JP3523019B2 - フレーム中継装置 - Google Patents

フレーム中継装置

Info

Publication number
JP3523019B2
JP3523019B2 JP16116997A JP16116997A JP3523019B2 JP 3523019 B2 JP3523019 B2 JP 3523019B2 JP 16116997 A JP16116997 A JP 16116997A JP 16116997 A JP16116997 A JP 16116997A JP 3523019 B2 JP3523019 B2 JP 3523019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
update
entry
routing table
ttl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16116997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH118653A (ja
Inventor
慎也 加納
明 中後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP16116997A priority Critical patent/JP3523019B2/ja
Priority to US09/040,682 priority patent/US6310858B1/en
Priority to DE69835790T priority patent/DE69835790T2/de
Priority to EP98105011A priority patent/EP0886404B1/en
Publication of JPH118653A publication Critical patent/JPH118653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3523019B2 publication Critical patent/JP3523019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/28Flow control; Congestion control in relation to timing considerations
    • H04L47/286Time to live
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/2854Wide area networks, e.g. public data networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/16Flow control; Congestion control in connection oriented networks, e.g. frame relay

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク同士を
相互接続するフレーム中継装置に関し、更に詳しくは宛
先アドレスとフレーム寿命(TTL)とを制御情報とし
て持つフレームを中継するフレーム中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク同士を相互接続するフレー
ム中継装置では、図21に示すようなフォーマットのフ
レームが用いられる。即ち、宛先アドレス1と、フレー
ム寿命(TTL(Time To Live))2と、
データ3とから構成される。
【0003】従来の通信においては、送信元の端末はT
TLをある値にセットしてフレームを送信し、そしてフ
レームを中継するフレーム中継装置がフレーム中継時に
TTLの値を減算するという手順で行われている。そし
て、TTLの値が0になった時にフレームを削除すると
いう機構をフレーム中継装置に持たせることにより、フ
レームに寿命を与え、ネットワーク中をフレームが無限
巡回することを回避している。
【0004】ここで、フレーム中継装置でのTTLの減
算処理は、中継する全てのフレームに対して行なわれる
ため、中継処理遅延が大きくなり、中継処理の高速化の
妨げになっている。
【0005】図22は従来のフレーム中継装置の構成ブ
ロック図である。図において、4はネットワークからフ
レームを受信し、装置内で処理できるフレームフォーマ
ットに変換するフレーム受信部、5は装置内で処理でき
るフレームフォーマットからネットワークに出力できる
フレームフォーマットに変換してネットワークに送出す
るフレーム送信部である。フレーム受信部4とフレーム
送信部5は、接続されるネットワークの数だけ設けられ
ている。図では、ネットワーク1とネットワーク2に対
してそれぞれ設けられている。
【0006】10はフレーム受信部4及びフレーム送信
部5と接続され、フレーム中継制御を行なうフレーム中
継制御部で、フレームをネットワークに転送するフレー
ム転送部11と、TTL減算を行なうTTL減算部12
と、ヘッダチェックサム計算を行なうヘッダチェックサ
ム計算部13から構成されている。
【0007】20はフレーム中継制御部10と接続さ
れ、経路の制御を行なう経路制御部で、フレームの宛先
アドレスと対応する制御情報から構成されるルーティン
グテーブル21と、該テーブル21を検索するテーブル
検索部22と、該テーブルを作成・更新するテーブル作
成・更新部23から構成されている。6はフレーム受信
部4で受信されたフレームから宛先アドレスを抽出して
経路制御部20に与える宛先アドレス抽出部である。
【0008】図23は従来のフレーム中継装置の処理動
作を示すフローチャートである。以下、このフローチャ
ートに従ってフレーム中継処理動作について説明する。 フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、装置内で処理することができるフォーマットに変
換する(フレーム受信処理S1)。
【0009】宛先アドレス抽出部6は、フレーム受信
部4で受信したフレームから宛先アドレスを抽出する
(S2)。 テーブル検索部22は、宛先アドレス抽出部6から抽
出された宛先アドレスを受けてルーティングテーブル2
1を検索し(S3)、宛先アドレスが自局宛であるかど
うかチェックする(S4)。ルーティングテーブル21
は、図24に示すように宛先アドレス21aと出力ポー
ト21bから構成されており、宛先アドレスから出力ポ
ートを決定することができる。
【0010】このルーティングテーブル21は、経路情
報フレームを受信して宛先アドレスに対する経路つまり
出力ポートを決定することにより、作成されるものであ
る。 そこで、宛先が自局宛でない場合には、フレームの巡
回を回避するため、TTL減算部12がTTLの減算を
行なう。そして、TTLが0になった場合にはフレーム
を廃棄する。
【0011】フレーム転送部11は、テーブル検索部
22で決定された出力ポートのフレーム送信部5にフレ
ームを転送する。 当該出力ポートのフレーム送信部5は、装置内のフレ
ームフォーマットからネットワークに出力できるフレー
ムフォーマットに変換し、ネットワークにフレームを送
出する。
【0012】前記ステップS4において、宛先が自局
宛であった場合、装置は受信フレームが経路情報フレー
ムであるかどうかチェックする(S5)。 受信フレームが経路情報フレームであった場合、装置
はルーティングテーブルの作成・更新処理を行なう(S
6)。
【0013】また、TTLの減算処理を行ないながらフ
レームを中継すると、処理に時間がかかることから、中
継処理の高速化を図るためにTTLの減算処理を行なわ
ずにフレームの中継を行なう方法も用いられている。
【0014】TTLの減算処理を行なわずに中継する場
合であっても、ネットワーク構造がツリー型構造である
場合にはルーティングテーブルに従ってフレームを転送
していくだけで間違いなくフレームを中継することがで
きる。しかしながら、ネットワーク構造が複雑になり、
ネットワーク中に巡回経路が存在する場合には、フレー
ムが宛先に到着することなく、ネットワーク中を巡回し
続ける可能性がある。
【0015】次に、フレームの巡回が発生する状況につ
いて説明する。 (1)ルーティングテーブルの変更 各フレーム中継装置は、隣接するフレーム中継装置から
経路情報フレームを受信することによって、フレームを
中継する経路を決定し、宛先アドレスと出力ポートの対
応表であるルーティングテーブルを作成する(図24参
照)。ネットワークの運用開始から十分な時間が経過
し、ネットワークが定常状態にある時、各フレーム中継
装置では宛先アドレスに対応する出力ポートが一意に決
定される。この定常状態において、ルーティングテーブ
ルの経路に従ってフレームを中継している限り、フレー
ムはネットワーク中を巡回することなく宛先に到着する
ことができる。
【0016】ネットワーク装置の故障や、ネットワーク
伝送路の遮断が発生した場合には、経路情報フレームに
よる障害通知によって中継経路が変更され、復旧が図ら
れる。この時、ネットワーク中の全フレーム中継装置が
同時に中継経路を変更、即ちルーティングテーブルを更
新するのであれば、問題なく正常な中継経路に復旧す
る。
【0017】しかしながら、ルーティングテーブルの更
新は個々のフレーム中継装置で別々に行なわれ、ネット
ワーク中の全てのルーティングテーブルが更新される定
常状態に達するまでには時間がかかる。定常状態に達す
るまでの過渡期間では、フレームの巡回経路が発生する
場合があり、この過渡期間に送信されたフレームはネッ
トワーク中を巡回する可能性がある。以下に一つの具体
例を示す。
【0018】図25はルーティングテーブルの不一致に
よるフレーム巡回の説明図である。(a)のような構成
のネットワークがあるものとする。ここで、フレーム中
継装置Bからフレーム中継装置(以下単に中継装置とい
う)Gにフレームを中継する場合について考える。
【0019】各中継装置が隣接する中継装置からの経
路情報が書き込まれた経路情報フレームを受信し、中継
装置Gへの最短経路を獲得すると、各中継装置における
中継装置Gへの経路は(b)に示すようなものとなる。
【0020】中継装置Bから中継装置Gへフレームを
転送する場合、中継装置B→中継装置C→中継装置Gと
いう経路を通ることになる。 しかしながら、中継装置Cと中継装置G間の伝送路が
何らかの障害により通信不可能となったものとする
((c)中に×印で障害発生箇所を示す)。
【0021】中継装置Cは、経路情報フレームを用い
て中継装置Cと中継装置G間の伝送路の障害を隣接する
中継装置に通知する。 経路情報フレームの受信タイミング、及び中継装置内
のルーティングテーブルの更新処理のタイミングの違い
により、ネットワーク内で経路情報の不一致が発生す
る。例えば、中継装置C、中継装置Dのルーティングテ
ーブルのみが更新され、他の中継装置の更新は行なわれ
ていないものとする。
【0022】この時、再度中継装置Bから中継装置G
へフレームを転送すると、中継装置B→中継装置C→中
継装置D→中継装置A→中継装置Bという経路をフレー
ムは巡回することになる。(c)は過渡期におけるフレ
ーム巡回を示している。
【0023】復旧したネットワークでは、(d)に示
すように中継装置B→中継装置A→中継装置E→中継装
置F→中継装置Gのルートでフレームが送信される。こ
のように、TTLの値をみてフレームを削除する機構を
設けなければ、巡回しているフレームを排除できなくな
る。つまり、TTLの減算処理を行なわない場合には、
中継処理の高速化が図れるものの、巡回しているフレー
ムを排除できないという問題がある。
【0024】(2)スタティック経路 中継装置には、経路情報フレームによって決定される経
路の他に、中継装置の管理者が静的に決定する経路があ
る。以後、この経路をスタティック経路と呼ぶことにす
る。何らかの理由により、管理者自らがスタティック経
路の設定の仕方により巡回経路を作成した場合に、フレ
ームの巡回が発生する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、TT
Lの減算を行なうことでフレームの巡回は回避できる
が、中継する全てのフレームに対してTTLの減算処理
のための中継処理遅延が発生し、処理の高速化が図れな
い。
【0026】また、TTL減算を行なわずに中継するこ
とで中継処理の高速化が図れるが、フレームの巡回が発
生した場合には、そのフレームを排除することができな
い。また、TTL減算を行なわずに中継することで中継
処理の高速化が図れるが、フレームが中継される範囲を
限定することができなくなる場合がある。
【0027】また、TTLの減算を行なわずに中継する
ことで中継処理の高速化が図れるが、TTL減算を行な
うことを利用したアプリケーションを利用できなくな
る。本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであ
って、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が
発生するのを防止することができるフレーム中継装置を
提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は本発明の原理ブロック図である。図22と
同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、
30はネットワークと接続されるポートであり、図では
#1と#2の2つのポートが設けられている場合を示し
ている。ポートの数はこれに限るものではなく、任意の
数のポートを設けることができる。
【0029】各ポート30は、ネットワークからフレー
ムを受信し、装置内で処理できるフレームフォーマット
に変換するフレーム受信部4と、装置内で処理できるフ
レームフォーマットからネットワークに出力できるフレ
ームフォーマットに変換してネットワークに送出するフ
レーム送信部5から構成されている。
【0030】20は経路を制御する経路制御部である。
該経路制御部20において、21Aはフレームの宛先ア
ドレスと該宛先アドレスに対応した制御情報(例えば各
種のフラグ)を記憶するルーティングテーブル、22は
受信フレームの宛先アドレスをキーとしてルーティング
テーブル21Aを検索し、出力ポートを決定するテーブ
ル検索部、26は受信した経路情報フレームに従ってル
ーティングテーブル21Aを作成・更新するテーブル作
成更新識別部、24はルーティングテーブル21Aのエ
ントリの作成更新からの経過時間が一定時間以上経過し
たことを調べるために設けられたタイマ、25はタイマ
24及びルーティングテーブル21Aを参照して、テー
ブル中のエントリが作成更新時から一定時間以上経過し
て作成更新処理が完了していることを検出する作成更新
完了検査部である。
【0031】10はフレーム中継制御を行なうフレーム
中継制御部である。該フレーム中継制御部10におい
て、11はテーブル検索部22の指示に従い、入力ポー
トのフレーム受信部4から出力ポートのフレーム送信部
5にフレームを転送するフレーム転送部、12は作成更
新完了検査部25の指示に従い、フレームのTTLの減
算を行なうTTL減算部である。6は、フレーム受信部
4から宛先アドレスを抽出してテーブル検索部22に与
える宛先アドレス抽出部である。
【0032】前述したルーティングテーブル21A、テ
ーブル検索部22、タイマ24、作成更新完了検査部2
5、テーブル作成更新識別部26から構成される経路制
御部20が、フレームの宛先アドレスと該宛先アドレス
に対応した制御情報を記憶するルーティングテーブルの
検索でヒットしたエントリが作成更新されてから一定時
間以上経過していない場合のみ中継するフレームのTT
Lの減算処理を行ない、一定時間以上経過している場合
にはTTLの減算処理を行なわないフレーム制御手段を
構成している。
【0033】本発明では、ルーティングテーブル21A
のエントリが作成更新されてから一定時間以上経過して
いるかどうかに応じて、またフレームの出力経路が管理
者によって決定された中継経路であるかどうかに応じ
て、また管理者が決定したTTL減算を行なう必要があ
るアドレスを持っている、若しくはあるプロトコルに属
しているフレームかどうかに応じて、また管理者が決定
したTTL減算を行なう必要がある出力経路であるかど
うかに応じて、フレーム制御手段がそれぞれTTL減算
を行なうかどうかを判断し、フレームの中継処理を行な
う。
【0034】ネットワークトポロジが変化しない定常状
態では、フレームの巡回は発生せず、ネットワークトポ
ロジが変化し、中継経路が変更になった場合、即ちルー
ティングテーブル21Aが更新された場合にのみ、フレ
ームの巡回が発生する。
【0035】そこで、本発明では、ルーティングテーブ
ル21Aのエントリが更新されていない定常状態では、
TTLの減算処理を行なわず、ルーティングテーブル2
1Aのエントリの更新がされてから一定時間のみ、つま
りルーティングテーブル21Aのエントリが作成更新さ
れてからの経過時間が一定時間以内の期間のみTTL減
算部12がTTLの減算処理を行なうことにより、中継
処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するの
を防止することができる (2)この場合において、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域を設け、前記
フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新時
刻を書き込み、フレーム中継時において、ルーティング
テーブル検索でヒットしたエントリの作成更新時刻から
作成更新後の経過時間を算出し、経過時間が一定値以下
である時のみTTLの減算処理を行なうことを特徴とし
ている。
【0036】この発明の構成によれば、フレーム中継時
におけるルーティングテーブル検索でヒットしたエント
リの作成更新時から作成更新後の経過時間が一定値以下
である場合にのみTTL減算を行なうことにより、中継
処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するの
を防止することができる。
【0037】(3)また、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域と、更新処理
の完了を示す更新完了フラグの書き込み領域を設け、前
記フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新
時刻を書き込み、更新完了フラグをリセットし、フレー
ム中継時において、ルーティングテーブルの検索でヒッ
トしたエントリの更新完了フラグがセットされていない
場合のみ作成更新時刻から作成更新後の経過時間を算出
し、経過時間が一定値以下の場合のみTTLの減算処理
を行ない、一定値以上の場合にはTTLの減算処理は行
なわず、更新完了フラグのセットのみを行なうことを特
徴としている。
【0038】この発明の構成によれば、経過時間が一定
値以下の場合のみTTLの減算処理を行ない、一定値以
上の場合にはTTLの減算処理は行なわず、更新完了フ
ラグのセットのみを行なうことにより、中継処理の高速
化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止する
ことができる。
【0039】(4)また、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域と、更新処理
の完了を示す更新完了フラグを書き込む領域を設け、前
記フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新
時刻を書き込み、更新完了フラグをリセットし、逐次ル
ーティングテーブルを監視し、更新完了フラグのセット
されていないエントリに対して作成更新時刻から作成更
新後の経過時間を算出し、一定値以上のエントリの更新
完了フラグをセットし、フレーム中継時において、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了
フラグがセットされていない場合のみTTLの減算処理
を行なうことを特徴としている。
【0040】この発明の構成によれば、フレーム中継時
において、ルーティングテーブル検索でヒットしたエン
トリの更新完了フラグがセットされていない場合のみT
TLの減算処理を行なうことにより、中継処理の高速化
を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止するこ
とができる。
【0041】(5)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
ための領域を設け、前記フレーム制御手段はエントリが
作成更新された場合に更新完了フラグをリセットし、一
定時間毎に全てのルーティングテーブルエントリの更新
完了フラグをセットし、フレーム中継時において、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了
フラグがセットされていない場合のみTTLの減算を行
なうことを特徴としている。
【0042】この発明の構成によれば、ルーティングテ
ーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグがセ
ットされていない場合のみTTLの減算を行なうことに
より、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が
発生するのを防止することができる。
【0043】(6)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
ための領域を設け、前記フレーム制御手段はエントリが
作成更新された場合に、更新完了フラグをリセットし、
タイマを0から起動し、タイマが一定値以上になった時
に全てのエントリの更新完了フラグをセットし、フレー
ム中継時において、ルーティングテーブル検索でヒット
したエントリの更新完了フラグがセットされていない場
合のみTTLの減算処理を行なうことを特徴としてい
る。
【0044】この発明の構成によれば、ルーティングテ
ーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグがセ
ットされていない場合のみTTLの減算処理を行なうこ
とにより、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡
回が発生するのを防止することができる。
【0045】(7)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
フラグ領域と、更新処理中であること示す更新フラグを
書き込むフラグ領域とを設け、前記フレーム制御手段は
エントリの作成更新時に更新完了フラグと更新フラグを
リセットし、一定時間毎にルーティングテーブルを監視
し、更新完了フラグと更新フラグがセットされていない
エントリの更新フラグセットし、更新完了フラグのみが
セットされていないエントリの更新完了フラグをセット
し、フレーム中継時のルーティングテーブル検索でヒッ
トしたエントリの更新完了フラグがセットされていない
場合のみTTLの減算処理を行ないフレームを中継する
ことを特徴としている。
【0046】この発明の構成によれば、フレーム中継時
のルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの更
新完了フラグがセットされていない場合のみTTLの減
算処理を行ないフレームを中継することにより、中継処
理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを
防止することができる。
【0047】(8)また、ルーティングテーブルエント
リ中にエントリがスタティック経路であることを示すス
タティック経路フラグを書き込む領域を設け、前記フレ
ーム制御手段は、管理者が設定したエントリのスタティ
ック経路フラグをセットし、フレーム中継時において、
ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリのスタ
ティック経路フラグがセットされている場合には常にT
TLの減算処理を行ないフレームを中継することを特徴
としている。
【0048】この発明の構成によれば、ルーティングテ
ーブル検索でヒットしたエントリのスタティック経路フ
ラグがセットされている場合には常にTTLの減算処理
を行ないフレームを中継することにより、(1)〜
(7)の手段で対応できないスタティック経路によるフ
レームの巡回を防ぐことができる。
【0049】(9)また、フレームを中継する際に、前
記フレーム制御手段はTTLの減算処理を行なう対象と
なるマルチキャストアドレスや特定の端末アドレスを有
するフレーム若しくは特定のプロトコルに属するフレー
ムであるかを判別し、該当する場合にはTTLの減算処
理を行ないフレームを中継することを特徴としている。
【0050】この発明の構成によれば、TTLの減算処
理を行なう対象となるマルチキャストアドレスや特定の
端末アドレスを有するフレーム若しくは特定のプロトコ
ルに属するフレームであるかを判別し、該当する場合に
はTTLの減算処理を行ないフレームを中継することに
より、(1)〜(7)の手段のようにTTLの減算を行
わない場合に発生する弊害を防止することができる。
【0051】(10)また、ルーティングテーブルエン
トリ中に強制的にTTL減算を行なうことを示す減算強
制フラグを書き込む領域を設け、前記フレーム制御手段
はTTLを減算しフレーム中継を行なう経路のエントリ
に減算強制フラグをセットし、フレーム中継時におい
て、ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの
減算強制フラグがセットされている場合には常にTTL
減算処理を行ないフレームを中継することを特徴として
いる。
【0052】この発明の構成によれば、ルーティングテ
ーブル検索でヒットしたエントリの減算強制フラグがセ
ットされている場合には常にTTL減算処理を行ないフ
レームを中継することにより、(1)〜(7)の手段の
ようにTTLの減算を行わない場合に発生する弊害を防
止することができる。
【0053】(11)更に、ルーティングテーブルとは
別に出力ポートと強制的にTTL減算を行なうかどうか
の対応テーブルを設け、前記フレーム制御手段はTTL
減算を行ないフレームを中継する出力ポートのエントリ
に減算強制フラグをセットし、フレーム中継時において
ルーティングテーブル検索で決定された出力ポートの減
算強制フラグがセットされている場合にはTTLの減算
処理を行ないフレームを中継することを特徴としてい
る。
【0054】この発明の構成によれば、ルーティングテ
ーブル検索で決定された出力ポートの減算強制フラグが
セットされている場合にはTTLの減算処理を行ないフ
レームを中継することにより、(1)〜(7)の手段の
ようにTTLの減算を行わない場合に発生する弊害を防
止することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の
形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、
同一の符号を付して示す。図1に示す原理ブロック図の
構成では、管理者がスタティック経路を設定する場合に
発生するフレーム巡回の発生に対しては対応できない。
【0056】そこで、この実施の形態例では、受信フレ
ームの出力ポートが管理者の設定したスタティック経路
である場合には、常にTTLの減算処理を行なうように
する。図の27は、出力経路がスタティック経路である
ことを識別し、フレーム中継制御部10にTTLの減算
処理を行わせる指示を出すスタティック経路判定部であ
る。その他の構成は、図1に示す構成と同じである。
【0057】図3は本発明の他の実施の形態例を示すブ
ロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付
して示す。この実施の形態例は、フレームの巡回を回避
するための手段ではなく、中継処理を行なっている中継
装置においてTTLの減算処理を行なわないことによっ
て発生する弊害を解消するためのものである。
【0058】TTL減算処理を行なうという従来の中継
装置の特徴を生かし、送信端末がTTLをある値に設定
しフレームを送信することによって中継される中継装置
の限定、つまり中継範囲の限定を行なっている場合があ
る。この場合に、TTLの減算処理を行なわない中継装
置を用いていると、送信者の意図しない範囲までフレー
ムが中継されるという問題が発生する。
【0059】そこで、この実施の形態例では、特定のア
ドレスを有するフレーム、及び特定のプロトコルに属す
るフレームを中継する場合には、TTLの減算処理を行
なうことによってこの問題を解消するものである。図に
おいて、28は特定アドレス、及び特定のプロトコル種
別を識別し、フレーム中継制御部10にTTLの減算処
理を行わせる指示を出すフレーム識別部である。その他
の構成は、図1に示す構成と同じである。
【0060】図4は本発明の他の実施の形態例を示すブ
ロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付
して示す。この実施の形態例は、フレームの巡回を回避
するための手段ではなく、中継処理を行なっている中継
装置においてTTLの減算処理を行なわないことによっ
て発生する弊害を解消するためのものである。
【0061】例えば、ネットワークの状況を調査するあ
る種のアプリケーションは、フレーム中継の際にTTL
が減算されることを利用している。TTLの減算処理を
行なわない中継装置を用いている環境下で、このアプリ
ケーションを使用した場合には、アプリケーションは正
常に動作しない。
【0062】しかしながら、ある宛先への中継されるフ
レームが上記の性質をもったアプリケーションを使用し
ている場合に、管理者がその宛先へ中継されるフレーム
全てに対して常にTTL減算を行ない中継するように設
定することで動作を保証することができる。
【0063】そこで、ある経路にフレームを中継する場
合に強制的にTTLの減算処理を行わせる機能をフレー
ム中継装置に持たせる。ここでいうある経路とは、中継
装置の管理者が任意に決定することができる経路であ
る。図において、29はフレームを出力するポートがT
TLの減算処理を行わせるポートであることを識別し、
フレーム中継制御部10にTTLの減算処理を行わせる
指示を出す出力ポート識別部である。他の構成は図1の
構成と同じである。
【0064】以下、これらの中継装置を用いた実施の形
態例を説明する。中継装置としては、図1から図4に示
した構成ブロック図を用いる。 (1)実施の形態例1 この実施の形態例は、ルーティングテーブルエントリ中
に作成更新時刻を書き込むための領域を設け、エントリ
(経路)の作成更新時に作成更新時刻を書き込む。フレ
ーム中継時において、ルーティングテーブル検索でヒッ
トしたエントリの作成更新時刻から作成更新後の経過時
間を算出し、経過時刻が一定値以下である時のみ、TT
L減算処理を行なうものである。そして、中継するフレ
ーム毎に経過時間の算出が行なわれる。以下、実施の形
態例6までは、装置の構成として図1に示す原理ブロッ
ク図を用いる。
【0065】図5は本発明の実施の形態例1の処理を示
すフローチャートである。この実施の形態例では、ルー
ティングテーブル21Aとして図6に示す構成のものを
用いる。該ルーティングテーブル21Aは、宛先アドレ
スと出力ポートのみのテーブルではなく(図24参
照)、そのエントリの作成更新時刻が書き込まれる領域
を持つ。図において、21aは宛先テーブル、21bは
出力ポート、21cは更新時刻である。
【0066】(ルーティングテーブルの更新) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する受信処理を行なう(S1)。
【0067】宛先アドレス抽出部6は、受信フレーム
から宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから取り出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索する(S3)。
【0068】そして、ルーティングテーブル21Aの
検索により、自局宛の経路情報フレームであるかどうか
チェックする(S4)。 自局宛の経路情報フレームであった場合には、テーブ
ル作成更新識別部26がルーティングテーブル21Aの
更新を行なう(S5)。
【0069】更に、ルーティングテーブル21A中の
エントリが作成、若しくは更新されたかどうかチェック
し(S6)、エントリが作成若しくは更新された場合に
は、テーブル作成更新識別部26はタイマ24を参照し
てその時の作成更新時刻を書き込む(S7)。
【0070】(フレームの中継処理) フレーム受信部4はネットワークからフレームを受信
し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに変
換する(S1)。
【0071】宛先アドレス抽出部6は、受信フレーム
から宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから取り出した
宛先アドレスをキーとして宛先アドレスと出力ポートと
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索して(S3)、当該フレームが自局宛であるかどう
かチェックする(S4)。
【0072】フレームが自局宛でない場合には、テー
ブル検索部22は、ルーティングテーブル21Aから対
応する出力ポートを決定する。作成更新完了検査部25
は、検索によりヒットしたエントリ(出力ポート)から
エントリの作成更新時刻を読み出し、タイマ24で示さ
れている現在時刻と比較して作成更新からの経過時間を
算出する(S8)。
【0073】作成更新完了検査部25は、エントリの
作成更新から一定時間以上経過していない場合には、T
TLを減算する指示をフレーム中継制御部10に通知す
る。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算指示があった場合には、TTL減算部
12がTTLの減算処理を行なう(S9)。そして、テ
ーブル検索部22で決定された出力ポートのフレーム送
信部5にフレームデータを転送する。
【0074】当該フレーム送信部5は、フレーム中継
制御部10のフレーム転送部11からのフレームデータ
をネットワーク上のフレームフォーマットに変換し、ネ
ットワークに出力する(S10)。
【0075】この実施の形態例によれば、フレーム中継
時におけるルーティングテーブル検索でヒットしたエン
トリの作成更新時から作成更新後の経過時間が一定値以
下である場合にのみTTL減算を行なうことにより、中
継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生する
のを防止することができる。
【0076】(2)実施の形態例2 この実施の形態例は、ルーティングテーブルエントリ中
に作成更新時刻を書き込むための領域、更新処理の完了
を示す更新完了フラグを書き込む領域を設け、エントリ
(経路)の作成更新時に作成更新時刻を書き込み、更新
完了フラグをリセットし、フレーム中継時において、ル
ーティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完
了フラグがセットされていない場合のみ、作成更新時刻
から作成更新後の経過時間を算出するものである。そし
て、経過時間が一定値以下の場合のみTTLの減算処理
を行ない、一定値以上の場合にはTTL減算処理は行な
わず、更新完了フラグのセットのみ行ない、中継する全
てのフレームの経過時間を算出するのではなく、更新完
了フラグを識別することにより更新が行なわれたエント
リのみ算出する。
【0077】図7は本発明の実施の形態例2の処理を示
すフローチャートである。この実施の形態例では、ルー
ティングテーブル21Aとして図8に示す構成のものを
用いる。該ルーティングテーブル21Aは、宛先アドレ
スと出力ポートのみのテーブルではなく(図24参
照)、そのエントリの作成更新時刻が書き込まれる領域
を持つ。図において、21aは宛先テーブル、21bは
出力ポート、21cは更新時刻、21dは更新完了フラ
グである。
【0078】(ルーティングテーブルの更新)この実施
の形態例で用いるルーティングテーブルは、図8に示す
ように宛先アドレスと出力ポートのみのテーブルではな
く、そのエントリの作成更新時刻が記入される領域と、
作成更新処理が完了したことを示す更新完了フラグ21
dを持つテーブルである。
【0079】フレーム受信部30は、ネットワークが
フレームを受信し、受信フレームを装置内のフレームフ
ォーマットに変換する(S1)。 宛先アドレス抽出部6は、受信フレームから宛先アド
レスを抽出する(S2)。
【0080】テーブル検索部22は、受信フレームか
ら読み出した宛先アドレスをキーとして、宛先アドレス
と出力ポート関係を示しているルーティングテーブル2
1Aを検索する(S3)。
【0081】そして、宛先アドレスが自局宛であるか
どうかチェックする(S4)。 宛先アドレスが自局宛の経路情報フレームであること
を識別すると、テーブル作成更新識別部26がルーティ
ングテーブル21Aの作成、更新処理を行なう(S
5)。
【0082】更に、ルーティングテーブル21Aのエ
ントリが作成、若しくは更新されたかどうかチェックし
(S6)、エントリが作成、若しくは更新された場合に
は、更新完了フラグ21dをリセットし、更に更新時刻
21cを書き込む(S7)。
【0083】(フレームの中継処理) フレーム受信部30は、ネットワークがフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0084】宛先アドレス抽出部6は、受信フレーム
から宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
関係を示しているルーティングテーブル21Aを検索し
(S3)、出力ポートを決定する。
【0085】そして、宛先アドレスが自局宛であるか
どうかチェックする(S4)。宛先アドレスが自局宛で
なかった場合には、作成更新完了検査部25は、検索に
よりヒットしたエントリ(出力ポート)の更新完了フラ
グ21dがセットされているかどうかチェックする(S
8)。
【0086】更新完了フラグがセットされていない場
合、エントリの作成更新時刻を読み出し、タイマ24で
示されている現在時刻と比較して作成更新からの経過時
間を算出する(S9)。
【0087】エントリの作成更新から一定時間以上経
過していない場合には、TTLを減算する指示をフレー
ム中継制御部10に通知し、TTLを減算する指示をフ
レーム中継制御部10に通知する。
【0088】エントリの作成更新から一定時間経過し
ている場合には、更新処理が完了したものとして更新完
了フラグ21dをセットする(S12)。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算指示があった場合には、TTL減算部
12でTTL減算処理を行なう(S11)。そして、テ
ーブル検索部22で決定された出力ポートのフレーム送
信部5にフレームデータを転送する。
【0089】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフレー
ムフォーマットに変換し、ネットワークに出力する(S
13)。
【0090】この発明の構成によれば、経過時間が一定
値以下の場合のみTTLの減算処理を行ない、一定値以
上の場合にはTTLの減算処理は行なわず、更新完了フ
ラグのセットのみを行なうことにより、中継処理の高速
化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止する
ことができる。
【0091】(3)実施の形態例3 この実施の形態例は、エントリ(経路)の作成更新時に
作成更新時刻を書き込み、更新完了フラグをリセットす
るものである。そして、逐次ルーティングテーブル21
Aを監視し、更新完了フラグのセットされていないエン
トリに対して作成更新時刻から作成更新後の経過時間を
算出し、一定値以上の場合、エントリの更新完了フラグ
をセットする。そして、フレーム中継時において、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了
フラグがセットされていない場合のみTTLの減算を行
なう。
【0092】この実施の形態例は、逐次ルーティングテ
ーブル21Aを監視し、作成更新から一定時間以上経過
したエントリを検出することによって、フレーム中継時
に更新完了フラグを識別するだけでTTLの減算処理を
実行するかしないかの判断を行なうことができる。
【0093】図9は本発明の実施の形態例3の処理を示
すフローチャートである。この実施の形態例では、ルー
ティングテーブル21Aとして図10に示す構成のもの
を用いる。該ルーティングテーブル21Aは、そのエン
トリの作成更新時刻が書き込まれる領域と、更新処理の
完了を示す更新完了フラグが書き込まれる領域を持つ。
図において、21aは宛先テーブル、21bは出力ポー
ト、21cは更新時刻、21dは更新完了フラグであ
る。
【0094】(ルーティングテーブルの更新) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0095】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索する(S3)。
【0096】装置は、宛先アドレスが自局宛であるか
否かチェックする(S4)。そして、宛先が自局宛であ
ることを認識する。 受信フレームが経路情報フレームであった場合には、
テーブル作成更新識別部25がルーティングテーブル2
1Aの更新を行なう(S5)。
【0097】更に、ルーティングテーブル中のエント
リが作成、若しくは更新されたかどうかチェックし(S
6)、ルーティングテーブル中のエントリが作成、若し
くは更新された場合には、更新完了フラグをリセット
し、タイマ24を参照して作成更新時刻を書き込む(S
7)。ステップS6において、ルーティングテーブルの
エントリの作成若しくは更新がない場合には、ステップ
S7の処理は行なわない。
【0098】(作成更新完了検査部の動作)そして、作
成更新完了検査部25は、以下の処理を連続的に行な
う。 エントリの更新完了フラグ21dがセットされている
かどうかチェックする(S11)。
【0099】更新完了フラグがセットされていない場
合には、タイマ24を参照し、エントリの更新時刻21
cから作成更新後の経過時間を算出する(S12)。 次に、経過時間が一定値以上であるかどうかチェック
し(S13)、一定値以上であれば更新完了フラグ21
dをセットする(S14)。
【0100】その後、次のエントリへ移り(次のエン
トリがない場合には最初のエントリへ移り)から手順
を繰り返す(S15)。ステップS11において、更新
完了フラグ21dがセットされている場合も同じであ
る。
【0101】(フレーム中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0102】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し(S3)、出力ポートを決定する。
【0103】装置は、宛先アドレスが自局宛であるか
否かチェックする(S4)。そして、宛先が自局宛でな
い場合、作成更新完了検査部25は、検索によりヒット
したエントリ(出力ポート)の更新完了フラグ21dが
セットされているかどうかチェックする(S8)。
【0104】更新完了フラグ21dがセットされてい
ない時には、TTLを減算する指示をフレーム中継制御
部10に通知する。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算指示があった場合には、TTL減算部
12にて減算処理を行わせる(S9)。そして、ルーテ
ィングテーブル21Aで決定された出力ポートのフレー
ム送信部5にフレーム転送部11からフレームデータを
転送する。
【0105】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフレー
ムフォーマットに変換し、ネットワークに送出する(S
10)。
【0106】この実施の形態例によれば、フレーム中継
時において、ルーティングテーブル検索でヒットしたエ
ントリの更新完了フラグがセットされていない場合のみ
TTLの減算処理を行なうことにより、中継処理の高速
化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止する
ことができる。
【0107】(4)実施の形態例4 この実施の形態例では、ルーティングテーブルエントリ
中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを設け、エン
トリ(経路)が作成更新された場合に、更新完了フラグ
をリセットし、一定時間毎に全てのルーティングテーブ
ル21Aの更新完了フラグをセットするものである。フ
レーム中継時において、ルーティングテーブル検索でヒ
ットしたエントリの更新完了フラグがセットされていな
い場合のみTTLの減算処理を行ないフレームを中継す
る。一定周期で更新完了フラグをセットすることによ
り、フレーム中継時に、更新完了フラグを識別するだけ
で、TTLの減算処理を実行するかどうかを判断するこ
とができる。
【0108】図11は本発明の実施の形態例4の処理を
示すフローチャートである。この実施の形態例では、ル
ーティングテーブル21Aとして図12に示す構成のも
のを用いる。該ルーティングテーブル21Aは、宛先ア
ドレス21aと、出力ポート21bと更新完了フラグ2
1dより構成されている。
【0109】(ルーティングテーブルの更新) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0110】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索する(S3)。
【0111】そして、アドレス宛先が自局宛であるか
どうかチェックする(S4)。宛先アドレスが自局宛で
あったものとする。 自局宛のフレームが経路情報フレームであった場合に
は、テーブル作成更新識別部26がルーティングテーブ
ル21Aの更新を行なう(S5)。
【0112】更に、ルーティングテーブル21A中の
エントリが作成若しくは更新された場合には、作成更新
完了検査部25は、更新完了フラグ21dをリセットす
る(S7)。
【0113】(作成更新完了検査部の動作)一方、作成
更新完了検査部25は、一定時間の周期毎に全てのエン
トリの更新完了フラグ21dをセットする(S11)。
【0114】(フレームの中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0115】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する(S3)。
【0116】そして、宛先アドレスが自局宛であるか
どうかチェックする(S4)。宛先アドレスが自局宛で
ない場合には、作成更新完了検査部25が検索によりヒ
ットしたエントリ(出力ポート)の更新完了フラグ21
dがセットされているかどうかをチェックする(S
8)。
【0117】更新完了フラグ21dがセットされてい
ない場合には、TTLを減算する指示を中継制御部10
に通知する。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算処理の指示があった場合には、TTL
減算部12によりTTLの減算処理を行なう(S9)。
【0118】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10のフレーム転送部11からのフレームデータをネ
ットワーク上のフレームフォーマットに変換し、ネット
ワークに送出する(S10)。
【0119】この実施の形態例によれば、ルーティング
テーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグが
セットされていない場合のみTTLの減算を行なうこと
により、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回
が発生するのを防止することができる。
【0120】(5)実施の形態例5 この実施の形態例では、ルーティングテーブル21A中
に、更新処理の完了を示す更新完了フラグを設け、エン
トリ(経路)が作成更新された場合に、更新完了フラグ
をリセットしタイマ24を値0より起動する。そして、
タイマ24が一定値以上になった時に全てのエントリの
更新完了フラグをセットする。フレーム中継時におい
て、ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの
更新完了フラグがセットされていない場合のみTTLの
減算を行ない、フレームを中継する。
【0121】フレーム中継時に、更新完了フラグを識別
するだけでTTLの減算処理を実行するかどうか判断す
ることができる。更に、この前記実施の形態例4ではフ
ラグがセットされていない時間が一定値以上である場合
を保証できなかったが、エントリが更新される毎にタイ
マ値を0に戻して再起動する処理を加えることにより、
一定時間以上であることを保証する。
【0122】図13は本発明の実施の形態例5の処理を
示すフローチャートである。この実施の形態例では、ル
ーティングテーブル21Aとして図14に示す構成のも
のを用いる。該ルーティングテーブル21Aは、宛先ア
ドレス21aと、出力ポート21bと更新完了フラグ2
1dより構成されている。
【0123】(ルーティングテーブルの更新) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0124】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索する(S3)。
【0125】テーブル検索部22は、宛先アドレスが
自局宛であるかどうかチェックする(S4)。この時、
自局宛のアドレスであったものとする。 受信したフレームが経路情報フレームであった場合に
は、テーブル作成更新識別部26がルーティングテーブ
ル21Aの更新を行なう(S5)。
【0126】次に、ルーティングテーブル21Aのエ
ントリが作成若しくは更新されたかどうかチェックし
(S6)、ルーティングテーブル21A中のエントリが
作成若しくは更新された場合には、作成更新完了検査部
25は更新完了フラグ21dをリセットし(S7)、か
つタイマ24のタイマ値を0にリセットし、タイマ24
を再起動する(S8)。
【0127】(作成更新完了検査部の動作)そして、作
成更新完了検査部25は、以下の処理を継続的に行な
う。 タイマ24を確認し、タイマ値が一定時間以上である
かどうかチェックする(S12)。
【0128】タイマ値が一定時間以上経過している場
合には、全てのエントリの更新完了フラグ21dをセッ
トし(S13)、タイマ24を0にリセットし、タイマ
24の動作を停止させる(S14)。
【0129】(フレームの中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する(S1)。
【0130】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する(S2)。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する(S3)。
【0131】次に、宛先アドレスが自局宛であるかど
うかチェックし(S4)、自局宛でなかった場合には、
作成更新完了検査部25は、検索によりヒットしたエン
トリ(出力ポート)の更新完了フラグがセットされてい
るかどうかをチェックする(S9)。
【0132】更新完了フラグがセットされていない時
には、作成更新完了検査部25はTTLを減算する指示
をフレーム中継制御部10に通知する。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算の指示があった場合には、TTL減算
部12でTTLの減算処理を行なう(S10)。そし
て、テーブル検索部22で決定された出力ポートのフレ
ーム送信部5にフレーム転送部11がフレームデータを
転送する。
【0133】フレーム送信部5では、フレーム中継制
御部10からのフレームデータをネットワーク上のフレ
ームフォーマットに変換して、ネットワークに送出する
(S11)。
【0134】この実施の形態例によれば、ルーティング
テーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグが
セットされていない場合のみTTLの減算処理を行なう
ことにより、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの
巡回が発生するのを防止することができる。
【0135】(6)実施の形態例6 この実施の形態例では、ルーティングテーブルエントリ
中に更新完了を示す更新完了フラグ、更新処理中である
ことを示す更新フラグを設け、エントリ(経路)の作成
更新時に更新完了フラグ、更新フラグをリセットする。
そして、一定時間毎にルーティングテーブル21Aを監
視し、更新完了フラグ、更新フラグがセットされていな
いエントリの更新フラグをセットし、更新完了フラグの
みがセットされていないエントリの更新完了フラグをセ
ットする。そして、フレーム中継時において、ルーティ
ングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラ
グがセットされていない場合のみTTLの減算処理を行
ないフレームを中継する。
【0136】一定周期でルーティングテーブル21Aを
監視し、更新フラグ、更新完了フラグを段階的にセット
していくことで、更新完了フラグがセットされていない
時間が一定時間以上であることを保証し、かつフレーム
中継時には、更新完了フラグを識別するだけでTTLの
減算処理を実行するかどうかの判断を行なうことができ
る。
【0137】図15は本発明の実施の形態例6の処理を
示すフローチャートである。この実施の形態例では、ル
ーティングテーブル21Aとして図16に示す構成のも
のを用いる。該ルーティングテーブル21Aは、宛先ア
ドレス21aと、出力ポート21bと更新完了フラグ2
1dと、更新フラグ21eより構成されている。
【0138】(ルーティングテーブルの更新)この実施
の形態例では、図16に示すように宛先アドレスと出力
ポートだけのテーブルではなく、作成更新処理が完了し
たことを示す更新完了フラグ、作成更新処理が完了して
いないことを示す更新フラグを持つテーブルをルーティ
ングテーブルとして使用するものである。
【0139】フレーム受信部4は、ネットワークから
フレームを受信し、受信フレームを装置内のフレームフ
ォーマットに変換する(S1)。 宛先アドレス抽出部6は、受信したフレームから宛先
アドレスを抽出する(S2)。
【0140】テーブル検索部22は、受信フレームか
ら読み出した宛先アドレスをキーとして、宛先アドレス
と出力ポートの対応関係を示しているルーティングテー
ブル21Aを検索する(S3)。
【0141】そして、宛先アドレスが自局宛であるか
どうかチェックする(S4)。ここでは、宛先アドレス
が自局宛であったものとする。 受信したフレームが経路情報フレームであった場合に
は、テーブル作成更新識別部26はルーティングテーブ
ル21Aの更新を行なう(S5)。
【0142】更に、ルーティングテーブル中のエント
リが作成若しくは更新されたかどうかをチェックし(S
6)、ルーティングテーブル中のエントリが作成若しく
は更新された場合には、更新完了フラグ21dと更新フ
ラグ21eをリセットする(S7)。
【0143】(作成更新完了検査部の動作)そして、作
成更新完了検査部25は、以下の処理を継続的に行な
う。 エントリの更新完了フラグ21dを検査し、セットさ
れているかどうかチェックする(S11)。
【0144】更新完了フラグ21dがセットされてい
ないエントリに対して更新フラグ21eがセットされて
いるかどうかチェックする(S12)。 更新完了フラグ21dがセットされず、更新フラグ2
1eがセットされている場合には、更新完了フラグ21
dをセットする(S13)。
【0145】更新完了フラグ21d、更新フラグ21
eが共にセットされていない場合には更新フラグ21e
をセットする(S14)。 そして、次のエントリに移りからの手順を繰り返す
(S15)。
【0146】次のエントリがない場合には、最初のエ
ントリに戻り、一定時間経過後にからの手順を繰り返
す。 (フレームの中継処理)この場合のフレーム中継処理は
実施の形態例3の場合と同じである。
【0147】フレーム受信部4は、ネットワークから
フレームを受信し、受信フレームを装置内のフレームフ
ォーマットに変換する(S1)。 宛先アドレス抽出部6は、受信したフレームから宛先
アドレスを抽出する(S2)。
【0148】テーブル検索部22は、受信フレームか
ら読み出した宛先アドレスをキーとして、宛先アドレス
と出力ポートの対応関係を示しているルーティングテー
ブル21Aを検索し(S3)、出力ポートを決定する。
【0149】装置は、宛先アドレスが自局宛であるか
否かチェックする(S4)。そして、宛先が自局宛でな
い場合、作成更新完了検査部25は、検索によりヒット
したエントリ(出力ポート)の更新完了フラグ21dが
セットされているかどうかチェックする(S8)。
【0150】更新完了フラグ21dがセットされてい
ない時には、TTLを減算する指示をフレーム中継制御
部10に通知する。 フレーム中継制御部10は、作成更新完了検査部25
からTTLの減算指示があった場合には、TTL減算部
12にて減算処理を行わせる(S9)。そして、ルーテ
ィングテーブル21Aで決定された出力ポートのフレー
ム送信部5にフレームデータを転送する。
【0151】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフレー
ムフォーマットに変換し、ネットワークに出力する(S
10)。
【0152】この実施の形態例によれば、フレーム中継
時のルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの
更新完了フラグがセットされていない場合のみTTLの
減算処理を行ないフレームを中継することにより、中継
処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するの
を防止することができる。
【0153】(7)実施の形態例7 この実施の形態例では、ルーティングテーブル中にエン
トリがスタティック経路であることを示すスタティック
経路フラグを書き込む領域を設け、管理者が設定した中
継経路(エントリ)のスタティック経路フラグをセット
する。フレーム中継時において、ルーティングテーブル
検索でヒットしたエントリのスタティック経路フラグが
セットされている場合には常にTTLの減算を行ないフ
レームを中継するものである。中継装置の構成として
は、図2を用いる。
【0154】図17は本発明の実施の形態例7で用いる
ルーティングテーブルの構成例を示す図である。ルーテ
ィングテーブル21Aは、宛先アドレス21aと、出力
ポート21bと、スタティック経路フラグ21fより構
成されている。スタティック経路フラグ21fは、エン
トリがスタティックである場合にセットされる。
【0155】(ルーティングテーブルの作成)フレーム
中継装置の管理者は、ある特定のアドレス若しくはある
条件に対応するアドレスの集合に対する中継経路を決定
することが可能であり、その経路をルーティングテーブ
ル21Aに登録することができる。そして、登録したエ
ントリのスタティック経路フラグをセットする。
【0156】(フレーム中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する。
【0157】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する。
【0158】スタティック経路判定部27は、検索に
よりヒットしたエントリのスタティック経路フラグ21
fがセットされているかどうかチェックする。 スタティック経路フラグ21fがセットされている時
には、スタティック経路判定部27は、フレーム中継制
御部10にTTLを減算する指示を通知する。
【0159】フレーム中継制御部10は、スタティッ
ク経路判定部27からTTLの減算指示があった場合に
は、TTL減算部12にてTTLの減算処理を行なう。
そして、テーブル検索部22で決定された出力ポートの
フレーム送信部5にフレーム転送部11からフレームデ
ータを転送する。
【0160】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフォー
マットに変換し、ネットワークに送出する。この実施の
形態例によれば、ルーティングテーブル検索でヒットし
たエントリのスタティック経路フラグがセットされてい
る場合には常にTTLの減算処理を行ないフレームを中
継することにより、実施の形態例1〜6で対応できない
スタティック経路によるフレームの巡回を防止すること
ができる。
【0161】(8)実施の形態例8 この実施の形態例は、フレームを中継する際に、TTL
の減算処理を行なう対象となるマルチキャストアドレス
や特定の端末アドレスを有するフレームであるかどうか
を判別し、該当する場合にはTTLの減算処理を行ない
フレームを中継する。
【0162】また、図21に示す形式のフレームではな
く、図18に示す形式のフレームを中継する場合には、
判別する領域として宛先アドレスだけではなく、送信元
アドレスやプロトコル種別についてはも対象とすること
ができ。図18は本発明の実施の形態例8で用いるフレ
ームフォーマットを示す図である。1は宛先アドレス、
41は送信元アドレス、42はプロトコル種別、2はフ
レーム寿命(TTL)、3はデータである。
【0163】以下、宛先アドレスがマルチキャストアド
レスや特定の端末アドレスを有するフレームであるかを
判別する場合について説明する。フレーム中継装置の構
成としては、図3に示すブロック図を用いる。
【0164】(フレーム中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する。
【0165】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する。
【0166】フレーム識別部28は、受信フレームの
宛先アドレス1がマルチキャストアドレス若しくは特定
のアドレスであるかどうかを判別する。 受信フレームの宛先アドレスがマルチキャストアドレ
ス若しくは特定のアドレスである場合には、TTLを減
算する指示を中継制御部10に通知する。
【0167】フレーム中継制御部10は、フレーム識
別部28からTTLの減算指示があった場合には、TT
L減算部12に指令してTTLの減算処理を行なう。そ
して、テーブル検索部22で決定された出力ポートのフ
レーム送信部5にフレーム転送部11により転送する。
【0168】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワークのフレーム
フォーマットに変換し、ネットワークに送出する。この
実施の形態例によれば、TTLの減算処理を行なう対象
となるマルチキャストアドレスや特定の端末アドレスを
有するフレーム若しくは特定のプロトコルに属するフレ
ームであるかを判別し、該当する場合にはTTLの減算
処理を行ないフレームを中継することにより、実施の形
態例1〜6で発生するTTLを減算しないことによる弊
害を解消することができる。
【0169】(9)実施の形態例9 この実施の形態例では、ルーティングテーブルのエント
リ中に強制的にTTL減算を行なうことを示す減算強制
フラグを書き込む領域を設け、TTLを減算し、フレー
ム中継を行なう経路のエントリに減算強制フラグをセッ
トする。フレーム中継時において、ルーティングテーブ
ル検索でヒットしたエントリの減算強制フラグがセット
されている場合には常にTTLの減算処理を行ないフレ
ームを中継する。これにより、宛先毎にTTLの減算処
理を行なうかどうかを指定することができる。この実施
の形態例では、図4に示すブロック図を使用する。
【0170】図19はこの実施の形態例9で用いるルー
ティングテーブルの構成例を示す図である。図におい
て、21aは宛先アドレス、21bは出力ポート、21
gは減算強制フラグである。図に示すように、宛先アド
レス21aと出力ポート21bのみのテーブルではな
く、エントリに強制的にTTL減算を行なわせる減算強
制フラグ21gを持つテーブルをルーティングテーブル
21Aとするものである。
【0171】(ルーティングテーブルの作成)フレーム
中継装置の管理者は、ある特定の宛先に中継する場合
に、TTLの減算処理を強制的に行なわせることができ
る。予め、そのエントリの減算強制フラグ21gをセッ
トしておく。
【0172】(フレームの中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する。
【0173】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する。
【0174】出力ポート判定部29は、検索によりヒ
ットしたエントリの減算強制フラグ21gがセットされ
ているかどうかをチェックする。 減算強制フラグ21gがセットされている場合には、
出力ポート判定部29は、TTLを減算する指示をフレ
ーム中継制御部10に通知する。
【0175】フレーム中継制御部10では、出力ポー
ト判定部29からTTLの減算の指示があった場合に
は、TTL減算部12でTTLの減算処理を行わせる。
そして、テーブル検索部22で決定された出力ポートの
フレーム送信部5にフレーム転送部11からフレームデ
ータを転送する。
【0176】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフォー
マットに変換した後、ネットワークに送出する。この実
施の形態例によれば、ルーティングテーブル検索でヒッ
トしたエントリの減算強制フラグがセットされている場
合には常にTTL減算処理を行ないフレームを中継する
ことにより、実施の形態例1〜6で発生するTTLを減
算しないことによる弊害を解消することができる。
【0177】(10)実施の形態例10 この実施の形態例では、ルーティングテーブルとは別に
出力ポートと強制的にTTL減算を行なうかどうかの対
応テーブルを設け、TTLを減算しフレーム中継する出
力ポートのエントリに減算強制フラグをセットする。図
20はこの実施の形態例で使用するテーブルの構成例を
示す図である。このテーブルは、通常のルーティングテ
ーブルとは別に設けられる第2のルーティングテーブル
であり、出力ポート21bと減算強制フラグ21hより
構成されている。このテーブルをTTL減算テーブルと
呼ぶことにする。
【0178】フレーム中継時のルーティングテーブル検
索で決定された出力ポートの減算強制フラグ21fがセ
ットされている場合にはTTLの減算処理を行ない、フ
レームを中継する。これにより、出力ポート毎にTTL
の減算処理を行なうかどうかを指定することができる。
フレーム中継装置の構成としては、図4に示すブロック
図を用いる。
【0179】(ルーティングテーブルの作成)フレーム
中継装置の管理者は、ある特定の出力ポートに中継する
場合に、TTLの減算処理を強制的に行わせることがで
きる。この場合、予めそのエントリの減算強制フラグ2
1hを“1”にセットしておく。 (フレームの中継処理) フレーム受信部4は、ネットワークからフレームを受
信し、受信フレームを装置内のフレームフォーマットに
変換する。
【0180】宛先アドレス抽出部6は、受信したフレ
ームから宛先アドレスを抽出する。 テーブル検索部22は、受信フレームから読み出した
宛先アドレスをキーとして、宛先アドレスと出力ポート
の対応関係を示しているルーティングテーブル21Aを
検索し、出力ポートを決定する。
【0181】出力ポート判定部29は、TTL減算テ
ーブルを参照して、検索により決定された出力ポートに
減算強制フラグがセットされているかどうかチェックす
る。 減算強制フラグがセットされている場合には、TTL
を減算する指示をフレーム中継制御部10に通知する。
【0182】フレーム中継制御部10では、出力ポー
ト判定部29からTTLの減算指示があった場合には、
TTL減算部12でTTLの減算処理を行なわせる。そ
して、テーブル検索部22で決定された出力ポートのフ
レーム送信部5にフレーム転送部11からフレームデー
タを転送する。
【0183】フレーム送信部5は、フレーム中継制御
部10からのフレームデータをネットワーク上のフレー
ムフォーマットに変換した後、ネットワークに送出す
る。この実施の形態例によれば、ルーティングテーブル
検索で決定された出力ポートの減算強制フラグがセット
されている場合にはTTLの減算処理を行ないフレーム
を中継することにより、実施の形態例1〜6で発生する
TTLを減算しないことによる弊害を解消することがで
きる。
【0184】以上、説明したように、本発明によれば、
フレームの巡回が発生するルーティングテーブルの作成
更新時のみTTLの減算処理を行なわせることにより、
フレームの巡回を回避することを可能とすると共に、中
継処理遅延を大きくさせる原因の一つであるTTLの減
算処理を最小限に抑え、高速なフレーム中継処理を実現
することが可能となる。
【0185】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)フレームの宛先アドレスと該宛先アドレスに対応
した制御情報を記憶するルーティングテーブルの検索で
ヒットしたエントリが作成更新されてから一定時間以上
経過していない場合のみ中継するフレームのTTLの減
算処理を行ない、一定時間以上経過している場合にはT
TLの減算処理を行なわないフレーム制御手段を具備す
ることにより、ルーティングテーブルが作成更新されて
からの経過時間が一定時間以内の期間のみTTL減算部
がTTLの減算処理を行ない、中継処理の高速化を図り
つつ、フレームの巡回が発生するのを防止することがで
きる (2)この場合において、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域を設け、前記
フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新時
刻を書き込み、フレーム中継時において、ルーティング
テーブル検索でヒットしたエントリの作成更新時刻から
作成更新後の経過時間を算出し、経過時間が一定値以下
である時のみTTLの減算処理を行なうことにより、フ
レーム中継時におけるルーティングテーブル検索でヒッ
トしたエントリの作成更新時から作成更新後の経過時間
が一定値以下である場合にのみTTL減算を行ない、中
継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生する
のを防止することができる。
【0186】(3)また、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域と、更新処理
の完了を示す更新完了フラグの書き込み領域を設け、前
記フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新
時刻を書き込み、更新完了フラグをリセットし、フレー
ム中継時において、ルーティングテーブルの検索でヒッ
トしたエントリの更新完了フラグがセットされていない
場合のみ作成更新時刻から作成更新後の経過時間を算出
し、経過時間が一定値以下の場合のみTTLの減算処理
を行ない、一定値以上の場合にはTTLの減算処理は行
なわず、更新完了フラグのセットのみを行なうことによ
り、経過時間が一定値以下の場合のみTTLの減算処理
を行ない、一定値以上の場合にはTTLの減算処理は行
なわず、更新完了フラグのセットのみを行ない、中継処
理の高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを
防止することができる。
【0187】(4)また、ルーティングテーブルエント
リ中に作成更新時刻を書き込むための領域と、更新処理
の完了を示す更新完了フラグを書き込む領域を設け、前
記フレーム制御手段はエントリの作成更新時に作成更新
時刻を書き込み、更新完了フラグをリセットし、逐次ル
ーティングテーブルを監視し、更新完了フラグのセット
されていないエントリに対して作成更新時刻から作成更
新後の経過時間を算出し、一定値以上のエントリの更新
完了フラグをセットし、フレーム中継時において、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了
フラグがセットされていない場合のみTTLの減算処理
を行なうことにより、フレーム中継時において、ルーテ
ィングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フ
ラグがセットされていない場合のみTTLの減算処理を
行ない、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡回
が発生するのを防止することができる。
【0188】(5)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
ための領域を設け、前記フレーム制御手段はエントリが
作成更新された場合に更新完了フラグをリセットし、一
定時間毎に全てのルーティングテーブルエントリの更新
完了フラグをセットし、フレーム中継時において、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの更新完了
フラグがセットされていない場合のみTTLの減算を行
なうことにより、ルーティングテーブル検索でヒットし
たエントリの更新完了フラグがセットされていない場合
のみTTLの減算を行ない、中継処理の高速化を図りつ
つ、フレームの巡回が発生するのを防止することができ
る。
【0189】(6)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
ための領域を設け、前記フレーム制御手段はエントリが
作成更新された場合に、更新完了フラグをリセットし、
タイマを0から起動し、タイマが一定値以上になった時
に全てのエントリの更新完了フラグをセットし、フレー
ム中継時において、ルーティングテーブル検索でヒット
したエントリの更新完了フラグがセットされていない場
合のみTTLの減算処理を行なうことにより、この発明
の構成によれば、ルーティングテーブル検索でヒットし
たエントリの更新完了フラグがセットされていない場合
のみTTLの減算処理を行ない、中継処理の高速化を図
りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止することが
できる。
【0190】(7)また、ルーティングテーブルエント
リ中に更新処理の完了を示す更新完了フラグを書き込む
フラグ領域と、更新処理中であること示す更新フラグを
書き込むフラグ領域とを設け、前記フレーム制御手段は
エントリの作成更新時に更新完了フラグと更新フラグを
リセットし、一定時間毎にルーティングテーブルを監視
し、更新完了フラグと更新フラグがセットされていない
エントリの更新フラグセットし、更新完了フラグのみが
セットされていないエントリの更新完了フラグをセット
し、フレーム中継時のルーティングテーブル検索でヒッ
トしたエントリの更新完了フラグがセットされていない
場合のみTTLの減算処理を行ないフレームを中継する
ことにより、フレーム中継時のルーティングテーブル検
索でヒットしたエントリの更新完了フラグがセットされ
ていない場合のみTTLの減算処理を行ないフレームを
中継すし、中継処理の高速化を図りつつ、フレームの巡
回が発生するのを防止することができる。
【0191】(8)また、ルーティングテーブルエント
リ中にエントリがスタティック経路であることを示すス
タティック経路フラグを書き込む領域を設け、前記フレ
ーム制御手段は、管理者が設定したエントリのスタティ
ック経路フラグをセットし、フレーム中継時において、
ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリのスタ
ティック経路フラグがセットされている場合には常にT
TLの減算処理を行ないフレームを中継することによ
り、ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの
スタティック経路フラグがセットされている場合には常
にTTLの減算処理を行ないフレームを中継することに
よってスタティック経路によるフレームの巡回について
も防止することができる。
【0192】(9)また、フレームを中継する際に、前
記フレーム制御手段はTTLの減算処理を行なう対象と
なるマルチキャストアドレスや特定の端末アドレスを有
するフレーム若しくは特定のプロトコルに属するフレー
ムであるかを判別し、該当する場合にはTTLの減算処
理を行ないフレームを中継することにより、TTLの減
算処理を行なう対象となるマルチキャストアドレスや特
定の端末アドレスを有するフレーム若しくは特定のプロ
トコルに属するフレームであるかを判別し、該当する場
合にはTTLの減算処理を行ないフレームを中継するこ
とによってTTLを減算しないことによって発生する弊
害を解消することができる。
【0193】(10)また、ルーティングテーブルエン
トリ中に強制的にTTL減算を行なうことを示す減算強
制フラグを書き込む領域を設け、前記フレーム制御手段
はTTLを減算しフレーム中継を行なう経路のエントリ
に減算強制フラグをセットし、フレーム中継時におい
て、ルーティングテーブル検索でヒットしたエントリの
減算強制フラグがセットされている場合には常にTTL
減算処理を行ないフレームを中継することにより、ルー
ティングテーブル検索でヒットしたエントリの減算強制
フラグがセットされている場合には常にTTL減算処理
を行ないフレームを中継することによってTTLを減算
しないことによって発生する弊害を解消することができ
る。
【0194】(11)更に、ルーティングテーブルとは
別に出力ポートと強制的にTTL減算を行なうかどうか
の対応テーブルを設け、前記フレーム制御手段はTTL
減算を行ないフレームを中継する出力ポートのエントリ
に減算強制フラグをセットし、フレーム中継時において
ルーティングテーブル検索で決定された出力ポートの減
算強制フラグがセットされている場合にはTTLの減算
処理を行ないフレームを中継することにより、ルーティ
ングテーブル検索で決定された出力ポートの減算強制フ
ラグがセットされている場合にはTTLの減算処理を行
ないフレームを中継することによってTTLを減算しな
いことによって発生する弊害を解消することができる。
【0195】このように、本発明によれば、中継処理の
高速化を図りつつ、フレームの巡回が発生するのを防止
することができるフレーム中継装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態例の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施の形態例1で用いるルーティング
テーブルの構成例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態例2の処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の実施の形態例2で用いるルーティング
テーブルの構成例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態例3の処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の実施の形態例3で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態例4の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】本発明の実施の形態例4で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態例5の処理を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明の実施の形態例5で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態例6の処理を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の実施の形態例6で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態例7で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態例7で用いるフレームフ
ォーマットを示す図である。
【図19】本発明の実施の形態例9で用いるルーティン
グテーブルの構成例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態例10で用いるTTL減
算テーブルの構成例を示す図である。
【図21】従来のフレームフォーマット例を示す図であ
る。
【図22】従来のフレーム中継装置の構成ブロック図で
ある。
【図23】従来のフレーム中継装置の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図24】ルーティングテーブルの構成例を示す図であ
る。
【図25】ルーティングテーブルの不一致によるフレー
ムの巡回の説明図である。
【符号の説明】
4 フレーム受信部 5 フレーム送信部 6 宛先アドレス抽出部 10 フレーム中継制御部 11 フレーム転送部 12 TTL減算部 20 経路制御部 21A ルーティングテーブル 22 テーブル検索部 24 タイマ 25 作成更新完了検査部 26 テーブル作成更新識別部 30 ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−131459(JP,A) 特開 平10−271154(JP,A) 特開 平9−98185(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28 H04L 12/46

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宛先アドレスとフレーム寿命とを制御情
    報として持つフレームを中継する中継装置において、 フレームの宛先アドレスと該宛先アドレスに対応した制
    御情報を記憶するルーティングテーブルの検索でヒット
    したエントリが作成更新されてから一定時間以上経過し
    ていない場合のみ中継するフレームのTTLの減算処理
    を行ない、一定時間以上経過している場合にはTTLの
    減算処理を行なわないフレーム制御手段を具備するフレ
    ーム中継装置。
  2. 【請求項2】 ルーティングテーブルエントリ中に作成
    更新時刻を書き込むための領域を設け、前記フレーム制
    御手段はエントリの作成更新時に作成更新時刻を書き込
    み、フレーム中継時において、ルーティングテーブル検
    索でヒットしたエントリの作成更新時刻から作成更新後
    の経過時間を算出し、経過時間が一定値以下である時の
    みTTLの減算処理を行なうことを特徴とする請求項1
    記載のフレーム中継装置。
  3. 【請求項3】 ルーティングテーブルエントリ中に作成
    更新時刻を書き込むための領域と、更新処理の完了を示
    す更新完了フラグの書き込み領域を設け、前記フレーム
    制御手段はエントリの作成更新時に作成更新時刻を書き
    込み、更新完了フラグをリセットし、フレーム中継時に
    おいて、ルーティングテーブルの検索でヒットしたエン
    トリの更新完了フラグがセットされていない場合のみ作
    成更新時刻から作成更新後の経過時間を算出し、経過時
    間が一定値以下の場合のみTTLの減算処理を行ない、
    一定値以上の場合にはTTLの減算処理は行なわず、更
    新完了フラグのセットのみを行なうことを特徴とする請
    求項1記載のフレーム中継装置。
  4. 【請求項4】 ルーティングテーブルエントリ中に作成
    更新時刻を書き込むための領域と、更新処理の完了を示
    す更新完了フラグを書き込む領域を設け、前記フレーム
    制御手段はエントリの作成更新時に作成更新時刻を書き
    込み、更新完了フラグをリセットし、逐次ルーティング
    テーブルを監視し、更新完了フラグのセットされていな
    いエントリに対して作成更新時刻から作成更新後の経過
    時間を算出し、一定値以上のエントリの更新完了フラグ
    をセットし、フレーム中継時において、ルーティングテ
    ーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグがセ
    ットされていない場合のみTTLの減算処理を行なうこ
    とを特徴とする請求項1記載のフレーム中継装置。
  5. 【請求項5】 ルーティングテーブルエントリ中に更新
    処理の完了を示す更新完了フラグを書き込むための領域
    を設け、前記フレーム制御手段はエントリが作成更新さ
    れた場合に更新完了フラグをリセットし、一定時間毎に
    全てのルーティングテーブルエントリの更新完了フラグ
    をセットし、フレーム中継時において、ルーティングテ
    ーブル検索でヒットしたエントリの更新完了フラグがセ
    ットされていない場合のみTTLの減算を行なうことを
    特徴とする請求項1記載のフレーム中継装置。
  6. 【請求項6】 ルーティングテーブルエントリ中に更新
    処理の完了を示す更新完了フラグを書き込むための領域
    を設け、前記フレーム制御手段はエントリが作成更新さ
    れた場合に、更新完了フラグをリセットし、タイマを0
    から起動し、タイマが一定値以上になった時に全てのエ
    ントリの更新完了フラグをセットし、フレーム中継時に
    おいて、ルーティングテーブル検索でヒットしたエント
    リの更新完了フラグがセットされていない場合のみTT
    Lの減算処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の
    フレーム中継装置。
  7. 【請求項7】 ルーティングテーブルエントリ中に更新
    処理の完了を示す更新完了フラグを書き込むフラグ領域
    と、更新処理中であること示す更新フラグを書き込むフ
    ラグ領域とを設け、前記フレーム制御手段はエントリの
    作成更新時に更新完了フラグと更新フラグをリセット
    し、一定時間毎にルーティングテーブルを監視し、更新
    完了フラグと更新フラグがセットされていないエントリ
    の更新フラグセットし、更新完了フラグのみがセットさ
    れていないエントリの更新完了フラグをセットし、フレ
    ーム中継時のルーティングテーブル検索でヒットしたエ
    ントリの更新完了フラグがセットされていない場合のみ
    TTLの減算処理を行ないフレームを中継することを特
    徴とする請求項1記載のフレーム中継装置。
  8. 【請求項8】 ルーティングテーブルエントリ中にエン
    トリがスタティック経路であることを示すスタティック
    経路フラグを書き込む領域を設け、前記フレーム制御手
    段は、管理者が設定したエントリのスタティック経路フ
    ラグをセットし、フレーム中継時において、ルーティン
    グテーブル検索でヒットしたエントリのスタティック経
    路フラグがセットされている場合には常にTTLの減算
    処理を行ないフレームを中継することを特徴とする請求
    項1記載のフレーム中継装置。
  9. 【請求項9】 フレームを中継する際に、前記フレーム
    制御手段はTTLの減算処理を行なう対象となるマルチ
    キャストアドレスや特定の端末アドレスを有するフレー
    ム若しくは特定のプロトコルに属するフレームであるか
    を判別し、該当する場合にはTTLの減算処理を行ない
    フレームを中継することを請求項1記載のフレーム中継
    装置。
  10. 【請求項10】 ルーティングテーブルエントリ中に強
    制的にTTL減算を行なうことを示す減算強制フラグを
    書き込む領域を設け、前記フレーム制御手段はTTLを
    減算しフレーム中継を行なう経路のエントリに減算強制
    フラグをセットし、フレーム中継時において、ルーティ
    ングテーブル検索でヒットしたエントリの減算強制フラ
    グがセットされている場合には常にTTL減算処理を行
    ないフレームを中継することを特徴とする請求項1記載
    のフレーム中継装置。
  11. 【請求項11】 ルーティングテーブルとは別に出力ポ
    ートと強制的にTTL減算を行なうかどうかの対応テー
    ブルを設け、前記フレーム制御手段はTTL減算を行な
    いフレームを中継する出力ポートのエントリに減算強制
    フラグをセットし、フレーム中継時においてルーティン
    グテーブル検索で決定された出力ポートの減算強制フラ
    グがセットされている場合にはTTLの減算処理を行な
    いフレームを中継することを特徴とする請求項10記載
    のフレーム中継装置。
JP16116997A 1997-06-18 1997-06-18 フレーム中継装置 Expired - Fee Related JP3523019B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16116997A JP3523019B2 (ja) 1997-06-18 1997-06-18 フレーム中継装置
US09/040,682 US6310858B1 (en) 1997-06-18 1998-03-18 Frame relay system
DE69835790T DE69835790T2 (de) 1997-06-18 1998-03-19 Rahmenrelaissystem
EP98105011A EP0886404B1 (en) 1997-06-18 1998-03-19 Frame relay system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16116997A JP3523019B2 (ja) 1997-06-18 1997-06-18 フレーム中継装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH118653A JPH118653A (ja) 1999-01-12
JP3523019B2 true JP3523019B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=15729912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16116997A Expired - Fee Related JP3523019B2 (ja) 1997-06-18 1997-06-18 フレーム中継装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6310858B1 (ja)
EP (1) EP0886404B1 (ja)
JP (1) JP3523019B2 (ja)
DE (1) DE69835790T2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3563990B2 (ja) * 1999-02-24 2004-09-08 キヤノン株式会社 ネットワーク装置、ネットワークデバイス制御方法及び記録媒体
US6275470B1 (en) * 1999-06-18 2001-08-14 Digital Island, Inc. On-demand overlay routing for computer-based communication networks
US6810044B1 (en) * 1999-12-17 2004-10-26 Texas Instruments Incorporated Order broadcast management (IOBMAN) scheme
US6658481B1 (en) * 2000-04-06 2003-12-02 International Business Machines Corporation Router uses a single hierarchy independent routing table that includes a flag to look-up a series of next hop routers for routing packets
JP3541787B2 (ja) 2000-07-26 2004-07-14 株式会社デンソー 多重通信システム
WO2003005674A1 (en) * 2001-07-06 2003-01-16 Sharp Kabushiki Kaisha Packet communication method, communication system, communication apparatus, communication program and recording medium containing communication program
US6985476B1 (en) * 2001-08-20 2006-01-10 Bbnt Solutions Llc Automatic setting of time-to-live fields for packets in an ad hoc network
JP4187500B2 (ja) * 2002-10-25 2008-11-26 アルパイン株式会社 メッセージ処理装置およびシステム
US7558265B2 (en) * 2003-01-31 2009-07-07 Intel Corporation Methods and apparatus to limit transmission of data to a localized area
US7756008B2 (en) * 2003-12-19 2010-07-13 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Routing protocols with predicted outrage notification
WO2005121841A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Zeon Corporation 反射防止積層体および光学部材
JP4561585B2 (ja) * 2005-10-18 2010-10-13 ソニー株式会社 無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
CN100596097C (zh) * 2006-03-29 2010-03-24 华为技术有限公司 一种学习数据转发信息的方法及装置
CN101141372A (zh) * 2006-09-07 2008-03-12 上海贝尔阿尔卡特股份有限公司 接入设备中用于管理路由信息和数据转发的方法及装置
CN101316244B (zh) * 2008-06-16 2011-11-16 华为技术有限公司 一种控制传输消息的方法、消息传输节点及系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2065578C (en) * 1991-04-22 1999-02-23 David W. Carr Packet-based data compression method
JP3006286B2 (ja) 1992-06-03 2000-02-07 日本電気株式会社 Atmスイッチ
JPH07303110A (ja) 1994-05-09 1995-11-14 Nec Corp Atm交換機
US5675741A (en) * 1994-10-25 1997-10-07 Cabletron Systems, Inc. Method and apparatus for determining a communications path between two nodes in an Internet Protocol (IP) network
US6097718A (en) * 1996-01-02 2000-08-01 Cisco Technology, Inc. Snapshot routing with route aging
US5602839A (en) 1995-11-09 1997-02-11 International Business Machines Corporation Adaptive and dynamic message routing system for multinode wormhole networks
US5787082A (en) * 1996-05-13 1998-07-28 Lockheed Martin Corporation Identification of new and stale packets in switching networks used with scalable coherent interfaces
JP3332733B2 (ja) * 1996-07-11 2002-10-07 株式会社東芝 ノード装置及びパケット転送方法
US5708654A (en) * 1996-11-27 1998-01-13 Arndt; Manfred R. Method for detecting proxy ARP replies from devices in a local area network
US6157651A (en) * 1997-04-23 2000-12-05 Vmic, Inc. Rogue data packet removal method and apparatus
US5920566A (en) * 1997-06-30 1999-07-06 Sun Microsystems, Inc. Routing in a multi-layer distributed network element
US6147970A (en) * 1997-09-30 2000-11-14 Gte Internetworking Incorporated Quality of service management for aggregated flows in a network system
US5991300A (en) * 1998-09-08 1999-11-23 Cisco Technology, Inc. Technique for efficiently performing optional TTL propagation during label imposition

Also Published As

Publication number Publication date
DE69835790D1 (de) 2006-10-19
EP0886404A2 (en) 1998-12-23
JPH118653A (ja) 1999-01-12
EP0886404B1 (en) 2006-09-06
DE69835790T2 (de) 2007-09-20
EP0886404A3 (en) 2001-03-07
US6310858B1 (en) 2001-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3523019B2 (ja) フレーム中継装置
JP2703391B2 (ja) ブリッジ装置
US8937869B2 (en) Communication device, communication system, and communication fault detection method
US10491628B2 (en) Attack observation apparatus and attack observation method
US9264327B2 (en) Communication network management system, method and program, and management computer
US9467372B2 (en) Methods and systems for processing internet protocol packets
JP2006262193A (ja) 制御装置、パケット転送方法およびパケット処理装置
CN112039769A (zh) 一种处理路由的方法及网络设备
CN111988222A (zh) 数据传输方法及装置、电子设备和计算机可读存储介质
CN111130982B (zh) 报文转发方法、装置、网关设备及可读存储介质
CN101383818A (zh) 一种接入网络的处理方法及装置
CN109302328B (zh) 一种vxlan网络热备切换方法及系统
CN112653610B (zh) 多层虚拟交换机升级方法、装置、电子设备及存储介质
JP2001142810A (ja) ディレクトリサーバでの端末機動作判断装置及びその方法
JP2708976B2 (ja) 学習テーブル管理方式
CN109361781B (zh) 报文转发方法、装置、服务器、系统及存储介质
JP3314734B2 (ja) 通信パラメータ設定装置
JPH09214545A (ja) ネットワーク通信制御方式
CN113630322B (zh) 网络割接方法、装置、网络设备及计算机可读存储介质
JP4413539B2 (ja) 経路制御方法、そのデータ集約装置および経路制御システム
JP2005286681A (ja) 中継機器
JPH1023057A (ja) ネットワーク中継装置
CN111107006B (zh) 路由的管理方法及装置
CN114040007B (zh) 多节点间数据传输方法和设备
JP6721733B2 (ja) 中継方法、および有効性確認応答方法、並びにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees