
酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸
エチル、オレイン酸グリセリル、オレイン酸ジグリセリ
ル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレ
ステリル、オレイン酸デシル、オレイン酸フィトステリ
ル、カプリル酸セチル、ジオクタン酸エチレングリコー
ル、ジオレイン酸エチレングリコール、ジ(カプリル・
カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオ
ペンチルグリコール、ジオレイン酸プロピレングリコー
ル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリル
酸プロピレングリコール、ジペンタエリトリット脂肪酸
エステル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2−エチルヘキ
サン酸グリセリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、ジヤシ油脂
肪酸ペンタエリスリット、ステアリン酸エチル、ステア
リン酸硬化ヒマシ油、ステアリン酸2−エチルヘキシ
ル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ジグリセリ
ル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸ブチル、ス
テアリン酸コレステリル、12−ステアロイルヒドロキ
システアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロ
キシステアリン酸ステアリル、12−ステアロイルヒド
ロキシステアリン酸イソステアリル、テトラ2−エチル
ヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸
ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタ
エリスリトール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソオクタ
ン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、トリオキシステアリン
酸グリセリン、トリカプリル酸グリセリン、トリ(カプ
リル酸・カプリン酸)グリセリン、トリ(カプリル酸・
カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセリ
ン、トリウンデシル酸グリセリン、トリイソパルミチン
酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン、トリ
牛脂脂肪酸グリセリン、トリラノリン脂肪酸グリセリ
ン、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、乳酸オクチルド
デシル、乳酸ラウリル、ネオペンタン酸オクチルドデシ
ル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチ
ルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イ
ソステアリル、パルミチン酸セチル、ヒドロキシステア
リン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチ
ルヘキシル、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリト
リット、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イ
ソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸
オクチルドデシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸
ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸ブチ
ル、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ラウリ
ン酸イソステアリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレ
ステリル・オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン
酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、ラウリン
酸ヘキシル、ラノリン脂肪酸イソステアリル、ラノリン
脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシ
ル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リシノレイン酸オク
チルドデシル、リシノレイン酸グリセリル、リシノレイ
ン酸セチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピ
ル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
【0013】本発明で用いる粉体の例としては、赤色1
04号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、
赤色202号、黄色4号、黒色401号等の色素、青色
1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレー
キ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウ
ムレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパ
ウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウ
ダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパ
ウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー
球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、ベン
ガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群
青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セ
リウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カ
オリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等
のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の
金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイ
ト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微
粒子酸化亜鉛等が挙げられ、またこれらを従来公知の表
面処理、例えば、N−アシル化リジン処理、アミノ酸処
理、親水性高分子処理、油剤処理、シリコーン処理、金
属石鹸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケ
ミカル処理等を施したものを使用することも可能であ
る。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不
定形状、燐片状、紡錘状等)に特に制限はない。粉体の
大きさとしては、5nm〜100μmの範囲に入るもの
が好ましく、さらに好ましくは10nm〜25μmであ
る。これらの粉体は単独で処理しても、混合物を形成
し、それをまとめて処理しても構わない。また、混合物
の色を肌色などに調製したものを処理することも可能で
ある。さらに、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等の
紫外線散乱成分を使用することで紫外線防御機能を有す
る処理粉体とすることも可能である。
【0014】本発明で用いる溶媒としては、水、特に精
製水が最も好ましいが、エタノール、イソプロピルアル
コール等の低級アルコールやアセトン、N−メチルピロ
リドン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール等
の親水性溶媒を用いても良い。また、これらの溶媒は混
合して用いることも可能である。
【0015】本発明の化粧料では、親水性高分子化合物
2〜10質量部、エステル系油剤0.5〜7質量部、粉
体100質量部、溶媒300〜1000質量部とを含有
するスラリーを、スプレードライヤーを用いて噴霧乾燥
して得られる複合粉体を用いる。スラリーの製造方法と
しては、上記各成分を溶媒中で撹拌混合する方法が挙げ
られ、特に親水性高分子化合物を事前に溶解しておき、
これを他の成分もしくはそのスラリーと混合する方法が
好ましい。スラリーの濃度は、生産性や処理状態(品
質)の安定制御の点から、粉体100質量部に対して溶
媒300〜1000質量部である。
【0016】本発明で使用するスプレードライヤーは、
噴霧微細化方式がディスク式、ノズル式のどちらでも用
いることができ、乾燥温度条件としては150〜250
℃の範囲が好ましく、180〜200℃の範囲が特に好
ましい。
【0017】親水性高分子化合物とエステル系油剤の量
は、粉体100質量部に対して、親水性高分子化合物2
〜10質量部、エステル系油剤0.5〜7質量部という
範囲の組み合わせであり、これらの範囲であれば、処理
剤の親水性高分子化合物の機能に足して、エステル系油
剤の効果を十分に発揮することができる
【0018】こうして得られる複合処理粉体は、親水性
高分子化合物の効果により保湿効果、肌への付着性・親
和性に優れ、さらにエステル系油剤の効果により、感触
が一段と向上し、化粧料処方中での均一分散性に優れた
ものである。
【0019】本発明の化粧料で用いる複合処理粉体の配
合量は、化粧料の剤型により異なるが、化粧料の総量を
基準として、0.5〜99質量%が好ましく、さらに好
ましくは5〜95質量%である。本発明での複合処理粉
体は、化粧料の剤型等によっては、さらに従来公知の表
面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シ
リコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリン
グ剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−
アシル化リジン処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無
機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等に
よって表面処理することもできる。
【0020】本発明の化粧料には、上記の各成分以外
に、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、
樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐
剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV
−A、Bのいずれに対応していても構わない)、保湿
剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、p
H調整剤、昆虫忌避剤等の成分を使用することができ
る。
【0021】上記の油剤としては、通常化粧料に用いら
れる揮発性および不揮発性の油剤、溶剤、ならびに樹脂
等が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体のいずれで
あっても構わない。油剤の例としては、例えばセチルア
ルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコ
ール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール
等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸
ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、
ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシ
ルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエ
チル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシス
テアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、
パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノ
リン、還元ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロ
ウ、セレシン、オゾケライト、マイクロクリスタリンワ
ックス等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム
核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油
脂、ポリエチレンワックス、エチレン・α−オレフィン
・コオリゴマー、エチレンプロピレンポリマー等が挙げ
られる。
【0022】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエー
テル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・
ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、
アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガ
ノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサ
ン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキ
サン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチ
ルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコー
ン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、
フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素化合
物が挙げられる。
【0023】粉体の例としては、前記の粉体とその一般
な表面処理物が挙げられる。これらの粉体の内、シリコ
ーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末、ポリプロ
ピレン末、テフロン末、シリコーンゴム、ウレタンパウ
ダー等のエラストマーを用いると、製品の経日安定性や
感触が向上することから好ましい。特に、シリコーンエ
ラストマー球状粉体とエステル油、またはシリコーンエ
ラストマー球状粉体とシリコーン油(揮発性、不揮発性
を含む)を組み合わせて使用することが好ましい。シリ
コーンエラストマー球状粉体の例としては、東レ・ダウ
コーニング・シリコーン社製のトレフィル−Eシリーズ
等が挙げられる。
【0024】溶媒の例としては、精製水、環状シリコー
ン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコ
ール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メ
チルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シ
リコーン、次世代フロン等が挙げられる。
【0025】界面活性剤としては、例えばアニオン型界
面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性
剤、ベタイン型界面活性剤を用いることができる。
【0026】粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸
ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウ
ム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸
共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコ
ール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルア
ミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガー
ガム等のカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアンモ
ニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル共
重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコー
ル、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セル
ロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリ
コール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス
等が挙げられる。
【0027】本発明の化粧料としては、例えばファンデ
ーション、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブ
ロー、チーク、口紅、ネイルカラー等のメイクアップ化
粧料が挙げられ、特に口紅等の油性化粧料が好ましい。
油性化粧料では、本発明で用いる複合処理粉体のエステ
ル系油剤の効果がより顕著に得られやすい長所がある。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明する。また、実施例および比較例で用いた化
粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0029】皮膚有用性評価 専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但
し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、表1
に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計
点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評
価項目に対する有用性が高いことを示す。(満点:50
点)
【0030】
【0031】製造実施例1 90℃以上に加熱攪拌した精製水1600質量部に、寒
天20質量部を数回に分けて添加し、完全に溶解するま
でよく加熱攪拌を行った。これに酸化チタン400質量
部を加え均一に分散させたところに、トリ(カプリル・
カプリン酸)グリセリン12質量部を加え攪拌を続け
た。このように調製したスラリーを、温度を80℃以上
に保ちながら、スプレードライヤー(大川原化工機社
製)を用いて、乾燥温度200℃、噴霧圧力1.96×
105Paにて噴霧乾燥させ、複合処理粉体329gを
得た。
【0032】製造実施例2 寒天20質量部を2000質量部の熱水(95℃以上)
に溶解させた。混合顔料(セリサイト10質量部、マイ
カ20質量部、酸化チタン20質量部の割合で混合した
もの)400質量部、ヒドロキシステアリン酸2−エチ
ルヘキシル20質量部、精製水500質量部とからなる
スラリーを加熱して80℃にしたものに上記溶解液を投
入しよく撹拌した。このように調製したスラリーを、温
度を80℃以上に保ちながら、スプレードライヤー(大
川原化工機社製)を用いて、乾燥温度200℃、噴霧圧
力2.45×105Paにて噴霧乾燥させ、複合処理粉
体348gを得た。
【0033】製造実施例3 90℃以上に加熱攪拌した精製水1600質量部に、寒
天12質量部を数回に分けて添加し、完全に溶解するま
でよく加熱攪拌を行った。これに混合顔料(赤色202
号1質量部、赤色201号0.5質量部、ベンガラ1質
量部、酸化チタン1.5質量部、雲母チタン3質量部、
酸化鉄処理雲母チタン5質量部の割合で混合したもの)
400質量部を加え均一に分散させたところに、トリイ
ソステアリン酸グリセリン12質量部を加え攪拌を続け
た。このように調製したスラリーを、温度を80℃以上
に保ちながら、スプレードライヤー(大川原化工機社
製)を用いて、乾燥温度200℃、噴霧圧力1.96×
105Paにて噴霧乾燥させ、複合処理粉体355gを
得た。
【0034】製造実施例4 デオキシリボ核酸カリウム塩20質量部を2000質量
部の熱水(95℃以上)に溶解させた。混合顔料(セリ
サイト10質量部、マイカ20質量部、酸化チタン20
質量部の割合で混合したもの)400質量部、トリ(カ
プリル・カプリン酸)グリセリン12質量部、精製水5
00質量部とからなるスラリーを加熱して80℃にした
ものに上記溶解液を投入しよく撹拌した。このように調
製したスラリーを、温度を80℃以上に保ちながら、ス
プレードライヤー(大川原化工機社製)を用いて、乾燥
温度200℃、噴霧圧力2.45×105Paにて噴霧
乾燥させ、複合処理粉体348gを得た。
【0035】製造比較例1 90℃以上に加熱攪拌した精製水1600質量部に、寒
天20質量部を数回に分けて添加し、完全に溶解するま
でよく加熱攪拌を行った。これに酸化チタン400質量
部を加え調製したスラリーを温度が80℃以上に保ちな
がら、スプレードライヤー(大川原化工機社製)を用い
て、乾燥温度200℃、噴霧圧力1.96×105Pa
にて噴霧乾燥させ、複合処理粉体322gを得た。
【0036】製造比較例2 90℃以上に加熱攪拌した精製水1600質量部に、寒
天20質量部を数回に分けて添加し、完全に溶解するま
でよく加熱攪拌を行った。これに混合顔料(セリサイト
10質量部、マイカ20質量部、酸化チタン20質量部
の割合で混合したもの)400質量部を加えてスラリー
を調製し、温度を80℃以上に保ちながら、スプレード
ライヤー(大川原化工機社製)を用いて、乾燥温度20
0℃、噴霧圧力1.96×105Paにて噴霧乾燥さ
せ、処理粉体325gを得た。
【0037】製造比較例3 90℃以上に加熱攪拌した精製水1600質量部に、寒
天20質量部を数回に分けて添加し、完全に溶解するま
でよく加熱攪拌を行った。これに混合顔料(赤色202
号1質量部、赤色201号0.5質量部、ベンガラ1質
量部、酸化チタン1.5質量部、雲母チタン3質量部、
酸化鉄処理雲母チタン5質量部の割合で混合したもの)
400質量部を加えてスラリーを調製し、温度を80℃
以上に保ちながら、スプレードライヤー(大川原化工機
社製)を用いて、乾燥温度200℃、噴霧圧力1.96
×105Paにて噴霧乾燥させ、処理粉体330gを得
た。
【0038】実施例1 表2に示す処方と製造方法に従い、ファンデーションを
作製した。尚、複合処理粉体としては製造実施例1およ
び2で製造したものを用いた。
【0039】[表2] 成分名 配合量(質量%) [成分A] ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 2.0 黒酸化鉄 0.2 複合処理粉体(製造実施例1) 5.3 複合処理粉体(製造実施例2) 50.0 タルク 20.0 板状硫酸バリウム 5.0 球状ナイロンパウダー 5.0 [成分B] 流動パラフィン 4.0 リンゴ酸ジイソステアリル 4.0 ジメチルポリシロキサン 4.0
【0040】製造方法 成分Aをミキサーにて混合した。次いで、均一に混合・
溶解した成分Bを成分Aに加えてさらに混合した。得ら
れた粉末をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した
後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0041】実施例2 表3に示す処方と製造方法に従い、ファンデーションを
作製した。尚、複合処理粉体としては製造実施例1およ
び4で製造したものを用いた。
【0042】[表3] 成分名 配合量(質量%) [成分A] ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 2.0 黒酸化鉄 0.2 複合処理粉体(製造実施例1) 5.3 複合処理粉体(製造実施例4) 50.0 タルク 25.0 球状シリカパウダー 5.0 [成分B] ジメチルポリシロキサン 4.0 流動パラフィン 2.0 オクチルドデカノール 2.0 リンゴ酸ジイソステアリル 1.0 イソステアリン酸硬化ヒマシ油 3.0
【0043】製造方法 成分Aをミキサーにて混合した。次いで、均一に混合・
溶解した成分Bを成分Aに加えてさらに混合した。得ら
れた粉末をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した
後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0044】比較例1 表4に示す処方と製造方法に従い、ファンデーションを
作製した。[全て未処理の顔料を使用した例]
【0045】[表4] 成分名 配合量(質量%) [成分A] ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 2.0 黒酸化鉄 0.2 酸化チタン 20.0 セリサイト 15.3 マイカ 20.0 タルク 20.0 板状硫酸バリウム 5.0 球状ナイロンパウダー 5.0 [成分B] ワセリン 4.0 流動パラフィン 4.0 リンゴ酸ジイソステアリル 4.0
【0046】製造方法 成分Aをミキサーにて混合した。ついで、均一に混合・
溶解した成分Bを成分Aに加えてさらに混合した。得ら
れた粉末をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した
後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0047】比較例2 表5に示す処方と製造方法に従い、ファンデーションを
作製した。[製品中にトリ(カプリル・カプリン酸)グ
リセリンを単体として加えた例]
【0048】 [表5] 成分名 配合量(質量%) [成分A] ベンガラ 0.5 黄酸化鉄 2.0 黒酸化鉄 0.2 酸化チタン 20.0 セリサイト 14.8 マイカ 20.0 タルク 20.0 板状硫酸バリウム 5.0 球状ナイロンパウダー 5.0 [成分B] ワセリン 4.0 流動パラフィン 4.0 リンゴ酸ジイソステアリル 4.0 トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 0.5
【0049】製造方法 成分Aをミキサーにて混合した。ついで、均一に混合・
溶解した成分Bを成分Aに加えてさらに混合した。得ら
れた粉末をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した
後、金型を用いて金皿に打型して製品を得た。
【0050】比較例3 実施例2の複合顔料の代わりに製造比較例1および2の
複合処理粉体を用いた他は全て実施例2と同様にしてフ
ァンデーションを得た。[トリ(カプリル・カプリン
酸)グリセリンを配合しない複合顔料を使用した場合の
例]
【0051】実施例3 表6に示す処方と製造方法に従い、口紅を作製した。但
し、顔料としては製造実施例3で製造した複合顔料を用
いた。
【0052】 [表6] 成分 配合量(質量%) [成分A] パラフィン 8.0 セレシン 6.0 キャンデリラロウ 2.0 リンゴ酸ジイソステアリル 20.0 トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル 10.0 液状ラノリン 5.0 イソノナン酸イソトリデシル 5.0 トリオクタン酸グリセリル 残 量 [成分B] 複合処理粉体(製造実施例3) 12.0
【0053】製造方法 成分Aを90℃にて溶解後、成分Bを混合し、ローラー
を用いてさらに混合・粉砕を行った後、再溶解、脱気を
行い、金型に充填し、冷却後とり出して容器に設置し製
品を得た。
【0054】比較例4 実施例3の複合処理粉体の代わりに製造比較例3の処理
粉体を用いた他は全て実施例3と同様にして口紅を得
た。[トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリンを配合
しない処理粉体を使用した場合の例]
【0055】上記の各実施例および比較例で得られた化
粧料の評価結果を表7に示す。
【0056】 [表7]評価結果 官能評価 感触の 肌への 保湿 化粧膜の 化粧持ち なめらかさ なじみ 効果 均一感 改善効果 実施例1 46 45 42 43 46 実施例2 44 42 40 43 43 比較例1 30 28 22 32 13 比較例2 30 20 23 35 13 比較例3 40 37 38 32 38 実施例3 47 45(注) 44 46 45 比較例4 39 43(注) 40 33 34 (注)唇へのなじみやすさで評価
【0057】表7の結果より、本発明の各実施例は比較
例と比べてより高い効果を示していることが判った。実
施例1および2は本発明の複合処理粉体を用いたファン
デーションに関するものであり、いずれの評価項目に関
しても高い評価を得た。また、実施例3は本発明の複合
処理粉体を用いた口紅(油性化粧料)に関するものであ
り、同様に各評価項目に関して高い評価を得た。これに
対して、比較例1は全て未処理の顔料で製造した例であ
り、各項目の評価は低かった。比較例2は製品中にエス
テル系油剤であるトリ(カプリル・カプリン酸)グリセ
リンをそのまま加えた例であるが、単品で加えてもあま
り効果が発揮されていないことが判った。比較例3およ
び4は親水性高分子化合物のみの被覆でエステル系油剤
を使用しない処理粉体を用いた場合の例であるが、全体
的な評価はやや優れているものの、処方中での分散が悪
く、相対的に評価が悪くなった。
【0058】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、水を含んだ
ときに粘着性を示す寒天、デオキシリボ核酸等の親水性
高分子化合物とエステル系油剤とを粉体に被覆処理した
複合処理粉体を化粧料に配合することで、肌に対する付
着性・親和性をより高め、感触、保湿効果、化粧膜の均
一性、化粧持ち改善効果に優れた化粧料が得られること
は明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康資 神奈川県小田原市寿町5丁目3番28号 カネボウ株式会社 化粧品研究所内 (56)参考文献 特開 平9−30918(JP,A) 特開2000−159634(JP,A) 特開2000−169341(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/035 A61K 7/32 - 7/50 C09C 1/00 - 1/42 C09C 1/62 - 1/68 C09C 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性高分子化合物2〜10質量部、エ
    ステル系油剤0.5〜7質量部、粉体100質量部、溶
    媒300〜1000質量部とを含有するスラリーをスプ
    レードライヤーにより噴霧乾燥して得られる複合処理粉
    体を配合してなる化粧料。
  2. 【請求項2】 親水性高分子化合物が寒天、デオキシリ
    ボ核酸およびその塩の1種以上から選ばれることを特徴
    とする請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 化粧料が油性化粧料であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の化粧料。
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