JP3522556B2 - 制御モード切換装置及び温度制御システム - Google Patents

制御モード切換装置及び温度制御システム

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JP3522556B2
JP3522556B2 JP35120698A JP35120698A JP3522556B2 JP 3522556 B2 JP3522556 B2 JP 3522556B2 JP 35120698 A JP35120698 A JP 35120698A JP 35120698 A JP35120698 A JP 35120698A JP 3522556 B2 JP3522556 B2 JP 3522556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調制御システム
やヒート/クール制御システム等の温度制御システムに
係り、特に制御装置の2つの制御モードを切り換えるた
めの制御モード切換装置と、この制御モード切換装置を
用いた温度制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調給気温度制御は、室内に供給する空
気(以下、給気と呼ぶ)の温度を調整する温度制御技術
である。空調給気温度制御を行う空調制御システムは、
熱交換器という空気を加熱又は冷却することのできる装
置と、この熱交換機に対して室内の空気と外気とを混合
した空気を適当な風量で送り込み、熱交換機で加熱又は
冷却された空気を空調の対象となる室内に送り込むため
の送風機を備えている。このように、空調制御システム
では、加熱又は冷却された給気を室内に送り込むが、こ
のとき給気の温度を調整することで、室内の温度調整を
実現している。
【0003】最も代表的な熱交換器の構成としては、熱
源装置という水を温水あるいは冷水に加工する装置と、
熱交換器内の配管部分(コイル)と、熱源装置からの温
水又は冷水をコイルに流し込むポンプとを有するものが
ある。図7は、このような空調制御システムの構成を示
すブロック図である。21は冷水を供給する冷水熱源、
22は温水を供給する温水熱源、23は冷水熱源21か
ら供給される冷水の流量を調節する冷水バルブ、24は
温水熱源22から供給される温水の流量を調節する温水
バルブ、25は冷水バルブ23を通して送られてきた冷
水により空気を冷却する冷却コイル、26は温水バルブ
24を通して送られてきた温水により空気を加熱する加
熱コイル、27は送風機、28は制御装置となるPID
コントローラ、29はPIDコントローラ28の暖房モ
ード、冷房モードという2つの制御モードを切り換える
制御モード切換装置である。
【0004】この空調制御システムは、図示しないポン
プによって温水又は冷水を冷却コイル25又は加熱コイ
ル26に流し込むと同時に、室内から空調制御システム
に戻す空気(還気)と外気との混合気を送風機27によ
ってコイル25,26の部分に流し込む。これにより、
加熱コイル26に温水が流れている場合は空気が加熱さ
れ、冷却コイル25に冷水が流れている場合は空気が冷
却されるという熱交換が行われ、加熱又は冷却された給
気が送風機27により空調制御エリアとなる室内に供給
されるようになっている。
【0005】このとき、室内に供給される給気の温度は
所望の温度に調整する必要があるが、上記のように構成
された熱交換器では、温水あるいは冷水がコイル25,
26に流れる流量をバルブ23,24の開度により調整
して、所望の温度の給気を得る。このバルブの開度の調
整方法としては、PID制御のような基本的なフィード
バック制御手法が用いられる。図7の例で説明すると、
PIDコントローラ28は、オペレータが設定した制御
目標設定値(給気温度設定値)rと図示しない温度セン
サによって測定された制御量(給気温度)PVとに基づ
いて制御出力である操作量MVを演算し、冷水バルブ2
3、温水バルブ24に出力する。この操作量が各バルブ
の図示しない変換器に入力され、この変換器がバルブを
駆動する。このようにして、バルブ23,24の開度、
つまり冷水、温水の流量が制御されることにより、給気
温度制御が行われる。
【0006】一方、恒温試験装置、クリーンルーム、温
室などの槽内・室内空気の温度制御では、ヒータと冷却
装置によるヒート/クール制御という加熱能力と冷却能
力を使い分ける制御技術が用いられる。代表的な装置構
成を記述するならば、空気を暖めたり冷やしたりするこ
とのできる機械装置と、任意の温度の空気を適当な風量
で送り込み、加熱又は冷却された空気を制御対象となる
槽内・室内に送り込むためのファンとを備える装置であ
る。
【0007】図8は、このようなヒート/クール制御シ
ステムの構成を示すブロック図である。31は空気を冷
却する冷却装置、32は空気を加熱するヒータ、33は
槽内の温度を測定する温度センサ、34はPIDコント
ローラ、35はPIDコントローラ34の加熱モード、
冷却モードという2つの制御モードを切り換える制御モ
ード切換装置である。PIDコントローラ34は、オペ
レータが設定した制御目標設定値(槽内温度設定値)r
と温度センサ33によって測定された制御量(槽内温
度)PVとに基づいて操作量MVを演算し、冷却装置3
1、ヒータ31に出力する。
【0008】冷却装置31は操作量MVに応じてインバ
ータによりその冷却能力が加減され、ヒータ32は操作
量MVに応じてSCRによりその加熱能力が加減され
る。図8のヒート/クール制御システムの制御手法を単
純に説明するならば、PIDコントローラ34から出力
される操作量MVが50%以上ならばヒータ32を操作
量MVに対応して動作させ、操作量MVが50%未満な
らば冷却装置31を操作量MVに対応して動作させる加
熱・冷却切換型の温度制御手法である。
【0009】ところで、前述の空調制御システムでは、
例えば冷房モードで制御中にPIDコントローラ28か
らの操作量MVが0になって予め設定された時間だけ出
力0の状況が継続すると、制御モード切換装置29が暖
房モードへの切り換えを行う。また逆に、暖房モードで
制御中にPIDコントローラ28からの操作量MVが0
になって予め設定された時間だけ出力0の状況が継続す
ると、制御モード切換装置29が冷房モードへの切り換
えを行う。つまり、空調制御システムでは、冷房モード
で冷房要求がなくなって一定時間経過後に暖房モードに
なり、暖房モードで暖房要求がなくなって一定時間経過
後に冷房モードになるというように2つの制御モードの
切り換えが行われる。
【0010】一方、ヒート/クール制御システムでは、
例えば加熱モードで制御中にPIDコントローラ34か
らの操作量MVが50%未満になると、制御モード切換
装置35が即座に冷却モードへの切り換えを行う。また
逆に、冷却モードで制御中にPIDコントローラ34か
らの出力が50%以上になると、制御モード切換装置3
5が即座に加熱モードへの切り換えを行う。すなわち、
冷却モードや加熱モードはPIDコントローラ34から
の出力値次第で切り換わる。
【0011】図9は、図7の空調制御システムや図8ヒ
ート/クール制御システムにおいて、制御モードの切換
判断が正しく行われた場合の出力パターンを示す図であ
る。なお、図9では、コントローラの制御能力(冷房/
冷却能力あるいは暖房/加熱能力)を出力パターンとし
て示している。冷房(冷却)要求が徐々に弱くなって暖
房(加熱)要求に切り換わるような場合、コントローラ
の出力は、図9に示すように、その程度をほぼ正確に反
映し、図9の時刻t1で冷房(冷却)モードから暖房
(加熱)モードへの切り換えが正しく行われる。
【0012】一方、図10のような制御動作では、冷房
(冷却)モードと暖房(加熱)モードの切り換えが正し
く行われない。つまり、図10では、冷房(冷却)モー
ドから暖房(加熱)モードへの切り換えが時刻t2,t
4,t6で行われ、暖房(加熱)モードから冷房(冷
却)モードへの切り換えが時刻t3,t5,t7で行わ
れている。このような頻繁な制御モードの切り換えが発
生するのは、制御目標設定値rの急激な変更操作や何ら
かの外乱による過渡的な状態であり、瞬間的に冷房要求
がなくなっても、過渡状態から整定状態に戻るころには
再び冷房要求が現われる場合などである。図10のよう
に、瞬間的に冷房要求がなくなったときに暖房動作が入
ると、過渡状態を増幅させる効果が加わり、整定状態へ
の復帰が遅くなるばかりでなく、制御モードの切り換え
が不必要に頻繁に行なわれることにもなり、省エネとい
う観点からも不利になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
空調制御システムやヒート/クール制御システム等の温
度制御システムでは、制御の過渡状態において頻繁かつ
不必要な制御モードの切り換えが発生するという問題点
があった。このような切り換えの不具合が発生する原因
は、制御対象のダイナミクス(むだ時間や時定数)が反
映されていないことによるもので、制御系の過渡状態に
対応する切換判断が容易ではないことに起因する。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、制御対象のダイナミクスを反映して制御モ
ードの切り換えを行うことにより、制御の過渡状態にお
ける頻繁かつ不必要な制御モードの切り換えを抑制する
ことができる制御モード切換装置及び温度制御システム
を提供することを目的とする。
【0015】
【0016】本発明は、請求項1に記載のように、制御
目標設定値と制御量とから制御対象に与える操作量を演
算する制御装置に対して、2つの制御モードを切り換え
るためのモード切換信号を出力する制御モード切換装置
において、制御装置から出力された操作量(MV)に対
してフィルタリング処理を行うフィルタリング演算部
(12)と、フィルタリング処理後の操作量(MV’)
が表す、制御装置の制御能力が継続的に所定値以下とな
る時間(TC)を測定する経過時間測定部(14)と、
経過時間測定部によって測定された経過時間が所定時間
以上となったとき、運用中の第1の制御モードから待機
中の第2の制御モードへ切り換えるべくモード切換信号
(SW)を制御装置に出力するモード切換信号出力部
(13a)と、PID演算を行って操作量を決定する上
記制御装置からPIDパラメータである微分時間(T
d)を取得し、この微分時間を所定数倍した値を上記フ
ィルタリング演算部のフィルタ時定数(Tf)として設
定するフィルタ時定数設定部(16)とを備えるもので
ある。このように、フィルタリング処理後の操作量が表
す、制御装置の制御能力が継続的に所定値以下となる時
間を測定する経過時間測定部と、この経過時間が所定時
間以上となったとき、モード切換信号を制御装置に出力
するモード切換信号出力部とを設けることにより、制御
装置の制御能力が過渡状態において瞬間的に所定値以下
となっても、モード切換信号を直ちに出力することがな
くなるので、過渡状態における頻繁かつ不必要な制御モ
ードの切り換えを更に抑制することができる。また、フ
ィルタリング演算部のフィルタ時定数を制御装置のPI
Dパラメータである微分時間の所定数倍とすることによ
り、制御対象のダイナミクスを考慮すべきフィルタ時定
数の設定作業を簡略化することができる。
【0017】
【0018】
【0019】また、本発明は、請求項2に記載のよう
に、冷却手段と、加熱手段と、冷却手段または加熱手段
に与える操作量を演算する制御装置と、2つの制御モー
ドを切り換えるためのモード切換信号を制御装置に出力
する制御モード切換装置とを有し、冷却手段または加熱
手段の何れかを選択的に動作させて制御対象の温度を制
御する温度制御システムにおいて、上記制御装置は、P
ID演算を行って操作量を決定するものであり、上記制
御モード切換装置は、制御装置から出力された操作量に
対してフィルタリング処理を行うフィルタリング演算部
と、フィルタリング処理後の操作量が表す、制御装置の
制御能力が継続的に所定値以下となる時間を測定する経
過時間測定部と、経過時間測定部によって測定された経
過時間が所定時間以上となったとき、運用中の第1の制
御モードから待機中の第2の制御モードへ切り換えるべ
くモード切換信号を制御装置に出力するモード切換信号
出力部と、制御装置からPIDパラメータである微分時
間を取得し、この微分時間を所定数倍した値を上記フィ
ルタリング演算部のフィルタ時定数として設定するフィ
ルタ時定数設定部とを備えるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】[参考例1] 次に、本発明の参考例について図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の参考例1を示す制御モード切換
装置のブロック図である。本参考例の制御モード切換装
置は、制御目標設定値と制御量とから制御対象に与える
操作量MVを演算する図示しないコントローラ(制御装
置)に対して、2つの制御モードを切り換えるためのモ
ード切換信号SWを出力するものである。
【0021】まず、操作量信号入力部11は、コントロ
ーラから出力された操作量MVを取り込む。続いて、フ
ィルタリング演算部12は、操作量信号入力部11から
出力された操作量MVに対して1次遅れ特性のフィルタ
リング処理を実行する。このフィルタリング演算部12
の伝達関数Fは次式のようになる。 F=1/(1+Tfs) ・・・(1)
【0022】式(1)において、Tfはフィルタ時定数
である。フィルタ時定数Tfは、制御系の過渡状態にお
ける操作量変動を平滑化するような値に設定される。式
(1)により、フィルタリング演算部12は、フィルタ
リング処理後の操作量MV’を次式のように演算するこ
とになる。 MV’={1/(1+Tfs)}MV ・・・(2)
【0023】次に、モード切換信号出力部13は、フィ
ルタリング処理後の操作量MV’が表すコントローラの
制御能力が所定値(最小値)以下に低下したとき、モー
ド切換信号SWをコントローラに出力する。なお、本参
考例の制御モード切換装置を空調制御システムやヒート
/クール制御システム等の温度制御システムに適用した
場合、冷房/冷却モードにおけるコントローラの制御能
力は冷房/冷却能力であり、暖房/加熱モードにおける
コントローラの制御能力は暖房/加熱能力である。
【0024】こうして、モード切換信号SWが出力され
ると、コントローラの制御モードが冷房/冷却モードで
あれば、暖房/加熱モードに切り換えが行われ、コント
ローラの制御モードが暖房/加熱モードであれば、冷房
/冷却モードに切り換えが行われる。
【0025】以上のように、コントローラから出力され
た操作量MVに対してフィルタリング処理を行うフィル
タリング演算部12を設け、このフィルタリング演算部
12のフィルタ時定数Tfを制御系の過渡状態における
操作量変動を平滑化するような値に設定することによ
り、制御対象のダイナミクス(むだ時間や時定数)を反
映した、コントローラの2つの制御モードの切り換えを
行うことができる。
【0026】これにより、制御の過渡状態における頻繁
かつ不必要な制御モードの切り換えを抑制できるので、
制御をより安定的に実行可能となり、省エネという観点
からも改善効果が得られる。例えば、図2のように、フ
ィルタリング処理前の操作量MVが表すコントローラの
冷房/冷却能力が急変動する場合でも、フィルタリング
処理後の操作量MV’が表すコントローラの冷房/冷却
能力は、フィルタリング処理によって平滑化され、所定
値(最低値)以下になることがないので、図10で示し
たような暖房/加熱モードへの不必要な切り換えは行わ
れない。
【0027】[参考例2] 図3は本発明の参考例2を示す制御モード切換装置のブ
ロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付
してある。本参考例においても、操作量信号入力部11
とフィルタリング演算部12の動作は参考例1と全く同
じである。つまり、操作量信号入力部11は、コントロ
ーラから出力された操作量MVを取り込み、フィルタリ
ング演算部12は、フィルタリング処理後の操作量M
V’を式(2)を用いて演算する。
【0028】次に、経過時間測定部14は、フィルタリ
ング処理後の操作量MV’が表すコントローラの制御能
力が継続的に所定値以下となる時間TCを測定する。モ
ード切換信号出力部13aは、経過時間測定部14によ
って測定された経過時間TCが所定時間以上となったと
き、モード切換信号SWをコントローラに出力する。ま
た、モード切換信号出力部13aは、モード切換信号S
Wを出力すると同時に、経過時間測定部14の経過時間
TCを0にリセットする。
【0029】以上のように、経過時間測定部14とモー
ド切換信号出力部13aとを設けることにより、コント
ローラの制御能力が過渡状態において瞬間的に所定値以
下となっても、モード切換信号SWを直ちに出力するこ
とがなくなるので、制御の過渡状態における頻繁かつ不
必要な制御モードの切り換えを参考例1よりも更に抑制
することができる。
【0030】[実施の形態の1] 図4は本発明の第1の実施の形態を示す制御モード切換
装置のブロック図であり、図1、図3と同一の構成には
同一の符号を付してある。本実施の形態の制御モード切
換装置は、制御目標設定値と制御量とに基づいてPID
演算を行うPIDコントローラを切換対象とするもので
ある。
【0031】微分時間入力部15は、図示しないPID
コントローラに設定されたPIDパラメータである微分
時間Tdを取り込む。フィルタ時定数設定部16は、微
分時間入力部15から出力された微分時間Tdを次式の
ように所定数倍した値をフィルタ時定数Tfとし、これ
をフィルタリング演算部12aに出力する。 Tf=αTd ・・・(3)
【0032】式(3)において、所定数αは4.0〜
6.0程度の実数値である。次に、フィルタリング演算
部12aは、上記と同様に式(2)を用いてフィルタリ
ング処理後の操作量MV’を演算するが、このときのフ
ィルタ時定数Tfとして、フィルタ時定数設定部16か
ら渡された値を使用する。経過時間測定部14とモード
切換信号出力部13aの動作は参考例2と全く同じであ
る。
【0033】以上のように、本実施の形態では、フィル
タリング演算部12aのフィルタ時定数TfをPIDコ
ントローラの微分時間Tdの所定数倍とすることによ
り、過渡状態における急変動に起因する不必要な制御モ
ードの切り換えが起こらないようにすると同時に、制御
対象のダイナミクスを考慮すべきフィルタ時定数Tfを
自動的に設定することで、フィルタ時定数Tfの設定作
業を簡略化することができる。
【0034】なお、PIDコントローラの微分時間Td
は、通常、制御対象のむだ時間の例えば0.4倍程度に
設定される。したがって、フィルタリング演算部12a
のフィルタ時定数Tfを式(3)のように設定すること
により、制御対象のダイナミクスを考慮したフィルタ時
定数Tfの設定を実現することができる。なお、参考例
1,2においても、PIDコントローラを使用する場合
には、フィルタリング演算部12のフィルタ時定数Tf
を式(3)のように設定することが好ましい。
【0035】[実施の形態の2] 図5は、本発明の第2の実施の形態を示す温度制御シス
テムのブロック図である。本実施の形態の温度制御シス
テムは、空調給気温度制御を行う空調制御システムであ
る。なお、冷房装置1は、図7における冷水熱源21、
冷水バルブ23及び冷却コイル25に相当する。また、
暖房装置2は、図7における温水熱源22、温水バルブ
24及び加熱コイル26に相当する。
【0036】PIDコントローラ3内の冷房モード制御
演算部4は、制御目標設定値と制御量とに基づいて操作
量MV1 を次式のように演算する。 MV1 =Kg1 ×{1+1/(Ti1s)+Td1s}×(SP1 −PV1 ) ・・・(4)
【0037】式(4)において、Kg1 ,Ti1 ,Td
1 は冷房モード制御演算部4に設定されたPIDパラメ
ータである比例ゲイン、積分時間、微分時間であり、S
1 はオペレータによって設定された制御目標設定値
(冷房モード給気温度設定値)、PV1 は図示しない温
度センサによって測定された制御量(冷房モード給気温
度)である。そして、冷房モード制御演算部4は、算出
した操作量MV1 を冷水バルブの開度指示値として冷房
装置1に出力する。
【0038】同様に、PIDコントローラ3内の暖房モ
ード制御演算部5は、制御目標設定値と制御量とに基づ
いて操作量MV2 を次式のように演算する。 MV2 =Kg2 ×{1+1/(Ti2s)+Td2s}×(SP2 −PV2 ) ・・・(5)
【0039】式(5)において、Kg2 ,Ti2 ,Td
2 は暖房モード制御演算部5に設定されたPIDパラメ
ータである比例ゲイン、積分時間、微分時間であり、S
2は制御目標設定値(暖房モード給気温度設定値)、
PV2 は制御量(暖房モード給気温度)である。そし
て、暖房モード制御演算部5は、算出した操作量MV2
を温水バルブの開度指示値として暖房装置2に出力す
る。
【0040】冷房モードから暖房モードへの制御モード
切り換えを行う第1の制御モード切換装置6の構成とし
ては、参考例1,2、実施の形態の1で説明した何れか
の構成を使用すればよい。つまり、第1の制御モード切
換装置6内のフィルタリング演算部12,12aは、フ
ィルタリング処理後の操作量MV1’ を次式のように演
算する。
【0041】参考例2又は実施の形態の1の構成を使用
する場合、第1の制御モード切換装置6内の経過時間測
定部14は、フィルタリング処理後の操作量MV1’ が
表すコントローラの制御能力が継続的に所定値以下とな
る時間TC1 を測定する。このような経過時間を測定す
るためには、経過時間測定部14は、コントローラ3の
制御周期dtが経過する度に、次式のような計算を行っ
て経過時間TC1 を更新すればよい。
【0042】実施の形態の1の構成を使用する場合、第
1の制御モード切換装置6内のフィルタ時定数設定部1
6は、微分時間Td1 を次式のように所定数倍した値を
フィルタ時定数Tf1 とし、これをフィルタリング演算
部12aに出力する。
【0043】そして、参考例1の構成を使用する場合、
第1の制御モード切換装置6内のモード切換信号出力部
13は、操作量MV1’ が表すコントローラの制御能力
が所定値以下に低下したとき、モード切換信号SW1を
出力する。また、参考例2又は実施の形態の1の構成を
使用する場合、モード切換信号出力部13aは、経過時
間TC1 が所定時間以上となったとき、モード切換信号
SW1を出力すると共に、経過時間測定部14の経過時
間TC1 を0にリセットする。
【0044】冷房モードで動作中のPIDコントローラ
3に対して、第1の制御モード切換装置6からモード切
換信号SW1が出力された場合、PIDコントローラ3
は、冷房モードから暖房モードへ制御モードの切り換え
を行う。すなわち、動作中の冷房モード制御演算部4が
動作を停止し、待機中の暖房モード制御演算部5が動作
を開始する。
【0045】同様に、暖房モードから冷房モードへの制
御モード切り換えを行う第2の制御モード切換装置7に
ついても、参考例1,2、実施の形態の1で説明した何
れかの構成を使用すればよい。つまり、第2の制御モー
ド切換装置7内のフィルタリング演算部12,12a
は、フィルタリング処理後の操作量MV2’ を次式のよ
うに演算する。
【0046】参考例2又は実施の形態の1の構成を使用
する場合、第2の制御モード切換装置7内の経過時間測
定部14は、フィルタリング処理後の操作量MV2’ が
表すコントローラの制御能力が継続的に所定値以下とな
る時間TC2 を測定する。このような経過時間を測定す
るためには、コントローラ3の制御周期dtが経過する
度に、次式のような計算を行って経過時間TC2 を更新
すればよい。
【0047】実施の形態の1の構成を使用する場合、第
2の制御モード切換装置7内のフィルタ時定数設定部1
6は、微分時間Td2 を次式のように所定数倍した値を
フィルタ時定数Tf2 とし、これをフィルタリング演算
部12aに出力する。
【0048】そして、参考例1の構成を使用する場合、
第2の制御モード切換装置7内のモード切換信号出力部
13は、操作量MV2’ が表すコントローラの制御能力
が所定値以下に低下したとき、モード切換信号SW2を
出力する。また、参考例2又は実施の形態の1の構成を
使用する場合、モード切換信号出力部13aは、経過時
間TC2 が所定時間以上となったとき、モード切換信号
SW2を出力すると共に、経過時間測定部14の経過時
間TC2 を0にリセットする。
【0049】暖房モードで動作中のPIDコントローラ
3に対して、第2の制御モード切換装置7からモード切
換信号SW2が出力された場合、PIDコントローラ3
は、暖房モードから冷房モードへ制御モードの切り換え
を行う。すなわち、動作中の暖房モード制御演算部5が
動作を停止し、待機中の冷房モード制御演算部4が動作
を開始する。以上のようにして、空調制御システムにお
いて制御モードの切り換えを行うことができる。
【0050】[実施の形態の3] 図6は、本発明の第3の実施の形態を示す温度制御シス
テムのブロック図である。本実施の形態の温度制御シス
テムは、ヒート/クール制御システムである。PIDコ
ントローラ3a内の冷却モード制御演算部4aは、操作
量MV3 を次式のように演算する。
【0051】式(12)において、Kg3 ,Ti3 ,T
3 は冷却モード制御演算部4aに設定された比例ゲイ
ン、積分時間、微分時間であり、SP3 は制御目標設定
値(冷却モード給気温度設定値)、PV3 は制御量(冷
却モード給気温度)である。そして、冷却モード制御演
算部4aは、算出した操作量MV3 を冷却装置1aに出
力する。
【0052】同様に、PIDコントローラ3a内の加熱
モード制御演算部5aは、操作量MV4 を次式のように
演算する。 MV4 =Kg4 ×{1+1/(Ti4s)+Td4s}×(SP4 −PV4 ) ・・・(13)
【0053】式(13)において、Kg4 ,Ti4 ,T
4 は加熱モード制御演算部5aに設定された比例ゲイ
ン、積分時間、微分時間であり、SP4 は制御目標設定
値(加熱モード給気温度設定値)、PV4 は制御量(加
熱モード給気温度)である。そして、加熱モード制御演
算部5aは、算出した操作量MV4 を加熱装置(ヒー
タ)2aに出力する。
【0054】冷却モードから加熱モードへの制御モード
切り換えを行う第1の制御モード切換装置6aの構成と
しては、実施の形態の2と同様に、参考例1,2、実施
の形態の1で説明した何れかの構成を使用すればよい。
また、加熱モードから冷却モードへの制御モード切り換
えを行う第2の制御モード切換装置7aについても、
考例1,2、実施の形態の1で説明した何れかの構成を
使用すればよい。
【0055】冷却モードで動作中のPIDコントローラ
3aに対して、第1の制御モード切換装置6aからモー
ド切換信号SW1が出力された場合、動作中の冷却モー
ド制御演算部4aが動作を停止し、待機中の加熱モード
制御演算部5aが動作を開始する。
【0056】また、加熱モードで動作中のPIDコント
ローラ3aに対して、第2の制御モード切換装置7aか
らモード切換信号SW2が出力された場合、動作中の加
熱モード制御演算部5aが動作を停止し、待機中の冷却
モード制御演算部4aが動作を開始する。以上のように
して、ヒート/クール制御システムにおいて制御モード
の切り換えを行うことができる。
【0057】ここで、以上の実施の形態で説明したコン
トローラの制御能力について詳述すると、冷房/冷却モ
ードにおけるコントローラの制御能力が冷房/冷却能力
であり、暖房/加熱モードにおけるコントローラの制御
能力が暖房/加熱能力であることは前述のとおりであ
る。ただし、空調制御システムとヒート/クール制御シ
ステムにおけるコントローラの制御能力の所定値(最低
値)は両システムで異なる。
【0058】すなわち、空調制御システムでは、冷房モ
ード、暖房モードの何れも操作量MV(MV’)が0の
ときがコントローラの制御能力の最低値となる。これに
対し、ヒート/クール制御システムでは、操作量MV
(MV’)が0%のときが冷却モードにおけるコントロ
ーラの制御能力の最大値であり、操作量MV(MV’)
が50%のときが冷却モードにおける同制御能力の最低
値である。また、操作量MV(MV’)が100%のと
きが加熱モードにおけるコントローラの制御能力の最大
値であり、操作量MV(MV’)が50%のときが加熱
モードにおける同制御能力の最低値である。
【0059】なお、実施の形態の2,3では、コントロ
ーラの制御演算方式としてPIDを用いているが、第
1、第2の制御モード切換装置に実施の形態の1の構成
を使用する場合以外は、PIDコントローラでなくても
よい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、制御装置から出力された操作量に対してフィルタリ
ング処理を行うフィルタリング演算部を設け、このフィ
ルタリング演算部のフィルタ時定数を制御対象のダイナ
ミクスに対応して設定することにより、制御対象のダイ
ナミクスを反映した、制御装置の2つの制御モードの切
り換えを行うことができる。これにより、制御の過渡状
態における頻繁かつ不必要な制御モードの切り換えを抑
制できるので、制御をより安定的に実行可能となり、省
エネという観点からも改善効果が得られる。
【0061】また、請求項2に記載のように、フィルタ
リング処理後の操作量が表す、制御装置の制御能力が継
続的に所定値以下となる時間を測定する経過時間測定部
と、この経過時間が所定時間以上となったとき、モード
切換信号を制御装置に出力するモード切換信号出力部と
を設けることにより、制御装置の制御能力が過渡状態に
おいて瞬間的に所定値以下となっても、モード切換信号
を直ちに出力することがなくなるので、制御の過渡状態
における頻繁かつ不必要な制御モードの切り換えを更に
抑制することができる。
【0062】また、請求項3に記載のように、フィルタ
リング演算部のフィルタ時定数を制御装置のPIDパラ
メータである微分時間の所定数倍とすることにより、制
御対象のダイナミクスを考慮すべきフィルタ時定数の設
定作業を簡略化することができるので、制御を開始する
までの作業効率を改善することができ、かつ専門的知識
の必要性も抑えられる。
【0063】また、請求項4に記載のように、制御モー
ド切換装置にフィルタリング演算部を設け、このフィル
タリング演算部のフィルタ時定数を制御対象のダイナミ
クスに対応して設定することにより、制御対象のダイナ
ミクスを反映した、冷却(冷房)モードと加熱(暖房)
モードの切り換えを行うことができる。これにより、制
御の過渡状態における頻繁かつ不必要な制御モードの切
り換えを抑制できるので、制御をより安定的に実行可能
となり、省エネという観点からも改善効果が得られる。
【0064】また、請求項5に記載のように、制御モー
ド切換装置にフィルタリング処理後の操作量が表す、制
御装置の制御能力が継続的に所定値以下となる時間を測
定する経過時間測定部と、この経過時間が所定時間以上
となったとき、モード切換信号を制御装置に出力するモ
ード切換信号出力部とを設けることにより、制御装置の
制御能力が過渡状態において瞬間的に所定値以下となっ
ても、モード切換信号を直ちに出力することがなくなる
ので、制御の過渡状態における頻繁かつ不必要な制御モ
ードの切り換えを更に抑制することができる。
【0065】また、請求項6に記載のように、フィルタ
リング演算部のフィルタ時定数を制御装置のPIDパラ
メータである微分時間の所定数倍とすることにより、制
御対象のダイナミクスを考慮すべきフィルタ時定数の設
定作業を簡略化することができるので、制御を開始する
までの作業効率を改善することができ、かつ専門的知識
の必要性も抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1を示す制御モード切換装置
のブロック図である。
【図2】 図1の制御モード切換装置によって制御モー
ドの切換判断が正しく行われた場合の出力パターンを示
す図である。
【図3】 本発明の参考例2を示す制御モード切換装置
のブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態を示す制御モード
切換装置のブロック図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態を示す温度制御シ
ステムのブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態を示す温度制御シ
ステムのブロック図である。
【図7】 従来の空調制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 従来のヒート/クール制御システムの構成を
示すブロック図である。
【図9】 空調制御システムやヒート/クール制御シス
テムにおいて、制御モードの切換判断が正しく行われた
場合の出力パターンを示す図である。
【図10】 空調制御システムやヒート/クール制御シ
ステムにおいて、制御モードの切換判断が正しく行われ
ない場合の出力パターンを示す図である。
【符号の説明】
1…冷房装置、2…暖房装置、3…PIDコントロー
ラ、4…冷房モード制御演算部、5…暖房モード制御演
算部、6…第1の制御モード切換装置、7…第2の制御
モード切換装置、1a…冷却装置、2a…加熱装置、3
a…PIDコントローラ、4a…冷却モード制御演算
部、5a…加熱モード制御演算部、6a…第1の制御モ
ード切換装置、7a…第2の制御モード切換装置、11
…操作量信号入力部、12、12a…フィルタリング演
算部、13、13a…モード切換信号出力部、14…経
過時間測定部、15…微分時間入力部、16…フィルタ
時定数設定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 11/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御目標設定値と制御量とから制御対象
    に与える操作量を演算する制御装置に対して、2つの制
    御モードを切り換えるためのモード切換信号を出力する
    制御モード切換装置において、 制御装置から出力された操作量に対してフィルタリング
    処理を行うフィルタリング演算部と、フィルタリング処理後の操作量が表す、制御装置の制御
    能力が継続的に所定値以下となる時間を測定する経過時
    間測定部と、 経過時間測定部によって測定された経過時間が所定時間
    以上となったとき、運用中の第1の制御モードから待機
    中の第2の制御モードへ切り換えるべくモード切換信号
    を制御装置に出力するモード切換信号出力部と、 PID演算を行って操作量を決定する前記制御装置から
    PIDパラメータである微分時間を取得し、この微分時
    間を所定数倍した値を前記フィルタリング演算部のフィ
    ルタ時定数として設定するフィルタ時定数設定部 とを備
    えることを特徴とする制御モード切換装置。
  2. 【請求項2】 冷却手段と、加熱手段と、冷却手段また
    は加熱手段に与える操作量を演算する制御装置と、2つ
    の制御モードを切り換えるためのモード切換信号を制御
    装置に出力する制御モード切換装置とを有し、冷却手段
    または加熱手段の何れかを選択的に動作させて制御対象
    の温度を制御する温度制御システムにおいて、 前記制御装置は、PID演算を行って操作量を決定する
    ものであり、 前記制御モード切換装置は、制御装置から出力された操
    作量に対してフィルタリング処理を行うフィルタリング
    演算部と、 フィルタリング処理後の操作量が表す、制御装置の制御
    能力が継続的に所定値以下となる時間を測定する経過時
    間測定部と、 経過時間測定部によって測定された経過時間が所定時間
    以上となったとき、運用中の第1の制御モードから待機
    中の第2の制御モードへ切り換えるべくモード切換信号
    を制御装置に出力するモード切換信号出力部と、 前記制御装置からPIDパラメータである微分時間を取
    得し、この微分時間を所定数倍した値を前記フィルタリ
    ング演算部のフィルタ時定数として設定するフィルタ時
    定数設定部とを備えることを特徴とする温度制御システ
    ム。
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